JP2015136988A - 車体前部構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】ダッシュボードロアパネルがパネル面方向に振動しないように、十分に抑制する。【解決手段】ダッシュボードロアパネル20と、該ダッシュボードロアパネルの下部から後方へ延びる略逆U字状断面のトンネル部30と、該ダッシュボードロアパネルを補強するパネル補強部材70とを含む車体前部構造である。該トンネル部の内部には、該トンネル部の少なくとも車幅方向への変形を規制するための、トンネル補強部材50が設けられている。該パネル補強部材は側面視略L字状の部材であって、車体11の上下方向へ延びた垂直部71と、該垂直部の下端から車体後方へ延びた水平部72とから成る。該垂直部は、該ダッシュボードロアパネルの車室側の面に接合される。前記水平部は、該トンネル部を介して該トンネル補強部材に接合されている。【選択図】図1

Description

本発明は、ダッシュボードロアパネル周りを改良した車体前部構造に関する。
車体は、前のエンジンルームと後の車室との間を、ダッシュボードロアパネルによって仕切られている。該エンジンルームに配置されているエンジンのアイドリング時に、該エンジンには微小な振動(以下、アイドリング振動と言う。)が発生する。該アイドリング振動による音圧がエンジンルームからダッシュボードロアパネルに伝わる。該ダッシュボードロアパネルは、車体の下部から起立した略縦板状の部材であるから、パネル面方向(車体前後方向)の剛性が比較的小さい。このため、該ダッシュボードロアパネルがパネル面方向に微振動する、つまり該パネル面方向に微小な倒れ現象が発生すると、車室内の騒音の要因となり得る。近年、車室の居住性を高めるという要請を受けて、騒音を極力低減する研究が進められており、該ダッシュボードロアパネルがパネル面方向に振動しないように、対策が施されている。このような車体前部構造の技術は、特許文献1〜3から知られている。
図7に、特許文献1の車体前部構造の概要を示す。図7(a)は、特許文献1の車体100の前部を車体前方から見た図である。図7(b)は、図7(a)のb−b線に沿った車体100の断面図である。
図7(a),(b)に示されるように、特許文献1で知られている車体100のダッシュボードロアパネル101は、前面101aからエンジンルーム102へ向かって突き出るように折り曲げ形成された、左右の突起部103,103を有する。該ダッシュボードロアパネル101の下部には、左右のフロントサイドフレーム104,104が位置する。該左右の突起部103,103は、該ダッシュボードロアパネル101の上縁101bから左右のフロントサイドフレーム104,104まで上下方向に延びている。一方、該ダッシュボードロアパネル101の後面101cには、補強板106が張られている。該補強板106と該左右の突起部103,103とによって、平面視閉断面状の左右の閉断面部107,107が構成される。
しかし、左右の閉断面部107,107の位置は、車幅中心108に対して車幅方向外側に大きくオフセットしている。このため、該ダッシュボードロアパネル101が板厚方向に微振動する、つまり前後方向の微小な倒れ現象の発生を、効率よく抑制するには、改良の余地がある。
図8に、特許文献2の車体前部構造の概要を示す。図8に示されるように、特許文献2で知られている車体200は、ダッシュボードロアパネル201と、該ダッシュボードロアパネル201の下部から後方へ延びる略逆U字状断面のトンネル部202を有している。該トンネル部202は、車幅中央に位置している。該ダッシュボードロアパネル201の車室203側の面201aには、太い補強部材204が設けられている。該補強部材204は、該ダッシュボードロアパネル201の上部からトンネル部202まで延びている。該補強部材204の下端は、該トンネル部202に接合されている。
しかし、該トンネル部202は上から作用する力によって逆U字状断面が車幅方向へ開く可能性がある。このため、上下方向に延びている補強部材204の下端を、単にトンネル部202に接合したのでは、ダッシュボードロアパネル201が板厚方向に微振動する、つまり前後方向の微小な倒れ現象の発生を、効率よく抑制するには、改良の余地がある。しかも、一般に、該ダッシュボードロアパネル201の車室203側の近傍、つまりダッシュボードの下方には、空調装置が配置される。該ダッシュボードロアパネル201の車室203側の面201aに、且つ車幅中央に、太い補強部材204を配置したのでは、空調装置が干渉し得るので、配置の自由度が低い。
図9に、特許文献3の車体前部構造の概要を示す。図9に示されるように、特許文献3で知られている車体300は、ダッシュボードロアパネル301と、該ダッシュボードロアパネル301の上端に接合されたフロントカウル302と、該ダッシュボードロアパネル301の高さ方向の途中に設けられたクロスメンバ303と、該ダッシュボードロアパネル301の下端部から後方へ延びる略逆U字状断面のトンネル部304とを有している。該フロントカウル302及び該クロスメンバ303は、車幅方向へ延びている。該クロスメンバ303から後方へ延びた補強パネル305は、トンネル部304の上面304aに接合されている。
該ダッシュボードロアパネル301の車室306側の面301aには、上下に延びるブレース307が設けられている。該ブレース307は、該ダッシュボードロアパネル301の上半分と下半分のいずれか一方にのみ設けられる。つまり、該ブレース307の一端部307aは、該フロントカウル302と該クロスメンバ303との中央位置308に位置するとともに、該ダッシュボードロアパネル301に接合される。該ブレース307の他端部307bは、該フロントカウル302又は該クロスメンバ303に接合される。
しかし、上述のように、該ブレース307は、該ダッシュボードロアパネル301の上半分と下半分のいずれか一方にのみ設けられる。このため、ダッシュボードロアパネル301が板厚方向に微振動する、つまり前後方向の微小な倒れ現象の発生を、効率よく抑制するには、改良の余地がある。
実公平7−22374号公報 実開平4−28178号公報 特許第4152162号公報
本発明は、ダッシュボードロアパネルがパネル面方向に振動しないように、十分に抑制することができる技術を、提供することを課題とする。
請求項1に係る発明によれば、車室の前壁を構成する略縦板状のダッシュボードロアパネルと、該ダッシュボードロアパネルの下部から後方へ延びる正面視略逆U字状断面のトンネル部と、前記ダッシュボードロアパネルを補強する1つ又は複数のパネル補強部材とを含み、前記トンネル部の後端部にはフロアトンネルの前端部が接合される車体前部構造において、前記トンネル部の内部には、該トンネル部の少なくとも車幅方向への変形を規制するためのトンネル補強部材が設けられ、前記パネル補強部材は、側面視略L字状の部材であり、前記ダッシュボードロアパネルに沿って車体の上下方向へ延びた垂直部と、該垂直部の下端から前記トンネル部に沿って車体後方へ延びた水平部とから成り、前記垂直部は、前記ダッシュボードロアパネルの車室側の面に接合され、前記水平部は、前記トンネル部を介して前記トンネル補強部材に接合されることにより、該トンネル補強部材に支持されていることを特徴とする車体前部構造が提供される。
請求項2に記載のごとく、好ましくは、前記パネル補強部材は、前記車室側に底面を有する略U字状断面に形成された部材であって、左右の側板と左右の側板間を繋ぐ底板とを含み、前記左右の側板と前記底板との間のコーナには、左右の稜線を有し、前記ダッシュボードロアパネルの前記車室側の面又は前記トンネル部の上面から、前記パネル補強部材の前記底面までの深さは、前記垂直部と前記水平部とのコーナ部分が最も大きく、前記垂直部の上端へ向かって漸次小さくなるとともに、前記水平部の後端へ向かって漸次小さくなる。
請求項3に記載のごとく、好ましくは、前記ダッシュボードロアパネルには、前記トンネル部よりも高位に位置して車幅方向に延びたクロスメンバが設けられ、前記水平部のなかの前記左右の稜線は、前記クロスメンバに向かって前上がり傾斜している。
請求項4に記載のごとく、好ましくは、前記トンネル部は、左右の側板と、該左右の側板の上端間を塞ぐ天板とを含み、該左右の側板と該天板との間のコーナには、前記トンネル部の左右の稜線を有し、前記複数のパネル補強部材は、車幅方向に離間して位置した2つであり、該2つのパネル補強部材のそれぞれの前記左右の稜線のなかの、車幅方向外側の稜線は、前記トンネル部の左右の稜線上に位置している。
請求項5に記載のごとく、好ましくは、前記パネル補強部材の前記底面は、前記垂直部の上端から前記水平部の後端にかけて、略後下がりに傾斜した傾斜面に形成され、前記パネル補強部材は、前記傾斜した底面と、前記ダッシュボードロアパネルに接合される略垂直な面と、前記トンネル部及び前記トンネル補強部材に接合される略水平な面とによって、側面視略三角形状に形成されている。
請求項6に記載のごとく、好ましくは、前記ダッシュボードロアパネルの上縁には、車体後方へ延びるフランジが形成され、前記垂直部の上端は、前記フランジに接合されている。
請求項7に記載のごとく、好ましくは、前記トンネル補強部材は、車幅方向に延びる部材であって、上端に前フランジと後フランジとを有した側面視略逆ハット状断面に形成され、前記水平部は、前記トンネル補強部材のなかの前記前フランジに接合されている。
請求項8に記載のごとく、好ましくは、前記ダッシュボードロアパネルの下に位置して車体前後方向に延びる左右のフロントサイドフレームを、更に有し、前記トンネル補強部材は、前記左右のフロントサイドフレーム間に位置するとともに、該左右のフロントサイドフレームに対し左右の連結部材によって連結されている。
請求項9に記載のごとく、好ましくは、前記トンネル部は、前記ダッシュボードロアパネルに対し別部材であって、高張力鋼によって構成されている。
請求項1に係る発明では、ダッシュボードロアパネルの下部から後方へ、正面視略逆U字状断面のトンネル部が延びる。該トンネル部の内部には、該トンネル部の少なくとも車幅方向への変形を規制するためのトンネル補強部材が設けられている。該トンネル部の剛性や強度は、該トンネル補強部材によって補強されることにより、高まる。つまり、上下方向の力によってU字状断面が車幅方向へ開かないように規制することができる。
さらに、請求項1に係る発明では、側面視略L字状に形成されたパネル補強部材の、垂直部は、ダッシュボードロアパネルの車室側の面に接合される。該パネル補強部材の水平部は、トンネル部を介してトンネル補強部材に接合されることにより、該トンネル補強部材に支持されている。つまり、該トンネル補強部材は、側面視略L字状のパネル補強部材を介して、ダッシュボードロアパネルをパネル面方向(車体前後方向)に、十分に支えることができる。このため、該ダッシュボードロアパネルがパネル面方向に振動する、つまり該パネル面方向に微小な倒れ現象の発生を、十分に抑制することができる。
しかも、水平部は、垂直部の下端からトンネル部に沿って車体後方へ延びている。つまり、該垂直部の下端は、該トンネル部に位置することになる。該垂直部は、該トンネル部の位置からダッシュボードロアパネルに沿って上方へ延び、且つ、該ダッシュボードロアパネルの車室側の面に接合される。従って、該ダッシュボードロアパネルの面剛性を十分に高めることができる。この結果、パネル面に発生する微小な振動を、十分に抑制することができる。
このように、請求項1に係る発明では、ダッシュボードロアパネルがパネル面方向に振動しないように、十分に抑制することによって、車室内の騒音を低減し、該車室の居住性を高めることができる。
請求項2に係る発明では、パネル補強部材は、車室側に底面を有する略U字状断面に形成された部材である。ダッシュボードロアパネルの車室側の面又はトンネル部の上面から、底面までの深さのことを、窪み深さという。該窪み深さは、垂直部と水平部とのコーナ部分(屈曲部分)が最も大きい。しかも、該窪み深さは、該コーナ部分から垂直部の上端へ向かうにつれて漸次小さくなるとともに、該コーナ部分から水平部の後端へ向かうにつれて漸次小さくなる。このため、側面視略L字状のパネル補強部材の垂直部及び水平部が、ダッシュボードロアパネルの車室側の近傍、つまりダッシュボードの下方に突出する、突出量を低減することができる。従って、ダッシュボードの下方に配置された空調装置を、該パネル補強部材に干渉しないように容易に配置することができるので、配置の自由度を高めることができる。
しかも、垂直部と水平部とのコーナ部分の窪み深さが最大なので、パネル補強部材の曲げ剛性を十分に確保することができる。このため、該ダッシュボードロアパネルがパネル面方向へ倒れないように、該パネル補強部材によって、十分に支持することができる。
請求項3に係る発明では、ダッシュボードロアパネルには、トンネル部よりも高位に位置したクロスメンバが設けられている。水平部のなかの左右の稜線は、クロスメンバに向かって前上がり傾斜している。このため、該ダッシュボードロアパネルがパネル面方向へ倒れないように、該パネル補強部材によって、十分に支持することができる。
請求項4に係る発明では、2つのパネル補強部材の、それぞれの車幅方向外側の稜線は、トンネル部の左右の稜線上に位置している。このため、該ダッシュボードロアパネルがパネル面方向へ倒れる倒れ荷重を、各パネル補強部材の車幅方向外側の稜線と、トンネル部の左右の稜線とによって、十分に支持することができる。
請求項5に係る発明では、略U字状断面のパネル補強部材の底面は、垂直部の上端から水平部の後端にかけて、略後下がりに傾斜した傾斜面に形成されている。このため、該パネル補強部材は、側面視略三角形状を呈するので、曲げ剛性が大きい。このため、該ダッシュボードロアパネルがパネル面方向へ倒れないように、該パネル補強部材によって、十分に支持することができる。
請求項6に係る発明では、垂直部の上端が、ダッシュボードロアパネルの上縁の略水平なフランジに接合されている。このため、該ダッシュボードロアパネルがパネル面方向へ倒れないように、効果的に抑制することができる。
請求項7に係る発明では、トンネル補強部材は、車幅方向に延びる部材であって、上端に前フランジと後フランジとを有した側面視略逆ハット状断面に形成されている。水平部は、トンネル補強部材のなかの前フランジに接合されている。このため、該ダッシュボードロアパネルがパネル面方向へ倒れる倒れ荷重を、水平部からトンネル補強部材へ効率よく伝えることができ、この結果、該倒れ荷重を十分に受けることができる。
請求項8に係る発明では、トンネル補強部材は、左右のフロントサイドフレーム間に位置するとともに、該左右のフロントサイドフレームに対し左右の連結部材によって連結されている。このため、上下方向の力によってU字状断面が車幅方向へ開かないように、より一層規制することができる。従って、該ダッシュボードロアパネルがパネル面方向へ倒れないように、該トンネル補強部材によって、十分に支持することができる。
請求項9に係る発明では、トンネル部は、ダッシュボードロアパネルに対し別部材であって、高張力鋼によって構成されている。車体に前方から衝突荷重が作用した場合に、該衝突荷重はダッシュボードロアパネルの下部からトンネル部へ伝わる。これに対し、トンネル部は高張力鋼製であるから、圧縮変形や曲げ変形しないように十分な強度を確保して、形状を維持することができる。従って、車室内の乗員を十分に保護することができる。しかも、トンネル部の板厚を極力抑制することができるので、車体の軽量化を図ることができる。
本発明に係る車体の前部を後上方から見た斜視図である。 図1の2−2線に沿った断面図である。 図1に示される車体の前部を前下方から見た斜視図である。 図1に示される車体の前部の分解図である。 図1に示される車体の前部の下半分の斜視図である。 図1に示されるダッシュボードロアパネルの上端部に対するパネル補強部材の上端の接合構成の斜視図である。 特許文献1の車体前部構造の概要を示す説明図である。 特許文献2の車体前部構造の概要を示す説明図である。 特許文献3の車体前部構造の概要を示す説明図である。
本発明を実施するための形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、「前」、「後」、「左」、「右」、「上」、「下」は運転者から見た方向に従い、Frは前側、Rrは後側、Leは左側、Riは右側、CLは車幅中心を示す。
実施例に係る車体前部構造について説明する。図1及び図2に示されるように、車両10は例えば乗用車であり、車体11の内側に前部のエンジンルーム12と、該エンジンルーム12の真後ろに位置する車室13とが、形成されている。該エンジンルーム12には図示せぬエンジンが配置されている。
図1〜図3に示されるように、該車体11は、モノコックボディから成り、車両10の車幅方向の中心を通って車両前後方向へ延びる車幅中心線CLに対し、左右対称形に形成されている。該車体11の前部は、ダッシュボードロアパネル20と、トンネル部30と、フロアパネル35と、フロアトンネル39と、左右のフロントサイドフレーム41,41とを含む。
図1及び図2に示されるように、該ダッシュボードロアパネル20は、エンジンルーム12と車室13との間を仕切る縦板状の隔壁である。つまり、ダッシュボードロアパネル20は、車室13の前壁を構成する部材である。該ダッシュボードロアパネル20の上縁20aには、車体後方へ延びるフランジ21が形成されている。つまり、該フランジ21は、ダッシュボードロアパネル20の上縁20aから車体後方へ折り曲げられた略水平な部分である。
図1、図2及び図4に示されるように、該トンネル部30は、ダッシュボードロアパネル20の下部から後方へ延びる正面視略逆U字状断面の部材であって、車幅中央に位置する。該トンネル部は、左右の側板31,31と、該左右の側板31,31の上端間を塞ぐ天板32とを含む。該左右の側板31,31と該天板32との間のコーナには、トンネル部30の左右の稜線33,33を有する。該左右の稜線33,33は、車体前後方向に延びる。該左右の側板31,31の下端には、フロアパネル35に接合するための左右の下フランジ36,36を有する。
該トンネル部30は、ダッシュボードロアパネル20に対し別部材であって、高張力鋼によって構成されている。詳しく述べると、該トンネル部30は、前端部に前フランジ37を有する。該前フランジ37は、ダッシュボードロアパネル20のなかの、車室側の面20b(後面20b)に接合されることにより、該ダッシュボードロアパネル20に一体化されている。
車体11に前方から衝突荷重が作用した場合に、該衝突荷重はダッシュボードロアパネル20の下部からトンネル部30へ伝わる。これに対し、トンネル部30は高張力鋼製であるから、圧縮変形や曲げ変形しないように十分な強度を確保して、形状を維持することができる。従って、車室13内の乗員を十分に保護することができる。しかも、トンネル部30の板厚を極力抑制することができるので、車体11の軽量化を図ることができる。
該フロアトンネル39は、正面視略逆U字状断面の部材であって、車幅中央に位置する。該フロアトンネル39の前端部は、該トンネル部30の後端部に接合されている。
図3に示されるように、該左右のフロントサイドフレーム41,41は、ダッシュボードロアパネル20の下に位置して車体前後方向に延びている。つまり、該左右のフロントサイドフレーム41,41は、ダッシュボードロアパネル20の下部から車体前部へ延びている。
該左右のフロントサイドフレーム41,41の後端部には、車体後方へ延びる左右のフロアフレーム42,42の前部が接合されている。該左右のフロアフレーム42,42は、該フロアパネル35を支持している。さらに、該左右のフロントサイドフレーム41,41の後端部には、車幅方向の外側へ延びる左右のサイドアウトリガー43,43が接続されている。該左右のサイドアウトリガー43,43の外側の端部には、車体後方へ延びる左右のサイドシル44,44の前端部が接合されている。
図1及び図3に示されるように、該フロアパネル35は、車室13内において、左右のサイドシル44,44間に張られた平板状の部材であり、該トンネル部30及び該フロアトンネル39に接合されている。
図2及び図3に示されるように、トンネル部30の内部には、該トンネル部30の少なくとも車幅方向への変形を規制するための、トンネル補強部材50が設けられている。つまり、該トンネル補強部材50は、車幅方向に延びて、該トンネル部30の左右の側板31,31同士を繋いでいる。この結果、該トンネル補強部材50は、該左右の側板31,31同士を突っ張る、いわゆるブレースの役割を果たすことが可能である。
さらに、該トンネル補強部材50は、トンネル部30の天板32の内面に重ねられ、且つ接合されている。この結果、該トンネル補強部材50は、該天板32を補強することによって、該トンネル部30の上下方向の曲げ剛性を高めている。
さらに、該トンネル補強部材50は、トンネル部30の天板32から左右の側板31,31の内面に沿って下方へ延び、各下端部50a,50aが左右の連結部材61,61に接合されている。該左右の連結部材61,61については、後述する。この結果、該トンネル補強部材50は、左右の側板31,31を補強している。
このように、該トンネル補強部材50の全体形状は、正面視略逆U字状断面の該トンネル部30の内面に重なり合うように、正面視略逆U字状に形成されている。該トンネル補強部材50は、該トンネル部30の内面に接合されている。この結果、該トンネル部30は、該トンネル補強部材50によって全体が補強されるので、曲げ剛性及びねじり剛性が高まる。
該トンネル補強部材50の断面形状は、トンネル部30の天板32に対しては、該天板32の内面側を開放した側面視ハット状断面に形成され、左右の側板31,31に対しては、それぞれ該左右の側板31,31の内面側を開放した平面視ハット状断面に形成されている。つまり、該トンネル補強部材50は、車幅方向に延びる部材であって、上端(開放端)に前フランジ51と後フランジ52とを有した側面視略逆ハット状断面に形成されている。該前フランジ51は、該トンネル補強部材50の前部に位置している。該後フランジ52は、該トンネル補強部材50の後部に位置している。より詳しく述べると、該トンネル補強部材50は、前後の側部53,53と、該前後の側部53,53の一端同士を繋ぐ天板部54と、該前の側部53の開放端から前に延びる前フランジ51と、該後の側部53の開放端から後に延びる後フランジ52とから成る。
該トンネル補強部材50は、左右のフロントサイドフレーム41,41間に位置するとともに、該左右のフロントサイドフレーム41,41に対し左右の連結部材61,61によって連結されている。つまり、該トンネル補強部材50の左右の下端部50a,50aは、左右の連結部材61,61によって左右のフロントサイドフレーム41,41に一体的に連結されている。該左右の連結部材61,61は、側面視側面視略逆ハット状断面に形成された部材であって、左右のサイドアウトリガー43,43に対して車幅方向に一直線状に位置する。
図1及び図2に示されるように、ダッシュボードロアパネル20には、トンネル部30よりも高位に位置して車幅方向に延びたクロスメンバ62が設けられている。該クロスメンバ62は、ダッシュボードロアパネル20のエンジンルーム側の面20c(前面20c)側を開放した側面視略ハット状に形成されており、該エンジンルーム側の面20cに接合されている。
図1に示されるように、該ダッシュボードロアパネル20は、1つ又は複数のパネル補強部材70によって補強されている。例えば本実施例では、車幅方向に離間して位置した2つのパネル補強部材70,70によって、該ダッシュボードロアパネル20を補強している。該2つのパネル補強部材70,70は、車幅中心線CLに対し、左右対称形に形成されている。
次に、左のパネル補強部材70について詳しく説明する。右のパネル補強部材70は、左のパネル補強部材70に対して左右対称形である他には同じ構成なので、同一符号を付し、説明を省略する。
図1、図2及び図4に示されるように、該左のパネル補強部材70は、側面視略L字状の部材であり、ダッシュボードロアパネル20に沿って車体11の上下方向へ延びた垂直部71と、該垂直部71の下端からトンネル部30に沿って車体後方へ延びた水平部72とから成る。
図1及び図5に示されるように、該パネル補強部材70は、該垂直部71と該水平部72の両方共に、車室13側に底面85を有する略U字状断面に形成された部材であって、左右の側板81,81と該左右の側板81,81間を繋ぐ底板82とを含む。つまり、該垂直部71は、ダッシュボードロアパネル20の車室側の面20b側を開放した略U字状断面に形成されている。該水平部72は、トンネル部30の上面32a(天板32の上面32a)側を開放した略U字状断面に形成されている。該パネル補強部材70の開放端には、該左右の側板81,81の両端に左右のフランジ83,83が形成されている。該左右の側板81,81と該底板82との間のコーナには、左右の稜線84,84を有する。
該垂直部71は、ダッシュボードロアパネル20の車室側の面20bに接合されている。つまり、該垂直部71は、左右のフランジ83,83をダッシュボードロアパネル20の車室側の面20bに重ねられ、且つ接合されている。
図6に示されるように、該垂直部71の上端71aは、ダッシュボードロアパネル20のフランジ21(パネルフランジ21)に接合されている。該垂直部71の上端71aには、車体後方へ延びるフランジ73(垂直部フランジ73)が形成されている。つまり、該垂直部フランジ73は、該垂直部71の上端71aから車体後方へ折り曲げられた略水平な部分である。該垂直部フランジ73は、ダッシュボードロアパネル20のパネルフランジ21に下から重ねられ且つ接合されている。
図1〜図3に示されるように、該水平部72は、トンネル部30を介してトンネル補強部材50に接合されることにより、該トンネル補強部材50に支持されている。つまり、該水平部72は、左右のフランジ83,83をトンネル部30に上から重ねられ且つ接合されている。
さらに、図1及び図2に示されるように、該水平部72は、後端72aからトンネル部30の上面(天板32の上面)に沿って後方へ延びるフランジ74(後フランジ74)を有する。該水平部72は、トンネル補強部材50のなかの前フランジ51にも、接合されている。つまり、該水平部72の後フランジ74は、トンネル部30の上面に上から重ねられ、天板32と共に、トンネル補強部材50のなかの前フランジ51に接合されている。
図1及び図5に示されるように、該2つのパネル補強部材70,70のそれぞれの左右の稜線84,84のなかの、車幅方向外側の稜線84は、トンネル部30の左右の稜線33,33上に位置している。
図1に示されるように、該水平部72のなかの左右の稜線84,84は、クロスメンバ62に向かって前上がり傾斜している。
図2に示されるように、該パネル補強部材70の底面85は、垂直部71の上端71aから水平部72の後端72aにかけて、略後下がりに傾斜した傾斜面に形成されている。該パネル補強部材70は、傾斜した底面85と、ダッシュボードロアパネル20に接合される略垂直な面86(垂直部71のフランジ83のフランジ面86)と、トンネル部30及びトンネル補強部材50に接合される略水平な面87(水平部72のフランジ83のフランジ面87)とによって、側面視略三角形状に形成されている。
図2に示されるように、ダッシュボードロアパネル20の車室側の面20b又はトンネル部30の上面32a(天板32の上面32a)から、底面85までの深さDpのことを、窪み深さDpという。該窪み深さDpは、垂直部71と水平部72とのコーナ部分75が最も大きい。さらに、該窪み深さDpは、該コーナ部分75から垂直部71の上端71aへ向かって漸次小さくなるとともに、該コーナ部分75から水平部72の後端72aへ向かって漸次小さくなるように設定されている。
以上の説明をまとめると、次の通りである。図2及び図3に示されるように、該トンネル部30の内部には、該トンネル部30の少なくとも車幅方向への変形を規制するためのトンネル補強部材50が設けられている。該トンネル部30の剛性や強度は、該トンネル補強部材50によって補強されることにより、高まる。つまり、上下方向の力によってU字状断面が車幅方向へ開かないように規制することができる。
さらには、該パネル補強部材70の垂直部71は、ダッシュボードロアパネル20の車室側の面20bに接合される。該パネル補強部材70の水平部72は、トンネル部30を介してトンネル補強部材50に接合されることにより、該トンネル補強部材50に支持されている。つまり、該トンネル補強部材50は、側面視略L字状のパネル補強部材70を介して、ダッシュボードロアパネル20を図2に示されるパネル面方向Ar(車体前後方向)に、十分に支えることができる。このため、該ダッシュボードロアパネル20がパネル面方向Arに振動する、つまり該パネル面方向Arの微小な倒れ現象の発生を、十分に抑制することができる。
しかも、水平部72は、垂直部71の下端からトンネル部30に沿って車体後方へ延びている。つまり、該垂直部71の下端は、該トンネル部30に位置することになる。該垂直部71は、該トンネル部30の位置からダッシュボードロアパネル20に沿って上方へ延び、且つ、該ダッシュボードロアパネル20の車室側の面20bに接合される。従って、該ダッシュボードロアパネル20の面剛性を十分に高めることができる。この結果、パネル面20b,20cに発生する微小な振動を、十分に抑制することができる。
このように、ダッシュボードロアパネル20がパネル面20b,20c方向に振動しないように、十分に抑制することによって、車室13内の騒音を低減し、該車室13の居住性を高めることができる。
図2に示されるように、該窪み深さDpは、垂直部71と水平部72とのコーナ部分75(屈曲部分75)が最も大きい。しかも、該窪み深さDpは、該コーナ部分75から垂直部71の上端71aへ向かうにつれて漸次小さくなるとともに、該コーナ部分75から水平部72の後端72aへ向かうにつれて漸次小さくなる。このため、側面視略L字状のパネル補強部材70の垂直部71及び水平部72が、ダッシュボードロアパネル20の車室13側の近傍、つまりダッシュボード(図示せず)の下方に突出する、突出量を低減することができる。従って、ダッシュボードの下方に配置された空調装置91を、該パネル補強部材70に干渉しないように容易に配置することができるので、配置の自由度を高めることができる。
しかも、垂直部71と水平部72とのコーナ部分75の窪み深さDpが最大なので、パネル補強部材70の曲げ剛性を十分に確保することができる。このため、該ダッシュボードロアパネル20がパネル面方向Arへ倒れないように、該パネル補強部材70によって、十分に支持することができる。
図1及び図2に示されるように、ダッシュボードロアパネル20には、トンネル部30よりも高位に位置したクロスメンバ62が設けられている。水平部72のなかの左右の稜線84,84は、クロスメンバ62に向かって前上がり傾斜している。このため、該ダッシュボードロアパネル20がパネル面方向Arへ倒れないように、該パネル補強部材70,70によって、十分に支持することができる。
図1に示されるように、2つのパネル補強部材70,70の、それぞれの車幅方向外側の稜線84,84は、トンネル部30の左右の稜線33,33上に位置している。このため、該ダッシュボードロアパネル20がパネル面方向Ar(図2参照)へ倒れる倒れ荷重を、各パネル補強部材70,70の車幅方向外側の稜線84,84と、トンネル部30の左右の稜線33,33とによって、十分に支持することができる。
図2に示されるように、略U字状断面のパネル補強部材70の底面85は、垂直部71の上端71aから水平部72の後端72aにかけて、略後下がりに傾斜した傾斜面に形成されている。このため、該パネル補強部材70は、側面視略三角形状を呈するので、曲げ剛性が大きい。このため、該ダッシュボードロアパネル20がパネル面方向Arへ倒れないように、該パネル補強部材70によって、十分に支持することができる。
図2に示されるように、垂直部71の上端71aは、ダッシュボードロアパネル20の上縁20aの略水平なフランジ21に接合されている。このため、該ダッシュボードロアパネル20がパネル面方向Arへ倒れないように、効果的に抑制することができる。
図2に示されるように、水平部72は、トンネル補強部材50のなかの前フランジ51に接合されている。このため、該ダッシュボードロアパネル20がパネル面方向Arへ倒れる倒れ荷重を、水平部72からトンネル補強部材50へ効率よく伝えることができ、この結果、該倒れ荷重を十分に受けることができる。
図3に示されるように、トンネル補強部材50は、左右のフロントサイドフレーム41,41間に位置するとともに、該左右のフロントサイドフレーム41,41に対し左右の連結部材61,61によって連結されている。このため、上下方向の力によってU字状断面が車幅方向へ開かないように、より一層規制することができる。従って、該ダッシュボードロアパネル20がパネル面方向Arへ倒れないように、該トンネル補強部材50によって、十分に支持することができる。
本発明の車体前部構造は、車体11前部にエンジンルーム12を有している乗用車に採用するのに好適である。
10 車両
11 車体
13 車室
20 ダッシュボードロアパネル
20a 上縁
20b 車室側の面
21 フランジ(パネルフランジ)
30 トンネル部
31 側板
32 天板
32a 上面(トンネル部の上面)
33 稜線
35 フロアパネル
39 フロアトンネル
41 フロントサイドフレーム
50 トンネル補強部材
51 前フランジ
52 後フランジ
61 連結部材
62 クロスメンバ
70 パネル補強部材
71 垂直部
71a 上端
72 水平部
72a 後端
75 コーナ部分
81 側板
82 底板
84 稜線
85 底面
86 ダッシュボードロアパネルに接合される略垂直な面
87 トンネル部及びトンネル補強部材に接合される略水平な面
91 空調装置
Ar パネル面方向
Dp 窪み深さ

Claims (9)

  1. 車室の前壁を構成する略縦板状のダッシュボードロアパネルと、該ダッシュボードロアパネルの下部から後方へ延びる正面視略逆U字状断面のトンネル部と、前記ダッシュボードロアパネルを補強する1つ又は複数のパネル補強部材とを含み、前記トンネル部の後端部にはフロアトンネルの前端部が接合される車体前部構造において、
    前記トンネル部の内部には、該トンネル部の少なくとも車幅方向への変形を規制するためのトンネル補強部材が設けられ、
    前記パネル補強部材は、側面視略L字状の部材であり、前記ダッシュボードロアパネルに沿って車体の上下方向へ延びた垂直部と、該垂直部の下端から前記トンネル部に沿って車体後方へ延びた水平部とから成り、
    前記垂直部は、前記ダッシュボードロアパネルの車室側の面に接合され、
    前記水平部は、前記トンネル部を介して前記トンネル補強部材に接合されることにより、該トンネル補強部材に支持されていることを特徴とする車体前部構造。
  2. 前記パネル補強部材は、前記車室側に底面を有する略U字状断面に形成された部材であって、左右の側板と左右の側板間を繋ぐ底板とを含み、
    前記左右の側板と前記底板との間のコーナには、左右の稜線を有し、
    前記ダッシュボードロアパネルの前記車室側の面又は前記トンネル部の上面から、前記パネル補強部材の前記底面までの深さは、前記垂直部と前記水平部とのコーナ部分が最も大きく、前記垂直部の上端へ向かって漸次小さくなるとともに、前記水平部の後端へ向かって漸次小さくなることを特徴とする請求項1記載の車体前部構造。
  3. 前記ダッシュボードロアパネルには、前記トンネル部よりも高位に位置して車幅方向に延びたクロスメンバが設けられ、
    前記水平部のなかの前記左右の稜線は、前記クロスメンバに向かって前上がり傾斜していることを特徴とする請求項2記載の車体前部構造。
  4. 前記トンネル部は、左右の側板と、該左右の側板の上端間を塞ぐ天板とを含み、
    該左右の側板と該天板との間のコーナには、前記トンネル部の左右の稜線を有し、
    前記複数のパネル補強部材は、車幅方向に離間して位置した2つであり、
    該2つのパネル補強部材のそれぞれの前記左右の稜線のなかの、車幅方向外側の稜線は、前記トンネル部の左右の稜線上に位置していることを特徴とする請求項2又は請求項3記載の車体前部構造。
  5. 前記パネル補強部材の前記底面は、前記垂直部の上端から前記水平部の後端にかけて、略後下がりに傾斜した傾斜面に形成され、
    前記パネル補強部材は、前記傾斜した底面と、前記ダッシュボードロアパネルに接合される略垂直な面と、前記トンネル部及び前記トンネル補強部材に接合される略水平な面とによって、側面視略三角形状に形成されていることを特徴とする請求項2乃至請求項4のいずれか1項記載の車体前部構造。
  6. 前記ダッシュボードロアパネルの上縁には、車体後方へ延びるフランジが形成され、
    前記垂直部の上端は、前記フランジに接合されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項記載の車体前部構造。
  7. 前記トンネル補強部材は、車幅方向に延びる部材であって、上端に前フランジと後フランジとを有した側面視略逆ハット状断面に形成され、
    前記水平部は、前記トンネル補強部材のなかの前記前フランジに接合されていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項記載の車体前部構造。
  8. 前記ダッシュボードロアパネルの下に位置して車体前後方向に延びる左右のフロントサイドフレームを、更に有し、
    前記トンネル補強部材は、前記左右のフロントサイドフレーム間に位置するとともに、該左右のフロントサイドフレームに対し左右の連結部材によって連結されていることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項記載の車体前部構造。
  9. 前記トンネル部は、前記ダッシュボードロアパネルに対し別部材であって、高張力鋼によって構成されていることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項記載の車体前部構造。
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