JP2015144153A - 配線基板の製造方法 - Google Patents

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【課題】製造効率の高い配線基板の製造方法を提供すること。【解決手段】中央部に製品形成用領域Xおよび外周部に製品形成用領域Xを取り囲む枠状の捨て代領域Yを有する支持基板8表面に、第1および第2の金属箔10a、10bが分離可能に密着されて成る分離可能金属箔10を、製品形成用領域Xおよび捨て代領域Yを覆うように第1の金属箔10aを支持基板8側にして固着させた後、支持基板8の捨て代領域Yの一部に貫通孔から成るIDマークMを形成するとともに、分離可能金属箔10上を含む支持基板8上に絶縁層1と配線導体層2とを交互に複数積層固着してビルドアップ部12を形成する工程を含む配線基板Aの製造方法であって、分離可能金属箔10は、IDマークMおよびその周辺の支持基板8を露出する切抜き部Hが形成されているとともに、切抜き部Hの側面における第1および第2の金属箔10a、10bの境界部が支持基板8内に埋設している。【選択図】図2

Description

本発明は、半導体集積回路素子などの半導体素子を搭載するために用いられる配線基板の製造方法に関するものである。
近年、携帯型のゲーム機や通信機器に代表される電子機器の高機能化、薄型化が進む中、それらに使用される配線基板として、コアレス基板と呼ばれる薄型で高密度な配線基板がある。
このようなコアレス基板と呼ばれる従来の配線基板の一例を、図6に示す。
従来の配線基板Bは、例えば4層の絶縁層21が積層されるとともに各絶縁層21の間、および最表層の絶縁層21の上下面に配線導体層22が形成されている。さらに最表層の絶縁層21および配線導体層22の表面にはソルダーレジスト層23が形成されている。
それぞれの絶縁層21には、ビアホール24が複数形成されている。ビアホール24の内部には、配線導体層22と一体的に形成されたビア導体25が被着されている。ビア導体25は、各絶縁層21に形成された配線導体層22間の導通をとっている。最上層の配線導体層22の一部は、半導体素子接続パッド26を形成している。半導体素子接続パッド26には、半導体集積回路素子等の半導体素子の電極が接続される。最下層に形成された配線導体層22の一部は、回路基板接続パッド27を形成している。回路基板接続パッド27には、この配線基板Bが搭載される回路基板の電極が接続される。これらの半導体素子接続パッド26および回路基板接続パッド27は、ソルダーレジスト層23に設けられた開口部23a、23b内に露出している。
そして、半導体素子と回路基板との間で配線導体層22を介して電気信号の伝送をすることで半導体素子が作動する。
次に、従来の配線基板Bの製造方法における工程毎の実施形態の一例を図7〜図9を基にして説明する。なお、図6と同一の個所には同一の符号を付して説明する。
まず、図7(a)に示すように、2枚のプリプレグ28Pと、2枚の分離フィルム29と、2枚の分離可能金属箔30とを準備する。
プリプレグ28Pの一方の主面は製品形成用主面Fとなり、他方の主面は分離用主面Gとなる。また、それぞれのプリプレグ28Pは、中央部に製品形成用領域Xと、外周部に捨て代領域Yとを有している。
分離可能金属箔30は、第1の金属箔30aと第2の金属箔30bとが、間に接着層(不図示)を介して互いに分離可能に保持されたものである。第1の金属箔30aは、製品形成用領域Xよりも若干大きい。第2の金属層30bは、第1の金属層30aよりも大きく、その外周部が第1の金属層30aの周囲にはみ出している。
次に、図7(b)に示すように、2枚のプリプレグ28Pの間に2枚の分離フィルム29を重ねて挟持するとともに、それぞれのプリプレグ28Pの製品形成用主面F上の中央部に分離可能金属箔30を第1の金属箔30aを製品形成用主面F側にして配置する。
次に、図7(b)の状態に積層したものを上下から加圧しながら加熱する。このような加圧加熱により、図7(c)に示すように、プリプレグ28Pが硬化された2枚の支持基板28が、間に2枚の分離フィルム29を挟持して互いに接合されるとともに、それぞれの支持基板28の製品形成用主面Fに分離可能金属箔30が固着された配線基板形成用土台31が形成される。このとき、第2の金属層30bは、第1の金属箔30aからはみ出した外周部のみが支持基板28の捨て代領域Y上に直接固着される。
次に、図7(d)に示すように、第2の金属層30bの外周部が直接固着された捨て代領域YにIDマークMを形成する。IDマークMは、ドリル加工により支持基板28の捨て代領域Yに貫通孔を所定の配列に穿孔することで形成される。このIDマークMは、配線基板の製造ロット番号等を貫通孔の所定の配列で表示して区別するためのものである。
次に、図8(e)に示すように、配線基板形成用土台31の両主面に露出する第2の金属箔30bの上面に、絶縁層21と配線導体層22とを複数相互に積層するとともに、最表層の絶縁層21および配線導体層22の上にソルダーレジスト層23を被着させることで配線基板用のビルドアップ部32が形成される。配線導体層22は、例えば周知のセミアディティブ法により形成される。
次に、図8(f)に示すように、配線基板形成用土台31およびビルドアップ部32を製品形成用領域Xと捨て代領域Yとの境界上で切断することで、製品形成用領域Xの配線基板形成用土台31およびビルドアップ部32を切り出す。
次に、図8(g)に示すように、切り出されたビルドアップ部32が形成された配線基板形成用土台31を分離フィルム29の間から分離する。
次に、図9(h)に示すように、ビルドアップ部32を第1の金属箔30aから分離する。これにより、ビルドアップ部32の片面に第2の金属箔30bが固着した配線基板用の積層体33が形成される。
最後に、図9(i)に示すように、第2の金属箔30bを全てエッチング除去した後、最下層の絶縁層21および配線導体層22の上に開口部23bを有するソルダーレジスト層23を形成することで図6に示すような従来の配線基板Bが形成される。
しかし、上述の方法においては、ドリル加工により貫通孔から成るIDマークMを形成する際に、貫通孔の内壁面に第2の金属箔30bと支持基板28との境界が露出してしまう。このため、例えば上述の配線導体層22を形成するときに使用するめっき薬液が、第2の金属箔30bと支持基板28との境界から両者間に滲入し、さらには第1の金属箔30aと第2の金属箔30bとの間に滲入することがある。このように、めっき薬液が滲入すると支持基板28とビルドアップ部32との密着力が低下して、製造途中のビルドアップ部32が支持基板28から剥がれてしまうことがある。このため、歩留まりが低下してしまい配線基板を効率よく製造することができないという問題を有している。
特許第4273895号公報
本発明は、第1および第2の金属箔間から薬液が滲入することを防いでビルドアップ部と支持基板との密着力を維持することで、ビルドアップ部が支持基板から剥がれることを防止する。それにより、配線基板の製造歩留まりを向上させて、製造効率の高い配線基板の製造方法を提供することを課題とする。
本発明における配線基板の製造方法は、中央部に製品形成用領域および外周部に製品形成用領域を取り囲む枠状の捨て代領域を有する平板状の支持基板表面に、第1の金属箔および第2の金属箔が互いに分離可能に密着されて成る分離可能金属箔を、製品形成用領域およびその周囲の捨て代領域を覆うように、第1の金属箔を支持基板側にして固着させた後、支持基板の捨て代領域の一部にドリル加工により貫通孔から成るIDマークを形成するとともに、分離可能金属箔上を含む支持基板上に絶縁層と配線導体層とを交互に複数積層固着して絶縁層と配線導体層とから成るビルドアップ部を形成する工程を含む配線基板の製造方法であって、分離可能金属箔は、IDマークおよびその周辺の支持基板を露出する切抜き部が形成されているとともに、切抜き部の側面における第1および第2の金属箔の境界部が支持基板内に埋設していることを特徴とするものである。
本発明の配線基板の製造方法によれば、IDマークおよびその周辺の支持基板を露出する切抜き部があらかじめ形成された分離可能金属箔を、切抜き部の側面における第1および第2の金属箔の境界部が支持基板内に埋設するように支持基板上に固着させる。
そして、切抜き部に露出する支持基板にドリル加工により貫通孔から成るIDマークを形成するため、貫通孔内壁面に分離可能金属箔と支持基板との境界が露出することがない。このため、薬液が分離可能金属箔と支持基板との境界から両者間に滲入し、さらには第1の金属箔と第2の金属箔との間に滲入することを防止できる。その結果、ビルドアップ部と支持基板との密着力が低下してビルドアップ部が剥がれてしまうことなく、製造効率の高い配線基板の製造方法を提供することができる。
図1は、本発明の製造方法により製造される配線基板の一例を示す概略断面図である。 図2(a)〜(d)は、本発明の配線基板の製造方法における工程毎の実施形態の一例を説明するための概略断面図である。 図3(e)〜(g)は、本発明の配線基板の製造方法における工程毎の実施形態の一例を説明するための概略断面図である。 図4(h)、(i)は、本発明の配線基板の製造方法における工程毎の実施形態の一例を説明するための概略断面図である。 図5は、本発明の製造方法に用いられる分離可能金属箔の概略上面図である。 図6は、従来の製造方法により製造される配線基板の一例を示す概略断面図である。 図7(a)〜(d)は、従来の配線基板の製造方法における工程毎の実施形態の一例を説明するための概略断面図である。 図8(e)〜(g)は、従来の配線基板の製造方法における工程毎の実施形態の一例を説明するための概略断面図である。 図9(h)、(i)は、従来の配線基板の製造方法における工程毎の実施形態の一例を説明するための概略断面図である。
まず、本発明の配線基板の製造方法により製造される配線基板の一例を、図1を基にして説明する。
図1に示すように、本発明の製造方法により製造される配線基板Aは、例えば4層の絶縁層1が積層されるとともに各絶縁層1の間および最表層の絶縁層1の上下面に配線導体層2が形成されている。さらに最表層の絶縁層1および配線導体層2の表面にはソルダーレジスト層3が形成されている。
それぞれの絶縁層1には、ビアホール4が複数形成されている。ビアホール4の内部には、配線導体層2と一体的に形成されたビア導体5が被着されている。ビア導体5は、各絶縁層1に形成された配線導体層2間の導通をとっている。最上層の配線導体層2の一部は、半導体素子接続パッド6を形成している。半導体素子接続パッド6には、半導体集積回路素子等の半導体素子の電極が接続される。最下層に形成された配線導体層2の一部は、回路基板接続パッド7を形成している。回路基板接続パッド7には、この配線基板Aが搭載される回路基板の電極が接続される。これらの半導体素子接続パッド6および回路基板接続パッド7は、ソルダーレジスト層3に設けられた開口部3a、3b内に露出している。
そして、半導体素子と回路基板との間で配線導体層2を介して電気信号の伝送をすることで半導体素子が作動する。
次に、本発明の配線基板の製造方法における実施形態の一例を図2〜図4を基にして説明する。なお、図1と同一の個所は同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
まず、図2(a)に示すように、2枚のプリプレグ8Pと、2枚の分離フィルム9と、2枚の分離可能金属箔10とを準備する。
プリプレグ8Pは、配線基板Aを製造する際に、製造途中の配線基板Aを必要な平坦度を維持して支持するための支持基板8を形成するためのものである。プリプレグ8Pの一方の主面は製品形成用主面Fとなり、他方の主面は分離用主面Gとなる。また、それぞれのプリプレグ8Pは、中央部に製品形成用領域Xと、外周部に捨て代領域Yとを有している。製品形成用領域Xは、四角形状の領域であり、この製品形成用領域X上に配線基板Aが形成される。なお本例では、簡便のため、一つの配線基板Aに対応する製品形成用領域Xのみを示しているが、実際には数十〜数千の配線基板Aに対応する面積を有している。捨て代領域Yは、製品形成用領域Xを取り囲む四角枠状の領域である。
プリプレグ8Pは、厚みが0.1〜0.2mm程度であり、縦横の寸法が400〜1000mm程度の略四角形である。プリプレグ8Pには、例えばガラス繊維にエポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂を含浸させて半硬化状態とした板状のものが用いられる。
分離フィルム9は、2枚のプリプレグ8P間に介挿されてプリプレグ8Pを硬化させた2枚の支持基板8同士を容易に分離させるためのものである。分離フィルム9は、厚みが1〜35μm程度であり、縦横の寸法が400〜1000mm程度である。分離フィルム9の縦横の寸法は、捨て代領域Yにはみ出す大きさで、プリプレグ8Pの寸法に比べて、縦横の寸法が10〜20mm程度小さいものであることが好ましい。
分離フィルム9は、例えば銅箔等の金属箔や、ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム等の耐熱フィルム等から成るのが好ましい。
分離可能金属箔10は、第1の金属箔10aと第2の金属箔10bとが、間に接着層(不図示)を介して互いに分離可能に保持されたものである。
なお、図5に示すように、分離可能金属箔10には、後述するIDマークMおよびその周辺の支持基板8を露出する切抜き部Hが形成されている。切抜き部Hは、四角形状であり一辺の長さがおよそ5〜15mm程度である。
第1の金属箔10aは、厚みが1〜7μm程度であり、製品形成用領域Xよりも大きく、かつ第2の金属箔10bよりも小さな寸法をしている。第2の金属箔10bは、厚みが10〜30μm程度であり、第1の金属箔10aよりも縦横がそれぞれ10〜20mm程度大きな寸法をしている。第1の金属箔10aおよび第2の金属箔10bは、例えば銅等の良導電性金属から成るのが好ましい。
また、接着層は配線基板Aの形成中にかかる熱負荷に耐え得る上で、例えばシリコン樹脂系、アクリル樹脂系等の耐熱性粘着材、あるいはニッケル系の金属層から成るのが好ましい。このような接着層は、後述するビルドアップ部12を支持基板8から分離するときに、第1の金属箔10aと第2の金属箔10bとの間で相互に剥がれ残りなく分離する上で、粘着力が1〜10N/m程度であるのが好ましい。
次に、図2(b)に示すように、2枚のプリプレグ8Pの間に2枚の分離フィルム9を重ねて挟持するとともに、それぞれのプリプレグ8Pの製品形成用主面F上の中央部に分離可能金属箔10を第1の金属箔10aを製品形成用主面F側にして配置する。
このとき、各プリプレグ8Pの外周部が分離フィルム9により被覆されないように配置することが好ましい。
次に、図2(b)の状態に積層したものを上下から加圧しながら加熱する。このような加圧加熱により、図2(c)に示すように、プリプレグ8Pが硬化された2枚の支持基板8が、間に2枚の分離フィルム9を挟持して互いに接合されるとともに、それぞれの支持基板8の製品形成用主面Fに分離可能金属箔10が固着された配線基板形成用土台11が形成される。このとき、分離可能金属箔10に形成された切抜き部Hの側面における第1および第2の金属箔10a、10bの境界部は、支持基板8内に埋設されている。
なお、プリプレグ8Pの外周部には分離フィルム9で被覆されない領域が残されているので、この領域のプリプレグ8P同士が接合されることで2枚の支持基板8同士が固定される。また、製品形成用領域Xでは、分離フィルム9同士は、互いに接着せずに重なりあったままの状態である。
次に図2(d)に示すように、切り欠き部Hから露出する支持基板8の捨て代領域Yの一部に貫通孔が所定の配列に穿孔されて成るIDマークMをドリル加工により形成する。
このとき、IDマークMは、分離可能金属箔10に形成された切抜き部H内に形成されるため、貫通孔の内壁面に分離可能金属箔10と支持基板8との境界が露出しない。
貫通孔の直径は、およそ0、3〜0、4mm程度である。
次に、図3(e)に示すように、配線基板形成用土台11の両主面に露出する第2の金属箔10bの上面に、絶縁層1と配線導体層2とを複数相互に積層するとともに、最表層の絶縁層1および配線導体層2の上にソルダーレジスト層3を被着させることで配線基板用のビルドアップ部12が形成される。
絶縁層1は、例えばエポキシ樹脂やビスマレイミドトリアジン樹脂等の熱硬化性樹脂から成る。絶縁層1の形成は、エポキシ樹脂やビスマレイミドトリアジン樹脂組成物の未硬化物に無機絶縁性フィラーを分散して形成されたフィルムを、配線基板形成用土台11の両主面の第2の金属箔10b上や下層の絶縁層1上に、真空状態で被覆した状態で熱圧着することで行われる。また、絶縁層1には層間の導通をとるためのビア導体5が充填されるビアホール4が、例えばレーザー加工により複数形成されている。
配線導体層2は、第2の金属箔10bおよび絶縁層1の表面およびビアホール4の内面に、無電解めっきおよび電解めっきから成る導体パターンを、例えば周知のセミアディティブ法により被着させることにより形成される。セミアディティブ法により用いられる無電解めっきおよび電解めっきには、例えば無電解銅めっきおよび電解銅めっき等の良導電性材料が好適に用いられる。
ソルダーレジスト層3は、例えばアクリル変性エポキシ樹脂にシリカ等の無機フィラーを分散させたペーストを、最表層の絶縁層1および配線導体層2の上にスクリーン印刷等で塗布した後、フォトリソグラフィー技術により所定のパターンに露光、現像したものを熱硬化することで形成される。ソルダーレジスト層3から露出する最表層の配線導体層2の一部は、半導体素子接続パッド6として機能する。
次に、図3(f)に示すように、配線基板形成用土台11およびビルドアップ部12を製品形成用領域Xと捨て代領域Yとの境界上で切断することで、製品形成用領域Xの配線基板形成用土台11およびビルドアップ部12を切り出す。切断には、例えばダイシング装置を用いればよい。
次に、図3(g)に示すように、切り出されたビルドアップ部12が形成された配線基板形成用土台11を分離フィルム9の間から分離する。この分離の際には、分離フィルム9同士が加圧加熱により密着しているだけなので、容易に分離することができる。
次に、図4(h)に示すように、ビルドアップ部12を第1の金属箔10aから分離する。これにより、ビルドアップ部12の下面に第2の金属箔10bが固着した配線基板用の積層体13が形成される。この分離の際には、第1の金属箔10a上に第2の金属箔10bが接着層を介して分離可能に保持されているだけなので、第1の金属箔10aと第2の金属箔10bとの間を引き剥がすだけで積層体13を破損することなく、容易に分離することができる。
最後に、図4(i)に示すように、第2の金属箔10bを全てエッチング除去した後、最下層の絶縁層1および配線導体層2の上に開口部3bを有するソルダーレジスト層3を形成することで図1に示すような配線基板Aが形成される。
ところで、本発明の配線基板の製造方法によれば、IDマークMおよびその周辺の支持基板8を露出する切抜き部Hがあらかじめ形成された分離可能金属箔10を、切抜き部Hの側面における第1および第2の金属箔10a、10bの境界部が支持基板8内に埋設するように支持基板8上に固着させる。
そして、切抜き部Hに露出する支持基板8にドリル加工により貫通孔から成るIDマークMを形成するため、貫通孔内壁面に分離可能金属箔10と支持基板8との境界が露出することがない。このため、薬液が分離可能金属箔10と支持基板8との境界から両者間に滲入し、さらには第1の金属箔10aと第2の金属箔10bとの間に滲入することを防止できる。その結果、ビルドアップ部12と支持基板8との密着力が低下してビルドアップ部12が剥がれてしまうことなく、製造効率の高い配線基板の製造方法を提供することができる。
1 絶縁層
2 配線導体層
8 支持基板
10 分離可能金属箔
10a 第1の金属箔
10b 第2の金属箔
12 ビルドアップ部
A 配線基板
M IDマーク
X 製品形成用領域
Y 捨て代領域

Claims (2)

  1. 中央部に製品形成用領域および外周部に前記製品形成用領域を取り囲む枠状の捨て代領域を有する平板状の支持基板表面に、第1の金属箔および第2の金属箔が互いに分離可能に密着されて成る分離可能金属箔を、前記製品形成用領域およびその周囲の前記捨て代領域を覆うように、前記第1の金属箔を前記支持基板側にして固着させた後、前記支持基板の捨て代領域の一部にドリル加工により貫通孔から成るIDマークを形成するとともに、前記分離可能金属箔上を含む前記支持基板上に絶縁層と配線導体層とを交互に複数積層固着して前記絶縁層と前記配線導体層とから成るビルドアップ部を形成する工程を含む配線基板の製造方法であって、前記分離可能金属箔は、前記IDマークおよびその周辺の前記支持基板を露出する切抜き部が形成されているとともに、該切抜き部の側面における前記第1および第2の金属箔の境界部が前記支持基板内に埋設していることを特徴とする配線基板の製造方法。
  2. 前記第1の金属箔が、前記第2の金属箔よりも小さいことを特徴とする請求項1記載の配線基板の製造方法。
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