JP2015140134A - エアバッグドア及びエアバッグ装置 - Google Patents

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淳一 藤田
稔 戸田
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稔 戸田
千春 戸谷
Chiharu Totani
千春 戸谷
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Abstract

【課題】合皮層の高級感を損なうことなく、製造及び品質管理が容易で結果的に安価なエアバッグドアを提供することにある。
【解決手段】基材15と、基材15の表面に接着層40を介して積層された立体編クッション層20と、立体編クッション層20の表面に積層された表皮25とを備え、展開及び膨張するエアバッグにより押圧された際の破断の起点となるテアライン21が基材15に形成されたエアバッグドア13であって、表皮25は意匠面をなす表皮層27とその裏面側に設けられる基布層25からなり、基布層25は、基材15側に設けられ伸びが大きな第1基布層26aと、第1基布層26aよりも伸びが小さな第2基布層26bで形成されていることを特徴とするエアバッグドア。
【選択図】図3

Description

本発明は、エアバッグの押圧力により破断されて開放されるエアバッグドア、及びその開放部分からエアバッグを展開及び膨張させて乗員を衝撃から保護するエアバッグ装置に関する。
自動車では、助手席の乗員を保護する手段としてエアバッグ装置が有効である。このエアバッグ装置では、助手席の前方に配置されたインストルメントパネルの一部によってエアバッグドアが構成されている。
上記エアバッグドアとして、図9に示すように、基材151と、基材151の表面に接着層153を介して積層された立体編クッション層154と、立体編クッション層154の表面に積層された表皮156とを備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。基材151は心材として用いられ、立体編クッション層154は、エアバッグドア150に弾力性を付与して触感を向上させるために用いられ、表皮156は、主に質感向上、触感向上等のために用いられている。
エアバッグドア150では、その開放のための破断を惹起させるために、複数の短い開裂溝、又は単一の長い開裂溝からなるテアライン(破断予定線)が設けられている。このテアラインにより、エアバッグドア150のスムーズな開放、及びエアバッグのスムーズな展開及び膨張が図られている。テアラインは、エアバッグドア150の表面側から見えにくくするために、エアバッグドア150の裏面側の部材、例えば基材151及び立体編クッション層154に設けられる。
そのため、前面衝突等によって自動車に前方から衝撃が加わってエアバッグが展開及び膨張し、そのエアバッグの押圧力がエアバッグドア150に加わると、基材151がテアライン152に沿って破断する。立体編クッション層154が図9中、実線で示すテアライン155に沿って破断するとともに、表皮156がテアライン155に対応する箇所で破断して、エアバッグドア150が開放される。エアバッグが、エアバッグドア150の開放部分を通り、インストルメントパネルと助手席に着座している乗員との間で展開及び膨張し、乗員に前方から加わる衝撃を緩和する。
一方、特許文献2に記載されているように、基材151と立体編クッション層154との間に、基材151のテアライン152を投影した箇所を含み、かつそのテアライン152よりも幅広の特定領域153bと、特定領域153b以外の領域である一般領域153aとを設定する。そして、特定領域153bでは一般領域153aとは異なり、立体編クッション層154を基材151に接着しないようにすることが考えられる。このようにすることで、立体編クッション層154の破断は、基材151のテアライン152での破断の影響を受けにくくなる。立体編クッション層154は、基材151のテアライン152に対応する箇所ではなく、他よりも強度の低くなっているテアライン155に沿って破断される技術が提案されている。
特表2005−537164号公報 特開2012−176663号公報
上記のように、エアバッグドアを容易に展開させるために、加工方法、各層構成の構成が提案されているが、合皮層の高級感(弾力性、触り心地、見栄えなど)を損なうことなく、テアライン加工及びその品質管理が容易なものはなく、結果的に低コストで高級感のあるエアバッグドアは得られていなかった。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、合皮層の高級感を損なうことなく、製造及び品質管理が容易で結果的に安価なエアバッグドアを提供することにある。
上記課題を解決するエアバッグドアは、基材と、前記基材の表面に基材接着層を介して積層された立体編クッション層と、前記立体編クッション層の表面に積層された表皮とを備え、展開及び膨張するエアバッグにより押圧された際の破断の起点となるテアラインが前記基材に形成されたエアバッグドアであって、前記表皮は意匠面をなす表皮層とその裏面側に設けられる基布層からなり、前記基布層は、基材側に設けられ伸びが小さな第1基布層と、該第1基布層よりも伸びが大きな第2基布層で形成されている。
上記の構成によれば、基材に設けられたテアラインを起点にその上部の立体クッション層が破断し、さらの表皮に、基材側からの破断による圧力により破断が発生し、基材に形成されたテアライン上でエアバッグドアを展開することができる。
上記課題を解決するエアバッグ装置は、インフレータから供給される膨張用ガスにより展開及び膨張するエアバッグと前記エアバッグの展開方向前方に配置され、前記エアバッグにより破断されて開放されるエアバッグドアとして請求項1に記載のエアバッグドアが用いられる。
このように作動するエアバッグ装置のエアバッグドアとして請求項1に記載のエアバッグドアが用いられることで、上記と同様な作用及び効果が得られる。
本発明によれば、基材に設けられたテアライン上でその破断による圧力によりエアバッグドアが展開することができ、各層の上記のような構成とすることにより、製造及び品質管理が容易なエアバッグドア及びエアバッグ装置を提供することができる。
エアバッグドア及びエアバッグ装置の一実施形態を示す図であり、インストルメントパネルのうち、エアバッグドア及びその周辺部分を示す部分平面図。 図1の2−2線に沿ったエアバッグ装置の部分断面図。 図2のX部を拡大して示す部分断面図。 一実施形態の基布層における引張強度の異方性を示す模式図。 一実施形態の立体編クッション層における引張強度の異方性を示す模式図。 一実施形態における基材の部分底面図。 一実施形態における立体編クッション層の部分底面図。 エアバッグドアの変形例を示す部分平面図。 従来例のエアバッグドアを示す部分断面図。
以下、エアバッグドア及びエアバッグ装置の一実施形態について、図1〜図7を参照して説明する。
なお、以下の説明では、自動車の前進方向を前方と記載し、それを基準に前、後、上、下、左、右を規定している。左右方向は、自動車の幅方向(車幅方向)と合致している。
図1及び図2に示すように、自動車の前席(運転席及び助手席)の前方には、車幅方向に延びるインストルメントパネル10が配置されている。自動車には、前方から衝撃が加わった場合に、助手席に着座している乗員の前方でエアバッグ32を展開及び膨張させて乗員を衝撃から保護する助手席用エアバッグ装置(以下、単に「エアバッグ装置」という)11が設けられている。
エアバッグ装置11は、インストルメントパネル10の一部(助手席の前方部分)に形成されたエアバッグドア13と、そのエアバッグドア13の裏面側(図2の下側)に設けられたエアバッグモジュールAMとを備えている。エアバッグドア13は、エアバッグ装置11の作動時に展開及び膨張するエアバッグ32によって押圧されて助手席側へ開き、エアバッグ32の展開を許容する開口14を画成する。次に、エアバッグ装置11の各構成部材について説明する。
<エアバッグドア13の基本構造について>
図2及び図3に示すように、エアバッグドア13は、芯材としての基材15、立体編クッション層20及び表皮25を備えている。
基材15は、例えばサーモプラスチックオレフィン(TPO)からなり、射出成形法によって成形されている。なお、基材15は、TPO以外の樹脂材料、例えばポリプロピレン等によって形成されてもよい。
立体編クッション層20は、エアバッグドア13に必要なクッション性(弾力性)を付与して触感を向上させるために用いられており、基材15の表面に接着層40を介して接着されている。立体編クッション層20は、例えば、ポリエステル等の合成繊維のダブルラッセル編物からなる。この編物は、ダブルラッセル編機等を用いて形成されたものであり、所定間隔をおいて位置する一対のグランド編地間に連結糸を往復させることにより編成されたものである。
図5に示すように、立体編クッション層20の原反20Aは、その平面に沿った方向の引張強度に関して異方性を有している。すなわち、原反20Aは、その平面に沿った所定の方向R1において引張強度が最小とされる一方、同方向R1に対して直交する方向R2において引張強度が最大とされている。
図3に示す立体編クッション層20は、2.5mm〜3.0mmの厚みを有していることが好ましい。また、立体編クッション層20は、0.01mm〜1.0mmの太さの糸を編むことによって形成されたものであることが好ましい。糸の太さが0.01mmよりも細いと、立体編クッション層20の編み目が細かくなり、立体編クッション層20の強度が大きくなり、破断されにくく、1.0mmよりも太いと立体編クッション層20の編み目が粗くなり、接着剤が付着しにくいためである。また、糸の太さとしては、0.05mm〜0.5mmであることがより好ましい。本実施形態では、0.5mmの太さの糸が用いられている。
表皮25は、主にエアバッグドア13の質感向上、触感向上等を図る目的で設けられており、本実施形態では合皮によって構成されている。合皮は、基布層26と、その基布層26の表面側に配置された表皮層27とからなり、この基布層26は、基材15側に設けられ、伸びが小さな第1基布層26aと、表皮層27側に設けられ第1基布層26aよりも伸びが大きい第2基布層26bとからなっている。この基布層26が伸びの異なる二層構造となっており、基材側の第1基布層26aの伸びが小さいことにより、エアバッグからの圧力により破断しやすくなっている。
基布層26は、例えば、ポリエステル等の合成繊維の編物からなり、この編物の生地を加工することによって形成されている。なお、基布層26は、上記ポリエステル以外の合成繊維、例えばポリアミド繊維によって形成されてもよい。また、基布層26としては、編物からなるものに代えて、織物からなるものが用いられてもよい。
図4に示すように、基布層26の原反26Cは、その平面に沿った方向の引張強度に関して異方性を有している。すなわち、原反26Cは、その平面に沿った所定の方向R1において引張強度が最小とされる一方、同方向R1に対して直交する方向R2において引張強度が最大とされている。
図3に示すように、表皮層27は、エアバッグドア13の外表面(意匠面)を構成するものであり、例えばポリウレタンによって形成されていて、基布層26に接着されている。
表皮25(基布層26及び表皮層27)は、0.3mm〜1.0mmの厚みを有していることが好ましい。上記厚みが0.3mmよりも小さいと、立体編クッション層20の表面に対して表皮25を接着させる際の強度を確保することが難しく、1.0mmよりも大きいと、表皮25を好適に破断させることが難しいからである。なお、表皮25の厚みは0.4mm〜0.7mmであることがより好ましい。
基布層26と立体編クッション層20とは、それらの引張強度が最小となる方向R1が一致するように、向きを合わせられた状態で互いに接着されている。従って、基布層26及び立体編クッション層20の引張強度は上記方向R1において最小となっている。
<エアバッグモジュールAMの概略構成について>
図2に示すように、エアバッグドア13の裏面側には、一対の壁部31を備えてなるリテーナ30が設けられている。両壁部31は、前後方向に互いに離間した箇所に位置している。両壁部31には、エアバッグ32が折り畳まれた状態で保持されるとともに、膨張用ガスを発生してエアバッグ32に供給するインフレータ33が保持されている。これらのリテーナ30、エアバッグ32及びインフレータ33によってエアバッグモジュールAMが構成されている。
前側の壁部31における表側の端部には、エアバッグドア13の裏面に沿って前方へ延びる延出部34と、ヒンジ部35aを介して後方へ延びる前側ドア部35とが連結されている。また、後側の壁部31における表側の端部には、エアバッグドア13の裏面に沿って後方へ延びる延出部34と、ヒンジ部36aを介して前方へ延びる後側ドア部36とが連結されている。前側ドア部35と後側ドア部36との間には、貫通溝37の第1溝37aが車幅方向に沿って延びている。
なお、図示を省略するが、エアバッグ32及びインフレータ33の車幅方向についての両側には、上記壁部31と同様の壁部が形成されている。図1に示すように、左側の壁部における表側の端部には、エアバッグドア13の裏面に沿って左方へ延びる延出部34と、ヒンジ部38aを介して右方へ延びる左側ドア部38とが連結されている。また、右側の壁部における表側の端部には、エアバッグドア13の裏面に沿って右方へ延びる延出部34と、ヒンジ部39aを介して左方へ延びる右側ドア部39とが連結されている。
また、第1溝37aの車幅方向についての両端には、V字状をなす第2溝37bがそれぞれ貫通して形成されている。各第2溝37bは、第1溝37aの各端部を起点とし、同第1溝37aから車幅方向についての外側へ遠ざかるに従い幅広となる。第2溝37bは、前側ドア部35と左側ドア部38及び右側ドア部39との境界に位置するとともに、後側ドア部36と左側ドア部38及び右側ドア部39との境界に位置している。
また、第1溝37aが第2溝37bとなす角度αはいずれも鈍角とされている。本実施形態では、上記角度αはいずれも135度とされている。
上記構成のリテーナ30は、例えばサーモプラスチックオレフィン(TPO)からなり、射出成形法によって成形されている。また、各延出部34、前側ドア部35、後側ドア部36、左側ドア部38及び右側ドア部39の各表面には、複数の突部(図示略)が形成されており、これら突部がエアバッグドア13における基材15の裏面に対して振動溶着法等により固着されている。
<テアラインについて>
図3及び図6に示すように、基材15の裏面にはテアライン16が形成されている。テアライン16は、車幅方向に沿って延びる第1開裂溝16aと、その第1開裂溝16aの両端から車幅方向についての外側、かつ斜め前方又は斜め後方に延びてV字状をなす第2開裂溝16bとからなり、リテーナ30の貫通溝37の表側に位置している。基材15において第1開裂溝16a及び第2開裂溝16bの形成された箇所では、形成されていない箇所よりも肉厚が小さく、強度が低くなっている。第1開裂溝16a及び各第2開裂溝16bは、表側ほど幅の狭くなる台形の断面を有している。本実施形態では、第1開裂溝16a及び各第2開裂溝16bの表側の端部の幅が約1.0mmに設定されている。
図3において実線で示すように、立体編クッション層20において、基材15のテアライン16に対応する箇所にはテアライン21が形成されている。図6及び図7に示すように、立体編クッション層20のテアライン21は、互いに離間した状態で基材15の第1開裂溝16aに沿って列をなすように一定間隔毎に形成された複数の第1開裂溝21aと、互いに離間した状態で基材15の第2開裂溝16bに沿って列をなすように一定間隔毎に形成された複数の第2開裂溝21bとからなる。各第1開裂溝21a及び各第2開裂溝21bは、立体編クッション層20の裏面から表側へ向けて凹んでいるが、立体編クッション層20を貫通していない。このように、各第1開裂溝21a及び各第2開裂溝21bは、立体編クッション層20の厚み方向についての裏側の一部に形成されている。そして、立体編クッション層20において、各第1開裂溝21a及び各第2開裂溝21bの形成された箇所では、形成されていない箇所よりも肉厚が小さく、強度が低くなっている。各第1開裂溝21a及び各第2開裂溝21bは、表側ほど幅の狭くなる台形の断面を有している。本実施形態では、各第1開裂溝21a及び各第2開裂溝21bの表側の端部の幅が約1.0mmとされている。
立体編クッション層20のテアライン21は、基材15のテアライン16を投影した箇所に位置していることが望ましいが、同テアライン16の幅方向について最大で3mm程度のずれであれば、同程度の性能が発揮されるため、許容される。なお、本明細書でのテアライン21のテアライン16に対する位置のずれは、この許容範囲内でのずれを指すものとする。
なお、表皮25にはテアラインは形成されていない。このように、本実施形態では、テアライン16は、基材15よりも表側に配置される部材(立体編クッション層20及び表皮25)に関しては、立体編クッション層20のみ形成されている。
ここで、立体編クッション層20の裏面側にテアライン21を形成する方法としては、トムソン刃を用いた加工、コールドナイフやホットナイフを用いた加工、あるいはレーザー加工等が挙げられる。トムソン刃を用いた加工の場合には、製造ライン等のコストの点で他の加工に比べて有利である。また、この場合、特にミラー刃を用いると、他のトムソン刃に比べて刃の高さのばらつきが小さいことから、テアライン21の加工精度を好適に高めることができる。一方、レーザー加工の場合には、テアライン21の加工精度を好適に高めることが容易である。
図7に示すように、テアライン21は、第1開裂溝21aの延びる方向が、立体編クッション層20の引張強度が最も大きい方向R2に沿うように形成されている。
上記両テアライン16,21は、エアバッグドア13の開放のために、展開及び膨張するエアバッグ32によって押圧されてエアバッグドア13が破断される際の破断の起点となる。これらのテアライン16,21は、エアバッグドア13のスムーズな開放、及びエアバッグ32のスムーズな展開及び膨張を確保するために設けられている。テアライン16,21が基材15及び立体編クッション層20に設けられている主な理由は、テアライン16,21を表皮25よりも裏面側に設けることで、テアライン16,21が表面側から見えないようにするためである。
さらに、本実施形態では、エアバッグドア13が、展開及び膨張するエアバッグ32によって押圧された場合、テアライン16,21のうち第1開裂溝16a,21aが第2開裂溝16b,21bよりも先に破断されるように設定されている。
本実施形態では、基材15よりも表面側に配置された部材である表皮層27、基布層26及び立体編クッション層20のうち、ダブルラッセル編物からなる立体編クッション層20のみに裏面から表面に向けてテアライン21が形成されており、立体編クッション層20の表面にはテアラインがない。そのため、例えば表皮25の厚みを従来(例えば1.3mm)よりも薄くすることが可能である。また、表皮層27の表面、すなわちエアバッグドア13の意匠面にテアライン21に起因した凹みが生じにくい。
さらに、基布層26及び表皮層27にテアラインが形成されていないため、立体編クッション層20の表面に基布層26を接着する際には、それらの互いの位置を合わせる作業は不要である。
次に、本実施形態の特徴部分について説明する。
図3に示すように、本実施形態の接着層40は、一般領域40aと特定領域40bとによって構成されている。特定領域40bは、接着層40のうち、基材15のテアライン16を投影した箇所を含み、かつテアライン16の幅方向に同テアライン16よりも幅広に形成された領域である。特定領域40bは、テアライン21がテアライン16に対し幅方向へずれていた場合に、そのテアライン21を含む幅を有している。一般領域40aは、接着層40のうち、上記特定領域40bを除く領域である。特定領域40bでは、接着層40は、一般領域40aよりも低い接着力で立体編クッション層20を基材15に接着している。
別の表現をすると、接着層40は、一般領域40aでは、基材15をテアライン16で破断させるのに要する力よりも大きな接着力で立体編クッション層20を基材15に接着している。また、接着層40は、特定領域40bでは、熱が加えられた場合に立体編クッション層20の基材15に対する接着状態を維持し得る大きさであり、かつ立体編クッション層20をテアライン21で破断させるのに要する力よりも小さな接着力で立体編クッション層20を基材15に接着している。
ここで、接着剤の塗布量についての多くの領域では、接着層40の接着強度が、塗布量が多くなるに従い高くなる傾向にある。このことから、特定領域40bでは、一般領域40aよりも少ない塗布量で接着層40が形成されることで、接着強度が特定領域40bにおいて一般領域40aよりも低くされている。
接着層40は、基材15の表面に対し、接着剤を複数回塗布することにより形成されている。接着剤の塗布量は塗布の回数に比例するところ、特定領域40bは、一般領域40aよりも少ない回数接着剤が塗布されることにより形成されている。より具体的には、接着剤の塗布に際しては、まず、基材15の表面のうち、特定領域40bに対応する箇所にマスキング材が貼付けられる等して、同箇所がマスキングされる。基材15の表面のうち、一般領域40aに対応する箇所は、マスキングされず露出される。この状態で、基材15の表面に対し、スプレーガン等により接着剤が均一に塗布される。この塗布が数回行なわれた後、マスキング材が基材15から剥がされる。基材15の表面のうち、接着層40の特定領域40bに対応する箇所が露出する。続いて、特定領域40bと、既に数回塗装が行なわれて一般領域40aに対応する箇所に塗布された接着剤の塗膜の上に、接着剤が塗布される。この塗布が複数回行なわれることで、特定領域40b及び一般領域40aが形成される。
さらに、基布層26が、先述したように、基材15側に伸びが小さな第1基布層26aが設けられていることにより、エアバッグからの圧力によりが容易に破断することができる。
次に、上記のように構成された本実施形態のエアバッグドア13及びエアバッグ装置11の作用について説明する。
自動車に対し前方から衝撃が加わらないときには、エアバッグ装置11では、膨張用ガスがインフレータ33から噴出されず、エアバッグ32に供給されない。そのため、エアバッグ32は、図2に示すように折り畳まれた状態に保持され続ける。
図3に示すように、エアバッグドア13では、基材15が心材として機能し、立体編クッション層20が自身の弾力性により触感を向上させ、表皮25が、主として質感、触感等を向上させる。
ここで、夏期等には車室内が温度の高い状態となり、エアバッグドア13を含むインストルメントパネルに対し熱が加わる。この熱により、立体編クッション層20が基材15とは異なる態様で体積変化しようとする。たとえば、基材15は膨張しようとし、立体編クッション層20及び表皮25は収縮しようとする。この際、仮に、特定領域40bに接着層40がなく、立体編クッション層20が基材15に接着されていないとすると、上記体積変化に起因して微小な凹みが生じてエアバッグドア13の外観低下を招くおそれがある。
この点、本実施形態では、接着層40は、特定領域40bでは、立体編クッション層20を基材15の表面に接着する。このときの接着力は、立体編クッション層20を基材15に接着しない場合よりも高く、熱が加えられた場合に立体編クッション層20の基材15に対する接着状態を維持し得る大きさである。そのため、夏期等において、エアバッグドア13に熱が加えられても、特定領域40bでは接着層40が破壊されず、立体編クッション層20が基材15に接着され続ける。立体編クッション層20の熱による体積変化が基材15によって規制され、体積変化に起因する微小な凹みの発生が抑制される。
ところで、前面衝突等により自動車に前方からの衝撃が加わると、インフレータ33から膨張用ガスがエアバッグ32に供給される。この膨張用ガスにより、エアバッグ32が、折り状態を解消(展開)しながら膨張する。この展開及び膨張の過程で、エアバッグ32の押圧力がリテーナ30の前側ドア部35、後側ドア部36、左側ドア部38及び右側ドア部39に加わる。図2に示すリテーナ30の前側ドア部35がヒンジ部35aによって支持されながら外側に向けて押し広げられ、後側ドア部36がヒンジ部36aによって支持されながら外側に向けて押し広げられる。これに加え、左側ドア部38がヒンジ部38aによって支持されながら表側に向けて押し広げられ、右側ドア部39が、ヒンジ部39aによって支持されながら表側に向けて押し広げられる。
このとき、リテーナ30の前側ドア部35及び後側ドア部36を介してエアバッグドア13の基材15が表側へ押圧されることにより、同基材15が、まずは図6の第1開裂溝16aを起点として前後に破断されるとともに、同基材15の前側ドア部35及び後側ドア部36に対応する部分が表側に向けて押し広げられる。
ここで、仮に、特定領域40bでも一般領域40aと同程度の強度で立体編クッション層20が基材15に接着されていて、立体編クッション層20におけるテアライン21が図3において二点鎖線で示すテアライン16に対し、その幅方向へずれているものとする。すると、基材15がテアライン16において破断された場合に、立体編クッション層20がテアライン21の形成された箇所ではなく、基材15のテアライン16に対応する箇所で破断されるおそれがある。
この点、特定領域40bでは、接着層40は、一般領域40aよりも低い接着力で、立体編クッション層20を基材15の表面に接着している。そのため、立体編クッション層20の破断は、特定領域40bでも一般領域40aと同程度の接着力で接着する場合に比べ、基材15のテアライン16での破断の影響を受けにくくなる。エアバッグドア13に対し、エアバッグ32の押圧力が加わった場合には、立体編クッション層20がテアライン21で破断される前に特定領域40bで接着層40が破壊され、立体編クッション層20が基材15から剥がれた状態となる。立体編クッション層20の破断が、基材15のテアライン16での破断の影響を受けにくくなる。
従って、立体編クッション層20が基材15に対し、テアライン16の幅方向へずれた状態で接着されていても、立体編クッション層20は、基材15のテアライン16に対応する箇所ではなく、他よりも強度の低くなっている同立体編クッション層20のテアライン21において破断される。この破断は、立体編クッション層20がテアライン21以外の箇所で破断される場合よりも小さな力で行なわれる。従って、立体編クッション層20がテアライン21以外の箇所で破断される場合とは異なり、エアバッグの展開速度が遅くなる現象が起こりにくい。
このように、基材15が表側に向けて押し広げられることにより、図7に示す立体編クッション層20の第1開裂溝21aが前後に引っ張られる。第1開裂溝21aが、その車幅方向における中央部を起点として同車幅方向に沿って破断されるとともに、表側に向けて押し広げられる。ここで、立体編クッション層20及び基布層26の引張強度は車幅方向に対して最も小さくされているため、立体編クッション層20が第1開裂溝21aを起点として前後に円滑に破断されるとともに、基材15側に伸びが小さな第1基布層26aが設けられていることにより、表皮層27の第1開裂溝16aに対応する部位を起点として前後に円滑に破断される。
このようにして基材15の第1開裂溝16aでの破断、及び立体編クッション層20の第1開裂溝21aでの破断がそれぞれ車幅方向の両端まで進行すると、これら第1開裂溝16a,21aの両端からV字状に延びる第2開裂溝16b,21bの破断が進行する。
図2に示すように、前側ドア部35、後側ドア部36、左側ドア部38及び右側ドア部39が、上記のように破断された基材15、立体編クッション層20、立体編クッション層20及び表皮25を伴って、ヒンジ部35a,36a,38a,39aを支点として外側へ開くことにより、エアバッグドア13に開口14が形成される。エアバッグ32は、この開口14を通って、インストルメントパネル10と助手席の乗員との間で展開及び膨張し、同乗員に前方から加わる衝撃を緩和する。
以上詳述した本実施形態によれば、次の効果が得られる。
(1)基材15の表面に立体編クッション層20を接着する接着層40を、基材15のテアライン16を投影した箇所を含み、かつ同テアライン16よりも幅広の特定領域40bと、同特定領域40b以外の一般領域40aとにより構成する。特定領域40bでは一般領域40aよりも低い接着力で、立体編クッション層20を基材15に接着している(図3)。
そのため、夏期等に車室内の温度上昇に伴い熱がエアバッグドア13に加わっても、微小な凹みが生ずることによるエアバッグドア13の外観低下を抑制することができる。
また、立体編クッション層20が基材15に対し、テアライン16の幅方向へずれた状態で接着されていても、立体編クッション層20をテアライン21において破断させることができる。立体編クッション層20がテアライン21とは異なる箇所で破断されるのを抑制し、エアバッグ32の展開速度が遅くなるのを抑制することができる。
(2)特定領域40bでは、接着層40の接着強度を、熱が加えられた場合に立体編クッション層20の基材15に対する接着状態を維持し得る大きさであり、かつ立体編クッション層20をテアライン21で破断させるのに要する力よりも小さく設定している。
そのため、エアバッグドア13に熱が加えられても、特定領域40bでは、立体編クッション層20の基材15に対する接着状態を維持し、立体編クッション層20の熱による体積変化を基材15によって規制し、微小な凹みが生ずるのを抑制することができる。
また、エアバッグドア13に対し、エアバッグ32の押圧力が加わった場合に、立体編クッション層20がテアライン21で破断される前に特定領域40bで接着層40を破壊させ、立体編クッション層20を基材15から剥がれた状態にすることができる。立体編クッション層20の破断が、基材15のテアライン16での破断の影響を受けるのを抑制することができる。立体編クッション層20が基材15に対し、テアライン16の幅方向へずれた状態で接着されても、立体編クッション層20をテアライン21において破断させることができる。
(3)接着剤の塗布量についての多くの領域では、塗布量が多くなるに従い接着層40の接着強度が高くなることに鑑み、特定領域40bでは、一般領域40aよりも少ない塗布量で接着層40を形成している。
そのため、特定領域40bでは、一般領域40aよりも低い接着強度で立体編クッション層20を基材15に接着することができる。
(4)接着剤の塗布量が塗布の回数に比例することに鑑み、一般領域40aよりも少ない回数接着剤を塗布することにより特定領域40bを形成している。
そのため、接着剤の塗布回数を管理することで、特定領域40bでは一般領域40aよりも少ない塗布量で接着層40を形成し、低い接着強度で立体編クッション層20を基材15に接着させることができる。
(5)表皮25はある程度の厚みを有しており、そのままでは強度が高く、展開及び膨張するエアバッグ32の押圧力によって破断されにくい。そのため、表皮25が好適に破断されるように、立体編クッション層20及び基布層26に開裂溝をそれぞれ貫通した状態で形成するとともに、表皮層27の裏面に、エアバッグドア13の外観を損なわないように開裂溝を形成することも考えられる。
しかし、この場合には、立体編クッション層20に開裂溝を形成する工程に加え、表皮25の裏面側に開裂溝を形成する工程が必要となる。さらに、表皮25を立体編クッション層20の表面に接着する際には、互いの開裂溝が一致するように位置合せを行なう必要がある。そのため、エアバッグドア13の製造に手間がかかる。
この点、本実施形態では、基材15よりも表側に位置する立体編クッション層20及び表皮25のうち、立体編クッション層20にのみ、同立体編クッション層20の裏面から表側へ向けて凹む第1開裂溝21a及び第2開裂溝21bを、基材15の第1開裂溝16a及び第2開裂溝16bに対応させて形成している。表皮25には開裂溝を形成していない。
そのため、立体編クッション層20の表面に表皮25を接着する際にこれらの互いの位置合せを行なわなくてもすみ、その分、エアバッグドア13の製造工数を少なくすることができる。
(6)上記(5)の製造に手間がかかるといった問題点に対しては、単に表皮25を薄くしてその強度を低下させることで対処可能である。このようにすると、基布層26及び表皮層27に開裂溝を形成しなくともこれらを好適に破断させることが可能である。
しかし、この場合には、表皮25が、開裂溝の貫通された立体編クッション層20の表面に接着されると、立体編クッション層20の開裂溝に表皮25が沈み込み、表皮層27の表面に凹みが生じ、エアバッグドア13の外観が損なわれるおそれがある。
この点、本実施形態では、立体編クッション層20については、その裏面から表側へ向けて凹む第1開裂溝21a及び第2開裂溝21bを形成している。立体編クッション層20の表面には開裂溝を形成していない。
そのため、表皮25の厚みを従来よりも薄くしつつ、表皮層27の表面に開裂溝に起因した凹みが生ずるのを抑制することができる。
(7)表皮25の厚みを、0.3mm〜1.0mmに設定している。
そのため、表皮25の破断荷重を従来よりも小さくすることができる。また、立体編クッション層20を貫通する開裂溝が形成されている構成に比べて、エアバッグ32の膨張時に基布層26に伝達される力が小さくはなるものの、立体編クッション層20の破断に伴って表皮25を容易に破断することができる。
(8)立体編クッション層20を、ダブルラッセル編物によって形成している。
そのため、立体編クッション層20が織物によって形成されたものに比べて立体編クッション層20、ひいては表皮25の伸縮性や柔軟性を高めることができる。また、立体編クッション層20に代えて、発泡ウレタン等によりクッション層を形成した場合よりもクッション性能を高め、エアバッグドア13の触感を向上させることができる。
また、立体編クッション層20が経編みされた原反により形成されれば、編地を安定させることができる。
(9)立体編クッション層20の第1開裂溝21a及び第2開裂溝21bをミシン目状に形成している。
そのため、基材15の表面に立体編クッション層20を接着する際に、第1開裂溝21a及び第2開裂溝21bを開きにくくすることができる。従って、表皮層27の表面に第1開裂溝21a及び第2開裂溝21bに起因した凹みが生ずるのを抑制することができる。
(10)テアライン16,21の第1開裂溝16a,21aが第2開裂溝16b,21bとなす角度αを鈍角(135度)としている。
そのため、第1開裂溝16a,21aが車幅方向についての中央部を起点として外側に沿って開裂される力を好適に利用して第2開裂溝16b,21bを円滑に破断させることができる。
なお、上記実施形態は、これを以下のように変更した変形例として実施することもできる。
・第1開裂溝16a,21a及び第2開裂溝16b,21bの断面形状が、上記実施形態とは異なる断面形状、例えば三角形状等に変更されてもよい。
・基材15の表面に接着層40を介して立体編クッション層20を接着する際に、第1開裂溝21a及び第2開裂溝21bがその幅方向へ開くのを抑制する上では、上記実施形態のように、立体編クッション層20の第1開裂溝21a及び第2開裂溝21bをミシン目状に形成することが好ましい。しかしながら、上記接着時に第1開裂溝21a及び第2開裂溝21bが問題になるほど開かないのであれば、第1開裂溝21a及び第2開裂溝21bはその延びる方向において連続的に形成されてもよい。
・リテーナ30の貫通溝37、基材15のテアライン16、及び立体編クッション層20のテアライン21が上記実施形態とは異なる形態に変更されてもよい。
図8はその一例を示している。この変形例では、リテーナ130の貫通溝137は、車幅方向に沿って延びる第1溝137aと、同第1溝137aの両端から前後に延びる第2溝137bとを有する。また、両テアライン16,21は、貫通溝137に対応する形状を有する。
こうした構成においては、リテーナ130は、第1溝137aの前後にそれぞれ位置するとともに、第2溝137bの車幅方向内側に位置する前側ドア部135及び後側ドア部136を備える。前側ドア部135は、ヒンジ部135aにより前側の壁部31に連結されている。後側ドア部136は、ヒンジ部136aによりおける後側の壁部31に連結されている。左側ドア部38及び右側ドア部39は形成されなくなる。
また、この場合には、上記実施形態において例示したエアバッグドア13及びリテーナ30に比べて、前側ドア部135及び後側ドア部136が表側に押し広げられたときの開口14の面積が大きくなる。
・立体編クッション層20は、ダブルラッセル編物とは異なる編物、例えばトリコット編物によって形成されてもよい。
<その他>
・上記エアバッグドアは、インストルメントパネル10のほかにも、サイドドア(ドアトリム)、ピラー(ピラーガーニッシュ)、フロントシート、バックシート等の自動車用内装品におけるエアバッグドア13にも適用可能である。
11…エアバッグ装置
13…エアバッグドア
15…基材
16,21…テアライン
20…立体編クッション層
25…表皮
26…基布層
26a…第1基布層
26b…第2基布層
27…表皮層
32…エアバッグ
33…インフレータ
40…接着層
40a…一般領域
40b…特定領域

Claims (2)

  1. 基材と、
    前記基材の表面に接着層を介して積層された立体編クッション層と、
    前記立体編クッション層の表面に積層された表皮とを備え、展開及び膨張するエアバッグにより押圧された際の破断の起点となるテアラインが前記基材に形成されたエアバッグドアであって、
    前記表皮は意匠面をなす表皮層とその裏面側に設けられる基布層からなり、
    前記基布層は、表皮層側に設けられ伸びが大きな第1基布層と、該第1基布層よりも伸びが小さな第2基布層で形成されていることを特徴とするエアバッグドア。
  2. インフレータから供給される膨張用ガスにより展開及び膨張するエアバッグと、前記エアバッグの展開方向前方に配置され、前記エアバッグにより破断されて開放されるエアバッグドアとを備え、前記エアバッグドアとして、請求項1に記載のエアバッグドアが用いられているエアバッグ装置。
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