JP2015134516A - 車両混雑状況表示システム、無線基地局、制御装置およびセンタサーバ - Google Patents
車両混雑状況表示システム、無線基地局、制御装置およびセンタサーバ Download PDFInfo
- Publication number
- JP2015134516A JP2015134516A JP2014005737A JP2014005737A JP2015134516A JP 2015134516 A JP2015134516 A JP 2015134516A JP 2014005737 A JP2014005737 A JP 2014005737A JP 2014005737 A JP2014005737 A JP 2014005737A JP 2015134516 A JP2015134516 A JP 2015134516A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- information
- terminal
- control device
- vehicle
- center server
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Information Transfer Between Computers (AREA)
- Train Traffic Observation, Control, And Security (AREA)
- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
- Telephonic Communication Services (AREA)
Abstract
【課題】人感センサなどを配置し、車両内の人数を把握する技術は多く挙げられているが、人感センサと、これらの人感センサの検出結果を無線送信する送信部とを車両ごとに備える電車が必要であり、追加の設備投資が必要になる。また、ユーザ投稿型の情報共有システムにおいては、ユーザの任意入力による情報提供が必須であり、リアルタイム性が低い、サンプル数不足などの問題がある。【解決手段】車両内の無線基地局、制御装置、制御装置からの情報を収集するセンタサーバなどから構成され、無線基地局は車両内の端末へ混雑状況の情報リクエストを行い、端末から応答のあった混雑状況の情報を制御装置に送信し、制御装置で集約した情報をセンタサーバへ送信し、センタサーバのデータテーブルの情報を更新した後、電光掲示板および端末の特定のアプリケーションに、混雑状況を配信する。【選択図】図5
Description
本発明は、車両混雑状況表示システム、無線基地局、制御装置およびセンタサーバに係り、特に、今後乗車する車両の混雑度を乗客が予め把握することが可能な車両混雑状況表示システム、無線基地局、制御装置およびセンタサーバに関する。
現在の鉄道運行システムは、乗車前に車両ごとの混雑状況を把握することができない。このため、車両により混雑度にばらつきが生じ、混雑の緩和(平準化)につながる円滑かつ効率のよい運行ができない。
車両ごとの混雑状況を把握する方法として、特許文献1に開示された技術がある。特許文献1では、車両の座席位置ごとおよび立ち位置ごとに配置された人感センサにより、乗車人数を把握している。
別の方法として、ユーザが携帯端末から混雑状況を投稿し、その情報がスマートフォンなどのアプリケーションによって提供され、閲覧・共有する方法がある。投稿された情報により、おおよその混雑状況を把握することができる。
特許文献1が開示する人感センサなどを配置し、車両内の人数を把握する技術は、人感センサと、これらの人感センサの検出結果を無線送信する送信部とを車両ごとに備えることが必要であり、設備投資を要する。
また、ユーザ投稿型の情報共有システムにおいては、ユーザが乗車中の電車、走行区間、乗車中の車両番号、混雑状況を入力し、情報提供を行うことが必須となる。現状、これら全ての情報を提供するユーザは少ない。したがって、サンプル数が不足しており、有効な運用情報になっていない。そのため、混雑状況を提供するアプリケーションを閲覧した際に古い投稿情報が表示されるなど、リアルタイム性が低い。
車両混雑状況表示システムは、各車両に近距離無線基地局(Wi−Fi基地局)を配備または車両内の既設の無線基地局を使用し、乗客から混雑状況のフィードバックを得ることにより、車両毎の混雑状況を把握する。取得した情報は、端末の画面、ホームの電光掲示板で閲覧可能となるよう配信する。また、混雑状況を応答した乗客について、車両混雑状況表示システムは、各車両の無線基地局から追加の無線サービスを提供する。
上述した課題は、複数の車両ごとに設置された複数の無線基地局と、制御装置と、この制御装置からの情報を収集するセンタサーバと、を含んで構成された車両混雑状況表示システムであって、無線基地局は、車両内の端末へ混雑状況の情報リクエストを行い、端末から応答のあった混雑状況の情報を制御装置に送信し、制御装置は、集約した情報をセンタサーバへ送信し、センタサーバは、集約した情報に基づいて、データテーブルを更新し、混雑状況を配信する車両混雑状況表示システムにより、達成できる。
また、車両内に設置される無線基地局であって、電波の送受信を行うRF部と、このRF部で送受信した信号の変換を行うベースバンド部と、ベースバンド信号の制御、応答のあった端末情報の読み出しおよび入力を行う制御部と、配下にある端末情報を格納する端末情報格納部と、制御装置との通信を行う無線インタフェース部と、を含み、制御装置より情報取得要求があったとき、配下の端末に対して混雑状況の情報リクエストを行い、応答のあった端末情報を制御装置へ通知する無線基地局により、達成できる。
さらに、車両内設置される制御装置であって、車両ごとに設置されている複数の無線基地局およびセンタサーバと通信し、無線基地局に対し、現在の走行区間の情報を付加して、混雑情報の取得要求および応答結果の取得要求を行う制御装置により、達成できる。
車両の混雑状況を電車の走行中に随時、乗客より情報収集し把握することで、利用者および駅員が空いている車両を把握することで移動を促し、車両間の混雑度の偏りをなくす。
以下、本発明の実施の形態について、実施例を用い、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1を参照して、車両混雑状況表示システムの構成を説明する。図1において、車両混雑状況表示システム500は、無線基地局200と、制御装置100と、センタサーバ400と、を含んで構成されている。各無線基地局200の電波カバー範囲は、車両内である。したがって、無線基地局200は、各車両に配備される。無線基地局200は、車両内の端末から情報を収集するため、車両の中央付近に配置されるのが好ましい。1両目の車両に配備される無線基地局200−1は、車両内の端末300−1から情報を収集する。同様に、2両目の車両に配備される無線基地局200−2は、車両内の端末300−2,300−3から情報を収集し、N両目の車両に配備される無線基地局200−Nは、車両内の端末300−4から情報を収集する。端末から収集した情報は、無線基地局200と1両目の車両の制御装置100とを介して、センタサーバ400に送信される。
センタサーバ400は、車両の運行管理センタ内に配備されるのが好ましい。また、センタサーバ400は、有線接続によるインターネット600とのインタフェースを持つ。センタサーバ400は、混雑情報の入力があった端末情報を登録する。センタサーバ400は、登録した端末300をインターネット600へ接続する。各端末300に対して、センタサーバ400は、各制御装置100、無線基地局200を経由して、Wi−Fiによる追加サービスを提供する。
ここでは、無線基地局200、制御装置100、センタサーバ400間の通信は、無線で行われている。しかし、無線基地局200、制御装置100間の通信は、有線接続でもよい。センタサーバ400は、電光掲示板700と有線接続されている。情報を集約した後、センタサーバ400は、電光掲示板700および情報配信サービスを利用する駅周辺のユーザが所有する携帯端末300−5に情報を配信する。
図2を参照して、無線基地局の構成を説明する。図2において、無線基地局200は、Wi−Fiに代表される近距離無線システムを利用した無線基地局である。無線基地局200は、RF部(Wi−Fi)201と、ベースバンド部202と、制御部203と、端末情報格納部204と、無線インタフェース部205と、を含んで構成されている。
RF部(Wi−Fi)201は、端末300との間で電波の送受信を行う。ベースバンド部202は、RF部201で送受信した信号の変換を行う。制御部203は、ベースバンド信号の制御、応答のあった端末情報の読み出し、入力を行う。端末情報格納部204は、無線基地局200の配下にある端末情報を格納する。無線インタフェース部205は、制御装置100との通信を行う。
図3を参照して、端末の構成を説明する。図3において、端末300は、3G(3rd Generation)RF部301と、Wi−Fi RF部302と、無線切替部303と、ベースバンド部304と、表示部305と、制御部306と、入力部307と、を含んで構成されている。
3GRF部301は、携帯電話基地局と通信する。Wi−Fi RF部302は、Wi−Fiを含む近距離無線システムの無線基地局200と通信する。無線切替部303は、2つのRF部の切替を行う。ベースバンド部304は、3GRF部301またはWi−Fi RF部302で送受信した信号の変換を行う。表示部305は、GUI画面を表示する。制御部306は、ベースバンド部304、表示部305、入力部307を制御する。入力部307は、混雑状況の入力を受け付ける。
図4を参照して、センタサーバの構成を説明する。図4において、センタサーバ400は、収集情報部402と、制御部403と、無線インタフェース部404と、有線インタフェース部405と、を含んで構成されている。
収集情報部402は、各列車の制御装置100から送信される取得情報を格納する。制御部403は、収集情報部402への取得結果格納を行う。制御部403は、取得結果を取り出しデータテーブル(図15を参照して後述)の作成を行う。無線インタフェース部404は、制御装置100との情報送受信を行う。有線インタフェース部405は、電光掲示板へ情報を配信する。有線インタフェース部405は、インターネット600と接続する。
センタサーバ400は、端末300の端末情報を収集情報402に格納する。センタサーバ400は、端末300を有線インタフェース部405を経由してインターネット600に接続する。センタサーバ400は、端末300に3Gの無線サービスよりもより高速なWi−Fiサービスを提供する。
図5を参照して、制御装置と無線基地局と端末とセンタサーバとの間の情報収集と配信とのシーケンスを説明する。このシーケンスは、制御装置100が車両が駅から発車したことを検知した時点で開始される。
図5において、制御装置100は、無線基地局200に情報取得要求を送信する(S11)。無線基地局200は、端末300に情報取得リクエストを送信する(S12)。端末300は、簡易入力画面を表示する(S13)。端末300は、応答内容の入力を受け付ける(S14)。端末300は、無線基地局200に応答結果通知を送信する(S15)。無線基地局200は、端末情報を登録する(S16)。無線基地局200は、制御装置100に取得結果通知を送信する(S17)。制御装置100は、センタサーバ400に取得結果通知を送信する(S18)。センタサーバ400は、ネットワーク接続処理を実施する(S19)。
センタサーバ400は、制御装置100に無線サービス提供を送信する(S21)。制御装置100は、無線基地局200に無線サービス提供を送信する(S22)。無線基地局200は、端末300に無線サービス提供を送信する(S23)。端末300は、無線サービスの利用を受け付ける(S24)。センタサーバ400は、収集情報を更新する(S25)。センタサーバ400は、情報を配信する(S26)。
ステップ16の端末情報登録は、ユーザ認証である。端末300のユーザに提供される無線サービスとは、Wi−Fiによるブラウジング、メールサービスである。ステップ26の情報配信は、駅の電光掲示板700への表示、混雑状況を閲覧するためのアプリケーションを利用するユーザが所有する携帯端末300への配信である。情報リクエストを受信した端末300のユーザは、端末300に表示された簡易入力画面において混雑状況を入力し、送信する。
なお、無線ネットワークは、列車無線なども適用可能であり、3GまたはWi−Fiに限定されない。電光掲示板700への情報配信は、有線ネットワークを経由して行われる。
なお、無線ネットワークは、列車無線なども適用可能であり、3GまたはWi−Fiに限定されない。電光掲示板700への情報配信は、有線ネットワークを経由して行われる。
図6を参照して、無線基地局200の制御部203の処理を説明する。図6において、制御部203は、制御装置100より情報取得要求を受信する(S601)。制御部203は、Wi−Fi接続中の端末数および端末情報の読み出しを行う(S602)。制御部203は、端末情報格納部204に格納されている端末情報にアクセスし、既に応答済みの端末か判定する。読み出した配下の端末情報が情報格納部204に格納されており、かつ混雑状況を応答済の端末だった場合(YES)、制御部203は、情報取得のリクエストを行わずに、端末情報格納部204から該当端末の応答結果を取り出す(S605)。本実施例では、該当端末からの混雑情報入力は乗車から降車までの間の1回のみであるので、端末IDを検索することで応答結果の取り出しを行う。ステップ603において、混雑状況の応答がない端末、初めて情報取得要求を行う端末について(NO)、制御部203は、端末300へ情報取得のリクエストを行う(S604)。端末300から応答があった場合、制御部203は、応答のあった端末情報および応答結果を、端末情報格納部204に登録する(S606)。端末からの応答結果を元に、制御部203は、端末情報格納部204の更新処理を行う(S607)。制御部203は、無線インタフェース部205を通して、制御装置100へ通知する(S608)。応答のあった端末について、制御部203は、制御装置100、センタサーバ400を経由してWi−Fi接続による追加のサービス提供を行う(S609)。
図7を参照して、制御部による端末情報格納部の更新処理を説明する。図7において、この処理は端末300からの応答結果通知の受信をトリガーとして、開始される。御部203は、端末情報格納部204にアクセスする(S701)。制御部203は、応答のあった端末が端末情報格納部204に情報があるか判定する(S702)。存在していない場合(NO)、制御部203は、新しい端末から応答があったことを示すため、端末情報を新たに登録する(S703)。ステップ702で存在していたとき(YES)、制御部203は、無線基地局200が提供するWi−Fiサービスを利用中か判定する(S704)。Wi−Fiサービスを利用中だった場合(YES)、制御部203は、端末情報を保持する(S705)。ステップ704でWi−Fiサービスを利用していない場合(NO)、降車済か、ユーザがWi−Fi接続を切断し、3G部301に切替られたことが考えられる。その場合、制御部203は、最終応答時刻から一定時間経過後、格納部204の端末情報を削除する(S706)。
図8を参照して、端末からの通知に基づいて制御装置が作成するデータテーブルを説明する。図8において、データテーブル80は、車両No.81と、端末ID82と、応答結果83と、最終応答時刻84と、を含む。なお、ここでは、車両No.「1」のデータのみ示している。
図8において、端末ID82は、端末を識別するための固有IDである。応答結果83は、各端末からの応答結果である。応答結果83は、ユーザが入力した結果を数値化することで、平均値を算出する。ここで、応答結果83の「1」は空いているとの意味である。応答結果83の「2」は席は埋まっているとの意味である。応答結果83の「3」は混んでいるとの意味である。応答結果83の「4」は身動きができないとの意味である。
なお、端末ID82が「Dddd」の端末からは、応答結果を受け取っていない。
なお、端末ID82が「Dddd」の端末からは、応答結果を受け取っていない。
図9を参照して、制御装置の処理を説明する。図9において、制御装置100は、電車が発車し一定時間経過後、各車両に設置されている無線基地局200に対し、現在の走行区間の情報を付加して、混雑情報の取得要求を行う(S901)。ここで、一定時間とは、車両内の無線基地局200がホームなど、車両外にいる端末へ情報リクエストを行わないよう、電車がホームから離れるだけの時間として設定する。制御装置100は、各車両の無線基地局200から応答結果を受信する(S902)。制御装置100は、車両毎の応答結果の平均値と、応答端末数と、応答のあった端末IDと、全端末数と、を算出する。制御装置100は、算出結果をセンタサーバ400へ通知する(S903)。
図10、図11を参照して、制御装置100からセンタサーバ400へ通知される情報を説明する。図10において、列車情報テーブル70は、列車No.71と、走行区間72と、車両No.73と、応答結果(平均)74と、応答端末数75と、全端末数76と、送信時刻77と、を含む。
図11において、端末情報テーブル60は、列車No.61と、端末ID62と、車両No.63と、応答結果64と、最終応答時刻65と、を含む。端末情報テーブル60は、追加のWi−Fiサービスを提供するために用いる。端末情報テーブル60を受信したセンタサーバ400は、端末情報テーブル60に含まれる端末IDを収集情報402に格納し、インターネット600へ接続し、追加のWi−Fiサービスを提供する。端末へのサービス提供方法は、データテーブルに含まれる列車番号から該当列車の制御装置100を経由し、車両番号から該当の車両基地局200を経由し、配下の該当端末300へサービスを提供するものである。
図12を参照して、センタサーバ400の処理を説明する。図12において、センタサーバ400は、電車毎に設置された制御装置100より取得結果を収集する(S101)。センタサーバ400は、応答のあった端末300に対してインターネット600との接続処理を行い、制御装置100、無線基地局200を経由して、該当の端末300へ追加のWi−Fiサービスを提供する(S102)。センタサーバ400は、収集情報部402内のデータテーブルを更新する(S103)。センタサーバ400は、データテーブルに格納された混雑状況の情報を元に、電光掲示板700および混雑情報を閲覧できる特定のアプリケーションを利用中の携帯端末へ、情報配信を行う(S104)。
図13を参照して、無線基地局が携帯端末へ送信する情報リクエストのGUIを説明する。端末300の表示部305には、基地局200からの報知情報と、混雑情報の入力欄の2つが表示される。報知情報には、乗車中の電車の種別、行き先、現在の走行区間、利用者が現在乗車している車両番号が含まれる。入力欄には、利用者が混雑状況を入力するための情報が表示される。混雑状況は「空いている(Lv.1)」、「席はうまっている(Lv.2)」、「混んでいる(Lv.3)」、「身動きができない(Lv.4)」と、段階的かつ例示的にラジオボタンと共に表示する。この表示により、利用者は、混雑状況を簡易に選択し、送信できる。
ユーザが入力した結果は、「空いている(Lv.1)」=1、「席はうまっている(Lv.2)」=2など数値化し、図10における応答結果の平均値の算出に用いられる。
ユーザが入力した結果は、「空いている(Lv.1)」=1、「席はうまっている(Lv.2)」=2など数値化し、図10における応答結果の平均値の算出に用いられる。
図14を参照して、携帯端末または電光掲示板に表示するGUI画面を説明する。図14において、配信画面は、先発の電車から、3番目程度までの電車の情報を並べて表示する。表示される情報は、電車種別、行き先、到着予定時刻を含む現在の電光掲示板に表示される情報に加え、車両番号毎の混雑状況の情報もあわせて表示する。配信画面は、あわせて、混雑情報の最終更新時刻の情報も表示する。簡易的に表示させる場合は、混雑状況を色により識別させて、表示させてもよい。
図15を参照して、センタサーバの収集情報部402に格納されるデータテーブルと列車位置を説明する。図10に示したデータテーブルの形式で、各車両の制御装置100から取得結果が通知されると、センタサーバ400は、図15のデータテーブル50に順に格納する。
図15(a)において、データテーブル50は、情報ID51と、受信時刻52と、列車No.53と、発車駅54と、到着駅55と、車両番号56と、応答結果(平均)57と、全端末数58と、を含む。情報ID51は、受信した情報を整理する。受信時刻52は、制御装置100からの受信時刻である。発車駅54と、着駅55とは、現在の走行区間を識別する。
センタサーバ400は、データテーブル50を元に、それぞれの駅の電光掲示板やアプリケーションの利用者に情報配信を行う。図14の「混雑度合い」は、図15の応答結果の平均値から換算して表示させる。具体的には、応答結果の平均値が0〜1.9の場合は「空いている」、2.0〜2.9の場合は「やや混雑」などのように表示させる。
図15において、情報ID:1121を参照すると、18:20に制御装置100から情報を受信しており、列車No.111の列車がA駅〜B駅を走行中であり、1両目の混雑状況の平均値は1.3、Wi−Fi接続している全端末数は3である。2両目の混雑状況の平均値は2、Wi−Fi接続している全端末数は4である。
情報ID:1123を参照すると、18:24に情報を受信しており、列車No.111の列車がB駅〜C駅を走行中であることを示している。1両目の混雑状況、端末数は情報ID:1121の時と変わらないが、2両目の混雑状況の平均値は2.5、Wi−Fi接続可能な端末数は8となる。これは、B駅から乗車した利用者が新たに混雑状況を入力しており、2両目はA駅〜B駅の区間と比べて、B駅〜C駅の区間がより混雑していることを示している。
図15(b)を参照して、図15(a)のデータテーブル50に基づいて、D駅の電光掲示板に情報配信する場合を説明する。図15(b)において、A駅から始まり、B→C→D駅の順に列車が停車する路線とした場合、D駅に到着する電車を特定するため、D駅からA駅の方向に列車の検索を行う。検索の結果、18:22時点では、D駅に先発で到着する電車は、B駅〜C駅を走行中の列車番号222の電車である。そのため、情報IDが1122の情報を、図14における「先発」の表示欄に表示する。次に到着する電車は、A駅〜B駅間を走行中の列車番号111の電車である。そのため、情報IDが1121の情報を、「次発」の表示欄に表示する。同様に18:25時点では、「先発」の表示欄に情報IDが1124の情報を、「次発」に情報IDが1123の情報を表示する。
アプリケーションの利用者は、乗車予定の駅、乗り換え予定の駅などの駅名を検索し選択することで、その駅に直近で到着する電車の混雑情報を閲覧可能となる。端末の位置情報を読み取り、現在地に最も近い駅を表示させてもよい。
実施例2では、実施例1のシステムを前提として、乗車中の列車において、多くの利用者が乗り降りする駅を通過する場合に、混雑状況の変動が発生した際について説明する。すなわち、実施例2は、ユーザが一度混雑状況を応答した場合においても、混雑状況が変化した際に任意で混雑状況を入力し、送信することができる。
図16を参照して、制御装置と無線基地局と端末とセンタサーバとの間の情報収集と配信とのシーケンスを説明する。このシーケンスは、携帯電話のユーザの操作により、開始される。
実施例2において、ユーザは、図13に示した基地局200からの情報リクエストのページに、特定のアプリケーションまたはインターネットから任意にアクセス可能である。端末300は、応答内容再入力画面に移行し、入力を受け付ける(S31)。端末300は、無線基地局200に応答結果通知を送信する(S32)。無線基地局200は、端末情報を更新する(S33)。無線基地局200は、制御装置100に取得結果通知を送信する(S34)。制御装置100は、センタサーバ400に取得結果通知を送信する(S35)。センタサーバ400は、収集情報を更新する(S36)。センタサーバ400は、情報を配信する(S37)。
図17を参照して、制御部による端末情報格納部の更新処理を説明する。図17において、フローは端末からの応答結果通知を受信したことによって開始される。制御部203は、応答結果の再入力があった端末情報を更新するため、端末情報格納部204へアクセスする(S201)。制御部203は、端末情報格納部204に端末情報があるか確認する(S202)。端末情報がないとき、制御部203は、端末情報を新規登録する。
ステップ202で端末情報があるとき、制御部203は、混雑状況の更新有無を確認する(S204)。ユーザが混雑状況を更新していた場合(YES)、制御部203は、格納部の端末情報もあわせて更新する(S205)。ステップ204で更新がなかった場合(NO)、制御部203は、Wi−Fiサービスを利用中か確認する(S206)。Wi−Fi接続中だった場合(YES)、制御部203は、端末情報を保持する(S207)。ステップ206でWi−Fi接続されていない場合(NO)、制御部203は、最終応答時刻から一定時間経過後、端末情報格納部204の端末情報を削除する(S208)。
実施例2によれば、混雑状況の再入力を可能とすることで、混雑状況の変動を把握することが可能となり、より信頼性の高い混雑状況の提供が可能となる。
100…車両内制御装置、200…車両内無線基地局、201…RF部、202…ベースバンド部、203…制御部、204…端末情報格納部、205…無線インタフェース部、300…端末、301…3G部、302…Wi−Fi部、303…無線切替部、304…ベースバンド部、305…表示部、306…制御部、307…入力部、400…センタサーバ、402…収集情報格納部、403…制御部、404…無線インタフェース部、405…有線インタフェース部、500…車両混雑状況表示システム、600…インターネット、700…電光掲示板。
Claims (7)
- 複数の車両ごとに設置された複数の無線基地局と、制御装置と、この制御装置からの情報を収集するセンタサーバと、を含んで構成された車両混雑状況表示システムであって、
前記無線基地局は、車両内の端末へ混雑状況の情報リクエストを行い、前記端末から応答のあった混雑状況の情報を前記制御装置に送信し、
前記制御装置は、集約した情報を前記センタサーバへ送信し、
前記センタサーバは、前記集約した情報に基づいて、データテーブルを更新し、混雑状況を配信することを特徴とする車両混雑状況表示システム。 - 車両内に設置される無線基地局であって、
電波の送受信を行うRF部と、このRF部で送受信した信号の変換を行うベースバンド部と、ベースバンド信号の制御、応答のあった端末情報の読み出しおよび入力を行う制御部と、配下にある端末情報を格納する端末情報格納部と、制御装置との通信を行う無線インタフェース部と、を含み、
前記制御装置より情報取得要求があったとき、配下の端末に対して混雑状況の情報リクエストを行い、応答のあった端末情報を前記制御装置へ通知することを特徴とする無線基地局。 - 請求項2に記載の無線基地局であって、
応答のあった端末について、端末情報および応答結果を前記端末情報格納部に登録し、前記応答のあった端末に対して、近距離無線による無線サービスの提供を行うことを特徴とする無線基地局。 - 車両内設置される制御装置であって、
車両ごとに設置されている複数の無線基地局およびセンタサーバと通信し、前記無線基地局に対し、現在の走行区間の情報を付加して、混雑情報の取得要求および応答結果の取得要求を行うことを特徴とする制御装置。 - 請求項4に記載の制御装置であって、
車両ごとの応答結果の平均値と応答端末数とを算出し、算出した情報と列車番号と走行区間と情報を取得した時刻とをセンタサーバへ通知することを特徴とする制御装置。 - 請求項1に記載の移動体通信システムにおけるセンタサーバであって、
列車の制御装置から送信される取得情報を格納する収集情報部と、この収集情報部へ取得結果を格納する制御部と、前記制御装置からの情報を受信する無線インタフェース部と、を含み、
前記無線インタフェース部を通して前記制御装置から混雑状況の情報を取得することを特徴とするセンタサーバ。 - 請求項6に記載のセンタサーバであって、
前記制御装置より通知された取得結果を元にデータテーブルの更新を行い、更新結果を配信することを特徴とするセンタサーバ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014005737A JP2015134516A (ja) | 2014-01-16 | 2014-01-16 | 車両混雑状況表示システム、無線基地局、制御装置およびセンタサーバ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014005737A JP2015134516A (ja) | 2014-01-16 | 2014-01-16 | 車両混雑状況表示システム、無線基地局、制御装置およびセンタサーバ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015134516A true JP2015134516A (ja) | 2015-07-27 |
Family
ID=53766735
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014005737A Pending JP2015134516A (ja) | 2014-01-16 | 2014-01-16 | 車両混雑状況表示システム、無線基地局、制御装置およびセンタサーバ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2015134516A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019008647A (ja) * | 2017-06-27 | 2019-01-17 | ソフトバンク株式会社 | 混雑情報提供システム |
KR20200079475A (ko) * | 2020-06-29 | 2020-07-03 | 단국대학교 산학협력단 | 승차인원 분산방법 |
TWI731291B (zh) * | 2019-01-15 | 2021-06-21 | 中華電信股份有限公司 | 乘車空間資訊提示系統及其方法 |
JP2022050255A (ja) * | 2020-09-17 | 2022-03-30 | ヤフー株式会社 | 提供装置、提供方法及び提供プログラム |
JPWO2022157849A1 (ja) * | 2021-01-20 | 2022-07-28 | ||
JPWO2022176194A1 (ja) * | 2021-02-22 | 2022-08-25 |
-
2014
- 2014-01-16 JP JP2014005737A patent/JP2015134516A/ja active Pending
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019008647A (ja) * | 2017-06-27 | 2019-01-17 | ソフトバンク株式会社 | 混雑情報提供システム |
TWI731291B (zh) * | 2019-01-15 | 2021-06-21 | 中華電信股份有限公司 | 乘車空間資訊提示系統及其方法 |
KR20200079475A (ko) * | 2020-06-29 | 2020-07-03 | 단국대학교 산학협력단 | 승차인원 분산방법 |
KR102246208B1 (ko) | 2020-06-29 | 2021-04-28 | 단국대학교 산학협력단 | 승차인원 분산시스템 |
JP2022050255A (ja) * | 2020-09-17 | 2022-03-30 | ヤフー株式会社 | 提供装置、提供方法及び提供プログラム |
JP7128241B2 (ja) | 2020-09-17 | 2022-08-30 | ヤフー株式会社 | 提供装置、提供方法及び提供プログラム |
JPWO2022157849A1 (ja) * | 2021-01-20 | 2022-07-28 | ||
WO2022157849A1 (ja) * | 2021-01-20 | 2022-07-28 | 三菱電機株式会社 | 情報提供システム、サーバ、車両制御装置および情報提供方法 |
JP7395025B2 (ja) | 2021-01-20 | 2023-12-08 | 三菱電機株式会社 | 情報提供システムおよびサーバ |
JPWO2022176194A1 (ja) * | 2021-02-22 | 2022-08-25 | ||
WO2022176194A1 (ja) * | 2021-02-22 | 2022-08-25 | 三菱電機株式会社 | 混雑緩和システム、サーバ、及び、表示装置 |
JP7455272B2 (ja) | 2021-02-22 | 2024-03-25 | 三菱電機株式会社 | 混雑緩和システム、サーバ、及び、表示装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2015134516A (ja) | 車両混雑状況表示システム、無線基地局、制御装置およびセンタサーバ | |
JP5592511B2 (ja) | 情報提供システム、情報提供装置および情報提供方法 | |
JP5640867B2 (ja) | 情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム、及び、電子機器 | |
US9723428B2 (en) | Internet-of-things system for public transportation service and method of operating same | |
KR101174688B1 (ko) | 실시간 버스 정보를 이용한 승객 하차 지점 알림 서비스 제공 시스템 및 방법 | |
US20090109058A1 (en) | Traffic information providing method and device and traffic information receiving method and device | |
US20180035284A1 (en) | Communication system | |
KR101265158B1 (ko) | 버스 정보 시스템 및 그의 정보 처리 방법 | |
CN102316410A (zh) | 一种利用基站获取景区人流信息的景区客流量的信息系统 | |
CN104050802B (zh) | 基于机顶盒的路况查询及出租车预约系统和方法 | |
JP2006004100A (ja) | 鉄道情報配信システム | |
US20230054530A1 (en) | Communication management apparatus and method | |
KR101347252B1 (ko) | 근거리 영역에서의 상황별 개인화된 교통정보 제공 시스템 및 방법, 그리고 이에 적용되는 장치 | |
KR102347617B1 (ko) | 교통 수단 정보 서비스 제공 방법 및 이를 실행하는 시스템 | |
KR20210049740A (ko) | 애플리케이션 설치 유도 장치 및 방법 | |
CN111473788A (zh) | 基于物联网的位置信息管理系统以及一种口罩 | |
JP2008276703A (ja) | 移動体運行管理システム及び移動体運行情報提供方法 | |
JP4222134B2 (ja) | 移動体通信端末装置、地域情報配信システム、制御方法、地域情報配信方法及びプログラム | |
KR101638548B1 (ko) | 와이파이 플랫폼 및 이를 이용한 서비스 제공 시스템 | |
KR20210048817A (ko) | 비콘을 이용한 지하철 안내시스템 | |
JP2015008479A (ja) | 情報提供システム、情報提供装置および情報提供方法 | |
WO2022208780A1 (ja) | 情報提供装置、及び、顧客支援システム | |
KR20140116987A (ko) | 개인용 모바일 기기를 이용한 미디어 보드 시스템 및 그 운용방법 | |
JP6303634B2 (ja) | 交通費申請システム、交通費申請サーバ、交通費申請方法、プログラム | |
KR102358572B1 (ko) | 지하철 하차 알림 방법 |