WO2022208780A1

WO2022208780A1 - 情報提供装置、及び、顧客支援システム

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Publication number: WO2022208780A1
Application number: PCT/JP2021/013959
Authority: WO
Inventors: 直美堀江
Original assignee: 三菱電機株式会社
Priority date: 2021-03-31
Filing date: 2021-03-31
Publication date: 2022-10-06

Abstract

本発明の情報提供装置（３０）は、携帯端末（２０）を特定する携帯端末識別情報と、携帯端末（２０）を所持する顧客が入場した移動体又は施設を特定する識別情報と、が対応付けられた、顧客の入場履歴を示す情報である入場情報を記憶する入場情報ＤＢ（３１）と、移動体又は施設での忘れ物の通知情報として、忘れ物の特徴を示す忘れ物情報、及び、識別情報を受付ける入力受付部（３２）と、入力受付部（３２）が通知情報を受付けた場合に、入場情報ＤＢ（３１）を参照して、受付けた識別情報に対応付けられている携帯端末識別情報を取得し、取得した携帯端末識別情報の携帯端末（２０）に忘れ物情報を通知する忘れ物通知部（３４）と、を備える。

Description

情報提供装置、及び、顧客支援システム

　本開示は、忘れ物を顧客に通知するための情報提供装置、及び、顧客支援システムに関するものである。

　従来、例えば、列車の車両内に設置された情報配信装置から乗客（以下、顧客ともいう）が所持する携帯端末に対して、列車に関する各種の情報（例えば、列車の目的地及び到着時間等の運行に関する情報（行路情報）、駅周辺の地図情報、及びニュース等）を配信する技術が知られている（例えば、特許文献１）。

特開２００６－０５４５５８号公報

　しかしながら、上記特許文献１に記載の技術では、乗客（顧客）が列車等の移動体から降車（退場）した場合には、乗客の携帯端末に対して、情報を配信することができない。そのため、上記特許文献１に記載の技術では、例えば、乗客が列車等の移動体内に忘れ物をして、移動体から降車（退場）した場合に、乗客に対して忘れ物があったことを通知することができないという問題がある。

　本開示は、上記のような課題を解決するためになされたものであって、顧客が移動体内又は施設内に忘れ物をして降車（退場）した場合でも、顧客に対して忘れ物があったことを通知することができる情報提供装置、及び、顧客支援システムを提供することを目的とする。

　上記目的を達成するために、本開示に係る情報提供装置は、携帯端末を特定する携帯端末識別情報と、携帯端末を所持する顧客が入場した移動体又は施設を特定する識別情報と、が対応付けられた、顧客の入場履歴を示す情報である入場情報を記憶する入場情報ＤＢと、移動体又は施設での忘れ物の通知情報として、忘れ物の特徴を示す忘れ物情報、及び、移動体又は施設の識別情報を受付ける入力受付部と、入力受付部が通知情報を受付けた場合に、入場情報ＤＢを参照して、受付けた識別情報に対応付けられている携帯端末識別情報を取得し、取得した携帯端末識別情報の携帯端末に忘れ物情報を通知する忘れ物通知部と、を備える。

　本開示に係る情報提供装置によれば、携帯端末を特定する携帯端末識別情報と、携帯端末を所持する顧客が入場した移動体又は施設を特定する識別情報と、が対応付けられた、顧客の入場履歴を示す情報である入場情報を記憶する入場情報ＤＢと、移動体又は施設での忘れ物の通知情報として、忘れ物の特徴を示す忘れ物情報、及び、移動体又は施設の識別情報を受付ける入力受付部と、入力受付部が通知情報を受付けた場合に、入場情報ＤＢを参照して、受付けた識別情報に対応付けられている携帯端末識別情報を取得し、取得した携帯端末識別情報の携帯端末に忘れ物情報を通知する忘れ物通知部と、を備えるので、顧客が移動体内又は施設内に忘れ物をして降車（退場）した場合でも、顧客に対して忘れ物があったことを通知することができる。

本開示の実施の形態１に係る乗車情報収集システムの構成の一例を示すブロック図である。本開示の実施の形態２に係る乗客支援システムの構成の一例を示すブロック図である。本開示の実施の形態２に係る乗客支援システムによる情報処理の手順の一例を示すシーケンス図である。

　以下、本開示の好適な実施の形態について図面を参照しつつ説明する。尚、本開示は以下の記述に限定されるものではなく、本開示の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。また、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。

　本開示では、乗車情報収集システム（入場情報収集システム）において、乗客（顧客）の列車等の移動体への乗車履歴（入場履歴）についての情報である乗車情報（入場情報）が、サーバ（後述する乗客支援サーバ）に随時収集される。そして、乗客支援システム（顧客支援システム）において、収集した乗車情報を用いて、乗客に対して忘れ物に関する情報を通知するサービスが提供される。以下では、まず、実施の形態１として、乗車情報を収集する乗車情報収集システムの構成について説明する。次いで、実施の形態２として、乗車情報を用いた忘れ物に関する情報を通知するサービスを提供する乗客支援システムの構成について説明する。尚、以下の実施の形態では、移動体として列車を例にして説明するが、移動体は列車に限定されるものではなく、例えば、バス、タクシー、船舶、及び、航空機等であっても良い。また、本開示の技術は、移動体だけでなく、商業施設又は宿泊施設等の施設においても適用可能である。尚、本明細書において、単に「乗客」又は「顧客」と記載した場合には、特に断りがない限り「列車の乗客」又は「列車の顧客」を意味する。

　実施の形態１．
　（乗車情報収集システムの構成）
　図１を参照して、実施の形態１に係る乗車情報収集システム１の構成について説明する。図１は、実施の形態１に係る乗車情報収集システム１の構成を示すブロック図である。

　図１を参照すると、実施の形態１に係る乗車情報収集システム１は、車両内に設置される情報配信装置１０と、乗客が所持する携帯端末２０と、乗車情報（入場情報）を収集する乗客支援サーバ３０（本開示において情報提供装置に相当する）と、を備える。なお、図示を省略しているが、情報配信装置１０、携帯端末２０、及び乗客支援サーバ３０は、所定の通信方式で外部の装置と通信を行う通信装置を有する。情報配信装置１０と携帯端末２０と、及び携帯端末２０と乗客支援サーバ３０とは、当該通信装置を介して互いに通信可能に接続されている。

　また、図１では、１つの情報配信装置１０及び１つの携帯端末２０を代表的に図示しているが、情報配信装置１０は、車両内に存在する全ての携帯端末２０に情報を配信し得るように設置されればよく、その設置数は限定されない。例えば、情報配信装置１０は、１つの車両内に１つのみ設置されてもよいし、複数設置されてもよい。また、携帯端末２０も、車両に乗車（入場）している乗客の数に応じた数だけ存在し得る。

　情報配信装置１０は、無線通信により周囲の携帯端末２０に情報を配信する。例えば、情報配信装置１０は、Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈ（登録商標）を用いて情報を配信するビーコン装置である。情報配信装置１０と携帯端末２０との通信方式は限定されず、例えば上述したＢｌｕｅｔｏｏｔｈ以外にも、Ｗｉ－Ｆｉ（登録商標）等の各種の公知の通信方式が用いられてよい。ただし、車両外の乗客の携帯端末（例えば駅のホーム上の乗客の携帯端末）に情報を配信しないよう、情報配信装置１０は、上述したビーコン装置のような、近距離（例えば１０ｍ以下）での通信を行うものであることが好ましい。この場合、車両内に存在する全ての携帯端末２０に情報を配信し得るように、情報配信装置１０は、１つの車両内に複数設置されることが好ましい。

　実施の形態１では、情報配信装置１０は、携帯端末２０に対して、自身が設置されている列車及び車両の列車識別情報（識別情報）を配信する。列車識別情報とは、少なくとも列車を特定するための情報であり、例えば、各車両に固有に割り当てられた車両番号を示す車両番号情報、車両の編成を示す編成番号情報、編成の始発駅、終着駅、及び始発駅から終着駅までの間の各駅の通過時刻を含む運用情報、並びに現在日時（すなわち、列車識別情報の配信日時）を示す日時情報を含む。なお、列車識別情報の内容はかかる例に限定されない。列車識別情報は、少なくとも列車を特定することができるように構成されればよく、その具体的な構成は任意であってよい。列車識別情報の具体的な構成は、乗車情報収集システム１の設計者、提供者等により適宜設定されてよい。例えば、上記の例であれば、列車識別情報が車両番号情報を含むため、列車識別情報により、列車だけでなく車両まで特定され得ることとなる。

　情報配信装置１０に対しては、例えば列車内に設置されている列車の運行管理に関する制御を行う制御装置から、運行情報が提供される。運行情報は、列車の運行に関する情報であり、上述の列車識別情報に含まれる情報の他、例えば列車の種別（普通、急行、特急等）を示す列車種別情報、列車の現在位置を示す列車位置情報、及び次の駅を示す次駅情報等を含む。情報配信装置１０は、当該運行情報から列車識別情報を構成し、携帯端末２０に対して配信する。ここで、乗客に対して運行情報等を提供する表示装置が車両内に設けられている場合には、上記制御装置から当該表示装置に運行情報が送信されるため、情報配信装置１０は当該表示装置に併設され、当該表示装置とともに、又は当該表示装置を経由して、当該制御装置から運行情報を受け取ってもよい。なお、情報配信装置１０が運行情報を受け取る方法はかかる例に限定されず、例えば情報配信装置１０は、列車外（地上）の運行管理システムから、駅や沿線に設置された基地局を介して無線通信により直接運行情報を受信してもよい。

　情報配信装置１０は、携帯端末２０に対して、列車識別情報を、所定の間隔（例えば、数百ミリ秒程度の間隔）で随時送信する。列車識別情報の送信間隔は、乗車情報収集システム１の設計者、提供者等によって任意に設定されてよいが、１駅間のみ乗車する乗客の携帯端末２０に対しても確実に列車識別情報を送信するために、列車の１駅間の移動距離よりも短い時間間隔（例えば、上記のように数百ミリ秒程度の間隔等）に設定されることが好ましい。

　携帯端末２０は、通信機能を有する端末であり、例えば、スマートフォン、タブレットＰＣ等の汎用機器である。あるいは、携帯端末２０は、実施の形態１及び後述する実施の形態２に係るサービスについての専用端末であってもよい。携帯端末２０が専用端末である場合、鉄道事業者が乗客に対して携帯端末２０を貸し出すことにより、例えばスマートフォン等の端末を所持していない乗客や、海外からの旅行者等に対しても、これらのサービスを提供することが可能となる。なお、図１では、携帯端末２０について、実施の形態１に係る乗車情報の収集に関連する機能のみを図示している。携帯端末２０は、図示する機能以外にも、例えば情報を表示する表示部、操作入力を受け付ける入力部等の、一般的な携帯端末が有する各種の機能を有する。

　携帯端末２０は、その機能として、乗車情報生成部２１（入場情報生成部）を有する。携帯端末２０は、乗客により所持されて車両内に持ち込まれると、情報配信装置１０と無線通信を行い、列車識別情報を受信する。乗車情報生成部２１は、情報配信装置１０から受信した列車識別情報に対して、自身の携帯端末識別情報を付与する。携帯端末識別情報とは、携帯端末２０を特定するための情報であり、例えば当該携帯端末２０に割り当てられたＭＡＣ（Media　Access　Control）アドレスについての情報である。なお、携帯端末識別情報は、ＭＡＣアドレスについての情報に限定されず、携帯端末２０を特定することができる情報であればよく、その具体的な内容は任意であってよい。

　携帯端末２０が受信した列車識別情報（すなわち、携帯端末２０を所持する乗客が乗車した列車に対応する列車識別情報）、及び当該列車識別情報に付与された（対応付けられた）携帯端末識別情報は、その携帯端末２０を所持する乗客の乗車履歴（入場履歴）を示す情報であり、すなわち、乗車情報（入場情報）に該当する。つまり、乗車情報生成部２１は、列車識別情報に対して自身の携帯端末識別情報を付与し、両者を対応付けることで、自身を所持する乗客についての乗車情報を生成する。

　携帯端末２０は、地上に設けられる乗客支援サーバ３０と通信網を介して通信し、乗車情報生成部２１が生成した乗車情報を、当該乗客支援サーバ３０に送信する。携帯端末２０は、情報配信装置１０から列車識別情報を受信する度に、乗車情報を生成し、乗客支援サーバ３０に対して随時送信する。従って、携帯端末２０は、自身が車両内に存在する期間（すなわち、当該携帯端末２０を所持する乗客が車両に乗車している間）は、乗車情報を乗客支援サーバ３０に対して随時送信するが、自身が車両の外に存在する期間（すなわち、当該携帯端末２０を所持する乗客が車両に乗る（入場する）前、及び車両から降りた（退場した）後）には、乗車情報（入場情報）を乗客支援サーバ３０に対して送信しない。

　上記の乗車情報生成部２１の機能は、携帯端末２０に専用のアプリをインストールすることにより実現され得る。つまり、乗車情報生成部２１は、ＣＰＵ（Central　Processing　Unit）又はＤＳＰ（Digital　Signal　Processor）等のプロセッサ、並びにメモリ等の記憶素子により構成され、当該プロセッサが当該記憶素子に記憶された所定のプログラムに従って演算処理を実行することにより、乗車情報生成部２１の機能が実現され得る。なお、当該アプリをインストールする際又は使用する際に、乗客に対して、属性情報（氏名、年齢、電話番号、メールアドレス等）を提供することへの同意を得るようにしてもよい。同意が得られている場合には、乗客支援サーバ３０において、予め提供された乗客の属性情報が管理されてもよい。あるいは、同意が得られている場合には、携帯端末２０が乗車情報を乗客支援サーバ３０に対して送信する際に、例えば電話番号等の携帯端末２０に予め記憶されている属性情報を併せて送信してもよい。

　乗客支援サーバ３０は、乗客の乗車情報を管理し、当該乗客情報を用いた忘れ物に関する情報を通知するサービスを乗客に対して提供するためのサーバである。乗客支援サーバ３０は、その機能として、乗車情報を記憶する乗車情報（入場情報）ＤＢ（DataBase）３１を有する。なお、図１では、乗客支援サーバ３０について、実施の形態１に係る乗車情報（入場情報）の収集に関連する機能のみを図示している。乗客支援サーバ３０は、図示する機能以外にも、例えば情報を表示する表示部、操作入力等を受け付ける入力受付部等の、一般的なサーバが有する各種の機能を有する。

　乗車情報ＤＢ３１（入場情報ＤＢ）は、ＨＤＤ（Hard　Disk　Drive）又はフラッシュメモリ等の不揮発性の記憶装置によって構成される。乗車情報ＤＢ３１は、携帯端末２０から送信される乗車情報（入場情報）を記憶する（すなわち、携帯端末識別情報及び列車識別情報（識別情報）を対応付けて記憶する）ことで、乗客の乗車履歴（入場履歴）を管理する。乗車情報ＤＢ３１は、車両内に存在する複数の携帯端末２０についての乗車情報を、当該乗車情報が携帯端末２０から送信されてくる度に記憶する。これにより、乗車情報ＤＢ３１には、乗車情報が逐次蓄積されていく。

　この際、乗車情報ＤＢ３１は、乗車情報を、携帯端末識別情報ごとに、これを受信した時系列に沿って管理することが好ましい。これにより、携帯端末識別情報に対応する携帯端末２０ごと（すなわち、乗客ごと）の乗車履歴を管理することが可能になり、特定の乗客の乗車履歴を参照することが容易になる。また、上述したように、携帯端末２０は、車両内に存在する期間のみ、乗車情報を乗客支援サーバ３０に対して送信するため、乗車情報ＤＢ３１を参照することにより、ある時間帯において最初に受信した乗車情報と、最後に受信した乗車情報と、それらの乗車情報に含まれる情報配信装置１０が列車識別情報を配信した日時についての情報と、に基づき、その携帯端末２０を所持する乗客の乗車日時及び降車日時、並びに乗車区間を特定することが可能になる。

　以上、乗車情報収集システム１の構成について説明した。以下に説明する実施の形態２では、以上説明した乗車情報収集システム１において収集された乗車情報を用いて、乗客支援サーバ３０が、乗客に対して忘れ物に関する情報を通知するサービス（以下、忘れ物通知サービスともいう）を提供する。以下、この忘れ物通知サービスについて詳細に説明する。

　実施の形態２．
　（乗客支援システムの構成）
　図２を参照して、乗客に対して列車での忘れ物に関する情報を通知するサービスを実現する乗客支援システム２の構成について説明する。図２は、実施の形態２に係る乗客支援システム２の構成の一例を示すブロック図である。

　乗客支援システム２（顧客支援システム２）は、図２に示すように、入力端末４０と、乗客支援サーバ３０（本開示において情報処理装置に相当する）と、を備えている。乗客支援サーバ３０は、図１に示す乗車情報収集システム１における乗客支援サーバ３０と同一の装置である。また、図２に示す携帯端末２０は、図１に示す乗車情報収集システム１において乗客支援サーバ３０に乗車情報を送信した携帯端末２０と同一の端末である。図２では、乗客支援サーバ３０及び携帯端末２０について、実施の形態２に係る忘れ物通知サービスを説明するための機能のみを図示しており、図１に示すものとは異なる機能構成についても図示している。尚、図示を省略しているが、入力端末４０、乗客支援サーバ３０、及び、携帯端末２０は、所定の通信方式で外部の装置と通信を行う通信装置を有する。入力端末４０と乗客支援サーバ３０、及び、乗客支援サーバ３０と携帯端末２０とは、当該通信装置を介して互いに通信可能に接続されている。

　入力端末４０は、例えば、乗務員又は駅係員等が乗客の忘れ物等に関する情報を入力できるように列車内又は列車が走行する路線の駅構内等に設けられるものであって、その機能として、入力部４１と、通知情報生成部４２とを備えている。尚、入力端末４０は、乗務員又は駅係員等が所持するようにしても良い。

　入力部４１は、乗務員又は駅係員等からの各種の操作入力を受け付けるインターフェースである。入力部４１は、例えば、タッチパネル、ボタン、又は、キーボード等の入力装置によって構成される。入力端末４０に音声入力機能が備わっている場合であれば、入力部４１は、マイクロフォンによって構成されてもよい。実施の形態２に係る乗客支援システム２では、乗客が列車内に忘れ物をした際に、入力部４１に乗務員又は駅係員等によって忘れ物の特徴（例えば、種類、色、形状等）を示す忘れ物情報と、当該忘れ物があった列車を特定する列車識別情報とが入力される。尚、入力部４１は、忘れ物情報又は列車識別情報の候補を表示する選択画面から該当する情報を選択するものであっても良い。入力部４１は、忘れ物情報及び列車識別情報が入力されると、入力された忘れ物情報及び列車識別情報を通知情報生成部４２に提供する。

　通知情報生成部４２は、入力部４１から提供された忘れ物情報及び列車識別情報を対応付けた忘れ物の通知についての情報である通知情報を生成する。通知情報生成部４２は、生成した通知情報を、後述する乗客支援サーバ３０の入力受付部３２に送信する。

　乗客支援サーバ３０は、その機能として、乗車情報ＤＢ３１と、入力受付部３２と、忘れ物管理ＤＢ３３と、忘れ物通知部３４と、を備えている。乗車情報ＤＢ３１は、図１に示す乗車情報ＤＢ３１と同一のものであり、乗客の乗車情報を記憶している。

　入力受付部３２は、入力端末４０の通知情報生成部４２から通知情報を受信すると、その通知情報を忘れ物管理ＤＢ３３に提供する。また、入力受付部３２は、入力端末４０の通知情報生成部４２から受信した通知情報を忘れ物通知部３４に提供する。

　忘れ物管理ＤＢ３３は、列車における忘れ物についての情報を管理するデータベースである。忘れ物管理ＤＢ３３は、ＨＤＤ又はフラッシュメモリ等の不揮発性の記憶装置によって構成される。忘れ物管理ＤＢ３３は、入力受付部３２から提供された通知情報に含まれる忘れ物情報と当該忘れ物情報に係る忘れ物があった列車の列車識別情報とを対応付けて記憶する。従って、忘れ物管理ＤＢ３３は、入力端末４０の通知情報生成部４２から通知情報を受信する度に忘れ物情報と列車識別情報とが対応付けられて随時記憶される。尚、忘れ物管理ＤＢ３３は、忘れ物情報及び列車識別情報に忘れ物の保管場所を示す保管場所情報及び忘れ物に関する問合せ先を示す問合せ先情報等の情報も更に対応付けて記憶するようにしても良い。その場合、入力端末４０の入力部４１に予め保管場所情報及び問合せ先情報が入力されても良いし、乗客支援サーバ３０の入力受付部３２が保管場所情報及び問合せ先情報の入力を直接受け付けるようにしても良い。また、通知情報についても、乗客支援サーバ３０は、入力端末４０の通知情報生成部４２から必ず受信する必要はなく、入力受付部３２が通知情報として、忘れ物情報及び列車識別情報の入力を直接受け付けるようにしても良い。

　尚、実施の形態２に係る乗客支援システム２では、乗客支援サーバ３０が忘れ物管理ＤＢ３３を備える例を示しているが、例えば、忘れ物管理ＤＢ３３は乗客支援サーバ３０とは別の外部のサーバ等に設けられていても良い。その場合には、例えば、入力受付部３２は、入力端末４０の通知情報生成部４２から通知情報を受信すると、不図示の通信装置を介して外部の忘れ物管理ＤＢ３３に通知情報を送信する。また、入力端末４０の通知情報生成部４２から乗客支援サーバ３０の入力受付部３２を介さずに忘れ物管理ＤＢ３３に通知情報を直接送信するようにしても良い。

　忘れ物通知部３４は、入力受付部３２から提供された通知情報を取得すると、乗車情報ＤＢ３１を参照して、その通知情報に含まれる列車識別情報に対応付けられている携帯端末識別情報を乗車情報ＤＢ３１から取得する。すなわち、忘れ物通知部３４は、忘れ物が発見された列車に乗車していた乗客が所持している携帯端末２０の携帯端末識別情報を乗車情報ＤＢ３１から取得する。そして、忘れ物通知部３４は、取得した携帯端末識別情報の携帯端末２０に通知情報に含まれる忘れ物情報を通知（送信）する。また、忘れ物通知部３４は、忘れ物情報と共に、通知情報に含まれる列車識別情報に基づいて、忘れ物が発見された列車を示す忘れ物列車特定情報（忘れ物場所特定情報）も合わせて携帯端末２０に通知するようにしても良い。また更に、忘れ物通知部３４は、忘れ物情報と共に、忘れ物の保管場所を示す保管場所情報及び忘れ物に関する問合せ先を示す問合せ先情報等の情報も合わせて携帯端末２０に通知するようにしても良い。尚、忘れ物通知部３４が携帯端末２０に忘れ物情報を通知するタイミングは、特に限定されるものではなく、例えば、忘れ物管理ＤＢ３３に忘れ物情報及び列車識別情報が記録されて、所定の時間が経過してからであっても良いし、忘れ物管理ＤＢ３３への忘れ物情報及び列車識別情報の記録と並行して行われても良い。また、忘れ物通知部３４は、入力受付部３２から提供される通知情報とは別に忘れ物情報を携帯端末２０に通知することを許可する通知許可情報を入力受付部３２から取得した場合に、忘れ物情報を携帯端末２０に通知するようにしても良い。また、忘れ物情報が通知される携帯端末２０は、１台に限られるものではなく、忘れ物が発見された列車に乗車していた乗客が所持する携帯端末２０の台数に応じた台数に通知される。

　携帯端末２０は、図２に示すように、その機能として、表示部２２と、表示制御部２３とを備えている。表示部２２は、表示制御部２３からの制御により、各種の情報を視覚的に表示する。表示部２２は、例えば液晶表示装置、又は有機ＥＬ（Electro　Luminescence）表示装置等の各種の公知の表示装置によって構成される。

　表示制御部２３は、表示部２２の表示を制御し、当該表示部２２に各種の情報を表示させる。実施の形態２では、携帯端末２０は、忘れ物通知部３４から忘れ物情報等の情報を受信すると、表示制御部２３では、受信した忘れ物情報等の情報を表示部２２に表示させる。これにより、忘れ物があった列車に乗車していた乗客に対して、忘れ物があったことを知らせることができる。

　尚、以上説明した入力端末４０の通知情報生成部４２、乗客支援サーバ３０の忘れ物通知部３４、及び、携帯端末２０の表示制御部２３は、ＣＰＵ又はＤＳＰ等のプロセッサ、並びにメモリ等の記憶素子によって構成される。当該プロセッサが当該記憶素子に記憶された所定のプログラムに従って演算処理を実行することにより、上記の各機能が実現される。なお、携帯端末２０の表示制御部２３の機能は、実施の形態２に係るサービスを受けたいと考える乗客が、携帯端末２０に専用のアプリをインストールすることにより実現されてよい。換言すれば、上記の各機能を実現するためのプログラム又はアプリを作製し、サーバ又は携帯端末２０等の情報処理装置に実装することが可能である。なお、当該プログラム又は当該アプリは、ネットワークを介して配信されてよい。あるいは、このようなプログラム又はアプリが格納された、コンピュータで読み取り可能な記録媒体が提供されてもよい。記録媒体は、例えば、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、フラッシュメモリ等である。

　以上、実施の形態２に係る乗客支援システム２の構成について説明した。なお、図２に示す構成はあくまで乗客支援システム２の構成の一例であり、乗客支援システム２は、全体として以上説明した各機能が実現されるように構成されればよく、その具体的な構成は任意であってよい。例えば、乗車情報ＤＢ３１が乗客支援サーバ３０とは別のサーバに設けられるように構成されても良い。

　（乗客支援システムにおける情報処理方法）
　図３を参照して、以上説明した乗客支援システム２における情報処理の手順について説明する。図３は、実施の形態２に係る乗客支援システム２における情報処理の手順の一例を示すシーケンス図である。尚、図３に示す各処理の詳細については、図２を参照して乗客支援システム２の構成について説明した際に既に説明しているため、ここでは詳細な説明を省略する。

　実施の形態２に係る乗客支援システム２では、まずはステップＳ１０１において、入力端末４０は、乗務員又は駅係員等によって入力部４１から入力された忘れ物情報及び列車識別情報を取得する。

　次に、ステップＳ１０２において、入力端末４０は、取得した忘れ物情報及び列車識別情報を対応付けた忘れ物の通知についての情報である通知情報を通知情報生成部４２で生成する。そして、ステップＳ１０３において、入力端末４０は、生成した通知情報を乗客支援サーバ３０へ送信する。

　次に、ステップＳ１０４において、乗客支援サーバ３０では、入力受付部３２で受信した通知情報に含まれる忘れ物情報と当該忘れ物情報に係る忘れ物があった列車の列車識別情報とを対応付けて忘れ物管理ＤＢ３３に記憶する。また、ステップＳ１０５において、乗客支援サーバ３０の忘れ物通知部３４は、乗車情報ＤＢ３１を参照して、入力受付部３２で受信した通知情報に含まれる列車識別情報に対応付けられている携帯端末識別情報を乗車情報ＤＢ３１から取得する。そして、ステップＳ１０６において、乗客支援サーバ３０の忘れ物通知部３４は、取得した携帯端末識別情報の携帯端末２０に通知情報に含まれる忘れ物情報を通知（送信）する。

　次に、ステップＳ１０７において、携帯端末２０は、乗客支援サーバ３０から受信した忘れ物情報を表示部２２に表示させる。つまり、忘れ物があった列車に乗車していた乗客に対して、忘れ物があったことが通知される。尚、実施の形態２に係る乗客支援システム２による忘れ物通知サービスの情報処理は、ステップＳ１０１～Ｓ１０６までであり、ステップＳ１０７については、列車に乗車していた乗客が所持する携帯端末２０側の処理である。

　以上、説明したように、本開示の実施の形態２に係る情報提供装置（乗客支援サーバ３０）によれば、携帯端末２０を特定する携帯端末識別情報と、携帯端末２０を所持する顧客（乗客）が乗車した移動体（列車）を特定する識別情報（列車識別情報）と、が対応付けられた、顧客（乗客）の入場履歴（乗車履歴）を示す情報である入場情報（乗車情報）を記憶する入場情報ＤＢ（乗車情報ＤＢ３１）と、移動体（列車）での忘れ物の通知情報として、忘れ物の特徴を示す忘れ物情報、及び、識別情報（列車識別情報）を受付ける入力受付部３２と、入力受付部３２が通知情報を受付けた場合に、入場情報ＤＢ（乗車情報ＤＢ３１）を参照して、受付けた識別情報（列車識別情報）に対応付けられている携帯端末識別情報を取得し、取得した携帯端末識別情報の携帯端末２０に忘れ物情報を通知する忘れ物通知部３４と、を備えるので、顧客（乗客）が移動体（列車）内に忘れ物をして降車（退場）した場合でも、顧客（乗客）に対して忘れ物があったことを通知することができる。これにより、移動体（列車）に忘れ物をした顧客（乗客）は、自分が移動体（列車）に忘れ物をしたことを降車（退場）後でも認識することができる。

　また、本開示の実施の形態２に係る情報提供装置（乗客支援サーバ３０）によれば、忘れ物通知部３４は、識別情報（列車識別情報）に基づいて、携帯端末２０に忘れ物が発見された移動体（列車）を示す忘れ物場所特定情報（忘れ物列車特定情報）を通知するので、移動体（列車）に忘れ物をした顧客（乗客）は、自分がどの移動体（列車）に忘れ物をしたのかを把握することができる。これにより、例えば、顧客（乗客）が複数の移動体（列車）に乗り換えしている場合等においても、どの移動体（列車）で忘れ物をしたのかを把握することができる。

　また、本開示の実施の形態２に係る情報提供装置（乗客支援サーバ３０）によれば、忘れ物通知部３４は、携帯端末２０に忘れ物の保管場所を示す保管場所情報又は忘れ物に関する問合せ先を示す問合せ先情報の少なくともいずれかを通知するので、移動体（列車）に忘れ物をした顧客（乗客）は、どこに自分の忘れ物が保管されているのか、又は、どこに問合せをすれば良いのかを把握することができる。

　また、本開示の実施の形態２に係る情報提供装置（乗客支援サーバ３０）によれば、移動体（列車）に入場中（乗車中）の顧客（乗客）の携帯端末２０に対して、移動体内（列車の車両）内に設置されている情報配信装置１０から識別情報（列車識別情報）が配信され、携帯端末２０が、受信した識別情報（列車識別情報）、及び自身の携帯端末識別情報を情報提供装置に送信し、入場情報ＤＢ（乗車情報ＤＢ３１）は、携帯端末２０から受信した携帯端末識別情報と識別情報（列車識別情報）とを対応付けて記憶することで、入場情報ＤＢ（乗車情報ＤＢ３１）に入場情報（乗車情報）が蓄積されるので、顧客（乗客）が移動体（列車）の入場中（乗車中）に特別な操作や処理をしなくても、顧客（乗客）の携帯端末識別情報と識別情報（列車識別情報）とを対応付けて記憶することができる。これにより、顧客（乗客）に負担を掛けることなく、入場情報（乗車情報）の管理を行うことができる。

　また、本開示の実施の形態２に係る顧客支援システム（乗客支援システム２）によれば、情報提供装置（乗客支援サーバ３０）と、忘れ物情報及び識別情報（列車識別情報）が入力され、入力された忘れ物情報及び識別情報（列車識別情報）を通知情報として入力受付部３２へ送信する入力端末４０と、を備えるので、入力端末４０を利用して、忘れ物をした移動体（列車）に入場（乗車）していた顧客（乗客）に対して容易に忘れ物情報を通知することができる。

　また、本開示の実施の形態２に係る顧客支援システム（乗客支援システム２）によれば、入力端末４０は、移動体（列車）内、又は、移動体（列車）が移動（走行）する経路（路線）の停車場所（駅構内）に設けられるので、乗務員又は駅係員等は入力端末４０を利用して、忘れ物をした移動体（列車）に入場（乗車）していた顧客（乗客）に対して容易に忘れ物情報を通知することができる。

　以上、添付図面を参照しながら本開示の好適な実施の形態について詳細に説明したが、本開示に係る技術はかかる例に限定されない。本開示の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変形例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。例えば、本開示に係る技術は、以上説明した実施の形態以外にも、以下のような形態を取り得る。

　例えば、上述した実施の形態１では、列車識別情報は、列車及び当該列車を構成する車両を特定する情報を含むように構成されていたが、本開示はかかる例に限定されない。例えば、車両１０１内に複数の情報配信装置１０が設置される場合には、列車識別情報は、その情報配信装置１０の車両１０１内における設置位置を特定する情報を更に含んでもよい。この場合、列車識別情報は、車両１０１内における領域（すなわち、情報配信装置１０が列車識別情報を配信可能な範囲に対応する領域）を特定する情報を更に含むこととなる。つまり、当該列車識別情報を含む乗車情報を利用することにより、携帯端末２０の所持者である乗客が、車両１０１内のどの領域に乗っている／乗っていたかを把握することが可能になる。

　かかる乗車情報を利用する場合、実施の形態２において、忘れ物情報が通知される乗客は、車両１０１内のどの領域に自身が乗車していたかまで把握することが可能となる。従って、忘れ物をしたと思われる場所がより詳細に特定されることとなるため、忘れ物をした乗客に対してより詳細な情報を提供することができる。

　尚、上記の実施の形態では、移動体として列車を例にして説明したが、本開示の情報提供装置及び顧客支援システムは、移動体だけでなく、商業施設又は宿泊施設等の施設においても適用可能である。例えば、本開示の情報提供装置及び顧客支援システムを施設に適用する場合には、施設内に当該施設を特定する識別情報を配信する情報配信装置１０を備えるようにして、施設に入場した顧客の携帯端末２０を特定する携帯端末識別情報と、顧客が入場した施設を特定する識別情報とを対応付けた顧客の入場履歴を示す情報である入場情報を入場情報ＤＢに記憶するようにすれば良い。そして、顧客支援サーバ（情報提供装置）では、入力受付部３２が忘れ物の特徴を示す忘れ物情報、及び、施設の識別情報を受付け、忘れ物通知部３４が入場情報ＤＢを参照して、受付けた識別情報に対応付けられている携帯端末識別情報を取得し、取得した携帯端末識別情報の携帯端末２０に忘れ物情報を通知するようにすれば良い。また、忘れ物情報及び識別情報が入力される入力端末４０は、例えば、施設内に設けられていても良いし、施設の従業員等が所持するようにしても良い。

　尚、施設が商業施設の場合には、例えば、各店舗又は各エリア等に情報配信装置１０をそれぞれ設けることにより、本開示の情報提供装置及び顧客支援システムは、顧客が忘れ物をした際に、識別情報に基づいて、忘れ物が発見された店舗又はエリアを示す忘れ物場所特定情報を顧客に通知することができる。また、施設が宿泊施設の場合には、例えば、各部屋等に情報配信装置１０をそれぞれ設けることにより、顧客が忘れ物をした際に、識別情報に基づいて、忘れ物が発見された部屋を示す忘れ物場所特定情報を顧客に通知することができる。

　２　乗客支援システム（顧客支援システム）、１０　情報配信装置、２０　携帯端末、３０　乗客支援サーバ（情報提供装置）、３１　乗車情報ＤＢ（入場情報ＤＢ）、３２　入力受付部、３４　忘れ物通知部、４０　入力端末

Claims

　携帯端末を特定する携帯端末識別情報と、前記携帯端末を所持する顧客が入場した移動体又は施設を特定する識別情報と、が対応付けられた、前記顧客の入場履歴を示す情報である入場情報を記憶する入場情報ＤＢと、
　前記移動体又は前記施設での忘れ物の通知情報として、前記忘れ物の特徴を示す忘れ物情報、及び、前記移動又は前記施設の前記識別情報を受付ける入力受付部と、
　前記入力受付部が前記通知情報を受付けた場合に、前記入場情報ＤＢを参照して、受付けた前記識別情報に対応付けられている前記携帯端末識別情報を取得し、取得した前記携帯端末識別情報の前記携帯端末に前記忘れ物情報を通知する忘れ物通知部と、
　を備えることを特徴とする情報提供装置。
　前記忘れ物通知部は、前記識別情報に基づいて、前記携帯端末に前記忘れ物が発見された前記移動体又は前記施設を示す忘れ物場所特定情報を通知することを特徴とする請求項１に記載の情報提供装置。
　前記忘れ物通知部は、前記携帯端末に前記忘れ物の保管場所を示す保管場所情報又は前記忘れ物に関する問合せ先を示す問合せ先情報の少なくともいずれかを通知することを特徴とする請求項１又は請求項２に記載の情報提供装置。
　前記移動体又は前記施設に入場中の前記顧客の前記携帯端末に対して、前記移動体内又は前記施設内に設置されている情報配信装置から前記識別情報が配信され、前記携帯端末が、受信した前記識別情報、及び自身の前記携帯端末識別情報を前記情報提供装置に送信し、
　前記入場情報ＤＢは、前記携帯端末から受信した前記携帯端末識別情報と前記識別情報とを対応付けて記憶することで、前記入場情報ＤＢに前記入場情報が蓄積されることを特徴とする請求項１から請求項３のいずれか１項に記載の情報提供装置。
　前記移動体は列車であり、且つ、前記識別情報は前記列車を特定する列車識別情報であって、
　前記列車に乗車中の前記顧客の前記携帯端末に対して、前記列車の車両内に設置されている前記情報配信装置から前記列車識別情報が配信され、前記携帯端末が、受信した前記列車識別情報、及び自身の前記携帯端末識別情報を前記情報提供装置に送信し、
　前記乗車情報ＤＢが、前記携帯端末から受信した前記携帯端末識別情報と前記列車識別情報とを対応付けて記憶することで、前記乗車情報ＤＢに前記入場情報が蓄積されることを特徴とする請求項４に記載の情報提供装置。
　前記列車識別情報は、前記列車を構成する車両を特定する情報を更に含むことを特徴とする請求項５に記載の情報提供装置。
　前記列車識別情報は、前記列車を構成する車両内における領域を特定する情報を更に含むことを特徴とする請求項５又は請求項６に記載の情報提供装置。
　請求項１から請求項７のいずれか１項に記載の情報提供装置と、
　前記忘れ物情報及び前記識別情報が入力され、入力された前記忘れ物情報及び前記識別情報を前記通知情報として前記入力受付部へ送信する入力端末と、
　を備えることを特徴とする顧客支援システム。
　前記移動体は、列車であって、
　前記入力端末は、前記列車内、又は、前記列車が走行する路線の駅構内に設けられることを特徴とする請求項８に記載の顧客支援システム。
　前記入力端末は、前記移動体内、前記移動体が移動する経路の停車場所、又は、前記施設内に設けられることを特徴とする請求項８に記載の顧客支援システム。