JP2015142021A - 電子機器 - Google Patents

電子機器 Download PDF

Info

Publication number
JP2015142021A
JP2015142021A JP2014014275A JP2014014275A JP2015142021A JP 2015142021 A JP2015142021 A JP 2015142021A JP 2014014275 A JP2014014275 A JP 2014014275A JP 2014014275 A JP2014014275 A JP 2014014275A JP 2015142021 A JP2015142021 A JP 2015142021A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
translucent panel
panel
curved portion
casing
translucent
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014014275A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6370556B2 (ja
Inventor
哲也 下田
Tetsuya Shimoda
哲也 下田
逸人 水野
Itsuhito Mizuno
逸人 水野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Corp filed Critical Kyocera Corp
Priority to JP2014014275A priority Critical patent/JP6370556B2/ja
Priority to PCT/JP2015/052469 priority patent/WO2015115524A1/ja
Publication of JP2015142021A publication Critical patent/JP2015142021A/ja
Priority to US15/221,272 priority patent/US9706024B2/en
Application granted granted Critical
Publication of JP6370556B2 publication Critical patent/JP6370556B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
    • H04M1/00Substation equipment, e.g. for use by subscribers
    • H04M1/02Constructional features of telephone sets
    • H04M1/0202Portable telephone sets, e.g. cordless phones, mobile phones or bar type handsets
    • H04M1/026Details of the structure or mounting of specific components
    • H04M1/0266Details of the structure or mounting of specific components for a display module assembly
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F1/00Details not covered by groups G06F3/00 - G06F13/00 and G06F21/00
    • G06F1/16Constructional details or arrangements
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F1/00Details not covered by groups G06F3/00 - G06F13/00 and G06F21/00
    • G06F1/16Constructional details or arrangements
    • G06F1/1613Constructional details or arrangements for portable computers
    • G06F1/1626Constructional details or arrangements for portable computers with a single-body enclosure integrating a flat display, e.g. Personal Digital Assistants [PDAs]
    • GPHYSICS
    • G09EDUCATION; CRYPTOGRAPHY; DISPLAY; ADVERTISING; SEALS
    • G09FDISPLAYING; ADVERTISING; SIGNS; LABELS OR NAME-PLATES; SEALS
    • G09F9/00Indicating arrangements for variable information in which the information is built-up on a support by selection or combination of individual elements

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Human Computer Interaction (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Casings For Electric Apparatus (AREA)
  • Telephone Set Structure (AREA)
  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)
  • Liquid Crystal (AREA)

Abstract

【課題】曲部を有する透光性パネルをケーシングに安定して取り付けることのできる電子機器を提供する。
【解決手段】本発明の一実施形態に係る電子機器は、透光性パネル50と、前記透光性パネルが装着されるケーシング20と、を具え、前記透光性パネルは、前記ケーシングに向けて曲がる曲部52を有し、前記ケーシングは、前記曲部から前記ケーシングへの方向に位置する前記透光性パネルの端面が対向する設置面と、前記設置面から、前記曲部の裏面に向けて盛り上がって形成され、前記設置面に向けて傾斜する側壁39と、を具える。
【選択図】図6

Description

本発明は、端縁に曲部を有する透光性パネルを具える電子機器に関するものである。
携帯電話機やスマートフォンの如き電子機器では、ケーシングの内部に配置されたタッチパネルや表示部を保護するために、ガラスなどの透光性パネルがケーシングに形成された開口に取り付けられている。
ケーシングには、開口を構成する内壁面の下端から内向きに内底面が延設されており、この内底面と透光性パネルの裏面の周縁とを粘着シートで貼着することで、透光性パネルはケーシングに取り付けられる(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−304390号公報
近年、透光性パネルの端縁をケーシング側に曲げた曲部を有する透光性パネルが提案されている。このような透光性パネルは、操作の有効面積を大きくするために、タッチパネルが透光性パネルの曲部の裏面側まで配設されている。従って、上記のように曲部の裏面側には粘着シートを貼着することができない。
そこで、ケーシングに曲部の嵌まる凹条を凹設し、曲部と凹条を接着剤で接着することが提案されている。
しかしながら、凹条から接着剤が流出し、接着強度が低下してしまうおそれがある。電子機器の角部は、落下等の際に床面などと当接し易いから、透光性パネルの脱離を防ぐために、特に曲部の長手方向端部と凹条には、高い接着強度が要求される。
本発明の目的は、曲部を有する透光性パネルをケーシングに安定して取り付けることのできる電子機器を提供することである。
本発明の一実施形態に係る電子機器は、
透光性パネルと、
前記透光性パネルが装着されるケーシングと、
を具え、
前記透光性パネルは、前記ケーシングに向けて曲がる曲部を有し、
前記ケーシングは、
前記曲部から前記ケーシングへの方向に位置する前記透光性パネルの端面が対向する設置面と、
前記設置面から、前記曲部の裏面に向けて盛り上がって形成され、前記設置面に向けて傾斜する側壁と、
を具える。
本発明の電子機器によれば、高い接着強度の要求される透光性パネルの曲部の端面と対向する設置面に、傾斜した側壁を形成しているから、この部分に塗布された接着剤は側壁に阻止されて留まる。従って、透光性パネルとケーシングを良好に接着することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る電子機器の平面図である。 図2は、透光性パネルを取り外した状態を示す電子機器の平面図である。 図3は、図1の線I−Iに沿う矢視断面図である。 図4は、図1の線II−IIに沿う矢視断面図である。 図5は、図1の線III−IIIに沿う矢視断面図である。 図6は、図3の丸囲み部Aの拡大断面図である。 図7は、図4の丸囲み部Bの拡大断面図である。 図8は、図5の丸囲み部Cの拡大断面図である。 図9は、本発明の他の実施形態を示す図4の丸囲み部Bの拡大断面図である。 図10は、本発明のさらに異なる実施形態を示す図4の丸囲み部Bの拡大断面図である。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照しながら説明を行なう。
本発明を適用可能な電子機器10として、スマートフォンなどの携帯電話機、タブレット型コンピュータ、PDA(Personal Digital Assistant)、携帯型音楽プレーヤー、ノート型パソコン、ゲーム機などを例示することができる。例えば、画面に情報を表示でき、その画面上でタッチ操作が可能な電子機器であればこれらに限定されるものではない。以下では、本発明をスマートフォンに適用した実施形態について説明する。
図1は、電子機器10の一実施形態を示す正面図である。図に示すように、電子機器10は、ケーシング20の表面のほぼ全体をフロントモジュール40によって覆って構成される。図1において視認されるフロントモジュール40は、透光性パネル50である。図2は、説明のため、フロントモジュール40から透光性パネル50を取り外した状態を示している。
フロントモジュール40は、図3乃至図5、及び、その拡大図6乃至図8に示すように、外部に露出している透光性パネル50と、その裏面側に配置されたタッチパネル60、表示部70を含む構成である。
透光性パネル50は、光透過性のパネルであり、ガラスや樹脂から作製することができる。透光性パネル50は、後述するタッチパネル60や表示部70の保護部材としての役目を有し、透光性パネル50にユーザが触れることでタッチパネル60の操作が行なわれ、また、表示部70は、透光性パネル50やタッチパネル60を通して視認される。透光性パネル50としては、後述するように、曲部52を有することができれば、他に、サファイアパネルなどの単結晶材料であってもよい。サファイアパネルとは、アルミナ(Al)を主成分とする単結晶材料から構成されたパネルをいう。「主成分」とは、具体的には、50質量%以上、好ましくは、70質量%以上をいう。傷がよりつき難く、割れや欠け等をより確実に抑制する点で、透光性パネル50を構成する材料としては、Al純度が約90%以上の単結晶が好ましい。サファイアパネル以外に透光性パネル50として採用される単結晶材料には、例えば、ダイヤモンド、ジルコニア、チタニア、水晶、タンタル酸リチウム、酸化窒化アルミニウムなどが挙げられる。これらも、傷がよりつき難く、割れや欠け等をより確実に抑制する点で、純度が約90%以上の単結晶が好ましい。
本発明において、透光性パネル50は、中央側の略矩形の平坦面51から端側が下向きに曲げられた曲部52を有する所謂曲面パネルである。曲部52は、平面状のガラスや樹脂の薄板を曲げ加工して作製することができる。曲部52は、図示の実施形態では、平坦面51から略一定の曲率の略1/4円弧となるように形成している。本実施形態では、曲部52は、略矩形の透光性パネル50の長手方向に沿う対向する2つの端付近に形成しているが、長手方向と直交する端付近に形成することもでき、1つの端付近のみに形成することもできる。なお、透光性パネル50として、中央付近に平坦面51を有するパネルを一例として挙げているが、本発明においてはこれに限定されず、中央付近が曲面であってもよい。
図6乃至図8に示すように、曲部52は、より詳細には、平坦面51から下向きに円弧状に曲がっており、その下縁53は、平坦面51と略平行となるように切断又は磨き加工を施している。また、透光性パネル50の両側縁は、平坦面51と略直交するエッジ部54となるように、曲部52の一部に切断又は磨き加工を施している。
透光性パネル50の裏面には、透光性パネル50の平坦面51と曲部52とを覆うタッチパネル60が配置される。例えば、タッチパネルは、可撓性のものを採用でき、透明な可撓性基板に電極や配線を配置して構成することができる。タッチパネル60として、静電容量式や抵抗膜方式のものを例示することができる。
タッチパネル60は、透光性パネル50の裏面、すなわち平坦面51とその2つの曲部52の裏面の長さと略一致する幅長さを有し、長手方向の長さは、透光性パネル50の長手方向長さよりも少し短くなるよう形成している。すなわち、タッチパネル60は、透光性パネル50と幅方向には重なるが、長手方向には、タッチパネル60から透光性パネル50がはみ出す大きさである。
上記構成のタッチパネル60は、図4及び図7に示すように、透光性パネル50に、接着部として粘着シート80により貼着される。粘着シート80は、光学粘着シート(ODA)の如き両面に接着剤が塗布された透明シートを採用することができる。接着部としては粘着シートの他に、接着剤そのものであってもよい。
粘着シート80は、略矩形とすることができ、その幅長さは、透光性パネル50の平坦面51の幅と略一致するよう構成され、長手方向長さは、タッチパネル60の長手方向長さと略一致するよう構成される。
そして、粘着シート80を透光性パネル50の平坦面51に貼着し、タッチパネル60を粘着シート80へ幅方向にはみ出るように貼着することで、透光性パネル50にタッチパネル60を貼り合わせることができる。
このとき、透光性パネル50の曲部52には、粘着シート80が配置されていないことで、タッチパネル60の両側は図7に示すように、粘着シート80からはみ出た部分が、その可撓性により曲部52に完全には倣わず、緩やかにカーブしながら、端部が曲部52に当接する。すなわち、タッチパネル60は、透光性パネル50に対して、平坦面51よりも曲部52側が接近した構成となる。これにより、タッチパネル60は、透光性パネル50の曲部52と対向する面の曲率半径を、粘着シート80の厚さ分だけ、透光性パネル50の曲部52の裏面側曲率半径よりも大きくすることができ、タッチパネル60が小さな曲率半径で曲げられることによる断線を抑えることができる。
粘着シート80は、透光性パネル50の平坦面51のみに配置すればよいから、曲部52にまで貼着する場合に比して、粘着シート80の貼着作業を簡便にすることができる利点もある。
なお、粘着シート80は、先にタッチパネル60に貼着し、透光性パネル50に貼着することで、透光性パネル50とタッチパネル60とを貼り合わせてもよい。この場合であっても、上記構成、効果を得ることができることはもちろんである。
上記のように、透光性パネル50の平坦面51と曲部52の裏面にタッチパネル60が配置されるから、透光性パネル50の平坦面51だけでなく、曲部52をユーザが触れても電子機器10の操作を行なうことができ、電子機器10の操作性や操作バリエーションを可及的に高めることができる。
タッチパネル60の裏面には、図4及び図7に示すように、表示部70が配置される。表示部70は、液晶表示パネルを採用でき、その表示面がタッチパネル60側を向くように配置される。
表示部70とタッチパネル60との間には、図7に示すように光学弾性樹脂(SVR)86を介在させることができる。光学弾性樹脂を表示部70とタッチパネル60との間に配置することで、これらの間のエアギャップをなくすことができ、表示部70の視認性やコントラストを高めることができる。
上記した透光性パネル50、タッチパネル60及び表示部70を含むフロントモジュール40は、ケーシング20に装着され、電子機器10が構成される。
ケーシング20は、図1及び図2に示すように、前面側にフロントモジュール40が取り付けられており、内部に電子機器10の制御等を行なう制御基板、バッテリ、メモリカード、SIM(Subscriber Identity Module)カード、その他通信、通話等に必要な電子部品12が収容される。
たとえば、ケーシング20は、開口22の形成されたインナーシャーシ21と、インナーシャーシ21の背面を覆うバックシャーシ24を具える構成とすることができるが、本発明はこれに限定されない。バックシャーシ24は、インナーシャーシ21に着脱可能とし、バッテリ、メモリカード、SIMカード等の装着、交換等を行なうことができるようにしてもよい。
そして、本実施形態においては、フロントモジュール40は、インナーシャーシ21に取り付けられる。より詳細には、フロントモジュール40は、インナーシャーシ21に形成された開口22に表示部70が嵌まり、透光性パネル50の曲部52の先端が、インナーシャーシ21に形成された設置面となる凹条31に嵌ることで、インナーシャーシ21に装着される。なお、設置面は、凹条31に限定されず、平坦なもの、凸形状のものであってもよい。
インナーシャーシ21は、表示部70が嵌まる略矩形の開口22を形成した枠状のシャーシとすることができる。インナーシャーシ21は、凹条31が形成され、長手方向に延びる細幅の枠部30と、枠部30の端部どうしを連繋する繋ぎ部38によって、表示部70が嵌まる開口22が形成される。
凹条31には、後述するとおり、エポキシ樹脂など熱硬化性樹脂の如き接着剤82が塗布され、また、繋ぎ部38に両面テープが貼着されて、透光性パネル50が取り付けられる。
より詳細には、凹条31は、図2、図4及び図7に示すように、枠部30の長手方向に凹設されている。凹条31は、開口22に隣接するよう形成される。図示の実施形態では、凹条31は、長手方向に延びる底面32と、枠部30の外周側の外側壁33とを有する。外側壁33は、底面32に対して略垂直に立設され、透光性パネル50のエッジ部54が当接する。
設置面である凹条31は、その端部となる凹条端36が、図2、図3、図5、図6及び図8に示すように、繋ぎ部38に凹設されている。なお、以下では、凹条31について、凹条端36間、すなわち、凹条31の枠部30に形成されている部分を中間部34と称する。
凹条31は、図6乃至図8を比較して判るように、凹条端36は、中間部34よりも底面32を深く形成している。すなわち、曲部52の下縁53が真っ直ぐである透光性パネル50を装着したときに、図7で示す中間部34は、曲部52の下縁53と当接し、図6と図8に示す凹条端36では、曲部52の下縁53と凹条31との間の距離が長くなり、クリアランスαが確保される。
中間部34の底面は、図7に示すように、インナーシャーシ21の内側に向けて下方に凹んだ段部35としている。この構成により、透光性パネル50の曲部52の下縁53と幅方向に完全に当接せず、曲部52の下縁53は、内側が浮いた状態となっている。
凹条端36は、繋ぎ部38の端面がインナーシャーシ21の内側の側壁39となっている。側壁39は、凹条31の底面に対して略垂直に立設するのではなく、図6及び図8に示すように、内側に向けて高くなるよう傾斜させている。
繋ぎ部38は、図2に示すように種々の電子部品12が実装されており、その両端は、前述した凹条端36の底面32から盛り上がった側壁39となっている。繋ぎ部38には、1又は複数箇所に図示省略する両面テープを貼着し、透光性パネル50のタッチパネル60からはみ出した部分を接合することができる。
然して、上記構成のインナーシャーシ21へのフロントモジュール40の取付けは、以下の要領で行なうことができる。
まず、インナーシャーシ21の凹条の底面32に接着剤82を筋状に塗布すると共に、繋ぎ部38に両面テープを貼着する。次に、フロントモジュール40を表示部70が下向きとなるようにインナーシャーシ21に接近させて、表示部70を開口に挿入し、そのまま押し込む。
これにより、透光性パネル50は、凹条31の外側壁33にエッジ部54が案内されて、曲部52が侵入する。そして、凹条31の底面32と曲部52の下縁53が接近又は当接し、底面32の接着剤82が広がって、図6乃至図8に示すように、曲部52の下縁53と凹条31の底面32が接着される。また、透光性パネル50の平坦面51と繋ぎ部38は、両面テープで貼着される。
接着剤82を硬化させると、フロントモジュール40のインナーシャーシ21への取付けが完了する。その後、必要な電子部品12の実装や、電気的な接続を行ない、バックシャーシ24をインナーシャーシ21へ嵌めることで、電子機器10が作製される。
本発明は、上記したとおり、凹条31は、凹条端36を中間部34よりも深く形成しているから、透光性パネル50の曲部52を曲げ加工等で形成したときに、曲部52に反りが生じていたとしても、その反りは、凹条端36で吸収することができ、透光性パネル50が傾いた状態で取り付けられてしまうことを抑えることができる。
凹条31は、凹条端36の底面32を中間部34の底面32よりもクリアランスα(図6及び図8参照)が0.1mm〜0.4mmとなるように深く形成することが好適である。
また、凹条31は、中間部34の底面32が、図7に示すように、内部側に凹んだ段部35を有するから、接着剤82を中間部34の底面に塗布したときに、余分な接着剤82は、中間部34に留まらず、段部35に流出する。従って、余分な接着剤82が、透光性パネル50のエッジ部54側にはみ出て、電子機器10の外観を損ねることを抑えることができる。なお、段部35に流出した接着剤82は、段部35に溜まって、段部35と曲部52の下縁53とを接着する。
さらに、凹条端36は、図6及び図8に示すように、内側の側壁39が傾斜しているから、凹条端36の側壁39を透光性パネル50の平坦面51に対して略直交するよう形成した場合に比して、凹条端36の底面積を小さくすることができる。その結果、凹条端36に塗布された接着剤82の広がりを抑えることができるから、少ない接着剤82の量で効果的な接着を行なうことができる。この構成により、特に透光性パネル50と凹条端36との防水性を確保できる。
具体的には、側壁39は、透光性パネル50の曲部52に向けて凸の曲面形状とすることが好適であり、図6及び図8に示すように、透光性パネル50の曲部52の裏面側の曲率と略一致する曲率の曲面形状とすることがより望ましい。これにより、上記効果をさらに高めることができる。透光性パネル50としてサファイアパネルなどの単結晶材料を用いた場合、上述の効果とともに、透光性パネル50の割れを抑制できることから、透光性パネル50の曲部52の裏面側の曲率と略一致する曲率の曲面形状を有する側壁39とすることはより好適である。サファイアパネルなどの単結晶材料はガラスパネルと比較して変形しにくい材質である。サファイアパネルなどの単結晶材料を透光性パネル50として用いた場合、透光性パネル50がそのパネルの裏面側からしっかりと支えられていない部分に対して荷重がかけられた場合には、透光性パネル50における当該荷重がかけられた部分が変形しにくいため、透光性パネル50がガラスの場合よりも小さい荷重で割れる場合がある。上述のような側壁39により透光性パネル50の裏面を支持することで、割れを抑制することが可能となる。その場合、側壁39と透光性パネル50との間はクリアランスが小さいほど好ましく、透光性パネル50と側壁39は接していることが好ましい。
また、上記構成とすることで、電子機器10を落下等した際に、その衝撃を受けやすい透光性パネル50の曲部52の角部は、内側から側壁39によって押さえ付けられるから、衝撃による応力を緩和することができる利点がある。
なお、透光性パネル50と可撓性タッチパネル60との接合は、図7に示すように、接着部としての粘着シート80を平坦面51のみに貼着して行なっているから、これだけでは、タッチパネル60が曲部52から浮いてしまうことがある。特に、タッチパネル60は、曲部52と当接することで曲げられているから、その復元力により、曲部52の近傍の粘着シート80が剥がれてしまうことがある。
この場合、図9に示すように、曲部52の近傍のタッチパネル60の周面と、透光性パネル50の平坦面51との間に、スポンジや、シリコーンゴムなどのゴムの如き弾性部材90を挿入し、タッチパネル60の浮き上がりを防ぐようにすればよい。この構成により、タッチパネル60は、透光性パネル50の平坦面51に向けて押し付けられて、粘着シート80の貼着力は維持され、タッチパネル60が剥がれてしまうことを抑えることができる。
また、図10に示すように、インナーシャーシ21に、凹条31の中間部34の底面32又は段部35から曲部52に向けて立設され、フロントモジュール40が装着された状態で、曲部52のタッチパネル60を下方から押し上げるリブ92を突設しておくこともできる。リブ92は、開口22の周縁に形成することができる。これにより、タッチパネル60の曲部52は、リブ92に押されて浮き上がりが抑えられ、粘着シート80の貼着力を維持することができる。透光性パネル50としてサファイアパネルなどの単結晶材料を用いた場合、上述の効果とともに、透光性パネル50の割れを抑制できることからリブ92はより好適である。サファイアパネルなどの単結晶材料は変形しにくい材質である。サファイアパネルなどの単結晶材料を透光性パネル50として用いた場合、透光性パネル50がしっかりと支えられていない部分に対して荷重がかけられた場合に、透光性パネル50における当該荷重がかけられた部分が変形しにくく割れる可能性がある。リブ92により透光性パネル50の裏面を支持することで、割れを抑制することが可能となる。
リブ92は、中間部34の全長に設けることもできるし、中間部34の1又は複数箇所に突設するようにしてもよい。中間部34の底面には、リブ92との間に前述した段部35を形成することもできる。リブ92を中間部34の全長に亘って設けた場合、図10に示すように、透光性パネル50の曲部52の下縁53と中間部34の底面32を接着したときに、リブ92が余分な接着剤82の流出を抑え、段部35に接着剤溜まり84が形成される。従って、余分な接着剤82がインナーシャーシ21の内側に流出してしまうことを防ぐことができる。そして、リブ92で堰き止められた接着剤82は、インナーシャーシ21と透光性パネル50の曲部52の下縁53とを接着するから、その接合強度を高めることができる。
上記説明は、本発明を説明するためのものであって、特許請求の範囲に記載の発明を限定し、或いは範囲を限縮するように解すべきではない。また、本発明の各部構成は、上記実施例に限らず、特許請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能であることは勿論である。
たとえば、フロントモジュール40の組立順序やその構成、インナーシャーシ21への組立順序やその構成、電子機器10の構成等は上記実施形態に限定されるものではない。
10 電子機器
21 インナーシャーシ(ケーシング)
31 凹条(設置面)
36 凹条端
39 側壁
40 フロントモジュール
50 透光性パネル
51 平坦面(中央側)
52 曲部
60 タッチパネル
70 表示部
80 粘着シート(接着部)

Claims (4)

  1. 透光性パネルと、
    前記透光性パネルが装着されるケーシングと、
    を具え、
    前記透光性パネルは、前記ケーシングに向けて曲がる曲部を有し、
    前記ケーシングは、
    前記曲部から前記ケーシングへの方向に位置する前記透光性パネルの端面が対向する設置面と、
    前記設置面から、前記曲部の裏面に向けて盛り上がって形成され、前記設置面に向けて傾斜する側壁と、
    を具える、電子機器。
  2. 前記側壁は、前記透光性パネルの曲部に向けて凸の曲面形状である、
    請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記設置面には、接着剤が塗布され、前記透光性パネルの前記曲部が接着される、
    請求項1又は請求項2に記載の電子機器。
  4. 前記曲部は、前記透光性パネルの対向する2つの端付近に設けられる、
    請求項1乃至請求項3の何れかに記載の電子機器。
JP2014014275A 2014-01-29 2014-01-29 電子機器 Expired - Fee Related JP6370556B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014014275A JP6370556B2 (ja) 2014-01-29 2014-01-29 電子機器
PCT/JP2015/052469 WO2015115524A1 (ja) 2014-01-29 2015-01-29 電子機器
US15/221,272 US9706024B2 (en) 2014-01-29 2016-07-27 Electronic device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014014275A JP6370556B2 (ja) 2014-01-29 2014-01-29 電子機器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015142021A true JP2015142021A (ja) 2015-08-03
JP6370556B2 JP6370556B2 (ja) 2018-08-08

Family

ID=53757095

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014014275A Expired - Fee Related JP6370556B2 (ja) 2014-01-29 2014-01-29 電子機器

Country Status (3)

Country Link
US (1) US9706024B2 (ja)
JP (1) JP6370556B2 (ja)
WO (1) WO2015115524A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2024048244A1 (ja) * 2022-09-01 2024-03-07 パナソニックIpマネジメント株式会社 電子機器

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105116967B (zh) * 2015-08-31 2017-09-26 广东欧珀移动通信有限公司 终端前盖组件及终端
KR102392246B1 (ko) * 2017-11-13 2022-04-29 삼성전자주식회사 방수 구조를 가지는 전자 장치

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11289169A (ja) * 1998-04-03 1999-10-19 Nec Shizuoka Ltd 電子機器の情報表示窓
JP2006019580A (ja) * 2004-07-02 2006-01-19 Alps Electric Co Ltd 電子機器の防水ケース
JP2009246820A (ja) * 2008-03-31 2009-10-22 Fujitsu Ltd 携帯端末装置
JP2011047976A (ja) * 2009-08-25 2011-03-10 Seiko Epson Corp 電気光学装置、および電子機器
JP2013243615A (ja) * 2012-05-22 2013-12-05 Kyocera Corp 電子機器

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4317516B2 (ja) * 2004-11-30 2009-08-19 株式会社ケーヒン 電気回路基板用ケース
JP2007304390A (ja) 2006-05-12 2007-11-22 Sharp Corp 電子機器の筐体構造及びそれを備えた電子機器
CN101996535A (zh) 2009-08-25 2011-03-30 精工爱普生株式会社 电光学装置和电子设备
JP2013019920A (ja) * 2009-11-10 2013-01-31 Sharp Corp 表示装置
EP2740590B1 (en) * 2011-08-05 2021-03-31 Mitsubishi Engineering-Plastics Corporation Panel and panel installation structure
JP5981189B2 (ja) * 2012-03-28 2016-08-31 京セラ株式会社 透光性パネル取付構造及び携帯型電子機器
WO2013175761A1 (ja) 2012-05-21 2013-11-28 京セラ株式会社 電子機器

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11289169A (ja) * 1998-04-03 1999-10-19 Nec Shizuoka Ltd 電子機器の情報表示窓
JP2006019580A (ja) * 2004-07-02 2006-01-19 Alps Electric Co Ltd 電子機器の防水ケース
JP2009246820A (ja) * 2008-03-31 2009-10-22 Fujitsu Ltd 携帯端末装置
JP2011047976A (ja) * 2009-08-25 2011-03-10 Seiko Epson Corp 電気光学装置、および電子機器
JP2013243615A (ja) * 2012-05-22 2013-12-05 Kyocera Corp 電子機器

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2024048244A1 (ja) * 2022-09-01 2024-03-07 パナソニックIpマネジメント株式会社 電子機器

Also Published As

Publication number Publication date
JP6370556B2 (ja) 2018-08-08
WO2015115524A1 (ja) 2015-08-06
US20160337488A1 (en) 2016-11-17
US9706024B2 (en) 2017-07-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6106614B2 (ja) 電子機器用フロントモジュール及びこれを具える電子機器
CN108563363B (zh) 一种触控显示模组、显示装置及透明光学胶层结构
CN110045530B (zh) 显示装置
KR102305489B1 (ko) 표시 장치 및 그 제조 방법
TWI594153B (zh) 觸控顯示模組
CN108259651B (zh) 显示屏组件及电子设备
WO2020015390A1 (zh) 显示面板及其制造方法
JP5222229B2 (ja) 表示装置
TWI566074B (zh) 電子裝置
CN108319074B (zh) 电子装置及其显示组件、背光模组
US9664938B2 (en) Display device
JP2010134139A (ja) 表示装置
TWI693457B (zh) 面光源裝置、顯示裝置以及電子機器
JP6370556B2 (ja) 電子機器
TW201326963A (zh) 觸控面板框體結構
JP4869893B2 (ja) 液晶表示装置
US8654300B2 (en) Display apparatus
JP5848784B2 (ja) 電子機器
WO2015129661A1 (ja) 電子機器
KR101955137B1 (ko) 디스플레이
TWI588695B (zh) Collision type touch display device
JP5389712B2 (ja) 液晶表示装置及びこれを備える電子機器
WO2015129662A1 (ja) 電子機器
CN117156026A (zh) 屏幕组装结构及其组装方法、电子设备
JP2013250304A (ja) 表示装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160516

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170801

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170928

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20171031

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20180227

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180524

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20180601

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180710

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180711

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6370556

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees