JP2015150187A - 折り畳み及び展開可能な陳列棚 - Google Patents

折り畳み及び展開可能な陳列棚 Download PDF

Info

Publication number
JP2015150187A
JP2015150187A JP2014026129A JP2014026129A JP2015150187A JP 2015150187 A JP2015150187 A JP 2015150187A JP 2014026129 A JP2014026129 A JP 2014026129A JP 2014026129 A JP2014026129 A JP 2014026129A JP 2015150187 A JP2015150187 A JP 2015150187A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
display
fold
fold line
edge
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014026129A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5835753B2 (ja
Inventor
シンドラー ファブリス
Schindler Fabrice
シンドラー ファブリス
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
passot
PASSOT CO Ltd
Original Assignee
passot
PASSOT CO Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by passot, PASSOT CO Ltd filed Critical passot
Priority to JP2014026129A priority Critical patent/JP5835753B2/ja
Publication of JP2015150187A publication Critical patent/JP2015150187A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5835753B2 publication Critical patent/JP5835753B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Display Racks (AREA)

Abstract

【課題】容易に組み立て及び折り畳み可能な陳列棚の提供。
【解決手段】
折り目に沿って折り曲げられたシート状部材が折り目の山側同士が当接するよう配置され、シート状部材の折り目の谷側に陳列面を有する陳列棚であり、シート状部材は、折り目に対し一側に位置する第一面と折り目に対して他側に位置する第二面とを有しており、隣り合う2つのシート状部材の一方のシート状部材の第一面と他方のシート状部材の前記第二面とが当接するように重ね合わされており、少なくとも1つのシート状部材は、第一面及び第二面に跨り存在するように設けられた縁部と、折り目上に存在する折り曲げ起点と縁部の端点とを結ぶ第一折り曲げ線と、折り曲げ起点と縁部の端点とを結ぶ第二折り曲げ線と、で囲まれる陳列部を有し、陳列部を折り目の谷側へ引き出すように第一面及び第二面を折り曲げることで陳列面を形成可能である、陳列棚。
【選択図】図1

Description

本発明は、未使用時には省スペースな折り畳み状態とし、使用時には展開状態とすることが可能な陳列棚に関するものである。
従来から、展示会等での製品の展示スペース確保や、小売店等での商品の陳列スペースの増設の手段として、組み立て式の展示台や陳列棚が使用されている。
また、組み立て式の陳列棚は、据え置き型の商品棚と異なり容易に設置及び廃棄が可能であるため、特定の商品を最もアピール出来る形状や印刷を付与した上で当該商品専用の陳列棚とし、当該商品の販売期間が終了したら廃棄する、といった用途にも用いられる。
このように、組み立て式の陳列棚は、設置期間や設置場所に対しての細かい要求に応える必要があるため、折り畳み、組み立て及び持ち運びが容易であることが求められていた。
組み立て式の展示台や陳列棚として、例えば特許文献1には、多角柱状の枠体に連結体を設け、当該連結体を介して別の枠体とを係合させることで、積み上げ作業の安全性を保ち、且つ、枠体の積み上げの向きを容易に変更可能な、複数の枠体を積み上げて形成される陳列台が開示されている。
特許第4303040号公報
しかしながら、特許文献1に係る展示台においては枠体の組み立て時に各部材を接着して固定(又は係合させて固定)する必要があるため、組み立て及び折り畳みが容易ではなかった。
そこで、本発明は、上記課題に鑑みて成されたものであり、容易に折り畳み及び展開可能な陳列棚を提供することを目的とする。
具体的には、本発明に係る陳列棚は、下記(1)〜(8)の構成を有するものである。
本発明の(1)は、折り目に沿って折り曲げられた3つ以上のシート状部材が、前記折り目の山側同士が当接するように配置され、少なくとも1つの前記シート状部材の前記折り目の谷側に陳列面を有する、折り畳み及び展開可能な陳列棚であって、
前記シート状部材は、前記折り目に対して一側に位置する第一面と、前記折り目に対して他側に位置する第二面とを有し、
前記3つ以上のシート状部材は、隣り合う2つの前記シート状部材のうちの一方のシート状部材の前記第一面と他方のシート状部材の前記第二面とが当接するように重ね合わされ、
前記少なくとも1つのシート状部材は、
前記第一面及び前記第二面に跨り存在するように設けられた縁部と、
前記第一面に存在する折り曲げ線であって、前記折り目上に存在する折り曲げ起点と前記縁部の端点とを結ぶ第一折り曲げ線と、
前記第二面に存在する折り曲げ線であって、前記折り曲げ起点と前記縁部の端点とを結ぶ第二折り曲げ線と、
で囲まれる陳列部を有し、
前記陳列部を前記折り目の谷側へ引き出すように前記第一折り曲げ線及び前記第二折り曲げ線に沿って前記第一面及び前記第二面を折り曲げることにより、前記陳列面を形成可能である
ことを特徴とする、陳列棚である。
ここで、ある部材と別の部材とが当接するとは、これら部材が直接的に接触している状態のみならず、当該ある部材と当該別の部材とが直接的に接触されていない状態(例えば、当該部材間に別の部材が挿入される等して、間接的に固着されている状態等)も含む。
本発明の(2)は、2つ以上の前記シート状部材が、前記陳列部を有する陳列棚であって、
複数の前記陳列部によって一つの陳列面を形成可能である、前記(1)の陳列棚である。
本発明の(3)は、板状の背面部材と、2つ以上のシート状部材と、を有し、
折り目に沿って折り曲げられた前記シート状部材が、前記シート状部材の前記折り目の山側同士が当接するとともに、全ての前記シート状部材の前記折り目の山側が前記背面部材と当接するように配置され、少なくとも1つの前記シート状部材の前記折り目の谷側に陳列面を有する、折り畳み及び展開可能な陳列棚であって、
前記シート状部材は、前記折り目に対して一側に位置する第一面と、前記折り目に対して他側に位置する第二面を有し、
前記背面部材は、前記2つ以上のシート状部材の中から任意に選択された互いに隣接する第一及び第二のシート状部材のうち、前記第一のシート状部材の第一面と、前記第二のシート状部材の第二面と当接するように重ね合され、
前記2つ以上のシート状部材が有する前記第一面及び前記第二面のうち、前記背面部材に当接していない第一面及び第二面に関して、隣り合う2つの前記シート状部材のうちの一方のシート状部材の前記第一面と他方のシート状部材の前記第二面とが当接するように重ね合わされ、
前記少なくとも1つのシート状部材は、
前記第一面及び前記第二面に跨り存在するように設けられた縁部と、
前記第一面に存在する折り曲げ線であって、前記折り目上に存在する折り曲げ起点と前記縁部とを結ぶ第一折り曲げ線と、
前記第二面に存在する折り曲げ線であって、前記折り曲げ起点と前記縁部とを結ぶ第二折り曲げ線と、
で囲まれる陳列部を有し、
前記陳列部を前記折り目の谷側へ引き出すように前記第一折り曲げ線及び前記第二折り曲げ線に沿って前記第一面及び前記第二面を折り曲げることにより、前記陳列面を形成可能である
ことを特徴とする、陳列棚である。
本発明の(4)は、2つ以上の前記シート状部材が、前記陳列部を有する陳列棚であって、
複数の前記陳列部によって一つの陳列面を形成可能である、前記(3)の陳列棚である。
本発明の(5)は、折り目に沿って折り曲げられた、一のシート状部材と別のシート状部材とに関して、前記一のシート状部材の前記折り目の山側と、前記別のシート状部材の前記折り目の谷側と、が当接するように配置され、前記一のシート状部材の前記折り目の谷側に陳列面を有する、折り畳み及び展開可能な陳列棚であって、
前記一のシート状部材は、
前記折り目に対して一側に位置する第一面と、前記折り目に対して他側に位置する第二面とを有し、
前記第一面及び前記第二面に跨り存在するように設けられた縁部と、
前記第一面に存在する折り曲げ線であって、前記折り目上に存在する折り曲げ起点と前記縁部の端点とを結ぶ第一折り曲げ線と、
前記第二面に存在する折り曲げ線であって、前記折り曲げ起点と前記縁部の端点とを結ぶ第二折り曲げ線と、
で囲まれる陳列部を有し、
前記陳列部を前記折り目の谷側へ引き出すように前記第一折り曲げ線及び前記第二折り曲げ線に沿って前記第一面及び前記第二面を折り曲げることにより、前記陳列面を形成可能である
ことを特徴とする、折り畳み及び展開可能な陳列棚である。
本発明の(6)は、前記陳列面の底部に設けられた開口部と、
前記開口部を挿通する棒状部材と、
前記棒状部材が挿入され、当該挿入された棒状部材を支持する支持空間と、を更に有し、
前記開口部と前記支持空間とは、前記棒状部材が連通可能となっており、
前記第一面及び前記第二面に跨り存在し、且つ、前記折り曲げ起点に隣接するように設けられ頂辺部と、
前記第一面及び前記第二面に跨り存在し、且つ、前記折り目において、前記頂辺部からみて前記折り曲げ起点とは異なる側に設けられた底辺部と、
前記第一面に存在する折り曲げ線であって、前記頂辺部の端点と、前記底辺部の端点と、を結ぶ第一支持部折り曲げ線と、
前記第二面に存在する折り曲げ線であって、前記頂辺部の端点と、前記底辺部の端点と、を結ぶ第二支持部折り曲げ線と、
で囲まれる支持部を有し、
前記支持部を前記折り目の谷側へ引き出すように前記第一支持部折り曲げ線及び前記第二支持部折り曲げ線に沿って前記第一面及び前記第二面を折り曲げることにより、前記支持空間を形成可能である、前記(1)〜(5)の何れか一つの陳列棚である。
本発明の(7)は、全ての前記シート状部材が、一体的に形成されている、前記(1)〜(6)の何れか一つの陳列棚である。
本発明の(8)は、前記シート状部材が紙製である、前記(1)〜(7)の何れか一つの陳列棚である。
本発明によれば、容易に折り畳み及び展開可能な陳列棚を提供することが可能である。
本発明の第一実施形態に係る陳列棚100の、斜視図である。 本発明の第一実施形態に係る陳列棚100の、上面図である。 本発明の第一実施形態に係る陳列棚100の、正面図である。 本発明の第一実施形態に係る陳列棚100の、組み立て方法を示す展開図(a)及び斜視図(b)である。 本発明の第一実施形態に係る陳列棚100の、折り畳み方法を示す斜視図である。 本発明の第二実施形態に係る陳列棚200の、組み立て方法を示す展開図(a)及び斜視図(b)である。 本発明の第二実施形態に係る陳列棚200の、組み立て方法を示す斜視図である。 本発明の第三実施形態に係る陳列棚300の、上面図(a)及び斜視図(b)である。 本発明の第三実施形態に係る陳列棚300の、上面図(a)及び斜視図(b)である。 本発明の第四実施形態に係る陳列棚400の、斜視図である。 本発明の第五実施形態に係る陳列棚500の、斜視図である。 本発明の第六実施形態に係る陳列600の、組み立て方法を示す斜視図である。 本発明の第七実施形態に係る陳列700の、斜視図である。 本発明の第七実施形態に係る陳列700の、上面図である。 本発明の第七実施形態に係る陳列700の、正面図である。 本発明の第七実施形態に係る陳列700の、展開図である。 本発明の第七実施形態に係る陳列700の、使用方法を示す斜視図である。 本発明の第七実施形態に係る陳列700の、使用方法を示す斜視図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態に係る陳列棚に関して詳述する。
ここで、以下の実施形態は、あくまで一例であり、各部材の材質、接着方法、重ね順等に関し、以下の態様に限定されるものではない。また、各実施形態は、特定のものに対して適用されると限定的に解すべきでなく、どのような組み合わせであってもよい。例えば、技術的に矛盾しない限り、ある実施形態についての記載は、別の実施形態についての記載でもあると理解すべきであり、また、ある記載と別の記載が独立して記載されていたとしても、当該ある記載と当該別の記載を組み合わせたものも記載されていると理解すべきである。更に、以下の実施形態や変更例において示す具体的一例としての数値等の情報は、あくまで一例であり、以下の実施形態や変更例の趣旨を大きく逸脱しない限りにおいては、適宜変更してもよいものであると理解すべきである。
≪第一実施形態≫
(陳列棚100の構成)
先ず、図1〜図3を参照して第一実施形態に係る陳列棚100の全体構成に関して説明する。尚、本実施形態においては、シート状部材1100と、シート状部材1200と、シート状部材1300と、が原則として略同一となるように構成されており、シート状部材1100に関して詳細な説明が成された場合、それは同時にシート状部材1200やシート状部材1300の説明が成されたものと解するべきである。他方、陳列棚100を構成可能であれば、シート状部材1100、シート状部材1200及びシート状部材1300の形状は同一とする必要はなく、各々異なる形状としてもよい。
先ず、図1は本実施形態に係る陳列棚100(陳列面展開状態)の全体図(斜視図)であり、図2は当該陳列棚100の上面図であり、図3は当該陳列棚100の正面図である。
図1及び図2に示すように、陳列棚100は、シート状部材1100、シート状部材1200及びシート状部材1300が、平面視にて(あるいは水平断面が)略Y字状となるように当接するよう構成されている。また、陳列棚100には、物品を載置可能な面(空間)であり、頂点を下方に向けた略六角錐状である、陳列面(上陳列面102及び下陳列面103)が設けられている。
次に、陳列棚100のより詳細な構成について説明する。図1、図2及び図3に示すように、本実施形態に係る陳列棚100は、折り目1101に沿って折り曲げ可能なシート状部材1100と、折り目1201に沿って折り曲げ可能なシート状部材1200と、折り目1301に沿って折り曲げ可能なシート状部材1300と、から構成され、当該折り目に沿って折り曲げられた3つのシート状部材(シート状部材1100、シート状部材1200及びシート状部材1300)が、当該折り目の山側同士が当接するように配置されている。更に、各々のシート状部材は当該折り目の山側に位置する面同士で当接しており、当該当接する面が固定されている(陳列棚100の具体的な製造方法に関しては後述する)。このように、陳列棚100は、中心軸101(陳列面が展開されていない状態において、折り目1101、折り目1201及び折り目1301が近接又は当接して形成される、陳列棚100の中心部を貫く仮想の軸)を中心として、折り目に沿って折り曲げられて構成されている。
次に、図2及び図3を参照しながら、陳列棚100における陳列面に関して説明する(尚、上陳列面102と下陳列面103は同様の構成であるため、下陳列面103の説明は省略する)。図2に示すように、上陳列面102は、シート状部材1100の折り目1101の谷側に設けられた上陳列部1120と、シート状部材1200の折り目1201の谷側に設けられた上陳列部1220と、シート状部材1300の折り目1301の谷側に設けられた上陳列部1320と、から形成される。また、上陳列部1120は、上陳列面102の側面(略六角錐状の上陳列面102の2側面)となっている。
次に、図3を参照しながら、上陳列部1120をより具体的に説明する。先ず、谷折りされたシート状部材1100の谷側の面を正面とし、設置面を下方とした際に、折り目1101を境界として、シート状部材1100の、左側面を第一側面1111、右側面を第二側面1112とする。この際、上陳列部1120は、第一側面1111に設けられた第一縁部1122a及び第二側面1112に設けられた第二縁部1122bと、第一側面1111に設けられた第一折り曲げ線1126と、第二側面1112に設けられた第二折り曲げ線1127と、で囲まれた部分である。上陳列部1120は、より詳細には、第一端部1123と、折り曲げ起点1125と縁部中点1122cとを頂点とする三角形状と、第二端部1124と折り曲げ起点1125と縁部中点1122cとを頂点とする三角形状と、からなり、略六角錐状の上陳列面102の2側面を成す。尚、第一縁部1122a及び第二縁部1122bは、連続して存在する縁部であり、上陳列部1120の上方縁部(略六角錐状の上陳列面102の底辺の一部)を形成している。また、第一縁部1122a及び第二縁部1122bは、第一側面1111及び第二側面1112を跨るように設けられたスリット1121の辺(シート状部材1100を正面視した際には、四角形状に設けられたスリット1121の下方に位置する辺であり、後述するシート状部材1100の展開図においては、凹五角形状に設けられたスリット1121の、凹部を形成する二辺)である。縁部中点1122cは、第一縁部1122aと第二縁部1122bとが接続される箇所にある仮想の点である。第一折り曲げ線1126(第二折り曲げ線1127)は、第一側面1111(第二側面1112)に存在する折り曲げ線であり、折り目1101上に設けられた仮想の点である折り曲げ起点1125と、第一縁部1122a(第二縁部1122b)の端部(縁部中点1122cとは異なる端部)である第一端部1123(第二端部1124)と、を結ぶように形成された折り曲げ線である。
更に、本実施形態において、シート状部材1100の、第一側面1111と第二側面1112とが略同一となる(即ち、シート状部材が折り目に対して略対称となる)ように構成しているが、これには何ら限定されず、第一シート状部材110の第一側面1111と、第二側面1112と、を異なる形状としてもよい(即ち、シート状部材1100が折り目に対して非対称となるようにしてもよい)。
ここで、本実施形態に係る陳列棚100は、上陳列面102において、シート状部材1100に設けられた上陳列部1120と、シート状部材1200に設けられた上陳列部1220と、シート状部材1300に設けられた上陳列部1320とが連続的な一つの陳列面を形成するように構成されている。このような構成とすることにより、陳列棚100のデザイン性や物品の載置量が多い点で優れ、シート状部材1100〜シート状部材1300の何れの方向から陳列棚100を眺めても、上陳列面102(下陳列面103)に載置された物品を同様に認識することが可能となる。但し、このような形態には限定されず、例えば、シート状部材1100に上陳列部1120を設けると共に、シート状部材1200及びシート状部材1300には上陳列部を設けず、上陳列部1120のみによって上陳列面102を形成するものであってもよい{この場合、直立する2枚のシート状部材1200及びシート状部材1300が上陳列面102の側面となる}。
また、本実施形態においては、陳列棚100を、上陳列面102及び下陳列面103の2つの陳列面を有する構成としたが、これには限定されず、陳列面の数は任意に変更可能である。例えば、陳列面として上陳列面102又は下陳列面103のみを有する構成としてもよいし、3つ以上の陳列面を有する構成としてもよい。
更に、シート状部材の数は特に限定されず、例えばシート状部材を4枚以上としてもよい。例えば、シート状部材を4枚とした場合には、平面視にて(あるいは水平断面が)略十字状の陳列棚100が形成される。このようにシート状部材の枚数が多い程、構造的な強度や設置安定性は増す。他方、本実施形態のようにシート状部材が少ないほど(但し3枚以上)とすることによって、部品の数が減ることから製造容易性の向上や低コスト化が図られる。この場合、更に、陳列面を眺める際に、シート状部材によって視界が遮られないため、陳列面に載置された物品の視認のし易さが増す。
ここで、陳列棚100は、上陳列面102(下陳列面103)を形成可能であればよく、陳列棚100の大きさ(例えば、陳列棚100の高さ)は何ら限定されず用途に合わせて適宜設定すればよい。例えば、陳列棚100の高さは、数十cmから数m超まで適宜変更可能である。同様に、シート状部材1100や、シート状部材1100に設けられた各部材の大きさ(特には、形成される上陳列面102や下陳列面103の大きさ)も、用途等に合わせて適宜変更可能である。
また、シート状部材1100の厚みに関しても限定されない。例えば、より強い強度を求める際には、シート状部材を厚くすることが求められるが、持ち運びや折り畳み及び展開の容易性を高めたい場合には、シート状部材を薄くしてもよい。このように、シート状部材1100の厚みは、用途、材質、大きさ等に応じて適宜変更可能である。
ここで、シート状部材1100は、可撓性材料からなる。可撓性材料としては特に限定されないが、紙(例えば、厚紙や段ボール紙)であることが好適である。シート状部材1100の材料として紙を使用することにより、軽量且つ廃棄容易性に優れ、低コストであると共に、広告等を直接印刷すること等が可能となる。
(陳列棚100の組み立て方法)
次に、図4を参照して、本実施形態に係る陳列棚100の組み立て方法に関して説明する。図4(a)は本実施形態に係る陳列棚100の展開図(陳列棚100の構成部材であるシート状部材1100の平面図)であり、図4(b)は本実施形態に係る陳列棚100の組み立て方法を示す概念図(斜視図)である。尚、前述のように、シート状部材1100、シート状部材1200及びシート状部材1300は原則として同一の部材であるため、図4(a)においては、これらシート状部材1200及びシート状部材1300の図示を省略する。
同図に示すように、陳列棚100は、シート状部材1100の折り目1101の山側と、シート状部材1200の折り目1201の山側と、シート状部材1300の折り目1201の山側と、を近接させ、更に、シート状部材1110の第二側面1112とシート状部材1200の第一側面1211とが当接し、シート状部材1200の第二側面1212とシート状部材1300の第一側面1311とが当接し、シート状部材1300の第二側面1312とシート状部材1100の第一側面1111とが当接するように重ね合わせることにより、組み立てられる。
本実施形態においては、スリット1121を凹五角形状とし、第一縁部1122a及び第二縁部1122bが凹五角形状の凹部となるように設けられているが、第一縁部1122a及び第二縁部1122b並びにスリット1121は、その形状を任意のものとしてよい。例えば、第一縁部1122a及び第二縁部1122bは、単なる切れ込みであってもよいし、スリットと切れ込みを組み合わせたものであってもよい。更には、第一縁部1122a及び第二縁部1122bをアーチ状(半楕円状)としたり、スリット自体を三日月状にしてもよい。また、本実施形態において、第一縁部1122a及び第二縁部1122bよりなる縁部は、上方向に凸な形状として設けられている。このような形状とすることにより、図1のように陳列面(上陳列面102)を形成した際に、陳列面(上陳列面102)における第一縁部1122a及び第二縁部1122bを、水平(接地面に対して平行)に近づけることが出来るため、デザイン性を高めると共に物品の載置量を多くすることが出来る。
尚、本実施形態に係る陳列棚100において、シート状部材1100の形状を四角形状としているが、これには何ら限定されず、用途やデザインに合わせて適宜変更可能である。例えば、デザイン等の観点から、シート状部材1100を三角形状としてもよい{この場合、シート状部材1100、シート状部材1200、シート状部材1300を三角形状とすることにより、山型(正四面体骨格状)の陳列棚100が形成される}。
ここで、シート状部材1110の折り目1101は、予め折り曲げ線として設けられているものであるが、これには限定されず、組み立て段階において適宜折り目が付されればよい。同様に、上陳列部1220の構成部である第一折り曲げ線1126及び第二折り曲げ線1127も、陳列面形成段階において適宜折り曲げ可能な状態であればよく、予め設けられていなくてもよい。
尚、本実施形態においてはシート状部材1100が表裏のないものとしているため、折り目1101を山折り線としても谷折り線としてもよいが、例えば片面(表面)のみが意匠面である(特定の意匠や印刷がある)場合等に関しては、陳列棚100の組み立て及び棚展開時に、各シート状部材の当該意匠面が表面(折り目に対して谷側となる面)となるようにし、各シート状部材の裏面(折り目に対して山側となる面)同士が当接するように組み上げる。
ここで、陳列棚100の組み立て時におけるシート状部材1100、シート状部材1200及びシート状部材1300の固定方法としては、何ら限定されず、形成される陳列面(図1に示される上陳列面102及び下陳列面103)に商品を載置可能な程度に陳列棚100全体が固定されていればよい。例えば、接着剤によって各部材を固定してもよい。この場合、上陳列部1120及び下陳列部1130が折り曲げられる必要があることから、当該上陳列部1120及び下陳列部1130の裏側(シート状部材1200及びシート状部材1300に当接する面)は、接着されていない状態(または容易に引き剥がせる状態)とする必要がある。その他、例えば、当接する一方のシート状部材に凹部を設け、他方のシート状部材に凸部を設け、当該凹部及び凸部が嵌合することによって固定されるような構成(例えば、スナップボタンのような固定方法)によって機械的に固定したり、各シート状部材の、別のシート状部材と当接する面(即ち、各シート状部材の裏面)に面ファスナーを設けたりしてもよいし、陳列棚100の上下にY字のスリットが入ったカバーや蓋等を被せる、といった方法であってもよい。
(陳列棚100の折り畳み方法)
次に、図5を参照して、本実施形態に係る陳列棚100の折り畳み方法に関して説明する。
先ず、展開状態にある陳列棚100(図5(a)、当該図は図1と同一である。)の、シート状部材1100の上陳列部1120を、折り目1101に近づける方向に折り曲げ、同様に、シート状部材1200及びシート状部材1300の上陳列部を収容し、上陳列面102を収容する(図5(b))。更に、上陳列面102と同様の操作を行い、下陳列面103を収容する(図5(c))。最後に、シート状部材1100を略平面となるまで、シート状部材1200を、第一側面(第一側面1211)と第二側面(第二側面1212)とが近接する方向に折り目1201に沿って折り曲げ、平面状の折り畳み状態とする(図5(d))。
尚、折り畳まれた陳列棚100の展開方法に関しては、陳列棚100の折り畳み方法の逆の手順をたどればよい。
(陳列棚100の用途)
陳列棚100は、物品の陳列を目的としていればどのような用途としても利用可能である。例えば、高さ数十cmの陳列棚100として、机上に設置して小物入れとして利用したり、印刷を施した高さ数m程度の陳列棚100として、店頭に配置し、商品の販売促進用の陳列棚とすることも出来る。
また、陳列棚100のその他の用途として、上陳列面102又は下陳列面103に孔を設け、当該孔に棒状の物品(例えば、文房具や棒付き飴等)を挿し込み物品を陳列する、といった用途であってもよい。この場合、陳列部に物品を載置する必要がなく、当該孔に物品を挿し込み可能であればよいため、図1に示された状態から陳列棚100の天地を逆転させ、上陳列面102が上に凸となる{上陳列面102を六角錐に見立てたときに、頂点側(例えば、折り曲げ起点1125)が上方となり底面側(例えば、縁部中点1122c)が下になる}ように陳列棚を設置してもよい。また、陳列棚100の上陳列面102の内部に、底板(本例では、六角形状の板)を設置し、上陳列面102の底面を形成してもよい。この場合、設置する物品のレイアウトの自由度を向上させることも可能である。
尚、本実施形態に係る陳列棚100は、折り目(折り目1101、折り目1201、折り目1301)における各シート状部材の折り曲げの角度が、谷側において約120度となるように設置されている(平面視にて、略Y字となるように設置されている)。他方、各シート状部材は、図1に示された中心軸101を折り曲げの軸として任意に折り曲げ可能であるため、各シート状部材の折り曲げの角度を任意の角度として設置することが可能である。従って、本実施形態に係る陳列棚100を、一つのシート状部材を折り曲げられていない状態(即ち、陳列棚100が、平面視にて略T字となった状態)とし、当該折り曲げられていないシート状部材を壁面に沿って当接するように設置する、といった用途としてもよい(尚、このような用途に特に適した実施形態として、後述の第三実施形態に係る陳列棚300がある)。
≪第二実施形態≫
次に、第二実施形態に係る陳列棚200に関して説明する。第二実施形態は、上述した第一実施形態とは、第一実施形態におけるシート状部材1100、シート状部材1200及びシート状部材1300が、一枚の連続したシート状部材2000として一体的に形成されている点で異なる。当該構成を有することにより本実施形態に係る陳列棚200は、組み立ての容易性が向上し、部材が一体化されることで強度が上昇し得るという効果を奏する。
(陳列棚200の構成)
図6(a)は、本実施形態に係る陳列棚200の展開図(陳列棚200の構成部材であるシート状部材2100の平面図)である。図6(a)に示されるように、本実施形態に係る陳列棚200を形成するシート状部材2000は、折り目2001及び折り目2002を境界として、本実施形態に係るシート状部材1100、シート状部材1200及びシート状部材1300に対応する部材が、一体化され形成されている。より具体的には、シート状部材2000は、折り目1101(折り目1201、折り目1301)に対応する折り目2101(折り目2201、折り目2301)と、第一側面1111(第一側面1211、第一側面1311)に対応する側面2111(側面2211、側面2311)と、第二側面1112(第二側面1212、第二側面1312)に対応する側面2112(側面2212、側面2312)と、を有する。更に、シート状部材2000は、上陳列部1120(上陳列部1220、上陳列部1320)に対応する上陳列部2120(上陳列部2220、上陳列部2320)と、下陳列部1130(下陳列部1230、下陳列部1330)に対応する下陳列部2130(上陳列部2230、上陳列部2330)と、を有する。尚、上陳列部1120と上陳列部2120とにおいて、スリット1121とスリット2121とが、第一縁部1122aと第一縁部2122aとが、第二縁部1122bと第二縁部2122bとが、縁部中点1122cと縁部中点2122cとが、第一端部1123と第一端部2123とが、第二端部1124と第二端部と2124が、折り曲げ起点1125と折り曲げ起点2125とが、第一折り曲げ線1126と第一折り曲げ線2126とが、第二折り曲げ線1127と第二折り曲げ線と2127が、各々対応している。また、側面2112と側面2211との境界部に折り目2001を有し、側面2212と側面2311との境界部に折り目2002を有する。その他の具体的な構成は、上述した実施形態と同様であるため、説明を省略する。
(陳列棚200の組み立て方法)
図6(b)は本実施形態に係る陳列棚200の組み立て方法を示す概念図(斜視図)である。図6(b)に示されるように、本実施形態に係る陳列棚200の具体的な組み立て方法としては、折り目2001及び折り目2002を一側に折り曲げ(例えば、谷折りし)、折り目2101、折り目2201及び折り目2301を折り目2001及び折り目2002とは反対側に折り曲げる(例えば、山折りする)。その他の組み立て方法(シート状部材2100の各部位の当接の方法)は、第一実施形態における陳列棚100の組み立て方法と同様である。
本実施形態に係る陳列棚200は、一枚のシート状部材2000から形成されているため、組み立ての容易性が向上し、部材が一体化されることで強度が上昇し得るという効果を奏する。合わせて、製造工程の簡略化や低コスト化を行うことが出来る。
ここで、陳列棚200は、例えば図7のように、側面2111及び側面2312が当接する箇所のみが接着剤等の固定手段により固定されており、その他の側面(側面2112、側面2211、側面2212、側面2311)に関しては固定されていない場合でも、陳列棚200が形成され得る。例えば、図7のように陳列棚200が組み立てられた状態において、側面2211及び側面2212を折り目2101及び折り目2301側に押し込む。この場合、折り目2101(折り目2301)に沿って折り曲げられた、側面2111及び側面2112、側面2311及び側面2312並びに側面2211及び側面2212において、折り曲げによる弾性力(折り目2101、折り目2201及び折り目2301にて平坦な状態を復元しようとして発揮される弾性力)がつり合い、折り目2201が折り目2101及び折り目2301に近接された状態を維持し得る。
また、この場合、図7に示された状態から更に折り目2301と折り目2201とを離隔させる(折り目2001と折り目2002とを近接させる)ようにして折り畳むことで、第1実施形態に示された陳列棚100よりも、折り畳み状態での厚みを薄くすることが可能となる。より具体的には、第1実施形態に係る陳列棚100を折り畳む際には、図4(d)に示されるように、シート状部材の側面(第1側面又は第2側面)が2枚重なる部分と4枚重なる部分が形成されるが、図7に示された陳列棚200によれば、側面が2枚重なる部分のみとして折り畳むことが可能となる)。
≪第三実施形態≫
次に、第三実施形態に係る陳列棚300に関して説明する。第三実施形態は、上述した第一実施形態とは、第一実施形態におけるシート状部材の一つを背面部材3300とし、当該背面部材3300を壁に当接させるように用いるための用途とした点で異なる。
(陳列棚300の構成)
図8(a)は陳列棚300(陳列面展開状態)の上面図であり、図8(b)は当該陳列棚300の全体図(斜視図)であり、図9(a)は陳列棚300(陳列面収納状態)の上面図であり、図9(b)は当該陳列棚300の全体図(斜視図)である。これらの図に示されるように、本陳列棚300は、折り曲げられた状態のシート状部材3100及びシート状部材3200と、折り曲げられていない背面部材3300と、からなり、平面視にて(あるいは水平断面が)略T字状となるように構成されている。また、陳列面として、上陳列面302及び下陳列面303を有する。陳列棚300は、より具体的には、折り目3101に沿って折り曲げられたシート状部材3100の折り目3101の山側と、折り目3201に沿って折り曲げられたシート状部材3200の折り目3201の山側と、背面部材3300と、が当接し、シート状部材3100の第二側面3112と、シート状部材3200の第一側面3211と、が当接し、更に、シート状部材3100の第一側面3111及びシート状部材3200の第二側面3212が、共に背面部材3300と当接するよう構成されている。また、シート状部材3100(シート状部材3200)に設けられた上陳列部3120(上陳列部3220)が、折り目3101(折り目3201)の谷側へ引き出されるように折り曲げられ、上陳列面302を形成する。
ここで、シート状部材3100(シート状部材3200)の詳細な構成としては、第一縁部3122a(第一縁部3222a)、第二縁部3122b(第二縁部3222b)、縁部中点3122c(縁部中点3222c)の構成を変更した以外は、第一実施形態におけるシート状部材1100(シート状部材1200)と同様である。本実施形態に係る陳列棚300は、図9(b)に見られるように、スリット3221における凹五角形の凹部(第一縁部3222a、第二縁部3222b及び縁部中点3222cで形成される凹部)が、第一実施形態に係るシート状部材1100(シート状部材1200とシート状部材1100とは原則として同一である。)のスリット1221における凹部と異なった形状としている(より深い凹部となるようにしている)。本実施形態に係る陳列棚300は、第一実施形態と異なり、折り目3201におけるシート状部材3200の折り曲げの角度が、谷側において約90度となるように設置される。当該角度の違いに合わせて、上陳列面302を形成した際の、縁部(第一縁部3222a及び第二縁部3222b)を、水平(接地面に対して平行)に近づけるために、スリット3221における凹五角形の凹部の形状を変更している。その他の具体的な構成(第一端部3223、第二端部3224、折り曲げ起点3225、第一折り曲げ線3226、第二折り曲げ線3227等)は、上述した実施形態と同様であるため、説明を省略する。また、シート状部材3100とシート状部材3200とは原則として同一であるため、説明を省略する。
(陳列棚300の用途)
本陳列棚300は、背面部材3300を壁面に当接させるように設置する用途を想定した陳列棚である。従って、図8及び図9に示されるように、背面部材3300には、陳列部等は設けられておらず、平坦なシート状となっているため、背面部材3300を可撓性を有しない材料(例えばプラスチック板、金属板、木板等)により形成してもよい。
尚、背面部材3300の形状としては壁面に当接可能な形状であれば特に限定されず、曲面状、あるいは折り曲げられた部分を少なくとも1箇所有する形状等であってもよい。
≪第四実施形態≫
次に、第四実施形態に係る陳列棚400に関して説明する。第四実施形態は、上述した第一実施形態とは、シート状部材を2つとすると共に一方のシート状部材を背面部材4200とし、もう一方のシート状部材4100のみに陳列面(陳列面402)を形成可能とし、更に陳列面の数を一つとした点で異なる。
(陳列棚400の構成)
図10(a)は陳列棚400(陳列面展開状態)の全体図(斜視図)であり、図10(b)は陳列棚400(陳列面収納状態)の全体図(斜視図)である。図10に示すように、本実施形態に係る陳列棚400は、折り目4101に沿って折り曲げ可能なシート状部材4100及び折り目4201に沿って折り曲げ可能な背面部材4200からなる。より具体的には、シート状部材4100の折り目4101の山側と、背面部材4200の折り目の谷側と、が当接するように配置されている。また、シート状部材4100には、陳列部4120が形成されており、当該陳列部4120を折り目4101の谷側へ引き出すことで、陳列面402が形成される。尚、本実施形態においては、折り目4101におけるシート状部材4100の折り曲げの角度が、谷側において約90度となるように設置される。そのため、陳列部4120の、スリット4121、第一縁部4122a、第二縁部4122b、縁部中点4122cに係る構成は、同様のシート状部材の折り曲げの角度を想定した、第三実施形態に係る上陳列部3220の、スリット3221、第一縁部3222a、第二縁部3222b、縁部中点3222cに係る構成と同様としている。その他の具体的な構成(折り目4101、第一側面4111、第二側面4112、第一端部4123、第二端部4124、折り曲げ起点4125、第一折り曲げ線4126、第二折り曲げ線4127等)は、上述した実施形態と同様であるため、説明を省略する。
尚、本実施形態において、背面部材4200は、陳列部等は設けられておらず、単なる平板状の部材を用いているが、これには何ら限定されず、背面部材4200が陳列面402の側面を形成可能であればよい。例えば、背面部材4200を、シート状部材4100等と同様にスリットを設けた部材としたり、凹凸加工等が施された部材としてもよい。
本実施形態に係る陳列棚400は、シート状部材4100の折り曲げの角度が谷側において90度となるように設置されているが、シート状部材4100の折り曲げの角度を任意の角度として設置することも可能である。
≪第五実施形態≫
次に、第五実施形態に係る陳列棚500に関して説明する。第五実施形態は、上述した第一実施形態とは、スリット等を設けず、陳列面を陳列棚の最上部に設けた(陳列棚の最上部の辺を陳列面の縁部とした)点で異なる。このような構成とすることにより、陳列面に載置された物品がより視認し易くなるという効果を奏する。その他の具体的な構成は、上述した実施形態と同様であるため、説明を省略する。
(陳列棚500の構成)
図11(a)は陳列棚500(陳列面展開状態)の全体図(斜視図)であり、図11(b)は陳列棚500(陳列面収納状態)の全体図(斜視図)である。図11に示すように、本実施形態に係る陳列棚500は、折り目501に沿って折り曲げ可能なシート状部材5100と、同様に折り目に沿って折り曲げ可能なシート状部材5200及びシート状部材5300と、からなる。より具体的には、シート状部材5100の折り目5101の山側と、シート状部材5200及びシート状部材5300の折り目の山側と、が当接するように配置されている。また、シート状部材(シート状部材5100、シート状部材5200及びシート状部材5300)の各々において、縁部(第一縁部5122a、第二縁部5122b、縁部中点5122c、第一縁部5222a、第二縁部5222b、縁部中点5222c、第一縁部5322a、第二縁部5322b、縁部中点5322c)が陳列棚500の最上部に設けられることで、陳列棚500の最上部に陳列面502を形成可能としている。その他の具体的な構成(折り目5101、第一側面5111、第二側面5112、第一端部5123、第二端部5124、折り曲げ起点5125、第一折り曲げ線5126、第二折り曲げ線5127等)は、上述した実施形態と同様であるため、説明を省略する。尚、シート状部材5200と、シート状部材5300と、シート状部材5100と、は原則として同一であるため、説明を省略する。
当該構成とすることにより、シート状部材(シート状部材5100、シート状部材5200及びシート状部材5300)によって視界が遮られず、当該陳列面502に載置された物品の認識のし易さが向上する。
尚、本例においては、陳列面を陳列面502のみの構成としたが、陳列棚100等と同様、陳列面の数は任意に変更可能である。例えば、陳列面502の下方に1又は2以上の陳列面を更に設けてもよい(この際の陳列面の構成は、陳列棚100等と同様のものとすればよい)。
(陳列棚500の用途)
本形態に係る陳列棚500は、陳列棚100と同様に使用することが可能である。尚、本形態に係る陳列面(陳列面502)の別の用途(陳列面としての用途以外の用途)としては、設置面503を陳列棚の足(脚部)として用いることが考えられる。より具体的には、本形態に係る陳列棚500の陳列面の天地を逆転させて(六角錐状に形成された陳列面502において、陳列面が上に凸となる{陳列面502を六角錐に見立てたときに、頂点側(例えば、折り曲げ起点5125)が上方となり底面側(第一縁部5122a、第二縁部5122b、縁部中点5122c、第一縁部5222a、第二縁部5222b、縁部中点5222c、第一縁部5322a、第二縁部5322b、縁部中点5322c)が下になる}ように、別の陳列棚(例えば、陳列棚100等)に組み込む、等としてもよい。このような構成とすることにより、陳列面502の縁部(第一縁部5122a、第二縁部5122b、縁部中点5122c、第一縁部5222a、第二縁部5222b、縁部中点5222c、第一縁部5322a、第二縁部5322b、縁部中点5322c)が地面に設置されるため、地面との接触面が増え、陳列棚の安定性が向上し得る。尚、このような構成は、後述の第七実施形態に例示される。
≪第六実施形態≫
次に、第六実施形態に係る陳列棚600に関して説明する。第六実施形態は、第一実施形態と同一のシート状部材(シート状部材1100、シート状部材1200及びシート状部材1300)を用いているが、第一実施形態における各シート状部材同士を当接させる際に、隔離シートを各シート状部材の間に挟んだ点で第一実施形態とは異なる。当該構成を有することにより、本実施形態に係る陳列棚600は、強度が上昇すると共に、各シート状部材に設けられた陳列部が独立した陳列面になるという効果を奏する。
(陳列棚600の構成)
図12(a)は本実施形態に係る陳列棚600の展開図(斜視図)であり、図12(b)は陳列棚600(陳列面展開状態)の全体図(斜視図)である。図12に示すように、陳列棚600は、シート状部材6100の第二側面6112と、シート状部材6200の第一側面6211と、の間に挟まれた隔離シート6400aと、シート状部材6200の第二側面6212と、シート状部材6300の第一側面6311と、の間に挟まれた隔離シート6400bと、シート状部材6300の第二側面6312と、シート状部材6100の第一側面6111と、の間に挟まれた隔離シート6400cと、を有する。尚、本実施形態においては、シート状部材6100は原則としてシート状部材1100と同一であり、シート状部材6200は原則としてシート状部材1200と同一であり、シート状部材6300は原則としてシート状部材1300と同一であるため、その他の具体的な構成に関する説明を省略する。
このような構成とすることにより、陳列棚600の強度が上昇すると共に、各シート状部材に設けられた陳列部(例えば、上陳列部6120及び上陳列部6220)を、夫々独立した陳列面(例えば、上陳列面602a及び上陳列面602b)として機能させることも可能となる。
ここで、隔離シート(隔離シート6400a、隔離シート6400b及び隔離シート6400c)は、各々どのような形状及び大きさであってもよい。例えば、各シート状部材と略同一のものとして、各シート状部材が完全に隔離されるように構成してもよいし、各シート状部材よりも小さい形状として、その一部が隔離されるように構成してもよい。
尚、隔離シートの材料としては、どのようなものであってもよく、例えばシート状部材と同様に可撓性材料(例えば、紙等)としてもよいし、可撓性を有しない材料(例えばプラスチック板、金属板、木板等)としてもよい。
≪第七実施形態≫
次に、図13〜図16を参照して、第七実施形態に係る陳列棚700に関して説明する。図13は本実施形態に係る陳列棚700(陳列面展開状態)の全体図(斜視図)であり、図14は当該陳列棚700の上面図であり、図15は当該陳列棚700の正面図であり、図16はシート状部材7100の展開図である。第七実施形態は、上述した第一実施形態とは、第五実施形態と同様に、スリット等を設けず、陳列面を陳列棚の最上部に設けた(陳列棚の最上部の辺を陳列面の縁部とした)点と、当該陳列面の底部に開口部を設けた点と、当該開口部と連通した形で、棒状部材を挿入可能な支持空間を設けた点と、で異なる。このような構成とすることにより、当該支持空間に棒状の部材を挿入可能となり、陳列棚の用途が幅広いものとなる。更に、本実施形態に係る陳列棚700は、第五実施形態で説明した陳列面(陳列面502)と同様の構成を陳列面の縁部が床への設置面となるように組み込み、陳列棚の設置安定性を高めている。
(陳列棚700の構成)
図13及び図14に示すように、陳列棚700は、シート状部材7100、シート状部材7200及びシート状部材7300からなり、シート状部材7100の折り目7101と、シート状部材7200の折り目7201と、シート状部材7300の折り目7301と、が折り目の山側で当接することで、平面視にて(水平断面が)略Y字状に当接するよう構成されているという点で、第一実施形態と同様である。また、陳列棚700には、物品を載置可能な陳列面であり、開口部702aを有する陳列面702が設けられている(陳列面702は、頂点を下方に向けた中空の略六角錐状の頂点付近を切断して得られた形状であり、開口部702aは切断された箇所に位置する)。更に、当該開口部702aの下部には、棒状の部材等を挿入可能な、支持部7140の内部の空間である支持空間が形成される。更に、陳列棚700の最下部には、陳列棚700の設置安定性を高めるための、略六角錐状の設置面703が設けられている。その他の具体的な構成は、上述した実施形態と同様であるため、説明を省略する。
次に、陳列棚700のより詳細な構成として、図15及び図16を参照して、シート状部材7100について説明する。尚、シート状部材7100と、シート状部材7200と、シート状部材7300と、は原則的に同一の部材であるため、シート状部材7200及びシート状部材7300の説明は省略する。
本実施形態に係るシート状部材7100は、陳列面702を形成するための陳列部7120と、支持空間を形成するための支持部7140と、設置面703を形成するための設置部7130が設けられている。以下、その夫々に関して説明する。
先ず、シート状部材7100の陳列部7120について説明する。シート状部材7100において、谷折りされたシート状部材7100の谷側の面を正面とし、設置面を下方とした際に、折り目7101を境界として、シート状部材7100の、左側面を第一側面7111、右側面を第二側面7112とする。この際、陳列部7120は、第一側面7111に設けられた第一縁部7122a及び第二側面7112に設けられた第二縁部7122bと、第一側面7111に設けられた第一下縁部7125a及び第二側面7112に設けられた第二下縁部7125bと、第一側面7111に設けられた第一折り曲げ線7126と、第二側面7112に設けられた第二折り曲げ線7127と、で囲まれた台形状の部材である。陳列部7120は、より詳細には、第一上端部7123と縁部中点7122cと折り曲げ起点7125cと第一端部7128とを頂点とする台形状と、第二上端部7124と縁部中点1122cと折り曲げ起点7125と第二端部7129とを頂点とする台形状と、からなり、略六角錐頂点付近を切断して得られる形状である陳列面702の、2側面を成す。尚、第一縁部7122a及び第二縁部7122bは、連続して存在する縁部であり、陳列部の上方縁部(陳列面702の底辺の一部)を形成している。同様に、第一下縁部7125a及び第二下縁部7125bは、連続して存在する縁部であり、陳列部の下方縁部(略六角錐状から頂点付近を切断した陳列面702の切断面の辺の一部)を形成している。縁部中点7122cは、第一縁部7122aと第二縁部7122bとが接続される箇所にある点であり、折り曲げ起点7125cは、第一下縁部7125aと第二下縁部7125bとが接続される、折り目7101上にある仮想の点である。第一折り曲げ線7126(第二折り曲げ線7127)は、第一側面7111(第二側面7112)に存在する折り曲げ線であり、第一下縁部7125a(第二下縁部7125b)の端部に設けられた第一端部7128(第二端部7129)と、第一縁部7122a(第二縁部7122b)の端部である第一上端部7123(第二上端部7124)と、を結ぶように形成された折り曲げ線である。当該陳列部7120を折り目7101の谷側へ引き出すことで、陳列面702の側面が形成される。尚、陳列面702に関するその他の具体的な構成は、上述した実施形態と同様であるため、説明を省略する。
尚、本例では折り曲げ起点7125cのみを折り曲げ起点としている(即ち、ある一点のみを指すものとしている)が、第一下縁部7125a、第二下縁部7125b、折り曲げ起点7125cを含めた部分(下縁部)を折り曲げ起点としてもよい(即ち、折り曲げ起点は、第一折り曲げ線7126及び第二折り曲げ線7127の端部としての性質を有すればよいため、折り目7101と交差するように設けられた線分であってもよい)。
次に、シート状部材7100の支持部7140について説明する。支持部7140は、第一側面7111に設けられた第一頂辺部7141a及び第二側面7112に設けられた第二頂辺部7141bと、第一側面7111に設けられた第一底辺部7144a及び第二側面7112に設けられた第二底辺部7144bと、第一側面7111に設けられた第一支持部折り曲げ線7147と、第二側面7112に設けられた第二支持部折り曲げ線7148と、で囲まれた四角形状の部材である。支持部7140は、より詳細には、第一下端部7145と第一端部7128と頂辺部中点7141cと底辺部中点7144cとを頂点とする四角形状と、第二下端部7146と第二端部7129と頂辺部中点7141cと底辺部中点7144cと、を頂点とする四角形状と、から形成される。
シート状部材7100において支持部7140を折り目7101の谷側へ引き出すことで、支持部7140がシート状部材7100(第一側面7111及び第二側面7112)に対して略筒状に盛り上がり、内部に棒状部材を挿入可能な空間が形成される。尚、シート状部材7200及びシート状部材7300においても、支持部7140と同様の支持部が形成されており、シート状部材7200の支持部及びシート状部材7300においても同様に支持部を引き出すことで、3つの支持部で囲まれた内部空間(棒状部材を挿入可能な支持空間)が形成される。
尚、本実施形態においては、支持部7140を四角形状としているが、これには何ら限定されず、その形状及び各部の大きさは、使用目的等に合わせて適宜自由に設定可能である。
次に、シート状部材7100の設置部7130について説明する。設置部7130の構成としては、第5実施形態に係る陳列棚500の陳列面502の構成と略同一である。より具体的には、シート状部材7100は、折り目5101に対応する折り目7101、第一側面5111に対応する第一側面7111、第二側面5112に対応する第二側面7112、第一縁部5122aに対応する第一縁部7132a、第二縁部5122bに対応する第二縁部7132b、縁部中点5122cに対応する縁部中点7132c、第一端部5123に対応する、第一端部7133、第二端部5124に対応する、第二端部7134、折り曲げ起点5125に対応する折り曲げ起点7135、第一折り曲げ線5126に対応する第一折り曲げ線7136、第二折り曲げ線5127に対応する第二折り曲げ線7137、を有する。
ここで、陳列部7120における第一下縁部7125a及び第二下縁部7125bと、支持部7140における第一頂辺部7141a及び第二頂辺部7141bと、は隣接して設けられている。より具体的には、シート状部材7100設けられた切れ込みの、上側の縁が第一下縁部7125a及び第二下縁部7125bであり、下側の縁が第一頂辺部7141a及び第二頂辺部7141bである(従って、本実施形態においては、第一端部7128は、第一頂辺部7141a及び第一下縁部7125aの両方の端部となり、第二端部7129は、第二頂辺部7141b及び第二下縁部7125bの両方の端部となる)。このような構成としているため、陳列面702の開口部702a(第一下縁部7125a及び第二下縁部7125bを縁とする開口部)と、支持部7140(支持空間)の開口部(第一頂辺部7141a及び第二頂辺部7141bを縁とする、支持空間の入り口)と、において、棒状部材等が連通可能となる。しかしながら、これには限定されず、例えば、四角形状のスリットを設けて、当該スリットの一方の辺として第一下縁部7125a及び第二下縁部7125bを設ける、当該一方の辺と対向する辺として第一頂辺部7141a及び第二頂辺部7141bを設ける、等としてもよい(この場合にも、陳列面702と支持部空間において、棒状部材等が連通可能となる)。尚、その他の具体的な構成は、上述した実施形態と同様であるため、説明を省略する。
本形態に係るシート状部材7100においては、陳列部7120における縁部中点7122c(設置部7130における縁部中点7132c)が、第一上端部7123及び第二上端部7124(第一端部7133及び第二端部7134)よりも外側に凸となる形状としている。これは、前述のように、陳列面702の縁部及び設置面703の縁部を、水平(接地面に対して平行)とするための形状である。
(陳列棚700の用途)
本実施形態に係る陳列棚700は、通常の陳列棚(例えば陳列棚100等)と同様に使用することも可能である。更に、本実施形態に係る陳列棚700によれば、陳列面702及び陳列面と同様の構成を有する設置面703を設けたものであるため、陳列棚700の天地を逆転させ、設置面703を陳列面として用い、陳列面702を設置面として用いる、という使い方も可能である。
更には、本実施形態に係る陳列棚700によれば、特定の開口部702a及び支持空間(支持部7140の内側の空間)を有することで、その他の陳列棚とは異なる、特徴的な用途に用いることもできる。次に、図17及び図18を参照しながら、本実施形態に係る陳列棚700の特徴的な用途に関して説明する。
図17は、陳列棚700において、陳列面702及び支持空間(支持部7140の内側の空間)を通るように、棒状部材7500を設けた状態を示す。本実施形態に係る陳列棚700は、陳列面702の底面に開口部(図14に示す開口部702a)が存在するため、棒状部材7500を陳列棚700の内部に挿入可能であり、更に支持部7140の内側の空間にて棒状部材7500が安定的に保持される。本実施形態に係る陳列棚700によれば、棒状部材7500に、広告用のパネル等を設置したり、増設用の陳列面(陳列棚)を設置する等して、陳列棚としての用途を広げることが可能である。また、当該棒状部材7500により、陳列棚700全体の強度が向上する。
更に、図18は、棒状部材7500が挿入された陳列棚700に、更に棒状部材7500を通す穴を設けたテーブル部材7501を組み込んだ状態を示す。このように、本実施形態に係る陳列棚700によれば、シート状部材7100、シート状部材7200及びシート状部材7300{特には、陳列面702の縁部(第一縁部7122a、第二縁部7122b、第一縁部7222a、第二縁部7222b、第一縁部7322a及び第二縁部7322b)}が下方からテーブル部材7501を支持し、棒状部材7500がテーブル部材7501の位置(水平方向位置)を固定するため、安定的に使用することが出来るのである{尚、説明は省略するが、シート状部材7200上に設けられた第一縁部7222a及び第二縁部7222b(シート状部材7300上に設けられた第一縁部7322a及び第二縁部7322b)は、シート状部材7100における第一縁部7122a及び第二縁部7122bに対応する}。また、設置面(設置面703)によって設置安定性を高めているため、当該テーブル上に重い物を載置することも可能である。
尚、本実施形態に係る陳列棚700においては、設置面703の頂点部に開口部を設けず、設置面703の上部に存在する部材により、棒状部材7500が係止されるものとしているが、これには限定されず、設置面703の頂点部に、陳列面702と同様に開口部を設け、更に支持空間を当該設置面703に隣接するまで延伸してもよい(この場合、棒状部材7500が陳列棚700を貫通することとなる)。尚、本図においては棒状部材7500がテーブル部材7501を貫通するように設けられているが、これには限定されず、棒状部材7500はテーブル部材7501を貫通しないようにしてもよい(例えばテーブル部材7501に凹部を設け、当該凹部に棒状部材7500を嵌め込む等の手段によってテーブル部材7501を固定する、等としてもよい)。
100、200、300、400、500、600 陳列棚
102、202、302、402、502、602a、602b 上陳列面
103、203、303、603a、603b 下陳列面
1100、1200、1300、2100、2200、2300、3100、3200、4100、4200、5100、5200、5300、6100、6200 シート状部材
1101、1201、1301、2101、2102、2103、2201、2301、3101、3201、4101、4201、5101、6101 折り目
1111、1211、1311、3111、3211、4111、5111、6111 第一側面
1112、1212、1312、3112、3212、4112、5112、6112 第二側面
1120、1220、1320、2120、2120、2220、2320、3120、6120、6220 上陳列部
1130、1230、1330、2130、2230、2330、6130、6230 下陳列部
1122a、1222a、1322a、2122a、3122a、3222a、4122a、5122a、5222a、5322a 第一縁部
1122b、1222b、1322b、2122b、3122b、3222b、4122b、5122b、5222b、5322b 第二縁部
1123、1223、1323、2123、3223、4123、5123 第一端部
1124、1224、1324、2124、3224、4124、5124 第二端部
1125、2125、3225、4125、5125 折り曲げ起点
1126、2126、3226、4126、5126 第一折り曲げ線
1127、2127、3227、4127、5127 第二折り曲げ線
2111、2112、2211、2212、2311、2312 側面
3300、4200 背面部材
402、502 陳列面
4120、5120、5220、5320 陳列部
6400a、6400b、6400c 隔離シート
700 陳列棚
702 陳列面
702a 開口部
703 設置面
7100、7200、7300 シート状部材
7101、7201、7301 折り目
7111 第一側面
7112 第二側面
7120 陳列部
7122a、7132a、7222a、7322a 第一縁部
7122b、7132b、7222b、7322b 第二縁部
7123、7128 第一上端部
7124、7129 第二上端部
7125a 第一下縁部
7125b 第二下縁部
7125c、7135 折り曲げ起点
7126、7136 第一折り曲げ線
7127、7137 第二折り曲げ線
7133 第一下端部
7134 第二下端部
7140 支持部
7141a 第一頂辺部
7141b 第二頂辺部
7144a 第一底辺部
7144b 第二底辺部
7145 第一下端部
7146 第二下端部
7147 第一支持部折り曲げ線
7148 第二支持部折り曲げ線
7500 棒状部材
7501 テーブル部材
具体的には、本発明に係る陳列棚は、下記(1)〜(18)の構成を有するものである。
本発明の(1)は、折り目に沿って折り曲げられた3つ以上のシート状部材が、前記折り目の山側同士が向き合うように配置され、少なくとも1つの前記シート状部材の前記折り目の谷側に陳列面を有する、折り畳み及び展開可能な陳列棚であって、
前記シート状部材は、前記折り目に対して一側に位置する第一面と、前記折り目に対して他側に位置する第二面とを有し、
前記3つ以上のシート状部材は、隣り合う2つの前記シート状部材のうちの一方のシート状部材の前記一つの面と他方のシート状部材の前記一つの面とが向き合うように配置されており
前記少なくとも1つのシート状部材は、
前記第一面及び前記第二面に跨り存在するように設けられた縁部と、
前記第一面に存在する折り曲げ線であって折り曲げ起点と前記縁部の端点とを結ぶ第一折り曲げ線と、
前記第二面に存在する折り曲げ線であって、前記折り曲げ起点と前記縁部の端点とを結ぶ第二折り曲げ線と、
で囲まれる陳列部を有し、
前記陳列部を前記折り目の谷側へ引き出すように前記第一折り曲げ線及び前記第二折り曲げ線に沿って前記第一面及び前記第二面を折り曲げることにより、前記陳列面を形成可能である
ことを特徴とする、陳列棚である。
本発明の(2)は、2つ以上の前記シート状部材が、前記陳列部を有する陳列棚であって、複数の前記陳列部によって一つの陳列面を形成可能である、前記(1)の陳列棚である。
本発明の(3)は、背面部材と、2つ以上のシート状部材と、を有し、
折り目に沿って折り曲げられた前記シート状部材が、前記シート状部材の前記折り目の山側同士が向き合うように配置され、少なくとも1つの前記シート状部材の前記折り目の谷側に陳列面を有する、折り畳み及び展開可能な陳列棚であって、
前記シート状部材は、前記折り目に対して一側に位置する第一面と、前記折り目に対して他側に位置する第二面を有し、
前記背面部材は、前記2つ以上のシート状部材の中から任意に選択された互いに隣り合う第一及び第二のシート状部材のうち、前記第一のシート状部材の前記折り目の山側の一つの面および前記第二のシート状部材の前記折り目の山側の一つの面と、少なくともその一部がつながるように配置され
前記2つ以上のシート状部材が有する前記第一面及び前記第二面のうち、前記背面部材につながっていないに関して、隣り合う2つの前記シート状部材のうちの一方のシート状部材のと他方のシート状部材のとが向き合うように配置され
前記少なくとも1つのシート状部材は、
前記第一面及び前記第二面に跨り存在するように設けられた縁部と、
前記第一面に存在する折り曲げ線であって折り曲げ起点と前記縁部とを結ぶ第一折り曲げ線と、
前記第二面に存在する折り曲げ線であって、前記折り曲げ起点と前記縁部とを結ぶ第二折り曲げ線と、
で囲まれる陳列部を有し、
前記陳列部を前記折り目の谷側へ引き出すように前記第一折り曲げ線及び前記第二折り曲げ線に沿って前記第一面及び前記第二面を折り曲げることにより、前記陳列面を形成可能である
ことを特徴とする、陳列棚である
本発明の(4)は、2つ以上の前記シート状部材が、前記陳列部を有する陳列棚であって、複数の前記陳列部によって一つの陳列面を形成可能である、前記(3)の陳列棚である
本発明の(5)は、折り目に沿って折り曲げられた、一のシート状部材と別のシート状部材とに関して、前記一のシート状部材の前記折り目の山側と、前記別のシート状部材の前記折り目の谷側と、が向き合うように配置され、前記一のシート状部材の前記折り目の谷側に陳列面を有する、折り畳み及び展開可能な陳列棚であって、
前記一のシート状部材は、
前記折り目に対して一側に位置する第一面と、前記折り目に対して他側に位置する第二面とを有し、
前記第一面及び前記第二面に跨り存在するように設けられた縁部と、
前記第一面に存在する折り曲げ線であって、折り曲げ起点と前記縁部の端点とを結ぶ第一折り曲げ線と、
前記第二面に存在する折り曲げ線であって前記折り曲げ起点と前記縁部の端点とを結ぶ第二折り曲げ線と、
で囲まれる陳列部を有し、
前記陳列部を前記折り目の谷側へ引き出すように前記第一折り曲げ線及び前記第二折り曲げ線に沿って前記第一面及び前記第二面を折り曲げることにより、前記陳列面を形成可能である
ことを特徴とする、折り畳み及び展開可能な陳列棚である
本発明の(6)は、シート状部材が折り目に沿って折り曲げられることで形成された、前記折り目に対して一側に位置する第一の面と、前記折り目に対して他側に位置する第二の面と、からなる面の組みを有するシート状折り曲げ面を少なくとも3つ以上有し、
3つ以上の前記シート状折り曲げ面は、前記折り目の山側同士が互いに向き合うように配置されており、
少なくとも1つの前記シート状折り曲げ面において、前記折り目の谷側に陳列面を有する折り畳み及び展開可能な陳列棚であって、
前記3つ以上のシート状折り曲げ面は、隣り合う2つの前記シート状折り曲げ面のうちの一方のシート状折り曲げ面の前記一つの面と他方のシート状折り曲げ面の前記一つの面とが互いに向き合うように配置され、
前記少なくとも1つのシート状折り曲げ面は、
前記第一面及び前記第二面に跨り存在するように設けられた縁部と、
前記第一面に存在する折り曲げ線であって、折り曲げ起点と前記縁部の端点とを結ぶ第一折り曲げ線と、
前記第二面に存在する折り曲げ線であって、前記折り曲げ起点と前記縁部の端点とを結ぶ第二折り曲げ線と、
で囲まれる陳列部を有し、
前記陳列部を前記折り目の谷側へ引き出すように前記第一折り曲げ線及び前記第二折り曲げ線に沿って前記第一面及び前記第二面を折り曲げることにより、前記陳列面を形成可能である
ことを特徴とする、陳列棚である。
本発明の(7)は、背面部材と、
シート状部材が折り目に沿って折り曲げられることで形成された、前記折り目に対して一側に位置する第一の面と、前記折り目に対して他側に位置する第二の面と、からなる面の組みを有するシート状折り曲げ面を少なくとも2つ以上有し、
前記折り目に沿って折り曲げられた前記シート状折り曲げ面が、前記折り目の山側同士が向き合うように配置され、少なくとも1つの前記シート状折り曲げ面の前記折り目の谷側に陳列面を有する、折り畳み及び展開可能な陳列棚であって、
前記背面部材は、前記2つ以上のシート状折り曲げ面の中から任意に選択された互いに隣り合う第一及び第二のシート状折り曲げ面のうち、前記第一のシート状折り曲げ面の前記折り目の山側の一つの面と、前記第二のシート状折り曲げ面の前記折り目の山側の一つの面と、少なくともその一部がつながるように配置され、
前記2つ以上のシート状折り曲げ面が有する前記第一の面及び前記第二の面のうち、前記背面部材につながっていない面に関して、隣り合う2つの前記シート状折り曲げ面のうちの一方のシート状折り曲げ面の一つの面と他方のシート状折り曲げ面の一つの面とが向き合うように配置され、
前記少なくとも1つのシート状折り曲げ面は、
前記第一面及び前記第二面に跨り存在するように設けられた縁部と、
前記第一面に存在する折り曲げ線であって、折り曲げ起点と前記縁部とを結ぶ第一折り曲げ線と、
前記第二面に存在する折り曲げ線であって、前記折り曲げ起点と前記縁部とを結ぶ第二折り曲げ線と、
で囲まれる陳列部を有し、
前記陳列部を前記折り目の谷側へ引き出すように前記第一折り曲げ線及び前記第二折り曲げ線に沿って前記第一面及び前記第二面を折り曲げることにより、前記陳列面を形成可能である
ことを特徴とする、陳列棚である。
本発明の(8)は、シート状部材が折り目に沿って折り曲げられることで形成された、前記折り目に対して一側に位置する第一の面と、前記折り目に対して他側に位置する第二の面と、からなる面の組みを有するシート状折り曲げ面を2つ有し、
一の前記シート状折り曲げ面と別の前記シート状折り曲げ面とに関して、前記一のシート状折り曲げ面の前記折り目の山側と、前記別のシート状折り曲げ面の前記折り目の谷側と、が向き合うように配置され、前記一のシート状折り曲げ面の前記折り目の谷側に陳列面を有する、折り畳み及び展開可能な陳列棚であって、
前記一のシート状折り曲げ面は、
前記折り目に対して一側に位置する第一の面と、前記折り目に対して他側に位置する第二の面とを有し、
前記第一の面及び前記第二の面に跨り存在するように設けられた縁部と、
前記第一の面に存在する折り曲げ線であって、折り曲げ起点と前記縁部の端点とを結ぶ第一折り曲げ線と、
前記第二の面に存在する折り曲げ線であって、前記折り曲げ起点と前記縁部の端点とを結ぶ第二折り曲げ線と、
で囲まれる陳列部を有し、
前記陳列部を前記折り目の谷側へ引き出すように前記第一折り曲げ線及び前記第二折り曲げ線に沿って前記第一の面及び前記第二の面を折り曲げることにより、前記陳列面を形成可能である
ことを特徴とする、折り畳み及び展開可能な陳列棚である。
本発明の(9)は、全ての前記シート状折り曲げ面が、一つのシート状部材を折り曲げることで一体的に形成されている、前記(6)〜(8)の何れか一項の陳列棚である。
本発明の(10)は、折り目に沿って折り曲げられた、一のシート状部材と別のシート状部材とに関して、前記折り目の山側が向き合うように配置され、少なくとも一の前記シート状部材の前記折り目の谷側に陳列面を有する、折り畳み及び展開可能な陳列棚であって、
前記シート状部材は、前記折り目に対して一側に位置する第一の面と、前記折り目に対して他側に位置する第二の面とを有し、
前記シート状部材は、隣り合う2つの前記シート状部材のうちの一のシート状部材の前記一つの面と別のシート状部材の前記一つの面とが向きあうように配置され、
前記少なくとも一のシート状部材は、
前記第一の面及び前記第二の面に跨り存在するように設けられた縁部と、
前記第一の面に存在する折り曲げ線であって、折り曲げ起点と前記縁部の端点とを結ぶ第一折り曲げ線と、
前記第二の面に存在する折り曲げ線であって、前記折り曲げ起点と前記縁部の端点とを結ぶ第二折り曲げ線と、
で囲まれる陳列部を有し、
前記陳列部を前記折り目の谷側へ引き出すように前記第一折り曲げ線及び前記第二折り曲げ線に沿って前記第一面及び前記第二面を折り曲げることにより、前記陳列面を形成可能である
ことを特徴とする、陳列棚である。
本発明の(11)は、前記折り曲げ起点が、前記折り目上に存在することを特徴とする、前記(1)〜(10)のいずれか一項の陳列棚である。
本発明の(12)は、前記折り曲げ起点が、前記第一の面と第二の面を跨がる線分であることを特徴とする、前記(1)〜(10)のいずれか一項の陳列棚である。
本発明の(13)は、折り目に沿って折り曲げられた3つ以上のシート状部材が、前記折り目の山側同士が向き合うように配置され、少なくとも1つの前記シート状部材の前記折り目の谷側に陳列面を有する、折り畳み及び展開可能な陳列棚であって、
前記シート状部材は、前記折り目に対して一側に位置する第一の面と、前記折り目に対して他側に位置する第二の面とを有し、
前記3つ以上のシート状部材は、隣り合う2つの前記シート状部材のうちの一方のシート状部材の前記第一の面と他方のシート状部材の前記第二の面とが向き合うように配置されており、
前記少なくとも1つのシート状部材は、
前記第一の面及び前記第二の面に跨り存在するように設けられた上縁部と、
前記第一の面及び前記第二の面に跨り存在するように設けられた下縁部と、
前記第一の面に存在する折り曲げ線であって、前記上縁部の端点と前記下縁部とを結ぶ第一折り曲げ線と、
前記第二の面に存在する折り曲げ線であって、前記上縁部の端点と前記下縁部点とを結ぶ第二折り曲げ線と、
で囲まれる陳列部を有し、
前記陳列部を前記折り目の谷側へ引き出すように前記第一折り曲げ線及び前記第二折り曲げ線に沿って前記第一の面及び前記第二の面を折り曲げることにより、前記陳列面を形成可能である
ことを特徴とする、陳列棚である。
本発明の(14)は、背面部材と、2つ以上のシート状部材と、を有し、
折り目に沿って折り曲げられた前記シート状部材が、前記シート状部材の前記折り目の山側同士が向き合うように配置され、少なくとも1つの前記シート状部材の前記折り目の谷側に陳列面を有する、折り畳み及び展開可能な陳列棚であって、
前記シート状部材は、前記折り目に対して一側に位置する第一の面と、前記折り目に対して他側に位置する第二の面を有し、
前記背面部材は、前記2つ以上のシート状部材の中から任意に選択された互いに隣り合う第一及び第二のシート状部材のうち、前記第一のシート状部材の前記折り目の山側の一つの面および前記第二のシート状部材の前記折り目の山側の一つの面と、少なくともその一部がつながるように配置され
前記2つ以上のシート状部材が有する前記第一の面及び前記第二の面のうち、前記背面部材につながっていない面に関して、隣り合う2つの前記シート状部材のうちの一方のシート状部材の面と他方のシート状部材の面とが向き合うように配置され、
前記少なくとも1つのシート状部材は、
前記第一の面及び前記第二の面に跨り存在するように設けられた上縁部と、
前記第一の面及び前記第二の面に跨り存在するように設けられた下縁部と、
前記第一の面に存在する折り曲げ線であって、前記上縁部の端点と前記下縁部とを結ぶ第一折り曲げ線と、
前記第二の面に存在する折り曲げ線であって、前記上縁部の端点と前記下縁部点とを結ぶ第二折り曲げ線と、
で囲まれる陳列部を有し、
前記陳列部を前記折り目の谷側へ引き出すように前記第一折り曲げ線及び前記第二折り曲げ線に沿って前記第一の面及び前記第二の面を折り曲げることにより、前記陳列面を形成可能である
ことを特徴とする、陳列棚である。
本発明の(15)は、折り目に沿って折り曲げられた、一のシート状部材と別のシート状部材とに関して、前記一のシート状部材の前記折り目の山側と、前記別のシート状部材の前記折り目の谷側と、が向き合うように配置され、前記一のシート状部材の前記折り目の谷側に陳列面を有する、折り畳み及び展開可能な陳列棚であって、
前記一のシート状部材は、
前記折り目に対して一側に位置する第一の面と、前記折り目に対して他側に位置する第二の面とを有し、
前記第一の面及び前記第二の面に跨り存在するように設けられた上縁部と、
前記第一の面及び前記第二の面に跨り存在するように設けられた下縁部と、
前記第一の面に存在する折り曲げ線であって、前記上縁部の端点と前記下縁部とを結ぶ第一折り曲げ線と、
前記第二の面に存在する折り曲げ線であって、前記上縁部の端点と前記下縁部点とを結ぶ第二折り曲げ線と、
で囲まれる陳列部を有し、
前記陳列部を前記折り目の谷側へ引き出すように前記第一折り曲げ線及び前記第二折り曲げ線に沿って前記第一の面及び前記第二の面を折り曲げることにより、前記陳列面を形成可能である
ことを特徴とする、折り畳み及び展開可能な陳列棚である。
本発明の(16)は、折り目に沿って折り曲げられた、一のシート状部材と別のシート状部材とに関して、前記折り目の山側が向き合うように配置され、少なくとも一の前記シート状部材の前記折り目の谷側に陳列面を有する、折り畳み及び展開可能な陳列棚であって、
前記シート状部材は、前記折り目に対して一側に位置する第一の面と、前記折り目に対して他側に位置する第二の面とを有し、
前記シート状部材は、隣り合う2つの前記シート状部材のうちの一のシート状部材の前記第一の面と別のシート状部材の前記第二の面とが向き合うように配置され、
前記少なくとも一のシート状部材は、
前記第一の面及び前記第二の面に跨り存在するように設けられた上縁部と、
前記第一の面及び前記第二の面に跨り存在するように設けられた下縁部と、
前記第一の面に存在する折り曲げ線であって、前記上縁部の端点と前記下縁部とを結ぶ第一折り曲げ線と、
前記第二の面に存在する折り曲げ線であって、前記上縁部の端点と前記下縁部とを結ぶ第二折り曲げ線と、
で囲まれる陳列部を有し、
前記陳列部を前記折り目の谷側へ引き出すように前記第一折り曲げ線及び前記第二折り曲げ線に沿って前記第一面及び前記第二面を折り曲げることにより、前記陳列面を形成可能である
ことを特徴とする、陳列棚である。
本発明の(17)は、前記陳列面の底部に設けられた開口部と、
前記開口部を挿通する棒状部材と、
前記棒状部材が挿入され、当該挿入された棒状部材を支持する支持空間と、を更に有し、
前記開口部と前記支持空間とは、前記棒状部材が連通可能となっており、
前記折り曲げ起点又は前記下縁部に隣接するように設けられた頂辺部と、
前記頂辺部からみて前記折り曲げ起点又は前記下縁部とは異なる側に設けられた底辺部と、
前記第一面に存在する折り曲げ線であって、前記頂辺部の端点と、前記底辺部の端点と、を結ぶ第一支持部折り曲げ線と、
前記第二面に存在する折り曲げ線であって、前記頂辺部の端点と、前記底辺部の端点と、を結ぶ第二支持部折り曲げ線と、
で囲まれる支持部を有し、
前記支持部を前記折り目の谷側へ引き出すように前記第一支持部折り曲げ線及び前記第二支持部折り曲げ線に沿って前記第一面及び前記第二面を折り曲げることにより、前記支持空間を形成可能である
ことを特徴とする、前記(12)、(13)、(14)、(15)のいずれか一項の陳列棚である
の陳列棚。
本発明の(18)は、隣り合う2つの前記シート状部材の互いに向き合う面の間にシート状の別部材を介在させることを特徴とする、請求項1、3、10、13、14、16のいずれか一項に記載の陳列棚である。
<付記>
尚、本発明とは異なる別態様について以下に列記しておくが、これらには何ら限定されることなく実施することが可能である。
別態様の(1)は、折り目に沿って折り曲げられた3つ以上のシート状部材が、前記折り目の山側同士が当接するように配置され、少なくとも1つの前記シート状部材の前記折り目の谷側に陳列面を有する、折り畳み及び展開可能な陳列棚であって、
前記シート状部材は、前記折り目に対して一側に位置する第一面と、前記折り目に対して他側に位置する第二面とを有し、
前記3つ以上のシート状部材は、隣り合う2つの前記シート状部材のうちの一方のシート状部材の前記第一面と他方のシート状部材の前記第二面とが当接するように重ね合わされ、
前記少なくとも1つのシート状部材は、
前記第一面及び前記第二面に跨り存在するように設けられた縁部と、
前記第一面に存在する折り曲げ線であって、前記折り目上に存在する折り曲げ起点と前記縁部の端点とを結ぶ第一折り曲げ線と、
前記第二面に存在する折り曲げ線であって、前記折り曲げ起点と前記縁部の端点とを結ぶ第二折り曲げ線と、
で囲まれる陳列部を有し、
前記陳列部を前記折り目の谷側へ引き出すように前記第一折り曲げ線及び前記第二折り曲げ線に沿って前記第一面及び前記第二面を折り曲げることにより、前記陳列面を形成可能である
ことを特徴とする、陳列棚である。
ここで、ある部材と別の部材とが当接するとは、これら部材が直接的に接触している状態のみならず、当該ある部材と当該別の部材とが直接的に接触されていない状態(例えば、当該部材間に別の部材が挿入される等して、間接的に固着されている状態等)も含む。
別態様の(2)は、2つ以上の前記シート状部材が、前記陳列部を有する陳列棚であって、
複数の前記陳列部によって一つの陳列面を形成可能である、前記別態様(1)の陳列棚である。
別態様の(3)は、板状の背面部材と、2つ以上のシート状部材と、を有し、
折り目に沿って折り曲げられた前記シート状部材が、前記シート状部材の前記折り目の山側同士が当接するとともに、全ての前記シート状部材の前記折り目の山側が前記背面部材と当接するように配置され、少なくとも1つの前記シート状部材の前記折り目の谷側に陳列面を有する、折り畳み及び展開可能な陳列棚であって、
前記シート状部材は、前記折り目に対して一側に位置する第一面と、前記折り目に対して他側に位置する第二面を有し、
前記背面部材は、前記2つ以上のシート状部材の中から任意に選択された互いに隣接する第一及び第二のシート状部材のうち、前記第一のシート状部材の第一面と、前記第二のシート状部材の第二面と当接するように重ね合され、
前記2つ以上のシート状部材が有する前記第一面及び前記第二面のうち、前記背面部材に当接していない第一面及び第二面に関して、隣り合う2つの前記シート状部材のうちの一方のシート状部材の前記第一面と他方のシート状部材の前記第二面とが当接するように重ね合わされ、
前記少なくとも1つのシート状部材は、
前記第一面及び前記第二面に跨り存在するように設けられた縁部と、
前記第一面に存在する折り曲げ線であって、前記折り目上に存在する折り曲げ起点と前記縁部とを結ぶ第一折り曲げ線と、
前記第二面に存在する折り曲げ線であって、前記折り曲げ起点と前記縁部とを結ぶ第二折り曲げ線と、
で囲まれる陳列部を有し、
前記陳列部を前記折り目の谷側へ引き出すように前記第一折り曲げ線及び前記第二折り曲げ線に沿って前記第一面及び前記第二面を折り曲げることにより、前記陳列面を形成可能である
ことを特徴とする、陳列棚である。
別態様の(4)は、2つ以上の前記シート状部材が、前記陳列部を有する陳列棚であって、
複数の前記陳列部によって一つの陳列面を形成可能である、前記別態様(3)の陳列棚である。
別態様の(5)は、折り目に沿って折り曲げられた、一のシート状部材と別のシート状部材とに関して、前記一のシート状部材の前記折り目の山側と、前記別のシート状部材の前記折り目の谷側と、が当接するように配置され、前記一のシート状部材の前記折り目の谷側に陳列面を有する、折り畳み及び展開可能な陳列棚であって、
前記一のシート状部材は、
前記折り目に対して一側に位置する第一面と、前記折り目に対して他側に位置する第二面とを有し、
前記第一面及び前記第二面に跨り存在するように設けられた縁部と、
前記第一面に存在する折り曲げ線であって、前記折り目上に存在する折り曲げ起点と前記縁部の端点とを結ぶ第一折り曲げ線と、
前記第二面に存在する折り曲げ線であって、前記折り曲げ起点と前記縁部の端点とを結ぶ第二折り曲げ線と、
で囲まれる陳列部を有し、
前記陳列部を前記折り目の谷側へ引き出すように前記第一折り曲げ線及び前記第二折り曲げ線に沿って前記第一面及び前記第二面を折り曲げることにより、前記陳列面を形成可能である
ことを特徴とする、折り畳み及び展開可能な陳列棚である。
別態様の(6)は、前記陳列面の底部に設けられた開口部と、
前記開口部を挿通する棒状部材と、
前記棒状部材が挿入され、当該挿入された棒状部材を支持する支持空間と、を更に有し、
前記開口部と前記支持空間とは、前記棒状部材が連通可能となっており、
前記第一面及び前記第二面に跨り存在し、且つ、前記折り曲げ起点に隣接するように設けられ頂辺部と、
前記第一面及び前記第二面に跨り存在し、且つ、前記折り目において、前記頂辺部からみて前記折り曲げ起点とは異なる側に設けられた底辺部と、
前記第一面に存在する折り曲げ線であって、前記頂辺部の端点と、前記底辺部の端点と、を結ぶ第一支持部折り曲げ線と、
前記第二面に存在する折り曲げ線であって、前記頂辺部の端点と、前記底辺部の端点と、を結ぶ第二支持部折り曲げ線と、
で囲まれる支持部を有し、
前記支持部を前記折り目の谷側へ引き出すように前記第一支持部折り曲げ線及び前記第二支持部折り曲げ線に沿って前記第一面及び前記第二面を折り曲げることにより、前記支持空間を形成可能である、前記別態様(1)〜(5)の何れか一つの陳列棚である。
別態様の(7)は、全ての前記シート状部材が、一体的に形成されている、前記別態様(1)〜(6)の何れか一つの陳列棚である。
別態様の(8)は、前記シート状部材が紙製である、前記別態様(1)〜(7)の何れか一つの陳列棚である。

Claims (8)

  1. 折り目に沿って折り曲げられた3つ以上のシート状部材が、前記折り目の山側同士が当接するように配置され、少なくとも1つの前記シート状部材の前記折り目の谷側に陳列面を有する、折り畳み及び展開可能な陳列棚であって、
    前記シート状部材は、前記折り目に対して一側に位置する第一面と、前記折り目に対して他側に位置する第二面とを有し、
    前記3つ以上のシート状部材は、隣り合う2つの前記シート状部材のうちの一方のシート状部材の前記第一面と他方のシート状部材の前記第二面とが当接するように重ね合わされ、
    前記少なくとも1つのシート状部材は、
    前記第一面及び前記第二面に跨り存在するように設けられた縁部と、
    前記第一面に存在する折り曲げ線であって、前記折り目上に存在する折り曲げ起点と前記縁部の端点とを結ぶ第一折り曲げ線と、
    前記第二面に存在する折り曲げ線であって、前記折り曲げ起点と前記縁部の端点とを結ぶ第二折り曲げ線と、
    で囲まれる陳列部を有し、
    前記陳列部を前記折り目の谷側へ引き出すように前記第一折り曲げ線及び前記第二折り曲げ線に沿って前記第一面及び前記第二面を折り曲げることにより、前記陳列面を形成可能である
    ことを特徴とする、陳列棚。
  2. 2つ以上の前記シート状部材が、前記陳列部を有する陳列棚であって、
    複数の前記陳列部によって一つの陳列面を形成可能である、請求項1に記載の陳列棚。
  3. 板状の背面部材と、2つ以上のシート状部材と、を有し、
    折り目に沿って折り曲げられた前記シート状部材が、前記シート状部材の前記折り目の山側同士が当接するとともに、全ての前記シート状部材の前記折り目の山側が前記背面部材と当接するように配置され、少なくとも1つの前記シート状部材の前記折り目の谷側に陳列面を有する、折り畳み及び展開可能な陳列棚であって、
    前記シート状部材は、前記折り目に対して一側に位置する第一面と、前記折り目に対して他側に位置する第二面を有し、
    前記背面部材は、前記2つ以上のシート状部材の中から任意に選択された互いに隣接する第一及び第二のシート状部材のうち、前記第一のシート状部材の第一面と、前記第二のシート状部材の第二面と当接するように重ね合され、
    前記2つ以上のシート状部材が有する前記第一面及び前記第二面のうち、前記背面部材に当接していない第一面及び第二面に関して、隣り合う2つの前記シート状部材のうちの一方のシート状部材の前記第一面と他方のシート状部材の前記第二面とが当接するように重ね合わされ、
    前記少なくとも1つのシート状部材は、
    前記第一面及び前記第二面に跨り存在するように設けられた縁部と、
    前記第一面に存在する折り曲げ線であって、前記折り目上に存在する折り曲げ起点と前記縁部とを結ぶ第一折り曲げ線と、
    前記第二面に存在する折り曲げ線であって、前記折り曲げ起点と前記縁部とを結ぶ第二折り曲げ線と、
    で囲まれる陳列部を有し、
    前記陳列部を前記折り目の谷側へ引き出すように前記第一折り曲げ線及び前記第二折り曲げ線に沿って前記第一面及び前記第二面を折り曲げることにより、前記陳列面を形成可能である
    ことを特徴とする、陳列棚。
  4. 2つ以上の前記シート状部材が、前記陳列部を有する陳列棚であって、
    複数の前記陳列部によって一つの陳列面を形成可能である、請求項3に記載の陳列棚。
  5. 折り目に沿って折り曲げられた、一のシート状部材と別のシート状部材とに関して、前記一のシート状部材の前記折り目の山側と、前記別のシート状部材の前記折り目の谷側と、が当接するように配置され、前記一のシート状部材の前記折り目の谷側に陳列面を有する、折り畳み及び展開可能な陳列棚であって、
    前記一のシート状部材は、
    前記折り目に対して一側に位置する第一面と、前記折り目に対して他側に位置する第二面とを有し、
    前記第一面及び前記第二面に跨り存在するように設けられた縁部と、
    前記第一面に存在する折り曲げ線であって、前記折り目上に存在する折り曲げ起点と前記縁部の端点とを結ぶ第一折り曲げ線と、
    前記第二面に存在する折り曲げ線であって、前記折り曲げ起点と前記縁部の端点とを結ぶ第二折り曲げ線と、
    で囲まれる陳列部を有し、
    前記陳列部を前記折り目の谷側へ引き出すように前記第一折り曲げ線及び前記第二折り曲げ線に沿って前記第一面及び前記第二面を折り曲げることにより、前記陳列面を形成可能である
    ことを特徴とする、折り畳み及び展開可能な陳列棚。
  6. 前記陳列面の底部に設けられた開口部と、
    前記開口部を挿通する棒状部材と、
    前記棒状部材が挿入され、当該挿入された棒状部材を支持する支持空間と、を更に有し、
    前記開口部と前記支持空間とは、前記棒状部材が連通可能となっており、
    前記第一面及び前記第二面に跨り存在し、且つ、前記折り曲げ起点に隣接するように設けられ頂辺部と、
    前記第一面及び前記第二面に跨り存在し、且つ、前記折り目において、前記頂辺部からみて前記折り曲げ起点とは異なる側に設けられた底辺部と、
    前記第一面に存在する折り曲げ線であって、前記頂辺部の端点と、前記底辺部の端点と、を結ぶ第一支持部折り曲げ線と、
    前記第二面に存在する折り曲げ線であって、前記頂辺部の端点と、前記底辺部の端点と、を結ぶ第二支持部折り曲げ線と、
    で囲まれる支持部を有し、
    前記支持部を前記折り目の谷側へ引き出すように前記第一支持部折り曲げ線及び前記第二支持部折り曲げ線に沿って前記第一面及び前記第二面を折り曲げることにより、前記支持空間を形成可能である
    ことを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一項に記載の陳列棚。
  7. 全ての前記シート状部材が、一体的に形成されている、請求項1〜6の何れか一項に記載の陳列棚。
  8. 前記シート状部材が紙製である、請求項1〜7の何れか一項に記載の陳列棚。
JP2014026129A 2014-02-14 2014-02-14 折り畳み及び展開可能な陳列棚 Expired - Fee Related JP5835753B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014026129A JP5835753B2 (ja) 2014-02-14 2014-02-14 折り畳み及び展開可能な陳列棚

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014026129A JP5835753B2 (ja) 2014-02-14 2014-02-14 折り畳み及び展開可能な陳列棚

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015150187A true JP2015150187A (ja) 2015-08-24
JP5835753B2 JP5835753B2 (ja) 2015-12-24

Family

ID=53893079

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014026129A Expired - Fee Related JP5835753B2 (ja) 2014-02-14 2014-02-14 折り畳み及び展開可能な陳列棚

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5835753B2 (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60120653U (ja) * 1983-12-27 1985-08-14 田中 慶治 組立式の多段デイスプレ台
JPS63146880U (ja) * 1987-03-19 1988-09-28
JPS63197460U (ja) * 1987-06-11 1988-12-20
JP2003038314A (ja) * 2001-07-26 2003-02-12 Toppan Printing Co Ltd 商品吊り下げホルダー
JP2006006540A (ja) * 2004-06-24 2006-01-12 Rengo Co Ltd 吊下式商品ホルダー

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60120653U (ja) * 1983-12-27 1985-08-14 田中 慶治 組立式の多段デイスプレ台
JPS63146880U (ja) * 1987-03-19 1988-09-28
JPS63197460U (ja) * 1987-06-11 1988-12-20
JP2003038314A (ja) * 2001-07-26 2003-02-12 Toppan Printing Co Ltd 商品吊り下げホルダー
JP2006006540A (ja) * 2004-06-24 2006-01-12 Rengo Co Ltd 吊下式商品ホルダー

Also Published As

Publication number Publication date
JP5835753B2 (ja) 2015-12-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4914470B2 (ja) 起立型ディスプレイ
CA2653889C (en) A self-expanding display unit
EP2313880B1 (en) Information presenting device
US20170236452A1 (en) Foldable information display unit
EP3379979B1 (en) Optimized folding display
EP2650862B1 (en) Unfolding mechanism and collapsible information carrier
US8915288B2 (en) Clad partition
JP5552579B1 (ja) 折り畳み式陳列棚
JP5835753B2 (ja) 折り畳み及び展開可能な陳列棚
JP4073369B2 (ja) 展示用表示体
JP6011090B2 (ja) 広告表示体、及び広告表示用の基台
JP3136092U (ja) 卓上カレンダー
JP5884318B2 (ja) 商品陳列台
JP3121981U (ja) 折り畳み式立体ラベル
JP6340883B2 (ja) 陳列棚
JP3195952U (ja) 折り畳み式陳列棚
JP6303432B2 (ja) 展示台
EP1115102A2 (en) Display device
JP3188796U (ja) 表示具用伸縮構造体
JP5477814B2 (ja) スタンディングpop
JP3189362U (ja) 陳列棚
KR200420225Y1 (ko) 디스플레이용 쇼케이스
KR100774976B1 (ko) 디스플레이용 쇼케이스
JP2013220203A (ja) 起立型展示棚
JP2007175092A (ja) 商品陳列棚用の紙製表示体

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150818

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150904

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20151013

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20151027

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5835753

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees