JP2015135223A - バイオマス燃焼装置 - Google Patents

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【課題】バイオコークスの有効利用を可能として、効率よく安定して高温の熱風を発生するバイオマス燃焼装置を提供する。【解決手段】テーパー状乃至円筒状ケーシング部1を備え、ケーシング部1内に、バイオコークス8を収納して保持すると共に空気を自由通過する篭部材2を設置し、篭部材2の周壁部20とケーシング部1の内周面3との間には、略円筒状空隙部17が形成され、ケーシング部1は、下端部1Cに、ヒーター5を有する第1エアー供給管11が連通連結され、かつ、中間部1Bの側壁にエアー吹出口10を設け、ヒーター5によって空気を加熱して加熱燃焼空気25とし、加熱燃焼空気25がケーシング部1内に供給されて、加熱燃焼空気25の熱量をもってケーシング部1内に収納されたバイオコークス8の下部Zが着火し、下部Zが連続的に燃焼しつつ下端部1Cから中間部1Bへ上昇しつつ空隙部17で旋回流を形成し、エアー吹出口10から所定高温の熱風26を流出するように構成されている。【選択図】図1

Description

本発明は、バイオマス燃焼装置に関する。
近年、地球環境問題は、より一層深刻なものになっており、温室効果ガスの削減や、将来的に予想されるガスや石油等の化石燃料の枯渇を見据え、エネルギー資源の確保とクリーン且つ再生可能なエネルギーの開発が急務となっている。そこで、石炭・石油等の化石燃料の代替燃料として、木質ペレットや木片チップ等のバイオマス固形燃料の利用が注目を浴びている。従来、バイオマス固形燃料を燃焼させるバイオマス燃焼装置が提案されている(特許文献1参照)。
また、木屑や飲料カス等の植物由来のバイオマス原料を、金型内にて高圧で圧縮し、所定温度に加熱して高硬度に結合させたバイオコークスの利用が期待されている(特許文献2参照)。
特開2013−79733号公報 特許第4088933号公報
しかし、従来のバイオマス燃焼装置では、バイオコークスの利用が至難であった。その理由として、バイオコークスは、600℃以上の高温下に於て、表面が十分に加熱されてから着火して燃焼を始めるため、燃焼帯(火煙)の上部よりバイオマス固形燃料を投入しなければ燃焼維持できない。あるいは、ヒーターを常時ONにして加熱した燃焼空気を供給し続けなければ、装置内にてバイオコークスの燃焼を継続させるのが難しいという欠点があった。
そこで、本発明は、バイオコークスの有効利用を可能として、効率よく安定して高温の熱風を発生するバイオマス燃焼装置を提供することを目的とする。
本発明に係るバイオマス燃焼装置は、テーパー状乃至円筒状ケーシング部を備え、該ケーシング部内に、バイオコークスを収納して保持すると共に空気を自由通過する篭部材を設置し、該篭部材の周壁部と上記ケーシング部の内周面との間には、略円筒状空隙部が形成され、上記ケーシング部は、下端部に、ヒーターを有する第1エアー供給管が連通連結され、かつ、中間部の側壁にエアー吹出口を設け、上記ヒーターによって空気を加熱して加熱燃焼空気とし、該加熱燃焼空気が上記ケーシング部内に供給されて、該加熱燃焼空気の熱量をもって上記ケーシング部内に収納された上記バイオコークスの下部が着火し、該下部が連続的に燃焼しつつ上記下端部から上記中間部へ上昇しつつ上記空隙部で旋回流を形成し、上記エアー吹出口から所定高温の熱風を流出するように構成されたものである。
また、上記バイオコークスが着火した後の燃焼状態に於て、上記ヒーターをOFFに切換えて、上記バイオコークスの燃焼熱によって燃焼を継続させるように構成されたものである。
本発明のバイオマス燃焼装置によれば、ヒーターを常時ONにしていなくても、篭部材に保持されたバイオコークスを継続的に燃焼させることができ、エアー吹出口から吐出される熱風を安定して高温に保持することができる。ケーシング部内に収納したバイオコークスが下部から燃焼し、ケーシング部内のバイオコークスが炎上することなく、継続燃焼できる。
本発明の実施の一形態を燃焼状態で示した断面正面図である。 本発明に係るバイオマス燃焼装置の消火状態を示した断面正面図である。 篭部材を示した正面拡大図である。 模式断面平面図である。 本発明のバイオマス燃焼装置を用いた流体加熱装置を示す簡略説明図である。 他の篭部材を示した正面拡大図である。
以下、実施の形態を示す図面に基づき本発明を詳説する。
図1に示すように、本発明のバイオマス燃焼装置は、テーパー状乃至円筒状ケーシング部(燃焼炉)1を備え、ケーシング部(燃焼炉)1内に、バイオコークス8を収納して保持すると共に空気を自由通過する篭部材2を設置している。篭部材2の周壁部20とケーシング部1の内周面3との間には、略円筒状空隙部17が形成されている。
ケーシング部1は、底壁部18を有し、底壁部18に連設される小径円筒壁部16と、テーパー状周壁部15と、大径円筒壁部14とを、一体連結状に有している。また、ケーシング部1は、上端部1Aに、上方に開閉自在の燃料補給口19を有する筒状部材13が連結されている。
ケーシング部1は、下端部1Cに、ヒーター5を有する第1エアー供給管11が連通連結され、かつ、中間部1Bの側壁にエアー吹出口10を設けている。
ケーシング部1の上端部1Aには、第2エアー供給管12が連通連結されている。ケーシング部1の外部に送風用のエアーファン4が設けられて、エアーファン4から分岐配管と切換バルブを介して、第1エアー供給管11、及び/又は、第2エアー供給管12に、空気が送られている。
図1では、ヒーター5によって、エアーファン4から送られる空気を所定の温度に加熱して加熱燃焼空気25とし、十分な熱量を付加された加熱燃焼空気25がケーシング部1内に供給されている。加熱燃焼空気25は、ケーシング部1の下端部1Cから中間部1Bへ上昇しつつ空隙部17で旋回流を形成している。加熱燃焼空気25は、篭部材2の周囲を旋回しながら上昇する。このとき、加熱燃焼空気25は、積み上げられたバイオコークス8の下部を、まず強く加熱して、この下部から着火する。そして、この空気25に、バイオコークス8の燃焼熱が大きく付加され、エアー吹出口10からは、加熱燃焼空気25よりも大きな熱量を有する所定高温の熱風26を流出するように構成されている。
ヒーター5は、加熱燃焼空気25を300℃〜700℃に加熱する。ヒーター5の熱源は電気を用いても良く、ガスや石油系液体燃料を用いるも好ましい。加熱燃焼空気25の温度が300℃未満であると、バイオコークス8が十分に加熱されず着火しない虞れがあり、好ましくは、450℃〜650℃に設定する。
図4に示すように、篭部材2の周壁部20とテーパー状周壁部15との間の空隙部17では、反時計回りの旋回流が形成されている。第1エアー供給管11は、旋回流の流れに沿って小径円筒壁部16の接線方向に設けるのが望ましい。また、エアー吹出口10は、大径円筒壁部14のラジアル方向に設けても良く、旋回流の流れに沿って接線方向としても良い(図示省略)。エアー吹出口10からは、旋回流の遠心力を利用して、熱風26を流出する。
図3に示すように、篭部材2は、金属の線材をもって形成された略円筒状の収容部21、及び、円形の底壁面21A等をもって構成される。収容部21は、周壁部20が網目状乃至格子状に形成され、空気を自由通過することができる。図3では、収容部21の周壁部20は、小径円筒部とテーパー部を一体に有し、底壁面21Aは、円形状板部材によって形成されている。図1では、篭部材2は、ケーシング部1の底壁部18上に載置されている。なお、図6に示すように、収容部21の周壁部20は、円筒形状とするも好ましい。
バイオコークス8は、金型内で植物由来のバイオマス原料を高圧で圧縮すると共に所定温度に加熱して高硬度に結合させている。
バイオコークス8の原料としては、例えば、木屑、飲料カス、豆腐オカラ、焼酎カス、牛糞、鶏糞、豚糞、バイオマス系廃棄物(RPF,RDF)を利用することができる。バイオコークス8は、これらの原料をシリンダー型の金型内に入れて高圧で圧縮しつつ所定温度に加熱することで、主要成分であるセルロース、ヘミセルロース及びリグニンの化学結合を変化させて高硬度に結合させている。なお、バイオコークス8は、この時点では炭化していない。図1、図4に示すように、バイオコークス8は、その直径が、20mm〜120mmに設定され、長さ寸法が、10mm〜200mmに設定され、短円柱形状(丸太状)乃至円形盤状に形成されている。バイオコークス8は、篭部材2の周壁部20を通過することなく保持されている。
バイオコークス8は、燃焼により発生するCO2 が光合成により同量吸収されるため、CO2 排出量を増加させないカーボンニュートラルな性質を有している。また、硫黄分をほとんど含まないので硫黄酸化物(SOx )の排出がなく、環境に優しい燃料である。バイオコークス8は、化学式Cnmp で示され、石炭や石油等のCO2 を多く排出する化石燃料に匹敵する発熱量を有している。バイオコークス8は、常温〜200℃までは、加熱されるのみで発熱反応は生じない。200℃〜600℃位までは、熱分解によるガス化でCO、CO2 、H2 を発生しながら発熱し、炭化が進行する。そして、残ったカーボンが燃焼すると灰化して脆くなり粉砕しやすくなる。バイオコークス8は、600℃以上の高温下に於て、固体表面反応して燃焼して、大きな熱量を得ることができる。つまり、バイオコークス8は、600℃以上の雰囲気に於て、化石燃料の代替燃料としての真価を発揮する。
本発明のバイオマス燃焼装置は、バイオコークス8が着火した後の燃焼状態に於て、ヒーター5をOFFに切換えて、バイオコークス8の燃焼熱によって燃焼を継続させるように構成されている。
バイオコークス8は、着火した後、1600℃〜2000℃の温度で燃焼し、非常に大きな燃焼熱を発生させる。ヒーター5をOFFにすることで第1エアー供給管11からは常温の空気が供給されるが、この空気はケーシング部1内部でバイオコークス8の燃焼空気として使用され、又は、燃焼熱を回収し、温度が上昇する。温度が上がった空気は、ケーシング部1の下端部1Cから中間部1Bへ上昇し、空隙部17で旋回しながらバイオコークス8の燃焼熱を回収し、さらに温度が上昇する。このようにして、エアー吹出口10から流出する熱風26は、1000℃以上の高温に安定して保持されている。
図1では、篭部材2に、多数個のバイオコークス8が収納され、このバイオコークス8は燃焼に伴って崩壊して灰となる。篭部材2に収納されたバイオコークス8は下部が燃焼を続けつつ下方から順次崩壊して消費され、積み上げ容量が低下すると上方からバイオコークス8が補充される。後から補充されたバイオコークス8は、上昇してくる下方のバイオコークス8の燃焼熱によって着火し、バイオマス燃焼装置内で常時適正量が燃焼する状態を維持している。
なお、燃焼状態に於て、ケーシング部1の上端部1Aに連結された第2エアー供給管12からは空気が供給され、バイオコークス8の燃焼に必要な酸素を篭部材2の上方から補給すると共に、下方のバイオコークス8の燃焼を維持している。
図5は、本発明のバイオマス燃焼装置Zを用いて構成された流体加熱装置を示す簡略図である。なお、図5に於て、各装置間に連なる配管等は図示省略されている。
この流体加熱装置は、上述した図1のバイオマス燃焼装置Zと、熱交換器6と、熱交換器6から排出される排気流体の集塵を行う集塵装置7と、集塵装置7の排気口に連結される吸引ファン9とを、備えている。
熱交換器6は、被加熱流体30が流通する熱交換室31と、バイオマス燃焼装置Zから熱風26が供給される熱供給室35と、を備え、熱交換室31内に、熱供給室35に連通連結する熱交換用管群32が、被加熱流体30の流通方向に直交するように設けられている。熱交換室31に於て、熱交換用管群32の隙間を被加熱流体30が通ることにより、熱交換するように構成されている。なお、この熱交換器6では、被加熱流体30として空気又は水等の流体を利用できる。
集塵装置7は、周壁部に排気流入口が設けられた円筒部41と、円筒部41の下方に連設される逆円錐形部42と、円筒部41内から上方に突出状に設けられた吸引筒部43と、を一体に有している。集塵装置7は、熱交換器6に於て熱交換を終えた排気流体を円筒部41の排気流入口から吸い込んで、円筒部41と逆円錐形部42の内部で旋回流を形成する。この旋回流の遠心力を利用して、排気流体に含まれる粉塵を分離する。集塵装置7は、分離した粉塵を逆円錐形部42の下方に排出し、一方、吸引筒部43から、粉塵が取り除かれた排気流体を排出する。吸引筒部43は、吸引ファン9に連結され、配管を介して排気流体を外部に排出する。
上述した本発明のバイオマス燃焼装置の使用方法(作用)について説明する。
図1に示すように、篭部材2に所定量のバイオコークス8を収納し、ケーシング部1内に設置(載置)して、次に、ヒーター5をONにし、第1エアー供給管11の空気を加熱して加熱燃焼空気25をケーシング部1に供給する。この際、加熱燃焼空気25は、300℃〜700℃に加熱される。加熱燃焼空気25は、ケーシング部1の下端部1Cから中間部1Bへ上昇すると共に、加熱燃焼空気25は、積み上がったバイオコークス8の下部に、まず加熱された上記温度で衝突して、表面を600℃以上に加熱して、積み上がったバイオコークス8の下部が着火する。
バイオコークス8は、着火した後、1600℃〜2000℃の温度で燃焼し、篭部材2の周囲の空気を加熱する。一定時間の経過後、ヒーター5をOFFに切換えて、ケーシング部1の下端部1Cに常温の空気を供給する。空隙部17では、バイオコークス8の燃焼熱によって空気が加熱されると共に、篭部材2の周囲を旋回しながら上昇する。なお、燃焼状態に於て、エアーファン4から送られてくる空気を、下方の第1エアー供給管11と上方の第2エアー供給管12に、適宜バランスを保ちながら分配し、ケーシング部1の下端部1Cからだけでなく、ケーシング部1の上端部1Aからも空気を供給し、バイオコークス8の燃焼に必要な酸素を篭部材2の上方から補給すると同時に下方のバイオコークス8の燃焼を維持する。なお、図示省略するが、エアーファン4に連通連結する配管の一部に、電気的制御手段を設け、第1エアー供給管11と第2エアー供給管12に供給する空気量のバランスを電気的に制御するように構成するも好ましい。
バイオコークス8が燃焼して消費され、容量が減少した際は、ケーシング部1上方の燃料補給口19から新たなバイオコークス8を投入して補充する。篭部材2の上に後から補充されたバイオコークス8は、下方で燃焼するバイオコークス8の熱量をもって順次着火し、燃焼してゆく。このようにして、燃焼状態に於て、ヒーター5をOFFにした後も、バイオコークス8の燃焼熱によって燃焼を継続する。
図2に示すように、バイオコークス8の燃焼を終了させて消火する際には、エアーファン4から第1エアー供給管11に通じる配管を遮断して、第2エアー供給管12からケーシング部1に常温の空気を供給する。こうすることで、篭部材2の上方から空気が入り、内側から外側に向けて熱気を逃がす。バイオコークス8は、温度が低下し、消火する。
なお、本発明は、設計変更可能であって、例えば、バイオコークス8の形状は、短円柱形状乃至円形盤状に限らず、自由に変更できるものとする。また、篭部材2の底壁面21Aを、底壁部18から浮かせて支持する支持脚等を付設しても良い。なお、底壁面21Aは、格子状や網状とすることも自由である。
以上のように、本発明に係るバイオマス燃焼装置は、テーパー状乃至円筒状ケーシング部1を備え、ケーシング部1内に、バイオコークス8を収納して保持すると共に空気を自由通過する篭部材2を設置し、篭部材2の周壁部20とケーシング部1の内周面3との間には、略円筒状空隙部17が形成され、ケーシング部1は、下端部1Cに、ヒーター5を有する第1エアー供給管11が連通連結され、かつ、中間部1Bの側壁にエアー吹出口10を設け、ヒーター5によって空気を加熱して加熱燃焼空気25とし、加熱燃焼空気25がケーシング部1内に供給されて、加熱燃焼空気25の熱量をもってケーシング部1内に収納されたバイオコークス8の下部Zが着火し、下部Zが連続的に燃焼しつつ下端部1Cから中間部1Bへ上昇しつつ空隙部17で旋回流を形成し、エアー吹出口10から所定高温の熱風26を流出するように構成されたので、ヒーター5を常時ONにしていなくても、篭部材2に保持されたバイオコークス8を継続的に燃焼させることができ、エアー吹出口10から噴射される熱風26を安定して高温に保持することができる。バイオコークス8を篭部材2に必要量収納して、ケーシング部1内に設置し、ヒーター5をONにして一定時間運転するのみで、操業が容易となる。また、バイオコークス8の補充が簡単で、構造がシンプルかつ簡素に設計できる。ケーシング部1内に収納したバイオコークス8が下部から燃焼し、ケーシング部1内のバイオコークス8が炎上することなく、継続燃焼できる。
また、バイオコークス8が着火した後の燃焼状態に於て、ヒーター5をOFFに切換えて、バイオコークス8の燃焼熱によって燃焼を継続させるように構成されたので、ヒーター5を常時運転する必要がなく、消費エネルギーを抑制でき、資源を節約して、地球環境保全に貢献できる。
1 ケーシング部
1B 上下方向中間部
1C 下端部
2 篭部材
3 内周面
5 ヒーター
8 バイオコークス
10 エアー吹出口
11 第1エアー供給管
15 テーパー状周壁部
17 空隙部
20 周壁部
25 加熱燃焼空気
26 熱風
Z 下部

Claims (2)

  1. テーパー状乃至円筒状ケーシング部(1)を備え、該ケーシング部(1)内に、バイオコークス(8)を収納して保持すると共に空気を自由通過する篭部材(2)を設置し、該篭部材(2)の周壁部(20)と上記ケーシング部(1)の内周面(3)との間には、略円筒状空隙部(17)が形成され、
    上記ケーシング部(1)は、下端部(1C)に、ヒーター(5)を有する第1エアー供給管(11)が連通連結され、かつ、中間部(1B)の側壁にエアー吹出口(10)を設け、上記ヒーター(5)によって空気を加熱して加熱燃焼空気(25)とし、該加熱燃焼空気(25)が上記ケーシング部(1)内に供給されて、該加熱燃焼空気(25)の熱量をもって上記ケーシング部(1)内に収納された上記バイオコークス(8)の下部(Z)が着火し、該下部(Z)が連続的に燃焼しつつ上記下端部(1C)から上記中間部(1B)へ上昇しつつ上記空隙部(17)で旋回流を形成し、上記エアー吹出口(10)から所定高温の熱風(26)を流出するように構成されたことを特徴とするバイオマス燃焼装置。
  2. 上記バイオコークス(8)が着火した後の燃焼状態に於て、上記ヒーター(5)をOFFに切換えて、上記バイオコークス(8)の燃焼熱によって燃焼を継続させるように構成された請求項1記載のバイオマス燃焼装置。
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