JP2015151668A - ホールダウン金物 - Google Patents

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Abstract

【課題】地震などによりホールダウン金物に大きな荷重などが作用した場合でも、背板部と筒部とが分離し難くすることができるホールダウン金物を提供すること。
【解決手段】ホールダウン金物1は、柱材3に固定される背板部11と、一端が横架材2を介したアンカーボルト5が挿入されて締結ナット7により固定される筒部12とを備え、背板部11の中間部分には一対の起立側面部と浮き上り背板部とを設ける一方、筒部12にはアンカーボルト軸挿入部と背板中間挿入部とを設け、背板部11を筒部12に挿入して、筒部12の後側面部と両側面部の内側面が背板部11の一対の起立側面部と浮き上り背板部の外側面に当接しており、少なくとも背板部11の各起立側面部と筒部12の背板中間挿入部とを溶接して筒部12を背板部11に接合した。
【選択図】図1

Description

本発明は、柱材に釘やネジ、ビス等の固定部材により固定されると共に、土台や梁等の横架材から延びるアンカーボルトに締結ナットを介し固定されて、横架材から柱材が抜けることを防止するホールダウン金物に関する。
土台や梁等の横架材から柱材が抜けることを防止するホールダウン金物として、例えば、柱材に固定部材により固定される背板部の表面側に、横架材から延びるアンカーボルトを挿入が筒部を溶接して接合したものを提案している(例えば、特許文献1参照。)。
特開2012−7328号公報
しかし、上述の特許文献1のホールダウン金物は、背板部の表面側にアンカーボルトが挿入される筒部を溶接して接合した構造であるため、地震などによりホールダウン金物に大きな荷重などが作用した場合、背板部と筒部との接合部分が破損して背板部と筒部とが分離し、横架材から柱材が抜けるおそれがあった。
そこで、本発明はこのような問題点に着目してなされたもので、地震などによりホールダウン金物に大きな荷重などが作用した場合でも、背板部と筒部とが分離し難くすることができるホールダウン金物を提供することを目的とする。
前記課題を解決するため、本発明に係るホールダウン金物は、柱材に釘やネジ、ビス等の固定部材により固定されると共に、土台や梁等の横架材から延びるアンカーボルトに締結ナットを介し固定されて、横架材から柱材が抜けることを防止するホールダウン金物であって、柱材に前記固定部材により固定される背板部と、横架材から延びるアンカーボルトが挿入され、締結ナットにより締付け固定される筒部とを備え、前記背板部は、柱材の長手方向の中間部分には、その両側を前方へ起立するように折り曲げることにより一対の起立側面部を設けてそれぞれの外側に凹部を形成すると共に、その一対の起立側面部に挟まれた部分が少なくとも前記筒部を構成する鋼材の厚さ以上前方へ浮き上るように突出した浮き上り背板部を設け、前記筒部は、前側面部と両側の両側面部と後側面部とを有し、これらの側面部によりアンカーボルトの雄ネジ部の外径以上でかつ締結ナットの外径よりも小さい横幅を有するアンカーボルト軸挿入部と、前記背板部の中間部分の起立側面部と浮き上り背板部を通す背板中間挿入部とを形成し、前記背板部を前記筒部の背板挿入部に挿入して、前記筒部の背板中間挿入部を形成する後側面部と両側面部の内側面が、前記背板部の起立側面部と浮き上り背板部の外側面に当接しており、少なくとも前記背板部の各起立側面部と前記筒部の背板中間挿入部とを溶接して前記筒部を前記背板部に接合したことを特徴とすることを特徴とする。
ここで、前記筒部のアンカーボルト軸挿入部と背板中間挿入部を合わせた横架材の長手方向の長さは、前記背板部の横幅よりも大きいと良い。
また、前記筒部の両側の両側面部は、それぞれ段付きにすることにより、前記背板中間挿入部の横幅を前記アンカーボルト軸挿入部の横幅よりも広く、前記浮き上り背板部の横幅とほぼ同じにし、かつ、前記背板中間挿入部の縦幅を前記浮き上り背板部から起立する前記起立側面部の高さとほぼ同じにするとさらに良い。
また、前記背板部の幅方向の中央には、背面側が縦方向に窪んだ溝部が延びる一方、正面側が縦方向に突出して延びる凸条部が形成されているとさらに良い。
また、前記筒部の後側面部における幅方向の中央には、縦方向に延びるスリットが設けられているとさらに良い。
本発明に係るホールダウン金物では、背板部を筒部の背板挿入部に挿入して、筒部の背板中間挿入部を形成する後側面部と両側面部の内側面が、背板部の起立側面部と浮き上り背板部の外側面に当接しており、少なくとも背板部の各起立側面部と筒部の両側面部とを溶接して筒部を背板部に接合したため、背板部の背面側にまで筒部を回り込ませた状態で溶接等により接合できる。
その結果、本発明に係るホールダウン金物が変形する際は、従来よりも筒部と背板部が一体化した状態で変形することになり、金物自体の粘りを増加できると共に、筒部と背板部との間の溶接距離を長く確保することができ、地震などによりホールダウン金物に大きな荷重などが作用した場合でも、背板部と筒部とが分離し難くすることができる。
本発明に係る実施形態のホールダウン金物の使用状態を示す正面図である。 本発明に係る実施形態のホールダウン金物の使用状態を示す平面図である。 本発明に係る実施形態のホールダウン金物の正面図である。 本発明に係る実施形態のホールダウン金物の左側面図である。 本発明に係る実施形態のホールダウン金物の背面図である。 (a),(b)それぞれ本発明に係る実施形態のホールダウン金物の平面図、底面図である。 (a),(b)それぞれ図3におけるA−A線断面図、B−B線端面図である。 (a)〜(d)それぞれ本発明に係る実施形態のホールダウン金物を構成する背板部の正面図、左側面図、背面図、底面図である。 (a)〜(c)それぞれ本発明に係る実施形態のホールダウン金物を構成する筒部の正面図、左側面図、平面図である。 柱材に横架材から抜ける方向に過大な力が作用して本実施形態のホールダウン金物が変形した状態を示す正面図である。
以下、本発明に係るホールダウン金物の実施の形態を、添付図面を参照しながら詳細に説明する。なお、下記に説明する実施形態は、あくまで本発明の一例で、本発明は下記の実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術思想の範囲内で適宜変更可能である。
図1および図2に示すように、このホールダウン金物1は、柱材3に釘やネジ、ビス等の固定部材4により固定されると共に、土台や梁等の横架材2から延びるアンカーボルト5に座金6および締結ナット7を介し固定されて、横架材2から柱材3が抜けることを防止するための補強金物で、図1〜図7に示すように背板部11と、筒部12とを備えている。
背板部11は、図8(a)等に示すように長尺でかつ横幅がh1の細幅で、図1や図2に示すように柱材3に釘やネジ、ビス等の固定部材4が挿入されて固定されるもので、柱材3の長手方向に長尺であって、図3や図5、図8等に示すようにその上部側に5つの小孔11aが形成されている。
背板部11の上下方向の中央よりやや下方の中間部分には、図3や図5、図8等に示すように、その両側を前方へ起立するように折り曲げることによりその両側に対向する一対の起立側面部11b,11bを形成して、その一対の起立側面部11b,11bの両側には凹部11c,11cを設ける。
そのため、図8(a)等に示すように、背板部11における一対の対向する起立側面部11b,11bに挟まれた部分の横幅w2は、凹部11c,11cの分だけ、背板部11の横幅w1よりも幅が狭くなる。
また、その背板部11における一対の対向する起立側面部11b,11bに挟まれた部分には、図8(b)等に示すように、少なくとも筒部12を構成する鋼材の厚さまたはそれ以上、前側へ浮き上がるように当該背板部11を前方へ突出させた浮き上り背板部11dを設ける。
そのため、この浮き上り背板部11dの背面側に筒部12の後側面部12cを回したとしても、背板部11を柱材3に固定する際に、筒部12の後側面部12cの厚さが障害になることを防止できる。
また、背板部11の幅方向の中央には、背面側(裏側)から正面側(表側)に押圧することにより図8(c)等に示すように背面側が縦方向(上下方向)に窪んだ溝部11fが延びる一方、図8(a)等に示すように正面側が縦方向(上下方向)に突出して延びる凸条部11eを形成している。なお、本発明では、背板部11に溝部11fおよび凸条部11eを設けることは、必須でなく省略しても良い。
筒部12は、図1や図2等に示すように一端が横架材2を介したアンカーボルト5の雄ネジ部5aが挿入されて座金6を介して締結ナット7により固定されるものである。
筒部12は、図9(a)〜(c)等に示すように前側面部12aと、両側の段付きの両側面部12b,12bと、後側面部12cとを有する。筒部12は、これらの側面部12a、12b,12b、12cにより、アンカーボルト5の雄ネジ部5aの外径以上で、かつ、座金6および締結ナット7の外径よりも小さい横幅w3を有するアンカーボルト軸挿入部12dと、背板部11の上下方向の中央よりやや下方の起立側面部11b,11bと浮き上り背板部11dを通す横幅w4を有する背板中間挿入部12eとを設けている。
ここで、背板中間挿入部12eは、背板部11の中間部分の起立側面部11b,11bと浮き上り背板部11dの外側面が図6(a),(b)や図7(b)等に示すように、筒部12の背板中間挿入部12eを形成する両側面部12b,12bおよび後側面部12cの内側面に当接するような大きさや長さに形成されている。
つまり、背板中間挿入部12eの横幅w4(図9(c)参照。)は、浮き上り背板部11dの横幅W2(図8(a)参照。)とほぼ同じで、かつ、背板中間挿入部12eの縦幅w5(図9(c)参照。)は,浮き上り背板部11dから起立する起立側面部11b,11bの高さh1(図8(b)参照。)とほぼ同じにしている。
そのため、背板部11と筒部12を接合するため、背板部11の浮き上り背板部11dを、筒部12の背板中間挿入部12eを挿入すると、背板部11の一対の起立側面部11b,11bと浮き上り背板部11dの外側面が筒部12の背板中間挿入部12eの内側面にほぼ当接することになる。その結果、後述するように背板部11と筒部12とを溶接した際に確実に溶接することが可能となり、背板部11と筒部12の接合強度が向上して、ホールダウン金物1全体の強度が向上する。
そして、筒部12の背板中間挿入部12eの縦幅w5(図9(c)参照。)と、アンカーボルト軸挿入部12dの縦幅w6(図9(c)参照。)とを合わせた横架材2の長手方向の幅は、背板部11の横幅W1(図8(a)参照。)よりも大きくしている。
そのため、背板部11に筒部12を接合する際、筒部12のアンカーボルト軸挿入部12dと背板中間挿入部12eに背板部11を通してから90度回転させれば良いので、背板部11と筒部12とを接合する際、簡単に組み付けることができる。
また、この筒部12では、その背面側の後側面部12cの幅方向の中央には、図9(b)等に示すように、縦方向(上下方向)に延びるスリット12c1を設けている。ただし、本発明では、なお、本発明では、筒部12にスリット12c1を設けることは、必須でなく、省略しても良い。
そのため、背板部11に筒部12を接合する際に、筒部12のアンカーボルト軸挿入部12dと背板中間挿入部12eに背板部11を通してから90度回転させるが、背板部11の幅方向の中央の凸条部11e裏側の縦方向に延びる溝部11fと、筒部12のスリット12c1とを目視などで合わせると、背板部11と筒部12とを容易に90度回転させる際に中心同士を合わせることが可能になり、背板部11の浮き上り背板部11dを筒部12の背板中間挿入部12eに簡単に90度の角度で嵌めることができる。
また、背板部11に筒部12を接合する際、筒部12のアンカーボルト軸挿入部12dと背板中間挿入部12eに背板部11を通してから90度回転させるが、背板中間挿入部12eの横幅w4(図9(c)参照。)を浮き上り背板部11dの横幅W2(図8(a)参照。)とほぼ同じにしているため、起立側面部11b,11bの先端部や後端部が,背板中間挿入部12eの横幅w4よりも幅が狭い筒部12のアンカーボルト軸挿入部12dの内側面に当接して回転させ難い場合がある。
しかし、筒部12の後側面部12cにおける幅方向の中央には、縦方向に延びるスリット12c1が設けられているため、起立側面部11b,11bの先端部や後端部が筒部12のアンカーボルト軸挿入部12dや背板中間挿入部12eの内側面に当接した場合でも、スリット12c1が広がって背板部11の回転を補助することができる。そのため、この点でも背板部11と筒部12とを容易に90度回転させて、背板部11の浮き上り背板部11dを筒部12の背板中間挿入部12eに嵌めることができる。
背板部11と筒部12とを90度回転させて、背板部11の浮き上り背板部11dを筒部12の背板中間挿入部12eに嵌めた後、背板部11と筒部12とを溶接して接合するが、その際、背板部11の一対の起立側面部11b,11bの外側面と背板中間挿入部12eの両側面部12b,12bの両端面、および背板部11の一対の起立側面部11b,11bの内側面の上下方向の例えば約10mm程(図7(a)参照。)と浮き上り背板部11dの表面側の対応する箇所を溶接して、背板部11に筒部12を接合している。なお、図1〜図7(a)等において網掛け部分が溶接部分である。
以上のように構成したホールダウン金物1を、図1や図2に示すように柱材3に釘やネジ、ビス等の固定部材4により固定すると共に、土台や梁等の横架材2から延びるアンカーボルト5のネジ部5aを筒部12に通して座金6を介して締結ナット7により締付けた状態において、筒部12の後側面部12cが背板部11の起立側面部11b,11bを折り曲げることによって幅が狭くなった浮き上り背板部11dの背面側まで回り込んだ状態で溶接等されて接合しているため、背板部11と筒部12とが分離し難くすることができる。
その結果、本実施形態のホールダウン金物1では、例えば、地震等により図10に示すように柱材3にα方向に過大な外力が作用した場合でも、背板部11と筒部12との間の接合箇所では、背板部11が柱材3とアンカーボルト5に固定された筒部12との間で引っ張られることにより、背板部11から筒部12が分離することなく、従来よりも背板部11と筒部12とが接合したまま一体化した状態で伸びたり変形することになる。そのため、本実施形態のホールダウン金物1では、地震等により柱材3にα方向に過大な外力が作用した際に背板部11と筒部12が分離せず一体化した状態で背板部11が伸びたり変形することにより、従来技術の場合よりも横架材2から柱材3が抜けることを防止することができる。
また、地震等により柱材3にα方向に過大な外力が作用して背板部11と筒部12とが接合したまま背板部11が伸びたり変形した際に、背板部11に対し柱材3が上方にずれると共に、背板部11の下端側が図10上、左側である柱材3の方向に向かって変形して、背板部11の下端部が柱材3に食い込むことになる。そのため、この点でも、従来技術の場合より横架材2から柱材3が抜けることを防止することができる。
また、本実施形態のホールダウン金物1では、筒部12の背板中間挿入部12eを形成する後側面部12cと両側面部12b,12bの内側面が背板部11の一対の起立側面部11b,11bと浮き上り背板部11dの外側面に当接して囲った状態で溶接等により接合しているため、筒部12と背板部11の一対の起立側面部11b,11bと浮き上り背板部11dの外側面と筒部12との間で溶接距離を長く確保でき、背板部11と筒部12との接合強度を向上させることが可能になり、この点でも従来技術の場合よりも横架材2から柱材3が抜けることを防止することができる。
ただし、本実施形態では、図3〜図7(a)に示すように、背板部11の一対の起立側面部11b,11bの外側面と背板中間挿入部12eの両側面部12b,12bの両端面、および背板部11の一対の起立側面部11b,11bの内側面の例えば約10mm程まで(図7(a)参照。)と浮き上り背板部11dの表面側の対応する箇所を溶接し、浮き上り背板部11dの背面側と筒部12の後側面部12cとを溶接していないが、浮き上り背板部11dの背面側と筒部12の後側面部12cとを溶接すれば、さらに背板部11と筒部12との接合強度を向上させることができる。
また、本実施形態のホールダウン金物1では、筒部12の背板中間挿入部12eの縦幅w5とアンカーボルト軸挿入部12dの縦幅w6とを合わせた横架材2の長手方向の長さは、背板部11の横幅w1(図8(a)参照。)よりも大きい。そのため、背板部11に筒部12を接合する際、筒部12のアンカーボルト軸挿入部12dと背板中間挿入部12eに背板部11を通してから90度回転させることにより、背板部11と筒部12とを簡単に組み付けて接合することができる。
また、本実施形態のホールダウン金物1では、筒部12における背板中間挿入部12eの横幅w4(図9(c)参照。)は、アンカーボルト軸挿入部12dの横幅w3よりも広く、かつ、浮き上り背板部11dの横幅w2(図8(a)参照。)とほぼ同じにしたため、筒部12のアンカーボルト軸挿入部12dと背板中間挿入部12eに背板部11を通してから90度回転させた際に背板部11の浮き上り背板部11dは、アンカーボルト軸挿入部12dでは90度まで回転せず、背板中間挿入部12eのところで90度回転可能になるので、背板部11の浮き上り背板部11dは背板中間挿入部12eに収まり易くなり、この点でも背板部11と筒部12とを背板中間挿入部12eで簡単に組み付けて接合することができる。
また、本実施形態のホールダウン金物1では、背板部11の幅方向の中央には、縦方向に延びる背面側が窪んだ溝部11fを設ける一方、その正面側が縦方向に突出して延びる凸条部11eを設けたため、ホールダウン金物1全体の剛性が向上せることができると共に、筒部12の後側面部12cにおける幅方向の中央に縦方向に延びるスリット12c1を設けたため、背板部11の溝部11fとスリット12c1とを位置合わせするだけで、簡単かつ正確に背板部11と筒部12とを組み付けることができる。
また、本実施形態のホールダウン金物1では、筒部12の後側面部12cにおける幅方向の中央の縦方向に延びるスリット12c1を設けているため、必要あればそのスリット12c1と背板部11の溝部11fとの間を溶接することによりさらに溶接距離を長くして板部11と筒部12との接合強度を向上させることができる。
また、筒部12の後側面部12cにスリット12c1を設けたことにより、筒部12のアンカーボルト軸挿入部12dと背板中間挿入部12eに背板部11を通してから90度回転させた際に、起立側面部11b,11bの先端部や後端部が筒部12の背板中間挿入部12eやアンカーボルト軸挿入部12dの内側面に当接した場合でも、スリット12c1が広がって背板部11の回転を補助するため、この点でも背板部11と筒部12とを容易に90度回転させて、背板部11の浮き上り背板部11dを筒部12の背板中間挿入部12eに嵌めて接合することができる。
1 ホールダウン金物
11 背板部
11a 小孔
11b 起立側面部
11c 凹部
11d 浮き上り背板部
11e 凸条部
11f 溝部11f
12 筒部
12a 前側面部
12b 両側面部
12c 後側面部
12c1 スリット
12d アンカーボルト軸挿入部
12e 背板中間挿入部
2 横架材
3 柱材
4 固定部材
5 アンカーボルト
6 座金
7 締結ナット

Claims (5)

  1. 柱材に釘やネジ、ビス等の固定部材により固定されると共に、土台や梁等の横架材から延びるアンカーボルトに締結ナットを介し固定されて、横架材から柱材が抜けることを防止するホールダウン金物であって、
    柱材に前記固定部材により固定される背板部と、
    横架材から延びるアンカーボルトが挿入され、締結ナットにより締付け固定される筒部とを備え、
    前記背板部は、柱材の長手方向の中間部分には、その両側を前方へ起立するように折り曲げることにより一対の起立側面部を設けてそれぞれの外側に凹部を形成すると共に、その一対の起立側面部に挟まれた部分が少なくとも前記筒部を構成する鋼材の厚さ以上前方へ浮き上るように突出した浮き上り背板部を設け、
    前記筒部は、前側面部と両側の両側面部と後側面部とを有し、これらの側面部によりアンカーボルトの雄ネジ部の外径以上でかつ締結ナットの外径よりも小さい横幅を有するアンカーボルト軸挿入部と、前記背板部の中間部分の起立側面部と浮き上り背板部を通す背板中間挿入部とを形成し、
    前記背板部を前記筒部の背板挿入部に挿入して、前記筒部の背板中間挿入部を形成する後側面部と両側面部の内側面が、前記背板部の起立側面部と浮き上り背板部の外側面に当接しており、少なくとも前記背板部の各起立側面部と前記筒部の背板中間挿入部とを溶接して前記筒部を前記背板部に接合したことを特徴とするホールダウン金物。
  2. 請求項1記載のホールダウン金物において、
    前記筒部のアンカーボルト軸挿入部と背板中間挿入部を合わせた横架材の長手方向の長さは、前記背板部の横幅よりも大きいことを特徴とするホールダウン金物。
  3. 請求項1または請求項2記載のホールダウン金物において、
    前記筒部の両側の両側面部は、それぞれ段付きにすることにより、前記背板中間挿入部の横幅を前記アンカーボルト軸挿入部の横幅よりも広く、前記浮き上り背板部の横幅とほぼ同じにし、かつ、前記背板中間挿入部の縦幅を前記浮き上り背板部から起立する前記起立側面部の高さとほぼ同じにしたことを特徴とするホールダウン金物。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか一の請求項に記載のホールダウン金物において、
    前記背板部の幅方向の中央には、背面側が縦方向に窪んだ溝部が延びる一方、正面側が縦方向に突出して延びる凸条部が形成されていることを特徴とするホールダウン金物。
  5. 請求項4記載のホールダウン金物において、
    前記筒部の後側面部における幅方向の中央には、縦方向に延びるスリットが設けられていることを特徴とするホールダウン金物。
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