JP2015136526A - 術具及び医療用マニピュレータシステム - Google Patents

術具及び医療用マニピュレータシステム Download PDF

Info

Publication number
JP2015136526A
JP2015136526A JP2014010543A JP2014010543A JP2015136526A JP 2015136526 A JP2015136526 A JP 2015136526A JP 2014010543 A JP2014010543 A JP 2014010543A JP 2014010543 A JP2014010543 A JP 2014010543A JP 2015136526 A JP2015136526 A JP 2015136526A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotation axis
surgical instrument
shaft
path
power transmission
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014010543A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6230430B2 (ja
Inventor
亮治 兵頭
Ryoji Hyodo
亮治 兵頭
岸 宏亮
Hirosuke Kishi
宏亮 岸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Corp filed Critical Olympus Corp
Priority to JP2014010543A priority Critical patent/JP6230430B2/ja
Priority to EP15740876.6A priority patent/EP3097884A4/en
Priority to PCT/JP2015/050738 priority patent/WO2015111475A1/ja
Priority to CN201580004064.1A priority patent/CN105899158B/zh
Publication of JP2015136526A publication Critical patent/JP2015136526A/ja
Priority to US15/205,659 priority patent/US20160317236A1/en
Application granted granted Critical
Publication of JP6230430B2 publication Critical patent/JP6230430B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B34/00Computer-aided surgery; Manipulators or robots specially adapted for use in surgery
    • A61B34/70Manipulators specially adapted for use in surgery
    • A61B34/71Manipulators operated by drive cable mechanisms
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B34/00Computer-aided surgery; Manipulators or robots specially adapted for use in surgery
    • A61B34/30Surgical robots
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B34/00Computer-aided surgery; Manipulators or robots specially adapted for use in surgery
    • A61B34/30Surgical robots
    • A61B34/35Surgical robots for telesurgery
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B17/28Surgical forceps
    • A61B17/29Forceps for use in minimally invasive surgery
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B18/00Surgical instruments, devices or methods for transferring non-mechanical forms of energy to or from the body
    • A61B18/04Surgical instruments, devices or methods for transferring non-mechanical forms of energy to or from the body by heating
    • A61B18/12Surgical instruments, devices or methods for transferring non-mechanical forms of energy to or from the body by heating by passing a current through the tissue to be heated, e.g. high-frequency current
    • A61B18/14Probes or electrodes therefor
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B17/28Surgical forceps
    • A61B17/29Forceps for use in minimally invasive surgery
    • A61B2017/2901Details of shaft
    • A61B2017/2908Multiple segments connected by articulations
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B34/00Computer-aided surgery; Manipulators or robots specially adapted for use in surgery
    • A61B34/30Surgical robots
    • A61B2034/305Details of wrist mechanisms at distal ends of robotic arms
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B34/00Computer-aided surgery; Manipulators or robots specially adapted for use in surgery
    • A61B34/70Manipulators specially adapted for use in surgery
    • A61B34/71Manipulators operated by drive cable mechanisms
    • A61B2034/715Cable tensioning mechanisms for removing slack

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Surgery (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Robotics (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Medical Informatics (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Manipulator (AREA)

Abstract

【課題】組み立てが容易な術具を提供すること。
【解決手段】本発明の術具1において、処置部14を動作させるための動力を伝達するための動力伝達部材19は、処置部14の支持軸15に固定される第一経路と第二経路とを有し、支持軸15の周方向において第一経路と第二経路とが互いに逆方向へ向かうように支持軸15の外周の一部に第一経路と第二経路とが固定され、連結部3の第一回動軸線4a及び第二回動軸線5aが延びる方向から見たときに第一回動軸線4aと第二回動軸線5aとの間で第一経路と第二経路とが互いに交差している。
【選択図】図2

Description

本発明は、術具及び医療用マニピュレータシステムに関する。
従来、屈曲可能な関節を遠位端部に有する医療用のマニピュレータが知られている(たとえば特許文献1参照。)特許文献1に記載されたマニピュレータは、開閉動作可能な把持部を開閉動作させるためのワイヤと、把持部を首振り動作させるための関節とを有している。把持部を開閉動作させるためのワイヤは、把持部の首振り動作時にこのワイヤの経路長が変わらないような経路を有して関節内に挿通されている。
特許第3912251号公報
特許文献1に記載のマニピュレータにおいて、ワイヤを用いて把持部を開閉動作させる場合、把持部に対して適切な動力を伝達するためにワイヤに張力が掛けられる。しかしながら、特許文献1に開示された技術では、把持部を開閉動作させるためのワイヤに張力を掛けると、把持部を首振り動作させるための関節に対して、この関節を屈曲させる力が作用してしまい、適切な張力が付与された状態にマニピュレータを組み上げるために煩雑な調整を要する。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、組み立てが容易な術具及び医療用マニピュレータシステムを提供することである。
本発明の一態様は、長手軸を有する長尺部材と、前記長尺部材の遠位端に配され前記長手軸と直交する方向へ前記長尺部材に対して屈曲可能な連結部と、前記連結部の遠位端に配され前記連結部に対して回動可能な軸を有し処置対象部位に対して処置を行うための処置部と、前記軸を前記連結部に対して回動させる操作をするために前記長尺部材の近位端に配された駆動制御部と、前記軸と前記駆動制御部とに共に接続され前記駆動制御部から前記軸へ動力を伝達する第一経路と第二経路とを有する動力伝達部材と、を備え、前記連結部は、前記長尺部材の遠位端において前記長手軸と直交する第一回動軸線を有する第一回動軸部と、前記第一回動軸線を回動中心として前記第一回動軸線に対して移動可能であり前記第一回動軸線と平行に延びる第二回動軸線を有し前記軸に連結された第二回動軸部と、を有し、前記動力伝達部材は、前記軸の周方向において前記第一経路と前記第二経路とが互いに逆方向へ向かうように前記軸の外周の一部に固定され、前記第一回動軸線及び前記第二回動軸線が延びる方向から見たときに前記第一回動軸線と前記第二回動軸線との間で前記第一経路と前記第二経路とが互いに交差していることを特徴とする術具である。
前記長手軸に直交し且つ前記第一回動軸線及び前記第二回動軸線に直交する方向から見たときに、前記第一経路と前記第二経路とは、少なくとも前記軸の回転中心から前記第一回動軸線に至るまでの区間において、前記第一回動軸線及び前記第二回動軸線が延びる方向に互いに離間していてもよい。
前記軸は、前記動力伝達部材における前記第一経路が配される第一プーリと、前記動力伝達部材における前記第二経路が配される第二プーリと、を有し、前記第一プーリと前記第二プーリとは前記軸の前記回転中心が延びる方向に互いに離間しており、前記第二回動軸線方向から見たときに、前記軸の回転中心から前記第二回動軸線に至るまでの区間において前記第一経路と前記第二経路とは互いに略平行であってもよい。
前記動力伝達部材は、前記動力伝達部材は、前記軸に固定された第一端及び第二端並びに前記駆動制御部に配された中間部を有し、前記駆動制御部は、前記中間部に連結された移動体と、前記移動体を移動させることによって前記動力伝達部材に張力を付与可能な張力調整部とを備えてもよい。
本発明の別の態様は、上記態様の術具と、前記術具に取り付けられ前記術具を動作させるアームと、を備えた医療用マニピュレータシステムである。
本発明の術具及び医療用マニピュレータシステムは、組み立てが容易である。
本実施形態の術具を備えた医療用マニピュレータシステムの全体図である。 同術具の模式図である。 同術具の一部を示す模式的な右側面図である。 同術具の一部を示す模式的な左側面図である。 同術具の正面図である。 同実施形態の変形例の構成を示す模式図である。 同変形例の術具の一部を示す模式的な右側面図である。
(第1実施形態)
本発明の術具1の第1実施形態について説明する。
本実施形態の術具1は、医療処置を行うための医療用マニピュレータシステムに組み込まれる。
まず、本実施形態の術具1が組み込まれる医療用マニピュレータシステムの構成について説明する。
図1は、本発明の術具が適用される医療用マニピュレータシステムの構成の一例を示す模式図である。
図1には、マスタースレーブ方式の医療用マニピュレータシステムの一例を示している。マスタースレーブ方式の医療用マニピュレータシステムとは、マスターアームとスレーブアームとからなる2種のアームを有し、マスターアームの動作に追従させるようにしてスレーブアームを遠隔制御するシステムである。本実施形態では、このスレーブアームに術具1が装着可能である。
図1に示す医療用マニピュレータシステムは、手術台100と、スレーブアーム200a、200b、200c、200dと、スレーブ制御回路400と、マスターアーム500a、500bと、操作部600と、入力処理回路700と、画像処理回路800と、操作者用ディスプレイ900aと、助手用ディスプレイ900bと、を有している。
以下、記載を簡潔にするため、アルファベット順の符号「Xa、Xb、…、Xz」を、「Xa〜Xz」のように表す場合がある。例えば、「スレーブアーム200a、200b、200c、200d」を「スレーブアーム200a〜200d」と表す場合がある。
手術台100は、観察・処置の対象となる患者Pが載置される台である。手術台100の近傍には、複数のスレーブアーム200a〜200dが設置されている。なお、スレーブアーム200a〜200dを手術台100に設置するようにしてもよい。
各スレーブアーム200a〜200dは、それぞれ複数の多自由度関節を有して構成されており、各多自由度関節を湾曲させることによって、手術台100に載置された患者Pに対してスレーブアーム200a〜200dの遠位端側(患者Pの体腔に向かう側とする)に装着される術具1,術具240a〜240c等を位置決めする。各多自由度関節は、図示しない動力部によって個別に駆動される。動力部としては、例えばインクリメンタルエンコーダや減速器等を備えたサーボ機構を有するモータが用いることができ、その動作制御は、スレーブ制御回路400によって行われる。
術具1や他の術具240a〜240cは、硬性であってもよいし、軟性であってもよい。すなわち、術具1や他の術具240a〜240cは、生体に対して処置を行うための作動体を硬質なロッドの押し引きによって動作させるものや、生体に対して処置を行うための作動体を軟性ワイヤの牽引によって動作させるものを適宜選択して採用することができる。なお、術具1や他の術具240a〜240cが硬性である場合においても、その作動体を軟性ワイヤの牽引によって動作させる構成を有していてよい。本実施形態では、術具1は、作動体を動作させるための駆動力が軟性ワイヤを通じて作動体に伝達される構成を有する。
図1においては、たとえば患者の腹腔内に挿入される術具240a〜240cは硬性であり、たとえば口などの患者の自然開口から消化管等を経由して体内へと導入される術具1は軟性である。
スレーブ制御回路400は、例えばCPUやメモリ等を有して構成されている。スレーブ制御回路400は、スレーブアーム200a〜200dの制御を行うための所定のプログラムを記憶しており、入力処理回路700からの制御信号に従って、スレーブアーム200a〜200d又は術具1や他の術具240a〜240cの動作を制御する。すなわち、スレーブ制御回路400は、入力処理回路700からの制御信号に基づいて、操作者Opによって操作されたマスターアームの操作対象のスレーブアーム(または術具1)を特定し、特定したスレーブアーム等に操作者Opのマスターアームの操作量に対応した動きをさせるために必要な駆動量を演算する。
そして、スレーブ制御回路400は、算出した駆動量に応じてマスターアームの操作対象のスレーブアーム等の動作を制御する。この際、スレーブ制御回路400は、対応したスレーブアームに駆動信号を入力するとともに、対応したスレーブアームの動作に応じて動力部の位置検出器から入力されてくる検出信号に応じて、操作対象のスレーブアームの駆動量が目標の駆動量となるように駆動信号の大きさや極性を制御する。
マスターアーム500a、500bは複数のリンク機構で構成されている。リンク機構を構成する各リンクには例えばインクリメンタルエンコーダ等の位置検出器が設けられている。この位置検出器によって各リンクの動作を検知することで、マスターアーム500a、500bの操作量が入力処理回路700において検出される。
図1の医療用マニピュレータシステムは、2本のマスターアーム500a、500bを用いて4本のスレーブアームを操作するものであり、マスターアームの操作対象のスレーブアームを適宜切り替える必要が生じる。このような切り替えは、例えば操作者Opの操作部600の操作によって行われる。勿論、マスターアームの本数とスレーブアームの本数とを同数とすることで操作対象を1対1の対応とすれば、このような切り替えは不要である。
操作部600は、マスターアーム500a、500bの操作対象のスレーブアームを切り替えるための切替ボタンや、マスターとスレーブの動作比率を変更するスケーリング変更スイッチ、システムを緊急停止させたりするためのフットスイッチ等の各種の操作部材を有している。操作者Opによって操作部600を構成する何れかの操作部材が操作された場合には、対応する操作部材の操作に応じた操作信号が操作部600から入力処理回路700に入力される。
入力処理回路700は、マスターアーム500a、500bからの操作信号及び操作部600からの操作信号を解析し、操作信号の解析結果に従って本医療用マニピュレータシステムを制御するための制御信号を生成してスレーブ制御回路400に入力する。
画像処理回路800は、スレーブ制御回路400から入力された画像信号を表示させるための各種の画像処理を施して、操作者用ディスプレイ900a、助手用ディスプレイ900bにおける表示用の画像データを生成する。操作者用ディスプレイ900a及び助手用ディスプレイ900bは、例えば液晶ディスプレイで構成され、観察器具を介して取得された画像信号に従って画像処理回路800において生成された画像データに基づく画像を表示する。
以上のように構成された医療用マニピュレータシステムでは、操作者Opがマスターアーム500a、500bを操作すると、対応するスレーブアームおよび当該スレーブアームに取り付けられた術具1や他の術具240a〜240cがマスターアーム500a、500bの動きに対応して動作する。これにより、患者Pに対して所望の手技を行うことができる。
なお、図1中、符号220a、220b、220c、220dは、手術用動力伝達アダプタである。手術用動力伝達アダプタ220a、220b、220cは、スレーブアーム200a、200b、200cと硬性の術具240a、240b、240cとをそれぞれ接続する。手術用動力伝達アダプタ220dは、スレーブアーム200dと軟性の術具1とを接続する。
また、本実施形態では、本実施形態に係る医療用マニピュレータシステムにおいて滅菌処理を行う部位(清潔域)と滅菌処理を行わない部位(不潔域)とを分けるためのドレープ300が医療用マニピュレータシステムに取り付けられる。
次に、本実施形態の医療用マニピュレータシステムに組み込まれる術具1について説明する。なお、本実施形態の術具1の説明においては、術具1が医療用マニピュレータシステムに組み込まれた状態において患者Pの体腔に向けられる側が術具1の遠位側であり、術具1において患者Pから離れた側で医療用マニピュレータシステムに対する接続部分側が術具1の近位側であるものとして説明がなされている。
図2は、本実施形態の術具1の模式図である。図3は、術具1の一部を示す模式的な右側面図である。図4は、術具1の一部を示す模式的な左側面図である。図5は、術具1の正面図である。
本実施形態の術具1は、図1に示すスレーブアーム200a〜200dに取り付けられるものであり、マスターアーム500a、500bに入力された操作に対応して動作する。
図2に示す術具1は、処置対象部位に対して処置を行うための医療器具である。図2に示すように、術具1は、長尺部材2と、連結部3と、処置部14と、駆動制御部22とを備える。
長尺部材2は、長手軸2aを有する筒状部材である。長尺部材2は、取り付け対象となるスレーブアーム200d(図1参照)の構成に応じて、軟性であってもよいし硬性であってもよい。本実施形態では、長尺部材2は軟性である。
連結部3は、長尺部材2の遠位端において長尺部材2の長手軸2aと直交する第一回動軸線4aを有する第一回動軸部4と、第一回動軸部4の第一回動軸線4aを回動中心として第一回動軸線4aに対して移動可能な第二回動軸線5aを有する第二回動軸部5とを有する。
具体的には、本実施形態における連結部3は、図2ないし図4に示すように、長尺部材2の遠位端に固定された第一嵌合歯部6と、第一嵌合歯部6の中心を通るように長尺部材2の遠位端に連結された第一回動軸部4と、第一嵌合歯部6に噛み合う第二嵌合歯部7を有し処置部14に連結された支持部8と、第二嵌合歯部7の中心を通り第一回動軸部4と平行に延びる第二回動軸部5と、第一回動軸部4と第二回動軸部5とを連結する連結本体部9とを有する。
第一嵌合歯部6は、第一回動軸部4の回動中心を中心とする円周上にギア状の歯を有している。また、第二嵌合歯部7は、第二回動軸部5の回動中心を中心とする円周上にギア状の歯を有し、第一嵌合歯部6とかみ合っている。第一嵌合歯部6と第二嵌合歯部7とは、互いに半径が等しい円周上に歯を有し、比率が1:1の関係に設定されている。
さらに、第一嵌合歯部6には、第一回動軸部4の回動中心を中心とした円板状をなす近位側第一円周部6a及び近位側第二円周部6bが連結されている。
第二嵌合歯部7は、第一嵌合歯部6における円周に沿って回転しながら移動することができる。なお、第一嵌合歯部6及び第二嵌合歯部7に代えて、摩擦力によって互いに外周部分が接して相対回動する板状部材が設けられていてもよい。
なお、本実施形態では、第一嵌合歯部6と第二嵌合歯部7とを歯車の噛み合いで摩擦接触させる構成を示したが、必ずしも歯車の噛み合いで摩擦接触させる構成に限定されるものではない。例えば、歯車の噛み合いによる摩擦接触に代えて摩擦接触される歯車の噛み合いがない2つのゴムローラ(摩擦力が大きい)を摩擦接触させる構成などのように2つの回転体間が互いに滑らずに回転転がりができる機構にしてもよい。
さらに、第二嵌合歯部7には、第二回動軸部5の回動中心を中心とした円板状をなす遠位側第一円周部7a及び遠位側第二円周部7bが連結されている。
第一回動軸部4及び第二回動軸部5は、それぞれ、長尺部材2の長手軸2aの延長線に対して直交する方向に回動中心が延びる軸線(第一回動軸線4a,第二回動軸線5a)を有する。第一回動軸線4aと第二回動軸線5aとは互いに平行である。
支持部8は、近位側に第二嵌合歯部7を有している。また、支持部8の遠位側には、互いに離間する一対の支持片8a、8bが形成されている。一対の支持片8a、8bの各々には、一対の支持片8a、8bを繋ぐように、処置部14における後述する支持軸15が連結されている。
本実施形態では、支持部8は、支持軸15の回転中心15aが延びる方向と、第二回動軸線5aが延びる方向とが互いに直角(より正確には、支持軸15の回転中心15aと第二回動軸線5aとが互いにねじれの位置にあって且つ支持軸15の回転中心15aが延びる方向ベクトルと第二回動軸線5aが延びる方向ベクトルとが互いに直交関係にある状態)となるように第二回動軸線5a及び支持軸15を支持している。すなわち、本実施形態では、第二回動軸線5aと支持軸15とは支持部8を介して連結されている。
連結本体部9は、第一嵌合歯部6と第二嵌合歯部7とが互いに噛み合った状態となるように、第一嵌合歯部6と第二嵌合歯部7との間の距離を一定に保つ。連結本体部9は、第一回動軸部4及び第二回動軸部5の各々の両端同士を連結する一対の外側部材10,11と、第一回動軸部4及び第二回動軸部5が挿通された板状部材である屈曲プレート12とを有する。
屈曲プレート12は、屈曲操作ワイヤ13の牽引方向に対応して第一回動軸線4aを中心として回動可能である。さらに、第一回動軸線4aを中心に回動する屈曲プレート12は、第二回動軸部5を、第一回動軸部4を旋回中心として旋回動作させる。
屈曲操作ワイヤ13の牽引操作により、連結部3は、全体として、長尺部材2の長手軸2aに直交する方向へ屈曲動作する。
処置部14は、処置対象部位に対して処置を行うための部材である。処置部14は、連結部3における支持部8の遠位端に配され支持部8に対して回動可能な支持軸15と、支持軸15に固定され支持軸15の回転中心15aに対して交差する方向に延びる処置片16とを有する。
支持軸15は、支持軸15の回転中心15aが延びる方向において処置片16を間に挟んで互いに離間する位置に、互いに同径をなす一対のプーリ(処置第一プーリ17,処置第二プーリ18)を有する。処置第一プーリ17と処置第二プーリ18との間の距離は、連結部3に設けられた遠位側第一円周部7a及び遠位側第二円周部7bの直径と略等しい。このため、第二回動軸線5aが延びる方向から見たときに、支持軸15の回転中心15aから第二回動軸線5aに至るまでの区間において、動力伝達部材19は互いに平行に延びている。
さらに、第二回動軸線5aが延びる方向から見たときに、第二回動軸線5aと、処置第一プーリ17の中心17aと、処置第二プーリ18の中心18aとは、処置第一プーリ17の中心17aと処置第二プーリ18の中心18aとを結ぶ線分を底辺とする二等辺三角形の各頂点を構成する位置関係にある。
本実施形態では、連結部3が屈曲されておらず長尺部材2に対して直線状態にあるときに、処置第一プーリ17と処置第二プーリ18とは、長尺部材2の長手軸2aから互いに等距離にある。
また、処置第一プーリ17及び処置第二プーリ18の直径は、第二回動軸線5aが延びる方向における遠位側第一円周部7aと遠位側第二円周部7bとの間の距離に略等しい。このため、支持軸15の回転中心15aが延びる方向から見たときに、支持軸15の回転中心15aから第二回動軸線5aに至るまでの区間において、動力伝達部材19は互いに平行に延びている。
連結部3が屈曲されておらず長尺部材2に対して直線状態にあるときに、長尺部材2の長手軸2a方向から見たときにおける動力伝達部材19は、支持軸15の回転中心15aから第二回動軸線5aに至るまでの区間において、長尺部材2の長手軸2aを中心として回転対称な位置に配されている。
処置第一プーリ17及び処置第二プーリ18には、動力伝達部材19における遠位部分が巻かれ、動力伝達部材19における遠位側の端が固定されている。処置第一プーリ17には、後述する動力伝達部材19における第一経路20が配される。処置第二プーリ18には、後述する動力伝達部材19における第二経路21が配される。
動力伝達部材19は、支持軸15の処置第一プーリ17に固定された第一端19aと、支持軸15の処置第二プーリ18に固定された第二端19bと、後述する駆動制御部22の駆動プーリ23に掛けられた中間部19cとを有する線状部材である。
動力伝達部材19は、駆動制御部22から支持軸15へ動力を伝達する第一経路20と第二経路21とを有する。処置第一プーリ17及び処置第二プーリ18に対して、動力伝達部材19は、互いに逆方向に巻かれている。すなわち、支持軸15の周方向において、動力伝達部材19の第一経路20と第二経路21とは、支持軸15の外周の一部をなす処置第一プーリ17の外周と処置第二プーリ18の外周との各々に、互いに逆方向へ向かうように固定されている。
動力伝達部材19の第一経路20は、遠位側第一円周部7aの外面に支持され、第一回動軸線4a及び第二回動軸線5aが延びる方向から見たときに第一回動軸線4aと第二回動軸線5aとを結ぶ線分と交差するように延び、近位側第一円周部6aの外面に支持され、長尺部材2の内部を通って駆動制御部22まで延びている。
動力伝達部材19の第二経路21は、遠位側第二円周部7bの外面に支持され、第一回動軸線4a及び第二回動軸線5aが延びる方向から見たときに第一回動軸線4aと第二回動軸線5aとを結ぶ線分に対して、上記の第一経路20とは逆方向に交差するように延び、近位側第二円周部6bの外面に支持され、長尺部材2の内部を通って駆動制御部22まで延びている。
第一回動軸線4a及び第二回動軸線5aが延びる方向から見たときに、第一回動軸線4aと第二回動軸線5aとの間では、第一経路20と第二経路21とは互いに交差している。
処置片16は、生体組織に対して焼灼、切開、マーキングその他の処置を行うための電極、あるいは、生体組織を穿刺する穿刺針、さらには、生体組織を縫合するための縫合具など、生体組織に対して処置をするための公知の構成が適宜選択して適用される。
本実施形態では、処置片16は、高周波電流が通電される棒状電極である。なお、本実施形態では、処置片16は、図示しない配線によって、高周波電源装置に電気的に接続可能である。本実施形態の処置片16は、支持軸15に対して直交する方向に延び支持軸15の中間部に近位端が固定された略棒状をなす。また、処置片16の遠位端は、支持軸15の回転中心15aを旋回の中心として旋回移動可能である。処置片16の遠位端が支持部8における一対の支持片8a、8bの間に入り込むまで処置部14が移動すると、処置部14は支持部8内に収納される。
駆動制御部22は、支持軸15を連結部3の支持部8に対して回動させる操作をするために長尺部材2の近位端に配されている。駆動制御部22は、動力伝達部材19の中間部19cが外周面に掛けられた駆動プーリ23と、駆動プーリ23を回転させる不図示の第一動力源と、駆動プーリ23を移動させて動力伝達部材19に張力を付与する張力調整部24と、屈曲操作ワイヤ13を移動させる不図示の第二動力源とを備える。
第一動力源,第二動力源,及び張力調整部24の構成は特に限定されない。たとえば、第一動力源,第二動力源,及び張力調整部24は、それぞれ、たとえば、サーボモータ等を有していてよい。なお、張力調整部24は、付勢力により駆動プーリ23を移動させる付勢部材を有していてもよい。
次に、本実施形態の術具1の作用について説明する。
図2に示す術具1において、支持軸15の処置第一プーリ17及び処置第二プーリ18に固定された動力伝達部材19は、駆動プーリ23に掛けられて張力調整部24によって近位側へと牽引されることにより、張力が付与される。このとき、動力伝達部材19の第一経路20と第二経路21とは、互いに等しい大きさの牽引力によって近位側に牽引される。このとき、第一経路20は処置第一プーリ17を近位側へと牽引し、第二経路21は処置第二プーリ18を近位側へと牽引する。
第一経路20にて処置第一プーリ17が牽引される力と、第二経路21にて処置第二プーリ18が牽引される力とが互いに等しいので、処置第一プーリ17及び処置第二プーリ18が設けられた支持軸15は回転しない。さらに、処置第一プーリ17及び処置第二プーリ18を近位側へ牽引する力は、第一回動軸線4aと第二回動軸線5aとの間で動力伝達部材19が交差していることで、第一回動軸部4と第二回動軸部5とをそれぞれの回動軸線回りに回動させる力とはならずに相殺される。このため、動力伝達部材19に張力を付与する過程において、処置部14及び連結部3は、いずれも移動せずに、張力付与前と同じ位置関係を維持する。
張力の付与後には、駆動プーリ23を回転させることによって、たとえば第一経路20においては牽引し、第二経路21においては牽引力を解除することで、処置第一プーリ17を近位側へ移動させて支持軸15を回転させたり、たとえば第二経路21においては牽引し、第一経路20においては牽引力を解除することで、処置第二プーリ18を近位側へ移動させて支持軸15を逆回転させたりすることができる。
以上説明したように、本実施形態の術具1は、処置部14を回転動作させるための動力伝達部材19に張力を掛けても、処置部14を首振り動作させる連結部3に対しては張力付与のための力が相殺されるので、連結部3を屈曲させる力が作用しない。このため、適切な張力が付与された状態に術具1を組み上げるのが容易である。
また、張力が動力伝達部材19にかかっている状態では、処置第一プーリ17と処置第二プーリ18とにかかる張力は均衡状態にあるので、動力伝達部材19にかかる張力が連結部3の屈曲動作に与える影響を軽減できる。
なお、上記実施形態では、長尺部材2が軟性である場合を例に説明したが、長尺部材2が硬性であっても、術具1の組み上げが容易にでき、また動力伝達部材19にかかる張力が連結部3の屈曲動作に与える影響を軽減できるという効果を奏する。
また、本実施形態の術具1は、処置第一プーリ17と処置第二プーリ18とにかかる張力を均衡状態としつつ、2つの経路を有する動力伝達部材19によって張力の付与及び連結部3の屈曲動作が行われる。このため、本実施形態の術具1は遠位部分の構成がコンパクトである。
また、上記実施形態において、駆動プーリ23と、張力調整部24とが着脱可能となっていてもよい。この場合、駆動プーリ23に動力伝達部材19の中間部19cが掛けられたまま駆動プーリ23を張力調整部24から取り外すことにより処置部14にかかる張力を解除し、術具1を他の術具に交換する作業を容易にすることができる。ここで、術具の交換のたびに駆動プーリ23と張力調整部24との着脱を要するが、上記実施形態で説明した術具1では、駆動プーリ23を張力調整部24に取り付けた後の張力付与において煩雑な調整をせずに、処置部14及び連結部3に対する不必要な屈曲等の動作が起こらずに適切な張力を付与することができる。
(変形例)
次に、上記実施形態の変形例について説明する。なお、本変形例では、上記実施形態と同様の構成要素には同一の符号を付して重複する説明を省略する。図6は、本変形例の構成を示す模式図である。図7は、本変形例の術具の一部を示す模式的な右側面図である。
図6及び図7に示すように、本変形例の術具1Aは、上記実施形態で説明した処置部14とは構成が異なる処置部14Aと、上記実施形態で説明した動力伝達部材19とは構成が異なる動力伝達部材19Aとを備える。
さらに、本変形例では、上記実施形態で説明した駆動プーリ23に代えて、動力伝達部材19の第一ワイヤ30と第二ワイヤ31とが個別に掛けられた一対の駆動プーリ23Aが設けられている。一対の駆動プーリ23Aは、たとえばサーボモータによって、互いに独立して、あるいは協調して回転動作される。
処置部14Aは、互いに同軸をなす一対の支持軸15A,15Bと、一対の支持軸15A,15Bの各々に固定された把持部材32,33とを備える。
本変形例では、第一ワイヤ30と第二ワイヤ31との各々に張力を付与する場合に、上記実施形態と同様に処置部14A及び連結部3が移動しないので、上記実施形態と同様の組み上げが容易である。
さらに、本変形例では、上記実施形態における動力伝達部材19が通っていない部分を利用して処置部14Aに対して2系統の独立した動力を伝達し、把持部材32,33を開閉動作させることができる。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
たとえば、張力調整部24が駆動プーリ23を牽引する構成に代えて、動力伝達部材19が固定されたラックをピニオンの回転により移動させることで動力伝達部材19に張力を付与してもよい。
また、上記実施形態では、支持軸15の回転中心15aが、第一回動軸線4aおよび第二回動軸線5aに対して直交する方向に延びる直線である例が示されているが、支持軸15の回転中心15aが第一回動軸線4aおよび第二回動軸線5aに対して交差する方向(ねじれの位置)となるように延びていてもよい。
また、処置第一プーリ17と処置第二プーリ18との各々の直径が互いに異なっていてもよい。
また、第二回動軸線5aが延びる方向から見たときに、支持軸15の回転中心15aから第二回動軸線5aに至るまでの区間において、第一経路20と第二経路21とが厳密に互いに平行である必要はなく、第二回動軸線5aが延びる方向から見たときに、支持軸15の回転中心15aから第二回動軸線5aに至るまでの区間において、第一経路20と第二経路21とが略平行であってもよい。
1 術具
2 長尺部材
2a 長手軸
3 連結部
4 第一回動軸部
4a 第一回動軸線
5 第二回動軸部
5a 第二回動軸線
6 第一嵌合歯部
6a 近位側第一円周部
6b 近位側第二円周部
7 第二嵌合歯部
7a 遠位側第一円周部
7b 遠位側第二円周部
8 支持部
8a、8b 支持片
9 連結本体部
10,11 外側部材
12 屈曲プレート
13 屈曲操作ワイヤ
14,14A 処置部
15,15A,15B 支持軸
15a 回転中心
16 処置片
17 処置第一プーリ
18 処置第二プーリ
19,19A 動力伝達部材
19a 第一端
19b 第二端
19c 中間部
20 第一経路
21 第二経路
22 駆動制御部
23,23A 駆動プーリ(移動体)
24 張力調整部
30 第一ワイヤ
31 第二ワイヤ
32,33 把持部材
100 手術台
200a、200b、200c、200d スレーブアーム
220a、220b、220c、220d 手術用動力伝達アダプタ
240a、240b、240c 術具
300 ドレープ
400 スレーブ制御回路
500a、500b マスターアーム
600 操作部
700 入力処理回路
800 画像処理回路
900a 操作者用ディスプレイ
900b 助手用ディスプレイ

Claims (5)

  1. 長手軸を有する長尺部材と、
    前記長尺部材の遠位端に配され前記長手軸と直交する方向へ前記長尺部材に対して屈曲可能な連結部と、
    前記連結部の遠位端に配され前記連結部に対して回動可能な軸を有し処置対象部位に対して処置を行うための処置部と、
    前記軸を前記連結部に対して回動させる操作をするために前記長尺部材の近位端に配された駆動制御部と、
    前記軸と前記駆動制御部とに共に接続され前記駆動制御部から前記軸へ動力を伝達する第一経路と第二経路とを有する動力伝達部材と、
    を備え、
    前記連結部は、
    前記長尺部材の遠位端において前記長手軸と直交する第一回動軸線を有する第一回動軸部と、
    前記第一回動軸線を回動中心として前記第一回動軸線に対して移動可能であり前記第一回動軸線と平行に延びる第二回動軸線を有し前記軸に連結された第二回動軸部と、

    を有し、
    前記動力伝達部材は、
    前記軸の周方向において前記第一経路と前記第二経路とが互いに逆方向へ向かうように前記軸の外周の一部に固定され、前記第一回動軸線及び前記第二回動軸線が延びる方向から見たときに前記第一回動軸線と前記第二回動軸線との間で前記第一経路と前記第二経路とが互いに交差している
    ことを特徴とする術具。
  2. 請求項1に記載の術具であって、
    前記長手軸に直交し且つ前記第一回動軸線及び前記第二回動軸線に直交する方向から見たときに、前記第一経路と前記第二経路とは、少なくとも前記軸の回転中心から前記第一回動軸線に至るまでの区間において、前記第一回動軸線及び前記第二回動軸線が延びる方向に互いに離間している
    術具。
  3. 請求項2に記載の術具であって、
    前記軸は、
    前記動力伝達部材における前記第一経路が配される第一プーリと、
    前記動力伝達部材における前記第二経路が配される第二プーリと、
    を有し、
    前記第一プーリと前記第二プーリとは前記軸の前記回転中心が延びる方向に互いに離間しており、
    前記第二回動軸線方向から見たときに、前記軸の回転中心から前記第二回動軸線に至るまでの区間において前記第一経路と前記第二経路とは互いに略平行である
    術具。
  4. 請求項1に記載の術具であって、
    前記動力伝達部材は、
    前記動力伝達部材は、前記軸に固定された第一端及び第二端並びに前記駆動制御部に配された中間部を有し、
    前記駆動制御部は、
    前記中間部に連結された移動体と、
    前記移動体を移動させることによって前記動力伝達部材に張力を付与可能な張力調整部と、
    を備える術具。
  5. 請求項1から4のいずれか一項に記載の術具と、
    前記術具に取り付けられ前記術具を動作させるアームと、
    を備えた医療用マニピュレータシステム。
JP2014010543A 2014-01-23 2014-01-23 術具及び医療用マニピュレータシステム Active JP6230430B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014010543A JP6230430B2 (ja) 2014-01-23 2014-01-23 術具及び医療用マニピュレータシステム
EP15740876.6A EP3097884A4 (en) 2014-01-23 2015-01-14 Surgical tool and medical manipulator system
PCT/JP2015/050738 WO2015111475A1 (ja) 2014-01-23 2015-01-14 術具及び医療用マニピュレータシステム
CN201580004064.1A CN105899158B (zh) 2014-01-23 2015-01-14 手术器具和医疗用机械手系统
US15/205,659 US20160317236A1 (en) 2014-01-23 2016-07-08 Surgical instrument and medical manipulator system

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014010543A JP6230430B2 (ja) 2014-01-23 2014-01-23 術具及び医療用マニピュレータシステム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015136526A true JP2015136526A (ja) 2015-07-30
JP6230430B2 JP6230430B2 (ja) 2017-11-15

Family

ID=53681282

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014010543A Active JP6230430B2 (ja) 2014-01-23 2014-01-23 術具及び医療用マニピュレータシステム

Country Status (5)

Country Link
US (1) US20160317236A1 (ja)
EP (1) EP3097884A4 (ja)
JP (1) JP6230430B2 (ja)
CN (1) CN105899158B (ja)
WO (1) WO2015111475A1 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017033885A1 (ja) * 2015-08-24 2017-03-02 国立大学法人電気通信大学 モータ駆動ハンド
WO2018154780A1 (ja) * 2017-02-27 2018-08-30 トヨフレックス株式会社 マニピュレータ
US20180250085A1 (en) * 2015-10-16 2018-09-06 Medical Microinstruments S.p.A. Surgical tool
WO2022195695A1 (ja) * 2021-03-16 2022-09-22 オリンパス株式会社 マニピュレータシステムおよびマニピュレータの操作方法

Families Citing this family (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012049623A1 (en) 2010-10-11 2012-04-19 Ecole Polytechnique Federale De Lausanne (Epfl) Mechanical manipulator for surgical instruments
US9696700B2 (en) 2011-07-27 2017-07-04 Ecole Polytechnique Federale De Lausanne Mechanical teleoperated device for remote manipulation
CN106659540B (zh) 2014-02-03 2019-03-05 迪斯塔莫申股份公司 包括能互换远端器械的机械遥控操作装置
WO2016030767A1 (en) 2014-08-27 2016-03-03 Distalmotion Sa Surgical system for microsurgical techniques
EP3232973B1 (en) 2014-12-19 2020-04-01 DistalMotion SA Sterile interface for articulated surgical instruments
DK3232951T3 (da) 2014-12-19 2024-01-15 Distalmotion Sa Kirurgisk instrument med leddelt ende-effektor
CN107205787B (zh) 2014-12-19 2020-03-20 迪斯透莫森公司 用于微创手术的可再用手术器械
US10548680B2 (en) 2014-12-19 2020-02-04 Distalmotion Sa Articulated handle for mechanical telemanipulator
US10864049B2 (en) 2014-12-19 2020-12-15 Distalmotion Sa Docking system for mechanical telemanipulator
WO2016162752A1 (en) 2015-04-09 2016-10-13 Distalmotion Sa Mechanical teleoperated device for remote manipulation
EP3280337B1 (en) 2015-04-09 2019-11-13 DistalMotion SA Articulated hand-held instrument
US10786272B2 (en) 2015-08-28 2020-09-29 Distalmotion Sa Surgical instrument with increased actuation force
GB201521812D0 (en) 2015-12-10 2016-01-27 Cambridge Medical Robotics Ltd Driving a surgical instrument articulation
JP6177486B1 (ja) * 2016-01-22 2017-08-09 オリンパス株式会社 医療器具
WO2018123024A1 (ja) 2016-12-28 2018-07-05 オリンパス株式会社 医療器具
DE102017004432A1 (de) * 2017-05-08 2018-11-08 Kuka Deutschland Gmbh Roboter
US11058503B2 (en) 2017-05-11 2021-07-13 Distalmotion Sa Translational instrument interface for surgical robot and surgical robot systems comprising the same
CN111885979A (zh) 2018-02-07 2020-11-03 迪斯透莫森公司 包括机器人远程操纵器和集成的腹腔镜检查的外科手术机器人系统
JP6809720B2 (ja) * 2019-03-13 2021-01-06 リバーフィールド株式会社 術具
CN112690902A (zh) * 2021-03-25 2021-04-23 成都博恩思医学机器人有限公司 一种电钩结构
US11844585B1 (en) 2023-02-10 2023-12-19 Distalmotion Sa Surgical robotics systems and devices having a sterile restart, and methods thereof

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002200091A (ja) * 2000-12-27 2002-07-16 Mizuho Co Ltd 手術器械操作における駆動ワイヤーの緩み補正機構
JP2003061969A (ja) * 2001-08-22 2003-03-04 Toshiba Corp マニピュレータ
JP2004122286A (ja) * 2002-10-02 2004-04-22 Hitachi Ltd マニピュレータ
EP2415418A1 (en) * 2010-08-04 2012-02-08 Surgica Robotica S.p.A. Robotic surgical utensil

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5046375A (en) * 1988-04-21 1991-09-10 Massachusetts Institute Of Technology Compact cable transmission with cable differential
US6331181B1 (en) * 1998-12-08 2001-12-18 Intuitive Surgical, Inc. Surgical robotic tools, data architecture, and use
US6394998B1 (en) * 1999-01-22 2002-05-28 Intuitive Surgical, Inc. Surgical tools for use in minimally invasive telesurgical applications
US6902560B1 (en) * 2000-07-27 2005-06-07 Intuitive Surgical, Inc. Roll-pitch-roll surgical tool
JP5128904B2 (ja) * 2007-10-31 2013-01-23 株式会社東芝 マニピュレータ
JP5258314B2 (ja) * 2008-02-01 2013-08-07 テルモ株式会社 医療用マニピュレータ及び医療用ロボットシステム
US9259274B2 (en) * 2008-09-30 2016-02-16 Intuitive Surgical Operations, Inc. Passive preload and capstan drive for surgical instruments
EP2807989B1 (en) * 2011-11-23 2020-09-30 Livsmed Inc. Surgical instrument

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002200091A (ja) * 2000-12-27 2002-07-16 Mizuho Co Ltd 手術器械操作における駆動ワイヤーの緩み補正機構
JP2003061969A (ja) * 2001-08-22 2003-03-04 Toshiba Corp マニピュレータ
JP2004122286A (ja) * 2002-10-02 2004-04-22 Hitachi Ltd マニピュレータ
EP2415418A1 (en) * 2010-08-04 2012-02-08 Surgica Robotica S.p.A. Robotic surgical utensil

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017033885A1 (ja) * 2015-08-24 2017-03-02 国立大学法人電気通信大学 モータ駆動ハンド
US20180250085A1 (en) * 2015-10-16 2018-09-06 Medical Microinstruments S.p.A. Surgical tool
US10582975B2 (en) 2015-10-16 2020-03-10 Medical Microinstruments S.p.A. Surgical tool
US11096748B2 (en) 2015-10-16 2021-08-24 Medical Microinstruments S.p.A. Surgical tool
US11103319B2 (en) 2015-10-16 2021-08-31 Medical Microinstruments S.p.A. Surgical tool
WO2018154780A1 (ja) * 2017-02-27 2018-08-30 トヨフレックス株式会社 マニピュレータ
JPWO2018154780A1 (ja) * 2017-02-27 2019-12-26 朝日インテック株式会社 マニピュレータ
WO2022195695A1 (ja) * 2021-03-16 2022-09-22 オリンパス株式会社 マニピュレータシステムおよびマニピュレータの操作方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP6230430B2 (ja) 2017-11-15
CN105899158B (zh) 2018-07-10
WO2015111475A1 (ja) 2015-07-30
EP3097884A4 (en) 2017-07-12
EP3097884A1 (en) 2016-11-30
US20160317236A1 (en) 2016-11-03
CN105899158A (zh) 2016-08-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6230430B2 (ja) 術具及び医療用マニピュレータシステム
JP6033516B1 (ja) 医療用処置具
JP5980764B2 (ja) 術具
JP6049585B2 (ja) 術具
EP3025669B1 (en) Medical manipulator
JP7148242B2 (ja) 手術用ロボット
JP6265853B2 (ja) 医療用機器
JP6125121B2 (ja) 医療用マニピュレータシステム
JP5959722B2 (ja) 処置具交換装置及び医療システム
WO2015194262A1 (ja) 手術用マニピュレータ操作装置および手術用マニピュレータシステム
JP2014023821A (ja) 術具及び医療用マニピュレータ
EP3682835A1 (en) Support device and surgical system
WO2015194368A1 (ja) 医療用マニピュレータの制御方法
EP2630925A1 (en) Treatment tool for medical use, and manipulator
WO2018070040A1 (ja) 把持機構

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160606

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170207

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170404

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20170405

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170711

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170906

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20170907

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20171003

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20171017

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6230430

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250