JP2015141397A - カートリッジ - Google Patents

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安田 真己
Masaki Yasuda
真己 安田
船橋 識充
Satomitsu Funabashi
識充 船橋
泰博 浅井
Yasuhiro Asai
泰博 浅井
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Abstract

【課題】カートリッジが装置本体に装着される際にカートリッジ側のIC基板がショートなどの電気的な原因により破損するのを抑制できるカートリッジを提供する。【解決手段】プロセスカートリッジ5の幅方向に並ぶ状態で配置されているIC基板11の少なくとも第3の電極11Aと第4の電極11Bのうち、接地電極を構成する第3の電極11Aがプロセスカートリッジ5の幅方向の中央側に配置されているため、プロセスカートリッジ5がレーザプリンタ1の露光装置の下方に装着される際、プロセスカートリッジ5が装着方向に対し例えば上下方向の軸周りに斜めに傾いた状態で装着されても、接地電極を構成する第3の電極11Aが露光装置側のコネクタの第1の電極に最初に接触する。これにより、プロセスカートリッジ5側のIC基板11がショートなどの電気的な原因で破損するのが抑制される。【選択図】図8

Description

本発明は、電子写真方式などの画像形成装置の装置本体に対して着脱自在に装着される現像用のカートリッジに関する。
画像形成装置の装置本体に対して着脱自在に装着されるように構成された現像用のカートリッジが従来知られている。この種のカートリッジとして、特許文献1には、装置本体のスキャナの幅方向の片側に配置された接続手段に接触する記憶手段がカートリッジの幅方向(装置本体に対するカートリッジの装着方向と直交する方向)の片側に付設されたプロセスカートリッジが記載されている。
ここで、記憶手段は、例えばプロセスカートリッジの型式、トナーの容量、残量、ロット番号、プロセス条件、使用状況などのプロセスカートリッジに関する各種の情報が記憶されたIC基板などに相当するものであり、接続手段は、記憶手段に記憶された各種の情報を装置本体側の制御装置に読み込むためのコネクタに相当するものである。
特開2003−195723号公報
ところで、特許文献1に記載されたプロセスカートリッジにおいては、記憶手段(IC基板)が幅方向の片側に配置され、これに対応して接続手段(コネクタ)がスキャナの幅方向の片側に配置されているため、プロセスカートリッジが装置本体に装着される際、装置本体への装着方向に対しプロセスカートリッジが例えば上下方向の軸周りに斜めに傾いた状態で装着されると、プロセスカートリッジ側の記憶手段(IC基板)がスキャナ側の接続手段(コネクタ)に対して大きく位置ずれすることがある。その場合、記憶手段(IC基板)と接続手段(コネクタ)との接触が不完全となり、記憶手段(IC基板)がショートなどの電気的な原因により破損する恐れもある。
そこで、本発明は、カートリッジが装置本体に装着される際にカートリッジ側のIC基板がショートなどの電気的な原因により破損するのを抑制できるカートリッジを提供することを課題とする。
前述した課題を解決するための本発明に係るカートリッジは、幅方向に並ぶ第1の電極と第2の電極とを有するコネクタを備える装置本体に対して装着されるように構成され、幅方向に直交する方向に着脱自在なカートリッジであって、カートリッジに関する情報を記憶した記憶装置を有するIC基板を備えている。IC基板は、少なくとも第1の電極に接触するように構成され、接地電極を構成する第3の電極と、第2の電極に接触するように構成される第4の電極とを有する。第3の電極と第4の電極とはカートリッジの幅方向に並ぶ状態で配置されている。第3の電極は、第4の電極よりもカートリッジの幅方向の中央側に配置されている。
本発明に係るカートリッジでは、カートリッジの幅方向に並ぶ状態で配置されているIC基板の少なくとも第3の電極と第4の電極のうち、接地電極を構成する第3の電極がカートリッジの幅方向の中央側に配置されているため、カートリッジが装置本体に装着される際、カートリッジが装置本体への装着方向に対し例えば上下方向の軸周りに斜めに傾いた状態で装着されても、接地電極を構成する第3の電極が装置本体側のコネクタの第1の電極に最初に接触する。これにより、カートリッジ側のIC基板がショートなどの電気的な原因により破損するのが抑制される。
本発明のカートリッジにおいて、IC基板がカートリッジの幅方向の中心線を跨いでいると、IC基板の接地電極を構成する第3の電極をカートリッジの中心線付近に配置することが可能となるので好ましい。
また、IC基板の接地電極を構成する第3の電極が第4の電極よりもカートリッジの装着方向下流側に長く延びて形成されていると、カートリッジが装置本体に装着される際、接地電極を構成する第3の電極が第4の電極よりも先に装置本体側のコネクタの第1の電極に接触するので好ましい。
さらに、カートリッジが装置本体への装着方向に沿って延びる凹部を有し、この凹部内に設けられた台座部にIC基板が配置されていると、装置本体側のコネクタがIC基板にのみ接触するので好ましい。
ここで、装置本体は、コネクタの第1の電極および第2の電極に対して幅方向の外側となる位置に、第1の電極および第2の電極よりもカートリッジ側に高く突出する凸部を有し、カートリッジは、凸部を受入れる窪みを台座部の幅方向外側に有する構造とすることができる。この場合、装置本体側のコネクタの第1の電極および第2の電極がカートリッジ側のIC基板以外の構造物に接触しないように装置本体の凸部によって保護される。
また、カートリッジは、凹部より幅方向外側に装置本体の露光装置に対向する対向面を有し、凹部内の台座部の座面は、露光装置に対向する対向面と同一平面内に位置する構造とすることができる。
さらに、カートリッジは、カートリッジ内の部品を駆動するための駆動力入力部を前記幅方向の一方側に有し、IC基板は、カートリッジの幅方向の中心線よりも駆動力入力部側に寄って配置される構造とすることができる。
ここで、カートリッジは、ドラムを有するドラムユニットと、現像ローラを有し、かつ、ドラムユニットに装着可能な現像ユニットとを有する構造とすることができる。この場合、凹部は、ドラムユニットと現像ユニットの両者に設けることができる。
本発明に係るカートリッジによれば、カートリッジの幅方向に並ぶ状態で配置されているIC基板の少なくとも第3の電極と第4の電極のうち、接地電極を構成する第3の電極がカートリッジの幅方向の中央側に配置されているため、カートリッジが装置本体に装着される際、カートリッジが装置本体への装着方向に対し例えば上下方向の軸周りに斜めに傾いた状態で装着されても、接地電極を構成する第3の電極が装置本体側のコネクタの第1の電極に最初に接触する。これにより、カートリッジ側のIC基板がショートなどの電気的な原因により破損するのを抑制することができる。
本発明の一実施形態に係る画像形成装置の一例としてのレーザプリンタの概略構成を示す側断面図である。 図1に示した露光装置およびプロセスカートリッジの拡大断面図である。 図2に示した露光装置の構成部品を分解して上下逆向きに示す分解斜視図である。 図2に示した露光装置の構成部品をさらに上下逆向きに示す分解斜視図である。 図3に示した構成部品が組み立てられた状態を示す露光装置の下面側の斜視図である。 図5のVI−VI線に沿う断面を図5と上下逆向きにして示す断面図である。 図5のVII−VII線に沿う断面を図5と上下逆向きにして示す部分断面図(a)と、図5のVIII−VIII線に沿う断面を図5と上下逆向きにして示す部分断面図(b)である。 図2に示したプロセスカートリッジの挿入方向下流側から見た斜視図である。 図8に示したプロセスカートリッジの上面側から見た平面図である。 図9に示したIC基板を拡大して示す拡大平面図である。
以下、本発明に係るカートリッジについて、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。一実施形態のカートリッジは、例えば図1に示すようなレーザプリンタ1として具現化された画像形成装置の装置本体に対して着脱自在に装着される現像用のカートリッジである。そこで、まず、図1を参照してレーザプリンタ1の構成を概略的に説明する。
ここで、図1を参照した説明においては、レーザプリンタ1を使用するユーザを基準にした方向で説明する。すなわち、図1の紙面に向かって右方向を「前」、左方向を「後」、上下方向を「上下」、手前方向を「左」、奥方向を「右」として説明する。
<レーザプリンタの概略構成>
図1に示すように、レーザプリンタ1は、装置本体の一例としての本体筐体2内に、用紙Sを供給する給紙部3と、露光装置4と、用紙S上にトナー像(現像剤像)を転写するプロセスカートリッジ5と、用紙S上のトナー像を熱定着させる定着装置8とを主に備えている。
給紙部3は、本体筐体2内の下部に設けられ、給紙トレイ31と、用紙押圧板32と、給紙機構33と、レジストローラ34とを主に備えている。給紙トレイ31に収容された用紙Sは、用紙押圧板32によって上方に寄せられ、給紙機構33によってプロセスカートリッジ5に向けて供給され、レジストローラ34を通ってプロセスカートリッジ5の感光体ドラム61と転写ローラ63との間に搬送される。
露光装置4は、本体筐体2内の上部に配置され、図示しないレーザ発光部や、ポリゴンミラー43、レンズ44、反射鏡45などを備えている。この露光装置4では、レーザ発光部から出射される画像データに基づくレーザ光(図1中の2点鎖線参照)が、感光体ドラム61の表面で高速走査されることで、感光体ドラム61の表面を露光する。
プロセスカートリッジ5は、本体筐体2に設けられたフロントカバー21を開いたときにできる開口から本体筐体2に対し後側に向けて挿入することで露光装置4の下方に装着され、反対に前側に引き抜くことで本体筐体2の外側に取り出される。このプロセスカートリッジ5は、ドラムユニット6と、現像ユニット7とから構成されている。
ドラムユニット6は、感光体ドラム61と、帯電器62と、転写ローラ63とを主に備えている。また、現像ユニット7は、ドラムユニット6に対して着脱可能に装着される構成となっており、現像ローラ71と、供給ローラ72と、層厚規制ブレード73と、トナー(現像剤)を収容するトナー収容部74と、アジテータ75とを主に備えている。
このプロセスカートリッジ5では、感光体ドラム61の表面が帯電器62により一様に帯電された後、露光装置4からのレーザ光の高速走査によって露光されることで、感光体ドラム61上に画像データに基づく静電潜像が形成される。また、トナー収容部74内のトナーは、アジテータ75によって撹拌されながら供給ローラ72に供給され、供給ローラ72から現像ローラ71に供給される。そして、このトナーは、現像ローラ71と層厚規制ブレード73の間に進入して一定厚さの薄層として現像ローラ71上に担持される。
現像ローラ71上に担持されたトナーは、現像ローラ71から感光体ドラム61上に形成された静電潜像に供給される。これにより、静電潜像が可視像化され、感光体ドラム61上にトナー像が形成される。その後、感光体ドラム61と転写ローラ63の間を用紙Sが搬送されることで感光体ドラム61上のトナー像が用紙S上に転写される。
定着装置8は、プロセスカートリッジ5の後方に設けられている。この定着装置8は、符号を省略して示すハロゲンヒータ、定着ベルト、ニップ板などを有する加熱ユニット81と、加熱ユニット81のニップ板との間で定着ベルトを挟持する加圧ローラ82とを主に備えている。
この定着装置8の加熱ユニット81と加圧ローラ82との間を用紙Sが通過することで、用紙S上に転写されたトナー像(トナー)が用紙S上に熱定着される。そして、トナー像が熱定着された用紙Sは、排紙ローラ23によって排紙トレイ22上に排出される。
<露光装置の構成>
図2に示すように、露光装置4は、レーザ光Lを出射するレーザユニット41と、レーザユニット41を内側に収容して固定するためのプレートであるスキャナプレート42とを備えている。レーザユニット41は、レーザ光Lの出射経路にポリゴンミラー43(図1参照)、レンズ44、反射鏡45を内蔵している。図3に示すように、このレーザユニット41は、厚い板状の外観を呈し、スキャナプレート42は、レーザユニット41を収容するトレー状の外観を呈する。
<スキャナプレートの構成>
スキャナプレート42は、レーザユニット41の反射鏡45で反射されるレーザ光Lをプロセスカートリッジ5のドラムユニット6側の感光体ドラム61に向けて出射するための露光用開口46と、コネクタ9を保持するための保持部47と、レーザユニット41を4つの止ネジBによって固定するための4つの固定部48とを有する。そして、このスキャナプレート42には、コネクタ9を保持部47に保持させるためのホルダ10が一対の止ネジB,Bによって固定される。
スキャナプレート42の露光用開口46は、感光体ドラム61の軸方向に沿う細長い形状に形成されている。この露光用開口46は、図1に示した本体筐体2に対するプロセスカートリッジ5の装着方向の上流側(図1の前側)において、その装着方向と直交するプロセスカートリッジ5の左右の幅方向(露光装置4の左右の幅方向)に沿って形成されている。
スキャナプレート42の保持部47は、露光用開口46よりもプロセスカートリッジ5の装着方向の上流側において、露光用開口46の長手方向の中央部付近に形成されている。この保持部47は、コネクタ9が嵌め込まれる長方形の保持開口47Aと、この保持開口47Aに嵌め込まれたコネクタ9の左右の両側部を受ける左右一対の受部47B,47Bとを有する。この受部47B,47Bは、コネクタ9の左右両側部から突出する左右の突出部9A,9Aの上面を受ける受面47C,47Cを有する。
スキャナプレート42の4つの固定部48は、左右の切込みによりスキャナプレート42の外面42Aから内面側に押し込まれた凹部として、換言すれば、左右の切込みによりスキャナプレート42の内面42Bから内側に押し出された台状の凸部として形成されている。図7(a)に示すように、この4つの固定部48がスキャナプレート42の内面42Bから突出する高さh1は、コネクタ9がスキャナプレート42の内面42Bから突出する高さh2よりも高く設定されている。これにより、スキャナプレート42の内面42Bに固定されたレーザユニット41がコネクタ9に接触しないようにされている。
<ホルダの構成>
図3に示すように、ホルダ10は、スキャナプレート42の保持部47に保持されたコネクタ9を囲む長方形の開口10Aと、この開口10Aの左右の内壁から突出して前後方向に延びる一対の押え部10B,10Bと、スキャナプレート42に止ネジB,Bで固定される左右一対の取付部10C,10Cと、ホルダ10の後側の左右の両側部から下側のプロセスカートリッジ5の現像ユニット7側へ突出する左右一対の突起10D,10Dと、ホルダ10の前側の枠部10Eとを有する。
このホルダ10は、左右一対の取付部10C,10Cが止ネジB,Bでスキャナプレート42の外面42Aに固定された状態において、開口10Aの左右の内壁から突出する一対の押え部10B,10Bがコネクタ9の左右の突出部9A,9Aの下面を押圧する。これにより、コネクタ9がスキャナプレート42とホルダ10との間に挟まれて保持される。
<コネクタの構成>
コネクタ9は、スキャナプレート42の保持部47に保持されることで、露光用開口46よりも前側のプロセスカートリッジ5の装着方向の上流側において、露光用開口46の範囲内となる長手方向の中央部付近の所定箇所に配置されている。このコネクタ9は、図5および図6に示すように、後述するIC基板と電気的に接続するための4つの電極、すなわち、コネクタ9の幅方向に並べて配列された一群の電極9B,9C,9D,9Eを有する。
このようなコネクタ9を装置本体としての本体筐体2に装備されるメイン基板(図示省略)に接続するため、図4に示すように、スキャナプレート42の内面42B側には、コネクタ9から延びるハーネスHがレーザユニット41を避けて引き回されている。そして、コネクタ9の一群の電極9B,9C,9D,9Eは、スキャナプレート42の外面42A側に配置されている。
ここで、コネクタ9の左右の両側部から突出する突出部9Aは、側面視において横長の逆T字状に形成されている。そして、この突出部9Aを受けるようにスキャナプレート42に形成された受部47Bの受面47Cは、図7の(a)に示すように、スキャナプレート42に対して後側が下向きに傾斜している。これにより、コネクタ9は、プロセスカートリッジ5の装着方向の下流側に向かって下向きに傾斜する姿勢でスキャナプレート42の保持部47に保持される。なお、プロセスカートリッジ5の装着方向の上流側となるコネクタ9の前側部分は、ホルダ10の前側の枠部10Eに覆われて保護されている。
コネクタ9の一群の電極9B,9C,9D,9Eは、プロセスカートリッジ5の現像ユニット7側に向けて下方に突出している。ここで、一つの電極9Bを代表例として説明すると、図7の(b)に示すように、電極9Bは、前向きから後向きに屈曲することで上下方向に弾性変形可能な電極線材9Xの先端部に形成されており、コネクタ9の後部から下方に突出している。電極線材9Xが弾性変形可能であることで、電極9Bは、下方に弾性的に突出している。この電極9Bは、側面視で概略直角三角形状に形成されており、プロセスカートリッジ5の装着方向下流側に向かって下向きに傾斜する接触斜面9Nを有し、この接触斜面9Nが後述するIC基板の電極に円滑に接触する。
このような一群の電極9B,9C,9D,9Eを保護するように、ホルダ10の突起10D,10Dは、露光装置4の幅方向から見て、一群の電極9B,9C,9D,9Eと重なる一回り大きい概略三角形の側面形状に形成されている。そして、この突起10D,10Dは、一群の電極9B,9C,9D,9Eよりも現像ユニット7側の下側に高く突出している。
<IC基板の構成>
図2に示すように、露光装置4と対面するプロセスカートリッジ5の対向面、すなわち、スキャナプレート42の前側に固定されたコネクタ9に対面する現像ユニット7の対向面には、IC基板11が配設されている。このIC基板11は、図8〜図10に示すように、プロセスカートリッジ5の幅方向に横長となる長方形の板状の外観を呈するものであり、プロセスカートリッジ5に関する種々の情報、例えば、現像ユニット7のトナー収容部74に収容されたトナーの残量、流通国(仕向け国)、トナー充填量(キャパシティ)、カートリッジ使用期限などの情報が記憶された記憶装置を有する。
このようなIC基板11は、図8に示すように、現像ユニット7の対向面7Aの幅方向中央部に配置されている。すなわち、現像ユニット7の対向面7Aの幅方向中央部には、プロセスカートリッジ5の装着方向に沿って延びる幅広の凹部7Bが形成され、この凹部7B内に突出して形成された台座部7Cの上面の座面7DにIC基板11が固定されている。この台座部7Cの座面7Dは、凹部7Bの周りの対向面7Aと同一平面内に位置しており、台座部7Cの左右両側には、図6に示したホルダ10の左右一対の突起10D,10Dを受入れる窪み7E,7Eが形成されている。なお、ドラムユニット6は、上側面に、現像ユニット7の凹部7Bと同等の幅で、凹部6Bが形成されている。すなわち、プロセスカートリッジ5は、現像ユニット7およびドラムユニット6の両者に凹部7B,6Bを有している。
図8に示すように、プロセスカートリッジ5の左側には、図2に示した現像ローラ71、供給ローラ72、アジテータ75などの部品を駆動するための駆動力入力部5Aが配設されている。駆動力入力部5Aは、本体筐体2内に設けられる図示しない駆動部と噛み合う入力カップリング5Xを有している。そして、IC基板11は、図9に示すように、プロセスカートリッジ5の幅方向の中心線Cよりも駆動力入力部5A側に寄って配置されており、この位置でプロセスカートリッジ5の幅方向の中心線Cを跨いでいる。このようなIC基板11は、プロセスカートリッジ5の装着方向と直交する幅方向において、露光装置4のスキャナプレート42に形成された露光用開口46の範囲内に配置されている。
ここで、IC基板11には、図5に示したコネクタ9の一群の電極9B,9C,9D,9Eに接触する一群の電極11A,11B,11C,11Dがプロセスカートリッジ5の幅方向に並んで配列されている。IC基板11の電極11Aは、コネクタ9の第1の電極9Bに接触する第3の電極であり、接地電極を構成する。また、IC基板11の電極11Bは、コネクタ9の第2の電極9Cに接触する第4の電極である。IC基板11の電極11Cは、コネクタ9の電極9Dに接触し、IC基板11の電極11Dは、コネクタ9の電極9Eに接触する。
IC基板11の接地電極を構成する第3の電極11Aは、第4の電極11Bよりもプロセスカートリッジ5の幅方向の中心線C寄りの中央部に配置されている。そして、この第3の電極11Aは、他の電極11B,11C,11Dよりもプロセスカートリッジ5の装着方向の下流側に長く延びて形成されている。
以上のようにレーザプリンタ1の本体筐体2に対して着脱自在に装着されるカートリッジとして構成された本実施形態のプロセスカートリッジ5は、図1に示したフロントカバー21を開いたときにできる開口から本体筐体2に対し後側に向けて挿入することで、図2に示すように、露光装置4の下方に装着される。
ここで、図8に示すように、プロセスカートリッジ5の幅方向に並ぶ状態で配置されているIC基板11の少なくとも第3の電極11Aと第4の電極11Bのうち、接地電極を構成する第3の電極11Aは、第4の電極11Bよりもプロセスカートリッジ5の幅方向の中央側に配置されている。
このため、プロセスカートリッジ5が露光装置4の下方に装着される際、プロセスカートリッジ5が装着方向に対し例えば上下方向の軸周りに斜めに傾いた状態で装着されても、IC基板11の接地電極を構成する第3の電極11Aが露光装置4側のコネクタ9の第1の電極9Bに対し最初に確実に接触する。これにより、プロセスカートリッジ5側のIC基板11がショートなどの電気的な原因により破損するのが抑制される。
そして、プロセスカートリッジ5側のIC基板11が露光装置4側のコネクタ9に対して大きな位置ずれを起こすことなく対面し、IC基板11の一群の電極11A,11B,11C,11D(図8参照)がコネクタ9の一群の電極9B,9C,9D,9E(図5参照)に対し電気的に正常に接触する。
従って、本実施形態のプロセスカートリッジ5によれば、プロセスカートリッジ5が露光装置4の下方に装着される際、IC基板11の接地電極を構成する第3の電極11Aが露光装置4側のコネクタ9の第1の電極9Bに最初に確実に接触することにより、プロセスカートリッジ5側のIC基板11がショートなどの電気的な原因により破損するのを抑制することができる。
ここで、本実施形態のプロセスカートリッジ5においては、図9に示すように、IC基板11がプロセスカートリッジ5の幅方向の中心線Cを跨いでいるため、IC基板11の接地電極を構成する第3の電極11Aをプロセスカートリッジ5の中心線C付近に配置することが可能となる。
また、IC基板11の接地電極を構成する第3の電極11Aが他の電極11B,11C,11Dよりもプロセスカートリッジ5の装着方向下流側に長く延びて形成されているため、プロセスカートリッジ5が露光装置4の下方に装着される際、接地電極を構成する第3の電極11Aを他の電極11B,11C,11Dよりも先に露光装置4側のコネクタ9の第1の電極9Bに接触させることができ、IC基板11がショートなどの電気的な原因により破損するのをより確実に抑制することができる。
さらに、プロセスカートリッジ5が本体筐体2への装着方向に沿って延びる凹部7Bを有し、この凹部7B内に設けられた台座部7Cの座面7DにIC基板11が配置されているため、露光装置4側のコネクタ9は、IC基板11にのみ接触するようになり、コネクタ9の物理的な破損が予防される。
ここで、装置本体の一部を構成する露光装置4のスキャナプレート42に固定されるホルダ10は、コネクタ9の一群の電極9B,9C,9D,9Eに対して幅方向の外側となる位置に、一群の電極9B,9C,9D,9Eよりもプロセスカートリッジ5側に高く突出する凸部としての左右の突起10D,10Dを有している。このため、露光装置4側のコネクタ9の一群の電極9B,9C,9D,9Eは、左右の突起10D,10Dにより、プロセスカートリッジ5側のIC基板11以外の構造物に接触しないように保護される。
また、プロセスカートリッジ5は、現像ローラ71、供給ローラ72、アジテータ75などの部品を駆動するための駆動力入力部5Aを幅方向の一方側に有しており、IC基板11は、プロセスカートリッジ5の幅方向の中心線Cよりも駆動力入力部5A側に寄って配置されている。
このため、プロセスカートリッジ5が露光装置4の下方に装着された状態で、駆動力入力部5Aが所定位置に位置決めされるとIC基板11も所定位置に位置決めされる。こうしてIC基板11の一群の電極11A,11B,11C,11Dは、露光装置4側のコネクタ9の一群の電極9B,9C,9D,9Eに対し、より確実に接触するようになる。
また、露光装置4は、ドラムユニット6の感光体ドラム61を露光する際の迷光を低減するために、一般にプロセスカートリッジ5に近接して配置されるので、コネクタ9を露光装置4に配置すれば、コネクタ9をプロセスカートリッジ5のIC基板11に近づけて配置でき、コネクタ9とIC基板11の接点を安定して確保できる。
以上、本発明に係るカートリッジの一実施形態としてのプロセスカートリッジ5について説明したが、本発明のカートリッジは、一実施形態のプロセスカートリッジ5に限定されるものではなく、その構造は適宜変更することができる。例えば、プロセスカートリッジ5は、ドラムユニット6と現像ユニット7とが分離できない構造のものであってもよい。
前記実施形態では、コネクタ9の電極9B,9C,9D,9Eが上下方向に移動可能(弾性変形可能)に構成されていたが、本発明はこれに限定されず、前記実施形態のIC基板11の電極11A,11B,11C,11Dと同様の構成としてもよい。その場合、IC基板11の電極11A,11B,11C,11Dを前記実施形態のコネクタ9の電極9B,9C,9D,9Eと同様に、上下方向に弾性変形可能に構成するとよい。
1 レーザプリンタ
2 本体筐体
4 露光装置
41 レーザユニット
42 スキャナプレート
46 露光用開口
47 保持部
48 固定部
5 プロセスカートリッジ
6 ドラムユニット
7 現像ユニット
9 コネクタ
9A 突出部
9B 第1の電極
9C 第2の電極
9D 電極
9E 電極
10 ホルダ
10D 突起
11 IC基板
11A 第3の電極
11B 第4の電極
11C 電極
11D 電極

Claims (8)

  1. 幅方向に並ぶ第1の電極と第2の電極とを有するコネクタを備える装置本体に対して装着されるように構成され、前記幅方向に直交する方向に着脱自在なカートリッジであって、
    前記カートリッジに関する情報を記憶した記憶装置を有するIC基板を備え、
    前記IC基板は、少なくとも前記第1の電極に接触するように構成され、接地電極を構成する第3の電極と、前記第2の電極に接触するように構成される第4の電極と、を有し、前記第3の電極と前記第4の電極とが前記カートリッジの幅方向に並ぶ状態で配置されており、
    前記第3の電極は、前記第4の電極よりも前記カートリッジの前記幅方向の中央側に配置されていることを特徴とするカートリッジ。
  2. 前記IC基板が前記カートリッジの幅方向の中心線を跨いでいることを特徴とする請求項1に記載のカートリッジ。
  3. 前記第3の電極が前記第4の電極よりも前記カートリッジの装着方向下流側に長く延びて形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のカートリッジ。
  4. 前記カートリッジは、前記装着方向に沿って延びる凹部を有し、
    前記IC基板は、前記凹部内に設けられた台座部に配置されていることを特徴とする請求項1〜3の何れか1の請求項に記載のカートリッジ。
  5. 前記装置本体は、前記第1の電極および前記第2の電極に対して前記幅方向の外側となる位置に、前記第1の電極および前記第2の電極よりも前記カートリッジ側に高く突出する凸部を有し、
    前記カートリッジは、前記凸部を受入れる窪みを前記台座部の前記幅方向外側に有することを特徴とする請求項4に記載のカートリッジ。
  6. 前記カートリッジは、前記凹部の前記幅方向外側に前記装置本体の露光装置に対向する対向面を有し、
    前記台座部の座面は、前記対向面と同一平面内に位置していることを特徴とする請求項4または5に記載のカートリッジ。
  7. 前記カートリッジは、カートリッジ内の部品を駆動するための駆動力入力部を前記幅方向の一方側に有し、
    前記IC基板は、前記カートリッジの幅方向の中心線よりも前記駆動力入力部側に寄って配置されていることを特徴とする請求項1〜6の何れか1の請求項に記載のカートリッジ。
  8. 前記カートリッジは、ドラムを有するドラムユニットと、現像ローラを有し、かつ、前記ドラムユニットに装着可能な現像ユニットと、を有し、
    前記凹部は、前記ドラムユニットと現像ユニットの両者に設けられていることを特徴とする請求項4〜7の何れか1の請求項に記載のカートリッジ。
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