JP2015149834A - 電池監視装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】異常の発生を高精度に判別した上でフェールセーフ処理を行う電池監視装置を提供する。【解決手段】電池監視装置は、複数の電池セルを有する電池スタックの外部に配設される第1制御部と、前記電池スタックに配設され、前記電池セルの出力電圧を検出し、当該検出電圧を表す電圧データを出力する複数の第2制御部と、前記複数の第2制御部と前記第1制御部とを接続するデイジーチェーンとを含み、前記第1制御部は、前記デイジーチェーンを介して前記第2制御部に送信した電圧検出指令の前記第1制御部における受信状態と、前記電圧検出指令に対する前記第2制御部の応答信号の前記デイジーチェーンを介しての前記第1制御部における受信状態とに基づき、フェールセーフ処理を行う。【選択図】図1
Description
本発明は、電池監視装置に関する。
従来より、低圧側のメインマイコンが各電圧監視用に出力した共通の電圧検出起動指令に呼応して、高圧側の第1〜第5電圧監視用IC(Integrated Circuit)が、対応する単位セルの測定電圧のデータをメインマイコンに送信する、複数組電池の状態監視ユニットがある(例えば、特許文献1参照)。
メインマイコンは、受信した単位セルのディジタルの電圧信号(測定電圧のデータ)の数が、通信線上に存在する第1〜第5の電圧監視用ICの数と一致するか否かによって、正常な受信データであるか否かを判定する。
ところで、メインマイコンと電圧監視用IC(セル側のIC)との間では、電圧検出起動指令及び測定電圧のデータ以外の指令やデータについての送受信も行われるため、メインマイコンと電圧監視用ICとを結ぶデイジーチェーンでは、例えば、指令やデータ等の衝突が生じる場合が有り得る。指令やデータ等の衝突が生じると、すべての指令やデータ等がメインマイコンに送信されない場合が有り得る。このように、メインマイコンと電圧監視用IC(セル側のIC)との間では、例えば上述のような理由等で、すべての指令やデータ等がメインマイコンに送信されない場合が有り得る。
しかしながら、従来の複数組電池の状態監視ユニットは、測定電圧のデータの数と電圧監視用ICの数との一致/不一致によって異常の有無を判定するため、メインマイコンがすべての測定電圧のデータを電圧監視用ICから受信しない場合であっても、電圧監視用ICやデイジーチェーン等が正常な場合が有り得る。すなわち、従来の複数組電池の状態監視ユニットでは、電圧監視用ICやデイジーチェーン等が正常な場合(異常が生じていない場合)であっても、異常が生じていると判定する場合がある。
ここで、異常が生じた場合にはフェールセーフ処理が行われるため、従来の複数組電池の状態監視ユニットでは、異常が生じていない場合であっても、フェールセーフ処理が行われる場合が有り得ることになる。
そこで、本発明は、異常の発生を高精度に判別した上でフェールセーフ処理を行う電池監視装置を提供することを目的とする。
本発明の一局面の電池監視装置は、複数の電池セルを有する電池スタックの外部に配設される第1制御部と、前記電池スタックに配設され、前記電池セルの出力電圧を検出し、当該検出電圧を表す電圧データを出力する複数の第2制御部と、前記複数の第2制御部と前記第1制御部とを接続するデイジーチェーンとを含み、前記第1制御部は、前記デイジーチェーンを介して前記第2制御部に送信した電圧検出指令の前記第1制御部における受信状態と、前記電圧検出指令に対する前記第2制御部の応答信号の前記デイジーチェーンを介しての前記第1制御部における受信状態とに基づき、フェールセーフ処理を行う。
本発明によれば、異常の発生を高精度に判別した上でフェールセーフ処理を行う電池監視装置を提供できるという効果が得られる。
以下、本発明の電池監視装置を適用した実施の形態について説明する。
<実施の形態>
図1は、実施の形態の電池監視装置を含む電池ユニット100を示す図である。
図1は、実施の形態の電池監視装置を含む電池ユニット100を示す図である。
実施の形態1の電池ユニット100は、主な構成要素として、ECU(Electric Control Unit:電子制御装置)110と、スタック120とを含む。スタック120は、複数のセル150と、n個(nは2以上の整数)のIC(Integrated Circuit:集積回路)チップ160を含む。実施の形態1の電池監視装置は、ECU110と、スタック120に含まれるICチップ160とによって構成される。
電池ユニット100は、例えば、ハイブリッド自動車又は電気自動車(EV(Electric Vehicle))の電池の状態を判定するセンサ制御装置として用いられる。
図1には、電池監視装置の構成要素として、1つのECU110とn個(nは2以上の整数)のICチップ160(IC1〜ICnとも称す)を示す。図1では、ECU110の構成要素として、マイコン111を示す。ECU110は、他のスタックにバス101を介して接続されている。
IC1〜ICnとECU110は、信号線170によってデイジーチェーン方式で接続されている。各信号線170には、矢印で示す方向に信号が転送される。図1には、ECU110から送信される指令等をTxと表し、ECU110によって受信される指令又はデータ等をRxと表す。
ここで、ECU110から最も遠いICnが最上位のICチップ160であり、ECU110に最も近いIC1が最下位のICチップ(160)であるとする。
IC1〜ICnは、それぞれ、4つのADコンバータを内蔵しており、それぞれ、対応するブロック150Bに含まれる4つのセル150の出力電圧を検出し、ADコンバータでデジタル変換して電圧データを求める。また、IC1〜ICnは、ECU110から送信される電圧検出指令に応答して、それぞれ、4つの出力電圧を表す電圧データを信号線170を介してECU110に送信する。
また、ICチップ160は、ECU110から電圧検出指令が入力されると、4つのセル150の出力電圧を表す電圧データを生成し、信号線170を介してECU110に伝送する。また、ICチップ160は、他のICチップ160への電圧検出指令の転送と、他のICチップ160から送信される電圧データの転送を行う。なお、ICチップ160は、ECU110からの指令にのみ対応して動作する。
各セル150は、例えば、リチウムイオン二次電池であり、電解質中のリチウムイオンが電気伝導を担う二次電池である。
このような電池ユニット100において、各ICチップ160は、4つのセル150の電圧データをECU110に伝送する。
ECU110は、各ICチップ160から伝送される電圧データに基づき、スタック120に含まれるセル150のうち、出力電圧が所定電圧以上のセル150を放電させることにより、スタック120に含まれるセル150の出力電圧を調整する。
なお、セル150の出力電圧とは、セル150の両端間電圧又は充電電圧と同義である。
また、図1には1つのスタック120を示すが、さらに多くのスタックが直列又は並列に接続されていてもよい。
また、ICチップ160は、セル150の出力電圧(セル電圧)を監視する監視ICであり、信号線170を介して接続されるICチップ160の総数と、自己のIC番号k(k=1〜nのいずれか)とを予め学習して内部メモリに保持している。なお、このような学習は、例えば、工場出荷時に行えばよい。また、このような学習は、イグニッションをオンにした度に毎回行ってもよい。
また、ECU110は、スタック120又は信号線170に異常が生じていると判定すると、フェールセーフ処理を行う。フェールセーフ処理とは、電池ユニット100の充放電処理を制限する処理である。フェールセーフ処理が行われている間は、例えば、電池ユニットが所定の低電力しか出力できないようにしたり、スタック120への充放電制御を禁止するようにする。なお、ECU110がフェールセーフ処理を行うか行わないかを判定する処理については後述する。
図2は、実施の形態の電池監視装置におけるECU110とIC1〜ICnとの間におけるデータの流れを示す図である。なお、図2(A)〜(E)において横軸は時間軸を表す。
ここで、以下に示すECU指令とは、電圧検出指令の他に、例えば、IC1〜ICnのアドレスを学習させるための学習指令、IC1〜ICnが内部メモリに格納する情報を読み出すための読み出し指令、セル150の履歴の書き込みと読み出しをIC1〜ICnに行わせるための指令、処理を再スタートさせるためのリスタート指令等がある。このように、電圧検出指令の他にも多くの種類の指令がデイジーチェーンで伝送されるため、例えば、通信時に指令同士の衝突(通信の衝突)が生じる場合が有り得る。電圧検出指令は、定期的にIC1〜ICnに送信され、これに対してIC1〜ICnからのIC応答がECU110に送信されるが、その他の指令等は不定期的に信号線170によって送信されるため、通信の衝突が生じうる。このように、ECU110とIC1〜ICnとの間では、例えば上述のような理由等で、すべての指令やデータ等がECU110に送信されない場合が有り得る。
また、以下に示すIC応答とは、ECU指令に対してIC1〜ICnが応答して送信するデータ等である。
図2(A)に示すように、通常時には、ECU110からIC1〜ICnのそれぞれに順番にECU指令が送信され(Tx)、ECU指令はECU110によって受信される(ECU110に戻る)。なお、このようにECU指令がECU110から送信されて、ECU110に戻るまでの所要時間は、例えば、マイクロ秒オーダである。
また、図2(B)に示すように、ECU指令がICに届かない場合は、ECU指令及びIC応答によるデータの流れが存在しない。図2(B)のようにECU指令及びIC応答によるデータの流れが存在しない場合は、ECU110とIC1との間における送信側の信号線170の断線、又は、これに加えて信号線170のその他の箇所における断線、又は、ECU110あるいはスタック120の故障が発生している場合である。このような場合には、フェールセーフ処理を実行する。また、電池監視装置を搭載する車両等のユーザに警報灯等によって告知する。修理等の対応としては、信号線170の断線の有無を判定した後に、信号線170に異常が無ければ、ECU110又はスタック120を交換することになる
また、図2(C)に示すように、ECU指令はIC1〜ICnを経由してECU110に戻るが、IC1〜ICnからの応答がない場合である。このような場合は、信号線170に異常は発生していないが、例えば、スタック120に異常が発生している状態、又は、例えば最上位のICがアドレスを消失して上位のICの応答を転送できない場合である。
また、図2(C)に示すように、ECU指令はIC1〜ICnを経由してECU110に戻るが、IC1〜ICnからの応答がない場合である。このような場合は、信号線170に異常は発生していないが、例えば、スタック120に異常が発生している状態、又は、例えば最上位のICがアドレスを消失して上位のICの応答を転送できない場合である。
また、図2(D)に示すように、ECU指令はIC1〜ICnを経由してECU110に戻るが、IC1〜ICnの一部の応答がない場合である。このような場合には、信号線170に異常は発生していないが、いずれかのICに異常が発生している状態、又は、例えば中間のICがアドレスを消失して上位のICの応答を転送できない場合である。
また、図2(E)に示すように、IC1〜ICnからの応答のみがある場合は、IC応答がECU110によって受信される。
図3は、実施の形態の電池監視装置によるフェールセーフ処理を行うか行わないかを判定する処理を示す図である。なお、図3に示す処理は、ECU110が、ECU指令をIC1〜ICnに送信しても、IC応答が全くない場合(図2(C)の場合)、又は、IC1〜ICnのうちの一部のみからIC応答がある場合(図2(D)の場合)に、ECU110が実行する処理である。
ECU110は、前回のIC応答に含まれる値(Rx前回値)が、セル150の低電圧フラグ又は高温フラグがオンになっていることを表すか否かを判定する(ステップS1)。ECU110は、過去の通信によって得られた低電圧フラグ及び高温フラグをすべて内部メモリに保持しているため、これを参照することによってステップS1の判定を実行する。
ECU110は、ステップS1でYESと判定した場合は、充放電処理を一時的に停止させる(ステップS2)。低電圧又は高温等の外部環境的な要因により、充放電処理を一時的に停止させることとしたものである。
次いで、ECU110は、フェールセーフ処理を実行する(ステップS3)。これにより、充放電処理が停止される。ただし、次回、イグニッションがオンにされたときには、正常復帰させて通常状態での動作を可能にするように処理する(END)。
ステップS3に辿り着く場合は、例えば、前回値でセルの低電圧又は高温フラグが出力されて、今回のIC応答の一部が停止されたため、外部環境により一時的に通信を停止したと判断される。このような場合には、次回のイグニッション・オン時には、セル150の低電圧状態や高温状態が解消している可能性があるため、フェールセーフ処理を行った後に、次回は正常復帰させることとした。
ECU110は、ステップS1でNOと判定した場合は、カウント数mをゼロにリセットし(ステップS1A)、再度電圧検出指令を送信する(再Tx指令)(ステップS4)。ステップS1でNOと判定した場合は、今回の制御周期ではIC1〜ICnのうちの少なくとも1つのICから応答がないが、前回の応答では低電圧フラグ又は高温フラグがオフ(低電圧又は高温の異常なし)であった場合である。
次いで、ECU110は、IC1〜ICnからのIC応答があるか否かを判定する(ステップS5)。すなわち、すべてのICからのIC応答の有無を判定する。
ECU110は、ステップS5でYES(IC応答あり)と判定した場合は、カウント数mをゼロにリセットするとともに、通常動作に復帰させる(正常復帰)(ステップS6)。ここで、カウント数mとは、ステップS4、S5、S7、及びS8によるサブルーチン処理の繰り返し回数であり、ECU110がカウントし、内部メモリに保持する。
ステップS6に辿り着く場合は、例えば、IC内の演算負荷が一時的に高くなり、1回送信できなくなった状態となり、ステップS4で再送信された電圧検出指令に対して応答した場合が考えられる。このような場合には、通常動作に復帰(正常復帰)しても問題がないため、フェールセーフ処理を行わずに、正常復帰させることとした。
ECU110は、ステップS6の処理を終えると、正常復帰する(END)。
また、ECU110は、ステップS5においてNO(IC応答なし)と判定すると、カウント数mをインクリメントする(ステップS7)。これにより、カウント数が1増える。
次いで、ECU110は、カウント数mが3以上であるか否かを判定する(ステップS8)。ここで、カウント数mが3以上であるか否かを判定基準にするのは一例であり、2以上の任意のカウント数を判定基準として用いることができる。
ECU110は、ステップS8でNO(カウント数mは2以下)と判定すると、フローをステップS4にリターンする。
ECU110は、ステップS8でYES(カウント数mは3以上)と判定すると、アドレス学習を行わせるための学習指令をIC1〜ICnに送信する(ステップS9)。学習指令はECU110からデイジーチェーンを介してIC1〜ICnに伝送され、IC1〜ICnは、アドレスの値を1ずつインクリメントしながら次のICに自己のアドレス値と学習指令を転送する。このようにして、IC1〜ICnはアドレスを再学習する。アドレスの再学習が完了すると、ECU110とIC1〜ICnは、元通りの動作を行える状態に復帰する。
次いで、ECU110は、再Tx指令を行い(ステップS9A)、IC1〜ICnからのIC応答があるか否かを判定する(ステップS10)。すなわち、すべてのICからのIC応答の有無を判定する。学習指令を受信したIC1〜ICnが正常に動作している場合は、アドレスデータをECU110に送信してくる。従って、IC応答の有無を判定することにより、IC1〜ICnの故障の有無を判定することができる。
ECU110は、ステップS10でYES(IC応答あり)と判定すると、カウント数mをゼロにリセットするとともに、通常動作に復帰させる(正常復帰)(ステップS11)。
ステップS11に辿り着く場合は、例えば、IC1〜ICnの少なくともいずれか1つがアドレスを消失し、又は、ICの入れ替え等によってアドレスが変化し、応答不可能な状態になった場合が考えられる。このような場合には、ステップS9によるアドレスの再学習後に通常動作に復帰(正常復帰)しても問題がないため、フェールセーフ処理を行わずに、正常復帰させることとした。
ECU110は、ステップS10でNO(IC応答なし)と判定すると、スタック120の内部で故障が発生していると判定し、フェールセーフ処理を行う(ステップS12)。
ステップS12に辿り着く場合は、例えば、スタック120の内部で、IC160の故障が発生した場合が考えられる。このような場合には、故障箇所等の修理等が必要になるため、フェールセーフ処理を行うこととした。修理等が必要になるため、ステップS3に辿り着いた場合とは異なり、次回のイグニッションオン時に正常復帰は行わないこととした。
以上のように、実施の形態の電池監視装置では、ECU110は、電圧応答指令に対するIC1〜ICnからのすべてのIC応答が揃わない(ゼロの場合を含む)場合に、図3に示す処理を実行する。
そして、IC1〜ICnに送信した電圧検出指令がデイジーチェーンを介してECU110にリターンするかどうか(ECU110における電圧検出指令の受信状態)と、電圧検出指令に対するIC応答の有無(ECU110におけるIC応答の受信状態)とに基づき、ステップS3、S6、S11、S12のように、その後の処理内容を決める。
特に、ステップS1でNOと判定した場合は、場合分けによってステップS6、S11、又はS12のいずれかの処理を行う。
ステップS6に進行する場合は、(図3に示す処理の開始条件として)電圧応答指令に対するIC1〜ICnからのすべてのIC応答が揃わない(ゼロの場合を含む)場合に、ステップS4で再度電圧検出指令を送信し、すべてのIC応答があった場合である。このような場合には、(図3に示す処理の開始条件として)電圧応答指令に対するIC1〜ICnからのすべてのIC応答が揃わない(ゼロの場合を含む)時点で即座にフェールセーフ処理を行わずに、ECU110における電圧検出指令の受信状態と、ECU110におけるIC応答の受信状態とに基づいて、フェールセーフ処理の要否を判定している。
また、ステップS11に進行する場合は、(図3に示す処理の開始条件として)電圧応答指令に対するIC1〜ICnからのすべてのIC応答が揃わず(ゼロの場合を含む)に、さらに、カウント数mが3以上になった場合に、ステップS9でアドレスの再学習を指令し、その結果としてすべてのIC応答があった場合である。
このような場合には、(図3に示す処理の開始条件として)電圧応答指令に対するIC1〜ICnからのすべてのIC応答が揃わない(ゼロの場合を含む)時点で即座にフェールセーフ処理を行わずに、ECU110における電圧検出指令の受信状態と、ECU110におけるIC応答の受信状態とに基づいて、フェールセーフ処理の要否を判定している。
従って、実施の形態によれば、ステップS6及びS11に辿り着く場合のように通常動作に復帰可能(正常復帰可能)な場合には、フェールセーフ処理を行わないため、過敏な異常処理対応を行わずに済み、異常の発生を高精度に判別した上でフェールセーフ処理を行う電池監視装置を提供することができる。
また、このように、状況に応じてフェールセーフ処理の有無を吟味するため、状況に応じて高い確率で異常発生箇所を特定することができ、サービス性が向上する。
また、ステップS3とS12に辿り着く場合を比較すれば分かるように、フェールセーフ処理を行った場合でも、その要因に応じて、次回のイグニッションオンを許可することにより、状況に応じたフェールセーフ処理を設定している。
このように、状況に応じてフェールセーフ処理を設定するため、状況に応じて高い確率で異常発生箇所を特定することができ、サービス性が向上する。
なお、以上では、制御周期毎にECU110が電圧検出指令をIC1〜ICnに送信し、IC1〜ICnがIC応答を行う形態について説明したが、最初に一度ECU110が電圧検出指令を送信した後、各制御周期にIC1〜ICnがIC応答を行うようにしてもよい。
また、ECU110とIC1〜ICnの各々は、1対1で電圧検出指令の送信とIC応答を行うようにしてもよい。
また、IC1〜ICnをいくつかのグループに分け、ECU110とICのグループ毎に、電圧検出指令の送信とIC応答を行うようにしてもよい。
以上、本発明の例示的な実施の形態の電池監視装置について説明したが、本発明は、具体的に開示された実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変形や変更が可能である。
100 電池ユニット
110 ECU
120 スタック
150 セル
150B ブロック
160 ICチップ
170 信号線
110 ECU
120 スタック
150 セル
150B ブロック
160 ICチップ
170 信号線
Claims (1)
- 複数の電池セルを有する電池スタックの外部に配設される第1制御部と、
前記電池スタックに配設され、前記電池セルの出力電圧を検出し、当該検出電圧を表す電圧データを出力する複数の第2制御部と、
前記複数の第2制御部と前記第1制御部とを接続するデイジーチェーンと
を含み、
前記第1制御部は、前記デイジーチェーンを介して前記第2制御部に送信した電圧検出指令の前記第1制御部における受信状態と、前記電圧検出指令に対する前記第2制御部の応答信号の前記デイジーチェーンを介しての前記第1制御部における受信状態とに基づき、フェールセーフ処理を行う、電池監視装置。
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