JP2015142472A - ブスバー構造体、電力変換装置、作業機械 - Google Patents

ブスバー構造体、電力変換装置、作業機械 Download PDF

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Abstract

【課題】複数の経路のインピーダンスを均一化し、あるいは任意に調節する。【解決手段】第1ブスバー51は、第1ノードN1を含み、第1平面内を延伸する第1部分54を有する。第2ブスバー52は、第1平面と平行な第1接続部分55、第2接続部分56と、第1接続部分55から第2接続部分56に連続する、第1平面と垂直なブリッジ部分57と、を有する。第3ブスバー53は、第1平面と平行な第2平面内を延伸する第2部分58と、第2部分58と連続しかつ複数の第2ノードN2を含む第3部分59と、を有する。第1ブスバー51の第1部分54と第2ブスバー52の第1接続部分55が電気的、機械的に接続されるとともに、第2ブスバー52の第2接続部分56と第3ブスバー53の第2部分58が電気的、機械的に接続される。【選択図】図2

Description

本発明は、ブスバー構造体に関する。
図1は、一般的な三相の電力変換装置(インバータ)2の回路図である。電力変換装置2は、図示しない電池あるいはコンバータによって生成された直流電圧VDCを受け、それを交流に変換して、モータなどの負荷1に供給する。
電力変換装置2は、P極電源ライン10、N極電源ライン12、平滑コンデンサ14、U〜W相ごとに設けられたパワーモジュール16U〜16W、U〜W相ごとに設けられた駆動回路18U〜18W、複数のスナバコンデンサ20U、20V、20W、コントローラ22を備える。
平滑コンデンサ14は、P極電源ライン10とN極電源ライン12の間に設けられ、それらの間の直流電圧VDCを安定化させる。
パワーモジュール16U〜16Wはそれぞれ、P極直流端子30、N極直流端子32、交流端子34、制御端子36を有する。各パワーモジュール16は、P極直流端子30と交流端子34の間に設けられた上アームトランジスタ38、交流端子34とN極直流端子32の間に設けられた下アームトランジスタ40を含む。上アームトランジスタ38、下アームトランジスタ40は、FET(Field Effect Transistor)やIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)、バイポーラトランジスタである。
大容量の電力変換装置2では、パワーモジュールに大電流が流れるため、各相ごとに、複数のパワーモジュール16が設けられる。図1では、各相に2個のパワーモジュール16が設けられる。上アームトランジスタ38、下アームトランジスタ40の制御電極は、制御端子36P、36Nそれぞれに接続されている。各相のスナバコンデンサ20は、対応するパワーモジュール16のP極直流端子30とN極直流端子32の間に設けられる。
コントローラ22は、負荷4の状態に応じて変調された制御信号S1U〜S1Wを生成する。各相の駆動回路18は、対応する制御信号S1に応じて、対応するパワーモジュール16に含まれる上アームトランジスタ38および下アームトランジスタ40を駆動する。
近年、電力変換装置2の小型化が進んでおり、これにともなって配線のスペースが狭小化している。このような状況においては、径の太いツイスト線を筐体内で引き回すことが困難となる。そこでツイスト配線に代えて、ブスバー(バスバーともいう)によって電力や信号を伝送する手法がとられている。従来においては、ブスバーは、一枚の金属プレートで構成するのが一般的であった。
特開2009−146933号公報 特開平1−166144号公報 特開2010−207059号公報
同種の複数の回路素子をブスバーを利用して並列に接続する場合を考える。この場合に、あるノードから第1の回路素子に至る第1経路のインピーダンスと、そのノードから第2の回路素子に至る第2経路のインピーダンスが揃っていないと、電流の不平衡および電流の集中が発生し、回路の信頼性の観点から好ましくない。図1の電力変換装置2を例とすると、(i)複数のパワーモジュール16UそれぞれのP極直流端子30とP極電源ライン10を接続する配線のインピーダンスは等しく(ii)複数のパワーモジュール16UそれぞれのN極直流端子32とN極電源ライン12を接続する配線のインピーダンスは等しく、(iii)複数のパワーモジュール16Uそれぞれの交流端子34と出力端子OUTUを接続する配線のインピーダンスは等しいことが好ましい。V相、W相も同様である。
本発明者らは、インピーダンスの均一性が求められる複数の配線をブスバーを用いて構成するにあたり以下の課題を認識するに至った。
インピーダンスの均一性が求められる複数の配線を、ツイスト配線を用いて形成する場合、ツイスト配線の径と長さを揃えることで、比較的容易に、インピーダンスを均一化することが可能である。一方、複数の配線をブスバーで構成する場合、ブスバーの形状の制約、組み立て工程における制約の問題から、インピーダンスの均一化は難しい。特に高周波信号を伝送するブスバーの場合、表皮効果の影響により、ブスバーに流れる電流はブスバー表層に集中することから、ブスバーの実効的なインピーダンスは、単純にブスバーの断面積に反比例せず、これがブスバー設計の困難度を高めている。
本発明は係る課題に鑑みてなされたものであり、そのある態様の例示的な目的のひとつは、複数の経路のインピーダンスを均一化し、あるいは任意に調節可能なブスバー構造の提供にある。
本発明のある態様は、第1ノードから複数の第2ノードに分岐する配線をなすブスバー構造体に関する。ブスバー構造体は、第1ブスバー、第2ブスバー、第3ブスバーを備える。第1ブスバーは、第1ノードを含み、第1平面内を延伸する第1部分を有する。第2ブスバーは、第1平面と平行な第1、第2接続部分と、第1接続部分から第2接続部分に連続する第1平面と垂直なブリッジ部分と、を有する。第3ブスバーは、第1平面と平行な第2平面内を延伸する第2部分と、第2部分と連続しかつ複数の第2ノードを含む第3部分と、を有する。第1ブスバーの第1部分と第2ブスバーの第1接続部分が電気的、機械的に接続されるとともに、第2ブスバーの第2接続部分と第3ブスバーの第2部分が電気的、機械的に接続される。
この態様によると、第1ブスバーと第3ブスバーの間を流れる電気信号は、第2ブスバーのブリッジ部分に一旦集められ、ブリッジ部分を経由して流れることになる。したがって、第2接続部分から複数の第2ノードに分岐する経路のインピーダンスが均一となるように第3ブスバーを設計すれば、第1ノードから複数の第2ノードそれぞれへの配線のインピーダンスを揃えることが可能となる。
第2ブスバーは、第1ブスバー、第3ブスバーのいずれとも重ならない領域において、第1平面と平行な部分を有さなくてもよい。
この場合、第1ブスバーと第3ブスバーの間に流れる電気信号のすべてをブリッジ部分に集中させることができるため、さらにインピーダンスを揃えることができる。
本発明の別の態様もまた、第1ノードから複数の第2ノードに分岐する配線をなすブスバー構造体に関する。このブスバー構造体は、第1ノードおよび複数の第2ノードを含むメインブスバーと、メインブスバーに取り付けられたブスバーパッチと、を備える。
主たる信号経路をなすメインブスバーに、金属小片であるブスバーパッチを取り付けると、それを取り付けないときに比べて、インピーダンスが変化する。特に高周波信号を伝送するラインにおいては、表皮効果により電流が導体表層に集中するため、ブスバーパッチがインピーダンスに与える影響は顕著となる。インピーダンスに与える影響は、ブスバーパッチの形状、サイズ、取り付ける場所に応じて制御することが可能である。したがって、ブスバーパッチを利用することにより、第1ノードから複数の第2ノードに分岐する経路のインピーダンスを揃え、あるいは各経路のインピーダンスを任意に設計することが可能となる。
ブスバーパッチは、断面が略L字部分もしくは略T字部分を有するよう単一の金属導体を用いて形成されてもよい。ブスバーパッチは、その第1辺がメインブスバーと接触し、その第2辺がメインブスバーと垂直となる状態で、メインブスバーと電気的、機械的に接続されてもよい。
この場合、ブスバーパッチを取り付けた箇所において、ブスバーパッチの表面積の分、インピーダンスが低下する。したがって、インピーダンスを低下させたい箇所あるいは電流が流れにくい箇所に、ブスバーパッチを取り付けることで、その箇所に電流を誘導することができる。
メインブスバーは、第1平面内を延伸する第4部分を有してもよい。ブスバーパッチは、第1平面と平行な第2平面内を延伸する第5部分と、第5部分の一端から連続しておりメインブスバーと接続される第6部分と、第5部分の他端から連続しておりメインブスバーと接続される第7部分と、を含み、単一の金属導体を折り曲げて形成されてもよい。
この場合、第6部分と第7部分の間には、メインブスバーを経由する経路に加えて、第5部分を経由するバイパス経路が形成されることになる。これにより、インピーダンスを低下させることができる。
本発明の別の態様は、複数のパワーモジュールと、コンデンサと、上述のいずれかのブスバー構造体と、を備える。ブスバー構造体は、駆動対象の負荷、複数のパワーモジュール、コンデンサのいずれかの間を接続する。
本発明の別の態様は、産業機械に関する。産業機械は、上述の電力変換装置を備えてもよい。
なお、以上の構成要素の任意の組み合わせや本発明の構成要素や表現を、方法、装置、システムなどの間で相互に置換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、複数の経路をなすブスバー構造体において、複数の経路のインピーダンスを均一化し、あるいは任意に調節できる。
一般的な三相の電力変換装置の回路図である。 第1の実施の形態に係るブスバー構造体を示す斜視図である。 比較技術に係るブスバー構造体の斜視図である。 図4(a)は、図3のブスバー構造体の等価回路図であり、図4(b)は、図2のブスバー構造体の等価回路図である。 図5(a)〜(d)は、第2ブスバーの変形例を示す斜視図である。 図6(a)、(b)は、第2の実施の形態に係るブスバー構造体を示す斜視図である。 第3の実施の形態に係るブスバー構造体を示す斜視図である。 比較技術に係るブスバー構造体の斜視図である。 図9(a)は、図7のブスバー構造体の等価回路図であり、図9(b)は、図8のブスバー構造体の等価回路図である。 作業機械であるショベルの平面図である。 図10のショベルの部分破断側面図である。 図10のショベルのブロック図である。 作業機械である荷役作業車両(フォークリフト)の部分破断側面図である。 図14(a)、(b)は、作業機械である鍛造プレス機械の正面図および側面図である。 鍛造プレス機械のブロック図である。
以下、本発明を好適な実施の形態をもとに図面を参照しながら説明する。各図面に示される同一または同等の構成要素、部材、処理には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。また、実施の形態は、発明を限定するものではなく例示であって、実施の形態に記述されるすべての特徴やその組み合わせは、必ずしも発明の本質的なものであるとは限らない。
本明細書において、「部材Aが、部材Bと接続された状態」とは、部材Aと部材Bが物理的に直接的に接続される場合のほか、部材Aと部材Bが、それらの電気的な接続状態に実質的な影響を及ぼさない、あるいはそれらの結合により奏される機能や効果を損なわせない、その他の部材を介して間接的に接続される場合も含む。
同様に、「部材Cが、部材Aと部材Bの間に設けられた状態」とは、部材Aと部材C、あるいは部材Bと部材Cが直接的に接続される場合のほか、それらの電気的な接続状態に実質的な影響を及ぼさない、あるいはそれらの結合により奏される機能や効果を損なわせない、その他の部材を介して間接的に接続される場合も含む。
(第1の実施の形態)
図2は、第1の実施の形態に係るブスバー構造体50を示す斜視図である。ブスバー構造体50は、第1ブスバー51、第2ブスバー52、第3ブスバー53を備える。
ブスバー構造体50は、第1ノードN1から複数M個の第2ノードN2_1〜N2_Mに分岐する配線をなす。本実施の形態では、理解の容易化、説明の簡潔化のため、M=2の場合を説明する。
たとえばブスバー構造体50は、図1の電力変換装置2において、以下の箇所に適用できる。
・箇所1
複数のパワーモジュール16Uの交流端子34と出力端子OUTUの間の配線 (V、W相も同様)
・箇所2
複数のパワーモジュール16UのP極直流端子30とP極電源ライン10の間の配線 (V、W相も同様)
・箇所3
複数のパワーモジュール16UのN極直流端子32とN極電源ライン12の間の配線 (V、W相も同様)
図2には、箇所1に適用した場合を示す。この場合、複数のパワーモジュール16Uの交流端子34が、複数の第2ノードN2となり、出力端子OUTUが、第1ノードN1となる。
第1ブスバー51は、第1ノードN1を含み、第1平面内を延伸する第1部分54を有する。第1ブスバー51は、第1ノードN1の箇所において、端子台42に対して固定されるとともに、負荷4と結線される出力配線44と接続される。
第2ブスバー52は、第1接続部分55、第2接続部分56、ブリッジ部分57を有する。第1接続部分55および第2接続部分56は、第1平面と平行である。ブリッジ部分57は、第1接続部分55から第2接続部分56に連続しており、第1平面と垂直な平面内を延伸する。
第3ブスバー53は、第1平面と平行な第2平面内を延伸する第2部分58と、第2部分58と連続しかつ複数の第2ノードN2_1、N2_2を含む第3部分59と、を有する。
第1ブスバー51および第3ブスバー53の具体的な形状は特に限定されるものではなく、ブスバー構造体50を用いる箇所に応じて適宜設計すればよい。
第1ブスバー51の第1部分54と第2ブスバー52の第1接続部分55が電気的、機械的に接続される。また第2ブスバー52の第2接続部分56と第3ブスバー53の第2部分58が電気的、機械的に接続される。ブスバー同士の接続には、ボルトとナット、スクリュ、スタッド、ビス、などを用いてねじ止めされる。ねじ止めに代えて、溶接を利用してもよい。
以上がブスバー構造体50の構造である。続いて、ブスバー構造体50により奏される効果を説明する。図2のブスバー構造体50の利点は、比較技術に係るブスバー構造体50rとの対比によって明確となる。図3は、比較技術に係るブスバー構造体50rの斜視図である。図3のブスバー構造体50rは、図2の第2ブスバー52を省略して、第1ブスバー51と第3ブスバー53を直接接続したものと把握される。
表皮効果の影響により、金属導体であるブスバーに流れる交流電流は、その表面に集中して流れる。したがって、電流は、第1ブスバー51および第3ブスバー53のエッジ(側面)近傍の領域E1、E2(ハッチングを付す)に集中しやすくなる。
いま、領域E1、E2の単位断面積あたりのインピーダンスが等しいと仮定する。第1ノードN1を、図3に図示した位置と仮定すると、第1ノードN1から一方の第2ノードN2_1に至る第1経路P1は、主として領域E1を経由し、第1ノードN1から他方の第2ノードN2_2に至る第2経路P2は、主として領域E2を経由することが理解される。領域E1とE2の信号伝搬方向の長さに関して、領域E1の方が長い場合、第1経路P1のインピーダンスの方が第2経路P2のインピーダンスより大きくなり、第2経路P2およびパワーモジュール16U_2側に電流が集中するという問題が生ずる。
図2に戻る。翻って図2のブスバー構造体50では、第1ブスバー51と第3ブスバー53の間に、第2ブスバー52が挿入されており、第1ブスバー51と第3ブスバー53の間を流れる電気信号は、第2ブスバー52のブリッジ部分57に一旦集められ、ブリッジ部分57を経由して流れることになる。したがって、第3ブスバー53を、第2接続部分56から複数の第2ノードN2_1、N2_2に分岐する経路のインピーダンスが等しくなるように設計すれば、第1ノードN1から複数の第2ノードN2_1、N2_2それぞれへの配線のインピーダンスZ1、Z2を揃えることが可能となる。
図4(a)は、図3のブスバー構造体50rの等価回路図であり、図4(b)は、図2のブスバー構造体50の等価回路図である。
図4(a)を参照する。領域E1のインピーダンス、R2は領域E2のインピーダンスである。R3は、第1ブスバー51と第3ブスバー53の接続箇所から、第2ノードN2_1の間のインピーダンスであり、R4は、第1ブスバー51と第3ブスバー53の接続箇所から、第2ノードN2_2の間のインピーダンスである。R3=R4となるように設計した場合、R1>R2となると、経路P1のインピーダンスZ1は、経路P2のインピーダンスZ2よりも大きくなってしまう。
図4(b)を参照する。R5は、第2ブスバー52の主としてブリッジ部分57のインピーダンスである。図2のブスバー構造体50によれば、第1経路P1と第2経路P2のインピーダンスZ1、Z2は以下の式で与えられる。
Z1=R1//R2+R3
Z2=R1//R2+R4
R1//R2は、並列接続される抵抗R1、R2の合成抵抗である。したがって、R1とR2の大小関係にかかわらず、R3=R4が成立する限り、Z1=Z2が成り立ち、複数の経路のインピーダンスを均一化することができる。
図5(a)〜(d)は、第2ブスバー52の変形例を示す斜視図である。図5(a)〜(d)では、第1接続部分55および第2接続部分56の形状が異なっている。
図5(c)、(d)に示すように、第2ブスバー52が、第1ブスバー51、第3ブスバー53のいずれとも重ならない領域に、第1平面と平行な部分60を有している場合には、ブリッジ部分57に加えて部分60にも電流が流れることとなる。したがって、第2ブスバー52のインピーダンスR5を低下させることができる。
一方、図5(c)、(d)の第2ブスバー52では、部分60の端部にも電流集中が発生するため、経路P1とP2のインピーダンスの均一性を乱す可能性もある。特に、部分60の幅W1が、ブリッジ部分57の幅W2よりも大きいと、不均一性が大きくなる可能性がある。そこで部分60が存在する場合、W1をなるべく小さく設計し、あるいはW1<W2とすることが望ましい。
一方、図2あるいは図5(a)、(b)の第2ブスバー52は、第1ブスバー51、第3ブスバー53のいずれとも重ならない領域において、第1平面と平行な部分を有さないといえる。この場合、第1ブスバー51と第3ブスバー53の間に流れる電気信号のすべてを、ブリッジ部分74に集中させることができるため、高精度に複数の経路P1、P2のインピーダンスの均一化の観点から有利である。
(第2の実施の形態)
図6(a)は、第2の実施の形態に係るブスバー構造体50aを示す斜視図である。ブスバー構造体50aは、メインブスバー61およびブスバーパッチ62を備える。メインブスバー61aは、第1ノードN1および複数の第2ノードN2_1、N2_2を含む。ブスバーパッチ62aは、メインブスバー92aに取り付けられている。
主たる信号経路をなすメインブスバー61aに、金属小片であるブスバーパッチ62aを取り付けると、それを取り付けないときに比べて、インピーダンスが変化する。特に高周波信号を伝送するラインにおいては、表皮効果により電流が導体表層に集中するため、ブスバーパッチ62aがインピーダンスに与える影響は顕著となる。インピーダンスに与える影響は、ブスバーパッチ62aの形状、サイズ、取り付ける場所に応じて制御することが可能である。したがって、ブスバーパッチ62aを利用することにより、第1ノードN1から複数の第2ノードN2_1、N2_2に分岐する経路P1、P2のインピーダンスZ1、Z2を揃え、あるいは各経路P1、P2のインピーダンスZ1、Z2を任意に設計することが可能となる。
たとえばブスバーパッチ62aは、断面が略L字部分を有し、単一の金属導体を折り曲げて形成される。ブスバーパッチ62aは、その第1辺63がメインブスバー61aと接触し、その第2辺64がメインブスバー61aと垂直となる状態で、メインブスバー61aと電気的、機械的に接続される。
図6(a)のメインブスバー61aの形状では、ブスバーパッチ62aを取り付けない場合に、N1とN2_1を結ぶ経路P1のインピーダンスZ1の方が、N1とN2_2を結ぶ経路P2のインピーダンスZ2よりも高くなる。そこで、インピーダンスが高い方の経路P1上に、ブスバーパッチ62aが取り付けられる。
ブスバーパッチ62aを取り付けた箇所において、ブスバーパッチ62aの表面積の分、インピーダンスが低下する。したがって、インピーダンスを低下させたい箇所あるいは電流が流れにくい箇所に、ブスバーパッチ62aを取り付けることで、その箇所に電流を誘導することができ、複数の経路P1、P2のインピーダンスZ1、Z2を均一化することができる。
図6(b)に示すように、ブスバーパッチ62aの断面は、略T字部分を有してもよい。この場合も、L字の場合と同様の効果を得ることができる。
(第3の実施の形態)
図7は、第3の実施の形態に係るブスバー構造体50bを示す斜視図である。ブスバー構造体50bも、第2の実施の形態と同様に、メインブスバー61bおよびブスバーパッチ62bを備える。
図7のメインブスバー61bは、第1平面内を延伸する第4部分65を有する。ブスバーパッチ62bは、第1平面と平行な第2平面内を延伸する第5部分66と、第5部分66の一端から連続しておりメインブスバー61bと接続される第6部分67と、第5部分66の他端から連続しておりメインブスバー61bと接続される第7部分68と、を含む。メインブスバー61bは、単一の金属導体を折り曲げて形成されてもよい。
図7のブスバー構造体50bの効果は、比較技術に係るブスバー構造体50sとの対比により明確となる。図8は、比較技術に係るブスバー構造体50sの斜視図である。図8のブスバー構造体50sは、図7のブスバー構造体50bからブスバーパッチ62bを省略したものと把握される。
図9(a)は、図7のブスバー構造体50bの等価回路図であり、図9(b)は、図8のブスバー構造体50sの等価回路図である。
図9(a)に示すように、図8のブスバー構造体50sでは、N1からN2_2に至る経路のインピーダンスR2の方が、N1からN2_1に至る経路のインピーダンスR1よりも大きくなり、N1からN2_1に至る経路に電流が集中する。
これに対して、図7のブスバー構造体50bでは、図9(b)に示すように、第6部分67と第7部分68の間には、メインブスバー61bを経由する経路(R2)に加えて、第5部分66を経由する経路(R6)が形成されることになる。これにより、N1からN2_2に至る経路のインピーダンス(R2//R6)と、N1からN2_1に至る経路のインピーダンス(R1)を揃えることができる。
以上、本発明を、いくつかの実施の形態にもとづいて説明した。本発明は上記実施形態に限定されず、種々の設計変更が可能であり、様々な変形例が可能であること、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは、当業者に理解されるところである。以下、こうした変形例を説明する。
(変形例1)
第1から第3の実施の形態では、ブスバー構造体50が、等しいインピーダンスを有するべき複数の経路をなす配線に使用する場合を説明したが、本発明はそれには限定されない。第2、第3の実施の形態で説明したブスバーパッチ62は、その形状や取り付け位置に応じて、メインブスバー61のインピーダンスを任意に調節することができる。つまり、ブスバー構造体50は、任意のインピーダンス関係を満たすべき複数の経路をなす配線に適用できる。
(変形例2)
第1から第3の実施の形態では、2つに分岐する経路をなすブスバー構造体を説明したが、本発明はそれには限定されず、3つ以上に分岐する経路をなすブスバー構造体にも適用可能である。
最後に、電力変換装置2の用途を説明する。電力変換装置2は、ショベル、フォークリフト、産業プレスをはじめとする作業機械、産業機械に好適に利用できる。
図10は、作業機械であるショベルの平面図である。下部走行体71に、旋回軸受け73を介して、上部旋回体70が取り付けられている。上部旋回体70に、エンジン74、メインポンプ75、旋回用電動モータ(電動機)76、油タンク77、冷却ファン78、座席79、蓄電モジュール(蓄電装置)80、電動発電機83、電動発電機用インバータ90、旋回用インバータ91、及び蓄電器用コンバータ92が搭載されている。エンジン74は、燃料の燃焼により動力を発生する。エンジン74、メインポンプ75、及び電動発電機83が、トルク伝達機構81を介して相互にトルクの送受を行う。メインポンプ75は、ブーム82等の油圧シリンダに圧油を供給する。
電動発電機83は、エンジン74の動力によって駆動され、発電を行う(発電運転)。発電された電力は、蓄電モジュール80に供給され、蓄電モジュール80が充電される。また、電動発電機83は、蓄電モジュール80からの電力によって駆動され、エンジン74をアシストするための動力を発生する(アシスト運転)。油タンク77は、油圧回路の油を貯蔵する。冷却ファン78は、油圧回路の油温の上昇を抑制する。操作者は、座席79に着座して、ハイブリッド型ショベルを操作する。
図11は、図10のショベルの部分破断側面図である。下部走行体71に、旋回軸受け73を介して上部旋回体70が搭載されている。上部旋回体70は、旋回フレーム70A、カバー70B、及びキャビン70Cを含む。旋回フレーム70Aは、キャビン70C、及び種々の部品の支持構造体として機能する。カバー70Bは、支持構造体70Aに搭載された種々の部品、例えば蓄電モジュール80、蓄電器用コンバータ92等を覆う。キャビン70C内に座席79(図10)が収容されている。
旋回用電動モータ76(図10)が、その駆動対象である旋回フレーム70Aを、下部走行体71に対して、時計回り、または反時計周りに旋回させる。上部旋回体70に、ブーム82が取り付けられている。ブーム82は、油圧駆動されるブームシリンダ107により、上部旋回体70に対して上下方向に揺動する。ブーム82の先端に、アーム85が取り付けられている。アーム85は、油圧駆動されるアームシリンダ108により、ブーム82に対して前後方向に揺動する。アーム85の先端にバケット86が取り付けられている。バケット86は、油圧駆動されるバケットシリンダ109により、アーム85に対して上下方向に揺動する。
蓄電モジュール80が、蓄電モジュール用マウント95及びダンパ(防振装置)96を介して、旋回フレーム70Aに搭載されている。蓄電器用コンバータ92は、コンバータ用マウント97及びダンパ98を介して、旋回フレーム70Aに搭載されている。カバー70Bが蓄電モジュール80を覆う。蓄電モジュール80から供給される電力によって、旋回用電動モータ76(図10)が駆動される。また、旋回用電動モータ76は、運動エネルギを電気エネルギに変換することによって回生電力を発生する。発生した回生電力によって、蓄電モジュール80が充電される。
図12は、図10のショベルのブロック図である。図12において、機械的動力系を二重線で表し、高圧油圧ラインを太い実線で表し、パイロットラインを破線で表す。
エンジン74の駆動軸がトルク伝達機構81の入力軸に連結されている。エンジン74には、電気以外の燃料によって駆動力を発生するエンジン、例えばディーゼルエンジン等の内燃機関が用いられる。エンジン74は、作業機械の運転中は、常時駆動されている。
電動発電機83の駆動軸が、トルク伝達機構81の他の入力軸に連結されている。電動発電機83は、電動(アシスト)運転と、発電運転との双方の運転動作を行うことができる。電動発電機83には、例えば磁石がロータ内部に埋め込まれた内部磁石埋込型(IPM)モータが用いられる。
トルク伝達機構81は、2つの入力軸と1つの出力軸とを有する。この出力軸には、メインポンプ75の駆動軸が連結されている。
エンジン74に加わる負荷が大きい場合には、電動発電機83がアシスト運転を行い、電動発電機83の駆動力がトルク伝達機構81を介してメインポンプ75に伝達される。これにより、エンジン74に加わる負荷が軽減される。一方、エンジン74に加わる負荷が小さい場合には、エンジン74の駆動力がトルク伝達機構81を介して電動発電機83に伝達されることにより、電動発電機83が発電運転される。電動発電機83をアシスト運転するときには、インバータ90から電動発電機83に三相交流電力が供給される。電動発電機83が発電運転されているときには、電動発電機83からインバータ90に三相交流電力が供給される。インバータ90は、制御装置130により制御される。
制御装置130は、中央処理装置(CPU)130A及び内部メモリ130Bを含む。CPU130Aは、内部メモリ130Bに格納されている駆動制御用プログラムを実行する。制御装置130は、表示装置135に、各種装置の劣化状態等を表示することにより、運転者の注意を喚起する。
メインポンプ75は、高圧油圧ライン116を介して、コントロールバルブ117に油圧を供給する。コントロールバルブ117は、運転者からの指令により、油圧モータ101A、101B、ブームシリンダ107、アームシリンダ108、及びバケットシリンダ109に油圧を分配する。油圧モータ101A及び101Bは、それぞれ図13に示した下部走行体71に備えられた左右の2本のクローラを駆動する。
電動発電機83の電気系統の入出力端子が、インバータ90を介して蓄電回路190に接続されている。蓄電回路190は、蓄電モジュール80(図10)及び蓄電器用コンバータ92(図10)を含む。インバータ90は、制御装置130からの指令にもとづき、電動発電機83から供給された三相交流電力を直流電力に変換して、蓄電回路190に供給する。または、蓄電回路190から供給された直流電力を三相交流電力に変換して、電動発電機83に供給する。蓄電回路190には、さらに、他のインバータ91を介して旋回モータ76が接続されている。蓄電回路190及びインバータ91は、制御装置130により制御される。
旋回モータ76は、インバータ91からのパルス幅変調(PWM)制御信号により交流駆動され、力行動作及び回生動作の双方の運転を行うことができる。旋回モータ76には、例えばIPMモータが用いられる。IPMモータは、回生時に大きな誘導起電力を発生する。力行動作時には、インバータ91が、蓄電回路190から供給される直流電力を三相交流電力に変換して、旋回モータ76に供給する。回生動作時には、インバータ91が、旋回モータ76から供給される三相交流電力を直流電力に変換して、蓄電回路190に供給する。
旋回モータ76の力行動作中は、旋回モータ76が、減速機124を介して、上部旋回体70を旋回させる。この際、減速機124は、回転速度を遅くする。これにより、旋回モータ76で発生した回転力が増大する。また、回生運転時には、上部旋回体70の回転運動が、減速機124を介して旋回モータ76に伝達されることにより、旋回モータ76が回生電力を発生する。この際、減速機124は、力行運転の時とは逆に、回転速度を速める。これにより、旋回モータ76の回転数を上昇させることができる。
レゾルバ122が、旋回モータ76の回転軸の回転方向の位置を検出する。検出結果は、制御装置130に入力される。旋回モータ76の運転前と運転後における回転軸の回転方向の位置を検出することにより、旋回角度及び旋回方向が導出される。
メカニカルブレーキ123が、旋回モータ76の回転軸に連結されており、機械的な制動力を発生する。メカニカルブレーキ123の制動状態と解除状態とは、制御装置130からの制御を受け、電磁的スイッチにより切りかえられる。
パイロットポンプ115が、油圧操作系に必要なパイロット圧を発生する。発生したパイロット圧は、パイロットライン125を介して操作装置126に供給される。操作装置126は、レバーやペダルを含み、運転者によって操作される。操作装置126は、パイロットライン125から供給される1次側の油圧を、運転者の操作に応じて、2次側の油圧に変換する。2次側の油圧は、油圧ライン127を介してコントロールバルブ117に伝達されると共に、他の油圧ライン128を介して圧力センサ129に伝達される。
圧力センサ129で検出された圧力の検出結果が、制御装置130に入力される。これにより、制御装置130は、下部走行体71、旋回モータ76、ブーム82、アーム85、及びバケット86の操作の状況を検知することができる。特に、ハイブリッド型ショベルでは、旋回モータ76が旋回軸受け73を駆動する。このため、旋回モータ76を制御するためのレバーの操作量を高精度に検出することが望まれる。制御装置130は、圧力センサ129を介して、このレバーの操作量を高精度に検出することができる。
図10に示した電動発電機用インバータ90、旋回用インバータ91、及び蓄電器用コンバータ92には、上述の実施の形態に係る電力変換装置2が用いられる。この作業機械によれば、電動発電機用インバータ90、旋回用インバータ91、及び蓄電器用コンバータ92内において、大容量が必要とされる配線を、上述のブスバー構造体50を用いて構成することにより、電力変換装置を狭小スペースに効率的にレイアウトできる。
図13は、作業機械である荷役作業車両(フォークリフト)の部分破断側面図である。荷役作業車両は、フォーク211、車輪212、インストルメントパネル213、ハンドル214、レバー215、及び座席216を含む。車台に、走行モータ用インバータ220及び蓄電器用コンバータ221が、ダンパ等を介して搭載されている。走行モータ用インバータ220は、走行用モータに電力を供給する。蓄電器用コンバータ221は、蓄電器の充放電を行う。
運転者が、座席216に搭乗し、ハンドル214、複数のレバー215、アクセルペダル、ブレーキペダル、その他の各種スイッチを操作する。これらの操作により、フォーク211の昇降、荷役作業車両の前進と後退、右折と左折等の動作が行われる。これらの動作を組み合わせることにより、荷物の積み降ろし、搬送等を行うことができる。
この作業機械によれば、走行モータ用インバータ220及び蓄電器用コンバータ221において大容量が必要とされる配線を上述のブスバー構造体50を用いて構成することにより、電力変換装置を狭小スペースに効率的にレイアウトできる。
図14(a)、(b)は、作業機械である鍛造プレス機械の正面図および側面図である。
閉塞鍛造は、上下金型とパンチを用い、上下金型を型締めして素材を型空間に閉じ込めた後、素材にパンチを押し込んで型空間を埋め尽くして成形する方法である。この閉塞鍛造には複動鍛造プレスが用いられ、複数の加圧装置で上下金型とパンチとを別々のタイミングで加圧するようになっている。
鍛造プレスとして、コンロッド式、ナックル式、リンク式等の機械式のものがある。図14(a)、(b)に示すように、一般的なコンロッドプレスは、エキセン軸801と、エキセン軸801の偏心部に回転自在に嵌め込まれたコンロッド802が用いられ、コンロッド802の下端にスライド803が揺動自在に取り付けられた構造を有している。このため、エキセン軸801を回転させるとコンロッド802が揺動し、スライド803を上下に昇降させることができる。
コンロッドプレス等の機械式プレスはシンプルな回転運動と直線運動だけでスライド駆動ができるので、液圧式プレスに比べて高速かつ精度の良い運転ができる。
図15は、鍛造プレス機械のブロック図である。鍛造プレスにおいて、エキセン軸801には、減速機810等を介してサーボモータ812等の駆動機構が連結されている。そしてサーボモータ812を駆動するためにインバータ814が利用される。このインバータ814に、実施の形態に係る電力変換装置2が用いられる。
この作業機械によれば、サーボモータ駆動用のインバータ814において大容量が必要とされる配線を上述のブスバー構造体50を用いて構成することにより、電力変換装置を狭小スペースに効率的にレイアウトできる。
2…電力変換装置、4…負荷、10…P極電源ライン、12…N極電源ライン、14…平滑コンデンサ、16…パワーモジュール、18…駆動回路、20…スナバコンデンサ、22…コントローラ、30…P極直流端子、32…N極直流端子、34…交流端子、36…制御端子、38…上アームトランジスタ、40…下アームトランジスタ、42…端子台、44…出力配線、50…ブスバー構造体、51…第1ブスバー、52…第2ブスバー、53…第3ブスバー、54…第1部分、55…第1接続部分、56…第2接続部分、57…ブリッジ部分、58…第2部分、59…第3部分、60…部分、61…メインブスバー、62…ブスバーパッチ、63…第1辺、64…第2辺、65…第4部分、66…第5部分、67…第6部分、N1…第1ノード、N2…第2ノード。

Claims (11)

  1. 第1ノードから複数の第2ノードに分岐する配線をなすブスバー構造体であって、
    前記第1ノードを含み、第1平面内を延伸する第1部分を有する第1ブスバーと、
    前記第1平面と平行な第1、第2接続部分と、前記第1接続部分から第2接続部分に連続する前記第1平面と垂直なブリッジ部分と、を有する第2ブスバーと、
    前記第1平面と平行な第2平面内を延伸する第2部分と、前記第2部分と連続しかつ前記複数の第2ノードを含む第3部分と、を有する第3ブスバーと、
    を備え、
    前記第1ブスバーの第1部分と前記第2ブスバーの前記第1接続部分が電気的、機械的に接続されるとともに、前記第2ブスバーの前記第2接続部分と前記第3ブスバーの前記第2部分が電気的、機械的に接続されることを特徴とするブスバー構造体。
  2. 前記第2ブスバーは、前記第1ブスバー、前記第3ブスバーのいずれとも重ならない領域において、前記第1平面と平行な部分を有さないことを特徴とする請求項1に記載のブスバー構造体。
  3. 第1ノードから複数の第2ノードに分岐する配線をなすブスバー構造体であって、
    前記第1ノードおよび前記複数の第2ノードを含むメインブスバーと、
    前記メインブスバーに取り付けられたブスバーパッチと、
    を備えることを特徴とするブスバー構造体。
  4. 前記ブスバーパッチは、断面が略L字部分もしくは略T字部分を有するよう単一の金属導体を用いて形成され、その第1辺が前記メインブスバーと接触し、その第2辺が前記メインブスバーと垂直となる状態で、前記メインブスバーと電気的、機械的に接続されることを特徴とする請求項3に記載のブスバー構造体。
  5. 前記メインブスバーは、第1平面内を延伸する第4部分を有し、
    前記ブスバーパッチは、前記第1平面と平行な第2平面内を延伸する第5部分と、前記第5部分の一端から連続しており前記メインブスバーと接続される第6部分と、前記第5部分の他端から連続しており前記メインブスバーと接続される第7部分と、を含み、単一の金属導体を折り曲げて形成されることを特徴とする請求項3に記載のブスバー構造体。
  6. 複数のパワーモジュールと、
    コンデンサと、
    駆動対象の負荷、前記複数のパワーモジュール、前記コンデンサのいずれかの間を接続する請求項1から5のいずれかに記載のブスバー構造体と、
    を備えることを特徴とする電力変換装置。
  7. 蓄電装置と、
    電動機と、
    前記蓄電装置からの電力を受け、前記電動機を駆動する電力変換装置と、
    前記電力変換装置を収容する筐体と、
    を備え、
    前記電力変換装置は、
    複数のパワーモジュールと、
    コンデンサと、
    前記電動機、前記複数のパワーモジュール、前記コンデンサが構成する回路内の第1ノードから複数の第2ノードに分岐する配線をなすブスバー構造体と、
    を備え、
    前記ブスバー構造体は、
    前記第1ノードを含み、第1平面内を延伸する第1部分を有する第1ブスバーと、
    前記第1平面と平行な第1、第2接続部分と、前記第1接続部分から第2接続部分に連続する前記第1平面と垂直なブリッジ部分と、を有する第2ブスバーと、
    前記第1平面と平行な第2平面内を延伸する第2部分と、前記第2部分と連続しかつ前記複数の第2ノードを含む第3部分と、を有する第3ブスバーと、
    を備え、
    前記第1ブスバーの第1部分と前記第2ブスバーの前記第1接続部分が電気的、機械的に接続されるとともに、前記第2ブスバーの前記第2接続部分と前記第3ブスバーの前記第2部分が電気的、機械的に接続されることを特徴とする作業機械。
  8. 前記第2ブスバーは、前記第1ブスバー、前記第3ブスバーのいずれとも重ならない領域において、前記第1平面と平行な部分を有さないことを特徴とする請求項7に記載の作業機械。
  9. 蓄電装置と、
    電動機と、
    前記蓄電装置からの電力を受け、前記電動機を駆動する電力変換装置と、
    前記電力変換装置を収容する筐体と、
    を備え、
    前記電力変換装置は、
    複数のパワーモジュールと、
    コンデンサと、
    前記電動機、前記複数のパワーモジュール、前記コンデンサが構成する回路内の第1ノードから複数の第2ノードに分岐する配線をなすブスバー構造体と、
    を備え、
    前記ブスバー構造体は、
    前記第1ノードおよび前記複数の第2ノードを含むメインブスバーと、
    前記メインブスバーに取り付けられたブスバーパッチと、
    を備えることを特徴とする作業機械。
  10. 前記ブスバーパッチは、断面が略L字部分もしくは略T字部分を有するよう単一の金属導体を用いて形成され、その第1辺が前記メインブスバーと接触し、その第2辺が前記メインブスバーと垂直となる状態で、前記メインブスバーと電気的、機械的に接続されることを特徴とする請求項9に記載の作業機械。
  11. 前記メインブスバーは、第1平面内を延伸する第4部分を有し、
    前記ブスバーパッチは、前記第1平面と平行な第2平面内を延伸する第5部分と、前記第5部分の一端から連続しており前記メインブスバーと接続される第6部分と、前記第5部分の他端から連続しており前記メインブスバーと接続される第7部分と、を含み、単一の金属導体を折り曲げて形成されることを特徴とする請求項9に記載の作業機械。
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