JP2015150733A - 複層押出成形機 - Google Patents

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優作 岡嶋
Yusaku Okajima
優作 岡嶋
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【課題】第1材料及び第2材料が合流する際の平均流速を同調させることができる複層押出成形機を提供する。【解決手段】複層成形体3を押出成形するための複層押出成形機に関する。第1入口41と、第2入口42と、出口43とを有する金型4と、第1供給口501と、第1排出口511と、第1スクリュー521とを有する第1押出機51と、第2供給口502と、第2排出口512と、第2スクリュー522とを有する第2押出機52と、第1電磁流量計61と、第2電磁流量計62と、第1モーター531と、第2モーター532と、第1電磁流量計61と、第2電磁流量計62とのそれぞれと電気的に接続された制御装置7と、を備える。制御装置7は、第1材料11の流量及び第2材料22の流量に基づいて、出口43における第1材料11及び第2材料22の平均流速を等しくするために、第1モーター531及び第2モーター532の回転数を制御する。【選択図】図1

Description

本発明は、芯材の表面に表層材が形成された複層成形体を押出成形するのに用いられる複層押出成形機に関する。
従来、押出成形品を製造する際にその引取速度を測定することが行われている。例えば、特許文献1に記載の押出成形品の引取速度測定方法では、押出成形されている成形品表面に所定の距離を開けて記号を印刷している。そして、この印刷記号の有無を検出する光電センサーからの検出信号に基づき押出成形品の印刷記号から次の印刷記号までの時間を算出し、前記算出時間と前記所定距離とから成形品の引取速度を測定するようにしている。このような方法によれば、押出成形品の表面色や表面性状に関係なく、正確に引取速度を測定できるというものである。
特開2001−99963号公報
特許文献1に記載の方法は、単一の材料を用いた単層押出成形により押出成形品を製造する場合には有効であると考えられる。
しかし、2種類の異なる材料を用いた複層押出成形により押出成形品を製造する場合には特許文献1に記載の方法は適用しにくい。
例えば、複層押出成形では、ある材料を用いて芯材を形成すると同時に他の材料を用いてこの芯材の表面に表層材を形成するようにしている。このように芯材が表層材で覆い隠されていると、光電センサーで表層材の材料の流速を測定することはできても、芯材の材料の流速を測定することは困難である。通常、芯材及び表層材の材料は比重など物性が異なるため、両者が合流する際の流速が同調しないと、芯材の表面に均一に表層材を形成できなくなるなど、押出成形品の品質に悪影響を及ぼすおそれがある。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、芯材及び表層材の材料が合流する際の平均流速を同調させることができる複層押出成形機を提供することを目的とする。
本発明に係る複層押出成形機は、芯材の表面に表層材が形成された複層成形体を押出成形するための複層押出成形機であって、
前記芯材を形成する第1材料が流入する第1入口と、前記表層材を形成する第2材料が流入する第2入口と、前記複層成形体が押し出される出口とを有する金型と、
前記第1材料が供給される第1供給口と、前記第1材料が排出される第1排出口と、前記第1材料を前記第1供給口から前記第1排出口まで混練しながら送る第1スクリューとを有する第1押出機と、
前記第2材料が供給される第2供給口と、前記第2材料が排出される第2排出口と、前記第2材料を前記第2供給口から前記第2排出口まで混練しながら送る第2スクリューとを有する第2押出機と、
前記第1入口と前記第1排出口との間に設けられ、この間の第1材料の流量を測定する第1電磁流量計と、
前記第2入口と前記第2排出口との間に設けられ、この間の第2材料の流量を測定する第2電磁流量計と、
前記第1スクリューを回転駆動させる第1モーターと、前記第2スクリューを回転駆動させる第2モーターと、前記第1電磁流量計と、前記第2電磁流量計とのそれぞれと電気的に接続された制御装置と、
を備え、
前記制御装置は、前記第1電磁流量計で測定された第1材料の流量及び前記第2電磁流量計で測定された第2材料の流量に基づいて、前記出口における前記第1材料及び前記第2材料の平均流速を等しくするために、前記第1モーター及び前記第2モーターの回転数を制御するように構成されていることを特徴とする。
本発明によれば、第1材料及び第2材料が合流する際の平均流速を同調させることができる。
複層押出成形機の一例を示す概略平面図である。 (a)は複層押出成形機の一例の一部を示す概略断面図、(b)は複層押出成形機の他の一例の一部を示す概略断面図である。 (a)は複層成形体の一例を示す概略斜視図、(b)は複層成形体の他の一例を示す概略斜視図である。
以下、本発明の実施の形態を説明する。
図1は本発明に係る複層押出成形機の一例を示す。この複層押出成形機は、複層成形体3を押出成形するためのものである。複層成形体3は、例えば図3(a)に示すように板状の芯材1の表面に表層材2が形成されたものである。図3(b)に示すように複層成形体3の芯材1には中空孔12が設けられていてもよい。
複層押出成形機は、図1に示すように、金型4と、第1押出機51と、第2押出機52と、第1電磁流量計61と、第2電磁流量計62と、制御装置7とを備えている。
金型4は、複層押出成形用の口金などであれば特に限定されず、第1入口41と、第2入口42と、出口43とを有している。金型4は、その内部に第1入口41から第1材料11が流入するように構成されている。第1材料11は、複層成形体3の芯材1を形成する材料である。また金型4は、その内部に第2入口42から第2材料22が流入するように構成されている。第2材料22は、複層成形体3の表層材2を形成する材料である。また金型4は、出口43で第1材料11と第2材料22とが合流して複層成形体3が外部に押し出されるように構成されている。出口43は、第1出口431と第2出口432とで構成されている。第1出口431から第1材料11が金型4の外部に押し出され、第2出口432から第2材料22が金型4の外部に押し出される。金型4の内部には第1流路401及び第2流路402が形成されている。第1流路401は、第1材料11が流れる流路であり、第1入口41から第1出口431まで連通するように形成されている。第2流路402は、第2材料22が流れる流路であり、第2入口42から第2出口432まで連通するように形成されている。
第1押出機51は、第1供給口501と、第1排出口511と、第1スクリュー521とを有している。特に限定されないが、第1押出機51は、さらに第1上段ケーシング541と、第1下段ケーシング551とを有している。
第1スクリュー521には、単数のスクリューも複数のスクリューも含まれる。図1では第1スクリュー521は、後述の第1上段スクリュー5201(第1パグスクリュー)と、後述の第1下段スクリュー5211(第1オーガスクリュー)とを含んでいる。
第1スクリュー521は、第1モーター531により回転駆動されるように構成されている。第1スクリュー521が単数のスクリューからなるものであれば、第1モーター531も単数のモーターからなるものでよく、第1スクリュー521が複数のスクリューからなるものであれば、第1モーター531も複数のモーターからなるものでよい。図1では第1モーター531は、後述の第1上段スクリュー5201を回転駆動させる第1上段モーター5301(第1パグモーター)と、後述の第1下段スクリュー5211を回転駆動させる第1下段モーター5311(第1オーガモーター)とを含んでいる。
第1上段ケーシング541は、一端の上面に第1供給口501(第1ホッパー)を有し、他端の下面に第1開口561を有する。第1供給口501から第1材料11を第1上段ケーシング541内に供給することができる。
第1上段スクリュー5201は、第1上段ケーシング541内に配設されている。第1上段スクリュー5201は、第1上段モーター5301により回転駆動される。第1上段スクリュー5201を回転させることによって、第1上段ケーシング541内の第1材料11を混練しながら、第1上段ケーシング541の一端側(上流側)から他端側(下流側)の第1開口561まで送ることができる。
第1上段ケーシング541の下部に第1下段ケーシング551が設けられている。第1下段ケーシング551は、一端の上面で第1開口561により第1上段ケーシング541と連通している。これにより、第1上段ケーシング541内で混練された第1材料11を第1開口561から第1下段ケーシング551内に供給することができる。第1下段ケーシング551は、他端の側面に第1排出口511を有する。第1下段ケーシング551は、真空ポンプ(図示省略)により真空脱気可能に形成されていてもよい。この場合、第1下段ケーシング551内の真空度は高いほど好ましいが、第1下段ケーシング551内は、第1材料11中の気泡を除去することができる程度の真空度に到達することができればよい。
第1下段スクリュー5211は、第1下段ケーシング551内に配設されている。第1下段スクリュー5211は、第1下段モーター5311により回転駆動される。第1下段スクリュー5211を回転させることによって、第1下段ケーシング551内の第1材料11をさらに混練しながら、第1下段スクリュー5211の一端側(上流側)から他端側(下流側)まで送って第1排出口511から排出することができる。
図1では第1上段スクリュー5201を二軸回転のもの、第1下段スクリュー5211を一軸回転のものとして図示しているが、これ以外のスクリューを用いてもよい。
第2押出機52は、第2供給口502と、第2排出口512と、第2スクリュー522とを有している。特に限定されないが、第2押出機52は、さらに第2上段ケーシング542と、第2下段ケーシング552とを有している。
第2スクリュー522には、単数のスクリューも複数のスクリューも含まれる。図1では第2スクリュー522は、後述の第2上段スクリュー5202(第2パグスクリュー)と、後述の第2下段スクリュー5212(第2オーガスクリュー)とを含んでいる。
第2スクリュー522は、第2モーター532により回転駆動されるように構成されている。第2スクリュー522が単数のスクリューからなるものであれば、第2モーター532も単数のモーターからなるものでよく、第2スクリュー522が複数のスクリューからなるものであれば、第2モーター532も複数のモーターからなるものでよい。図1では第2モーター532は、後述の第2上段スクリュー5202を回転駆動させる第2上段モーター5302(第2パグモーター)と、後述の第2下段スクリュー5212を回転駆動させる第2下段モーター5312(第2オーガモーター)とを含んでいる。
第2上段ケーシング542は、一端の上面に第2供給口502(第2ホッパー)を有し、他端の下面に第2開口562を有する。第2供給口502から第2材料22を第2上段ケーシング542内に供給することができる。
第2上段スクリュー5202は、第2上段ケーシング542内に配設されている。第2上段スクリュー5202は、第2上段モーター5302により回転駆動される。第2上段スクリュー5202を回転させることによって、第2上段ケーシング542内の第2材料22を混練しながら、第2上段ケーシング542の一端側(上流側)から他端側(下流側)の第2開口562まで送ることができる。
第2上段ケーシング542の下部に第2下段ケーシング552が設けられている。第2下段ケーシング552は、一端の上面で第2開口562により第2上段ケーシング542と連通している。これにより、第2上段ケーシング542内で混練された第2材料22を第2開口562から第2下段ケーシング552内に供給することができる。第2下段ケーシング552は、他端の側面に第2排出口512を有する。第2下段ケーシング552は、真空ポンプ(図示省略)により真空脱気可能に形成されていてもよい。この場合、第2下段ケーシング552内の真空度は高いほど好ましいが、第2下段ケーシング552内は、第2材料22中の気泡を除去することができる程度の真空度に到達することができればよい。
第2下段スクリュー5212は、第2下段ケーシング552内に配設されている。第2下段スクリュー5212は、第2下段モーター5312により回転駆動される。第2下段スクリュー5212を回転させることによって、第2下段ケーシング552内の第2材料22をさらに混練しながら、第2下段スクリュー5212の一端側(上流側)から他端側(下流側)まで送って第2排出口512から排出することができる。
図1では第2上段スクリュー5202を二軸回転のもの、第2下段スクリュー5212を一軸回転のものとして図示しているが、これ以外のスクリューを用いてもよい。
なお、図1では、第1押出機51において、第1上段ケーシング541の長手方向と第1下段ケーシング551の長手方向とを同じ方向とし、第2押出機52において、第2上段ケーシング542の長手方向と第2下段ケーシング552の長手方向とを直交する方向としているが、これに限定されるものではない。
第1電磁流量計61は、金型4の第1入口41と第1押出機51の第1排出口511との間に設けられている。この間を通過する第1材料11の流量を第1電磁流量計61によって測定することができる。一方、第2電磁流量計62は、金型4の第2入口42と第2押出機52の第2排出口512との間に設けられている。この間を通過する第2材料22の流量を第2電磁流量計62によって測定することができる。第1電磁流量計61及び第2電磁流量計62としては、ノイズが少ない点で非接液電極式のものを用いることが好ましい。
図2(a)は第2電磁流量計62が設けられる箇所の概略断面図を示す。第2電磁流量計62の測定誤差を小さくするため、測定箇所の内径は25〜100mm、断面積は490.6〜7850mmであることが好ましい。図2(b)も第2電磁流量計62が設けられる箇所の概略断面図を示すが、この場合には第2電磁流量計62と第2押出機52の第2排出口512との間にブレーカープレート8(フィルター又はスクリーン)が設けられている。このブレーカープレート8によりエア溜まりの発生を抑制することができ、第2電磁流量計62の測定誤差を小さくすることができる。なお、図示省略しているが、第1電磁流量計61の場合も第2電磁流量計62の場合と同様である。
制御装置7は、例えばPLC(programmable logiccontroller)等で形成することができ、第1モーター531と、第2モーター532と、第1電磁流量計61と、第2電磁流量計62とのそれぞれと電気的に接続されている。図1では第1モーター531は、第1上段モーター5301と、第1下段モーター5311とを含んでいるので、これらが制御装置7と電気的に接続されている。同様に図1では第2モーター532は、第2上段モーター5302と、第2下段モーター5312とを含んでいるので、これらが制御装置7と電気的に接続されている。
制御装置7の入力側には第1電磁流量計61及び第2電磁流量計62が接続され、制御装置7は、第1電磁流量計61により測定された第1材料11の流量のデータ、及び第2電磁流量計62により測定された第2材料22の流量のデータが入力されるように構成されている。
制御装置7の出力側には第1モーター531及び第2モーター532が接続され、制御装置7は、第1モーター531及び第2モーター532の回転数を周波数などにより調整してこれらの回転駆動を個別に制御できるように構成されている。
制御装置7は、PID制御(Proportional IntegralDerivative Controller)等のフィードバック制御を行うように構成されている。具体的な制御については後述する。
第1材料11及び第2材料22は、特に限定されないが、例えばセメントを主成分とする成形材料(例えば、セメントを主成分とし、これに、パルプ、ポリプロピレン繊維やビニロン繊維等の繊維、珪砂、珪石粉、フライアッシュ等のシリカ成分と水を混合した成形材料)を材料混練ミキサー(図示省略)で混練したものである。特に第1材料11は、複層成形体3の芯材1を形成する材料であり、比重が低くて軟らかい。一方、第2材料22は、複層成形体3の表層材2を形成する材料であり、比重が高くて硬い。例えば第1材料11及び第2材料22の硬さは、粘度硬度計(日本碍子株式会社製「CRAY HARDNESS TESTER」)で評価することができる。一般的には、軟らかい材料は、粘度硬度計での針進入値が0以上3未満程度であり、硬い材料は、粘度硬度計での針進入値が3以上6以下程度である。上述のように、第1材料11の流量は第1電磁流量計61で測定し、第2材料22の流量は第2電磁流量計62で測定するので、第1材料11及び第2材料22の導電率は、5μS/cm以上であることが好ましい。
図1に示す複層押出成形機を用いて、次のようにして複層成形体3を押出成形して製造することができる。
第1材料11を第1押出機51の第1供給口501から第1上段ケーシング541内に供給する。第1上段ケーシング541内では、第1上段モーター5301により第1上段スクリュー5201が回転駆動され、この第1上段スクリュー5201によって、第1材料11が均一に混練されながら、第1上段ケーシング541の一端側から他端側の第1開口561に送られる。
引き続き、第1材料11は、第1開口561から第1下段ケーシング551内に供給される。第1下段ケーシング551内では、第1下段モーター5311により第1下段スクリュー5211が回転駆動され、この第1下段スクリュー5211によって、第1材料11がさらに均一に混練されながら、第1下段ケーシング551内の一端側から他端側の第1排出口511に送られる。このとき第1下段ケーシング551の内部が真空ポンプにより排気されて減圧状態となっていれば、第1材料11中の気泡を除去することができる。
その後、第1材料11は、第1排出口511から排出され、第1入口41から金型4の内部に流入し、第1流路401を流れ、出口43のうち第1出口431から金型4の外部に押し出される。この場合、第1材料11が第1排出口511から第1入口41まで通過する際の流量が第1電磁流量計61によって測定される。
一方、第2材料22を第2押出機52の第2供給口502から第2上段ケーシング542内に供給する。第2上段ケーシング542内では、第2上段モーター5302により第2上段スクリュー5202が回転駆動され、この第2上段スクリュー5202によって、第2材料22が均一に混練されながら、第2上段ケーシング542の一端側から他端側の第2開口562に送られる。
引き続き、第2材料22は、第2開口562から第2下段ケーシング552内に供給される。第2下段ケーシング552内では、第2下段モーター5312により第2下段スクリュー5212が回転駆動され、この第2下段スクリュー5212によって、第2材料22がさらに均一に混練されながら、第2下段ケーシング552内の一端側から他端側の第2排出口512に送られる。このとき第2下段ケーシング552の内部が真空ポンプにより排気されて減圧状態となっていれば、第2材料22中の気泡を除去することができる。
その後、第2材料22は、第2排出口512から排出され、第2入口42から金型4の内部に流入し、第2流路402を流れ、出口43のうち第2出口432から金型4の外部に押し出される。この場合、第2材料22が第2排出口512から第2入口42まで通過する際の流量が第2電磁流量計62によって測定される。
そして、第1電磁流量計61で測定された第1材料11の流量のデータ、及び第2電磁流量計62で測定された第2材料22の流量のデータが制御装置7に入力される。制御装置7ではこれらのデータ、第1出口431及び第2出口432の開口面積などに基づいて、金型4の出口43における第1材料11及び第2材料22の平均流速を計算する。その結果、両者の結果が等しければ、第1モーター531及び第2モーター532の回転駆動については現状を維持する。一方、両者の結果が等しくなければ、等しくするための命令を制御装置7が第1モーター531及び第2モーター532に出力し、この命令に従って第1モーター531及び第2モーター532の回転数が制御される。このような制御を制御装置7が行うことによって、第1材料11及び第2材料22が合流する際の平均流速を同調させることができる。なお、金型4の出口43における第1材料11及び第2材料22の平均流速は厳密に等しくする必要はないが、両者の平均流速が同じであるか、又は第1材料11の平均流速が第2材料22の平均流速よりも1〜5%速いことが好ましい。これにより、第1材料11と第2材料22とが押圧し合って密着するので、両者の界面に隙間を生じにくくすることができる。第1材料11の平均流速が第2材料の平均流速よりも5%を超えて速くなると、第1材料11の表面において第2材料22が押し広げられ、表層材2を所望の厚さとすることができないおそれがある。
したがって、第1材料11及び第2材料22は、金型4の出口43から、上記のように同調された平均流速で外部に連続的に押し出されて、複層成形体3が成形される。このようにして押出成形された複層成形体3は切断装置(図示省略)により所定の長さに切断された後、養生硬化することによって、押出成形品として例えば無機質板等の建築部材を得ることができる。上記のように、第1材料11及び第2材料22が合流する際の平均流速が同調しているので、芯材1の表面に均一に表層材2を形成することができ、押出成形品の品質に悪影響を及ぼすことを抑制することができる。なお、建築部材としては、例えば、外壁材、床材、天井材、屋根材、内装材、レンガブロック等を挙げることができる。
1 芯材
2 表層材
3 複層成形体
4 金型
7 制御装置
11 第1材料
22 第2材料
41 第1入口
42 第2入口
43 出口
51 第1押出機
52 第2押出機
61 第1電磁流量計
62 第2電磁流量計
501 第1供給口
502 第2供給口
511 第1排出口
512 第2排出口
521 第1スクリュー
522 第2スクリュー
531 第1モーター
532 第2モーター

Claims (1)

  1. 芯材の表面に表層材が形成された複層成形体を押出成形するための複層押出成形機であって、
    前記芯材を形成する第1材料が流入する第1入口と、前記表層材を形成する第2材料が流入する第2入口と、前記複層成形体が押し出される出口とを有する金型と、
    前記第1材料が供給される第1供給口と、前記第1材料が排出される第1排出口と、前記第1材料を前記第1供給口から前記第1排出口まで混練しながら送る第1スクリューとを有する第1押出機と、
    前記第2材料が供給される第2供給口と、前記第2材料が排出される第2排出口と、前記第2材料を前記第2供給口から前記第2排出口まで混練しながら送る第2スクリューとを有する第2押出機と、
    前記第1入口と前記第1排出口との間に設けられ、この間の第1材料の流量を測定する第1電磁流量計と、
    前記第2入口と前記第2排出口との間に設けられ、この間の第2材料の流量を測定する第2電磁流量計と、
    前記第1スクリューを回転駆動させる第1モーターと、前記第2スクリューを回転駆動させる第2モーターと、前記第1電磁流量計と、前記第2電磁流量計とのそれぞれと電気的に接続された制御装置と、
    を備え、
    前記制御装置は、前記第1電磁流量計で測定された第1材料の流量及び前記第2電磁流量計で測定された第2材料の流量に基づいて、前記出口における前記第1材料及び前記第2材料の平均流速を等しくするために、前記第1モーター及び前記第2モーターの回転数を制御するように構成されていることを特徴とする
    複層押出成形機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110625741A (zh) * 2019-11-08 2019-12-31 陕西皇城玉全机械制造(集团)有限公司 直角型双进单出真空成型机

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