JP2018148696A - 作業機械 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の電動機を有する作業機械のコスト上昇を抑制する。【解決手段】第1の電動機17及び第2の電動機18を搭載した作業機械において、インバータ10は直流電力と三相交流電力との間で双方向の電力変換を行う。インバータ10の直流側端子11に直流電源13が接続されている。直流電源13として、充電及び放電が可能な二次電池、キャパシタ等の蓄電装置が用いられる。インバータ10の交流側端子12に切替機構15が接続されている。切替機構15は、インバータ10が第1の電動機17に接続された状態と、第2の電動機18に接続された状態とを切り替えることができ、第1の電動機17及び第2の電動機18で1つのインバータ10が共用される。【選択図】図1

Description

本発明は、作業機械に関する。
エンジンをアシストするアシストモータと、旋回体を旋回させる旋回モータとを有するハイブリッド型ショベルが公知である(特許文献1)。アシストモータ及び旋回モータは、それぞれインバータを介してDCバスに接続される。DCバスは、電力を充放電可能な蓄電装置に接続される。
特開2015−96689号公報
従来のハイブリッド型ショベルではアシストモータ用のインバータと、旋回モータ用のインバータとが必要である。2台のインバータは、ショベルのコスト上昇の要因になる。
本発明の目的は、コスト上昇を抑制することができる作業機械を提供することである。
本発明の一観点によると、
第1の電動機及び第2の電動機と、
前記第1の電動機及び前記第2の電動機で共用される第1のインバータと
を有する作業機械が提供される。
第1のインバータが第1の電動機と第2の電動機とで共用されるため、電動機ごとにインバータを備える構成に比べてコストを削減することができる。
図1は、実施例による作業機械に用いられている電気駆動系の概略図である。 図2は、他の実施例によるショベルの側面図である。 図3は、図2に示した実施例によるショベルのブロック図である。 図4は、図2に示した実施例によるショベルの制御装置が実行する制御判定処理のフローチャートである。 図5は、さらに他の実施例によるショベルの主要部分のブロック図である。 図6は、さらに他の実施例によるショベルの主要部分のブロック図である。 図7は、さらに他の実施例によるショベルの主要部分のブロック図である。 図8は、さらに他の実施例によるショベルの主要部分のブロック図である。
図1を参照して、実施例による作業機械に用いられる電気駆動系について説明する。
図1は、実施例による作業機械に用いられている電気駆動系の概略図である。インバータ10が直流側端子11と交流側端子12とを有する。インバータ10は、直流電力と三相交流電力との間で双方向の電力変換を行う。インバータ10の直流側端子11に直流電源13が接続されている。インバータ10の交流側端子12に切替機構15が接続されている。直流電源13として、充電及び放電が可能な二次電池、キャパシタ等の蓄電装置が用いられる。
切替機構15に、三相交流駆動される第1の電動機17及び第2の電動機18が接続されている。切替機構15は、インバータ10が第1の電動機17に接続された状態と、第2の電動機18に接続された状態とを切り替えることができる。切替機構15として、制御装置からの指令によって切り替えを行うスイッチ、手動で切り替えを行うスイッチ等を用いることができる。なお、切替機構15として、コネクタの繋ぎ替えによって切り替えを行う機構を採用してもよい。
インバータ10に第1の電動機17を接続した状態では、直流電源13からの放電電力により第1の電動機17を駆動することができる。また、第1の電動機17を発電機として動作させる場合には、第1の電動機17で発電された電力を直流電源13に供給し、直流電源13を充電することができる。同様に、インバータ10に第2の電動機18を接続した状態では、直流電源13からの放電電力により第2の電動機18を駆動し、第2の電動機18で発電された電力によって直流電源13を充電することができる。
図1に示した実施例による電気駆動系においては、第1の電動機17と第2の電動機18とで1台のインバータ10が共用される。第1の電動機17と第2の電動機18とを同時に動作させることはできないが、いずれか一方を選択して動作させることができる。図1に示した実施例の構成を採用することにより、第1の電動機17を駆動するインバータと、第2の電動機18を駆動するインバータとを別々に準備する構成と比べてコスト削減を図ることができる。
図1に示した実施例では、1台のインバータ10に2台の第1の電動機17及び第2の電動機18を接続可能な構成としたが、3台以上の電動機を1台のインバータに接続可能な構成としてもよい。また、図1に示した実施例では、直流電源13として充放電可能な蓄電装置を用いたが、商用電源と整流器とで直流電源13を構成してもよい。
次に、図2〜図4を参照して、他の実施例による作業機械について、ショベルを例に取りあげて説明する。
図2は、本実施例によるショベルの側面図である。下部走行体20に旋回体21が旋回可能に搭載されている。旋回体21にアタッチメント35が取り付けられている。アタッチメント35は、ブーム32、アーム33、及びバケット34を含む。ブームシリンダ36がブームを起伏方向に駆動する。アームシリンダ37がアーム33をブーム32に対して開閉方向に駆動する。バケットシリンダ38がバケット34をアーム33に対して開閉方向に駆動する。
旋回体21にキャビン22が搭載されている。キャビン22内に、下部走行体20の走行、旋回体21の旋回、ブーム32の起伏、アーム33の開閉、バケット34の開閉等の操作を行うための操作レバー等からなる操作装置23が設けられている。
図3は、本実施例によるショベルの機能を示すブロック図である。エンジン53及び電動発電機51が、それぞれトルク伝達機構54の2本の入力軸に接続されている。エンジン53には、ディーゼルエンジン等の内燃機関が用いられる。トルク伝達機構54の出力軸にメインポンプ55及びパイロットポンプ24が接続されている。電動発電機51は、エンジン53からの動力を受けて発電を行う発電機、及びエンジン53をアシストするアシストモータとして動作可能である。
旋回モータ52の回転軸にレゾルバ59、機械式ブレーキ58、及び減速機57が接続されている。旋回モータ52は、減速機57を介して旋回体21を旋回させる。また、旋回モータ52は旋回体21の運動エネルギを電気エネルギに変換する回生ブレーキとしても動作可能である。
電動発電機51及び旋回モータ52が、切替機構43を介して1つのインバータ41に接続されている。切替機構43は、電動発電機51がインバータ41に接続された状態と、旋回モータ52がインバータ41に接続された状態とを切り替えることができる。インバータ41は直流電力と三相交流電力との間で双方向の電力変換を行う。インバータ41の直流側端子に蓄電回路42が接続されている。例えば、インバータ41は、蓄電回路42の直流電力を三相交流電力に変換して切替機構43に出力し、切替機構43から入力される三相交流電力を直流電力に変換して蓄電回路42に供給することができる。
蓄電回路42は、昇降圧コンバータ42Aと、充放電可能な蓄電装置42Bとを含む。昇降圧コンバータ42Aは蓄電装置42Bの充放電を制御する。例えば、蓄電装置42Bの放電時には、昇降圧コンバータ42Aは、蓄電装置42Bの電圧を昇圧してインバータ41に電力を供給し、蓄電装置42Bの充電時には、インバータ41からの出力電圧を降圧して蓄電装置42Bに電力を供給する。
メインポンプ55は、コントロールバルブ56に高圧の作動油を供給する。パイロットポンプ24が操作装置23に一次側パイロット圧を供給する。操作装置23は、オペレータの操作に応じて一次側パイロット圧を二次側パイロット圧に変換し、コントロールバルブ56及び圧力センサ44に供給する。
コントロールバルブ56は、二次側パイロット圧に応じて、ブームシリンダ36、アームシリンダ37、バケットシリンダ38、油圧モータ39A、39Bに高圧の作動油を分配する。油圧モータ39A、39Bは、下部走行体20(図1)の左右のクローラを駆動する。メインポンプ55、コントロールバルブ56、ブームシリンダ36、アームシリンダ37、バケットシリンダ38、油圧モータ39A、39Bからなる油圧系統がエンジン53によって駆動される。
圧力センサ44は二次側パイロット圧を電気信号に変換し、変換された電気信号が制御装置40に入力される。制御装置40は、オペレータの操作に応じた電気信号に基づいて、インバータ41、昇降圧コンバータ42A、切替機構43、及び機械式ブレーキ58を制御する。さらに、制御装置40は、インバータ41、切替機構43等の動作状態をオペレータに通知するためのメッセージを出力装置45に出力させる。
制御装置40は、蓄電装置42Bに接続された電圧センサ及び電流センサから電圧値及び電流値を読み取り、蓄電装置42Bの充電状態(SOC)を算出する機能を持つ。制御装置40は、蓄電装置42BのSOCに基づいて、インバータ41及び切替機構43を制御する。さらに、制御装置40は、インバータ41等の動作状態をオペレータに通知するためのメッセージを出力装置45に出力させる。出力装置45は、例えば画像表示装置であり、キャビン22(図2)内に配置されている。
図4は、制御装置40が実行する制御判定処理のフローチャートである。この制御判定処理は、周期的に起動される。制御判定処理が起動されると、制御装置40は、蓄電装置42BのSOCを算出し、算出値が下限閾値以下か否かを判定する(ステップS01)。下限閾値は、予め制御装置40に記憶されている。SOCの算出値が下限閾値以下である場合、制御装置40は、切替機構43を制御して、インバータ41を電動発電機51に接続する(ステップS02)。さらに、制御装置40は機械式ブレーキ58を制動状態にすることにより、旋回体21に制動力を印加した状態にする。さらに、制御装置40は、蓄電装置42Bが充電中であることをオペレータに通知するメッセージを出力装置45(図3)に出力させる(ステップS03)。その後、制御装置40は、電動発電機51を発電運転させることにより、蓄電装置42Bを充電する(ステップS04)。
ステップS01で、蓄電装置42BのSOCが下限閾値よりも高いと判定された場合、制御装置40は、旋回操作が行われているか否かを判定する(ステップS05)。旋回操作が行われている場合には、制御装置40は、切替機構43を制御してインバータ41を旋回モータ52に接続する(ステップS06)。この状態で、操作指令に応じて旋回モータ52を制御する(ステップS07)。
ステップS05で、旋回操作が行われていないと判定された場合には、制御装置40は、油圧操作が行われているか否かを判定する(ステップS08)。油圧操作が行われている場合には、制御装置40は、切替機構43を制御してインバータ41を電動発電機51に接続する(ステップS09)。さらに、制御装置40は機械式ブレーキ58を制動状態にすることにより、旋回体21に制動力を印加した状態にする。この状態で、エンジンの回転数に応じて電動発電機51をアシスト運転させる(ステップS10)。
ステップS08で、油圧操作が行われていないと判定された場合には、制御装置40は、蓄電装置42BのSOCが上限閾値以上か否かを判定する(ステップS11)。蓄電装置42BのSOCが上限閾値未満である場合には、制御装置40は、切替機構43を制御してインバータ41を電動発電機51に接続する(ステップS12)。さらに、制御装置40は機械式ブレーキ58を制動状態にすることにより、旋回体21に制動力を印加した状態にする。この状態で、電動発電機51を発電運転させる(ステップS13)。これにより、蓄電装置42Bが充電される。
ステップS11で、蓄電装置42BのSOCが上限閾値以上であると判定された場合、制御装置40は制御判定処理を終了する。
ステップS05で旋回操作有りと判定された場合、制御装置40は機械式ブレーキ58を開放状態にして旋回モータ52を駆動すると同時に、エンジン53(図3)でメインポンプ55を駆動することにより、ブームシリンダ36等の油圧負荷を動作させることができる。このように、蓄電装置42BのSOCが下限閾値よりも高い状態では、電力系の旋回操作と油圧系の種々の操作との両方を同時に行う複合操作が可能である。
次に、図2〜図4に示した実施例の優れた効果について説明する。
本実施例では、1台のインバータ41のみで電動発電機51及び旋回モータ52を時間的に切り替えて駆動することができる。このため、電動発電機51及び旋回モータ52ごとにインバータを備える構成と比べて、コスト削減を図ることができる。
蓄電装置42BのSOCが下限閾値以下である場合には、オペレータが旋回操作をしても旋回モータ52は駆動されない(ステップS02〜S04)。このとき、蓄電装置42Bが充電中であることをオペレータに知らせるメッセージが出力装置45に出力される(ステップS03)ため、オペレータは充電が完了するまで操作ができないことに気付くことができる。これにより、オペレータが、ショベルの故障であると誤判断してしまうことを防止できる。
蓄電装置42BのSOCが下限閾値より高いときは、オペレータは旋回操作及び油圧操作のいずれも行うことが可能である。このため、蓄電装置42Bとして、SOCが下限閾値以下になり難い大容量の蓄電池を用いる場合に、本実施例は特に有効である。
旋回操作及び油圧操作のいずれも行われていない場合には、蓄電装置42Bの充電が行われる(ステップS13)。このため、旋回操作、油圧操作、及び休止が繰り返されるような作業を行っている場合に、蓄電装置42BのSOCを上限閾値の近傍に維持しておくことが可能である。従って、休止期間が周期的に現れるような決まった動作を自動制御で行う場合に、本実施例は特に有効である。
次に、図2〜図4に示した実施例の変形例について説明する。本実施例では、油圧操作が行われているときに、電動発電機51をアシスト運転させた(ステップS10)。油圧操作が行われていてもブームシリンダ36(図3)等の油圧負荷に要求されるパワーが小さい場合(エンジン53の出力に余裕がある場合)には、蓄電装置42BのSOCに応じて電動発電機51を発電運転させてもよい。このような制御を行うことにより、蓄電装置42BのSOCが下限閾値以下になるような状況が発生し難くなる。これにより、蓄電装置42BのSOCが下限閾値以下になって旋回操作及び油圧操作が行えなくなるという事態の発生を極力回避することができる。
次に、図5を参照して、さらに他の実施例によるショベルについて説明する。以下、図2〜図4に示した実施例と共通の構成については説明を省略する。
図5は、本実施例によるショベルの主要部分のブロック図である。図3に示した実施例では、切替機構43に電動発電機51と旋回モータ52とが接続されているが、本実施例では、切替機構43に電動発電機51と油圧駆動用モータ60とが接続されている。油圧駆動用モータ60は油圧ポンプ61を駆動する。油圧ポンプ61から吐出される作動油は、エンジン53及び電動発電機51で駆動されるメインポンプ55から吐出される作動油に合流してコントロールバルブ56に供給される。
切替機構43を制御してインバータ41を油圧駆動用モータ60に接続することにより、油圧ポンプ61からコントロールバルブ56に作動油を供給することができる。
図5では、メインポンプ55から吐出された作動油と油圧ポンプ61から吐出された作動油とを合流させる構成としたが、メインポンプ55と油圧ポンプ61とが異なる油圧アクチュエータに作動油を供給する構成としてもよい。
図5に示した実施例においては、電動発電機51と油圧駆動用モータ60とでインバータ41が共用されている。このため、電動発電機51と油圧駆動用モータ60とに対応して2台のインバータを配置する構成と比べて、コスト削減を図ることができる。
次に、図6を参照して、さらに他の実施例によるショベルについて説明する。以下、図2〜図4に示した実施例と共通の構成については説明を省略する。
図6は、本実施例によるショベルの主要部分のブロック図である。本実施例では、図3に示した走行用の油圧モータ39A、39Bに代えて走行モータ65が用いられる。切替機構43に旋回モータ52と走行モータ65とが接続されている。ショベルを走行させるときには、インバータ41を走行モータ65に接続し、旋回体21(図2)を旋回させるときには、インバータ41を旋回モータ52に接続する。
本実施例では、走行と旋回とを同時に並行して行うことはできないが、1台のインバータ41により走行及び旋回のいずれの動作をも行うことが可能である。走行モータ65及び旋回モータ52に対応して2台のインバータを配置する構成と比べて、コスト削減を図ることができる。
図6に示した実施例において、旋回モータ52に代えて電動発電機51(図3)を切替機構43に接続してもよい。このとき、旋回モータ52に対しては、個別のインバータを準備するとよい。
次に、図7を参照して、さらに他の実施例によるショベルについて説明する。以下、図2〜図4に示した実施例によるショベルと共通の構成については説明を省略する。
図7は、本実施例によるショベルの主要部分のブロック図である。本実施例によるショベルは、2台のインバータ41A、41Bを含む。2台のインバータ41A、41Bの直流側端子が、共に蓄電回路42に接続されている。
切替機構43は、電動発電機51をインバータ41A及び41Bの一方に接続することができ、旋回モータ52をインバータ41A及び41Bの他方に接続することができる。電動発電機51と旋回モータ52とが同時に同一のインバータに接続されることはない。また、切替機構43は、電動発電機51及び旋回モータ52の少なくとも一方を、いずれのインバータにも接続しない非接続状態にすることができる。非接続状態では、インバータ41A、41Bの一方は、電動発電機51及び旋回モータ52の双方から切り離された状態になる。
制御装置40は、インバータ41A、41Bの故障を検知する機能を有する。例えば、インバータ41A、41Bの各々の入出力電圧、入出力電流等を計測することにより、故障を検知することができる。
次に、制御装置40が実行するインバータの切り替え制御について説明する。制御装置40は、通常時運転モードと非常時運転モードとの2つの運転モードのいずれかでインバータ41A、41B、及び切替機構43を制御する。
インバータ41A、41Bの両方が正常に動作可能である場合には、制御装置40は、通常時運転モードでインバータ41A、41Bを運転する。通常時運転モードでは、制御装置40は、電動発電機51をインバータ41A及び41Bの一方に接続し、旋回モータ52をインバータ41A及び41Bの他方に接続する。通常時運転モードでは、電動発電機51と旋回モータ52とを同時に並行して駆動することができる。
インバータ41A、41Bの一方が故障している場合には、制御装置40は、非常時運転モードでインバータ41A、41Bを運転する。非常時運転モードでは、故障しているインバータを電動発電機51及び旋回モータ52のいずれにも接続しないようにし、正常なインバータのみで電動発電機51及び旋回モータ52を駆動する。正常なインバータ及び切替機構43の制御方法、及び電動発電機51及び旋回モータ52の駆動方法は、図2〜図4に示した実施例の場合と同様である。
次に、図7に示した実施例の優れた効果について説明する。
2台のインバータ41A、41Bが正常である場合には、電動発電機51と旋回モータ52とを同時に並行して駆動することができる。インバータ41A、41Bの一方が故障した場合でも、図2〜図4に示した実施例による駆動方法を採用することにより、ショベルの運転を継続することができる。
電動発電機51用のインバータと旋回モータ52用のインバータとの対応関係が固定されている構成では、旋回モータ52用のインバータが故障すると旋回モータ52を回生ブレーキとして動作させることができなくなる。この状態で旋回体21を停止させるためには、機械式ブレーキ58を動作させ、機械式ブレーキ58のみの制動トルクで旋回体21を停止させなければならない。このため、機械式ブレーキ58の摩耗が生じやすくなる。さらに、バケット34(図2)の軌跡がオペレータの想定した移動経路から外れてしまうことが懸念される。
これに対し、図7に示した実施例では、旋回モータ52用のインバータが故障した場合、切替機構43を制御して、旋回モータ52を正常なインバータに接続することにより、旋回モータ52を回生ブレーキとして動作させることができる。このため、機械式ブレーキ58の摩耗の増大を回避することができる。さらに、バケット34の軌跡が、オペレータの想定した移動経路から外れにくくなる。
また、図7に示した実施例では、一方のインバータが故障した場合であっても、旋回モータ52を正常なインバータに接続して旋回体21を旋回させることができる。このため、故障したインバータの点検、修理を行う前に、旋回体21の姿勢を、点検及び修理し易い姿勢に簡単に修正することができる。
次に、図8を参照して、さらに他の実施例によるショベルについて説明する。以下、図7に示した実施例によるショベルと共通の構成については説明を省略する。
図8は、本実施例によるショベルの主要部分のブロック図である。図8に示した実施例では、電動発電機51、油圧駆動用モータ60、走行モータ65、及び旋回モータ52が、切替機構43を介して2台のインバータ41A及び41Bに接続されている。切替機構43は、電動発電機51、油圧駆動用モータ60、走行モータ65、及び旋回モータ52のうち1つを、インバータ41A及びインバータ41Bの一方のインバータに接続し、他の1つを他方のインバータに接続することができる。
本実施例においては、電動発電機51、油圧駆動用モータ60、走行モータ65、及び旋回モータ52の4つのモータによって、2つのインバータ41A、41Bが共用される。本実施例においては、電動発電機51、油圧駆動用モータ60、走行モータ65、及び旋回モータ52から選択された2つのモータを同時に駆動することができる。それぞれのモータに専用のインバータを備えた構成に比べて、インバータの台数を削減することができるため、コスト削減効果が得られる。
上記実施例では、作業機械の例としてショベルを取り上げたが、複数のモータで1つのインバータを共用するという技術的思想は、ショベル以外の他の作業機械に適用することも可能である。例えば、リフティングマグネット機、クレーンシステム等の作業機械に適用することが可能である。
上述の各実施例は例示であり、異なる実施例で示した構成の部分的な置換または組み合わせが可能であることは言うまでもない。複数の実施例の同様の構成による同様の作用効果については実施例ごとには逐次言及しない。さらに、本発明は上述の実施例に制限されるものではない。例えば、種々の変更、改良、組み合わせ等が可能なことは当業者に自明であろう。
10 インバータ
11 直流側端子
12 交流側端子
13 直流電源
15 スイッチ
17 第1の電動機
18 第2の電動機
20 下部走行体
21 旋回体
22 キャビン
23 操作装置
24 パイロットポンプ
32 ブーム
33 アーム
34 バケット
35 アタッチメント
36 ブームシリンダ
37 アームシリンダ
38 バケットシリンダ
39A、39B 油圧モータ
40 制御装置
41、41A、41B インバータ
42 蓄電回路
42A 昇降圧コンバータ
42B 蓄電装置
43 切替機構
44 圧力センサ
45 出力装置
51 電動発電機
52 旋回モータ
53 エンジン
54 トルク伝達機構
55 油圧ポンプ
56 油圧負荷
57 減速機
58 機械式ブレーキ
59 レゾルバ
60 油圧駆動用モータ
61 油圧ポンプ
65 走行モータ

Claims (7)

  1. 第1の電動機及び第2の電動機と、
    前記第1の電動機及び前記第2の電動機で共用される第1のインバータと
    を有する作業機械。
  2. さらに、前記第1のインバータが前記第1の電動機に接続された状態と、前記第2の電動機に接続された状態とを切り替える切替機構を有する請求項1に記載の作業機械。
  3. さらに、
    前記切替機構及び前記第1のインバータを制御する制御装置と、
    前記第1のインバータに接続され、充放電可能な蓄電装置と
    を有し、
    前記制御装置は、前記蓄電装置の充電状態に応じて前記切替機構を制御する機能を持つ請求項2に記載の作業機械。
  4. さらに、
    前記第1の電動機に動力を供給する内燃機関と、
    前記内燃機関によって駆動される油圧系統と
    を有し、
    前記制御装置は、前記油圧系統に対する操作、及び前記第2の電動機に対する操作に応じて前記切替機構を制御する請求項3に記載の作業機械。
  5. さらに、
    下部走行体と、
    前記下部走行体に旋回可能に搭載された旋回体と
    を有し、
    前記第2の電動機は前記旋回体を旋回させる旋回モータまたは前記下部走行体を走行させる走行モータである請求項4に記載の作業機械。
  6. さらに、
    油圧負荷と、
    前記油圧負荷に作動油を供給する油圧ポンプと
    を有し、
    前記第2の電動機は前記油圧ポンプを駆動する請求項4に記載の作業機械。
  7. さらに、第2のインバータを有し、
    前記切替機構は、前記第2のインバータが前記第1の電動機に接続された状態と、前記第2の電動機に接続された状態とを切り替える機能を有し、
    前記制御装置は、
    前記第1のインバータ及び前記第2のインバータが正常であるとき、一方を前記第1の電動機に接続し、他方を前記第2の電動機に接続し、
    前記第1のインバータ及び前記第2のインバータの一方が故障しているとき、故障しているインバータは前記第1の電動機及び前記第2の電動機のいずれにも接続せず、正常なインバータを前記第1の電動機に接続した状態と、前記第2の電動機に接続した状態とを切り替える制御を行う請求項3乃至6のいずれか1項に記載の作業機械。
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