JP2015142659A - 便器装置及び便器装置に取り付けられる肘掛装置 - Google Patents

便器装置及び便器装置に取り付けられる肘掛装置 Download PDF

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Abstract

【課題】見栄えを損なうようなことを抑制可能でありながらも、肘掛の有無に効率的に対応し得る便器装置及びこのような便器装置に好適に取り付けられる肘掛装置を提供する。
【解決手段】便器装置1は、肘掛30の取付が可能とされた便器本体10と、前記肘掛が非取付状態における前記便器本体の肘掛取付部12を覆うように配されるサイドカバー20と、を備えており、前記サイドカバーには、前記肘掛の便器本体側端部を受け入れる肘掛受入口29に対応する部位25を除去する際の分割ライン24が該肘掛受入口の内周縁28を構成するように設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、便器装置及び便器装置に取り付けられる肘掛装置に関する。
従来より、便器本体の後部側方に、便器本体を床に固定するための取付部や給排水管、各種機能部材等を覆うサイドカバーを設けた便器装置が知られている。また、便器本体に、立ち座りの際の補助のためや、座った際に肘を置くための肘掛(手摺)を設ける場合がある。このような肘掛(手摺)を設けた場合にも、見栄え上の観点等からサイドカバーを設けることが望まれる。
例えば、下記特許文献1では、便器本体の後端部に設けられた手摺固着帯に、手摺の支柱の端部に設けられた手摺取付部をネジ止めし、この手摺取付部及び床取付けフランジ部を遮蔽するカバーを便器本体の側面に設けた便器が提案されている。また、この便器は、カバーに、便器本体に固定された手摺の支柱の下部水平部分を逃がすための凹溝を設けた構成とされている。
特開2006−122106号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載された便器では、手摺(肘掛)が不要な場合等において肘掛を取り付けない場合には、カバーの凹溝が目立ち易くなるという問題があった。また、肘掛を取り付けない場合には、凹溝が設けられていないカバーを便器本体に取り付けることも考えられるが、肘掛を取り付ける場合と取り付けない場合とに対応可能なように2種類のカバーが必要となり、更なる改善が望まれる。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、見栄えを損なうようなことを抑制可能でありながらも、肘掛の有無に効率的に対応し得る便器装置及びこのような便器装置に好適に取り付けられる肘掛装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明に係る便器装置は、肘掛の取付が可能とされた便器本体と、前記肘掛が非取付状態における前記便器本体の肘掛取付部を覆うように配されるサイドカバーと、を備えており、前記サイドカバーには、前記肘掛の便器本体側端部を受け入れる肘掛受入口に対応する部位を除去する際の分割ラインが該肘掛受入口の内周縁を構成するように設けられていることを特徴とする。
本発明においては、前記分割ラインを、前記サイドカバーの表面側には露出しないように設けてもよい。
また、本発明においては、前記分割ラインを、前記肘掛受入口が前記サイドカバーの一側端部において開口し該開口を介して前記肘掛の便器本体側端部を受け入れ可能となるように設け、前記肘掛受入口における一側端部の開口側部位を覆うように前記肘掛の便器本体側端部の前記開口側に配される開口側補助カバーを更に備えたものとしてもよい。
また、本発明においては、前記分割ラインを、前記肘掛受入口がカバー厚さ方向に見て多角形状となるように設けてもよい。
また、本発明においては、前記肘掛の便器本体側端部を前記開口側補助カバーとによって挟むように該便器本体側端部の反開口側に配され、前記肘掛受入口における反開口側部位を覆う反開口側補助カバーを更に備えたものとし、前記開口側補助カバー及び前記反開口側補助カバーの対向側部位に、円柱形状とされた前記便器本体側端部を囲むように凹部を設けてもよい。
また、本発明においては、前記便器本体の肘掛取付部に取り付けられる肘掛を更に備えていてもよい。
また、上記目的を達成するために、本発明に係る肘掛装置は、便器本体の肘掛取付部に取り付けられる肘掛を備えた肘掛装置であって、前記便器本体を備えた便器装置は、前記肘掛が非取付状態における前記便器本体の肘掛取付部を覆うように配されるサイドカバーを備えた構成とされ、このサイドカバーに、前記肘掛の便器本体側端部を受け入れる肘掛受入口に対応する部位を除去する際の分割ラインを、該肘掛受入口の内周縁を構成するように、かつ、前記肘掛受入口が該サイドカバーの一側端部において開口し該開口を介して前記肘掛の便器本体側端部を受け入れ可能となるように設けた構成とされており、前記肘掛受入口における一側端部の開口側部位を覆うように前記肘掛の便器本体側端部の前記開口側に配される開口側補助カバーを備えていることを特徴とする。
本発明においては、前記便器装置を、前記肘掛受入口がカバー厚さ方向に見て多角形状となるように前記分割ラインを設けた構成とし、当該肘掛装置を、前記肘掛の便器本体側端部を前記開口側補助カバーとによって挟むように該便器本体側端部の反開口側に配され、前記肘掛受入口における反開口側部位を覆う反開口側補助カバーを更に備えたものとし、前記開口側補助カバー及び前記反開口側補助カバーの対向側部位に、円柱形状とされた前記便器本体側端部を囲むように凹部を設けたものとしてもよい。
本発明に係る便器装置は、上述のような構成としたことで、見栄えを損なうようなことを抑制可能でありながらも、肘掛の有無に効率的に対応することができ、また、本発明に係る肘掛装置は、このような便器装置に好適に見栄え良く取り付けることができる。
(a)、(b)は、本発明の一実施形態に係る便器装置及び本発明の一実施形態に係る肘掛装置の一例を模式的に示し、(a)は、概略側面図、(b)は、(a)におけるX1部に対応させた一部を省略した一部破断概略拡大側面図である。 (a)は、図1(b)におけるY1−Y1線矢視に対応させた一部を省略した一部破断概略縦断面図、(b)は、図1(b)におけるY2−Y2線矢視に対応させた一部を省略した一部破断概略縦断面図、(c)は、図1(b)に対応させた一部破断概略平面図である。 (a)は、図5におけるX2部に対応させた一部破断概略拡大側面図、(b)は、(a)に対応させた一部破断概略平面図である。 (a)は、図6(b)におけるX3部に対応させてサイドカバーの裏面側を示す一部破断概略拡大図、(b)は、(a)に対応させた一部破断概略平面図である。 同便器装置を模式的に示す一部省略概略分解斜視図である。 (a)、(b)は、いずれも同便器装置を模式的に示す概略斜視図である。
以下に本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。
図1〜図6は、本実施形態に係る便器装置及び便器装置に取り付けられる肘掛装置の一例を模式的に示す図である。
なお、一部の図では、他図に付している詳細な符号の一部を省略している。
また、以下の実施形態では、設置された便器装置に対して立位使用状態で対面した状態を基準として、手前側を前方、その逆側を後方とし、また、その状態を基準として上下方向及び左右方向を説明する。
本実施形態に係る便器装置1は、図1(a)、図5及び図6に示すように、床等の設置面に設置される着座式の洋風便器装置であり、ボウル部(便鉢)や給排水管に接続される給排水機構等を備えている。この便器装置1の給水機構としては、ボウル部の上端に周設されたリム部及びボウル部の内壁を洗浄するように洗浄水を供給する構成とされたものとしてもよい。また、便器装置1の排水機構としては、ボウル部の底部に設けられた排水口に接続された筒状トラップを駆動機構によって回動させて排水及び封水する構成とされたいわゆるターントラップ式のものとしてもよい。なお、排水機構としては、このような態様に限られず、サイホン式やサイホンゼット式、サイホンボルテックス式等の他の排水機構を採用するようにしてもよい。
また、本実施形態では、便器装置1に、ボウル部(便器本体10)に対して開閉自在(起倒自在)とされた便蓋14及び便座15を設けた構成としている。また、本実施形態では、便器装置1を、水洗タンクを備えていない、いわゆるタンクレスタイプのものとした例を示している。なお、このような態様に代えて、水洗タンクを備えた構成としてもよい。
また、便器装置1に、便蓋14及び便座15を開閉する開閉装置や、脱臭装置、局部洗浄装置、便座15や局部洗浄用水等を温める加熱装置、洗剤供給装置等の各種機能装置や機能部材を設けた構成としてもよい。また、便器装置1に、人体検知センサや着座センサ等の各種センサを設けた構成としてもよい。また、便器装置1に、上記した各種機能装置を操作する操作部としてのリモコン装置や、リモコン装置の各種信号の送受信を可能とする送受信装置等を設けた構成としてもよい。
また、便器装置1は、肘掛(アームレスト、手摺)30の取付が可能とされた便器本体10と、肘掛30が非取付状態における便器本体10の肘掛取付部12を覆うように配されるサイドカバー20と、を備えている。
便器本体10は、便蓋14及び便座15を開閉可能に軸支する機構ユニット16と、この機構ユニット16やボウル部等を支持し設置面に固定される本体フレーム11と、を備えている。
機構ユニット16は、便器本体10の後端部の上側部位に設けられ、左右方向に沿う軸廻りに便蓋14及び便座15を回動可能に支持する構成とされている。なお、この機構ユニット16に、上記した各種機能装置や機能部材の一部を収納するようにしてもよい。
また、本実施形態では、便器装置1に、便器本体10の前方側部位及び左右両側方の前方側部位を覆うように配されるスカート部17と、便器本体10の後方側部位を覆うように配されるリアカバー18と、を設けた構成としている。また、本実施形態では、便器装置1に、便器本体10の左右両側方の後方側部位を覆うように配される一対のサイドカバー20,20を設けた構成としている。また、これら一対のサイドカバー20,20の上方に、一対の上部カバー19,19をそれぞれに設けた構成としている。
スカート部17は、ボウル部の前方側部位及び左右両側方の前方側部位を囲むように、かつボウル部上端のリム部外周側部位から設置面に略至るように設けられている。図例では、スカート部17を、下方側に向かうに従い先細り状となるような形状とした例を示している。また、スカート部17の左右両側の後端縁部を、斜め下方側に向く傾斜面状とした例を示している。なお、このスカート部17は、本体フレーム11等に対してねじ等の固定具によって固定されるものとしてもよい。または、このスカート部17を、ボウル部やこれに加えて本体フレーム11と一体的に形成されたものとしてもよい。
リアカバー18は、詳細な図示は省略しているが、機構ユニット16後端のカバー部の下端に連なるように、このカバー部から設置面までの上下寸法に概ね応じた上下寸法とされている。また、このリアカバー18の左右方向に沿う寸法は、便器本体10の左右方向に沿う寸法よりも小さい寸法とされている。なお、リアカバー18は、本体フレーム11や機構ユニット16等の便器本体10側に対してねじ等の固定具によって固定されるものとしてもよい。
一対の上部カバー19,19及び一対のサイドカバー20,20は、スカート部17の左右両側の後端縁部とリアカバー18の左右両側縁部との間を覆うように配される構成とされている。本実施形態では、これら上部カバー19,19及びサイドカバー20,20における左右方向に厚さ方向を概ね沿わせた前方側部位の後端側に、左右方向中心側に向けて屈曲するように湾曲形状とされた後端湾曲部位を設けた構成としている。
上部カバー19,19は、側面視して(左右方向に見て)概ね矩形状とされ、機構ユニット16の下端縁からサイドカバー20,20の上端縁までの上下寸法に応じた上下寸法とされている。これら上部カバー19,19の上下寸法は、サイドカバー20,20の上下寸法よりも小さい寸法とされている。これら上部カバー19,19は、左右対称状で互いに同様の構成とされている。
また、これら上部カバー19,19は、それぞれの上端縁部が機構ユニット16の左右両側部位の下端縁部に当接または近接対面し、それぞれの下端縁部がサイドカバー20,20の上端縁部に当接または近接対面するように配される。また、これら上部カバー19,19は、それぞれの前端縁部がスカート部17の左右両側の後端縁部に当接または近接対面し、それぞれの後端縁部がリアカバー18の左右両側縁部に当接または近接対面するように配される。なお、これら上部カバー19,19は、本体フレーム11や機構ユニット16、スカート部17、リアカバー18等に対してねじ等の固定具によって固定されるものとしてもよい。また、これら上部カバー19,19やスカート部17、リアカバー18、後記するサイドカバー20,20は、合成樹脂系材料等から形成されたものとしてもよい。
本体フレーム11には、設置面に固定される固定部や、上記したボウル部や機構ユニット16、スカート部17、リアカバー18、上部カバー19,19等が固定される固定部が設けられている。
また、本体フレーム11には、後記するサイドカバー20,20を着脱自在に保持する保持部13が設けられている。なお、保持部13については後述する。また、この本体フレーム11におけるサイドカバー20,20によって覆われる部位に、給排水管の接続部やトラップ、その他、上記した各種機能装置や機能部材等を収納するようにしてもよい。
また、本実施形態では、図5に示すように、この本体フレーム11に、肘掛30の取付が可能とされた肘掛取付部12を設けている。また、本実施形態では、一方の図示を省略しているが、本体フレーム11の左右両側のそれぞれに肘掛取付部12,12を設けている。
これら肘掛取付部12,12は、便器本体10の後方側部位の左右両側に設けられ、かつ左右両側の上部カバー19,19の下方側に位置するように設けられている。図例では、肘掛取付部12,12を、スカート部17の左右両側の後端縁部と上部カバー19,19の下端縁部との入隅部近傍に位置するように設けた例を示している。
また、これら肘掛取付部12,12は、側面視して、互いに重なり合う位置となるように設けられている。図例では、これら肘掛取付部12,12を、側面視して、便蓋14及び便座15の回動軸の直下に位置するように設けた例を示している(図1(a)参照)。
これら肘掛取付部12,12には、後記する肘掛30を固定するねじが捩じ込まれる雌ねじ部や係合部等が適宜、設けられている。なお、本体フレーム11は、金属系材料等から形成されたものとしてもよい。
肘掛30は、図5に示すように、便器本体側端部33から上方に向けて立ち上がるように形成された支持部32の先端に肘掛部31を設けた構成とされている。また、本実施形態では、肘掛30を、便器本体側端部33を回動支点として前後方向に揺動可能としている。つまり、肘掛30は、肘掛部31を使用し易い前方側に位置させる使用位置(肘掛位置)と、肘掛部31の不要時等に肘掛部31を邪魔になり難い後方側に位置させる後退位置と、に変位可能とされている。
また、図5及び図6(a)では、左右で一対とされた肘掛30,30を例示しており、これら肘掛30,30は、左右対称状で互いに同様の構成であるので、以下では、一方の肘掛30について説明する。
便器本体側端部33は、棒状とされ、左右方向に軸方向を沿わせ、便器本体10から左右方向に沿って突出するように配される。本実施形態では、便器本体側端部33を、円柱形状としている。
この便器本体側端部33の便器本体側には、肘掛取付部12に取り付けられる固定片部34が設けられている。図例では、固定片部34を、便器本体側端部33と同軸状の円形鍔状のフランジ部34とした例を示している。このフランジ部34には、肘掛取付部12に設けられた雌ねじ部や係合部に応じた位置となるようにねじの挿通孔や係合部が設けられている。
支持部32は、便器本体側端部33の反便器本体側に連なるように設けられ、便器本体側端部33と同様、棒状(本実施形態では、円柱形状)とされている。この支持部32は、図1(a)及び図6(a)に示すように、使用位置においては、肘掛部31が使用し易い位置となるように、便器本体側端部33側端となる基端よりも肘掛部31側端となる先端が前方側に位置するように前傾状に配される構成とされている。一方、支持部32は、後退位置においては、肘掛部31が邪魔になり難い位置となるように、基端よりも先端が後方側に位置するように後傾状に配される構成とされている(図1(a)の二点鎖線参照)。
肘掛部31は、支持部32の先端に連なるように設けられ、図例では、円柱形状とした例を示している。この肘掛部31は、使用位置においては、使用し易いように、軸方向を前後方向(水平方向)に沿わせ、閉状態(倒伏状態)の便座15の側方側でかつ上方側に位置するように配される構成とされている。
なお、肘掛部31としては、図例のような丸棒状とされたものに限られず、角柱棒状や帯板状等とされたものとしてもよい。
また、肘掛30を、便器本体側端部33廻りに便器本体10に対して揺動自在とする態様としては、種々の態様の採用が可能である。例えば、フランジ部34を、肘掛取付部12に対して固定される部位とこれに対して回動自在に保持され、便器本体側端部33に対して固定的に設けられた部位とを有したような二重円盤構造等としてもよい。または、フランジ部34に対して便器本体側端部33を回動自在に連結したような構造としてもよい。また、このフランジ部34等に、使用位置からの更なる前方側への回動を抑止するストッパー部や後退位置からの更なる後方側への回動を抑止するストッパー部を設けるようにしてもよい。
サイドカバー20,20は、側面視して(左右方向に見て)概ね矩形状とされ、それぞれの上方側に配される上部カバー19,19の下端縁部から設置面までの上下寸法に応じた上下寸法とされている。
これらサイドカバー20,20は、それぞれの上端縁部が上部カバー19,19の下端縁部に当接または近接対面し、それぞれの下端縁部が設置面に当接または近接対面するように配される。また、これらサイドカバー20,20は、それぞれの前端縁部がスカート部17の左右両側の後端縁部に当接または近接対面し、それぞれの後端縁部がリアカバー18の左右両側縁部に当接または近接対面するように配される。また、これらサイドカバー20,20は、スカート部17と概ね同様、上端側よりも下端側が左右方向中心に位置するように傾斜状に配される構成とされている。
なお、これらサイドカバー20,20は、左右対称状で互いに同様の構成であるので、以下では、一方のサイドカバー20について説明する。
また、本実施形態では、サイドカバー20を、便器本体10側に対して着脱自在としている。このサイドカバー20の裏面側には、便器本体10側となる本体フレーム11やこれに固定されたスカート部17、リアカバー18、上部カバー19等に設けられた保持部13に対して着脱自在に保持される被保持部21,22,23が設けられている。このような保持部13及び被保持部21,22,23としては、一方に凸部を設け、他方に凸部が嵌め込まれる凹部を設けた構成や、互いに接離自在とされた面ファスナーを設けた構成、一方にプッシュラッチ部を設け、他方にラッチ受を設けた構成等としてもよい。
図例では、本体フレーム11の底フレームに、上方に向けて開口する係合凹部13を設け、サイドカバー20の下端部に、この係合凹部13に嵌め入れられる係合凸部21を設けた構成としている。また、サイドカバー20の四隅部のうちの前上端隅部に、便器本体10側に設けられたプッシュラッチ部に着脱自在に係止されるラッチ受22(図2(c)参照)を設けた構成としている。また、サイドカバー20のラッチ受22の表面側部位に、ラッチ部の目印としての凸部または凹部を設けた例を示している。また、残余の三隅部に、便器本体10側に設けられた面ファスナーに接合される面ファスナー23,23,23を設けた例を示している。
このような構成とすれば、サイドカバー20の前上端隅部をカバー厚さ方向に押圧することで、サイドカバー20を容易に便器本体10側から脱離させることができる。
なお、サイドカバー20を便器本体10側に対して着脱自在に保持させる態様としては、このような態様に限られず、種々の態様の採用が可能である。
また、サイドカバー20には、図2〜図4に示すように、肘掛30の便器本体側端部33を受け入れる肘掛受入口29に対応する部位としての除去部位25を除去する際の分割ライン24が肘掛受入口29の内周縁(内周面)28を構成するように設けられている。
本実施形態では、図3及び図4に示すように、分割ライン24を、肘掛受入口29がサイドカバー20の一側端部において開口しこの一側端部の開口29aを介して肘掛30の便器本体側端部33を受け入れ可能となるように設けている。また、本実施形態では、肘掛受入口29がサイドカバー20の前上端隅部近傍部位において上方に向けて開口するように、分割ライン24を設けた例を示している。つまり、一側端部の開口を、上方開口29aとしている(図3(a)参照)。
また、本実施形態では、分割ライン24を、肘掛受入口29がカバー厚さ方向に見て(側面視して)多角形状となるように設けている。本実施形態では、肘掛受入口29がカバー厚さ方向に見て方形状となるように、分割ライン24を設けた構成としている。図例では、肘掛受入口29がカバー厚さ方向に見て上下に長い矩形状となるように、分割ライン24を設けた例を示している。
本実施形態では、分割ライン24を、サイドカバー20の表面側には露出しないように設けている。
また、本実施形態では、図4に示すように、分割ライン24を、除去部位25を切断によって除去する際に切断具の刃を受け入れて切断の補助となる切断補助溝24としている。この切断補助溝24は、施工現場や施工業者の事業所内等において、つまりは、工場出荷後に、カッター等の切断具によって切断補助溝24に沿ってサイドカバー20の切断が容易となるように設けられている。
本実施形態では、この切断補助溝24を、サイドカバー20の表面側には露出しないように、サイドカバー20の裏面側に設けた構成としている。つまり、図6(b)に示すように、サイドカバー20の分割ライン24が設けられた部位の表面側は、略平坦面状とされている。
この切断補助溝24の反除去部位側の溝側面(除去部位25側に向く溝側面)が、肘掛受入口29の内周縁28のカバー厚さ方向一方側(裏面側)部位を全周に亘って構成することとなる。また、この切断補助溝24の溝底側が切断された切断面が、肘掛受入口29の内周縁28のカバー厚さ方向他方側(表面側)部位を全周に亘って構成することとなる。
また、切断補助溝24は、図4(a)に示すように、肘掛受入口29の内周縁28の下端縁を構成する前後方向に延びる横溝部と、この横溝部の前後両端のそれぞれから上方に向けて延びるように設けられ肘掛受入口20の内周縁28の前後縁を構成する縦溝部と、からなる。また、これら前後の縦溝部は、サイドカバー20の上端縁部において上方に向けて開口した構成とされている。
なお、この切断補助溝24の溝深さ寸法(カバー厚さ方向に沿う寸法)は、サイドカバー20の厚さや、材質等に応じて、また、切断作業性の観点や、肘掛受入口29を形成しない場合における当該部位の強度等の観点等から、適宜、設定するようにしてもよい。図例では、切断補助溝24の溝深さ寸法を、サイドカバー20の厚さ寸法の2/3程度の寸法とした例を示している。
また、図例では、切断補助溝24を、溝長手方向に見てV字溝形状とした例を示しているが、V字溝形状に限られず、コ字溝形状やU字溝形状等としてもよい。
また、本実施形態では、肘掛受入口29における一側端部(上端部)の開口側部位29b(図3(a)参照)を覆うように肘掛30の便器本体側端部33の上方開口29a側に配される開口側補助カバー41を設けた構成としている。
また、本実施形態では、肘掛30の便器本体側端部33を開口側補助カバー41とによって挟むように便器本体側端部33の反開口側(下方側)に配され、肘掛受入口29における反開口側部位29c(図3(a)参照)を覆う反開口側補助カバー45を設けた構成としている。
これら開口側補助カバー41及び反開口側補助カバー45からなる補助カバー40は、これらによって、肘掛受入口29に受け入れられた便器本体側端部33の周囲の隙間を覆うような構成とされている。また、開口側補助カバー41を、その上端縁部がサイドカバー20の上端縁部に上下で概ね一致する構成としている。なお、図例では、他方のサイドカバー20に取り付けられる補助カバー40の図示を省略しているが、同様の構成とされている。
また、本実施形態では、これら開口側補助カバー41及び反開口側補助カバー45の対向側部位に、円柱形状とされた便器本体側端部33を囲むように凹部42,46を設けた構成としている。これら開口側補助カバー41の凹部42と反開口側補助カバー45の凹部46とによって、便器本体側端部33の挿通孔49が形成される(図1(b)参照)。これら凹部42,46は、挿通孔49が便器本体側端部33と同心状でかつこれよりも僅かに大径状となるように形成されている。また、図例では、これら凹部42,46のそれぞれを、カバー厚さ方向に見て、略半円形状とした例を示している。
また、本実施形態では、これら開口側補助カバー41及び反開口側補助カバー45における肘掛受入口29の内周縁28に沿う周縁部に、サイドカバー20の内周縁28近傍部位の表面を覆う表鍔状片部43,47を設けた構成としている。このような表鍔状片部43,47を設けた構成とすれば、分割ライン(切断補助溝)24に沿う切断がうまくなされずに、サイドカバー20の肘掛受入口29の切断端面とこれに対面される開口側補助カバー41及び反開口側補助カバー45の部位との間に隙間が生じるような場合にも該隙間を表鍔状片部43,47によって覆うことができる。
図例では、開口側補助カバー41の前後両端部のそれぞれに、前後方向に向けて突出するように表鍔状片部43,43を設けた構成としている。また、反開口側補助カバー45の前後両端部及び下端部に一連状にカバー面域方向に突出するように表鍔状片部47を設けた例を示している。また、この反開口側補助カバー45の表鍔状片部47の下端の前後隅部を凸湾曲形状とした例を示している。
また、補助カバー40のうちの少なくとも上方開口29a側に配される開口側補助カバー41を、サイドカバー20に対して着脱自在に保持されるものとしている。本実施形態では、これら開口側補助カバー41及び反開口側補助カバー45の両方を、サイドカバー20に対して着脱自在に保持されるものとしている。
本実施形態では、図2に示すように、これら開口側補助カバー41及び反開口側補助カバー45のそれぞれに、サイドカバー20の裏面側に設けられた係合部26,27に係合する被係合部44,48を設けた構成としている。図例では、これら開口側補助カバー41及び反開口側補助カバー45のそれぞれに、表鍔状片部43,47とによってサイドカバー20の肘掛受入口29の内周縁28近傍を挟むような構成とされた裏鍔状片部44,48を被係合部として設けた構成としている。
また、図例では、開口側補助カバー41の前後両端部のそれぞれに、前後方向に向けて突出するように裏鍔状片部44,44を設けた構成としている。また、反開口側補助カバー45の前後両端部及び下端部に一連状にカバー面域方向に突出するように裏鍔状片部48を設けた例を示している。
また、サイドカバー20の裏面側における肘掛受入口29の前後両側部位に相当する部位に沿って、これら補助カバー41,45の裏鍔状片部44,48を受け入れる凹溝を形成する係合部としての係合片部26,26を設けた構成としている。これら係合片部26,26は、肘掛受入口29の前後縁部に沿って延びかつ互いに対向する方向に向けて開口した凹溝をサイドカバー20の裏面とによって形成する構成とされている。また、サイドカバー20の裏面側における肘掛受入口29の前後両側の下端隅部に相当する部位近傍に、反開口側補助カバー45の裏鍔状片部48の前後両側の下端部に当接される係合部としての当接片部27,27を設けた構成としている。
また、各補助カバー41,45の裏鍔状片部44,48に、サイドカバー20の裏面に当接される突起部44b,48aを設けた構成としている。このような構成とすれば、これら突起部44b,48aがサイドカバー20の裏面に圧接し、各補助カバー41,45の表鍔状片部43,47をサイドカバー20の表面に効果的に密着させることができる。図例では、開口側補助カバー41の前後両端部の裏鍔状片部44,44のそれぞれに突起部44b,44bを設けた構成としている。また、反開口側補助カバー45の前後両端部の裏鍔状片部48のそれぞれに、上下に間隔を空けて複数箇所に突起部48a,48aを設けた構成としている。なお、このような態様に代えて、サイドカバー20の裏面に、各補助カバー41,45の裏鍔状片部44,48に当接される突起部を設けた構成としてもよい。
また、開口側補助カバー41の裏鍔状片部44に、サイドカバー20の裏面に設けられた被係止部26aに係止する係止部44aを設けた構成としている。このような構成とすれば、開口側補助カバー41の意図しない脱離を抑制したり、取付時に節度感を付与したりすることができる。図例では、開口側補助カバー41の前後両端部の裏鍔状片部44のそれぞれに、係止部としての係止凸部44aを設け、サイドカバー20の裏面に、これら係止凸部44aがそれぞれに係止する被係止部としての係止凹部26aを設けた例を示している。
上記のような構成により、各補助カバー41,45は、サイドカバー20に対して上下方向にスライドさせるようにして着脱される構成とされている。
なお、各補助カバー41,45を、サイドカバー20に対して着脱可能に保持させる態様としては、上記したような態様に限られない。例えば、上記したような表鍔状片部43,47を設けずに、裏鍔状片部44,48を、係合片部26の凹溝に嵌め入れて保持可能とする態様等としてもよい。また、開口側補助カバー41及び反開口側補助カバー45を、それぞれの表面がサイドカバー20の表面と略同一平面状となるようにサイドカバー20に取り付けられる構成とされたものとしてもよい。その他、種々の態様の採用が可能である。
上記構成とされた便器装置1は、以下のように、肘掛30の有無に対応することができる。
図6(b)では、便器装置1を、肘掛30を取り付けていない肘掛無便器装置1Bとした例を示している。この場合は、サイドカバー20,20を、これらの除去部位25,25が除去されていない受入口無サイドカバー20B,20Bとして利用することができる。つまりは、これらサイドカバー20B,20Bによって、肘掛30が非取付状態における便器本体10の肘掛取付部12,12が覆われることとなる。
一方、図6(a)では、便器装置1を、肘掛30を取り付けた肘掛有便器装置1Aとした例を示している。この場合は、サイドカバー20,20を、これらの除去部位25,25が除去された受入口有サイドカバー20A,20Aとして利用することができる。
また、このような受入口有サイドカバー20Aを、肘掛30が取り付けられた便器本体10に対して取り付ける際には、以下のようにしてもよい。例えば、反開口側補助カバー45を取り付けた状態のサイドカバー20Aの肘掛受入口29に、上方開口29aを介して肘掛30の便器本体側端部33を受け入れさせ、半開き(半取付)状態でサイドカバー20Aに開口側補助カバー41を取り付ける。そして、サイドカバー20Aを便器本体10に対して取り付けるようにしてもよい。また、このサイドカバー20Aを便器本体10から脱離させる際には、上記とは概ね逆の手順にて脱離させるようにしてもよい。
本実施形態に係る便器装置1は、上述のような構成としたことで、見栄えを損なうようなことを抑制可能でありながらも、肘掛30の有無に効率的に対応することができる。
つまり、肘掛30が非取付状態における便器本体10の肘掛取付部12を覆うように配されるサイドカバー20に、肘掛30の便器本体側端部33を受け入れる肘掛受入口29に対応する部位25を除去する際の分割ライン(切断補助溝)24を肘掛受入口29の内周縁28を構成するように設けている。従って、上述のように、肘掛30を取り付ける場合には、分割ライン24に沿ってサイドカバー20の肘掛受入口29に対応する部位(除去部位)25を除去することで、肘掛30の便器本体側端部33を受け入れる肘掛受入口29がサイドカバー20(20A)に形成される。また、分割ライン24を、肘掛受入口29の内周縁28を構成するように設けているので、例えば、単なるマーカー等による印や突条等とした場合と比べて、切断や接合解除等によって容易にかつ高精度に除去部位25を除去することができる。
一方、肘掛30を取り付けない場合には、上述のように、サイドカバー20(20B)によって便器本体10の肘掛取付部12を覆うことができ、見栄えを損なうようなことを抑制することができる。つまり、肘掛30を取り付けない場合には、サイドカバー20に肘掛受入口29を設けないようにでき、見栄えを損なうようなことを抑制することができる。
つまりは、共通のサイドカバー20を用いて肘掛30の有無に対応することができ、サイドカバー20の製造効率を向上させることができる。また、例えば、当該便器装置1の設置後、将来的に肘掛30を取り付けるような場合にも、サイドカバー20の全体を取り換えることなく対応することができ、汎用性を向上させることができ、省資源化を図ることができる。
また、本実施形態では、分割ライン24を、サイドカバー20の表面側には露出しないように設けている。従って、肘掛30を取り付けない場合には、分割ライン24が目立つようなことがなく、より見栄えを向上させることができる。
また、本実施形態では、分割ライン24を、肘掛受入口29がサイドカバーの一側端部において開口しこの開口29aを介して肘掛30の便器本体側端部33を受け入れ可能となるように設けている。従って、例えば、分割ライン24を、肘掛受入口29がサイドカバー20の面域内において貫通する貫通孔となるように設けた構成とした場合と比べて、肘掛30を取り付ける際やサイドカバー20を着脱させる際における作業性を向上させることができる。つまり、肘掛30を取り付ける場合には、肘掛30を便器本体10に取り付けた状態で、肘掛受入口29におけるサイドカバー20の一側端部の開口29aを介して肘掛30の便器本体側端部33を受け入れさせてサイドカバー20を取り付けたり、取り外したりすることができる。また、本実施形態のように、肘掛受入口29に対応する部位を、分割ライン24に沿って切断して除去する場合には、容易に肘掛受入口29を形成することができる。
また、本実施形態では、肘掛受入口29における一側端部の開口側部位29bを覆うように肘掛30の便器本体側端部33の開口側に配される開口側補助カバー41を設けている。従って、肘掛30を取り付ける場合には、上記のように作業性の向上が可能でありながらも、肘掛受入口29における一側端部の開口側部位29bを開口側補助カバー41によって覆うことができ、見栄えを向上させることができる。
また、本実施形態では、分割ライン24を、肘掛受入口29がカバー厚さ方向に見て多角形状となるように設けている。従って、本実施形態のように、除去部位25を分割ライン24に沿って切断して除去する場合には、分割ライン24を肘掛受入口29がサイドカバー20の一側端部において開口するように設けたことと相俟って、より容易に肘掛受入口29を形成することができる。
また、本実施形態では、肘掛受入口29における反開口側部位29cを覆う反開口側補助カバー45及び開口側補助カバー41の対向側部位に、円柱形状とされた便器本体側端部33を囲むように凹部42,46を設けている。従って、上記のように容易に肘掛受入口29の形成が可能でありながらも、開口側補助カバー41及び反開口側補助カバー45によって、円柱形状とされた便器本体側端部33の周囲を見栄え良く覆うことができる。これにより、例えば、本実施形態のように、肘掛30を、便器本体側端部33を回動支点として揺動可能とした場合にも、揺動を阻害することなく肘掛受入口29に受け入れられる部位の周囲を効果的に見栄え良く覆うことができる。
また、本実施形態では、分割ライン24を、切断補助溝24としているので、例えば、分割ライン24を、肘掛受入口29の内周縁28に沿うような段差とした場合と比べて、刃先を受け入れて切断を補助することができ、切断作業性を向上させることができる。
また、本実施形態に係る便器装置1を、便器本体10の肘掛取付部12に取り付けられる肘掛30を備えたものとしてもよい。これによれば、上記のように肘掛30の有無に効率的に対応可能な構成とされたサイドカバー20の除去部位25を除去して形成された肘掛受入口29に、肘掛30の便器本体側端部33を受け入れさせることができる。
また、上記した肘掛30と開口側補助カバー41とを、上記のように肘掛30の有無に効率的に対応可能な構成とされたサイドカバー20及び便器本体10を備えた便器装置1に取り付けられる肘掛装置2として把握するようにしてもよい。このような肘掛装置2によれば、便器装置1に好適に見栄え良く取り付けることができる。また、例えば、便器装置1の設置後に、肘掛30を取り付けるような場合にも、好適に対応することができる。
また、肘掛装置2としては、上記した反開口側補助カバー45を更に備えたものとしてもよい。これによれば、上述のような便器装置1に取り付けた肘掛30の便器本体側端部33の周囲を効果的に見栄え良く覆うことができる。
なお、本実施形態では、左右一対の肘掛30,30を、便器本体10の左右両側方に取り付け可能とした態様を例示しているが、このような態様に限られず、便器本体10の左右一方側のみに肘掛30を取り付け可能とした態様としてもよい。この場合は、左右一方側のサイドカバー20のみに分割ライン24を設けた構成としてもよい。
また、本実施形態では、分割ライン24を、サイドカバー20の裏面に設けられた切断補助溝24としているが、このような態様に限られず、サイドカバー20の表面または表裏両面に設けられた切断補助溝24としてもよい。また、分割ライン24としては、このような切断補助溝24に限られない。例えば、サイドカバー20の肘掛受入口29に対応する部位(除去部位)25の表裏面の両方側若しくは一方側(好ましくは裏面側)を、他の部位よりも凹ませるように薄くすることで形成される段差(段壁)を分割ライン24としてもよい。さらには、サイドカバー20の肘掛受入口29に対応する部位(除去部位)25を、他の部位とは別体とし、この除去部位25を他の部位に対して接離自在としたような態様としてもよい。この場合は、肘掛受入口29の内周縁28の全体を構成することとなる他の部位の接合境界部が分割ライン24となる。
また、本実施形態では、肘掛受入口29における反開口側部位29cを覆う反開口側補助カバー45を設けた例を示しているが、このような反開口側補助カバー45を設けないようにしてもよい。
また、本実施形態では、分割ライン24を、肘掛受入口29がカバー厚さ方向に見て矩形状となるように設けた構成としているが、このような態様に限られない。例えば、分割ライン24を、肘掛受入口29がカバー厚さ方向に見て三角形状や五角形以上の多角形状となるように設けてもよく、切断容易性等の観点から好ましくは八角形以下の多角形状となるように設けてもよい。さらには、分割ライン24を、肘掛受入口29がカバー厚さ方向に見て多角形状となるように設けた態様に代えて、肘掛受入口29における反開口側部位29cが肘掛30の便器本体側端部33の反開口側部位の外周形状に応じた形状となるように設けてもよい。
また、本実施形態では、分割ライン24を、肘掛受入口29がサイドカバー20の一側端部としての上端部において開口するように設けた例を示しているが、肘掛受入口29がサイドカバー20の前端部や後端部等において開口するように設けた構成としてもよい。
また、本実施形態では、肘掛受入口29における開口側部位29bを覆うように配される開口側補助カバー41を設けた例を示しているが、このような開口側補助カバー41を設けないようにしてもよい。この場合は、分割ライン24を、肘掛受入口29がサイドカバー20の一隅部を切り欠いたような形状となるように設けたり、カバー厚さ方向に貫通する孔状となるように設けたりしてもよい。
1 便器装置
2 肘掛装置
10 便器本体
12 肘掛取付部
20 サイドカバー
24 切断補助溝(分割ライン)
25 除去部位(肘掛受入口に対応する部位)
28 内周縁
29 肘掛受入口
29a 上方開口(一側端部の開口)
29b 開口側部位
29c 反開口側部位
30 肘掛
33 便器本体側端部
41 開口側補助カバー
42 凹部
45 反開口側補助カバー
46 凹部

Claims (8)

  1. 肘掛の取付が可能とされた便器本体と、前記肘掛が非取付状態における前記便器本体の肘掛取付部を覆うように配されるサイドカバーと、を備えており、
    前記サイドカバーには、前記肘掛の便器本体側端部を受け入れる肘掛受入口に対応する部位を除去する際の分割ラインが該肘掛受入口の内周縁を構成するように設けられていることを特徴とする便器装置。
  2. 請求項1において、
    前記分割ラインは、前記サイドカバーの表面側には露出しないように設けられていることを特徴とする便器装置。
  3. 請求項1または2において、
    前記分割ラインは、前記肘掛受入口が前記サイドカバーの一側端部において開口し該開口を介して前記肘掛の便器本体側端部を受け入れ可能となるように設けられており、
    前記肘掛受入口における一側端部の開口側部位を覆うように前記肘掛の便器本体側端部の前記開口側に配される開口側補助カバーを更に備えていることを特徴とする便器装置。
  4. 請求項3において、
    前記分割ラインは、前記肘掛受入口がカバー厚さ方向に見て多角形状となるように設けられていることを特徴とする便器装置。
  5. 請求項4において、
    前記肘掛の便器本体側端部を前記開口側補助カバーとによって挟むように該便器本体側端部の反開口側に配され、前記肘掛受入口における反開口側部位を覆う反開口側補助カバーを更に備えており、
    前記開口側補助カバー及び前記反開口側補助カバーの対向側部位には、円柱形状とされた前記便器本体側端部を囲むように凹部が設けられていることを特徴とする便器装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1項において、
    前記便器本体の肘掛取付部に取り付けられる肘掛を更に備えていることを特徴とする便器装置。
  7. 便器本体の肘掛取付部に取り付けられる肘掛を備えた肘掛装置であって、
    前記便器本体を備えた便器装置は、前記肘掛が非取付状態における前記便器本体の肘掛取付部を覆うように配されるサイドカバーを備えた構成とされ、このサイドカバーに、前記肘掛の便器本体側端部を受け入れる肘掛受入口に対応する部位を除去する際の分割ラインを、該肘掛受入口の内周縁を構成するように、かつ、前記肘掛受入口が該サイドカバーの一側端部において開口し該開口を介して前記肘掛の便器本体側端部を受け入れ可能となるように設けた構成とされており、
    前記肘掛受入口における一側端部の開口側部位を覆うように前記肘掛の便器本体側端部の前記開口側に配される開口側補助カバーを備えていることを特徴とする肘掛装置。
  8. 請求項7において、
    前記便器装置は、前記肘掛受入口がカバー厚さ方向に見て多角形状となるように前記分割ラインを設けた構成とされており、
    当該肘掛装置は、前記肘掛の便器本体側端部を前記開口側補助カバーとによって挟むように該便器本体側端部の反開口側に配され、前記肘掛受入口における反開口側部位を覆う反開口側補助カバーを更に備え、前記開口側補助カバー及び前記反開口側補助カバーの対向側部位には、円柱形状とされた前記便器本体側端部を囲むように凹部が設けられていることを特徴とする肘掛装置。
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