JP2015151143A - パウチ - Google Patents

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Abstract

【課題】押しつぶされるように力が加えられても樹脂製チャックに内容物が付着しにくいパウチを提供する。
【解決手段】パウチ10によれば、樹脂製チャック100の雌型120を構成する雌型シート121と第1シート11とが互いにシールされ、雌型シール部126を形成している。また、雌型シート121のうちの雌型シール部126よりも内部空間30側に存在する部分と、第2シート12のうちの雄型シール部117よりも内部空間30側の部分とが互いにシールされ、内部シール部133を形成している。このため、雌型シート121が内部空間30と樹脂製チャック100との間を閉鎖している。パウチ10によれば、さらに、雌型シート121のうちの雌型シール部126と内部シール部133との間の部分と、第1シート11とが局所的にシールされ、衝撃緩衝部であるポイントシール部200を形成している。
【選択図】図3

Description

本発明は、内容物を収容するパウチに関する。
パウチは、食品等の内容物を入れるために用いられる。例えば、レトルト食品を封入するパウチの一形態によれば、パウチの内部に形成されている空間に液体調味料が入れられ、パウチのシートに接合されている樹脂製チャックが閉鎖され、さらに、シートのうちの樹脂製チャックよりも開口側の部分がヒートシールされる。
このパウチを使用するエンドユーザーは、ヒートシールされている部分を切り取り線に沿って切り取り、樹脂製チャックを開いてパウチの内部の空間に食材を入れ、樹脂製チャックを閉じてパウチを加熱することにより食材を加熱調理する。このように、エンドユーザーは、パウチを用いて食材を手軽に調理することができる。
しかし、このパウチによれば、次のような問題が生じるおそれがある。パウチの内容物は、パウチが搬送される過程においてパウチの内部の空間において移動する。このため、内容物の一部が樹脂製チャックに到達し、樹脂製チャックに内容物が付着したパウチがエンドユーザーに提供されることがある。
そのような場合、エンドユーザーがはじめて樹脂製チャックを開いたにもかかわらず、内容物が樹脂製チャックに付着しているため、エンドユーザーがその樹脂製チャックの状態を視認することにより、不快感を覚えるおそれがある。
特許文献1は、このような問題を解消するためのパウチの一形態を開示している。図9に示されるように、特許文献1のパウチ900によれば、互いに対向する一対のシート901,902の内面に樹脂製チャック910が接合され、パウチ900の内部に形成されている空間903がこの樹脂製チャック910により開閉される。
樹脂製チャック910は、一方のシート901の内面に接合された雄型シート921、および、このシート921上に形成された雄爪922を含む雄型920と、他方のシート902の内面に接合された雌型シート931、および、このシート931上に形成された雌爪932を含む雌型930とにより構成されている。
雌型シート931の背面933のうちの雌爪932と対応する部分である未シール部分934は、シート902と接合されていない。雌型シート931の背面933のうちの未シール部分934よりもパウチ900の開口側の部分は、シート902とヒートシールされていることにより、シール部935を形成している。雌型シート931の背面933のうちの未シール部分934よりもパウチ900の空間903側の部分である延長部分940は、雄型シート921における対応する部分よりも長い。
延長部分940のうちの未シール部分934の近くの部分は、シート902とヒートシールされていることにより、シール部936を形成している。延長部分940のうちの空間903側の端部941は、シート901のうちの雄型シート921とのシール部分よりも空間903側の部分とヒートシールされていることにより、内部シール部942を形成している。
パウチ900によれば、このように内部シール部942が形成されていることにより、樹脂製チャック910よりも空間903側において延長部分940が空間903を閉鎖するため、空間903に収容されている内容物が移動したとしても、その内容物が樹脂製チャック910に付着することが延長部分940により妨げられる。このため、エンドユーザーが樹脂製チャック910をはじめて開封する前に、内容物が樹脂製チャック910に付着している状態が形成されなくなる。
特開2009−166846号公報
パウチ900がエンドユーザーに提供されるまでの流通過程において、または、パウチ900がエンドユーザーに提供され、シート901,902のうちの樹脂製チャック910よりも開口側のシール部分が切り取られる前において、種々の事情により、パウチ900を平面方向に潰すように衝撃的な力が加えられることが考えられる。
その場合、内容物がパウチ900の平面方向に広がるように移動し、内容物が延長部分940に衝撃的な力を加えることにより、延長部分940が破断することがある。その理由は、次のように考えられる。シール部936において延長部分940とシート902とが強く接合しているため、内容物により延長部分940に加えられる力が、延長部分940におけるシール部936よりも空間903側の部分とシール部936との境界付近に集中して作用し、その部分から延長部分940が破断する。
延長部分940が破断した場合、破断した部分を内容物が通過して樹脂製チャック910に到達し、樹脂製チャック910に内容物が付着する。このため、エンドユーザーが樹脂製チャック910をはじめて開封する前に、樹脂製チャック910に内容物が付着している状態を生じさせないという目的が達成されなくなる。なお、ここでは、エンドユーザーがパウチ900の内部の空間903に食材を入れ、その後にパウチ900を加熱することにより食材を加熱調理するパウチ900を例に、その課題について検討しているが、このような形態とは別の形態を持つパウチにおいても同様の課題が生じると考えられる。
本発明の目的は、押しつぶされるように力が加えられても樹脂製チャックに内容物が付着しにくいパウチを提供することである。
〔1〕本パウチの独立した一形態によれば、互いに対向する一対のシートである第1シートおよび第2シートが互いにシールされることにより内容物を収容するための空間である内部空間が形成され、樹脂製チャックの雌型を構成する雌型シートの背面と前記第1シートの内面とが互いにシールされた部分である雌型シール部が形成され、樹脂製チャックの雄型を構成する雄型シートの背面と前記第2シートの内面とが互いにシールされた部分である雄型シール部が形成されたパウチであって、前記雌型シートのうちの前記雌型シール部よりも前記内部空間側に存在する部分と、前記第2シートの内面のうちの前記雄型シール部よりも前記内部空間側の部分とが互いにシールされた部分である内部シール部が形成されていることにより、前記内部空間と前記樹脂製チャックとの間が前記雌型シートにより閉鎖され、前記雌型シートのうちの前記雌型シール部と前記内部シール部との間の部分と、前記第1シートの内面とが互いにシールされた部分であって、前記雌型シートが前記内容物から受ける衝撃的な力を緩衝する衝撃緩衝部が形成されている。
本パウチによれば、雌型シートが内容物から衝撃的な力を受けたとき、この力が雌型シートを内部空間側から樹脂製チャックの嵌合部分に向けて押すように作用する。このとき、雌型シートのうちの衝撃緩衝部が形成されていない部分と衝撃緩衝部が形成されている部分との境界あたりに大きな力が作用する。そして、衝撃緩衝部が雌型シートの一部と第1シートの内面とが互いにシールされた部分であることから、雌型シートが内容物から受けた衝撃的な力により衝撃緩衝部が剥離することがある。この場合には、内容物が雌型シートに加える力が衝撃緩衝部の剥離により緩衝されるため、雌型シートが破断しにくくなる。このため、内容物が樹脂製チャックに到達することが雌型シートにより妨げられる。このように、本パウチによれば、押しつぶされるように力が加えられても樹脂製チャックに内容物が付着しにくい。
〔2〕本パウチの独立した別の一形態によれば、互いに対向する一対のシートである第1シートおよび第2シートが互いにシールされることにより内容物を収容するための空間である内部空間が形成され、樹脂製チャックの雌型を構成する雌型シートの背面と前記第1シートの内面とが互いにシールされた部分である雌型シール部が形成され、樹脂製チャックの雄型を構成する雄型シートの背面と前記第2シートの内面とが互いにシールされた部分である雄型シール部が形成されたパウチであって、前記雄型シートのうちの前記雄型シール部よりも前記内部空間側に存在する部分と、前記第1シートの内面のうちの前記雌型シール部よりも前記内部空間側の部分とが互いにシールされた部分である内部シール部が形成されていることにより、前記内部空間と前記樹脂製チャックとの間が前記雄型シートにより閉鎖され、前記雄型シートのうちの前記雄型シール部と前記内部シール部との間の部分と、前記第2シートの内面とが互いにシールされた部分であって、前記雌型シートが前記内容物から受ける衝撃的な力を緩衝する衝撃緩衝部が形成されている。
本パウチによれば、上記〔1〕のパウチの衝撃緩衝部に準じた衝撃緩衝部が形成されている。このため、上記〔1〕のパウチと同様に、本パウチが押しつぶされるように力が加えられても樹脂製チャックに内容物が付着しにくい。
〔3〕前記衝撃緩衝部が、前記雌型シートのうちの前記雌型シール部と前記内部シール部との間の部分と、前記第1シートの内面とが局所的にシールされたポイントシール部である。
本パウチによれば、衝撃緩衝部が局所的にシールされたポイントシール部であることにより、雌型シートが内容物から衝撃的な力を受けた場合には、ポイントシール部がその力を緩衝するように剥離することがある。このため、雌型シートが内容物から衝撃的な力を受けても破断しにくくなる。
〔4〕前記パウチに従属する一形態によれば、複数の前記ポイントシール部が前記樹脂製チャックの長手方向において広い範囲に並んでいる。
本パウチによれば、雌型シートが内容物から衝撃的な力を受けたとき、その力が雌型シートの広い範囲においてポイントシール部に作用する。このため、ポイントシール部が形成される範囲が狭い場合と比較して、雌型シートがより破断しにくくなる。
〔5〕前記パウチに従属する一形態によれば、前記樹脂製チャックの長手方向に並んだ前記複数のポイントシール部により形成される列が、前記パウチの内部空間側から前記パウチの開口側に向けて複数形成されている。
本パウチによれば、内部空間側よりに形成されているポイントシール部の列を構成するポイントシール部が内容物から加えられた力により剥離した場合、そのポイントシール部よりも樹脂製チャック側に形成されている別のポイントシール部がさらに内容物の力を受ける。このため、ポイントシール部の列が1列の場合と比較して、雌型シートがより破断しにくくなる。
〔6〕前記パウチに従属する一形態によれば、前記樹脂製チャックの長手方向において互いに隣り合う2つの前記ポイントシール部の間隔が、前記樹脂製チャックの長手方向における前記ポイントシール部の幅よりも広い。
互いに隣り合うポイントシール部の間隔が狭くなるにつれて、パウチの単位幅あたりにおけるポイントシール部の幅が広くなるため、任意の複数のポイントシール部を剥離させようとする力に対するそれらポイントシール部の強度が高くなる。このため、内容物が雌型シートに衝撃的な力を加えた場合、ポイントシール部が剥離せず、雌型シートのうちのポイントシール部が形成されていない部分とポイントシール部が形成されている部分との境界あたりに大きな力が作用し、その部分から雌型シートが破断するおそれが高くなる。本パウチによれば、このような事項を踏まえて、上記〔6〕のとおりポイントシール部の間隔が設定されているため、そのように間隔が設定されていない場合と比較して、雌型シートが内容物から受ける力によりポイントシール部が剥離しやすくなる。
〔7〕前記パウチに従属する一形態によれば、前記樹脂製チャックの長手方向における前記ポイントシール部の幅が5mm以下である。
ポイントシール部の幅が広くなるにつれて、パウチの単位幅あたりにおけるポイントシール部の幅が広くなるため、任意のポイントシール部を剥離させようとする力に対するそのポイントシール部の強度が高くなる。このため、内容物が雌型シートに衝撃的な力を加えた場合、ポイントシール部が剥離せず、雌型シートのうちのポイントシール部が形成されていない部分とポイントシール部が形成されている部分との境界あたりに大きな力が作用し、その部分から雌型シートが破断するおそれが高くなる。一方、本願発明者が実施した試験によれば、ポイントシール部の幅が5mm以下の場合には、パウチに加えられると想定される衝撃的な力の範囲において、雌型シートが内容物から受ける力によりポイントシール部が適切に剥離することが確認されている。本パウチによれば、この結果を踏まえ、上記〔7〕のとおりポイントシール部の幅が設定されているため、そのように幅が設定されていない場合と比較して、雌型シートが内容物から受ける力によりポイントシール部が剥離しやすくなる。
本パウチは、押しつぶされるように力が加えられても樹脂製チャックに内容物が付着しにくい。
液体調味料が充填された実施形態のパウチの正面図。 液体調味料が充填されていない実施形態のパウチの正面図。 図2のZ3−Z3線に沿う断面図。 図2のZ4−Z4線に沿う断面図。 実施形態のポイントシール部およびその周囲の正面図。 変形例のポイントシール部およびその周囲の正面図。 変形例のポイントシール部およびその周囲の正面図。 変形例のパウチの断面図。 従来のパウチの断面図。
図1を参照して、内容物40が封入されたパウチ10の構成について説明する。
スタンディングパウチであるパウチ10は、互いに対向する一対の第1シート11および第2シート12、ならびに、ガゼットシート13が互いにヒートシールされていることにより、内部に空間(以下、「内部空間30」)を形成し、この内部空間30に内容物40を収容している。内容物40の一例は、加熱調理して食される液体調味料である。
第1シート11および第2シート12の一方の側部は、互いにヒートシールされていることにより側部シール部21を形成している。第1シート11および第2シート12の他方の側部は、互いにヒートシールされていることにより側部シール部22を形成している。第1シート11および第2シート12の上部は、互いにヒートシールされていることにより、上部シール部23を形成している。第1シート11および第2シート12の底部、ならびに、ガゼットシート13は、互いにヒートシールされていることにより底部シール部24を形成している。なお、図1および図2に示されているドットは、ヒートシールされた部分を示している。
各シート11〜13は、同一の層構造を有する積層シートであり、一例として、透明な材料により形成された最外層、中間層、および、最内層により構成されている。最外層を構成する材料の一例は、ポリエチレンテレフタレートである。中間層は、一例として、印刷層、第1接着層、延伸ナイロン層、および、第2接着層により構成されている。印刷層は、最外層の内側に形成され、外面に絵柄および商品説明のテキスト等が印刷されている。第1接着層は、印刷層の内側に形成されている。延伸ナイロン層は、第1接着層の内側に形成されている。第2接着層は、延伸ナイロン層の内側に形成されている。最内層は、第2接着層の内側に形成されている。最内層を構成する材料の一例は、無延伸ポリプロピレンである。
パウチ10は、エンドユーザーにより利用される開口14、および、パウチ10の製造過程において利用される開口15(図2参照)を有する。開口14は、上部シール部23により閉じられている。開口15は、一方の側部シール部21により閉じられている。開口15は、パウチ10の製造工程において内容物40を内部空間30に充填するときに利用され、内部空間30への内容物40の充填が完了した後にヒートシールされる。
上部シール部23をパウチ10の主要な部分から切り取るための切り取り線16が、パウチ10の上部において樹脂製チャック100の長手方向の全体にわたり形成されている。ノッチ17が、側部シール部21,22のそれぞれにおいて切り取り線16と対応する部分に形成されている。
開口14をエンドユーザーが任意に開閉するための樹脂製チャック100が、第1シート11の内面11A(図3参照)のうちの上部、および、第2シート12の内面12A(図3参照)のうちの上部に接合されている。上部シール部23がパウチ10の主要な部分から切り取られることにより、樹脂製チャック100により開口14を任意に開閉し得る状態が形成される。
図3および図4を参照して、樹脂製チャック100の構成について説明する。なお、図3および図4において、2つの物体の境界部分に示された太い線は、それらの物体が互いにヒートシールされていることを示している。
樹脂製チャック100は、互いに嵌め合わせられる雄型110および雌型120により構成され、標準的な嵌合強度を有する一般部101(図3参照)、および、嵌合強度が一般部101よりも低い易開封部102(図4参照)が形成されている。易開封部102は、樹脂製チャック100の長手方向における長さが、樹脂製チャック100の長手方向における一般部101の合計の長さよりも短く、一般部101を分断するように限定的な狭い範囲に形成されている。
雄型110を構成する材料の一例は、ポリプロピレンである。雄型110は、一方の側部シール部21から他方の側部シール部22までにわたり第2シート12の内面12Aに接合された雄型シート111、および、雄型シート111の正面から雌型120に向けて突出した雄爪112により構成されている。
雄型シート111の背面113のうちの雄爪112と対応する部分である未シール部分114は、第2シート12の内面12Aとヒートシールされていない。雄型シート111の背面113のうちの未シール部分114よりもパウチ10の開口14(図2参照)側の部分である開口側部分115は、雄型110の長手方向の全体において第2シート12の内面12Aとヒートシールされている。雄型シート111の背面113のうちの未シール部分114よりもパウチ10の底部側の部分である底部側部分116は、雄型110の長手方向の全体において第2シート12の内面12Aとヒートシールされている。開口側部分115および底部側部分116のそれぞれと第2シート12の内面12Aとが互いにシールされた部分である雄型シール部117は、エンドユーザーが樹脂製チャック100を開けたときに雄型シート111が第2シート12から剥離しない程度の高いシール強度を有する。なお、樹脂製チャック100から視たパウチ10の底部側は、内部空間30のうちの内容物40(図1参照)が収容されている部分に相当する。
雌型120は、一例として、ポリプロピレンにより成形された物体であり、第1シート11の内面11Aに接合される雌型シート121、および、雌型シート121の正面から雄型110に向けて突出する雌爪122を含む。雌型120は、一方の側部シール部21から他方の側部シール部22までにわたり形成されている。雌型シート121の背面123のうちの雌爪122と対応する部分である未シール部分124は、第1シート11の内面11Aとヒートシールされていない。
雌型シート121の背面123のうちの未シール部分124よりもパウチ10の開口14側の部分である開口側部分125は、雌型120の長手方向の全体において第1シート11の内面11Aとヒートシールされている。開口側部分115および第1シート11の内面11Aが互いにシールされた部分である雌型シール部126は、エンドユーザーが樹脂製チャック100を開けたときに雌型シート121が第1シート11から剥離しない程度の高いシール強度を有する。
雌型シート121のうちの未シール部分124よりもパウチ10の底部側の部分である延長部分130は、その短手方向の寸法が、雄型シート111の底部側部分116の短手方向の寸法よりも長く設定されている。延長部分130の短手方向の寸法は、延長部分130の端部131が第2シート12の内面12Aに接合された状態において、各シート11,12が所定の範囲内において互いに離間し得る程度の長さに設定されている。
延長部分130の端部131における第2シート12側の面に、イージーピール性を有する易剥離部132が形成されている。易剥離部132を構成する材料の一例は、ポリプロピレンとポリエチレンとのブレンド樹脂である。易剥離部132は、雌型120の長手方向の全体において、第2シート12の内面12Aのうちの雄型シール部117よりもパウチ10の底部側の部分とヒートシールされている。延長部分130の端部131および第2シート12の内面12Aが互いにシールされた部分である内部シール部133は、エンドユーザーがパウチ10の開口14を開封するように各シート11,12に加える力により容易に剥離し得る程度の低いシール強度を有する。
このように、内部シール部133が形成されていることにより、雌型シート121の延長部分130が、雄型110の雄爪112および雌型120の雌爪122よりもパウチ10の底部側において内部空間30を閉鎖している。このため、上部シール部23(図2参照)が切り取られていないとき、パウチ10の内部空間30のうちの内容物40を収容している部分が、上部シール部23、樹脂製チャック100、および、内部シール部133により3重にシールされている。
雌型シート121の延長部分130のうちの未シール部分124に近い部分に、第1シート11の内面11Aと延長部分130とが局所的にシールされた衝撃緩衝部であるポイントシール部200が複数形成されている。なお、図1および図2は、ポイントシール部200の表示を省略している。
樹脂製チャック100の一般部101は、図3に示されるとおり、雄型110の雄爪112および雌型120の雌爪122がパウチに用いられるチャックとしての一般的な嵌合状態を形成し得る部分である。一方、樹脂製チャック100の易開封部102は、図4に示されるとおり、雄型110の雄爪112および雌型120の雌爪122が実質的に嵌合しないように潰された部分である。易開封部102のこのような構造によれば、その嵌合強度が実質的に0に設定される。
図5を参照して、ポイントシール部200の構成について説明する。
ポイントシール部200の形状の一例は、円形である。複数のポイントシール部200が、樹脂製チャック100の長手方向において広い範囲に並べて形成されている。一例によれば、複数のポイントシール部200が樹脂製チャック100の長手方向の全体にわたり間隔をおいて並んでいる。樹脂製チャック100の長手方向に並んだ複数のポイントシール部200により形成されるポイントシール部200の列が、樹脂製チャック100の短手方向において複数並んでいる。一例によれば、ポイントシール部200の列数が3列に設定されている。
樹脂製チャック100の長手方向におけるポイントシール部200の幅は、雌型シート121の延長部分130に衝撃的な力が加えられたときに、この力によりポイントシール部200が剥離し得る所定の幅範囲内に設定されている。一例によれば、所定の幅範囲が5mm以下に設定され、ポイントシール部200の幅が、その幅範囲内に含まれる1mmに設定されている。なお、ポイントシール部200の幅は、例えばその最大の幅により規定される。
樹脂製チャック100の長手方向において互いに隣り合う2つのポイントシール部200の間隔は、ポイントシール部200の幅よりも広いことが好ましい。一例によれば、ポイントシール部200の間隔が3mmに設定されている。一例によれば、互いに隣り合う2つのポイントシール部200の間隔は、互いに隣り合うポイントシール部200の列の間隔よりも広い。
図1〜図3を参照して、パウチ10の製造工程の一例について説明する。
第1工程では、ヒートシール装置(図示略)が、第2シート12の内面12Aと雄型110の雄型シート111とを互いにヒートシールすることにより、2箇所の雄型シール部117を形成する。
第2工程では、ヒートシール装置が、第1シート11の内面11Aと雌型120の雌型シート121とを互いにヒートシールすることにより、雌型シール部126および複数のポイントシール部200を形成する。なお、ヒートシール装置におけるシール用加工面は、雌型シール部126および複数のポイントシール部200に対応した形状を有する。このため、第1シート11および雌型シート121に対する一度のシール加工により、雌型シール部126および複数のポイントシール部200が形成される。
第3工程では、ヒートシール装置が、第2シート12の内面12Aと雌型120の延長部分130の端部131とを互いにヒートシールすることにより、内部シール部133を形成する。
第4工程では、ヒートシール装置が、第1シート11、第2シート12、および、ガゼットシート13の縁を互いにヒートシールすることにより、開口15が閉じられていない側部シール部21、側部シール部22、上部シール部23、および、底部シール部24を形成する。
第5工程では、最初に、液体充填装置がパウチ10の開口15を介して内部空間30に内容物40である液体調味料を充填し、次に、ヒートシール装置が開口15を閉じるように第1シート11および第2シート12の一部を互いにヒートシールして側部シール部21を形成する。
図1を参照して、パウチ10の使用方法の一例について説明する。
パウチ10を使用するエンドユーザーは、次の手順によりパウチ10を用いて食材を加熱調理する。エンドユーザーは、パウチ10の上部シール部23を切り取り線16に沿って切り取ることにより、樹脂製チャック100を任意に開閉し得る状態を形成し、樹脂製チャック100を開封する動作に続けて内部シール部133(図3参照)を剥離することにより、パウチ10の開口14を開封する。エンドユーザーは、次に、パウチ10の内部空間30に食材を入れ、樹脂製チャック100を閉じて内部空間30を密閉し、パウチ10を電子レンジ等の加熱手段を用いて加熱することにより、食材が追加された内容物40を加熱調理する。
パウチ10が加熱されることにより内容物40が蒸気を発生し、樹脂製チャック100により閉じられた内部空間30の圧力が上昇する。このため、実質的な嵌合強度を有していない部分である易開封部102が、内部空間30の圧力の上昇にともない開き、内部空間30の蒸気が易開封部102を介してパウチ10の外部に流れ出る。このため、内容物40から蒸気が発生し続けている場合であっても、内部空間30の圧力の上昇が抑えられ、内部空間30の圧力が過度に高くなりにくい。
エンドユーザーは、パウチ10を加熱した時間が規定の時間に達したとき、パウチ10を電子レンジ等の加熱手段から取り出し、樹脂製チャック100を開き、内容物40をパウチ10の外部に取り出す。なお、パウチ10の別の使用方法によれば、エンドユーザーは、上部シール部23を切り取った後、内部空間30に食材を追加することなく、予めパウチ10に封入されている内容物40だけを加熱手段により加熱する。
図1を参照して、パウチ10の作用について説明する。
パウチ10がエンドユーザーに提供されるまでの流通過程において、または、パウチ10がエンドユーザーに提供され、上部シール部23が切り取られる前において、種々の事情により、パウチ10を平面方向に潰すように衝撃的な力が加えられることが考えられる。そのような状況の一例としては、以下の例が挙げられる。
製造されたパウチ10は、種々の方法により搬送される。その一例によれば、複数のパウチ10が箱の中に寝かせて積層され、箱とともに搬送される。このような搬送方法によれば、箱が落下して床等の設置面から衝撃的な力を受けることがある。このとき、最下段のパウチ10は、その上に積み重ねられている別のパウチ10と設置面とにより挟み込まれ、そのパウチ10を押しつぶすように作用する衝撃的な力が加えられる。
衝撃的な力を受けた内容物40は、パウチ10の平面方向に広がるように移動する。このため、その内容物40が、雌型シート121の延長部分130(図3参照)に大きな衝撃的な力を加える。このため、延長部分130のうちのポイントシール部200(図5参照)が形成されていない部分とポイントシール部200が形成されている部分との境界あたりに大きな力が作用する。なお、箱が落下したとき、最下段のパウチ10以外のパウチ10にも衝撃的な力が加えられることにより、そのパウチ10の延長部分130が上記と同様に内容物40から大きな衝撃的な力を受けることもある。
また、パウチ10の流通過程における別の状況によれば、箱から取り出され、設置面に置かれている単体のパウチ10が、例えば、そのパウチ10を搬送した者がパウチ10に別の物体を載せた等の理由により、パウチ10を押しつぶすように作用する衝撃的な力がパウチ10に加えられることがある。このような場合も、上記の例の場合と同様に、内容物40が、延長部分130に大きな衝撃的な力を加える。
パウチ10によれば、雌型シート121の延長部分130が上記のような衝撃的な力を受けたとき、複数のポイントシール部200の少なくとも1つが、その力により剥離することがある。この場合、延長部分130に加えられた力がポイントシール部200の剥離にともない緩衝されるため、延長部分130が破断しにくくなる。このため、内容物40が樹脂製チャック100に到達することが延長部分130により妨げられる。このように、パウチ10は、押しつぶされるように力が加えられても樹脂製チャック100に内容物40が付着しにくい。
パウチ10によれば、さらに以下の効果が得られる。
(1)パウチ10によれば、複数のポイントシール部200が、樹脂製チャック100の長手方向において広い範囲に並べて形成されている。一方、雌型シート121の延長部分130が内容物40から衝撃的な力を受けたとき、その力が雌型シート121の広い範囲においてポイントシール部200に作用する。このため、ポイントシール部200が形成される範囲が狭い場合と比較して、延長部分130がより破断しにくくなる。
(2)パウチ10によれば、ポイントシール部200の列が複数形成されている。このため、内部空間30側よりに形成されているポイントシール部200の列を構成するポイントシール部200が、内容物40から加えられた力により剥離した場合、そのポイントシール部200よりも樹脂製チャック100側に形成されている別のポイントシール部200がさらに内容物40の力を受ける。このため、ポイントシール部200の列が1列の場合と比較して、雌型シート121の延長部分130がより破断しにくくなる。
(3)互いに隣り合うポイントシール部200の間隔が狭くなるにつれて、パウチ10の単位幅あたりにおけるポイントシール部200の幅が広くなるため、任意の複数のポイントシール部200を剥離させようとする力に対するそれらポイントシール部200の強度が高くなる。このため、内容物40が雌型シート121の延長部分130に衝撃的な力を加えた場合、ポイントシール部200が剥離せず、延長部分130のうちのポイントシール部200が形成されていない部分とポイントシール部200が形成されている部分との境界あたりに大きな力が作用し、その部分から延長部分130が破断するおそれが高くなる。
パウチ10によれば、このような事項を踏まえて、互いに隣り合う2つのポイントシール部200の間隔が、ポイントシール部200の幅よりも広く設定されている。このため、そのように間隔が設定されていない場合と比較して、延長部分130が内容物40から受ける力によりポイントシール部200が剥離しやすくなる。なお、パウチ10の単位幅に複数のポイントシール部200が含まれる場合、それらのポイントシール部200の幅の合計が、パウチ10の単位幅に対応するポイントシール部200の幅を規定する。
(4)ポイントシール部200の幅が広くなるにつれて、パウチ10の単位幅あたりにおけるポイントシール部200の幅が広くなるため、任意のポイントシール部200を剥離させようとする力に対するそのポイントシール部200の強度が高くなる。このため、内容物40が雌型シート121の延長部分130に衝撃的な力を加えた場合、ポイントシール部200が剥離せず、延長部分130のうちのポイントシール部200が形成されていない部分とポイントシール部200が形成されている部分との境界あたりに大きな力が作用し、その部分から延長部分130が破断するおそれが高くなる。
一方、本願発明者が実施した試験によれば、ポイントシール部200の幅が5mm以下の場合には、パウチ10に加えられると想定される衝撃的な力の範囲において、延長部分130が内容物40から受ける力によりポイントシール部200が適切に剥離することが確認されている。パウチ10によれば、この結果を踏まえ、ポイントシール部200の幅が1mmに設定されている。このため、そのように幅が設定されていない場合と比較して、延長部分130が内容物40から受ける力によりポイントシール部200が剥離しやすくなる。
(5)衝撃緩衝部であるポイントシール部200が、第1シート11と雌型シート121とを互いにシールした部分である。このため、雌型120を第1シート11に接合するために雌型シール部126を形成する工程において、雌型シール部126と併せてポイントシール部200を形成することができる。このように、パウチ10によれば、従来のパウチに形成されていないポイントシール部200を新しく形成するものの、それにともないパウチ10の製造工程が増加することがないため、好ましい製造効率が得られやすい。
(変形例)
本パウチが取り得る具体的な形態は、上記実施形態に例示された形態に限定されない。本パウチは、本発明の目的が達成される範囲において、上記実施形態とは異なる各種の形態を取り得る。以下に示される上記実施形態の変形例は、本パウチが取り得る各種の形態の一例である。
・変形例のパウチ10は、平パウチである。
・変形例のパウチ10は、加熱を必要としない内容物40を収容する。
・変形例のパウチ10によれば、1枚のシートが折り曲げられることにより、第1シート11および第2シート12が形成される。
・変形例のパウチ10によれば、複数のポイントシール部200の大きさおよび形状の少なくとも一方が互いに異なる。
・変形例のパウチ10によれば、ポイントシール部200の列の数が、1列、2列、または、4列以上のいずれかの数に設定される。
・変形例のパウチ10は、開口15が形成されていない。このパウチ10によれば、その製造過程において、開口14から内部空間30に内容物40が充填される。
・変形例のパウチ10によれば、雄型110の雄型シートが、実施形態の雌型120の雌型シート121に準じた構造を有し、かつ、雌型120の雌型シートが、実施形態の雄型110の雄型シート111に準じた構造を有する。すなわち、雄型シート111が、雌型シート121の延長部分130に準じた延長部分を有し、その延長部分のうちの未シール部分114に近い部分に、第2シート12の内面12Aと複数の箇所において局所的にシールされた部分であるポイントシール部が複数形成される。また、雄型シート111の延長部分の端部が、第1シート11の内面11Aとシールされることにより、実施形態の内部シール部133に準じた内部シール部が形成される。
・変形例のパウチ10によれば、図5に示されるポイントシール部200に代えて、図6に示されるポイントシール部210が形成される。ポイントシール部210の形状は、おおむね楕円形状である。互いに隣り合う2つのポイントシール部210の間隔は、樹脂製チャック100の長手方向におけるポイントシール部210の幅よりも広い。ポイントシール部210の幅は、所定の幅範囲内である5mm以下の範囲に含まれることが好ましい。
・変形例のパウチ10によれば、図7に示されるとおり、図6に示されるポイントシール部210に加えて、さらに線シール部211が形成される。この線シール部211は、樹脂製チャック100の長手方向に並んだ複数のポイントシール部210により形成されるポイントシール部210の列において、それぞれのポイントシール部210のうちのパウチ10の開口14側の部分に跨って形成される。
・変形例のパウチ10によれば、図8に示されるとおり、雌型シート121の延長部分130において未シール部分124に近い部分が、雌型120の長手方向の全体において第1シート11の内面11Aとヒートシールされ、雌型シール部126と同様の雌型シール部127を形成する。また、この雌型シール部127よりもパウチ10の底部側において、第1シート11の内面11Aと延長部分130とが局所的にシールされた部分であるポイントシール部200が複数形成される。
(実施例)
本願発明者は、パウチ10を用いて以下に説明する評価試験を実施し、樹脂製チャック100の長手方向におけるポイントシール部200の幅と、雌型シート121の延長部分130の破断しにくさを示す衝撃緩衝性能との関係について確認した。
本評価試験では、段ボールに10袋のパウチ10を寝かせて積層し、この段ボールを試験対象品として用い、この試験対象品を床から80cmの高さから自然落下させることにより、パウチ10に衝撃的な力を与えた。そして、本評価試験では、試験対象品を落下させた回数(以下、「落下回数」)と、積層された少なくとも1つのパウチ10の延長部分130の状態との関係に基づいて、衝撃緩衝性能を評価した。表1は、その結果の一例を示している。
ポイントシール部が形成されていないパウチ900(図9参照)、および、ポイントシール部200の幅が5.5mmに設定されたパウチ10によれば、落下回数が1回のときに延長部分940,130が破断した。この結果は、これらのパウチ900,10が有意な衝撃緩衝性能を有していないことを示している。本評価試験では、このようなパウチ900,10の衝撃緩衝性能を最も低いCランクと評価した。
ポイントシール部200の幅が5.0mmまたは4.5mmに設定されたパウチ10によれば、落下回数が2回のときに延長部分130が破断した。この結果は、これらのパウチ10が有意な衝撃緩衝性能を有していることを示している。本評価試験では、このようなパウチ10の衝撃緩衝性能をBランクと評価した。
ポイントシール部200の幅が4.0mmまたは3.5mmに設定されたパウチ10によれば、落下回数が3回のときに延長部分130が破断した。この結果は、これらのパウチ10が有意な衝撃緩衝性能を有していることを示している。本評価試験では、このようなパウチ10の衝撃緩衝性能をBランクと評価した。
ポイントシール部200の幅が3.0mm、2.5mm、2.0mm、1.5mm、1.0mm、または、0.5mmに設定されたパウチ10によれば、落下回数が5回でも延長部分130が破断していない。この結果は、これらのパウチ10が好ましい衝撃緩衝性能を有していることを示している。本評価試験では、このようなパウチ10の衝撃緩衝性能をAランクと評価した。
なお、ポイントシール部200の幅が0mmよりも大きく0.5mm未満の範囲に含まれる場合、パウチ10は、ポイントシール部200の幅が0.5〜3.0mmの範囲に含まれる場合と同様または類似の衝撃緩衝性能を有する。
以上のとおり、本評価試験によれば、ポイントシール部200の幅が狭いほどパウチ10の衝撃緩衝性能が高くなることが確認された。なお、本評価試験の結果は、パウチ10の形態が平パウチである場合においてもおおむね共通している。
10…パウチ
11…第1シート
11A…内面
12…第2シート
12A…内面
14…開口
30…内部空間
40…内容物
100…樹脂製チャック
110…雄型
111…雄型シート
117…雄型シール部
120…雌型
121…雌型シート
126…雌型シール部
133…内部シール部
200…ポイントシール部

Claims (7)

  1. 互いに対向する一対のシートである第1シートおよび第2シートが互いにシールされることにより内容物を収容するための空間である内部空間が形成され、樹脂製チャックの雌型を構成する雌型シートの背面と前記第1シートの内面とが互いにシールされた部分である雌型シール部が形成され、樹脂製チャックの雄型を構成する雄型シートの背面と前記第2シートの内面とが互いにシールされた部分である雄型シール部が形成されたパウチであって、
    前記雌型シートのうちの前記雌型シール部よりも前記内部空間側に存在する部分と、前記第2シートの内面のうちの前記雄型シール部よりも前記内部空間側の部分とが互いにシールされた部分である内部シール部が形成されていることにより、前記内部空間と前記樹脂製チャックとの間が前記雌型シートにより閉鎖され、
    前記雌型シートのうちの前記雌型シール部と前記内部シール部との間の部分と、前記第1シートの内面とが互いにシールされた部分であって、前記雌型シートが前記内容物から受ける衝撃的な力を緩衝する衝撃緩衝部が形成されている
    パウチ。
  2. 互いに対向する一対のシートである第1シートおよび第2シートが互いにシールされることにより内容物を収容するための空間である内部空間が形成され、樹脂製チャックの雌型を構成する雌型シートの背面と前記第1シートの内面とが互いにシールされた部分である雌型シール部が形成され、樹脂製チャックの雄型を構成する雄型シートの背面と前記第2シートの内面とが互いにシールされた部分である雄型シール部が形成されたパウチであって、
    前記雄型シートのうちの前記雄型シール部よりも前記内部空間側に存在する部分と、前記第1シートの内面のうちの前記雌型シール部よりも前記内部空間側の部分とが互いにシールされた部分である内部シール部が形成されていることにより、前記内部空間と前記樹脂製チャックとの間が前記雄型シートにより閉鎖され、
    前記雄型シートのうちの前記雄型シール部と前記内部シール部との間の部分と、前記第2シートの内面とが互いにシールされた部分であって、前記雌型シートが前記内容物から受ける衝撃的な力を緩衝する衝撃緩衝部が形成されている
    パウチ。
  3. 前記衝撃緩衝部が、前記雌型シートのうちの前記雌型シール部と前記内部シール部との間の部分と、前記第1シートの内面とが局所的にシールされたポイントシール部である
    請求項1または2に記載のパウチ。
  4. 複数の前記ポイントシール部が前記樹脂製チャックの長手方向において広い範囲に並んでいる
    請求項3に記載のパウチ。
  5. 前記樹脂製チャックの長手方向に並んだ前記複数のポイントシール部により形成される列が、前記パウチの内部空間側から前記パウチの開口側に向けて複数形成されている
    請求項4に記載のパウチ。
  6. 前記樹脂製チャックの長手方向において互いに隣り合う2つの前記ポイントシール部の間隔が、前記樹脂製チャックの長手方向における前記ポイントシール部の幅よりも広い
    請求項3〜5のいずれか一項に記載のパウチ。
  7. 前記樹脂製チャックの長手方向における前記ポイントシール部の幅が5mm以下である
    請求項3〜6のいずれか一項に記載のパウチ。
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