JP2015142330A - 負荷駆動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電源スイッチの開放故障等により出力トランジスタへの駆動用電源が遮断された状態でも、負荷出力端子の電圧に応じたモニタ信号を正しいレベルで出力する。
【解決手段】電源スイッチ23の開放故障等により駆動IC8の電源端子8aへの電源供給が途絶えると、制御用電源線4から抵抗22、ダイオード14、駆動制御回路10の電源端子間を通して電流の回り込みが発生する。マイコン2がHレベルの駆動信号Dを出力すると、マイコン2から抵抗20、ダイオード13、駆動制御回路10の電源端子間を通して電流の回り込みが発生する。電源端子8aとグランドとの間に接続された抵抗12の抵抗値R3を、電源端子8aへの電源供給が途絶え且つマイコン2からHレベルの駆動信号Dが出力されているときに、出力端子8eの電圧レベルがマイコン2のしきい値電圧Vthよりも低くなるように設定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ハイサイド駆動の負荷駆動装置に関する。
負荷出力端子とグランドとの間に接続された負荷を駆動するため、汎用の駆動ICを搭載した負荷駆動装置が用いられている。駆動ICは、その電源端子と出力端子との間に接続された出力トランジスタ、信号入力端子に入力される駆動信号に基づいて出力トランジスタを駆動するドライバ、負荷出力端子の電圧に応じたモニタ信号を信号出力端子から出力する電圧モニタ回路などを備えている。
駆動ICの出力トランジスタが短絡モードで故障した場合などに備えて、駆動用電源線と駆動ICの電源端子との間には電源スイッチが設けられている。また、信号入力端子または信号出力端子から駆動IC内に侵入するノイズ電圧をクランプするため、信号入力端子と電源端子との間および信号出力端子と電源端子との間にそれぞれ保護ダイオードが設けられている。
さらに、信号出力端子はプルアップ抵抗により制御用電源線に接続されている。また、上述したノイズ電圧或いは負荷駆動中に電源端子への電源供給が途絶えたときに発生する負のサージ電圧が加わったときに保護ダイオードを通して流れる電流を制限するため、マイコンから駆動ICの信号入力端子および信号出力端子に至る経路に抵抗が設けられている。
マイコンは、電源スイッチをオンした状態で、駆動ICにオン/オフ駆動信号を与えて負荷を駆動する。マイコンは、駆動ICから出力されるモニタ信号により駆動ICの負荷出力端子の電圧状態を監視し、その電圧状態が自ら指令した駆動状態と一致するか否かを判定する。不一致と判定した場合には、電源スイッチをオフして駆動ICへの電源供給を遮断する。
特開平5−113836号公報
保護ダイオードは、駆動ICの通常動作時に逆バイアスとなる。これに対し、保護ダイオードは、信号入力端子または信号出力端子に電源電圧を超えるノイズ電圧が加わった時、或いは電源端子に負のサージ電圧が発生した時に順バイアスとなる。
しかし、電源スイッチがオフするなどして駆動ICへの電源供給が途絶えると、制御用電源線からプルアップ抵抗と保護ダイオードを通して電流の回り込みが生じ、その回り込み電流により信号出力端子の電位が高電位側にシフトする。特許文献1には、保護ダイオードによる回り込み電流について記載されている。上述した負荷駆動装置は、電源スイッチが開放モードで故障したときなどに、マイコンが指令した駆動状態と一致するモニタ信号を出力する可能性があり、マイコンが故障判定を誤る虞があった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、電源スイッチの開放故障等により出力トランジスタへの駆動用電源の供給が途絶えた状態でも、負荷出力端子の電圧に応じたモニタ信号を正しいレベルで出力することができる負荷駆動装置を提供することにある。
請求項1に記載した負荷駆動装置は、負荷出力端子とグランドとの間に接続された負荷を駆動する。負荷駆動装置は、駆動用電源線と負荷出力端子との間に給電ノードを挟んで直列に接続された電源スイッチおよび出力トランジスタを備えている。さらに、負荷駆動装置は、駆動制御回路、プルアップ抵抗、ダイオード、制限抵抗およびインピーダンス調整抵抗を備えている。
駆動制御回路は、一対の電源端子がそれぞれ給電ノードとグランドに接続されており、信号入力端子に入力された駆動信号に基づいて出力トランジスタをオンオフ駆動し、負荷出力端子の電圧に応じたモニタ信号を信号出力端子から出力する。プルアップ抵抗は、制御用電源電圧を供給する制御用電源線と駆動制御回路の信号出力端子との間に接続されている。このプルアップ抵抗は、例えば駆動制御回路の信号出力端子がオープンドレインの構成を持つ場合などに必要である他、耐ノイズ性を高める効果を奏する。
ダイオードは、駆動制御回路の信号入力端子と給電ノードとの間および駆動制御回路の信号出力端子と給電ノードとの間にそれぞれ逆方向の極性に接続されている。ダイオードは、信号入力端子または信号出力端子から駆動制御回路に侵入するノイズ電圧を制限するために作用する。制限抵抗は、駆動信号を出力する外部装置から駆動制御回路の信号入力端子に至る経路に設けられており、ダイオードを通して流れる電流を制限する。
インピーダンス調整抵抗は、給電ノードとグランドとの間に接続され、給電ノードへの電源供給が途絶え、且つ外部装置から制御用電源電圧に等しい駆動信号が出力されているときに、駆動制御回路の信号出力端子の電圧レベルが所定のしきい値電圧よりも低くなる抵抗値に設定されている。
この構成によれば、電源スイッチの開放故障、駆動用電源線から給電ノードまでの給電経路の断線などにより給電ノードへの電源供給が途絶えると、制御用電源線からプルアップ抵抗、ダイオードおよび駆動制御回路の電源端子間を通して電流の回り込みが発生する。さらに、外部装置が例えば制御用電源電圧に等しい電圧レベル(以下、Hレベルと称す)の駆動信号を出力すると、外部装置から制限抵抗、ダイオードおよび駆動制御回路の電源端子間を通して電流の回り込みが発生する。外部装置がグランド電位レベル(以下、Lレベルと称す)の駆動信号を出力する場合には、後者の電流の回り込みは発生しない。
電流の回り込みにより、駆動制御回路の信号出力端子の電圧が持ち上げられる。この場合、駆動信号がHレベルのときの信号出力端子の電圧は、駆動信号がLレベルのときの信号出力端子の電圧よりも高くなる。その結果、給電ノードへの電源供給がなく負荷出力端子の電圧がゼロのときでも、駆動信号のレベル(H/L)に応じて信号出力端子の電圧が2つのレベルの間で変化する。外部装置のしきい値電圧がこれら2つのレベルの間に存在すると、外部装置は、出力する駆動信号と入力するモニタ信号(信号出力端子の電圧)の状態が一致していると誤判定する。
本手段によれば、インピーダンス調整抵抗の作用により、H/L何れのレベルの駆動信号が出力されているときでも、駆動制御回路の信号出力端子の電圧レベルがしきい値電圧よりも低くなる。これにより、駆動制御回路は、負荷出力端子の電圧に応じたモニタ信号を正しいレベルで出力することができ、外部装置による誤判定を防止することができる。
請求項2記載の手段によれば、プルアップ抵抗と制限抵抗との並列抵抗値をRa、駆動制御回路の電源端子間のインピーダンスとインピーダンス調整抵抗との並列抵抗値をRb、制御用電源線の電圧をVcc、ダイオードの順方向電圧をVf、しきい値電圧をVthとしたとき、インピーダンス調整抵抗の抵抗値は、
{(Vcc−Vf)/(Ra+Rb)×Rb}+Vf<Vth
の条件を満たすように設定されている。
この式の左辺は、Hレベルの駆動信号が出力されている場合に、制御用電源線とグランドとの間に、プルアップ抵抗と制限抵抗との並列抵抗、ダイオード、および駆動制御回路の電源端子間のインピーダンスとインピーダンス調整抵抗との並列抵抗が直列に接続されているとして求めた信号出力端子の電圧である。
請求項3記載の手段によれば、インピーダンス調整抵抗と直列に、給電ノードに電源が供給されていないときにオフし、給電ノードに電源が供給されているときにオンするスイッチ回路を備えている。この構成によれば、給電ノードに電源が供給されている通常動作時にインピーダンス調整抵抗が切り離されるので、通常動作においてインピーダンス調整抵抗での損失をゼロにできる。
第1の実施形態を示す負荷駆動装置の構成図 駆動制御回路のブロック構成図 駆動ICに電源供給されているときの波形図 駆動ICへの電源供給が途絶えたときの波形図 駆動ICへの電源供給が途絶えたときの従来構成の波形図 第2の実施形態を示す図1相当図
各実施形態において実質的に同一部分には同一符号を付して説明を省略する。
(第1の実施形態)
本発明を車両のエンジンECUに適用した第1の実施形態について図1から図5を参照しながら説明する。ECUは、負荷駆動装置1とマイクロコンピュータ2(以下、マイコン2と称す)を備えている。負荷駆動装置1は、図示しないバッテリから駆動用電源線3を通して与えられる駆動用電源電圧(バッテリ電圧VB)により動作する。マイコン2は、図示しない電源回路から制御用電源線4を通して与えられる制御用電源電圧Vccにより動作する。
負荷駆動装置1の負荷出力端子5とグランドとの間には、電磁ソレノイドなどの負荷6が接続されている。負荷6は誘導性負荷であるため、断電時の電流を還流させるダイオード7が設けられている。負荷駆動装置1は、マイコン2から入力した制御信号Pに従ってバッテリ電圧VBの供給の有無を制御し、マイコン2から入力した駆動信号Dに従って負荷6を駆動し、負荷出力端子5の出力電圧を検出してその出力電圧に応じたモニタ信号Mをマイコン2に出力する。
負荷駆動装置1は駆動IC8を備えている。駆動IC8は、その電源端子8aと出力端子8bとの間にNチャネル型MOSトランジスタ9を備えており、電源端子8aとグランド端子8cとの間に駆動制御回路10を備えている。トランジスタ9は出力トランジスタに相当し、出力トランジスタが高電位側、負荷が低電位側に配置されるハイサイド駆動の形式となる。
出力端子8bは、上述した負荷出力端子5に接続されている。駆動IC8の信号入力端子8dには駆動信号Dが与えられる。駆動IC8の信号出力端子8eは、Nチャネル型MOSトランジスタ11を介したオープンドレイン端子であってモニタ信号Mを出力する。電源端子8aは給電ノードに相当し、電源端子8aとグランド端子8cとの間にインピーダンス調整抵抗12が接続されている。
電源端子8aと入力端子8dとの間および電源端子8aと出力端子8eとの間には、それぞれダイオード13、14が接続されている。ダイオード13、14は、入力端子8d、出力端子8eから駆動IC8内に侵入するノイズ電圧をクランプするために設けられている。
駆動制御回路10は、図2に示すように電源回路15、ドライバ16、電圧検出回路17、過電圧検出回路18、ロジック回路19などから構成されている。電源回路15は、電源端子8aに印加される電源電圧から駆動IC8内に供給する電源電圧を生成する。ドライバ16は、トランジスタ9に対しレベルシフトしたゲート電圧を出力する。電圧検出回路17は、出力電圧と基準電圧とを比較してモニタ信号を生成する。過電圧検出回路18は、電源端子8aに印加される電源電圧が過電圧となったことを検出する。ロジック回路19は、駆動制御回路10内の各回路を制御する。
負荷駆動中に電源端子8aへの電源供給が途絶えたときに発生する負のサージ電圧が発生するので、マイコン2から駆動IC8の入力端子8dに至る信号経路には、ダイオード13に流れる電流を制限するための抵抗20が設けられている。マイコン2から駆動IC8の出力端子8eに至る信号経路には、ダイオード14に流れる電流を制限するための抵抗21が設けられている。出力端子8eは抵抗22を介して制御用電源線4にプルアップされている。なお、入力端子8dとグランドとの間および出力端子8eとグランドとの間には、基板のパッドとグランド層との間に形成される浮遊容量C1、C2が存在する。
駆動用電源線3と駆動IC8の電源端子8a(給電ノード)との間には電源スイッチ23が介在している。電源スイッチ23は、マイコン2からの制御信号Pにより駆動されるトランジスタ24、駆動用電源線3と駆動IC8の電源端子8aとの間に接続されたPチャネル型MOSトランジスタ25、およびトランジスタ25のゲート・ソース間に接続された抵抗26から構成されている。
次に、図3から図5も参照しながら本実施形態の作用を説明する。ECUにバッテリ電圧VBが供給されて電源電圧Vccが立ち上がると、マイコン2はHレベルの制御信号Pを出力する。これによりトランジスタ24、25ひいては電源スイッチ23がオンする。電源電圧Vccはバッテリ電圧VBよりも低いので、ダイオード13、14は逆バイアスされている。
負荷駆動装置1が正常である場合、図3の前半に示すように、駆動信号DがHレベルになるとトランジスタ9がオンして出力電圧がほぼバッテリ電圧VBに等しくなり、駆動信号DがLレベルになるとトランジスタ9がオフして出力電圧が0Vになる。電圧検出回路17は、出力電圧を基準電圧と比較して二値化する。
ロジック回路19は、出力電圧が基準電圧以上の場合にLレベルの信号を出力し、出力電圧が基準電圧未満の場合にHレベルの信号を出力する。この信号はトランジスタ11で反転されるので、駆動IC8は、出力電圧が基準電圧以上の場合にHレベル、出力電圧が基準電圧未満の場合にLレベルとなるモニタ信号Mを出力する。マイコン2は、駆動信号Dのレベルとモニタ信号Mのレベルが一致していることに基づいて負荷駆動装置1が正常であると判定する。
トランジスタ9が開放故障すると、図3の後半に示すように、駆動信号DがHレベルになっても出力電圧は0Vを維持する。このため、駆動IC8は、Lレベルのモニタ信号Mを出力し続ける。マイコン2は、駆動信号Dのレベルとモニタ信号Mのレベルが不一致となることに基づいて負荷駆動装置1に異常が生じたと判定し、制御信号PをLレベルにして駆動IC8への電源供給を停止する。
続いて、電源スイッチ23が開放故障した場合、或いは駆動用電源線3から駆動IC8の電源端子8aまでの給電経路に断線が生じた場合について説明する。図4に示す時刻t1で故障または断線が生じると、駆動IC8への電源供給が途絶える。このとき、駆動IC8の駆動制御回路10は動作を停止し、トランジスタ9、11はオフ状態に移行する。動作を停止した駆動制御回路10の電源端子間のインピーダンスは無限大とはならず、有限の値ZRになる。
このとき、電源電圧Vccの制御用電源線4から抵抗22、ダイオード14および駆動制御回路10を通して電流の回り込みが発生する。さらに、マイコン2がHレベルの駆動信号Dを出力すると、マイコン2から抵抗20、ダイオード13および駆動制御回路10を通して電流の回り込みが発生する。マイコン2がLレベルの駆動信号Dを出力しているときは、後者の電流の回り込みは発生しない。
この電流の回り込みにより、駆動IC8の出力端子8eの電圧が持ち上げられる。いま、抵抗20の抵抗値をR1、抵抗22の抵抗値をR2、抵抗12の抵抗値をR3、ダイオード13、14の順方向電圧をVfとすれば、駆動信号DがLレベルのときの出力端子8eの電圧VM1、駆動信号DがHレベルのときの出力端子8eの電圧VM2は、それぞれ(1)式、(2)式のようになる。Ra、Rbは、それぞれ(3)式、(4)式で表すことができる。
VM1={(Vcc−Vf)/(R2+Rb)×Rb}+Vf …(1)
VM2={(Vcc−Vf)/(Ra+Rb)×Rb}+Vf …(2)
Ra=R1・R2/(R1+R2) …(3)
Rb=ZR・R3/(ZR+R3) …(4)
上記(1)式と(2)式を比較するとVM1<VM2の関係が成立する。このため、駆動IC8への電源供給が途絶えて出力端子8b(負荷出力端子5)の電圧がゼロのときでも、出力端子8eの電圧は駆動信号Dのレベルに応じてVM1とVM2に変化する。マイコン2の入力ポートのしきい値電圧をVthとして(5)式の条件が満たされれば、マイコン2は図3に示す場合と同様に、出力端子8eの電圧(モニタ信号M)に基づいて出力電圧の異常を判定することができる。
{(Vcc−Vf)/(Ra+Rb)×Rb}+Vf<Vth …(5)
これに対しVM1<Vth<VM2の電圧条件になると、図5に示すように駆動信号Dのレベルとモニタ信号Mのレベルが一致するため、マイコン2は負荷駆動装置1が正常であると誤判定してしまう。従って、インピーダンス調整抵抗12の抵抗値R3は、(5)式の条件が満たされるように設定されている。
また、基板の構造により浮遊容量C1、C2が大きい場合には、マイコン2に入力されるモニタ信号Mのディレイが増えるため、マイコン2による保護動作が遅れることが懸念される。このような場合には、抵抗20、22の抵抗値R1、R2を下げるとともに、抵抗12の抵抗値も下げればよい。
以上説明した本実施形態によれば、インピーダンス調整抵抗12の抵抗値R3を(5)式を満たすように設定したので、駆動IC8への電源が遮断されているとき、駆動信号DがH/L何れのレベルであっても、マイコン2に入力されるモニタ信号Mの電圧レベルがしきい値電圧Vthよりも低くなる。これにより、マイコン2は、負荷駆動装置1の負荷出力端子5の電圧状態を正しく検出することができ、負荷駆動装置1の異常の有無を正しく判定することができる。
本実施形態は、従来構成に対し、適切な抵抗値R3を持つ抵抗12を加えればよいので、基板の浮遊容量C1、C2に起因するディレイに影響を及ぼす抵抗21、22の抵抗値を見直す必要がない。そのため、実設計に要する手間を大幅に軽減することができる。
(第2の実施形態)
第2の実施形態について図6を参照しながら説明する。負荷駆動装置31は、図1に示した負荷駆動装置1に対し抵抗12と直列にスイッチ回路32を備えている。このスイッチ回路32は、抵抗12とグランドとの間に接続されたNPN形トランジスタ33と、駆動用電源線3とトランジスタ33のベースとの間に接続されたPNP形トランジスタ34とから構成されている。トランジスタ34のベースは電源端子8aに接続されている。
電源スイッチ23がオンしているとき、トランジスタ25のドレイン・ソース間電圧は、トランジスタ34がオンするために必要なベース・エミッタ間電圧よりも低くなる。このためスイッチ回路32はオフし、抵抗12は遮断された状態になる。一方、駆動IC8への電源供給が途絶えているとき、VB>Vccの関係からトランジスタ34のベース・エミッタ間にオンするのに十分な電圧が加わる。このためスイッチ回路32はオンし、駆動IC8の端子8a、8c間に抵抗12が接続された状態になる。
本実施形態によれば、駆動IC8に電源が供給される通常動作時に抵抗12が切り離されるので、通常動作時の抵抗12での損失をゼロにできる。一方、駆動IC8への電源が遮断される異常動作時に抵抗12が接続されるので、第1の実施形態と同様の作用および効果が得られる。
本実施形態の効果は、負荷駆動装置31が複数の負荷6を駆動する場合に特に顕著になる。すなわち、負荷駆動装置31が電源スイッチ23を共通にしてN個(N≧2)の駆動IC8を備える場合、負荷駆動装置1で用いた抵抗12と同じ抵抗値R3を持つN個の抵抗12が並列に設けられる。或いは、抵抗値R3/Nを持つ1つの抵抗12が設けられる。何れの場合でも、通常動作時に抵抗12が接続されていると抵抗12の総損失がN倍になるため、効率が低下するとともに負荷駆動装置31の小型化が阻害される。これに対し、本実施形態を適用すれば、正常動作時における抵抗12の総損失がゼロになるため、効率の低下を防止でき、負荷駆動装置31を小型化できる。
これを換言すれば、所定の許容損失を持つ抵抗12を採用する場合、抵抗12の損失の観点から抵抗12の抵抗値をより低く設定することができる。その結果、電流回り込み時の出力端子8eの電圧(モニタ信号Mの電圧)とマイコン2のしきい値電圧Vthとのマージンをより大きく確保できる。
(その他の実施形態)
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形、拡張を行うことができる。
MOSトランジスタをバイポーラトランジスタに置き替え、或いはバイポーラトランジスタをMOSトランジスタに置き替えた構成としてもよい。
電源スイッチ23およびスイッチ回路32は、各実施形態に示した構成に限られない。
図面中、1、31は負荷駆動装置、2はマイクロコンピュータ(外部装置)、3は駆動用電源線、4は制御用電源線、5は負荷出力端子、6は負荷、8aは電源端子(給電ノード)、8dは信号入力端子、8eは信号出力端子、9はMOSトランジスタ(出力トランジスタ)、10は駆動制御回路、12は抵抗(インピーダンス調整抵抗)、13、14はダイオード、20は抵抗(制限抵抗)、22は抵抗(プルアップ抵抗)、23は電源スイッチ、32はスイッチ回路である。

Claims (3)

  1. 負荷出力端子(5)とグランドとの間に接続された負荷(6)を駆動する負荷駆動装置(1,31)であって、
    駆動用電源線(3)と前記負荷出力端子との間に給電ノード(8a)を挟んで直列に接続された電源スイッチ(23)および出力トランジスタ(9)と、
    一対の電源端子がそれぞれ前記給電ノードとグランドに接続され、信号入力端子(8d)に入力された駆動信号に基づいて前記出力トランジスタをオンオフ駆動し、前記負荷出力端子の電圧に応じたモニタ信号を信号出力端子(8e)から出力する駆動制御回路(10)と、
    制御用電源電圧を供給する制御用電源線(4)と前記駆動制御回路の信号出力端子との間に接続されたプルアップ抵抗(22)と、
    前記駆動制御回路の信号入力端子と前記給電ノードとの間および前記駆動制御回路の信号出力端子と前記給電ノードとの間にそれぞれ逆方向の極性に接続されたダイオード(13,14)と、
    前記駆動信号を出力する外部装置(2)から前記駆動制御回路の信号入力端子に至る経路に設けられた制限抵抗(20)と、
    前記給電ノードと前記グランドとの間に接続され、前記給電ノードへの電源供給が途絶え、且つ前記外部装置から前記制御用電源電圧に等しい駆動信号が出力されているときに、前記駆動制御回路の信号出力端子の電圧レベルが所定のしきい値電圧よりも低くなる抵抗値に設定されたインピーダンス調整抵抗(12)とを備えていることを特徴とする負荷駆動装置。
  2. 前記プルアップ抵抗と前記制限抵抗との並列抵抗値をRa、前記駆動制御回路の電源端子間のインピーダンスと前記インピーダンス調整抵抗との並列抵抗値をRb、前記制御用電源線の電圧をVcc、前記ダイオードの順方向電圧をVf、前記しきい値電圧をVthとしたとき、前記インピーダンス調整抵抗の抵抗値は、
    {(Vcc−Vf)/(Ra+Rb)×Rb}+Vf<Vth
    の条件を満たすように設定されていることを特徴とする請求項1記載の負荷駆動装置。
  3. 前記インピーダンス調整抵抗と直列に、前記給電ノードに電源が供給されていないときにオフし、前記給電ノードに電源が供給されているときにオンするスイッチ回路(32)を備えていることを特徴とする請求項1または2記載の負荷駆動装置。
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