JP2015142515A - 芝刈機 - Google Patents

芝刈機 Download PDF

Info

Publication number
JP2015142515A
JP2015142515A JP2014016392A JP2014016392A JP2015142515A JP 2015142515 A JP2015142515 A JP 2015142515A JP 2014016392 A JP2014016392 A JP 2014016392A JP 2014016392 A JP2014016392 A JP 2014016392A JP 2015142515 A JP2015142515 A JP 2015142515A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
blade
lawn mower
sleeve
rotation
motor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2014016392A
Other languages
English (en)
Inventor
貴士 上田
Takashi Ueda
貴士 上田
朋也 中島
Tomoya Nakajima
朋也 中島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koki Holdings Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Koki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Koki Co Ltd filed Critical Hitachi Koki Co Ltd
Priority to JP2014016392A priority Critical patent/JP2015142515A/ja
Publication of JP2015142515A publication Critical patent/JP2015142515A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】ブレードの回転開始時に駆動部への過負荷状態となる恐れを低減させて、確実に起動できるようにした芝刈機の提供。
【解決手段】モータ15により回転し地面に対して略平行な切削面にて移動するブレード30を有し、前後の車輪2、3の間にブレードが配置される芝刈機において、ブレードを上下方向に移動可能な可動手段17を介してモータに接続し、動力源の起動時又は低速回転時にはブレードを地面から離れた位置に上昇させ、高速回転時にはブレードが地面に近づくように下降させる。可動手段は、駆動軸16に設けられ軸方向に相対移動可能なスリーブ17と、スリーブと駆動軸を軸方向に付勢する弾性手段を含んで構成され、回転刃はスリーブに取り付けられる。回転刃には送風用の羽根部33が形成され、回転時の上向きの風により高速回転時に回転刃を下降させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、エンジンやモータ等の動力源によって刈刃(ブレード)を駆動して芝を刈り取るための芝刈機に関し、特に、刈刃の自動昇降機能付きの芝刈機に関する。
従来の芝刈機において、垂直軸周りに回転するブレードの回転軌跡の上面と側面とを覆うハウジングが設けられ、ハウジングの後方側に延出したハンドルを作業者が把持した状態で押しながら作業を行うものが知られる。このような芝刈機は、例えば特許文献1にて知られている。図17〜19は市販されている電動式の芝刈機101の構成を示す図である。芝刈機101は芝面上を前方(進行方向7)に移動する際にブレード130がその回転で芝を刈り取ると共に、刈り取られた刈草は、ブレードの回転に伴って発生する空気流又は専用の送風ファンによってメインデッキ4の内面に案内され、メインデッキ4の後方開口部に連結された集草ボックス22へ送られ集積される。芝刈機101には、作業者自身がハンドルを押す手押し式のものと、例えば駆動源の動力を利用して車輪2、3のいずれか(例えば後輪)を回転させることで移動を行う自走式のものがある。
芝の刈り高さの調整は、メインデッキ4の前後に配設された車輪2、3の位置移動により調整する形式の芝刈機が多く普及しており、特に構造が簡単で操作が安易なレバー操作(刈高さ調節レバー14)により車輪軸を移動させる構造が主流となっている。しかしながら、刈り込み高さはブレードの回転の起動時、作業時、停止時とも同じ高さにて固定される。図18は従来の芝刈機101のブレード130の固定構造を示す部分拡大断面図である。偏平状のモータ15はメインデッキ4に取り付けられるカッタハウジング9にボルト11a、11bによって固定される。モータ15の回転軸116はカッタハウジング9に設けられる穴部を貫通して鉛直方向下向きに延びるように構成され、回転軸116の下端部にブレード130が取付ボルト21によって固定される。ブレード130はメインデッキ4の側面下端4aよりもやや上側に位置するように配置される。カッタハウジング9の下面とブレード130の距離Hは不変であり、地面に対するブレード130の高さ、つまり刈り取り高さを調整する場合は、メインデッキ4に対する車輪2、3の高さを調整することにより行う。図19は従来の芝刈機101のブレード130の形状を示す図であり、(1)は斜視図、(2)は上面図、(3)は側面図である。ブレード130は、平面状の回転式のブレードであって、いわゆる一文字ロータリブレードと呼ばれるものである。ブレード130は中央に取付ボルト21のネジ部を貫通させる取付穴135を有する“一文字ロータリブレード”と呼ばれる刈刃であって、取付部131の両側にナタ状の刃物部132が設けられ、刃物部32の回転方向前側には刃部132aがそれぞれ形成される。取付穴135の両側にはブレード130が回転軸116に対して空回りしないようにする二カ所の回り止め穴136が設けられる。
特開2012−110296号公報
前述のような芝の刈り高さの調整機構は、作業開始時、作業中のUターン後など、芝地で刈り込み状態にセットした後にブレードの回転開始をする機会が多いが、ブレードは同じ高さにて固定されるため、伸びた芝地上でのモータの再起動の際に、ブレード刃部に初期的に芝が接しているためモータに過大な負荷がかかり、過負荷保護回路が動作して停止(起動失敗)する恐れがある。また、過負荷保護回路が作動した後は一定時間再起動できないように設計されたものが主流で、電池エネルギーロス、作業効率低下を招く恐れがあった。また、保護回路作動後は一定時間再起動できないように設計されたものが主流で、電池エネルギーロス、作業効率低下を招くばかりか、不快に感じる場合があった。
本発明は上記背景に鑑みてなされたもので、その目的は、ブレードの回転開始時に駆動部への過負荷状態となる恐れを低減させて、確実に起動できるようにした芝刈機を提供することにある。
本発明の他の目的は、作業中に過負荷状態となった場合に、ブレード位置が自動的に上昇して連続的な過負荷状態を回避できるようにした芝刈機を提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、停止時のブレード上昇機能を簡単な機構にて実現させた芝刈機を提供することにある。
本願において開示される発明のうち代表的なものの特徴を説明すれば次の通りである。
本発明の一つの特徴によれば、動力源と、動力源により回転し地面に対して略平行な切断面にて移動するブレードと、ブレードの周囲を覆うと共に動力源を保持するハウジングと、ハウジングの前後に設けられる車輪を有し、ブレードは前後の車輪の間に配置される芝刈機において、ブレードを上下方向に移動可能な可動手段を介して動力源に接続し、動力源の起動時又は低速回転時にはブレードが地面から離れた位置に上昇しており、動力源の高速回転時にブレードが地面に近づくように下降するように構成される。ブレードは回転刃であって、動力源の鉛直方向に配置される駆動軸の先端に可動手段を介して回転刃が設けられる。
本発明の他の特徴によれば、可動手段は、駆動軸に設けられ軸方向に相対移動可能で回転方向に相対回転不能なスリーブと、スリーブと駆動軸を軸方向に付勢する弾性手段を含んで構成され、回転刃はスリーブの下端部に取り付けられる。回転刃には回転により風を起こすための羽根部が形成され、回転時に上向きの風を生成することにより高速回転時に可動手段にて保持される回転刃を下降させる。また、スリーブに軸方向の風を生成する送風ファンを設けるようにして、送風ファンを回転させることによりスリーブ及び回転刃を下降させるように構成しても良い。
本発明のさらに他の特徴によれば、スリーブを軸方向に移動させる電動式の駆動手段を設け、駆動手段に供給する電力によって回転刃の下降を制御する。動力源は、例えばソレノイドであり、電気モータの回転数を検出する回転数検出手段を設け、電気モータの回転数に基づいてソレノイドを駆動することにより回転刃の上昇及び下降を電気的に制御する。また、電気モータの回転をオン又はオフさせるスイッチ手段を有し、スイッチ手段と直接連動させて、又は所定の遅延時間を有するように連動させてソレノイドを電気的に制御するように構成しても良い。
本発明によれば、芝刈機においてブレードの高速回転時には地面に接近する方向に位置し、ブレードの低速回転時又は停止時には地面から離れる方向に自動的に戻るので、モータの起動時の芝からの負荷を軽減又は排除することができ、モータを確実に再起動することができ、スムーズな芝刈り作業を実現できる。
本発明の上記及び他の目的ならびに新規な特徴は、以下の明細書の記載及び図面から明らかになるであろう。
本発明の実施例に係る芝刈機1の側面図である(高速回転時)。 本発明の実施例に係る芝刈機1の側面図である(停止又は低速回転時)。 本発明の実施例に係る芝刈機のブレードの可動機構を示す部分拡大断面図である(高速回転時)。 本発明の実施例に係る芝刈機のブレードの可動機構を示す部分拡大断面図である(停止又は低速回転時)。 図1のブレード30の形状を示す図であり、(1)は斜視図、(2)は上面図、(3)は側面図である。 本発明の実施例に係る芝刈機のブレードの回転数と上下位置の関係を説明するための図であり、(1)はブレードの回転数、(2)はメインスイッチの状況、(3)はブレードの上下位置を示すグラフである。 本発明の第二の実施例に係る芝刈機1の側面図である(高速回転時)。 本発明の第二の実施例に係る芝刈機1の側面図である(停止又は低速回転時)。 本発明の第二の実施例に係る芝刈機のブレードの可動機構を示す部分拡大断面図である(高速回転時)。 本発明の第二の実施例に係る芝刈機のブレードの可動機構を示す部分拡大断面図である(停止又は低速回転時)。 本発明の第三の実施例に係る芝刈機1の側面図である(高速回転時)。 本発明の第三の実施例に係る芝刈機1の側面図である(停止又は低速回転時)。 本発明の第三の実施例に係る芝刈機のブレードの可動機構を示す部分拡大断面図である(高速回転時)。 本発明の第三の実施例に係る芝刈機のブレードの可動機構を示す部分拡大断面図である(停止又は低速回転時)。 モータ15の駆動制御系の構成を示すブロック図である。 本発明の第三の実施例に係る芝刈機のブレードの回転数と上下位置の関係を説明するための図であり、(1)はブレードの回転数、(2)はメインスイッチの状況、(3)はブレードの上下位置を示すグラフであり、(4)は変形例1に係るブレードの上下位置を示すグラフであり、(5)は変形例2に係るブレードの上下位置を示すグラフである。 従来の芝刈機101の側面図である(高速回転時)。 従来の芝刈機101のブレード130の固定構造を示す部分拡大断面図である。 従来の芝刈機101のブレード130の形状を示す図であり、(1)は斜視図、(2)は上面図、(3)は側面図である。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。なお、以下の図において、同一の部分には同一の符号を付し、繰り返しの説明は省略する。また、本明細書においては、前後、上下の方向は図中に示す方向であるとして説明する。
図1は本発明の実施例に係る芝刈機1の側面図であって、ブレード30が刈り取り作業時の定格回転時(高速回転時)の状態を示す。芝刈機1は、メインデッキ4(ハウジング)、駆動源としてのモータ15、ハンドル5を備えている。メインデッキ4は、前後に設けられた左右一対の前車輪2および、後車輪3をそれぞれ車軸12および車軸13を中心に回転自在に支持している。メインデッキ4の下側にはモータ15が回転軸16を地面と垂直に鉛直方向(上下方向)に延びるよう配置されている。メインデッキ4の中央底部には、モータ15の回転軸16が延びるように設けられ、回転軸16の先端にはスリーブ17を介してナタ状のブレード30が固定される。このブレード30を取り付ける構造については図3〜図5を用いて後述する。
モータ15は図示しないバッテリによって回転されるものであって、ここではブラシレスDCモータを用いているが、電源やモータの形式は任意であり、商用電源を用いても良いし、モータの形式はブラシ付きの直流モータであっても交流モータであっても良い。メインデッキ4は、ブレード30の回転軌跡の上面と外周面とを覆う平面視円形状をなすハウジングを形成するものであって、内側にカッタハウジング9が設けられる。メインデッキ4及びカッタハウジング9はモータ15の回転により起こされるファン風が流れるボリュート部の役割を果たし、後方側に形成された排出口を介して、ファン風と共に刈り取った芝を集草ボックス22と連通するよう設けられる。集草ボックス22は草の取り出し用の開口を備えて蓋部22aを有する箱状に形成され、メインデッキ4の排出口に接続され、ファン風を外部に排出させると共に芝だけを集める。
刈高さ調節レバー14は前車輪2、後車輪3のメインデッキ4に対する高さ位置を調整するためのレバーであって、刈高さ調節レバー14を回転させる事によって前車輪2、後車輪3の高さを変更して固定することができる。これによりブレード30と地面(芝面)の位置が変わり刈高さを調整することができる。尚、図1においては、モータ15やブレード30が見えるように図示しているが、実際にはメインデッキ4のブレード30の左右両側がすべて覆うように構成され、飛散防護カバーの機能を果たす。また、メインデッキの前方側には図示しない開放部が形成され、刈草をメインデッキ4の内部へと案内する。ブレード30により左右方向に飛散した刈草や小石等はメインデッキ4に阻まれて外部への飛散を抑制される。尚、メインデッキ4を含む全体のハウジングの形状は任意であり、図に示す形状だけで無く様々なハウジングの形状とすることが可能である。メインデッキ4の後部には後上方に突出したハンドル5が設けられる。ハンドル5には、ハンドル5にはモータをON又はオフするための図示しないメインスイッチと、メインスイッチをオン又はオフにするためのスイッチレバー6が設けられる。作業者は図示しない安全ロックを押しながらスイッチレバー6とハンドル5の後端部を握ることにより、スイッチレバー6が移動させて(揺動させて)図示しないメインスイッチがオンになりモータ15がオンになる。
図2は、本発明の実施例に係る芝刈機1の側面図であって、ブレード30の位置は、何らかの理由によりブレード30の回転が低下した場合又はブレード30が停止している時の状態を示している(但し、スイッチレバー6はオフにされた状態を図示している)。図1と比べると回転軸16とそれに連結されるスリーブ17の軸方向の相対位置が変わり、ブレード30が図1の状態に比べて上昇していて、地面(図示せず)から離れている。本実施例の芝刈機1においては、モータ15の回転が開始されるとブレード30も同速度で回転を開始し、モータ15の回転数が高くなるとブレード30が自動的に下降し、芝刈り作業を行う図1の状態になる。このブレード30が下降して高速回転中の状態において作業者が図1の進行方向7に芝刈機1を押すことにより、ブレード30が芝面の芝を所定の高さにて順次刈り取ることができる。ブレード30により刈り取られた刈草は、図示しない送風ファンの回転により発生した空気流によってメインデッキ4の内面に案内されて、集草ボックス22内に排出される。
空気流23は集草ボックス22を通過して外部に放出され、刈草のみが集草ボックス22内に残されて集積される。しかしながら、何らかの理由によりブレード30の回転が低下した場合(停止状態も含む)には、ブレード30は上昇して最大で図2の状態まで移動する。
図3は本発明の実施例に係る芝刈機1のブレード30の可動機構(可動手段)を示す部分拡大断面図であって、ブレード30が高速回転をしている際の状態を示す図である。モータ15の回転軸の先端には略円筒形のスリーブ17が設けられ、スリーブ17の下端側にブレード30が取付ボルト21によって固定される。ブレード30はナタ状であって、図3の状態では長手方向に近い角度からの側面視であるため前後方向の長さが短いように見えるが、実際には長細い形状である(その具体的な形状は図5にて後述する)。スリーブ17は回転軸16の外周側に配置され、回転軸16に対して軸方向(ここでは上下方向)に移動可能であるが、回転方向に相対回転が不能なように回転軸16にて保持される。ここでは回転軸16に対して軸方向と垂直方向(ここでは水平方向)にその長手方向を有するピン19によって保持される。スリーブ17のピン19が貫通する部分は軸方向に長い長穴17bに形成され、スリーブの上端は内側に径が小さくなるように上壁部17aが形成される。また、ピン19の上側とスリーブ17の上壁部17aの下面との間には弾性手段たる圧縮式のスプリング18が設けられ、スリーブ17が回転軸16及びモータ15と近づく側に移動するように常に付勢される。スプリング18の下端とピン19の間にはワッシャ20が介在され、スプリング18とピン19の当接姿勢が崩れないようにしてスリーブ17がスムーズに上下移動できるように構成される。
ブレード30は高速にて回転されると図3の矢印23のように上向きの風を生成するように構成され、この上向きの風によってスリーブ17がスプリング18の力に抗して下降することにより、ブレード30が矢印24の方向に移動(下降)して地面に対して接近した状態とされる。この状態で芝刈機1を図1の進行方向7に移動させることにブレード30の前側にある芝を刈り込むことができる。この下降した位置は、従来の芝刈機101にて固定されたブレード130の位置に相当する。このようにして芝の刈り込み作業を行うが、何らかの理由によりブレード30の位置を上昇した方が好ましい状況が生ずる。例えば、芝刈機1を芝地において直進させて作業を行い、芝地の端部にまで到達したら芝刈機1をUターンさせるが、そのUターンの際にはブレード30を停止させることが多い。そのUターン後のモータ15の再起動の際にはブレード30を上昇させた状態で行う方が、モータ15に加わる負荷が軽くて起動が容易である。逆を言えば、Uターン直後に芝刈機1を刈り込み作業前の芝の上に位置させ、ブレード30の全周に多量の芝が食いついたままの状態でモータ15の起動を試みても、ブレード30の負荷が高くなって起動ができない恐れがある。また、芝刈機1を直進させながらの芝刈り途中において、ブレード30に大量の芝が食いついたときにはブレード30の回転数が急激に低下するため、そのままにするとモータ15の過負荷保護回路が動作してモータ15が停止してしまう恐れがあるので、ブレード30の位置を一旦上昇させて負荷を軽くして運転を継続する方がモータ15の保護の観点からは好ましい。尚、芝は地面に離れるほどに細くなり、疎らになることから、ブレード30は上昇時に地面から離れるに従い負荷が軽くなり、ブレード30と芝が完全に接触しない位置でなくとも所望の効果を得ることができる。
図4は本発明の実施例に係る芝刈機のブレードの可動機構を示す部分拡大断面図であって、モータ15の低速回転時又は停止時である。本実施例ではブレード30の形状を工夫することにより、ブレード30の高速回転によって図3の矢印23の様な風を発生させるように構成したが、ブレード30の回転が低速になったり、停止させた場合には図3の矢印23の方向の風は少なくなるか又は消失するため、スプリング18の作用によってスリーブ17が上向きに移動し、それに伴いブレード30も矢印25のように上昇する。このようにモータ15の回転軸16に可動手段(17、18、19、20)を設けて可動手段にてブレード30を上下移動させるようにしたので、特別な駆動源を別途準備すること無くブレード30を回転させるだけで容易にブレード30を軸方向に移動させることができるようになった。
次に図5を用いてブレード30の形状を説明する。図5(1)はブレード30の外観を示す斜視図であり、(2)は上面図、(3)は側面図である。ブレード30は中央に取付ボルト21(図3参照)のネジ部を貫通させる取付穴35を有する“一文字ロータリブレード”と呼ばれる刈刃であって、取付部31の両側にナタ状の刃物部32が設けられ、刃物部32の回転方向前側には刃部32aがそれぞれ形成され、地面と略平行な平面において回転する。取付部31の取付穴35の両側にはブレード30がスリーブ17に対して空回りしないようにする二カ所の回り止め穴36が設けられる。スリーブ17の下面には図示していないが回り止め穴36に嵌合する凸部が形成されている。ここまでは従来のブレード130とほぼ同等であるが、本実施例のブレード30ではさらに、回転したときに特定方向(ここでは上向き)に風を起こすものであって送風用の風起片として作用する羽根部33が外周付近に形成される。この羽根部33を形成したことによってブレード30は送風ファンの機能を果たし、高速で回転することによって図3の矢印23で示す方向に風を起こすことができる。本実施例では羽根部33の形状は、(2)のような上面視で略三角形のフィン状としているが、風の力にてスリーブ17を移動させるのに十分な風力を生成することができるならば、羽根部33の形状は任意である。但し、刃部32aの構成(配置や長さ)に影響しない位置に設けるようにすることが重要であるので、本実施例では回転方向にみて刃部32aの後方側に形成した。
図6は本実施例に係る芝刈機1のブレード30の回転数と上下位置の関係を説明するための図であり、(1)はブレードの回転数、(2)はメインスイッチの状況、(3)はブレードの上下位置を示すグラフである。それぞれの横軸は時間T(秒)であり、横軸のスケールを合わせて図示している。本実施例ではブレード30の回転数41は、モータ15の回転数と同じになるため、モータ15の回転数を検出すればブレード30の回転数は検出できる。信号42のように時刻tにおいてメインスイッチがオンになるとモータ15が起動し、ブレード30の回転数は矢印41aのように上昇する。本実施例ではブレード30の回転数が2400rpm程度まで上昇すると生成される風の力でスプリング18が十分縮むことによりブレード位置43が矢印43aのように上端位置から下降して下端位置まで達する。ブレード30の回転は必ずしも一定ではなく、刈り取る芝からの反力により矢印41b〜41d等で示すように変動することが多い。ここでは矢印41dの付近でブレード30に対して下降力を生じさせる2400rpmを下回ることになるが、ブレード30が上昇を始める前に回転数が2400rpmに復帰しているので上昇せずに元の位置のままである。しかしながら,回転数下降の度合いが矢印41dより大きい場合はブレード30の上下位置が変化することもある。このようにブレード30はその回転数によって下降又は上昇し、矢印42bに示す時刻tにおいて作業者がメインスイッチをオフにすると、ブレード30の回転数が低下して矢印41fの地点で2400rpmを下回るので、それにやや遅れて矢印43bのようにブレード30が上昇して図4に示す停止時の位置に復帰する。
以上、本実施例ではブレード30に設けた羽根にて生成される風の力でブレード30の高速回転時には地面に接近する方向に移動させ、ブレード30の低速回転時又は停止時には地面から離れる方向に自動的に戻るように構成したので、モータ15の起動時における芝からの負荷を軽減又は排除することができ、モータ15を確実に起動させることができる。特にブレード30の移動をその回転によって生成される風の力で行うように構成したので、複雑な駆動機構(駆動手段)を設けること無いので、信頼性が高くて確実に動作するブレード30の昇降手段を実現できた。
次に図7〜図10を用いて本発明の第二の実施例を説明する。第二の実施例においても、ブレード130を高速回転時には地面に接近する方向に位置させ、低速回転時又は停止時には地面から離れる方向(上側)に自動的に戻るように制御するものである。第一の実施例においては回転時に風を生成する送風効果を有する専用のブレード30を用いるように構成した。しかしながら、従来から用いられるブレード130を装着した場合には送風効果が無いか、又は十分ではないためブレード130が下降できず芝刈り作業に支障が出てしまう可能性がある。この問題を解消したのが第二の実施例である。図7は第二の実施例に係る芝刈機61の側面図であって、ブレード130が刈り取り作業時の定格回転時(高速回転時)にある状態を示す。芝刈機61は、第一の実施例に比べてモータ15の回転軸16に取り付けられるスリーブ67の形状が異なる。ここではスリーブ67の上端付近に送風ファン70が固定される。この送風ファン70は、回転軸16と同速度で回転するスリーブ67と共に回転する。送風ファン70の作用によりブレード130が回転すると回転数の上昇に応じてブレード130が下降して地面に近い位置にて保持される。これに対して図8の状態では回転軸16の回転数が低下又は停止したことによりブレード130が上昇した状態を示すものである。
図9は本発明の第二の実施例に係る芝刈機のブレードの可動機構を示す部分拡大断面図であって、ブレード130及び送風ファン70が高速で回転している状態を示す図である。第一の実施例と同じ構成部品を用いる部分には同じ符号を付している。送風ファン70は複数のプロペラ翼を有する軸流ファンであって、回転すると矢印71のように軸方向に強い風を起こす。この生成された風の力でスプリング18の付勢力に抗してスリーブ67を矢印63の方向に移動させる。この結果、スリーブ67の先端(下端)に取り付けられるブレード130は地面に近づく位置に下降する。このブレード130が下降して高速回転中の状態において作業者が進行方向7に芝刈機61を押すことにより、ブレード130が芝面の芝を所定の高さにて順次刈り取る。
図10は、第二の実施例に係る芝刈機61の側面図であって、何らかの理由によりブレード130の回転が低下した場合又はブレード130が停止している時の状態を示す。この状態では送風ファン70による風が消失するためにスリーブ67を下方に押し下げる力が失われ、スプリング18の付勢力によりスリーブ67が矢印65のように上方(モータ15に近い方向)に移動するためブレード130が上昇することになる。
以上説明したように第二の実施例によればスリーブ67に送風ファン70を形成するようにしたので、ブレードとして特別な専用品を用意する必要は無く、従来から用いられているブレード130をそのまま用いて本発明を実現できる。また、風の力でブレード130を高速回転時に地面に接近する方向に位置させ、ブレード130の低速回転時又は停止時に地面から離れる方向に自動的に戻るように構成したので、モータ15の起動時の芝からの負荷を軽減又は排除することができ、モータ15を確実に再起動することができる。尚、第二の実施例では送風ファン70を用いて刈り取られた芝を集草ボックス22へ導くように構成することも可能である。
次に図11〜図16を用いて本発明の第三の実施例を説明する。第三の実施例においても、ブレード130を高速回転時には地面に接近する方向に移動させ、低速回転時又は停止時には地面から離れる方向(上側)に戻るように移動させるものであるが、これらの移動を電気的に制御可能な駆動手段90によって行うようにしたものである。第三の実施例ではこの駆動手段90としてソレノイドを含む駆動機構を用い、ソレノイドに通電又は遮断することによってスリーブ87を移動させるようにした。図11は芝刈機81の側面図であり高速回転時の状態を示している。モータ15と回転軸16の形状は第一及び第二の実施例と同じであり、スリーブ87の形状も第一及び第二の実施例とほぼ同様の形状である。図11はソレノイドに電力が供給されることによりブレード130が下降している状態を示し、図12はソレノイドへの電力が遮断されることによりブレードが上昇している状態を示している。
図13及び図14は本発明の第三の実施例に係る芝刈機のブレードの可動機構を示す部分拡大断面図であって、図13がブレード130の高速回転時、図14が低速回転時又は停止時である。モータ15の回転軸16の外側に略円筒形のスリーブ87が設けられ、スリーブ87を回転軸16の軸方向にスライド可能とした点、周方向の2カ所に設けられる長穴87bを貫通させるピン19によってスリーブ87が回転軸16に対して相対回転が不能であって、軸方向にだけ相対移動ができるように保持されること、スプリング18によってスリーブ87がモータ15と近づく方向に付勢される点は第一及び第二の実施例の可動機構(可動手段)と同様である。第三の実施例においてはスリーブ87の上側に、一端が回動軸94に軸支され他端がスリーブ87に接続されたアーム93が設けられ、アーム93の回動軸94に近い側にてアクチュエータ92を稼働させるソレノイド91が接続される。ソレノイド91は、所定の電流を流すことによって発生する電磁力によってアクチュエータ92を引きつけ(図13の状態)、電流を遮断させることによってスプリング18を用いたバネ力によって図14の状態になる。このように駆動手段90(91〜94)を用いて任意のタイミングにてブレード130を地面に近づける刈り取り位置と、地面から離した待避位置に位置づけることができる。
次に、モータ15の駆動制御系の構成と作用を図15に基づいて説明する。図15はモータの駆動制御系の構成を示すブロック図であり、本実施例では、モータ15は3相のブラシレスDCモータで構成される。このブラシレスDCモータは、永久磁石(マグネット)を含んで構成される回転子(ロータ)15bと、スター結線された3相の固定子巻線U、V、Wから成る固定子15aと、回転子15bの回転位置を検出するために周方向に所定の間隔毎、例えば角度60°毎に配置された3つの回転位置検出素子(ホール素子)53を有する。これら回転位置検出素子53からの位置検出信号に基づいて回転子位置検出回路54は位置信号を演算部51に出力し、これを用いて演算部51は固定子巻線U、V、Wへの通電方向と時間を決定してモータ15を駆動する。回転数検出回路55は、回転子位置検出回路54の出力に基づいてモータ15の回転数(回転軸16の回転数)を検出して、演算部51に出力する。
インバータ回路57は、3相ブリッジ形式に接続されたFET(Field effect transistor)などの6個のスイッチング素子Q1〜Q6を含んで構成されモータ15に対して駆動連力を供給する。ブリッジ接続された6個のスイッチング素子Q1〜Q6の各ゲートは、制御信号出力回路52に接続され、6個のスイッチング素子Q1〜Q6の各ドレインまたは各ソースは、スター結線された固定子巻線U、V、Wに接続される。これによって、6個のスイッチング素子Q1〜Q6は、制御信号出力回路52から入力されたスイッチング素子駆動信号(H4、H5、H6等の駆動信号)によってスイッチング動作を行い、スイッチング素子Q1〜Q6に印加されるバッテリ56の直流電圧を3相(U相、V相及びW相)電圧Vu、Vv、Vwとして固定子巻線U、V、Wに電力を供給する。6個のスイッチング素子Q1〜Q6の各ゲートを駆動するスイッチング素子駆動信号(3相信号)のうち、3個の負電源側スイッチング素子Q4、Q5、Q6をパルス幅変調信号(PWM信号)H4、H5、H6として供給し、演算部51によってPWM信号のパルス幅(デューティ比)を変化させることによってモータ15への電力供給量を調整し、モータ15の起動/停止と回転速度を制御する。
メインスイッチ8は、モータ15を回転させるためのスイッチであり、本実施例ではスイッチレバー6の動きに連動してオン又はオフの信号を演算部51に出力する。演算部51は、図示していないが、処理プログラムとデータに基づいて駆動信号を出力するための中央処理装置(CPU)、処理プログラムや制御データを記憶するためのROM、データを一時記憶するためのRAM、タイマ等を含んで構成される。制御信号出力回路52は、演算部51の出力信号に基づいて所定のスイッチング素子Q1〜Q6を交互にスイッチングするためのゲート信号を形成してスイッチング素子Q1〜Q6に出力する。これによって固定子巻線U、V、Wの所定の巻線に交互に通電する。モータ15に供給される電流値は、シャント抵抗59を用いて電流検出回路58によって測定され、その値が演算部51にフィードバックされることにより、設定された駆動電力となるように調整される。尚、演算部51は検出された電流値が所定の閾値よりも上昇したか否かを検出し、この閾値を超えた状態、即ちモータ15に過大な負荷がかかっている過負荷状態の際にはモータ15の回転を停止させるように制御することにより、過負荷保護機能を実現している。
以上の構成が、第一から第三の実施例において用いられる回路のブロック図であるが、第三の実施例ではそれに加えてブレード130を上下させるための駆動手段90が設けられる。駆動手段90の駆動源はソレノイド91であって、演算部51からの信号によってFET96のゲート信号を制御することにより、任意のタイミングでソレノイド91を駆動させる。ここでは、ソレノイド91に通電(FET96をON)することにより、スリーブ87を下降させることができる。また、ソレノイド91への通電を遮断(FET96をOFF)することにより、スリーブ87はスプリング18の力によって図14に示す位置に上昇する。
図16は本発明の第三の実施例に係る芝刈機のブレードの回転数と上下位置の関係を説明するための図であり、(1)はブレードの回転数、(2)はメインスイッチの状況、(3)はブレードの上下位置を示すグラフである。また、(4)は変形例1に係るブレードの上下位置を示すグラフであり、(5)は変形例2に係るブレードの上下位置を示すグラフである。メインスイッチの動作とモータ15の回転制御は第一の実施例と同様であるため、図16(1)(2)は図6の(1)(2)と同じである。第三の実施例ではブレード130の上昇及び下降をソレノイド91への通電及び遮断を行うだけで容易に実現できるが、(3)はモータ15の回転数に応じて制御しており、ここでは回転数が移動閾値(ここでは2400rpm)を越えたらソレノイド91に通電してブレード130を下降させ、復帰閾値(ここでは2400rpm)を下回ったらソレノイド91への電力を遮断してブレード130を下降させる。このソレノイドの制御は演算部51(図15参照)により行われる。ここでは、矢印44aで示すように時刻tにてブレード130が下降し、時刻tにおいてブレード130の回転数が低下するためにブレード130が一時的に上側に待避する。そして時刻tにて再び移動閾値まで上昇するためソレノイド91へ電力を供給することによりブレード130を下側に移動させる。
図16(4)は第三の実施例の第一の変形例である。ここでは移動閾値と復帰閾値を同じ回転数(ここでは2400rpm)に設定し、その回転数に到達してから一定の遅れ時間D(秒)が経過したらソレノイド91への電流の供給又は遮断を行うようにした。このように遅れ時間Dを確保することによりモータ15の起動時には、ブレード30が上昇した位置にて十分加速し、その後にブレード30を下降させるので、確実にモータ15を起動できスムーズに芝刈り作業に移行できる。矢印45bで示す時刻tにおいてモータ15の回転数が2400rpmを下回ったら、ブレード130の位置を上昇させて、2400rpmを上回った時刻tにてすぐにブレード130を下降させるのでは無く、一定の遅れ時間Dが経過した後の時刻tにて再び下降させるように制御した。このように構成すれば、ブレード30が2400rpm前後回転する際に頻繁にブレード130が上昇と下降を繰返すことを防止できる。尚、時刻tにてメインスイッチがオフとなりモータ15が停止するような上昇位置への復帰の場合は、遅れ時間を持たせる必要が無いので直ちにブレード130を上昇させる。
図16(5)は第三の実施例の第二の変形例である。(3)に示した例では移動閾値と復帰閾値を共に2400rpmとしたが、ブレードの回転数が2400rpm近辺で停滞する場合にはブレード130の上下動が頻繁に起きて動作が不安定になる可能性がある。その場合は移動閾値>復帰閾値の関係となるように設定し、例えば移動閾値を2700rpm程度とするように設定して回転数を十分上昇させてからブレードを下降させるようにすると安定して動作させることができる。この制御を示すのが(5)であり、移動閾値(下降閾値)を2700rpmに設定し、復帰閾値(上昇閾値)を2400rpmに設定したものである。ここでは時刻tの矢印46aにおいてブレード130が下降する。モータ15の回転数が低下する時刻tにおいてブレード130が上昇して、回転数が再び2700rpmになった時刻tにおいてブレード130が再び下降する。
以上説明したように第三の実施例では、電気的に制御可能なソレノイド91の駆動によってブレード130を様々なタイミングで下降又は上昇させることができる。尚、第三の実施例では図16(3)〜(5)で示した例だけでなくその他の制御としても良い。例えば、時刻tにてメインスイッチがオンになったら即座に又は所定の遅れ時間を持たせてからソレノイド91への電力を遮断してブレード130を下降させ、メインスイッチがオフになったら即座にソレノイド91への電力を遮断させるように制御しても良い。また、固定位置が2つしかないソレノイドで無く、移動量を複数段で又は連続可変に調整できる駆動手段を用いれば、回転数に応じてブレードの高さを連続可変に制御することも可能である。ソレノイドを動作させるためのブレードの回転数は、芝刈機81の種類や装着されるブレード130に応じて適宜設定すれば良い。
以上、本発明を実施例に基づいて説明したが、本発明は上述の実施例に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲内で種々の変更が可能である。例えば上述の実施例では回転軸の先端に設けるブレードの保持機構を、モータに対して軸方向に移動可能な可動手段として構成したが、本発明ではブレードと地面の距離を変えるようにすることが目的であるため、回転軸にブレードを固定する構成であっても回動軸を含むモータ自体を上下に移動させることによりブレードと地面の距離を変えるようにした機構としても同等の効果が得られる。さらに、ブレード30は、一文字ロータリブレードに羽根部33を形成したものであるが、一文字形状のものだけに限られずに、十文字形状やその他の形状であっても良い。さらに、スリーブを軸方向に移動させる駆動手段は、風力を利用するもの、電動式駆動手段によるものだけに限られずに、機械的な制御によってスリーブを軸方向に移動できるものであっても良い。
1 芝刈機 2 前車輪
3 後車輪 4 メインデッキ
5 ハンドル 6 スイッチレバー
7 (芝刈機の)進行方向 8 メインスイッチ
9 カッタハウジング 11a、11b ボルト
12、13 車軸 14 刈高さ調節レバー
15 モータ 15a 固定子
15b 回転子 16 回転軸
17 スリーブ 17a 上壁部
17b 長穴 18 スプリング
19 ピン 20 ワッシャ
21 取付ボルト 22 集草ボックス
22a 蓋部 23 空気流
24、25 (ブレードの)移動方向 30 ブレード
31 取付部 32 刃物部
32a 刃部 33 羽根部
35 取付穴 36 回り止め穴
41 ブレード回転数 42 メインスイッチ信号
43 ブレード位置 51 演算部
52 制御信号出力回路 53 回転位置検出素子
54 回転子位置検出回路 55 回転数検出回路
56 バッテリ 57 インバータ回路
58 電流検出回路 59 シャント抵抗
61 芝刈機 67 スリーブ
70 送風ファン 81 芝刈機
87 スリーブ 87b 長穴
90 駆動手段 91 ソレノイド
92 アクチュエータ 93 アーム
94 回動軸 101 芝刈機
116 回転軸 130 ブレード
131 取付部 132 刃物部
132a 刃部 135 取付穴
136 回り止め穴

Claims (8)

  1. 動力源と、
    前記動力源により回転し地面に対して略平行な切削面にて移動するブレードと、
    前記ブレードの周囲を覆うと共に前記動力源を保持するハウジングと、
    前記ハウジングの前後に設けられる車輪を有し、
    前記ブレードは前記前後の車輪の間に配置される芝刈機において、
    上下方向に移動可能な可動手段を介して前記ブレードを前記動力源に接続し、前記動力源の起動時又は低速回転時には前記ブレードが地面から離れた位置に上昇しており、前記動力源の高速回転時に前記ブレードが地面に近づくように下降するように構成されることを特徴とする芝刈機。
  2. 前記ブレードは回転刃であって、前記動力源の鉛直方向に配置される駆動軸の先端に前記可動手段を介して前記回転刃が設けられることを特徴とする請求項1に記載の芝刈機。
  3. 前記可動手段は、前記駆動軸に設けられ軸方向に相対移動可能で回転方向に相対回転不能なスリーブと、前記スリーブと前記駆動軸を軸方向に付勢する弾性手段を含んで構成され、
    前記回転刃は前記スリーブの下端部に取り付けられることを特徴とする請求項2に記載の芝刈機。
  4. 前記回転刃には羽根部が形成され、回転時に上向きの風を生成することにより高速回転時に前記可動手段にて保持される回転刃を下降させることを特徴とする請求項3に記載の芝刈機。
  5. 前記スリーブに軸方向の風を生成する送風ファンを設け、前記送風ファンを回転させることにより前記スリーブ及び前記回転刃を下降させることを特徴とする請求項3に記載の芝刈機。
  6. 前記スリーブを軸方向に移動させる電動式の駆動手段を設け、前記駆動手段に供給する電力によって前記回転刃の下降を制御することを特徴とする請求項3に記載の芝刈機。
  7. 前記動力源は電気モータであり、
    前記電気モータの回転数を検出する回転数検出手段を設け、前記電気モータの回転数に基づいて前記回転刃の上昇及び下降を電気的に制御することを特徴とする請求項6に記載の芝刈機。
  8. 前記電気モータの回転をオン又はオフさせるスイッチ手段を有し、
    前記スイッチ手段と直接連動させて、又は所定の遅延時間を有するように連動させて前記回転刃の上昇及び下降を電気的に制御することを特徴とする請求項6に記載の芝刈機。
JP2014016392A 2014-01-31 2014-01-31 芝刈機 Pending JP2015142515A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014016392A JP2015142515A (ja) 2014-01-31 2014-01-31 芝刈機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014016392A JP2015142515A (ja) 2014-01-31 2014-01-31 芝刈機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2015142515A true JP2015142515A (ja) 2015-08-06

Family

ID=53888076

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014016392A Pending JP2015142515A (ja) 2014-01-31 2014-01-31 芝刈機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2015142515A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102016112874A1 (de) 2015-07-16 2017-01-19 Aisin Aw Co., Ltd. Hydrauliksteuervorrichtung einer stufenlosen variablen Übertragung für ein Fahrzeug
JP2017163943A (ja) * 2016-03-18 2017-09-21 本田技研工業株式会社 作業機
JP2018074919A (ja) * 2016-11-08 2018-05-17 株式会社マキタ 芝刈機
JP2019506149A (ja) * 2015-12-23 2019-03-07 ペランク ソシエテ パール アクシオン サンプリフィエPELLENC Societe par actions simplifiee 刃の自動ブロック解除を有する電動草刈機および草刈機の制御方法
CN111264170A (zh) * 2020-04-10 2020-06-12 漆建平 一种林业用割草机
CN114007409A (zh) * 2019-10-31 2022-02-01 创科无线普通合伙 动力园艺工具
JP2022078985A (ja) * 2020-11-13 2022-05-25 フスクバルナ アクティエボラーグ ロボット作業ツール及びロボット作業ツールの作動方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02312510A (ja) * 1989-05-29 1990-12-27 Iseki & Co Ltd 草刈機の切断具破損防止装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02312510A (ja) * 1989-05-29 1990-12-27 Iseki & Co Ltd 草刈機の切断具破損防止装置

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102016112874A1 (de) 2015-07-16 2017-01-19 Aisin Aw Co., Ltd. Hydrauliksteuervorrichtung einer stufenlosen variablen Übertragung für ein Fahrzeug
JP2019506149A (ja) * 2015-12-23 2019-03-07 ペランク ソシエテ パール アクシオン サンプリフィエPELLENC Societe par actions simplifiee 刃の自動ブロック解除を有する電動草刈機および草刈機の制御方法
JP2017163943A (ja) * 2016-03-18 2017-09-21 本田技研工業株式会社 作業機
JP2018074919A (ja) * 2016-11-08 2018-05-17 株式会社マキタ 芝刈機
CN114007409A (zh) * 2019-10-31 2022-02-01 创科无线普通合伙 动力园艺工具
CN111264170A (zh) * 2020-04-10 2020-06-12 漆建平 一种林业用割草机
JP2022078985A (ja) * 2020-11-13 2022-05-25 フスクバルナ アクティエボラーグ ロボット作業ツール及びロボット作業ツールの作動方法
JP7382375B2 (ja) 2020-11-13 2023-11-16 フスクバルナ アクティエボラーグ ロボット作業ツール及びロボット作業ツールの作動方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2015142515A (ja) 芝刈機
JP6672128B2 (ja) 作業機
CN110281121B (zh) 电动工具
US9730382B2 (en) Vegetation cutting device
WO2017198066A1 (zh) 动力工具、割草机及其控制方法
CN110651584B (zh) 手扶式电动园艺装置
EP3235600B1 (en) Electric power tool
CN106576569B (zh) 电动工具及其控制方法
CN108430210B (zh) 具有自动刀片除塞的电动割草机和控制该割草机的方法
US9730383B2 (en) Slip controlling belt tension system
JP6712309B2 (ja) 複数の刃を有する電動草刈機
EP2720526A1 (en) Speed control for power tools
US11712000B2 (en) Work machine
EP3691438B1 (en) High-efficiency lawn maintenance tool and high-efficiency cutting blade
US20200390028A1 (en) Work machine for lessening damage resulting from an object coming into contact with work portion
US11039570B2 (en) Working machine and method of braking driving device of working machine
JP2023004671A (ja) 乗用型草刈機
EP4215035A1 (en) Mower
JP7095688B2 (ja) 電動工具
JP5530727B2 (ja) 作業機及び作業機の制御方法
JP5167991B2 (ja) 芝刈機
CN104429335A (zh) 一种可搅碎杂草再利用割草机
WO2021149198A1 (ja) 作業機及びプログラム
JP2012005353A (ja) 刈込機
JPWO2021149198A5 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20160331

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160826

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170511

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170523

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20171114