JPH09243740A - レーダ装置 - Google Patents

レーダ装置

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JPH09243740A
JPH09243740A JP8047401A JP4740196A JPH09243740A JP H09243740 A JPH09243740 A JP H09243740A JP 8047401 A JP8047401 A JP 8047401A JP 4740196 A JP4740196 A JP 4740196A JP H09243740 A JPH09243740 A JP H09243740A
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Kazuhiko Yamamoto
山本  和彦
Masafumi Iwamoto
雅史 岩本
Takahiko Fujisaka
貴彦 藤坂
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 2つの異なる視点からの画像を同時に得て認
識識別の際の情報量を増やし、高い認識識別性能が得ら
れるレーダ装置を提供する。 【解決手段】 パルス圧縮によりレンジ方向の分解能を
向上するとともに、目標の運動により生じるドップラー
効果を利用してクロスレンジ方向の分解能を向上するこ
とにより上記目標の画像を得るレーダ部1〜4と、上記
レーダ部の出力に基づき上記目標の画像を再生するレー
ダ画像再生手段5と、上記レーダ画像再生手段で再生さ
れた画像を表示するレーダ画像表示手段6と、上記目標
を撮像する赤外線(IR)撮像手段14と、上記撮像手
段により得られた画像を表示する画像表示手段15とを
備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は目標の認識・識別
を行うためのレーダ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】通常のレーダ装置は、航空機、船舶、車
両等の目標を検出するとともに、その方位および距離を
測定し、目標の位置を特定する。さらに、目標の速度を
測定することもある。通常のレーダ装置は目標を検出で
きるものの、目標が何であるか、例えば、目標が航空機
であるとき、それが大型機であるか、小型機であるか、
さらにその機種は何であるか等について知ることはでき
ない。しかし、このような目標の認識および識別を可能
にすることについて要求されることがあり、認識・識別
機能を備えるレーダ装置が提案されている。
【0003】図19は、例えば特開平6−174838
号公報に示された、従来のレーダによる目標の識別装置
の構成を示す図である。同図において、1は送信機、2
は送受切換器、3は送受信アンテナ、4は受信機であ
る。送信機1の送信信号は送受切換器2を経由して送受
信アンテナ3に供給される。また、送受信アンテナ3の
受信信号は送受切換器2を経由して受信機4に入力され
る。
【0004】5は受信機4の出力に対して逆合成開口処
理(Inversed Synthetic Aperture Radar:ISAR)を
行いレーダ画像を再生するレーダ画像再生手段である。
レーダ画像再生手段5は、レンジ方向の分解能を向上す
るためのレンジ圧縮手段51、目標の動きを補償するた
めの動き補償手段52、レンジ方向と交差する方向のク
ロスレンジ方向の分解能を向上するためのクロスレンジ
圧縮手段53、これらの処理を行うためにレンジ圧縮手
段51の出力を記憶する2次元記憶手段54からなる。
【0005】6はレーダ画像再生手段5の出力画像およ
び後述の畳み込み積分回路11の出力画像(辞書画像)
を表示するレーダ画像表示手段である。レーダ画像表示
手段6は、2次元表示バッファやモニタTV等を備え
る。
【0006】7は反射波中の目標を追尾する目標追尾手
段、8は目標追尾手段7の出力に基づき点像応答を推定
する点像応答推定手段、9は目標追尾手段7の出力に基
づき目標のアスペクト角を推定する目標アスペクト角推
定手段、10は目標アスペクト角推定手段9の出力に基
づき目標のRCS(Radar Cross Section)を算出するR
CS算出手段、11は点像応答推定手段8の出力信号と
RCS算出手段10の出力信号とにより畳み込み積分を
行う畳み込み積分手段、12はRCSを算出するための
データを形状ごとに蓄積している目標形状データ蓄積手
段である。目標追尾手段7から目標形状データ蓄積手段
12は、レーダ画像再生手段5とは異なるレーダ画像を
作成する。また、13はレーダ画像表示手段6のモニタ
TV画像を監視するオペレータを示す。
【0007】図20は観測時の目標とレーダとの位置関
係および目標の運動を示す図である。図中、501は航
空機等の目標、502は図19のレーダ装置を示す。
【0008】次に図面に従って動作について説明する。
図19の送信機1で発生した高周波信号は、送受切換器
2を経て送受信アンテナ3から図20の目標501に向
け放射される。目標501に照射された高周波信号の一
部がレーダ装置502の方向に反射し送受信アンテナ3
で受信される。受信された信号は、送受切換器2を経て
受信機4で増幅・検波された後、レーダ画像再生手段5
によって目標501のRCS分布を示すレーダ画像に変
換され、レーダ画像表示手段6により表示される。以下
に、画像再生の方法について詳しく説明する。
【0009】受信機4から出力された受信信号は、レー
ダ画像再生手段5へ入力され、まず、レンジ圧縮手段5
1でレンジ分解能を向上させる処理、即ちパルス圧縮が
行なわれる。レンジ圧縮後の受信信号は2次元記憶手段
54にレンジビン番号mおよびパルスヒット番号nに応
じて格納される。目標501の動きから画像再生に有害
なランダム成分を除去するために、動き補償手段52
は、2次元記憶手段54から受信信号が読み出され、目
標501の中心点のドップラ周波数が0となるように、
動き補償手段52により位相補償およびレンジビンの並
べ換えが行なわれる。その後、受信信号は、再び2次元
記憶手段54に格納される。
【0010】今、図20に示すように目標501が、ヨ
ー運動(進行方向に対する左右の動き)による回転運
動、あるいは直進運動をしているものと仮定する。この
とき、同一レンジビン内に存在する目標上の相異なる点
がそれぞれ異なるドップラ周波数の反射波を発生する。
これを利用して、クロスレンジ圧縮手段53では、動き
補償手段52による位相補償後の受信信号をレンジビン
毎にFFT(Fast Fourier Transform)を行うことによ
り、クロスレンジ分解能の向上を図る。以上、レンジ圧
縮手段51、クロスレンジ圧縮手段53により、レンジ
およびクロスレンジの両方向について高分解能化され
る。このように目標の運動により生じるドップラー効果
を利用してその形状の画像を得る処理はISAR(Inver
sed SyntheticAperture)処理と呼ばれるものであり、公
知のものである。
【0011】レーダ画像再生手段5により得られた、目
標の各点のRCS分布を表すレーダ画像はレーダ画像表
示手段6へ送られる。そして、図示しない2次元表示バ
ッファに一旦格納された後、図示しないモニタTVに画
像として表示される。
【0012】以上のように、レーダ画像再生手段により
レーダ画像が得られたが、図示しないモニタTV画像に
表示される、もう一つの画像(辞書画像)を得るための
処理について説明する。
【0013】受信機4で得られる受信信号は目標追尾手
段7にも供給される。目標追尾手段7は、目標501の
進行方向、位置、速度、加速度等の運動特性を推定す
る。点像応答推定手段8は、目標追尾手段7の結果と、
既知であるレーダ装置の諸元からレーダ装置502のイ
ンパルスレスポンスに相当する点像応答関数を算出す
る。また同時に、目標アスペクト角推定手段9は、目標
追尾手段7の結果に基づき得られる目標501の位置お
よび進行方向と、既知のレーダ装置502の位置とから
目標のアスペクト角を推定する。
【0014】RCS算出手段10は、目標形状データ蓄
積手段12に格納された3次元形状データを順次読みだ
し、目標アスペクト角推定手段9により推定された目標
のアスペクト角に基づいて目標のRCS分布を算出す
る。目標形状データ蓄積手段12には、目標毎の3次元
形状データがあらかじめ格納されている。RCS分布の
計算には、例えばGTD(Geometrical Theory of Dif
fraction)やPTD(Physical Theory of Diffractio
n)など良く知られた手法が利用できる。RCS算出手
段10の処理の際に、目標の形状データの分解能とレー
ダ装置の分解能とは必ずしも一致しない。そこで、これ
らを整合させるため、畳み込み積分手段11が、RCS
算出手段10によるRCS分布と点像応答推定手段8に
よる点像応答関数との畳み込み積分を行なう。以上のよ
うに、目標追尾手段7ないし目標形状データ蓄積手段1
2により、認識・識別用の辞書画像を生成する。
【0015】このようにして生成されたレーダ画像およ
び辞書画像は、レーダ画像表示手段6上で表示される。
したがって、オペレータ13はこれら2種類の画像を同
時に見ることができ、たとえレーダ画像再生手段5によ
り再生されたレーダ画像が日常見慣れた可視光による目
標の画像と異なっていても、辞書画像と比較することに
より、容易に認識および識別することができる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のレ
ーダ装置によれば、距離方向の軸とその軸に垂直な軸で
構成される2次元画像と距離方向と直交する2次元画像
の2種類の画像を同時に得ることができず認識識別の際
の情報量が少ないという欠点があった。このことが認識
識別の精度に影響を与えることがあった。
【0017】また、従来のレーダ装置では、未知目標の
飛行経路よりその姿勢を推定し、この推定結果に基づき
姿勢を推定するので、姿勢推定の際に推定誤差が発生す
るとこのことが認識識別の精度に影響を与えることがあ
った。
【0018】また、従来のレーダ装置では、未知目標の
並進運動については推定できても、例えば、ロール、ピ
ッチ、ヨー、またはそれらの複合の回転運動を推定する
手段がないという欠点があった。
【0019】また、従来のレーダ装置では、レーダ画像
と辞書画像のマッチングを行なう際に、クロスレンジス
ケーリング等を含むレーダ画像の伸縮を自動的に行なう
ことができないという欠点があった。
【0020】また従来のレーダ装置では、マッチングの
際に、レーダ画像と参照用辞書画像のアライメントを取
る必要があるという欠点があった。
【0021】この発明は、係る課題を解決するためにな
されたもので、高い認識識別性能が得られるレーダ装置
を提供することを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】請求項1に係るレーダ装
置は、パルス圧縮によりレンジ方向の分解能を向上する
とともに、目標の運動により生じるドップラー効果を利
用してクロスレンジ方向の分解能を向上することにより
上記目標の画像を得るレーダ部と、上記レーダ部の出力
に基づき上記目標の画像を再生するレーダ画像再生手段
と、上記レーダ画像再生手段で再生された画像を表示す
るレーダ画像表示手段と、上記目標を撮像する撮像手段
と、上記撮像手段により得られた画像を表示する画像表
示手段とを備えたものである。
【0023】上記撮像手段として、温度分布を検出して
その分布を画像化するIRカメラおよび通常の光学カメ
ラがある。
【0024】請求項2に係るレーダ装置は、上記レーダ
部の受信信号から上記目標の運動を計測する目標追尾手
段と、上記レーダ画像表示手段に表示されるレーダ画像
から、強い反射点である孤立反射点を抽出する孤立反射
点抽出手段と、上記孤立反射点から上記目標の特徴点と
なる点を選択するとともに、上記特徴点の距離情報を得
る距離情報抽出手段と、上記画像表示手段に表示される
画像から上記特徴点を抽出するとともに、上記特徴点を
レーダから見たときの角度情報を得る角度情報抽出手段
と、上記目標追尾手段、上記距離情報抽出手段、およ
び、上記角度情報抽出手段の出力から上記目標の位置お
よび姿勢を推定する推定手段とを備えたものである。
【0025】上記目標追尾手段は、目標の位置、移動方
向あるいは速度などを計測する。上記特徴点とは、例え
ば、航空機の両翼に設置されたエンジンのエコーであ
る。上記距離情報とは、例えば、レーダから両エンジン
までの距離である。上記角度情報とは、例えば、IR画
像表示手段の出力であるIR画像から同じく翼の両翼に
設置されたエンジンを抽出し、レーダからそのエンジン
を見た見込み角である。
【0026】請求項3に係るレーダ装置は、上記推定手
段が、レーダを原点としたときの上記目標の位置ベクト
ル、上記特徴点間の方向ベクトル、上記目標の胴体の軸
の方向ベクトルを推定するものである。
【0027】請求項4に係るレーダ装置は、上記推定手
段が、上記目標が直進運動をする場合に、上記目標の進
行方向ベクトルを上記目標の胴体の軸の方向ベクトルと
するものである。
【0028】請求項5に係るレーダ装置は、上記孤立反
射点から上記目標の特徴点となる点を選択するととも
に、上記特徴点から上記目標の胴体の複数の軸の方向ベ
クトルを測定する軸情報抽出手段と、上記目標追尾手
段、上記軸情報抽出手段、および、上記推定手段の出力
から上記目標の回転運動を推定する回転運動推定手段と
を備えたものである。
【0029】請求項6に係るレーダ装置は、上記距離情
報抽出手段により得られた距離情報及び上記角度情報抽
出手段により得られた角度情報に基づき上記特徴点間の
距離を得ることにより上記目標の寸法を推定する目標寸
法推定手段と、上記目標寸法推定手段の推定結果を表示
する目標寸法表示手段とを備えたものである。
【0030】請求項7に係るレーダ装置は、上記目標追
尾手段および上記回転運動推定手段で得られた目標の運
動から上記レーダ部を特徴づける点像応答関数を推定す
る点像応答推定手段と、認識識別の対象とする目標の形
状データを予め格納する目標形状データ蓄積手段と、こ
の目標形状データ蓄積手段の目標の形状データに基づ
き、上記推定手段より得られる目標の姿勢に対応して上
記目標のレーダ断面積分布を算出するレーダ断面積算出
手段と、上記レーダ断面積算出手段により算出されたレ
ーダ断面積分布を、上記目標追尾手段により得られる上
記目標の並進運動、および、上記回転運動算出手段より
得られる上記目標の回転運動それぞれに対応して変換す
るレーダ断面積変換手段と、上記レーダ断面積変換手段
で得られたレーダ断面積分布と上記点像応答推定手段に
より得られた点像応答関数との畳込み積分を行なう畳み
込み積分手段と、上記畳み込み積分手段の出力に基づき
レーダ辞書画像を生成するレーダ辞書画像手段と、上記
レーダ辞書画像を表示するレーダ辞書画像表示手段とを
備えたものである。
【0031】請求項8記載のレーダ装置は、上記レーダ
辞書画像表示手段で得られた各候補目標のレーダ辞書画
像と上記レーダ画像表示手段で表示されるレーダ画像と
を比較することにより、上記目標の種類を推定する目標
識別手段と、上記目標識別手段で推定された目標の種類
を表示する識別結果表示手段とを備えたものである。
【0032】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1の装置の
構成を示す機能ブロック図である。同図において、1は
送信機、2は送受切換器、3は送受信アンテナ、4は受
信機である。送信機1の送信信号は送受切換器2を経由
して送受信アンテナ3に供給される。また、送受信アン
テナ3の受信信号は送受切換器2を経由して受信機4に
入力される。
【0033】5は受信機4の出力に対して逆合成開口処
理(Inversed Synthetic Aperture Radar:ISAR)を
行いレーダ画像を再生するレーダ画像再生手段である。
レーダ画像再生手段5は、図20に示されるように、レ
ンジ方向の分解能を向上するためのレンジ圧縮手段5
1、目標の動きを補償するための動き補償手段52、レ
ンジ方向と交差する方向のクロスレンジ方向の分解能を
向上するためのクロスレンジ圧縮手段53、これらの処
理を行うためにレンジ圧縮手段51の出力を記憶する2
次元記憶手段54からなる。
【0034】6はレーダ画像再生手段5の出力画像を表
示するレーダ画像表示手段である。レーダ画像表示手段
6は、図示しない2次元表示バッファやモニタTV等を
備える。
【0035】13は表示画面を観察して目標を認識識別
するオペレータである。14は赤外線(以下では「I
R」と記す)カメラ、15はIRカメラ14が撮影した
画像を表示するIR画像表示手段である。
【0036】図2は、レーダ画像表示手段6で得られる
ISAR画像の摸式図である。図中で、111がISA
R画像における目標の像を示す。図3は、IR画像表示
手段15で得られるIR画像の摸式図である。図中で、
112がIR画像における目標の像を示す。
【0037】次に図1、図2、図3、図21を用いて、
本実施の形態1の装置の動作を説明する。本発明の実施
の形態1の装置の説明をする上で、便宜上、目標は航空
機であり、かつ左右対称な位置に2つ(一組)以上のエ
ンジンがあるということを前提とする。なお、これらの
点は認識識別を行うための本質的な条件ではない。ま
た、レーダと赤外線装置は同一目標を観測するために、
例えばアンテナ3部分に赤外線カメラ14を取りつける
等の工夫をして同じ方向を向けることとする。図20の
目標501は図中に示す速度ベクトルを持つものとす
る。従来例で説明した動作により、レーダ画像表示手段
6において、ISAR画像における目標の像111が表
示される。
【0038】ここで、縦軸はレーダ装置502と目標5
01を結ぶラインオブサイト方向の距離を表し「レンジ
軸」とよぶ。横軸はラインオブサイトに直交する方向で
あり「クロスレンジ軸」とよぶ。クロスレンジ軸は、目
標501の運動によって生じるドップラー周波数の差で
与えられる。すなわち、ISARで目標を観測した場
合、奥行き方向とその方向に直交した方向の2軸を持つ
画像を得ることができる。
【0039】IRカメラ14は、物体の温度分布を画像
化することができる。IRカメラでは、通常の光学カメ
ラなどと同様に、図20のラインオブサイトに直交する
2次元平面の画像が得られる。上で述べたISARによ
る観測と同じジオメトリで、目標501をIRカメラ1
4を用いて撮影してIR画像表示手段15に表示された
結果が、112のIR画像における目標の像である。こ
こで横軸、縦軸はそれぞれ図1の送受信アンテナ3の
「アジマス角」、「エレベーション角」で表される。
【0040】以上のように、この実施の形態1の装置に
よれば、画像レーダ装置に、さらにIR画像表示手段を
備えたので、異なる視点からの複数種類の画像を提供す
ることができる。これにより、一つの目標について表示
軸の異なる二つ画像に基づきオペレータは目標を認識識
別できるので、1つの画像だけを用いるときよりも認識
識別を精度よく行なうことができる。
【0041】実施の形態2.実施の形態2の装置につい
て説明する。図4はこの発明の実施の形態2の装置の構
成を示す機能ブロック図である。図中、16は光学カメ
ラ、17は光学画像表示手段を示す。1から6および1
3は、図1に示されたものと同一である。図5は、光学
画像表示手段17で得られる光学画像の摸式図である。
図中で、121が光学画像における目標の像を示す。な
お、レーダによる画像は図2と同じであるのでこれを用
いる。
【0042】以下に動作を説明する。光学カメラ16、
光学画像表示手段17以外の動作は実施の形態1と同様
である。光学カメラ16は、IRカメラ14と同様に、
図5のラインオブサイトに直交した平面の画像を得るこ
とができる。したがって、一つの目標について表示軸の
異なる図5および図2の二つ画像に基づきオペレータは
目標を認識識別できるので、1つの画像だけを用いると
きよりも認識識別を精度よく行なうことができる。
【0043】実施の形態3.実施の形態3の装置につい
て説明する。図6はこの発明の実施の形態3の装置の構
成を示す機能ブロック図である。図中、18は図2のレ
ーダ画像に存在する孤立反射点を抽出する孤立反射点抽
出手段である。孤立反射点とは、レーダ画像中で単独で
存在する高輝点のことである。一般的には、レーダ画像
において孤立反射点は目標の端部、例えば、航空機のエ
ンジンのカウリング、機首、尾翼、翼端等であることが
多い。
【0044】19は目標が双発エンジンの航空機である
ときにこれらエンジンの間隔をレーダ画像から抽出する
エンジン距離抽出手段である。これは、前述のようにエ
ンジン部分が孤立反射点になることが多いので、孤立反
射点の間の距離を測定すればエンジンの間隔に対応する
ことに基づく。20はIR画像表示手段15のIR画像
から目標である航空機のエンジンの見込み角を抽出する
エンジン見込み角抽出手段である。21はエンジン距離
抽出手段19の出力およびエンジン見込み角抽出手段2
0の出力に基づき目標の位置および姿勢を推定する位置
・姿勢推定手段である。1〜6および13〜15は、図
1で示されたものと同一である。また、7は図20で示
されたものと同一である。
【0045】図7はこの実施の形態3のジオメトリを示
す図で、501、502は図21と同様である。13
1、132は、目標の翼に取りつけられたエンジン1、
エンジン2である。図8はレーダ画像表示手段6で得ら
れるISAR画像で、111は図2と同じく目標のIS
AR画像、133、134はそれぞれ機体に左右対称に
取りつけられたエンジンの像で、便宜的にそれぞれ、エ
ンジン1のISAR画像、エンジン2のISAR画像と
名づける。図9はIR画像表示手段15で得られる目標
のIR画像で、112は図3と同じく目標のIR画像、
135、136はそれぞれ機体に左右対称に取りつけら
れたエンジンの像で、便宜的にそれぞれ、エンジン1の
IR画像、エンジン2のIR画像と名づける。
【0046】次に図6〜図9を用いて、本実施の形態3
の動作を説明する。レーダ画像表示手段6でレーダ画像
を得るまでの動作、および、IR画像表示手段15でI
R画像を得るまでの動作は前述の実施の形態1の場合と
同様なので省略する。
【0047】目標追尾手段7は、目標の速度Vおよび進
行方向を表す単位ベクトルvector{u}を得る。一般に航
空機のISAR画像では、形状的な理由により機首、エ
ンジンのRCS(Radar Cross Section)値が大きくなる
ことが知られている。このように周囲に比べて大きなR
CSを生ずる画像上の点を孤立反射点とよぶことにす
る。孤立反射点抽出手段18は、入力されたISAR画
像より孤立反射点を抽出する。例えば、入力画像に、あ
るスレッショルドを設け、そのスレッショルドを超える
値を持つ画素をすべて孤立反射点と見做してもよいし、
オペレータが画像を見て抽出してもよい。
【0048】次に、エンジン距離抽出手段19は、次の
ような手順でエンジンの距離を抽出する。 (1)孤立反射点抽出手段18で抽出された孤立反射点
のうちから、まず左右対称な2つのエンジンの画素を抽
出する。この抽出手段は、人間が画像をみて判断するこ
とにより抽出しても良いし、それ以外の自動化手段を取
っても良い。 (2)次に各エンジンに対応する画素のレンジを得る。
図8に示すように、エンジン1のレンジをRg_{1},エン
ジン2のレンジをRg_{2}とする。
【0049】次に、エンジン見込み角抽出手段20は、
IR画像表示手段15より得られたIR画像から、機体
に対して左右対称についているエンジンの画素を抽出す
る。IR画像は温度分布の差を画像化したものであるた
め、高温になるエンジンは機体の他の部分に比較して、
画像上に現れやすいことが知られている。したがって、
ISARのエンジン画像抽出時と同様、画像にスレッシ
ョルドを設け自動的に抽出するなり、人間の判断により
抽出するなりして、エンジンを抽出することができる。
ここで、すでに述べたように、IR画像は図9に示すよ
うにアジマス角、エレベーション角を2軸とする画像が
得られるため、エンジン1のIR画像135、エンジン
2のIR画像136の画素が決定されれば目標の翼に取
りつけられたエンジン1、2(131、132)それぞ
れの見込み角(アジマス角、エレベーション角)を、
(θ_{a1},θ_{e1})、(θ_{a2},θ_{e2})と得る事が
できる。
【0050】ところで、目標の位置・姿勢を知るために
は、空間座標において、目標の中心までの距離Rg、レー
ダを原点としたときの目標の単位位置ベクトルvector
{r}、2つのエンジンを結ぶ直線の単位方向ベクトルvec
tor{e}、胴体の軸の単位方向ベクトルvector{s}を測定
する必要がある。そこで、位置、姿勢推定手段21がこ
れらの値推定する。以下その方法について示す。
【0051】図7の目標の翼に取りつけられたエンジン
1、2(131、132)の位置ベクトルをそれぞれve
ctor{R}_{1},vector{R}_{2}とすると、これらはそれぞ
れ次式で表される。(なお、以下の説明においてvector
{R}_{1}を、単にR1のように表記することがある。ま
た、θ_{a1}を、単にθa1のように表記することがあ
る) R1=Rg1(cosθe1cosθa1,cosθe1sinθa1,sinθe1T (1) R2=Rg2(cosθe2cosθa2,cosθe2sinθa2,sinθe2T (2) ただし、括弧右上のTは転置を意味する。
【0052】よってvector{e}は、次式で表される。 e=(R2−R1)/ABS(R2−R1) (3) ただし、ABS()はベクトルの絶対値を意味する。
【0053】また、vector{s}は、次式で表される。 s=e×(u×e)/(1−(e・u)21/2 (4) ただし、×はベクトルの外積を、・はベクトルの内積を
意味する。
【0054】またRg、vector{r}はそれぞれ次式で表さ
れる。 Rg=ABS((R1+R2)/2) (5) r=(R1+R2)/2Rg (6)
【0055】すなわち、以上の手順をふむことにより目
標の位置、姿勢を知る事ができる。これらの結果は、I
SAR画像、IR画像と共にオペレータ13に対して表
示されるので、オペレータはこれらの値を参考にして画
像から目標を容易に認識・識別することができる。
【0056】なお、この実施の形態3の装置はエンジン
距離抽出手段を備えるが、特徴点はこれに限らない。エ
ンジンの距離以外に、例えば、主翼の大きさ、主翼と尾
翼との間隔、胴体の長さであってもよい。要するに、レ
ーダ(ISAR)及びIRの両者で観測可能であり、少
なくとも2点がその進行方向に対して左右対象である孤
立反射点であって、認識識別の際の尺度となる特徴量で
あればなんでもよい。例えば、航空機の場合、エンジ
ン、両主翼端、尾翼端が該当する。また、目標は航空機
に限らず、船舶、車両等何であったもよい。このとき、
特徴量として、船舶であれば全長、全幅、ブリッジの位
置、煙突の位置、救命ボートのつり下げ装置(これは左
右にある)等これらの間隔を特徴量にすればよいし、車
両であれば、全長、全幅、ナンバープレートの位置、荷
台の有無、ドアミラー、フェンダーミラー、フォグラン
プ等を特徴量にすることが考えられる。
【0057】また、ここで、IRカメラ14、IR画像
表示手段15の代わりにそれぞれ、光学カメラ16、光
学画像表示手段17を用いてもいいのは言うまでもな
い。
【0058】実施の形態4.実施の形態4の装置につい
て説明する。図10はこの発明の実施の形態3の装置の
構成を示す機能ブロック図である。図中、1から20は
図6で示されたものと同一である。21bは位置姿勢推
定手段である。この位置姿勢推定手段21bは、図6の
位置姿勢推定手段21と同じく未知目標の位置と姿勢を
推定する機能を有するが、その内部処理が異なる。
【0059】図6における位置姿勢推定手段21は、空
間座標内での目標の主軸方向を表す主軸ベクトルvector
{s}を式(4)で得た。しかし、航空機では、無風領域を直
進する場合には、一般に進行方向vector{u}と主軸の方
向vector{s}は一致すると考えられる。従って、無風領
域を直進する場合には、主軸ベクトルを式(4)の代わり
に次式を用いてもよい。 s=u (7)
【0060】従って、本実施の形態によれば、より簡単
な計算で主軸ベクトルを求める事ができる。なお、この
実施の形態4は、特に航空機が横風のない領域を直進運
動する場合などに適用する。
【0061】実施の形態5.実施の形態5の装置につい
て説明する。図11はこの発明の実施の形態5の装置の
構成を示す機能ブロック図である。図中、22は孤立反
射点抽出手段18で求められた孤立反射点に基づき目標
である航空機の主軸およびエンジン軸を抽出する主軸エ
ンジン軸抽出手段、23は主軸エンジン軸抽出手段22
の抽出結果および目標追尾手段7の出力に基づき目標で
ある航空機の回転運動を求める回転運動算出手段であ
る。1から21は図6で示されたものと同一である。
【0062】図12は目標のジオメトリであり、151
は、目標の回転軸を表す。図中の131、132、50
1、502は図7で示されたものと同一である。図13
は推定する回転運動についての説明図である。152は
ラインオブサイトである。153はラインオブサイトに
直交する平面である。154はラインオブサイトに直交
する平面上の直線である。151は図11で示されたも
のと同一である。図14は、ISAR画像で、目標の胴
体軸および両翼のエンジンを結んだ軸の画像上での傾き
を求める方法を示す図である。155はISAR画像上
の目標の機首、156はISAR画像上の目標の胴体の
軸である。157はISAR画像上の目標の2つのエン
ジンを結んだ軸である。133、134は図8と同一で
ある。
【0063】以下、図11〜図14を用いて動作を説明
する。位置姿勢推定手段21までの動作は実施の形態
3、4と同様なので省略する。目標は速度V,進行方向v
ector{u}で表される並進運動の他に、目標の回転軸15
1を回転軸とする回転運動を行なっているものとする。
ここで回転軸の方向を表す単位方向ベクトルをvector
{r}_{c0}、その回転角速度をω_{c0}とする。
【0064】ここで、この目標の回転運動は、ラインオ
ブサイト(単位方向ベクトルvector{r})152を軸と
する角速度ωの回転運動、ラインオブサイトに直交する
平面上の直線154(単位方向ベクトルvector{r}_
{c})を回転軸とする角速度ω_{c}の回転運動に分ける
ことができる。このうち、ラインオブサイト152を軸
とする回転運動は、レンジ方向に運動成分を生じないた
め、ドップラーを生じない。したがって、ラインオブサ
イトに直交する平面上の直線154を回転軸とする回転
運動の回転軸方向vector{r}_{c}、回転角速度ω_{c}を
求めれば十分である。
【0065】一般に航空機目標のISAR画像では、エ
ンジンの他に機首も大きなRCS値を持つことが知られ
ている。従って、エンジン1のISAR画像133、エ
ンジン2のISAR画像134の他にISAR画像上の
目標の機首155が得られる。主軸、エンジン軸抽出手
段22では、これら3点から、ISAR画像上の目標の
胴体の軸156、ISAR画像上の目標の2つのエンジ
ンを結んだ軸157を得る事ができ、その傾き(レンジ
/クロスレンジ)を得る事ができる。これをそれぞれ1
/a_{s}、1/a_{e}とする。
【0066】以下、回転運動算出手段23の動作を示
す。ここで、vector{r}_{c}は、次式を満足する単位ベ
クトルとして得られる。 rc[((λc/2)(as(r・s)e−ae(r・e)s) +(V/Rg)(r×(u×r))×(e×s))×r]=0 (8) ただし、×はベクトルの外積を、・はベクトルの内積を
意味する。また、ここでλ_{c}はレーダの送信波長であ
る。
【0067】また、ω_{c}は、式(8)で得られたvector
{r}_{c}を用いて、次式のようにAとBとの積で得られ
る。 ωc=AB ただし、 A=(−(λc/2)as(s・r)−(V/Rg)u・(r×(s×r))) B=1/((r×rc)・s) (9)
【0068】以上により目標の回転運動を得ることがで
きる。この結果は、レーダ画像、IR画像、目標の位
置、姿勢と共にオペレータ13に表示されるので、オペ
レータはこれらの値を参考にして、画像から目標を容易
に認識・識別することができる。
【0069】実施の形態6.実施の形態6の装置につい
て説明する。図15はこの発明の実施の形態6の装置の
構成を示す機能ブロック図である。図中、23bは本実
施の形態における回転運動算出手段である。回転運動算
出手段23bは、図11の回転運動算出手段23と同じ
く目標の回転運動を算出するが、その内部処理が異な
る。
【0070】回転運動算出手段23bでは、ωcの推定
を式(9)の代わりに次式(10)を用いて行なう。ω_{c}
は、次式のようにCとDとの積で得られる。 ωc=CD ただし、 C=(−(λc/2)ae(e・r)−(V/Rg)u・(r×(e×r))) D=1/((r×rc)・e) (10)
【0071】従って、本発明によれば、式(9)右辺分母
が0になり、ωcの値が発散してしまう場合においても
その値を計算することができる。
【0072】実施の形態7.実施の形態7の装置につい
て説明する。図16はこの発明の実施の形態7の装置の
構成を示す機能ブロック図である。図中、24はRCS
算出手段10が出力するRCSを目標追尾手段7および
回転運動算出手段23の出力に基づき変換するRCS変
換手段である。25は点像応答推定手段8とRCS変換
手段24との相関に基づきレーダ辞書画像を生成するレ
ーダ辞書画像生成手段、26はレーダ辞書画像生成手段
25で生成されたレーダ辞書画像を表示するレーダ辞書
画像表示手段である。8、11、12を除く1から23
は図11で示されたものと同一である。8、10、1
1、12は従来技術で示されたものと同一である。
【0073】次に、図16を用いて、本実施の形態の動
作を説明する。位置姿勢推定手段21までの動作は実施
の形態3の場合と同様なので省略する。また、回転運動
推定手段23までの動作は実施の形態5もしくは実施の
形態6の場合と同様なので省略する。また、点像応答推
定手段8、RCS算出手段10および目標形状データ蓄
積手段12については、従来例の場合と同一なので省略
する。
【0074】RCS変換手段24は目標形状モデル上の
各点について観測された位置、姿勢、回転運動から、レ
ーダで観測した場合のレンジとドップラー周波数を求め
る。目標のRCS分布は、RCS算出手段10により3
次元モデル上の座標およびその点のRCSの集合として
得られる。位置、姿勢算出手段21により目標の位置、
姿勢が推定できるので、適当な座標変換をすることによ
り、空間座標上の位置ベクトルおよびその点のRCSと
いう形にすることができる。
【0075】この点の一つの位置ベクトルをvector{R}_
{p}とすると、その点のレンジRg_{p}、ドップラー周波
数fd_{p}はそれぞれ次式で表せる。 Rgp=ABS(Rp) (11) fdp=−(2/λc)(1/Rgp)Rp・(Vu+ωcRg(r×rc))(12) ただし、Rp、u、r、rcはベクトルである。
【0076】畳み込み積分手段11は、点像応答推定手
段8により得られた点像応答関数とRCS変換手段24
で得られたRCS分布の畳み込み積分を行ない、レーダ
辞書画像生成手段25はレーダ装置の分解能と一致させ
て認識・識別用の辞書画像を得る。この辞書画像は、レ
ーダ画像、IR画像とともにオペレータ13に表示され
るので、オペレータは容易に目標を識別することができ
る。
【0077】実施の形態8.実施の形態8の装置につい
て説明する。図17はこの発明の実施の形態8の装置の
構成を示す機能ブロック図である。図中、1から20
は、実施の形態3の場合と同一である。27はエンジン
距離抽出手段19およびエンジン見込み角抽出手段20
の出力に基づき目標の寸法を推定する目標寸法推定手段
である。28は目標寸法推定手段27で推定された目標
寸法を表示する目標寸法表示手段である。
【0078】次に図17を用いて本実施の形態の動作を
説明する。エンジン距離抽出手段19およびエンジン見
込み角抽出手段20までの動作は実施の形態3の場合と
同一なので省略する。
【0079】目標の翼に取りつけられたエンジン1、2
(133、134)までの距離、およびそれらの見込み
角がわかれば、空間座標上の各エンジンの位置ベクトル
vector{R}_1、vector{R}_2が式(1)、(2)のように得られ
る。すると2つのエンジン間の距離Reは、次式で与えら
れる。 Re=ABS(R2−R1) (13)
【0080】目標寸法推定手段27では、以上の動作を
行ない、結果を目標寸法表示手段28で表示する。エン
ジン間の距離から目標の大きさを推定するのは容易であ
る。従ってオペレータは、目標のエンジン間隔を参考に
して、レーダ画像およびIR画像から容易に目標を識別
できる。
【0081】実施の形態9.実施の形態9の装置につい
て説明する。図18はこの発明の実施の形態9の装置の
構成を示す機能ブロック図である。図中、1から26は
図16で示されたものと同一である。27、28は図1
7で示されたものと同一である。29はレーダ画像表示
手段6、レーダ辞書画像表示手段26、および、目標寸
法推定手段27の出力に基づき目標を識別する目標識別
手段である。30は目標識別手段29の識別結果を表示
する識別結果表示手段である。
【0082】以下、図18を用いてこの実施の形態の動
作を説明する。レーダ辞書画像表示手段26までの動作
は実施の形態7の場合と同一なので省略する。目標寸法
表示手段27までの動作は実施の形態8の場合と同一な
ので省略する。目標識別手段29は各候補目標ごとに得
られたISAR辞書画像をレーダ画像表示手段6で得ら
れたISAR画像と比較する事により、未知目標の機種
を推定し、識別結果表示手段30で表示する。
【0083】次に目標識別手段29の動作を説明する。
目標識別手段29は、ISAR画像とISAR辞書画像
のパターンマッチングをとり、マッチングの度合いの一
番高い候補機種をその機種として判定する。マッチング
の方法は、全ピクセル数のうちの値の一致したピクセル
の割合を求めても良いし、レンジ方向の長さ、クロスレ
ンジ方向の長さの一致度を求めても良い。また、目標寸
法推定手段27で得られた目標のエンジン間の長さの一
致度を求めても良い。あるいは、それらの結果にマッチ
ング方法ごとの重みをつけて、トータルで推定された機
種名のみを求めても良い。
【0084】従って、オペレータが、レーダ画像、IR
画像から目標を識別できない場合でも、自動的に識別結
果を得る事ができる。
【0085】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れているので、以下に示すような効果を奏する。
【0086】パルス圧縮によりレンジ方向の分解能を向
上するとともに、目標の運動により生じるドップラー効
果を利用してクロスレンジ方向の分解能を向上すること
により上記目標の画像を得るレーダ部と、上記レーダ部
の出力に基づき上記目標の画像を再生するレーダ画像再
生手段と、上記レーダ画像再生手段で再生された画像を
表示するレーダ画像表示手段と、上記目標を撮像する撮
像手段と、上記撮像手段により得られた画像を表示する
画像表示手段とを備え、目標について、距離とそれに直
交する軸で構成されたレーダ画像、および、距離方向に
直交する2軸で構成されたIR画像の2つの異なる画像
を同時に観察する事ができるので、オペレータが目標の
機種を識別する際に識別率が向上するという効果があ
る。
【0087】また、上記レーダ部の受信信号から上記目
標の運動を計測する目標追尾手段と、上記レーダ画像表
示手段に表示されるレーダ画像から、強い反射点である
孤立反射点を抽出する孤立反射点抽出手段と、上記孤立
反射点から上記目標の特徴点となる点を選択するととも
に、上記特徴点の距離情報を得る距離情報抽出手段と、
上記画像表示手段に表示される画像から上記特徴点を抽
出するとともに、上記特徴点をレーダから見たときの角
度情報を得る角度情報抽出手段と、上記目標追尾手段、
上記距離情報抽出手段、および、上記角度情報抽出手段
の出力から上記目標の位置および姿勢を推定する推定手
段とを備え、2種類のセンサに基づき目標の位置および
姿勢を推定して提供するので、オペレータが目標の機種
を識別する際に識別率が向上するという効果がある。
【0088】また、上記孤立反射点から上記目標の特徴
点となる点を選択するとともに、上記特徴点から上記目
標の胴体の複数の軸の方向ベクトルを測定する軸情報抽
出手段と、上記目標追尾手段、上記軸情報抽出手段、お
よび、上記推定手段の出力から上記目標の回転運動を推
定する回転運動推定手段とを備え、目標の回転運動を推
定して提供するので、オペレータが目標の機種を識別す
る際に識別率が向上するという効果がある。
【0089】また、上記距離情報抽出手段により得られ
た距離情報及び上記角度情報抽出手段により得られた角
度情報に基づき上記特徴点間の距離を得ることにより上
記目標の寸法を推定する目標寸法推定手段と、上記目標
寸法推定手段の推定結果を表示する目標寸法表示手段と
を備え、目標の寸法を推定して提供するので、オペレー
タが目標の機種を識別する際に識別率が向上するという
効果がある。
【0090】また、上記目標追尾手段および上記回転運
動推定手段で得られた目標の運動から上記レーダ部を特
徴づける点像応答関数を推定する点像応答推定手段と、
認識識別の対象とする目標の形状データを予め格納する
目標形状データ蓄積手段と、この目標形状データ蓄積手
段の目標の形状データに基づき、上記推定手段より得ら
れる目標の姿勢に対応して上記目標のレーダ断面積分布
を算出するレーダ断面積算出手段と、上記レーダ断面積
算出手段により算出されたレーダ断面積分布を、上記目
標追尾手段により得られる上記目標の並進運動、およ
び、上記回転運動算出手段より得られる上記目標の回転
運動それぞれに対応して変換するレーダ断面積変換手段
と、上記レーダ断面積変換手段で得られたレーダ断面積
分布と上記点像応答推定手段により得られた点像応答関
数との畳込み積分を行なう畳み込み積分手段と、上記畳
み込み積分手段の出力に基づきレーダ辞書画像を生成す
るレーダ辞書画像手段と、上記レーダ辞書画像を表示す
るレーダ辞書画像表示手段とを備え、認識識別用の辞書
画像を、目標の位置、姿勢回転運動を考慮して生成でき
るので、オペレータがより容易に識別できて、識別率が
向上するという効果がある。
【0091】また、上記レーダ辞書画像表示手段で得ら
れた各候補目標のレーダ辞書画像と上記レーダ画像表示
手段で表示されるレーダ画像とを比較することにより、
上記目標の種類を推定する目標識別手段と、上記目標識
別手段で推定された目標の種類を表示する識別結果表示
手段とを備え、目標の位置、姿勢回転運動を考慮して生
成した辞書画像に加えて、さらに、目標のエンジン間の
距離の情報等を用いて、自動的に目標を識別できるの
で、オペレータが識別できない時でも識別結果が得られ
るという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1を示すレーダ装置の
構成図である。
【図2】 この発明の実施の形態1のレーダ装置で得ら
れるISAR画像の摸式図である。
【図3】 この発明の実施の形態1のレーダ装置で得ら
れるIR画像の摸式図である。
【図4】 この発明の実施の形態2を示すレーダ装置の
構成図である。
【図5】 この発明の実施の形態2のレーダ装置で得ら
れる光学画像の摸式図である。
【図6】 この発明の実施の形態3を示すレーダ装置の
構成図である。
【図7】 この発明の実施の形態3におけるジオメトリ
である。
【図8】 この発明の実施の形態3のレーダ装置で得ら
れるレーダ画像の摸式図である。
【図9】 この発明の実施の形態3のレーダ装置で得ら
れるIR画像の摸式図である。
【図10】 この発明の実施の形態4を示すレーダ装置
の構成図である。
【図11】 この発明の実施の形態5を示すレーダ装置
の構成図である。
【図12】 この発明の実施の形態5におけるジオメト
リである。
【図13】 この発明の実施の形態5において推定する
目標の回転運動についての説明図である。
【図14】 この発明の実施の形態5のレーダ装置で得
られるISAR画像で、目標の胴体軸および両翼のエン
ジンを結んだ軸の画像上での傾きを求める方法を示す図
である。
【図15】 この発明の実施の形態6を示すレーダ装置
の構成図である。
【図16】 この発明の実施の形態7を示すレーダ装置
の構成図である。
【図17】 この発明の実施の形態8を示すレーダ装置
の構成図である。
【図18】 この発明の実施の形態9を示すレーダ装置
の構成図である。
【図19】 従来の目標識別用レーダ装置の構成図であ
る。
【図20】 従来の目標識別用レーダ装置のジオメトリ
である。
【符号の説明】
1.送信機 2.送受切換器 3.送受信アンテナ 4.受信機 5.レーダ画像再生手段 6.レーダ画像表示手段 7.目標追尾手段 8.点像応答推定手段 9.目標アスペクト角推定手段 10.RCS算出手段 11.畳み込み積分手段 12.目標形状データ蓄積手段 13.オペレータ 14.IRカメラ 15.IR画像表示手段 16.光学カメラ 17.光学画像表示手段 18.孤立反射点抽出手段 19.エンジン距離抽出手段 20.エンジン見込み角抽出手段 21.位置、姿勢推定手段 22.主軸、エンジン軸抽出手段 23.回転運動算出手段 24.RCS変換手段 25.レーダ辞書画像生成手段 26.レーダ辞書画像表示手段 27.目標寸法推定手段 28.目標寸法表示手段 29.目標識別手段 30.識別結果表示手段 51.レンジ圧縮手段 52.動き補償手段 53.クロスレンジ圧縮手段 54.2次元記憶手段 111.ISAR画像における目標の像 112.IR画像における目標の像 121.光学画像における目標の像 131.目標の翼に取りつけられたエンジン1 132.目標の翼に取りつけられたエンジン2 133.エンジン1のISAR画像 134.エンジン2のISAR画像 135.エンジン1のIR画像 136.エンジン2のIR画像 151.目標の回転軸 152.ラインオブサイト 153.ラインオブサイトに直交する平面 154.ラインオブサイトに直交する平面上の直線 155.ISAR画像上の目標の機首 156.ISAR画像上の目標の胴体の軸 157.ISAR画像上の目標の2つのエンジンを結ん
だ軸 21b.位置、姿勢推定手段 23b.回転運動算出手段 501.目標 502.レーダ装置 503.レンジ圧縮手段 504.動き補償手段 505.クロスレンジ圧縮手段 506.2次元記憶手段 507.2次元表示バッファ 508.モニタTV

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パルス圧縮によりレンジ方向の分解能を
    向上するとともに、目標の運動により生じるドップラー
    効果を利用してクロスレンジ方向の分解能を向上するこ
    とにより上記目標の画像を得るレーダ部と、上記レーダ
    部の出力に基づき上記目標の画像を再生するレーダ画像
    再生手段と、上記レーダ画像再生手段で再生された画像
    を表示するレーダ画像表示手段と、上記目標を撮像する
    撮像手段と、上記撮像手段により得られた画像を表示す
    る画像表示手段とを備えたレーダ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のレーダ装置において、 上記レーダ部の受信信号から上記目標の運動を計測する
    目標追尾手段と、上記レーダ画像表示手段に表示される
    レーダ画像から、強い反射点である孤立反射点を抽出す
    る孤立反射点抽出手段と、上記孤立反射点から上記目標
    の特徴点となる点を選択するとともに、上記特徴点の距
    離情報を得る距離情報抽出手段と、上記画像表示手段に
    表示される画像から上記特徴点を抽出するとともに、上
    記特徴点をレーダから見たときの角度情報を得る角度情
    報抽出手段と、上記目標追尾手段、上記距離情報抽出手
    段、および、上記角度情報抽出手段の出力から上記目標
    の位置および姿勢を推定する推定手段とを備えたことを
    特徴とするレーダ装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のレーダ装置において、 上記推定手段は、レーダを原点としたときの上記目標の
    位置ベクトル、上記特徴点間の方向ベクトル、上記目標
    の胴体の軸の方向ベクトルを推定することを特徴とする
    レーダ装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のレーダ装置において、 上記推定手段は、上記目標が直進運動をする場合に、上
    記目標の進行方向ベクトルを上記目標の胴体の軸の方向
    ベクトルとすることを特徴とするレーダ装置。
  5. 【請求項5】 請求項2記載のレーダ装置において、 上記孤立反射点から上記目標の特徴点となる点を選択す
    るとともに、上記特徴点から上記目標の胴体の複数の軸
    の方向ベクトルを測定する軸情報抽出手段と、上記目標
    追尾手段、上記軸情報抽出手段、および、上記推定手段
    の出力から上記目標の回転運動を推定する回転運動推定
    手段とを備えたことを特徴とするレーダ装置。
  6. 【請求項6】 請求項2記載のレーダ装置において、 上記距離情報抽出手段により得られた距離情報及び上記
    角度情報抽出手段により得られた角度情報に基づき上記
    特徴点間の距離を得ることにより上記目標の寸法を推定
    する目標寸法推定手段と、上記目標寸法推定手段の推定
    結果を表示する目標寸法表示手段とを備えたことを特徴
    とするレーダ装置。
  7. 【請求項7】 請求項5記載のレーダ装置において、 上記目標追尾手段および上記回転運動推定手段で得られ
    た目標の運動から上記レーダ部を特徴づける点像応答関
    数を推定する点像応答推定手段と、認識識別の対象とす
    る目標の形状データを予め格納する目標形状データ蓄積
    手段と、この目標形状データ蓄積手段の目標の形状デー
    タに基づき、上記推定手段より得られる目標の姿勢に対
    応して上記目標のレーダ断面積分布を算出するレーダ断
    面積算出手段と、上記レーダ断面積算出手段により算出
    されたレーダ断面積分布を、上記目標追尾手段により得
    られる上記目標の並進運動、および、上記回転運動算出
    手段より得られる上記目標の回転運動それぞれに対応し
    て変換するレーダ断面積変換手段と、上記レーダ断面積
    変換手段で得られたレーダ断面積分布と上記点像応答推
    定手段により得られた点像応答関数との畳込み積分を行
    なう畳み込み積分手段と、上記畳み込み積分手段の出力
    に基づきレーダ辞書画像を生成するレーダ辞書画像手段
    と、上記レーダ辞書画像を表示するレーダ辞書画像表示
    手段とを備えたことを特徴とするレーダ装置。
  8. 【請求項8】 請求項7記載のレーダ装置において、 上記レーダ辞書画像表示手段で得られた各候補目標のレ
    ーダ辞書画像と上記レーダ画像表示手段で表示されるレ
    ーダ画像とを比較することにより、上記目標の種類を推
    定する目標識別手段と、上記目標識別手段で推定された
    目標の種類を表示する識別結果表示手段とを備えたこと
    を特徴とするレーダ装置。
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