JP2015149993A - 畳製造システム - Google Patents

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Abstract

【課題】加工ミスを極力少なくすることを可能にする。【解決手段】畳製造システムは、畳番号と畳データを管理する管理装置27と、加工する畳番号を指定して管理装置からその指定した畳番号に対応する畳データを取得し取得した畳データに基づき畳床の框切断加工を行う框切断機21と、加工する畳番号を指定して管理装置からその指定した畳番号に対応する畳データを取得し取得した畳データに基づき畳床の上前および下前の切断加工を行う平刺し縫着機23と、を備える。管理装置と框切断機との間、および管理装置と平刺し縫着機との間は、それぞれ相互通信が可能である。管理装置は、框切断機および平刺し縫着機の加工状況を把握していて、框切断機、平刺し縫着機から加工する畳番号の呼び出しがあった際に、その呼び出された畳番号の状況を確認し、その結果に応じて応答する。【選択図】図1

Description

本発明は、畳を製造する際の畳製造システムに関する。
部屋に敷く畳を製造する場合、仕上げ寸法よりも若干大きな畳床を用意し、その畳床を畳データに沿って切断するようにしている。一枚の畳データとしては、例えば図8に示すように、基準とする長手方向のデータ[I]と、9点の曲(くせ)寸法[Ia,Ib,Ic,Id,Ie,If,Ig,Ih,Ii]がある。加工する前の畳床は、長辺と短辺の比が2:1の長方形で、隣の畳と接する長辺側の側縁を上前、これと対向する側縁を下前、短辺側の2辺をそれぞれ框(かまち)と称している。
畳を製造するシステムの第1の従来例としては、例えば図9に示す構成となっている。畳を製造する際に用いられる加工機としては、框切断機1と、框縫着機2と、平刺し縫着機3と、返し縫着機4と、がある。また、畳データを作成するものとしては、検尺機5と、割付装置6と、が用いられる。
このうち、検尺機5は、主に畳表を張り替える表替えの際に用いられるもので、使用されていた畳の寸法を測って畳データを作成するものである。割付装置6は、新しく畳を敷く部屋のデータを入力することに基づき、敷く畳を割り付けるとともに、割り付けられた各畳の畳データを作成するものである。これら検尺機5および割付装置6で作成された畳データは、管理用の畳番号とともに管理装置7に送信されて保管される。管理装置7と検尺機5との間、および管理装置7と割付装置6との間は、通信ケーブル8により接続されていて、通信が可能となっている。
加工機のうちの框切断機1は、畳床に対して框を切断加工するものである。框縫着機2は、畳床に畳表を被せた状態で、畳表を畳床の框に縫着するものである。平刺し縫着機3は、畳床に畳表を被せた状態で、畳床の上前および下前を切断するとともに、畳表の上から縁(へり)を裏返し状態で縫着するものである。返し縫着機4は、畳表の表側に縫着された縁を畳床の裏側へ折り返して畳床に縫着するものである。これら4種の加工機のうち、前記畳データが必要なのは、畳床の切断加工が伴う框切断機1と平刺し縫着機3であり、框縫着機2および返し縫着機4では、畳データは必要としない。このため、管理装置7と框切断機1との間、および管理装置7と平刺し縫着機3との間は、それぞれ通信ケーブル9により接続されていて、通信が可能となっている。
ここで、新しく畳を製造する際の加工は、框切断機1→框縫着機2→平刺し縫着機3→返し縫着機4の順に行われる。また、畳表を張り替える際の表替えの加工は、原則として、使用されていた畳床を利用するので、框切断機1による加工はなく、框縫着機2→平刺し縫着機3→返し縫着機4の順に行われる。
新しく畳を製造する場合の手順を説明する。まず、框切断機1おいて、これの機械従事者が、加工する畳番号を入力して指定し、その畳番号の畳データを管理装置7から取得する。そして、框切断機1において、その取得した畳データに基づき、畳床に対して框切断加工を行う。框切断加工が行われた畳床は框縫着機2へ送られる。框縫着機2においては、框切断機1から送られてきた畳床に畳表を被せ、畳表を畳床の框に縫着する加工を行う。框縫着機2による加工が行われた畳床は平刺し縫着機3へ送られる。
平刺し縫着機3においては、框切断機1の場合と同様に、これの機械従事者が、加工する畳番号を入力して指定し、その畳番号の畳データを管理装置7から取得する。そして、平刺し縫着機3において、その取得した畳データに基づき、畳床に畳表を被せた状態で、畳床の上前および下前を切断するとともに、畳表の上から縁を裏返し状態で縫着する加工を行う。平刺し縫着機3による加工が行われた畳(畳床)は返し縫着機4へ送られる。返し縫着機4においては、畳表に縫着された縁を畳床の裏側へ折り返して畳床に縫着する加工などを行う。これにより、畳データに基づいた畳が製造される。
畳表を張り替える表替えを行う場合は、基本的には框切断機1による加工は行わないので、框縫着機2からの加工となる。これ以降は、上記した手順と同様の手順で行われる。
一方、畳製造システムの第2の従来例としては、図10に示す構成のものがある。第1の従来例とは次の点が異なっている。割付装置6にはデータ書込み器10が接続されていて、カードなどの記憶媒体11に、畳番号およびそれに対応する畳データを書き込むことができる。畳データが必要な框切断機1および平刺し縫着機3には、データ読込み器12,13が設けられている。この場合、人が記憶媒体11を運び、その記憶媒体11を、框切断機1のデータ読込み器12に差し込んで読み込ませるとともに、平刺し縫着機3のデータ読込み器13に差し込んで読み込ませる。
框切断機1においては、機械従事者が必要な畳番号を入力することに基づき、データ読込み器12に記憶されていた畳データを読み出し、その読み出した畳データに基づき加工を行う。平刺し縫着機3においても、框切断機1と同様に、機械従事者が必要な畳番号を入力することに基づき、データ読込み器13に記憶されていた畳データを読み出し、その読み出した畳データに基づき加工を行う。表替えに用いられる検尺機5の畳データは、框切断機1では使用しないため、検尺機5は平刺し縫着機3と通信ケーブル14で直接接続されている。平刺し縫着機3において、機械従事者が必要な畳番号を入力することに基づき、検尺機5からそれに対応する畳データを取得し、その取得した畳データに基づき加工を行う。
特開平9−294886号公報
第1の従来例においては、次のような課題がある。框切断機1および平刺し縫着機3から管理装置7に対して畳データの呼び出しを行う場合、何度でも同じ畳番号の畳データを呼び出すことができる。このため、例えば框切断機1あるいは平刺し縫着機3の機械従事者が、一度加工を行い終了した畳番号の畳データを再度呼び出してしまい、同じ畳データで加工した畳を複数枚製作してしまうという加工ミスを起こしてしまうことがある。
第2の従来例においても、框切断機1および平刺し縫着機3において、機械従事者が何度でも同じ畳番号の畳データを呼び出すことができる。このため、前述と同様な加工ミスを起こしてしまうことがある。
また、第2の従来例の場合において、記憶媒体11に記憶させたデータを、框切断機1および平刺し縫着機3のデータ読込み器12,13にそれぞれ読み込ませる必要があるが、作業の状況によっては、一方のデータ読込み器にはデータを読み込ませることができても、他方のデータ読込み器にはデータを読み込ませることができない場合がある。このため、一方のデータ読込み器にはデータを読み込ませても、他方のデータ読込み器にデータを読み込ませることを忘れてしまうことがある。また、これに伴い、框切断機1と平刺し縫着機3で同じ畳番号のデータを呼び出しても、同じ畳のデータになっていない状況になることもあり得る。なお、畳番号の数には限度があり、畳番号は繰り返し使われる事情がある。
本発明は上記した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、加工ミスを極力防止することが可能な畳製造システムを提供することにある。
上記した目的を達成するため、本発明の畳製造システムは、畳番号および畳データを管理する管理装置と、加工する畳番号を指定して前記管理装置からその指定した畳番号に対応する畳データを取得し取得した畳データに基づき畳床の框切断加工を行う框切断機と、加工する畳番号を指定して前記管理装置からその指定した畳番号に対応する畳データを取得し取得した畳データに基づき畳床の上前および下前の切断加工を行う平刺し縫着機と、を備える。前記管理装置と前記框切断機との間、および前記管理装置と前記平刺し縫着機との間は、それぞれ相互通信が可能である。前記管理装置は、前記框切断機および前記平刺し縫着機の加工状況を把握していて、前記框切断機、前記平刺し縫着機から加工する畳番号の呼び出しがあった際に、その呼び出された畳番号の状況を確認し、その結果に応じて応答する。
管理装置は、框切断機および平刺し縫着機の加工状況を把握していて、框切断機、平刺し縫着機から加工する畳番号の呼び出しがあった際に、その呼び出された畳番号の状況を確認し、その結果に応じて応答する。このため、例えば、管理装置は、框切断機から呼び出された畳番号が、加工が完了しているか否かを確認し、未加工であると判断した場合には要求された畳番号に対応する畳データを送信するが、加工済みであると判断した場合には、その旨を框切断機に通知する。このようにすることで、加工ミスを極力少なくすることが可能になる。また、管理装置と框切断機および平刺し縫着機との間はそれぞれ相互通信が可能であるから、人が記憶媒体を持ち運んでデータを読み込ませるという操作は必要がなく、データを読み込ませる作業を忘れるという問題もない。
本発明の一実施形態による畳製造システムの概略構成を示す図 検尺機と管理装置との間の通信例を示すフローチャート 割付装置と管理装置との間の通信例を示すフローチャート 框切断機と管理装置との間の通信例を示すフローチャートその1 框切断機と管理装置との間の通信例を示すフローチャートその2 平刺し縫着機と管理装置との通信例を示すフローチャートその1 平刺し縫着機と管理装置との通信例を示すフローチャートその2 畳データの例を示す図 第1の従来例の畳製造システムの概略構成を示す図 第2の従来例の畳製造システムの概略構成を示す図
以下、本発明の一実施形態について図1から図8を参照して説明する。まず、図1には、畳製造システムの全体構成の概略が機能ブロックによって示されている。この図1において、畳を製造する際に用いられる加工機としては、框切断機21と、框縫着機22と、平刺し縫着機23と、返し縫着機24とがある。畳データを作成するものとしては、検尺機25と、割付装置26とがある。そして、畳番号および畳データ、加工状況などを管理する管理装置27がある。
このうち、框切断機21は、畳床に対して框を切断加工するものであり、マイクロコンピュータを主体とする制御部30、加工手段31、表示部32、取得したい畳番号などを入力する入力部33、取得した畳データなどを記憶する記憶部34、無線通信部35などを備えている。制御部30は、入力部33の操作、および予め備えた制御プログラムに基づき、加工手段31、表示部32、記憶部34、無線通信部35などを制御する。
平刺し縫着機23は、畳床の上前および下前を切断するとともに、畳表の上から縁を裏返し状態で縫着するもので、マイクロコンピュータを主体とする制御部36、加工手段37、表示部38、取得したい畳番号などを入力する入力部39、取得した畳データなどを記憶する記憶部40、無線通信部41などを備えている。制御部36は、框切断機21と同様に、入力部39の操作、および予め備えた制御プログラムに基づき、加工手段37、表示部38、記憶部40、無線通信部41などを制御する。なお、框縫着機22および返し縫着機24は、従来と同様の構成のもので、無線通信部は備えていない。
検尺機25は、主に畳表を張り替える表替えの際に用いられるもので、使用されていた畳の寸法を測って畳データを作成するものである。この検尺機25は、マイクロコンピュータを主体とする制御部42、計測手段43、入力部44、表示部45、畳データなどを記憶する記憶部46、無線通信部47などを備えている。制御部42は、入力部44の操作、および予め備えた制御プログラムに基づき、計測手段43、表示部45、記憶部46、無線通信部47などを制御する。
割付装置26は、新しく畳を敷く部屋のデータを入力することに基づき、敷く畳を割り付けるとともに、割り付けられた各畳の畳データを作成するものである。この割付装置26は、マイクロコンピュータを主体とする制御部48、入力部49、表示部50、畳データなどを記憶する記憶部51、無線通信部52などを備えている。制御部48は、入力部49の操作、および予め備えた制御プログラムに基づき、畳データを作成するための演算をするとともに、表示部50、記憶部51、無線通信部52などを制御する。
管理装置27は、畳製造システムの全体を管理するもので、マイクロコンピュータを主体とする制御部53、表示部54、入力部55、取得した畳データや加工状況などを記憶する記憶部56、4つの無線通信部57,58,59,60などを備えている。制御部53は、入力部55の操作、および予め備えた制御プログラムに基づき、表示部54、記憶部56、各無線通信部57〜60などを制御する。
管理装置27が備えた4つの無線通信部57〜60のうち、無線通信部57は、框切断機21の無線通信部35との間で無線通信を行う。無線通信部58は、平刺し縫着機23の無線通信部41との間で無線通信を行う。無線通信部59は、検尺機25の無線通信部47との間で無線通信を行う。無線通信部60は、割付装置26の無線通信部52との間で無線通信を行う。これら4つの無線通信部57〜60と、これらと通信する無線通信部35,41,47,52の通信方式には、例えばブルートゥース(Bluetooth(登録商標))方式を採用している。
上記構成において、新しく畳を製造する際の加工は、従来技術でも述べたように、框切断機21→框縫着機22→平刺し縫着機23→返し縫着機24の順に行われる。また、畳表を張り替える際の表替えの加工は、原則として、使用されていた畳床を利用するので、框切断機21による加工はなく、框縫着機22→平刺し縫着機23→返し縫着機24の順に行われる。
次に、検尺機25、割付装置26、框切断機21、および平刺し縫着機23と、管理装置27との間で行われる通信例について説明する。
<検尺機25と管理装置27との間の通信について>
まず、検尺機25と管理装置27との間で行われる通信例について図2を参照して説明する。検尺機25の機械従事者は、計測手段43を用いて、表替えをする畳の寸法を測定する(ステップA1)。次に、入力部44により畳番号を指定することで、制御部42は、指定された畳番号と、測定した畳データを対応付けて、記憶部46に記憶させる(ステップA2)。このとき、測定する畳は通常複数枚ある。記憶部46には複数枚分の畳番号と畳データが記憶される。次に、機械従事者の送信操作に基づき、検尺機25の無線通信部47から管理装置27に向けて畳番号と畳データを送信する(ステップA3)。
管理装置27においては、検尺機25から送信された畳番号と畳データを無線通信部59を介して受信し(ステップB1)、制御部53は、受信した畳番号が未使用であるか入力済みであるかの状況を判断する(ステップB2)。受信した畳番号が未使用であると判断した場合には、ステップB9へ移行し、受信した畳番号に、入力先である検尺機25からのデータであることの情報を加えて、畳データとともに記憶部56に記憶させる。制御部53は、ステップB2において、検尺機25から受信した畳番号が既に記憶している入力済みの畳番号と同じであると判断した場合には、ステップB3へ移行し、その畳番号の加工状況を判断する。管理装置27においては、後述するように、指定された畳番号のものが、框切断機21および平刺し縫着機23で加工が完了したか否かを常に把握していて、この情報に基づき加工状況を判断する。
制御部53は、ステップB3において、受信した畳番号と同じ畳番号のものがすでに加工済みであると判断した場合には、受信した畳番号の畳データに上書きしてもよいと判断し、ステップB9へ移行する。しかし、ステップB3において、受信した畳番号と同じ畳番号のものが未加工であると判断した場合には、制御部53は、ステップB4へ移行し、受信した畳番号と同じ畳番号のものが未加工状態であることを報知するため、未加工信号を検尺機25に向けて送信する。
検尺機25においては、管理装置27から未加工信号を受信すると(ステップA4)、制御部42は、表示部45に、先に送信した畳番号と同じ畳番号のものが未加工状態にあることを表示する(ステップA5)。検尺機25の機械従事者は、その表示を見ることで、先に送信した畳番号と同じ畳番号のものが未加工状態にあることがわかる。検尺機25の機械従事者は、その表示を見て、対応を判断する(ステップA6)。
検尺機25の機械従事者が、畳番号がダブっていて畳番号を変える必要があると判断した場合には、中断操作を行う。これに伴い、制御部42は、ステップA7へ移行し、管理装置27側へ中断信号を送信し、通信を終了する(ステップA8)。ステップA6において、検尺機25の機械従事者が、上書きを承知で通信を継続すると判断した場合には、継続操作を行う。これに伴い、制御部42は、ステップA9へ移行し、管理装置27側へ継続信号を送信し、この後ステップA10へ移行する。
管理装置27においては、検尺機25からステップA7の中断信号またはステップA9の継続信号を受信すると(ステップB5)、その受信内容を判断する(ステップB6)。制御部53は、中断信号を受けた場合には、ステップB7へ移行して中断信号を受けたことを検尺機25に送信し、通信を終了する(B8)。
制御部53は、ステップB6において継続信号を受けた場合には、ステップB9へ移行する。ステップB9においては、前述したように、検尺機25から受信した畳番号に、検尺機25からのデータであることの情報を加えて、畳データとともに記憶部56に記憶させる。この後、制御部53は、ステップB10へ移行し、検尺機25から受信した畳番号の加工状態を未加工に設定する。この後、制御部53は、受信完了信号を検尺機25に送信し(ステップB11)、通信を終了する(ステップB12)。
検尺機25の制御部42は、管理装置27から受信完了信号を受信すると(ステップA10)、通信を終了する(ステップA11)。
<割付装置26と管理装置27との間の通信について>
次に、割付装置26と管理装置27との間で行われる通信例について図3を参照して説明する。割付装置26の機械従事者は、入力部49により、新しく畳を敷く部屋の寸法データを入力する(ステップC1)。割付装置26の制御部48は、入力された部屋の寸法データに基づき、敷く畳を割り付けるとともに、割り付けられた各畳の畳データを作成し、各畳データに畳番号を割り振り、畳番号と畳データを対応付けて記憶部51に記憶させる(ステップC2,C3)。次に、機械従事者の送信操作に基づき、割付装置26から無線通信部52を介して、管理装置27に向けて畳番号と畳データを送信する(ステップC4)。
管理装置27においては、割付装置26から送信された畳番号と畳データを無線通信部60を介して受信し(ステップD1)、制御部53は、受信した畳番号が未使用であるか入力済みであるかの状況を判断する(ステップD2)。受信した畳番号が未使用であると判断した場合には、ステップD9へ移行し、受信した畳番号に、データの入力先が割付装置26であることの情報を加え、畳データとともに記憶部56に記憶させる。制御部53は、ステップD2において割付装置26から受信した畳番号が、既に記憶している入力済みの畳番号と同じであると判断した場合には、ステップD3へ移行し、その畳番号の加工状況を判断する。管理装置27においては、検尺機25との間の通信の場合と同様に、指定された畳番号のものが、框切断機21および平刺し縫着機23で加工が完了したか否かを常に把握していて、この情報に基づき加工状況を判断する。
ステップD3において制御部53は、受信した畳番号と同じ畳番号のものがすでに加工済みであると判断した場合には、受信した畳番号の畳データに上書きしてもよいと判断し、ステップD9へ移行する。しかし、ステップD3において、受信した畳番号と同じ畳番号のものが未加工であると判断した場合には、制御部53は、ステップD4へ移行し、受信した畳番号と同じ畳番号のものが未加工状態であることを報知するため、未加工信号を割付装置26に向けて送信する。
割付装置26においては、管理装置27から未加工信号を受信すると(ステップC5)、制御部48は、表示部50に、先に送信した畳番号と同じ畳番号のものが未加工状態にあることを表示する(ステップC6)。割付装置26の機械従事者は、その表示を見ることで、先に送信した畳番号と同じ畳番号のものが未加工状態にあることがわかる。割付装置26の機械従事者は、その表示を見て、対応を判断する(ステップC7)。割付装置26の機械従事者が、畳番号がダブっていて畳番号を変える必要があると判断した場合には、中断操作を行う。これに伴い、制御部48は、ステップC8へ移行し、管理装置27側へ中断信号を送信し、通信を終了する(ステップC9)。ステップC7において、割付装置26の機械従事者が、上書きを承知で通信を継続すると判断した場合には、継続操作を行う。これに伴い、制御部48は、ステップC10へ移行し、管理装置27側へ継続信号を送信し、この後ステップC11へ移行する。
管理装置27においては、割付装置26からステップC8の中断信号またはステップC10の継続信号を受信すると(ステップD5)、その受信内容を判断する(ステップD6)。制御部53は、中断信号を受けた場合には、ステップD7へ移行して中断信号を受けたことを割付装置26に送信し、通信を終了する(D8)。
制御部53は、ステップD6において継続信号を受けたと判断した場合には、ステップD9へ移行する。ステップD9においては、前述したように、割付装置26から受信した畳番号に、データの入力先が割付装置26であることの情報を加え、畳データとともに記憶部56に記憶させる。この後、制御部53は、ステップD10へ移行し、割付装置26から受信した畳番号の加工状態を未加工に設定する。この後、制御部53は、受信完了信号を割付装置26に送信し(ステップD11)、通信を終了する(ステップD12)。
割付装置26の制御部48は、管理装置27から受信完了信号を受信すると(ステップC11)、通信を終了する(ステップC12)。
<框切断機21と管理装置27との間の通信について>
次に、框切断機21と管理装置27との間で行われる通信例について図4および図5を参照して説明する。框切断機21の機械従事者は、加工する畳番号の畳データを取得するため、入力部33により、加工する畳番号を入力し(ステップE1)、送信操作を行う。これに基づき、框切断機21の制御部30は、無線通信部35を介して、管理装置27に向けて畳番号を送信する(ステップE2)。
管理装置27においては、框切断機21から送信された畳番号を無線通信部57を介して受信する(ステップF1)。管理装置27の制御部53は、受信した畳番号に基づき、記憶部56に記憶されている畳番号のデータを探し出し、その探し出した畳番号のデータの入力先が検尺機25からのものか、割付装置26からのものかを判断する(ステップF2)。管理装置27の記憶部56においては、前述したように、検尺機25から受信したデータには検尺機25から入力された情報も記憶され、また、割付装置26から受信したデータには割付装置26から入力された情報も記憶されていて、データには入力先が区別されて管理されている。ステップF2において、制御部53は、探し出した畳番号のデータの入力先が検尺機25からのものであると判断した場合は、ステップF3へ移行し、呼び出された畳番号のデータの入力先が検尺機25であることを示す検尺機信号と、その畳番号の畳データを、框切断機21へ送信する。
前記ステップF2において、制御部53は、探し出した畳番号のデータの入力先が割付装置26からのものであると判断した場合は、ステップF4へ移行し、その畳番号の加工状況を判断する。制御部53は、その畳番号のものが未加工であると判断した場合には、ステップF6へ移行し、受信完了信号と、その畳番号の畳データを、框切断機21へ送信する。この後、ステップF7へ移行する。
ステップF4において、制御部53は、框切断機21から呼び出された畳番号のものがすでに加工済みであると判断した場合には、ステップF5へ移行し、呼び出された畳番号のものがすでに加工済みであることを示す加工済み信号と、その畳番号の畳データを框切断機21へ送信し、この後、ステップF7へ移行する。
框切断機21においては、管理装置27からの信号および畳データを受信し(ステップE3)、制御部30は、その受信した内容を確認する(ステップE4)。受信した内容が、ステップF6の受信完了信号と、呼び出した畳番号の畳データであった場合には、ステップE10へ移行し、受信した畳データを、確認のため管理装置27へ送信する。
ステップE4において、受信した内容が、ステップF3の検尺機信号(データの入力先が検尺機25であること)と、畳データであった場合には、制御部30は、ステップE5へ移行して、呼び出した畳番号のデータの入力先が検尺機25からのものであることを表示部32に表示する。框切断機21の機械従事者は、その表示部32の表示内容を見て対応を判断する(ステップE6)。
制御部30は、ステップE4において、受信した内容が、ステップF5の加工済み信号と畳データであった場合には、ステップE9へ移行して、呼び出した畳番号のものは加工済みであることを表示部32に表示し、ステップE6へ移行する。
框切断機21の機械従事者は、ステップE6において、表示部32の表示内容を見て通信を継続するかどうかを判断する。框切断機21の機械従事者が、表示部32の表示内容を見て、畳データの入力先が検尺機25からであり、表替えの加工のものであるため、框切断機21での加工は必要ないものであると判断した場合には、中断操作を行う。これに伴い、制御部30は、ステップE7へ移行し、管理装置27側へ中断信号を送信し、通信を終了する(ステップE8)。この場合には、框切断機21による加工は行わない。框切断機21の機械従事者が、表示部32の表示内容を見ても通信を継続すると判断した場合には、継続操作を行う。これに伴い、制御部30は、ステップE10へ移行し、受信した畳データを、確認のため管理装置27へ送信する。この後、ステップE11へ移行する。
管理装置27においては、ステップF7において框切断機21からの信号を受信し、制御部53は、その受信信号の内容を判断する(ステップF8)。制御部53は、受信信号が中断信号であると判断した場合には、ステップF9へ移行して中断信号を受けたことを框切断機21に送信し、通信を終了する(ステップF10)。ステップF8において、受信した信号がステップE10の畳データであると判断した場合には、ステップF11へ移行する。
管理装置27の制御部53は、ステップF11において、ステップF3,F5,F6で送信した畳データと、ステップF7で框切断機21から受信した畳データを照合する。その結果、合致していなければ(照合NGの場合)、ステップF12へ移行し、畳データが異常であることを框切断機21へ送信し、通信を終了する。制御部53は、ステップF11において,両データが合致していて照合OKの場合には、ステップF13へ移行し、畳データが正常であることの信号を框切断機21へ送信する。
框切断機21の制御部30は、ステップE11において管理装置27からの照合結果の信号を受け、その受信信号を判断する(ステップE12)。制御部30は、受信信号がステップF12の畳データ異常信号であった場合には、ステップE13へ移行して表示部32に畳データが異常であることを表示させ、通信を終了する(ステップE14)。
制御部30は、ステップE12において、受信信号が畳データ正常信号であった場合には、ステップE15へ移行して表示部32に、呼び出した畳番号に対応する畳データを表示させ、受信完了信号を管理装置27に向けて送信する(ステップE16)。そして、框切断機21の機械従事者が框切断機21の加工開始操作をすることに基づき、制御部30は、取得した畳データに基づき加工手段31を制御して畳の加工を行う(ステップE17)。
管理装置27の制御部53においては、框切断機21からステップE16の受信完了信号を受信すると(ステップF14)、対象の畳番号に関するデータの送信が完了したことを記憶部56に記憶させる。
框切断機21の制御部30は、加工が完了したら(ステップE18)、加工が完了した畳番号を管理装置27に向けて送信する(ステップE19)。
管理装置27の制御部53は、ステップE19の加工畳番号を受信したら(ステップF16)、確認のため、受信した畳番号を框切断機21に向けて送信する(ステップF17)。
框切断機21の制御部30においては、ステップF17の受信畳番号を受信したら(ステップE20)、ステップE19で送信した送信畳番号と、ステップE20で受信した受信畳番号を照合する(ステップE21)。制御部30は、照合の結果、照合OKと判断した場合には、ステップE22へ移行してデータ正常信号を管理装置27へ向けて送信し、通信を終了する(ステップE23)。制御部30は、ステップE21における照合の結果、照合NGと判断した場合には、ステップE19へ戻る。
管理装置27の制御部53は、ステップE22のデータ正常信号を受信したら、ステップF18において、受信した畳番号を加工済みに変更して記憶部56に記憶させ、通信を終了する(ステップF19)。
<平刺し縫着機23と管理装置27との間の通信について>
次に、平刺し縫着機23と管理装置27との間で行われる通信例について図6および図7を参照して説明する。平刺し縫着機23の機械従事者は、加工する畳番号の畳データを取得するため、入力部39により、加工する畳番号を入力し(ステップG1)、送信操作を行う。これに基づき、平刺し縫着機23の制御部36は、無線通信部41を介して、管理装置27に向けて畳番号を送信する(ステップG2)。
管理装置27においては、平刺し縫着機23から送信された畳番号を無線通信部58を介して受信する(ステップH1)。管理装置27の制御部53は、受信した畳番号に基づき、記憶部56に記憶されている畳番号のデータを探し出し、その探し出した畳番号のデータの入力先が検尺機25からのものか、割付装置26からのものかを判断する(ステップH2)。管理装置27の記憶部56に記憶されているデータには、前述したようにデータの入力先が検尺機25からのものか割付装置26からのものかが区別して管理されている。ステップH2において、制御部53は、探し出した畳番号のデータの入力先が検尺機25からのものであると判断した場合は、ステップH5へ移行し、受信完了信号と、その畳番号の畳データを、平刺し縫着機23へ送信する。この後、ステップH6へ移行する。
ステップH2において、制御部53は、探し出した畳番号のデータの入力先が割付装置26からのものであると判断した場合はステップH3へ移行し、その畳番号のものの框加工状態を判断する。制御部53は、その畳番号のものの框加工が済んでいると判断した場合(加工済み)には、ステップH5へ移行する。制御部53は、框加工が未加工であると判断した場合(未加工)にはステップH4へ移行し、框未加工信号と、その畳番号の畳データを、平刺し縫着機23へ送信し、ステップH6へ移行する。
平刺し縫着機23においては、管理装置27からの信号および畳データを受信し(ステップG3)、制御部36は、その受信した内容を確認する(ステップG4)。受信した内容が、ステップH5の受信完了信号と、呼び出した畳番号の畳データであった場合には、ステップG9へ移行し、受信した畳データを、確認のため管理装置27へ送信する。
ステップG4において、受信した内容が、ステップH4の框未加工信号と、畳データであった場合には、制御部36は、ステップG5へ移行して、框未加工であることを表示部38に表示する。平刺し縫着機23の機械従事者は、その表示部38の表示内容を見て通信を継続するかどうかを判断する(ステップG6)。平刺し縫着機23の機械従事者が、表示部38の表示内容を見て、呼び出した畳番号のものは框未加工のため中断すると判断した場合には、中断操作を行う。これに伴い、制御部36は、ステップG7へ移行し、管理装置27側へ中断信号を送信し、通信を終了する(ステップG8)。平刺し縫着機23の機械従事者が、表示部38の表示内容を見ても通信を継続すると判断した場合には、継続操作を行う。これに伴い、制御部36は、ステップG9へ移行し、受信した畳データを、確認のため管理装置27へ送信する。この後、ステップG10へ移行する。
管理装置27においては、ステップH6において平刺し縫着機23からの信号を受信し、制御部53は、その受信信号の内容を判断する(ステップH7)。制御部53は、受信信号が中断信号であると判断した場合には、ステップH8へ移行して中断信号を受けたことを平刺し縫着機23に送信し、通信を終了する(ステップH9)。ステップH7において、受信した信号がステップG9の畳データであると判断した場合には、ステップH10へ移行する。
管理装置27の制御部53は、ステップH10において、ステップH4,H5で送信した畳データと、ステップH6で平刺し縫着機23から受信した畳データを照合する。その結果、合致していなければ(照合NGの場合)、ステップH11へ移行し、畳データが異常であることを平刺し縫着機23へ送信し、通信を終了する。制御部53は、ステップH10において,両データが合致していて照合OKの場合には、ステップH12へ移行し、畳データが正常であることの信号を平刺し縫着機23へ送信する。
平刺し縫着機23の制御部36は、ステップG10において管理装置27からの照合結果の信号を受け、その受信信号を判断する(ステップG11)。制御部36は、受信信号がステップH11の畳データ異常信号であった場合には、ステップG12へ移行して表示部38に畳データが異常であることを表示させ、通信を終了する(ステップG13)。
制御部36は、ステップG11において、受信信号が畳データ正常信号であった場合には、ステップG14へ移行して表示部38に、呼び出した畳番号に対応する畳データを表示させ、受信完了信号を管理装置27に向けて送信する(ステップG15)。そして、平刺し縫着機23の機械従事者が平刺し縫着機23の加工開始操作をすることに基づき、制御部36は、取得した畳データに基づき加工手段37を制御して畳の加工を行う(ステップG16)。
管理装置27の制御部53においては、平刺し縫着機23からステップG15の受信完了信号を受信すると(ステップH13)、対象の畳番号に関するデータの送信が完了したことを記憶部56に記憶させる。
平刺し縫着機23の制御部36は、加工が完了したら(ステップG17)、加工が完了した畳番号を管理装置27に向けて送信する(ステップG18)。
管理装置27の制御部53は、ステップG18の加工畳番号を受信したら(ステップH15)、確認のため、受信した畳番号を平刺し縫着機23に向けて送信する(ステップH16)。
平刺し縫着機23の制御部36においては、ステップH16の受信畳番号を受信したら(ステップG19)、ステップG18で送信した送信畳番号と、ステップG19で受信した受信畳番号を照合する(ステップG20)。制御部36は、照合の結果、照合OKと判断した場合には、ステップG21へ移行してデータ正常信号を管理装置27へ向けて送信し、通信を終了する(ステップG22)。制御部36は、ステップG20における照合の結果、照合NGと判断した場合には、ステップG18へ戻る。
管理装置27の制御部53は、ステップG21のデータ正常信号を受信したら、ステップH17において、受信した畳番号を加工済みに変更して記憶部56に記憶させ、通信を終了する(ステップH18)。
上記した実施形態によれば、次のような作用効果を得ることができる。
管理装置27と框切断機21との間、および管理装置27と平刺し縫着機23との間は、それぞれ無線通信部57と無線通信部35、無線通信部58と無線通信部41により相互通信が可能であり、管理装置27は、框切断機21および平刺し縫着機23の加工状況を把握していて、框切断機21、平刺し縫着機23から加工する畳番号の呼び出しがあった際に、その呼び出された畳番号の状況を確認し、その結果に応じて応答する。このため、例えば、管理装置27は、框切断機21から呼び出された畳番号が、加工が完了しているか否かを確認し、未加工であると判断した場合には要求された畳番号に対応する畳データを送信するが、加工済みであると判断した場合には、その旨を框切断機21に通知する(図4のステップF5参照)。框切断機21においては、管理装置27から、呼び出した畳番号が加工済みであったと通知された場合には、表示部32にその旨を表示し(図4のステップE9)、機械従事者に注意を促す。これにより、框切断機21において、一度加工を行い終了した畳番号の畳データを再度呼び出して加工してしまうというような加工ミスを防止することが可能となる。
また、管理装置27と框切断機21および平刺し縫着機23との間はそれぞれ相互通信が可能であるから、第2の従来例とは違い、人が記憶媒体を持ち運んでデータを読み込ませるという操作は必要がなく、データを読み込ませる作業を忘れるという問題もない。
ここで、前述した第1の従来例においては、検尺機5および割付装置6から管理装置7に畳データを送信する場合、畳の情報は畳番号で管理しているが、管理装置7は、データがどちらから送られてきたかの管理はしていない。従来、検尺機5および割付装置6から管理装置7に畳データを送信した後は、その畳データが検尺機5、割付装置6のどちらから送られてきたかは、框切断機1あるいは平刺し縫着機3から畳データを呼び出した時に、機械従事者が、その呼び出したデータの内容を確認して判断している。検尺機5で作成された畳データは、特殊な条件以外は框切断機1で加工する必要はないが、従来では気づかずに呼び出して加工を行ってしまうこともある。その判断は機械従事者にゆだねられている。
この点、本実施形態においては、管理装置27と検尺機25との間、および管理装置27と割付装置26との間は、それぞれ相互通信が可能であり、管理装置27は、検尺機25から送信されたデータと、割付装置26から送信されたデータを区別して管理している。このため、例えば框切断機21の機械従事者が管理装置27からある畳番号を呼び出した際に、管理装置27においては、そのデータが検尺機25で作成したデータか割付装置26で作成したデータであるかを判断し(図4のステップF2参照)、その結果とともにデータを框切断機21に送信する。框切断機21においては、管理装置27から送信されたデータが、検尺機25で作成したデータである場合には、表示部32にその旨を表示し(図4のステップE5参照)、機械従事者に注意を促す。これにより、無駄な加工や、加工ミスの発生を防止することが可能となる。
また、従来でも本実施形態でも、割付装置6,26で作成されたデータで畳を製造する場合、特殊な条件以外は框切断機→框縫着機→平刺し縫着機→返し縫着機の順序で加工を行う。従来では、框切断機1で加工が行われていないデータを平刺し縫着機3で呼び出して加工を行うこともできてしまう。
この点、本実施形態においては、平刺し縫着機23でデータを呼び出した際に、管理装置27においては、その呼び出された畳番号のものが割付装置26からのデータであるか否か、割付装置26からのデータである場合には框切断加工が完了しているか否かを判断し(図6のステップH2,H3参照)、その結果を平刺し縫着機23に送信する。平刺し縫着機23においては、その管理装置27からの送信内容が框未加工である場合には、表示部38にその旨を表示し(図6のステップG5参照)、機械従事者に注意を促す。これにより、加工ミスを防止することができる。
さらに、従来においては、検尺機5および割付装置6から送信される畳データの畳番号は重複して使用されており、例えば検尺機5で作成した畳番号の畳データの加工を平刺し縫着機3で加工を行う前に、割付装置6から送信される畳データで上書きしてしまっても、割付装置6の機械従事者はそのことに気づくことはできなかった。また、框切断機1および平刺し縫着機3でデータを呼び出した機械従事者も、上書きされていても、呼び出されたデータからそれを判断することはできない。
この点、本実施形態においては、管理装置27は、検尺機25からのデータと割付装置26からのデータを区別して管理するとともに、框切断機21および平刺し縫着機23の加工状況を把握している。このため、管理装置27は、検尺機25、割付装置26から畳番号、畳データの送信があった場合に、その畳番号に対応するものの加工状況を確認し、加工が完了していないと判断した場合には、送信された畳番号に対応するものが未加工である旨を検尺機25、割付装置26に通知する(図2のステップB4、図3のステップD4参照)。検尺機25、割付装置26は、その通知に基づき、その旨を表示部45,50に表示し(図2のステップA5、図3のステップC6参照)、機械従事者に注意を促す。これにより、畳データが不用意に上書きされてしまうというミスの発生を防止できる。
また、第1の従来例においては、管理装置7と框切断機1との間、および管理装置7と平刺し縫着機3との間は通信ケーブル9により接続されている。このため、例えば加工機(框切断機1、框縫着機2、平刺し縫着機3、返し縫着機4)の入れ替えなどでそれら加工機の配置を変更する場合、通信ケーブル9も移動させたり、新設したりする必要がある。また、畳の製作時に、機械従事者が材料の持ち運びなどのために各加工機間を移動することがあり、その際に通信ケーブル9に引っ掛かってそれを破損させてしまうおそれがある。さらに、従来では、通常、表替えの加工の際に、検尺機5による畳の寸法測定後、その場所で畳の再加工を行うための処理を行う。そのときに検尺機5を移動させる必要があり、その際に通信ケーブル8,14のコネクタの抜き差しや移動が必要となり、その際にコネクタの破損やケーブルの断線を招くおそれがある。
この点、本実施形態においては、管理装置27と框切断機21との間、および管理装置27と平刺し縫着機23との間は、それぞれ無線通信が可能な構成であるから、上記通信ケーブル9を必要としない。このため、例えば加工機(框切断機21、框縫着機22、平刺し縫着機23、返し縫着機24)の入れ替えなどでそれら加工機の配置を変更する場合であっても、通信ケーブルの移動や新設の必要がなく、また、加工機関を移動する際に通信ケーブルに引っ掛かるおそれもない。さらに、検尺機5の通信ケーブル8,14も必要としないようにできるから、コネクタの抜き差しも不要になり、コネクタの破損やケーブルの断線を招くおそれも防止できる。
また、第1の従来例において、加工機(框切断機1、框縫着機2、平刺し縫着機3、返し縫着機4)および管理装置7が配置された場所と、割付装置6が配置される場所は、工場と事務所というように壁で仕切られた別の場所に設置されることが多く、割付装置6と管理装置7を通信ケーブル8で接続するときに、壁などに通信ケーブル8を通す孔を開ける作業などをする必要がある。
この点、本実施形態においては、割付装置26と管理装置27との間の通信は無線通信が可能であり、それらの間を接続する通信ケーブルを不要にできるから、孔開け作業等を必要としない利点もある。
(その他の実施形態)
上記した実施形態においては、管理装置27と框切断機21および平刺し縫着機23との間の通信、ならびに管理装置27と検尺機25および割付装置26との間の通信は、それぞれ無線通信としたが、それらの間を通信ケーブルを用いて接続する構成とすることもできる。
框切断機21、平刺し縫着機23、検尺機25、および割付装置26において、機械従事者に判断を促す際の判断事項をそれぞれの表示部32,38,45,50に表示する構成としたが、その判断事項を例えば音声で報知する構成を付加することもできる。
本発明は上記しかつ図面に示した実施形態にのみ限られず、適宜変更して実施することが可能である。
図面中、21は框切断機、22は框縫着機、23は平刺し縫着機、24は返し縫着機、25は検尺機、26は割付装置、27は管理装置、30は制御部、32は表示部、34は記憶部、35は無線通信部、36は制御部、38は表示部、40は記憶部、41は無線通信部、42は制御部、45は表示部、46は記憶部、47は無線通信部、53は制御部、54は表示部、56は記憶部、57,58,59,60はそれぞれ無線通信部を示す。

Claims (4)

  1. 畳番号および畳データを管理する管理装置と、
    加工する畳番号を指定して前記管理装置からその指定した畳番号に対応する畳データを取得し取得した畳データに基づき畳床の框切断加工を行う框切断機と、
    加工する畳番号を指定して前記管理装置からその指定した畳番号に対応する畳データを取得し取得した畳データに基づき畳床の上前および下前の切断加工を行う平刺し縫着機と、を備え、
    前記管理装置と前記框切断機との間、および前記管理装置と前記平刺し縫着機との間は、それぞれ相互通信が可能であり、
    前記管理装置は、前記框切断機および前記平刺し縫着機の加工状況を把握していて、前記框切断機、前記平刺し縫着機から加工する畳番号の呼び出しがあった際に、その呼び出された畳番号の状況を確認し、その結果に応じて応答することを特徴とする畳製造システム。
  2. 畳の寸法を測定することに基づき畳データを作成する検尺機と、
    畳を敷く部屋の寸法データに基づき畳を割り付けるとともに割り付けた各畳の畳データを作成する割付装置と、をさらに備え、
    前記管理装置と前記検尺機との間、および前記管理装置と前記割付装置との間は、それぞれ相互通信が可能であり、
    前記管理装置は、前記検尺機から送信された畳番号および畳データと、前記割付装置から送信された畳番号および畳データを区別して管理していることを特徴とする請求項1記載の畳製造システム。
  3. 前記管理装置と前記框切断機との間の通信、および前記管理装置と前記平刺し縫着機との間の通信は、それぞれ無線通信であることを特徴とする請求項1または2記載の畳製造システム。
  4. 前記管理装置と前記検尺機との間の通信、および前記管理装置と前記割付装置との間の通信は、それぞれ無線通信であることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項記載の畳製造システム。
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