JP2015136822A - 画像形成装置及び画像形成方法 - Google Patents

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【課題】加熱された媒体に液滴を吐出して双方向印刷で画像を形成するときに光沢ムラが生じる。【解決手段】液滴を吐出する記録ヘッド11が搭載され、媒体搬送方向と交差する方向に往復移動されるキャリッジ12と、記録ヘッド11による印字領域に対応して印刷媒体2を加熱するプリントヒータ41とを備え、プリントヒータ41は媒体搬送方向と交差する幅方向における加熱温度の温度分布を制御可能であり、印刷媒体2の表面温度が、印刷媒体2の幅方向における中央部側が端部側が低くなるように、プリントヒータ41の加熱温度を制御する。【選択図】図8

Description

本発明は画像形成装置及び画像形成方法に関する。
液滴を吐出する液体吐出ヘッドを記録ヘッドに用いた液体吐出記録方式の画像形成装置として、例えば、サイングラフィックス市場において使用される非浸透メディア(媒体)への印刷が可能な装置が開発されてきている。
このような装置では、印字前後、印字中にメディア(媒体)を加熱することで、媒体上に着弾させた液滴を乾燥定着させるようにしている。
従来、媒体の表面温度を均一にするため、媒体搬送方向及び媒体搬送方向と交わる方向で、ヒータを備えるプラテンを複数のブロックに分割し、ブロック単位でヒータの出力を制御するものが知られている(特許文献1)。
特開2008−230230号公報
ところで、画像形成装置において、往路及び復路で印字を行う双方向印刷を行う場合、媒体幅方向で別スキャンによって媒体上で液滴が重ねられる部分の重ねるまでの時間間隔差が異なることになる。
非浸透媒体はサイングラフィックで用いられることが多く、サイングラフィック分野では幅広の媒体を用いることが多く、媒体幅が大きくなるに従って、キャリッジが往復する時間が長くなり、時間間隔差は長くなる。その時間間隔差によって光沢ムラ、濃度ムラなどが生じるという課題がある。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、双方向印刷を行うときの光沢ムラを低減することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明に係る画像形成装置は、
液滴を吐出する記録ヘッドが搭載され、往復移動されるキャリッジと、
前記媒体を加熱する加熱手段と、を備え、
前記加熱手段は、前記媒体搬送方向と交差する幅方向における加熱温度の温度分布を制御可能であり、
前記媒体の表面温度が、前記媒体の前記幅方向における中央部側が端部側が低くなるように、前記加熱手段の加熱温度を制御する
構成とした。
本発明によれば、双方向印刷を行うときの光沢ムラを低減することができる。
本発明に係る画像形成装置の一例を説明する側面説明図である。 同装置の要部正面説明図である。 インターレス印字の例を示す説明図である。 インターレス・マルチパス印字の例を示す説明図である。 双方向印刷における先行滴の乾燥度合いと後行滴の合一化の説明に供する説明図である。 同じく先行滴と後行滴の合一化と表面(光沢)の関係の説明に供する説明図である。 媒体の表面温度と画像の光沢との関係の説明に供する説明図である。 本発明の実施形態におけるプリントヒータ温度の温度分布制御の説明に供する説明図である。 印刷制御における温度分布制御処理の一例の説明に供するフロー図である。 本発明に係る画像形成装置の他の例を説明する側面説明図である。 同じく平面説明図である。
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して説明する。まず、本発明に係る画像形成装置の一例について図1及び図2を参照して説明する。図1は同画像形成装置の側面説明図、図2は同装置の要部正面説明図である。
この画像形成装置はシリアル型インクジェット記録装置であり、印刷媒体2に画像を形成する画像形成部101、印刷媒体2を搬送する搬送部102、印刷媒体2を収容する給紙部103などを備えている。
ここでは、メディアとして印刷媒体2をロール状に巻き回したロール体1を使用する。ロール体1は給紙部103に収納される。
画像形成部101は、液滴を吐出する液体吐出ヘッドで構成した記録ヘッド11がキャリッジ12に搭載され、キャリッジ12は主走査方向(図1では紙面垂直方向)に往復移動する。記録ヘッド11は、例えば、ブラック(K)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の各色の液体(インク)の滴(液滴)を吐出する1又は複数の液体吐出ヘッドで構成されている。
キャリッジ12には、印刷媒体2の幅を検知する幅検知手段13も搭載されている。
搬送部102は、画像形成部101の媒体搬送方向(矢印A方向)上流側に搬送ローラ21及び対向ローラ22が、媒体搬送方向下流側に排出ローラ23及び対向ローラ24が配置され、印刷媒体2を挟んで搬送する。
また、画像形成部101に対向して印刷媒体2を案内するプラテン部材25が配置されている。
そして、印刷媒体2の搬送方向に沿ってプリヒータ40、プリントヒータ41、ポストヒータ42をそれぞれ配置している。
プリヒータ40は、画像形成部101による印字領域の手前で印刷媒体2を加熱するヒータである。
プリントヒータ41は、画像形成部101による印字領域で印刷媒体2を加熱する加熱手段としてのヒータである。
ポストヒータ42は、画像形成部101による印字領域の直後に印刷媒体2を加熱するヒータである
これらの各ヒータ40〜42は、媒体搬送方向と交差する方向である媒体幅方向の全域にわたって配置されている。また、各ヒータ40〜42はセラミックやニクロム線を用いた電熱ヒータで構成されている。
ここでは、加熱手段であるプリントヒータ41は、媒体搬送方向と交差する方向である媒体幅方向における加熱温度の温度分布を制御可能に構成している。例えば、媒体幅方向で複数のブロック(加熱領域)に分割して、各ブロック単位で加熱温度を制御できるようにしている。
ポストヒータ42の媒体搬送方向下流側には乾燥ファンヒータ43を配置して、画像が形成された印刷媒体2に温風を当てることで、確実に乾燥させることができるようにしている。
給紙部103に収納されたロール体1から引き出された印刷媒体2は、搬送ローラ対31によって送り出され、ガイド部材26を経て搬送部102の搬送ローラ21と対向ローラ22との間に送り込まれる。
そして、画像形成部101によって画像が形成された印刷媒体2は、排出ローラ23と対向ローラ24によって下流側に送り出され、巻取りロール39にて巻き取られる。
この画像形成装置では、加熱手段(乾燥手段)を搭載していることで、塩化ビニル、PET、アクリルなどのインクがしみこまない非浸透媒体(非浸透メディア)にも印刷が可能になる。非浸透のメディアに対しては、溶剤系のインクあるいは、樹脂成分の多い水性レジンインクなどが定着性に優れている。
次に、インターレス印字の異なる例について図3及び図4を参照して説明する。図3はインターレス印字の例を、図4はインターレス・マルチパス印字の例を示している。
図3(a)に示す1/2インターレス印字では、ノズル密度×2=出力画像密度の関係にある。ノズル密度に対して出力画像密度が2倍となっており、2回のスキャンと1/2ノズル分ずらす媒体送りを行って画像を形成する。
図3(b)に示す1/2インターレス2パス印字では、1/2、1/2、1/2、3/2ノズル分の媒体送りを繰り返し、4回のスキャンによって画像を形成する。
次に、双方向印刷における光沢ムラの発生について図5及び図6も参照して説明する。図5は先行滴の乾燥度合いと後行滴の合一化の説明に供する説明図、図6は先行滴と後行滴の合一化と表面(光沢)の関係の説明に供する説明図である。
キャリッジ12の往路及び復路の双方で印刷を行う双方向印刷の場合、先行するスキャン(キャリッジ12の走査)で着弾したインク滴(先行滴)に隣接して後行のスキャンで吐出されるインク滴(後行滴)が着弾するまでに時間差が生じる。
この先行滴に隣接して後行滴が着弾するまでの時間差は、印刷媒体2の幅方向における中央部と端部とで比較すると、中央部の方が大きい(長くなる)。
特に、サイングラフィック分野では、幅広メディアが使用されることが多いが、印字幅が大きくなるに伴って、印刷媒体2の中央部と端部とでは、別のスキャンで着弾する互いに隣接するインク滴の着弾の時間差が大きくなる。
ここで、前述したように、印刷を行うとき、印刷媒体2はプリヒータ40及びプリントヒータ41によって加熱され温度が上がった状態にある。これにより、印刷媒体2上に着弾したインク滴は、着弾直後から印刷媒体2から熱を得て、温度が上昇し、乾燥が加速される。
このとき、印刷媒体2の幅方向における中央部では、先行して着弾したインク滴に対して別スキャンで隣接インク滴が着弾するまで時間差が大きいので、先行して着弾したインク滴の乾燥が進んだ後に、隣接インク滴である後行滴が着弾することになる。
一方、印刷媒体2の幅方向における端部では、先行して着弾したインク滴の乾燥が進まないうちに、隣接インク滴である後行滴が着弾することになる。
前述したように、インターレス印字或いはマルチパス印字では、印刷媒体2上で異なるスキャンによって前のスキャンによって形成されたドットと近接した位置に新たにドットが形成される。
ここで、図5(a)に示すように、印刷媒体2上に先行して着弾したインク滴50の乾燥が進んだ後に、隣接インク滴51が着弾した場合は、先行して着弾したインク滴50は粘度が高くなった状態、あるいは、半硬化した状態となっており、その近傍に隣接インク51が着弾しても、インクドットどうしが混ざり合わない(合一しない)。
これに対し、図5(b)に示すように、先行して着弾したインク滴50の乾燥が進まないうちに、隣接インク滴51が着弾した場合には、先行して着弾したインク滴50の粘度が低い状態にあることから、その近傍に隣接インク滴51が着弾すると、インクドット同士が混ざり合う(合一する)。
そして、インクドット同士が混ざり合わない場合には、インクドット表面にインクドットの形状が残り、更にインクドットを打ち込み埋め尽くした場合には、図6(a)に示すように、インク層表面にインクドットの形状により凹凸が形成される。
インクドット同士が混ざり合う場合には、図6(b)に示すように、インクドット表面にインクドットの形状が残らず、インクドットを埋め尽くした場合には、インク層表面は滑らかになる。
ここで、画像光沢と画像(インク層)表面性は大きな相関関係があり、画像表面性が滑らかであれば光沢は高くなり、画像表面に凹凸が生じていれば光沢は低くなる。
このように、印刷媒体2の中央部側と端部側とでは、画像の光沢に差が生じることになり、特に、幅の広いサイングラフィック用の印刷では顕著になる。
次に、媒体の表面温度と画像の光沢との関係について図7も参照して説明する。
プリントヒータ41によって加熱された印刷媒体2の表面温度と画像の光沢の関係は、図7に示すように、印刷媒体2の表面温度が高いと光沢が低くなり、表面温度が低いと光沢が高くなる。
これは、印刷媒体2の表面温度が高いと、印刷媒体2の表面に着弾したインク滴(先行滴)は早く乾燥し、別のスキャンでその近傍に時間差を置いてインク滴(後行滴)が着弾した場合、インクドット同士が混ざり合わない(合一しない)。
一方、印刷媒体2の表面温度が低いと、先行して着弾したインク滴の乾燥が進まないうちに、隣接インク滴が着弾し、インクドット同士が混ざり合う(合一する)ことになる。
このように、画像の光沢は印刷媒体2の表面温度に相関し、印刷媒体2の表面温度はプリントヒータ41の加熱温度(プリントヒータ温度)によって制御することができる。
次に、本発明の実施形態におけるプリントヒータ温度の温度分布制御について図8も参照して説明する。
上述したように、印刷媒体2の幅方向における中央部では先行滴が着弾した後に隣接する後行滴が着弾するまでの時間差が大きくなるので、印刷媒体2の幅方向における端部よりも先行して着弾したインク滴の乾燥が進むことになる。
そこで、図8に示すように、印刷媒体2の表面温度が、幅方向における中央部側が端部側よりも低くなるように、プリントヒータ41による加熱温度(プリントヒータ温度)の温度分布を制御する。
これによって、印刷媒体2の幅方向における中央部での先行滴の乾燥の進行を抑制して端部における先行滴の乾燥の度合いと同様にすることができ、光沢ムラ(中央部と端部間の光沢差)を低減できる。
この場合、印刷媒体2の表面がインク滴で埋め尽くされないいわゆるハーフトーン画像部分については、インクの載っていない媒体表面が存在し、媒体表面の光沢性が画像の光沢性に対して支配的になり、光沢ムラとしてはほとんど認識されない。
光沢ムラが発生するのは、媒体表面がインクドットで埋め尽くされたベタ画像部分で、インク塗膜表面の凹凸の度合いが場所によって異なることにより発生する。
サイングラフィック分野では、幅1m〜3m程度の大きな印刷媒体(記録メディア)に、大きな文字や、写真、グラフィック画像などを印刷され、視認性を良くするためそれらのオブジェクトはインクで塗りつぶし、濃度を高くすることが多い。このようにインクで塗りつぶされたベタ部分で光沢ムラが生じると、画像として目立つことになる。
したがって、印刷媒体上のインクで塗りつぶされた領域の光沢ムラを低減することが画像全体の光沢ムラを低減することにつながる。画像によってはハーフトーン部分が含まれたものが存在することがあるが、ベタ部分に合わせてプリントヒータ温度の温度分布を設定することで、画像全体の光沢ムラを低減することができる。
次に、プリントヒータ41による加熱温度の温度分布の制御について説明する。
上述したように印刷媒体2の表面温度を制御するためにプリントヒータ41のプリントヒータ温度の温度分布を制御する。プリントヒータ温度の温度分布情報は、プロファイルとして保持することができる。
プロファイルは、各記録装置(画像形成装置)、各印刷媒体の種類(メディア種)に対して、予め準備されているデータであり、装置、記録モード、メディア種、インク種などに対して、どのようなインク量をどのようなインク色混合比で印字すると色変換などを最適に行って印字するためのデータを保持している。
このプロファイルの中に、各メディア種に対して、プリントヒータ温度の温度分布情報保持することにより、メディア種、メディア厚さに応じたプリントヒータ温度の温度分布を設定することができるようになる。
つまり、加熱ヒータをある温度に設定しても、印刷媒体表面の表面温度は、媒体の材料や厚さによって異なる。
そこで、プロファイルは印刷媒体の種類ごとに準備し、印刷媒体の表面温度を所望の温度分布にするための加熱ヒータの加熱温度の温度分布データをプロファイルとして格納する。
また、汎用の印刷媒体や装置に既存の印刷媒体については、それぞれに対応する温度分布のプロファイルを準備できるが、すべての印刷媒体に対してプロファイルを準備することは困難である。
そこで、キャリッジ12を主走査方向に移動走査して、温度検出手段13によって印刷媒体2の幅方向における表面温度を検出する。そして、印刷媒体2の表面温度が前述したように中央部側が端部側より低くなるようにプリントヒータ41の加熱温度の温度分布を制御する。
この場合、印刷媒体2の中央部を端部より2℃〜5℃程度低めになるようにプリントヒータ41の加熱温度を制御することが好ましい。これにより、プロファイルの提供されていない印刷媒体に関しても印刷媒体の表面温度を所望の温度分布に制御することが可能となる。
なお、温度検出手段13としては放射型温度センサなどの非接触型温度センサを使用することが好ましい。非接触で温度検出できることで印刷媒体を汚すことがない。
また、温度検出手段13はキャリッジ12に搭載する代わりに主走査方向に往復移動する第2キャリッジを備えて、この第2キャリッジ13に搭載することもできる。
次に、印刷制御における温度分布制御処理について図9のフロー図を参照して説明する。
印字前準備として、プロファイルの読み込みを行う。プロファイルは、パーソナルコンピュータなどのホスト装置に記憶しておくことが好ましいが、画像形成装置本体側に記憶保持してもよい。
プロファイルデータは、印刷媒体の種類ごとに準備されている。プロファイルには、当該印刷媒体における各色のインクの打ち込み量や、総打ち込み量に加え、プレヒータ40、プリントヒータ41、ポストヒータ42、温風ヒータ43の加熱温度条件も含まれている。各ヒータ40〜41の加熱温度条件は、印刷媒体の種類や厚さに応じて、印刷媒体2の表面温度が所望の温度になるように設定されている。
その後、セットされている印刷媒体2の幅を検知する。検知された印刷媒体2の幅情報はホスト装置に送られる。
ホスト装置では、加熱温度条件と印刷媒体2の幅よりプリントヒータ41の加熱温度の温度分布を算出する。
そして、ホスト装置から画像形成装置へ送られた設定温度分布に基づき、画像形成装置のプリントヒータ41の加熱温度を制御する。
ここでは、プリントヒータ41の幅方向に複数の温度検出手段を備え、複数の温度検出手段でプリントヒータ41による加熱温度分布を検出する。そして、検出した温度分布が設定温度分布になっているか否かを判別し、設定温度分布になっていない場合は、ヒータ加熱を継続し、設定温度分布になったときに印字を開始する処理に移行する。
なお、前述したように、プリントヒータ41は、幅方向に複数に分割されており、分割されたそれぞれを制御することにより、幅方向の温度分布を形成することができる。
次に、本発明に係る画像形成装置の他の例について図10及び図11を参照して説明する。図10は同画像形成装置の他の例の側面説明図、図11は同じく平面説明図である。
本実施形態の画像形成装置は、印刷媒体2をロール状に巻き回したロール体1を保持する給紙部103と、給紙部103からX方向に繰り出されて間欠的に停止する印刷媒体2に印刷を施す画像形成部101と、画像形成部101から印刷後の印刷媒体2を排出すべく巻き取る巻取りロール39とを備えている。
画像形成部101は、図10及び図11に示すように、キャリッジ12と、キャリッジ12の下部に支持された記録ヘッド11とを有しており、キャリッジ12は両ガイドレール110に案内されつつ走査方向Xに往復移動する。
記録ヘッド11は、キャリッジ12に対して媒体幅方向Yにスライド可能に支持され、プラテン部材25に対して走査方向Xと媒体幅方向Yとの2方向に相対移動可能となっている。
この画像形成装置においては、印刷はプラテン部材25上に印刷媒体2を停止させた状態で行われ、1回分の搬送長さの印刷媒体2が予め繰り出される。
そして、記録ヘッド11は走査方向Xに移動しながら、各タンク又はインクカートリッジから供給されたインクを停止中の印刷媒体2に向かって噴射することで記録を行う。
X方向往路の印刷の後、Y方向に記録ヘッド11を移動し、X方向復路の印刷を行う。
この動作を規定回数行うことで1回の印刷が終了する。
そして、1回の印刷が終了して巻取りロール39による巻取りが開始されると、これに連動して、予め繰り出されていた1回分の搬送長さの印刷媒体2が画像形成部101に向けて搬送される。
また、この画像形成装置においても、前述した、ポストヒータ42、乾燥ファンヒータ43を有し、印刷が終了した画像を加熱する。
本実施形態においては、X方向に図8で示したように、印刷媒体2の表面温度が、中央部側が端部側よりも低くなるように、プリントヒータ41による加熱温度(プリントヒータ温度)の温度分布を制御することにより、光沢ムラを低減することができる。
なお、本願において、画像形成、記録、印字、印写、印刷はいずれも同義語とする。また、「画像形成装置」は媒体に液体を吐出して画像形成を行う装置を意味する。また、「画像形成」とは、文字や図形等の意味を持つ画像を媒体に対して付与することだけでなく、パターン等の意味を持たない画像を媒体に付与すること(単に液滴を媒体に着弾させること)をも意味する。また、「インク」とは、特に限定しない限り、インクと称されるものに限らず、画像形成を行うことができるすべての液体の総称として用いる。例えば、DNA試料、レジスト、パターン材料、樹脂なども含まれる。
1 ロール体
2 印刷媒体(媒体)
11 記録ヘッド(液体吐出ヘッド)
12 キャリッジ
41 プリントヒータ(加熱手段)

Claims (6)

  1. 液滴を吐出する記録ヘッドが搭載され、往復移動されるキャリッジと、
    前記媒体を加熱する加熱手段と、を備え、
    前記加熱手段は、前記媒体搬送方向と交差する幅方向における加熱温度の温度分布を制御可能であり、
    前記媒体の表面温度が、前記媒体の前記幅方向における中央部側が端部側が低くなるように、前記加熱手段の加熱温度を制御する
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記媒体の幅を検出する幅検出手段を有し、
    前記幅検出手段によって検出された前記媒体の幅に応じて前記加熱手段の加熱温度を制御する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記媒体の表面温度を検出する温度検出手段を有し、
    前記温度検出手段で検出された前記媒体の表面温度に応じて前記加熱手段の加熱温度を制御する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記温度検出手段は、非接触型温度センサである
    ことを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記キャリッジの往路及び復路で画像を形成する双方向印刷を行うときに、前記媒体の前記幅方向における前記加熱手段の前記複数の加熱領域の制御する
    ことを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 液滴を吐出する記録ヘッドが搭載されたキャリッジを往復移動して、前記媒体に画像を形成する画像形成方法であって、
    前記媒体搬送方向と交差する幅方向における加熱温度の温度分布を制御可能な加熱手段を使用し、
    前記媒体の表面温度が、前記媒体の前記幅方向における中央部側が端部側より低くなるように、前記加熱手段の加熱温度を制御する
    ことを特徴とする画像形成方法。
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