JP2015142659A - 便器装置及び便器装置に取り付けられる肘掛装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】便器装置1は、肘掛30の取付が可能とされた便器本体10と、前記肘掛が非取付状態における前記便器本体の肘掛取付部12を覆うように配されるサイドカバー20と、を備えており、前記サイドカバーには、前記肘掛の便器本体側端部を受け入れる肘掛受入口29に対応する部位25を除去する際の分割ライン24が該肘掛受入口の内周縁28を構成するように設けられている。
【選択図】図1
Description
例えば、下記特許文献1では、便器本体の後端部に設けられた手摺固着帯に、手摺の支柱の端部に設けられた手摺取付部をネジ止めし、この手摺取付部及び床取付けフランジ部を遮蔽するカバーを便器本体の側面に設けた便器が提案されている。また、この便器は、カバーに、便器本体に固定された手摺の支柱の下部水平部分を逃がすための凹溝を設けた構成とされている。
また、本発明においては、前記分割ラインを、前記肘掛受入口が前記サイドカバーの一側端部において開口し該開口を介して前記肘掛の便器本体側端部を受け入れ可能となるように設け、前記肘掛受入口における一側端部の開口側部位を覆うように前記肘掛の便器本体側端部の前記開口側に配される開口側補助カバーを更に備えたものとしてもよい。
また、本発明においては、前記分割ラインを、前記肘掛受入口がカバー厚さ方向に見て多角形状となるように設けてもよい。
また、本発明においては、前記肘掛の便器本体側端部を前記開口側補助カバーとによって挟むように該便器本体側端部の反開口側に配され、前記肘掛受入口における反開口側部位を覆う反開口側補助カバーを更に備えたものとし、前記開口側補助カバー及び前記反開口側補助カバーの対向側部位に、円柱形状とされた前記便器本体側端部を囲むように凹部を設けてもよい。
また、本発明においては、前記便器本体の肘掛取付部に取り付けられる肘掛を更に備えていてもよい。
図1〜図6は、本実施形態に係る便器装置及び便器装置に取り付けられる肘掛装置の一例を模式的に示す図である。
なお、一部の図では、他図に付している詳細な符号の一部を省略している。
また、以下の実施形態では、設置された便器装置に対して立位使用状態で対面した状態を基準として、手前側を前方、その逆側を後方とし、また、その状態を基準として上下方向及び左右方向を説明する。
また、便器装置1に、便蓋14及び便座15を開閉する開閉装置や、脱臭装置、局部洗浄装置、便座15や局部洗浄用水等を温める加熱装置、洗剤供給装置等の各種機能装置や機能部材を設けた構成としてもよい。また、便器装置1に、人体検知センサや着座センサ等の各種センサを設けた構成としてもよい。また、便器装置1に、上記した各種機能装置を操作する操作部としてのリモコン装置や、リモコン装置の各種信号の送受信を可能とする送受信装置等を設けた構成としてもよい。
便器本体10は、便蓋14及び便座15を開閉可能に軸支する機構ユニット16と、この機構ユニット16やボウル部等を支持し設置面に固定される本体フレーム11と、を備えている。
機構ユニット16は、便器本体10の後端部の上側部位に設けられ、左右方向に沿う軸廻りに便蓋14及び便座15を回動可能に支持する構成とされている。なお、この機構ユニット16に、上記した各種機能装置や機能部材の一部を収納するようにしてもよい。
スカート部17は、ボウル部の前方側部位及び左右両側方の前方側部位を囲むように、かつボウル部上端のリム部外周側部位から設置面に略至るように設けられている。図例では、スカート部17を、下方側に向かうに従い先細り状となるような形状とした例を示している。また、スカート部17の左右両側の後端縁部を、斜め下方側に向く傾斜面状とした例を示している。なお、このスカート部17は、本体フレーム11等に対してねじ等の固定具によって固定されるものとしてもよい。または、このスカート部17を、ボウル部やこれに加えて本体フレーム11と一体的に形成されたものとしてもよい。
一対の上部カバー19,19及び一対のサイドカバー20,20は、スカート部17の左右両側の後端縁部とリアカバー18の左右両側縁部との間を覆うように配される構成とされている。本実施形態では、これら上部カバー19,19及びサイドカバー20,20における左右方向に厚さ方向を概ね沿わせた前方側部位の後端側に、左右方向中心側に向けて屈曲するように湾曲形状とされた後端湾曲部位を設けた構成としている。
また、これら上部カバー19,19は、それぞれの上端縁部が機構ユニット16の左右両側部位の下端縁部に当接または近接対面し、それぞれの下端縁部がサイドカバー20,20の上端縁部に当接または近接対面するように配される。また、これら上部カバー19,19は、それぞれの前端縁部がスカート部17の左右両側の後端縁部に当接または近接対面し、それぞれの後端縁部がリアカバー18の左右両側縁部に当接または近接対面するように配される。なお、これら上部カバー19,19は、本体フレーム11や機構ユニット16、スカート部17、リアカバー18等に対してねじ等の固定具によって固定されるものとしてもよい。また、これら上部カバー19,19やスカート部17、リアカバー18、後記するサイドカバー20,20は、合成樹脂系材料等から形成されたものとしてもよい。
また、本体フレーム11には、後記するサイドカバー20,20を着脱自在に保持する保持部13が設けられている。なお、保持部13については後述する。また、この本体フレーム11におけるサイドカバー20,20によって覆われる部位に、給排水管の接続部やトラップ、その他、上記した各種機能装置や機能部材等を収納するようにしてもよい。
これら肘掛取付部12,12は、便器本体10の後方側部位の左右両側に設けられ、かつ左右両側の上部カバー19,19の下方側に位置するように設けられている。図例では、肘掛取付部12,12を、スカート部17の左右両側の後端縁部と上部カバー19,19の下端縁部との入隅部近傍に位置するように設けた例を示している。
また、これら肘掛取付部12,12は、側面視して、互いに重なり合う位置となるように設けられている。図例では、これら肘掛取付部12,12を、側面視して、便蓋14及び便座15の回動軸の直下に位置するように設けた例を示している(図1(a)参照)。
これら肘掛取付部12,12には、後記する肘掛30を固定するねじが捩じ込まれる雌ねじ部や係合部等が適宜、設けられている。なお、本体フレーム11は、金属系材料等から形成されたものとしてもよい。
また、図5及び図6(a)では、左右で一対とされた肘掛30,30を例示しており、これら肘掛30,30は、左右対称状で互いに同様の構成であるので、以下では、一方の肘掛30について説明する。
この便器本体側端部33の便器本体側には、肘掛取付部12に取り付けられる固定片部34が設けられている。図例では、固定片部34を、便器本体側端部33と同軸状の円形鍔状のフランジ部34とした例を示している。このフランジ部34には、肘掛取付部12に設けられた雌ねじ部や係合部に応じた位置となるようにねじの挿通孔や係合部が設けられている。
肘掛部31は、支持部32の先端に連なるように設けられ、図例では、円柱形状とした例を示している。この肘掛部31は、使用位置においては、使用し易いように、軸方向を前後方向(水平方向)に沿わせ、閉状態(倒伏状態)の便座15の側方側でかつ上方側に位置するように配される構成とされている。
また、肘掛30を、便器本体側端部33廻りに便器本体10に対して揺動自在とする態様としては、種々の態様の採用が可能である。例えば、フランジ部34を、肘掛取付部12に対して固定される部位とこれに対して回動自在に保持され、便器本体側端部33に対して固定的に設けられた部位とを有したような二重円盤構造等としてもよい。または、フランジ部34に対して便器本体側端部33を回動自在に連結したような構造としてもよい。また、このフランジ部34等に、使用位置からの更なる前方側への回動を抑止するストッパー部や後退位置からの更なる後方側への回動を抑止するストッパー部を設けるようにしてもよい。
これらサイドカバー20,20は、それぞれの上端縁部が上部カバー19,19の下端縁部に当接または近接対面し、それぞれの下端縁部が設置面に当接または近接対面するように配される。また、これらサイドカバー20,20は、それぞれの前端縁部がスカート部17の左右両側の後端縁部に当接または近接対面し、それぞれの後端縁部がリアカバー18の左右両側縁部に当接または近接対面するように配される。また、これらサイドカバー20,20は、スカート部17と概ね同様、上端側よりも下端側が左右方向中心に位置するように傾斜状に配される構成とされている。
なお、これらサイドカバー20,20は、左右対称状で互いに同様の構成であるので、以下では、一方のサイドカバー20について説明する。
このような構成とすれば、サイドカバー20の前上端隅部をカバー厚さ方向に押圧することで、サイドカバー20を容易に便器本体10側から脱離させることができる。
なお、サイドカバー20を便器本体10側に対して着脱自在に保持させる態様としては、このような態様に限られず、種々の態様の採用が可能である。
本実施形態では、図3及び図4に示すように、分割ライン24を、肘掛受入口29がサイドカバー20の一側端部において開口しこの一側端部の開口29aを介して肘掛30の便器本体側端部33を受け入れ可能となるように設けている。また、本実施形態では、肘掛受入口29がサイドカバー20の前上端隅部近傍部位において上方に向けて開口するように、分割ライン24を設けた例を示している。つまり、一側端部の開口を、上方開口29aとしている(図3(a)参照)。
また、本実施形態では、分割ライン24を、肘掛受入口29がカバー厚さ方向に見て(側面視して)多角形状となるように設けている。本実施形態では、肘掛受入口29がカバー厚さ方向に見て方形状となるように、分割ライン24を設けた構成としている。図例では、肘掛受入口29がカバー厚さ方向に見て上下に長い矩形状となるように、分割ライン24を設けた例を示している。
また、本実施形態では、図4に示すように、分割ライン24を、除去部位25を切断によって除去する際に切断具の刃を受け入れて切断の補助となる切断補助溝24としている。この切断補助溝24は、施工現場や施工業者の事業所内等において、つまりは、工場出荷後に、カッター等の切断具によって切断補助溝24に沿ってサイドカバー20の切断が容易となるように設けられている。
本実施形態では、この切断補助溝24を、サイドカバー20の表面側には露出しないように、サイドカバー20の裏面側に設けた構成としている。つまり、図6(b)に示すように、サイドカバー20の分割ライン24が設けられた部位の表面側は、略平坦面状とされている。
また、切断補助溝24は、図4(a)に示すように、肘掛受入口29の内周縁28の下端縁を構成する前後方向に延びる横溝部と、この横溝部の前後両端のそれぞれから上方に向けて延びるように設けられ肘掛受入口20の内周縁28の前後縁を構成する縦溝部と、からなる。また、これら前後の縦溝部は、サイドカバー20の上端縁部において上方に向けて開口した構成とされている。
また、図例では、切断補助溝24を、溝長手方向に見てV字溝形状とした例を示しているが、V字溝形状に限られず、コ字溝形状やU字溝形状等としてもよい。
また、本実施形態では、肘掛30の便器本体側端部33を開口側補助カバー41とによって挟むように便器本体側端部33の反開口側(下方側)に配され、肘掛受入口29における反開口側部位29c(図3(a)参照)を覆う反開口側補助カバー45を設けた構成としている。
これら開口側補助カバー41及び反開口側補助カバー45からなる補助カバー40は、これらによって、肘掛受入口29に受け入れられた便器本体側端部33の周囲の隙間を覆うような構成とされている。また、開口側補助カバー41を、その上端縁部がサイドカバー20の上端縁部に上下で概ね一致する構成としている。なお、図例では、他方のサイドカバー20に取り付けられる補助カバー40の図示を省略しているが、同様の構成とされている。
図例では、開口側補助カバー41の前後両端部のそれぞれに、前後方向に向けて突出するように表鍔状片部43,43を設けた構成としている。また、反開口側補助カバー45の前後両端部及び下端部に一連状にカバー面域方向に突出するように表鍔状片部47を設けた例を示している。また、この反開口側補助カバー45の表鍔状片部47の下端の前後隅部を凸湾曲形状とした例を示している。
本実施形態では、図2に示すように、これら開口側補助カバー41及び反開口側補助カバー45のそれぞれに、サイドカバー20の裏面側に設けられた係合部26,27に係合する被係合部44,48を設けた構成としている。図例では、これら開口側補助カバー41及び反開口側補助カバー45のそれぞれに、表鍔状片部43,47とによってサイドカバー20の肘掛受入口29の内周縁28近傍を挟むような構成とされた裏鍔状片部44,48を被係合部として設けた構成としている。
また、サイドカバー20の裏面側における肘掛受入口29の前後両側部位に相当する部位に沿って、これら補助カバー41,45の裏鍔状片部44,48を受け入れる凹溝を形成する係合部としての係合片部26,26を設けた構成としている。これら係合片部26,26は、肘掛受入口29の前後縁部に沿って延びかつ互いに対向する方向に向けて開口した凹溝をサイドカバー20の裏面とによって形成する構成とされている。また、サイドカバー20の裏面側における肘掛受入口29の前後両側の下端隅部に相当する部位近傍に、反開口側補助カバー45の裏鍔状片部48の前後両側の下端部に当接される係合部としての当接片部27,27を設けた構成としている。
上記のような構成により、各補助カバー41,45は、サイドカバー20に対して上下方向にスライドさせるようにして着脱される構成とされている。
なお、各補助カバー41,45を、サイドカバー20に対して着脱可能に保持させる態様としては、上記したような態様に限られない。例えば、上記したような表鍔状片部43,47を設けずに、裏鍔状片部44,48を、係合片部26の凹溝に嵌め入れて保持可能とする態様等としてもよい。また、開口側補助カバー41及び反開口側補助カバー45を、それぞれの表面がサイドカバー20の表面と略同一平面状となるようにサイドカバー20に取り付けられる構成とされたものとしてもよい。その他、種々の態様の採用が可能である。
図6(b)では、便器装置1を、肘掛30を取り付けていない肘掛無便器装置1Bとした例を示している。この場合は、サイドカバー20,20を、これらの除去部位25,25が除去されていない受入口無サイドカバー20B,20Bとして利用することができる。つまりは、これらサイドカバー20B,20Bによって、肘掛30が非取付状態における便器本体10の肘掛取付部12,12が覆われることとなる。
また、このような受入口有サイドカバー20Aを、肘掛30が取り付けられた便器本体10に対して取り付ける際には、以下のようにしてもよい。例えば、反開口側補助カバー45を取り付けた状態のサイドカバー20Aの肘掛受入口29に、上方開口29aを介して肘掛30の便器本体側端部33を受け入れさせ、半開き(半取付)状態でサイドカバー20Aに開口側補助カバー41を取り付ける。そして、サイドカバー20Aを便器本体10に対して取り付けるようにしてもよい。また、このサイドカバー20Aを便器本体10から脱離させる際には、上記とは概ね逆の手順にて脱離させるようにしてもよい。
つまり、肘掛30が非取付状態における便器本体10の肘掛取付部12を覆うように配されるサイドカバー20に、肘掛30の便器本体側端部33を受け入れる肘掛受入口29に対応する部位25を除去する際の分割ライン(切断補助溝)24を肘掛受入口29の内周縁28を構成するように設けている。従って、上述のように、肘掛30を取り付ける場合には、分割ライン24に沿ってサイドカバー20の肘掛受入口29に対応する部位(除去部位)25を除去することで、肘掛30の便器本体側端部33を受け入れる肘掛受入口29がサイドカバー20(20A)に形成される。また、分割ライン24を、肘掛受入口29の内周縁28を構成するように設けているので、例えば、単なるマーカー等による印や突条等とした場合と比べて、切断や接合解除等によって容易にかつ高精度に除去部位25を除去することができる。
つまりは、共通のサイドカバー20を用いて肘掛30の有無に対応することができ、サイドカバー20の製造効率を向上させることができる。また、例えば、当該便器装置1の設置後、将来的に肘掛30を取り付けるような場合にも、サイドカバー20の全体を取り換えることなく対応することができ、汎用性を向上させることができ、省資源化を図ることができる。
また、肘掛装置2としては、上記した反開口側補助カバー45を更に備えたものとしてもよい。これによれば、上述のような便器装置1に取り付けた肘掛30の便器本体側端部33の周囲を効果的に見栄え良く覆うことができる。
また、本実施形態では、分割ライン24を、サイドカバー20の裏面に設けられた切断補助溝24としているが、このような態様に限られず、サイドカバー20の表面または表裏両面に設けられた切断補助溝24としてもよい。また、分割ライン24としては、このような切断補助溝24に限られない。例えば、サイドカバー20の肘掛受入口29に対応する部位(除去部位)25の表裏面の両方側若しくは一方側(好ましくは裏面側)を、他の部位よりも凹ませるように薄くすることで形成される段差(段壁)を分割ライン24としてもよい。さらには、サイドカバー20の肘掛受入口29に対応する部位(除去部位)25を、他の部位とは別体とし、この除去部位25を他の部位に対して接離自在としたような態様としてもよい。この場合は、肘掛受入口29の内周縁28の全体を構成することとなる他の部位の接合境界部が分割ライン24となる。
また、本実施形態では、分割ライン24を、肘掛受入口29がカバー厚さ方向に見て矩形状となるように設けた構成としているが、このような態様に限られない。例えば、分割ライン24を、肘掛受入口29がカバー厚さ方向に見て三角形状や五角形以上の多角形状となるように設けてもよく、切断容易性等の観点から好ましくは八角形以下の多角形状となるように設けてもよい。さらには、分割ライン24を、肘掛受入口29がカバー厚さ方向に見て多角形状となるように設けた態様に代えて、肘掛受入口29における反開口側部位29cが肘掛30の便器本体側端部33の反開口側部位の外周形状に応じた形状となるように設けてもよい。
また、本実施形態では、肘掛受入口29における開口側部位29bを覆うように配される開口側補助カバー41を設けた例を示しているが、このような開口側補助カバー41を設けないようにしてもよい。この場合は、分割ライン24を、肘掛受入口29がサイドカバー20の一隅部を切り欠いたような形状となるように設けたり、カバー厚さ方向に貫通する孔状となるように設けたりしてもよい。
2 肘掛装置
10 便器本体
12 肘掛取付部
20 サイドカバー
24 切断補助溝(分割ライン)
25 除去部位(肘掛受入口に対応する部位)
28 内周縁
29 肘掛受入口
29a 上方開口(一側端部の開口)
29b 開口側部位
29c 反開口側部位
30 肘掛
33 便器本体側端部
41 開口側補助カバー
42 凹部
45 反開口側補助カバー
46 凹部
Claims (8)
- 肘掛の取付が可能とされた便器本体と、前記肘掛が非取付状態における前記便器本体の肘掛取付部を覆うように配されるサイドカバーと、を備えており、
前記サイドカバーには、前記肘掛の便器本体側端部を受け入れる肘掛受入口に対応する部位を除去する際の分割ラインが該肘掛受入口の内周縁を構成するように設けられていることを特徴とする便器装置。 - 請求項1において、
前記分割ラインは、前記サイドカバーの表面側には露出しないように設けられていることを特徴とする便器装置。 - 請求項1または2において、
前記分割ラインは、前記肘掛受入口が前記サイドカバーの一側端部において開口し該開口を介して前記肘掛の便器本体側端部を受け入れ可能となるように設けられており、
前記肘掛受入口における一側端部の開口側部位を覆うように前記肘掛の便器本体側端部の前記開口側に配される開口側補助カバーを更に備えていることを特徴とする便器装置。 - 請求項3において、
前記分割ラインは、前記肘掛受入口がカバー厚さ方向に見て多角形状となるように設けられていることを特徴とする便器装置。 - 請求項4において、
前記肘掛の便器本体側端部を前記開口側補助カバーとによって挟むように該便器本体側端部の反開口側に配され、前記肘掛受入口における反開口側部位を覆う反開口側補助カバーを更に備えており、
前記開口側補助カバー及び前記反開口側補助カバーの対向側部位には、円柱形状とされた前記便器本体側端部を囲むように凹部が設けられていることを特徴とする便器装置。 - 請求項1乃至5のいずれか1項において、
前記便器本体の肘掛取付部に取り付けられる肘掛を更に備えていることを特徴とする便器装置。 - 便器本体の肘掛取付部に取り付けられる肘掛を備えた肘掛装置であって、
前記便器本体を備えた便器装置は、前記肘掛が非取付状態における前記便器本体の肘掛取付部を覆うように配されるサイドカバーを備えた構成とされ、このサイドカバーに、前記肘掛の便器本体側端部を受け入れる肘掛受入口に対応する部位を除去する際の分割ラインを、該肘掛受入口の内周縁を構成するように、かつ、前記肘掛受入口が該サイドカバーの一側端部において開口し該開口を介して前記肘掛の便器本体側端部を受け入れ可能となるように設けた構成とされており、
前記肘掛受入口における一側端部の開口側部位を覆うように前記肘掛の便器本体側端部の前記開口側に配される開口側補助カバーを備えていることを特徴とする肘掛装置。 - 請求項7において、
前記便器装置は、前記肘掛受入口がカバー厚さ方向に見て多角形状となるように前記分割ラインを設けた構成とされており、
当該肘掛装置は、前記肘掛の便器本体側端部を前記開口側補助カバーとによって挟むように該便器本体側端部の反開口側に配され、前記肘掛受入口における反開口側部位を覆う反開口側補助カバーを更に備え、前記開口側補助カバー及び前記反開口側補助カバーの対向側部位には、円柱形状とされた前記便器本体側端部を囲むように凹部が設けられていることを特徴とする肘掛装置。
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