JP2015135274A - 移動体追尾装置及び、移動体追尾方法 - Google Patents

移動体追尾装置及び、移動体追尾方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2015135274A
JP2015135274A JP2014006775A JP2014006775A JP2015135274A JP 2015135274 A JP2015135274 A JP 2015135274A JP 2014006775 A JP2014006775 A JP 2014006775A JP 2014006775 A JP2014006775 A JP 2014006775A JP 2015135274 A JP2015135274 A JP 2015135274A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
speed
moving body
traveling direction
moving
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014006775A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6349737B2 (ja
Inventor
伸吾 松尾
Shingo Matsuo
伸吾 松尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP2014006775A priority Critical patent/JP6349737B2/ja
Publication of JP2015135274A publication Critical patent/JP2015135274A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6349737B2 publication Critical patent/JP6349737B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Radar Systems Or Details Thereof (AREA)
  • Optical Radar Systems And Details Thereof (AREA)

Abstract

【課題】 多くの画像を必要とすることなく、かつ、移動体が非直線運動する場合でも、当該移動体の将来位置を高精度に予測できるようにする。
【解決手段】 現在位置での移動体の画像を画像情報として取り込み、予め登録されているテンプレートと比較することにより、移動体の進行方向を進行方位情報として算出・出力する進行方位取得ユニットと、移動体の現在位置である現在位置情報及び進行方位情報を取得して、移動体が、進行方向に沿って移動した際の将来位置を予測する将来位置予測ユニットと、を備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、移動体追尾装置及び、移動体追尾方法に関する。
遠距離点を高速移動する移動体を光センサにより撮像して、その進路予測を行う方法が提案されている。例えば、特開2008−112210号公報においては、移動体の複数の画像を取得し、これらの画像から移動体を検出して、その移動ベクトルを算出する移動体検出手段と、算出した移動ベクトル等を用いて将来位置を予測する位置予測手段と、を備えた構成が開示されている。
なお、将来位置を予測する際には、移動体は直線運動していると仮定し、当該仮定の元で移動ベクトルを用いて移動体の位置を予測する。
特開2008−112210号公報
しかしながら、上述した特開2008−112210号公報にかかる方法では、移動ベクトルを求める際には、時刻の異なる複数の画像が必要であった。このため、進行方向が変化する移動体では進行方向の推定精度が低い場合があった。
また、移動体が直線運動すると仮定しているため、非直線運動している場合には、適正に将来位置を予測できない問題があった。
そこで、本発明の主目的は移動体の将来位置の予測精度を向上することができる移動体追尾装置及び、移動体追尾方法を提供することである。


そこで、本発明の主目的は、多くの画像を必要とすることなく、かつ、移動体が非直線運動する場合でも、当該移動体の将来位置を高精度に予測できる移動体追尾装置及び、移動体追尾方法を提供することである。
上記課題を解決するため、移動体追尾装置に係る発明は、現在位置での移動体の画像を画像情報として取り込み、予め登録されているテンプレートと比較することにより、移動体の進行方向を進行方位情報として算出・出力する進行方位取得ユニットと、移動体の現在位置である現在位置情報及び進行方位情報を取得して、移動体が、進行方向に沿って移動した際の将来位置を予測する将来位置予測ユニットと、を備えることを特徴とする。
また、移動体追尾方法に係る発明は、現在位置での移動体の画像を画像情報として取り込み、予め登録されているテンプレートと比較することにより、移動体の進行方向を進行方位情報として算出・出力する進行方位取得手順と、移動体の現在位置である現在位置情報及び進行方位情報を取得して、移動体が、進行方向に沿って移動した際の将来位置を予測する将来位置予測手順と、を含むことを特徴とする。
本発明によれば、少なくとも1枚の撮像画像から移動体の進行方位を取得し、これを用いて予測した進行方向を使用して将来位置を予測するので予測精度を向上させることができるようになる。
追尾方法に関する原理を説明する図で、(a)は本発明にかかる追尾方法を説明する図、(b)は公知の追尾方法を説明する図である。 実施形態に係る移動体追尾装置のブロック図である。 移動体追尾方法を示すに示すフローチャートである。 画像情報、速度情報、距離情報の説明図で、(a)は画像情報の説明図、(b)は速度情報の説明図、(c)は距離情報の説明図である。 対照処理を例示した図である。 視野方位情報の説明図である。 進行速度の導出を説明する図である。 予測した将来位置の誤差を説明する図である。 図2の移動体追尾装置に代わる構成の移動体追尾装置のブロック図である。
<原理>
先ず、本実施形態に係る移動体追尾方法の原理について説明する。図1は、移動体の追尾原理を説明する図で、(a)は本実施形態に係る原理(以下、本発明原理と記載する)、(b)は従前の原理(以下、公知原理と記載する)に係る原理を示した図である。同図において、撮像画像Fには、移動体Mが写っている。また、符号Pは撮像画像F内に設定した座標系での移動体Mの位置(画素位置)を示している。そこで、移動体Mが、位置Pに位置していることをM(P)として記載する。そして、時系列情報を添字i,j,kで示し、iは過去、jは現在、kは将来を示す。
移動体の将来位置を予測するためには、この移動体の現在位置、速度、進行方向に関する情報が必要である。公知原理によれば、移動体Mは等速直線移動していると仮定して、移動体Mの進行方向は変化しないとしている。そして、レーダ等により移動体Mの速度、現在位置、進行方向を求めて、将来位置を予測する。このとき、進行方向を移動体の過去位置と現在位置とにより求めている。即ち、図1(b)に示すように、過去の位置Pi及び現在の位置Pjから進行方向を求め、位置Piから位置Pj間での距離及び所要時間t1から速度を求める。そして、進行方向及び速度を用いて、現在の位置Pjから時間t2後の位置Pkを予測する。従って、予測した位置Pkに撮像装置を向けて撮像するならば、移動体Mを撮像することができる(追尾することができる)。
しかし、このような追尾方法は、先に説明したように、移動体Mが等速直線運動しているとの仮定の下で成り立つ。従って、非直線運動する移動体Mの場合は、時間t2後には位置Pkに位置せず、位置Pk'に位置するので、予測した位置Pkに撮像装置を向けても移動体を撮像(追尾)することができない。
これに対し、本発明原理では、図1(a)に示すように、現在の撮像画像Fjから進行方向を求める。また、レーダ等からの情報を利用して、速度及び現在位置を求めて、将来の位置Pkを予測する。従って、移動体Mが直線運動しているか非直線運動しているかにかかわらず、将来位置Pkが予測できるため、追尾することができる。
次に、このような移動体追尾方法の原理に基づく移動体追尾装置2について説明する。図2は、本実施形態に係る移動体追尾装置2のブロック図である。この移動体追尾装置2は、進行方位取得ユニット11、現在位置算出ユニット12、将来位置算出ユニット13を主要構成とする。
なお、図2に示す移動体追尾装置2は、撮像装置4aやレーダ4b(電波レーダやレーザレーダ等)を備える計測ユニット4を含まない場合を示した。これは、撮像装置4aやレーダ4bは、種々の目的で設置されているので、本実施形態に係る移動体追尾装置2は、既存の設備(撮像装置4aやレーダ4b等)を利用する場合を例示したものである。しかし、当該移動体追尾装置2に、撮像装置4aやレーダ4bを含めることは、本発明の趣旨を逸脱するものではない。
撮像装置4aは、CCDカメラ等を搭載して、移動する移動体を撮像して画像情報G1として出力する。また、レーダ4bは、移動体の速度に関する情報(以下、速度情報)G2や移動体までの距離に関する情報(以下、距離情報)G3を検出する。移動体の速度に関する情報として、ドップラ信号が例示できるが、本実施形態は当該ドップラ信号に限定するものではない。
進行方位取得ユニット11は、テンプレート記憶部11a、抽出画像解析部11bを含んでいる。
テンプレート記憶部11aは、テンプレートを予め格納している。このテンプレートは、例えば移動体が航空機の場合には、コクピット、主翼、尾翼等の位置関係を特徴点として含む航空機の3次元データの画像又は3次元情報からなる数値データが例示できる。
抽出画像解析部11bは、画像情報G1の中から移動体のみの画像を抽出する。以下、当該抽出処理により得られた画像を抽出画像と記載し、この抽出画像に関する情報を抽出画像情報G4と記載する。そして、抽出画像解析部11bは、抽出画像とテンプレートとの対照処理を行って、撮像装置4aに対する移動体の進行方向を3次元座標で決定し、これを進行方位情報G5として出力する。
この進行方位情報を取得する方法として、例えば特開平09−9−33649号公報に開示されている方法が適用できる。この方法では、レーダエコーを処理して得られるISAR画像上に複数の点を指定し、各点間の2次元面上の相対位置関係を求める。そして、目標の3次元形状モデルデータベースから任意に選択される3次元形状モデルについてISAR画像上の複数の点に対応する対応点を求め、各対応点間の3次元空間における相対位置関係を求めることで、進行方向を推定する。
無論、進行方位情報を取得する方法として、上述した方法に限定するものではなく、他の公知の方法も適用可能である。テンプレートの画像は、先に述べたように、3次元データの画像又は3次元情報からなる数値データでもよい。この場合、テンプレートの画像を3次元回転させ、また拡大縮小して、そのときのテンプレート画像と抽出画像とを対照して差分を求める。そして、この差分が最も少なくなるときの回転量から進行方向を求めることが可能である。
現在位置算出ユニット12は、目標方位解析部12a、目標位置解析部12bを含んでいる。
目標方位解析部12aは、抽出画像に含まれる移動体の画素位置と、撮像装置4aの指向方向(視線方向)、画角、画素数等の条件とから、移動体の視野方位を決定し、これを視野方位情報G6として出力する。なお、視野方位とは、観測地点と移動体とを結ぶ線分のなす方向であり、ここでは撮像装置4aから見た移動体の視線方向である。
目標位置解析部12bは、レーダ4bからの距離情報G3と目標方位解析部12aからの視野方位情報G6とに基づき、移動体の現在位置を3次元座標で求め、これを現在位置情報G7として出力する。
将来位置算出ユニット13は、将来位置予測部13a、目標位置誤差解析部13bを含んでいる。
将来位置予測部13aには、レーダ4bからの速度情報G2、抽出画像解析部11bからの進行方位情報G5、目標位置解析部12bからの現在位置情報G7が入力する。そこで、将来位置予測部13aは、これらの情報を用いて移動体の将来位置を予測し、予測結果を将来位置情報G8として出力する。
移動体の将来位置を予測する際には、移動体の現在位置、進行方向、速度が必要になる。現在位置は現在位置情報G7から求めることができ、進行方向は進行方位情報G5から求めることができる。
しかし、速度情報G2が示す速度(以下、視線速度と記載する)は、移動体の視線方向(レーダから見た移動体の方向)の速度であり、移動体の進行方向の速度(以下、進行速度と記載する)ではない。そこで、速度情報G2が示す視線速度を速度成分とする進行速度を求める。即ち、進行速度の視線方向成分が、視線速度となるように進行速度を算出する。
ところで、将来位置予測部13aには、目標位置誤差解析部13bから位置誤差補正情報G9も入力している。そこで、将来位置予測部13aは、位置誤差補正情報G9に基づき、少なくとも進行方位情報G5、速度情報G2、現在位置情報G7の1つの情報を補正して、補正された情報を用いて進行速度を求める。
目標位置誤差解析部13bは、目標位置解析部12bからの現在位置情報G7と将来位置予測部13aからの将来位置情報G8とに基づき、当該将来位置情報G8の誤差を求める。但し、将来位置情報G8が、時刻t1の時の移動体の位置であったとすると、現在位置情報G7が示す移動体の位置も時刻t1の時の位置である。このようにして、予測した位置(将来位置情報G8が示す移動体の将来位置)と実際の位置(現在位置情報G7が示す現在位置)との差分から、進行方位情報G5、速度情報G2、現在位置情報G7に対する補正量を算出する。そして、上述したように、将来位置予測部13aは、この補正量を用いて、補正された移動体の進行速度を求める。
なお、補正処理は、進行方位情報G5に対して優先的に行うことが好ましい。これは速度情報G2がレーダ4bの性能に依存し、また現在位置情報もレーダ4bや撮像装置4aの性能に依存する計測装置に由来する誤差が主であるのに対して、進行方位情報G5は対照処理の対照精度に依存した解析誤差が主であるためである。
目標位置誤差解析部13bは、算出した補正値を数回分記憶して、当該補正量が収束傾向にあるか否かを判断する。そして、収束傾向にある場合は、補正量は変更せずに将来位置予測部13aに出力し、収束傾向にない場合は補正算出処理を継続する。
次に、上述した移動体追尾装置2の詳細な構成を、図3を参照して説明する。なお、図3は、移動体追尾方法を示すに示すフローチャートである。
ステップS1: 移動体追尾装置2は、撮像装置4aやレーダ4b等の計測ユニット4からの計測値(画像情報G1、速度情報G2、距離情報G3)を取り込む。図4(a)〜図4(c)は、これら画像情報G1、速度情報G2、距離情報G3の説明図である。図4(a)は、画像情報G1を例示し、この画像情報G1には、移動体として航空機が写ると共に、背景として雲等が写っている。また、図4(b)は速度情報G2の説明図で、移動体は、レーダ4bの視線方向に視線速度100m/sで接近している場合を例示している。さらに、図4(c)は距離情報G3の説明図で、移動体は、レーダ4bから視線方向に10km離れた位置に存在している場合を例示している。
ステップS2: そこで、抽出画像解析部11bは、画像情報G1から抽出画像情報G4を作成する。抽出画像情報G4の作成は、図4(a)に示すような画像情報G1から、背景を差し引くことにより行う。これにより画像情報G1から移動体が抽出され画像が得られる。
ステップS3:このような抽出画像情報G4を作成した後、抽出画像解析部11bは、この抽出画像情報G4を出力すると共に、当該抽出画像情報G4から、対照処理により進行方位情報G5を求める。
この対照処理は、テンプレート記憶部11aからテンプレートを読み出し、抽出画像情報G4と比較する処理である。図5は、このような対照処理を例示した図である。テンプレート記憶部11aから任意のテンプレートを読み出し、抽出画像情報G4と比較(対照)する。そして、抽出画像情報G4とテンプレートとの差分が、予め設定した閾値より小さい場合には、当該比較したテンプレートと抽出画像情報G4とは種別が同じであると判断する。種別が同じであるとは、テンプレートが航空機の画像である場合には、抽出画像情報G4に含まれる移動体は航空機であると判断することに対応する。以下、移動体の種別が航空機の場合を例に説明する。
ステップS4: 次に、抽出画像解析部11bは、抽出画像情報G4から移動体の種別に対応した特徴点の位置を判断する。例えば、移動体が航空機の場合、抽出画像情報G4の画像からコクピット、主翼、尾翼等の予め設定された特徴部位の位置を判断する。そして、特徴部位の位置関係から移動体の進行方向を3次元座標で決定する。
テンプレートが3次元画像であるので、このテンプレートを回転させ、また拡大縮小させることにより、テンプレートにおける航空機を抽出画像情報G4における航空機に重ね合わせることができる。このときのテンプレートを回転量から、移動体の進行方向が得られる。
ステップS5: 目標方位解析部12aは、図6に示すように、抽出画像情報G4における移動体の位置から、移動体の方位を判断して、視野方位情報G6として出力する。
例えば、図6に示す場合、抽出画像情報G4は水平640画素で画角2°、垂直480画素で画角1.5°の画像情報であるとすると、移動体は、水平軸方向に中心から160画素、垂直軸方向に中心から120画素に位置している。このとき、抽出画像情報G4の中心が撮像装置4aの現在の指向方向(視線方向)であるとすると、移動体は、視線方向から水平軸方向に約0.5°、垂直軸方向に約0.38°の方位に位置していること判断できる。
ステップS6: 次に、目標位置解析部12bは、距離情報G3と視野方位情報G6とを用いて、移動体までの距離を算出して、現在位置情報G7を出力する。
レーダ4bからの距離情報G3は、移動体とレーダ4bとの間の距離を示すだけで、方向に関する情報は含んでいない。そこで、距離情報G3と視野方位情報G6とから、移動体の現在位置(レーダ4bから○△の方向に、距離△□だけ離れた位置)を算出する。
ステップS7: 以上の処理により取得された進行方位情報G5、速度情報G2、現在位置情報G7が将来位置予測部13aに入力する。将来位置予測部13aは、速度情報G2から移動体の進行方向における進行速度を求める。
図7は、進行速度の導出を説明する2次元平面図である。移動体の進行方位は進行方位情報G5から視線方向に対してレーダ4bに近づく方向に60°、視線速度は速度情報G2からレーダ4bに近づく方向に100m/sであるとする。このとき、移動体の進行速度は、視線速度を進行方向上に投影すると200m/sとなる。
ステップS8: このようにして、進行速度が算出できたので、将来位置予測部13aは、この進行速度、現在位置、進行方向を用いて、現在位置から進行方向に沿った方向に進行速度で移動したとき、所定時間後にどの位置(将来位置)に位置するかを算出する。算出した将来位置は、将来位置情報G8として出力される。なお、将来位置予測部13aには、後述する手順で入力した目標位置誤差解析部13bからの補正値が記憶されている。将来位置予測部13aは、進行速度、現在位置、進行方向の少なくとも1つに対して補正値に基づく補正を行い、将来位置を予測する。
ステップS9: 目標位置誤差解析部13bは、将来位置情報G8と移動体現在位置情報G7との差分から将来位置の誤差を算出し、この誤差に基づき補正量を求める。
図8は、誤差を説明する図で、点αは将来位置情報G8が示す将来位置を示し、点βは移動体現在位置情報G7が示す現在位置を示している。図8においては、進行方位情報G5に主な誤差が含まれていると仮定している。即ち、進行方位情報G5に基づき算出した進行方向は視野方向に対して60°の角度であったが、実際の進行方向は50°の角度であったことを示している。そこで、目標位置誤差解析部13bは、進行方向の角度差(=10°)を補正値とする。
ステップS10,S11: 目標位置誤差解析部13bは、この補正値を数回分記憶して、その収束性を判断する。この場合、補正値が一定値に近づくようであれば収束性があると判断して、この補正値を将来位置予測部13aに出力する。将来位置予測部13aはこの補正値を、既に記憶している補正値と置き換える。即ち、補正値を更新する。
一方、補正値が大きくなるようであれば、ステップS9に戻る。ステップ9に戻ることは、将来位置予測部13aに記憶されている補正値は更新されないことを意味する。
以上説明したように、将来位置の予測に際しては、移動体の過去の位置等の情報が必要とされず、現時点での情報のみで将来位置を予測する。このため、複雑な追尾アルゴリズム等を用いずに、簡単に、かつ、高精度に非直線運動する移動体を追尾することができるようになる。
なお、上記説明では、視野方位情報G6と距離情報G3とを用いて、移動体の現在位置を高精度で算出するようにした。しかし、レーダでも例えばアレーアンテナを用いて移動体の現在位置を取得できる場合には、図9に示すように、現在位置算出ユニットを省略することが可能であることを付言する。
2 移動体追尾装置
4 計測ユニット
4a 撮像装置
4b レーダ
11 進行方位取得ユニット
11a テンプレート記憶部
11b 抽出画像解析部
12 現在位置算出ユニット
12a 目標方位解析部
12b 目標位置解析部
13 将来位置算出ユニット
13a 将来位置予測部
13b 目標位置誤差解析部

Claims (8)

  1. 特定タイミングでの移動体の画像を画像情報として取り込み、予め登録されているテンプレートと比較することにより、前記移動体の進行方向を進行方位情報として算出する進行方位解析手段と、
    前記移動体の速度を取得する速度取得手段と、
    前記移動体の位置情報を取得する移動体位置取得手段と、
    前記移動体の特定タイミングでの前記進行方位情報と、前記速度取得手段により取得された特定タイミングでの前記移動体の速度と、前記移動体位置取得手段により取得された特定タイミングでの前記移動体の位置情報とを用いて特定タイミングから所定期間経過した時の移動体の位置を予測する位置予測手段を備えることを特徴とする移動体追尾装置。
  2. 請求項1に記載の移動体追尾装置であって、
    前記進行方位解析手段は、
    前記テンプレートを予め複数記憶するテンプレート記憶手段と、
    前記画像情報から前記移動体を抽出した抽出画像情報を作成し、当該抽出画像情報と前記テンプレート記憶部から読み出した前記テンプレートとを比較することにより、前記移動体の進行方向を進行方位情報として求める抽出画像解析手段を備えることを特徴とする移動体追尾装置。
  3. 請求項1又は2に記載の移動体追尾装置であって、
    前記移動体位置解析手段により、前記特定タイミングから所定期間経過時における移動体の位置情報を取得し、前記位置予測手段により予測した移動体の位置と前記特定タイミングから所定期間経過時における移動体の位置情報とを比較して予測誤差を求め、前記進行方位情報を補正する補正値を算出する移動体位置誤差解析手段を備えることを特徴とする移動体追尾装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の移動体追尾装置であって、
    前記位置予測手段は、前記進行方向の速度を進行速度とし、移動体のレーダ視線方向の速度を視線速度とした際に、位置予測手段は、前記進行方位情報と視線速度情報とから、前記進行速度の前記視線方向における速度成分が前記視線速度に一致するように、前記進行速度を算出することを特徴とする移動体追尾装置。
  5. 特定タイミングでの移動体の画像を画像情報として取り込み、予め登録されているテンプレートと比較することにより、前記移動体の進行方向を進行方位情報として算出進行方位解析手順と、前記移動体の速度を取得する速度取得手順と、
    前記移動体の位置情報を取得する移動体位置取得手順と、
    前記移動体の特定タイミングでの前記進行方位情報と、前記速度取得手順により取得された特定タイミングでの前記移動体の速度と、前記移動体位置取得手順により取得された特定タイミングでの前記移動体の位置情報とを用いて特定タイミングから所定期間経過した時の移動体の位置を予測する位置予測手順を備えることを特徴とする移動体追尾方法。
  6. 請求項5に記載の移動体追尾方法であって、
    前記進行方位解析手順は、
    前記テンプレートを予め複数記憶するテンプレート記憶手順と、
    前記画像情報から前記移動体を抽出した抽出画像情報を作成し、当該抽出画像情報と前記テンプレートとを比較することにより、前記移動体の進行方向を進行方位情報として求める抽出画像解析手順を含むことを特徴とする移動体追尾方法。
  7. 請求項5又は6に記載の移動体追尾方法であって、
    前記移動体位置解析手順により、前記特定タイミングから所定期間経過時における移動体の位置情報を取得し、前記位置予測手順により予測した移動体の位置と前記特定タイミングから所定期間経過時における移動体の位置情報とを比較して予測誤差を求め、前記進行方位情報を補正する補正値を算出する移動体位置誤差解析手順を含むことを特徴とする移動体追尾方法。
  8. 請求項5乃至7のいずれか1項に記載の移動体追尾方法であって、
    前記位置予測手順は、前記進行方向の速度を進行速度とし、移動体のレーダ視線方向の速度を視線速度とした際に、前記位置予測手順は、前記進行方位情報と前記視線速度情報とから、前記進行速度の前記視線方向における速度成分が前記視線速度に一致するように、前記進行速度を算出することを特徴とする移動体追尾方法。
JP2014006775A 2014-01-17 2014-01-17 移動体追尾装置及び、移動体追尾方法 Active JP6349737B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014006775A JP6349737B2 (ja) 2014-01-17 2014-01-17 移動体追尾装置及び、移動体追尾方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014006775A JP6349737B2 (ja) 2014-01-17 2014-01-17 移動体追尾装置及び、移動体追尾方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015135274A true JP2015135274A (ja) 2015-07-27
JP6349737B2 JP6349737B2 (ja) 2018-07-04

Family

ID=53767198

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014006775A Active JP6349737B2 (ja) 2014-01-17 2014-01-17 移動体追尾装置及び、移動体追尾方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6349737B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101704635B1 (ko) * 2015-12-14 2017-02-08 현대오트론 주식회사 레이더 및 영상 래스터 데이터를 이용한 목표물 탐지 방법 및 장치
KR101848864B1 (ko) * 2016-03-31 2018-04-16 주식회사 아이유플러스 이미지 센서 및 레이더 센서를 이용하여 타겟의 궤적을 추적하는 장치 및 방법
JP2018112445A (ja) * 2017-01-11 2018-07-19 株式会社トプコン 演算装置、演算方法、演算システムおよびプログラム
JP2019158692A (ja) * 2018-03-15 2019-09-19 東芝電波プロダクツ株式会社 精測進入レーダ及び表示システム
KR102162019B1 (ko) * 2019-07-29 2020-10-06 한국과학기술원 3 차원 이미지 생성 방법 및 장치
WO2020261526A1 (ja) * 2019-06-28 2020-12-30 日本電気株式会社 レーダシステム、イメージング方法およびイメージングプログラム
JP7323680B1 (ja) 2022-03-03 2023-08-08 緯創資通股▲ふん▼有限公司 レーダー検出システム、及びレーダーの視界方向調整方法

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03105200A (ja) * 1989-09-19 1991-05-01 Mitsubishi Electric Corp 照準装置
JPH09243740A (ja) * 1996-03-05 1997-09-19 Mitsubishi Electric Corp レーダ装置
JP2003337170A (ja) * 2002-03-14 2003-11-28 Furuno Electric Co Ltd レーダ信号処理装置およびレーダ
JP2010032429A (ja) * 2008-07-30 2010-02-12 Toyota Motor Corp 物体検出装置
US20110267221A1 (en) * 2010-04-30 2011-11-03 Applied Physical Sciences Corp. Sparse Array RF Imaging for Surveillance Applications
JP2011238161A (ja) * 2010-05-13 2011-11-24 Yupiteru Corp 警報装置

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03105200A (ja) * 1989-09-19 1991-05-01 Mitsubishi Electric Corp 照準装置
JPH09243740A (ja) * 1996-03-05 1997-09-19 Mitsubishi Electric Corp レーダ装置
JP2003337170A (ja) * 2002-03-14 2003-11-28 Furuno Electric Co Ltd レーダ信号処理装置およびレーダ
JP2010032429A (ja) * 2008-07-30 2010-02-12 Toyota Motor Corp 物体検出装置
US20110267221A1 (en) * 2010-04-30 2011-11-03 Applied Physical Sciences Corp. Sparse Array RF Imaging for Surveillance Applications
JP2011238161A (ja) * 2010-05-13 2011-11-24 Yupiteru Corp 警報装置

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101704635B1 (ko) * 2015-12-14 2017-02-08 현대오트론 주식회사 레이더 및 영상 래스터 데이터를 이용한 목표물 탐지 방법 및 장치
KR101848864B1 (ko) * 2016-03-31 2018-04-16 주식회사 아이유플러스 이미지 센서 및 레이더 센서를 이용하여 타겟의 궤적을 추적하는 장치 및 방법
JP2018112445A (ja) * 2017-01-11 2018-07-19 株式会社トプコン 演算装置、演算方法、演算システムおよびプログラム
JP2019158692A (ja) * 2018-03-15 2019-09-19 東芝電波プロダクツ株式会社 精測進入レーダ及び表示システム
WO2020261526A1 (ja) * 2019-06-28 2020-12-30 日本電気株式会社 レーダシステム、イメージング方法およびイメージングプログラム
JPWO2020261526A1 (ja) * 2019-06-28 2020-12-30
JP7268732B2 (ja) 2019-06-28 2023-05-08 日本電気株式会社 レーダシステム、イメージング方法およびイメージングプログラム
KR102162019B1 (ko) * 2019-07-29 2020-10-06 한국과학기술원 3 차원 이미지 생성 방법 및 장치
JP7323680B1 (ja) 2022-03-03 2023-08-08 緯創資通股▲ふん▼有限公司 レーダー検出システム、及びレーダーの視界方向調整方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP6349737B2 (ja) 2018-07-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6349737B2 (ja) 移動体追尾装置及び、移動体追尾方法
KR102367438B1 (ko) 마커를 결합한 동시 위치결정과 지도작성 내비게이션 방법, 장치 및 시스템
CN112567201B (zh) 距离测量方法以及设备
EP3333538B1 (en) Scanner vis
KR102032070B1 (ko) 깊이 맵 샘플링을 위한 시스템 및 방법
JP5459678B2 (ja) 移動体画像追尾装置
US20180313940A1 (en) Calibration of laser and vision sensors
JP6708730B2 (ja) 移動体
JP2016517981A (ja) 基準方向に対する移動要素の角度偏差を推定する方法
JP2017524932A (ja) ビデオ支援着艦誘導システム及び方法
CN113239719A (zh) 基于异常信息识别的轨迹预测方法、装置和计算机设备
JP2019056629A (ja) 距離推定装置及び方法
JP6815935B2 (ja) 位置推定装置
JP2009260564A (ja) 移動体画像追尾装置
JP5998881B2 (ja) 追尾装置および追尾方法
CN113064434B (zh) 一种基于主从式编队的水面目标检测与跟踪控制方法
JP2019179289A (ja) 処理装置、及びプログラム
JPWO2018123640A1 (ja) 撮像装置
US11645762B2 (en) Obstacle detection
Matsuyama et al. Estimation of pedestrian pose and velocity considering arm swing using point-cloud data
JP2020076714A (ja) 位置姿勢推定装置
JP2016142577A (ja) 画像処理装置、画像処理方法、画像処理システム、及びプログラム
CN113776540B (zh) 基于视觉导航定位的车载系留无人机实时跟踪移动车辆的控制方法
JP6593995B2 (ja) 空港監視装置
JP6813244B2 (ja) 空港面監視装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20161214

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20171016

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20171024

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171213

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180508

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180521

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6349737

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150