JP2015143906A - 情報処理システム、およびプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】各患者の現状に応じた適切な説明を対象者に提示することが可能な技術を提供する。【解決手段】情報処理システムが、記憶部、指定部、抽出部および出力制御部を備えている。ここで、記憶部は、患者の現状に係る複数の項目における2以上の項目の間においてそれぞれ関連付けられている要素の複数の組合せと、該要素の各組合せに対して関連付けられている患者および該患者の関係者のうちの1名以上に提示するための説明用情報とを記憶する。指定部は、ユーザーの動作に応じた信号に応答して、複数の項目のうちの2以上の項目における要素の組を指定する。抽出部は、記憶部に記憶される複数の説明用情報のうち、指定部によって指定された要素の組に対応する説明用情報を抽出する。出力制御部は、抽出部によって抽出された説明用情報を出力部において出力させる。【選択図】図15

Description

本発明は、情報処理システム、およびプログラムに関する。
病院等の医療機関では、患者は、医師による診察を受け、医師による種々の説明を受ける場面がある。この場面では、医師には患者に対して十分な説明を行う時間がなく、殆ど通り一辺倒の説明のみで説明が済んでしまう事態に陥りがちである。仮に、患者が、医師からある程度詳しい説明を受けたとしても、その場限りの部分的な理解で精一杯となり易い。特に、高齢の患者は、医師の説明を理解することが困難である場合も多い。また、医師による説明を患者とその家族とが共有するためには、診察の際に家族が患者に付き添う必要がある。但し、付き添いを行っても、医師が時間を十分に割いて説明を行うことが難しいケースも多い。その結果、患者およびその家族にとって、患者の病名、その原因、対処および日常生活上の注意点等と言った情報を、正しく把握することが難しい。
そこで、患者に対する医師の説明に解説を付与する医療支援システム及びその解説提供方法が提案されている(例えば、特許文献1等)。この技術では、用語とその解説文とが対応付けられた解説用辞書が予め記憶され、患者に対する音声データ形式の説明情報が取得されると、該説明情報が解析によって文字データ形式に置き換えられる。そして、文字データ形式の説明情報に含まれる各用語と解説用辞書とが比較され、説明情報と該説明情報に含まれている用語に対応する解説文とによって解説付説明情報が生成され、該解説付説明情報が出力される。
特開2010−072786号公報
しかしながら、上記特許文献1の技術における解説文の内容は、医師が発する口頭での説明の範囲のものに過ぎない。このため、医師が丁寧に要因、病状、因果関係ならびに対処方法等について過不足なく患者に説明することが時間的に難しい現状では、患者等の対象者は十分な情報を得ることが出来ない。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、各患者の現状に応じた適切な説明を対象者に提示することが可能な技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、第1の態様に係る情報処理システムは、患者の現状に係る複数の項目における2以上の項目の間においてそれぞれ関連付けられている要素の複数の組合せと、該要素の各組合せに対して関連付けられている患者および該患者の関係者のうちの1名以上に提示するための説明用情報とを記憶する記憶部と、ユーザーの動作に応じた信号に応答して、前記複数の項目のうちの2以上の項目における要素の組を指定する指定部と、前記記憶部に記憶される複数の前記説明用情報のうち、前記指定部によって指定された前記要素の組に対応する前記説明用情報を抽出する抽出部と、前記抽出部によって抽出された前記説明用情報を出力部において出力させる出力制御部と、を備える。
第2の態様に係る情報処理システムは、第1の態様に係る情報処理システムであって、ユーザーの動作に応じた信号に応答して、前記抽出部によって抽出された前記説明用情報に改変を施す改変部、を更に備え、前記出力制御部が、前記改変部によって改変された改変後の前記説明用情報を前記出力部に出力させる。
第3の態様に係る情報処理システムは、第2の態様に係る情報処理システムであって、前記改変部によって改変された改変後の前記説明用情報を前記記憶部に記憶させる記憶制御部、をさらに備える。
第4の態様に係る情報処理システムは、第1の態様に係る情報処理システムであって、前記指定部によって前記複数の項目のうちの2以上の項目に対して指定された2以上の要素に基づいて、文を生成する生成部と、前記生成部によって生成された前記文を対象として、1以上の用語を予め設定された第1ルールに基づいて他の用語に置換する第1補正処理、および1以上の表現を予め設定された第2ルールに基づいて他の表現に変更する第2補正処理のうちの1以上の補正処理を行う補正部と、を更に備え、前記出力部が、前記補正部によって補正された補正後の前記文を出力する。
第5の態様に係る情報処理システムは、第1から第4の何れか1つの態様に係る情報処理システムであって、患者の属性および状態のうちの少なくとも一方に係る項目について要素の入力を受け付ける受付部、を更に備え、前記複数の項目は、患者の属性および状態のうちの少なくとも一方に係る項目を含み、前記抽出部が、前記記憶部に記憶される複数の前記説明用情報のうち、前記指定部によって指定された前記要素の組と、前記受付部で入力が受け付けられた1以上の要素との組合せに対応する説明用情報を抽出する。
第6の態様に係る情報処理システムは、第1から第5の何れか1つの態様に係る情報処理システムであって、前記複数の項目は、部位、所見および診断に係る項目を含む。
第7の態様に係る情報処理システムは、第1から第6の何れか1つの態様に係る情報処理システムであって、前記出力制御部が、前記出力部によって、前記説明用情報を送信対象機器に対して送信させる送信制御部、を有する。
第8の態様に係るプログラムは、情報処理システムに含まれるプロセッサーで実行されることで、前記情報処理システムを第1から第7の何れか1つの態様に係る情報処理システムとして機能させる。
第1の態様に係る情報処理システムによれば、各患者の現状に応じた適切な説明が対象者に提示され得る。
第2の態様に係る情報処理システムによれば、各患者の現状に応じたより適切な説明が対象者に提示され得る。
第3の態様に係る情報処理システムによれば、個々のユーザーによってカスタマイズされた適切な説明が効率良く利用され得る。
第4の態様に係る情報処理システムによれば、対象者のレベルに合わせた適切な説明が提示され得る。
第5の態様に係る情報処理システムによれば、各患者のより詳しい現状に応じた適切な説明が対象者に提示され得る。
第6の態様に係る情報処理システムによれば、画像診断等の検査の結果に応じた適切な説明が対象者に提示され得る。
第7の態様に係る情報処理システムによれば、各患者の現状に応じた適切な説明が対象者に容易に提示され得る。
第8の態様に係るプログラムによれば、第1から第7の態様に係る情報処理システムと同様な効果を得ることができる。
一実施形態に係る情報処理システムの全体構成を例示する図である。 一実施形態に係る院内システムの主な構成に係るブロック図である。 支援情報およびその構築処理に係る機能的な構成を示すブロック図である。 所見文の一例を示す図である。 所見文の構成を説明するための図である。 組合せ回数テーブルの一例を示す図である。 説明関連情報の一例を示す図である。 説明用情報の一例を示す図である。 レポート作成処理に係る機能的な構成を例示するブロック図である。 検査一覧画面を例示する図である。 診断支援画面を例示する図である。 診断支援画面の第3領域を例示する拡大図である。 診断支援画面の第4領域を例示する拡大図である。 詳細入力ウインドウを例示する図である。 説明提示処理に係る機能的な構成を例示するブロック図である。 説明提示ウインドウを例示する図である。
以下、本発明の一実施形態ならびに変形例を図面に基づいて説明する。なお、図面においては同様な構成および機能を有する部分については同じ符号が付されており、下記説明では重複説明が省略される。また、図面は模式的に示されたものであり、各図における各種構造のサイズならびに位置関係等は、正確に図示されたものではなく、適宜に変更可能である。
<(1)情報処理システムの全体構成>
図1は、一実施形態に係る情報処理システム1の全体構成を例示する図である。
情報処理システム1は、例えば、病院内の情報処理システム(院内システムとも言う)2、端末機器61〜63およびデーターセンターサーバー(DCサーバーとも言う)70を備えている。
院内システム2は、例えば、メインサーバー10、コンピューターX線撮影(CR)装置21、超音波診断(US)装置22および内視鏡(ES)装置23等の検査装置、端末機器31〜33、メールサーバー40ならびにファイヤーウォール装置50を備えている。院内システム2では、各装置間が、通信回線W1によってデータの送受信が可能に接続されている。通信回線W1は、有線回線および無線回線の何れであっても良い。本実施形態では、通信回線W1が、LAN(Local Area Network)回線である。
メインサーバー10は、院内システム2の主要なサーバーであり、診療情報データベース(診療情報DB)121、支援情報データベース(支援情報DB)122およびデータ群123を有する。
診療情報DB121は、検査および診療の対象である多数の患者に係る医療情報(診療情報とも言う)を記憶するデータベースである。診療情報DB121には、多数の患者の電子カルテ(電子カルテ群とも言う)および多数の検査が列挙されたリスト(検査リストとも言う)の情報が含まれる。また、診療情報DB121には、検査リストに列挙された各検査についての画像データおよび該画像データに対応する診断の結果に係るレポート(診断結果レポートとも言う)のデータ(レポートデータとも言う)が、検査リストに列挙された検査ID等の識別情報と関連付けられて格納される。画像データには、例えば、CR装置21、US装置22およびES装置23のうちの1以上の検査装置で得られた画像データが含まれる。診断結果レポートには、例えば、読影レポート等が含まれる。また、診療情報DB121には、属性情報が、検査リストに列挙された識別情報と関連付けられて格納される。なお、属性情報には、患者に係る属性(患者属性とも言う)ならびに検査に係る属性(検査属性とも言う)の情報が含まれる。患者属性には、例えば、年齢層等の層別、年齢および性別が含まれる。検査属性には、例えば、検査の種別および条件等が含まれる。
支援情報DB122は、第1ユーザーとしての医師による診断等の診療行為を支援するための情報(支援情報とも言う)を記憶するデータベースである。医師には、例えば、放射線科の読影医および患者を診察する各診療科の担当医等が含まれる。本実施形態では、支援情報には、例えば、レポート作成処理および説明提示処理等の診療行為を支援する処理(診療支援処理とも言う)を実行するための情報が含まれる。レポート作成処理は、医師による診断結果レポートを作成するための情報処理である。説明提示処理は、診断結果に応じて患者および該患者の関係者のうちの1名以上に情報(提示用情報とも言う)を提示するための情報処理である。患者の関係者には、例えば、患者の家族等が含まれる。
データ群123は、例えば、レポート作成処理および説明提示処理の実行に必要な各種データ等を含む。
端末機器31〜33は、例えば、パーソナルコンピューター(以下、パソコンと略称する)等の形態を有する。本実施形態では、各端末機器31〜33は、第1ユーザーとしての医師に配分されるパソコンである。そして、例えば、医師が、端末機器31〜33を用いて診断結果レポートを作成する際に、支援情報DB122に格納される支援情報に基づいて、レポート作成処理ならびに説明提示処理等の診療支援処理が実行される。また、例えば、担当医が、患者を診察する際に、端末機器31〜33を用いて、医師が作成した診断結果レポートに基づいて提示用情報を生成する処理が支援される態様も考えられる。
メールサーバー40は、電子メールの授受を行う。ファイヤーウォール装置50は、院内システム2を病院外の通信回線W2に接続する。通信回線W2は、有線回線および無線回線の何れであっても良い。本実施形態では、通信回線W2が、インターネット回線である。
端末機器61〜63は、例えば、タブレット端末、パソコン、スマートフォン等の形態を有する。本実施形態では、各端末機器61〜63は、第2ユーザーとしての患者およびその関係者が使用するものである。また、端末機器61〜63およびファイヤーウォール装置50は、例えば、通信回線W2を介してデータの送受信が可能に接続されている。これにより、例えば、電子メール等によって、各種情報が、端末機器31〜33からメールサーバー40、ファイヤーウォール装置50および通信回線W2を介して端末機器61〜63に送信され得る。その結果、患者およびその関係者が、提示用情報を容易に得ることができる。
DCサーバー70は、例えば、健康を支援するための各種情報を提供するサーバーである。該DCサーバー70は、例えば、健康を支援するサービスを提供する団体等によって設置される。本実施形態では、DCサーバー70は、通信回線W2によって端末機器61〜63およびファイヤーウォール装置50とデータの送受信が可能に接続されている。また、DCサーバー70は、例えば、ASP(Application Service Provider)サービスを提供するサーバーであれば良い。そして、DCサーバー70は、個人健康記録(PHR:Personal Health Record)71を有する。PHR71は、情報処理システム1の各利用者の健康等に係る状態を示す情報を記憶する。PHR71は、例えば、診療情報DB121の電子カルテ群の情報の少なくとも一部の情報がメインサーバー10の電子カルテ群から取得されて構築される。該DCサーバー70では、例えば、第2ユーザーとしての患者およびその関係者による端末機器61〜63からの要求に応じて、各利用者の健康情報が、通信回線W2を介して端末機器61〜63に適宜送信され、端末機器61〜63において種々の態様で出力される。
<(2)院内システムの主要な機能的な構成>
図2は、院内システム2の主要な機能的な構成を例示するブロック図である。
図2で示されるように、メインサーバー10は、制御部110、記憶部120およびインターフェイス(I/F)部140がバスライン150に接続された一般的なコンピューターに類似した機能的な構成を有する。バスライン150は、I/F部140を介して、通信回線W1に接続されている。
制御部110は、例えば、CPU(Central Processing Unit)等のプロセッサー110a、および揮発性のRAM(Random Access Memory)等のメモリー110b等を有している。プロセッサー110aは、記憶部120に記憶されているプログラムPG1を読み出して、該プログラムPG1に従った各種処理を実行することで、レポート作成処理および説明提示処理を含む診療支援処理を実現する。すなわち、プログラムPG1が、プロセッサー110aで実行されることで、診療支援処理を実行する情報処理システム1の機能が実現される。
記憶部120は、例えば、不揮発性の半導体メモリーあるいはハードディスク等を備えている。該記憶部120は、診療情報DB121、支援情報DB122、データ群123およびプログラムPG1を記憶する。データ群123には、例えば、プログラムPG1に従った処理の実行に必要なパラメーター等を示すデータ、ならびに演算処理の結果として少なくとも一時的に生成されるデータ等が含まれ得る。
端末機器31〜33は、同様な機能的な構成を有している。このため、ここでは、端末機器31を端末機器31〜33の代表例として説明する。
図2で示されるように、端末機器31は、制御部310、記憶部320、操作部330および出力部340がバスライン350に接続された一般的なコンピューターと同様な機能的な構成を有する。バスライン350は、出力部340のI/F部340bを介して、通信回線W1に接続されている。
制御部310は、例えば、CPU等のプロセッサー310a、および揮発性のRAM等のメモリー310b等を有している。プロセッサー310aは、記憶部320に記憶されているプログラムPG2を読み出して、該プログラムPG2に従った各種処理を実行することで、レポート作成処理および説明提示処理を含む診療支援処理を実現する。すなわち、プログラムPG2が、プロセッサー310aで実行されることで、診療支援処理を実行する情報処理システム1の機能が実現される。
記憶部320は、例えば、不揮発性の半導体メモリーあるいはハードディスク等を備えており、プログラムPG2および各種データを記憶する。各種データには、プログラムPG2に従った処理の実行に必要なパラメーター等を示すデータ、ならびに演算処理の結果として少なくとも一時的に生成されるデータ等が含まれ得る。
操作部330は、例えば、キーボードおよびマウス等のポインティングデバイス等を備えている。操作部330では、キーボードおよびマウス等に対する操作に応じて生じる信号(指示信号とも言う)が制御部310に出力される。なお、操作部330には、タッチパネル等の構成が採用されても良い。
出力部340は、例えば、各種映像を可視的に出力する表示部340a、および提示用情報等の各種情報を信号の形態で端末機器31以外の機器等に出力するI/F部340bを有している。表示部340aは、例えば、液晶表示ディスプレイ(LCD)等の各種ディスプレイ装置を有している。表示部340aでは、制御部310から入力される信号に応じて、各種情報が可視的に出力される。I/F部340bは、例えば、端末機器31以外の機器等との間で、通信回線W1等を介したデータの送受信を行う。
<(3)診療支援処理>
ここでは、第1ユーザーとしての医師が端末機器31を使用する例を挙げて説明する。
<(3−1)支援情報および支援情報の構築>
図3は、情報処理システム1における支援情報DB122に格納される支援情報および該支援情報の構築処理に係る機能的な構成を例示するブロック図である。
情報処理システム1は、例えば、制御部110で実現される支援情報構築処理に係る機能的な構成として、記憶制御部113および情報付加部114を有する。また、支援情報DB122には、例えば、用語テーブルTL1、組合せ回数テーブルTL2および説明関連情報IF1が含まれる。
用語テーブルTL1は、例えば、診断結果レポートに含まれる所見文および該所見文に係る属性情報について、項目毎に各項目で使用され得る1以上の要素としての用語が列挙されているテーブルである。ここで、読影レポートの所見文を例に挙げれば、項目には、例えば、「検査部位」および「撮影条件」等の属性情報に係る項目、ならびに「基本部位」「基本所見」および「診断」等の患者の現状に係る複数の項目等が含まれる。すなわち、本実施形態では、該複数の項目には、部位、所見および診断に係る複数の項目が含まれる。なお、用語には、該用語を示す記号等も含まれる。
図4は、所見文の一例を示す図である。図5は、図4で示された所見文の構成を説明するための図である。図4で示される所見文は、図5で示されるように、主な4種類の項目(撮影条件、基本部位、基本所見、診断)の用語、ならびにその他の語句(助詞および結語等)によって構成される。具体的には、図4で示される所見文は、項目「撮影条件」に係る用語「正面像」、項目「基本部位」に係る用語「上肺野」、項目「基本所見」に係る用語「結節影」および「スリガラス影」、ならびに項目「診断」に係る用語「肺炎」等によって構成される。このため、用語テーブルTL1には、例えば、項目「撮影条件」に1以上の用語(正面像等)が列挙され、項目「基本部位」に1以上の用語(上肺野等)が列挙される。また、用語テーブルTL1には、例えば、項目「基本所見」に係る1以上の用語(結節影およびスリガラス影等)が列挙され、項目「診断」に係る1以上の用語(肺炎等)が列挙される。
組合せ回数テーブルTL2には、所見文等を含む診断結果レポートで使用される用語の組合せの頻度を示す情報に係るテーブルである。該頻度としては、例えば、過去の多数の診断結果レポートで使用された用語の組合せの回数等が採用され得る。図6は、組合せ回数テーブルTL2の一部を例示する図である。図6で示されるように、過去の1つの診断結果レポートで使用された用語の組合せが1回の用語の組合せとされ、過去の多数の診断結果レポートについて、用語の組合せ毎に、用語の組合せ回数が列挙される。
用語テーブルTL1および組合せ回数テーブルTL2は、記憶制御部113によって、支援情報DB122を構成するデータとして記憶部120に蓄積される。ここで、用語テーブルTL1および組合せ回数テーブルTL2は、例えば、検査部位(例えば、CHESTおよびHEAD等)とモダリティー(CR、ESおよびUS等)に係る用語の組合せ毎に、区別可能な態様で蓄積され、さらにカテゴリーに係る用語毎に区別可能な態様で蓄積される。
なお、上述した用語テーブルTL1および組合せ回数テーブルTL2は、例えば、RDF(Resource Description Framework)およびXML(Extensible Markup Language)等を利用した多数の診断結果レポートの構造化によって得られた情報から作成され得る。例えば、各診断結果レポートについて、自然文である所見文から必要な要素が抽出されるとともに、属性情報に含まれる各種要素も抽出され、RDF(Resource Description Framework)等を利用した構造化が行われる。これにより、多数の診断結果レポートについて、多数の構造化されたレポートに係るデータ(構造化レポートデータとも言う)がそれぞれ生成される。本実施形態では、所見文および属性情報から抽出される要素は用語である。用語には該用語を示す記号等も含まれる。
具体的には、例えば、機械学習で得られたモデルデータに基づき、レポートデータおよび属性情報に含まれる各種情報が、項目毎に、用語に分解されてRDFを用いて記述されることで、診断結果レポートに係る情報が構造化される。ここで、モデルデータは、既存の読影レポートを構成する各要素をどの様な項目に係る要素に分解するのかを示すモデルのデータである。項目には、例えば、属性情報に係る項目(検査部位、撮影情報等)、ならびに患者の現状に係る複数の項目(基本部位、基本所見、診断等)が含まれる。
例えば、図4で示される所見文については、図5で示されるように、項目毎に用語に分解される。具体的には、項目「撮影条件」について用語「正面像」が認識され、項目「基本部位」について用語「上肺野」が認識され、項目「基本所見」について用語「結節影」「スリガラス影」が認識され、項目「診断」について用語「肺炎」が認識される。このようにして、生成される多数の構造化レポートデータは、記憶制御部113によって、支援情報DB122を構成するデータとして記憶部120に蓄積されても良い。
なお、用語テーブルTL1および組合せ回数テーブルTL2が構築される際には、同義語(例えば「T2強調画像」と「T2W1」等)が多く存在していると、用語の数が増大し過ぎる。そこで、同義語については、例えば、代表的な1つの用語に置き換えられる処理が行われる態様が採用され得る。この用語の代表的な用語への置き換えは、例えば、機械学習で学習される情報に、複数の用語と代表的な用語とを対応付けたテーブルを含ませることで、実現され得る。
また、診断結果レポートでは、例えば、各項目についての用語には、修飾語、接頭語(接頭辞)および接尾語(接尾辞)等の用語が付加される場合がある。例えば、「右前頭葉」は、基本部位の用語「前頭葉」と接頭語の用語「右」とが複合したものである。そこで、自然文である所見文から、各項目について、詳細な項目「修飾語」、「接頭語」および「接尾語」に係る用語(以下、詳細要素とも称する)が認識され、このような詳細要素も含めた態様で、構造化レポートデータが生成される態様が採用されても良い。なお、用語テーブルTL1および組合せ回数テーブルTL2も、詳細要素も含めた態様で生成されても良い。
ところで、診療情報DB121に蓄積される診断結果レポートは、端末機器31〜33からの入力に応じて新たな診断結果レポートが生成される度に増加し得る。この時間とともに更に蓄積されていく診断結果レポートも過去の知識として利用できれば有効である。このため、新たに生成された診断結果レポートに係る用語および用語の組合せも、用語テーブルTL1および組合せ回数テーブルTL2に反映されれば有効である。このような態様が採用されれば、特に、これまでにない所見文等が、新たに蓄積された診断結果レポートに含まれる場合には、過去の知識が更に進化するため、利用価値が高い。
説明関連情報IF1は、複数の要素(本実施形態では、複数の用語)の組合せに対して、それぞれ説明用情報が関連付けられている情報である。該説明関連情報IF1は、例えば、予め準備されたものでも良いし、院内システム2で作成されても良い。また、予め準備された説明関連情報IF1が、例えば、院内システム2において変更および更新されても良い。
ここで、説明関連情報IF1が、院内システム2において生成、変更または更新される際の処理について説明する。説明関連情報IF1は、例えば、情報付加部114によって、支援情報DB122に蓄積される用語の複数の組合せに対して、説明用情報が付加されることで、生成、変更または更新され得る。このような説明用情報の付加は、例えば、医学的な知識に基づいて、医師等によって行われ得る。用語の複数の組合せには、例えば、患者の現状に係る複数の項目(基本部位、基本所見および診断など)における2以上の項目の間においてそれぞれ関連付けられている用語の複数の組合せが含まれる。2以上の項目は、例えば、一定の項目ではなく、複数の種々の項目であっても良い。さらに、用語の複数の組合せには、例えば、患者属性等の属性情報に係る1以上の項目についての用語が含まれても良い。また、説明用情報は、例えば、患者および該患者の関係者の1名以上に提示するための説明文に係る情報である。これにより、複数の用語の組合せに対してそれぞれ説明用情報が関連付けられている説明関連情報IF1が生成される。ここでは、例えば、記憶制御部113によって、情報付加部114で入力される説明用情報が、用語の各組合せに関連付けられた状態で、記憶部120に記憶されることで、支援情報DB122の一部としての説明関連情報IF1が記憶部120に記憶される。
図7は、説明関連情報IF1の一例を示す図である。図8は、説明用情報の一例を示す図である。図7で示される説明関連情報IF1では、4つの項目(基本部位、基本所見、診断および患者属性)It1〜It4に係る用語が列挙され、さらに説明用情報の項目It5に係る情報が列挙されている。そして、4つの項目It1〜It4の間においてそれぞれ関連付けられている用語の各組合せに対して、説明用情報がさらに関連付けられている。具体的には、図7には、基本部位に係る用語「上肺野」と、基本所見に係る用語「結節影」と、診断に係る用語「肺炎」と、患者属性「男性(M)」との組合せに対して、説明用情報「肺炎とは・・・」(図8参照)が関連付けられている例が示されている。ここでは、1組の用語の組合せに対して1つの説明用情報が関連付けられている態様が示されているが、これに限られず、1組の用語の組合せに対して2以上の説明用情報が関連付けられている態様が採用されても良い。また、1組の用語の組合せにおいて、各項目に1つの用語しか含まれていなかったが、これに限られず、各項目に2以上の用語が含まれても良い。また、例えば、説明関連情報IF1における用語の複数の組合せにおいて、患者属性に係る用語が含まれていない態様が採用されても良い。なお、1組の用語の組合せは、4つの項目It1〜It4の間においてそれぞれ関連付けられている用語の組合せに限られず、例えば、任意の2以上の項目間においてそれぞれ関連付けられている用語の組合せであっても良い。
<(3−2)レポート作成処理>
図9は、情報処理システム1におけるレポート作成処理に係る機能的な構成を例示するブロック図である。
情報処理システム1は、例えば、制御部110,310で実現されるレポート作成処理に係る機能的な構成として、読出部311、検査指定部312、管理部313、出力制御部314、条件選択部315、支援情報抽出部316、用語指定部317、文生成部318および書込部319を有する。
読出部311は、操作部330からの信号および管理部313による指令に応じて、診療情報DB121から各種情報を読み出す。ここで読み出される各種情報には、例えば、検査リストの情報、およびレポートの作成の対象となる検査(作成対象検査とも言う)に係る各種データ等が含まれる。そして、読出部311によって読み出された各種情報は、適宜、出力制御部314の表示制御部314aの制御によって表示部340aにおいて可視的に出力される。これにより、例えば、後述する検査一覧画面DL1(図10)が表示部340aに表示され、作成対象検査に係る画像データが表示部340aにおいて可視的に出力される。
検査指定部312は、操作部330からの信号に応じて、作成対象検査を指定する。
管理部313は、検査指定部312によって指定された作成対象検査に対応する診断結果レポートの作成に係るタスクを特定し、読出部311に、診療情報DB121から作成対象検査に係る各種情報およびデータを読み出させる。
出力制御部314は、各種情報の出力を制御する。出力制御部314は、例えば、表示部340aにおける各種情報の可視的な出力を制御する表示制御部314aを有する。
条件選択部315は、支援情報抽出部316によって支援情報DB122から情報を抽出させるための条件(抽出条件とも言う)を選択する。ここで、選択される抽出条件には、例えば、検査部位、モダリティーおよびカテゴリーに係る用語の組合せ等が含まれる。なお、本実施形態では、検査指定部312によって作成対象検査が指定されると、作成対象検査に係る情報に含まれる検査属性としての検査部位およびモダリティーを示す情報が、条件選択部315に入力される。
支援情報抽出部316は、条件選択部315で選択された条件に応じて、支援情報DB122から各種情報を抽出する。ここで抽出される各種情報としては、例えば、条件選択部315で選択された検査部位、モダリティーおよびカテゴリーに係る用語の組合せに対応する用語テーブルTL1および組合せ回数テーブルTL2等が挙げられる。そして、支援情報抽出部316によって抽出された各種情報は、適宜、出力制御部314の表示制御部314aによって表示部340aにおいて可視的に出力される。これにより、例えば、後述する診断支援画面SD1(図11)の第3領域Ar3に入力支援テンプレート(図12)が表示される。
用語指定部317は、操作部330からの信号に応じて、入力支援テンプレート(図12)において、各項目に対して用語を指定する。
文生成部318は、用語指定部317で各項目に対して指定された用語に応じて、予め設定された文章モデルに従った所見文を生成する。つまり、文生成部318では、指定部としての用語指定部317によって各項目に対して指定された用語に基づいて、所見文が生成される。ここで生成される所見文は、表示制御部314aの制御によって、入力支援テンプレート(図12)において表示される。
書込部319は、操作部330からの信号に応じて、文生成部318で生成された所見文に係るデータを、診療情報DB121の対応する作成対象検査に係る情報として書き込む。
図10は、端末機器31(32,33)において、診断結果レポートを作成する際に、診断結果レポートの作成対象となる作成対象検査を指定する目的で用いられる画面(検査一覧画面)DL1を例示する図である。
検査一覧画面DL1は、端末機器31(32,33)において、プログラムPG2が起動された後に、所定の操作が行われることで、出力制御部314の表示制御部314aによる制御によって表示部340aに表示される。例えば、端末機器31のユーザーである医師による操作部330の操作に応じて、診療情報DB121に格納される検査リストの情報が読出部311を介して端末機器31に入力される。そして、表示制御部314aの制御下で表示部340aにおいて検査リストの情報が可視的に出力されることにより、検査一覧画面DL1の表示が実現される。
図10で示されるように、検査一覧画面DL1には、検査に係る情報(具体的には、患者ID、患者氏名、生年月日、年齢、性別、状態、検査ID、検査日、検査部位、モダリティーおよび画像枚数等)が一覧表示される。この検査一覧画面DL1では、状態「未作成」が付された検査が、診断結果レポートが作成されていない検査にあたる。
検査一覧画面DL1では、医師による操作部330の操作に応じて、太枠カーソルCS1が上下に移動される。そして、太枠カーソルCS1が所望の検査に合わされた状態で、操作部330の決定ボタン(例えば、リターンキー)が押下されると、検査指定部312によって、太枠カーソルCS1で囲まれた1つの検査が作成対象検査として指定される。
このように、作成対象検査が指定されると、表示部340aで表示される画面が、検査一覧画面DL1から、作成対象検査に係る診断結果レポートの入力を支援するための画面(診断支援画面とも言う)SD1に遷移する。このとき、検査指定部312による作成対象検査の指定に応じて、管理部313が、作成対象検査に対応する診断結果レポートの作成に係るタスクを特定し、読出部311に、診療情報DB121から作成対象検査に係る各種情報およびデータを読み出させる。
図11は、診断支援画面SD1を例示する図である。診断支援画面SD1は、主に、第1〜4領域Ar1〜Ar4によって構成される。
第1領域Ar1には、表示画面の切り替えに係る各種ボタンが表示される。第2領域Ar2には、作成対象検査に係る画像データが可視的に出力される。第3領域Ar3には、診断結果レポートの入力を支援するテンプレート(入力支援テンプレートとも言う)が表示される。第4領域Ar4には、作成対象検査に係る記録内容が表示される。
図12は、診断支援画面SD1の第3領域Ar3に表示される入力支援テンプレートの表示例を示す図である。図13は、第4領域Ar4の表示例を示す図である。
入力支援テンプレートは、作成対象検査に係る検査部位とモダリティーとの組み合わせに応じたものとなる。図12では、一例として、検査部位「CHEST」とモダリティー「CR」の組み合わせに応じた入力支援テンプレートが示されている。なお、入力支援テンプレートにおける各種入力および指定は、医師による操作部330の操作に応答して入力される信号に基づいて、用語指定部317の制御下で行われる。
図12で示されるように、入力支援テンプレートでは、例えば、上部に、インフォーム作成ボタンSB1が表示され、その下に作成対象検査に係る検査部位とモダリティーとの組合せを示す表示要素PM1〜PM4が表示される。図12では、作成対象検査に係る検査部位とモダリティーとの組合せが、検査部位「CHEST」とカテゴリー「CR」との組合せである例が示されている。また、表示要素PM1〜PM4の下に、リセットボタンRB1、カテゴリー指定ボタンSP1〜SP5および入力ボタンIB1が表示される。また、中央部に、選択用領域A31〜A34が表示される。さらに、下部に、テキストボックスTb1〜Tb4および結びリストPL1〜PL4が表示される。入力支援テンプレートでは、例えば、操作部330の操作に応じて動作するマウスポインターM1によって、各種ボタンの押下ならびにカーソルの出現が実行される。
インフォーム作成ボタンSB1は、診断結果レポートを作成するモード(レポート作成モードとも言う)からインフォームを作成するためのモード(インフォーム作成モードとも言う)に移行させるためのボタンである。なお、図11および図12では、レポート作成モードに設定されている状態が示されている。入力支援テンプレートの初期状態は、レポート作成モードである。
カテゴリー指定ボタンSP1〜SP5は、入力対象の診断結果レポートに係るカテゴリーの用語を選択的に指定するためのボタンである。なお、例えば、用語テーブルTL1から、作成対象検査に係る検査部位とモダリティーに対応するカテゴリーの1以上の用語が認識されることで、該1以上の用語を選択的に指定するためのボタンが示される。図12で示される入力支援テンプレートでは、5つのカテゴリー指定ボタンSP1〜SP5のうちの何れか1つのボタンがマウスポインターM1で選択的に押下されることで、入力対象の診断結果レポートに係るカテゴリーの用語が選択的に指定される。
図12で示される入力支援テンプレートでは、カテゴリーに係る5つの用語「肺」「縦隔」「骨」「軟部」「胸膜(辺縁)」のうちから1つの用語が指定される。ここで、所望のカテゴリーの用語が指定されると、条件選択部315によって、作成対象検査に係る検査部位およびモダリティーの用語と、カテゴリー指定ボタンSP1〜SP5で指定されたカテゴリーの用語との組合せが選択される。そして、支援情報抽出部316によって、支援情報の用語テーブルTL1から、指定された用語の組合せに対して分類されている各項目に係る用語のデータが抽出される。そして、抽出された各項目に係る用語のデータに基づいて、表示制御部314aの制御下で、選択用領域A31〜A34における可視的な出力が表示部340aにおいて実現される。
選択用領域A31〜A34は、入力支援テンプレートの中央部を占める大きな領域であり、左から右へとこの順番で順次に並べられる。具体的には、選択用領域A31には、項目「撮影条件」に係る複数の用語の選択肢(例えば、正面像、側面像、および側臥位像)が上から順に列挙される。選択用領域A32には、項目「基本部位」に係る複数の用語の選択肢(例えば、肺野全体、上肺野、中肺野、・・・)が上から順に列挙される。選択用領域A33には、項目「基本所見」に係る複数の用語の選択肢(例えば、腫瘤影、スリガラス影、濃度上昇域、・・・)が上から順に列挙される。選択用領域A34には、項目「診断」に係る複数の分類(感染性疾患、気道系疾患、腫瘤性疾患等)が上から順に列挙され、さらに、各分類について、複数の用語の選択肢(例えば、間質性肺炎、肺炎、誤嚥性肺炎、・・・)が上から順に列挙される。つまり、選択用領域A31〜A34において、項目「撮影条件」「基本部位」「基本所見」「診断」に係る複数の用語の選択肢が、項目毎に区別可能な態様で提示される。
選択用領域A31では、医師による操作部330の操作に応じて、マウスポインターM1によって所望の用語の選択肢が押下されると、項目「撮影条件」に対して所望の用語の選択肢が指定された状態となる。このとき、指定された用語の選択肢が他の選択肢と区別可能な態様(例えば、反転表示等)で示されるとともに、指定された用語が、項目「撮影条件」に係る用語としてテキストボックスTb1に表示される。
選択用領域A32では、医師による操作部330の操作に応じて、マウスポインターM1によって所望の用語の選択肢が押下されると、項目「基本部位」に対して所望の用語の選択肢が指定された状態となる。このとき、指定された用語の選択肢が他の選択肢と区別可能な態様(例えば、反転表示等)で示されるとともに、指定された用語が、項目「基本部位」に係る用語としてテキストボックスTb2に表示される。また、指定された用語の選択肢の左に設けられている「L」「B」「R」の何れかを押下することで、テキストボックスTb2内に表示される用語に接頭語「左」「両」「右」を適宜付与することが可能である。
選択用領域A33では、医師による操作部330の操作に応じて、マウスポインターM1によって所望の用語の選択肢が押下されると、項目「基本所見」に対して所望の用語の選択肢が指定された状態となる。このとき、指定された用語の選択肢が他の選択肢と区別可能な態様(例えば、反転表示等)で示されるとともに、指定された用語が、項目「基本所見」に係る用語としてテキストボックスTb3に表示される。
選択用領域A34では、医師による操作部330の操作に応じて、マウスポインターM1によって所望の用語の選択肢が押下されると、項目「診断」に対して所望の用語の選択肢が指定された状態となる。このとき、指定された用語の選択肢が他の選択肢と区別可能な態様(例えば、反転表示等)で示されるとともに、指定された用語が、項目「診断」に係る用語としてテキストボックスTb4に表示される。
また、選択用領域A31〜A34には、各用語の選択肢の右に詳細指定ボタンPSが設けられている。詳細指定ボタンPSがマウスポインターM1で押下されると、指定された用語を修飾する詳細要素の入力が可能なウインドウ(詳細入力ウインドウとも言う)OW1が、入力支援テンプレート上に重畳するように表示される。詳細要素は、例えば、修飾語、接頭語および接尾語等の用語を含む。
図14は、詳細入力ウインドウOW1の一例を示す図である。詳細入力ウインドウOW1では、上部に、詳細要素が付加される対象としての用語(付加対象用語とも言う)CW1(例えば、肺炎)が示され、その下に、付与する詳細要素の候補(薬剤性、肺癌合併、ウイルス性、カリニ)が列挙される。また、マウスポインターM1によって、各詳細要素の候補の左に設けられたチェックボックスCB1〜CB4にチェックが入れられ、付加ボタンAD1が押下されると、チェックが付された詳細要素が付加対象用語CW1に付加された用語が領域A11に表示される。また、詳細入力ウインドウOW1の下部には、OKボタンB11とキャンセルボタンB12が設けられている。マウスポインターM1によってキャンセルボタンB12が押下されると、詳細入力ウインドウOW1の表示が単純に終了する。一方、マウスポインターM1によってOKボタンB11が押下されると、領域A11に表示されている用語が採用されて、詳細入力ウインドウOW1の表示が終了する。例えば、領域A11に、項目「診断」に係る用語「ウイルス性肺炎」が表示されている場合には、OKボタンB11の押下に応答して、用語「ウイルス性肺炎」が項目「診断」に係る用語としてテキストボックスTb4に表示される。
なお、各テキストボックスTb1〜Tb4にカーソルを出現させ、キーボード等による入力によって、任意の用語を各テキストボックスTb1〜Tb4に直接的に記入することも可能である。
また、結びリストPL1は、項目「撮影条件」に係る結びの言葉を選択的に指定するリストである。結びリストPL2は、項目「基本部位」に係る結びの言葉を選択的に指定するリストである。結びリストPL3は、項目「基本所見」に係る結びの言葉を選択的に指定するリストである。結びリストPL4は、項目「診断」に係る結びの言葉を選択的に指定するリストである。なお、各結びリストPL1〜PL4は、マウスポインターM1によってプルダウンされつつ、1つの結びの言葉を選択的に指定することが可能な所謂プルダウンリストの形式を有する。
リセットボタンRB1は、入力支援テンプレートにおける入力状態をリセットする指示を入力するためのボタンである。なお、リセットボタンRB1がマウスポインターM1で押下されると、テキストボックスTb1〜Tb4に記入されている用語が消去されるとともに、結びリストPL1〜PL4で指定されている結びの言葉がデフォルトの状態となる。
入力ボタンIB1は、所見文の入力を指示するボタンである。4つの項目「撮影条件」「基本部位」「基本所見」「診断」に係る4つのテキストボックスTb1〜Tb4に用語がそれぞれ記入された状態で、入力ボタンIB1がマウスポインターM1で押下されると、4つのテキストボックスTb1〜Tb4に記入された用語と結びリストPL1〜PL4で指定された結び言葉とに基づいて、所見文が生成される。ここでは、文生成部318によって所見文が生成される。ここで生成される所見文は、診断支援画面SD1の第4領域Ar4におけるコメント表示領域Ar21(図13)に自動的に記入される。ここで、コメント表示領域Ar21に記入される所見文は、専門的な医療の知識を有する医師用の所見文である。
また、選択用領域A31〜A34では、1以上の項目に対して用語の選択肢が指定されると、他の項目についての用語の選択肢のうち、指定された用語または用語の組合せとの関連が強いものが、有力な候補として他の選択肢とは区別可能な態様で示される。これにより、選択肢の指定が容易となる。なお、関連の強さは、組合せ回数テーブルTL2が参照されて、指定された用語あるいは指定された用語の組合せに対する組合せ回数が所定の基準を満たすか否かによって判定され得る。所定の基準としては、例えば、組合せ回数の絶対値および全ての組合せ回数における占有割合等に係る予め設定された基準値が採用され得る。例えば、3項目(撮影条件、基本部位、基本所見)について、3つの用語「正面像」「肺野全体」「スリガラス影」が指定されると、これらの3つの用語の組合せとの関連が強い、残りの項目「診断」に係る用語の選択肢「間質性肺炎」「肺炎」「誤嚥性肺炎」等が、他の選択肢とは区別可能な態様で示される。区別可能な態様としては、例えば、明暗あるいは濃淡等を異ならせる手法によって区別可能な態様等が採用され得る。
第1ユーザーとしての医師は、診断支援画面SD1の第2領域Ar2で可視的に出力される作成対象検査に係る画像データを参照しつつ、各選択用領域A31〜A34において用語の選択肢を指定することで、所見文を容易に作成することができる。例えば、4項目(撮影条件、基本部位、基本所見、診断)について、用語「正面像」「肺野全体」「スリガラス影」「肺炎」が指定されると、「正面像にて、肺野全体に、スリガラス影を認める。肺炎を疑う。」等と言った所見文が作成され得る。なお、例えば、特定の項目(例えば、基本所見等)については、2以上の用語の選択肢が指定されて、所見文が生成されても良い。具体的には、例えば、4項目(撮影条件、基本部位、基本所見、診断)について、用語「正面像」「肺野全体」「スリガラス影」「結節影」「肺炎」が指定されると、「正面像にて、肺野全体に、スリガラス影および結節影を認める。肺炎を疑う。」と言った所見文が作成される。
ところで、コメント表示領域Ar21に所見文が記入されている状態で、コメント表示領域Ar21の下方に設けられた確定ボタンFB1がマウスポインターM1で押下されると、診断結果レポートの内容が確定される。そして、書込部319によって、診療情報DB121に新規な診断結果レポートに係るレポートデータが登録される。なお、診断支援画面SD1において終了ボタンがマウスポインターM1で押下されると、表示部340aに表示される画面が、診断支援画面SD1(図11)から検査一覧画面DL1(図10)に遷移する。
<(3−3)説明提示処理>
図15は、情報処理システム1における説明提示処理に係る機能的な構成を例示するブロック図である。
情報処理システム1は、例えば、制御部110,310で実現される説明提示処理に係る機能的な構成として、読出部311、出力制御部314、用語指定部317、文生成部318、情報抽出部321、情報生成部322、文補正部323、改変部324および記憶制御部325を有する。
読出部311は、上述したように、診療情報DB121から作成対象検査に係る各種データを読み出す。このとき、読出部311は、患者属性の項目についての要素も読み出す。つまり、受付部としての読出部311が、患者の属性に係る項目についての要素の入力を受け付ける。
用語指定部317は、上述したように、操作部330からの信号に応じて、入力支援テンプレート(図12)において、各項目に対して用語を指定する。つまり、指定部としての用語指定部317によって、ユーザーの動作に応じた信号に応答して、複数の項目のうちの2以上の項目における用語の組が指定される。本実施形態では、複数の項目に「患者属性」「基本部位」「基本所見」「診断」が含まれ、2以上の項目に「基本部位」「基本所見」「診断」が含まれる。
情報抽出部321は、支援情報DB122内の説明関連情報IF1(例えば、図7)から、用語指定部317によって指定された用語の組に対応する説明用情報を抽出する。つまり、抽出部としての情報抽出部321によって、記憶部120に記憶される複数の説明用情報のうち、指定部としての用語指定部317によって指定された要素の組に対応する説明用情報が抽出される。本実施形態では、記憶部120に記憶される複数の説明用情報のうち、指定部としての用語指定部317によって指定された用語の組と、受付部としての読出部311で入力が受け付けられた患者の属性に係る1以上の用語との組合せに対応する説明用情報が抽出される。例えば、3項目(基本部位、基本所見、診断)について指定された3つの用語(上肺野、結節影、肺炎)の組と、患者属性の項目に係る用語(男性(M))との組合せに対応する説明用情報が抽出される。なお、例えば、説明関連情報IF1における複数の用語の組合せに、患者属性に係る用語が含まれておらず、指定部としての用語指定部317によって指定された用語の組に対応する説明用情報が抽出される態様が採用されても良い。
情報生成部322は、情報抽出部321によって抽出された説明用情報を用いて、出力用の情報を生成する。ここで生成される情報は、出力制御部314に出力される。
出力制御部314は、抽出部としての情報抽出部321によって抽出された説明用情報を出力部340において出力させる。具体的には、例えば、出力制御部314は、情報生成部322で生成された情報を、出力制御部314に含まれる表示制御部314aによって表示部340aで可視的に出力させる。また、出力制御部314の送信制御部314bは、例えば、情報生成部322で生成された情報を、出力部340に含まれるI/F部340bによって、送信対象機器に対して送信させる。ここで、送信対象機器には、端末機器61〜63およびDCサーバー70等が含まれる。端末機器61〜63への送信の態様としては、例えば、電子メールの本文または電子メールの添付ファイルとして情報を送信する態様が考えられる。また、DCサーバー70への送信の態様としては、PHR71にデータが格納されるような送信態様が考えられる。なお、PHR71へのデータの格納は、例えば、データがメインサーバー10に一旦記憶された後に、該データがDCサーバー70によって読み出されることで、実現されても良い。
文生成部318は、上述したように、指定部としての用語指定部317によって各項目に対して指定された用語に基づいて、所見文を生成する。
文補正部323は、生成部としての文生成部318によって生成された所見文に第1および第2補正処理を行うことで、補正後の説明用の所見文(診断結果を示す文とも言う)を生成する。ここで、第1補正処理は、文生成部318によって生成された所見文に含まれる1以上の用語を第1ルールに基づいて他の用語に置換する処理である。他の用語としては、例えば、医学の専門知識がなくても容易に理解可能な用語が採用され得る。第2補正処理は、文生成部318によって生成された所見文に含まれる1以上の表現を第2ルールに基づいて他の表現に変更する処理である。他の表現への変更としては、主語、修飾語、助詞および助動詞等の語句を補う処理が採用され得る。これにより、文生成部318および文補正部323によって、専門的な医療の知識を有する者(医師、看護士等)向けの所見文と、専門的な医療の知識を有さない者(患者、患者の関係者等)向けの診断結果を示す文とが生成される。その結果、対象者のレベルに合わせた適切な説明が提示され得る。
ここで、第1ルールおよび第2ルールは、予め設定されていれば良い。第1ルールは、例えば、用語と置換候補の用語とを対応付けたテーブル等によって規定され得る。第2ルールは、例えば、所見文の文章のモデルに対する語句の補充方法を示す情報(例えば、文章の構造を示すモデルパターン等)によって規定され得る。そして、文補正部323によって補正された補正後の所見文は、出力制御部314の制御に応じて出力部340によって出力される。
改変部324は、ユーザーの動作に応じた信号に応答して、情報抽出部321によって抽出された説明用情報に改変を施す。ここで言う改変には、例えば、説明用情報に対する加筆および修正、ならびにアンダーラインおよびマーキングの付加等の種々の変更が含まれる。そして、改変部324によって改変された改変後の説明用情報は、出力制御部314の制御に応じて出力部340によって出力される。これにより、各患者の現状に応じたより適切な説明が対象者に提示され得る。
記憶制御部325は、改変部324によって改変された改変後の説明用情報を記憶部120に記憶させる。ここで、改変後の説明用情報は、例えば、データ群123に含まれるように格納され、その後の改変部324における説明用情報の改変に再利用される態様が考えられる。具体的には、例えば、医師が同一の説明用情報に対して同様な改変を行いたい場合に、所定の操作に応じて、過去の改変後の説明用情報がデータ群123から読み出されて、再利用される態様が考えられる。このような態様によれば、個々のユーザーとしての医師によってカスタマイズされた適切な説明が効率良く利用され得る。なお、各項目の用語および患者属性に係る情報に応じて、ソート、検索および抽出が可能な態様で、改変後の説明用情報が記憶部120に記憶されれば、改変後の説明用情報の再利用が容易となる。
図16は、説明用情報が可視的に出力される説明提示ウインドウOW2を例示する図である。本実施形態では、上述した診断支援画面SD1において所見文を含む診断結果レポートの内容が確定された状態で、インフォーム作成ボタンSB1がマウスポインターM1で押下されると、レポート作成モードからインフォーム作成モードに移行する。このとき、情報抽出部321によって、支援情報DB122内の説明関連情報IF1から、用語指定部317によって指定された用語の組に対応する説明用情報が抽出される。そして、情報生成部322によって、抽出された説明用情報が用いられた、出力用の情報が生成される。そして、出力用の情報が、出力制御部314の表示制御部314aによって表示部340aで可視的に出力されることで、診断支援画面SD1の第2および第3領域Ar2,Ar3上に重畳するように、説明提示ウインドウOW2が表示される。
図16には、項目「撮影条件」に用語「正面像」、項目「基本部位」に用語「上肺野」、項目「基本所見」に用語「スリガラス影」および「結節影」、項目「診断」に用語「肺炎」がそれぞれ指定された場合における説明提示ウインドウOW2が例示されている。説明提示ウインドウOW2には、例えば、4項目(診断結果、病気に関する説明、治療方法および生活上の注意)に係る説明用情報が提示される。これらの説明用情報は、何れも専門的な医学的な知識がない者であっても容易に理解可能な文章で構成されており、例えば、要因と病状との因果関係ならびに対処方法についての情報を含む。また、説明提示ウインドウOW2では、例えば、検査画像CP1が示され、該検査画像CP1において問題となっている部分Fp1が、枠および矢印等によって分かり易く示される態様が採用される。なお、項目「診断結果」に係る説明用情報は、例えば、支援情報DB122内の説明関連情報IF1から抽出された文章であっても良いし、文補正部323で生成された補正後の説明用の所見文であっても良い。
説明提示ウインドウOW2の下部には、印刷ボタンPr1、送信ボタンTr1、保存ボタンSt1およびインフォーム終了ボタンIC1が設けられている。
ここで、マウスポインターM1で印刷ボタンPr1が押下されると、端末機器31に直接あるいは通信回線W1を介して接続されているプリンターにおいて、説明提示ウインドウOW2における提示内容がプリントアウトされる態様が考えられる。これにより、例えば、医師は、患者を診察する際に、プリントアウトしたものを患者あるいは患者の関係者に手渡すことで、各患者の現状に応じた適切な説明を対象者に提示することができる。
また、マウスポインターM1で送信ボタンTr1が押下されると、例えば、送信制御部314bにより、電子メール等によって患者あるいは患者の関係者等の対象者に係る送信対象機器としての端末機器61(62,63)宛てに、説明提示ウインドウOW2の提示内容が送信される態様が考えられる。
また、マウスポインターM1で保存ボタンSt1が押下されると、例えば、説明提示ウインドウOW2の提示内容が、送信対象機器としてのDCサーバー70に送信され、PHR71等に保存される態様が考えられる。このとき、患者およびその関係者は、端末機器61〜63によって、DCサーバー70のPHR71にアクセスすることで、説明提示ウインドウOW2の提示内容を閲覧することができる。このような態様によっても、各患者の現状に応じた適切な説明が対象者に容易に提示され得る。また、マウスポインターM1で保存ボタンSt1が押下されると、例えば、説明提示ウインドウOW2の提示内容が、可搬性の記憶媒体に保存され、その記憶媒体が患者に手渡される態様も考えられる。また、保存ボタンSt1を押下することで、例えば、記憶制御部325によって、診療情報DB121における患者の情報(例えば、診断結果レポートおよび電子カルテ)と関連付けられて保存される態様が考えられる。
また、説明提示ウインドウOW2では、例えば、医師が操作部330を適宜操作することで、文章の編集、ならびにアンダーラインおよびマーキング等の文字修飾の付加等を行うことができる。これらの動作は、改変部324によって実現される。このような説明用情報の改変により、各患者に応じた適切な説明となり得る。これにより、説明提示ウインドウOW2に表示される情報によって、各患者の現状に応じたより適切な説明が対象者に提示され得る。
なお、マウスポインターM1でインフォーム終了ボタンIC1が押下されると、説明提示ウインドウOW2が閉じられて、レポート作成モードに移行する。
<(4)まとめ>
以上のように、上記一実施形態に係る情報処理システム1では、患者の現状に係る2以上の項目間における要素の各組合せに、説明用情報が関連付けられて記憶されており、医師による要素の組の指定に応じて、対応する説明用情報が抽出されて出力される。これにより、各患者の現状に応じた適切な説明が対象者に提示され得る。例えば、医師によるレポート作成処理における要素の組の指定に応じて、対応する説明用情報が抽出されて出力されるため、各患者の現状に応じた適切な説明が容易に対象者に提示され得る。また、患者の現状に係る2以上の項目に、部位、所見および診断に係る項目が含まれることで、画像診断等の検査の結果に応じた適切な説明が対象者に提示され得る。
<(5)変形例>
なお、本発明は上述の一実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更、改良等が可能である。
例えば、上記一実施形態では、説明用情報の出力が、文字情報の可視的な出力であったが、これに限られない。例えば、音声等のその他の態様で説明用情報が出力されても良い。これにより、患者およびその関係者等の対象者が、高齢者等の視力が低下した方であっても、各患者の現状に応じた適切な説明が対象者に提示され得る。なお、音声によって説明用情報を出力する態様では、改変部324における説明用情報の改変には、説明用情報が音声出力される際におけるアクセントおよび抑揚等の変更が含まれる。
また、上記一実施形態では、図12で示されるように、入力支援テンプレートにおいて、4項目についての用語の選択肢が同時に列挙され、各項目について用語の選択肢が指定されたが、これに限られない。例えば、入力支援テンプレートが、例えば、「撮影条件」「基本部位」「基本所見」および「診断」の順に、用語の選択肢が時間順次に提示され、1項目ずつ順に用語の選択肢が指定可能である態様が採用されても良い。
また、上記一実施形態では、医師による診断結果レポートの作成を一例として示したが、これに限られない。例えば、患者の現状に係る2以上の項目間における用語の各組合せに、説明用情報が関連付けられて記憶されており、ユーザーによる用語の組の指定に応じて、対応する説明用情報が抽出されて出力されるその他の態様が採用されても良い。具体例としては、項目および用語が一般向けの内容に変更され、一般の方が、各項目について用語を選択することで、自己診断が行われ、自己診断の結果としての説明用情報が抽出されて出力される態様等が考えられる。
また、上記一実施形態では、院内システム2における診療支援処理等を実現するための各種機能が、メインサーバー10と端末機器31〜33との分担によって実現されたが、各種機能の分担の割合については、適宜変更可能である。
また、上記一実施形態では、院内システム2が、メインサーバー10と端末機器31〜33とが通信回線W1を介して接続されたサーバー−クライアントシステムであったが、これに限られない。例えば、個人病院のシステム等を想定して、上記院内システム2の機能が、1台のコンピューターで実現されても良い。
また、上記一実施形態では、説明用情報に関連付けられている複数の用語が、患者属性を含む患者の現状に係る2以上の項目に属するものであったが、これに限られない。例えば、説明用情報に関連付けられている複数の用語が、患者属性に係る用語を含まなくても良い。また、例えば、説明用情報に関連付けられている複数の用語が、患者の状態を示す用語を含んでいても良い。患者の状態を示す用語としては、例えば、体温および血圧の数値および値域等が挙げられる。すなわち、患者の現状に係る複数の項目ならびに該複数の項目における2以上の項目に、患者の属性および状態のうちの少なくとも一方に係る項目が含まれている態様が考えられる。この態様では、例えば、情報抽出部321が、記憶部120に記憶される複数の説明用情報のうち、用語指定部317によって指定された用語の組、および読出部311で入力が受け付けられた患者の属性および状態の少なくとも一方に係る1以上の用語に対応する説明用情報が抽出される。
なお、説明用情報に関連付けられている複数の用語が、患者の属性および状態に係る用語を含まない態様も考えられる。但し、説明用情報に関連付けられている複数の用語が、患者の属性および状態の少なくとも一方に係る用語を含む方が、各患者のより詳しい現状に応じた適切な説明が対象者に提示され得る。例えば、禁煙の効果については、年齢層毎に異なるため、説明用情報に関連付けられている複数の用語が、患者の属性としての年齢層に係る用語を含む態様が採用されれば、各患者のより詳しい現状に応じた適切な説明が対象者に提示され得る。
また、上記一実施形態では、文生成部318により、指定部としての用語指定部317によって4項目に対してそれぞれ指定された用語に基づいて、所見文が生成されたが、これに限られない。例えば、文生成部318では、指定部としての用語指定部317によって複数の項目のうちの2以上の項目に対して指定された2以上の用語に基づいて、所見文が生成されても良い。
また、上記一実施形態では、各項目に係る要素として、用語が採用されたが、これに限られず、種々の語句ならびに位置および領域を示す図等のその他の要素が採用されても良い。
また、上記一実施形態では、ユーザーによる操作部330の操作に応じて指示信号が入力されたが、これに限られない。例えば、音声の入力に応じて、該音声が解析されて、指示信号が入力される態様が採用されても良い。すなわち、ユーザーによる動作に応じて、指示信号が入力されれば良い。
なお、上記一実施形態および各種変形例をそれぞれ構成する全部または一部を、適宜、矛盾しない範囲で組み合わせ可能であることは、言うまでもない。
1 情報処理システム
2 院内システム
10 メインサーバー
31〜33,61〜63 端末機器
70 データーセンターサーバー(DCサーバー)
110,310 制御部
110a,310a プロセッサー
113,325 記憶制御部
114 情報付加部
120 記憶部
121 診療情報データベース(診療情報DB)
122 支援情報データベース(支援情報DB)
311 読出部
312 検査指定部
313 管理部
314 出力制御部
314a 表示制御部
314b 送信制御部
315 条件選択部
316 支援情報抽出部
317 用語指定部
318 文生成部
319 書込部
320 記憶部
321 情報抽出部
322 情報生成部
323 文補正部
324 改変部
330 操作部
340 出力部
340a 表示部
340b I/F部

Claims (8)

  1. 患者の現状に係る複数の項目における2以上の項目の間においてそれぞれ関連付けられている要素の複数の組合せと、該要素の各組合せに対して関連付けられている患者および該患者の関係者のうちの1名以上に提示するための説明用情報とを記憶する記憶部と、
    ユーザーの動作に応じた信号に応答して、前記複数の項目のうちの2以上の項目における要素の組を指定する指定部と、
    前記記憶部に記憶される複数の前記説明用情報のうち、前記指定部によって指定された前記要素の組に対応する前記説明用情報を抽出する抽出部と、
    前記抽出部によって抽出された前記説明用情報を出力部において出力させる出力制御部と、を備えることを特徴とする情報処理システム。
  2. 請求項1に記載の情報処理システムであって、
    ユーザーの動作に応じた信号に応答して、前記抽出部によって抽出された前記説明用情報に改変を施す改変部、を更に備え、
    前記出力制御部が、
    前記改変部によって改変された改変後の前記説明用情報を前記出力部に出力させることを特徴とする情報処理システム。
  3. 請求項2に記載の情報処理システムであって、
    前記改変部によって改変された改変後の前記説明用情報を前記記憶部に記憶させる記憶制御部、をさらに備えることを特徴とする情報処理システム。
  4. 請求項1に記載の情報処理システムであって、
    前記指定部によって前記複数の項目のうちの2以上の項目に対して指定された2以上の要素に基づいて、文を生成する生成部と、
    前記生成部によって生成された前記文を対象として、1以上の用語を予め設定された第1ルールに基づいて他の用語に置換する第1補正処理、および1以上の表現を予め設定された第2ルールに基づいて他の表現に変更する第2補正処理のうちの1以上の補正処理を行う補正部と、を更に備え、
    前記出力部が、
    前記補正部によって補正された補正後の前記文を出力することを特徴とする情報処理システム。
  5. 請求項1から請求項4の何れか1つの請求項に記載の情報処理システムであって、
    患者の属性および状態のうちの少なくとも一方に係る項目について要素の入力を受け付ける受付部、を更に備え、
    前記複数の項目は、
    患者の属性および状態のうちの少なくとも一方に係る項目を含み、
    前記抽出部が、
    前記記憶部に記憶される複数の前記説明用情報のうち、前記指定部によって指定された前記要素の組と、前記受付部で入力が受け付けられた1以上の要素との組合せに対応する説明用情報を抽出することを特徴とする情報処理システム。
  6. 請求項1から請求項5の何れか1つの請求項に記載の情報処理システムであって、
    前記複数の項目は、
    部位、所見および診断に係る項目を含むことを特徴とする情報処理システム。
  7. 請求項1から請求項6の何れか1つの請求項に記載の情報処理システムであって、
    前記出力制御部が、
    前記出力部によって、前記説明用情報を送信対象機器に対して送信させる送信制御部、を有することを特徴とする情報処理システム。
  8. 情報処理システムに含まれるプロセッサーで実行されることで、前記情報処理システムを請求項1から請求項7の何れか1つの請求項に記載の情報処理システムとして機能させることを特徴とするプログラム。
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