JP2015140206A5 - - Google Patents

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揮散量調整キャップ
本発明は、容器本体内に、消臭剤等の揮発性物質を充填しておき、この揮発性物質を揮散させる際、キャップ内に収容したゲル化剤を容器本体内に落下させて揮発性物質と混合し、この揮発性物質をゲル化させて揮散が一気に進まないように調整することが可能な揮散量調整キャップに関する。
消臭剤や芳香剤等の容器は、使用前に内容物である揮発性物質が揮散(気化)しないように密封しており、使用者が使用に際して開封したときに一気に揮発性物質が揮散してしまわないように揮発性物質にゲル化剤を混合してゲル化させ、このゲル化作用によって揮散変化徐々に進行するように抑制するキャップが用いられている。
上記の作用を有するキャップとして、例えば特開2013−28368号公報には、内容物の充填空間を有する容器本体と、頂部開口を有し口部に装着されるキャップ本体と、揮散孔を有しキャップ本体にヒンジを介して連結される蓋体とを備え、キャップ本体は、頂部開口より口部の内壁に沿って伸延する内周壁と、内周壁の下端部を閉鎖する底部とを備え、内周壁は、底部に向けて伸延する一方、上部を キャップ本体から突出させる筒体を有し、筒体は、その上部の押し込みに伴い底部を開放して充填空間内の内容物を揮散させる刃部を備えた揮散容器が開示されている。
特開2013−28368号公報
しかし、上記特許文献に開示された容器のキャップでは、一旦底壁をカットした後はこの底壁は開放したままとなり、途中で揮散状態が進行することを止めることができなかっ
また、使用する部屋の大きさに応じ揮散量を調整することも不可能であり、使い勝手が悪いと言う問題があった。
更には、カットされた底壁は容器本体内の充填空間内において垂れ下がった状態で残るため、このカットされた底壁が揮散作用の抵抗となったり、カットの状態によっては底壁の開放量に変化が生じ、安定した揮散を妨げることもあった
本発明は、消臭剤や芳香剤等の揮発性物質の揮散量を、例えば部屋の大きさや室内環境 の変化等に合わせて使用者が自由に調整することができると共に、安定した揮散を可能にする揮散量調整キャップを提供することを目的とする
上記目的を達成するため、本発明に係る揮散量調整キャップは、内キャップと外キャッ プの二重構造からなり、内キャップは、容器本体に固定され、かつ底部中央に閉塞突起部 を有し、閉塞突起部の周囲には複数の開孔が形成され、外キャップは、内部に剤料収容室 を有し、内キャップに対して上下方向に相対移動可能に装着され、内キャップの閉塞突起 部と密着する開封口、及び揮散した揮発性物質を外部に放出する揮散孔を有し、内キャッ プと外キャップが上下方向に相対移動した状態において、前記閉塞突起部と前記開封口と の密着が開放され、かつ内キャップと外キャップとの間に揮散孔に通じる隙間が出現する 、ことを特徴とする。
上記したように、本発明に係る揮散量調整キャップによれば、使用者は、消臭剤や芳香 剤等の揮発性物質の揮散量を、例えば部屋の大きさや室内環境の変化等に合わせて自由に 調整したりすることができると共に、安定した揮散を可能にすることができる。
また、一度開封した外キャップを再び締め込むことにより、揮散作用を止めることができ、さらに外キャップを緩めることで再使用することもできる。
また、キャップの緩め量をある一定の位置にすることにより、常に一定の揮散量を維持 することから、安定した消臭や芳香効果を奏することができる。
本発明に係る揮散量調整キャップの説明図 消臭剤を揮散させている状態の説明図 A−A’線断面図 B−B’線断面図
図1乃至図4に基づいて本発明に係る揮散量調整キャップの実施例について、詳細に説明する。
本実施例では、揮発性物質の代表例である消臭剤容器に適用されるキャップについて示 す。なお、容器内に収容される揮発性物質は、本実施例で示す消臭剤の他、芳香剤、香水 、精油など、揮発性を有するあらゆる物質を対象とする。
揮散量調整キャップ1は、内部に消臭剤を収容する容器本体100の口部101にネジ 式によって装着されている。
図1に示すとおり、揮散量調整キャップ1は、外キャップ8と内キャップ3の二重構造 となっており、容器本体100の口部101に対し内キャップ3がネジ止めされ、内キャ ップ3と外キャップ8もネジによって結合している。また、外キャップ8には、揮散した 芳香剤が外部に放出される揮散孔13を有しており、さらに上端開口は蓋19aによって 封止されている。
内キャップ3及び外キャップ8は、共に前記容器本体100の口部101内に落ち込むように凹状部(3、4及び9、10)に形成され、外キャップ8内には、例えば消臭剤を ゲル化させるための剤料であるゲル化剤の収容室12aが形成されている。
内キャップ3には、その底部中央に閉塞突起部5が形成され、この閉塞突起部5の周囲 に複数の開孔6が形成されている。さらに前記内キャップ3には、外キャップ8と螺合す るネジ17が内壁16に形成され、容器本体100の口部101と螺合するネジ7が外壁 2の内部に形成されている。なお、各部材の結合手段は、上記したネジ式に限らず他の方 法であっても良い。例えば、内キャップ3と容器本体100とは、圧着式或いは接着剤に よる固定であっても良く、また内キャップ3と外キャップ8との結合方法は、上下方向の スライド式であっても良い。
外キャップ8には、内キャップ3と螺合するネジが壁部18の内部に形成されており、 かつその底部中央12には、内キャップ3の閉塞突起部5がぴったりと嵌る開封口11が 形成されている。
なお、図3、図4は、図2で表示したA−A断面、B−B断面を示した図である。
以上の構成を有する本発明は、開封使用前において、内キャップ3の閉塞突起部5と外 キャップ8の開封口11は密着しており、また両方の凹状部の一部(3、9)は互いに密 着しており、ゲル化剤は外キャップ8内に収納されたままである。
使用に際し、使用者が外キャップ8を回転させて内キャップ3に対して相対的に上昇さ せると、外キャップ8の開封口11が上昇し、内キャップ3の閉塞突起部5とが離反する ことで、キャップ内に収容してあるゲル化剤は容器本体100内へと落下する。と同時に 内キャップ3と外キャップ8との間に、図2の破線矢印で示すような隙間となる揮散通路 14が出現する。
ゲル化剤の落下により、容器本体100内に収容されている芳香剤とゲル化剤が化学反 応し、揮発した芳香剤は上記揮散通路14を経由して、外キャップ8に形成した揮散孔1 3から室内に放出される。なお、外キャップ8の上昇によって生じる内キャップ8との間 の遮閉口15の開き量を調整することにより、揮散した消臭剤が室内に放出される量を制 御することが出来る。即ち、外キャップ8の回転量(内キャップ3との相対変位量)に応 じて、消臭剤の放出量を使用者の要求に応じて変化させることができるようになっている
また、消臭剤の放出を止めたい場合には、緩めた外キャップ8を締め込んで、内キャッ プ3の閉塞突起部5と外キャップ8の開封口11を密着させ、内キャップ3との間に形成 される揮散通路14を閉じ、再び消臭剤を放出したい場合には、再度外キャップ8を緩め れば良い。なお、内キャップ3と外キャップ8とを上下方向のスライド式で結合した場合 には、外キャップの上下移動操作(上下の変位量、変位位置)によって、消臭剤の揮散量 を調整することができる。
なお、外キャップを回転又は上下移動させようとした際に、その作用力が内キャップと容 器本体100との結合を解くように働かないようにするためは、容器本体100と内キャ ップ3との結合を、ネジ式にした上で接着剤によって固定するか、或いはネジを用いずに 直接接着剤等によって強固に固定しておけば良い。
以上に説明したように、本発明に係る揮散量調整キャップ1によれば、使用者は、消臭 剤や芳香剤等の揮発性物質の揮散量を、例えば部屋の大きさや室内環境の変化等に合わせ て自由に調整したりすることができると共に、安定した揮散を可能にすることができる。
1 揮散量調整キャップ
3 内キャップ
6 開孔
8 外キャップ
13 揮散口
14 揮散通路

Claims (4)

  1. 容器本体内に収納された揮発性物質の揮散量を調整可能なキャップであって、
    内キャップと外キャップの二重構造からなり、
    前記内キャップは、前記容器本体に固定され、かつ底部中央に閉塞突起部を有し、前記 閉塞突起部の周囲には複数の開孔が形成され、
    前記外キャップは、内部に剤料収容室を有し、前記内キャップに対して上下方向に相対 移動可能に装着され、前記内キャップの前記閉塞突起部と密着する開封口、及び揮散した 揮発性物質を外部に放出する揮散孔を有し、
    前記内キャップと前記外キャップが上下方向に相対移動した状態において、前記閉塞突 起部と前記開封口との密着が開放され、かつ内キャップと外キャップとの間に前記揮散孔 に通じる隙間が出現する、
    ことを特徴とする揮散量調整キャップ。
  2. 前記内キャップと前記外キャップは、ネジで係合されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の揮散量調整キャップ。
  3. 前記内キャップと前記外キャップは、上下方向にスライド可能に係合されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の揮散量調整キャップ。
  4. 前記内キャップは、前記容器本体に対し、接着剤により強固に固定されている、
    ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の揮散量調整キャップ。
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