JP2015151449A - 粘着層の形成方法及び物品 - Google Patents

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山田 功作
Kosaku Yamada
功作 山田
藤田 和也
Kazuya Fujita
和也 藤田
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Abstract

【課題】廃棄されてしまう粘着剤の量を少なくし、被接合部材に反りや引けが生じている場合でもそれを吸収して接合部分における気密性、防水性を確保し、しかも、接合初期段階から高い気密性、防水性を得ることができるようにする。
【解決手段】筐体2とパネル3とを接合するための粘着層5の形成方法において、筐体2とパネル3との少なくとも一方に、熱可塑性の粘着剤を射出成形して粘着層5を形成する。
【選択図】図3

Description

本発明は、第1部材と第2部材とを接合するための粘着層を形成する方法及びその方法を用いて製造された物品に関するものである。
一般に、気密性や防水性が要求される機器や設備としては、例えば洗面機器、切削加工機器、電子機器、一般の白物家電、窓枠、衛生機器、玩具、住宅設備、自動車等をはじめとした車両、食器等がある。
洗面機器として化粧台、流し台等があるが、これらの場合では漏水や浸水防止に、また、切削加工機器では切削液や切削油の跳ね返り防止に、また、電子機器では、テレビ、ラジオ、タブレット端末、スマートフォン等の気密性、防水性付与のために、また、一般の白物家電も冷蔵庫、自動洗浄機等の気密性、防水性付与のために、また、窓枠では雨漏り防止のために、また、衛生機器では漏水防止のために、また、玩具も気密性、防水性の付与のために、住宅設備は雨漏り防止のために、自動車は雨漏りと洗車時の漏水防止のために、その他車両においても雨漏り防止のために、食器においても気密性、防水性の付与のために、また、防災、アウトドア用品としての照明器具、通信情報機器の気密性、防水性の付与のために、それぞれ、部材の接合面にそれぞれ両面粘着テープを使用する場合がある。このときに用いられる両面粘着テープとして一般的なものとしては、発泡基材にアクリル系の粘着層を設けたテープがある。
特に、白物家電やテレビ、ラジオ、タブレット端末、スマートフォン等では、発泡基材を使用した両面粘着テープが頻繁に使用されている。これら機器では、通常、電子部品等を収容する筐体と、筐体の開放部分を覆う蓋とを接合する必要がある。この場合、ダイカット等した両面粘着テープを筐体に貼り付けた後、蓋を接合する方法がある。
しかし、機器が大きくなればなるほど、必然的に蓋も大きなものとなり、両面粘着テープをダイカットすれば、その内側部分の廃棄量が圧倒的に増えてしまい、非常に経済性が低い。
また、筐体と蓋とを接合する場合に、例えば特許文献1に開示されている熱可塑性の粘着剤からなる粘着層を筐体や蓋に設けることが知られている。
熱可塑性の粘着層を設ける方法としては、例えば、接合面に粘着剤を印刷することによって粘着層を形成する印刷方式や、ディスペーサーノズルを用いて粘着材を塗布して粘着層を形成するディスペーサー方式等が考えられる。これらの方法を用いることで、ダイカット方式に比べて粘着剤の廃棄量を低減できる。
特開2013−180526号公報
以上のように、特許文献1に開示されている粘着剤を用いれば、一般の発泡基材の両面粘着テープに比べてダイカットしなくてもよく、細い形状に成形でき、しかも、強い接着力が得られる点で優れており、特に一般のスマートフォン等の携帯端末に適用することで、気密性、防水性を確保することができる。また、携帯端末の画面形状に沿うように額縁状にダイカットした両面粘着テープを使用する場合に比べて粘着剤の廃棄量が圧倒的に少なくなり、非常に経済的な方法である。
しかし、上記のような方法を用いたとしても以下の問題を抱えていた。すなわち、スマートフォンや携帯電話のように小さな製品では、筐体や蓋の成形精度を高く維持して反りや引けなどを極力抑えるようにしているが、製品が大きくなればなるほど成形精度の維持が困難になり、反りや引けの部分の気密性、防水性を確保することは困難になる。従って大きな製品の気密性、防水性を確保することが非常に難しい。
本発明は、上記の課題を解決することができるものであり、複数の部材を接合する際に廃棄されてしまう粘着剤の量を少なくし、それら部材に反りや引けが生じている場合でもそれを吸収して接合部分における気密性、防水性を確保し、しかも、接合初期段階から高い気密性、防水性を得ることができるようにすることを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明では、粘着剤を射出成形するようにした。
第1の発明は、
第1部材と第2部材とを接合するための粘着層の形成方法において、
上記第1部材と第2部材との少なくとも一方の部材には、熱可塑性の粘着剤を射出成形して粘着層を形成することを特徴とする。
この構成によれば、粘着剤を射出成形することで、必要な部位にのみ粘着層が形成されるので、従来のようなダイカットによる方法に比べて粘着剤の廃棄量が少なくて済む。また、例えば第1部材に反りや引けが生じている場合に、第1部材に粘着剤を射出成形することで、反りや引けを吸収した状態で粘着層が形成される。さらに、粘着層の断面形状は任意に設定することが可能になるので、接合面に対して線接触するような断面形状も容易に得られ、これにより、気密性、水密性が高まる。しかも、例えば第1部材を環状に囲むように粘着層を設けることも容易であり、接合初期段階から高い気密性、水密性が得られる。
第2の発明は、第1の発明において、
2色成形法またはインサート成形法により、上記第1部材と第2部材との少なくとも一方の部材を成形した後に、該部材に粘着層を形成することを特徴とする。
この構成によれば、型内で第1部材や第2部材に粘着層を形成することが可能になるので、工程が短縮されるとともに、加工費が削減される。また、第1部材や第2部材に粘着剤を確実に接触させて粘着層が形成されるので、気密性、防水性が高まる。また、第1部材や第2部材に気密性、水密性を向上させる表面形状の加工が行えるので、このことによっても気密性、防水性が高まる。さらに、第1部材や第2部材が3次元形状であっても、型内で第1部材や第2部材に粘着剤を確実に接触させて粘着層が形成されるので、3次元形状の部材を接合することが可能になる。
第3の発明は、第1または2の発明において、
軟化点が40℃以上で、その分解温度が150℃以上であり、100μm厚のダンベル形状3号形の粘着層とした際に引っ張り強度が5MPa以上で、かつ、伸びが800%以上となる粘着剤を射出成形することを特徴とする。
この構成によれば、形成された粘着層の凝集力が十分に高くなるので、例えば、第1部材と第2部材を接合した後に、リワークやリサイクルのために両部材を分離する際、粘着層の一部を指等でつまんで引っ張っても途中で破断することなく、両部材から容易に剥離することが可能になる。
第4の発明は、第1から3のいずれか1つの発明において、
熱可塑性エラストマーとタッキファイアが主成分の粘着剤を射出成形することを特徴とする。
この構成によれば、第1部材と第2部材とを接合する際に粘着層に圧力や熱を加えることで十分に強い粘着力が得られる。また、粘着層の凝集力が高くなり、リワークやリサイクルのために両部材を分離する際、粘着層を両部材から容易に剥離することが可能になる。
第5の発明は、第1から4のいずれか1つの発明を使用して製造されたことを特徴とする物品である。
この構成によれば、物品の製造時に粘着剤の廃棄量が少なくなる。さらに、第1部材と第2部材との間の気密性、水密性が高い物品が得られる。
第1の発明によれば、熱可塑性の粘着剤を射出成形して粘着層を形成するようにしたので、第1部材と第2部材とを接合する際に廃棄されてしまう粘着剤の量を少なくすることができ、しかも、第1部材や第2部材に反りや引けが生じている場合でもそれを吸収して接合部分における気密性、防水性を確保でき、さらに、接合初期段階から高い気密性、防水性を得ることができる。
第2の発明によれば、2色成形法またはインサート成形法によって粘着層を形成するようにしたので、工程を短縮できるとともに、加工費を削減できる。さらに、3次元形状の部材を気密性、水密性を確保しながら接合することができる。
第3、4の発明によれば、リワークやリサイクルのために両部材を分離する際、粘着層の一部を指等でつまんで引っ張っても途中で破断することなく、両部材から容易に剥離することができる。
第5の発明によれば、製造時に粘着剤の廃棄量が少なくなく、しかも、第1部材と第2部材との間の気密性、水密性が高い物品を得ることができる。
実施形態に係るスマートフォンの斜視図である。 図1のII−II線断面図である。 パネルと筐体とが分離状態にある図1のII−II線に相当する断面図である。 (a)は筐体を成形型で成形した状態を示す断面図であり、(b)は粘着層を成形するためのキャビティを成形型内に形成した状態を示す断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。
図1は、本発明の実施形態に係る物品としてのスマートフォン1の斜視図である。スマートフォン1は、電子部品(図2及び図3に仮想線で示す)4を収容する筐体(第1部材)2と、パネル(第2部材)3とを備えている。筐体2には、電子部品4の他にもバッテリ等を収容することができるようになっている。パネル3は、筐体2に対して後述する粘着剤からなる粘着層5によって接合されている。
筐体2は、略矩形の底壁部2aと、底壁部2aの周縁部から上方へ延びる周壁部2bとを備えており、樹脂材を射出成形してなるものである。周壁部2bの上端部には、縦板部2cが上方へ突出するように形成されている。縦板部2cは、周壁部2bの全周に亘って環状に延びている。縦板部2cの肉厚は周壁部2bの肉厚の半分もしくは半分以下に設定されており、縦板部2cは、周壁部2bの上端部において外側に位置している。従って、周壁部2bの上端部には、縦板部2cよりも内側に環状の平面部2eが形成されることになる。平面部2eは縦板部2cの内面2dに対して略直交する方向に延びており、この平面部2eと縦板部2cの内面2dとによってパネル3の周縁部が嵌まる段部が形成されることになる。
パネル3は、透明な樹脂からなるタッチパネル3aと、タッチパネル3aの裏側に一体に設けられる液晶表示パネル3bとを備えている。タッチパネル3aの外形は液晶表示パネル3bの外形よりも大きめに設定されている。従って、タッチパネル3aの周縁部は液晶表示パネル3bの周縁部から外側へ突出しており、この突出した部分が額縁部となる。この実施形態では、額縁部が狭い狭額縁タイプとなっている。
粘着層5は、熱可塑性の粘着剤を射出成形することによって形成されたものであり、筐体2の周壁部2bの全周に亘って環状に延びている。この粘着層5によってパネル3の周縁部全周を筐体2に接合して気密性、防水性を確保するようにしている。
粘着層5を構成する粘着剤の主成分は熱可塑性樹脂である。熱可塑性樹脂としては、粘着性が発現できる樹脂であれば問題ないが、一般的なアクリル樹脂、アクリロニトリルスチレン樹脂、アクリロニトリルブタジエンスチレン樹脂、エチレン酢酸ビニル、ポリ酢酸ビニル、ポリスチレン、熱可塑性ウレタン等が挙げられる。また、未加硫のゴムや硬化していない熱硬化性樹脂のエポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、フェノール樹脂等を挙げることができる。これらは単独または混合して使用することができる。
さらに好ましい熱可塑性エラストマーとしては、スチレン系エラストマー、オレフィン系エラストマー、ポリエステル系エラストマー、塩ビ系エラストマー、ポリアミド系エラストマー、ポリブタジェン系エラストマー、イソプレン系エラストマー、イオンクラスターと非晶性PEエラストマー、フッ素系エラストマー、ウレタン系エラストマー、アクリル系エラストマー等を挙げることができ、これらを単独または混合して使用することができる。
粘着剤の主成分としては、熱可塑性エラストマーに加えて、粘着性を付与するために粘着付与剤いわゆるタッキファイアを含んでいることが望ましい。タッキファイアとしては、ロジン系タッキファイア、テルペン系タッキファイア、炭化水素系タッキファイア等を挙げることができ、これらを単独または混合して使用することができる。
熱可塑性樹脂や熱可塑性エラストマーとタッキファイアを均一に混合する方法としては、ニーダー、一軸押出機、二軸押出機、練ロール等を使用する方法があるが、これらに限られたものではない。
上記粘着剤の分解温度は150℃以上となっている。
上記粘着剤を用いて100μm厚のダンベル状3号形となるように成形した場合の引っ張り強度が5MPa以上となるように、上記各成分が配合されている。さらに好ましくは引っ張り強度が7MPa以上である。引っ張り強度が5MPa未満では粘着層5としたときに引っ張り強度が不足して、後述するリワークやリサイクル時に指で粘着層5を持って引っ張った場合に粘着層5が途中で破断する可能性が高くなり、作業性が悪化する。特に、上述のように狭額縁化した場合は、粘着層5の幅も狭くなるので破断しやすい。
また、上記100μm厚のダンベル状3号形の伸びが800%以上となるように、粘着剤に上記各成分が配合されている。さらに好ましくは伸びが1000%以上である。伸びが800%未満の場合、粘着層5とした場合に粘着層5が硬くなっているので耐衝撃性や低温特性が低下して、低温でスマートフォンが衝撃を受けた時や落下した時に筐体2からパネル3が剥がれる恐れがある。
尚、この時の試験方法は、JIS K 6251に準拠しており、上記各値は、ダンベル状3号形の試験片を、温度20℃において引っ張り速度500mm/分で引っ張った時の強度と伸びを測定した値である。
図3に示すように、粘着層5は、筐体2の平面部2eに射出成形される粘着部5aと、縦板部2cの内面2dに射出成形される衝撃吸収部5bとを備えており、粘着部5a及び衝撃吸収部5bは同時に一体成形されたものである。尚、この実施形態では、粘着層5が粘着部5a及び衝撃吸収部5bを有している場合について説明するが、これに限らず、衝撃吸収部5bは省略してもよい。
粘着部5aは、平面部2eから上方へ盛り上がるように成形されており、主にパネル3を筐体2に接合するための部分であってパネル3の剥離に要する力はこの粘着部5aの粘着力によってほぼ決まる。粘着部5aの縦断面は幅方向中央部が最も上となるようなかまぼこ形となっている。このため、パネル3に対しては粘着部5aが線接触することになり、気密性、防水性が向上する。
粘着部5aの幅はパネル3の額縁部の幅以下であって0.3mm以上が好ましく、さらに好ましいのは0.5mm以上である。また、粘着部5aの平面部2eから上端部までの高さは0.3mm以上が好ましく、さらに好ましいのは0.5mm以上である。粘着部5aの幅が0.3mm未満になる、または高さが0.3mm未満になると、粘着剤を射出成形する際に形状の精度が低下してしまい、安定的な気密性、防水性の確保が困難になるからである。
衝撃吸収部5bは、パネル3の外周縁部を取り囲むように、縦板部2cの内面2dに沿って形成されている。つまり、筐体2の縦板部2cとパネル3との間に弾性変形可能な衝撃吸収部5bが介在することになるので、例えばスマートフォン1がその角から落下した場合に、衝撃吸収部5bの弾性変形によってパネル3に加わる衝撃を低くすることができる。これにより、パネル3の損傷を抑制できるとともに、パネル3が筐体2から剥離するのも抑制できる。
衝撃吸収部5bの内面は、縦壁部2cの先端側へ行くほど該縦壁部2cの内面2dに近づくように傾斜または湾曲させるのが好ましい。これにより、パネル3を接合する際に、パネル3を衝撃吸収部5bの内側に容易に挿入することが可能になる。また、衝撃吸収部5bの内面と、パネル3の外周縁部との少なくとも一方には、シリコーンやテフロン(登録商標)等を使用して滑り性を向上させる処理を行うのが好ましい。この処理により、パネル3を衝撃吸収部5bの内側に容易に挿入することが可能になる。
次に、スマートフォン1の製造要領について説明する。まず、図4に示すような型100〜102を用いて筐体2及び粘着層5を成形する。成形法としては、2色成形法またはインサート成形法を使用することができる。始めに2色成形法によって成形する場合について説明する。
成形装置は、図4(a)に示す筐体2の外面を成形する下型100と、筐体2の内面を成形する上型101と、図4(b)に示す粘着層成形型102とを備えており、上型101と粘着層成形型102とは、図示しないが周知の型移動装置によって自動交換されるようになっている。
射出成形するための型100〜102の材質は、鉄、アルミ、ダイス鋼、高速度工具鋼、超硬合金、セラミック、樹脂等が挙げられるが、これらに限られるものではない。射出成形した後、粘着層5の型離れ性を良好にするために粘着層成形型102に離型処理等の表面処理をすることができる。表面処理としては、シリコーン処理、テフロン処理、金属メッキ等を挙げることができる。
粘着層成形型102における粘着層5の成形面は、粘着層5の粘着部5aの形状に対応してかまぼこ形の断面を有している。
上記成形装置を用いて始めに筐体2を成形する。すなわち、上型100及び下型101を型閉じしてキャビティ(図示せず)を形成した後、筐体2を構成する溶融状態の樹脂材をキャビティ内に射出する。樹脂材が固化すると図4(a)に示すように筐体2が得られる。
その後、筐体2は下型100に保持したまま、上型101を型開き方向に移動させてから、上型101を粘着層成形型102と入れ替えて粘着層成形型102と下型100とを型閉じする。これにより、図4(b)に示すように粘着層5を成形するためのキャビティCが型内に形成される。
キャビティCに粘着剤を射出するときの当該粘着剤の加熱温度は、粘着剤が流動し、かつ、分解しない温度であれば問題ないが、好ましくは80℃以上300℃以下であり、さらに好ましくは120℃以上200℃以下である。
粘着剤の温度が80℃未満では粘着剤の流動性の確保が困難であり、キャビティCの隅々まで十分に充填できず、均一な粘着層5が実現できないので、気密性、防水性の確保が困難となる。
逆に粘着剤の温度が300℃を超えると、タッキファイアの蒸発や分解、エラストマーの分解や架橋が起こってしまい、粘着性や接合強度が低下してしまい好ましくない。
また、射出時の射出成形機(図示せず)のシリンダー温度は100℃以上250℃以下、さらに好ましくは120℃以上220℃以下である。シリンダー温度が100℃よりも低い場合、粘着剤の温度が80℃以上にならず、またシリンダー温度が250℃よりも高い場合、粘着剤の温度が300℃を超えることになり好ましくない。
また、粘着剤をキャビティCに射出するときの粘着層成形型102の温度は好ましくは10℃以上80℃以下、さらに好ましくは20℃以上60℃以下である。粘着層成形型102の温度が10℃よりも低い場合は、粘着剤が射出後、瞬時に冷却・固化してキャビティCの隅々に充填できなくなり、粘着層成形型102の温度が80℃よりも高い場合は、粘着剤が脱型時にも軟化状態にあって所望の形状の粘着層5を確保することが困難であり好ましくない。
また、粘着剤の射出成形圧力は300Kgf/cm2以上2000Kgf/cm2以下、さらに好ましくは500Kgf/cm2以上1500Kgf/cm2以下である。射出成形圧力が300Kgf/cm2よりも低い場合は、圧力が低すぎて粘着剤をキャビティCの隅々に充填できなくなり、2000Kgf/cm2よりも高い場合は、射出成形装置にかかる負荷が過剰になり好ましくない。
尚、例えばゲートが粘着層5の粘着部5aの上面に対応する部位にあると、ゲート跡が粘着部5aの上面に残ってしまうことになり、ゲート跡がない部分と比較して粘着部5a上面の高さが異なって気密性、防水性が低下する恐れがあるので、ゲートは粘着層5の側面に対応する部位に設けることがより望ましい。
また、射出成形するときに粘着剤が水分を含んでいるとその影響で発泡したり、膨れたりすることがあるので、これを防止するために粘着剤は予め乾燥させておく方が好ましい。粘着剤の乾燥温度は40℃から100℃、さらに好ましくは50℃から80℃である。
その時の乾燥時間は30分から5時間、さらに好ましくは1時間から3時間である。
射出成形するときの筐体2には、接着力や気密性、防水性を向上させるために、粘着層5が形成される部分に予め所定の加工をしておいてもよい。この加工形態としては、凹形状、凸形状、粘着層5との接触面積を増やすための梨地形状等あるがこの限りではない。
また、図示しないが、タッチパネル3を成形した後、このタッチパネル3の周縁部に粘着層を射出成形してもよい。タッチパネル3の裏面の周縁部には、上記粘着層5の粘着部5aのような形状の粘着層を下方に突出するように形成すればよい。この場合、タッチパネル3の裏面の周縁部には、上記所定の加工をしておいてもよい。
また、筐体2やパネル3はデザインや機能性、コンパクト化等の目的で接合面が3次元形状となるように成形してもよい。この3次元形状に沿って型100〜102を作成し、粘着剤を射出成形すれば、立体的な形状でありながら気密性、防水性を確保することができる。
また、インサート成形法で成形する場合には、図4(a)に示すように筐体2を成形した後、脱型して別の型内に挿入して該型で保持し、図4(b)に示すようなキャビティCを型内に形成する。そして、上記したようにキャビティCに粘着剤を射出すればよい。パネル3側に粘着層5を設ける場合についても同様にパネル3を型内に挿入してインサート成形することができる。
粘着層5を形成した後は直ぐに、筐体2とパネル3とを接合させてもよいし、粘着層5の成形後、時間をおいた後、または筐体2やパネル3を移動させた後に接合させてもよい。粘着層5の成形後、時間をおく場合、または移動させる場合は、粘着層5の汚染を防止するためにセパレーターを粘着層5に貼って保護しておくことが好ましい。このときに用いるセパレーターとしては離型処理したPET(ポリエチレンテレフタレート)や離型性の高いPP(ポリプロピレン)、PE(ポリエチレン)等のフィルムが適している。
粘着層5によって筐体2とパネル3とを接合する方法としては、接合面に圧力を加える、または圧力と熱を加える等の方法がある。圧力のみ加える場合は、粘着層5の単位面積あたり0.5MPa以上5.0MPa以下が好ましく、さらに好ましくは1.0MPa以上3.0MPa以下である。圧力が0.5MPaよりも低いと粘着層5が十分に変形せず、気密性、防水性の確保が難しくなる。逆に圧力が5.0MPaよりも高いと電子部品4等に破損の恐れがあるので好ましくない。
また、接合時に加圧する際には、粘着層5を変形させて筐体2やパネル3に密着させるための時間が必要である。この時間は、好ましくは10秒以上10時間以下、さらに好ましくは20秒以上1時間以下である。10秒未満では粘着層5が十分に変形せずに気密性、防水性の確保が難しい。逆に10時間よりも長いと作業時間が長すぎて著しく作業性を低下させる。ただし、接合時に圧力と熱を同時に加える場合にはこの限りではない。
接合時に熱を加える場合には、熱板や熱風、赤外線、誘導加熱、蒸気、レーザー等を用いることができる。この場合、粘着層5が軟化または溶融すれば気密性、防水性を十分確保できるが、溶融して粘着層5が広がり過ぎて接合界面からはみ出たり、粘着層5の厚みが著しく薄くなって接着力が低下する等、好ましくない場合もあるので注意が必要である。接合時における粘着層5の温度は粘着剤の組成にもよるが、40℃以上150℃以下、さらに好ましくは50℃以上100℃以下である。40℃未満では粘着層5の十分な軟化が進まず、高い圧力と時間をかけないと気密性、防水性を確保できなくなる。逆に150℃よりも高いと筐体2やパネル3の熱による変形、粘着剤の劣化や分解が発生する恐れがあるので好ましくない。
以上のような加工方法と粘着剤により得られたスマートフォン1は、リワークまたはリサイクルの時に筐体2とパネル3と容易に分離して解体することができ、さらに粘着層5を筐体2及びパネル3から容易に剥離することができる。
筐体2とパネル3とを分離する方法は、接合した時と同様に熱を加えて熱可塑性の粘着層5を軟化または溶融させ、接着力を低下させた後、吸引力を作用させたり、筐体2とパネル3との接合界面に剥離力を加える。
このとき、一般に粘着層5は加熱された面から剥離するので、その逆の面に粘着層5が付着した状態となる。この粘着層5は凝集力が粘着力よりも強くなるように設計しているので、残った粘着層5を指先等で引き剥がすことにより途中で破断することなく筐体2やパネル3から容易に剥離することができる。
また、筐体2とパネル3の接合界面の一部から粘着層5の一部がはみ出すように粘着層5の形状を設定しておき、その後、筐体2とパネル3とを接合するようにしてもよい。このようにした場合、解体する際には、筐体2とパネル3の接合界面からはみ出した粘着層5の一部を例えば指等でつまんで一定の速度で外へ引っ張るようにする。こうすれば、筐体2とパネル3の両面から粘着層5が次第に剥離していき、接合界面に存在する粘着層5の体積及び接合面積が徐々に減少し、やがて筐体2とパネル3が分離する。従って、熱を加えなくてもスマートフォン1を容易に解体することができる。
以上説明したように、この実施形態によれば、射出成形により粘着層5を筐体2またはパネル3に形成するようにしたので、粘着剤を必要な部位に必要な量だけ使用して粘着層5を形成できる。これにより、筐体2とパネル3とを接合する際に廃棄されてしまう粘着剤の量を少なくすることができる。しかも、筐体2やパネル3に反りや引けが生じている場合でも粘着層5がそれを吸収した状態で所期の形状に成形できる。また、粘着層5を環状に成形するのも容易である。よって、接合部分における気密性、防水性を確保でき、さらに、接合初期段階から高い気密性、防水性を得ることができる。
また、2色成形法やインサート成形法を用いることで、型内で筐体2やパネル3に粘着層5を形成することが可能になるので、工程が短縮されるとともに、加工費が削減される。また、筐体2やパネル3に粘着剤を確実に接触させた状態で粘着層5が形成されるので、気密性、防水性が高まる。また、筐体2やパネル3に気密性、水密性を向上させる表面形状の加工が行えるので、このことによっても気密性、防水性が高まる。さらに、筐体2やパネル3の接合面が3次元形状であっても、型内で筐体2やパネル3に粘着剤を確実に接触させて粘着層5が形成されるので、3次元形状の部材同士を接合することが可能になる。
尚、上記実施形態では、射出成形によって粘着層5を形成する物品として、スマートフォン1である場合について説明したが、これに限らず、デジタルカメラ、タブレット端末、携帯用ゲーム機、デジタルオーディオプレーヤー等の携帯型電子機器や、洗面機器、切削加工機器、電子機器、一般の白物家電、窓枠、衛生機器、玩具、住宅設備、自動車等をはじめとした車両、食器等であってもよい。
以下に実施例を挙げて本発明をさらに詳しく説明するが、本発明はこれらの実施例のみに限られるものではない。
[ペレットの調整]
スチレン・ブタジェン・スチレン共重合物いわゆるSBS(Kraton製D−1118)56重量部と、スチレン・ブタジェン・スチレン共重合物(JSR株式会社製TR2601)44重量部およびタッキファイアとしてテルペンフェノール樹脂(ヤスハラケミカル株式会社製 YSポリスターT−115)50重量部、オイル(株式会社クラレ製 LBR−305)10重量部、酸化防止剤(チバ・ジャパン株式会社製 イルガノックス1010)2重量部をミキサーで混合した後、二軸押出機のホッパーに入れ、混練されたものを押し出して、さらにペレタイザーでペレット化した。作成したペレットを60℃で2時間乾燥機に入れて乾燥させた。このペレットを射出成形試験用のペレットとした。
[引っ張り試験]
次に、上記ペレットをトルエンに溶解して固形分40重量%の粘着剤溶液を調製した。離型処理したPETフィルムにアプリケーターで粘着剤溶液を乾燥皮膜が100μmになるように塗布して乾燥させ、厚さ100μmの粘着層を作製した。
引っ張り試験として、JIS K 6251に準拠してダンベル状3号形の試験片を、温度20℃において引っ張り速度500mm/分で引っ張った時の強度と伸びを測定した。
100μm厚のダンベル状3号形の粘着層の引っ張り強度は8MPaであり、伸びは1200%であった。
[実施例1]
9.4インチのタブレット端末の額縁部に沿うように粘着層(幅が0.6mm、厚さ0.8mm)を形成することとした。粘着層は筐体の周縁部に形成するものとし、この粘着層を形成することのできる成形型を作成した。ゲートの位置は、タブレット端末の長辺の中心部2箇所において粘着層の側面に対応する位置とした。この成形型にはシリコーンで離型処理を施した。
タブレット端末の筐体を成形型内に固定して粘着層成形用のキャビティを成形型内に形成し、インサート成形用の粘着剤を射出成形機から射出した。このときのシリンダー温度は130℃、成形型温度は20℃とし、700Kgf/cm2の射出圧力で粘着層を筐体の周縁部にインサート成形した。粘着層の幅は0.6mmで厚さ0.8mmであった。
次に、筐体に電子部品を組み込んだ。液晶表示パネルの付いたタッチパネルを電子部品の電極に接続した後、タッチパネルを筐体の所定の接合位置に固定して50℃の熱板を使用し30秒加熱するとともに押圧した。この時の圧力は1.5MPaとした。
接合後、タッチパネルの表面に2液硬化型接着剤を塗り、硬化させた後、タッチパネルを手で手前(筐体からの剥離方向)に強く引き、筐体から剥がそうとしたが剥がすことはできなかった。
さらに気密性、防水性を確認するための0.01MPaのエアーリーク試験を行ったがエアーは漏れることがなく、気密性、防水性が確認できた。
指先で粘着層を起し、つまんで引っ張ったところ、粘着層は最後まで破断することなく、筐体を汚染することもなく、剥がすことができた。
[実施例2]
2色成形機の一次金型に32インチサイズのテレビの筐体を射出成形するように作成した。また、粘着層を成形する成形型は、筐体の周縁部に沿って粘着層(幅が0.7mm、厚さが1.2mm)を成形できるように作成した。
筐体を成形する成形型で筐体を射出成形した後、直ぐにロータリーテーブル(型移動装置)を回転させて、粘着層を成形する成形型に交換して粘着層を射出成形した。この時のゲート位置は筐体の短辺及び長辺の中心部4箇所に、粘着層の側面に対応する位置とした。粘着層を成形する成形型にはシリコーンで離型処理を施した。
筐体を射出成形する時のシリンダー温度は250℃とし、成形型温度は60℃、射出成形圧力は1500Kgf/cm2である。また、粘着剤の射出成形時のシリンダー温度は150℃とし、成形型温度は30℃、射出成形圧力は800Kgf/cm2とした。粘着層の幅は0.7mmで厚さ1.2mmであった。
次に、PETからなるセパレーターを粘着層に貼り付けた後、筐体に電子部品を組み込んだ。組み込んだ電子部品の電極に液晶パネルを接続した後、セパレーターを剥がして液晶パネルを筐体の所定の接合位置に固定して60℃の熱板を使用し60秒加熱・押圧した。この時の圧力は1.0MPaとした。接合後、液晶パネルの表面に2液硬化型接着剤を塗って硬化させた後、手で手前に強く引き剥がそうとしたが剥がすことはできなかった。さらに気密性、防水性を確認するためのエアーリーク試験を行ったがエアーは漏れることがなく、気密性、防水性が確認できた。
[比較例1]
実施例2で作成した32インチサイズのテレビの筐体の周縁部にホットメルトディスペンサーを使用して実施例1、2で使用したペレットを用いて0.7mmの幅の粘着層を形成した。粘着層は筐体と接触した時点で直ぐに冷却されてOリング状になった。
次に、筐体に電子部品を組み込んだ。組み込んだ電子部品の電極に液晶パネルを接続した後、液晶パネルを筐体の所定の接合位置に固定して60℃の熱板を使用し60秒加熱・押圧した。この時の圧力は1.0MPaとした。
接合後、気密性、防水性を確認するためのエアーリーク試験を行ったらエアー漏れが発生した。これは筐体の反りや引けを粘着層が吸収できていなかったことを意味する。
上述の実施形態はあらゆる点で単なる例示に過ぎず、限定的に解釈してはならない。さらに、特許請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、全て本発明の範囲内のものである。
以上説明したように、本発明は、例えば携帯型電子機器等を製造する場合に使用することができる。
1 スマートフォン(物品)
2 筐体(第1部材)
3 パネル(第2部材)
4 電子部品
5 粘着層

Claims (5)

  1. 第1部材と第2部材とを接合するための粘着層の形成方法において、
    上記第1部材と第2部材との少なくとも一方の部材には、熱可塑性の粘着剤を射出成形して粘着層を形成することを特徴とする粘着層の形成方法。
  2. 請求項1に記載の粘着層の形成方法において、
    2色成形法またはインサート成形法により、上記第1部材と第2部材との少なくとも一方の部材を成形した後に、該部材に粘着層を形成することを特徴とする粘着層の形成方法。
  3. 請求項1または2に記載の粘着層の形成方法において、
    軟化点が40℃以上で、その分解温度が150℃以上であり、100μm厚のダンベル形状3号形の粘着層とした際に引っ張り強度が5MPa以上で、かつ、伸びが800%以上となる粘着剤を射出成形することを特徴とする粘着層の形成方法。
  4. 請求項1から3のいずれか1つに記載の粘着層の形成方法において、
    熱可塑性エラストマーとタッキファイアが主成分の粘着剤を射出成形することを特徴とする粘着層の形成方法。
  5. 請求項1から4のいずれか1つに記載の粘着層の形成方法を使用して製造されたことを特徴とする物品。
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