JP2015153608A - 透明電極フィルムの製造方法およびレーザー加工機 - Google Patents

透明電極フィルムの製造方法およびレーザー加工機 Download PDF

Info

Publication number
JP2015153608A
JP2015153608A JP2014026350A JP2014026350A JP2015153608A JP 2015153608 A JP2015153608 A JP 2015153608A JP 2014026350 A JP2014026350 A JP 2014026350A JP 2014026350 A JP2014026350 A JP 2014026350A JP 2015153608 A JP2015153608 A JP 2015153608A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
laser beam
transparent electrode
film
laser
electrode film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014026350A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6576019B2 (ja
Inventor
鈴木 正美
Masami Suzuki
正美 鈴木
森 富士男
Fujio Mori
富士男 森
健司 今井
Kenji Imai
健司 今井
浩孝 嶋
Hirotaka Shima
浩孝 嶋
清次 中嶋
Seiji Nakajima
清次 中嶋
則男 西
Norio Nishi
則男 西
松本 潤一
Junichi Matsumoto
潤一 松本
裕紀 糊田
Yuki Norita
裕紀 糊田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissha Printing Co Ltd
Kataoka Corp
Original Assignee
Nissha Printing Co Ltd
Kataoka Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissha Printing Co Ltd, Kataoka Corp filed Critical Nissha Printing Co Ltd
Priority to JP2014026350A priority Critical patent/JP6576019B2/ja
Publication of JP2015153608A publication Critical patent/JP2015153608A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6576019B2 publication Critical patent/JP6576019B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Laser Beam Processing (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Non-Insulated Conductors (AREA)
  • Manufacturing Of Electric Cables (AREA)

Abstract

【課題】レーザー光線の移動速度に応じてレーザー光線のエネルギー量が可変するようにすること等で、従来の環状オレフィン系フィルムやポリエステルフィルムなどを基材フィルムとする透明電極フィルムに対しても適用できる透明電極のパターニング方法を提供する。【解決手段】基材フィルム10上に透明電極20が形成された透明電極フィルムの製造方法であって、透明電極20は透明導電膜21にレーザー光線1を照射してパターニングされ、レーザー光線1の移動速度に応じてレーザー光線のエネルギー量が可変されて透明電極20がパターニングされる。【選択図】図1

Description

本発明は、主として静電容量式タッチセンサに用いる透明電極フィルム及び透明電極フィルムの製造方法に関し、特にレーザーパターニングによる透明電極等の加工技術に関する。
スマートフォン等のIT機器においては、これらのディスプレイに入力手段を兼ね備えるためのタッチセンサが広く用いられている。その代表的なタッチセンサは静電容量式タッチセンサであり、主として2枚の透明電極フィルムが使用され、それぞれの片面にストライプ状に透明電極が絶縁層を介して直交するように積層して構成される。そして、近年は該タッチセンサ用の透明電極フィルムとして、引用文献1に示されるようなレーザーにより透明電極をパターニングする方法が注目されている。
特開2012−174578号公報
しかし、前記透明電極フィルムの透明電極は本質的にレーザーのエネルギー吸収率が低い。このため透明電極のパターニングに際してはレーザー強度を高くして加工を行う必要があるが、レーザー強度を高くして加工すればする程、基材フィルムがレーザーによる熱の影響を受けて損傷・変形・融解・変色等し易くなる。その結果、歪みが生じ視認性やセンシング性能の劣化が問題になる。
さらに近年は、市場におけるLCD等のディスプレイの高精細化の動向に伴い、当該ディスプレイに装着されるタッチセンサについて精密化・高精細化の要求がされている。そのためには前記透明電極を高精細で形成し、且つ、各基材フィルム毎の透明電極を互いに精度良くアライメントする必要があるが、それに伴って上記のレーザーによる熱の影響の問題はより大きくなっている。
引用文献1の発明では、ノルボルネンとエチレンからなる環状オレフィン共重合ポリマーフィルムを用い、その中でも耐熱性が高くなる共重合比率のフィルムを基材フィルムとして使用することによって上記の問題を解決しようとしているが、該基材フィルムは従来の環状オレフィン系フィルムなどに比べて成形流動性が悪くゲルが発生しやすい性質を有するため、どうしても低品質な基材フィルムにならざるを得なかった。したがって、精密化・高精細化の要求が高いハイグレードなIT機器のタッチセンサ用透明電極フィルムには適用できない問題があった。
本発明は上記問題に鑑み、レーザー光線の移動速度に応じてレーザー光線のエネルギー量が可変するようにすること等で、従来の環状オレフィン系フィルムやポリエステルフィルムなどを基材フィルムとする透明電極フィルムに対しても適用できる透明電極のパターニング方法を提供することを目的とする。
本発明の第一の特徴構成は、基材フィルム上に透明電極が形成された透明電極フィルムの製造方法であって、該透明電極は透明導電膜にレーザー光線を照射してパターニングされ、該レーザー光線の移動速度に応じてレーザー光線のエネルギー量が可変されて該透明電極がパターニングされることを特徴とする透明電極フィルムの製造方法である。
本発明の第二の特徴構成は、基材フィルム上に透明電極が形成され、該透明電極の外枠額縁部に引き回し回路が形成された透明電極フィルムの製造方法であって、該引き回し回路はレーザー光線を照射してパターニングされ、該レーザー光線の移動速度に応じてレーザー光線のエネルギー量が可変されて該引き回し回路がパターニングされることを特徴とする透明電極フィルムの製造方法である。
本発明の第三の特徴構成は、前記レーザー光線の移動速度とレーザー光線のエネルギー量とが略比例関係にあることを特徴とする透明電極フィルムの製造方法である。
本発明の第四の特徴構成は、レーザー光線の加工幅半径を調節することにより、レーザー光線の移動速度に応じてレーザー光線のエネルギー量が可変されることを特徴とする透明電極フィルムの製造方法である。
本発明の第五の特徴構成は、レーザー発振器に付随するコントローラに指令する制御値、レーザー強度スタビライザに指令する制御値、レーザー発振器と加工ノズルとの間に介在する光学系に設けた減衰器に指令する制御値のいずれかの制御値を調節することにより、レーザー光線の移動速度に応じてレーザー光線のエネルギー量が可変されることを特徴とする透明電極フィルムの製造方法である。
本発明の第六の特徴構成は、前記透明電極フィルムの製造方法に用いるレーザー加工機であって、レーザー光線の移動手段が加工ノズルの移動またはガルバノスキャナによることを特徴とするレーザー加工機である。
本発明の第七の特徴構成は、前記透明電極フィルムの製造方法によって製造された透明電極フィルムであって、透明電極が金属酸化物からなる透明導電膜、極細線の導体繊維を含有させた透明導電膜、目視で確認できない程度の細線からなる透明導電膜、有機物からなる透明導電膜のいずれかから構成される透明電極フィルムである。
本発明の第一の特徴構成によると、本発明の透明電極フィルムの製造方法は、レーザー光線の移動速度に応じてレーザー光線のエネルギー量が可変されて該透明電極がパターニングされることを特徴とする。したがって、パターニングの際にレーザー光線の移動速度が変化しても、基材フィルムに加わるレーザー光線のエネルギー量は適正に保つことができるので該レーザー光線による熱の影響を受けることは殆どなく、従来の基材フィルムからなる透明電極フィルムの透明電極に対してもレーザーによるパターニングが可能となる効果がある。
本発明の第二の特徴構成によると、基材フィルム上に透明電極が形成され、該透明電極の外枠額縁部に引き回し回路が形成された透明電極フィルムの製造方法であって、該引き回し回路はレーザー光線を照射してパターニングされ、該レーザー光線の移動速度に応じてレーザー光線のエネルギー量が可変されて該引き回し回路がパターニングされることを特徴とする。したがって、パターニングの際にレーザー光線の移動速度が変化しても、基材フィルムに加わるレーザー光線のエネルギー量は適正に保つことができるので該レーザー光線による熱の影響を受けることは殆どなく、レーザー光線による高精細な引き回し回路のパターニングが生産性よく可能となる効果がある。
本発明の第三の特徴構成によると、前記レーザー光線の移動速度とレーザー光線のエネルギー量とが略比例関係にあることを特徴とする。したがって、レーザー照射機の移動速度が遅い場合に起こりやすい基体シートの熱による破損・変形を防止でき、レーザー照射機の移動速度が速い場合に起こりやすい透明電極のパターニング不良を防止できる効果がある。
本発明の第四の特徴構成によると、本発明の透明電極フィルムの製造方法は、レーザー発振器に付随するコントローラに指令する制御値、レーザー強度スタビライザに指令する制御値、レーザー発振器と加工ノズルとの間に介在する光学系に設けた減衰器に指令する制御値のいずれかの制御値を調節することにより、レーザー光線の移動速度に応じたレーザー光線のエネルギー量が可変されることを特徴とする。したがって、所定の適正な制御値に設定さえされていればレーザー光線の移動速度に応じてレーザー光線のエネルギー量が可変されるので、容易にレーザーによるパターニングが可能となる効果がある。
本発明の第五の特徴構成によると、本発明の透明電極フィルムの製造方法は、レーザー光線の加工幅半径を調節することにより、レーザー光線の移動速度に応じたレーザー光線のエネルギー量が可変されることを特徴とする。したがって、適切なレーザー光線の加工幅半径に調節さえすれば、レーザー光線の移動速度に応じてレーザー光線のエネルギー量が可変されるので、容易にレーザーによるパターニングが可能となる効果がある。
本発明の第六の特徴構成によると、本発明のレーザー加工機は、前記透明電極フィルムの製造方法に用いるレーザー加工機であって、レーザー光線の移動手段が加工ノズルの移動またはガルバノスキャナによることを特徴とする。したがって、二次元方向にも移動が可能であり、かつその移動速度を精度よく制御して可変することも可能であるため、レーザー光線の移動速度とレーザー光線のエネルギー量とが略比例関係になるようにすることを容易にできる効果がある。
本発明の第七の特徴構成によると、本発明の透明電極フィルムは、本発明の透明電極フィルムは、前記透明電極フィルムの製造方法によって製造された透明電極フィルムであって、透明電極が金属酸化物からなる透明導電膜、極細線の導体繊維を含有させた透明導電膜、目視で確認できない程度の細線からなる透明導電膜、有機物からなる透明導電膜のいずれかから構成される。したがって、高精細な透明電極からなりセンシング感度の優れた透明電極フィルムが得られる効果がある。
以下、本発明に係る透明電極フィルムの製造方法の実施形態を図面に基づいて説明する。本発明の透明電極フィルム100は、基材フィルム10上に透明電極20が形成され、該透明電極20は透明導電膜21にレーザー光線1を照射してパターニングされている(図1)。そして該レーザー光線1は移動速度に応じてエネルギー量が可変されていることを特徴とする(図2、図3)。
基材フィルム10は、従来から用いられている材質のフィルムでよく、熱可塑性樹脂、熱や紫外線や電子線や放射線などで硬化する硬化性樹脂のほか、ガラス、セラミックス、無機材などの材質からなる。熱可塑性樹脂としてはポリエチレン、ポリプロピレン、環状ポリオレフィン等のオレフィン系樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリメチルメタクリレート、ポリスチレン等のビニル系樹脂、ニトロセルロース、トリアセチルセルロース等のセルロース系樹脂、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレート、ポリジメチルシクロヘキサンテレフタレート、芳香族ポリエステル等のエステル系樹脂、ABS樹脂、これらの樹脂の共重合体樹脂、これらの樹脂の混合樹脂が挙げられる。硬化性樹脂としては、例えばエポキシ樹脂、ポリイミド樹脂が挙げられる。そして、これらの樹脂等は単独の材質であってもよいし、アロイや複層品であってもよい。
また、基材フィルム10の厚みはとくに制限はなく、適宜設定するとよい。好ましい厚みは0.15〜0.3mmである。0.15mmより薄いと剛性が不足して加工がしづらくなり、0.3mmより厚いと重量が重くなりかさばるからである。基材フィルム10の製造方法としては、通常押出法、溶融押出法、カレンダー法、キャスト法などが挙げられる。
また、基材フィルム10は直線偏光フィルムや位相差フィルムなどの偏光フィルムであってもよい。偏光フィルムの例としては、芯材のポリビニルアルコール層にヨウ素等を吸着させ、その両面にアセチルセルロース層が形成され、防汚や光漏れ抑制などの加工をしたフィルムが挙げられる。
透明電極20は、透明導電膜21にレーザー光線1を照射して不要な透明導電膜21をアブレーション(レーザー光線のエネルギーを受けた膜の材料が急激に蒸発気化する現象)して形成される(図1)。透明導電膜21としては、金属酸化物からなる透明導電膜、極細線の導体繊維を含有させた透明導電膜、目視で確認できない程度の細線からなる透明導電膜、有機物からなる透明導電膜透明導電膜などが挙げられる。
金属酸化物からなる透明導電膜21の例としては、酸化錫、酸化インジウム、酸化アンチモン、酸化亜鉛、酸化カドミウム、インジウムスズ酸化物(ITO)などからなる透明導電膜が挙げられる。製膜方法としては、DCマグネトロンスパッタ法、RFスパッタ法、パルススパッタ法などの種々のスパッタリング法のほか、真空蒸着法、イオンプレーティング法、鍍金法などが挙げられる。また、溶媒に溶解または分散させて液体状態にし、スプレーやディップコーティングした後に溶媒を飛散させて形成する方法でも構わない。厚みは10〜800nm程度とするのが好ましい。
極細線の導体繊維を含有させた透明導電膜21の例としては、銅、白金、金、銀、ニッケル等からなる金属ナノワイヤやシリコンナノワイヤ、カーボンナノチューブを含有させた透明導電膜が挙げられる。光学特性および電気特性の観点から該極細線の導体繊維の直径は0.3〜100nm、長さは1〜100μm程度の寸法の導体繊維が好ましく、バインダー中に分散・連結されて二次元ネットワークが形成される膜に形成されることによって導電性が発揮される。
極細線の導体繊維を含有させた透明導電膜21の製膜方法としては、適切なバインダーに分散させてインキ化した後、スクリーン印刷、オフセット印刷、グラビア印刷、フレキソ印刷などの汎用印刷や塗装、各種コーターにより形成する方法が挙げられる。該バインダーとしてはポリエステル、ポリ塩化ビニル、アクリルなどの透明な熱可塑性樹脂、ウレタンアクリレートやエポキシなどの熱や電離放射線で硬化する透明な硬化性樹脂等が挙げられる。厚みは0.5〜20μm程度とするのが好ましい。
目視で確認できない程度の細線からなる透明導電膜21の例としては、銀、銅、パラジウムなどの導体金属を線幅0.5〜7μm程度、開口率(単位面積あたりの導体金属のパターンが形成されない比率)90.0〜99.9%の格子状またはハニカム状にパターン化した透明導電膜等が挙げられる。製膜方法としては、電解または無電解のメッキ法のほか、真空蒸着法や拡散転写法などにより形成する方法が挙げられる。厚みは0.5〜30μm程度とするのが好ましい。
有機物からなる透明導電膜21の例としては、PEDOT(ポリエチレンジオキシチオフェン)などのチオフェン系導電ポリマーやグラフェン等からなる透明導電膜が挙げられる。チオフェン系導電ポリマーからなる透明導電膜の製膜方法としては、前出の汎用印刷や塗装、各種コーターにより形成する方法が挙げられ、厚みは1〜30μm程度とするのが好ましい。グラフェンからなる透明導電膜の製膜方法としては、CVD法やプラズマCVD法などによって0.5〜100nmの薄膜で形成するのが好ましい。
また、本発明の透明電極フィルム100には、透明電極20の外枠額縁部に引き回し回路25が形成されていてもよい。引き回し回路25は、透明電極20でセンシングした電気信号を高速で集積回路チップや外部の制御回路に伝達するための回路層であり、高速で伝達するための必要性から透明電極20よりも高導電性の材質およびパターンで形成される。そして、この引き回し回路25のパターニングも、前記透明電極20のパターニングと同様にレーザー光線1を照射して不要な箇所をアブレーションする方法で行うことができる。
しかし、引き回し回路25の回路幅は高導電性の必要性から広ければ広いほど良いが、広くすればするほど外枠額縁部の幅が広がり、結果的に外枠額縁部に囲まれた中央部のディスプレイ画面が小さくなる問題が生じる。したがって、外枠額縁部の幅を維持しつつ引き回し回路25の回路幅を広げるために、引き回し回路25の線間幅はできるだけ狭い高精細なパターンに仕上げる必要がある。ところが、従来のレーザーによるパターニングの方法では、生産性良くパターニングしようとすると、外枠額縁部の隅70付近の基材フィルム10がレーザー光線の熱の影響により変形・変色する問題が生じる。
すなわち、引き回し回路25を生産性良くレーザーでパターニングしようとすると、X方向の外枠額縁部の辺71では、高速でレーザー光線を移動させ、できる限りX方向の外枠額縁部の隅に近い箇所72までその移動速度を維持し、該X方向の外枠額縁部の隅に近い箇所72から外枠額縁部の隅70までは急速にレーザー光線の移動速度を低下させ、外枠額縁部の隅70では一旦停止し、外枠額縁部の隅70からY方向の外枠額縁部の隅に近い箇所73までは急速にレーザー光線の移動速度を上昇させ、該Y方向の外枠額縁部の隅に近い箇所73からY方向の外枠額縁部の辺74は再び高速でレーザー光線を移動させるという方式を採らざるを得ない(図5)。
しかし、従来のレーザーによるパターニングでは、充分に移動速度に応じてエネルギー量が可変するように制御されていないので、レーザー光線の移動速度が急速に低下し、停止し、レーザー光線の移動速度が上昇するまでの過程において、レーザー光線の過度のエネルギー量が基材フィルム10に加わることになる。すなわち、外枠額縁部の隅70で最もレーザー光線の過度のエネルギー量が基材フィルム10に加わることになり、該外枠額縁部の隅70付近の基材フィルム10がレーザー光線の熱の影響により変形・変色する問題が生じる。この問題は、引き回し回路25を生産性良くかつ高精細にパターン化しようとすればするほど大きくなる。
その点、後述する本発明の図2や図3のプロファイルのようにX方向の外枠額縁部の隅に近い箇所72から外枠額縁部の隅70まではレーザー光線1の移動速度の低下に略比例してレーザー光線1のエネルギー量が低下し、該外枠額縁部の隅70ではレーザー光線1のエネルギー量がほぼゼロとなり、該外枠額縁部の隅70からY方向の外枠額縁部の隅に近い箇所73まではレーザー光線1の移動速度の上昇に略比例してレーザー光線1のエネルギー量が増加するようにすれば、上記の問題が発生することなく引き回し回路25を生産性良くかつ高精細にパターン化できる効果がある。
引き回し回路25としては、金、銀、銅、アルミニウム、ニッケル、パラジウムなどの導体金属回路、該導体金属を含有させた導電インキ回路などが挙げられる。導体金属回路はメッキ、蒸着、スパッタリング、イオンプレーティングなどの方法で厚み0.1〜50μm程度で形成するとよい。導電インキ回路は、アクリル、ウレタン、ポリエステル、セルロースなどの各種樹脂系バインダーに前記導体金属の粒子を分散させ、グラビア、オフセット、スクリーンなどの汎用の印刷手法や塗装、各種コーターによるコートなどの方法で厚み0.5〜100μm程度で形成するとよい。
透明導電膜21や引き回し回路25の照射に適するレーザー光線1の例としては、波長1064nmの近赤外レーザー、波長532nmの緑色レーザー、波長355nmの紫外レーザーなどが挙げられる。とくに、パルス発振の近赤外レーザーは高出力でかつエネルギー量を安定化させやすいため、基材フィルム10への熱の影響を極力防ぎつつ効率的にパターン化できる点で好ましい。
なお、透明導電膜21や引き回し回路25が最表面ではなく、透明導電膜21や引き回し回路25上にオーバーコート層やオーバーコートフィルムなどが被覆形成されている場合には、オーバーコート層やオーバーコートフィルムを透過して、その下の透明導電膜21面や引き回し回路25面にレーザー光線のエネルギーが集中しやすくなるようにできるレーザー光線1を選択しなければならない。
レーザー光線1を照射するためのレーザー加工機50は、原則としてレーザー発振器が発振するレーザー光線を伝搬させるための光学系と、該光学系を介して供給されるレーザー光線1を基材フィルム10に形成された透明導電膜21や引き回し回路25に向けて出射させる加工ノズル52との組み合わせからなり、加工ノズル52の出射端から鉛直方向にレーザー光線1が出射される(図4)。各加工ノズル52にはそれぞれ、レーザー発振器から供給される複数種類のレーザー光線1を導く複数本の光ファイバが接続されていてもよい。光学系は、光ファイバ、ミラー、レンズ等の任意の光学要素を用いて構成するとよい。
レーザー加工機50の加工ノズル52は、支持体に支持させた基材フィルム10に対して、X方向(幅方向)及び/またはY方向(奥行方向)に沿って相対的に移動可能であるように構成される。そのようにすれば、透明導電膜21や引き回し回路25の任意の部位にレーザー光線1を照射することが可能となり、かつ移動速度を制御しながらレーザー光線1の移動ができるからである。具体的には、加工ノズル52をリニアモーター台車等に搭載して運動させるようにしてもよいし、逆に、基材フィルム10を支持する支持体にXYステージ等を配設して基材フィルム10を運動させるようにしてもよい。
また、上記のような加工ノズル52の移動はせずに、ガルバノスキャナを採用してレーザー光線1が移動するようにしてもよい。ガルバノスキャナは、該レーザー光線1を反射するミラーをサーボモータまたはステッピングモータ等により回動させるものであり、ミラーの方向を変えることでレーザー発振器から発振されたレーザー光線1の光軸を変位させることができる。レーザー光線1の光軸の照射位置を二次元で制御するためには、X軸方向に変化させるX軸ガルバノスキャナとY軸方向に変化させるY軸ガルバノスキャナとを両方具備するのが好ましい。
実際に、レーザー光線1をX方向に移動させながら照射して透明電極21や引き回し回路25を形成する際には、前述したようにレーザー光線1のX方向の移動速度は停止した状態から加速度的に速くなり、一定速度で移動した後、加速度的に遅くなって停止に至るプロファイルとなる。二次元的にはレーザー光線1のY方向の移動についても同様のプロファイルになる。本発明では、このレーザー光線1の移動速度に応じてレーザー光線1のエネルギー量が可変される。
レーザー光線1の移動速度に応じてレーザー光線1のエネルギー量が可変される理想的なプロファイルとしては、図2に示したように加工ノズル52の移動速度とレーザー光線1のエネルギー量とが完全に比例関係になるようなプロファイルが挙げられる。ただし、完全にこのような比例関係になるようにすることが技術的に難しい場合は、例えば図3に示したようにレーザー光線1のエネルギー量が段階的に可変できるようにし、マクロ的にみて比例の関係に近い略比例関係になるようにするとよい。なお、本発明では該「略比例関係」を、図3に示したような各段階におけるポイントAからIに対して線形近似の回帰直線Lを引いた場合に、相関係数が0.8〜1.2の範囲にある関係と定義する。該ポイントは、少なくとも4点(すなわち、図3でいうAからDのポイント)があり、移動速度ゼロまたは極微動の移動速度の場合に、エネルギー量をゼロとしてもよい。
このようにレーザー光線1の移動速度とレーザー光線1のエネルギー量とが略比例関係にあるようになれば、レーザー光線1の移動速度が遅い場合に起こりやすい基体シートの熱による損傷・変形・融解・変色等を防止できるだけでなく、レーザー光線1の移動速度が速い場合に起こりやすいエネルギー量不足による透明電極20や引き回し回路25のパターニング不良も防止できる。その結果、非常に効率的に透明電極フィルム100が生産できる。
上記のようなレーザー光線1の移動速度に応じてレーザー光線1のエネルギー量が可変されるプロファイルになるよう制御する方法としては、レーザー光線1の移動速度に略比例してレーザー光線1の発振周波数の可変調節する方法が挙げられる。すなわち、Qスイッチ法などのパルス発振レーザー加工機50を用い、レーザー光線1の移動速度の低下に比例して、レーザー光線1の発振周波数を下げる(すなわち、周期を長くする)方法である。レーザー光線1の発振周波数の周期が長くなれば、単位時間当たりのレーザー光線1の照射回数が減少するので、間接的にレーザー光線1のエネルギー量を減少させることができる。反対に、レーザー光線1の移動速度の増加に比例して、レーザー光線1の発振周波数を上げる(すなわち、周期を短くする)ようにすれば、単位時間当たりのレーザー光線1の照射回数が増加して間接的にレーザー光線1のエネルギー量を増加させることができる。
このようなレーザー光線1の発振周波数の可変調節する方法を用いる場合、レーザー加工機50は
一定の出力を連続して発振する連続発振のCWレーザー加工機ではなく、パルス状の出力を一定の周波数で発振できるパルスレーザー加工機にする必要がある。パルスレーザー加工機の例としては、直接変調法、Qスイッチ法、モード同期法(モードロック法)のレーザー加工機が挙げられる。
その中でもQスイッチ法のパルスレーザー加工機は、レーザー光線1の媒質中で十分に反転分布が起こるまで待ち一気にレーザー光線1を発振できるタイプなので、非常に大きなエネルギー量のレーザー光線1を照射することができる点で好ましい。該Qスイッチ法のパルスレーザー加工機を使用して、ガルバノスキャナを採用してレーザー光線1が移動させながら加工する場合、発振周波数は2kHZ〜600kHZ程度の範囲で実施するのが好ましい。発振周波数が2kHZよりも低いとエネルギー量が不足する場合があり、発振周波数が600kHZよりも高いとガルバノスキャナと同期した照射が難しくなるからである。
上記のレーザー加工機50には、加工中の発振周波数を外部トリガーによって周波数変調することができる機能や、該機能と合わせて発振周波数に同期した非線形制御ができる機能を具備させた方が好ましい。従来の一般的なモーションコントローラとレーザー発振器との組合せでは、速度に同期した発振周波数の制御は可能であっても、発振周波数に同期した照射エネルギーの制御を行うのは難しいからである。なお、モーションコントローラは、レーザー光線1の走査速度に比例してレーザー発振周波数の変調信号を出力する機能と、該機能と同期してレーザー発振器の発振電流指令値を発信器へ送信できるインターフェースを具備させてもよい。また、レーザー発振器には、該モーションコントローラからの変調入力を受信して発振周波数および発振電流を変調可できる機能を具備させてもよい。
なお、上記レーザー光線1の発振周波数を可変調節する方法以外に、レーザー発振器から出射されるレーザー光線自体のエネルギー量を調節する方法もある。レーザー光線1自体のエネルギー量を調節する方法としては、レーザー発振器に付随するコントローラまたはレーザ強度スタビライザに指令する制御値(具体的には、電流値等)を調節したり、レーザー発振器と加工ノズルとの間に介在する光学系に設けたアッテネータ(減衰器)に指令する制御値(具体的には、レーザ−光線1の透過率または反射率を変えることのできる特殊膜の付いたガラス板の光軸に対する交差角度や、偏光ビームスプリッタの直前にある1/2波長板の光軸回りの回転角度等)を調節するする方法が挙げられる。
あるいは、レーザー光線1の移動速度に応じてレーザー光線1の加工幅半径を調節することによりレーザー光線1自体のエネルギー量を可変できるようにしてもよい。レーザー光線1のエネルギー分布は一般的にガウス分布になるため、レーザー光線1の焦点ビーム半径に対して加工幅半径を調節することにより該ガウス分布のピーク値は増減する。この調節を適宜行うと、前記ピーク値の対応位置を中心する焦点ビーム半径の内部において、該焦点ビーム半径よりも小さい加工幅半径の範囲に限定されるものの、レーザー光線1のエネルギー量を可変することができる。
とくに、透明電極20のエッジ付近のパターニングにおいては、上記手段は有用である。加工幅半径を焦点ビーム半径に対して極力小さくしてレーザー光線1を照射すれば、該レーザー光線1の加工幅の外側におけるエネルギー量は十分低くなる。このため、該加工幅の外縁の箇所における熱の影響が小さくなるので、アブレーションされる透明導電膜21の部分と透明電極20のエッジ部分との境界線の連続性、直線性等が良好に保たれ、エッジが綺麗な透明電極20のパターンが形成できるからである。
なお、レーザー光線1を照射するためのレーザー加工機50には、レーザー光線の出力分布を略均一化する均一化手段や、前記均一化手段により出力分布が略均一化したレーザー光線の像を結像させる結像光学系、前記結像光学系によりレーザー光線の像が結像する位置の近傍に配置されそのレーザー光線をカットオフして被加工物に照射するための形状に整形するマスキング手段等が具備されていてもよい。
通常、レーザー発振器が発するレーザー光線の出力分布はガウシアン分布に近いが、上記のような手段等を具備すると照射されるレーザー光線1の出力分布は元のレーザー光線の不均一さが混入しなくなるため、透明電極20や引き回し回路25のパターン加工精度が向上するからである。なお、レーザー光線の出力分布を略均一化するにはレーザー発振器が発するレーザー光線の出力分布を計測する必要があり、その計測にはCCDセンサ、フォトダイオードセンサ、感熱式パワーセンサなどを用いるとよい。
また、レーザー加工機50には、被増幅光線のパワー及び出力モード品質を簡便に調整するためのレーザー増幅器が備えられておいてもよい。レーザー増幅器には、一方の端面から被増幅光線の入射を受け他方の端面からこれを出射する固体の利得媒質や、利得媒質に励起光線を照射して被増幅光線を増幅させる励起光源、利得媒質と励起光源との間に介在し励起光線を通過させる回転操作可能な1/2波長板などが備えられる。該レーザー増幅器では、1/2波長板の回転操作を通じて、利得媒質に照射される励起光線の偏光方向、ひいては励起光線の吸収の度合いを簡単に増減させることができる。これにより、利得媒質の熱歪みを抑制して被増幅光線の出力モード品質を担保しつつ、被増幅光線のエネルギーを必要十分な大きさまで高めることが容易となる。
また、レーザー加工機50には、複数本の加工ノズルの移動を制御する移動機構制御コントローラや、各加工ノズルからのレーザー光線1の出射を個別にON/OFF制御するための専用の加工ノズル制御コントローラが具備されていてもよい。複数のコントローラによって制御することにより、安定したパルス発振からなるレーザー光線1を照射できるからである。その結果、遮蔽マスクを用いずとも複雑なパターンを好適に形成することができる。
上記加工ノズル制御コントローラには、リニアスケールから出力される信号を移動機構制御コントローラを介さず直接に受信する位置信号受信部や、加工ノズル52の加工対象物に対する相対位置と各加工ノズル毎のレーザー光線の出射のON/OFFとの関係を規定する情報を記憶するパターン情報記憶部、位置信号受信部で受信した信号に基づき、パターン情報記憶部に記憶している情報に対応して各加工ノズル52からのレーザー光線1の出射を個別にON/OFF制御する照射制御部などが備えられていてもよい。
また、レーザ加工機50にはレーザー加工時に基材フィルム10を動かないよう保定する保定機構や、基材フィルム10を下方から支持しながらレーザー加工時に固定の基材フィルム10及び架台に対してピッチ送り方向に相対移動しレーザー光軸との干渉を回避可能とする支持機構が具備されていてもよい。そして支持機構には、走行方向に沿って延伸する複数の走行方向開口と、ピッチ送り方向に沿って延伸するピッチ送り方向開口とを設けておくとよい。
本発明の第一の特徴構成に係る透明電極フィルムの製造方法の一例を示す断面図である。 本発明の第三の特徴構成に係る透明電極フィルムの製造方法において、レーザー光線の移動速度とレーザー光線のエネルギー量との関係を示すプロファイルの一例を示す概念図である。 本発明の第三の特徴構成に係る透明電極フィルムの製造方法において、レーザー光線の移動速度とレーザー光線のエネルギー量との関係を示すプロファイルの他の一例を示す概念図である。 本発明の第六の特徴構成に係るレーザー加工機の一例を示す概念図である。 本発明の第二の特徴構成に係る透明電極フィルムの製造方法における外枠額縁部周辺の一例を示す上面図である。
1 レーザー光線
10 基材フィルム
20 透明電極
21 透明導電膜
25 引き回し回路
50 レーザー加工機
52 加工ノズル
70 外額縁部の四隅
71 X方向の外枠額縁部の辺
72 X方向の外枠額縁部の四隅に近い箇所
73 Y方向の外枠額縁部の四隅に近い箇所
74 Y方向の外枠額縁部の辺
100 透明電極フィルム

Claims (8)

  1. 基材フィルム上に透明電極が形成された透明電極フィルムの製造方法であって、該透明電極は透明導電膜にレーザー光線を照射してパターニングされ、該レーザー光線の移動速度に応じてレーザー光線のエネルギー量が可変されて該透明電極がパターニングされることを特徴とする透明電極フィルムの製造方法。
  2. 基材フィルム上に透明電極が形成され、該透明電極の外枠額縁部に引き回し回路が形成された透明電極フィルムの製造方法であって、該引き回し回路はレーザー光線を照射してパターニングされ、該レーザー光線の移動速度に応じてレーザー光線のエネルギー量が可変されて該引き回し回路がパターニングされることを特徴とする透明電極フィルムの製造方法。
  3. 前記レーザー光線の移動速度とレーザー光線のエネルギー量とが略比例関係にあることを特徴とする請求項1または請求項2のいずれかに記載の透明電極フィルムの製造方法。
  4. パルス発振レーザー加工機を用い、レーザー光線の移動速度に略比例してレーザー光線1の発振周波数を可変調節することにより、レーザー光線の移動速度に応じてレーザー光線のエネルギー量が可変されることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の透明電極フィルムの製造方法。
  5. レーザー発振器に付随するコントローラに指令する制御値、レーザー強度スタビライザに指令する制御値、レーザー発振器と加工ノズルとの間に介在する光学系に設けた減衰器に指令する制御値のいずれかの制御値を調節することにより、レーザー光線の移動速度に応じてレーザー光線のエネルギー量が可変されることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の透明電極フィルムの製造方法。
  6. レーザー光線の加工幅半径を調節することにより、レーザー光線の移動速度に応じてレーザー光線のエネルギー量が可変されることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の透明電極フィルムの製造方法。
  7. 前記請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の透明電極フィルムの製造方法に用いるレーザー加工機であって、レーザー光線の移動手段が加工ノズルの移動またはガルバノスキャナによることを特徴とするレーザー加工機。
  8. 前記請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の透明電極フィルムの製造方法によって製造された透明電極フィルムであって、透明電極が金属酸化物からなる透明導電膜、極細線の導体繊維を含有させた透明導電膜、目視で確認できない程度の細線からなる透明導電膜、有機物からなる透明導電膜のいずれかから構成される透明電極フィルム。
JP2014026350A 2014-02-14 2014-02-14 透明電極フィルムの製造方法およびレーザー加工機 Active JP6576019B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014026350A JP6576019B2 (ja) 2014-02-14 2014-02-14 透明電極フィルムの製造方法およびレーザー加工機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014026350A JP6576019B2 (ja) 2014-02-14 2014-02-14 透明電極フィルムの製造方法およびレーザー加工機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015153608A true JP2015153608A (ja) 2015-08-24
JP6576019B2 JP6576019B2 (ja) 2019-09-18

Family

ID=53895657

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014026350A Active JP6576019B2 (ja) 2014-02-14 2014-02-14 透明電極フィルムの製造方法およびレーザー加工機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6576019B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019021867A (ja) * 2017-07-21 2019-02-07 株式会社ディスコ 静電チャックプレートの製造方法
JP2021121069A (ja) * 2020-01-30 2021-08-19 セイコーエプソン株式会社 振動デバイスの製造方法

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06297168A (ja) * 1993-04-15 1994-10-25 Matsushita Electric Works Ltd レーザ照射方法及びレーザ照射装置、並びに立体回路の形成方法、表面処理方法、粉末付着方法
JP2002290007A (ja) * 2001-03-27 2002-10-04 Matsushita Electric Works Ltd 回路基板の製造方法及び製造装置
JP2003178625A (ja) * 2001-12-10 2003-06-27 Nitto Denko Corp 光学素子機能を有する透明導電膜およびその製造方法
JP2005268423A (ja) * 2004-03-17 2005-09-29 Kansai Tlo Kk レーザを用いた配線基板の製造方法
JP2010044968A (ja) * 2008-08-13 2010-02-25 Nissha Printing Co Ltd 導電性パターン被覆体の製造方法および導電性パターン被覆体
WO2010074116A1 (ja) * 2008-12-25 2010-07-01 日本写真印刷株式会社 押圧検出機能を有するタッチパネル及び当該タッチパネル用感圧センサ
JP2011076991A (ja) * 2009-10-01 2011-04-14 Seiren Co Ltd レーザー照射による加工方法

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06297168A (ja) * 1993-04-15 1994-10-25 Matsushita Electric Works Ltd レーザ照射方法及びレーザ照射装置、並びに立体回路の形成方法、表面処理方法、粉末付着方法
JP2002290007A (ja) * 2001-03-27 2002-10-04 Matsushita Electric Works Ltd 回路基板の製造方法及び製造装置
JP2003178625A (ja) * 2001-12-10 2003-06-27 Nitto Denko Corp 光学素子機能を有する透明導電膜およびその製造方法
JP2005268423A (ja) * 2004-03-17 2005-09-29 Kansai Tlo Kk レーザを用いた配線基板の製造方法
JP2010044968A (ja) * 2008-08-13 2010-02-25 Nissha Printing Co Ltd 導電性パターン被覆体の製造方法および導電性パターン被覆体
WO2010074116A1 (ja) * 2008-12-25 2010-07-01 日本写真印刷株式会社 押圧検出機能を有するタッチパネル及び当該タッチパネル用感圧センサ
JP2011076991A (ja) * 2009-10-01 2011-04-14 Seiren Co Ltd レーザー照射による加工方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019021867A (ja) * 2017-07-21 2019-02-07 株式会社ディスコ 静電チャックプレートの製造方法
JP2021121069A (ja) * 2020-01-30 2021-08-19 セイコーエプソン株式会社 振動デバイスの製造方法
JP7419842B2 (ja) 2020-01-30 2024-01-23 セイコーエプソン株式会社 振動デバイスの製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP6576019B2 (ja) 2019-09-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20200251237A1 (en) Optimization of high resolution digitally encoded laser scanners for fine feature marking
KR102045776B1 (ko) 피쳐 크기 제어를 위하여 가변성 초점면을 사용하는 전도성 필름 패터닝
US8269108B2 (en) Transparent conductive film and conductive substrate using the same
US9796046B2 (en) Method and apparatus for compensating for off-axis focal spot distortion
EP2783784A2 (en) Picosecond laser processing device
CN105517969A (zh) 制造具有含电隔离缺陷的导电涂层的玻璃的方法
JP2015501369A (ja) 硬化システム
Min et al. Fabrication of 10 µm-scale conductive Cu patterns by selective laser sintering of Cu complex ink
CN103069369A (zh) 输入装置
KR20140077152A (ko) 고해상도 인쇄
CN105562939A (zh) 一种印刷电路板的多波长飞秒激光扫描刻蚀加工方法
JP6576019B2 (ja) 透明電極フィルムの製造方法およびレーザー加工機
CN105117066B (zh) 触控面板、触控面板的制造方法及激光蚀刻装置
TWI611855B (zh) 用於精細特徵圖樣標記的高解析數位方式地編碼雷射掃描器之最佳化
US10464172B2 (en) Patterning conductive films using variable focal plane to control feature size
JP2012009506A (ja) 導電パターンの製造方法
Mur et al. Precision and resolution in laser direct microstructuring with bursts of picosecond pulses
JP2017524540A (ja) 二重裏面レーザーアブレーション
US10882136B2 (en) Method and apparatus for forming a conductive track
JP2012169081A (ja) 導電パターン形成基板およびその製造方法、入力装置
JP2013097996A (ja) 透明配線板及びこれを用いた入力装置
JP5538261B2 (ja) 導電パターン形成基板の製造方法
Kim et al. Large-scale laser patterning of silver nanowire network by using patterned optical mirror mask
JP5663336B2 (ja) 導電パターン形成基板および入力装置
JP2014220037A (ja) 配線パターン形成基板及びその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140310

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20161213

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20171031

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20171107

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171219

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20180403

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180625

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180702

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180703

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20180821

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20180928

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190701

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190820

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6576019

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250