JP2015153465A - ケーブル圧着構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】薄型化を犠牲にすることなく狭ピッチ化を実現したケーブル圧着構造を提供する。
【解決手段】このケーブル圧着構造1Aは、基部10と圧着部20を有する。圧着部20は、圧着底片21と、内側圧着片22と、外側圧着片23とを有する。圧着底片21は、基部10から圧着対象のケーブルの延びるx−x’方向に広がり途中の折曲げライン211で折り曲げられることにより2重に重ねられる。内側圧着片22は、圧着底片21の折返し前の基部10側の内側底片21Aから矢印y1,y2の向きに延び、ケーブルを取り巻く向きに屈曲される。外側圧着片23は、圧着底片21の、折返し前の先端側の外側底片21Bから矢印y1,y2の向きに延び、内側圧着片22と共同してケーブルを両側から取り巻く向きに屈曲される。
【選択図】図2

Description

本発明は、シールドケーブルのシールドの一端を、例えば電気コネクタのシェル等に圧着するために採用されるケーブル圧着構造に関する。
従来よりケーブルの端部接続用として圧着の技術が広く知られている。ケーブルの端部を圧着するケーブル圧着構造としては、一般的には、板金加工により、ケーブルの延びるケーブル延長方向に交わる両側方に延びる一対の圧着片を形成する。そして、それらの圧着片をケーブルを包み込むように屈曲させることで、ケーブル圧着構造を形成する。しかしながら、このケーブル圧着構造の場合、圧着片が側方両側に延びているため、狭いピッチで複数のケーブルを圧着する構造は形成し難い。
特許文献1には、平板の状態では一対の圧着片がケーブル延長方向に延びるように形成する圧着構造が開示されている。この特許文献1の技術では、それら一対の圧着片の向きが、折曲加工により、ケーブルを両側から包み込む向きに変えられている。
特開2000−40539号公報
上掲の特許文献1の技術では、平板の状態における圧着片がケーブル延長方向に延びている。このため、複数本の狭ピッチのケーブルを圧着するケーブル圧着構造を形成する点のみを考えたときは、このケーブル圧着構造は好適である。しかしながら、この特許文献1の技術の場合、圧着片の向きを変えるために板金が高さ方向に立設する向きに折り曲げられている。このため、狭ピッチ化は実現されるものの、高さ方向に大寸法となっている。近年では、狭ピッチ化における小型化に加え、薄型化の要請も強い。特許文献1の技術の場合、狭ピッチ化による小型化は実現されるものの、薄型化が犠牲となっている。
本発明は、上記事情に鑑み、薄型化を犠牲にすることなく狭ピッチ化を実現したケーブル圧着構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成する本発明の圧着構造は、
基部、および
基部から圧着対象のケーブルの延びるケーブル延長方向に広がり、途中で折り返されることにより2重に重ねられた圧着底片と、
圧着底片の、折り返し前の基部側において、その圧着底片からケーブル延長方向に交わる側方に延び、ケーブルを取り巻く向きに屈曲された内側圧着片と、
圧着底片の、折り返し前の先端側において、その圧着底片からケーブル延長方向に交わる側方に延び、折り返された状態において内側圧着片と共同してケーブルを両側から取り巻く向きに屈曲された外側圧着片とを有し、
折り返されて2重に重ねられた圧着底片に置かれたケーブルを内側圧着片と外側圧着片とで両側から包み込むようにケーブルを圧着することを特徴とする。
本発明のケーブル圧着構造によれば、一対の圧着片を構成する2つの圧着片は、圧着片の、ケーブル延長方向について異なる位置から延びている。したがって、薄型化を犠牲にすることなく狭ピッチ化が実現できる。
ここで、本発明の圧着構造において、上記圧着底片が、互いに平行に延びる圧着対象の2本のケーブルが置かれる広さに側方に広がった幅を有し、
上記内側圧着片が、圧着底片からケーブル延長方向に交わる両側方のうちの一方である第1の側方に延びる第1の内側圧着片と、両側方のうちのもう一方である第2の側方に延びる第2の内側圧着片とを有し、
上記外側圧着片が、圧着底片から第1の側方に延びる第1の外側圧着片と第2の側方に延びる第2の外側圧着片とを有し、
折り返されて重ねられた状態の圧着底片に置かれた2本のケーブルのうちの第1のケーブルを第1の内側圧着片と第1の外側圧着片とで第1のケーブルを包み込むように第1のケーブルを圧着するとともに、それら2本のケーブルのうちの第2のケーブルを第2の内側圧着片と第2の外側圧着片とで第2のケーブルを包み込むように第2のケーブルを圧着することが好ましい。
このケーブル圧着構造は、2本の(一対の)シールドケーブルのグランドを圧着する構造として採用することができる。このケーブル圧着構造によれば、上記の薄型化を犠牲にしない狭ピッチ化による小型化の実現に加え、圧着底片が幅広に形成されるため圧着底片の強度を向上させることができる。
上記の2本のケーブルを圧着するケーブル圧着構造において、圧着底片が、折り返されて2重に重ねられた状態において貫通し、圧着治具の挿入を許容する開口を有することが好ましい。
この開口を形成することにより、従来通りの圧着工具を用いた圧着を行なうことができる。
さらに、本発明のケーブル圧着構造では、上記圧着部が、ケーブル延長方向に交わる側方に複数配列されていることが好ましい態様である。
圧着部が複数配列されそれに応じた本数のケーブルを圧着する構造の場合、狭ピッチ化による効果が一層顕著となる。
以上の本発明のケーブル圧着構造によれば、薄型化を犠牲によることなく狭ピッチ化が実現できる。
本発明の第1実施形態の圧着構造の、打抜き加工されたほぼ平板の状態の斜視図である。 第1実施形態の圧着構造の、折曲げ加工された状態の斜視図である。 第1実施形態の圧着構造の、折曲げ加工された状態の3面図である。 圧着時の状態を示した斜視図である。 圧着後の状態を示した斜視図である。 本発明の第2実施形態の圧着構造の、打抜き加工後のほぼ平板の状態の斜視図である。 第2実施形態の、折曲げ加工された状態の斜視図である。 本発明の第3実施形態の圧着構造の、打抜き加工後のほぼ平板の状態の斜視図である。 第3実施形態の、折曲げ加工された状態の斜視図である。
以下、本発明の実施形態を説明する。
図1は、本発明の第1実施形態の圧着構造の、打抜き加工されたほぼ平板の状態の斜視図である。
図2,図3は、第1実施形態の圧着構造の、折曲げ加工された状態の、それぞれ斜視図および3面図である。ここでは、説明の便宜のため、各要素について、折曲げ加工前後を問わず、同一の名称および符号を用いて説明する。
このケーブル圧着構造1は、基部10と、圧着部20とを有する。
本実施形態における基部10は、後述するように、電気コネクタのシェルとして使用される(図4,図5参照)。また、圧着部20には、シールドが剥き出しにされた状態のシールドケーブル2A,2B(図4,図5参照)の端部が圧着接続される。
圧着部20は、圧着底片21と、内側圧着片22と、外側圧着片23とを有する。
圧着底片21は、基部10から圧着対象のケーブル2(図4,図5参照)の延びるケーブル延長方向(図1に示す矢印x−x’方向)に広がっている。この圧着底片21は、図1に示すように、基部10側の内側底片21Aと基部10から離れた先端側の外側底片21Bとで構成される。この圧着底片21は、内側底片21Aと外側底片21Bとの間の折返しライン211で折り返されて、内側底片21Aと外側底片21Bが2重に重ねられる。したがって、2重に重ねられた状態では、図2,図3に示すように、その折曲げライン211が圧着底片21の、基部10から広がった先端となる。本実施形態では、外側底片21Bが図1の下側に折り返されて、図2,図3(B)に示すように、外側底片21Bが内側底片21Aの下に重ねられる。内側底片21Aと外側底片21Bには、板厚方向に貫通した第1の開口212Aと第2の開口212Bがそれぞれ形成されている。これら第1の開口212Aおよび第2の開口212Bは、外側底片21Bが折り返されて内側底片21Aに重ねられると互いに連通し、1つの開口212が形成される。この開口212には、この圧着部20にケーブルを圧着する際に、圧着治具(不図示)が挿入される。
また、この圧着部20は、圧着底片21の折返し前の基部10側の内側底片21Aからケーブル延長方向(図1の矢印x−x’方向)に交わる側方(図1の矢印y1,y2の向き)に延びる内側圧着片22を有する。本実施形態におけるこの内側圧着片22は、内側底片21Aから、第1の側方(図1の矢印y1の向き)と第2の側方(図1の矢印y2の向き)にそれぞれ延びる第1の内側圧着片22Aと第2の内側圧着片22Bとを有する。
さらに、この圧着部20は、圧着底片21の、折返し前の、基部10から離れた先端側の外側底片21Bからケーブル延長方向(図1の矢印x−x’方向)に交わる側方(図1の矢印y1,y2の向き)に延びる外側圧着片23を有する。本実施形態におけるこの外側圧着片23は、内側圧着片22と同様、それぞれ第1の側方(図1の矢印y1の向き)と第2の側方(図1の矢印y2の向き)に延びる第1の外側圧着片23Aと第2の外側圧着片23Bとを有する。
ここでは、金属板材が図1に示す形状に折抜き加工され、図2,図3に示す形状に折曲げ加工される。この折曲げ加工により、上述の通り外側底片21Bが折り返されて内側底片21Aに2重に重なるように折り返される。この折曲げ加工により、外側圧着片23は、ケーブル延長方向(図1の矢印x−x’方向)に関し、内側圧着片22と同じ位置となる。また、この折曲げ加工により、第1の内側圧着片22Aおよび第2の内側圧着片22Bが、2重に重ねられた圧着底片21の上に置かれるシールドケーブル2A,2B(図4,図5参照)を取り巻く向きに屈曲される。さらに、この折曲げ加工により、第1の外側圧着片23Aおよび第2の外側圧着片23Bが、シールドケーブル2A,2Bをそれぞれ第1の内側圧着片22Aおよび内側圧着片22Bと共同して両側から取り巻く向きに屈曲される。こうして、本実施形態では、第1の内側圧着片22Aと第1の外側圧着片23Aがペアとなって、2本のシールドケーブル2A,2B(図4,図5参照)のうちの第1のシールドケーブル2Aの圧着を担当する。また、これと同様に、第2の内側圧着片22Bと第2の外側圧着片23Bが2本のシールドケーブル2A,2Bのうちの第2のシールドケーブル2Bの圧着を担当する。すなわち、ここでは、第1のシールドケーブル2Aは、第1の内側圧着片22Aと第1の外側圧着片23Aとで両側から包み込まれるように圧着される。これと同様に、第2のケーブル2Bは、第2の内側圧着片22Bと第2の外側圧着片23Bとで両側から包み込まれるように圧着される。
図4は、圧着時の状態を示した斜視図である。
また、図5は圧着後の状態を示した斜視図である。
ここに示すケーブル2は、2本のシールドケーブル2A,2Bと、それら2本のシールドケーブル2A,2Bを一体に包む外皮2Cとを有する。図4に示すように、2本のシールドケーブル2A,2Bのうちの第1のシールドケーブル2Aは、圧着底片21の、第1の内側圧着片22Aと第1の外側圧着片23Aとに挟まれた位置に置かれる。また、これと同様に、2本のシールドケーブル2A,2Bのうちの第2のシールドケーブル2Bは、圧着底片21の、第2の内側圧着片22Bと第2の外側圧着片23Bとに挟まれた位置に置かれる。また、本実施形態では、基部10は、電気コネクタのシェルの一部を成すものであり、この基部10には、図4に示すように、ハウジング4と、ケーブル2が接続される基板5とが配置される。2本のシールドケーブル2A,2Bは、それぞれ複数本の芯線(図示省略)を有する。それらの芯線は基板5上の配線パターンに接続される。
その後、図5に示すように、基部10とともにシェルを構成する金属カバー3が置かれる。この金属カバー3は、シールドケーブル2A,2Bの上に重なるように延びる接続片3A,3Bを有する。これらの接続片3A,3Bは、シールドケーブル2A,2Bとともに一緒に圧着される。
本実施形態のケーブル圧着構造1の場合、最終的に形成される電気コネクタの高さを越える高さは不要であり、薄型化が維持される。また、本実施形態のケーブル圧着構造1の場合、2本のシールドケーブル2A,2Bが狭い間隔を保ったまま圧着され、電気コネクタの小型化に寄与している。
図6は、本発明の第2実施形態の圧着構造の、打抜き加工後のほぼ平板の状態の斜視図である。
また、図7は、第2実施形態の、折曲げ加工された状態の斜視図である。
ここでは、分かり易さのため、上述の第1実施形態のケーブル圧着構造の各要素に相当する要素には、形状等の相違があっても同一の符号を付し、相違点を中心に説明する。
この第2実施形態のケーブル圧着構造1Bでは、図4,図5に示すケーブル2が2本並べられて、それら2本のケーブル2を構成する合計4本のシールドケーブル2A,2Bが圧着接続される。
ここには4つの圧着部20が設けられている。各圧着部20は、圧着底片21と、内側圧着片22と、外側圧着片23とを有する。圧着底片21は、基部10から圧着対象のケーブルの延びるケーブル延長方向(図6に示す矢印x−x’方向)に広がる。この圧着底片21は、折返しライン211を境とした基部10側の内側底片21Aと、先端側の外側底片21Bとを有する。外側底片21Bは、折返しライン211で図6の下向きに折り返されて、図7に示すように、内側底片21Aに下側から2重に重ねられる。
また、内側圧着片22は、内側底片21Aから、ケーブル延長方向(矢印x−x’方向)に交わる側方(矢印y1の向き)に延びている。この内側圧着片22は、折曲げ加工により、図7に示すように、圧着対象のシールドケーブル(図4,図5に示すシールドケーブル2A,2Bを参照)を取り巻く向きに屈曲される。
また、外側圧着片23も、内側圧着片22と同様、外側底片21Bからケーブル延長方向(矢印x−x’方向)に交わる側方(矢印y1の向き)に延びている。この外側圧着片23は、折曲げ加工により、図7に示すように、圧着対象のシールドケーブルを内側圧着片22と共同して両側から取り巻く向きに屈曲される。
上述の第1実施形態では、圧着部20には、矢印y1の向きに延びる第1の内側圧着片22Aと第1の外側圧着片23A、および矢印y1の向きとは反対向きである矢印y2の向きに延びる第2の内側圧着片22Bと外側圧着片23Bが形成されている。これに対し、図6,図7に示す実施形態では、圧着部20に形成された内側圧着片22および外側圧着片23は、それぞれ上述の第1の内側圧着片22Aおよび第1の外側圧着片23Aに相当する。すなわち、この第2実施形態では、上述の第1実施形態における第2の内側圧着片22Bおよび第2の外側圧着片23Bに相当する圧着片は設けられていない。この第2実施形態では、1つの圧着部20は、1本のシールドケーブル2を2本並列に(すなわちシールドケーブル2A,2Bを含み4本)圧着することが想定されている。ここで、上述の第1実施形態のケーブル圧着構造1Aに設けられた、シールドケーブルを2本圧着する圧着部20を2つ設けることを考える。その場合、2つの圧着部20どうしが干渉しないように圧着部20どうしの間隔を大きく広げる必要がある。つまり、第1実施形態のケーブル圧着構造1Aの圧着部20を2つ並べた場合、1本のケーブル2を構成する2本のシールドケーブル2A,2Bどうしの間隔は狭く配置できるものの、2本のケーブル2どうしの間隔は広げる必要がある。
これに対し、図6,図7に示す第2実施形態のケーブル接続構造1Bの場合、2本のケーブル2どうしの間隔を狭く配置することができる。また、この第2実施形態のケーブル接続構造1Bにおいても1本のケーブル2を構成する2本のシールドケーブル2A,2Bどうしの間隔も狭く配置することができる。
図8は、本発明の第3実施形態の圧着構造の、打抜き加工後のほぼ平板の状態の斜視図である。
また、図9は、第3実施形態の、折曲げ加工された状態の斜視図である。
ここでも、分かり易さのため、上述の第1実施形態および第2実施形態のケーブル圧着構造の各要素に対応する要素には、形状等の相違があっても同一の符号を付し、相違点を中心に説明する。
この第3実施形態のケーブル圧着構造1Cでは、図4,図5に示すケーブル2を構成する2本のシールドケーブル2A,2Bが圧着接続される。
ここには圧着部20が2つ設けられている。各圧着部20は、圧着底片21と、内側圧着片22と、外側圧着片23とを有する。圧着底片21は、基部10から圧着対象のケーブルの延びるケーブル延長方向(図8に示す矢印x−x’方向)に広がる。この圧着底片21は、折返しライン211を境とした基部10側の内側底片21Aと、先端側の外側底片21Bとを有する。外側底片21Bは、折曲げライン211で図8の下向きに折り返されて、図9に示すように、内側底片21Aに下側から2重に重ねられる。
また、内側圧着片22は、内側底片21Aからケーブル延長方向(矢印x−x’方向)に交わる側方(矢印y1の向き)に延びている。この内側圧着片22は、折曲げ加工により、図9に示すように圧着対象のシールドケーブル(図4,図5に示すシールドケーブル2A,2Bを参照)を取り巻く向きに屈曲される。
また、外側圧着片23も、内側圧着片22と同様、外側底片21Bからケーブル延長方向(矢印x−x’方向)に交わる側方に延びている。ただし、この第3実施形態では、外側圧着片23は内側圧着片22とは逆向き(矢印y2の向き)に延びている。この外側圧着片23は、折曲げ加工により、図9に示すように、圧着対象のシールドケーブルを内側圧着片22と共同して両側から取り巻く向きに屈曲される。
上述の第2実施形態のケーブル圧着構造1Bの場合、図6に示すように、内側圧着片22と外側圧着片23が同じ向き(矢印y1の向き)に延びている。このため、図7に示すように折曲げ加工されたとき、内側圧着片22の圧着底片21側の根元の部分が、圧着底片21に重なることになる。したがって、内側圧着片22は、その重なり分だけ長尺に形成されている必要がある。これに対し、第3実施形態のケーブル圧着構造1Cの場合、内側圧着片22と外側圧着片23は互いに逆向きに延びているため、図9に示すように、内側圧着片22と(あるいは外側圧着片23と)圧着底片21との重なりは不要である。したがって、第2実施形態と比べその重なりが不要な分だけ内側圧着片23を短く形成することができる。これにより、図6,図7に示すように、第2実施形態よりも圧着部20どうしの間隔をさらに狭めることができ、2本のシールドケーブル2A,2Bをさらに狭い間隔に配置することができる。
この第3実施形態のシールドケーブル圧着構造1Cは、図4,図5に示す1本のケーブル2(2本のシールドケーブル2A,2B)を圧着する構造のものである。ただし、この第3実施形態における圧着部20を4つ配列すると、2本のケーブル2(4本のシールドケーブル2A,2B)を、上述の第2実施形態(図6,図7)よりもさらに狭いピッチで圧着接続することが可能である。
尚、ここでは、1本又は2本のケーブル2(2本又は4本のシールドケーブル2A,2B)を圧着接続するケーブル接続構造が例示されている。ただし、第2実施形態および第3実施形態によれば、狭い配列ピッチを保ったまま、3本以上のケーブル2(6本以上のシールドケーブル2A,2B)を圧着接続するケーブル接続構造を構成することも可能である。
1A,1B、1C ケーブル圧着構造
2 ケーブル
2A,2B シールドケーブル
2C 外皮
3 金属カバー
3A,3B 接続片
4 ハウジング
5 基板
10 基部
20 圧着部
21 圧着底片
21A 内側底片
21B 外側底片
22A 第1の内側圧着片
22B 第2の内側圧着片
23 外側圧着片
23A 第1の外側圧着片
23B 第2の外側圧着片
211 折返しライン
212 開口
212A 第1の開口
212B 第2の開口

Claims (4)

  1. 基部、および
    前記基部から圧着対象のケーブルの延びるケーブル延長方向に広がり、途中で折り返されることにより2重に重ねられた圧着底片と、
    前記圧着底片の、折り返し前の前記基部側において、該圧着底片から前記ケーブル延長方向に交わる側方に延び、前記ケーブルを取り巻く向きに屈曲された内側圧着片と、
    前記圧着底片の、折り返し前の先端側において、該圧着底片から前記ケーブル延長方向に交わる側方に延び、折り返された状態において前記内側圧着片と共同して前記ケーブルを両側から取り巻く向きに屈曲された外側圧着片とを有する圧着部を備え、
    折り返されて2重に重ねられた圧着底片に置かれたケーブルを前記内側圧着片と前記外側圧着片とで両側から包み込むように該ケーブルを圧着することを特徴とするケーブル圧着構造。
  2. 前記圧着底片が、互いに平行に延びる圧着対象の2本のケーブルが置かれる広さに前記側方に広がった幅を有し、
    前記内側圧着片が、前記圧着底片から前記ケーブル延長方向に交わる両側方のうちの一方である第1の側方に延びる第1の内側圧着片と、該両側方のうちのもう一方である第2の側方に延びる第2の内側圧着片とを有し、
    前記外側圧着片が、前記圧着底片から前記第1の側方に延びる第1の外側圧着片と前記第2の側方に延びる第2の外側圧着片とを有し、
    折り返されて重ねられた状態の圧着底片に置かれた前記2本のケーブルのうちの第1のケーブルを前記第1の内側圧着片と前記第1の外側圧着片とで該第1のケーブルを包み込むように該第1のケーブルを圧着するとともに、該2本のケーブルのうちの第2のケーブルを前記第2の内側圧着片と前記第2の外側圧着片とで該第2のケーブルを包み込むように該第2のケーブルを圧着することを特徴とする請求項1記載のケーブル圧着構造。
  3. 前記圧着底片が、折り返されて2重に重ねられた状態において貫通し、圧着治具の挿入を許容する開口を有することを特徴とする請求項2記載のケーブル圧着構造。
  4. 前記圧着部が、前記ケーブル延長方向に交わる側方に複数配列されていることを特徴とする請求項1から3のうちいずれか1項記載のケーブル圧着構造。
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