JP2015134639A - 吐出ユニット及び液体調合装置 - Google Patents

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隆司 澤田
孝介 森田
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孝介 森田
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Abstract

【課題】液体調合装置に用いられ、調合する液体を収容及び吐出する吐出ユニットを、取り扱いが容易なものとして提供する。
【解決手段】液体(K)を収容可能な収容容器体(5)と、一端側が吐出口(7ag)として開口した流路(R)と流路(R)を開閉する弁(7b)とを有するノズルユニット(7)と、収容容器体(5)とノズルユニット(7)における流路(R)の他端側とに接続されて、収容容器体(5)に収容された液体(K)を流路(R)に供給するホース(6)と、を、手で持ち運び可能に一体化して備えている。
【選択図】図5

Description

本発明は、複数種類の液体を調合するための吐出ユニット及び液体調合装置に関する。
複数種類の液体を調合することができる液体調合装置が知られており、特に食品,医薬,化学等の分野で多用されている。
ここでいう液体は、流動性を有し、容器の収容空間にその収容空間に応じた形で収容され得るものである。
調合する液体は、飲料,薬剤,インキ等であり、例えば、特許文献1に、印刷用インキを調合する液体調合装置の例が調色充填装置として記載されている。
特許文献1に記載された液体調合装置は、具体的には、異なる複数色相のベースインキがそれぞれ収容される複数の供給タンクと、複数の供給タンクそれぞれに対応して同一円周上に等間隔で配置されベースインキを吐出する充填ノズルと、その充填ノズルに対し供給タンク内のベースインキを供給するポンプを含む配管(ホース)と、充填ノズルから吐出され容器に収容されるベースインキの量を測定する検出器と、検出器を容器と共に任意の充填ノズルの位置に移動するターンテーブルを含む移動装置と、各充填ノズルの吐出量及びターンテーブルの動作を制御するコントロールパネルと、を備えている。
そして、ターンテーブルの回転により、検出器及び容器を、調合するベースインキが収容された供給タンクに対応する充填ノズルの位置に順次移動させ、ポンプ,ホース,及び充填ノズルを介して複数種類のベースインキをそれぞれ所定量で容器に収容することで、ベースインキの調色ができるようになっている。
特許第3704821号公報
ところで、特許文献1に記載された液体調合装置では、充填ノズルが、回転可能なターンテーブルの縁部に、周方向に並べて設置されている。そのため、供給タンクは、充填ノズルの近くには設置しにくく、充填ノズルから十分離れた比較的遠い場所に設置される。
それに伴い、供給タンクと充填ノズルとの接続には、充填ノズルと供給タンクとの間の距離に加え、ターンテーブルの回転を考慮した余裕分を含め、比較的長いホースを使用する。
そのため、ベースインキ替えなどで行う洗浄作業に際し、供給タンク,ホース,及び充填ノズルからなる吐出ユニットの取り外しと、それらの洗浄場所への移送において、取り扱いが必ずしも容易でない場合があり、この点で改善の余地があった。
また、移送作業の効率化のため、液体調合装置から、吐出ユニットを構成する供給タンクとホースと充填ノズルとを、それぞれ分離して移送する場合も想定される。
この場合、洗浄後の再組み付けの際に、分離前の組合わせとは異なる組み合わせで組み付けられる虞が生じ、洗浄の程度によっては、異なるベースインキが微量ながらも混入する可能性がある。
そのため、分解や再組み付けでの取り扱いに細心の注意が必要で、取り扱いが必ずしも容易とは言えず、改善の余地があった。
このように、従来の吐出ユニット及び液体調合装置に対し、取り扱いが容易であることが望まれている。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、取り扱いが容易な吐出ユニット及び液体調合装置を提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明は次の1)〜3)の構成を有する。
1) 液体調合装置に用いられ、調合する液体を収容及び吐出する吐出ユニットであって、
前記液体を収容可能な収容容器体と、
一端側が吐出口として開口した流路と、前記流路を開閉する弁と、を有するノズルユニットと、
前記収容容器体と前記ノズルユニットにおける前記流路の他端側とに接続されて、前記収容容器体に収容された前記液体を前記流路に供給するホースと、を、
手で持ち運び可能に一体化して備えていることを特徴とする吐出ユニットである。
2) 調合する液体を収容及び吐出する吐出ユニットを用いて調合液体を生成する液体調合装置において、
前記吐出ユニットは、
前記液体を収容可能な収容容器体と、
一端側が吐出口として開口した流路と、前記流路を開閉する弁と、を有するノズルユニットと、
前記収容容器体と前記ノズルユニットにおける前記流路の他端側とに接続されて、前記収容容器体に収容された前記液体を前記流路に供給するホースと、を、
手で持ち運び可能に一体化して有しており、
前記収容容器体を装着する収容容器体装着部と、
前記ノズルユニットを装着するノズル装着部と、
を備えたことを特徴とする液体調合装置である。
3) 前記ノズルユニットは、前記ノズル装着部に磁気吸引力により保持されると共に、前記磁気吸引力に抗して手によって取り外し可能とされていることを特徴とする2)に記載の液体調合装置である。
本発明によれば、取り扱いが容易になる、という効果が得られる。
本発明の実施の形態に係る液体調合装置の実施例である液体調合装置51を説明するための第1の外観斜視図である。 液体調合装置51を説明するための第2の外観斜視図である。 液体調合装置51における収容容器体5を説明するための外観斜視図である。 収容容器体5を説明するための縦断面図である。 本発明の実施の形態に係る吐出ユニットの実施例である吐出ユニットTUを説明するための斜視図である。 収容容器体5に含まれるノズルユニット7を説明するための縦断面図である。 液体調合装置51における吐出部TBとその近傍構造を説明するための部分斜視図である。 ノズルユニット7のレール8aへの装着方法を説明するための部分斜視図である。 ノズルユニット7をレール8aへ装着した状態を説明するための縦断面図である。 液体調合装置51の構成を説明するためのブロック図である。 ノズルユニット7の変形例であるノズルユニット7Aを説明するための横断面図である。 吐出ユニットTUの変形例である吐出ユニットTUAと、吐出ユニットTUAを装着可能とした液体調合装置51Aの一部を説明するための斜視図である。 吐出ユニットTUAを構成するノズルユニット7Bを説明するための横断面図である。 調合作業における動作を説明するための第1の模式図である。 調合作業における動作を説明するための第2の模式図である。 ノズルユニット7Aにおいて使用する吐出流路の選択を説明するための表である。 ノズルユニット7Bにおいて使用する吐出流路の選択を説明するための図である。 ノズルユニット7の別の変形例について説明する部分横断面図及び部分下面図である。
本発明の実施の形態に係る液体調合装置を、好ましい実施例及びその変形例により図1〜図18を用いて説明する。
(実施例)
実施の形態に係る液体調合装置の実施例は、液体調合装置51である。
液体調合装置51は、複数種類の印刷用ベースインキ(以下、単にインキとも称する)を調合又は調色して調合液体を生成するための装置である。ベースインキは、例えばフレキソインキである。
まず、液体調合装置51の構成について、図1,図2,及びブロック図である図10を参照して説明する。
図1は、液体調合装置51をその前方のやや左上方から見た斜視図であり、図2は、液体調合装置51を右上方から見た斜視図である。図2では、後述する上扉1b及び下扉1cを開いた状態が示されている。図1及び図2には、説明上便宜的に定めた上下左右前後の方向を矢印で示してある。
液体調合装置51は、縦長の直方体形状を呈する本体部1と、本体部1の左上方においてアーム群2Gによって自由な姿勢で維持できるように支持された操作部2と、を有する。
本体部1は、前面側が開放された箱状の筐体1aを有する。筐体1aには、その上面の概ね中央を回動中心とし、上面の手前側と前面の上方側とを塞ぐ閉状態と、上方へ回動して開けた開状態と、の間で開閉する上扉1bと、筐体1aの前面の下方側において左右に開閉する下扉1cと、が取り付けられている。
上扉1b及び下扉1cには、それぞれ透明の窓1ba及び窓1caが設けられている。上扉1b及び下扉1cが閉じられている状態で、透明の窓1ba及び窓1caを通して内部が視認できるようになっている。
操作部2は、扁平矩形のケース2aを有する。ケース2aの一方の広い面には、アーム群2Gが接続されている。ケース2aの他方の広い面には、画像表示部2bが露出しており、画像表示部2bに表示された情報を作業者が視認できるようになっている。
ケース2aの内部には、画像表示部2bの表示内容を含め、この液体調合装置51の全体動作を制御する制御部2cと、情報やプログラムなどを記憶する記憶部MRと、が備えられている。
画像表示部2bは、タッチパネルとなっており、作業者が表示内容に応じて画面をタッチすることで、所定の入力ができるようになっている。入力された情報J1は、制御部2cに向け送出される。
筐体1aの内部は、上下方向のほぼ中央に配置された仕切り板1dを挟んで上側の液体吐出部ETと、下側の液体計量部EKとに分けられている。仕切り板1dには、概ね中央となる部位に円形の開口部1daが形成されている。
液体計量部EKにおける左方側には、電源や動作用回路などの電気系と、後述する収容容器体5の内部空間Vaを加圧又は減圧する圧力制御部C(図10参照)などの空調系と、を含む設備3が収容されている。圧力制御部Cは外部に配置されていてもよい。
液体吐出部ETの上下方向中央部には、棚板4が設けられている。
棚板4の上面には、液体を収容する収容容器体5の複数個を、左右方向に並べてほぼ隙間なく載置して装着できるようになっている。この例では、十個の収容容器体5を載置して装着できる。
すなわち、棚板4は、収容容器体5の装着部(収容容器体装着部)として機能する。棚板4における各収容容器体5の載置位置は、ガイド部材や凹凸嵌合により位置決めされるようになっている。
図3及び図4は、収容容器体5を説明するための図である。
図3は、収容容器体5の斜め上方から見た斜視図であり、図4は縦断面図である。図4では、後述する蓋体5bを開けた状態が示されている。図3及び図4に示される上下左右前後の方向は、収容容器体5が棚板4に装着された状態での方向を示している。
収容容器体5は、上方に開口部5aaを有して左右方向に薄い扁平直方体の箱状に形成された本体部5aと、本体部5aの上後部に設けられたヒンジ5abに連結し、その回動軸線CL1まわりに回動して(矢印DR1参照)、閉状態で開口部5aaを塞ぐ蓋体5bと、を有している。本体部5a及び蓋体5bは、例えばステンレスで形成される。
蓋体5bは、本体部5aの開口部5aaを覆うことができる浅い箱状に形成されている。蓋体5bの内側には、開口部5aaの縁部に対応した形状のパッキン5baが設けられている。パッキン5baは、蓋体5bの閉状態で開口部5aaの縁部に密着し、本体部5aと蓋体5bとで囲まれた内部空間Vaを封止するようになっている。
すなわち、本体部5aは、その内部空間Vaに、液体(例えば印刷用のベースインキ)を収容可能とされている。すなわち、本体部5aは、液体を収容可能な収容部5akを有している。
蓋体5bの上面には、手で把持するためのハンドル5bbが取り付けられている。
蓋体5bの前面には、閉状態でロックするための蓋止めの一方側であるキーパ5bcが取り付けられている。
蓋体5bの上面の後方側には、内部空間Va内の圧力を調整する圧力制御部Cと接続するためのエア用のコネクタ5bdが取り付けられている。
本体部5aの前壁5acには、閉状態の蓋体5bをロックするための蓋止めの他方側であるロックベース5adが取り付けられている。
本体部5aの底壁5aeには、内部空間Vaに収容した液体を下方へ排出させるためのホースを接続するコネクタ5afが設けられている。
また、底壁5aeの後方側には、棚板4に設けられた係合部(図示せず)に係合して位置決めがなされるフック5agが設けられ、コネクタ5afの直後位置には、棚板4に立ち上げられた係止板(図示せず)に当接する係止プレート5ahが設けられている。
係止プレート5ahには、棚板4の係止板に形成された孔に、係合及び係合解除が可能なファスナ5ajが取り付けられている。使用者が、ファスナを、係止板に対し、係合又は係合解除させることで、係止プレート5ahと係止板とを一体化又は分離できるようになっている。
すなわち、フック5agを係合部に引っ掛け、ファスナを係止板に係合させることで、収容容器体5を棚板4に取り付けることができる。
また、ファスナと係止板との係合を解除することで、収容容器体5を棚板4から取り外すことができる。
使用状態において、図2に示されるように、収容容器体5は棚板4に装着される。また、収容容器体5の底壁5aeに設けられたコネクタ5afには、ホース6の一端側が装着され、他端側は、ノズル部であるノズルユニット7におけるコネクタ7cに接続される。
ホース6と、ホース6で接続された収容容器体5とノズルユニット7とで、図5に示される吐出ユニットTUが構成される。
吐出ユニットTUは、収容容器体5の本体部5a内に液体を収容していない状態及び液体を収容した状態のいずれにおいても、ハンドル5bbを把持し、手によって一体的に持ち運ぶことができる。従って、取り扱いが極めて容易である。
また、収容容器体5とノズルユニット7との両方が、本体部1内の液体吐出部ETに取り付けられる。従って、収容容器体5とノズルユニット7とを接続するホース6の長さが、短くて済む。これにより、吐出ユニットTUの取り扱いがさらに容易となる。
液体調合装置51は、この吐出ユニットTUを、十組、並べて装着できるようになっている。
図6は、ノズルユニット7の構造を説明するための概略縦断面図である。図6に示された上下前後の各方向は、ノズルユニット7が液体調合装置51に装着された姿勢での方向(図2参照)に対応している。
ノズルユニット7は、略直方体状に形成され前後方向に延在し後方側に開口する穴7aaを有する本体部7aと、穴7aaに挿入され、その穴7aaの軸線である回動軸線CL2まわりに回動可能とされ、前方側に貫通孔7baを有する棒状の開閉弁である回動弁7bと、本体部7aの上面に設けられたコネクタ7cと、を有する。
本体部7aには、穴7aaの前方側部位に同心で連通する上流路孔7ab及び下流路孔7acが形成されている。上流路孔7ab及び下流路孔7acは、液体の吐出流路Rとなる。
下流路孔7acは、本体部7aの下面7adに吐出口7agとして開口し、その端部には面取り部7aeが形成されている。
本体部7aの下面7adの後方側は、前方側よりも一段突出した基準面部7afが形成されている。基準面部7afは、ノズルユニット7の姿勢の基準となる平面であり、ノズルユニット7を固定するレール8a(後述)に密着する部位である。
本体部7aの後部7ahの上方側には、マグネット7eが、埋め込まれるように取り付けられている。
図6において、回動弁7bは、貫通孔7baが上流路孔7ab及び下流路孔7acと連通していない弁として閉じた状態が示されている。
ここで、回動弁7bの貫通孔7baは、上流路孔7ab及び下流路孔7acに対応した位置に設けられている。
そのため、回動弁7bが回動軸線CL2まわりに概ね90°回動すると、貫通孔7baが上流路孔7ab及び下流路孔7acと連通し、コネクタ7cから供給された液体(インキK)が吐出口7agから下方に吐出される。
回動弁7bの後方側端部には、後述するノズル開閉ユニットNKの係合シャフト14の係合部14aに係合し、係合シャフト14から回動力が伝達される係合部7dが設けられている。
次に、吐出ユニットTUのノズルユニット7が着脱自在に装着される吐出部TBについて、図7〜図9を参照して説明する。
図7は、吐出部TB及びその近傍を、左方のやや上前方向から見た斜視図である。図8は、ノズルユニット7のレール8a(後述)への装着方法を説明するための部分斜視図である。図9は、ノズルユニット7をレール8aに装着した状態を説明するための縦断面図である。
図7に示されるように、吐出部TBは、前後方向に延びるように配設されたリニアガイド8を有する。リニアガイド8は、ノズルユニット7が着脱可能とされたレール8aと、レール8aに係合してレール8aをノズルユニット7と共に前後方向(矢印DR2参照)に直動させるブロック8bとを有する。
さらに吐出部TBは、ブロック8bが固定され、左右方向に延在するベースプレート9と、ベースプレート9の下方側に配置され、上方が開放された扁平箱状のインキパン10と、を有している。
すなわち、吐出部TBは、ノズルユニット7を着脱自在に装着するノズル装着部として機能する。
ノズルユニット7は、収容容器体5との間でホース6で接続された状態で、レール8aに取り付けられる。
尚、図7は、図を見易くするためホース6を二点鎖線で記載している。
ここで、レール8aへのノズルユニット7の取り付けについて、図8を参照して説明する。
レール8aの前方側には、アーチ状のホルダ8cが備えられている。ホルダ8cは、強磁性体材料(例えば鉄)で形成されている。
ホルダ8cは、ノズルユニット7の後方側端部を、微小クリアランスで嵌め込むことができる寸法及び形状に形成されている。
詳しくは、図8に示されるように、ノズルユニット7を、ホルダ8cの前方側から基準面部7afをレール8aの上面8aaに当接させながら後方側に押し込むことで(矢印DR3)、ホルダ8cの内側に嵌合させることができる。
ホルダ8cは、この嵌合状態でノズルユニット7の本体部7aに設けられたマグネット7eに対向するように形成された当接壁8caを有している。
すなわち、ノズルユニット7は、ホルダ8c内に嵌合した状態で、左右上下方向がホルダ8cにより規定され、前後方向が、当接壁8caとマグネット7eとの磁気的吸引により、後端面7akが当接壁8caに当接することにより規定されている。
ノズルユニット7がホルダ8c内で位置決めされた状態は、図9に示される。
図9は、ノズルユニット7の図6に対応した姿勢での断面図であり、レール8a及びホルダ8cなどが合わせて示されている。この状態をノズルユニット7の装着状態とも称する。
ノズルユニット7の装着状態では、ノズルユニット7を支持するレール8aがノズルユニット7の本体部7aの後方側のみに存在している。
すなわち、吐出口7agの下方側は開放されており、回動弁7bが開状態にあって、収容容器体5からコネクタ7cを介して供給された液体(例えばインキK)は、レール8aに干渉することなく下方に吐出させることができる(図9の矢印K参照)。
マグネット7eが当接壁8caを引きつける磁気的吸引力は、ノズルユニット7を、手で前方側に移動させてホルダ8cから離脱できる程度に調整されている。この磁力調整は、例えば、マグネット7eの選定やマグネット7eを露出させずに本体部7aの内側に埋め込んで、装着状態でのマグネット7eと当接壁8caとの距離を変えることで行われる。
図7に戻り、レール8a及びブロック8bの組からなるリニアガイド8は、複数(この例では十個)がベースプレート9上に、前後方向を長手とする姿勢で左右方向に並べて配設されている。
ベースプレート9の後方側には、左右方向に延在し、ベースプレート9を左右方向(矢印DR3参照)に移動可能に支持する移動部11が設けられている。
リニアガイド8のレール8aは、図示しない付勢手段(コイルバネ等)により、ブロック8bに対し、自然状態で、前後方向の移動範囲の内の後方端側に位置するように付勢されている。
図7は、このレール8aがブロック8bに対し移動範囲の最も後方側に移動した位置で示されている。この位置を待機位置と称する。
一方、レール8aがブロック8bに対し移動範囲の最も前方側に移動した位置を吐出位置と称する。
待機位置において、ノズルユニット7の吐出口7agはインキパン10の上方に位置している。
すなわち、待機位置において吐出口7agから下方(鉛直下方)に液体が吐出された場合及び液体が液垂れした場合、インキパン10に収容される。
この待機位置でのノズルユニット7に対するインキパン10の概略位置は、図9に(イ)として二点鎖線で示されている。
一方、吐出位置でのノズルユニット7に対するインキパン10の概略位置は、図9に(ロ)として二点鎖線で示されている。
吐出位置において、吐出口7agから下方(鉛直下方)にインキKを吐出させた場合、インキパン10には収容されず、仕切り板1dの開口部1daに向かって吐出される。
図7に戻り、吐出部TBの後方側には、ノズル開閉ユニットNKが配置されている。ノズル開閉ユニットNKは、概略、ノズルユニット7の回動弁7bに係合し、回動弁7bを回動させて弁を開閉させると共に、回動弁7bを前方に押してノズルユニット7をレール8aと共にブロック8bに対して前方に移動させる。
次に、ノズル開閉ユニットNKの詳細を、図7を参照して説明する。
ノズル開閉ユニットNKは、モータ12と、モータ12の回転を減速するギヤボックス13と、ギヤボックス13の出力軸に連結された係合シャフト14と、係合シャフト14の回動位置を検出するエンコーダ15と、を有している。
モータ12及びギヤボックス13は、L字状のブラケット16に支持されている。L字状のブラケット16は、前後方向に延在して本体部1側に設けられたリニアガイド17のブロック17aに固定され、前後方向に移動可能となっている。
係合シャフト14の先端部には、ノズルユニット7の回動弁7bの係合部7dに係合する係合部14aが設けられている。
ブラケット16は、シリンダ18(図10,図14,及び図15参照)のロッド18aに連結され、シリンダ18の駆動に伴い、リニアガイド17よって支持されつつ前後方向に所定のストロークで移動可能とされている。
ブラケット16の下端側部位である当接部16aは、シリンダ18の駆動による前方移動によってレール8aの後端に当接しレール8aを前方に付勢する。従って、ブラケット16の前方移動と共にレール8aも前方に移動する。
ノズル開閉ユニットNKの係合シャフト14の左右方向位置は、ベースプレート9の左右方向の移動範囲における中央に位置している。この左右方向位置は、仕切り板1dに形成された開口部1daの位置に対応している。
また、係合シャフト14の上下方向位置は、ベースプレート9上に配設されたノズルユニット7の回動弁7bの上下方向位置に対応している。
係合シャフト14の回動位置、詳しくは、回動弁7bが開となる位置と閉となる位置との間のどこにあるかは、エンコーダ15からの出力信号SN1(図10参照)に基づいて制御部2cにより、動作状態で常に監視される。
液体を吐出させる際には、ベースプレート9を移動し、係合シャフト14に対応する位置に、吐出させたい液体が収容された収容容器体5に接続されたノズルユニット7を位置させる。詳しくは、ノズルユニット7の回動弁7bを係合シャフト14の直前に位置させる。
次いで、係合シャフト14を前進させ、その係合部14aを回動弁7bの係合部7dに係合させると共に、さらに前進させてノズルユニット7を押し、待機位置から吐出位置に移動させる。
ノズルユニット7が吐出位置に達したら、係合シャフト14を回動し、回動弁7bを閉位置から開位置に回動させる。
これにより、液体は、ノズルユニット7の吐出口7agから仕切り板1dの開口部1daの概ね中心位置に流れ出る。
次に、液体計量部EKについて図2を参照して説明する。
液体計量部EKは、質量を測定するいわゆる電子天秤である質量計21と、質量計21が載置される台22と、台22を昇降させると共に筐体1aの内外に前後移動可能な台座部23と、を有している。
すなわち、台座部23には、台22を昇降させる昇降駆動部22a(図10参照)と、前後移動させる水平駆動部22b(図10参照)と、を備えている。昇降駆動部22a及び水平駆動部22bの動作は、制御部2cにより制御される。
図2では、質量計21の試料載置部21aに、使用者により載せられた、ノズルユニット7から吐出された液体を収容する風袋である容器24が記載されている。
この容器の種類は、使用者が適宜選択することができる。ここでは、縦長の紙コップ状の容器が選択されている。
質量計21からの出力、すなわち、試料載置部21aに載置されている試料の質量を示す出力信号SN2(図10参照)は、随時制御部2cに向け送出される。
上述の液体調合装置51において、ノズルユニット7を、下流路孔7acの替わりに流路径が異なる複数の下流路孔を設けた変形例のノズルユニットとしてもよい。
図11(a)〜(c)は、ノズルユニット7Aの図6のS1−S1位置に相当する断面図であり、図11(a)〜(c)は、それぞれ回動弁7Abの回動位置が異なる状態を示している。
ノズルユニット7Aは、本体部7Aaと、回動弁7Abと、を有する。本体部7Aaには、下流路孔として、内径の異なる複数の孔が形成されている。具体的には、第1の内径の下流路孔7Ac及び第1の内径より太い第2の内径の下流路孔7Adである。
下流路孔7Ac及び下流路孔7Adは液体の吐出流路の一部であり、それぞれ吐出口7Aca及び吐出口7Adaで底面に開口している。
回動弁7Abには、回動角度に応じて、図11(a)に示される、下流路孔7Acへの流体流入を禁止し下流路孔7Adへの流体流入を許容する大流量位置と、図11(b)に示される、下流路孔7Acへの液体流入を許容し下流路孔7Adへの流体流入を禁止する小流量位置と、図11(c)に示される両方の下流路孔7Ac,7Adへの液体の流入を規制する閉位置と、を選択的に取り得るようになっている。
また、吐出ユニットTU及びそれを用いることができる液体調合装置51は、それぞれ変形して吐出ユニットTUA及び液体調合装置51Aとしてもよい。
吐出ユニットTUAは、吐出ユニットTUに対し、収容容器体5から下流側の流路を、流路面積の異なる二系統にしたものであり、液体調合装置51Aは、その二系統の流路の開閉制御を可能としたものである。
流路の断面形状は、円形に限定されない。以下の説明では、流路の断面形状が円形として説明する。
まず、吐出ユニットTUAについて説明する。
図12に示されるように、吐出ユニットTUAは、概略、収容容器体5Aとノズルユニット7Bとが、二本のホース6a,6bで接続されて一体化されている。
収容容器体5Aは、収容容器体5に対し、コネクタ5afの替わりに、内径(流路径)の異なるコネクタ5Aaとコネクタ5Abとを備えている点で異なる。コネクタ5Aaの内径は、コネクタ5Abの内径よりも大きい。
図13は、図12におけるノズルユニット7BのS2−S2位置での断面図である。ノズルユニット7Bは、ノズルユニット7に対し、入口から出口まで独立した複数系統(ここでは二系統)の吐出流路Raと吐出流路Rbとを有する点で異なる。この独立した吐出流路は、三系統以上であってもよい。
吐出流路Raは、コネクタ7Baaと、上流路孔7Babと、貫通孔7Bacを有する回動弁7Badと、下流路孔7Baeと、を有し、吐出口7Bafで下方に開口している。
吐出流路Rbは、コネクタ7Bbaと、上流路孔7Bbbと、貫通孔7Bbcを有する回動弁7Bbdと、下流路孔7Bbeと、を有し、吐出口7Bbfで下方に開口している。
吐出流路Ra及び吐出流路Rbは、回動弁7Bad及び回動弁7Bbdをそれぞれ回動させることで、吐出流路の開状態と閉状態とに独立してなり得る。
図13には、吐出流路の開状態が示されている。
また、閉状態では、貫通孔7Bac,7Bbcが回動し、貫通孔7Bac,7Bbcが二点鎖線で示されるような水平姿勢となって、上下方向の液体流通を遮断する。
収容容器体5Aのコネクタ5Aaとノズルユニット7Bのコネクタ7Baaとは、吐出流路Raの流路径に対応したホース6aで接続される。
収容容器体5Aのコネクタ5Abとノズルユニット7Bのコネクタ7Bbaとは、ホース6aよりも内径が小さい吐出流路Rbの流路径に対応したホース6bで接続される。
吐出ユニットTUAは、収容容器体5Aとノズルユニット7Bとが、ホース6a,6bで連結されて、一体的に手で持ち運びできるようになっている。
これにより、吐出ユニットTUAは、吐出ユニットTUと同様に取り扱いが容易であり、主に搬送される洗浄場所や液体投入場所と、液体調合装置51Aとの間の搬送が手で楽に行える。
次に、吐出ユニットTUAを使用可能な液体調合装置51Aについて説明する。
液体調合装置51Aは、液体調合装置51に対し、装着された吐出ユニットTUAの回動弁7Badと回動弁7Bbdとを、それぞれ独立して回動する二つの駆動系を有している点で異なる。
一つの駆動系は、図12における一点鎖線で囲まれた部分に示されているように、係合シャフト14Aとギヤボックス13Aとモータ12Aとからなる。液体調合装置51Aでは、この駆動系が二つ並設されている。
二つの駆動系は、共に共通のブラケット16Aに取り付けられている。ブラケット16Aは、液体調合装置51のブラケット16と同様にシリンダ18の動作により前後方向に移動し、レール8aとレール8aに固定されているノズルユニット7Bとを、待機位置と吐出位置との間で往復移動させるようになっている。
二つのモータ12Aの動作は、それぞれ独立して制御部2cにより制御される。
従って、ノズルユニット7Bの吐出流路Raと吐出流路Rbとは、それぞれ独立して開閉及び流量が制御される
次に、吐出ユニットTU及び液体調合装置51を用いて液体を調合する例を説明する。具体的には、液体をインキとし、三種のインキK1〜K3を調合して調合インキKTを得る例である。
<調合条件>
調合インキKTの作成質量を1.00kg、インキK1〜K3の調合量を、次の値とする。
インキK1:200g
インキK2:780g
インキK3:20.0g
また、調合作業は、インキK1,K2,K3の順に吐出するものとし、ノズルユニットとしては、吐出口が一つのノズルユニット7を使用するものとする。
まず、洗浄済みの吐出ユニットTUを三組用意する。ノズルユニット7の回動弁7bは、閉状態としておく。吐出ユニットTUは、洗浄を経て再使用が可能である。
吐出ユニットTUは、収容容器体5とホース6とノズルユニット7Aとが、一組として一体的に管理される。これにより、三つの部材のいずれかが、他の組の吐出ユニットTUのいずれかと混使用されることによって生じる異インキの混入が、経時的に防止される。
同じ組で使用する三つの部材は、共通のマークや色を付すとよい。これにより予期せぬ混在使用が視覚的に容易に発見できる。
<準備作業>
作業者は、まず、液体調合装置51の電源を投入する。電源投入により、制御部2cは、所定の作業ガイドを画像表示部2bに表示させる。
作業者は、画像表示部2bにおいて、これから実行する調合プログラムを選択し、実行を指示する。
制御部2cは、選択された調合プログラムを記憶部MRから読み出し、準備動作を実行する。準備動作としては、質量計21への電源投入、係合シャフト14の回動位置がノズルユニット7の回動弁7bの閉位置に対応していない場合は閉位置とする、などである。
制御部2cは、作業ガイドとして、三つの収容容器体5それぞれに収容すべきインキK1〜K3の銘柄指定と収容量及び作業手順を、画像表示部2bに表示する。
作業者は、画像表示部2bに表示された作業ガイドの内容を確認し、各吐出ユニットTUの収容容器体5の蓋体5bを開け、各本体部5a内にインキK1〜K3をそれぞれ指示量投入する。その後蓋体5bを閉じ、蓋止めによりロックする。内部空間Vaは、パッキン5baにより封止される。
作業者は、作業手順に従って、三つの吐出ユニットTUを、本体部1に装着する。ここでは、図2に示されるように、左端から順に、インキK1,K2,K3と並べて装着する。
このように、作業者は、制御部2cによって画像表示部2bに表示される作業ガイドを確認しながら作業ができる。そのため、作業全体において誤作業が防止される。
作業者は、収棚板4に対し、収容容器体5を、フック5agを引っ掛けると共にファスナ5ajを係合させることで固定する。
次いで作業者は、各吐出ユニットTUのノズルユニット7を、左側から順番にインキK1用〜K3用となるように、レール8aのホルダ8c内に奥まで挿入して取り付ける。ノズルユニット7は、マグネット7eの磁気吸引力により、意図的に取り外さない限り、十分な保持力でレール8aに固定される。
収容容器体5における蓋体5bのコネクタ5bdに、圧力制御部Cに接続されたホースを接続する。ホースの途中には制御部2cにより動作制御される開閉弁(図示せず)が取り付けられている。
また、開閉弁の開状態で、制御部2cの指示により、収容容器体5の内部空間Vaを、圧縮ガスを供給して正圧にするか、又はガスを吸引して負圧にするか、が選択的に実行される。
内部空間Va内を加圧して正圧にした状態では、特にインキK1〜K3の粘度が高い場合でも吐出が良好となる。調合するインキが、粘度の低い自重で良好に吐出できるインキの場合は、この正圧化は必ずしも必要とされない。
また、制御部2cの指示の下、圧力制御部Cは、インキの粘度が低い場合や、ノズルユニット7の吐出口7agの開口径が大きい場合などにおいて、必要に応じインキK1〜K3の吐出停止時点以降、又は吐出停止直前から以降、内部空間Vaを減圧して負圧とする。これにより液垂れが防止される。
すなわち、制御部2cの指示の下、圧力制御部Cは、インキ等の液体の吐出停止動作と連動して、内部空間Vaの負圧化を実行してもよい。
次に、作業者は、質量計21の試料載置部21aに、調合インキを収容する容器24を載せる。
容器24は、調合量や次工程での作業内容に応じ、容量や開口面積の異なる複数の容器を標準容器として予め登録しておいてもよい。また、各標準容器と、例えば調合量と、を対応づけた容器テーブルを作成し記憶部MRに記憶させておくとよい。
制御部2cは、調合プログラムで指示された調合量から、その調合量に対応する最適な標準容器を、記憶部MRに記憶された容器テーブルを参照して選定し、画像表示部2bに作業ガイドとして表示する。
作業者は、作業ガイドに示された容器24を準備し、試料載置部21aに載せる。このとき、容器24は、仕切り板1dの開口部1daの中央となる位置に載せる。試料載置部21aには、各標準容器に対応した載置位置の目印やガイド部を設けておくとよい。
試料載置部21aに容器24を載せると、質量計21から、容器24の質量を示す出力信号SN2が制御部2cに向け出力される。
制御部2cは、入来した出力信号SN2から容器24の質量を把握し、風袋質量として記憶部MRに記憶させる。
ここで、記憶部MRに記憶させている容器テーブルには、各標準容器の基準質量も記憶させておくとよい。
これにより、制御部2cは、出力信号SN2から得られる実際に載置された容器の質量と、容器テーブルから得た載置されるべき容器の質量と、を比較し、違いがある場合に、容器違いの可能性があると判定して警告を出力する。これにより、容器選択違いの作業ミスを防止することができる。
制御部2cは、載置された容器24の態様に合わせて、昇降駆動部22aを動作させて、容器24の開口部24aの高さ位置を、吐出位置のノズルユニット7の吐出口7agにできるだけ接近させるように上昇させる。これは、吐出して容器に落下したインキが、液はねなどで容器外にはねとぶのを防止するために行う。
この段階で準備作業は完了する。
<調合作業>
準備作業が完了して調合作業を開始する場合に、作業者は、制御部2cにより画像表示部2bの画面に表示されている実行開始のアイコンをタッチする。このインキの調合作業における人為的操作はここまでである。
作業者による実行開始のアイコンのタッチにより、制御部2cは、調合プログラムに従って、以下の調合作業を実行する。
この調合作業について、模式図である図14〜図16を参照する。
<ノズルユニットの選択及び位置出し>
図14は、ノズル開閉ユニットNK及び吐出部TBを上方から見た模式図である。左方から三つのノズルユニット7には、理解容易のため、それぞれが吐出するインキK1〜K3を付してある。
図14に示されるように、制御部2cは、移動部11を駆動し、係合シャフト14の前方に最初に吐出するインキのノズルユニット7の回動弁7bが位置するようにベースプレート9を左右方向に移動する(矢印DR4参照)。
この状態で、ノズルユニット7は待機位置にあって、その吐出口7agに対応する位置Gはインキパン10の直上にある。すなわち、容器24の開口部24aから退避した状態にある。
また、制御部2cは、圧力制御部Cに接続されたホースの開閉弁を開とし、圧力制御部Cへの指示により圧縮ガスを内部空間Vaに供給させる。これにより、内部空間Vaの圧力が上昇する。
<待機位置から吐出位置への移動>
係合シャフト14と回動弁7bとの左右方向の位置が一致したら、制御部2cは、シリンダ18を駆動し、ノズル開閉ユニットNKを前方に移動させる(矢印DR5参照)。これにより、ブラケット16の当接部16aがレール8aの後端面に当接し、レール8aと共にノズルユニット7が前方に移動する。
また、係合シャフト14の係合部14aが、回動弁7bの係合部7dに係合可能となる。この係合時には、両係合部のすりわりが円滑に係合するよう、モータ12を駆動して係合シャフト14を僅かに回動させるとよい。
レール8aの前方移動により、インキK1を吐出するノズルユニット7が吐出位置に達した状態が、図15に示されている。
吐出位置において、ノズルユニット7の吐出口7agに対応する位置Gは、仕切り板1dの開口部1daの中心C1にある。
ここで、シリンダ18の駆動で前進させるのは、インキK1に対応する左端のノズルユニット7のみである。他のノズルユニット7の吐出口7agは、インキパン10の直上にある。
<回動弁7bの開動作>
インキK1を吐出するノズルユニット7が吐出位置に達したら、制御部2cは、モータ12を動作させて回動弁7bを開状態とする。これにより、収容容器体5内のインキK1が吐出口7agから下方に吐出される。この吐出は、収容容器体5内に内部空間Vaの圧力が正圧に高められていることから、スムースに高速で行われる。
吐出口7agから下方に吐出されたインキK1は、下方に載置された容器24に収められる。
この吐出により、質量計21で計測される質量が増加し、その値は連続的に出力信号SN2により制御部2cに送られる。
制御部2cは、入来する出力信号SN2から得られる質量増分及び質量の増加速度を監視する。そして、質量増分が、容器24に収容されるべき量(規定値)に対し、所定の量(所定値)を減じた閾量(閾値)に達したか否かを判定する。
インキK1の場合は、規定値200gに対し、例えば、所定値を2gとして閾値を198gとする。
質量増分が閾値に達したら、制御部2cは、モータ12を駆動し、回動弁7bを閉状態にすると共にシリンダ18を駆動してノズルユニット7を待機位置に戻す。
待機位置への移動は、回動弁7bによる吐出流路の閉鎖後に行うが、上述のように、弁の閉鎖に伴い内部空間Vaを負圧にする場合は、内部空間Vaを負圧にして弁が開放状態のまま吐出を停止させ、その後、吐出位置から待機位置への移動途中に回動弁7bを閉鎖してもよい。
いずれにおいても、制御部2cは、容器24以外への液の吐出や液垂れが無い又は最少となるように動作を制御するようになっている。
ブラケット16は、さらにリニアガイド17の前後方向移動範囲の最後端位置まで移動する。これにより、係合シャフト14と回動弁7bとの係合が解除される。
閾値を規定値より小さく設定するのは、回動弁7bへの流路閉鎖指示に対し、インキの物性に応じて実際に吐出が完全に完了するまでに、無視できない時間差が生じる場合があるためである。
閾値198gの設定は、インキの物性と過去の経験値とから、回動弁7bへの閉指示に対し、完全に吐出が完了するまで所定量(ここでは約2g)の吐出が生じることにより設定している。
制御部2cは、ノズルユニット7を待機位置に戻し、出力信号SN2から得られる質量の値に変化がなくなって一定の値を示すことを確認したら、その一定の値をインキK1の調合値w1として記憶部MRに記憶させる。
制御部2cは、調合値w1を次に調合するインキK2の調合比率の基準として、インキK2の調合量を算出する。
例えば、調合値w1が規定値200gを超え202gだった場合、次に調合するインキK2の調合量を、780×(202/200)=787.8g とする。
もちろん、後から調合するインキの調合量は、先に吐出したインキの調合値を基に算出により再設定しなくてもよい。
例えば、先に吐出したインキの突出質量によらず、後から吐出するインキを、調合条件として予め設定した調合量を目標値として調合してもよい。
具体的には、インキK1が、設定された調合量200gに対し、実際には210g吐出された場合でも、インキK2を、調合量780gを目標値として調合する。インキK3も、インキK1及びインキK2の実際に吐出した量によらず、設定された調合量20.0gを目標値として調合する。
制御部2cは、いずれの調合方法においても、各インキの実際の吐出質量と、得られた調合インキKTの作成質量とは、調合結果として記憶部MRに記憶させる。
制御部2cは、移動部11を駆動し、係合シャフト14の前方に、二番目に吐出するインキK2に対応するノズルユニット7の回動弁7bが位置するようにベースプレート9を移動する。
以下の動作は、インキK1の吐出の場合と同様である。
インキK2の調合が完了したら、同様にインキK3の調合を実行する。
インキK3の調合が完了したら、制御部2cは、台22を下降させると共に、下扉1cが開いた状態で台22を前方に移動し、作業者が容器24を取り易くする。
その後、各部材を準備作業段階での位置に戻し、調合作業を終了する。
制御部2cは、作業者の要求等に応じて、調合結果を画像表示部2bや外部のプリンタ等の出力装置に出力する。
調合結果として出力される情報には、各調合インキの番号及び実際の調合量、並びに、調合して得られたインキの総量が含まれる。
制御部2cは、吐出するインキの特性に応じて内部空間Va内の圧力を制御する。
例えば、同じ内径の吐出口を利用する場合には、インキの粘度が高い程、単位時間あたりの吐出量が少なく、調合時間が長くなる。
そこで、粘度が高いインキを吐出する場合、粘度が低い場合よりも内部空間Va内の圧力を正圧で高くする。これにより、粘度が低い場合の単位時間あたりの吐出量の減少度合いが抑制され、粘度が低い場合の調合時間との時間差を小さくすることができる。そのため、調合効率の低下が抑制される。
次に、ノズルユニット7の替わりに、異なる流路面積の吐出流路及び吐出口を有するノズルユニット7Aを用いた場合について説明する。
この場合、制御部2cは、例えばインキの調合量とインキの粘度との組み合わせに応じて、吐出流路を選択すると共に、吐出時の収容容器体5の内部空間Vaに付与する圧力の程度を制御する。
図16は、その組み合わせと、選択する吐出流路及び付与圧力と、について示した表である。
図16及び図11に示されるように、インキの調合量が多い場合(インキK4及びインキK7が該当)は、流路面積大(この例では大径)の吐出流路(下流路孔7Ad)を選択する。また、調合量が少ない場合(インキK5及びインキK6が該当)は、原則、流路面積小(この例では小径)の吐出流路(下流路孔7Ac)を選択する。この場合、図16に(○)で示されるように、流路面積小ではなく流路面積大の吐出流路を選択してもよい。このように、ノズルユニット7Aは、流路面積大の吐出流路と流路面積小の吐出流路とを選択可能なように構成されている。
また、インキの粘度が高い場合(インキK7が該当)は、加圧値を正圧で高くし、粘度が低い場合(インキK4及びインキK5が該当)は、加圧値を正圧で低くするか又は加圧無し(外気と同じ)とする。
従って、調合量が多く粘度が低いインキK4は、流路面積大の吐出流路を選択し、加圧値を低くする。調合量が少なく粘度が低いインキK5は、流路面積小の吐出流路を選択し加圧値を低くするか又は加圧無しとする。
調合量が少なく、粘度が中程度のインキK6は、例えば流路面積小の吐出流路を選択し、加圧値を高くする。調合量が多く粘度が高いインキK7は、流路面積大の吐出流路を選択し加圧値を高くする。
これは一例であり、実際にはインキの物性や調合量などに応じて適宜変更してよい。この制御により、吐出しにくい粘度の高いインキの吐出量が増加し、調合効率が向上する。加圧不要な流動性を有するインキの場合は、加圧をせずその分の消費電力を低減する。
次に、ノズルユニット7の替わりに、異なる流路面積の吐出流路を二系統独立して有するノズルユニット7Bを用いた場合について説明する。
この場合、制御部2cは、例えばインキの調合量とインキの粘度との組み合わせに応じて、吐出流路を選択すると共に、吐出時の収容容器体5の内部空間Vaに付与する圧力の程度を制御する。
この制御は、ノズルユニット7Aを用いた場合の図16に示される制御と同様に行うことができる。
ノズルユニット7Bは、二系統の吐出流路を独立して有し、それぞれ独立して開閉が可能である。これにより、二系統の吐出経路から同時に液体を吐出させることができ、多量の液体調合が短時間に可能となる。例えば、図16において、粘度が低く調合量が多いインキK4については、大径の吐出流路Raと小径の吐出流路Rbとを同時に開いて吐出を大流量化し、調合を行ってもよい。これにより、多量の調合を短時間に効率よく行える
ノズルユニット7Bを用いた場合に、制御部2cは、吐出時間の経過に伴って、吐出流路の選択を行ってもよい。
図17は、液体をインキKとして吐出時間の経過に伴う吐出流路の選択を説明する図であり、モード1とモード2の二つの方法が示されている。
図17のグラフは、横軸が経過時間であり、縦軸が吐出量である。
具体的には、インキKを、容器24に対し規定値Qaに達するまで吐出する場合に、規定値Qaに対し、所定値ΔQだけ少ない値を、切り換え値Qbとして予め設定しておく。この所定値ΔQは、例えば、5〜10g程度とする。
モード1では、吐出開始(時間t1)から切り換え値Qbまでは、大流量で吐出する吐出流路Raと小流量で吐出する吐出流路Rbとの両方を開(○)とし、切り換え値Qbに達したら(時間t2)、吐出流路Raは閉じ(*)、吐出流路Rbのみ開状態を継続する。
そして、規定値Qaに達したら(時間t3)、吐出流路Rbを閉じて吐出を終了する。
モード2では、吐出開始から切り換え値Qbまでは、吐出流路Raのみを開(○)とし、切り換え値Qbに達したら(時間t4)、大流量で吐出する吐出流路Raは閉じ(*)、小流量で吐出する吐出流路Rbを開(○)とする。
そして、規定値Qaに達したら(時間t5)、吐出流路Rbを閉じて吐出を終了する。
モード1及びモード2は、液体の容器24への吐出量が、いずれも規定値Qaに近い切り換え値Qbに達するまでは大流量で吐出させる。そして、切り換え値Qbから規定値Qaに至る最後の部分では、調合量が高精度に得られるよう吐出停止を行うため、小流量での吐出を実行するようにしている。
これにより、調合量が多い場合にも、効率よく短時間に吐出を終了させることができる。また、調合量、すなわち容器24へ収容させる量を、規定値Qaに対して高い精度で制御することができる。
液体の吐出を、モード1とモード2のいずれで行うかは、吐出流路Raと吐出流路Rbとの流路径比率、吐出する液体の物性、及び規定値Qaなどに応じて適宜設定することができる。
調合をより短時間に終了させる場合は、モード1を選択するとよい。
本発明の実施例は、上述した構成及び手順に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において変形例としてもよい。
流路面積が大小異なる複数の流路を有するノズルユニットでは、吐出量の微調整を行う場合に、流路面積の小さい流路を選択するとよい。
例えば、図16に示された、選択する使用吐出流路を、吐出の開始時点から吐出の終了近くまでの流路とし、吐出の最終段階は、いずれのインキにおいても、流路面積の小さい(図16では小径)流路を選択するようにするとよい。
これにより、設定された吐出量に対して差の少ない高精度の吐出量が得られる。
図18に示されるように、ノズルユニット7における本体部7aの下面7adにおいて、吐出口7agの直近外側にリング状の周溝である溝7ajを形成してもよい。
図18(a)は、ノズルユニット7の別の変形例における図6のS1−S1に対応した断面図であり、図18(b)は、その部分下面図である。
本体部7aにおいて、液体吐出を停止する回動弁7bの閉動作後、回動弁7bと下面7adとの間の下流路孔7ac内に液体が残留する。この残留液体は、その自重或いは吐出位置から待機位置への移動に伴う振動等により、下方に落下する虞がある。
下流路孔7acの出口縁部に面取り部7aeを形成することで、残留液体と下流路孔7acの出口縁部との接触が、90°の尖った角度ではなく、鈍角で滑らかなものとなる。そのため、残留液体は本体部7aに付着し易くなって留まり、本体部7aからの離脱(落下)が抑制される。
図18に示される変形例のように、リング状の周溝である溝7ajを出口縁部近傍に設けると、残留液体の一部が、下流路孔7acの出口から下面7adを伝って溝7ajに入り込み、残留液体と本体部7aとの接触面積が増加する。そのため、残留液体は本体部7aに対して、より付着し易くなって留り、本体部7aからの離脱(落下)がより効果的に抑制される。
ノズルユニット7のレール8aへの固定は、磁力を利用するものに限定されない。例えば爪と爪受けとの組み合わせで係合装着するように構成してもよい。
吐出ユニットTUAにおけるノズルユニット7Bは、複数の流路系統を一つに纏める態様ではなく、流路系統毎に独立して複数設けられていてもよい。
以上、詳述したように、液体調合装置51(51A)は、次に示すように、取り扱いが極めて容易になっている。以下の説明において、液体調合装置51Aに対応するものは、符号を( )付きで示してある。
液体を収容する収容容器体5(5A)と液体を吐出するノズルユニット7,7A(7B)とを、ホース6(6a,6b)で繋いて一体的な吐出ユニットTU(TUA)とし、棚板4に対し一体的に着脱可能としている。
これにより、収容容器体5への液体の収容作業が容易になり、吐出ユニットTU(TUA)を構成する三つの部材の他の吐出ユニットTU(TUA)との混在使用がなくなり、調合の失敗が防止され、高精度の調合が行える。
吐出ユニットTU(TUA)は、ハンドル5bbを把持することで、収容容器体5内の液体の有無に拘わらず一体的に持ち運びができる。
これにより、吐出ユニットTU(TUA)の扱いが容易となり、主に搬送される洗浄場所や液体投入場所と、液体調合装置51(51A)との間の搬送が楽に行える。
ノズルユニット7,7A(7B)は、液体調合装置51(51A)側の部材であるレール8aに対し、磁力により保持されるようになっており、磁気吸引力も人手で容易に着脱可能な程度に調整することができる。すなわち、手によって磁気吸引力に抗して取り外しができるようになっている。
また、収容容器体5(5A)の棚板4に対する着脱も人手で可能な構造となっている。
これにより、ドライバ等の工具が不要であり、扱いが極めて簡単で誰でも作業ができる。
また、液体調合装置51(51A)は、次に示すように、高精度の調合を高効率で行える。
液体調合装置51(51A)は、待機位置にあるノズルユニットの吐出口の直下にはインキパンが配設されている。そして、調合時に、調合する液体のノズルユニットのみが、待機位置から吐出位置に移動して容器への吐出を行う。
これにより、調合する液体に対応したノズルユニット以外のノズルユニットから液垂れしても、調合のための容器に混入しない。そのため、調合が高精度となる。
さらに、ノズルユニットとして異径の吐出口を複数有するノズルユニット7A(7B)を用いれば、大量の調合を行う場合に、大径の吐出口を利用できる。これにより、高精度の調合を高効率で行うことができる。
ノズルユニット7,7A(7B)の吐出口7ag,7Aca,7Ada(7Baf,7Bbf)の縁部に面取り部が形成されている。これにより、非吐出時の液垂れが効果的に抑制される。
さらに、ノズルユニットの吐出口7ag,7Aca,7Ada(7Baf,7Bbf)に近接してそれを囲む周溝である溝7ajを形成することで、非吐出時の液垂れがより効果的に抑制される。
収容容器体5の収容部5akとノズルユニット7の回動弁7bとの間の流路途中に、液体を移送可能な移送ポンプ19を設け、このポンプ19の動作によって、収容部5akに収容された液体(インキKなど)を、収容部5akから回動弁7bに向けて移送してもよい。
ポンプ19は、例えば、図5に( )付き符号で示される。図5では、単に設ける位置が示されており、ポンプ19の形状や大きさなどはこの図の記載に限定されない。
ポンプ19は、例えば一軸ねじポンプを用いることができる。
ポンプ19を一軸ねじポンプとした場合、ロータの正逆回転が可能とされる。正逆回転は、制御部2cの制御により選択的に実行される。
例えば、正回転は、吐出口7agからの液体の吐出のために実行される。また、逆回転は吐出停止動作と連動して実行され、吐出口7agからの液垂れを防止するように液体の引き込みを行う。
ポンプ19の動作による液体の移送は、液体の粘度などの物性に応じ、必要な場合に圧力制御部Cによる内部空間5akの圧力制御と併用して、又は独立的に実行される。
液体調合装置51は、ポンプ19と圧力制御部Cとの両方を備えてなくてよい。ポンプ19のみ備えて、液体の移送をポンプ19のみで行ってもよい。
ポンプ19の具備は、液体調合装置51に限定されず、液体調合装置51Aにも適用できる。
従って、ポンプ19の具備は、吐出ユニットTU及び吐出ユニットTUAに適用される。吐出ユニットTUAへの適用例は、図12に( )付き符号で示される。図12では、図5と同様に、単に設ける位置が示されており、ポンプ19の形状や大きさなどはこの図の記載に限定されない。
実施例,その変形例,及び別の変形例は、可能な範囲で互いに自由に組み合わせることができる。
1 本体部
1a 筐体、 1b 上扉、 1ba 窓、 1c 下扉
1ca 窓、 1d 仕切り板、 1da 開口部
2 操作部
2G アーム群、 2a ケース、 2b 画像表示部
2c 制御部
3 設備
4 棚板
5,5A 収容容器体
5a 本体部、 5aa 開口部、 5ab ヒンジ
5ac 前壁、 5ad ロックベース(蓋止めの他方)、 5ae 底壁
5af,5Aa,5Ab コネクタ、 5ag フック、 5ah 係止プレート
5aj ファスナ、 5ak 収容部、 5b 蓋体
5ba パッキン、 5bb ハンドル、 5bc キーパ(蓋止めの一方)
5bd コネクタ
6,6a,6b ホース
7,7A,7B ノズルユニット
7a 本体部、 7aa 穴、 7ab,7Bab,7Bbb 上流路孔
7ac,7Ac,7Ad,7Bae,7Bbe 下流路孔、 7ad 下面
7ae 面取り部、 7af 基準面部
7ag,7Aca,7Ada,7Baf,7Bbf 吐出口
7ah 後部、 7aj 溝、 7ak 後端面
7b,7Ab,7Bad,7Bbd 回動弁、 7ba,7Bac,7Bbc 貫通孔
7c,7Baa,7Bba コネクタ
7d 係合部、 7e マグネット
8 リニアガイド
8a レール、 8b ブロック、 8c ホルダ、 8ca 当接壁
9 ベースプレート
10 インキパン
11 移動部
12,12A モータ
13,13A ギヤボックス
14,14A 係合シャフト、 14a 係合部
15 エンコーダ
16,16A ブラケット、 16a 当接部
17 リニアガイド、 17a ブロック
18 シリンダ、 18a ロッド
19 ポンプ
21 質量計、 21a 試料載置部
22 台、 22a 昇降駆動部、 22b 水平駆動部
23 台座部
24 容器、 24a 開口部
51,51A 液体調合装置
C 圧力制御部、 C1 中心、 CL1,CL2 回動軸線
EK 液体計量部、 ET 液体吐出部
K,K1〜K7 インキ(液体)
J1 情報
MR 記憶部
NK ノズル開閉ユニット
R,Ra,Rb 流路
SN1,SN2 出力信号
TB 吐出部、 TU,TUA 吐出ユニット
Va 内部空間
w1 調合値

Claims (3)

  1. 液体調合装置に用いられ、調合する液体を収容及び吐出する吐出ユニットであって、
    前記液体を収容可能な収容容器体と、
    一端側が吐出口として開口した流路と、前記流路を開閉する弁と、を有するノズルユニットと、
    前記収容容器体と前記ノズルユニットにおける前記流路の他端側とに接続されて、前記収容容器体に収容された前記液体を前記流路に供給するホースと、を、
    手で持ち運び可能に一体化して備えていることを特徴とする吐出ユニット。
  2. 調合する液体を収容及び吐出する吐出ユニットを用いて調合液体を生成する液体調合装置において、
    前記吐出ユニットは、
    前記液体を収容可能な収容容器体と、
    一端側が吐出口として開口した流路と、前記流路を開閉する弁と、を有するノズルユニットと、
    前記収容容器体と前記ノズルユニットにおける前記流路の他端側とに接続されて、前記収容容器体に収容された前記液体を前記流路に供給するホースと、を、
    手で持ち運び可能に一体化して有しており、
    前記収容容器体を装着する収容容器体装着部と、
    前記ノズルユニットを装着するノズル装着部と、
    を備えたことを特徴とする液体調合装置。
  3. 前記ノズルユニットは、前記ノズル装着部に磁気吸引力により保持されると共に、前記磁気吸引力に抗して手によって取り外し可能とされていることを特徴とする請求項2記載の液体調合装置。
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