JP2015147523A - 乗物用シート - Google Patents

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Masami Tanaka
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Abstract

【課題】よりシンプルな構成にて、シートカバーを性能良く配設することにある。
【解決手段】シェル体6Fが、その着座面側の端部を着座側とは異なる方向に曲げることで形成される取付け部10を有するとともに、カバー体30が、シェル体6Fの着座面とは異なる面側に配設された状態で取付け部10に挿設される挿設部31aを有し、シートカバー6Sの端部側をカバー体30の挿設部31a側に取付けたのち、シートカバー6Sでシェル体6Fの着座面側を覆いながら、カバー体30を配設しつつ挿設部31aを取付け部10に挿設することで、シートカバー6Sの端部が取付け部10に沿って配設される構成とした。
【選択図】図5

Description

本発明は、シート骨格をなす平板状のシェル体と、シェル体の着座面側を覆うシートカバーとを備えた乗物用シートに関する。
この種の乗物用シートとして、シートクッションと、シートクッションから起立するシートバックを備えた乗物用シートが公知である(特許文献1を参照)。
この乗物用シートでは、シートバックが、シート骨格をなすシェルと、アダプタと、カバーを備える。シェルは、ガラス繊維、カーボン繊維、ケブラー繊維及びバサルト繊維などの強化プラスチック製の平板部材(正面視で略矩形)であり、その側面が、シートクッションから起立するアダプタ(平板材)に固定される。アダプタ表面には、サイドエアバッグモジュールが取付けられており、ガスの流入により膨張可能である。そしてカバーは、ボックス状の平板部材(中空)であり、エアバッグモジュールを被覆しつつアダプタの側面に取付けられる。
ところで上述のシート構成では、シートの着座性を考慮して、シェルの着座側が布張り状態とされる(シェルの着座側がシートカバーで覆われる)。
そして典型的な乗物用シートでは、シートの見栄えなどを考慮して、シートカバーの端部をシェルの周縁に沿って配設する。例えばシェルの周縁に沿ってワイヤを取付けたのち、シートカバーの端部をワイヤに巻き回し状に固定することでシェルの周縁に沿って配設できる。
またシートカバーの端部にクリップを取付けたのち、シートカバーの端部を、クリップとともにシェルの周縁(着座側からシート後方に湾曲してなる縁部)内部に挿設することもできる。なお一般的な保安基準(例えば「道路運送車両の保全基準の細目を定める告示」)では、「座席後部の表面は、乗車人員へ危害を与えるような処理や鋭利な突起があってはならない」との規定がある。このためシェルの周縁端には、典型的に断面視で略U字状のトリム部材(樹脂製)が嵌挿されることが多い。
特開2007−76642号公報
ところで公知技術では、シートカバーをシェル体に直接取付けるための別部材(フックやワイヤ等)が必須となり、シート構成が複雑化するなどして、すんなり採用できる構成ではなかった。
また公知技術では、シートカバーの取付け作業とともに、カバーの取付け作業が必要であることから作業性にやや劣る構成であった。例えばクリップを、シートカバーの端部とともにシェルの周縁に差し込む作業がことのほか面倒であった。またワイヤをシェル体に配設する作業が面倒であり、さらにワイヤの配置箇所がシェルの周縁形状に合致しないことがあった(シートカバーの端部のラインがぼやけるなどして見栄えに劣る構成になりがちであった)。
本発明は上述の点に鑑みて創案されたものであり、本発明が解決しようとする課題は、よりシンプルな構成にて、シートカバーを性能良く配設することにある。
上記課題を解決するための手段として、第1発明の乗物用シートは、シート骨格をなす平板状のシェル体と、シェル体の着座面側を覆うシートカバーと、シェル体の着座面とは異なる面側に配設されるカバー体とを備える。この種のシート構成では、よりシンプルな構成にて、シートカバーを性能良く配設できることが望ましい。
本発明では、シェル体が、その着座面側の端部を着座側とは異なる方向に曲げることで形成される取付け部を有する。またカバー体が、シェル体の着座面とは異なる面側に配設された状態で取付け部に挿設される挿設部を有する。
そこでシートカバーの端部側をカバー体の挿設部側に取付けたのち、シートカバーでシェル体の着座面側を覆いながら、カバー体を配設しつつ挿設部を取付け部に挿設することで、シートカバーの端部が取付け部に沿って配設される構成とした。
本発明では、シートカバーをシェル体に直接取付けるための別部材を用いることなく、シートカバーの端部を取付け部に沿って(見栄え良く)取付けることができる。またシートカバーの端部を、カバー体とともにシェル体に配設することができる(作業性に優れる構成である)。
第2発明の乗物用シートは、第1発明の乗物用シートであって、カバー体に対するシートカバーの取付け箇所を、挿設部とともに取付け部に挿設してその内部に配置する構成とした。本発明では、取付け箇所の露出が極力抑えられるため、さらに見栄えの良いシート構成となる。
第3発明の乗物用シートは、第1発明又は第2発明の乗物用シートにおいて、乗物用シートが、シートクッションから起立するシートバックを有するとともに、シートバックが、シェル体と、シートカバーと、カバー体を備える。
そこで本発明では、取付け部が、シェル体の着座面側の端部をシート後方に曲げることで形成されるとともに、カバー体が、シェル体の端部を被覆可能でシート後方を臨む面側が曲面状であるトリム部を有する。
そして挿設部を取付け部に挿設しつつ、シェル体の端部をトリム部で被覆する構成としたことで、別体のトリム部材を取付ける必要がなくシートの部品点数の削減に資するシンプルな構成となる。
本発明に係る第1発明によれば、よりシンプルな構成にて、シートカバーを性能良く配設することができる。また第2発明によれば、よりシンプルな構成にて、シートカバーをさらに性能良く配設することができる。そして第3発明によれば、さらにシンプルな構成にて、シートカバーを性能良く配設することができる。
乗物用シートの斜視図である。 シートバックの分解斜視図である。 シェル体とカバー体の側面図である。 組付け途中のシートバックの断面図である。 シートバック一部の断面図である。 変形例1に係るシートバック一部の断面図である。 (a)は、変形例2に係るシートバック一部の断面図であり、(b)は、カバー体一部の断面図である。
以下、本発明を実施するための形態を、図1〜図7を参照して説明する。各図には、適宜、乗物用シート前方に符号F、乗物用シート後方に符号B、乗物用シート上方に符号UP、乗物用シート下方に符号DWを付す。
図1の乗物用シート2は、シートクッション4と、シートクッション4に起倒可能に連結するシートバック6を有する。
本実施例では、シートバック6が、基本構成(シェル体6F,シートパッド6P,シートカバー6S,ベゼルBZ)と、一対の支持体20と、カバー体30を備える(図2を参照、各部材の詳細は後述)。
そして後述するように、シェル体6Fの側面にカバー体30を配設するとともに、シェル体6Fの着座側にシートパッド6Pを配置しつつシートカバー6Sで覆う(図4を参照)。このときシートの見栄えなどを考慮して、シートカバー6Sの端部をシェル体6Fの周縁(一部又は全部)に沿って見栄え良く配設するのであるが、この種のシート構成では、よりシンプルな構成にて、シートカバー6Sを性能良く取付けられることが望ましい。
そこで本実施例では、後述のシンプルな構成にて、シートカバー6Sを性能良く取付けることとした。以下、各構成について詳述する。
[基本構成]
ここでベゼルBZは、略矩形(正面視)の部材であり、一対の取出孔H1,H2を有する(図1及び図2を参照)。本実施例では、シートバック6上部の孔部(シートカバー6Sとシートパッド6Pとシェル体6Fをその厚み方向に貫通する孔部)にベゼルBZを嵌装する。そして各取出孔H1,H2から、例えばシートベルト(図示省略)を引出し可能とする。
またシートパッド6Pは、シート外形(後述のシェル体6F上に配置可能な形状)をなして乗員を弾性的に支持可能な部材である(図2及び図4を参照)。シートパッド6Pの材質は特に限定しないが、例えばポリウレタンフォームなどの発泡樹脂で形成できる。
(シートカバー)
またシートカバー6Sは、シートパッド6Pを被覆可能な袋状部材であり、例えば布帛(織物,編物,不織布)や皮革(天然皮革,合成皮革)で構成できる(図2及び図4を参照)。
本実施例では、複数の表皮ピースを縫合してシートカバー6Sを作成しつつ、後述のシェル体6F(着座面)よりも大きく形成する(図5を参照)。こうすることでシェル体6F上のシートパッド6Pをシートカバー6Sで覆ったのち、その端部側を、シェル体6Fの着座側から周縁に沿って折返すことができる。
(シェル体)
そしてシェル体6Fは、シート外形をなす平板部材であり、取付け部10と、トリム部材12を有する(図2〜図4を参照)。なおシェル体6Fの材質は、乗員を支持可能な剛性を有する限り特に限定しないが、例えば硬質樹脂(強化プラスチック等)や金属である。
本実施例のシェル体6Fは、略矩形状(正面視)をなして、その上部側が乗員頭部を支持可能に突出する(図2を参照)。またシェル体6Fの側部(シート幅方向の側部)は、乗員側方を支持可能に着座側に湾曲しつつ突出する。またシェル体6Fの側面には、後述の支持体20をボルト止め可能な孔部(符号省略)と、後述のカバー体30をボルト止め可能な孔部(図示省略)が適宜形成される。
そして取付け部10は、後述のカバー体30を挿設可能な部位(断面視で略U字状の空間部)であり、シェル体6Fの周縁に沿って形成される(図2〜図4を参照)。本実施例の取付け部10は、シェル体6Fの周縁を着座側からシート後方(着座側とは異なる方向)に湾曲させることで形成できる。
またトリム部材12は、断面視で略U字状の部材(典型的に樹脂製)であり、取付け部10の後端を覆うことができる(図4及び図5を参照)。なおトリム部材12は、取付け部10の全部に取付けることができ、また一般的な保安基準を満たすならば取付け部10の一部にのみ取付けることもできる。
[支持体]
一対の支持体20は、それぞれシェル体6F(側部)を支持する平板部材であり、エアバッグモジュール22と、リクライナーRMを備える(図2〜図4を参照)。
エアバッグモジュール22は、略矩形(正面視)の部材であり、ガスやエアの流入により膨張可能である(図3を参照)。またリクライナーRM(詳細後述)は、シートクッション4に対するシートバック6の起倒動作を規制する部材である。
本実施例では、一対の支持体20(起立状態)を、シート幅方向に適宜の間隔で対面状に配置しつつ、シェル体6Fの両側に配置する(図2及び図4を参照)。各支持体20の下部は、リクライナーRM(詳細後述)を介してシートクッション4側のブラケット24(平板状)に回転可能に連結する(図4を参照)。
そしてエアバッグモジュール22を、支持板26を介して各支持体20の側面に取付けつつ、後述のカバー体30で被覆する。
ここで本実施例のリクライナーRMは、内部構成(図示省略)と、ロッド2rと、付勢部材4r(渦巻きバネ状)と、リクライニングレバー6rを有する(図2を参照)。
本実施例では、ロッド2rを、一対の支持体20(下部)の間に橋渡し状に配置しつつ、ロッド2rの両端部を、リクライナーRM(内部構成)に回転可能に挿設する。つぎにロッド2rの端部に付勢部材4rを取付けて、ロッド2rを一方向に回転する向きに付勢する。
そしてリクライニングレバー6rを操作しつつ、ロッド2rを、付勢部材4rの付勢力に抗して他方向に回転させて、リクライナーRM(内部構成)のロックを解除する。こうしてシートバック6(シェル体6F)が、リクライナーRMを回転中心として、シートクッション4に対して起倒(回転)可能となる。またロッド2rが、付勢部材4rの付勢力にて一方向に回転することで、リクライナーRM(内部構成)がロック状態となり、シートクッション4に対するシートバック6の起倒動作が規制される。
[カバー体]
カバー体30は、支持体20の周囲に配設される箱状(中空)の平板部材であり、第一カバー体31と、挿設部31aと、第二カバー体32を有する(図2〜図5を参照)。
第一カバー体31は、各支持体20の表面側を被覆可能な平板部材(正面視で略矩形)である。本実施例の第一カバー体31は、中央側がシート側方に張出しており、エアバッグモジュール22を配置可能な空間部が支持体20との間に形成される(図4及び図5を参照)。そして第一カバー体31の後端部側には、一対の組付部31b(ボルト孔を有する平板部)が適宜の間隔で突出する。
また挿設部31aは、第一カバー体31前端(着座側に配置する端部)の平板部位であり、シェル体6Fの取付け部10に挿設可能である(図3〜図5を参照)。本実施例の挿設部31aは、取付け部10の形状に倣った形状を有してシート上下方向に連続的に形成される。
また第二カバー体32は、各支持体20の後部側を被覆可能な平板部材(略矩形)であり、第一カバー体31に組付け可能である。第二カバー体32の後端には、組付部31bをボルト止め可能な孔部(図示省略)が形成され、下部側には、ロッド2rを挿入可能な孔部(符号省略)が形成される。
[シートバックの組立作業]
図2を参照して、シェル体6Fを起立させながら、その両側を、それぞれボルト部材BMを介して各支持体20に固定する。
そしてシェル体6Fの着座側にシートパッド6Pを配置しつつシートカバー6Sで覆う。このときシートカバー6Sの端部をシェル体6Fの周縁(取付け部10)に沿って見栄え良く配設するのであるが、このときよりシンプルな構成にて、シートカバー6Sを性能良く配設できることが望ましい。
そこで本実施例では、各カバー体30の配設前に、シートカバー6Sの端部側を、カバー体30(挿設部31a)に縫着して、取付け箇所となる縫合線SEWを形成する(図4及び図5を参照)。
そののちシートカバー6Sでシェル体6Fの着座面側を覆いながら、カバー体30をシェル体6Fの側面側に配設する。このとき本実施例では、第一カバー体31と第二カバー体32を、(支持体20の周りに配置しつつ)互いに嵌め合せたのち組付部31bでボルト止めする。
そして第一カバー体31で、支持体20の表面側(エアバッグモジュール22)を被覆しつつ、挿設部21aを、シートカバー6Sの端部(縫合線SEW)とともに取付け部10に挿設する(図5を参照)。こうしてシートカバー6Sの端部(縫合線SEW)が取付け部10内に配置することで、縫合線SEW(取付け箇所)の露出を抑えることができる。またシートカバー6Sが、取付け部10内からシェル体6Fの後端(トリム部材12)を覆いつつ着座側に向かうため、シートカバー6Sの端部を取付け部10に沿って(見栄え良く)配設できる。
つぎに第二カバー体32をシェル体6Fの側面に固定することで、カバー体30をシェル体6Fに配設できる。こうして本実施例では、シートカバー6Sの端部を、カバー体30とともにシェル体6Fの周縁に沿って配設できる。
以上説明したとおり本実施例によれば、シートカバー6Sをシェル体6Fに直接取付けるための別部材を用いることなく、シートカバー6Sの端部を取付け部10に沿って(見栄え良く)取付けることができる。またシートカバー6Sの端部を、カバー体30とともにシェル体6Fに配設することができる(作業性に優れる構成である)。
また本実施例では、縫合線SEW(カバー体に対するシートカバーの取付け箇所)の露出が極力抑えられるため、さらに見栄えの良いシート構成となる。
このため本実施例によれば、よりシンプルな構成にて、シートカバー6Sを性能良く配設することができる。
[変形例1]
カバー体30の構成は、上述のほか、各種の構成を取り得る。
例えば変形例1では、カバー体30が、シェル体6Fの端部を覆うトリム部12aを一体的に有する(図6を参照)。トリム部12aは、横断面視で略U字状(シート後方を臨む面側が曲面状)の部位であり、カバー体30の前端側(挿設部31aよりも先の部分)を湾曲変形させることで形成できる。
そして本変形例では、挿設部31aを取付け部10に挿設しつつ、シェル体6Fの後端(取付け部10をなす表側の部分)をトリム部12aで被覆する。
このように本変形例では、カバー体30がトリム部12aを備えることから、別体のトリムを取付ける必要がない(シートの部品点数の削減に資するシンプルな構成である)。
[変形例2]
また変形例2では、トリム部12aが、カバー体30の挿設部31aの端部側に形成されて、ヒンジ部14を介して一体化される(図7を参照)。
ヒンジ部14は、カバー体30の上下に延びる線状の溝部であり、トリム部12aの湾曲変形の基点となる。
そして本変形例では、挿設部31aを取付け部10に挿設しつつ、トリム部12aを、ヒンジ部14を基点として湾曲させながらシェル体6Fの端部に被せる。このように本変形例においても、カバー体30がトリム部12aを備えることから、シートの部品点数の削減に資するシンプルな構成となる。
本実施形態の乗物用シートは、上述した実施形態に限定されるものではなく、その他各種の実施形態を取り得る。
(1)本実施形態では、カバー体30に対するシートカバー6Sの取付け箇所(縫合線SEW)を取付け部10内に配置する例を説明した。取付け箇所は、シートカバーの端部のラインが極端にぼやけない限り、取付け部外に配置することができる。また本実施例では、シートカバーとカバー体を縫合にて取付けたが、これらは、接着、融着、ボルト止め等の物理的手段にて適宜取付けることができる。なおシートカバーは、直接的又は間接的にカバー体に取付けることができる。
また本実施例では、シートカバー6Sをカバー体30の表面(外部に露出する面)に取付けたが、カバー体の内面側に取付けることもできる。この場合にはシートカバーが、挿設部の先端を通りつつシェル体6Fの後端(トリム部材12)を覆いながら着座側に向かうこととなる。
(2)また本実施形態では、取付け部10の構成(形状、寸法、形成位置等)を例示したが、同部の構成を限定する趣旨ではない。例えば取付け部は、シェル体の周縁を、シート内方に湾曲させることで形成できる。この場合には挿設部を、シート外方に湾曲させるなどして取付け部に挿入(係止)可能な構成とする。また取付け部は、シェル体の周縁の全周に形成されていてもよく一部(カバー体を臨む部分)にのみ形成されていてもよい。
(3)また本実施形態では、カバー体30の構成(形状、寸法、配設位置等)を例示したが、同部材の構成を限定する趣旨ではない。例えばカバー体は、シェル体の周縁全周に配設されていてもよく、その一部(側部や上部等)に配設されていてもよい。またカバー体の形状は、シート構成に応じて適宜変更可能である。
(4)また本実施形態(変形例)では、トリム部12aの構成(形状、寸法、形成位置等)を例示したが、同部の構成を限定する趣旨ではない。例えばトリム部は、保安基準を満たす限り各種の曲面形状を取り得る。
(5)また本実施形態では、シートバック6を一例に説明したが、本実施例の構成は、シートクッション4等の各種シート構成に適用できる。また支持体は、枠状のほか各種の形態を取り得る。また本実施例の構成は、車両や航空機や電車などの乗物用シート全般に適用できる。
2 乗物用シート
4 シートクッション
6 シートバック
6S シートカバー
6P シートパッド
6F シェル体
10 取付け部
12 トリム部材
20 支持体
21a 挿設部
22 エアバッグモジュール
24 ブラケット
30 カバー体
31 第一カバー体
32 第二カバー体
31a 挿設部
BZ ベゼル
RM リクライナー
SEW 縫合線(カバー体に対するシートカバーの取付け箇所)

Claims (3)

  1. シート骨格をなす平板状のシェル体と、前記シェル体の着座面側を覆うシートカバーと、前記シェル体の着座面とは異なる面側に配設されるカバー体とを備える乗物用シートにおいて、
    前記シェル体が、その着座面側の端部を着座側とは異なる方向に曲げることで形成される取付け部を有するとともに、前記カバー体が、前記シェル体の着座面とは異なる面側に配設された状態で前記取付け部に挿設される挿設部を有し、
    前記シートカバーの端部側を前記カバー体の前記挿設部側に取付けたのち、前記シートカバーで前記シェル体の着座面側を覆いながら、前記カバー体を配設しつつ前記挿設部を前記取付け部に挿設することで、前記シートカバーの端部が前記取付け部に沿って配設される構成とした乗物用シート。
  2. 前記カバー体に対する前記シートカバーの取付け箇所を、前記挿設部とともに前記取付け部に挿設してその内部に配置する構成とした請求項1に記載の乗物用シート。
  3. 前記乗物用シートが、シートクッションから起立するシートバックを有するとともに、前記シートバックが、前記シェル体と、前記シートカバーと、前記カバー体を備え、
    前記取付け部が、前記シェル体の着座面側の端部をシート後方に曲げることで形成されるとともに、前記カバー体が、前記シェル体の端部を被覆可能でシート後方を臨む面側が曲面状であるトリム部を有し、
    前記挿設部を前記取付け部に挿設しつつ前記シェル体の端部を前記トリム部で被覆する構成とした請求項1又は2に記載の乗物用シート。
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