JP2015137949A - 物理量センサー、高度計、電子機器および移動体 - Google Patents

物理量センサー、高度計、電子機器および移動体 Download PDF

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Abstract

【課題】感度の良い物理量センサー、高度計、電子機器および移動体を提供すること。
【解決手段】物理量センサー1は、受圧により撓み変形する受圧面641を備えているダイアフラム部64を有する基板6、ダイアフラム部64の受圧面641とは反対の面側に配置されているセンサー素子7と、基板6のセンサー素子7側に配置されていて、平面視でセンサー素子7を囲んでいる素子側壁部88と、受圧面641側に配置され、平面視でダイアフラム部64を囲んでいる受圧面側壁部68と、を備え、素子側壁部88の素子側壁端部872が、受圧面側壁部68の受圧面側壁端部673よりもダイアフラム部64の中心側に位置しており、平面視において、向い合う素子側壁端部872どうしの距離をLとし、素子側壁端部872と受圧面側壁端部673との距離をDとしたとき、0.1≦(D/L)×100の関係を満足することを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、物理量センサー、高度計、電子機器および移動体に関するものである。
各種物理量センサーのなかで、例えばピエゾ抵抗素子、振動子等のセンサー素子を備えた半導体物理量センサーは、小型、軽量、高感度であることから工業計測、医療などの分野で広く応用されている。かかる物理量センサーとして、例えば、受圧により撓み変形するダイアフラムと、このダイアフラム上に設けられた例えばピエゾ抵抗素子、振動子等のセンサー素子とを備えており、ダイアフラムの撓みをセンサー素子で検出することにより、ダイアフラムに加わった圧力を検出することができる圧力センサーがある。
このような圧力センサーとして、例えば、特許文献1には、振動子に加えられた歪を共振周波数の変化として検出する振動式トランデューサーが記載されている。この振動式トランデューサーは、振動子と、該振動子を囲み真空室を構成するシェルと、測定ダイアフラムとを有しており、測定ダイアフラムに圧力が加わり、振動子に加えられた歪を共振周波数の変化として検出する。
しかしながら、このような圧力センサーでは、加えられた圧力に応じてダイアフラムを十分に変形させることができず、その結果、十分な感度が得られなかった。
特開2005−37309号公報
本発明の目的は、感度の良い物理量センサーを提供すること、また、この物理量センサーを備える信頼性に優れた高度計、電子機器および移動体を提供することにある。
このような目的は、下記の本発明により達成される。
[適用例1]
本発明の物理量センサーは、受圧により撓み変形する受圧面を備えているダイアフラム部を有する基板と、
前記ダイアフラム部の前記受圧面とは反対の面側に配置されているセンサー素子と、
前記基板の前記センサー素子側に配置されていて、平面視で前記センサー素子を囲んでいる素子側壁部と、
前記基板の前記受圧面側に配置され、平面視で前記ダイアフラム部を囲んでいる受圧面側壁部と、を備え、
前記素子側壁部の前記基板側に位置する素子側壁端部が、前記受圧面側壁部の前記受圧面側に位置する受圧面側壁端部よりも前記ダイアフラム部の中心側に位置しており、
平面視において、向い合う前記素子側壁端部どうしの距離をLとし、前記素子側壁端部と前記受圧面側壁端部との距離をDとしたとき、0.1≦(D/L)×100の関係を満足することを特徴とする。
これにより、加えられた圧力に応じてダイアフラム部を大きく変形させることができ、よって、感度の良い物理量センサーを提供することができる。
[適用例2]
本発明の物理量センサーでは、さらに、前記基板と前記素子側壁部とともに前記センサー素子を収容している被覆部を備えていることが好ましい。
これにより、センサー素子を外部から保護し、センサー素子の劣化や特性変動を低減することができる。
[適用例3]
本発明の物理量センサーでは、前記センサー素子は、大気圧よりも低い圧力雰囲気下にあることが好ましい。
これにより、受圧面に圧力が加わったときに受圧面が空洞部側に撓むため、ダイアフラム部をより大きく変形させることができる。
[適用例4]
本発明の物理量センサーでは、前記センサー素子は、前記ダイアフラム部に設けられている固定電極と、
前記固定電極と離間して対向配置されている可動部と、前記ダイアフラム部に設けられた支持部と、前記可動部と前記支持部とを連結する連結部とを有する可動電極と、を有していることが好ましい。
これにより、ダイアフラム部で受けた圧力を高精度に検知することができ、さらに感度のよい物理量センサーを提供することができる。
[適用例5]
本発明の物理量センサーでは、(D/L)×100≦200の関係を満足することが好ましい。
これにより、基板全体としての強度を保つことができ、物理量センサーの破損を防ぐことができる。
[適用例6]
本発明の物理量センサーは、圧力を検知する圧力センサーであることが好ましい。
これにより、信頼性の高い圧力センサーを提供することができる。
[適用例7]
本発明の高度計は、本発明の物理量センサーを有することを特徴とする。
これにより、信頼性の高い高度計を提供することができる。
[適用例8]
本発明の電子機器は、本発明の物理量センサーを有することを特徴とする。
これにより、信頼性の高い電子機器を提供することができる。
[適用例9]
本発明の移動体は、本発明の物理量センサーを有することを特徴とする。
これにより、信頼性の高い移動体を提供することができる。
本発明の物理量センサーの第1実施形態を示す断面図である。 図1中の一点鎖線で囲まれた領域[A]の拡大断面図である。 図1に示す物理量センサーのダイアフラム部およびセンサー素子を説明するための平面図(図2中の矢印B方向から見た図)である。 図1に示す物理量センサーの作用を説明するための図であって、(a)は自然状態を示す図、(b)は加圧状態を示す図である。 ダイアフラム部の変形量と離間距離Dとの関係を示すグラフである。 図1に示す物理量センサーの製造工程を示す図である。 図1に示す物理量センサーの製造工程を示す図である。 図1に示す物理量センサーの製造工程を示す図である。 図1に示す物理量センサーの製造工程を示す図である。 図1に示す物理量センサーの製造工程を示す図である。 本発明の物理量センサーの第2実施形態を示す断面図である。 図11に示す物理量センサーのダイアフラム部およびセンサー素子を説明するための平面図である。 本発明の高度計の一例を示す斜視図である。 本発明の電子機器の一例を示す正面図である。 本発明の移動体の一例を示す斜視図である。
以下、本発明の物理量センサー、高度計、電子機器および移動体を添付図面に示す各実施形態に基づいて詳細に説明する。
以下、本発明の物理量センサー、高度計、電子機器および移動体を添付図面に示す各実施形態に基づいて詳細に説明する。
1.物理量センサー
<第1実施形態>
図1は、本発明の物理量センサーの第1実施形態を示す断面図、図2は、図1中の一点鎖線で囲まれた領域[A]の拡大断面図である。また、図3は、図1に示す物理量センサーのダイアフラム部およびセンサー素子を説明するための平面図(図2中の矢印B方向から見た図)である。また、図4は、図1に示す物理量センサーの作用を説明するための図であって、図4(a)は自然状態を示す図、図4(b)は加圧状態を示す図である。
図1に示す物理量センサー1は、圧力を検出することのできる圧力センサーである。物理量センサー1を圧力センサーとすることで、種々の電子機器に搭載することのできるセンサーとなり、その利便性が向上する。
物理量センサー1は、基板6と、センサー素子7と、素子周囲構造体8(壁部)と、空洞部5と、半導体回路(図示せず)とを有している。以下これらの各部について順次説明する。
−基板6−
基板6は、板状をなしており、シリコン等の半導体で構成された半導体基板61と、半導体基板61の一方の面に設けられたシリコン酸化膜62と、シリコン酸化膜62上に設けられたシリコン窒化膜63とで構成されている。このような基板6の平面視形状は、特に限定されず、例えば略正方形または略長方形等の矩形や、円形とすることができる。ここで、シリコン酸化膜62およびシリコン窒化膜63は、いずれも、絶縁膜として用いることができる。なお、これらの絶縁膜のうちの一方は、素子周囲構造体8の形成方法等によっては省略することができる。
また、基板6は、周囲の部分よりも薄肉な薄肉部69と、薄肉部69より厚肉な厚肉部66とを有している。
薄肉部69は、基板6の下面に有底の凹部65を設けることで形成された薄肉な部分である。この薄肉部69には、受圧によって撓み変形するダイアフラム部64が設けられている。ダイアフラム部64は、その下面が受圧面641となっている。また、ダイアフラム部64は、略長方形の平面視形状である(図3参照)。ダイアフラム部64の厚さTは、特に限定されないが、例えば、5μm以上100μm以下程度とされる。
また、本実施形態の基板6では、凹部65が半導体基板61を貫通しておらず、ダイアフラム部64が半導体基板61の薄肉部分、シリコン酸化膜62およびシリコン窒化膜63の3層で構成されている。なお、本実施形態では、ダイアフラム部64は、半導体基板61、シリコン酸化膜62およびシリコン窒化膜63の3層で構成されているが、例えば、凹部65が半導体基板61を貫通し、ダイアフラム部64がシリコン酸化膜62およびシリコン窒化膜63の2層で構成されていてよい。
また、厚肉部66は、ダイアフラム部64を囲むように設けられており、凹部65を画成している(図3参照)。すなわち、厚肉部66は、基板6の厚さ方向から見た平面視でセンサー素子7を囲んでいる受圧面側壁部68を構成している。厚肉部66の厚さは、特に限定されないが、例えば、100μ以上1000μm以下程度とされる。
−センサー素子7−
図1〜図3に示すように、センサー素子7は、基板6のダイアフラム部64上に設けられている固定電極71と、可動電極72とを有している。また、図3に示すように、固定電極71は、電極部711と、電極部711から引き出された配線部712とを有し、これらが基板6上に設けられている。また、図2に示すように、可動電極72は、基板6上に設けられている支持部721(配線部)と、固定電極71と空隙を隔てて対向配置された可動部722と、支持部721と可動部722とを連結する弾性変形可能な連結部723とを有している。
また、固定電極71の膜厚は、特に限定されないが、例えば、0.1μm以上、1.0μm以下とすることができる。また、可動電極72の膜厚は、特に限定されないが、例えば、0.1μm以上、1.0μm以下とすることができる。
−素子周囲構造体8−
図1に示すように、素子周囲構造体8は、センサー素子7が配置されている空洞部5を画成するように形成されている。この素子周囲構造体8は、基板6上にセンサー素子7を取り囲むように形成された層間絶縁膜81と、層間絶縁膜81上に形成された配線層82と、配線層82および層間絶縁膜81上に形成された層間絶縁膜83と、層間絶縁膜83上に形成され、複数の細孔(開孔)842を備えた遮蔽層841を有する配線層84と、配線層84および層間絶縁膜83上に形成された表面保護膜85と、遮蔽層841上に設けられた被覆層(被覆部)86とを有している。ここで、配線層82、84が平面視でダイアフラム部64を囲んでいる素子側壁部88を構成している。なお、配線層82、84が素子側壁部88を構成しているということもできる。
また、半導体基板61上およびその上方には、図示しない半導体回路が作り込まれている。この半導体回路は、必要に応じて形成されたMOSトランジスタ等の能動素子、コンデンサ、インダクタ、抵抗、ダイオード、配線(固定電極71に接続されている配線や可動電極72に接続されている配線、配線層82、84を含む)等の回路要素を有している。
−空洞部5−
基板6と素子周囲構造体8とによって画成された空洞部5は、センサー素子7を収容する収容部(キャビティ)として機能している。すなわち、空洞部5は、密閉された空間であり、センサー素子7は、基板6と、素子側壁部88と、被覆層86とで囲まれている。このため、センサー素子7を外部から保護し、センサー素子7の劣化や特性変動を低減することができる。
また、このような空洞部5内は、物理量センサー1が検出する圧力の基準値となる圧力基準室として機能する。なお、本実施形態では、空洞部5が真空状態(300Pa以下)となっている。空洞部5を真空状態とすることによって、物理量センサー1を、真空状態を基準として圧力を検出する「絶対圧センサー」として用いることができ、その利便性が向上する。
ただし、空洞部5は、真空状態でなくてもよく、大気圧であってもよいし、大気圧よりも気圧が低い減圧状態であってもよいし、大気圧よりも気圧が高い加圧状態であってもよいが、空洞部5は、物理量センサー1が使用される環境下の圧力よりも低くなっていることが好ましい。例えば、物理量センサー1を大気圧下で使用する場合には、空洞部5は大気圧よりも低い圧力雰囲気であることが好ましい。これにより、受圧面641に圧力が加わったときに受圧面641が空洞部5側に撓むため、後述するダイアフラム部64を大きく変形させることができるという効果をより顕著に発揮することができる。また、空洞部5には、窒素ガス、希ガス等の不活性ガスが封入されていてもよい。
以上、物理量センサー1の構成について簡単に説明した。
このような構成の物理量センサー1は、図4(a)および(b)に示すように、ダイアフラム部64の受圧面641が受ける圧力に応じて、ダイアフラム部64が変形し、これにより、可動電極72の可動部722と固定電極71とのギャップ(離間距離)Gが変化する。ここで、本実施形態の物理量センサー1は、図4(a)に示すように受圧面641に圧力Pが加わると、ダイアフラム部64が、空洞部5側に撓み変形する。ギャップGが変化すると、固定電極71および可動電極72で構成される振動系の共振周波数が変化するため、この共振周波数の変化から、受圧面641で受けた圧力の大きさ(絶対圧)を求めることができる。なお、図1では、ダイアフラム部64と厚肉部66とが一直線状をなしているが、前述したように、空洞部5が真空状態となっているため、大気圧中では、ダイアフラム部64は、空洞部5側(図4中上側)に突出するように若干撓むこととなる。
このような物理量センサー1では、ダイアフラム部64で受けた圧力をより高精度に検知できるように、平面視でダイアフラム部64を囲む受圧面側壁部68や、平面視でセンサー素子7を囲む素子側壁部88の構成等に特徴を持たせている。以下、このことについて、詳細に説明する。
図1および図3に示すように、基板6の厚さ方向から見た平面視において、素子側壁部88の内壁面87の基板6側に位置する縁部(素子側壁縁部)871は、受圧面側壁部68の内壁面67の受圧面641側に位置する縁部(受圧面側壁縁部)672に内包されている。すなわち、素子側壁縁部871(4つの素子側壁端部872)は、受圧面側壁縁部672(4つの受圧面側壁端部673)よりもダイアフラム部64の中心側に位置している。また、素子側壁縁部871の平面視形状と、受圧面側壁縁部672の平面視形状とは、相似形となっており、共に長方形状をなしている。また、素子側壁縁部871の平面視形状は、受圧面側壁縁部672の長手方向に沿って延在しており、素子側壁縁部871の長手方向が、受圧面側壁縁部672の長手方向と平行になっている。そのため、素子側壁縁部871の短手方向も、受圧面側壁縁部672の短手方向と平行になっている。また、素子側壁縁部871を構成する4つの縁、すなわち4つの素子側壁端部872は、それぞれ、受圧面側壁縁部672を構成する4つの縁、すなわち4つの受圧面側壁端部673に対して等間隔(同じ離間距離D)で離間している。このため、平面視において、素子側壁縁部871の対向する角を結んだ対角線の交点は、受圧面側壁縁部672の対向する角を結んだ対角線の交点と重なっている。
このような構成の受圧面側壁部68と素子側壁部88とは、平面視における素子側壁縁部871の短手方向の長さ(平面視で向い合う素子側壁端部872どうしの距離)をLとし、その短手方向における素子側壁縁部871と受圧面側壁縁部672との離間距離(平面視で向い合う素子側壁端部872と受圧面側壁端部673と距離)をDとしたとき、0.1≦(D/L)×100なる関係を満足している。さらに、本実施形態では、受圧面側壁部68と素子側壁部88とは、平面視における素子側壁縁部871の長手方向の長さをL3としたとき、0.1≦(D/L3)×100なる関係を満足している。
ここで、素子側壁縁部871(各素子側壁端部872)とは、配線層82の内周面821の基板6側の端部である。すなわち、素子側壁縁部871(各素子側壁端部872)とは、基板6側に位置する配線層82の内周面821のうち、最も基板6側に位置する端部を示している。また、受圧面側壁縁部672(各受圧面側壁端部673)とは、凹部65の底面(受圧面641)と側面(内壁面67)との接続部である。
なお、本実施形態では、凹部65の開口縁部(内壁面67の受圧面641とは反対側の縁部)671は、受圧面側壁縁部672よりも外側(平面視でダイアフラム部64の中心とは反対側)に位置しているが、開口縁部671と受圧面側壁縁部672との位置関係は、前述した素子側壁縁部871と受圧面側壁縁部672との関係を満足していれば、これに限定されない。例えば、開口縁部671は、平面視で受圧面側壁縁部672と一致する部分を有していてもよいし、受圧面側壁縁部672に対して内側となる部分を有していてもよい。
素子側壁縁部871の短手方向の長さ(平面視で向い合う素子側壁端部872どうしの距離)Lと、その短手方向における素子側壁縁部871と受圧面側壁縁部672との離間距離(平面視で向い合う素子側壁端部872と受圧面側壁端部673と距離)Dとが上記関係を満足することにより、基板6の薄肉部69(凹部65により薄肉化された部分)は以下のような構成となる。
すなわち、薄肉部69のうち、平面視で素子側壁縁部871よりも外側の部分691は、素子周囲構造体8により補強されている。そのため、部分691は、撓み変形が素子周囲構造体8により規制または制限され、撓み変形が実質的に不可能となっている。また、薄肉部69のうち、平面視で素子側壁部88の素子側壁縁部871よりも内側の部分692は、ダイアフラム部64であり、実質的に撓み変形する部分である。
一方、素子側壁縁部871と受圧面側壁縁部672とが上記関係を満足しない場合には、受圧面側壁縁部672は、平面視で素子側壁縁部871と重なり合う位置、または素子側壁縁部871よりもダイアフラム部64の中心側に位置することとなる。受圧面側壁縁部672がこのような位置になるように受圧面側壁部68を設けると、ダイアフラム部64が空洞部5側に向かって凸状に変形するときに、受圧面側壁部68(特に空洞部5と重なり合う部分)が前記ダイアフラム部64の変形の妨害となってしまう。そのため、受圧面641に圧力が加わってもダイアフラム部64を十分大きく変形させることが出来ない。
このようなことから、素子側壁縁部871の短手方向の長さLと素子側壁縁部871と受圧面側壁縁部672との離間距離Dとが上記関係を満足することにより、受圧面側壁部68がダイアフラム部64の変形の妨害となることを防ぐことができる。そのため、ダイアフラム部64を大きく変形させることができ、よって、物理量センサー1は、感度の高いものとなる。
特に、本実施形態のように、素子側壁縁部871の短手方向の長さL、およびその短手方向における素子側壁縁部871と受圧面側壁縁部672との離間距離Dと、素子側壁縁部871の長手方向の長さL3、およびその長手方向における素子側壁縁部871と受圧面側壁縁部672との離間距離Dとの双方が、上記関係を満足していることで、上記の効果をより顕著に発揮することができる。
また、素子側壁縁部871と受圧面側壁縁部672とが上記関係を満足することにより、凹部65の位置、大きさおよび形状に関係なく、素子側壁縁部871の位置、大きさおよび形状に応じてダイアフラム部64を形成することができる。すなわち、素子側壁縁部871と受圧面側壁縁部672とが上記関係を満足することにより、ダイアフラム部64の平面視形状は、素子側壁縁部871の平面視形状に対応した形状となる。したがって、基板6に凹部65を形成する際に、凹部65の位置、大きさおよび形状に多少のずれが生じたとしても、素子側壁縁部871の位置、大きさおよび形状に応じた位置、大きさおよび形状のダイアフラム部64を形成することができる。
なお、本実施形態では、素子側壁縁部871と受圧面側壁縁部672とが、それぞれ長方形状をなしていたが、素子側壁縁部871と受圧面側壁縁部672とは長方形状でなくてもよく、素子側壁縁部871の所定方向の長さと受圧面側壁縁部672の所定方向の長さとが上記関係を満足するものであれば、上記効果と同様の効果を得ることができる。
また、素子側壁縁部871の短手方向の長さLと、その短手方向における素子側壁縁部871と受圧面側壁縁部672との離間距離Dとが、0.1≦(D/L)×100の関係を満足するものであればよいが、0.6≦(D/L)×100の関係を満足するものがより好ましく、18.0≦(D/L)×100の関係を満足するものがさらに好ましい。これにより、受圧面641に圧力が加わったときにダイアフラム部64をより大きく変形させることができ、よって、物理量センサー1は、より感度の良いものとなる。
また、前記関係の上限値については、特に限定されないが、(D/L)×100≦200の関係を満足することが好ましく、(D/L)×100≦150の関係を満足することがより好ましい。これにより、基板6全体としての強度を保つことができ、物理量センサー1の破損を防ぐことができる。
なお、素子側壁縁部871の長手方向の長さL3と、その長手方向における素子側壁縁部871と受圧面側壁縁部672との離間距離Dとについても上記と同様のことがいえる。
また、平面視における素子側壁縁部871と受圧面側壁縁部672との離間距離Dは、前述した素子側壁縁部871と受圧面側壁縁部672との関係を満足していれば、特に限定されないが、0.01μm以上300μm以下であることが好ましく、0.1μm以上180μm以下であることがより好ましい。これにより、受圧面641に圧力が加わったときにダイアフラム部64を十分に大きく変形させることができるとともに、基板6全体としての機械的強度をより高めることができる。また、基板6に凹部65を形成する際にその凹部65の位置、大きさおよび形状に多少のずれが生じたとしても、平面視にて内壁面87の端部を受圧面側壁縁部672の内側に配置することができる。
また、ダイアフラム部64の短手方向の長さLとしては、特に限定されないが、10μm以上、160μm以下であることが好ましく、ダイアフラム部64の長手方向の長さL3としては、50μm以上、200m以下であることが好ましい。
また、前述したように、素子側壁縁部871の平面視形状と受圧面側壁縁部672の平面視形状とは、相似形(本実施形態では長方形)である。このため、凹部65のダイアフラム部64として機能しない部分を小さくし、物理量センサー1の必要な機械的強度を確保したり、物理量センサー1の大型化を防止したりすることができる。
以下に、発明者が行ったシミュレーション結果に基づいて、素子側壁縁部871の短手方向の長さLと、その短手方向における素子側壁縁部871と受圧面側壁縁部672との離間距離Dとが、0.1≦(D/L)×100なる関係を満たすことにより、受圧面641に加わった圧力に応じてダイアフラム部64を大きく変形させることができることについて証明する。
図5は、ダイアフラム部64の変形量と離間距離Dとの関係を示すグラフである。
図5に示すグラフの横軸は、素子側壁縁部871と受圧面側壁縁部672との間の離間距離Dを示し、縦軸は、ダイアフラム部64の変形量を示している。なお、ダイアフラム部64の変形量は、図1および図3に示すように、加圧状態での、ダイアフラム部64の中心Oと層間絶縁膜81の底面と平行な直線Xとの離間距離と、自然状態での、ダイアフラム部64の中心Oと層間絶縁膜81の底面と平行な直線Xとの離間距離との差を示している。なお、加圧状態とは、空洞部5よりも高い圧力がかかっている状態であり、自然状態とは、空洞部5と等しい圧力がかかっている状態である。
検討方法としては、素子側壁縁部871の寸法を変えずに受圧面側壁縁部672を相似形を維持したまま拡大し、素子側壁縁部871と受圧面側壁縁部672との離間距離(平面視で向い合う素子側壁端部872と受圧面側壁端部673と距離)Dにおけるダイアフラム部64の変形量を検出する方法を用いた。また、前記検討では、ダイアフラム部64に加える圧力は、一定にし、具体的には100kPaとした。また、検討に用いた物理量センサー1は、素子側壁縁部871の短手方向の長さLが87μmであり、素子側壁縁部871の長手方向の長さL3が132μmである。
図5に示すグラフから、離間距離Dが0.1μm以上のとき、ダイアフラム部64の変形量が特に大きなっていることが分かる。また、素子側壁縁部871の短手方向の長さLと、その短手方向における素子側壁縁部871と受圧面側壁縁部672との離間距離Dとが、0.1≦(D/L)×100なる関係を満足するものであれば、ダイアフラム部64を十分に大きく変形させることができ、よって、感度の高い物理量センサー1を得ることができる。
また、図5に示すように、離間距離Dを大きくしていくと、ダイアフラム部64の変形量が4Å程度に、ほぼ飽和する。また、距離Dが16.0μm以上のとき、ダイアフラム部64の最大変形量(すなわち本検討では4Å)の90%以上の変形量を得ることができる。このようなことから、素子側壁縁部871の短手方向の長さLと、その短手方向における素子側壁縁部871と受圧面側壁縁部672との離間距離Dとが、18.0≦(D/L)×100なる関係を満足するものであれば、特に優れた感度を有する物理量センサー1を得ることができる。
また、物理量センサー1は、ダイアフラム部64で受けた圧力をさらに高精度に検知できるように、センサー素子7をダイアフラム部64の中央部付近に配置している。以下、このことについて詳述する。
センサー素子7は、前述したように、ダイアフラム部64に設けられている固定電極71と、固定電極71と離間して対向配置されている可動部722と、ダイアフラム部64に設けられた支持部721と、可動部722と支持部721とを連結する連結部723とを有する可動電極72とを有している。このようなセンサー素子7は、いわゆるレゾナント型のセンサー素子7(振動素子)である。
このセンサー素子7は、図3に示すように、ダイアフラム部64の長手方向の中央部に設けられている。ダイアフラム部64は、その平面視形状が長方形であり、センサー素子7が備える固定電極71および可動部722も、その平面視形状が長方形である。そして、固定電極71および可動部722は、それぞれ、ダイアフラム部64の長手方向に沿って延在しており、固定電極71の短手方向、および可動部722の短手方向が、ダイアフラム部64の短手方向と平行になっている。そのため、固定電極71の長手方向、および可動部722の長手方向は、当然、ダイアフラム部64の長手方向と平行になっている。また、固定電極71と支持部721とがダイアフラム部64の短手方向に沿って並んで設置されている。また、可動部722は、平面視において、その先端部(自由端部)が固定電極71に内包されている。
このような構成のセンサー素子7は、前述したように、ダイアフラム部64の長手方向の中央部に設けられている。このダイアフラム部64の長手方向の中央部、特に中心Oは、圧力が加わることで大きく撓む部分である。
また、前述したように、物理量センサー1は、素子側壁縁部871と受圧面側壁縁部672とが上記関係を満足するため、ダイアフラム部64の中央部がより大きく撓む構成となっている。
したがって、これらの相乗効果により、受圧面641に圧力が加わったときに支持部721をより大きく変位させることができ、よって、ギャップ変動量(離間距離Gの変動量)をより大きくすることができる。その結果、受圧面641で受けた圧力を特に高感度に検出することができる。
また、このようなレゾナント型のセンサー素子7は、CMOSプロセスを用いて素子周囲構造体8と一括して形成することができる。そのため、物理量センサー1の生産性のさらな向上を図ることができる。
また、センサー素子7が基板6に対して素子周囲構造体8と同じ面側に設けられているため、後に詳述するようにセンサー素子7および素子周囲構造体8を形成する際にこれらの位置ずれを低減し、ひいては、センサー素子7とダイアフラム部64との位置ずれを低減することができる。その結果、物理量センサー1の検出特性の製造ばらつきを低減することができる。
また、前述した素子周囲構造体8は、成膜により形成されており、CMOSプロセスを用いて形成することができる。
次に、物理量センサー1の製造方法を簡単に説明する。
図6〜図10は、物理量センサーの製造工程を示す図である。以下、これらの図に基づいて説明する。
[機能素子形成工程]
まず、図6(a)に示すように、シリコン基板等の半導体基板61を用意する。次に、用意した半導体基板61の上面を熱酸化することによりシリコン酸化膜(絶縁膜)62を形成し、さらに、シリコン酸化膜62上にシリコン窒化膜63をスパッタリング法、CVD法等により形成する。
シリコン酸化膜62は、半導体基板61およびその上方に半導体回路を形成する際の素子間分離膜として機能する。また、シリコン窒化膜63は、後に行われるリリース工程において実施されるエッチングに対する耐久性を有しており、いわゆるエッチングストップ層として機能する。なお、シリコン窒化膜63は、パターニング処理によって、センサー素子7を形成する平面範囲を含む範囲と半導体回路内の一部の素子(コンデンサ)などの範囲に限定して形成する。これにより、半導体基板61およびその上方に半導体回路を形成する際の障害となることがなくなる。
次に、図6(b)に示すように、シリコン窒化膜63上に、固定電極71を形成するための多結晶(またはアモルファス)シリコン膜20をスパッタリング法、CVD法等により形成し、この多結晶(またはアモルファス)シリコン膜20にリンイオン等の不純物イオンをドープして導電性を付与する。そして、多結晶(またはアモルファス)シリコン膜20上からフォトレジストを塗布し、固定電極71の形状(平面視形状)にパターニングしフォトレジスト膜21を形成する。
次に、図6(c)に示すように、パターニングしたフォトレジスト膜21をマスクとして多結晶(またはアモルファス)シリコン膜20をエッチングした後、フォトレジスト膜21を除去する。これにより、固定電極71が形成される。
次に、図6(d)に示すように、固定電極71を覆うようにシリコン酸化膜やPSG(リンドープガラス)等からなる犠牲層22を、熱酸化法、スパッタリング法またはCVD法等により形成する。
次に、図6(e)に示すように、シリコン窒化膜63および犠牲層22上に、可動電極72を形成するための多結晶(またはアモルファス)シリコン膜23をスパッタリング法、CVD法等により形成し、形成した多結晶(またはアモルファス)シリコン膜23にリンイオン等の不純物イオンをドープして導電性を付与する。そして、多結晶(またはアモルファス)シリコン膜23上からフォトレジストを塗布し、可動電極72の形状(平面視形状)にパターニングしフォトレジスト膜24を形成する。
次いで、図6(f)に示すように、フォトレジスト膜24をマスクとして多結晶(またはアモルファス)シリコン膜23をエッチングした後、フォトレジスト膜24を除去する。これにより、可動電極72が形成され、固定電極71と可動電極72とを有するセンサー素子7が形成される。
[絶縁膜形成工程]
まず、図7(a)に示すように、シリコン窒化膜63およびセンサー素子7上に、シリコン酸化膜からなる層間絶縁膜81をスパッタリング法、CVD法等により形成する。また、層間絶縁膜81に、半導体基板61の平面視にてセンサー素子7を取り巻く環状の開口部30をパターニング処理等により形成する。なお、図6では、層間絶縁膜81の形成により層間絶縁膜81と一体化している犠牲層22の一部の図示を省略している。
次に、図7(b)に示すように、層間絶縁膜81上に、例えばアルミニウムよりなる層をスパッタリング法、CVD法等により形成した後、パターニング処理することにより配線層82を形成する。配線層82は、開口部30に対応するように、半導体基板61の平面視にて環状をなしている。また、配線層82の一部は、開口部30を通して半導体基板61上およびその上方に形成された配線(例えば、図示しない半導体回路の一部を構成する配線)に電気的に接続される。なお、配線層82は、シリコン窒化膜63およびセンサー素子7を取り巻く部分にのみ存在するように形成されているが、一般的には、図示しない半導体回路の一部を構成する配線層の一部が、配線層82を構成している。
次に、図7(c)に示すように、層間絶縁膜81および配線層82上に、シリコン酸化膜等からなる層間絶縁膜83をスパッタリング法、CVD法等により形成する。また、層間絶縁膜81に、半導体基板61の平面視にてシリコン窒化膜63およびセンサー素子7を取り巻く環状の開口部32をパターニング処理等により形成する。なお、開口部32は、開口部30と同様に、半導体基板61の平面視にて、環状をなしてなくてもよく、その一部が欠損していてもよい。
このような層間絶縁膜と配線層との積層構造は、通常のCMOSプロセスにより形成され、その積層数は、必要に応じて適宜に設定される。すなわち、必要に応じてさらに多くの配線層が層間絶縁膜を介して積層される場合もある。
[被覆層形成工程]
まず、図8(a)に示すように、層間絶縁膜83上に、例えばアルミニウムよりなる層をスパッタリング法、CVD法等により形成した後、パターニング処理することにより配線層84を形成する。この配線層84の一部は、開口部32を通して配線層82に電気的に接続される。また、配線層84の一部は、シリコン窒化膜63およびセンサー素子7の上方に位置し、複数の細孔842が形成された遮蔽層841を構成している。このような配線層84も、前述した配線層82と同様に、一般的には、図示しない半導体回路の一部を構成する配線層の一部で構成されている。
次に、図8(b)に示すように、配線層84および層間絶縁膜83上に、例えばシリコン窒化膜、レジストその他の樹脂材料よりなる表面保護膜85をスパッタリング法、CVD法等により形成する。また、この表面保護膜85は、一種類以上の材料を含む複数の膜層で構成され、遮蔽層841の細孔842を封止してしまわないように形成する。なお、表面保護膜85の構成材料としては、シリコン酸化膜、シリコン窒化膜、ポリイミド膜、エポキシ樹脂膜など、素子を水分、ゴミ、傷などから保護するための耐性を有するもので形成される。
[リリース工程]
まず、図8(c)に示すように、リリースエッチング用のフォトレジストなどの保護膜形成工程を行った後に、遮蔽層841に形成された複数の細孔842を通して、センサー素子7上にある層間絶縁膜81、83を除去するとともに、固定電極71と可動部722との間にある犠牲層22を除去する。これにより、センサー素子7が配置された空洞部5が形成されるとともに、固定電極71と可動部722とが離間し、センサー素子7が駆動し得る状態となる。
このとき、配線層82、84がエッチングストップ層として機能する。そのため、配線層82、84の内側に空洞部5が形成される。よって、内壁面87の基板6側の端部とセンサー素子7との位置ずれを低減することができる。
層間絶縁膜81、83および犠牲層22の除去は、例えば、複数の細孔842からエッチング液としてのフッ酸、緩衝フッ酸等を供給するウェットエッチングや、複数の細孔842からエッチングガスとしてフッ化水素酸ガス等を供給するドライエッチングにより行うことができる。
[封止工程]
次に、図9(a)に示すように、遮蔽層841上に、シリコン酸化膜、シリコン窒化膜、AL、Cu、W、Ti、TiN等の金属膜等からなる被覆層86をスパッタリング法、CVD法等により形成し、各細孔842を封止する。
[ダイアフラム形成工程]
まず、図9(b)に示すように、表面保護膜85および被覆層86上にシリコン酸化膜からなる絶縁膜33を、基板6の下面側にシリコン酸化膜からなる絶縁膜34を、スパッタリング法、CVD法等により形成する。
次に、図9(c)に示すように、絶縁膜34の下面側にフォトレジストを塗布し、半導体基板61の平面視にてダイアフラム部64を取り巻く環状にパターニングし、フォトレジスト膜25を形成する。
次に、図10(a)に示すように、例えば、ドライエッチングにより、絶縁膜33と、パターニングしたフォトレジスト膜25をマスクとして絶縁膜34および半導体基板61の一部とを除去する。これにより、ダイアフラム部64が形成される。なお、絶縁膜33、34および半導体基板61の一部とを除去する方法としては、ドライエッチングに限らず、例えば、エッチング液としての水酸化テトラメチルアンモニウム(TMAH)や水酸化カリウム(KOH)等を用いたウェットエッチングであってもよい。
最後に、図10(b)に示すように、ドライエッチングやウェットエッチングにより、フォトレジスト膜25と絶縁膜34とを除去する。
以上のような工程により、物理量センサー1を製造することができる。
なお、物理量センサー1が有する半導体回路が有するMOSトランジスタ等の能動素子、コンデンサ、インダクタ、抵抗、ダイオード、配線等の回路要素は、上述した適宜の工程中(例えば、機能素子形成工程、絶縁膜形成工程、被覆層形成工程、封止層形成工程)途中において作り込んでおくことができる。例えば、シリコン酸化膜62とともに回路素子間分離膜を形成したり、固定電極71や可動電極72とともにゲート電極、容量電極、配線等を形成したり、犠牲層22、層間絶縁膜81、83とともにゲート絶縁膜、容量誘電体層、層間絶縁膜を形成したり、配線層82、84とともに回路内配線を形成したりすることができる。
以上本発明の物理量センサー1の第1実施形態を説明したが、空洞部5の平面視形状は、前述したような長方形に限らず、例えば、正方形、円形、長円形等であってもよい。
<第2実施形態>
次に本発明の物理量センサーの第2実施形態について説明する。
図11は、本発明の物理量センサーの第2実施形態を示す断面図、図12は、図11に示す物理量センサーのダイアフラム部およびセンサー素子を説明するための平面図である。
以下、この図を参照して本発明の物理量センサーの第2実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
第2実施形態では、センサー素子の種類およびダイアフラム部の構成が異なること以外は前記第1実施形態と同様である。
図11に示す物理量センサー1Aでは、シリコン酸化膜62およびシリコン窒化膜63の2層で構成されているダイアフラム部64Aと、ダイアフラム部64A上に配置されているセンサー素子7Aと、を有している。
ダイアフラム部64Aは、基板6に半導体基板61を貫通する凹部65Aを設けることにより形成された薄肉な部分、すなわち薄肉部69Aの一部で構成されている。このようなダイアフラム部64Aは、極めて薄くすることができる。そのため、物理量センサー1Aの感度が極めて高くなる。また、これらの膜は、物理量センサー1Aを製造する際に用いるエッチングのエッチングストップ層として利用することができ、ダイアフラム部64Aの厚さの製品ごとのバラツキを少なくすることができる。本実施形態では、シリコン酸化膜62の下面が受圧面641Aとなる。
また、ダイアフラム部64Aの厚さは、特に限定されないが、本実施形態では、センサー素子7Aがピエゾ抵抗素子を用いているため、例えば、1μm以上20μm以下程度とされる。なお、前述した第1実施形態のようにダイアフラム部64Aを半導体基板61の薄肉部分、シリコン酸化膜62およびシリコン窒化膜63の3層で構成する場合、ダイアフラム部64Aの厚さは、例えば、1μm以上100μm以下程度とされる。
センサー素子7Aは、図12に示すように、ダイアフラム部64A上に設けられている複数(本実施形態では4つ)のピエゾ抵抗素子7a、7b、7c、7dで構成されている。
ピエゾ抵抗素子7a、7bは、平面視で四角形をなすダイアフラム部64の互いに対向する(図12にて左右方向に並んでいる)1対の辺(以下、「第1の辺」ともいう)に対応して設けられ、ピエゾ抵抗素子7c、7dは、平面視で四角形をなすダイアフラム部64の他の互いに対向する(図12にて上下方向に並んでいる)1対の辺(以下、「第2の辺」ともいう)に対応して設けられている。
ピエゾ抵抗素子7aは、ダイアフラム部64Aの外周部近傍(より具体的には図12にて右側の第1の辺近傍)に設けられたピエゾ抵抗部71aを有している。ピエゾ抵抗部71aは、第1の辺に平行な方向に沿って延びている長手形状をなしている。このピエゾ抵抗部71aの両端部には、それぞれ、配線41aが接続されている。
同様に、ピエゾ抵抗素子7bは、ダイアフラム部64の外周部近傍(より具体的には図12にて左側の第1の辺近傍)に設けられたピエゾ抵抗部71bを有している。このピエゾ抵抗部71bの両端部には、それぞれ、配線41bが接続されている。
一方、ピエゾ抵抗素子7cは、ダイアフラム部64の外周部近傍(より具体的には図12にて上側の第2の辺近傍)に設けられた1対のピエゾ抵抗部71cと、1対のピエゾ抵抗部71c同士を接続している接続部73cと、を有している。この1対のピエゾ抵抗部71cは、互いに平行であり、かつ、第2の辺に対して垂直な方向(すなわち第1の辺に平行な方向)に沿って延びている長手形状をなしている。この1対のピエゾ抵抗部71cの一端部(ダイアフラム部64の中心側の端部)同士は、接続部73cを介して接続されており、1対のピエゾ抵抗部71cの他端部(ダイアフラム部64の外周側の端部)には、それぞれ、配線41cが接続されている。
同様に、ピエゾ抵抗素子7dは、ダイアフラム部64の外周部近傍(より具体的には図12にて下側の第2の辺近傍)に設けられた1対のピエゾ抵抗部71dと、1対のピエゾ抵抗部71d同士を接続している接続部73dと、を有している。この1対のピエゾ抵抗部71dの一端部(ダイアフラム部64の中心側の端部)同士は、接続部73dを介して接続されており、1対のピエゾ抵抗部71dの他端部(ダイアフラム部64の外周側の端部)には、それぞれ、配線41dが接続されている。
このようなピエゾ抵抗素子7a、7b、7c、7dのピエゾ抵抗部71a、71b、71c、71dは、それぞれ、例えば、リン、ボロン等の不純物をドープ(拡散または注入)したポリシリコン(多結晶シリコン)で構成されている。また、ピエゾ抵抗素子7c、7dの接続部73c、73dおよび配線41a、41b、41c、41dは、それぞれ、例えば、ピエゾ抵抗部71a、71b、71c、71dよりも高濃度でリン、ボロン等の不純物をドープ(拡散または注入)したポリシリコン(多結晶シリコン)で構成されている。なお、接続部73c、73dおよび配線41a、41b、41c、41dは、それぞれ、金属で構成されていてもよい。
また、ピエゾ抵抗素子7a、7b、7c、7dは、自然状態における抵抗値が互いに等しくなるように構成されている。そして、これらのピエゾ抵抗素子7a、7b、7c、7dは、配線41a、41b、41c、41d等を介して、互いに電気的に接続され、図示しないブリッジ回路(ホイートストンブリッジ回路)を構成している。このブリッジ回路には、駆動電圧を供給する駆動回路(図示せず)が接続されている。そして、ブリッジ回路は、ピエゾ抵抗素子7a、7b、7c、7dの抵抗値に応じた信号(電圧)を出力する。
このようなピエゾ抵抗素子7a、7b、7c、7dは、抵抗値が互いに等しいため、受圧によるダイアフラム部64Aの変形が生じる前の自然状態では、ピエゾ抵抗素子7a、7bの抵抗値の積とピエゾ抵抗素子7c、7dの抵抗値の積とが等しく、ブリッジ回路の出力(電位差)はゼロとなる。
一方、受圧によりダイアフラム部64Aの変形が生じると、ピエゾ抵抗素子7a、7bのピエゾ抵抗部71a、71bにその長手方向に沿って引張歪みが生じるとともに、ピエゾ抵抗素子7c、7dのピエゾ抵抗部71c、71dにその長手方向に沿って圧縮歪みが生じる。
ここで、ピエゾ抵抗部71a、71bは、その幅方向の圧縮力を受けるが、ピエゾ抵抗部71a、71bのポアソン比に応じて、ピエゾ抵抗部71a、71bにその長手方向に沿って引張歪みが、およびその幅方向に沿って圧縮歪みが生じることとなる。また、前述したダイアフラム部64Aの変形により、ピエゾ抵抗部71c、71dは、その長手方向の圧縮力を受け、その圧縮力に応じて、ピエゾ抵抗部71c、71dにその長手方向に沿って圧縮歪みが、およびその幅方向に沿って引張歪みが生じることとなる。
このようなピエゾ抵抗部71a、71b、71c、71dの歪みにより、ピエゾ抵抗素子7a、7bの抵抗値の積とピエゾ抵抗素子7c、7dの抵抗値の積との差が生じ、その差に応じた出力(電位差)がブリッジ回路から出力される。このブリッジ回路からの出力に基づいて、受圧面641Aで受けた圧力の大きさ(絶対圧)を求めることができる。
ここで、受圧によりダイアフラム部64Aの変形が生じたとき、ピエゾ抵抗素子7a、7bの抵抗値は増加し、ピエゾ抵抗素子7c、7dの抵抗値は減少するため、ピエゾ抵抗素子7a、7bの抵抗値の積とピエゾ抵抗素子7c、7dの抵抗値の積との差の変化を大きくすることができ、それに伴って、ブリッジ回路からの出力を大きくすることができる。その結果、圧力の検出感度を高めることができる。また、ブリッジ回路を構成するピエゾ抵抗素子7a、7b、7c、7dのすべて温度条件がほぼ同一であるため、外部の温度変化に対する特性変化を低減することもできる。
また、このようなセンサー素子7A(ピエゾ抵抗素子)は、CMOSプロセスを用いて素子周囲構造体8と一括して形成することができる。また、ピエゾ抵抗素子は、ダイアフラム部64Aの厚さが極めて薄い場合においても、振動素子のような振動漏れに起因するQ値の低下の問題がない。そのため、ダイアフラム部64Aの厚さを極めて薄くして、物理量センサー1Aの感度を極めて高くすることができる。
このような物理量センサー1Aも、前記実施形態と同様に、基板6の厚さ方向から見た平面視において、素子側壁縁部871A(4つの素子側壁端部872A)は、受圧面側壁縁部672A(4つの受圧面側壁端部673A)に内包されている。
また、本実施形態では、素子側壁縁部871Aと、受圧面側壁縁部672Aとは、平面視において、正方形状をなしている。また、素子側壁縁部871Aの所定方向と、受圧面側壁縁部672Aの前記所定方向とが平行になっている。そして、このような物理量センサー1Aにおいても、受圧面側壁部68Aと素子側壁部88Aとは、平面視における素子側壁縁部871の所定方向の長さをLとし、その所定方向における素子側壁縁部871Aと受圧面側壁縁部672Aとの離間距離をDとしたとき、0.1≦(D/L)×100なる関係を満足している。
以上説明したような第2実施形態によっても、受圧面側壁部68Aがダイアフラム部64Aの変形の妨害となることを防ぐことができ、ダイアフラム部64Aを大きく変形させることができる。そのため、物理量センサー1Aは、感度の高いものとなる。
2.高度計
次に、本発明の物理量センサーを備える高度計(本発明の高度計)の一例について説明する。図13は、本発明の高度計の一例を示す斜視図である。
高度計200は、腕時計のように、手首に装着することができる。また、高度計200の内部には、物理量センサー1が搭載されており、表示部201に現在地の海抜からの高度、または、現在地の気圧等を表示することができる。
なお、この表示部201には、現在時刻、使用者の心拍数、天候等、様々な情報を表示することができる。
3.電子機器
次に、本発明の物理量センサーを備える電子機器を適用したナビゲーションシステムについて説明する。図14は、本発明の電子機器の一例を示す正面図である。
ナビゲーションシステム300には、図示しない地図情報と、GPS(全地球測位システム:Global Positioning System)からの位置情報取得手段と、ジャイロセンサーおよび加速度センサーと車速データとによる自立航法手段と、物理量センサー1と、所定の位置情報または進路情報を表示する表示部301とを備えている。
このナビゲーションシステムによれば、取得した位置情報に加えて高度情報を取得することができる。高度情報を得ることにより、例えば、一般道路と位置情報上は略同一の位置を示す高架道路を走行する場合、高度情報を持たない場合には、一般道路を走行しているのか高架道路を走行しているのかナビゲーションシステムでは判断できず、優先情報として一般道路の情報を使用者に提供してしまっていた。そこで、本実施形態に係るナビゲーションシステム300では、高度情報を物理量センサー1によって取得することができ、一般道路から高架道路へ進入することによる高度変化を検出し、高架道路の走行状態におけるナビゲーション情報を使用者に提供することができる。
なお、表示部301は、例えば液晶パネルディスプレイや、有機EL(Organic Electro―Luminescence)ディスプレイなど、小型かつ薄型化が可能な構成となっている。
なお、本発明の物理量センサーを備える電子機器は、上記のものに限定されず、例えば、パーソナルコンピューター、携帯電話、医療機器(例えば電子体温計、血圧計、血糖計、心電図計測装置、超音波診断装置、電子内視鏡)、各種測定機器、計器類(例えば、車両、航空機、船舶の計器類)、フライトシュミレーター等に適用することができる。
4.移動体
次いで、本発明の物理量センサーを適用した移動体(本発明の移動体)について説明する。図15は、本発明の移動体の一例を示す斜視図である。
図15に示すように、移動体400は、車体401と、4つの車輪402とを有しており、車体401に設けられた図示しない動力源(エンジン)によって車輪402を回転させるように構成されている。このような移動体400には、ナビゲーションシステム300(物理量センサー1)が内蔵されている。
以上、本発明の物理量センサー、高度計、電子機器および移動体を図示の各実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置換することができる。また、他の任意の構成物や、工程が付加されていてもよい。
また、センサー素子の数、位置、大きさおよび形状等は、前述した実施形態のものに限定されない。
また、前述した実施形態では、センサー素子としてフラップ型の振動子、ピエゾ抵抗素子を用いた場合を例に説明したが、本発明は、これに限定されず、例えば、櫛歯電極等の他のMEMS振動子や、水晶振動子等の振動素子を用いることもできる。
1、1A‥‥物理量センサー 5‥‥空洞部 6‥‥基板 61‥‥半導体基板 62‥‥シリコン酸化膜 63‥‥シリコン窒化膜 64、64A‥‥ダイアフラム部 641、641A‥‥受圧面 65、65A‥‥凹部 66‥‥厚肉部 67、67A‥‥内壁面 671、671A‥‥開口縁部 672、672A‥‥受圧面側壁縁部 673、673A‥‥受圧面側壁端部 691、691A‥‥部分 692、692A‥‥部分 68、68A‥‥受圧面側壁部 69、69A‥‥薄肉部 7、7A‥‥センサー素子 71‥‥固定電極 72‥‥可動電極 711‥‥電極部 712‥‥配線部 721‥‥支持部 722‥‥可動部 723‥‥連結部 7a、7b、7c、7d‥‥ピエゾ抵抗素子 71a、71b、71c、71d‥‥ピエゾ抵抗部 73c、73d‥‥接続部 41a、41b、41c、41d‥‥配線 8‥‥素子周囲構造体 81‥‥層間絶縁膜 82‥‥配線層 821‥‥内周面 83‥‥層間絶縁膜 84‥‥配線層 841‥‥遮蔽層 842‥‥細孔(貫通孔) 85‥‥表面保護膜 86‥‥被覆層 87、87A‥‥内壁面 871、871A‥‥素子側壁縁部 872、872A‥‥素子側壁端部 88、88A‥‥素子側壁部 20、23‥‥シリコン膜 22‥‥犠牲層 21、24、25‥‥フォトレジスト膜 30、32‥‥開口部 33、34‥‥絶縁膜 200‥‥高度計 201‥‥表示部 300‥‥ナビゲーションシステム 301‥‥表示部 400‥‥移動体 401‥‥車体 402‥‥車輪 B‥‥矢印 D‥‥離間距離(間隔) G‥‥ギャップ(離間距離) L‥‥長さ L3‥‥長さ O‥‥中心 P‥‥圧力 X‥‥直線

Claims (9)

  1. 受圧により撓み変形する受圧面を備えているダイアフラム部を有する基板と、
    前記ダイアフラム部の前記受圧面とは反対の面側に配置されているセンサー素子と、
    前記基板の前記センサー素子側に配置されていて、平面視で前記センサー素子を囲んでいる素子側壁部と、
    前記基板の前記受圧面側に配置され、平面視で前記ダイアフラム部を囲んでいる受圧面側壁部と、を備え、
    前記素子側壁部の前記基板側に位置する素子側壁端部が、前記受圧面側壁部の前記受圧面側に位置する受圧面側壁端部よりも前記ダイアフラム部の中心側に位置しており、
    平面視において、向い合う前記素子側壁端部どうしの距離をLとし、前記素子側壁端部と前記受圧面側壁端部との距離をDとしたとき、0.1≦(D/L)×100の関係を満足することを特徴とする物理量センサー。
  2. さらに、前記基板と前記素子側壁部とともに前記センサー素子を収容している被覆部を備えている請求項1に記載の物理量センサー。
  3. 前記センサー素子は、大気圧よりも低い圧力雰囲気下にある請求項1または2に記載の物理量センサー。
  4. 前記センサー素子は、前記ダイアフラム部に設けられている固定電極と、
    前記固定電極と離間して対向配置されている可動部と、前記ダイアフラム部に設けられた支持部と、前記可動部と前記支持部とを連結する連結部とを有する可動電極と、を有している請求項1ないし3のいずれか1項に記載の物理量センサー。
  5. (D/L)×100≦200の関係を満足する請求項1ないし4のいずれか1項に記載の物理量センサー。
  6. 圧力を検知する圧力センサーである請求項1ないし5のいずれか1項に記載の物理量センサー。
  7. 請求項1ないし5のいずれか1項に記載の物理量センサーを有することを特徴とする高度計。
  8. 請求項1ないし5のいずれか1項に記載の物理量センサーを有することを特徴とする電子機器。
  9. 請求項1ないし5のいずれか1項に記載の物理量センサーを有することを特徴とする移動体。
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