JP2015148762A - 撮像装置の操作部材 - Google Patents

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Abstract

【課題】 レンズ鏡筒に2つの円環状の操作部材を配設して2通りの操作が可能な撮像装置の操作部材を操作する際、2つの操作部材を同時に回動させてしまい、誤操作の原因になるという問題があった。【解決手段】 本発明による撮像装置の操作部材は、撮像装置本体に設けられたレンズ鏡筒に対してレンズの光軸を中心に回動可能なリング状の部材であって、前記撮像装置本体に対して近い位置に設けられた第1の回転操作部材と、前記撮像装置本体に対して前記第1の回転操作部材より遠い位置に設けられた第2の回転操作部材を有し、前記第1の回転操作部材の回動を検出する単位角度が、前記第2の回転操作部材の回動を検出する単位角度に比べて小さいことを特徴とする。【選択図】 図1

Description

本発明は、被写体像を電気信号に光電変換する撮像素子を備えたデジタルカメラ、或いは、デジタルカメラ機能を搭載した電子機器等の撮像装置の操作部材に関するものである。
従来から、レンズ鏡筒に対して回転自在に配設される1つあるいは2つの円環状の操作部材により2通りの操作が可能なカメラが提案されている。
例えば特許文献1のように、一眼レフカメラや一眼タイプのデジタルカメラ等に脱着可能な交換レンズの2つの円環状の操作部材が、レンズ鏡筒に対して光軸を中心に回転自在に配設されているものがある。一方が撮影画角を変更するための操作部材(ズームリング)、もう一方がピント調整のための操作部材(フォーカスリング)であるものが広く知られている。
また、特許文献2のように、レンズ鏡筒の外面に設けた2つのリングのうち、片方のリングをデータ入力用として用いるカメラが知られている。
また、1つの円環状の操作部材で2通りの操作を可能とする操作部材として、特許文献3にはレンズ鏡筒に対して回転自在に配設されるとともに、光軸方向にスライド自在に配設されたリング部材を設けた光学機器が開示されている。
特開2008−102207号公報 特開2001−223927号公報 特開2013−7837号公報
しかしながら、特許文献1や特許文献2のようにレンズ鏡筒に2つの円環状の操作部材を配設して2通りの操作が可能な様に構成すると、操作部材の配置にスペースが必要となる。一眼タイプのデジタルカメラ等に用いる比較的大型の交換レンズにおいては、交換レンズ自体が大きいので2つの操作部材を十分に大きく構成したり、2つの操作部材同士を十分に離して配置出来るので操作上の問題は特にない。
しかし、小型化を重視したレンズ一体型のカメラや、スマートフォンなどの電子機器に搭載された小型のカメラのレンズ鏡筒に2つの円環状の操作部材を配設すると、スペースが十分にないため、それぞれの操作部材を小さく構成しなければならない。また、2つの操作部材同士を近接して配置することとなり、一方の操作部材を回動させようとした際に、もう一方の操作部材も同時に回動させてしまい、誤操作の原因になるという問題があった。
また、特許文献3のように1つの円環状の操作部材で2通りの操作が可能な様に構成すると、操作が煩雑となったり、行いたい操作をすぐに行えなかったりと、使い勝手が低下してしまうという問題があった。
そこで、本発明の目的は、レンズ鏡筒に2つの円環状の操作部材を配設して2通りの操作が可能であって、小型の構成においても2つの円環状の操作部材を使用者が意図通りに操作可能な様にする撮像装置の操作部材を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明による撮像装置の操作部材は、撮像装置本体に設けられたレンズ鏡筒に対してレンズの光軸を中心に回動可能なリング状の部材であって、前記撮像装置本体に対して近い位置に設けられた第1の回転操作部材と、前記撮像装置本体に対して前記第1の回転操作部材より遠い位置に設けられた第2の回転操作部材を有し、前記第1の回転操作部材の回動を検出する単位角度が、前記第2の回転操作部材の回動を検出する単位角度に比べて小さいことを特徴とするものである。
また、別の発明による撮像装置の操作部材は、第1の回転操作部材の操作を検出した際に、第2の回転操作部材の操作を所定時間無効とすることを特徴とするものである。
さらに別の発明による撮像装置の操作部材は、第1の回転操作部材の操作を検出した際に、第2の回転操作部材からの検出信号の所定のパルス数を読み飛ばすことを特徴とするものである。
さらに別の発明による撮像装置の操作部材は、第1の回転操作部材にはクリック機構が有り、前記第2の回転操作部材にはクリック機構が無いことを特徴とするものである。
さらに別の発明による撮像装置の操作部材は、第1の回転操作部材の回転抵抗は、前記第2の回転操作部材の回転抵抗と比べて大きいことを特徴とするものである。
本発明によれば、レンズ鏡筒に2つの円環状の操作部材を配設して2通りの操作が可能な撮像装置において、小型の構成においても2つの円環状の操作部材を使用者の意図通りに操作可能な様にする撮像装置の操作部材を提供することが可能となる。
本発明における操作部材を搭載したデジタルカメラの外観斜視図である。 回転操作部材の回動を検知するための環状部材の斜視図である。 回動を検知する2つのフォトリフレクタからの出力の変化を示す図である。 回転操作部材の回動を検知する際の処理のフローチャートである。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の説明では、具体的な数値、構成、動作等を示して説明を行うが、これらは、適宜変更することができる。
<第1の実施形態>
図1(a)、(b)はそれぞれ、本発明の第1の実施形態に係るデジタルカメラ101を前面、後面が見える角度から見た外観斜視図である。
本実施形態では、電子機器としてデジタルカメラ101を例にとり説明を行う。デジタルカメラ101は、撮像装置本体であるカメラ本体部107に、撮像動作を指示するレリーズボタン102、ズーム倍率操作を行うズームキー103、各種撮影モードを設定するモードダイヤル104、各種操作を行う操作ボタン106a〜106jを備える。106cは上下左右の4方向に操作が可能な操作ボタンである。106gはデジタルカメラ101の電源を入れたり電源を切ったりする際に操作する電源ボタンである。
デジタルカメラ101はまた、図1(a)中に図示されている撮影レンズ105を含む複数のレンズよりなる撮影レンズ群の各々の撮影レンズを所定の位置に保持するレンズ鏡筒110、撮影画像等種々の情報を表示するディスプレイ108を備える。デジタルカメラ101はさらに、外部機器と通信する不図示の端子を覆う端子カバー109等の部材を備える。
また、デジタルカメラ101には第1の回転操作部材111と第2の回転操作部材112を備えている。第1の回転操作部材111と第2の回転操作部材112とはレンズの光軸を中心として回転することが可能なリング状の部材である。
第1の回転操作部材111は、撮影レンズ105の光軸を中心としてP方向およびQ方向(図1(a)に図示)に無制限に回動可能な様にレンズ鏡筒110に保持されている。第1の回転操作部材111は、第2の回転操作部材112と比較して光軸方向にカメラ本体部107に近い位置に保持されており、その径は第2の回転操作部材112と比べて同じか大きい。第1の回転操作部材111をP方向に回動させると、予め定められた一定の角度αだけ回動させる毎にP方向に回動したことを示す信号が出力され制御部(不図示)に伝達される。
また、第1の回転操作部材111をQ方向に回動させると、予め定められた一定の単位角度α(P方向の場合と同じ角度である)だけ回動させる毎にQ方向に回動したことを示す信号が出力され制御部に伝達される。即ち、例えば第1の回転操作部材111をP方向に角度3αだけ回動させると、P方向に回動したことを示す信号が3回出力され制御部に伝達される。制御部はP方向に回動したことを示す信号が出力された回数を数えることで、P方向に第1の回転操作部材111が回動した角度を判定することが出来る。同様に、制御部はQ方向に回動したことを示す信号が出力された回数を数えることで、Q方向に第1の回転操作部材111が回動した角度を判定することが出来る。そして、制御部は第1の回転操作部材111の回動した角度と回動した方向に応じて所定の処理を行う。処理の一例として本実施形態では、第1の回転操作部材111をP方向に回す角度に応じてより近くの対象に焦点が合う位置に撮影レンズ群が移動する様にレンズ鏡筒が制御部によって駆動される。一方、第1の回転操作部材111をQ方向に回す角度に応じてより遠くの対象に焦点が合う位置に撮影レンズ群が移動する様にレンズ鏡筒が制御部によって駆動される。
一方、第2の回転操作部材112は第1の回転操作部材111と同様に撮影レンズの光軸を中心としてP方向およびQ方向に無制限に回動可能な様にレンズ鏡筒に保持されている。第2の回転操作部材112は第1の回転操作部材111と比較して、光軸方向にカメラ本体部107と第1の回転操作部材111から遠い位置に保持されており、その径は第1の回転操作部材111と比べて同じか小さい。第2の回転操作部材112は、カメラ本体部107に対して第1の回転操作部材111が設けられているのと同じ側に並列に設けられている。第2の回転操作部材112をP方向に回動させると、予め定められた一定の角度βだけ回動させる毎にP方向に回動したことを示す信号が出力され制御部に伝達される。
また、第2の回転操作部材112をQ方向に回動させると、予め定められた一定の角度βだけ回動させる毎にQ方向に回動したことを示す信号が出力され制御部に伝達される。制御部はP方向に回動したことを示す信号が出力された回数を数えることで、P方向に第2の回転操作部材112が回動した角度を判定することが出来る。同様に、制御部はQ方向に回動したことを示す信号が出力された回数を数えることで、Q方向に第2の回転操作部材112が回動した角度を判定することが出来る。そして、制御部は第2の回転操作部材112の回動した角度と回動した方向に応じて所定の処理を行う。処理の一例として本実施形態では、第2の回転操作部材112をP方向に回す角度に応じて撮影動作時に記録される画像の明るさがより明るくなる様にデジタルカメラの設定が変更される。一方、回転操作部材112をQ方向に回す角度に応じて撮影動作時に記録される画像の明るさがより暗くなる様にデジタルカメラの設定が変更される。
ここで、第1の回転操作部材111の回動を検出する方法について説明を行う。回転方向及び回転量の検出には、検出素子であるフォトリフレクタ(不図示)を2つ用いる。
図2は回転操作部材111の回動を検知するために設けられている環状部材113である。環状部材113は回転操作部材111の回動時に一体的に回動する様に回転操作部材111に対して不図示の固定手段により固定された部材である。環状部材113は鉄素材等の反射率の高い部材で構成されている。環状部材113には光軸と直交する面114が設けられており、面114上には光軸を中心とした円上に一定の間隔をおいて周期的に黒塗り部115が設けられている。また、2つのフォトリフレクタは面114と一定の距離をもって面114と平行で、黒塗り部115が配置されている円と同一中心、略同半径の円上にそれぞれ配置されている。フォトリフレクタは自身から射出した光線が他の物体に反射した反射光を受光し、その強度により信号を生成する素子であり、フォトリフレクタは光線を環状部材113の面114に向けて射出する様に配置されている。
フォトリフレクタから出た光線が黒塗り部115に当たると反射光が弱いので、フォトリフレクタが黒塗り部115に対向している場合は、フォトリフレクタの出力信号はLowとなる。一方で、フォトリフレクタから出た光線が環状部材113の黒塗り部115でない箇所に当たると環状部材113は反射率の高い部材で構成されているので、反射光が強くなる。従って、フォトリフレクタが環状部材113の黒塗り部115でない箇所に対向している場合は、フォトリフレクタの出力信号はHighとなる。フォトリフレクタからの信号はフレキシブル基板等の不図示の信号伝達手段により制御部に伝達される。
図3は、環状部材113の回動にともなって黒塗り部115が移動することによる、2つのフォトリフレクタ(a、b)からの出力の変化を示す図である。図中のLはLow、HはHighを表している。回転の向きを検出するために、一方の出力信号はもう一方に対して、1/4周期ずれるようにフォトリフレクタを配置している。
デジタルカメラ101では前述した単位角度αだけ環状部材113即ち回転操作部材111が回転すると、2つのフォトインタラプタからの出力が(L,L)、(H,L)、(H,H)、(L,H)、(L,L)と一巡する様に黒塗り部は設けられている。2つのフォトインタラプタからの出力が(L,L)で始まって(H,L)、(H,H)、(L,H)、(L,L)と変化すると単位角度αだけ環状部材113即ち回転操作部材111が回動したと判定される。逆に、(L,L)で始まって(L,H)、(H,H)、(H,L)、(L,L)と一巡すると、逆方向に単位角度αだけ回動したと判定される。この構成により、回転した角度と回転方向を検出することができる。
第2の回転操作部材112も第1の回転操作部材111と同様の方法により、回動が検知される。回転操作部材112の場合は、前述した単位角度βだけ回転操作部材112が回転すると、回転操作部材112の回転検知用の2つのフォトインタラプタ(不図示)からの出力が(L,L)、(H,L)、(H,H)、(L,H)、(L,L)と一巡する様に黒塗り部は設けられている。回転操作部材112回転検知用の2つのフォトインタラプタからの出力が(L,L)で始まって(H,L)、(H,H)、(L,H)、(L,L)と変化すると単位角度βだけ回転操作部材112が回動したと判定される。
単位角度α及びβは黒塗り部を設ける間隔を変更することにより適宜変更出来る。また、本実施形態のように環状部材113を設けず、回転操作部材111、112の内側の面に暗/明を黒塗り等で塗り分け、フォトリフレクタを回転操作部材111、112の内側の面に向けて配置することによって反射光を検出する方法でも良い。
ここで、この様に構成された第1の回転操作部材111と第2の回転操作部材112をデジタルカメラの101の使用者が操作するときの問題点について説明する。
第2の回転操作部材112を最初に操作する場合、次に、第1の回転操作部材111を最初に操作する場合について説明する。第2の回転操作部材112を回動させるときに、なるべく第1の回転操作部材111に触れない様に第2の回転操作部材112のレンズ鏡筒110の先端側を操作する様にすれば、意図せずに第1の回転操作部材111を回動させてしまうということはない。一方、第1の回転操作部材111を操作する場合は、なるべく第2の回転操作部材112に触れない様に第1の回転操作部材111のレンズ鏡筒110の根元側を操作する様にしようとしてもカメラ本体部107が障害となるので限度がある。従って、慎重に操作すれば第1の回転操作部材111のみを回動させることが可能であるが、場合によっては指が第2の回転操作部材112に触れてしまう。すると、第1の回転操作部材111を回動させようとしたのにも関わらず、第2の回転操作部材112も一緒に回動させてしまうということが起こり得る。そうすると、デジタルカメラ101の使用者は焦点が合う位置を変更したいだけにも関わらず、意図せず撮影動作時に記録される画像の明るさまでもが変更されてしまうということが起こり得る。
この問題は、使用者の手指が大きい、第1の回転操作部材111と第2の回転操作部材112の光軸方向の幅が狭い、或いは、第1の回転操作部材111と第2の回転操作部材112の光軸方向の距離が近いとより顕著となる。しかし、デジタルカメラ101の小型化のために、第1の回転操作部材111と第2の回転操作部材112の光軸方向の幅は狭く設定したく、また、第1の回転操作部材111と第2の回転操作部材112との距離も近く配置したいという要求がある。
本発明は上記の様な問題を解決するために、第1の回転操作部材111と第2の回転操作部材112の回動検知した際に、以下に説明する処理を行っている。
図4はデジタルカメラ101の図示しない制御部が第1の回転操作部材111と第2の回転操作部材112の回動を検出した際の処理を示すフローチャートである。
先ず、第1の回転操作部材111が回動しているかどうかを判定する(S101)。S101にて第1の回転操作部材111が回動していると判定されると、ステップS102にてタイマー値Tに所定の値Nを設定する。尚、タイマー値Tは回転操作部材の回動を検知する処理の開始の際には0の値となっている。値Nは第1の回転操作部材111の回動を検知した後、第2の回転操作部材112の回動の検知をどれだけの時間無効とするかを規定する値であり、正の整数である。この値Nが大きい程、第1の回転操作部材111の回動を検知した後、第2の回転操作部材112の回動の検知が無効化される時間が長い。
その後、第1の回転操作部材111の回動方向がP方向かどうかを判定する(S103)。回動方向がP方向であると判定されると、第1の回転操作部材111の回動角度に応じてより近くの対象に焦点が合う位置に撮影レンズ群を移動し(S104)、ステップS101に戻る。一方で、ステップS103にて回動方向がP方向でないと判定されると、第1の回転操作部材111の回動方向はQ方向であるので、第1の回転操作部材111の回動角度に応じてより遠くの対象に焦点が合う位置に撮影レンズ群を移動し(S105)、ステップS101に戻る。
ステップS101にて第1の回転操作部材111が回動していないと判定されると、ステップS106にてタイマー値Tをデクリメントして得た値(T−1)を新たなタイマー値Tとして設定する。次に、ステップS107にてタイマー値Tが0以下かどうかを判定する。ステップS107にてタイマー値Tが0以下になっていないと判定される(S107にてN)と、ステップS101に戻る。ステップS107にてタイマー値Tが0以下になっていると判定される(S107にてY)と、ステップS108にて第2の回転操作部材112が回動しているかどうかを判定する。ステップS108にて第2の回転操作部材112が回動していると判定されると、第2の回転操作部材112の回動方向がP方向かどうかを判定する(S109)。回動方向がP方向であると判定されると、第2の回転操作部材112の回動角度に応じて撮影動作時に記録される画像の明るさがより明るくなる様にデジタルカメラの設定を変更し(S110)、ステップS101に戻る。一方で、ステップS109にて回動方向がP方向でないと判定されると、第2の回転操作部材112の回動方向はQ方向であるので、第2の回転操作部材112の回動角度に応じて撮影動作時に記録される画像の明るさがより暗くなる様にデジタルカメラの設定を変更し(S111)、ステップS101に戻る。ステップS108にて第2の回転操作部材112が回動していないと判定されると、ステップS101に戻る。
本発明によるデジタルカメラ101は第1の回転操作部材111と第2の回転操作部材112の回動検出した際に上記の様な処理を行っている。第1の回転操作部材111の回動を検知した場合は、一定の時間の間は第2の回転操作部材112の回動検知判定(S108)を行わない。従って、第1の回転操作部材111をデジタルカメラ101の使用者が回動させる際に意図せずに第2の回転操作部材112も回動してしまっても、第2の回転操作部材112の回動に基づく動作をデジタルカメラ101は行わない。そのため、デジタルカメラ101の使用者が意図しない様な動作をデジタルカメラ101は行わない。
上記の説明では、第2の回転操作部材112の回動を検知しても所定時間無効としたが、時間ではなく、第2の回転操作部材112からの検出信号の1パルス目を読み飛ばす、もしくは所定のパルス数を読み飛ばすようにして、検知をずらすようにしても良い。
また、第1の回転操作部材111を回動させると、予め定められた一定の角度αだけ回動させる毎に回動したことを示す信号が出力され制御部に伝達される。第2の回転操作部材112を回動させると、予め定められた一定の角度βだけ回動させる毎に回動したことを示す信号が出力される。この角度αと角度βはα<βという関係となっている。この様な関係となっているので、第1の回転操作部材111と第2の回転操作部材112が同時に回動してしまっても、第1の回転操作部材111の回動の方が先に検出されることとなり、第2の回転操作部材112の回動の検知を無効化することが出来る。
また、本実施形態では第1の回転操作部材111と第2の回転操作部材112を回動させた時の操作感は各々異なる様に構成されている。より具体的には、第1の回転操作部材111を回動させた場合は手を離した際に単位角度α毎の角度に引き込まれる様にクリック機構が設けられており、第2の回転操作部材112はクリック機構が設けられていない。この様に構成すると、使用者がどちらの回転操作部材を操作しているかを触覚にても判断することが出来、操作性が向上する。また、第1の回転操作部材111が引き込まれるクリック位置を前述した2つのフォトリフレクタからの出力が回動検知の開始組み合わせである(L,L)となる位置にすれば、第1の回転操作部材111をαだけ回動させれば1単位角度だけ回動したと判定される。一方で、第2の回転操作部材112はクリック機構がないため、回転させた場合に(L,L)、(H,L)、(H,H)、(L,H)のどの信号状態から回転が開始されるかは不定であるので、第1の回転操作部材111をβ+γだけ回動させないと1単位角度だけ回動したと判定されない。ここで0≦γ<βである。従って、α<βの関係となっていれば、第1の回転操作部材111と第2の回転操作部材112が同時に回動してしまっても、第1の回転操作部材111の回動の方が先に検出されることとなり、第2の回転操作部材112の回動の検知を無効化することが出来る。
<他の実施形態>
第2の回転操作部材112の回動による最初の単位角度回動判定を無効として扱うという構成としても勿論良い。そうすれば、第1の回転操作部材111と第2の回転操作部材112が同時に回動してしまっても、第1の回転操作部材111の回動の方が先に検出されることとなる。
また、第1の回転操作部材111と第2の回転操作部材112が逆方向に回動していると検知された場合は、それぞれの回動に応じて所定の処理を行う構成としても良い。第1の回転操作部材111と第2の回転操作部材112とがそれぞれ逆方向に回動している場合は、使用者が意図してその様に操作しているからである。
また、第1の実施形態においては、第1の回転操作部材111がレンズ群の焦点位置を調整するための操作部材であり、第2の回転操作部材112が撮影動作時に記録される画像の明るさを調整するための操作部材であるとして説明を行った。しかし、第1の回転操作部材111と第2の回転操作部材112はそれ以外の調整、例えば、ISO感度の調整、絞り値の調整等のための操作部材であっても勿論良い。
クリック感のある方の回転操作部材をステップ状に変化する項目の設定に使用し、クリック感の無い方の回転操作部材を無段階に変化する項目の設定に使用すると、使用者が使用する際に自然な操作感を実現することが出来る。ステップ状に変化する項目としては、例えば特定の焦点距離を階段状に選択するステップズームの設定が挙げられる。無段階に変化する項目としては、例えばピント合わせが挙げられる。
また、デジタルカメラにて動画を撮影する場合は、クリック感のある方の回転操作部材を撮影前に変更する項目の設定に使用し、クリック感の無い方の回転操作部材を撮影中に変更する項目の設定に使用すると良い。動画撮影の撮影前に変更する項目としては、例えば撮影する動画の解像度が挙げられる。撮影中に変更する項目としては、例えば焦点距離の変更が挙げられる。クリック機構が設けられている方の回転操作部材を動画撮影の撮影中に回動させるとクリック音が発生し動画にそのクリック音が録音されてしまうためである。
前述ではクリックの有る無しを説明したが、クリック機構がなくても、例えば第1の回転操作部材の回転抵抗を大きくし、第2の回転操作部材の回転抵抗を小さくすることで対応しても良い。
第1の実施形態のように、クリック感の有る無しに関わらないような構成が取れる場合(第2の操作部材を所定時間無効にするなど)は、二つの回転操作部材の両方にクリック感がある様に構成しても良いし、二つの回転操作部材の両方にクリック感がない様に構成しても良い。
第1の実施形態に置いては、フォトリフレクタを用いて回動を検知する構成を例にとり説明を行ったが、フォトインタラプタ等の他の検出手段を用いても勿論良い。
なお、上記の実施形態は、いずれも本発明を実施するに当たっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術範囲が限定的に解釈されてはならない。本発明はその技術思想又はその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することが可能である。
101 デジタルカメラ
105 レンズ
107 カメラ本体部
110 レンズ鏡筒
111 第1の回転操作部材
112 第2の回転操作部材

Claims (9)

  1. 撮像装置本体に設けられたレンズ鏡筒に対してレンズの光軸を中心に回動可能なリング状の部材であって、
    前記撮像装置本体に対して近い位置に設けられた第1の回転操作部材と、
    前記撮像装置本体に対して前記第1の回転操作部材より遠い位置に設けられた第2の回転操作部材を有し、
    前記第1の回転操作部材の回動を検出する単位角度が、前記第2の回転操作部材の回動を検出する単位角度に比べて小さいことを特徴とする撮像装置の操作部材。
  2. 撮像装置本体に設けられたレンズ鏡筒に対してレンズの光軸を中心に回動可能なリング状の部材であって、
    前記撮像装置本体に対して近い位置に設けられた第1の回転操作部材と、
    前記撮像装置本体に対して前記第1の回転操作部材より遠い位置に設けられた第2の回転操作部材を有し、
    前記第1の回転操作部材の操作を検出した際に、前記第2の回転操作部材の操作を所定時間無効とすることを特徴とする撮像装置の操作部材。
  3. 撮像装置本体に設けられたレンズ鏡筒に対してレンズの光軸を中心に回動可能なリング状の部材であって、
    前記撮像装置本体に対して近い位置に設けられた第1の回転操作部材と、
    前記撮像装置本体に対して前記第1の回転操作部材より遠い位置に設けられた第2の回転操作部材を有し、
    前記第1の回転操作部材の操作を検出した際に、前記第2の回転操作部材からの検出信号の所定のパルス数を読み飛ばすことを特徴とする撮像装置の操作部材。
  4. 撮像装置本体に設けられたレンズ鏡筒に対してレンズの光軸を中心に回動可能なリング状の部材であって、
    前記撮像装置本体に対して近い位置に設けられた第1の回転操作部材と、
    前記撮像装置本体に対して前記第1の回転操作部材より遠い位置に設けられた第2の回転操作部材を有し、
    前記第1の回転操作部材にはクリック機構が有り、前記第2の回転操作部材にはクリック機構が無いことを特徴とする撮像装置の操作部材。
  5. クリック機構の有る第1の回転操作部材により変更される項目はステップ状に変更される項目であり、クリック機構の無い第2の回転操作部材により変更される項目は無段階に変更される項目であることを特徴とする請求項4に記載の撮像装置の操作部材。
  6. クリック機構の有る第1の回転操作部材により変更される項目はステップズームであり、クリック機構の無い第2の回転操作部材により変更される項目はピント合わせであることを特徴とする請求項4または5のいずれか1項に記載の撮像装置の操作部材。
  7. クリック機構の有る第1の回転操作部材により変更される項目は動画撮影の撮影前に設定を行う項目であり、クリック機構の無い第2の回転操作部材により変更される項目は動画撮影の撮影中に設定を行う項目であることを特徴とする請求項4または5のいずれか1項に記載の撮像装置の操作部材。
  8. 撮像装置本体に設けられたレンズ鏡筒に対してレンズの光軸を中心に回動可能なリング状の部材であって、
    前記撮像装置本体に対して近い位置に設けられた第1の回転操作部材と、
    前記撮像装置本体に対して前記第1の回転操作部材より遠い位置に設けられた第2の回転操作部材を有し、
    前記第1の回転操作部材の回転抵抗は、前記第2の回転操作部材の回転抵抗と比べて大きいことを特徴とする撮像装置の操作部材。
  9. 前記第1の回転操作部材は前記第2の回転操作部材の径と比べて同じかもしくは大きいことを特徴とする、請求項1〜8のいずれか1項に記載の撮像装置の操作部材。
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