JP2015153971A - コンデンサ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 構造の簡素化を図ることが可能なコンデンサ装置を提供すること。【解決手段】 各々がコンデンサ素子C1およびこのコンデンサ素子C1に導通する第一電極端子4Aおよび第二電極端子4Bを具備する複数のコンデンサセルコンデンサセルB1を備えるコンデンサ装置A1であって、各々が隣り合うコンデンサセルコンデンサセルB1の第一電極端子4Aに導通する複数のリード7Aおよび第二電極端子4Bに導通する複数のリード7Bを備える。【選択図】 図1

Description

本発明は、コンデンサ装置に関する。
様々な電子機器のバックアップ電源や補助電源、太陽電池をともに備えた蓄電デバイス、さらには、いわゆるハイブリッド自動車におけるモータ用電源または回生エネルギデバイスなどには、コンデンサ装置が用いられている。特に、大容量が必要とされる用途には、電気二重層コンデンサとして構成されたコンデンサ素子を各々が有する複数のコンデンサセルを備える構成が適している。
図1には、複数のコンデンサセルを備える従来のコンデンサ装置の一例が開示されている。このコンデンサ装置においては、各コンデンサセルが一対の電極端子を有している。そして、複数のコンデンサセルの所望のものの電極端子どうしを導通させる手段として、いわゆるブスバーが採用されている。このブスバーは、たとえばCuなどからなる平板状の部材である。
コンデンサ装置に比較的高い電圧を印加する場合、各々のコンデンサセルに印加される電圧が許容電圧以下であるかを監視することが好ましい。上述したコンデンサ装置において電圧監視を行う場合、電圧監視部を用意し、この電圧監視部とコンデンサセルとの間に配線基板や配線コードなどの導通経路を設ける必要がある。このため、コンデンサ装置の構造が複雑化するという問題があった。
特開2010−87269号公報
本発明は、上記した事情のもとで考え出されたものであって、構造の簡素化を図ることが可能なコンデンサ装置を提供することをその課題とする。
本発明によって提供されるコンデンサ装置は、各々がコンデンサ素子およびこのコンデンサ素子に導通する一対の電極端子を具備する複数のコンデンサセルを備えるコンデンサ装置であって、各々が隣り合う上記コンデンサセルの上記一対の電極端子の一方どうしに導通する複数のリードを備えることを特徴としている。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記複数のコンデンサセルは、各々が第一方向を厚さ方向とする扁平状であり、かつ上記第一方向に積層配置されている。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記一対の電極端子は、上記第一方向に対して直角である第二方向に離間配置されている。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記一対の電極端子は、上記第一方向および上記第二方向のいずれに対しても直角である第三方向に突出している。
本発明の好ましい実施の形態においては、互いに隣り合う3つの上記コンデンサセルにおいて、中央の上記コンデンサセルの上記一対の電極端子のうち上記第二方向一方側に位置するものは、上記第一方向一方側に位置する上記コンデンサセルの上記一対の電極端子のうち上記第二方向一方側に位置するものと導通しており、中央の上記コンデンサセルの上記一対の電極端子のうち上記第二方向他方側に位置するものは、上記第一方向他方側に位置する上記コンデンサセルの上記一対の電極端子のうち上記第二方向他方側に位置するものと導通している。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記複数のコンデンサセルは、互いに直列に接続されている。
本発明の好ましい実施の形態においては、隣り合う上記コンデンサセルの上記一対の電極端子のうち互いに導通するものどうしは、超音波溶接されている。
本発明の好ましい実施の形態においては、隣り合う上記コンデンサセルの上記一対の電極端子のうち互いに導通するものどうしの少なくとも一方と上記リードとが超音波溶接されている。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記リードは、上記電極端子と同一の材質からなる接合部を有しており、上記接合部と上記電極端子とが接合されている。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記リードは、上記接合部に対して上記コンデンサセルとは反対側に繋がり、かつ上記接合部とは異なる材質からなる先端部を有する。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記コンデンサ素子は、上記第一方向に交互に配置された複数の第一電極端子シートおよび複数の第二電極端子シートと、隣り合う上記第一電極端子シートおよび第二電極端子シートの間に各々が挟まれた複数の隔壁と、上記複数の第一電極端子シートおよび上記複数の第二電極端子シートの間に介在する電解液と、を備えることにより電気二重層コンデンサとして構成されており、上記コンデンサセルは、上記複数の第一電極シート、上記複数の第二電極シートおよび上記複数の隔壁を厚さ方向において挟む一対のシート部と、厚さ方向視において上記複数の第一電極シート、上記複数の第二電極シートおよび上記複数の隔壁を避けた位置において上記1対のシート部の端縁部が接合された端縁接合部とを有し、かつ上記コンデンサ素子を収容するシート容器を備える。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記シート容器は、上記第一方向視矩形状である。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記複数の第一電極端子シート、上記複数の第二電極端子シートおよび上記複数の隔壁は、上記第一方向視矩形状である。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記一対の電極端子は、上記シート容器の同一の辺から突出している。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記一対の電極端子と上記第二電極端子とは、上記複数の第一電極シート、上記複数の第二電極シートおよび上記複数の隔壁を挟んで上記第二方向において離間配置されている。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記第一電極シートは、第一集電極および第一分極性電極を含む。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記第一集電極は、金属からなる。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記第一分極性電極は、炭素からなる。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記第二電極シートは、第二集電極および第二分極性電極を含む。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記第二集電極は、金属からなる。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記第二分極性電極は、炭素からなる。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記一対のシート部は、互いに別体のシート材からなる。
本発明の好ましい実施の形態においては、基材および上記複数のリードに導通する配線パターンを有する基板をさらに備える。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記基板には、上記複数のリードが挿通された複数の貫通孔が形成されている。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記基板に搭載され、かつ上記複数のコンデンサセルの電圧を監視する電圧監視部を備える。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記基板に搭載され、かつ上記複数のコンデンサセルおよび上記基板の少なくともいずれかの温度を監視する温度監視部を備える。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記複数のコンデンサセルおよび上記基板を収容する筐体を備える。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記複数のコンデンサセルに導通し、かつ上記筐体から露出する一対の外部端子を備える。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記コンデンサセルは、上記シート容器内の圧力が所定圧力以上となった際に圧力を外部に開放し、かつその一部が上記1対のシート部の上記端縁部に気密状態で挟まれた圧力開放弁を備える。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記圧力開放弁は、上記シート容器の四辺のうち上記第一電極端子および上記第二電極端子が突出する辺とは異なる辺から突出している。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記シート容器において、上記第一電極端子および上記第二電極端子が突出する辺と上記圧力開放弁が突出する辺とは、互いに隣り合っている。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記圧力開放弁は、上記シート容器の四辺のうち上記第一電極端子および上記第二電極端子が突出する辺から突出している。
本発明によれば、上記複数のコンデンサセルの上記一対の電極端子のいずれが一方どうしに導通する上記複数のリードを備えている。このため、上記複数のコンデンサセルの電圧監視などを行うために上記コンデンサセルに導通接続を図る場合、上記複数のリードを用いて容易に導通経路を構築することができる。したがって、上記コンデンサ装置の構造の簡素化を図ることができる。
本発明のその他の特徴および利点は、添付図面を参照して以下に行う詳細な説明によって、より明らかとなろう。
本発明の第一実施形態に基づくコンデンサ装置を示す要部斜視図である。 図1のコンデンサ装置を示す要部正面図である。 図1のコンデンサ装置を示す要部側面図である。 図1のコンデンサ装置を示す正面図である。 図1のコンデンサ装置を示す側面図である。 図1のコンデンサ装置を示す平面図である。 図1のコンデンサ装置を示す回路図である。 図2のVIII−VIII線に沿う断面図である。 図8のコンデンサ素子を示す要部拡大断面図である。 図1のコンデンサ装置の基板を示す平面図である。 図1のコンデンサ装置を示す要部拡大断面図である。 本発明の第二実施形態に基づくコンデンサ装置のコンデンサセルを示す正面図である。 図12のXIII−XIII線に沿う断面図である。 図12のXIII−XIII線に沿う要部拡大断面図である。 図14のXV−XV線に沿う要部拡大断面図である。 図15のXVI−XVI線に沿う要部拡大断面図である。 本発明の第二実施形態に基づくコンデンサ装置のコンデンサセルの変形例を示す正面図である。
以下、本発明の好ましい実施の形態につき、図面を参照して具体的に説明する。
図1〜図7は、本発明の第一実施形態に基づくコンデンサ装置を示している。本実施形態のコンデンサ装置A1は、複数のコンデンサセルB1、複数のリード7A、複数のリード7B、基板8、電圧監視部84、温度監視部85、警報出力部86、筐体87および一対の外部端子88を備えている。
図1は、コンデンサ装置A1を示す要部斜視図である。図2は、コンデンサ装置A1を示す要部正面図である。図3は、コンデンサ装置A1を示す要部側面図である。図4は、コンデンサ装置A1を示す正面図である。図5は、コンデンサ装置A1を示す側面図である。図6は、コンデンサ装置A1を示す平面図である。図7は、コンデンサ装置A1を示す回路図である。なお、図1〜図3においては、理解の便宜上、電圧監視部84、温度監視部85、警報出力部86、筐体87および一対の外部端子88を省略している。
複数のコンデンサセルB1は、各々がx方向を厚さ方向とする扁平状であり、x方向に積層配置されている。なお、積層されたコンデンサセルB1にx方向両側から圧縮力を付与する圧縮力付与手段を採用してもよい。図8は、図2のVIII−VIII線に沿う断面図であり、図9は、要部拡大断面図である。これらの図に示すように、コンデンサセルB1は、コンデンサ素子C1、第一電極端子4A、第二電極端子4Bおよびシート容器5を具備している。コンデンサ素子C1は、複数の第一電極シート1A、複数の第二電極シート1B、複数の隔壁2および電解液3からなり、電気二重層コンデンサとして構成されている。なお、図8においては、シート容器5の内部に、隙間が存在する記載となっているが、これはシート容器5の形状や複数の第一電極シート1A、複数の第二電極シート1Bおよび複数の隔壁2などの内容物の位置関係などの理解の便宜である。実際のコンデンサセルB1においては、シート容器5内には、明瞭な隙間が意図的に設けられる必要は無く、シート容器5と上記内容物とが、互いに損傷しない程度に接している構成であってもよい。
複数の第一電極シート1A、複数の第二電極シート1Bおよび複数の隔壁2は、x方向視において互いに重なるように積層されている。複数の第一電極シート1Aおよび複数の第二電極シート1Bは、互いに交互に位置するように積層されている。複数の隔壁2は、隣り合う第一電極シート1Aおよび第二電極シート1Bの間に1枚ずつ介在するように積層されている。なお、積層方向であるx方向の最外方に位置する第一電極シート1Aまたは第二電極シート1Bの外方に保護シート(図示略)を備える構成としてもよい。
複数の第一電極シート1Aは、互いに積層されており、本実施形態においては、各々がx方向視矩形状とされている。図9に示すように、第一電極シート1Aは、第一集電極11Aおよび第一分極性電極12Aからなる。第一集電極11Aは、金属からなる薄板状部材であり、たとえばアルミからなる。第一分極性電極12Aは、たとえば活性炭の微粉末をバインダとともに混練して形成された炭素層であり、第一集電極11Aを覆っている。さらに、上記活性炭の微粉末どうしの導通性を高めるために、いわゆるカーボンナノブラックを添加しても良い。上記活性炭の微粉末は、その表面が微細な凹凸状となっており、単位体積当りの表面積が比較的大きい。
複数の第二電極シート1Bは、互いに積層されており、本実施形態においては、各々がx方向視矩形状とされている。図9に示すように、第二電極シート1Bは、第二集電極11Bおよび第二分極性電極12Bからなる。第二集電極11Bは、金属からなる薄板状部材であり、たとえばアルミからなる。第二分極性電極12Bは、たとえば活性炭の微粉末をバインダとともに混練して形成された炭素層であり、第二集電極11Bを覆っている。さらに、上記活性炭の微粉末どうしの導通性を高めるために、いわゆるカーボンナノブラックを添加しても良い。上記活性炭の微粉末は、その表面が微細な凹凸状となっており、単位体積当りの表面積が比較的大きい。
隔壁2は、複数の第一電極シート1Aおよび複数の第二電極シート1Bが互いに接触して、不当に導通することを防止するためのものである。また、隔壁2は、電解液3を通過させて、隣り合う第一電極シート1Aと第二電極シート1B間に電解液3を介在させる機能とを有するものである。本実施形態においては、隔壁2は、x方向視矩形状とされている。隔壁2の材質としては、たとえばポリオレフィンの多孔質体が挙げられる。なお、隔壁2の材質としては、ポリオレフィンの多孔質に限定されず、多孔質の絶縁体であればよい。
電解液3は、複数の第一電極シート1Aの第一分極性電極12A、複数の第二電極シート1Bの第二分極性電極12Bおよび複数の隔壁2に含浸しており、隣り合う第一電極シート1Aと第二電極シート1Bとの間に介在している。電解液3としては、たとえばTEMA(テトラエチルメチルアンモニウム)などのイオン液体が程度用いられている。
第一分極性電極12Aおよび第二分極性電極12Bと電解液3との界面に電圧が印加されると、第一分極性電極12Aおよび第二分極性電極12Bの表面に固定されている荷電イオンと第一分極性電極12Aおよび第二分極性電極12Bの表面に接した電解液3中のイオンとが、上記界面を挟んで分布した状態となり、いわゆる電気二重層が形成される。この電気二重層においては、正負のイオンどうしの距離が一分子程度の大きさとなる。したがって、電気二重層における蓄電は、その単位面積あたりの静電容量が比較的大きいという特性を有する。
第一電極端子4Aは、複数の第一電極シート1Aへの導通経路を構成するためのものであり、たとえばCuなどの金属からなる。本実施形態においては、第一電極端子4Aは、突出部41Aおよび帯状部42Aを有している。突出部41Aは、シート容器5から突出する部分であり、コンデンサセルB1をリード7Aに接続するために用いられる。図8によく表れているように、帯状部42Aは、複数の第一電極シート1Aの各々と接続されている。これにより、第一電極端子4Aと複数の第一電極シート1Aとが導通している。なお、複数の第一電極シート1Aのいずれかと第一電極端子4Aとが一体的に形成された構成であってもよい。
第二電極端子4Bは、複数の第二電極シート1Bへの導通経路を構成するためのものであり、たとえばCuなどの金属からなる。本実施形態においては、第二電極端子4Bは、突出部41Bおよび帯状部42Bを有している。突出部41Bは、シート容器5から突出する部分であり、コンデンサセルB1をリード7Bに接続するために用いられる。図4によく表れているように、帯状部42Bは、複数の第二電極シート1Bの各々と接続されている。これにより、第二電極端子4Bと複数の第二電極シート1Bとが導通している。なお、複数の第二電極シート1Bのいずれかと第二電極端子4Bとが一体的に形成された構成であってもよい。
シート容器5は、コンデンサ素子C1と、第一電極端子4Aおよび第二電極端子4Bそれぞれの一部とを気密状態で収容している。シート容器5は、一対のシート部51を備えている。一対のシート部51は、コンデンサ素子C1を、その積層方向であるx方向両側から挟んでいる。本実施形態においては、一対のシート部51は、別体のシート材からなる。このシート材の材質としては、たとえば樹脂フィルムとアルミフィルムとが積層されたラミネートシートが挙げられる。
シート容器5は、x方向視矩形状であり、辺52、一対の辺53および辺54を有している。本実施形態においては、辺52から第一電極端子4Aの突出部41Aおよび第二電極端子4Bの突出部41Bが突出している。より具体的には、第一電極端子4Aの突出部41Aと第二電極端子4Bの突出部41Bとは、y方向に離間しており、z方向に向かって突出している。一対の辺53は、辺52に隣接しており、互いに反対側に位置している。辺54は、辺52と反対側に位置している。
一対のシート部51の端縁部は、互いに接合されており、これにより端縁接合部55が形成されている。端縁接合部55は、シート容器5の外部に対して気密状態にシート容器5の内部を気密状態に保つ機能を果たす。一対のシート部51の端縁部どうしの接合は、たとえば熱圧着あるいは接着剤を用いた接合などが適宜採用される。本実施形態においては、端縁接合部55は、辺52、一対の辺53および辺54に沿った略矩形環状である。なお、図1においては、理解の便宜上、端縁接合部55に複数の離散点からなるハッチングを施している。
本実施形態においては、帯状部42Aと帯状部42Bとは、複数の第一電極シート1A、複数の第二電極シート1Bおよび複数の隔壁2を挟んで、y方向に互いに離間して配置されており、それぞれがz方向に延びている。また、帯状部42Aと帯状部42Bとは、複数の第一電極シート1A、複数の第二電極シート1Bおよび複数の隔壁2と端縁接合部55との間に配置されている。
本実施形態においては、図1および図2に示すように、複数のコンデンサセルB1の第一電極端子4Aが、いずれも図中y方向左方に位置しており、第二電極端子4Bがいずれも図中y方向右方に位置している。これは、複数のリード7Aおよびリード7Bを用いた複数のコンデンサセルB1の導通形態を説明するための便宜であり、第一電極端子4Aおよび第二電極端子4B自体が、正極または負極に原理的に帰属することを意味するものではない。
複数のコンデンサセルB1のうち互いに隣り合う3つのコンデンサセルB1においては、中央のコンデンサセルB1の第一電極端子4Aは、x方向一方側に位置するコンデンサセルB1の第一電極端子4Aと導通している。また、上記中央のコンデンサセルB1の第二電極端子4Bは、x方向他方側に位置するコンデンサセルB1の第二電極端子4Bと導通している。
隣り合うコンデンサセルB1の互いに導通する第一電極端子4Aは、リード7Aに導通している。また、隣り合うコンデンサセルB1の互いに導通する第二電極端子4Bは、リード7Bに導通している。図11は、隣り合うコンデンサセルB1の第一電極端子4Aがリード7Aに結合されている部分を示す要部拡大断面図である。なお、第二電極端子4Bがリード7Bに結合されている部分およびリード7Bの構成も、同図と同様であり説明を省略する。同図に示すように。リード7Aは、接合部71および先端部72を有している。接合部71は、第一電極端子4Aの突出部41Aと接合される部分である。本実施形態においては、接合部71は第一電極端子4Aと同じ材質からなり、Cuによって形成されている。先端部72は、接合部71に対してコンデンサセルB1とは反対側に繋がり、かつ接合部71とは異なる材質からなる。本実施形態においては、先端部72は、ステンレスからなる。接合部71と先端部72とは、たとえば異種金属接合を行うことによって形成されている。先端部72は、たとえば棒状である。接合部71は、図2に示すように、先端部72よりもy方向寸法が大である扁平状部分とされている。
図11に示すように、本実施形態においては、隣り合うコンデンサセルB1の第一電極端子4Aの突出部41Aどうしが接しており、これらの一方とリード7Aの接合部71とが接している。そして、これらの2つの第一電極端子4Aと接合部71とがたとえば超音波溶接によって一体的に接合されている。なお、超音波溶接は、2つの第一電極端子4Aと接合部71とを接合するための手段の一例であり、特に限定されない。また、2つの第一電極端子4Aの突出部41Aの間にリード7Aを挟む態様で、これらを接合してもよい。以上に説明した構成と同様の手法により、隣り合うコンデンサセルB1の第二電極端子4Bどうしとリード7Bとが接合されている。
複数のコンデンサセルB1が上述した接続形態とされることにより、コンデンサ装置A1は、図7に示す回路を構成している。同図に示すように、コンデンサ装置A1においては、各々が電気二重層コンデンサとして構成された複数のコンデンサ素子C1が、複数の第一電極端子4A、複数の第二電極端子4B、複数のリード7Aおよび複数のリード7Bを介して互いに直列に接続されている。
図1〜図3に示すように、基板8は、複数のコンデンサセルB1のシート容器5に対してz方向上方に離間配置されている。図11に示すように、基板8は、基材81および配線パターン82からなる。基材81は、たとえばガラスエポキシ樹脂などの絶縁材料からなる板部材である。配線パターン82は、Cuなどの金属からなり、基板8の導通経路を構成している。図10は、基板8を示す平面図である。同図に示すように、基板8は、複数の貫通孔83Aおよび複数の貫通孔83Bを有している。複数の貫通孔83Aは、x方向に沿って一列に等ピッチで配置されている。複数の貫通孔83Bは、x方向に沿って一列に等ピッチで配置されている。複数の貫通孔83Aと複数の貫通孔83Bとは、y方向に離間配置されている。
図11に示すように、貫通孔83Aには、図中z方向下方から上方へとリード7Aの先端部72が挿通されている。貫通孔83Aの周辺には、配線パターン82の一部が形成されている。先端部72のうち基板8から図中z方向上方に突出する部分と図示された配線パターン82とは、例えばはんだ82aによって接合されており互いに導通している。これと同様に、貫通孔83Bには、図中z方向下方から上方へとリード7Bの先端部72が挿通されている。貫通孔83Bの周辺には、配線パターン82の一部が形成されている。リード7Bの先端部72のうち基板8から図中z方向上方に突出する部分と配線パターン82とは、例えばはんだによって接合されており互いに導通している。
図10に示すように、基板8には、電圧監視部84、温度監視部85および警報出力部86が搭載されている。電圧監視部84は、複数のコンデンサセルB1の各々に印加された電圧を監視するものである。各コンデンサセルB1のリード7Aおよびリード7Bは、配線パターン82によって形成された所定の導通経路によって、電圧監視部84に接続されている。そして、電圧監視部84は、各コンデンサセルB1に印加された電圧を計測可能となっている。コンデンサセルB1に印加された電圧が、所定の電圧を超えていると判断された場合、電圧監視部84は、電圧警告信号を警報出力部86へと出力する。
温度監視部85は、複数のコンデンサセルB1および基板8の少なくともいずれかの温度を監視するものである。たとえば、基板8の適所に1つまたは複数の温度計測素子(図示略)が設置されている。この温度計測素子としては、たとえばサーミスタや熱電対などが適宜用いられる。これらの温度計測素子によって計測された温度のいずれかが所定の温度を超えていると判断された場合、温度監視部85は、温度警告信号を86へと出力する。
警報出力部86は、電圧監視部84から受けた電圧警告信号および温度監視部85から受けた温度警告信号をコンデンサ装置A1外へと出力する機能を果たすものであり、各種インターフェースを具備して構成されている。なお、電圧監視部84および温度監視部85が、警報出力部86の機能をそれぞれ具備した構成であってもよい。
図4〜図6に示すように、複数のコンデンサセルB1、複数のリード7A、複数のリード7Bおよび基板8は、筐体87に収容されている。筐体87は、たとえば放熱促進のための複数の排熱孔が設けられた金属板からなる。また、絶縁を目的として、全体または一部を樹脂などによって形成してもよい。本実施形態においては、一対の外部端子88が設けられた部分が樹脂などの絶縁材料によって構成されている。
一対の外部端子88は、複数のコンデンサセルB1と導通しており、一部ずつが筐体87から露出している。一対の外部端子88は、図10に示す基板8の配線パターン82の一部ずつに対してたとえば配線ケーブル(図示略)を介して導通している。これにより、一対の外部端子88は、図7に示すように、互いに直列に接続された複数のコンデンサ素子C1の両端に配置されており、一方が正極端子として使用され、他方が負極端子として使用される。
次に、コンデンサ装置A1の作用について説明する。
本実施形態によれば、複数のコンデンサセルB1の第一電極端子4Aおよび第二電極端子4Bに導通する複数のリード7Aおよび複数のリード7Bを備えている。このため、複数のコンデンサセルB1の電圧監視などを行うためにコンデンサセルB1に導通接続を図る場合、リード7Aおよびリード7Bを用いて容易に導通経路を構築することができる。したがって、コンデンサ装置A1の構造の簡素化を図ることができる。
複数のコンデンサセルB1が扁平状であり、x方向に積層されていることにより、A1全体をコンパクトとすることができる。第一電極端子4Aおよび第二電極端子4Bがy方向に離間配置されていることにより、互いに積層されたコンデンサセルB1において、隣り合う第一電極端子4Aどうし、または隣り合う第二電極端子4Bどうしを近接して配置することができる。第一電極端子4Aおよび第二電極端子4Bがz方向に突出していることにより、シート容器5を避けてこれらの導通を図ることができる。
図7から理解されるように、複数のリード7Aおよび複数のリード7Bを用いて複数のコンデンサセルB1の第一電極端子4Aおよび第二電極端子4Bを千鳥状に接続することにより、複数のコンデンサセルB1を合理的に直列接続することができる。
2つの第一電極端子4Aおよびリード7Aの接合と、2つの第二電極端子4Bおよびリード7Bの接合とを、超音波溶接を用いて行うことにより、過度に大規模な接合設備を用いること無くこれらを確実に接合することができる。
リード7Aおよびリード7Bが、第一電極端子4Aおよび第二電極端子4Bと同一の材質からなる接合部71を有することにより、リード7Aと第一電極端子4Aとの接合およびリード7Bと第二電極端子4Bとをより確実かつ強固に接合することができる。
リード7Aおよびリード7Bが、接合部71とは異なる材質からなる先端部72を有することにより、接合部71における接合を確実化しつつ、接合部71と基板8との導通接続の確実化や腐食の抑制を図ることができる。
図12〜図16は、本発明の他の実施形態を示している。なお、これらの図において、上記実施形態と同一または類似の要素には、上記実施形態と同一の符号を付している。
図12〜図16は、本発明の第二実施形態に基づくコンデンサ装置に用いられるコンデンサセルを示している。本実施形態のコンデンサセルB2は、圧力開放弁6を備えている点が、上述した実施形態と異なっている。
圧力開放弁6は、シート容器5の内圧が所定の圧力以上となった場合に、シート容器5内の気体を外部に放出することにより、内圧の過度な上昇を防ぐためのものである。圧力開放弁6は、一対のシート部51の端縁部に挟まれている。本実施形態においては、端縁接合部55のうち辺53に沿って延びる部分が途切れた構成とされており、圧力開放弁6は、この途切れた部分にあたる一対のシート部51の端縁部に挟まれている。
本実施形態においては、圧力開放弁6は、本体61、ばね64およびボール65を具備して構成されている。本体61は、樹脂あるいは金属からなり、本実施形態においては、全体が一体的に形成されている。本体61は、貫通孔66および一対のひれ部61aを有している。
貫通孔66は、シート容器5の内部と外部とに通じており、シート容器5内の気体を放出する経路である。図14および図15に示すように、本実施形態においては、貫通孔66は、ボール収容部66a、くびれ部66bおよび拡幅部66cを有している。ボール収容部66aは、シート容器5の外部側に位置しており、ボール65を収容している。くびれ部66bは、ボール収容部66aに対してシート容器5内部側に位置しており、ボール収容部66aよりも断面積が小となっている。拡幅部66cは、くびれ部66bよりもシート容器5内部側に位置しており、一対のシート部51の面内方向に沿う幅方向寸法、すなわち辺53に沿うz方向寸法がくびれ部66bよりも大である。より具体的には、図16に示すように、断面形状がごく扁平とされている。また、拡幅部66cの断面積は、くびれ部66bよりも大である。
一対のひれ部61aは、本体61のうち一対のシート部51に挟まれた部分に設けられており、貫通孔66の拡幅部66cの幅方向(z方向)両側に位置している。各ひれ部61aは、拡幅部66cから幅方向に離間するほど厚さが小となっている。また、本実施形態においては、本体61のうちひれ部61aが形成された部分は、辺53と直角であるy方向において、断面形状が一定であり、たとえば幅寸法が一定である。本体61のうち一対のひれ部61aが形成された部分は、一対のシート部51の端縁部と気密状態で接合されている。この接合は、熱溶着あるいは接着剤を用いた接合によってなされている。
本実施形態においては、本体61のうちシート容器5内に位置する部分が、x方向視において帯状部42Aと重なる構成とされている。なお、コンデンサセルB2において、圧力開放弁6を反対側に設ける場合、本体61が帯状部42Bと重なる構成となる。
ばね64は、シート容器5の内圧が所定圧力未満の場合には、ボール65を閉状態におき、シート容器5の内圧が所定圧力以上の場合に、ボール65を開状態に置くための弾性力を発揮するものである。ばね64は、たとえば、本体61の外部側端に設けられた係止部によって、外部に移動することが阻止されている。ばね64は、弾性体の一例である。
ボール65は、弁体の一例であり、シート容器5を気密状態に保つ閉状態と、シート容器5の内部から気体が放出されることを許容する開状態とをとる。具体的には、ばね64によって貫通孔66のくびれ部66bに押し付けられている状態が閉状態であり、ばね64がシート容器5の内圧によって圧縮されることによりくびれ部66bから離間した状態が開状態である。
なお、ばね64およびボール65は、圧力開放弁6が圧力開放の機能を果たすための具体的構成の一例に過ぎない。圧力開放弁6の構成は、シート容器5の内圧が所定圧力以上となった場合に、シート容器5内の気体を適切に放出可能な構成であれば種々の構成を採用できる。
このような実施形態によっても、コンデンサセルB2を用いたコンデンサ装置の構造の簡素化を図ることができる。また、圧力開放弁6は、一対のシート部51の端縁部によって挟まれた配置とされている。このような配置においては、圧力開放弁6と一対のシート部51の端縁部との接合面積をより大きく確保することが可能である。これにより、圧力開放弁6とシート容器5との気密性を高めることができる。また、圧力開放弁6は、シート容器5の面内方向に沿って突出している。これによりシート容器5の内部と外部とに通ずる方向において圧力開放弁6のサイズが大きくなっても、コンデンサセルB2の厚さは厚くならない。このため、圧力開放弁6の弁機能を果たす構造により大きなスペースを与えることが可能であり、長期間にわたって確実に弁機能を発揮させ続けることができる。したがって、より長期間にわたってより確実にコンデンサセルB2の内圧上昇を回避することができる。
第一電極端子4Aおよび第二電極端子4Bが辺52から同一方向に突出しており、圧力開放弁6は、辺53から突出しており、第一電極端子4Aおよび第二電極端子4Bとは異なる方向に突出している。これにより、圧力開放弁6から気体が放出されても、この気体が基板8に向かうことを防止することができる。
圧力開放弁6は、第一電極端子4Aの帯状部42Aと重なる配置とされている。これにより、圧力開放弁6によって一対のシート部51の双方が不当に傷つけられてしまうことを防止することができる。また、圧力開放弁6の貫通孔66のシート容器5内部側の開口がシート部51によって塞がれることを抑制する効果が期待できる。
本体61の貫通孔66が拡幅部66cを有することにより、本体61のうち一対のシート部51に挟まれた部分を比較的扁平な形状とすることができる。これにより、本体61と一対のシート部51の端縁部とをより確実に接合することができる。また、本体61に一対のひれ部61aを設けることにより、本体61の幅方向端部において、本体61の端部と一対のシート部51の端縁部との3つの部材が接する部分をより確実に気密性高く接合することができる。
図17は、コンデンサセルB2の変形例を示している。本変形例においては、圧力開放弁6が設けられた位置が、上述した例と異なっている。圧力開放弁6は、辺52から突出している。また、圧力開放弁6の突出方向は、第一電極端子4Aおよび第二電極端子4Bと平行であり、z方向上方である。このような変形例の場合、基板8のz方向下面を含む領域に、保護層を設けておくことが好ましい。この保護層は、圧力開放弁6から気体が放出された際に、基板8が意図せず損傷してしまうことを防止する機能を果たす。また、コンデンサセルB2が図1に示すコンデンサセルB1と同様の形態でコンデンサ装置に適用された場合、圧力開放弁6は、コンデンサ素子Cに対して鉛直方向上方に位置する。このため、圧力開放弁6から気体が放出される際に、電解液3が放出されてしまうことを回避することが可能である。
本発明に係るコンデンサ装置は、上述した実施形態に限定されるものではない。本発明に係るコンデンサ装置の各部の具体的な構成は、種々に設計変更自在である。
A1 コンデンサ装置
B1,B2 コンデンサセル
C1 コンデンサ素子
1A 第一電極シート
11A 第一集電極
12A 第一分極性電極
1B 第二電極シート
11B 第二集電極
12B 第二分極性電極
2 隔壁
3 電解液
4A 第一電極端子
41A 突出部
42A 帯状部
4B 第二電極端子
41B 突出部
42B 帯状部
5 シート容器
51 シート部
52 辺
53 辺
54 辺
55 端縁接合部
6 圧力開放弁
61 本体
61a ひれ部
64 ばね
65 ボール
66 貫通孔
66a ボール収容部
66b くびれ部
66c 拡幅部
7A,7B リード
71 接合部
72 先端部
8 基板
81 基材
82 配線パターン
83A 貫通孔
83B 貫通孔
84 電圧監視部
85 温度監視部
86 警報出力部
87 筐体
88 外部端子

Claims (32)

  1. 各々がコンデンサ素子およびこのコンデンサ素子に導通する一対の電極端子を具備する複数のコンデンサセルを備えるコンデンサ装置であって、
    各々が隣り合う上記コンデンサセルの上記一対の電極端子の一方どうしに導通する複数のリードを備えることを特徴とする、コンデンサ装置。
  2. 上記複数のコンデンサセルは、各々が第一方向を厚さ方向とする扁平状であり、かつ上記第一方向に積層配置されている、請求項1に記載のコンデンサ装置。
  3. 上記一対の電極端子は、上記第一方向に対して直角である第二方向に離間配置されている、請求項2に記載のコンデンサ装置。
  4. 上記一対の電極端子は、上記第一方向および上記第二方向のいずれに対しても直角である第三方向に突出している、請求項3に記載のコンデンサ装置。
  5. 互いに隣り合う3つの上記コンデンサセルにおいて、
    中央の上記コンデンサセルの上記一対の電極端子のうち上記第二方向一方側に位置するものは、上記第一方向一方側に位置する上記コンデンサセルの上記一対の電極端子のうち上記第二方向一方側に位置するものと導通しており、
    中央の上記コンデンサセルの上記一対の電極端子のうち上記第二方向他方側に位置するものは、上記第一方向他方側に位置する上記コンデンサセルの上記一対の電極端子のうち上記第二方向他方側に位置するものと導通している、請求項4に記載のコンデンサ装置。
  6. 上記複数のコンデンサセルは、互いに直列に接続されている、請求項5に記載のコンデンサ装置。
  7. 隣り合う上記コンデンサセルの上記一対の電極端子のうち互いに導通するものどうしは、超音波溶接されている、請求項5または6に記載のコンデンサ装置。
  8. 隣り合う上記コンデンサセルの上記一対の電極端子のうち互いに導通するものどうしの少なくとも一方と上記リードとが超音波溶接されている、請求項7に記載のコンデンサ装置。
  9. 上記リードは、上記電極端子と同一の材質からなる接合部を有しており、
    上記接合部と上記電極端子とが接合されている、請求項8に記載のコンデンサ装置。
  10. 上記リードは、上記接合部に対して上記コンデンサセルとは反対側に繋がり、かつ上記接合部とは異なる材質からなる先端部を有する、請求項9に記載のコンデンサ装置。
  11. 上記コンデンサ素子は、上記第一方向に交互に配置された複数の第一電極端子シートおよび複数の第二電極端子シートと、隣り合う上記第一電極端子シートおよび第二電極端子シートの間に各々が挟まれた複数の隔壁と、上記複数の第一電極端子シートおよび上記複数の第二電極端子シートの間に介在する電解液と、を備えることにより電気二重層コンデンサとして構成されており、
    上記コンデンサセルは、上記複数の第一電極シート、上記複数の第二電極シートおよび上記複数の隔壁を厚さ方向において挟む一対のシート部と、厚さ方向視において上記複数の第一電極シート、上記複数の第二電極シートおよび上記複数の隔壁を避けた位置において上記1対のシート部の端縁部が接合された端縁接合部とを有し、かつ上記コンデンサ素子を収容するシート容器を備える、請求項4ないし10のいずれかに記載のコンデンサ装置。
  12. 上記シート容器は、上記第一方向視矩形状である、請求項11に記載のコンデンサ装置。
  13. 上記複数の第一電極端子シート、上記複数の第二電極端子シートおよび上記複数の隔壁は、上記第一方向視矩形状である、請求項12に記載のコンデンサ装置。
  14. 上記一対の電極端子は、上記シート容器の同一の辺から突出している、請求項13に記載のコンデンサ装置。
  15. 上記一対の電極端子と上記第二電極端子とは、上記複数の第一電極シート、上記複数の第二電極シートおよび上記複数の隔壁を挟んで上記第二方向において離間配置されている、請求項14に記載のコンデンサ装置。
  16. 上記第一電極シートは、第一集電極および第一分極性電極を含む、請求項11ないし15のいずれかに記載のコンデンサ装置。
  17. 上記第一集電極は、金属からなる、請求項16に記載のコンデンサ装置。
  18. 上記第一分極性電極は、炭素からなる、請求項16または17に記載のコンデンサ装置。
  19. 上記第二電極シートは、第二集電極および第二分極性電極を含む、請求項11ないし18のいずれかに記載のコンデンサ装置。
  20. 上記第二集電極は、金属からなる、請求項19に記載のコンデンサ装置。
  21. 上記第二分極性電極は、炭素からなる、請求項19または20に記載のコンデンサ装置。
  22. 上記一対のシート部は、互いに別体のシート材からなる、請求項11ないし21のいずれかに記載のコンデンサ装置。
  23. 基材および上記複数のリードに導通する配線パターンを有する基板をさらに備える、請求項1ないし22のいずれかに記載のコンデンサ装置。
  24. 上記基板には、上記複数のリードが挿通された複数の貫通孔が形成されている、請求項23に記載のコンデンサ装置。
  25. 上記基板に搭載され、かつ上記複数のコンデンサセルの電圧を監視する電圧監視部を備える、請求項23または24に記載のコンデンサ装置。
  26. 上記基板に搭載され、かつ上記複数のコンデンサセルおよび上記基板の少なくともいずれかの温度を監視する温度監視部を備える、請求項23ないし25のいずれかに記載のコンデンサ装置。
  27. 上記複数のコンデンサセルおよび上記基板を収容する筐体を備える、請求項23ないし26のいずれかに記載のコンデンサ装置。
  28. 上記複数のコンデンサセルに導通し、かつ上記筐体から露出する一対の外部端子を備える、請求項27に記載のコンデンサ装置。
  29. 上記コンデンサセルは、上記シート容器内の圧力が所定圧力以上となった際に圧力を外部に開放し、かつその一部が上記1対のシート部の上記端縁部に気密状態で挟まれた圧力開放弁を備える、請求項14または15に記載のコンデンサ装置。
  30. 上記圧力開放弁は、上記シート容器の四辺のうち上記第一電極端子および上記第二電極端子が突出する辺とは異なる辺から突出している、請求項29に記載のコンデンサ装置。
  31. 上記シート容器において、上記第一電極端子および上記第二電極端子が突出する辺と上記圧力開放弁が突出する辺とは、互いに隣り合っている、請求項30に記載のコンデンサ装置。
  32. 上記圧力開放弁は、上記シート容器の四辺のうち上記第一電極端子および上記第二電極端子が突出する辺から突出している、請求項29に記載のコンデンサ装置。
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