JP2015146001A - 投影装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】投影装置における安全性を向上させ、デスペックル素子を設けることなくレーザのコヒーレンシーに起因するスペックルを低減し、投射対象の形状に応じた画像の表示を行うことができる投影装置を提供する。【解決手段】複数の色の光を出射するレーザ光源10と、レーザ光源からの光を走査する走査手段25と、レーザ光源の発光タイミングを制御する制御部40とを各々備えたプロジェクタ1a,1bを複数有する投影装置であって、それぞれのプロジェクタ1a,1bは、赤外線を照射する赤外線光源(赤外線照射部31)と、赤外線光源から照射された光を受光する受光手段(赤外線検知部32)とを備え、それぞれの制御部40は、それぞれの受光手段で受光された光に基づいて、それぞれのレーザ光源の発光タイミングを制御することを特徴とする。これにより、投射対象の形状に応じた画像の表示を行うことが可能となる。【選択図】図1

Description

本発明は、投影装置に関し、特に赤外線光源と受光手段とを備え、複数のレーザプロジェクタを走査して投影面上に画像を投影する投影装置に関する。
近年、投影装置として携帯電話、ノートパソコン等の小型情報機器への接続が可能な小型のレーザプロジェクタが用いられている。このようなレーザプロジェクタは、光学系の小型化を図るため、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)ミラーが用いられることがある。このMEMSミラーに、半導体レーザ(以下、LDとすることがある)の出射する複数のレーザ光を2次元的に走査することによって、スクリーン等の投影面上に所定の情報を表示するように構成されている。
特許文献1には、複数のプロジェクタから映像を投影した際に、映像補正部において、重なり検出部の検出結果に基づいて、重なり領域に可視光映像が投影されるように、可視光映像の縮小や投影位置の移動を行う技術が開示されている。
特許文献2には、プロジェクタにおいて、投射対象である仮面上に複数のマーカーを設け、マーカーを用いて仮面の方向や位置などを予測して映像作成を行う技術が開示されている。
特開2012−255884号公報(第4−6ページ、図1、図6) 特開2000−352761号公報(第3−5ページ、図4−図7)
特許文献1に開示された技術は、重なり検出部の検出結果に基づいて、可視光映像の縮小や投影位置の移動を行っているが、映像の大きさや位置の移動を行っているのみであって、投射対象の形状等に応じた画像の表示を行っているわけではない。
特許文献2に開示された技術は、マーカーを用いて仮面の方向や位置などを予測して映像作成を行っており、前もって投射対象へマーカーを付けなければならなかった。
本発明の目的は、事前に投射対象物の形状を測定する必要がなく、表示する対象物が移動したり、立体物であったり、形状が変化した場合でも、距離や形状をリアルタイムで測定して、最適な表示を行うことができる投影装置を提供することである。
本発明に係る投影装置は、複数の色の光を出射するレーザ光源と、レーザ光源からの光を走査する走査手段と、レーザ光源の発光タイミングを制御する制御部とを各々備えたプロジェクタを複数有する投影装置であって、それぞれのプロジェクタは、赤外線を照射する赤外線光源と、赤外線光源からの照射された光を受光する受光手段とを備え、それぞれの制御部は、それぞれの受光手段で受光された光に基づいて、それぞれのレーザ光源の発光タイミングを制御することを特徴とする。
本発明に係る投影装置は、制御部が、各々のプロジェクタの発光タイミングの同期を取ることが好ましい。
本発明に係る投影装置は、レーザ光源から前記投影面までの距離を深度情報として検知
する検知部をさらに有し、制御部が深度情報に基づいて発光タイミングを制御することが好ましい。
本発明によれば、表示する対象物が移動したり、立体物であったりしても、距離や形状をリアルタイムで測定して、最適な表示を行うことができる投影装置を提供することができる。
本発明の実施形態の投影装置の投影の様子を示した模式図である。 レーザプロジェクタの構成を説明するための図である。 レーザプロジェクタに備えられているMEMSスキャナの概略図である。 フェルールとファイババンドルの説明図である。 SHG素子を用いたレーザダイオードの構成を示した図である。 2台のレーザプロジェクタを用いて、フレーム毎切り替えのときの画像取得タイミングチャートの例を示した図である。 同期回路方式を示した図である。
以下、図面に基づいて、本発明の実施形態について説明する。なお、本発明の技術的範囲はこれらの実施の形態に限定されるものではない。
図1は、本実施形態の投影装置を用いて手のひら上に投影した様子を示した模式図である。本実施形態の投影装置は、それぞれ赤外線光源(赤外線照射部31)と受光手段(赤外線検知部32)とを備えたレーザプロジェクタ1を並列に配置し、それぞれのレーザプロジェクタ1から赤外光を投射対象である手のひらに投射している。第1のレーザプロジェクタ1aはホスト側とされており、内部に図示しないタイミング制御手段を有している。また、第2のレーザプロジェクタ1bはスレーブ側とされており、ホスト側の第1のレーザプロジェクタ1aから同期信号等を受信して制御される。
そして、第1のレーザプロジェクタ1aの赤外線照射部31aから照射された赤外光は、手のひらで反射されて第1のレーザプロジェクタ1aの赤外線検知部32aで受光され、逆に、第2のレーザプロジェクタ1bの赤外線照射部31bから照射された赤外光は、手のひらで反射されて第2のレーザプロジェクタ1bの赤外線検知部32bで受光される。この両赤外線検知部32a,32bで検知された赤外光によって、投射対象物である手のひらの、レーザプロジェクタ1からの距離、及び、投射面となる手のひらの形状を同時に取得して、その結果を制御系にフィードバックして、形状に応じた最適な表示が得られるようにレーザ光源10からの発光を制御することで、投射対象物の距離や形状に応じた最適な表示を得ることが可能となる。
また、レーザプロジェクタ1a,1bと投射対象物との距離を取得する場合の赤外線照射部31a,31bと赤外線受光部32a,32bの照射と受光の組合せは、同一のレーザプロジェクタに配置されたものである必要は無く、あらかじめ各レーザプロジェクタ1a、1b間の赤外線照射部31a,31bと赤外線受光部32a,32bの相対的な照射位置の関係や距離が事前にわかっていれば、問題はない。
たとえば、第1のレーザプロジェクタ1aの赤外線照射部31aから照射され、手のひらで反射された赤外光を第2のレーザプロジェクタ1bの赤外線検知部32bで受光する場合であっても、投射対象物である手のひらと、レーザプロジェクタ1との距離、及び、投射対象物の形状を同時に取得することが可能となる。逆に、第2のレーザプロジェクタ1bの赤外線照射部31bから照射され、手のひらで反射された赤外光を第1のレーザプ
ロジェクタ1aの赤外線検知部32aで受光した場合であっても同様に、投射対象物との距離、及び、投射対象物の形状を同時に取得することが可能である。
図2は、それぞれのレーザプロジェクタ1の構成を説明するための図である。レーザプロジェクタ1は、レーザ光源10と、出射部20と、検知部30と、制御部40とを主要な構成要素として有する。レーザプロジェクタ1は、レーザ光源10から出射された各色のレーザ光を、フェルール23により束ねられた複数本のファイバ21からそれぞれ出力し、揺動するMEMSスキャナ25を介して2次元状に走査して、投影面50上に画像を投影する。
レーザ光源10は、赤(R)、緑(G)および青(B)の各色レーザ光を出射するレーザダイオード(LD)11、12および13を有する。レーザ光源10は、各レーザダイオード(LD)11、12および13の発光タイミングや発光強度などが、投影される画像の画像データ402、投射対象物の距離や形状に応じて制御部40からの光源制御データ403により制御される。このときに、2台のレーザプロジェクタ1からのレーザ光源10によって投影面50上に画像を投影するため、1台あたりのレーザ光源10の発光強度を低減することが可能となる。
出射部20は、レーザ光源10からの各色レーザ光を投影面50に向けて出射する。出射部20は、複数のファイバ21と、フェルール23と、投影レンズ24と、MEMSスキャナ25と、MEMSドライバ26と、遮蔽部29とを有する。
複数のファイバ21には、レーザ光源10からの各色レーザ光をそれぞれ伝送するファイバと、出射部20でのレーザ光の発光点から投影面50までの距離(以下、深度情報といい、符号404で表す)を検知するための赤外線を出力するファイバと、赤外線を出力するファイバから照射される赤外線の、投影面での反射光が入力される赤外線受光用ファイバが含まれる。以下では、レーザダイオード11、12および13からのR、GおよびBのレーザ光を伝送するファイバのことを、それぞれRファイバ、Gファイバ、Bファイバという。これらのファイバをまとめて、RGBファイバともいう。また、深度情報404を検知するための赤外線を出力するファイバのことをIRファイバ、赤外線を出力するファイバから照射される赤外線の、投影面での反射光が入力される赤外線受光用ファイバのことをPDファイバという。レーザプロジェクタ1は、Rファイバ、Gファイバ、Bファイバ、IRファイバを1本ずつ有し、PDファイバを複数本有する。
フェルール23は、固定具の一例であり、Rファイバ、Gファイバ、Bファイバ、IRファイバ、およびPDファイバを、レーザ光源10とは反対側の端部で束ねて固定する。RGBの各色レーザ光は、フェルール23の端部にある各ファイバ21の出射端面から出射され、赤外線は、IRファイバの出射端面から出射される。
投影レンズ24は、各ファイバ21の出射端面から出射された各色レーザ光がMEMSスキャナ25に照射されるように整形する。
走査手段であるMEMSスキャナ25は、MEMSドライバ26により、例えば水平方向および垂直方向に高速に揺動される。水平方向には、MEMSスキャナ25は例えば約20KHzで共振駆動され、その走査角は正弦波状に時間変化する。垂直方向には、MEMSスキャナ25は鋸波状の強制駆動により例えば60Hzで駆動され、その走査角は鋸波状に時間変化する。これにより、MEMSスキャナ25は、投影レンズ24からの各色レーザ光を投影面50上に2次元状に走査する。
MEMSドライバ26は、制御部40によるMEMS制御データ401に応じてMEMSスキャナ25を駆動し、MEMSスキャナ25を水平方向および垂直方向に高速に揺動させる。この駆動方式は、静電方式や、電磁方式、ピエゾ方式などのどれを用いてもよい
。また、水平走査と垂直走査で異なる駆動方式を組み合わせてもよい。
遮蔽部29は、矩形の開口を有する枠体であり、MEMSスキャナ25により走査されるレーザ光28の走査領域の周囲を遮光する。遮蔽部29の開口内を通過するレーザ光28が投影面50上に画像を表示する。
検知部30は、深度情報404を検知する。検知部30は、赤外線照射部31と、赤外線検知部32とを有する。赤外線照射部31は、IRファイバが対応し、赤外線検知部32は、PDファイバが対応する。検知部30は、例えばタイムオブフライト(TOF)方式を利用し、赤外線照射部31が赤外線を照射してから赤外線検知部32が反射光を受光するまでの光の飛行時間を計測することにより深度情報404を検知する。検知部30は、その深度情報404を制御部40に通知する。なお、本実施形態においては、検知部30をレーザ光源10とともに設けているが、赤外線検知部として近赤外カメラを用いる場合には、検知部をレーザ光源10とは別に設けるようにすることも可能である。
制御部40は、レーザプロジェクタ1の動作を制御する。制御部40は、CPU41と、RAM42と、ROM43と、I/O44とを有する。I/O44は、レーザ光源10、出射部20および検知部30の間でデータの受け渡しを行うためのインタフェースである。制御部40は、画像データ402および検知部30から取得した深度情報404に応じて、後述するようにレーザ光源10の発光タイミングを制御する。また、制御部40は、出射部20を制御してレーザ光を投影面50上に投影させる。また、図示していないが、レーザプロジェクタ1のうち、ホストとなるレーザプロジェクタ1には、内部にタイミング制御手段(図1を参照)を有し、スレーブとなるレーザプロジェクタ1に同期信号を送信する機能を有している。また、逆にスレーブとなるレーザプロジェクタ1には、制御部40にホストとなるレーザプロジェクタ1からの同期信号を受信する機能を有している。
レーザプロジェクタ1のうち、ホストとなる第1のレーザプロジェクタ1a内のタイミング制御手段60によって、スレーブとなる第2のレーザプロジェクタ1bに同期信号を送信することによって、第2のレーザプロジェクタ1bの走査位置や発光タイミングの制御を行っている。
図3は、各レーザプロジェクタ1に備えられているMEMSスキャナ25の概略を示した図である。MEMSスキャナ25は、反射面となる微小ミラー251がトーションバー252,253で支持された構造を有する。微小ミラー251は、トーションバー253が捻れることにより、軸254を中心軸として水平方向(X方向)に揺動する。これにより、微小ミラー251の反射面の法線がX方向に変化するため、微小ミラー251に入射するレーザ光の反射角がX方向に変化する。また、微小ミラー251は、トーションバー252が捻れることにより、軸254に直交する軸255を中心軸として垂直方向(Y方向)に揺動する。これにより、微小ミラー251の反射面の法線がY方向に変化するため、微小ミラー251に入射するレーザ光の反射角がY方向に変化する。このようにして、MEMSスキャナ25によりレーザ光は2次元状に走査される。
図4(A)〜図4(C)は、フェルール23とファイババンドルを説明するための図である。図4(A)は、フェルール23の破断斜視図である。図4(B)は、フェルール23により固定されるファイババンドルの断面図である。図4(C)は、図4(B)に示した各ファイバ21がどのファイバであるかを説明するための図である。
フェルール23は、例えばジルコニアにより円筒形に構成される。フェルール23は、図4(C)に示されているように、円筒形の貫通孔23aの中に、Rファイバ21r、G
ファイバ21g、Bファイバ21bをそれぞれ1本ずつと、IRファイバ1本、PDファイバを3本の、計7本のファイバを固定する。
PDファイバの本数は、受光の実効的な開口数を大きくし、受光量を増やす目的と、各ファイバを計7本として6方最密で束ねる目的で3本とした。しかし、受光量が十分であれば1本でも問題なく、余った2本のファイバを光学的な役割をもたないダミーファイバとして6方最密で束ねた構成としてもかまわない。
各ファイバ21は、コア211と、コアの周囲を覆うクラッド212とを有する。コア211は、ファイバ21の芯の中心に形成され、レーザ光を伝送する。クラッド212は、コア211の外周に形成され、コア211よりも屈折率が低い。RGBファイバのそれぞれには、図4(A)に示した端部と反対側の端部(図示せず)に、レーザダイオード11、12及び13が接続される。そして、図4(A)に示したRGBファイバのそれぞれの端部から、各色レーザ光が出射される。
これらの複数のファイバ21は、中心となるGファイバ21gを取り囲むように、他の6本のファイバが同心円状に配置される。さらに、Rファイバ21r、Gファイバ21gおよびBファイバ21bが、その同心円の直径上で図4(C)のA方向に並ぶように配置される。各ファイバ21の直径は略等しく、隣接する2つのコア211間の距離も略等しくなる。フェルール23は、こうした配置で束ねられたファイババンドルを固定する。なお、フェルール23はレーザプロジェクタ1に対して固定されている。すなわち、レーザプロジェクタごと(装置ごと)に、各ファイバ21の配置は固定されている。
このように、レーザプロジェクタ1では、RGBの各ファイバからの光を1本のファイバに結合するのではなく、RGBファイバを含む複数のファイバ21を単に束ねてファイババンドルとし、フェルール23で固定する。これにより、レーザプロジェクタ1では、融着されたファイバーコンバイナーで起こり得るファイバ相互間での影響に起因する損失を抑えて、レーザ光の利用効率を向上させる。
なお、フェルール23は、ステンレス鋼など他の材質で構成してもよい。また、フェルール23とは別の固定具を用いて上記のファイババンドルを固定してもよい。
次に、本発明の走査型投影表示装置に用いられるレーザ光源に関して説明する。
赤色レーザダイオード11および青色レーザダイオード13には直接発光型のレーザダイオードを使用し、緑色レーザダイオード12には励起用半導体レーザとSHG素子を用いたSHGレーザを使用しているが、3色とも直接発光型またはSHGレーザを用いてもよい。
図5は、SHG素子を用いた緑色を発光するレーザダイオード12であって、特に高集積度に実装された構成の緑色レーザダイオードを示す断面図である。
緑色レーザ光源ダイオードは、Siプラットホーム70上に励起用の近赤外LD71と導波路タイプのSHG素子73と光ファイバ75を搭載し、Siプラットホームの下面に熱伝導性の良い金属材料からなるベース部78を介して恒温ブロック79、例えば、ペルチェ素子が固着されている。近赤外LD71は幅広い発光スペクトルを有するSLD(Super Luminessence Diode)タイプのLDであり、グレーティング素子と組み合わせて外部共振回路を形成し、特定の波長でレーザ発振させて用いる。なお、Siプラットホーム70はベースとなるSi基板に配線パターン、ランド、ロジックLSI、温度センサ等を形成することができる。更に、光配線、回路となる導波路も形成してもよい。
緑色レーザダイオード12は、Siプラットホーム70の上面にLD71とSHG素子73がその各々の導波路72、74が光結合するように位置決め接合されている。そして、光ファイバ75もそのコア76とSHG素子73の導波路74と光結合するように位置決め接合されている。
LD71とSHG素子73は極めて近接して配置固着され、LD71の導波路72から出射する近赤外光は、SHG素子73の導波路74に直接光結合により入射し、導波路74内で緑色光に変換されてSHG素子73より出力される。出力された緑色光はさらに光ファイバ75のコア76に導かれる。一方、変換されずに透過した近赤外光が光ファイバ45に組み込んだFBG(Fiber Bragg Grating)型の反射素子77により反射して、LD71とFBG反射素子77で外部共振器を形成し、ここで選択的に反射された共振波長をSHG素子73に入射して変換効率を高めて緑色変換光が出射する。
次に、本発明の原理について説明する。
ファイババンドル型等の多重化構造とされたレーザ光源10及び出射部20から、RGB及び赤外線(NIR)の任意のパターンを同じエリアに投射できるように調整されたレーザプロジェクタ1を複数台、投射面50に対して設置する。レーザプロジェクタ1としては、MEMSスキャナ25を用いたものを用いるが、LCOSを用いることも可能である。
各レーザプロジェクタ1はM−ArrayなどのNIRの投射パターンをスクリーンや物体上に投射し、同一または他のレーザプロジェクタにおける検知部30の赤外線検知部32で取得して、検知部30において3角測量でデプスデータを計算できる機能を有している。また、3角測量法の代わりにIRファイバからの出射パルスをPDファイバで受光する時間を計測するTOF法を用いる構成としてもよい。
はじめに、ホストとなるレーザプロジェクタ1である第1のレーザプロジェクタ1aから投射面50の投射位置に基準点を投射する。投射面50としては、スクリーン対象物を用いることもできるし、本発明をバーチャルリモコンとして用いる場合には身近にある手のひらやテーブルトップを用いることもできる。また、投射面50としては、固定した平面や立体物で説明をしているが、投射面50の平面や立体物が移動するものであっても、後述するNIRパターンの投影及び取得、計算によって、幾何補正データを取得することが可能である。
次に、投射面50の投射位置に投射された基準点をスレーブとなるレーザプロジェクタ1である第2のレーザプロジェクタ1bに備えられたカメラで取得して、スレーブ側の基準点を設定する。この工程は、第1のレーザプロジェクタ1a及び第2のレーザプロジェクタ1bとがお互いの投射座標の位置関係を把握するために必要な工程である。
続いて、ホスト側の第1のレーザプロジェクタ1aがNIRパターンを投影し、その画像を検知部30において取得、計算することによって、デプスセンシングをおこない、深度情報404に関する幾何補正データを取得する。
次に、スレーブ側の第2のレーザプロジェクタ1bがNIRパターンを投影し、その画像を検知部30において取得、計算することによって、デプスセンシングをおこない、深度情報404に関する幾何補正データを取得する。
ホスト側の第1のレーザプロジェクタ1aにおいて幾何補正データによって幾何補正をおこなったグリッドパターンを投射面50に投射する。
次に、スレーブ側の第2のレーザプロジェクタ1bにおいて、ホスト側で投射されたグリッドパターンを取得する。
次に、スレーブ側で取得したホスト側で投射されたグリッドパターンに重なるようにスレーブ側のグリッドパターンを補正する。
ホスト側とスレーブ側の双方の補正パターンにより補正したRGB画像を投射面50に投射する。このとき、ホスト側の画像補正に用いるNIRパターンおよびスレーブ側の画像補正に用いるNIRパターンが混信しないようにホストとスレーブはNIRパターンの投射タイミングをずらす必要がある。このとき、同期信号を基準に時分割多重法によりNIRパターンを切り替えて、それぞれの画像補正を行う。
次に、2つのレーザプロジェクタ1a,1bからの時分割多重に基づく画像取得タイミングについてさらに詳しく説明する。図6は、2台のレーザプロジェクタ1a,1bを用いて、フレーム毎切り替えのときの画像取得タイミングチャートの例を示した図である。図6に示されているように、第1のフレーム80における第1のレーザプロジェクタ1aのIRファイバから照射されるNIRパターンの投射タイミングに合わせて、第1の赤外線感知部(第1NIRカメラ)で情報を取得する。そして、次の第2のフレーム81において第2のレーザプロジェクタのIRファイバから照射されるNIRパターンの投射タイミングに合わせて、第2の赤外線感知部(第2NIRカメラ)で情報を取得し、第3のフレーム82以降交互に繰り返される。
混信を防ぐために、第1のレーザプロジェクタの投射データは、たとえばMEMS方式においては、垂直側の強制振動側で同期を取ることとしている。これは、MEMS方式においては、MEMSの共振側の水平同期を2台のプロジェクタで完全に同期させることが難しいためである。そして、垂直ブランキング期間83に合わせて、別のレーザプロジェクタのIRファイバによるNIRパターン及び赤外線検知部(NIRカメラ)を切り替える。プロジェクタが3台以上の場合には、順次切り替えを行う。
また、通常はNIRカメラをMEMSプロジェクタと同期させることは困難であるため、プロジェクタよりフレーム周波数の早いNIRカメラで複数回サンプリングしたり、カメラは画像を撮り続け、画像をフレームバッファメモリに入れた後、プロジェクタの切り替えタイミングに合わせて、必要なデータをメモリから読み出すようにすることで対応する。
MEMSの強制振動側の垂直同期信号で各プロジェクタを同期させる方法としては、MEMS駆動回路の構成によって次の2種類が考えられる。一つは、基準となる同期信号発生器を備え、各プロジェクタの垂直同期信号をそろえて、順番を指示する制御装置を独立させた同期回路方式であり、もう一つは、ホストとなるプロジェクタを定め、このホストとなるプロジェクタから垂直同期信号と順番を指示するIDとを、各プロジェクタに信号として送信する方式である。
前者の方式はプロジェクタの台数が多い場合に好適であり、図7は、本実施形態の投影装置3台を用いて手のひら上に同期回路方式で投影した様子を示した模式図である。投影装置は、それぞれ赤外線光源(赤外線照射部31)と受光手段(赤外線検知部32)とを備えたレーザプロジェクタ1を並列に配置し、それぞれのレーザプロジェクタ1から赤外光を投射対象である手のひらに投射しており、独立した光無線式垂直同期信号制御装置90によって、各プロジェクタの垂直同期信号91をそろえて、RGB光および赤外光を投影する順番を指示している。
後者の方式はプロジェクタの台数が少ない場合に好適であり、図1はプロジェクタの台数が2台の場合を示している。図1のように、プロジェクタの台数が2台の場合には、一方がマスタ側、他方がスレーブ側として、マスタスレーブ方式として、ホスト側の垂直同期信号でスレーブ側の垂直同期を行う。3台を超えてつなぐ場合には、一つ前のスレーブ
側をホストとして順次つなぐこととする。このように順次台数を増やしていくことも可能ではあるが、台数が増えてくると同期信号に遅れが生じるおそれがあるため、全体で同期を取る同期回路方式とすることが望ましい。また、同期回路方式、マスタスレーブ方式のいずれの場合であっても、装置実装の自由度を考慮すると、RFや光方式等の無線同期システムで構成することが好ましい。
本実施形態の変形例として、一方のレーザプロジェクタ1を、他方のレーザプロジェクタ1に対して、水平同期信号をたとえば一画素分ずらすように同じ画像・映像を分割投影することもできる。これにより、MEMSの水平同期信号の周波数を上げることなく、レーザダイオードの駆動信号の周波数を上げることで、水平方向の解像度を向上することができる。MEMSは、機械的振動によって水平方向の共振周波数が決まるため、設計の自由度に制約があり、一方レーザダイオードは、電気的制御が可能なため、レーザダイオードの駆動周波数を上げることで高解像度化できる。この際、フレームとして同期が取れていれば画素を一画素ではなく所定量ずらした状態で走査してもよい。
本実施形態や変形例では、2台または3台のレーザプロジェクタ1から投影面50に投影を行っているが、さらに多くの台数のレーザプロジェクタ1を用いて投影面50に投影を行うようにすることもできる。
本実施形態や変形例においては、複数台のレーザプロジェクタから投影面に投影を行っているため、投影面に対し異なるレーザで角度ダイバシティーを行うことができるため、レーザのコヒーレンシーに起因するスペックルを軽減することが可能となる。また、複数台のレーザプロジェクタからのレーザ光によって画像を形成しているため、所定の光量を得るための1台あたりのレーザプロジェクタの光量を低減することができるため、万が一目に入った時などの安全性を向上させることができる。
1 レーザプロジェクタ
1a 第1のレーザプロジェクタ
1b 第2のレーザプロジェクタ
10 レーザ光源
11 赤色レーザダイオード
12 緑色レーザダイオード
13 青色レーザダイオード
20 出射部
21 ファイバ
211 コア
212 クラッド
23 フェルール
24 投影レンズ
25 MEMSスキャナ
251 微小ミラー
252 トーションバー
253 トーションバー
254 軸
255 軸
26 MEMSドライバ
28 レーザ光
30 検知部
31 赤外線照射部
32 赤外線検知部
40 制御部
41 CPU
42 RAM
43 ROM
44 I/O
50 投影面
51 投射点
70 Siプラットホーム
71 近赤外LD
72 導波路
73 SHG素子
74 導波路
75 光ファイバ
76 コア
77 FBG反射素子
78 ベース部
79 恒温ブロック

Claims (3)

  1. 複数の色の光を出射するレーザ光源と、前記レーザ光源からの光を走査する走査手段と、前記レーザ光源の発光タイミングを制御する制御部とを備えたプロジェクタを、複数有する投影装置であって、
    前記プロジェクタは、赤外線を照射する赤外線光源と、前記赤外線光源から照射された光を受光する受光手段とを備え、
    前記制御部は、前記受光手段で受光された光に基づいて、前記レーザ光源の発光タイミングを制御することを特徴とする投影装置。
  2. 前記制御部は、前記プロジェクタの発光タイミングの同期を取ることを特徴とする請求項1に記載の投影装置。
  3. 前記受光手段で受光された光に基づいて、深度情報として検知する検知部をさらに有し、
    前記制御部が、前記深度情報に基づいて前記発光タイミングを制御することを特徴とする請求項1又は2に記載の投影装置。
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