JP2015142189A - 分散型無線通信基地局システム及び通信方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】BBU−RRU間の所要帯域を低減できる分散型無線通信基地局システム及び通信方法を提供する。
【解決手段】システム帯域幅とサンプリング周波数とを関連付けておき、各BBU−RRH間の無線トラヒック量に応じてシステム帯域幅を低減することにより、サンプリング周波数を低減して、光区間の所要帯域を削減する。分散型無線通信基地局システム301は、1つのBBU110と1つ又は複数のRRH120とを接続し、BBU110とRRH120との間を光信号でRoF伝送するPONシステム130と、BBUとRRHとの間のトラヒック量に応じてシステム帯域幅を決定するシステム帯域幅制御部と、前記システム帯域幅制御部が決定したシステム帯域幅で決定されるサンプリング周波数で伝送信号をサンプリングして前記光信号を送受信するRoF伝送部と、を備える。
【選択図】図8

Description

本発明は、無線通信基地局の機能が信号処理部と無線通信部に分割され物理的に離れた構成である分散型無線通信基地局システム及びその通信方法に関する。
セルラーシステムにおいて、セル構成の自由度を向上するため、基地局の機能を信号処理部(BBU: Base Band Unit)とRF部(RRH: Remote Radio Head)に分割して物理的に離れた構成とする事が検討されている。この時BBU−RRH間において無線信号はRoF(Radio over Fiber)技術により伝送される。RoF技術は光伝送方法によりアナログRoF技術とデジタルRoF技術に大別できるが、近年は伝送品質に優れたデジタルRoF技術の検討が盛んであり、CPRI(Common Public Radio Interface)等の標準化団体の下、仕様策定が進められている(例えば、非特許文献1を参照。)。また、BBU−RRH間の接続媒体として、同軸ケーブルや光ファイバ等が用いられるが、特に光ファイバによって接続する事により、伝送距離を拡大する事ができる。
一つのBBUが複数のRRHを収容する事もできる。これにより、各RRHに必要なBBUを一つに集約する事ができ、運用/設置コストを削減することが可能となる。このような形態の一例として、図8に示すよう、BBU−RRH間をPON(Passive Optical Network)システムで接続する形態が提案されている。PONの信号多重方法としては、TDM(Time Division Multiplex)、WDM(Wavelength Division Multiplex)、FDM(Frequency Division Multiplex)等が選択できる。
また、一つのBBUが一つのRRHに対して信号を伝送する場合においても、RRHが複数のアンテナを備えている場合は、BBU−RRH間で複数の無線信号が多重されて伝送される事となる。この場合の信号多重方法も、TDM、WDM、FDM等が選択できる。
LTE(Long Term Evolution)やWiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access)等のセルラーシステムにおいて、端末がユーザデータを送受信するためには、端末固有の通信チャネル(無線帯域)が必要である。この無線帯域の割当は基地局により行われる。LTEシステムを例に取ると、図9に示すよう、基地局は最小1ms周期でスケジューリングを行い各端末へ無線帯域割当を行う。無線帯域割当はリソースブロック(RB: Resource Block)単位で行われ、1RBは180kHzの周波数領域、0.5msの時間領域で構成される。システム帯域幅が20MHzの場合には、周波数軸上に110個のRBが存在する。また1RBの中には、通常のサイクリックプレフィックスを想定すると、7シンボルが挿入されている。一方基地局が端末へ送信する信号には、各端末向けのユーザデータだけでなく、制御情報(スケジューリング情報やACK/NACK等)、端末がチャネル推定を行うための参照信号(全端末向けに送信されるセル固有参照信号や、個別の端末向けに送信されるUE固有参照信号等)、各端末が基地局と同期を取るための同期信号等が送信される。
以後、BBU−RRH間のデジタルRoF伝送技術を関連技術と呼ぶ。また、BBUで作成した無線信号のI軸Q軸ごとのデジタル信号(IQデータ)を光信号に変換してRRHへ伝送し、RRHで受信した光信号を無線信号に変換して、端末へと送信するリンクを下りリンクと呼ぶ。一方、端末が送信した無線変調信号をRRHで受信し、受信した無線信号を光信号に変換してBBUへ伝送し、BBUで受信した光信号をIQデータに変換して信号の復調を行うリンクを上りリンクと呼ぶ。
関連技術のRRHの装置構成例を図10に示す。RRH120は上りリンクの信号処理のため、無線信号の送/受信を行うアンテナ11と、送信/受信を切り替える送受切替部12と、受信した無線信号の信号電力を信号処理ができるレベルまで増幅する増幅器21と、無線信号をダウンコンバートするダウンコンバート部22と、ダウンコンバートされたアナログ信号をIQデータに変換するA/D変換部23と、IQデータに対してフィルタリング処理を行うベースバンドフィルタ部(上り)24と、IQデータとBBU−RRH間の制御信号を多重するフレーム変換部25と、電気信号を光信号に変換して送信するE/O変換部26を有する。送受切替部12は、FDD(Frequency Division Duplex)と、TDD(Time Division Duplex)のどちらにも対応できる。
またRRH120は下りリンクの信号処理のため、BBUから受信した光信号を電気信号に変換するO/E変換部31と、受信信号からBBU−RRH間の制御信号及びIQデータを取り出すフレーム変換部32と、IQデータに対してフィルタリング処理を行うベースバンドフィルタ部(下り)33と、IQデータをアナログ信号に変換するD/A変換部34と、アナログ信号をアップコンバートするアップコンバート部35と、電力を決められた送信電力まで増幅する増幅器36と、送受切替部12とアンテナ11を有する。
関連技術のBBUの装置構成例を図11に示す。BBU110は下りリンクの信号処理のため、無線帯域割当/符号化率/変調方式を決定する無線帯域割当/符号化率/変調方式決定部90と、決定された符号化率を基にユーザデータ及び制御情報に対してFEC符号化・変調を行う符号化及び変調部53−5と、符号化及び変調部の出力を所定の無線帯域へマッピングするマッピング部53−2と、マッピング部の出力を時間領域の信号に変換する時間領域変換部53−6と、時間領域変換部により出力されるIQデータとBBU−RRH間の制御信号を多重するフレーム変換部51と、電気信号を光信号に変換して送信するE/O変換部52を有する。この構成はOFDM通信を想定しており、変調はQPSK,16QAM等のシンボルマッピングを指し、時間領域変換部はIFFTやIDFTの動作を行う。
またBBU110は上りリンクの信号処理のため、光信号を電気信号に変換するO/E変換部41と、受信信号からBBU−RRH間の制御信号及びIQデータを取り出すフレーム変換部42と、IQデータを周波数領域の信号に変換する周波数領域変換部43−6と、周波数領域のデータから各無線帯域の信号を取り出すデマッピング部43−2と、デマッピングされた各信号を時間領域の信号に戻す時間領域変換部43−7と、時間領域の信号に対して復号・復調を行う復号及び復調部43−8を有する。本構成はDFT−S−OFDMを想定しており、周波数領域変換部がFFTまたはDFT、時間領域変換部がIFFTまたはIDFTの動作を行い、復調はQPSK,16QAM等のシンボルに対して硬判定/軟判定を行う処理を指す。上りリンクがOFDM通信の場合も考えられ、その場合は時間領域変換部が存在しない。
CPRIでLTE(Long Term Evolution)信号を伝送する場合を例に取ると、システム帯域幅20MHzのシステムに対しては30.72MHzのサンプリング周波数が用いられ、またI軸とQ軸のそれぞれに対するデジタルサンプリングにおいて上り信号は4〜20ビット、下り信号は8〜20ビットの量子化ビット数が適用される。またフレーム変換部ではフレーム全体の1/16に制御信号が挿入され、さらに信号は8B/10B符号化した後に伝送される。
IQデータのデータ量を削減する処理(圧縮処理)を用いる事で、BBU−RRH間の光帯域を有効に利用できる。下りリンクでは、BBUがIQデータを圧縮して伝送し、RRHが圧縮されたIQデータを元のIQデータに戻す処理(伸長処理)を行う。これにより、RRHから出力される無線信号品質をほとんど劣化する事無く、光区間の所要帯域を削減できる。同様に上りリンクでも、RRHがIQデータを圧縮して伝送し、BBUが圧縮されたIQデータに対して伸長処理を行えば、BBUが受信する無線信号品質をほとんど劣化することなく、光区間の所要帯域を削減できる。
CPRI, "CPRI Specification V5.0", Sep., 2011, http://www.cpri.info/spec.html
基地局は、システム帯域幅に存在する無線帯域を各無線端末に割当てて、無線端末と通信を行う。ここでは、無線伝送に使用可能な周波数帯域幅をシステム帯域幅と定義する。
システム帯域幅に存在する無線帯域全てが、常に使用されているわけではない。RRHに帰属する無線端末数が少ない、または各無線端末の要求伝送速度が小さく、システム帯域幅のうち一部の無線帯域にしか無線信号が存在しないこともありえる。この場合に関連技術では、余剰なサンプリング周波数を使用していることとなり、光区間の所要帯域増大に繋がっていた。
そこで、本発明は、このような光区間の所要帯域増大を解決すべく、BBU−RRU間の所要帯域を低減できる分散型無線通信基地局システム及び通信方法を提供することを目的とする。
課題を解決する手段
本発明は、上記目的のため、各BBU−RRH間の無線トラヒック量に応じてシステム帯域幅を低減することにより、サンプリング周波数を低減して、光区間の所要帯域を削減することとした。
具体的には、本発明に係る分散型無線通信基地局システムは、無線端末と無線信号を送受信する基地局の機能が1つの信号処理装置(BBU:Base Band Unit)と1つ又は複数の無線装置(RRH:Remote Radio Head)に分割されている分散型無線通信基地局システムであって、
1つの前記BBUと1つ又は複数の前記RRHとを接続し、前記BBUと前記RRHとの間を光信号でRoF(Radio over Fiber)伝送するPON(Passive Optical Network)システムと、
前記BBUと前記RRHとの間のトラヒック量に応じてシステム帯域幅を決定するシステム帯域幅制御部と、
前記システム帯域幅制御部が決定したシステム帯域幅で決定されるサンプリング周波数で伝送信号をサンプリングして前記光信号を送受信するRoF伝送部と、
を備えることを特徴とする。
また、本発明に係る通信方法は、無線端末と無線信号を送受信する基地局の機能が1つの信号処理装置(BBU:Base Band Unit)と1つ又は複数の無線装置(RRH:Remote Radio Head)に分割されている分散型無線通信基地局システムの通信方法であって、
1つの前記BBUと1つ又は複数の前記RRHとをPON(Passive Optical Network)システムで接続し、前記BBUと前記RRHとの間を光信号でRoF(Radio over Fiber)伝送する際に、
前記BBUと前記RRHとの間のトラヒック量に応じてシステム帯域幅を決定するシステム帯域幅制御手順と、
前記システム帯域幅制御手順で決定したシステム帯域幅で決定されるサンプリング周波数で伝送信号をサンプリングして前記光信号を送受信するRoF伝送手順と、
を行うことを特徴とする。
システム帯域幅とサンプリング周波数とは関連している。例えば、LTEの場合、システム帯域幅20MHzならばサンプリング周波数30.72MHzであり、システム帯域幅10MHzならばサンプリング周波数15.36MHzである。このように、システム帯域幅を調整することでサンプリング周波数が変化するので光区間の所要帯域を低減することができる。従って、本発明は、光区間の所要帯域を低減できる分散型無線通信基地局システム及び通信方法を提供することができる。
本発明では、下りにおいてRRHが次のような回路構成を持つ。
本発明に係る分散型無線通信基地局システムの前記RoF伝送部は、前記RRHに、
前記BBUから通知されるサンプリングに関する伸長情報に基づいてRoF伝送後の下り伝送信号のサンプリング周波数を規定値に戻す伸長回路と、
前記伸長回路が前記下り伝送信号のサンプリング周波数を規定値に戻す際に発生するエイリアス信号を除去するベースバンドフィルタ回路と、
前記ベースバンドフィルタ回路が出力する前記下り伝送信号をアナログ信号へ変換するデジタル/アナログ変換回路と、
を有することを特徴とする。
本発明では、上りにおいてRRHが次のような回路構成を持つ。
本発明に係る分散型無線通信基地局システムの前記RoF伝送部は、前記RRHに、
アナログ信号を規定値のサンプリング周波数でサンプリングして上り伝送信号を生成するアナログ/デジタル変換回路と、
前記BBUから通知されるサンプリングに関する圧縮情報に基づいて決定されたシステム帯域幅を判断し、前記システム帯域幅上の前記上り伝送信号を通過させるベースバンドフィルタ回路と、
前記圧縮情報に基づいて前記上り信号のサンプリング周波数を変更する圧縮回路と、
を有することを特徴とする。
一方、本発明に係る分散型無線通信基地局システムの前記RoF伝送部は、
前記システム帯域幅で決定されるサンプリング周波数を、使用される無線信号の周波数が記載された無線帯域割当情報を基に変更し、
RoF伝送後の伝送信号のサンプリング周波数を、前記システム帯域幅で決定されるサンプリング周波数に戻すことを特徴とする。
逆に、本発明に係る分散型無線通信基地局システムの前記BBUは、
前記システム帯域幅制御部が決定したシステム帯域幅に存在する無線帯域のみで帯域割り当てを行う無線帯域割当回路を有し、
前記RoF伝送部は、
前記システム帯域幅で決定されるサンプリング周波数を、前記無線帯域割当回路が割り当てた無線信号をRoF伝送可能なようにサンプリング周波数に変更し、
RoF伝送後の伝送信号のサンプリング周波数を、前記システム帯域幅で決定されるサンプリング周波数に戻すことを特徴とする。
本発明は、無線帯域割当状況に応じてもサンプリング周波数を変えることができるので、光区間の所要帯域をさらに低減することができる。
本発明に係る分散型無線通信基地局システムの前記システム帯域幅制御部は、前記BBUと前記RRHとの間のトラヒック量の増加量について第一閾値を有し、前記増加量が前記第一閾値を超えたとき、前記システム帯域幅を増大することを特徴とする。
本発明は、トラヒック量の増加に応じてサンプリング周波数を調整することができる。
本発明に係る分散型無線通信基地局システムの前記システム帯域幅制御部は、前記BBUと前記RRHとの間のトラヒック量の減少量について第二閾値を有し、前記減少量が前記第二閾値を超えたとき、前記システム帯域幅を減少することを特徴とする。
本発明は、光区間の所要帯域を低減できる分散型無線通信基地局システム及び通信方法を提供することができる。
本発明に係る分散型無線通信基地局システムのRRHを説明する図である。 本発明に係る分散型無線通信基地局システムのBBUを説明する図である。 本発明に係る通信方法を説明する図である。 本発明に係る分散型無線通信基地局システムの動作を説明する図である。 本発明に係る分散型無線通信基地局システムのRRHを説明する図である。 本発明に係る分散型無線通信基地局システムのBBUを説明する図である。 本発明に係る分散型無線通信基地局システムのBBUを説明する図である。 本発明に係る分散型無線通信基地局システムの構成を説明する図である。 LTEシステムの無線帯域割当手法を説明する図である。 本発明に関連する分散型無線通信基地局システムのRRHを説明する図である。 本発明に関連する分散型無線通信基地局システムのBBUを説明する図である。 本発明に係る分散型無線通信基地局システムの動作を説明する図である。
添付の図面を参照して本発明の実施形態を説明する。以下に説明する実施形態は本発明の実施形態であり、本発明は、以下の実施形態に制限されるものではない。なお、本明細書及び図面において符号が同じ構成要素は、相互に同一のものを示すものとする。
(実施形態1)
本実施形態の分散型無線通信基地局システムは、無線端末と無線信号を送受信する基地局の機能が1つのBBUと1つ又は複数のRRHに分割されている分散型無線通信基地局システムであって、
1つのBBUと1つ又は複数のRRHとを接続し、BBUとRRHとの間を光信号でRoF伝送するPONシステムと、
BBUとRRHとの間のトラヒック量に応じてシステム帯域幅を決定するシステム帯域幅制御部と、
システム帯域幅制御部が決定したシステム帯域幅で決定されるサンプリング周波数で伝送信号をサンプリングして前記光信号を送受信するRoF伝送部と、
を備える。
図1は、本実施形態のRRH120を説明する装置構成例である。RRH120は、
アナログ信号を規定値のサンプリング周波数でサンプリングして上り伝送信号を生成するアナログ/デジタル変換部23と、
BBUから通知されるサンプリングに関する圧縮情報に基づいて決定されたシステム帯域幅を判断し、前記システム帯域幅上の前記上り伝送信号を通過させるベースバンドフィルタ部24−1と、
前記圧縮情報に基づいて前記上り信号のサンプリング周波数を変更する圧縮部82と、
を有する。
図1のRRH120は関連技術と異なり、上りリンクの信号処理のために、圧縮情報を抽出する圧縮情報(上り)抽出部86と、通知された圧縮情報を基にIQデータのサンプリング周波数を低減する圧縮部(上り)82を有する。また関連技術の場合と比べ、ベースバンドフィルタ部(上り)24−1のフィルタ係数が異なり、変更されたシステム帯域幅に存在する無線信号だけを通過させるようフィルタリング処理を行う。また、ベースバンドフィルタ部24−1と圧縮部82の機能を、デシメーションフィルタで実現しても良い。
RRH120は、
BBUから通知されるサンプリングに関する伸長情報に基づいてRoF伝送後の下り伝送信号のサンプリング周波数を規定値に戻す伸長部81と、
伸長81が前記下り伝送信号のサンプリング周波数を規定値に戻す際に発生するエイリアス信号を除去するベースバンドフィルタ部33−1と、
ベースバンドフィルタ部33−1が出力する前記下り伝送信号をアナログ信号へ変換するデジタル/アナログ変換回路34と、
を有する。
RRH120は下りリンクの信号処理のために、伸長情報を抽出する伸長情報(下り)抽出部85と、抽出された伸長情報を基にIQデータのサンプリング周波数を元のサンプリング周波数に戻す伸長部(下り)81を有する。ここで、「元のサンプリング周波数」とは、分散型無線通信システムに予め設定された(最大の)システム帯域幅を意味する。また関連技術と比べ、ベースバンドフィルタ部(下り)33−1のフィルタ係数が異なり、変更されたシステム帯域幅に存在する無線信号だけを通過させるようフィルタリング処理を行う。ベースバンドフィルタ部33−1と伸長部81の機能をインターポレーションフィルタで実現しても良い。
図2は、本実施形態のBBU110を説明するの装置構成例である。BBU110は、各BBU―RRH間の無線トラヒック量を算出する無線トラヒック量算出部(上り、下り)92と、算出した無線トラヒック量に応じて各BBU−RRH間のシステム帯域幅を決定するシステム帯域幅制御部93と、決定されたシステム帯域幅を基に圧縮/伸長制御のパラメータを決定する圧縮/伸長制御部91を有する。
圧縮/伸長制御部91の決定した圧縮/伸長制御情報は、フレーム変換部51でIQデータと多重されてRRH120へ伝送される。決定したシステム帯域幅は、制御信号として無線端末へ通知される。例えばLTEでは、PBCHを用いてシステム帯域幅情報が伝送される。また変更したシステム帯域幅は、PHY層/MAC層/RLC層のうち、該情報を必要とする個所に通知される。
LTEでは、システム帯域幅に応じて変調信号作成・信号復調のためのパラメータが異なる。例えばシステム帯域幅20MHzの場合、サンプリング周波数30.72MHz、2048ポイントIFFTが用いられるが、システム帯域幅10MHzの場合、サンプリング周波数15.36MHz、1024ポイントIFFTが用いられる。本実施形態では、システム帯域幅制御部93で決定した値に応じて、符号化及び変調部53−3と復号及び復調部43−8が変調信号作成・信号復調のためのパラメータを変更する。
すなわち、本実施形態の分散型無線数新基地局システムは、システム帯域幅に対するサンプリング周波数が予め決められており、無線トラヒック量に応じてシステム帯域幅を変更することで光区間を伝送する信号のサンプリング周波数を変更し、光区間の所要帯域を調整する。例えば、現在のシステム帯域幅が無線トラヒック量に対して大きければ、システム帯域幅を縮小することでサンプリング周波数を低減し、光区間の所要帯域を削減することができる。一方、現在のシステム帯域幅が無線トラヒック量に対して小さければ、システム帯域幅を拡大してサンプリング周波数を増加する。光区間の所要帯域は増加するが、無線トラヒックが増大しても所要無線周波数帯域幅がシステム帯域幅を超えないようにできる
システム帯域幅の変更周期は任意である。PBCHが40ms周期で送られるため、40ms周期でシステム帯域幅を変更しても良い。
無線トラヒック量算出部92は、システム帯域幅に対して使用されている無線帯域の割合を算出しても良いし、無線端末数を算出しても良い。
本実施形態で説明した無線トラヒック量に応じてシステム帯域幅を変更する手法は、上りリンクのみ、下りリンクのみ、下りリンクと上りリンクの両方、のいずれにも適用できる。当該手法を下りリンクと上りリンクの両方に適用する際は、下りリンクと上りリンクのシステム帯域幅を別々に設定しても良い。
なお、前記PoF伝送部は、上りリンクにおいて、圧縮情報抽出部86、アナログ/デジタル変換部23、ベースバンドフィルタ部24−1、圧縮部82、フレーム変換部25、E/O変換部26、O/E変換部41、フレーム変換部42、及び圧縮/伸長制御部91である。前記PoF伝送部は、下りリンクにおいて、圧縮/伸長制御部91、フレーム変換部51、E/O変換部52、O/E変換部31、フレーム変換部32、伸長部81、ベースバンドフィルタ部33−1、デジタル/アナログ変換部34、及び伸長情報抽出部85である。
図3は、システム帯域幅決定のフローチャートの一例である。システム帯域幅制御部93は、BBU110とRRH120との間のトラヒック量の増加量について第一閾値と減少量について第二閾値を有し、前記増加量が第一閾値を超えたときシステム帯域幅を増大し、前記減少量が前記第二閾値を超えたときシステム帯域幅を減少する。
まず、無線トラヒック量算出部92は、各BBU−RRH間の無線トラヒック量を算出する(ステップS01)。そして、システム帯域幅制御部93は、無線トラヒック量に応じてシステム帯域幅を決定する(ステップS02)。その手法は、(i)過去の無線トラヒック量に対する現状の無線トラヒック量の増加量が閾値Th1以上であればシステム帯域幅を増大し、(ii)過去の無線トラヒック量に対する現状の無線トラヒック量の減少量が閾値Th2以下であればシステム帯域幅を低減し、(iii)それ以外であればシステム帯域幅に変更を加えない。(ii)の動作はこの時点で省略しても良い。過去の無線トラヒック量は、現状より以前であれば任意の時点のトラヒック量で良く、システム帯域幅の変更周期1周期分前の無線トラヒック量でも良い。
その後、システム帯域幅制御部93は、BBU−RRH間の所要帯域の合計値を計算し、合計値が光区間の通信容量以下であれば(ステップS03においてYES)処理を終了し、決定したシステム帯域幅を圧縮/伸長制御部91及び無線端末へ通知するとともに、変調信号作成・信号復調のためのパラメータを符号化及び変調部53−5及び復号及び復調部43−8に変更させる。
システム帯域幅制御部93は、BBU−RRH間の所要帯域の合計値を計算し、合計値が光区間の通信容量を超える場合(ステップS03においてNo)、通信容量以下となるまで、任意のBBU−RRH間のシステム帯域幅を減少する。この時、どのBBU−RRH間のシステム帯域幅を減少するかの選択基準として、システム帯域幅に対する無線トラヒック量の少ない順でも良いし、無線端末とやり取りしている信号の優先度の低い順でも良いし、現状のシステム帯域幅の大きい順でも良いし、無線端末と基地局間のチャネル品質状況の悪い順でも良いし、ランダムでも良い。
閾値Th1は、次のシステム帯域幅変更タイミングまでの間、各BBU−RRH間で帯域不足とならないよう設定する必要がある。したがって、システム帯域幅を変更しなかった場合に、次のシステム帯域幅変更タイミング時点までに帯域不足となる確率を無線トラヒック量の増加量ごとに算出しておき、次のシステム帯域幅変更タイミング時点までに帯域不足となる確率が小さくなるよう、閾値Th1を設定する。また、閾値Th1は、無線トラヒック量の増加量に対するものでなく、無線トラヒック量に対するものであってもよい。この場合、システム帯域幅制御部93は、無線トラヒック量が閾値Th1以上であればシステム帯域幅を増加する。
閾値Th2は、次のシステム帯域幅変更タイミングまでの間、各BBU−RRH間で帯域不足とならない範囲で設定する必要がある。したがって、システム帯域幅を変更した場合に、次のシステム帯域幅変更タイミング時点までに帯域不足となる確率を無線トラヒック量の減少量ごとに算出しておき、次のシステム帯域幅変更タイミング時点までに帯域不足となる確率が小さくなるよう、閾値Th2を設定する。また、閾値Th2は、無線トラヒック量の減少量に対するものでなく、無線トラヒック量に対するものであってもよい。この場合、システム帯域幅制御部93は、無線トラヒック量が閾値Th2以下であればシステム帯域幅を減少する。
図4に、実施例1の動作例を示す。3つのRRHが存在し、システム帯域幅の変更タイミングにおいて、RRH#1が図3の(iii)に該当し、RRH#2が図3の(i)に該当し、RRH#3が図3の(ii)に該当したとする。この時、RRH#1のシステム帯域幅は変わらず、RRH#2のシステム帯域幅は増え、RRH#3のシステム帯域幅は減少する。
(実施形態2)
実施形態1では、RRH120のD/A変換部34の入力サンプリング周波数及びA/D変換部23の出力サンプリング周波数が一定であった。本実施形態では、RRH120のD/A変換部34の入力サンプリング周波数及びA/D変換部23の出力サンプリング周波数が可変と想定する。
本実施形態のBBUの装置構成は図2と同じである。
図5は、本実施形態のRRH120の装置構成例である。図1と異なり、伸長部(下り)81と圧縮部(上り)82が存在しない。本実施形態は、伸長制御情報に応じてD/A変換部34の入力サンプリング周波数が変動し、圧縮制御情報に応じてA/D変換部23の出力サンプリング周波数が変動する。
このため、本実施形態の分散型無線通信基地局システムは、実施形態1で説明した分散型無線通信基地局システムと同様の効果を得ることができる。
(実施形態3)
実施形態1では、システム帯域幅を変更することでサンプリング周波数を変更した。本実施形態では、実施形態1で説明したサンプリング周波数の変更に加えて、無線帯域割当状況に基づいた圧縮/伸長によりさらにサンプリング周波数を低減する。
本実施形態のRRHの装置構成は図1または図5と同じである。
図6は、本実施形態のBBU110の装置構成例である。本実施形態において、前記RoF伝送部は、システム帯域幅で決定されるサンプリング周波数を、使用される無線信号の周波数が記載された無線帯域割当情報を基に変更し、RoF伝送後の伝送信号のサンプリング周波数を、前記システム帯域幅で決定されるサンプリング周波数に戻す。
図2と異なり、図6のBBU110は、下りリンクのためIQデータのサンプリング周波数を低減する圧縮部83と、上りリンクのためIQデータのサンプリング周波数を元に戻す伸長部84を有する。ここで、「サンプリング周波数を元に戻す」とは、システム帯域幅制御部93が決定したシステム帯域幅に対応するサンプリング周波数に戻す、ということである。
変更されたシステム帯域幅に存在する無線帯域が全て使用されているとは限らない。そこで圧縮/伸長制御部91は、無線帯域割当情報を基に使用されている無線信号の周波数位置を確認して、無線信号品質にほとんど劣化を与えない範囲で最小のサンプリング周波数を決定する。
下りリンクにおいて、圧縮部83は、入力されたIQデータのサンプリング周波数を圧縮/伸長制御部91から通知されたサンプリング周波数に変換する。そして、RRHでは、伸長情報抽出部85が圧縮/伸長制御部91から通知されたサンプリング周波数(圧縮/伸長制御情報)を取得し、当該通知に基づいてRoF伝送された信号のサンプリング周波数を伸長部81で元に戻す。
上りリンクにおいて、RRHでは、圧縮情報抽出部86が圧縮/伸長制御部91から通知されたサンプリング周波数(圧縮/伸長制御情報)を取得し、当該通知に基づいて圧縮部82が入力されたIQデータのサンプリング周波数を通知されたサンプリング周波数に変換する。BBU110の伸長部84は、RoF伝送された信号のサンプリング周波数を、圧縮/伸長制御部91から通知された現状のシステム帯域幅に対応したサンプリング周波数に戻す。
本実施形態の分散型無線通信基地局システムは、システム帯域幅制御部93が決定したシステム帯域幅全てを無線帯域が利用していない場合に、積極的にサンプリング周波数を低減する。このため、本実施形態の分散型無線通信基地局システムは、実施形態1で説明した分散型無線通信基地局システムの効果以上に光区間の所要帯域を低減できる。
(実施形態4)
実施形態1では、システム帯域幅に合わせてサンプリング周波数等の変調信号作成・信号復調のためのパラメータを変更していた。本実施形態では、システム帯域幅に合わせてBBUの使用無線帯域幅を制限する。
本実施形態のRRHの装置構成は図1または図5と同じである。
図7は、本実施形態のBBU110の装置構成例である。本実施形態において、BBU110は、
システム帯域幅制御部93が決定したシステム帯域幅に存在する無線帯域のみで帯域割り当てを行う無線帯域割当部90を有し、
RoF伝送部は、システム帯域幅で決定されるサンプリング周波数を、無線帯域割当90が割り当てた無線信号をRoF伝送可能なようにサンプリング周波数に変更し、RoF伝送後の伝送信号のサンプリング周波数を、システム帯域幅で決定されるサンプリング周波数に戻す。
図6と異なり、図7のBBU110は、システム帯域幅制御部93が決定したシステム帯域幅に基づいて変調信号作成・信号復調のためのパラメータを変更せず、決定したシステム帯域幅に無線帯域がおさまるよう、無線帯域割当/符号化率/変調方式決定部90が無線帯域割当を制限する。具体例を図12に示す。初期の状態でシステム帯域幅がBsであったとする(図12(a))。ここで、システム帯域幅制御部93は無線トラヒック量に基づいてシステム帯域幅をBs/2に変更する(図12(b))。システム帯域幅が狭められたことにより使用できない無線帯域が発生するため、無線帯域割当部90はBs/2のシステム帯域幅に収まるように無線帯域を割り当て直す(図12(c))。
そして、下りリンクにおいて、決定したシステム帯域幅の無線信号を伝送するために必要最小限のサンプリング周波数を圧縮/伸長制御部91が決定し、圧縮部83は入力されたIQデータのサンプリング周波数を圧縮/伸長制御部91から通知されたサンプリング周波数に変換する。そして、RRHでは、伸長情報抽出部85が圧縮/伸長制御部91から通知されたサンプリング周波数(圧縮/伸長制御情報)を取得し、当該通知に基づいてRoF伝送された信号のサンプリング周波数を伸長部81で元に戻す。
上りリンクにおいて、決定したシステム帯域幅の無線信号を伝送するために必要最小限のサンプリング周波数を圧縮/伸長制御部91が決定する。RRHでは、圧縮情報抽出部86が圧縮/伸長制御部91から通知されたサンプリング周波数(圧縮/伸長制御情報)を取得し、当該通知に基づいて圧縮部82が入力されたIQデータのサンプリング周波数を通知されたサンプリング周波数に変換する。BBU110の伸長部84は、RoF伝送された信号のサンプリング周波数を圧縮/伸長制御部91から通知された現状のシステム帯域幅に対応したサンプリング周波数に戻す。
[付記]
以下は、本実施形態の分散型無線通信基地局システムを説明したものである。
<課題>
関連技術では、BBU−RRH間で余剰なサンプリング周波数を使用しており、光区間の所要帯域増大に繋がっていた。
<解決手段>
本発明は、各BBU−RRH間に対して、無線トラヒック量に応じてシステム帯域幅を低減することにより、サンプリング周波数を低減して光区間の所要帯域を削減する。
(1):
無線端末と無線信号を送受信する基地局の機能が信号処理装置(BBU:Base Band Unit)と無線装置(RRH:Remote Radio Head)に分割され、前記BBUと前記RRHとを光ファイバで接続して前記BBUと前記RRHとの間の伝送信号を光信号でデジタルRoF(Radio over Fiber)伝送する分散型無線通信基地局システムであって、
下りリンクにおいて、
各BBU−RRH間の無線トラヒック量を測定する無線トラヒック量算出部と、前記無線トラヒック量に基づいてシステム帯域幅を決定して、サンプリング周波数を含むBBUの変調信号作成・信号復調のためのパラメータを変更するシステム帯域幅制御部と、該変更されたサンプリング周波数を元のサンプリング周波数に戻す伸長部と、伸長した際に発生するエイリアシングを除去するベースバンドフィルタ部と、を備えることを特徴とする分散型無線通信基地局システム。
(2):
無線端末と無線信号を送受信する基地局の機能が信号処理装置(BBU:Base Band Unit)と無線装置(RRH:Remote Radio Head)に分割され、前記BBUと前記RRHとを光ファイバで接続して前記BBUと前記RRHとの間の伝送信号を光信号でデジタルRoF(Radio over Fiber)伝送する分散型無線通信基地局システムであって、
上りリンクにおいて、
各BBU−RRH間の無線トラヒック量を測定する無線トラヒック量算出部と、前記無線トラヒック量に基づいてシステム帯域幅を決定して、サンプリング周波数を含むBBUの変調信号作成・信号復調のためのパラメータを変更するシステム帯域幅制御部と、受信信号のうち変更されたシステム帯域幅上の無線信号を通過させるベースバンドフィルタ部と、IQデータのサンプリング周波数を該変更されたサンプリング周波数に変更する圧縮部と、を備えることを特徴とする分散型無線通信基地局システム。
(3):
前記システム帯域幅制御部は、前記無線トラヒック量が増大して第一の閾値に達した時、前記BBU−RRH間のシステム帯域幅を増大することを特徴とする、上記(1)(2)に記載のシステム。
(4):
前記システム帯域幅制御部は、前記無線トラヒック量が低下して第二の閾値に達した時、前記BBU−RRH間のシステム帯域幅を低下することを特徴とする、上記(1)〜(3)に記載のシステム。
(5):
前記システム帯域幅制御部は、光区間の所要帯域が光区間の通信容量以上となった際、光区間の所要帯域が光区間の通信容量以下となるよう、少なくとも一つ以上のBBU−RRH間のシステム帯域幅を減少することを特徴とする、上記(1)〜(4)に記載のシステム。
(6):
無線端末と無線信号を送受信する基地局の機能が信号処理装置(BBU:Base Band Unit)と無線装置(RRH:Remote Radio Head)に分割され、前記BBUと前記RRHとを光ファイバで接続して前記BBUと前記RRHとの間の伝送信号を光信号でデジタルRoF(Radio over Fiber)伝送する分散型無線通信基地局システムであって、
下りリンクにおいて、
各BBU−RRH間の無線トラヒック量を測定する無線トラヒック量算出部と、前記無線トラヒック量に基づいてシステム帯域幅を決定するシステム帯域幅制御部と、該変更されたシステム帯域幅上に存在する無線帯域だけを用いて帯域割当を行う無線帯域割当部と、IQデータのサンプリング周波数を該変更されたシステム帯域幅に存在する無線信号だけを通過させる必要最小限のサンプリング周波数に低減する圧縮部と、該変更されたサンプリング周波数を元のサンプリング周波数に戻す伸長部と、伸長した際に発生するエイリアシングを除去するベースバンドフィルタ部と、を備えることを特徴とする分散型無線通信基地局システム。
(7):
無線端末と無線信号を送受信する基地局の機能が信号処理装置(BBU:Base Band Unit)と無線装置(RRH:Remote Radio Head)に分割され、前記BBUと前記RRHとを光ファイバで接続して前記BBUと前記RRHとの間の伝送信号を光信号でデジタルRoF(Radio over Fiber)伝送する分散型無線通信基地局システムであって、
上りリンクにおいて、
各BBU−RRH間の無線トラヒック量を測定する無線トラヒック量算出部と、前記無線トラヒック量に基づいてシステム帯域幅を決定するシステム帯域幅制御部と、該変更されたシステム帯域幅上に存在する無線帯域だけを用いて帯域割当を行う無線帯域割当部と、受信信号のうち変更されたシステム帯域幅上の無線信号を通過させるベースバンドフィルタ部と、IQデータのサンプリング周波数を該変更されたシステム帯域幅に存在する無線信号だけを通過させる必要最小限のサンプリング周波数に低減する圧縮部と、該変更されたサンプリング周波数を元のサンプリング周波数に戻す伸長部と、を備えることを特徴とする分散型無線通信基地局システム。
(8):
無線端末と無線信号を送受信する基地局の機能が信号処理装置(BBU:Base Band Unit)と無線装置(RRH:Remote Radio Head)に分割され、前記BBUと前記RRHとを光ファイバで接続して前記BBUと前記RRHとの間の伝送信号を光信号でデジタルRoF(Radio over Fiber)伝送する分散型無線基地局の通信方法であって、
下りリンクにおいて、
各BBU−RRH間の無線トラヒック量を測定し、前記無線トラヒック量に基づいてシステム帯域幅を決定して、サンプリング周波数を含むBBUの変調信号作成・信号復調のためのパラメータを変更して、該変更されたサンプリング周波数を元のサンプリング周波数に戻し、伸長した際に発生するエイリアシングを除去する、ことを特徴とする分散型無線基地局の通信方法。
(9):
無線端末と無線信号を送受信する基地局の機能が信号処理装置(BBU:Base Band Unit)と無線装置(RRH:Remote Radio Head)に分割され、前記BBUと前記RRHとを光ファイバで接続して前記BBUと前記RRHとの間の伝送信号を光信号でデジタルRoF(Radio over Fiber)伝送する分散型無線基地局の通信方法であって、
上りリンクにおいて、
各BBU−RRH間の無線トラヒック量を測定し、前記無線トラヒック量に基づいてシステム帯域幅を決定して、サンプリング周波数を含むBBUの変調信号作成・信号復調のためのパラメータを変更して、受信信号のうち変更されたシステム帯域幅上の無線信号を通過させ、IQデータのサンプリング周波数を該変更されたサンプリング周波数に変更する、ことを特徴とする分散型無線基地局の通信方法。
<効果>
本発明により、システム帯域幅が減少して、サンプリング周波数が低減するため、BBU−RRH間の所要帯域を減少する事ができる。
11:アンテナ
12:送受切替部
21:増幅器
22:ダウンコンバート部
23:A/D変換部
24−1:ベースバンドフィルタ部(上り)
25:フレーム変換部
26:E/O変換部
31:O/E変換部
32:フレーム変換部
33−1:ベースバンドフィルタ部(下り)
34:D/A変換部
35:アップコンバート部
36:増幅器
41:O/E変換部
42:フレーム変換部
43−2:デマッピング部
43−6:周波数領域変換部
43−7:時間領域変換部
43−8:復号及び復調部
51:フレーム変換部
52:E/O変換部
53−2:マッピング部
53−5:符号化及び変調部
53−6:時間領域変換部
81:伸長部(下り)
82:圧縮部(上り)
85:伸長情報(下り)抽出部
86:圧縮情報(上り)抽出部
90:無線帯域割当/符号化率/変調方式決定部、無線帯域割当部
91:圧縮/伸長制御部
92:無線トラヒック量算出部(下り、上り)
93:システム帯域幅制御部
101:携帯端末
110:BBU
120:RRU
130:PONシステム301:分散型無線通信基地局システム
140:OLT
150:ONU
301:分散無線通信基地局システム

Claims (8)

  1. 無線端末と無線信号を送受信する基地局の機能が1つの信号処理装置(BBU:Base Band Unit)と1つ又は複数の無線装置(RRH:Remote Radio Head)に分割されている分散型無線通信基地局システムであって、
    1つの前記BBUと1つ又は複数の前記RRHとを接続し、前記BBUと前記RRHとの間を光信号でRoF(Radio over Fiber)伝送するPON(Passive Optical Network)システムと、
    前記BBUと前記RRHとの間のトラヒック量に応じてシステム帯域幅を決定するシステム帯域幅制御部と、
    前記システム帯域幅制御部が決定したシステム帯域幅で決定されるサンプリング周波数で伝送信号をサンプリングして前記光信号を送受信するRoF伝送部と、
    を備えることを特徴とする分散型無線通信基地局システム。
  2. 前記RoF伝送部は、前記RRHに、
    前記BBUから通知されるサンプリングに関する伸長情報に基づいてRoF伝送後の下り伝送信号のサンプリング周波数を規定値に戻す伸長回路と、
    前記伸長回路が前記下り伝送信号のサンプリング周波数を規定値に戻す際に発生するエイリアス信号を除去するベースバンドフィルタ回路と、
    前記ベースバンドフィルタ回路が出力する前記下り伝送信号をアナログ信号へ変換するデジタル/アナログ変換回路と、
    を有することを特徴とする請求項1に記載の分散型無線通信基地局システム。
  3. 前記RoF伝送部は、前記RRHに、
    アナログ信号を規定値のサンプリング周波数でサンプリングして上り伝送信号を生成するアナログ/デジタル変換回路と、
    前記BBUから通知されるサンプリングに関する圧縮情報に基づいて決定されたシステム帯域幅を判断し、前記システム帯域幅上の前記上り伝送信号を通過させるベースバンドフィルタ回路と、
    前記圧縮情報に基づいて前記上り信号のサンプリング周波数を変更する圧縮回路と、
    を有することを特徴とする請求項1に記載の分散型無線通信基地局システム。
  4. 前記RoF伝送部は、
    前記システム帯域幅で決定されるサンプリング周波数を、使用される無線信号の周波数が記載された無線帯域割当情報を基に変更し、
    RoF伝送後の伝送信号のサンプリング周波数を、前記システム帯域幅で決定されるサンプリング周波数に戻すことを特徴とする請求項1に記載の分散型無線通信基地局システム。
  5. 前記BBUは、
    前記システム帯域幅制御部が決定したシステム帯域幅に存在する無線帯域のみで帯域割り当てを行う無線帯域割当回路を有し、
    前記RoF伝送部は、
    前記システム帯域幅で決定されるサンプリング周波数を、前記無線帯域割当回路が割り当てた無線信号をRoF伝送可能なようにサンプリング周波数に変更し、
    RoF伝送後の伝送信号のサンプリング周波数を、前記システム帯域幅で決定されるサンプリング周波数に戻すことを特徴とする請求項1に記載の分散型無線通信基地局システム。
  6. 前記システム帯域幅制御部は、
    前記BBUと前記RRHとの間のトラヒック量の増加量について第一閾値を有し、前記増加量が前記第一閾値を超えたとき、前記システム帯域幅を増大することを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の分散型無線通信基地局システム。
  7. 前記システム帯域幅制御部は、
    前記BBUと前記RRHとの間のトラヒック量の減少量について第二閾値を有し、前記減少量が前記第二閾値を超えたとき、前記システム帯域幅を減少することを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の分散型無線通信基地局システム。
  8. 無線端末と無線信号を送受信する基地局の機能が1つの信号処理装置(BBU:Base Band Unit)と1つ又は複数の無線装置(RRH:Remote Radio Head)に分割されている分散型無線通信基地局システムの通信方法であって、
    1つの前記BBUと1つ又は複数の前記RRHとをPON(Passive Optical Network)システムで接続し、前記BBUと前記RRHとの間を光信号でRoF(Radio over Fiber)伝送する際に、
    前記BBUと前記RRHとの間のトラヒック量に応じてシステム帯域幅を決定するシステム帯域幅制御手順と、
    前記システム帯域幅制御手順で決定したシステム帯域幅で決定されるサンプリング周波数で伝送信号をサンプリングして前記光信号を送受信するRoF伝送手順と、
    を行うことを特徴とする通信方法。
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