JP2015144451A - 無線通信の送信保護 - Google Patents

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Abstract

【課題】無線媒体を確保して、マルチユーザ無線通信を保護するシステム及び技術を提供する。
【解決手段】送信機会(TXOP)中に、空間ステアリングされ、マルチユーザフレームに含められたデータフレームを受信するデバイスを識別する段階1005と、TXOP中に、識別されたデバイスに、送信要求(RTS)情報を送信する段階1010と、識別されたデバイスから送信準備完了(CTS)応答を受信する段階1015と、CTS応答に基づいて、TXOPの少なくとも一部の間に利用可能な1以上の周波数帯を示すマルチユーザフレームの帯域幅設定を決定する段階1020と、TXOP中に、帯域幅設定に従って、識別されたデバイスにマルチユーザフレームを送信する段階1025と備える。帯域幅設定は、TXOPの少なくとも一部の間に利用可能な1以上の周波数帯を示してよい。
【選択図】図10

Description

本開示は、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)等の無線通信システムに関する。
無線通信システムは、1以上の無線チャネルを介して通信する複数の無線通信デバイスを含みうる。インフラストラクチャモードで動作するときには、アクセスポイント(AP)と称される無線通信デバイスが、他の無線通信デバイス(例えばクライアントステーションまたはアクセス端末(AT))にネットワーク(例えばインターネット)への接続を提供する。無線通信デバイスの様々な例には、モバイルフォン、スマートフォン、無線ルータ、及び無線ハブ等が含まれる。場合によっては、無線通信エレクトロニクスが、ラップトップ、情報携帯端末、及びコンピュータ等のデータ処理機器に統合されていることもある。
WLAN等の無線通信システムは、直交周波数分割多重方式(OFDM)等の1以上の無線通信技術を利用することができる。あるOFDMベースの無線通信システムでは、データストリームを複数のデータサブストリームに分割する。一部のデータストリームは、様々なOFDMサブキャリア(トーンまたは周波数トーンと称される場合がある)により送信される。IEEE(アイトリプルイー:IEEE802.11a、IEEE802.11n、IEEE802.11ac)の無線通信規格で定義されているようなWLANは、OFDMを利用して信号を送受信することができる。
各無線通信デバイスが単一のアンテナを利用する単一入力単一出力(SISO)通信方法を利用する無線通信システムもある。一方で、1つの無線通信デバイスが例えば複数の送信アンテナ及び複数の受信アンテナを利用する多入力多出力(MIMO)通信方法を利用する無線通信システムもある。MIMOベースの無線通信デバイスは、OFDM信号の各トーンで複数のアンテナを介して複数の空間ストリームを送受信することができる。
WLANの無線通信デバイスは、メディアアクセス制御(MAC)のために1以上のプロトコルを利用する。例えば無線通信デバイスは、コンテンションベースのメディアアクセス制御にEDCA(Enhanced Distributed Channel Access)を利用することができる。別の例としてデバイスは、コンテンションのないアクセスを無線媒体に行うために、HCF(hybrid coordination function)を利用して、HCF制御されたチャネルアクセス(HCCA)を実装することもできる。HCFでは、コンテンション期間中のアクセスにはEDCAを利用して、コンテンションのない期間のアクセスにはHCCAを利用する、ということができる。
本開示は、無線通信のためのシステム及び技術を含んでいる。
本開示の一態様で記載される無線通信に関する技術は、送信機会(TXOP)中に、空間ステアリングされ、マルチユーザフレームに含められたデータフレームを受信するデバイスを識別する段階と、TXOP中に、識別されたデバイスに、送信要求(RTS)情報を送信する段階と、識別されたデバイスから送信準備完了(CTS)応答を受信する段階と、CTS応答に基づいて、マルチユーザフレームの帯域幅設定を決定する段階と、TXOP中に、帯域幅設定に従って、識別されたデバイスにマルチユーザフレームを送信する段階と備える。帯域幅設定は、TXOPの少なくとも一部の間に利用可能な1以上の周波数帯を示してよい。
記載されるシステム及び技術は、例えば本明細書及び構造的均等物に開示されている構造上の手段のように、電子回路、コンピュータハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、またはこれらの組み合わせで実装可能である。これには、1以上のデータ処理装置(例えば、プログラム可能なプロセッサを含む信号処理デバイス)に、記載する処理を行わせる少なくとも1つのコンピュータ可読媒体を含んでよい。従ってプログラム実装は、開示されている方法、システム、または装置から行うことができ、装置の実装は、開示するシステム、コンピュータ可読媒体、または方法から行うことができる。同様に、方法の実装は、開示されるシステム、コンピュータ可読媒体、または装置から行うことができ、システムの実装は、開示される方法、コンピュータ可読媒体、または装置から行うことができる。
例えば1以上の開示される実施形態は、これらに限定はされないが、特殊な目的用のデータ処理装置(例えば、無線アクセスポイント、遠隔環境モニタ、ルータ、スイッチ、コンピュータシステムコンポーネント、媒体アクセスユニット等の無線通信デバイス)、移動データ処理装置(例えば無線クライアント、セルラー電話機、スマートフォン、情報携帯端末(PDA)、移動型コンピュータ、デジタルカメラ)、コンピュータ等の汎用データ処理装置を含む様々なシステム及び装置、またはこれらの組み合わせで実装することができる。
システム及びデバイスは、TXOP中に空間ステアリングされ、マルチユーザフレームに含まれるデータフレームを受信するデバイスを識別する無線通信インタフェース及びプロセッサエレクトロニクスにアクセスして、TXOP中にRTS情報を識別されたデバイスに送信して、識別されたデバイスからCTS応答を受け取り、このCTS応答に基づいて、TXOPの少なくとも一部の間に利用可能な1以上の周波数帯を示すマルチユーザフレームの帯域幅設定を決定し、TXOP中に、帯域幅設定に基づいて、識別されたデバイスに対する無線通信インタフェースを介してマルチユーザフレームの送信を制御する回路を含んでよい。システム及びデバイスは、このTXOP中に、帯域幅設定に基づいて、識別されたデバイスに対してマルチユーザフレームを送信する回路を含んでよい。
一部の実施形態では、プロセッサエレクトロニクスは、識別されたデバイスの第1のデバイスの第1のRTSフレームを送信してよく、RTS情報は、第1のフレームを含んでよく、第1のCTSフレームを第1のRTSフレームに呼応して受信してよく、CTS応答は第1のCTSフレームを含んでよく、第1のCTSフレームを受信すると、識別されたデバイスのうちの第2のデバイスに第2のRTSフレームを送信してよく、RTS情報は第2のRTSフレームを含んでよく、第2のRTSフレームに呼応して第2のCTSフレームを受信してよく、CTS応答は第2のCTSフレームを含んでよい。
一部の実施形態では、第1のCTSフレームが示す第1の帯域幅設定は、第1のRTSフレームが示す帯域幅設定以下であってよく、第1の帯域幅設定は、第1のデバイスで利用可能な帯域幅に基づいていてよい。一部の実施形態では、第2のCTSフレームが示す第2の帯域幅設定は、第2のRTSフレームが示す帯域幅設定以下であってよく、第2の帯域幅設定は、第2のデバイスで利用可能な帯域幅に基づいていてよい。一部の実施形態では、プロセッサエレクトロニクスは、CTS応答が示す最小帯域幅設定を選択することに基づきマルチユーザフレームのために帯域幅設定を決定することができる。一部の実装例では、プロセッサエレクトロニクスは、第2のRTSフレームが示す帯域幅を、第1のCTSフレームが示す帯域幅設定以下に設定することもできる。
一部の実施形態では、第2のRTSフレームの送信は、タイマの期限が切れたら行うこともできる。タイマは、第1のCTSフレーム及びフレーム間スペース(IFS)パラメータの受信に基づいて設定することもできる。第2のデバイスは、タイマ期間中に2以上のチャネルの利用可能性を決定することができる。一部の実施形態では、第2のRTSフレームの送信も、タイマの期限が切れたら行うようにしてもよい。タイマは、第1のCTSフレーム及び短いフレーム間スペース(SIFS)パラメータの受信に基づいて設定することができる。第2のCTSフレームは、第2のRTSフレームが示すものと同じ帯域幅設定を含むことができる。
一部の実施形態では、マルチユーザフレームは、一次アクセスカテゴリに属すデータ及び二次アクセスカテゴリに属すデータを含むことができる。一部の実施形態では、プロセッサエレクトロニクスを設定して、一次アクセスカテゴリに属すデータを受信する、デバイスのうちの一次デバイスを識別することができてよく、RTS情報の送信には、初期RTSフレームを一次デバイスに送信することが含まれてよい。RTS情報の送信には、マルチユーザRTS(MU−RTS)フレームを送信して、識別されたデバイスにCTS応答を送信するようにすることも含まれる。CTS応答の受信には、MU−RTSフレームに関する応答期間中に、CTSフレームを、それぞれ空間無線通信チャネルを介して受信することを含んでもよい。CTS応答は、送信に利用可能な1以上の有効周波数帯域幅を示す情報、20MHz、40MHz、80MHz、または160MHzという累積帯域幅を提供する1以上の周波数帯域を含んでよい。
1以上の実施形態の詳細を、添付図面及び以下の記載で説明する。他の特徴及び利点は、記載、図面を読めば明らかであり、請求項を形成する。
[関連出願の相互参照]
本開示は、2010年11月19日に提出された「VHT幅のBW情報」なる名称の米国仮特許出願第61/415,778号明細書の優先権を享受しており、2010年11月10日に提出された「VHT幅のBW情報」なる名称の米国仮特許出願第61/412,361号明細書、2010年10月27日に提出された「VHT M TXOPサポート」なる名称の米国仮特許出願第61/407,259号明細書の優先権を主張しており、2010年10月21日に提出された「VHT SDMA TXシーケンスサポート」なる名称の米国仮特許出願第61/405,555号明細書の優先権を主張しており、2010年8月26日に提出された「VHT SMDA TXシーケンスサポート」なる名称の米国仮特許出願第61/377,395号明細書の優先権を主張しており、2010年2月17日に提出された「VHT送信シーケンス保護」なる名称の米国仮特許出願第61/305,495号明細書の優先権を主張しており、2010年2月12日に提出された「VHT送信シーケンス保護」なる名称の米国仮特許出願第61/303,817号明細書の優先権を主張しており、2010年2月10日に提出された「VHT送信シーケンス保護」なる名称の米国仮特許出願第61/303,223号明細書の優先権を主張している。本開示はさらに、2010年8月4日に提出された「SDMAマルチデバイスの無線通信」なる名称の米国特許出願第12/850,529号明細書に関している。上述した全ての出願文献の内容全体をここに参照として組み込む。
送信機会の一次アクセスカテゴリのためのコントローラと、送信機会の二次アクセスカテゴリのためのコントローラとを含む無線メディアアクセス制御アーキテクチャの一例を示す。
2つの無線通信デバイスを有する無線ネットワークの一例である。
無線通信デバイスアーキテクチャの一例を示す。
送信機会の複数のアクセスカテゴリの決定を含む通信プロセスの一例を示す。
送信機会の1以上の二次アクセスカテゴリの決定のための通信プロセスの一例を示す。
送信機会中の複数のデバイスの間で行われる通信の一例を示す。
送信機会に基づく、EDCA(Enhanced Distributed Channel Access)中の無線通信のやりとりの一例を示す。
送信機会を保護するためにネットワーク割り当てベクトルを設定するためにサウンディングシーケンスを利用する一例を示す。
ネットワーク割り当てベクトルを設定するためにRTS/CTSの交換シーケンスを利用する一例を示す。
マルチユーザ送信のためのRTS/CTSの交換シーケンスに基づく通信プロセスの一例を示す。
マルチユーザ送信のためのRTS/CTSの交換シーケンスの一例を示す。
図面間の同様の参照符号は同様の部材を示す。
本開示は、とりわけ、無線媒体を確保してマルチユーザ無線通信を保護するシステム及び技術を含む無線ローカルエリアネットワーク技術の様々な詳細及び例示を提供する。記載されている技術の1以上における潜在的な利点としては、送信機会中に無関係なデバイスが送信しないようにすることで、送信機会をよりよく保護することができること、送信機会中のマルチチャネル容量をより有効活用できること、同じ送信機会であるが別の送信優先度を有している2以上のアクセスカテゴリに属すデータを送信することができること、またはこれらの組み合わせが挙げられる。ここで紹介する技術及びアーキテクチャは、様々な無線通信システム(例えばIEEE802.11n、IEEE802.11acに基づいたもの)で実装することができる。記載するシステム及び技術の1以上は、2010年8月4日に提出された「SDMA マルチデバイス無線通信」なる名称の米国特許出願第12/850,529号明細書に開示されている技術と組み合わせることができる。
図1は、送信機会の一次アクセスカテゴリのためのコントローラと、送信機会の二次アクセスカテゴリのためのコントローラとを含む無線メディアアクセス制御アーキテクチャの一例を示す。無線通信デバイス100は、1以上の無線通信プロトコルに基づいて送信機会(TXOP)中にデータを送信する。無線通信デバイス100のメディアアクセス制御(MAC)アーキテクチャは、アクセスカテゴリ(AC)キューマネージャ105、一次アクセスカテゴリコントローラ120、二次アクセスカテゴリコントローラ130、及び、TXOPハンドラ140を含む。デバイス100はさらに、二次アクセスカテゴリコントローラ(不図示)を含んでもよい。一部の実施形態では、一次アクセスカテゴリコントローラ120は、二次アクセスカテゴリコントローラ130を含む。一部の実施形態では、キューマネージャ105が、一次アクセスカテゴリコントローラ120と二次アクセスカテゴリコントローラ130とを含む。
アクセスカテゴリキューマネージャ105は、複数のアクセスカテゴリキュー(例えばAC1、AC2、AC3、及びAC4)を管理する。アクセスカテゴリの様々な例には、ベストエフォート型トラフィックのためのアクセスカテゴリ、音声トラフィック用のアクセスカテゴリ、ビデオトラフィック用のアクセスカテゴリ、及び、背景トラフィック用のアクセスカテゴリがある。アクセスカテゴリは、AIFS(調停フレーム間隔)値、最小コンション窓値(CWmin)、及び、最大コンテンション窓値(CWmax)等の1以上の送信パラメータに関連付けられる。1以上の送信パラメータの異なる値によって、様々な送信優先度を実現することができる。一部の実施形態では、アクセスカテゴリキューマネージャ105は、1つの種類のトラフィック(例えば音声、ビデオ、ベストエフォート型トラフィック、背景)について2以上のアクセスカテゴリキューを管理するが、それぞれ異なるトラフィック識別子(TID)が割り当てられる。例えば、5のTIDを有する音声アクセスカテゴリは、4のTIDを有する音声アクセスカテゴリよりも高い送信優先度を有してよい。デバイス100は、トラフィック識別子、アクセスカテゴリ、またはこれらの両方に基づいてサービス品質(QoS)レベルを複数提供することができる。一部の実施形態では、1つのアクセスカテゴリキューを、それぞれが別個の受信デバイス用にデータエレメントを格納する2以上のキューに分割することもできる。
一次コントローラ120は、アクセスカテゴリキューそれぞれに関連付けられたバックオフ期間に基づいてTXOPの一次アクセスカテゴリを決定することができる。一部の実施形態では、一次コントローラ120が、バックオフタイマの期限切れ、及び、無線媒体がアイドルであることに基づいて、TXOPの一次アクセスカテゴリを決定する。一部の実施形態では、バックオフタイマの期限切れは、1以上の送信パラメータ(例えばAIFS値、CWmin値、CWmax値、またはこれらの組み合わせ)と乱数とに基づいて設定することができる。場合によっては、アクセスカテゴリキューに関連付けられているバックオフタイマは、1以上のデータエレメントが空のアクセスカテゴリキューに挿入されたことに起因して開始されてもよい。一部の実施形態では、一次コントローラ120は、内部衝突の解消を行うことでTXOPのアクセスカテゴリを選択する。
二次コントローラ130は、TXOPのために1以上の二次アクセスカテゴリを決定することができる。1以上の二次アクセスカテゴリを決定することには、空ではないアクセスカテゴリキューのリストを取得するようアクセスカテゴリキューマネージャ105にクエリを送ることが含まれてよい。このリストに基づいて、二次コントローラ130は、アクセスカテゴリキューを選択することができる。二次コントローラ130は、一次アクセスカテゴリの実体に関する情報を一次コントローラ120から取得することができる。二次コントローラ130は、一次アクセスカテゴリとは異なる二次アクセスカテゴリを選択することができる。場合によっては、二次アクセスカテゴリは、一次アクセスカテゴリよりも高い送信優先度を有している。また他の場合には、二次アクセスカテゴリは、一次アクセスカテゴリより低い送信優先度を有している。
TXOPの一次アクセスカテゴリを決定することに基づいて、一次TXOPアクセスカテゴリコントローラ120は、TXOPの一次アクセスカテゴリになるアクセスカテゴリに属す1以上のデータエレメントを取得することができる。二次TXOPアクセスカテゴリコントローラ130は、TXOPの二次アクセスカテゴリになるアクセスカテゴリに属す1以上のデータエレメントを取得することができる。取得されたデータエレメントは、TXOPハンドラ140に提供することができる。データエレメントの様々な例には、データユニット、データユニットの一部、または1以上のビットのストリングが含まれる。データエレメントは他のタイプであってもよい。データユニットは、複数の媒体アクセス制御(MAC)データユニット(例えばMACプロトコルデータユニット(MPDU))を集約データユニット(集約MPDU(A−MPDU))に集約する旨のシグナリングを特定する際の集約データユニットフォーマットに基づいたものであってよい。
TXOP中に空間分割多重アクセス(SDMA)送信を行うために、TXOPハンドラ140は、物理(PHY)層モジュール(不図示)に、空間ステアリングされたストリームそれぞれから別個の無線デバイス受信装置を宛先とするデータストリームを提供することができる。ハンドラ140は、一次コントローラ120から一次データを受信して、二次コントローラ130から二次データを受信する。一次データ及び二次データに基づいて、ハンドラ140は、データを1以上のマルチユーザ(MU)フレームに構成することができる。1つのMUフレームは、無線デバイスそれぞれのために2以上のデータフレームを含んでよい。1つのデータフレームは1以上のデータユニット、または、1つのデータユニットの少なくとも1つの部分を含んでよい。TXOPの長さは、一次アクセスカテゴリトラフィックにより決定することができる。
一部の実施形態では、一次TXOPアクセスカテゴリコントローラ120は、あるTXOPの第1のマルチユーザ送信用の一次アクセスカテゴリデータを有する第1の受信デバイスを選択する。TXOPハンドラ140は、マルチユーザコントローラを含んでよい。利用可能な空間リソースに基づいて、マルチユーザコントローラは、選択された第1の受信デバイスを含むマルチユーザグループを選択することができる。このTXOPに関連する全てのマルチユーザ受信者のデータ情報に基づいて、マルチユーザコントローラは、後続するマルチユーザ送信用に、各受信デバイスに対して一次アクセスカテゴリまたは二次アクセスカテゴリのいずれを選択するかを決定することができる。
無線通信デバイス100は、ここで説明する1以上の技術を実行する無線送信インタフェース及びプロセッサエレクトロニクスにアクセスする回路を含んでよい。例えば、プロセッサエレクトロニクスは、アクセスカテゴリ(AC)キューマネージャ105、一次アクセスカテゴリコントローラ120、二次アクセスカテゴリコントローラ130、及びTXOPハンドラ140の機能を実装するように設定されていてい。無線通信インタフェースは、無線通信信号を送受信する回路を含むことができる。一部の実施形態では、デバイス100上で実行されている通信プロセスにより、2以上のストリームを示すデジタル信号が無線通信インタフェースに送られ、ここで、デジタル信号がアナログ信号に変換される。ストリーム送信には、2つ以上のデバイスに別個のデータを同時送信する信号の送信が含まれてよい。
図2は、2つの無線通信デバイスを有する無線ネットワークの一例である。無線通信デバイス205、207(例えばアクセスポイント(AP)、基地局(BS)、無線ヘッドセット、アクセス端末(AT)、クライアントステーション、またはモバイルステーション(MS))は、プロセッサエレクトロニクス210、212等の回路を含んでよい。プロセッサエレクトロニクス210、212は、本開示で説明する1以上の技術を実装する1以上のプロセッサを含んでよい。無線通信デバイス205、207は、トランシーバエレクトロニクス215、217等の、1以上のアンテナ220a、220b、222a、222bを介して無線信号を送受信する回路を含む。無線通信デバイス205、207は、高スループット(HT)デバイス(例えばIEEE802.11nベースのデバイス)または非常に高いスループット(VHT)のデバイス(例えばIEEE802.11acベースのデバイス)等の1以上の種類のデバイス(例えばそれぞれが異なる無線通信規格に基づく複数のデバイス)と通信することができる。
一部の実施形態では、トランシーバエレクトロニクス215、217は、送受信集積回路を含む。一部の実施形態では、トランシーバエレクトロニクス215、217は、複数の無線ユニットを含む。一部の実施形態では、無線ユニットは、信号の送受信のためにベースバンドユニット(BBU)及び無線周波数ユニット(RFU)を含む。トランシーバエレクトロニクス215、217は、検知器、復号器、変調器、及び符号器のうち1以上を含んでよい。トランシーバエレクトロニクス215、217は、1以上のアナログ回路を含んでよい。無線通信デバイス205、207は、データ、命令、またはこれら両方等の情報を格納することのできる1以上のメモリ225、227を含んでいる。一部の実装例では、無線通信デバイス205、207は、送信専用回路及び受信専用回路を含む。一部の実装例では、無線通信デバイス205、207は、サービス提供デバイス(例えばアクセスポイント)またはクライアントデバイスとして機能することができる。
第1の無線通信デバイス205は、2以上の空間無線通信チャネル(例えば、直交SDMAサブスペース等の直交空間サブスペース)を介して1以上のデバイスにデータを送信することができる。例えば第1の無線通信デバイス205は、空間無線チャネルを利用して第2の無線通信デバイス207にデータを送信して、同時に別の空間無線チャネルを利用して第3の無線通信デバイス(不図示)にデータを送信することができる。一部の実施形態では、第1の無線通信デバイス205は、2以上の空間多重マトリックスを利用することで2以上の無線通信デバイスにデータを送信して、単一の周波数範囲内に空間分割された無線チャネルを提供する、という空間分割技術を実行することができる。
MIMO利用可能なアクセスポイント等の無線通信デバイスは、1以上のトランスミッタ側ビームフォーミングマトリックスを適用して、異なるクライアント無線通信デバイスの信号を空間的に分離することで、同じ周波数範囲で同時に複数のクライアント無線通信デバイスに対して信号を送信することができる。無線通信デバイスのそれぞれ別のアンテナにおける別の信号パターンに基づいて、各クライアント無線通信デバイスは、自身の信号を識別することができる。MIMOを利用可能なアクセスポイントは、サウンディングに参加して、各クライアント無線通信デバイスのためのチャネル状態情報を取得することができる。アクセスポイントは、異なるチャネル状態情報に基づいて、空間ステアリングマトリックス等の空間多重化マトリックスを計算して、クライアントデバイスごとに信号を空間分離することができる。
図3は、ここで記載する様々な実装の詳細を含みうる無線通信デバイスアーキテクチャの一例を示す。無線通信デバイス350は、信号を、空間多重マトリックスW(例えばステアリングマトリックスである)ごとに空間分離して、各クライアント用に生成することができる。空間多重マトリックスWiはそれぞれが1つのサブスペースに関連付けられている。無線通信デバイス350は、MACモジュール355を含む。MACモジュール355は、不図示のMAC制御ユニット(MCU)を1以上含むことができる。MACモジュール355は、図1のMACアーキテクチャが示すコンポーネントを含むことができる。
無線通信デバイス350は、N個のクライアントデバイスそれぞれに対してMACモジュール355からデータストリームを受信するために3以上の符号器360a、360b、360cを含む。符号器360a−cは、順方向誤り訂正(FEC)符号技術等の符号化を実行して、それぞれ符号化されたストリームを生成する。変調器365a、365b、365cは、それぞれ符号化されたストリームに変調を行って、変調ストリームを生成して、空間マッピングモジュール370a、370b、370cに送る。
空間マッピングモジュール370a―cは、メモリ(不図示)にアクセスして、データストリームの宛先とされているクライアントデバイスに関連付けられている空間多重マトリックスWを取得することができる。一部の実施形態では、空間マッピングモジュール370a−cは、同じメモリに対して異なるオフセットでアクセスすることで、それぞれ異なるマトリックスを取得する。加算器375では、空間マッピングモジュール370a−cから得た空間ステアリングされた出力を足し合わせることができる。
逆高速フーリエ変換(IFFT)モジュール380は、加算器375の出力にIFFTを行い、時間領域の信号を生成することができる。デジタルフィルタリング及び無線モジュール385は、時間領域の信号をフィルタリングして、アンテナモジュール390を介して送信する信号を増幅することができる。アンテナモジュール390は、複数の送信アンテナと複数の受信アンテナとを含んでよい。一部の実施形態では、アンテナモジュール390は、無線通信デバイス350の外部にある取り外し可能なユニットである。
一部の実施形態では、無線通信デバイス350は、1以上の集積回路(IC)を含む。一部の実施形態では、MACモジュール355が1以上のICを含んでいる。一部の実施形態では、無線通信デバイス350が、MACモジュール、MCU、BBU、またはRFU等の複数のユニット及び/またはモジュールの機能を実行することのできるICを含んでいる。一部の実施形態では、無線通信デバイス350は、送信用のデータストリームをMACモジュール355に提供するホストプロセッサを含んでいる。一部の実施形態では、無線通信デバイス350は、MACモジュール355からデータストリームを受信するホストプロセッサを含む。一部の実施形態では、ホストプロセッサはMACモジュール355を含んでいる。
MACモジュール355は、TCP/IP(Transmission Control Protocol over Internet Protocol:インターネットプロトコル経由の送信制御プロトコル)等のより高いレベルのプロトコルから受信したデータに基づいてMACサービスデータユニット(MSDU)を生成することができる。MACモジュール355は、MSDUに基づいてMACプロトコルデータユニット(MPDU)を生成することができる。一部の実装例では、MACモジュール355は、物理層サービスデータユニット(PSDU)をMPDUに基づいて生成することができる。例えば、無線通信デバイスは、単一の無線通信デバイスによる受信を意図したデータユニット(例えばMPDUまたはPSDU)を生成することができる。物理層プロトコルデータユニット(PPDU)はPSDUを内部にカプセル化している。
無線通信デバイス350は、複数のクライアントデバイスに向けた全方向式送信を実行することができる。例えばMACモジュール355は、MACモジュール355とIFFTモジュール380との間の単一のデータ経路により全方向式送信を行うことができる。デバイス350は、別個のデータを複数のクライアントデバイスに同時に提供することのできるステアリング送信を行うことができる。デバイス350は、全方向式送信とステアリング送信を交互に行うことができる。ステアリング送信では、デバイス350は、第1の空間無線チャネルを介して第1のクライアントに第1のPPDUを送信して、同時に、第2の空間無線チャネルを介して第2のクライアントに第2のPPDUを送信することができる。
図4は、送信機会(TXOP)の複数の二次アクセスカテゴリの決定のための通信プロセスの一例を示す。通信プロセスは、アクセスポイントデバイスまたはクライアントデバイス等のデバイスにより実行可能である。405で、通信プロセスは、TXOPの一次アクセスカテゴリを決定する。例えば一次アクセスカテゴリは、それぞれ異なる送信優先度に関連付けられた一群のアクセスカテゴリに含まれている、1つのアクセスカテゴリであってよい。通信プロセスには、TXOPの一次デバイスを決定することが含まれていてよい。
一部の実施形態では、TXOPを取得するプロセスは、EDCAに基づいている。一次アクセスカテゴリの決定は、一次アクセスカテゴリに関連するバックオフタイマに基づいてTXOPを決定することを含む。プロセスでは、それぞれアクセスカテゴリに対応した複数のEDCA機能を実行することができる。一部の実施形態では、内部衝突に勝ったEDCAFが、EDCAに基づくTXOPの一次アクセスカテゴリを決定する。一部の他の実施形態では、通信プロセスは、ハイブリッド調整機能(HCF)の利用により無線通信リソースへのアクセスを制御して、TXOPがHCF制御されたチャネルアクセス(HCCA)に基づく。
410で、通信プロセスは、TXOP中に第1のデバイスに送信する一次アクセスカテゴリに属する1以上の一次データユニットを取得する。データユニットの取得には、A−MPDUの取得が含まれてよい。場合によっては、A−MPDUの取得が、A−MPDUの一部にアクセスして、データユニットの一片を生成することを含んでもよい。
415で、通信プロセスは、このTXOP用に少なくとも1つの二次アクセスカテゴリを決定する。二次アクセスカテゴリは、一群のアクセスカテゴリに含まれている1つのアクセスカテゴリである。二次アクセスカテゴリは、一次アクセスカテゴリとは異なる送信優先度を有している。場合によっては、二次アクセスカテゴリの決定には、一次アクセスカテゴリよりも高い送信優先度を有するアクセスカテゴリを選択することが含まれている。通信プロセスは、TXOP用に二次アクセスカテゴリをさらに決定することを、TXOPでデータを送信するために利用可能な通信リソースがあるという前提で行ってもよい。
420で、通信プロセスは、TXOP中に第2のデバイスに送信する二次アクセスカテゴリに属する1以上の二次データユニットを取得する。データユニットの取得には、A−MPDUの取得が含まれてよい。
425で、通信プロセスは、TXOP中に空間ステアリングストリームを無線通信デバイスに送信する。ステアリングストリームは、1以上の一次データユニット及び1以上の二次データユニットを具現化している。TXOP中には1以上のマルチユーザフレームを連続送信することができる。ステアリングストリームの送信には、2以上のそれぞれ異なるTIDに関連付けられている2以上のデータストリームをそれぞれ2以上の宛先に送信することが含まれてよい。一部の実装例では、通信プロセスが、マルチユーザフレームの各受信デバイスに対してアクセスカテゴリを選択する。
マルチユーザフレームでは、2以上の異なる受信デバイスに対する2以上のデータフレームが存在している。一部の実施形態では、1つのデータフレームが、同じアクセスカテゴリであってしかも同じ受信デバイスに属しているデータを含む場合もある。マルチユーザフレームの長さは、最長データフレームに基づいて決定することができる。一部の実施形態では、マルチユーザフレームの長さは、1以上の一次アクセスカテゴリデータフレームにおける最大長データフレームにより決定される。一部の実施形態では、マルチユーザフレームに含まれている二次アクセスカテゴリデータフレームはいずれも、最大長一次データフレームが設定する長さ以下に制限されている。一部の実施形態では、マルチユーザフレームの長さは、全ての一次アクセスカテゴリ及び二次アクセスカテゴリデータフレームにおける最大長データフレームにより決定される。
TXOPホルダデバイス(例えば図4のプロセスを実行中の無線デバイス)は、1つのマルチユーザフレームに1以上の一次データユニットを含むことができる。デバイスは、これら1以上の一次データユニットに基づいて、マルチユーザフレームの長さを決定することができる。一部の実施形態では、デバイスは、決定された長さに基づいて、このマルチユーザフレームの1以上の二次データユニットの長さを制限することができる。例えば、1つのマルチユーザフレームの長さを一次データユニットは収容できるが、二次データユニットは収容できない長さに調節することができる。あるマルチユーザフレームには選択されなかった二次データユニットは、そのTXOP内で後続するマルチユーザフレームに選択することができる。例えば、二次データユニットを受信することに、このマルチユーザフレームについて決定された長さよりも長いA−MPDUの取得が含まれてもよい。この場合には、取得したA−MPDUを、TXOP内の2以上のマルチユーザフレームに分割することができる。
TSOPホルダデバイスは、マルチユーザフレームの受信デバイスに、異なる時点に受領確認応答を送信させることができる。TXOPホルダデバイスは、1以上の一次データユニットの少なくとも一部を受信する受信デバイスに、このマルチユーザフレームが終わったら、第1の受領確認応答を送信させるように制御することができる。TXOPホルダデバイスは、1以上の二次データユニットの少なくとも一部を受信する受信デバイスに、第1の受領確認応答送信期間が終わると、第2の受領確認応答を送信させるように制御することができる。一部の実施形態では、TXOPホルダデバイスは、ポーリングフレームの送信によって、受信デバイスに受領確認応答を送信させてよい。
一部の実装例では、TXOPホルダデバイスは、二次アクセスカテゴリデータの送信前に、一次アクセスカテゴリデータを送信し尽くしてしまうことがある。例えば、一次アクセスカテゴリデータの準備が整うと、TXOPホルダデバイスは、二次アクセスカテゴリデータの送信前に一次アクセスカテゴリデータを送信する。一部の実装例では、デバイスが二次アクセスカテゴリデータの送信を開始すると、TXOPホルダデバイスは、以降このTXOP期間内には、一次アクセスカテゴリデータ送信に再度切り替えるということをしない。しかし、二次アクセスカテゴリデータが一次アクセスカテゴリデータよりも高い優先度を有する場合には、TXOPホルダデバイスは、一次アクセスカテゴリの送信から、二次アクセスカテゴリの送信へと切り替えを行うことを許可されており、二次アクセスカテゴリデータの送信が完了すると、残りの一次アクセスカテゴリデータへの送信に戻ることが許可されている実装例もある。
TXOPホルダデバイスが1つのTXOP内に1以上のマルチユーザ送信を計画する一部の実施形態では、TXOPホルダデバイスは、マルチユーザ送信の受信デバイスに対して、先ず一次データを、次に二次データを送信してよい。一次データがマルチユーザ送信の受信デバイスで利用可能な場合、TXOPホルダデバイスは、受信デバイスに対して先ず一次データを送信する。一方で、一次データが受信デバイスで利用可能でない場合には、TXOPホルダデバイスは、受信デバイスに対して二次アクセスカテゴリデータの送信をスケジュールすることができる。レシーバに対して一次データの送信、次いで二次データの送信が行われると、TXOPホルダデバイスは、一部の実施形態で、一次データがレシーバに送信されるように、切り戻される必要がある。一部の実装例では、1つのTXOPで全ての受信デバイスに一次データを送信できた場合には、TXOPホルダデバイスはTXOPを終了してよい。
TXOPホルダデバイスがあるTXOP内に1以上のマルチユーザ送信を計画する一部の実施形態では、TXOPホルダデバイスは、受信デバイスに1つの一次アクセスカテゴリまたは任意の二次アクセスカテゴリを選択することができ、このとき、このTXOP期間内に1以上のマルチユーザ送信に少なくとも1つの一次アクセスカテゴリデータフレームを必ず含ませるようにする。例えば、TXOPホルダデバイスは、第1の送信において、受信デバイスAについて一次アクセスカテゴリを選び、受信デバイスBについて二次アクセスカテゴリを選び、第2の送信において、受信デバイスAに二次アクセスカテゴリを選び、受信デバイスBについて一次アクセスカテゴリを選び、第3の送信において、受信デバイスAに一次アクセスカテゴリを選び、受信デバイスBについて二次アクセスカテゴリを選ぶ、といったことができる。
図5は、TXOPの1以上の二次アクセスカテゴリの決定のための通信プロセスの一例を示す。505で、通信プロセスは、1以上の一次データユニットに対して1以上の通信リソースを割り当てる。通信リソースの割り当てには、特定の期間に空間無線通信チャネルをスケジュールすることが含まれてよい。一次アクセスカテゴリ及びこの一次アクセスカテゴリデータの受信デバイスが決定され、利用可能な通信リソースがある場合、通信プロセスは、第1のレシーバと通信リソースを共有できる1以上のMUレシーバを決定する。全てのMUレシーバで利用可能なデータに基づいて、MUトランスミッタは、一次アクセスカテゴリデータにピギーバックできる二次アクセスカテゴリデータを決定することができる。
510で、通信プロセスは、TXOPの一次アクセスカテゴリより高い優先度を持つアクセスカテゴリがあるかを判断する。この判断には、送信するデータを有するアクセスカテゴリを識別することが含まれてよい。優先度の高いアクセスカテゴリが存在しており、送信準備のできたデータがある場合には、通信プロセスは515で、TXOPの二次アクセスカテゴリとしてこのアクセスカテゴリを選択する。520で、通信プロセスは、二次データユニットに対して1以上の通信リソースを割り当てる。この割り当てに基づいて、二次データユニットを対応するアクセスカテゴリキューから取り除くことができる。一部の実施形態では、二次データユニットを、割り当て済みとしてマークして、このTXOP中のさらなる割り当てに利用できないものとすることができる。525で、通信プロセスは、このTXOPに1以上リソースが残っているかを判断する。利用可能なリソースが少なくとも1つ残っている場合には、通信プロセスは510の決定処理を繰り返して、1以上のさらなる二次アクセスカテゴリを選択する。利用可能なリソースがもうない場合には、通信プロセスは550で、TXOPのアクセスカテゴリの識別処理を終了する。
送信できるデータを有する一次アクセスカテゴリよりも優先度が高いアクセスカテゴリがない場合、または尽きてしまった場合には、通信プロセスは530で、TXOPの一次アクセスカテゴリより優先度の低いアクセスカテゴリがあるかを判断する。低い優先度のアクセスカテゴリがある場合には、通信プロセスは535で、このアクセスカテゴリをTXOPの二次アクセスカテゴリに決定する。低い優先度のアクセスカテゴリが複数ある場合には、プロセスはより高い優先度のものを選択することができる。540で、通信プロセスは、1以上の二次データユニットに対して1以上の通信リソースを割り当てる。545で通信プロセスは、このTXOPに対して1以上のリソースが残っているかを判断する。利用可能なリソースが少なくとも1つ残っている場合には、通信プロセスは、530でこの判断処理を繰り返して、さらなる二次アクセスカテゴリを選択する。利用可能なリソースがない場合には、通信プロセスは550で、このTXOPのアクセスカテゴリの識別処理を終了する。通信プロセスはまた、送信準備のできたデータがない場合にも、TXOPのアクセスカテゴリの識別処理を終了することもできる。
通信プロセスは、MU送信についてのマルチユーザグループ(例えばMU送信の受信デバイス群)を決定することができる。一部の実装例では、1つのマルチユーザグループが決定されると、あるマルチユーザレシーバに対して一次アクセスカテゴリを割り当てて、他のレシーバに対しては、利用可能なデータがあるアクセスカテゴリを均等に割り当てる。各レシーバに対するアクセスカテゴリの選択は、TXOPの総スループット、利用可能なデータ優先度、及びマルチユーザレシーバの優先度等の要因を考慮に入れて行うことができる。
図6は、送信機会(TXOP)中の複数のデバイスの間で行われる通信の一例を示す。APは、TXOP600中に2以上のMUフレーム605、610を送信することができる。この例では、TXOP600の一次アクセスカテゴリが、「AC3」であり、TXOP600の二次アクセスカテゴリが「AC4」である。図6に示すように、MUフレーム605、610の受信デバイスは、STA−1、STA−2、及びSTA−3を含む。
第1のMUフレーム605は、デバイスSTA−1、STA−2、及びSTA−3それぞれに対して、3つの空間ステアリングデータフレーム615a、615b、615cを含んでいる。MUフレーム605は、プリアンブル部分607(ステアリングされたプリアンブル部分及びステアリングされていないプリアンブル部分が含まれていてよい)を含んでいる。第1のデータフレーム615aは、STA−1のAC3キューのデータユニットを含む。第1のデータフレーム615aは、一次アクセスカテゴリのデータを含むので、MUフレーム605の一次データフレームと称されてよい。二次データフレーム615bは、STA−2のAC4キューのデータユニットを含んでいる。第2のデータフレーム615bは、二次アクセスカテゴリのデータを含むために、MUフレーム605の二次データフレームと称することができる。第3のデータフレーム615cは、STA−3のAC4キューのデータユニットを含む。第3のデータフレーム615cは、二次アクセスカテゴリのデータを含むために、MUフレーム605の二次データフレームと称することができる。データフレーム615b、615cにはパディングすることができる。一部の実装例では、データフレーム615a、615b、615cは、A−MPDU等のデータユニットを含む。受信デバイスは、銘々のデータフレーム615a、615b、615cの受信に成功したら、ブロック受領確認(BA)630am、630b、630c等の受領確認応答を送信することができる。
第2のMUフレーム610は、デバイスSTA−1、STA−2、及びSTA−3それぞれに対して、3つの空間ステアリングデータフレーム620a、620b、620cを含んでいる。MUフレーム610は、プリアンブル部分625(ステアリングされたプリアンブル部分及びステアリングされていないプリアンブル部分が含まれていてよい)を含んでいる。第1のデータフレーム620aは、STA−1のAC4キューのデータユニットを含む。第1のデータフレーム620aは、二次アクセスカテゴリのデータを含むので、MUフレーム610の二次データフレームと称されてよい。二次データフレーム620bは、STA−2のAC4キューのデータユニットを含んでいる。第2のデータフレーム620bは、二次アクセスカテゴリのデータを含むために、MUフレーム610の二次データフレームと称することができる。第3のデータフレーム620cは、STA−3のAC3キューのデータユニットを含む。第3のデータフレーム620cは、一次アクセスカテゴリのデータを含むために、MUフレーム610の一次データフレームと称することができる。受信デバイスは、銘々のデータフレーム620a、620b、620cの受信に成功したら、ブロック受領確認(BA)640am、640b、640c等の受領確認応答を送信することができる。
一部の実装例では、TXOP内のMUフレームの期間を、そのTXOPの一次アクセスカテゴリに属す最大PPDUにより決定する。一部の実装例では、この期間は、二次アクセスカテゴリに属す、より長いPPDUの収容のための拡張を行わない。一部の実装例では、MUフレームを超えるような二次アクセスカテゴリPPDUは、2以上のフレームに分割する。一部の実装例では、最長の一次アクセスカテゴリPPDUには、より長い二次アクセスカテゴリPPDUを収容するためのさらなるシンボルパディングを行わない(例えば、A−MPDU、PSDU、または両方の最後にパディングデリミタを加える)。一部の実装例では、最長の一次アクセスカテゴリPPDUは、より長い二次アクセスカテゴリPPDUを収容させるために1以上の余剰シンボルを含ませてPPDUを拡張させるような、不要なゼロの長さのデリミタを含まない(例えば、PPDUの最後のA−MPDUサブフレーム間に)。一部の実装例では、送信デバイスは、最長一次アクセスカテゴリPPDUの変調符号スキーム(MCS)を下げて、より長い二次アクセスカテゴリPPDUを収容させるために余剰シンボルを使ってPPDUを拡張させるようなことをしない。送信デバイスは、一次アクセスカテゴリに属すMUフレーム内でPPDUを終端させることで、一次アクセスカテゴリPPDUのMCSを決定することができる。一部の実装例では、あるMUフレーム内のPPDUは(一次及び二次アクセスカテゴリPPDUを両方含む)、一次アクセスカテゴリより優先度の高い最長のPPDUの長さに見合うように調節される。一部の実装例では、MUフレームの長さは、そのPPDUのアクセスカテゴリに関わらず、そのフレーム内の最長PPDUにより決定される。つまり、最長のPPDUが二次アクセスカテゴリに属している場合、一次アクセスカテゴリPPDUにパディングをして拡張して、最大PPDUの長さに調節する。
MUフレームのSDMA送信に基づいて、送信デバイスは、SDMA送信に関する受信デバイスの1以上から直近の応答(例えば受領確認応答)を受信することができる。SDMA送信が具現化する個々の送信のうち1以上の受信が不成功に終わる場合がある。直近の応答が、受信デバイスがこれら個々の送信の受信に失敗したことを示す場合もある。SDMA送信におけるいずれかの送信が失敗したときには、対応するEDCAFが、より長いバックオフを設けて媒体アクセス復帰を実行する。再送信は、復帰のバックオフが終わってから開始することができる。一部の実装例では、失敗した送信が一次アクセスカテゴリ(AC)またはTXOPのTIDに属している場合、送信デバイスは、再送信の前により長いバックオフを設けてチャネルアクセス復帰を行うこともできる。再送信は、SDMA送信内の他の新たな送信で行うことができる。失敗した送信が、一次ACまたはTXOPのTIDとは異なるACまたはTIDに属している場合には、送信デバイスは、失敗した送信に対応するEDCAFのチャネルアクセス復帰を行うことができる。これらEDCAFには、チャネルアクセス復帰バックオフの後に新たなSDMA送信機会を与えて、他のEDCAにチャネルアクセス復帰を行う必要がないようにすることができる。一部の実装例では、TXOP内の第1の送信に対する第1の応答が受信されなかった場合のみに、トランスミッタが、第1の応答を生じさせたPPDUに関するEDCAF及びACに基づいて、復帰バックオフを開始するようにしてもよい。第1の応答が正確に受信された場合には、トランスミッタは、後続する送信が幾つか失敗した場合であっても、残りのTXOPに送信を続けることができる。一部の実装例では、第1の応答を生じさせた第1の送信のPPDUは、一次アクセスカテゴリに属しているはずである。一部の実装例では、第1の応答を生じさせた第1の送信のPPDUは、TXOPに関するいずれのアクセスカテゴリに属していても良く、第1の応答が正確に受信されなかった場合には、トランスミッタは、一次アクセスカテゴリに基づいて復帰バックオフを開始することができ、二次アクセスカテゴリのバックオフタイマには影響が及ばない。
TXOPが始まると、二次アクセスカテゴリのバックオフタイマを一時停止する。TXOP中に送信が失敗しなかった場合には、このTXOP中のMU送信に係る二次アクセスカテゴリのバックオフタイマは、TXOPの後に媒体がAIFSのためにアイドルになったときに再開される。つまり、マルチアクセスカテゴリ送信は、二次アクセスカテゴリのバックオフタイマに影響を与えない。一部の実装例では、二次アクセスカテゴリのコンテンション窓(CW)は、CWmin値にリセットされ、対応するバックオフタイマを再計算する。
TXOPの一次アクセスカテゴリに属すPPDUの送信が失敗した場合、送信失敗しなかったTXOPのいずれかのMU送信の二次アクセスカテゴリに対応するバックオフタイマは、媒体がAIFSのためにアイドルになったときに再開されてよい。一部の実装例では、二次アクセスカテゴリのコンテンション窓は変化させないで、対応するバックオフタイマを再計算する。一部の実装例では、二次アクセスカテゴリのコンテンション窓は、CW_NEW=((CW_OLD+1)*2−1)に基づいて変化させて、対応するバックオフタイマを再計算する。一部の実装例では、二次アクセスカテゴリのコンテンション窓を対応するCWmin値にリセットして、対応するバックオフタイマを再計算する。
TXOPの二次アクセスカテゴリに関してPPDUが送信失敗した場合には、二次アクセスカテゴリのバックオフタイマは、媒体がAIFSのためにアイドルになると再開させることができる。一部の実装例では、二次アクセスカテゴリのコンテンション窓は変化させないで、対応するバックオフタイマを再計算する。一部の実装例では、二次アクセスカテゴリのコンテンション窓は、CW_NEW=((CW_OLD+1)*2−1)に基づいて変化され、対応するバックオフタイマを再計算する。
二次アクセスカテゴリのPPDUの送信が失敗した場合、一次アクセスカテゴリのバックオフタイマが影響を受ける場合がある。一部の実施形態でこの場合には、一次アクセスカテゴリのコンテンション窓は変化させないで、対応するバックオフタイマを再計算する。一部の実装例では、一次アクセスカテゴリのコンテンション窓は、CW_NEW=((CW_OLD+1)*2−1)に基づいて変化させて、対応するバックオフタイマを再計算する。一部の実装例では、一次アクセスカテゴリのコンテンション窓を対応するCWmin値にリセットして、対応するバックオフタイマを再計算する。
TXOPの二次アクセスカテゴリに属すPPDUの送信が失敗した場合、送信失敗しなかったTXOPの1以上のMU送信に係る他の二次アクセスカテゴリに対応するバックオフタイマは、媒体がAIFSのためにアイドルになったときに再開されてよい。一部の実装例では、これらの他の二次アクセスカテゴリのコンテンション窓は変化させないで、対応するバックオフタイマを再計算する。一部の実装例では、これらの他の二次アクセスカテゴリのコンテンション窓は、CW_NEW=((CW_OLD+1)*2−1)に基づいて変化させて、対応するバックオフタイマを再計算する。一部の実装例では、これら他の二次アクセスカテゴリのコンテンション窓を対応するCWmin値にリセットして、対応するバックオフタイマを再計算する。
以下の図面に示すように、送信信号は、レガシーのショートトレーニングフィールド(L−STF)またはレガシーのロングトレーニングフィールド(L−LTF)等の1以上のレガシートレーニングフィールド(LTF)を含むことができる。送信信号は、1以上のレガシー信号フィールド(L−SIG)を含むことができる。送信信号は、1以上のVHT信号フィールド(VHT−SIG)を含むことができる。送信信号は、1以上のVHTトレーニングフィールド(VHT−TF)を含むことができる。これらトレーニングフィールドの例としては、VHTショートトレーニングフィールド(VHT−STF)及びVHTロングトレーニングフィールド(VHT−LTF)が挙げられる。送信信号は、VHT−データフィールド等の異なる種類のデータフィールドを含んでもよい。
VHTデバイスは、TXOP中に1以上のマルチユーザ送信のための無線通信媒体を確保するための保護メカニズムを含む。VHT保護メカニズムは、VHT送信前のRTS/CTSまたは自身へのCTS(CTS-to-Self)等の制御フレームの送信を含む。これら制御フレームは、無線通信媒体をモニタするデバイスに対してネットワーク割り当てベクトル(NAV)を設定するシーケンスの一部であってよい。別のVHT保護メカニズムには、応答フレームを必要とする初期の非HTベースのPPDUの送信が含まれてよい。例えば、デバイスは、サウンディング要求及びフィードバックシーケンスに基づいて送信を交換することができる。また別のHVT保護メカニズムには、非HT PPDU(レガシー用にフォーマットされたPPDU等)を利用して応答を要求するVHTベースのPPDUの送信が含まれるものもある。要求される応答は、例えば受領確認応答(例えばBA)であってよい。
図7は、TXOPに基づく、EDCA中の無線通信のやりとりの一例を示す。TXOP705は、TXOP705の一次AC(P−AC)に関するEDCAパラメータを利用して取得される。NAV−SETシーケンス710を利用して、TXOP705を、無関係なデバイスの送信から保護することができる。NAV−SETシーケンス710の様々な例には、サウンディングシーケンス、RTS/CTS交換シーケンス、及び自身へのCTSが含まれてよい。
NAV−SETシーケンス710が完了すると、デバイスは、MUフレーム715等のマルチユーザ送信を送信することができる。MUフレーム715は、第1のデバイスのP−ACからのデータを含むデータフレーム725、第2のデバイスのP−ACからのデータを含むデータフレーム730、及び、第3のデバイスの二次AC(S−AC)からのデータを含むデータフレーム735を含んでいる。他の内容のデータ及びアクセスカテゴリを利用することもできる。
MUフレーム715のL−SIG720は、MUフレーム715が終わるまで保護しておくことができる。MUフレーム715の各データフレーム725、730、735は、それぞれのデータフレームの宛先である受信デバイスが復号可能なMAC期間フィールドを含んでいる。MUフレーム715の送信後の受領確認期間740中に送信される、フレームのMAC期間(例えば、レガシーフォーマットに基づく非HT BA及びBARフレーム)によって、無関係なデバイス(無関係なVHTデバイス、HTデバイス、及びレガシーデバイスを含む)から、TXOP705を最後まで保護することができるようになる。TXOPホルダは、CF−ENDフレーム745を送信することでTXOP705を終了させることができる。
図8は、TXOPを保護するためにネットワーク割り当てベクトルを設定するためにサウンディングシーケンスを利用する一例を示す。デバイスは、TXOP800のNAVを設定するためにサウンディングシーケンスを利用することができる。サウンディングシーケンスは、ヌルパケットアナウンス(NDP−A)フレーム805、ヌルデータパケット(NDP)フレーム810、ポーリングフレーム820、830、及びサウンディングフィードバック(S−FB)815、825、835を含んでいる。サウンディングシーケンスの後に、デバイスはMU送信840を実行する。NDP−Aフレーム805はTXOP800の構築に利用することができる。NDP−Aフレーム805は、非HT複製モードに基づいて送信することができる。一部の実装例では、NDP−Aフレーム805が非HT複製モードに基づいて送信されるのではなく、非HTベースのPPDUを利用して第1のサウンディングフィードバックが送信される、または、非HTベースのPPDUまたは両方を利用してポーリングフレームが送信される。
TXOP800の帯域幅は、NDP−Aフレーム805が示す帯域幅以上であってよい。NDP−Aフレーム805が示す帯域幅は、後続するNDPフレーム810が示す帯域幅以上であってよい。NDPフレーム810が示す帯域幅は、後続するポーリングフレーム820、830が示す帯域幅以上であってよい。一部の実装例では、NDPフレーム810が示す帯域幅は、NDP−Aフレーム815が示す帯域幅と同じであってもよい。一部の実装例では、NDP−Aフレーム805、NDPフレーム810、及びポーリングフレーム820、830が示す帯域幅が、同じTXOP800内では同じである必要がある場合もある。NDP−Aフレーム805、NDPフレーム810、及びポーリングフレーム820、830等のフレームは、PHYプリアンブル、サービスフィールド、MACヘッダ、MACペイロード、またはPHYパッド内に、帯域幅情報フィールド等の帯域幅設定フィールドを含むことができる。
第1のサウンディングフィードバック815が示す帯域幅は、NDP−Aフレーム805及びNDPフレーム810が示す帯域幅と同じであってよい。場合によっては、第1のサウンディングフィードバック815が示す帯域幅は、NDP−Aフレーム805及びNDPフレーム810が示す帯域幅未満であってもよい。第2のサウンディングフィードバック825が示す帯域幅は、第1のポーリングフレーム820が示す帯域幅と同じであってよい。場合によっては、第2のサウンディングフィードバック825帯域幅は、第1のポーリングフレーム820が示す帯域幅未満であってもよい。第3のサウンディングフィードバック835が示す帯域幅は、第2のポーリングフレーム830が示す帯域幅と同じであってもよい。サウンディングフィードバック815、825、835は、PHYプリアンブル、サービスフィールド、MACヘッダ、MACペイロード、またはPHYパッド内に、帯域幅(BW)情報フィールドを含んでもよい。
NDP−Aフレーム805及びポーリングフレーム820、830は、MU送信840内のデータフレームの1以上に関連する一次アクセスカテゴリを継承することができる。NDP−Aフレーム805及びNDPフレーム810等のフレームは、MU送信840中にTXOP800の一次アクセスカテゴリのデータを受信するデバイスを宛先とすることができる。場合によっては、ポーリングフレーム820、830は、MU送信840中に一次アクセスカテゴリのデータを受信する他のデバイスを宛先とすることもできる。場合によっては、ポーリングフレーム820、830は、MU送信中840に二次アクセスカテゴリのデータを受信するデバイスを宛先とすることもできる。
一部の実装例では、MU送信は、NAVを設定するために利用することもできる。TXOPの初期フレームがMU−PPDUである場合、一次デバイス(例えば一次アクセスカテゴリのデータを受信するデバイス)は、MU−PPDUを受信した後のショートインターフレームスペース(SIFS)に基づいて直近の受領確認応答を送信することができる。例えば、潜在的なシーケンスは、{MU−PPDU+受領承認応答+ポーリング+受領確認応答}を含む。別の例では、潜在的なシーケンスが、{MU−PPDU+ポーリング+受領確認応答+ポーリング+受領確認応答}を含む。TXOPの初期フレームが、MU−PPDUに先行する自身へのCTS(CTS-to-Self)である場合、MU―PPDUは、一次デバイスからの直近の受領確認応答を発信する。例えば、潜在的なシーケンスは、{自身へのCTS+MU−PPDU+受領承認応答+ポーリング+受領確認応答}を含む。別の例では、潜在的なシーケンスが、{自身へのCTS+MU−PPDU+ポーリング+受領確認応答+ポーリング+受領確認応答}を含む。
TXOPの初期フレームとして送信されるグループ識別子(GID)割り当てフレームは、NAVを設定するために利用することができる。GID割り当てフレームは、MU送信に含まれているデータフレームの一次ユーザ優先度(UP)、または、管理フレームの一次ACを継承することができる。GID割り当てフレームは、PHYプリアンブル、サービスフィールド、MACヘッダ、MACペイロード、またはPHYパッドにBW情報フィールドを含むことができる。
図9は、ネットワーク割り当てベクトルを設定するためにRTS/CTSの交換シーケンスを利用する一例を示す。RTS/CTS交換910は、2以上のデバイスにRTSフレームを送信して、デバイスそれぞれから対応するCTSフレームを受信することを含んでよい。RTS/CTS交換910は、NAVの設定に基づいて無線媒体を確保するために利用することができる。場合によっては、RTS/CTS交換910は、TXOP中の単一のシーケンス(データフレーム及び関連する応答を含む)を保護することができる。場合によっては、RTS/CTS交換910は全TXOPを保護することができる。
マルチユーザフレームにおいては、共通のプリアンブル(CP)915は、TXOPの少なくとも一部を保護するL−SIG及びVHT−SIG−Aを含むことができる。L―SIGは、フレームのステアリングされていない部分であり、この部分は、様々な種類のデバイス(例えばVHTデバイス及びレガシーデバイス)によって復号可能である。CP915に含まれるPPDU期間は、単一のフレーム(例えば送信されたPPDU)を保護するために利用することができる。CP915に含まれる送信シーケンス期間は、単一のフレームまたは単一のシーケンスの保護のために利用することができる。送信シーケンスの宛先でないデバイスは、その送信シーケンス期間が終わるまでスリープ状態にすることができる。CP915は、1以上の宛先デバイスのアドレス情報(例えば部分的なアドレス識別子、MUグループ識別子、またはグループインデックス)を含むことができる。受信デバイスは、MUフレームの意図されている受信デバイスであるかを判断するためにアドレス情報を利用することができる。
一部の実装例では、PPDU期間がCP915に含まれている。一部の実装例では、PPDU期間とTXシーケンス期間とがCP915に含まれている。一部の実装例では、PPDU期間とMAC期間とがCP915に含まれている。MAC期間は、TXOPの単一のシーケンスまたは残りの部分の保護に利用することができる。特定の受信デバイスのPPDU期間は、ステアリングされたプリアンブルに位置させることができる。デバイスは、1以上の期間フィールド(例えばPPDU期間、TXシーケンス期間、またはMAC期間)に基づいてNAVをセットしたりリセットしたりすることができる。さらなるCP920は、TXOP内で後続するときに送信される、さらなるMUフレームを含むことができ、これは、NAVを拡張するために利用することができる。
デバイスは、1以上のMU送信のための無線媒体を確保するために、1以上の制御フレーム(例えばレガシーベースのRTSまたはMUベースのRTS(MU−RTS))を送ることができる。MU−RTSフレームは、TXOP中の全てのMUレシーバのアドレスを含むことができ、CTS応答シーケンス、CTS応答スケジュール、またはこれらの両方を示すことができる。MU−RTSフレームは、別個の受信デバイスに対してステアリングされたフレームを含むことができる。デバイスは、MU−RTSフレームを送って、受信デバイスにそれぞれCTSフレームを送信させることができる。MU−RTSは、MACヘッダの期間及びMACペイロードの期間といった2以上の期間を含むことができる。第1のMU−RTS期間は、CTS送信期間の最後を示すことができる。VTSデバイスは、CTSが受信されないこと、及び、RTS/CTS交換の最後のCTSを受信した後のSIF期間中に送信がないこと、に基づいてそのNAVをリセットすることができる。第2のMU−RTS期間は、TXOPの最後を示すことができる。VTSデバイスは、RTS/CTS交換の最後のCTSを受信した後に送信を検知すると、銘々のNAVをTXOPの最後に設定することができる。CTS期間は、TXOPの最後またはTXシーケンスの最後までをカバーすることができる。一部の実装例では、デバイスは、第1の期間情報とともに自身へのCTSを送り、第2の期間情報とともにMU−RTSを送信することができる。一部の実装例では、MU−RTSは、レガシーデバイスがMU−RTSの少なくとも一部を処理したレガシーRTSの修正版であってよい。
一部の実装例では、無線デバイスは、{RTS+CTS+RTS+CTS+RTS+CTS}というシーケンスを交換して、1以上のMUフレーム送信のために無線媒体を確保することができる。RTSを受信するデバイスは、最後のRTSを受信してから一定の期間の間送信がないと、受信したRTSに基づいてNAVをリセットすることができる。NAVを、前に受信した制御フレーム(RTS、CTS等)に従って設定したデバイスは、同じTXOPホルダから新たに受信したRTSにCTSを返すことができる。シーケンスの初期RTS/CTS対を交換した後で、1以上のさらなるRTS/CTS対の交換を、前のデータ交換の後の一定の期間に開始することができ、これにより、レシーバはチャネルの占有(busy)/アイドルに関するステータスをこの期間内に知ることができる。期間は、IFS(interframe space)パラメータ(例えばPIFS(point coordination function IFS))期間の値に基づくものであってよい。RTSをTXOPの開始部分中に受信した場合、RTSレシーバは、利用可能な帯域幅をチェックして(例えば、チャネルがRTSの前に十分な期間アイドルであるかをチェックする)、RTSレシーバ側で利用可能な帯域幅に基づいてCTSを送信することができる。一部の実施形態では、TXOPの開始部分の後にRTSを受信すると、受信デバイスは、RTS帯域幅フィールドに示されるものと同じ帯域幅を利用してCTSを送信することができる。
MU―RTSを受信すると、受信デバイスは、SDMAを介してCTSフレームを送信することができる。例えば、複数のデバイスからのCTSは、TXOPホルダに同時に送信することができる。一部の実施形態では、RTSの受信デバイスは、受信したRTSが利用するものと同じスクランブラー・シードを利用して、CTSを送信することができる。一部の実施形態では、MU−RTSは、他のデバイスがCTSフレームを送信する前に、一次デバイスにCTSフレームを送信させることができる。
TXOPホルダは、マルチチャネル(MC)EDCAアクセス規則を利用して、マルチチャネルRTS/CTSの交換を実行することで、2以上の周波数チャネルのTXOPを取得することができる。MC EDCAアクセス規則には、主要チャネルにおけるAIFS及びバックオフ期間を足し合わせたものをモニタして、1以上の二次チャネルでPIFS期間をモニタすることが含まれてよい。マルチチャネルRTS/CTS交換には、1以上のマルチチャネルRTSフレームを送信して、1以上のマルチチャネルCTSフレームを受信することで、TXOP帯域幅を決定することが含まれている。TXOPを取得してTXOP帯域幅を判断することにより、TXOPホルダデバイスは、TXOP帯域幅に従って1以上のフレームを送信する。TXOP帯域幅の決定は、1以上の受信したマルチチャネルCTSフレームが示す最小帯域幅の選択を含んでよい。
応答フレームは、前に受信したフレームが示すものと同じ、またはこれ以下の帯域幅を利用することができる。一部の実装例では、受領確認応答フレーム、CF−ENDフレーム、またはサウンディングフィードバックフレーム等のフレームは、前に受信したフレームが示す帯域幅に関連付けられている1以上のチャネルがクリアではないとき(例えば占有されている場合)、単一の周波数チャネルで送信されてよい。一部の実装例では、初期フレーム交換の後は(例えば初期マルチチャネルRTS/CTS交換の後は)、TXOPホルダ及び応答機(responder(s))は、TXOPの利用帯域幅を記録しておき、TXOP帯域幅を超えて後続フレーム及び応答フレームを送信しないようにする。この場合、応答機は前のフレームのBWを知らないので、前のフレームのBWとは異なるBWを有するフレームを送信することができる(BWがTXOP BWより小さいことが前提ではあるが)。
図10は、マルチユーザ送信のためのRTS/CTSの交換シーケンスに基づく通信プロセスの一例を示す。RTS/CTS交換シーケンスは、無関係なデバイスが送信機会中に送信を停止することにより、マルチユーザ送信を行うデバイスの近隣、及び、意図されている受信デバイスの近隣を保護することができる。1005で、通信プロセスは、TXOP中に空間ステアリングされ、マルチユーザフレームに含められたデータフレームを受信させるデバイスを識別する。一部の実装例では、通信プロセスは、1以上の一次チャネル及び1以上の二次チャネルの無線トラフィックをモニタして、TXOPを取得することができる。例えば、AIFS期間にバックオフ期間を足し合わせた期間内に一次チャネルがアイドルであったこと、及び、1以上の二次チャネルが少なくともPIFS期間中にアイドルであったことに基づいて、デバイスは、アイドルのチャネルを利用して、初期RTSフレーム等のTXOPの初期フレームを送信することができる。
1010で、通信プロセスは、TXOP中に、識別されたデバイスにRTS情報を送信させることを含む。RTS情報の送信には、1以上のRTSフレームを送信することが含まれてよい。RTS情報の送信には、マルチユーザRTS(MU−RTS)フレームを送信して、識別されたデバイスにCTS応答を送信させることも含まれる。RTS情報を受信すると(RTSフレームを受信すると)、識別されたデバイスは、CTSフレーム等のCTS応答を送信することができる。
1015で、通信プロセスは、識別されたデバイスからCTS応答を受信することを含む。CTS応答の受信には、1以上のチャネル経由でCTSフレームを受信することが含まれてよい。CTS応答は、送信に利用可能な1以上の周波数帯の情報を含んでよい。一部の実装例では、CTS応答の受信には、マルチユーザRTSフレーム等のRTSフレームに関する応答期間中に、CTSフレームをそれぞれ空間無線通信チャネル経由で受信することが含まれてよい。
1020で、通信プロセスは、CTS応答に基づいてマルチユーザフレームの帯域幅設定を決定することを含む。帯域幅設定は、TXOPの少なくとも一部の間に利用可能な1以上の周波数帯を示すことができる。RTSフレーム及びCTSフレーム等の制御フレームは、マルチチャネル帯域幅設定等の帯域幅設定を含むことができ、要求された、または利用可能な帯域幅(例えば20、40、80、または160MHz)を示すことができる。一部の実施形態では、帯域幅設定は、1以上の20MHz周波数帯(たとえば周波数チャネル)を示す。ある周波数帯の他の周波数帯域を利用することもできる。2以上の周波数帯を統合して、より大きな通信帯域幅を送信することもできる。マルチチャネル帯域幅設定に基づくと、RTSフレームの送信には、2以上の20MHzチャネルで2以上のレガシーに互換性のある(legacy compatible)RTSフレームを送信することが含まれてもよい。CTSフレームの送信には、送信に利用可能な1以上のチャネルでレガシーと互換性のあるCTSフレームを送信することが含まれてもよい。
1025で、通信プロセスは、帯域幅設定に従って、TXOP中にマルチユーザフレームを、識別されたデバイスに送信することを含む。マルチユーザフレームの送信には、2以上の無線通信デバイスに空間ステアリングされたデータフレームを同時に送信することが含まれてよい。マルチユーザフレームの送信には、1以上の周波数帯を利用することが含まれてよい。
一部の実装例では、通信プロセスは、TXOPの一次アクセスカテゴリに属すデータ、及び、TXOPの二次アクセスカテゴリに属すデータを含むマルチユーザフレームを生成してよい。TXOP中に空間ステアリングされたデータフレームを受信するデバイスを特定することには、一次アクセスカテゴリに属すデータを受信するデバイスのうちの一次デバイスを識別することが含まれてよい。RTS情報の送信には、初期RTSフレームを、識別された一次デバイスに送信することが含まれてよい。
一部の実装例では、RTS情報の送信には、第1のRTSフレームを、識別されたデバイスのうちの第1のデバイスに送信することが含まれてよい。CTS応答の受信には、第1のRTSフレームを送信した後に、第1のCTSフレームを受信することが含まれてよい。RTS情報の送信には、第1のCTSフレームの受信に基づいて、第2のRTSフレームを、識別されたデバイスのうちの第2のデバイスに送信することが含まれてよい。CTS応答の受信には、第2のRTSフレームを送信した後で、第2のCTSフレームを受信することが含まれてよい。
一部の実装例では、第1のCTSフレームが示す帯域幅設定は、第1のRTSフレームが示す帯域幅設定以下である。一部の実装例では、第2のCTSフレームが示す帯域幅設定は、第2のRTSフレームが示す帯域幅設定以下である。例えば、利用可能な帯域幅が、受信したRTSが示す帯域幅より小さい旨を、RTS受信デバイスが判断した場合には、受信デバイスは、受信したRTSより小さい帯域幅情報を持つCTSを送信する。マルチユーザフレームの帯域幅設定の判断には、CTS応答が示す最小帯域幅設定の選択が含まれてよい。通信プロセスは、第2のRTSフレームが示す帯域幅設定が、第1のCTSフレームが示す帯域幅設定以下になるように選択してよい。
第2のRTSフレームの送信は、タイマの期限が切れることに応じて行われてよい。一部の実装例では、タイマは、第1のCTSフレーム及びPIFS期間パラメータが受信されたことに基づいて設定されてよい。第2のデバイスは、タイマの期間中に2以上のチャネルの利用可能性を判断してよい。一部の実装例では、第2のRTSは、第1のCTSフレームの後の期間に基づいて送信されてよい。一部の実施形態では、さらなるRTSフレームが、前のデータ交換の後のPIFS期間に基づいてTXOPの最中に送信されてよい。一部の実装例では、タイマは、第1のCTSフレーム及びSIFS期間パラメータの受信に基づいたものであってよい。第2のCTSフレームは、第2のRTSフレームが示すものと同じ帯域幅設定を示していてよい。
図11は、マルチユーザ送信のためのRTS/CTSの交換シーケンスの一例を示す。TXOPホルダデバイス(例えばAP1105)は、1以上のチャネルアクセス手順(EDCA等)に基づいてTXOPを取得した無線通信デバイスであってよい。TXOPを取得すると、AP1105は、第1のRTSを第1のデバイス1110に送信して、第1のデバイス1110が、第1のCTSで応答する。第1のCTSを受信すると、AP1105は、第2のRTSを第2のデバイス1115に送信して、第2のデバイス1115が第2のCTSで応答する。第2のCTSを受信すると、AP1105は、第3のRTSを第3のデバイス1120に送信して、第3のデバイス1120が第3のCTSで応答する。第3のCTS(またはこの場合にはさらなるデバイスの最後のCTSである)を受信すると、AP1105は、MU送信を行い、これには、第1のデバイス1110へのステアリングデータフレーム、第2のデバイス1115へのステアリングデータフレーム、及び、第3のデバイス1120へのステアリングデータの同時送信が含まれる。この特徴は、1以上のさらなるデバイスに対して応用することもできる。
一部の実装例では、CTSが示す帯域幅は、CTSを生じさせたRTSが示す帯域幅以下である。一部の実装例では、CTSが示す帯域幅は、1以上の周波数帯の有効な帯域幅設定に基づいていてよい。有効な帯域幅設定は、20MHz、40MHz、80MHz、または160MHz帯域幅を示すものであってよい。
第2のデバイス1115及び第3のデバイス1120の帯域幅の調査は、第1のデバイス1110の帯域幅の調査とは別個に行われてよい。一部の実施形態では、第1、第2、及び第3のRTSが示す帯域幅は、TXOPホルダデバイス(例えばAP1105)がアクセス可能な帯域幅以下である必要がある。一部の実装例では、第1のデバイス1110への後続するシングルユーザ(SU)送信は、第1のCTSの帯域幅以下に限定されており、第2のデバイス1115への後続するシングルユーザ(SU)送信は、第2のCTSの帯域幅以下に限定されており、第3のデバイス1120への後続するシングルユーザ(SU)送信は、第3のCTSの帯域幅以下に限定されている。第1のデバイス1110、第2のデバイス1115、及び第3のデバイス1120に対する後続するMU送信は、第1、第2、及び第3のCTSが示す最小の帯域幅以下に限定されている。この特徴は、1以上のさらなるデバイスに対して応用することもできる。
第2のデバイス1115の帯域幅の調査は、第1のデバイス1110の帯域幅の調査に依存している。さらに、第3のデバイス1120の帯域幅の調査は、第2のデバイス1115の帯域幅の調査に依存している。一部の実施形態では、第2のRTSの帯域幅は、第1のCTSの帯域幅を超えてはならず、第3のRTSのBWは、第2のCTSの帯域幅を超えてはならない。例えば、第2のデバイス1115の帯域幅の調査は、第1のデバイス1110の帯域幅の調査結果により制約を受ける。第3のデバイス1120の帯域幅の調査は、第2のデバイス1115のBWの調査結果に制約を受ける。一部の実施形態では、第3のCTSに後続する送信(例えばSU送信またはMU送信)は、第3のCTSが示すBW以下に制限される。この特徴は1以上のさらなるデバイスに応用することもできる。
TXOPホルダデバイス(例えばAP1105)は、一部の実施形態では、前の送信またはフレーム交換の後のPIFS期間に基づいて送信するように第2のRTSをスケジュールして、第2のデバイス1115が、二次チャネルがアイドルであって後続する送信を受信することができるかをチェックするための十分な時間を提供する。AP1105は、前の送信またはフレーム交換の後のSIFS期間に基づいて第2のRTSの送信をスケジュールすることができる。この場合には、第2のデバイス1115は、二次チャネルがアイドルであるかを判断するに足る時間がない場合もあり、受信したRTSが示すものと同じ帯域幅を利用してCTSを送信する場合もある。SIFSはPIFSより小さく、SIFSは、TXOP中のフレーム送信の間の通常の間隔に相当する点に留意されたい。
一部の実装例では、TXOPホルダは、TXOP中にさらなるRTS/CTS交換を実行することができる。例えばTXOPホルダは、データフレームの第1のMU送信及び銘々の受領確認の後に送信されてよい。一部の実装例では、ホルダは、前のデータ交換の後のPIFS期間に基づいてマルチチャネルRTSを送信する。
一部の実装例では、TXOP中の初期マルチチャネルRTSの後に、TXOPホルダが、前に受信したマルチチャネルCTSフレームの後のSIFS期間に基づいて、後続するマルチチャネルRTSを送信することができる。2以上のチャネルの帯域幅設定を示す初期マルチチャネルRTSに基づいて、受信デバイスは、チャネルが利用可能かを判断するために初期マルチチャネルRTSが示すチャネルをチェックすることができる。一部の実装例では、受信デバイスは、マルチチャネルRTSに関連付けられている1以上の二次チャネルにPIFSアイドルチャネルチェックを行う。一部の実装例では、初期マルチチャネルRTSは、同じTXOPで別個のRTSフレームを受信するために2以上のデバイスの識別子(例えばアドレス)を含んでよい。マルチチャネルRTSが識別するデバイスは、利用可能な帯域幅をチェックしてよい。後で受信される1以上のRTSフレームに対して、受信デバイスは、受信したRTSが示す帯域幅とデバイスが判断した利用可能な帯域幅とに基づいたBWとともにCTSを送信することができる。一部の実装例では、RTS受信デバイスは、受信したRTSが示すチャネルが、RTSの受信まで十分な時間の間(例えばPIFS)アイドルでいたかをチェックする。RTSを受信すると、CTS BWが示す帯域幅は、RTSの受信まで十分な時間の間アイドルであった1以上のチャネルに基づいて決定される。
受信デバイスは、TXOPの初期RTSの送信デバイスに関連する送信元無線アドレスを、TXOPホルダとして記録することができる。記録された送信元無線アドレスは、後で受信されるRTSに対して応答が必要かを判断するために利用することができる。さらなるRTSが同じTXOP期間中にTXOPホルダから受信された場合には、受信デバイスはCTSで応答することができる。
幾つかの実施形態を記載してきたが、様々な変形例も可能である。記載した主題は、本明細書に記載した機能的な処理も含み、記載してきた処理を1以上のデータ処理装置に実行させることの出来るプログラム(例えば、メモリデバイス、格納デバイス、機械可読格納基板、その他の物理的、機械可読媒体、またはこれらの1以上の組み合わせを含むコンピュータ可読媒体に符号化されるプログラム)を潜在的に含む電子回路、コンピュータハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、これらの組み合わせ(例えば、本明細書で開示した構造手段、その構造的な均等物)での実装が可能である。
「データ処理装置」という用語は、例えばプログラム可能プロセッサ、コンピュータ、または複数のプロセッサまたはコンピュータを含む、データを処理する全ての装置、デバイス、及び機械を含む概念である。装置は、ハードウェアに加えて、対象となるコンピュータプログラムに実行環境を提供するコード(例えば、プロセッサファームウェア、プロトコルスタック、データベース管理システム、オペレーティングシステム、またはこれらの1以上の組み合わせ)を含むことができる。
プログラム(さらにはコンピュータプログラム、ソフトウェア、ソフトウェアアプリケーション、スクリプト、またはコード)は、コンパイラ型言語、またはインタープリタ型言語、宣言型言語または手続き型言語等の任意のプログラミング言語の形態であってよく、独立型プログラム、モジュール、コンポーネント、サブルーチン、その他、コンピュータ環境での利用に適したその他のユニット等の任意の形態で利用することができる。プログラムは必ずしもファイルシステムのファイルに対応していなくてもよい。プログラムは、他のプログラムまたはデータ(例えば、マークアップ言語文書に格納される1以上のスクリプト)を保持するファイルの一部として格納することもできるし、対象となるプログラムに特化した単一のファイルに格納することもできるし、複数の調節されたファイル(例えば、1以上のモジュール、サブプログラム、またはコードの部分を格納するファイル)に格納することもできる。プログラムは、1つのサイトに配置されてもよいし、または複数のサイトに分散され通信ネットワークで接続されていてよい1つまたは複数のコンピュータで実行することができる。
本明細書は特定の詳細を含むが、これらは特定の明細書に固有の特徴を説明したにすぎず、特許請求の範囲を限定するものとして捉えられるべきではない。本明細書で記載する、特定の実施形態で説明される特定の特徴は、単一の実施形態で組み合わせて実装されてもよい。逆に、単一の実施形態で説明された様々な特徴を、複数の実施形態で別個に、または適宜サブコンビネーションとして実装してもよい。さらに、上述した特徴は、組み合わせて時刻されると記載されていたり、最初はそのように請求されていたとしても、請求される組み合わせの1以上の特徴を、場合によっては取り除いたり、請求されている組み合わせを、サブコンビネーションとしたり、サブコンビネーションの変形例としたりすることもできる。
同様に、図面において処理は特定の順序で示されているが、これは、これらの処理が示されている特定の順序で、または順番で実行される、という限定の明示として捉えられるべきではなく、さらには、所望の結果を生じるために全ての処理を実行せねばならない、という限定の明示として捉えられるべきでもない。場合によっては、マルチタスクとしたり、並行処理したりすると功を奏する場合もある。さらに、実施形態で説明した様々なシステムコンポーネントを分離することは、全ての実施系知アにおいてこの分離が必要であるとの明示として捉えられるべきでもない。
他の実施形態であっても、以下の特許請求項の範囲内に含まれる場合がある。
他の実施形態であっても、特許請求項の範囲内に含まれる場合がある。
[項目1]
送信機会(TXOP)中に、空間ステアリングされ、マルチユーザフレームに含められたデータフレームを受信する複数のデバイスを識別する段階と、
前記TXOP中に、前記識別された複数のデバイスに、送信要求情報(RTS情報)を送信する段階と、
前記識別された複数のデバイスから複数の送信準備完了応答(複数のCTS応答)を受信する段階と、
前記複数のCTS応答に基づいて、前記識別された複数のデバイスの複数の帯域幅設定を決定する段階と、
前記データフレームが空間的にステアリングされ、前記マルチユーザフレーム内で同時に送信されることを可能にし、前記TXOPの少なくとも一部の間に利用可能な1以上の周波数帯を示す選択された帯域幅設定を提供するべく、前記複数の帯域幅設定に基づいて前記マルチユーザフレームの前記帯域幅設定を選択する段階と、
前記TXOP中に、選択された前記帯域幅設定に従って、前記識別された複数のデバイスに前記マルチユーザフレームを送信する段階と、
を備える方法。
[項目2]
前記RTS情報を送信する段階は、
前記識別された複数のデバイスのうち第1のデバイスに第1のRTSフレームを送信する段階を有し、
前記複数のCTS応答を受信する段階は、
前記第1のRTSフレームを送信した後に第1のCTSフレームを受信する段階を有し、
前記RTS情報を送信する段階は、
前記第1のCTSフレームの受信に基づいて、前記識別された複数のデバイスのうち第2のデバイスに第2のRTSフレームを送信する段階を有し、
前記複数のCTS応答を受信する段階は、
前記第2のRTSフレームを送信した後に、第2のCTSフレームを受信する段階を有する、項目1に記載の方法。
[項目3]
前記複数の帯域幅設定を決定する段階は、前記第1のCTSフレームに基づいて前記第1のデバイスのための第1の帯域幅設定を決定する段階、および前記第2のCTSフレームに基づいて前記第2のデバイスのための第2の帯域幅設定を決定する段階を含み、
前記第1のCTSフレームにより示される前記第1の帯域幅設定は、前記第1のRTSフレームが示す帯域幅設定以下であり、前記第1の帯域幅設定は、前記第1のデバイスで利用可能な帯域幅に基づいており、
前記第2のCTSフレームにより示される前記第2の帯域幅設定は、前記第2のRTSフレームが示す帯域幅設定以下であり、前記第2の帯域幅設定は、前記第2のデバイスで利用可能な帯域幅に基づいており、
前記マルチユーザフレームの前記帯域幅設定を選択する段階は、
前記複数のCTS応答が示す最小帯域幅設定を選択する段階を有する、項目2に記載の方法。
[項目4]
前記第2のRTSフレームが示す前記帯域幅設定を、前記第1のCTSフレームが示す前記帯域幅設定以下として選択する段階をさらに備える項目3に記載の方法。
[項目5]
前記第2のRTSフレームを送信する段階は、
タイマが期限切れになることに呼応して、前記第2のRTSフレームを送信する段階を有し、
前記タイマは、i)前記第1のCTSフレームの受信、ii)フレーム間スペース(IFS)パラメータに基づいて設定される項目2から4のいずれか一項に記載の方法。
[項目6]
前記第2のRTSフレームを送信する段階は、
タイマが期限切れになることに呼応して、前記第2のRTSフレームを送信する段階を有し、
前記タイマは、i)前記第1のCTSフレームの受信、ii)短いフレーム間スペース(SIFS)パラメータに基づいて設定され、
前記第2のCTSフレームは、前記第2のRTSフレームが示すものと同じ帯域幅設定を示す項目2から4のいずれか一項に記載の方法。
[項目7]
前記マルチユーザフレームは、i)一次アクセスカテゴリに属すデータ、及び、ii)二次アクセスカテゴリに属すデータを含み、
前記複数のデバイスを識別する段階は、
前記複数のデバイスから前記一次アクセスカテゴリに属すデータを受信する一次デバイスを識別する段階と、
前記RTS情報を送信する段階は、
前記一次デバイスに初期RTSフレームを送信する段階を有する、項目1から6のいずれか一項に記載の方法。
[項目8]
前記RTS情報を送信する段階は、
マルチユーザRTSフレーム(MU−RTSフレーム)を送信して、前記識別された複数のデバイスに前記複数のCTS応答を送信させる段階を有する、項目1から7のいずれか一項に記載の方法。
[項目9]
前記複数のCTS応答を受信する段階は、
前記MU−RTSフレームに関する応答期間中に、空間無線通信チャネルをそれぞれ介して、それぞれのCTSフレームを受信する段階を有する、項目8に記載の方法。
[項目10]
前記複数のCTS応答は、送信に利用可能な1以上の有効周波数帯の情報を含み、
前記1以上の周波数帯は、20MHz、40MHz、80MHz、または160MHzの累積帯域幅を提供する、項目1から9のいずれか一項に記載の方法。
[項目11]
前記複数のCTS応答のそれぞれは、前記RTS情報を示す帯域幅と前記識別された複数のデバイスのそれぞれにより判断された利用可能な帯域幅とに基づいて、前記識別された複数のデバイスのそれぞれにより判断された帯域幅を示す帯域幅情報を含む、項目1から10のいずれか一項に記載の方法。
[項目12]
前記TXOP中に第1のデバイスに送信するべく、一次アクセスカテゴリに属する1以上の一次データユニットを取得する段階と、
前記TXOP用の少なくとも1つの二次アクセスカテゴリを決定する段階と、
前記TXOP中に第2のデバイスに送信するべく、前記少なくとも1つの二次アクセスカテゴリに属する1以上の二次データユニットを取得する段階と、
前記TXOP中に前記1以上の一次データユニット及び前記1以上の二次データユニットを含むマルチユーザフレームを前記第1のデバイス及び前記第2のデバイスに送信する段階と、
をさらに備え、
前記一次アクセスカテゴリ及び前記少なくとも1つの二次アクセスカテゴリは、それぞれ異なる送信優先度に関連付けられたアクセスカテゴリの一群に含まれる、項目1から11のいずれか一項に記載の方法。
[項目13]
前記1以上の一次データユニットに基づいて、前記マルチユーザフレームの長さを決定する段階と、
決定された前記長さに基づいて、前記マルチユーザフレームの前記1以上の二次データユニットの長さを制限する段階と、
をさらに備える項目12に記載の方法。
[項目14]
装置であって、
無線通信インタフェースにアクセスする回路と、
プロセッサエレクトロニクスと、
を備え、
前記プロセッサエレクトロニクスは、
送信機会(TXOP)中に、空間ステアリングされ、マルチユーザフレームに含められたデータフレームを受信する複数のデバイスを識別し、
前記TXOP中に、前記識別された複数のデバイスに、送信要求情報(RTS情報)を送信し、
前記識別された複数のデバイスから複数の送信準備完了応答(複数のCTS応答)を受信し、
前記複数のCTS応答に基づいて、前記識別された複数のデバイス複数の帯域幅設定を決定し、
前記データフレームが空間的にステアリングされ、前記マルチユーザフレーム内で同時に送信されることを可能にし、前記TXOPの少なくとも一部の間に利用可能な1以上の周波数帯を示す選択された帯域幅設定を提供するべく、前記複数の帯域幅設定に基づいて前記マルチユーザフレームの前記帯域幅設定を選択し、
前記TXOP中に、選択された前記帯域幅設定に従って、前記無線通信インタフェースを通して前記識別された複数のデバイスに前記マルチユーザフレームが送信されるよう制御する、装置。
[項目15]
前記プロセッサエレクトロニクスは、
前記識別された複数のデバイスのうち第1のデバイスに、前記RTS情報に含まれる第1のRTSフレームを送信し、
前記第1のRTSフレームに呼応して、前記複数のCTS応答に含まれる第1のCTSフレームを受信し、
前記第1のCTSフレームの受信に呼応して、前記識別された複数のデバイスのうち第2のデバイスに、前記RTS情報に含まれる第2のRTSフレームを送信し、
前記第2のRTSフレームに呼応して、前記複数のCTS応答に含まれる第2のCTSフレームを受信する、項目14に記載の装置。
[項目16]
前記プロセッサエレクトロニクスは、前記第1のCTSフレームに基づいて前記第1のデバイスのための第1の帯域幅設定を決定し、前記第2のCTSフレームに基づいて前記第2のデバイスのための第2の帯域幅設定を決定するように構成され、
前記第1のCTSフレームにより示される前記第1の帯域幅設定は、前記第1のRTSフレームが示す帯域幅設定以下であり、前記第1の帯域幅設定は、前記第1のデバイスで利用可能な帯域幅に基づいており、
前記第2のCTSフレームにより示される前記第2の帯域幅設定は、前記第2のRTSフレームが示す帯域幅設定以下であり、前記第2の帯域幅設定は、前記第2のデバイスで利用可能な帯域幅に基づいており、
前記プロセッサエレクトロニクスは、前記複数のCTS応答が示す最小帯域幅設定の選択に基づいて、前記マルチユーザフレームの前記帯域幅設定を選択するように構成される、項目15に記載の装置。
[項目17]
前記プロセッサエレクトロニクスは、前記第2のRTSフレームが示す前記帯域幅設定を、前記第1のCTSフレームが示す前記帯域幅設定以下として選択する項目16に記載の装置。
[項目18]
前記第2のRTSフレームの送信は、タイマが期限切れになることに呼応して行われ、
前記タイマは、i)前記第1のCTSフレームの受信、ii)フレーム間スペース(IFS)パラメータに基づいて設定される項目15から17のいずれか一項に記載の装置。
[項目19]
前記第2のRTSフレームの送信は、タイマが期限切れになることに呼応して行われ、
前記タイマは、i)前記第1のCTSフレームの受信、ii)短いフレーム間スペース(SIFS)パラメータに基づいて設定され、
前記第2のCTSフレームは、前記第2のRTSフレームが示すものと同じ帯域幅設定を示す項目15から17のいずれか一項に記載の装置。
[項目20]
前記マルチユーザフレームは、i)一次アクセスカテゴリに属すデータ、及び、ii)二次アクセスカテゴリに属すデータを含み、
前記プロセッサエレクトロニクスは、
前記複数のデバイスから前記一次アクセスカテゴリに属すデータを受信する一次デバイスを識別し、
前記RTS情報の送信は、
前記一次デバイスに初期RTSフレームを送信することを含む、項目19に記載の装置。
[項目21]
前記RTS情報の送信は、
マルチユーザRTSフレーム(MU−RTSフレーム)を送信して、前記識別された複数のデバイスに前記複数のCTS応答を送信させることを含む、項目14から20のいずれか一項に記載の装置。
[項目22]
前記複数のCTS応答の受信は、
前記MU−RTSフレームに関する応答期間中に、空間無線通信チャネルをそれぞれ介して、それぞれのCTSフレームを受信することを含む、項目21に記載の装置。
[項目23]
前記複数のCTS応答は、送信に利用可能な1以上の有効周波数帯の情報を含み、
前記1以上の周波数帯は、20MHz、40MHz、80MHz、または160MHzの累積帯域幅を提供する、項目14から22のいずれか一項に記載の装置。
[項目24]
前記複数のCTS応答のそれぞれは、前記RTS情報を示す帯域幅と前記識別された複数のデバイスのそれぞれにより判断された利用可能な帯域幅とに基づいて、前記識別された複数のデバイスのそれぞれにより判断された帯域幅を示す帯域幅情報を含む、項目14から23のいずれか一項に記載の装置。
[項目25]
前記プロセッサエレクトロニクスは、
前記TXOP中に第1のデバイスに送信するべく、一次アクセスカテゴリに属する1以上の一次データユニットを取得し、
前記TXOP用の少なくとも1つの二次アクセスカテゴリを決定し、
前記TXOP中に第2のデバイスに送信するべく、前記少なくとも1つの二次アクセスカテゴリに属する1以上の二次データユニットを取得し、
前記TXOP中に前記1以上の一次データユニット及び前記1以上の二次データユニットを含むマルチユーザフレームを前記第1のデバイス及び前記第2のデバイスに送信するように構成され、
前記一次アクセスカテゴリ及び前記少なくとも1つの二次アクセスカテゴリは、それぞれ異なる送信優先度に関連付けられたアクセスカテゴリの一群に含まれる、項目14から24のいずれか一項に記載の装置。
[項目26]
前記プロセッサエレクトロニクスは、
前記1以上の一次データユニットに基づいて、前記マルチユーザフレームの長さを決定し、決定された前記長さに基づいて、前記マルチユーザフレームの前記1以上の二次データユニットの長さを制限する、項目25に記載の装置。
[項目27]
プロセッサエレクトロニクスと、
回路と、
を備えるシステムであって、
前記プロセッサエレクトロニクスは、
送信機会(TXOP)中に、空間ステアリングされ、マルチユーザフレームに含められたデータフレームを受信する複数のデバイスを識別し、
前記TXOP中に、前記識別された複数のデバイスに、送信要求情報(RTS情報)を送信し、
前記識別された複数のデバイスから複数の送信準備完了応答(複数のCTS応答)を受信し、
前記複数のCTS応答に基づいて、前記識別された複数のデバイスの複数の帯域幅設定を決定し、
前記データフレームが空間的にステアリングされ、前記マルチユーザフレーム内で同時に送信されることを可能にし、前記TXOPの少なくとも一部の間に利用可能な1以上の周波数帯を示す選択された帯域幅設定を提供するべく、前記複数の帯域幅設定に基づいて前記マルチユーザフレームの前記帯域幅設定を選択し、
前記回路は、
前記TXOP中に、選択された前記帯域幅設定に従って、前記識別された複数のデバイスに前記マルチユーザフレームを送信する、システム。
[項目28]
前記プロセッサエレクトロニクスは、
前記識別された複数のデバイスのうち第1のデバイスに、前記RTS情報に含まれる第1のRTSフレームを送信し、
前記第1のRTSフレームに呼応して、前記複数のCTS応答に含まれる第1のCTSフレームを受信し、
前記第1のCTSフレームの受信に呼応して、前記識別された複数のデバイスのうち第2のデバイスに、前記RTS情報に含まれる第2のRTSフレームを送信し、
前記第2のRTSフレームに呼応して、前記複数のCTS応答に含まれる第2のCTSフレームを受信する、項目27に記載のシステム。
[項目29]
前記プロセッサエレクトロニクスは、前記第1のCTSフレームに基づいて前記第1のデバイスのための第1の帯域幅設定を決定し、前記第2のCTSフレームに基づいて前記第2のデバイスのための第2の帯域幅設定を決定するように構成され、
前記第1のCTSフレームにより示される前記第1の帯域幅設定は、前記第1のRTSフレームが示す帯域幅設定以下であり、前記第1の帯域幅設定は、前記第1のデバイスで利用可能な帯域幅に基づいており、
前記第2のCTSフレームにより示される前記第2の帯域幅設定は、前記第2のRTSフレームが示す帯域幅設定以下であり、前記第2の帯域幅設定は、前記第2のデバイスで利用可能な帯域幅に基づいており、
前記プロセッサエレクトロニクスは、前記複数のCTS応答が示す最小帯域幅設定の選択に基づいて、前記マルチユーザフレームの前記帯域幅設定を選択するように構成される、項目28に記載のシステム。
[項目30]
前記複数のCTS応答のそれぞれは、前記RTS情報を示す帯域幅と前記識別された複数のデバイスのそれぞれにより判断された利用可能な帯域幅とに基づいて、前記識別された複数のデバイスのそれぞれにより判断された帯域幅を示す帯域幅情報を含む、項目27から29のいずれか一項に記載のシステム。
[項目31]
前記プロセッサエレクトロニクスは、
前記TXOP中に第1のデバイスに送信するべく、一次アクセスカテゴリに属する1以上の一次データユニットを取得し、
前記TXOP用の少なくとも1つの二次アクセスカテゴリを決定し、
前記TXOP中に第2のデバイスに送信するべく、前記少なくとも1つの二次アクセスカテゴリに属する1以上の二次データユニットを取得し、
前記TXOP中に前記1以上の一次データユニット及び前記1以上の二次データユニットを含むマルチユーザフレームを前記第1のデバイス及び前記第2のデバイスに送信するように構成され、
前記一次アクセスカテゴリ及び前記少なくとも1つの二次アクセスカテゴリは、それぞれ異なる送信優先度に関連付けられたアクセスカテゴリの一群に含まれる、項目27から30のいずれか一項に記載のシステム。
[項目32]
前記プロセッサエレクトロニクスは、
前記1以上の一次データユニットに基づいて、前記マルチユーザフレームの長さを決定し、決定された前記長さに基づいて、前記マルチユーザフレームの前記1以上の二次データユニットの長さを制限する、項目31に記載のシステム。

Claims (32)

  1. 送信機会(TXOP)中に、空間ステアリングされ、マルチユーザフレームに含められたデータフレームを受信する複数のデバイスを識別する段階と、
    前記TXOP中に、前記識別された複数のデバイスに、送信要求情報(RTS情報)を送信する段階と、
    前記識別された複数のデバイスから複数の送信準備完了応答(複数のCTS応答)を受信する段階と、
    前記複数のCTS応答に基づいて、前記識別された複数のデバイスの複数の帯域幅設定を決定する段階と、
    前記データフレームが空間的にステアリングされ、前記マルチユーザフレーム内で同時に送信されることを可能にし、前記TXOPの少なくとも一部の間に利用可能な1以上の周波数帯を示す選択された帯域幅設定を提供するべく、前記複数の帯域幅設定に基づいて前記マルチユーザフレームの前記帯域幅設定を選択する段階と、
    前記TXOP中に、選択された前記帯域幅設定に従って、前記識別された複数のデバイスに前記マルチユーザフレームを送信する段階と
    を備える方法。
  2. 前記RTS情報を送信する段階は、
    前記識別された複数のデバイスのうち第1のデバイスに第1のRTSフレームを送信する段階を有し、
    前記複数のCTS応答を受信する段階は、
    前記第1のRTSフレームを送信した後に第1のCTSフレームを受信する段階を有し、
    前記RTS情報を送信する段階は、
    前記第1のCTSフレームの受信に基づいて、前記識別された複数のデバイスのうち第2のデバイスに第2のRTSフレームを送信する段階を有し、
    前記複数のCTS応答を受信する段階は、
    前記第2のRTSフレームを送信した後に、第2のCTSフレームを受信する段階を有する、請求項1に記載の方法。
  3. 前記複数の帯域幅設定を決定する段階は、前記第1のCTSフレームに基づいて前記第1のデバイスのための第1の帯域幅設定を決定する段階、および前記第2のCTSフレームに基づいて前記第2のデバイスのための第2の帯域幅設定を決定する段階を含み、
    前記第1のCTSフレームにより示される前記第1の帯域幅設定は、前記第1のRTSフレームが示す帯域幅設定以下であり、前記第1の帯域幅設定は、前記第1のデバイスで利用可能な帯域幅に基づいており、
    前記第2のCTSフレームにより示される前記第2の帯域幅設定は、前記第2のRTSフレームが示す帯域幅設定以下であり、前記第2の帯域幅設定は、前記第2のデバイスで利用可能な帯域幅に基づいており、
    前記マルチユーザフレームの前記帯域幅設定を選択する段階は、
    前記複数のCTS応答が示す最小帯域幅設定を選択する段階を有する、請求項2に記載の方法。
  4. 前記第2のRTSフレームが示す前記帯域幅設定を、前記第1のCTSフレームが示す前記帯域幅設定以下として選択する段階をさらに備える請求項3に記載の方法。
  5. 前記第2のRTSフレームを送信する段階は、
    タイマが期限切れになることに呼応して、前記第2のRTSフレームを送信する段階を有し、
    前記タイマは、i)前記第1のCTSフレームの受信、ii)フレーム間スペース(IFS)パラメータに基づいて設定される請求項2から4のいずれか一項に記載の方法。
  6. 前記第2のRTSフレームを送信する段階は、
    タイマが期限切れになることに呼応して、前記第2のRTSフレームを送信する段階を有し、
    前記タイマは、i)前記第1のCTSフレームの受信、ii)短いフレーム間スペース(SIFS)パラメータに基づいて設定され、
    前記第2のCTSフレームは、前記第2のRTSフレームが示すものと同じ帯域幅設定を示す請求項2から4のいずれか一項に記載の方法。
  7. 前記マルチユーザフレームは、i)一次アクセスカテゴリに属すデータ、及び、ii)二次アクセスカテゴリに属すデータを含み、
    前記複数のデバイスを識別する段階は、
    前記複数のデバイスから前記一次アクセスカテゴリに属すデータを受信する一次デバイスを識別する段階と、
    前記RTS情報を送信する段階は、
    前記一次デバイスに初期RTSフレームを送信する段階を有する、請求項1から6のいずれか一項に記載の方法。
  8. 前記RTS情報を送信する段階は、
    マルチユーザRTSフレーム(MU−RTSフレーム)を送信して、前記識別された複数のデバイスに前記複数のCTS応答を送信させる段階を有する、請求項1から7のいずれか一項に記載の方法。
  9. 前記複数のCTS応答を受信する段階は、
    前記MU−RTSフレームに関する応答期間中に、空間無線通信チャネルをそれぞれ介して、それぞれのCTSフレームを受信する段階を有する、請求項8に記載の方法。
  10. 前記複数のCTS応答は、送信に利用可能な1以上の有効周波数帯の情報を含み、
    前記1以上の周波数帯は、20MHz、40MHz、80MHz、または160MHzの累積帯域幅を提供する、請求項1から9のいずれか一項に記載の方法。
  11. 前記複数のCTS応答のそれぞれは、前記RTS情報を示す帯域幅と前記識別された複数のデバイスのそれぞれにより判断された利用可能な帯域幅とに基づいて、前記識別された複数のデバイスのそれぞれにより判断された帯域幅を示す帯域幅情報を含む、請求項1から10のいずれか一項に記載の方法。
  12. 前記TXOP中に第1のデバイスに送信するべく、一次アクセスカテゴリに属する1以上の一次データユニットを取得する段階と、
    前記TXOP用の少なくとも1つの二次アクセスカテゴリを決定する段階と、
    前記TXOP中に第2のデバイスに送信するべく、前記少なくとも1つの二次アクセスカテゴリに属する1以上の二次データユニットを取得する段階と、
    前記TXOP中に前記1以上の一次データユニット及び前記1以上の二次データユニットを含むマルチユーザフレームを前記第1のデバイス及び前記第2のデバイスに送信する段階と
    をさらに備え、
    前記一次アクセスカテゴリ及び前記少なくとも1つの二次アクセスカテゴリは、それぞれ異なる送信優先度に関連付けられたアクセスカテゴリの一群に含まれる、請求項1から11のいずれか一項に記載の方法。
  13. 前記1以上の一次データユニットに基づいて、前記マルチユーザフレームの長さを決定する段階と、
    決定された前記長さに基づいて、前記マルチユーザフレームの前記1以上の二次データユニットの長さを制限する段階と
    をさらに備える請求項12に記載の方法。
  14. 装置であって、
    無線通信インタフェースにアクセスする回路と、
    プロセッサエレクトロニクスと
    を備え、
    前記プロセッサエレクトロニクスは、
    送信機会(TXOP)中に、空間ステアリングされ、マルチユーザフレームに含められたデータフレームを受信する複数のデバイスを識別し、
    前記TXOP中に、前記識別された複数のデバイスに、送信要求情報(RTS情報)を送信し、
    前記識別された複数のデバイスから複数の送信準備完了応答(複数のCTS応答)を受信し、
    前記複数のCTS応答に基づいて、前記識別された複数のデバイス複数の帯域幅設定を決定し、
    前記データフレームが空間的にステアリングされ、前記マルチユーザフレーム内で同時に送信されることを可能にし、前記TXOPの少なくとも一部の間に利用可能な1以上の周波数帯を示す選択された帯域幅設定を提供するべく、前記複数の帯域幅設定に基づいて前記マルチユーザフレームの前記帯域幅設定を選択し、
    前記TXOP中に、選択された前記帯域幅設定に従って、前記無線通信インタフェースを通して前記識別された複数のデバイスに前記マルチユーザフレームが送信されるよう制御する
    装置。
  15. 前記プロセッサエレクトロニクスは、
    前記識別された複数のデバイスのうち第1のデバイスに、前記RTS情報に含まれる第1のRTSフレームを送信し、
    前記第1のRTSフレームに呼応して、前記複数のCTS応答に含まれる第1のCTSフレームを受信し、
    前記第1のCTSフレームの受信に呼応して、前記識別された複数のデバイスのうち第2のデバイスに、前記RTS情報に含まれる第2のRTSフレームを送信し、
    前記第2のRTSフレームに呼応して、前記複数のCTS応答に含まれる第2のCTSフレームを受信する、請求項14に記載の装置。
  16. 前記プロセッサエレクトロニクスは、前記第1のCTSフレームに基づいて前記第1のデバイスのための第1の帯域幅設定を決定し、前記第2のCTSフレームに基づいて前記第2のデバイスのための第2の帯域幅設定を決定するように構成され、
    前記第1のCTSフレームにより示される前記第1の帯域幅設定は、前記第1のRTSフレームが示す帯域幅設定以下であり、前記第1の帯域幅設定は、前記第1のデバイスで利用可能な帯域幅に基づいており、
    前記第2のCTSフレームにより示される前記第2の帯域幅設定は、前記第2のRTSフレームが示す帯域幅設定以下であり、前記第2の帯域幅設定は、前記第2のデバイスで利用可能な帯域幅に基づいており、
    前記プロセッサエレクトロニクスは、前記複数のCTS応答が示す最小帯域幅設定の選択に基づいて、前記マルチユーザフレームの前記帯域幅設定を選択するように構成される、請求項15に記載の装置。
  17. 前記プロセッサエレクトロニクスは、前記第2のRTSフレームが示す前記帯域幅設定を、前記第1のCTSフレームが示す前記帯域幅設定以下として選択する請求項16に記載の装置。
  18. 前記第2のRTSフレームの送信は、タイマが期限切れになることに呼応して行われ、
    前記タイマは、i)前記第1のCTSフレームの受信、ii)フレーム間スペース(IFS)パラメータに基づいて設定される請求項15から17のいずれか一項に記載の装置。
  19. 前記第2のRTSフレームの送信は、タイマが期限切れになることに呼応して行われ、
    前記タイマは、i)前記第1のCTSフレームの受信、ii)短いフレーム間スペース(SIFS)パラメータに基づいて設定され、
    前記第2のCTSフレームは、前記第2のRTSフレームが示すものと同じ帯域幅設定を示す請求項15から17のいずれか一項に記載の装置。
  20. 前記マルチユーザフレームは、i)一次アクセスカテゴリに属すデータ、及び、ii)二次アクセスカテゴリに属すデータを含み、
    前記プロセッサエレクトロニクスは、
    前記複数のデバイスから前記一次アクセスカテゴリに属すデータを受信する一次デバイスを識別し、
    前記RTS情報の送信は、
    前記一次デバイスに初期RTSフレームを送信することを含む、請求項19に記載の装置。
  21. 前記RTS情報の送信は、
    マルチユーザRTSフレーム(MU−RTSフレーム)を送信して、前記識別された複数のデバイスに前記複数のCTS応答を送信させることを含む、請求項14から20のいずれか一項に記載の装置。
  22. 前記複数のCTS応答の受信は、
    前記MU−RTSフレームに関する応答期間中に、空間無線通信チャネルをそれぞれ介して、それぞれのCTSフレームを受信することを含む、請求項21に記載の装置。
  23. 前記複数のCTS応答は、送信に利用可能な1以上の有効周波数帯の情報を含み、
    前記1以上の周波数帯は、20MHz、40MHz、80MHz、または160MHzの累積帯域幅を提供する、請求項14から22のいずれか一項に記載の装置。
  24. 前記複数のCTS応答のそれぞれは、前記RTS情報を示す帯域幅と前記識別された複数のデバイスのそれぞれにより判断された利用可能な帯域幅とに基づいて、前記識別された複数のデバイスのそれぞれにより判断された帯域幅を示す帯域幅情報を含む、請求項14から23のいずれか一項に記載の装置。
  25. 前記プロセッサエレクトロニクスは、
    前記TXOP中に第1のデバイスに送信するべく、一次アクセスカテゴリに属する1以上の一次データユニットを取得し、
    前記TXOP用の少なくとも1つの二次アクセスカテゴリを決定し、
    前記TXOP中に第2のデバイスに送信するべく、前記少なくとも1つの二次アクセスカテゴリに属する1以上の二次データユニットを取得し、
    前記TXOP中に前記1以上の一次データユニット及び前記1以上の二次データユニットを含むマルチユーザフレームを前記第1のデバイス及び前記第2のデバイスに送信するように構成され、
    前記一次アクセスカテゴリ及び前記少なくとも1つの二次アクセスカテゴリは、それぞれ異なる送信優先度に関連付けられたアクセスカテゴリの一群に含まれる、請求項14から24のいずれか一項に記載の装置。
  26. 前記プロセッサエレクトロニクスは、
    前記1以上の一次データユニットに基づいて、前記マルチユーザフレームの長さを決定し、決定された前記長さに基づいて、前記マルチユーザフレームの前記1以上の二次データユニットの長さを制限する、請求項25に記載の装置。
  27. プロセッサエレクトロニクスと、
    回路と
    を備えるシステムであって、
    前記プロセッサエレクトロニクスは、
    送信機会(TXOP)中に、空間ステアリングされ、マルチユーザフレームに含められたデータフレームを受信する複数のデバイスを識別し、
    前記TXOP中に、前記識別された複数のデバイスに、送信要求情報(RTS情報)を送信し、
    前記識別された複数のデバイスから複数の送信準備完了応答(複数のCTS応答)を受信し、
    前記複数のCTS応答に基づいて、前記識別された複数のデバイスの複数の帯域幅設定を決定し、
    前記データフレームが空間的にステアリングされ、前記マルチユーザフレーム内で同時に送信されることを可能にし、前記TXOPの少なくとも一部の間に利用可能な1以上の周波数帯を示す選択された帯域幅設定を提供するべく、前記複数の帯域幅設定に基づいて前記マルチユーザフレームの前記帯域幅設定を選択し、
    前記回路は、
    前記TXOP中に、選択された前記帯域幅設定に従って、前記識別された複数のデバイスに前記マルチユーザフレームを送信する、システム。
  28. 前記プロセッサエレクトロニクスは、
    前記識別された複数のデバイスのうち第1のデバイスに、前記RTS情報に含まれる第1のRTSフレームを送信し、
    前記第1のRTSフレームに呼応して、前記複数のCTS応答に含まれる第1のCTSフレームを受信し、
    前記第1のCTSフレームの受信に呼応して、前記識別された複数のデバイスのうち第2のデバイスに、前記RTS情報に含まれる第2のRTSフレームを送信し、
    前記第2のRTSフレームに呼応して、前記複数のCTS応答に含まれる第2のCTSフレームを受信する、請求項27に記載のシステム。
  29. 前記プロセッサエレクトロニクスは、前記第1のCTSフレームに基づいて前記第1のデバイスのための第1の帯域幅設定を決定し、前記第2のCTSフレームに基づいて前記第2のデバイスのための第2の帯域幅設定を決定するように構成され、
    前記第1のCTSフレームにより示される前記第1の帯域幅設定は、前記第1のRTSフレームが示す帯域幅設定以下であり、前記第1の帯域幅設定は、前記第1のデバイスで利用可能な帯域幅に基づいており、
    前記第2のCTSフレームにより示される前記第2の帯域幅設定は、前記第2のRTSフレームが示す帯域幅設定以下であり、前記第2の帯域幅設定は、前記第2のデバイスで利用可能な帯域幅に基づいており、
    前記プロセッサエレクトロニクスは、前記複数のCTS応答が示す最小帯域幅設定の選択に基づいて、前記マルチユーザフレームの前記帯域幅設定を選択するように構成される、請求項28に記載のシステム。
  30. 前記複数のCTS応答のそれぞれは、前記RTS情報を示す帯域幅と前記識別された複数のデバイスのそれぞれにより判断された利用可能な帯域幅とに基づいて、前記識別された複数のデバイスのそれぞれにより判断された帯域幅を示す帯域幅情報を含む、請求項27から29のいずれか一項に記載のシステム。
  31. 前記プロセッサエレクトロニクスは、
    前記TXOP中に第1のデバイスに送信するべく、一次アクセスカテゴリに属する1以上の一次データユニットを取得し、
    前記TXOP用の少なくとも1つの二次アクセスカテゴリを決定し、
    前記TXOP中に第2のデバイスに送信するべく、前記少なくとも1つの二次アクセスカテゴリに属する1以上の二次データユニットを取得し、
    前記TXOP中に前記1以上の一次データユニット及び前記1以上の二次データユニットを含むマルチユーザフレームを前記第1のデバイス及び前記第2のデバイスに送信するように構成され、
    前記一次アクセスカテゴリ及び前記少なくとも1つの二次アクセスカテゴリは、それぞれ異なる送信優先度に関連付けられたアクセスカテゴリの一群に含まれる、請求項27から30のいずれか一項に記載のシステム。
  32. 前記プロセッサエレクトロニクスは、
    前記1以上の一次データユニットに基づいて、前記マルチユーザフレームの長さを決定し、決定された前記長さに基づいて、前記マルチユーザフレームの前記1以上の二次データユニットの長さを制限する、請求項31に記載のシステム。
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