JP2015145020A - 回転式粉末圧縮成型装置の成型品排出装置 - Google Patents

回転式粉末圧縮成型装置の成型品排出装置 Download PDF

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Abstract

【課題】成型品の排出ロスを減らすことができるとともに、動作上の衝撃が少なく耐久性が高い回転式粉末圧縮成型装置の成型品排出装置を提供する。
【解決手段】成型品排出装置21は、固定スクレーパ25を回転盤に取付けられた臼6の臼孔の移動軌跡Pに交差して配置し、駆動モータ33に位置決めができる同期モータを用い、変換機構34は、駆動モータの回転軸に対して偏心する動力伝達部38を有して回転軸に連結された回転部材36と、回転部材の回転を往復運動に変換する変換部37を有し、変換部と可動スクレーパ35を接続する。可動スクレーパを固定スクレーパに対し回転盤の回転方向上流側に配設し、可動スクレーパが、臼から押出される圧縮成型品が当たるように移動軌跡Pと交差する使用位置と、臼から押出される圧縮成型品が当たらない退避位置にわたって、変換機構で往復移動する構成とした。
【選択図】図3

Description

本発明は、例えば錠剤を製造する回転式打錠装置等の回転式粉末圧縮成型装置において、下杵により回転盤の臼取付け部上に押し出される成型品を良品と不良品とに分けて回転盤の外に取出す成型品排出装置に関する。
回転式打錠装置が備える成型品排出装置には、エアノズル式成型品排出装置と、スクレーパ式成型品排出装置とが知られている。
エアノズル式成型品排出装置は、臼孔の移動軌跡と交差する固定スクレーパと、このスクレーパに対して回転盤の回転方向上流側に配置され回転盤の外に向けて適時空気を噴射するノズルとを有する(例えば、特許文献1参照。)。
この排出装置は、ノズルから噴射される空気と臼孔の移動軌跡とが交差する位置に、例えば良品に係る成型品から選別すべき成型品に係る不良品が回転盤の回転により移動されて来たときに、これにタイミングを合わせてノズルから空気を噴射する。それによって、不良品は吹き飛ばされ回転盤の外に排出される。良品が前記交差位置に移動されて来たときには、ノズルからの空気の噴射は行われないので、この後、良品は、前記交差位置に対して回転盤の回転方向下流側に設置された固定スクレーパに当る。それにより、良品は、下杵から分離され固定スクレーパで導かれ、回転盤の外に排出される。
スクレーパ式成型品排出装置は、臼孔の移動軌跡と交差する良品用スクレーパと、このスクレーパに対し回転盤の回転方向上流側に配置される不良品用スクレーパとを有する(例えば、特許文献2参照。)。
良品用スクレーパは動かないように固定されている。不良品用スクレーパはエアーシリンダに連結されている。このシリンダによって、不良品用スクレーパは、臼孔の移動軌跡と交差して成型品を回転盤外に取出す排出位置(使用位置)と、成型品の通過を許す通過位置(退避位置)とにわたって、往復移動される。このため、不良品用スクレーパを排出位置に配置させることで不良品を排出でき、不良品用スクレーパを通過位置に配置させることで良品用スクレーパにより良品を排出できる。
特開2010−260100号公報 特開2000−271793号公報
エアノズル式成型品排出装置でのノズルからの空気噴射は、空気導管に取付けられた電磁開閉弁の応答性の範囲で、高速対応が可能である。しかし、空気の噴射に伴って、前記交差位置及びその近傍に或る粉塵が粉末圧縮成型機の内部に飛散することは避けられない。これとともに、エアノズル式成型品排出装置は、固定スクレーパに対し回転盤の回転方向上流側で良品に係る成型品を取出すには不適当である。即ち、噴射された空気で吹き飛ばされた成型品(良品)が、この成型品を受ける排出案内部材に勢いよく衝突することを原因として、排出される成型品に割れや欠損などの損傷が与えられ、製品として使用できなくなる、という問題がある。この問題は、回転盤の回転速度を上げて生産能力を高めようとする程、空気の噴射圧力を高める必要があるので、より発生する蓋然性が高くなる。
スクレーパ式成型品排出装置は、エアノズル式成型品排出装置の前記不具合を解消できるが、エアーシリンダの応答動作が遅い。このことは、スクレーパ式成型品排出装置の駆動源にエアーシリンダに代えて電磁ソレノイドを用いた場合も同じである。
このため、成型品を高速で確実に排出すること、換言すれば、できるだけ少ない数(好ましくは1個)の成型品に限定して、これを排出することは著しく困難である。したがって、1個の不良品が発生する度に、排出対象の成型品を含む一群(通常少なくとも数個〜10数個)の成型品を排出せざるを得ず、排出ロスが大きいために生産性が低下する。
回転式粉末圧縮成型装置は、回転盤の回転速度を上げることで、生産性を高める(例えば、毎分5000錠を生産する)ことが望まれている。しかし、そのために、駆動源例えばエアーシリンダの応答速度を高めたとすると、エアーシリンダの動作上の衝撃が過大になる蓋然性が高い。この衝撃は、エアーシリンダの行限時(ピストンが動き始めてから所定のストロークを動き切った時点)、及び戻り限時(ピストンが復動し始めてから所定のストロークを動き切った時点)に発生する。
エアーシリンダなどの駆動源の衝撃が過大である場合、スクレーパ式成型品排出装置に使用されている部品の破損や摩耗が起こり易くなるとともに、締結ねじが緩み易くなる等により、排出動作が不良となる蓋然性が高まる。それにより、スクレーパ式成型品排出装置の調整やメンテナンス性さらには耐久性が低下するなどの弊害が考えられる。
したがって、本発明の目的は、成型品の排出ロスを減らすことができるとともに、動作上の衝撃が少なく耐久性の高い回転式粉末圧縮成型装置の成型品排出装置を提供することにある。
前記の課題を解決するために、本発明の回転式粉末圧縮成型装置の成型品排出装置は、固定スクレーパ、駆動モータ、変換機構、及び可動スクレーパを備える。固定スクレーパを回転盤に取付けられた臼の臼孔の移動軌跡に交差して配置する。駆動モータに位置決めができる同期モータを用いる。変換機構は、駆動モータの回転軸に対して偏心する動力伝達部を有して回転軸に連結された回転部材と、回転部材の回転を往復運動に変換する変換部を有する。変換部と可動スクレーパとを接続する。可動スクレーパを固定スクレーパに対し回転盤の回転方向上流側に配設する。可動スクレーパが、臼から押出される圧縮成型品が当たるように臼孔の移動軌跡と交差する使用位置と、臼から押出される圧縮成型品が当たらない退避位置にわたって、変換機構で往復移動されることを特徴としている。
本発明によれば、成型品の排出ロスを減らすことができるとともに、動作上の衝撃が少なく耐久性の高い回転式粉末圧縮成型装置の成型品排出装置を提供できる、という効果を奏する。
本発明の第1の実施の形態に係る成型品排出装置を備える回転式打錠装置の一部を展開し概略的に示す図である。 本発明の第1の実施の形態に係る成型品排出装置を回転盤の一部とともに示す断面図である。 図2中F3−F3線に沿って示す断面図である。 図2の成型品排出装置が備える回転部材の動力伝達部の速度線図である。 本発明の第2の実施の形態に係る成型品排出装置を回転盤の一部とともに示す断面図である。 図5中F6−F6線に沿って示す断面図である。
以下、本発明の第1の実施の形態について、図1〜図4を参照して詳細に説明する。
図1に示すように圧縮成型品として例えば錠剤を製造する回転式粉末圧縮成型装置(以下成型装置と略称する。)例えば回転式の打錠装置1は、回転式の粉末圧縮成型機例えば回転式の打錠機2と、制御盤3等を備えている。
打錠機2は、成型機フレーム(図示しない)内に配置された回転盤5を備える。回転盤5は臼取付け部5aを有し、この臼取付け部5aに複数の臼6が回転盤5の周方向に一定間隔で取付けられている。これら臼6の上面の高さは臼取付け部5aの上面と同じである。
打錠機2は粉末供給器(図示しない)を備える。粉末供給器は、その下面開ロを臼取付け部5aの上面に至近距離で対向させて打錠機2の粉末供給位置に配置されている。回転盤5の回転により臼6が粉末供給器の下面開口に臨んで通過することにより、粉末供給器内の粉末が臼6の臼孔に供給(充填)される。
打錠機2は、各臼6の夫々に個別に対応して配設された上杵7と下杵8を備える。これら上杵7と下杵8は図示しない案内軌道により上下動可能である。
上杵7の杵先部(下端部)は臼6の臼孔にその上方から挿脱される。下杵8の杵端部(上端部)は、臼6の臼孔に下方から上向きに挿入された状態を保持し、臼孔の底をなす。これら上杵7と下杵8は、回転盤5の回転に伴って打錠機2が備える図示しない各種の案内軌道等を摺動し、それにより、粉末供給時や圧縮成型時等に軸線方向(上下方向)に必要量動かされる。
打錠機2は、粉末供給位置において下杵8の下端が摺動する質量調節軌道(図示しない)を備える。質量調節軌道は、臼取付け部5aの下方に配設され、図示しない軌道昇降機構により昇降される。軌道昇降機構は、後述の杵先間隔調節機構と同様な構成である。
図1に示すように打錠機2は、その圧縮成型位置に配設された上下の圧縮ロール11,12を備える。圧縮成型位置は、粉末供給器を基準に回転盤5の回転方向下流側に設定される。なお、回転盤5の回転方向を図3中符号Dで示す。上側の圧縮ロール11は臼取付け部5aの上方に配置され、下側の圧縮ロール12は臼取付け部5aの下方に配置されている。圧縮ロール11,12は、これらの間を上杵7と下杵8が通過しようとする際に、これら上杵7と下杵8を互に近付く方向に移動させ、臼6内の粉末を圧縮成型するために設けられている。
上側の圧縮ロール11は例えば上下方向に移動されないように保持されている。下側の圧縮ロール12は、ロール支持体13に回転自在に支持され、このロール支持体13とともに杵先間隔調節機構14により昇降可能である。
図1に示すように杵先間隔調節機構14は、圧縮ロール11,12間を通過しようとする上杵7と下杵8との間の杵先間隔を変更するために設けられている。この杵先間隔調節機構14は、例えばサーボモータからなるロール昇降用モータ14aと、昇降軸14bと、歯車14cと、駆動歯車14dを有する。
ロール昇降用モータ14aの駆動は、制御盤3が有する後述の制御装置61の杵先間隔制御部によって制御される。
後述する制御装置61は、ロール昇降用モータ14aが有するロータリー式のエンコーダによるロール昇降用モータ14aの回転量の検出を基に、下側の圧縮ロール12の高さ、したがって、圧縮成型時の下杵8の高さ、ひいては圧縮ロール11,12間を通過しようとする下杵8と上杵7との間の杵先間隔を知ることが可能である。
昇降軸14bは、その上端部に配設された圧力センサ15を介してロール支持体13を下方から支持し、図示しないガイドに沿って昇降される。歯車14cは内周歯車部及び外周歯車部を有し、その内周歯車部は昇降軸14bの下部に形成された雄ねじ部に噛み合わされている。駆動歯車14dは、歯車14cの外周歯車部に噛み合わされ、ロール昇降用モータ14aにより回転される。
したがって、杵先間隔調節機構14のロール昇降用モータ14aの正逆回転に従い、昇降軸14b及びロール支持体13とともに下側の圧縮ロール12が昇降される。これに伴って下杵8の高さが調整される結果、圧縮成型位置での杵先間隔が変更される。なお、この杵先間隔調節機構は、打錠機2が厚み一定の錠剤を製造するものである場合、省略される。
圧力センサ15は、圧縮成型時の成型圧力を検出するために、例えばロール支持体13と昇降軸14bとで上下から挟設されている。圧力センサ15には、それに加わる成型圧力を電気量に変換するロードセル等を好適に使用できる。圧力センサ15は既述のように昇降軸14bの上端に固定され、その受圧端15aでロール支持体13の下面を受ける。この圧力センサ15から出力される電気信号(成型圧力のデータ)は、後述する制御装置61に供給される。
各種の案内軌道の中には、図1に示す突上げ軌道16が含まれている。突上げ軌道16は下側の圧縮ロール12と前記図示しない低下軌道との間で、圧縮ロール12に対して回転盤5の回転方向下流側に配置される。この突上げ軌道16で下杵8が上昇されることにより、次に説明する排出装置21が配置される打錠機2の排出位置において、圧縮成型された錠剤が臼6の臼孔から上向きに押し出される。
排出位置は、圧縮成型位置に対し回転盤5の回転方向下流側でかつ粉末供給位置の上流側に設定される。この排出位置に配置された排出装置21により、打錠機2が製造した錠剤が回転盤5外に排出される。排出装置21は、前記成型機フレームなどの固定部材に、図示しない中継部材を介して支持される。
排出装置21は、図2及び図3に示す第1排出モジュール22と、第2排出モジュール31を備える。
第1排出モジュール22は、固定スクレーパ25と、側壁26,28と、底壁27,29を有する。
固定スクレーパ25は、臼6が有する臼孔の移動軌跡P(図3参照)と斜めに交叉している。なお、移動軌跡Pは、説明の都合上図3では臼孔の中心を通る線で描いたが、実際には臼孔の直径に相当する幅を有する。固定スクレーパ25は、移動軌跡Pとの交差点を基準に、臼取付け部5aの外部に向かうに従い、回転盤5の回転方向下流側に次第に斜めとなって臼取付け部5aの外部に突出されている。
固定スクレーパ25の一部は、臼取付け部5a上面に対して直角となるように設けられ、その下端は臼取付け部5a上面に至近距離で対向されている。この固定スクレーパ25の前記一部は、回転盤5の回転方向上流側に曲がった先端部25aを有する。先端部25aは、移動軌跡Pで囲まれた領域(図3では移動軌跡Pより左側の領域)に設けられている。この先端部25aは、固定スクレーパ25の内側面に当たって排出される錠剤が飛び跳ねた場合に、この錠剤が移動軌跡Pで囲まれた領域に誤って入り込むことを防止する。しかし、この先端部25aは省略することも可能である。
側壁26(なお、第1実施形態では、後述する側壁28と識別するため、以後、第1側壁26と称する。)は、固定スクレーパ25に対して回転盤5の回転方向上流側に、固定スクレーパ25と対向して配置される。この第1側壁26の先端は、移動軌跡Pに達することなくこの移動軌跡Pで囲まれた領域の外側に位置されている。第1側壁26は、臼取付け部5aの外部に向かうに従い、回転盤5の回転方向下流側に次第に斜めとなって臼取付け部5aの外部に突出されている。
第1側壁26は、固定スクレーパ25と平行であることが好ましい。第1側壁26の一部は、臼取付け部5a上面に対して直角となるように設けられ、その下端は臼取付け部5a上面に至近距離で対向されている。第1側壁26の先端は、固定スクレーパ25の先端部25aに対して錠剤の通過が可能となるように離れている。
底壁27(なお、第1実施形態では、後述する底壁29と識別するため、以後、第1底壁27と称する。)は、臼取付け部5aの外部で固定スクレーパ25と側壁26とにわたって設けられている。第1底壁27は臼取付け部5aから遠ざかるに従い次第に下がるように傾斜されている。この第1底壁27と、固定スクレーパ25と、側壁26とは、排出装置21が有するシュート状の下流側排出路21a(図3参照)を区画している。
第1実施形態において排出装置21はシュート状の上流側排出路21b(図2及び図3参照)を更に有する。上流側排出路21bは、第1側壁26と、側壁28(なお、第1実施形態では、第1側壁26と識別するため、以後、第2側壁28と称する。)と、底壁29(なお、第1実施形態では、第1底壁27と識別するため、以後、第2底壁29と称する。)とで区画されている。
第2側壁28は、第1側壁26に対して回転盤5の回転方向上流側に、第1側壁26と対向して配置されている。これにより、第1実施形態において第1側壁26は、下流側排出路21aと上流側排出路21bとを仕切る隔壁を兼ねている。この第2側壁28は臼取付け部5aの上側に配置されることなく臼取付け部5aの周面5bに近接している。
第2底壁29は、臼取付け部5aの外部で第1側壁26と第2側壁28とにわたって設けられている。それにより、第2底壁29は、第1底壁27に対して回転盤5の回転方向上流側に、第1底壁27に連続して配置されている。これとともに、第2底壁29は図2に示すように臼取付け部5aから遠ざかるに従い次第に下がるように傾斜されている。
第1実施形態において下流側排出路21aは、上方に開放された溝構造であるが、固定スクレーパ25と第1側壁26とにわたる天井壁(図示しない)を設けることによってトンネル構造とすることが可能である。この場合、天井壁は、固定スクレーパ25の先端部25a及び第1側壁26の先端を覆って設けることが好ましい。それにより、固定スクレーパ25に当たって排出される錠剤(粉末圧縮成型品)が、飛び跳ねた場合に、その錠剤が排出装置21の下流側排出路21a外に誤って飛び出ることを防止できる。
同様に、第1実施形態において上流側排出路21bも上方に開放された溝構造であるが、第1側壁26と第2側壁28にわたる天井壁(図示しない)を設けることによってトンネル構造とすることが可能である。この天井壁により、第1側壁26に当たって排出される錠剤(粉末圧縮成型品)が、飛び跳ねた場合に、その錠剤が排出装置21の上流側排出路21b外に誤って飛び出ることを防止できる。
なお、排出装置21の第1排出モジュール22は例えば合成樹脂で一体に成形されている。しかし、第1排出モジュール22は、別々に成型された上流側排出路21bと下流側排出路21aとを連結して形成することもできる。また、排出装置21の上流側排出路21bと下流側排出路21aとは独立し互いに間隔を置いて配置されていてもよい。
第2排出モジュール31は、ベース32と、駆動モータ33と、変換機構34と、可動スクレーパ35とを備える。
ベース32は、前記成型機フレームなどの固定部材に、図示しない中継部材を介して支持される。このベース32は、臼取付け部5aの外部でかつ側方に配置される。
駆動モータ33はベース32に支持されている。駆動モータ33は位置決めができる電動式の同期モータからなる。同期モータとして、サーボモータとステッピングモータを挙げることができるが、第1実施形態の場合、ステッピングモータに対し、より高速応答性に優れるサーボモータを採用している。この駆動モータ33は、不良品T2が後述する可動スクレーパ35の下側に移動されて来たタイミングに合わせて、可動スクレーパ35を1往復させる毎に、例えば360°回転(1回転)されることが望ましく、それにより、駆動モータ33は一方向にのみ回転される。
変換機構34は、回転部材36と、変換部37を備える。この変換機構34はねじなどの締結部品を使用することなく組立てられている。
回転部材36は例えば円盤からなる。回転部材36の中央部は駆動モータ33の回転軸33aに連結されている。この回転部材36は、回転軸33aに対して偏心して設けられた動力伝達部38を有する。第1実施形態において、動力伝達部38は、例えば回転部材36にこれから突出して取付けられた偏心軸で形成されている。したがって、第1実施形態において回転部材36は、カム部材、具体的には偏心カムをなしている。
偏心軸(動力伝達部38)は円形の周面を有している。図1〜図3中符号Eは動力伝達部38の回転軸33aの中心に対する偏心距離を示している。動力伝達部38は偏心距離Eを半径として回転される。
なお、回転部材36は、一端部が回転軸33aに連結されるとともに、他端部に動力伝達部38となる偏心軸が突設されたアームで形成することも可能である。動力伝達部38を回転部材36に形成されたカム溝とすることによって、回転部材36を円形の溝カム(偏心カム)とすることも可能である。この場合、溝カムは、その中心を回転軸33aの中心から偏心距離Eを隔てて回転部材36に形成される。
変換部37は、ガイド部材41と、スライド軸42と、従動部材43とを有する。
ガイド部材41はベース32に支持される。ガイド部材41は、少なくとも一つの軸受、例えば二個のボール軸受41aを有している。スライド軸42は、真っ直ぐであり、ボール軸受41aと同数用いられている。これらスライド軸42は、移動軌跡Pと直角に交差する方向に直線状(真っ直ぐを含む)に往復移動できるようにボール軸受41aに支持されているとともに、ガイド部材41を貫通して互いに平行に配置されている。ガイド部材41から臼取付け部5a側に突出されたスライド軸42の端同士は、接続ブロック44で連結されている。
従動部材43は、接続ブロック44と反対側にガイド部材41から突出されたスライド軸42の端同士を連結しており、スライド軸42と一体に移動される。
従動部材43は例えばカムフォロアである。この従動部材43は係合部としてカム溝43aを有する。カム溝43aはスライド軸42の移動方向と直交する方向に延びる長孔からなる。このカム溝43aの一部を区画した互いに平行な溝側面43b,43cの離間寸法、つまり、カム溝43aの幅は動力伝達部38の直径に等しい。なお、カム溝43aは従動部材43をその厚み方向に貫通して形成されているが、貫通されない穴(溝)構造であっても差し支えない。
このカム溝43aに動力伝達部38が挿入して係合されている。ここで、カム溝43aと動力伝達部38とは、互いの係合位置を回転部材36の回転により相対的に変えることが許容される関係に係合されている。なお、既述したように動力伝達部38が溝カムからなる場合、従動部材43は、動力伝達部38をなす溝カムに挿入して係合される円形の軸で形成すればよい。
可動スクレーパ35は、変換部37に接続されることにより、固定スクレーパ25に対し回転盤5の回転方向上流側に配設されている。具体的には、変換部37が有する接続ブロック44に支持されている。可動スクレーパ35はスクレーパ壁部35aを有する。このスクレーパ壁部35a以外の可動スクレーパ35の部位は、水平な板部であり、下杵8により臼6上に押し出された錠剤の高さ以上の距離を隔てて、臼取付け部5aの上方に配設されている。したがって、臼6から押し出された錠剤は、前記水平な板部の下側を通過可能である。
図2に示すようにスクレーパ壁部35aは、可動スクレーパ35の例えば先端部を下向きに折れ曲げて形成されている。このスクレーパ壁部35aの下端は、錠剤を臼6上に押し出した下杵8の先端部と干渉しない程度に臼取付け部5aの上面に接近されている。
スクレーパ壁部35aは、例えば平面視円弧状に湾曲されているが、斜状であってもよい。それによって、スクレーパ壁部35aは、固定スクレーパ25から最も遠いスクレーパ壁部35aの端(換言すれば、回転盤5の回転方向上流側に位置された端)35a1から固定スクレーパ25から最も近いスクレーパ壁部35aの端(換言すれば、回転盤5の回転方向下流側に位置された端)35a2に向かうに従い、臼取付け部5aの周面5bに近づけられている。
可動スクレーパ35は、変換機構34により使用位置と退避位置とにわたって往復移動される。これとともに、可動スクレーパ35は、変換機構34が停止されている状態では使用位置に保持され、変換機構34が動作された場合、一時的に退避位置に配置される。
可動スクレーパ35が使用位置に配置された場合、スクレーパ壁部35aは、これに臼6から押し出される錠剤が当るように移動軌跡Pと交差して配置される。この状態で、スクレーパ壁部35aの端35a1は移動軌跡Pで囲まれる領域に位置される。これとともに、スクレーパ壁部35aの端35a2は、移動軌跡Pで囲まれる領域の外に位置され、かつ、前記上流側排出路21bに臨んだ第1側壁26の側面26aに連続するように位置される。
可動スクレーパ35が退避位置に配置された場合、そのスクレーパ壁部35aは、臼6から押し出される錠剤が当たらないように例えば移動軌跡Pで囲まれる領域に配置される。したがって、この状態で、スクレーパ壁部35aの端35a1,35a2は前記領域内に位置される。これとともに、スクレーパ壁部35aの端35a2は、固定スクレーパ25の先端部25aと第1側壁26との間に対する錠剤の通過を妨げることがないように、先端部25aに回転盤5の回転方向上流側から接近して位置される。
なお、第1実施形態で、変換機構34は可動スクレーパ35を水平に往復移動させたが、これに代えて、変換機構34をそのスライド軸42が上下に延びるように配設して、可動スクレーパ35を上下に往復移動させてもよい。この場合、平面的に見て、使用位置でも退避位置でもスクレーパ壁部35aは移動軌跡Pと交差するが、使用位置に移動された可動スクレーパ35のスクレーパ壁部35aの下端は、臼6から押し出された錠剤の上端より下がった状態に配置され、退避位置に移動された可動スクレーパ35のスクレーパ壁部35aの下端は、臼6から押し出された錠剤の上端より上方に上がった状態に配置される。
前記打錠機2の運転全般の制御を担う制御盤3は、マイクロコンピュータ等を備えて図示しない制御盤筐体に内蔵された制御装置61、及び前記制御盤筐体の表面等に露出されたタッチパネル式の入力装置(図示しない)を備える。制御装置61が有するメモリに、各種の制御プログラムや制御用データ等が予め記憶されている。
図1に示すように制御装置61は、圧力制御部61a、良否判定部61b、及び杵先間隔制御部61cなどを有する。
圧力制御部61aは、圧力センサ15が検出した所定数の成型圧力を平均化するとともに、それにより得た平均成型圧力と、圧力制御部61aに設定された上限と下限を有する制御圧力値とを比較する。この比較において平均成型圧力が制御圧力値から外れた場合、制御装置61は、演算により求めた制御出力で錠剤の質量を変更させるために軌道昇降機構を動作させる制御を担う。それにより、錠剤の成型圧力が制御圧力値となるように質量調節軌道が昇降されて、臼6への粉末の充填深さを規定する下杵8の高さ位置を変更する制御(フィードバック制御:FBC)が行われる。
良否判定部61bは、個々の成型品の圧縮成型の都度、圧力センサ15が検出する成型圧力と、良否判定部61bに設定された成型品質量の規格範囲に相当する圧力範囲、つまり、上限と下限を有する圧力基準値とを比較する。この比較により、成型圧力が圧力基準値から外れた場合、駆動モータ33に対する制御信号、例えば回転軸33aが1回転されるように駆動モータ33を駆動するパルス信号を出力する。
杵先間隔制御部61cは、例えば、指定の錠剤厚みが制御盤3に入力された場合、入力された錠剤厚みに応じた厚み制御信号を杵先間隔調節機構14のロール昇降用モータ14aに出力する。それによって、下側の圧縮ロール12及び下杵8が上昇または下降され、上杵7と下杵8との離間距離(杵先間隔)が、指定の錠剤厚みとなるように調節される。
制御装置61の制御で、図示しない回転盤駆動装置を介して回転盤5が回転駆動されることにより、錠剤が製造される。
簡単に説明すれば、まず、粉末供給位置で臼6内に取込まれた粉末は、質量調節軌道の高さに応じて所定量に秤量される。次に、圧縮成型位置で、臼6とともに上杵7と下杵8が、上側の圧縮ロール11と下側の圧縮ロール12との間を通過するに伴い、臼6内の粉末が圧縮される。
このとき、圧縮成型に伴い圧力センサ15から出力される成型圧力は、制御装置61の良否判定部61bで圧力基準値と比較される。ここで、圧力基準値内の成型圧力で製造された錠剤は良品に係る錠剤(以下、良品T1と略称する。)と判定され、圧力基準値から外れた成型圧力で製造された錠剤は不良品に係る錠剤(以下、不良品T2と略称する。)と判定される。これとともに、圧縮成型に伴い圧力センサ15から出力される成型圧力は、制御装置61の圧力制御部61aで平均化され、その平均成型圧力と制御圧力値とが比較され、この比較に基づき必要に応じてFBCが引き続いて行われる。
この後、上杵7が臼6から抜けて上方へ移動された状態で、排出装置21が配置された排出位置において突上げ軌道16が下杵8を上昇させるに伴い、圧縮成型された錠剤が臼6から押出される。なお、このとき、下杵8の上端は臼6の上面と略同じ高さに達する。
この状態で下杵8上の良品T1は、排出装置21の可動スクレーパ35に当って下杵8上から外され、上流側排出路21bを通って回転盤5の臼取付け部5a外に排出される。また、下杵8上の不良品T2は、排出装置21の固定スクレーパ25に当って下杵8上から外され、下流側排出路21aを通って回転盤5の臼取付け部5a外に排出される。
錠剤が排出された臼6は再び粉末供給位置に移動されるので、この後、既述した錠剤の製造動作が繰り返される。
次に、良品T1と不良品T2とを選別して排出させる排出装置21の作動を説明する。
製造される錠剤が成型圧力に基づき良否判定部61bで良品T1と判定された場合、排出装置21の変換機構34は停止状態にあり、可動スクレーパ35は使用位置に保持されている。このため、回転盤5の回転に伴い排出装置21に移動された良品T1は、可動スクレーパ35のスクレーパ壁部35aに当たる。それにより、下杵8上から外された錠剤は、臼孔の回転軌跡Pに対して斜状に交差しているスクレーパ壁部35aに沿って臼取付け部5a外に導かれ、第1側壁26と第2側壁28との間の上流側排出路21bを通って排出される。
この場合、可動スクレーパ35は、その使用位置に良品T1が到達する前に静止状態にあるので、良品T1が下杵8上から外される力は、回転盤5の回転力のみに基づく。これにより、下杵8上から外される良品T1に不要な力が作用しない。したがって、良品T1が下杵8から外される際の衝撃が大きくなって、良品T1が勢い良く飛び跳ねることが抑制されるとともに、下杵8から外された良品T1の飛び跳ねた場合にも、思わぬ方向に飛び跳ねることが抑制されるので、良品T1を破損させることなく適正な挙動で排出させることが可能である。
なお、可動スクレーパ35が退避位置から使用位置に移動される途中に、スクレーパ壁部35aに下杵8上の良品T1が当たったとした場合、移動途中の可動スクレーパ35の移動速度を原因として、下杵8上から外される良品T1に不要な力が作用する。
また、製造される錠剤が成型圧力に基づき良否判定部61bで不良品T2と判定された場合、排出装置21が有する駆動モータ33を360°回転させるパルス信号を制御装置61が出力する。それにより、駆動モータ33の回転軸33aの回転運動を可動スクレーパ35の真っ直ぐな往復運動に変換する変換機構34が動作され、可動スクレーパ35が使用位置から退避位置に移動された後に再び使用位置に戻される。
即ち、回転軸33aが、図3において例えば時計回りに回転され、回転開始から180°回転されるに伴い、偏心距離Eに基づく距離(この距離を往動ストロークと称するとともに、第1実施形態では偏心距離Eの2倍に相当する距離である。)、従動部材43が回転盤5の中心に向けて移動されて、変換機構34は実線で示す状態から二点鎖線で示す状態となる。この場合、従動部材43のカム溝43aを区画した互いに平行な溝側面43b,43cのうちで可動スクレーパ35に近い方の溝側面43bが、動力伝達部38で押されることで、前記往動ストロークが得られる。従動部材43の動き(往動)によって、スライド軸42及び接続ブロック44を介して可動スクレーパ35が、往動する従動部材43と同方向に同距離移動されるので、可動スクレーパ35が使用位置から退避位置に移動される。
引き続き、回転軸33aが更に180°時計回りに回転されるに伴い、偏心距離Eに基づく距離(この距離を復動ストロークと称するとともに、第1実施形態では偏心距離Eの2倍に相当する距離である。)、従動部材43が回転盤5の外部に向けて移動されて、変換機構34は図3において二点鎖線で示す状態から実線で示す状態となる。この場合、可動スクレーパ35から遠い方の溝側面43cが動力伝達部38で押されることで、前記復動ストロークが得られる。こうした従動部材43の動き(復動)によって、スライド軸42及び接続ブロック44を介して可動スクレーパ35が、復動する従動部材43と同方向に同距離移動されるので、可動スクレーパ35が退避位置から使用位置に移動され、駆動前の元の位置に復帰する。
このような可動スクレーパ35の往復の移動量は偏心距離Eの2倍に正確に規定される。そして、この可動スクレーパ35の往復移動において、回転軸33aがその回転開始から180°前後(例えば、140°〜230°の角度範囲)に回転された状態では、可動スクレーパ35のスクレーパ壁部35aは、臼孔の移動軌跡Pに交差されなくなり、スクレーパ壁部35aの下流側の端35a2は移動軌跡Pで囲まれた領域に位置される。この状態にタイミングを合わせて、不良品T2が排出装置21に移動される。
そのため、不良品T2は、スクレーパ壁部35aに当ることなく、可動スクレーパ35の下側を通過する。それにより、不良品T2は、可動スクレーパ35で排出されることなく、固定スクレーパ25の先端部25aと第1側壁26の先端部との間を通って、可動スクレーパ35に対し回転盤5の回転方向下流側に配置された固定スクレーパ25に向けて移動される。
したがって、不良品T2は固定スクレーパ25に当たる。それにより、下杵8上から外された不良品T2は、固定スクレーパ25により臼取付け部5a外に導かれ、この固定スクレーパ25と第1側壁26との間の下流側排出路21aを通って排出される。
以上のように良品T1と不良品T2を選別して排出する排出装置21の駆動源である駆動モータ33には、高速応答性に優れるサーボモータが用いられている。しかも、変換機構34が有する変換部37は、可動スクレーパ35が接続されて可動スクレーパ35が往復する方向にまっすぐに往復移動されスライド軸42と、このスライド軸42の往復移動をガイドするガイド部材41と、スライド軸42に連結されて動力伝達部38と係合された従動部材43と、を有した構成であり、動力伝達部38と従動部材43とは、互いの係合位置を回転部材36の回転により相対的に変えることを許容できる関係に係合されている。この変換部37によれば、既述のように回転軸33aに対する動力伝達部38の偏心回転が直接にスライド軸42の往復移動に変換されるため、動作上の無駄がなく高速応答性に優れる。
したがって、排出装置21は、非常に短い時間で可動スクレーパ35を往復移動させることが可能であり、例えば毎分5000錠以上の製造能力を有する打錠装置1の排出装置21として好適であるため、排出装置21は、極少数(排出目標とする1錠の不良品T2ないしはこの不良品T2を含む数錠)の不良品T2を選別して排出することが可能である。このため、錠剤の排出ロスを減らすことができるとともに、不良品T2は可動スクレーパ35の下側を通って固定スクレーパ25で排出されるので、排出される良品T1中に不良品T2が混じることを防止できる。
更に、不良品T2を排出する固定スクレーパ25に対し回転盤5の回転方向上流側に配設された可動スクレーパ35で良品T1を排出するので、エアノズル式成型品排出装置で良品を排出する場合に比較して、打錠機2内での粉塵の飛散がないとともに、排出に伴う良品T1の割れや欠けなどの損傷を回避することができる。
本実施形態の打錠装置1による錠剤の製造は、良品T1の製造が基本である。この打錠装置1が備える排出装置21で良品T1を排出する可動スクレーパ35は、良否判定部61bで不良品T2が判定されることに基づいて退避位置に配置されるが、通常は使用位置に保持されている。このため、不良品T2を可動スクレーパ35で排出するとともに良品T1を固定スクレーパ25で排出する場合よりも、駆動モータ33の動作回数が少ない。それにより、駆動モータ33の耐久性が高められる。その上、駆動モータ33の動作回数が少ないことで、変換機構34をなす各部材の摩耗が少なくなるとともに、この変換機構34の動作に伴って緩む可能性がある締結部品を変換部37が有しないので、変換機構34の耐久性も高められる。
既述のように排出装置21は、可動スクレーパ35を使用位置と退避位置とにわたって往復移動させることで、良品T1と不良品T2とを選別し排出している。この場合、動力伝達部38の偏心回転を変換機構34による運動変換作用で可動スクレーパ35の往復運動に変換しているので、回転軸33aが360°回転された時の動力伝達部38及び可動スクレーパ35の速度曲線は図4に示される。
図4において、縦軸は動力伝達部38(ひいては可動スクレーパ35)の移動速度を示し、横軸は可動スクレーパ35の移動距離(ストローク)、すなわち、動力伝達部38の回転角度を示している。これとともに、図4において、C1〜C6は、速度曲線の曲がり方が逆に変わる点、即ち変曲点を示している。
図4の速度線図から明らかなように原点(0°の位置)から変曲点C1間及び行限(180°の位置)から変曲点C4間では、速度Vが0から緩やかに増加して変曲点C1又は変曲点C4に達する(以下、この速度変化を本明細書ではスロースタートと称する。)。この逆に、ある速度となっている変曲点C3(135°の位置)から行限(180°の位置)間、及び変曲点C6(315°の位置)から原点(360°、つまり0°の戻限の位置)間では、速度Vが緩やかに減速して0になる(以下、この速度変化を本明細書ではスローダウンと称する。)。
図4においてX1期間は、往動ストロークでの開始側のスロースタート期間を示すとともに、Y1期間は前記往動ストロークでの終了側のスローダウン期間を示している。同様に、図4においてX2期間は、復動ストロークでの開始側のスロースタート期間を示すとともに、Y2期間は前記復動ストロークでの終了側のスローダウン期間を示している。
なお、可動スクレーパ35の往動ストロークにおいて、動力伝達部38が速度曲線中の変曲点C2に達した時、可動スクレーパ35の移動速度は、最高速度+V1に達し、同様に、可動スクレーパ35の復動ストロークにおいて、動力伝達部38が速度曲線中の変曲点C5に達した時、可動スクレーパ35の移動速度は、最高速度−V1に達する。
以上説明したように動力伝達部38の偏心回転を変換機構34の変換部37で可動スクレーパ35の往復運動に変換することで、可動スクレーパ35の往動ストローク及び復動ストロークの移動速度は、それぞれスロースタート又はスローダウンの速度変化となる。このため、動力伝達部38の偏心回転に依存して往復移動される可動スクレーパ35の移動速度は、スロースタート又はスローダウンする。これに伴い可動スクレーパ35の往復動作に起因する変換機構34の機械的衝撃が著しく緩和される。
したがって、変換機構34の動作の静音化を実現できるとともに、変換機構34の各部の緩みや摩耗などが抑制され変換機構34の耐久性を向上できる。変換機構34の耐久性が向上されるに伴い、長期間にわたって排出動作が不良となることがなくなり、変換機構34のメンテナンス頻度を低減できる。
以上説明したように第1実施形態によれば、毎分100回転以上で高速回転する回転盤5を備えた打錠機2により製造される、例えば毎分5000個の錠剤を、割れや欠けなどの障害を招くことなく良品T1と不良品T2とに分けて排出できるとともに、良品T1の排出ロスを極めて少なくできる。
更に、第1実施形態によれば、排出装置21の動作上での機械的な衝撃を緩和でき、これに加えて変換機構34は構造が簡素で緩みなどを生じ難いので、長期間にわたり錠剤を良品T1と不良品T2とに確実に選別して排出できるとともに、メンテナンス性も向上することができる。しかも、排出装置21が備えるベース32、駆動モータ33、変換機構34、及び可動スクレーパ35は、第2排出モジュール31を構成している。これにより、排出装置21のメンテナンスにおいては、第2排出モジュール31毎その設置個所から外せるので、メンテナンスを容易に行うことができる。
図5及び図6を参照して本発明の第2の実施の形態を説明する。第2実施形態で、以下説明する構成以外は第1実施形態と同じであるので、第1実施形態と同一の構成又は同様の機能を奏する構成については、第1実施形態の対応構成と同じ符号を付してその説明を省略する。
第2実施形態の排出装置21で第2排出モジュール31のベース32は延出部32aを有する。この延出部32aは、下杵8により臼6上に押し出された錠剤の高さ以上の距離を隔てて、臼取付け部5aの上方に配設されていて、その先端部は臼孔の移動軌跡Pで囲まれる領域に達している。
可動スクレーパ35は、臼取付け部5aの上面に対して近接しかつ直角となるように配置される板部材である。可動スクレーパ35の長手方向一端部は、延出部32aの先端部に垂直な第1枢軸71によりこの第1枢軸71の軸回りに回転可能に取付けられている。この可動スクレーパ35は、第1枢軸71を中心とする回転により、使用位置と退避位置とにわたって往復移動される。
可動スクレーパ35が使用位置に移動された状態を図6中実線で示す。この状態で、可動スクレーパ35の自由端は、第1側壁26と第2側壁28との間のスペース(つまり、上流側排出路21b)に向くとともに、可動スクレーパ35の自由端側部位は、平面的に見て臼孔の移動軌跡Pに斜めに交差される。したがって、下杵8で臼6から押し出された状態で可動スクレーパ35に当って下杵8上から外された錠剤(例えば、良品T1)を、上流側排出路21bに導出できる。
可動スクレーパ35が退避位置に移動された状態を図6中二点鎖線で示す。この状態で、可動スクレーパ35の自由端は、下杵8で臼6から押し出された錠剤(例えば、不良品T2)が当たることがないように固定スクレーパ25の先端部25aに近接される。したがって、下杵8で臼6から押し出された状態で固定スクレーパ25に当って下杵8上から外された錠剤(例えば、不良品T2)を、固定スクレーパ25と第1側壁26との間のスペース(つまり、下流側排出路21a)に導出できる。
第2実施形態で、変換機構34の変換部37は、動力伝達部38と可動スクレーパ35とにわたる連結ロッド73を有する。
連結ロッド73の一端部は回転部材36に回転自在に接続されている。具体的には、回転部材36が有する円形の偏心軸からなる動力伝達部38に、連結ロッド73の一端部が動力伝達部38の軸回りに回転自在に接続されている。このため、動力伝達部38は連結用の第1枢軸として用いられている。なお、第1枢軸を連結ロッド73の一端部に突出させて固定するとともに、この第1枢軸を回転部材36に設けた接続孔に回転自在に挿入することによって、連結ロッド73の一端部を回転部材36に回転自在に接続してもよい。
連結ロッド73の他端部は可動スクレーパ35に回転自在に接続されている。具体的には、可動スクレーパ35の自由端側部位に、第2枢軸74を介して連結ロッド73の他端部が、第2枢軸74の軸回りに回転自在に接続されている。なお、第2枢軸74を可動スクレーパ35から突出させ、この第2枢軸74を連結ロッド73の他端部に設けた接続孔に回転自在に挿入することによって、連結ロッド73の他端部を回転部材36に回転自在に接続してもよい。
第2実施形態の排出装置21では、サーボモータからなる駆動モータ33の駆動に伴う動力伝達部38の偏心回転(例えば1回転)に従い連結ロッド73が往復移動される。それにより、可動スクレーパ35が第1枢軸71の軸回りに回転されて、使用位置と退避位置とにわたり往復移動される。
第2実施形態の排出装置21では、可動スクレーパ35と連結ロッド73とが、可動スクレーパ35の先端よりも第1枢軸71寄りの位置で、第2枢軸74で連結され、第1枢軸71を支点とするリンク機構を構成している。このため、可動スクレーパ35の先端の動きは動力伝達部38の動きに対して拡大され、この拡大された移動量で可動スクレーパ35を往復移動させることができる。
図6中実線は駆動モータ33が停止されているときの状態を示し、この状態で可動スクレーパ35は使用位置に保持されているので、例えば良品T1を上流側排出路21bに導くことができる。図6中二点鎖線は駆動モータ33の回転軸33aが回転開始から180°偏心回転された時の状態を示し、この状態で可動スクレーパ35は退避位置に配置されているので、例えば不良品T2を固定スクレーパ25で移動させて下流側排出路21aに導くことができる。
以上説明した以外の第2実施形態の構成は、図5及び図6に示されない構成を含めて第1実施形態の構成と同じであるとともに、作用効果も第1実施形態と同じである。したがって、第2実施形態においても、毎分100回転以上で高速回転する回転盤5を備えた打錠機2により製造される、例えば毎分5000個の錠剤を、割れや欠けなどの障害を招くことなく良品T1と不良品T2とに分けて排出できるとともに、良品T1の排出ロスを極めて少なくできる。更に、第1実施形態によれば、排出装置21の動作上での機械的な衝撃を緩和でき、これに加えて変換機構34は構造が簡素で緩みなどを生じ難いので、長期間にわたり錠剤を良品T1と不良品T2とに確実に選別して排出できるとともに、耐久性が向上しメンテナンス性も向上することができる。
なお、本発明は前記各実施形態には制約されない。例えば、不良品T2を可動スクレーパ35で排出するとともに、良品T1を固定スクレーパ25で排出する打錠装置1にも適用できる。
また、各実施形態では、使用位置(又は退避位置)から退避位置(又は使用位置)に可動スクレーパを往復移動させるために、動力伝達部を0°〜180°回転させて往動ストロークを得た後、更に動力伝達部を180°〜360°回転させて復動ストロークを得ている。しかし、これに代えて、動力伝達部を0°〜180°回転させて往動ストロークを得た後、動力伝達部の回転方向を反転(逆転)して180°〜0°回転させることにより、動力伝達部の移動軌跡が往動ストロークを逆に辿る軌跡となる復動ストロークを得ることで、可動スクレーパを往復移動させてもよい。更に、往動ストロークと往動ストロークでの動力伝達部の移動軌跡が同じである場合、可動スクレーパを往復移動させるための動力伝達部の回転は、0°以上180°未満の任意角度でも差支えない。
更に、本発明では前記各実施形態において、前記可動スクレーパで不良に係る成型品(不良品)を排出するとともに、前記可動スクレーパの下流側の固定スクレーパで良品に係る成型品(良品)を排出する場合、または、この逆に前記可動スクレーパで良品に係る成型品(良品)を排出するとともに、前記固定スクレーパで不良に係る成型品(不良品)を排出する場合には、可動スクレーパの動作不良に起因して不良品が良品側の経路から取出されることになる。それにより、良品の中に不良品が混入することになる。したがって、可動スクレーパによる排出異常の有無を検出し、異常が検出された場合に、排出異常対策を講じることが好ましい。
前記可動スクレーパによる排出異常の有無の検出は、例えば可動スクレーパが所定時間内に前記行限に到達したことをセンサで検出した後に前記原点(戻限)に復帰したことをセンサで検出することで行える。又は、同期モータからなる駆動モータの駆動パルスを計数することで、所定時間内に所定回転がなされなかったことを検出する等の異常検出手段で行うことができる。これらの異常検出手段は、可動スクレーパが移動を開始して所定時間内に行限に到達した後で原点(戻限)に復帰されなかったこと(つまり、可動スクレーパが所定時間内に所定の往復動作をしなかったこと)を検出した場合、排出異常対策を講じるための異常検出信号を制御装置61に出力することができる。制御装置61に異常検出信号が供給されることに伴い、制御装置61は排出異常対策を実行させる。
排出異常対策として、例えば、可動スクレーパで選別排出できなかった成型品を系外に排出する制御(系外排出手段の実行)、及び異常警報信号の出力や打錠機(粉末圧縮成型機)の運転を停止させる制御などを挙げることができる。前者の系外排出手段は、良品に係わる成型品(良品)を導くシュート等の排出路に設けた分岐路を開閉する排出切換部材と、これを動かす駆動器を有する。前記異常検出信号に基づいて駆動器が動作されることにより、前記排出路を通る成型品が排出切換部材によって前記分岐路に導かれる。それにより、可動スクレーパの動作不良によって選別排出できなかった不良に係る成型品(不良品)を含む適当数の成型品が排出路の外に排出される。なお、この系外排出が終わると、排出切換部材が前記分岐路を閉じる位置に戻されるので、良品に係わる成型品は、前記分岐路に導かれて系外排出されることなく良品取出し用の前記排出路を通って排出される。
1…打錠装置(回転式粉末圧縮成型装置)、2…打錠機(粉末圧縮成型機)、5…回転盤、5a…臼取付け部、6…臼、P…臼孔の移動軌跡、21…排出装置、21a…下流側排出路、21b…上流側排出路、25…固定スクレーパ、33…駆動モータ、33a…回転軸、34…変換機構、35…可動スクレーパ、36…回転部材、37…変換部、38…動力伝達部、E…偏心距離、41…ガイド部材、42…スライド軸、43…従動部材

Claims (4)

  1. 回転盤に複数取付けられた臼の臼孔から押出される圧縮成型品が当たるように前記臼孔の移動軌跡に交差して配置された固定スクレーパと、
    位置決めができる同期モータからなる駆動モータと、
    この駆動モータの回転軸に連結され、かつ、前記回転軸に対して偏心する動力伝達部を有した回転部材、及びこの回転部材の回転を往復運動に変換する変換部を有した変換機構と、
    前記変換部に接続して前記固定スクレーパに対し前記回転盤の回転方向上流側に配設され、前記臼から押出される圧縮成型品が当たるように前記移動軌跡と交差する使用位置と、前記臼から押出される圧縮成型品が当たらない退避位置とにわたって、前記変換機構により往復移動される可動スクレーパと、
    を具備することを特徴とする回転式粉末圧縮成型装置の成型品排出装置。
  2. 前記使用位置に配置された前記可動スクレーパで前記臼孔から押出される良品又は不良品に係る圧縮成型品を前記回転盤の外に排出し、前記固定スクレーパで前記臼孔から押出される不良品又は良品に係る圧縮成型品を前記回転盤の外に排出することを特徴とする請求項1に記載の回転式粉末圧縮成型装置の成型品排出装置。
  3. 前記変換部は、前記可動スクレーパが往復する方向に直線状に往復移動されるとともに前記可動スクレーパが接続されたスライド軸と、このスライド軸の往復移動をガイドするガイド部材と、前記動力伝達部と係合されて前記スライド軸と一体に移動される従動部材と、を有し、
    前記動力伝達部と前記従動部材とが、互いの係合位置を前記回転部材の回転により相対的に変えることを許容できる関係に係合され、
    前記係合位置の相対的な変化により、前記回転部材の回転が前記スライド軸の往復移動に変換されることを特徴とする請求項1又は2に記載の回転式粉末圧縮成型装置の成型品排出装置。
  4. 前記回転軸の360°回転によって前記可動スクレーパが1往復されることを特徴とする請求項1から3のうちのいずれか一項に記載の回転式粉末圧縮成型装置の成型品排出装置。
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