JP2015132727A - リアプロジェクション方式のプロジェクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】視聴用の画像の明るさが減少することを抑制しながら、異常を確実に検出することが可能なリアプロジェクション方式のプロジェクタを提供する。【解決手段】このリアプロジェクション方式のプロジェクタ100は、X方向およびY方向にMEMSミラー24aが駆動されることによりレーザ光を走査可能なレーザ光走査部24と、レーザ光走査部24により走査されるレーザ光が透過する透過領域10aと、透過領域10aの周囲に配置されるとともにレーザ光が透過しない非透過領域10bとを有する表示部10と、非透過領域10bにおいて、MEMSミラー24aの非通電状態における表示部10上のレーザ光の照射位置50を通るX方向のライン51上およびY方向のライン52上にそれぞれ配置されるX側光検出部11およびY側光検出部12とを備え、X側光検出部11またはY側光検出部12による検出結果に基づいて、異常を検出するように構成されている。【選択図】図3

Description

この発明は、リアプロジェクション方式のプロジェクタに関し、特に、異常を検出するための光検出部を備えるリアプロジェクション方式のプロジェクタに関する。
従来、異常を検出するための光検出部を備えるリアプロジェクション方式のプロジェクタが知られている(たとえば、特許文献1参照)。
上記特許文献1には、レーザ光を出射する光源部と、光源部から出射されたレーザ光を走査する走査部と、走査部によるレーザ光の走査範囲に配置されてレーザ光の一部を反射するとともに残りを透過させる投射窓と、投射窓により反射されたレーザ光を検出する受光素子とを備えたリア投射型のプロジェクタ(リアプロジェクション方式のプロジェクタ)が開示されている。上記特許文献1に記載のリア投射型のプロジェクタでは、受光素子による検出結果に基づいて、走査部の異常を検出するように構成されている。また、上記特許文献1に記載のリア投射型のプロジェクタでは、投射窓を透過したレーザ光により投射面上に画像が表示されるように構成されている。
特開2011−145699号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載のリア投射型のプロジェクタでは、投射面上に表示される画像を形成するためのレーザ光の一部が投射窓により反射されるため、異常を検出するためには、投射面上に表示される視聴用の画像の明るさが減少してしまうという問題点がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、視聴用の画像の明るさが減少することを抑制しながら、異常を確実に検出することが可能なリアプロジェクション方式のプロジェクタを提供することである。
この発明の一の局面によるリアプロジェクション方式のプロジェクタは、水平方向および垂直方向にミラーが駆動されることによりレーザ光を走査可能なレーザ光走査部と、レーザ光走査部により走査されるレーザ光が透過する透過領域と、透過領域の周囲に配置されるとともにレーザ光が透過しない非透過領域とを有する表示部と、非透過領域において、ミラーの非通電状態における表示部上のレーザ光の照射位置を通る水平方向のライン上および垂直方向のライン上にそれぞれ配置される水平側光検出部および垂直側光検出部とを備え、水平側光検出部または垂直側光検出部による検出結果に基づいて、異常を検出するように構成されている。ここで、非通電状態とは、リアプロジェクション方式のプロジェクタと電源との接続がなされる前の状態などミラーに電力が供給されていない状態を意味する。
この発明の一の局面によるリアプロジェクション方式のプロジェクタでは、上記のように、ミラーの非通電状態における表示部上のレーザ光の照射位置を通る水平方向のライン上に配置される水平側光検出部を設けることによって、故障や誤動作によりミラーが垂直方向に駆動不能になった場合には、レーザ光走査部により走査されるレーザ光がミラーの非通電状態における表示部上のレーザ光の照射位置を通り、水平方向に延びるライン状の光線になるという現象を利用して、水平側光検出部により異常を検出することができる。また、ミラーの非通電状態における表示部上のレーザ光の照射位置を通る垂直方向のライン上に配置される垂直側光検出部を設けることによって、故障や誤動作によりミラーが水平方向に駆動不能になった場合にも、ミラーが垂直方向に駆動不能になった場合と同様に、垂直側光検出部により異常を検出することができる。これにより、ミラーが水平方向または垂直方向のいずれの方向に駆動不能になった場合にも、水平側光検出部および垂直側光検出部により異常を確実に検出することができる。また、ユーザの視聴用の画像を形成するレーザ光の一部を反射させる場合と異なり、異常検出のためにレーザ光を反射させない分、ユーザの視聴用の画像の明るさが減少することを抑制することができる。また、付加的な効果として、ミラーの非通電状態における表示部上のレーザ光の照射位置を通る水平方向のライン上および垂直方向のライン上にそれぞれ配置される水平側光検出部および垂直側光検出部を設けることによって、水平側光検出部および垂直側光検出部を少なくとも1つずつ設けるだけで、異常の検出が可能になるので、3つ以上の検出部を設ける場合に比べて、構成を簡略化することができるという効果も得ることができる。
上記一の局面によるリアプロジェクション方式のプロジェクタにおいて、好ましくは、レーザ光走査部は、表示部の非透過領域に異常検出用画像を投影するように構成されている。このように構成すれば、異常検出専用の異常検出用画像により、異常をより確実に検出することができる。
この場合、好ましくは、異常検出用画像は、水平側光検出部を通る垂直方向のラインと、垂直側光検出部を通る水平方向のラインとの交点上に投影されている。このように構成すれば、ミラーが垂直方向に駆動不能になった場合とミラーが水平方向に駆動不能になった場合との両方の場合に、水平側光検出部を通る垂直方向のラインと、垂直側光検出部を通る水平方向のラインとの交点上に投影された1つの異常検出用画像により異常を確実に検出することができる。これにより、水平側光検出部用の異常検出用画像と、垂直側光検出部用の異常検出用画像との別個の異常検出用画像を表示部の非透過領域に投影する必要がないので、異常検出用画像の数が少ない分、消費電力が増加することをより確実に抑制することができる。
上記一の局面によるリアプロジェクション方式のプロジェクタにおいて、好ましくは、レーザ光走査部によるレーザ光の照射を制御する制御部をさらに備え、制御部は、水平側光検出部または垂直側光検出部により検出されたレーザ光の光量に基づいて異常が検出された場合には、レーザ光走査部による透過領域へのレーザ光の照射を行わない制御を行うように構成されている。このように構成すれば、水平側光検出部または垂直側光検出部により異常が検出された場合に、光量の増加したレーザ光が透過領域を介して外部に照射されることを抑制することができるので、光量の増加したレーザ光がユーザに照射されることを抑制することができる。その結果、ユーザの安全を確保することができる。
この場合、好ましくは、制御部は、水平側光検出部または垂直側光検出部により検出されたレーザ光の光量に基づいて異常が検出された場合には、レーザ光走査部による透過領域へのレーザ光の照射を停止させる制御を行うように構成されている。このように構成すれば、たとえば、ミラーを静電駆動させる場合など、ミラーの可動域を制限することが困難な場合にも、レーザ光走査部による走査を継続しながら、透過領域へのレーザ光の照射を停止することができるので、ユーザの安全を確保することができる。また、外来ノイズなどによる誤動作によりミラーが一時的に水平方向または垂直方向に駆動不能になった場合にも、リアプロジェクション方式のプロジェクタの電源を切る必要がないので、ミラーが駆動可能になった際に正常動作に容易に復帰させる(透過領域へのレーザ光の照射を再開させる)ことができる。
上記レーザ光走査部によるレーザ光の照射を制御する制御部をさらに備える構成において、好ましくは、制御部は、水平側光検出部または垂直側光検出部により検出されたレーザ光の光量に基づいて異常が検出された場合には、レーザ光走査部によるレーザ光が非透過領域に照射されるようにミラーの可動域を制限させる制御を行うように構成されている。このように構成すれば、故障や誤動作によりミラーが水平方向または垂直方向のいずれか一方の方向に駆動不能になった際にも、水平方向または垂直方向のいずれか他方の方向にミラーが駆動可能な場合が多いことを利用して、レーザ光を非透過領域に照射することができる。したがって、ユーザの安全を確実に確保することができるとともに、リアプロジェクション方式のプロジェクタの電源を切る必要がないので、ミラーが駆動可能になった際に、正常動作に復帰させることができる。
上記レーザ光走査部によるレーザ光の照射を制御する制御部をさらに備える構成において、好ましくは、制御部は、水平側光検出部または垂直側光検出部により検出されたレーザ光の光量に基づいて異常が検出された場合には、異常検出状態が所定の時間継続したか否かを判別するとともに、異常検出状態が所定の時間継続した場合には、レーザ光走査部によるレーザ光の照射を停止させる制御を行い、異常検出状態が所定の時間継続しない場合には、レーザ光走査部による透過領域へのレーザ光の照射を再開させる制御を行うように構成されている。このように構成すれば、ミラーが故障により駆動不能になった場合と、誤動作により一時的に(所定の時間よりも短い時間だけ)駆動不能になった場合とを制御部により判別することができる。この結果、ミラーが故障により駆動不能になった場合には、レーザ光の照射を停止させるとともに、誤動作により一時的に駆動不能になった場合には、ミラーが駆動可能になった際に正常動作に復帰させることができる。したがって、故障および誤動作のいずれの場合にもレーザ光を停止させる場合と異なり、誤動作の場合には、自動的に正常動作に復帰させる(透過領域へのレーザ光の照射を再開させる)ことができるので、ユーザが復帰操作など煩雑な操作をすることを抑制することができる。
本発明によれば、上記のように、視聴用の画像の明るさが減少することを抑制しながら、異常を確実に検出することが可能なリアプロジェクション方式のプロジェクタを提供することができる。
本発明の第1実施形態によるプロジェクタの全体構成を示す図である。 本発明の第1実施形態によるプロジェクタの全体構成を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態によるプロジェクタの正常動作状態を説明するための図である。 本発明の第1実施形態によるプロジェクタの異常動作状態を説明するための図である。 本発明の第1実施形態によるプロジェクタの保護状態を説明するための図である。 本発明の第1実施形態によるプロジェクタの保護状態で誤動作が解除された状態を説明するための図である。 本発明の第1実施形態によるプロジェクタの異常動作に対する保護処理を説明するためのフローチャートである。 本発明の第2実施形態によるプロジェクタの保護状態を説明するための図である。 本発明の第2実施形態によるプロジェクタの保護状態におけるミラーの可動域の制限を説明するための図である。 本発明の第2実施形態によるプロジェクタの保護状態で誤動作が解除された状態を説明するための図である。 本発明の第2実施形態によるプロジェクタの異常動作に対する保護処理を説明するためのフローチャートである。 本発明の第3実施形態によるプロジェクタの正常動作状態を説明するための図である。 本発明の第3実施形態によるプロジェクタの異常動作状態を説明するための図である。 本発明の第3実施形態によるプロジェクタの保護状態を説明するための図である。 本発明の第3実施形態によるプロジェクタの保護状態で誤動作が解除された状態を説明するための図である。 本発明の第3実施形態によるプロジェクタの異常動作に対する保護処理を説明するためのフローチャートである。 本発明の第2実施形態によるプロジェクタの変形例を説明するための図である。
以下、本発明を具体化した実施形態を図面に基づいて説明する。
(第1実施形態)
図1〜図7を参照して、本発明の第1実施形態によるプロジェクタ100の構成について説明する。なお、プロジェクタ100は、本発明の「リアプロジェクション方式のプロジェクタ」の一例である。
本発明の第1実施形態によるプロジェクタ100は、図1に示すように、画像を表示する表示部10と、レーザ光により形成した画像を表示部10に投影する投影部20と、プロジェクタ100の外形を形成する筐体30(二点鎖線で示す)とを備えている。また、プロジェクタ100は、投影部20が表示部10の裏面側(Z2方向側)から画像を投影するリアプロジェクション方式のプロジェクタである。
表示部10は、投影部20により照射されるレーザ光が透過する透過領域10aと、透過領域10aの周囲に配置されるとともに投影部20により照射されるレーザ光が透過しない非透過領域10bとを有している。また、表示部10は、透過領域10aに、ユーザの視聴用画像(画像の内容は図示せず)が表示されるように構成されている。透過領域10aは、矩形状に形成されている。また、非透過領域10bは、透過領域10aの周囲を囲む枠体状に形成されている。
また、投影部20によりレーザ光が照射される表示部10の裏面側(Z2方向側)の非透過領域10bには、プロジェクタ100の異常を検出するためのX側光検出部11およびY側光検出部12の2つの光検出部が配置されている。X側光検出部11およびY側光検出部12には、受光量に応じて電流が発生するフォトトランジスタなどの受光素子が用いられている。このプロジェクタ100は、故障や誤動作などの異常が起きた場合には、X側光検出部11またはY側光検出部12により異常が検出されて、異常動作に対する保護処理が行われるように構成されている。この異常動作に対する保護処理の詳細については、後述する。なお、X側光検出部11は、本発明の「水平側光検出部」の一例である。また、Y側光検出部12は、本発明の「垂直側光検出部」の一例である。
投影部20は、図2に示すように、3つのレーザ光源21(青色LD部21a、緑色LD部21bおよび赤色LD部21c)と、2つのビームスプリッタ22(22aおよび22b)と、レンズ23と、レーザ光走査部24と、映像処理部25と、制御部26と、LD(レーザダイオード)ドライバ27と、X方向ミラードライバ28と、Y方向ミラードライバ29とを含んでいる。また、投影部20は、レーザ光走査部24により表示部10の透過領域10aと非透過領域10bとの両方を走査可能に構成されている。すなわち、投影部20は、表示部10の裏面(Z2方向側の面)の全領域を走査可能に構成されている。また、投影部20は、映像処理部25に入力された映像信号に基づいて、レーザ光走査部24によりレーザ光を走査して、透過領域10aに視聴用画像を投影するように構成されている。また、投影部20は、レーザ光走査部24によりレーザ光を走査して、非透過領域10bに後述する異常検出用画像40(図3参照)を投影するように構成されている。ここで、視聴用画像とは、必ずしも音声が伴う画像である必要はなく、音声の伴わない画像についても含まれる。
3つのレーザ光源21は、各々、レーザ光をレーザ光走査部24に照射するように構成されている。具体的には、青色LD部21aは、青色のレーザ光をビームスプリッタ22aおよびレンズ23を通過させてレーザ光走査部24に照射するように構成されている。緑色LD部21bおよび赤色LD部21cは、各々、緑色のレーザ光および赤色のレーザ光をビームスプリッタ22b、22aおよびレンズ23を通過させてレーザ光走査部24に照射するように構成されている。
レーザ光走査部24は、静電力により駆動される静電駆動方式のMEMS(Micro Electro Mechanical System)ミラー24aにより構成されている。また、レーザ光走査部24は、レーザ光源21から照射されたレーザ光をMEMSミラー24aにより反射させて、表示部10の透過領域10aおよび非透過領域10bにレーザ光を走査するように構成されている。具体的には、レーザ光走査部24は、MEMSミラー24aがX方向およびY方向(図1参照)に駆動されることにより、表示部10の透過領域10aおよび非透過領域10bにレーザ光を走査可能に構成されている。なお、MEMSミラー24aは、本発明の「ミラー」の一例である。また、X方向は、本発明の「水平方向」の一例である。また、Y方向は、本発明の「垂直方向」の一例である。
映像処理部25は、外部から入力される映像信号に基づいて、映像の投影を制御するように構成されている。具体的には、映像処理部25は、外部から入力される映像信号に基づいて、制御部26を介して、レーザ光走査部24の駆動を制御するとともに、レーザ光源21によるレーザ光の照射を制御するように構成されている。
制御部26は、映像処理部25による制御に基づいて、LDドライバ27を制御して、レーザ光源21によるレーザ光の照射を制御するように構成されている。具体的には、制御部26は、レーザ光走査部24が走査するタイミングに合せて投影画像(視聴用画像および異常検出用画像40)の各画素に対応する色のレーザ光をレーザ光源21(青色LD部21a、緑色LD部21bおよび赤色LD部21c)から照射させる制御を行うように構成されている。また、制御部26は、映像処理部25による制御に基づいて、X方向ミラードライバ28およびY方向ミラードライバ29を制御して、レーザ光走査部24のMEMSミラー24aのX方向およびY方向の駆動を制御するように構成されている。
次に、図3を参照して、プロジェクタ100のX側光検出部11、Y側光検出部12および異常検出用画像40の詳細な配置について説明する。そして、図3〜図6を参照して、異常検出用画像40の検出結果に基づいて、プロジェクタ100の正常動作状態、異常動作状態、保護状態および保護状態で誤動作が解除された状態の各々の状態がどのように遷移するかについて、順次説明する。
第1実施形態では、X側光検出部11は、図3に示すように、表示部10の裏面(Z2方向側の面)の非透過領域10b(間隔の広いハッチングで示す)において、MEMSミラー24aの非通電状態における表示部10上のレーザ光の照射位置50を通るX方向のライン51(一点鎖線で示す)上に配置されている。具体的には、X側光検出部11は、矩形状の透過領域10aの周囲を囲む枠体状の非透過領域10bのX1方向側の端部近傍において、X方向のライン51上に配置されている。なお、MEMSミラー24a(図2参照)の非通電状態における表示部10上のレーザ光の照射位置50は、図3において、表示部10の略中央に位置するように示しているが、非通電状態におけるレーザ光の照射位置はこれに限られない。非通電状態におけるレーザ光の照射位置は、表示部10内において、略中央以外のどのような位置であっても構わない。
また、第1実施形態では、Y側光検出部12は、表示部10の裏面の非透過領域10bにおいて、MEMSミラー24aの非通電状態における表示部10上のレーザ光の照射位置50を通るY方向のライン52(一点鎖線で示す)上に配置されている。具体的には、Y側光検出部12は、矩形状の透過領域10aの周囲を囲む枠体状の非透過領域10bのY1方向側の端部近傍において、Y方向のライン52上に配置されている。
また、第1実施形態では、異常検出用画像40(間隔の狭いハッチングで示す)は、表示部10の裏面の非透過領域10bにレーザ光走査部24(図2参照)により投影されている。具体的には、異常検出用画像40は、X側光検出部11を通るY方向のライン61(一点鎖線で示す)と、Y側光検出部12を通るX方向のライン62(一点鎖線で示す)との交点上にレーザ光走査部24により投影されている。また、異常検出用画像40は、円形状を有するとともに、円形状のX方向およびY方向の幅が、各々、X側光検出部11のX方向の幅およびY側光検出部12のY方向の幅と同等または若干大きな幅を有するようにレーザ光走査部24により投影されている。また、異常検出用画像40は、X側光検出部11およびY側光検出部12として用いられているフォトトランジスタの検出に適した赤色の波長のレーザ光により形成されている。
プロジェクタ100は、図3に示すように、正常動作状態では、ユーザの視聴用画像(画像の内容は図示せず)がレーザ光走査部24により透過領域10aに投影されるとともに、異常検出用画像40が非透過領域10bに投影されている。この正常動作状態では、MEMSミラー24aは、X方向ミラードライバ28により、表示部10のX2方向の端部からX1方向の端部まで駆動可能(レーザ光を走査可能)であるとともに、Y方向ミラードライバ29により、表示部10のY1方向の端部からY2方向の端部まで駆動可能である。すなわち、MEMSミラー24aのX方向可動域およびY方向可動域は、何ら制限されていない状態である。
次に、故障や誤動作などの異常により、MEMSミラー24aにX方向ミラードライバ28から駆動のための電力が供給されなくなり、MEMSミラー24aがX方向に駆動不能になった場合を例にとって、プロジェクタ100の異常動作状態について説明する。
異常動作状態(ミラーX方向駆動不能状態)では、図4に示すように、MEMSミラー24aにX方向ミラードライバ28(図2参照)から駆動のための電力が供給されないため、MEMSミラー24aがX方向に駆動不能(走査不能)となり、MEMSミラー24aのX方向可動域が非通電状態の位置に固定される。一方、Y方向については、MEMSミラー24aにY方向ミラードライバ29(図2参照)から駆動のための電力が正常に供給されているため、MEMSミラー24aのY方向可動域は何ら制限されない。この結果、図4に示すように、透過領域10aに投影されている視聴用画像と、非透過領域10bに投影されている異常検出用画像40とが、表示部10のX方向の略中央に向かって圧縮されることにより、MEMSミラー24aの非通電状態における表示部10上のレーザ光の照射位置50を通り、Y方向に沿って延びるライン状(直線状)の光線として表示部10に照射された状態となる。なお、図4では、理解の容易のために、Y方向に沿って延びるライン状(直線状)の光線を誇張して図示しているが、本来X方向に駆動不能な状態では、ライン状の光線のX方向の幅は極短い状態になる。また、図4では、透過領域10aに投影されている視聴用画像が表示部10のX方向の略中央に向かって圧縮されることによりレーザ光が照射されなくなった透過領域10aの領域(非照射領域)をハッチングにて示している。以降の図面においても同様に、透過領域10aにおいて、非照射領域をハッチングにて示す。
そして、異常動作状態では、MEMSミラー24aの非通電状態における表示部10上のレーザ光の照射位置50を通るY方向のライン52上に配置されたY側光検出部12と、MEMSミラー24aの非通電状態における表示部10上のレーザ光の照射位置50を通り、Y方向に沿って延びるライン状(直線状)の光線として表示部10に照射される異常検出用画像40とが重なった状態になる。これにより、Y側光検出部12により検出された異常検出用画像40の光量に基づいて、プロジェクタ100の異常が検出される。
そして、プロジェクタ100の異常がY側光検出部12により検出された場合には、図5に示すように、プロジェクタ100は、保護状態に遷移する。具体的には、プロジェクタ100は、Y側光検出部12により検出された異常検出用画像40の光量に基づいてプロジェクタ100の異常が検出された場合には、レーザ光走査部24による走査を継続しながら、レーザ光走査部24による透過領域10aへのレーザ光の照射を停止させる制御を制御部26により行う。つまり、プロジェクタ100は、レーザ光走査部24による走査を継続しながら、透過領域10aに投影していた視聴用画像を形成するレーザ光の照射のみを停止させる制御を制御部26により行う。これにより、プロジェクタ100は、保護状態に遷移する。保護状態では、透過領域10aへのレーザ光の照射が停止されるので、透過領域10aを透過して、レーザ光が外部に照射されることがない。
この保護状態では、透過領域10aへのレーザ光の照射を停止させる一方で、非透過領域10bへの異常検出用画像40を形成するレーザ光の照射については継続される。そして、Y側光検出部12により異常検出用画像40が検出された状態(異常検出状態)が所定の時間継続した場合には、MEMSミラー24aが故障により駆動不能になったと判別されて、レーザ光走査部24による表示部10の全ての領域(透過領域10aおよび非透過領域10b)へのレーザ光の照射を停止させる制御を制御部26により行う。ここで、所定の時間としてはどのような時間を設定しても構わないが、たとえば、動画像を形成する静止画像1枚を表示する時間を1フレームとして、2〜3フレームに相当する時間を所定の時間として設定することができる。
一方、外来ノイズなどによる誤動作により一時的にMEMSミラー24aがX方向に駆動不能になった場合には、保護状態への遷移後に、MEMSミラー24aのX方向の駆動不能状態が解除される。この場合、図6に示すように、MEMSミラー24aは、X方向およびY方向のいずれの方向にも駆動可能な状態になる。この結果、異常検出用画像40が正常動作状態と同じ位置に投影されるので、Y側光検出部12上に異常検出用画像40が位置する状態が解除される。
この場合には、Y側光検出部12により異常検出用画像40が検出された状態(異常検出状態)が所定の時間継続しないので、MEMSミラー24aが駆動可能であると判別されて、レーザ光走査部24による透過領域10aへのレーザ光の照射を再開させる制御を制御部26により行う。すなわち、プロジェクタ100は、図3に示す、正常動作に復帰する。
なお、故障や誤動作などの異常により、MEMSミラー24aがX方向に駆動不能になった場合を例にとって、プロジェクタ100の各々の状態について説明したが、MEMSミラー24aがY方向に駆動不能になった場合についても、X方向とY方向とを逆にして読み替えれば同様である。つまり、X側光検出部11と、異常検出用画像40とが重なることにより、プロジェクタ100の異常が検出されるとともに、透過領域10aへのレーザ光の照射が停止される。
次に、図2、図3および図7を参照して、上述したプロジェクタ100の異常動作に対する保護処理についてフローチャートに基づいて説明する。
まず、図7に示すように、ステップS1において、異常検出用画像40(図3参照)がX側光検出部11(図3参照)またはY側光検出部12(図3参照)により検出されたか否かが制御部26(図2参照)により判別される。異常検出用画像40がX側光検出部11またはY側光検出部12により検出されていないと判別された場合には、ステップS1の処理を繰り返す。
異常検出用画像40がX側光検出部11またはY側光検出部12により検出されたと判別された場合には、異常が検出されたと判別されて、ステップS2において、レーザ光走査部24(図2参照)による透過領域10a(図3参照)へのレーザ光の照射を停止させる制御を制御部26により行う。そして、ステップS3において、X側光検出部11またはY側光検出部12により異常検出用画像40が検出された状態(異常検出状態)が所定の時間継続したか否かが制御部26により判別される。
X側光検出部11またはY側光検出部12により異常検出用画像40が検出された状態が所定の時間継続したと判別された場合には、ステップS4において、MEMSミラー24aが故障により駆動不能になったと判別されて、レーザ光走査部24による表示部10の全ての領域(透過領域10aおよび非透過領域10b)へのレーザ光の照射を停止させる制御が制御部26により行われる。
X側光検出部11またはY側光検出部12により異常検出用画像40が検出された状態が所定の時間継続していないと判別された場合には、ステップS5において、MEMSミラー24aが駆動可能であると判別されて、レーザ光走査部24による透過領域10aへのレーザ光の照射を再開させる制御が制御部26により行われる。すなわち、プロジェクタ100は、正常動作に復帰する。
第1実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
第1実施形態では、上記のように、MEMSミラー24aの非通電状態における表示部10上のレーザ光の照射位置50を通るX方向のライン51上にX側光検出部11を設けることによって、故障や誤動作によりMEMSミラー24aがX方向に駆動不能になった場合には、レーザ光走査部24により走査されるレーザ光がMEMSミラー24aの非通電状態における表示部10上のレーザ光の照射位置50を通り、X方向に延びるライン状の光線になるという現象を利用して、X側光検出部11により異常を検出することができる。また、MEMSミラー24aの非通電状態における表示部10上のレーザ光の照射位置50を通るY方向のライン52上にY側光検出部12を設けることによって、故障や誤動作によりMEMSミラー24aがX方向に駆動不能になった場合にも、MEMSミラー24aがY方向に駆動不能になった場合と同様に、Y側光検出部12により異常を検出することができる。これにより、MEMSミラー24aがX方向またはY方向のいずれの方向に駆動不能になった場合にも、X側光検出部11およびY側光検出部12により異常を確実に検出することができる。また、ユーザの視聴用画像を形成するレーザ光の一部を反射させる場合と異なり、異常検出のためにレーザ光を反射させない分、ユーザの視聴用画像の明るさが減少することを抑制することができる。また、X側光検出部11およびY側光検出部12を1つずつ設けるだけで、異常の検出が可能になるので、3つ以上の検出部を設ける場合に比べて、構成を簡略化することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、表示部10の非透過領域10bに異常検出用画像40を投影するようにレーザ光走査部24を構成する。これにより、異常検出専用の異常検出用画像40により、異常をより確実に検出することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、X側光検出部11を通るY方向のライン61と、Y側光検出部12を通るX方向のライン62との交点上に異常検出用画像40を投影する。これにより、MEMSミラー24aがY方向に駆動不能になった場合とMEMSミラー24aがX方向に駆動不能になった場合との両方の場合に、X側光検出部11を通るY方向のライン61と、Y側光検出部12を通るX方向のライン62との交点上に投影された1つの異常検出用画像40により異常を確実に検出することができる。これにより、X側光検出部11用の異常検出用画像40と、Y側光検出部12用の異常検出用画像40との別個の異常検出用画像40を表示部10の非透過領域10bに投影する必要がないので、異常検出用画像40の数が少ない分、消費電力が増加することをより確実に抑制することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、レーザ光走査部24によるレーザ光の照射を制御する制御部26を設ける。そして、X側光検出部11またはY側光検出部12により検出されたレーザ光の光量に基づいて異常が検出された場合には、レーザ光走査部24による透過領域10aへのレーザ光の照射を行わない制御を行うように制御部26を構成する。これにより、X側光検出部11またはY側光検出部12により異常が検出された場合に、光量の増加したレーザ光が透過領域10aを介して外部に照射されることを抑制することができるので、光量の増加したレーザ光がユーザに照射されることを抑制することができる。その結果、ユーザの安全を確保することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、X側光検出部11またはY側光検出部12により検出された異常検出用画像40を形成するレーザ光の光量に基づいて異常が検出された場合には、レーザ光走査部24による透過領域10aへの視聴用画像を形成するレーザ光の照射を停止させる制御を行うように制御部26を構成する。これにより、この第1実施形態のように、MEMSミラー24aを静電駆動させる場合など、MEMSミラー24aの可動域を制限することが困難な場合にも、レーザ光走査部24による走査を継続しながら、透過領域10aへのレーザ光の照射を停止することができるので、ユーザの安全を確保することができる。また、外来ノイズなどによる誤動作によりMEMSミラー24aが一時的にX方向またはY方向に駆動不能になった場合にも、リアプロジェクション方式のプロジェクタ100の電源を切る必要がないので、MEMSミラー24aが駆動可能になった際に正常動作に容易に復帰させる(透過領域10aへのレーザ光の照射を再開させる)ことができる。
また、第1実施形態では、上記のように、X側光検出部11またはY側光検出部12により検出されたレーザ光の光量に基づいて異常が検出された場合には、異常検出状態が所定の時間継続したか否かを判別するとともに、異常検出状態が所定の時間継続した場合には、レーザ光走査部24によるレーザ光の照射を停止させる制御を行い、異常検出状態が所定の時間継続しない場合には、レーザ光走査部24による透過領域10aへのレーザ光の照射を再開させる制御を行うように制御部26を構成する。これにより、MEMSミラー24aが故障により駆動不能になった場合と、誤動作により一時的に(所定の時間よりも短い時間だけ)駆動不能になった場合とを制御部26により判別することができる。この結果、MEMSミラー24aが故障により駆動不能になった場合には、レーザ光の照射を停止させるとともに、誤動作により一時的に駆動不能になった場合には、MEMSミラー24aが駆動可能になった際に正常動作に復帰させることができる。したがって、故障および誤動作のいずれの場合にもレーザ光を停止させる場合と異なり、誤動作の場合には、自動的に正常動作に復帰させる(透過領域10aへのレーザ光の照射を再開させる)ことができるので、ユーザが復帰操作など煩雑な操作をすることを抑制することができる。
(第2実施形態)
次に、図2および図8〜図11を参照して、第2実施形態について説明する。この第2実施形態では、プロジェクタ100の保護状態においてレーザ光走査部24による透過領域10aへのレーザ光の照射を停止した上記第1実施形態とは異なり、プロジェクタ200の保護状態においてレーザ光走査部124により非透過領域10bのみが走査されるようにMEMSミラー124aの可動域を制限する例について説明する。なお、プロジェクタ200は、本発明の「リアプロジェクション方式のプロジェクタ」の一例である。また、MEMSミラー124aは、本発明の「ミラー」の一例である。
プロジェクタ200の投影部120は、図2に示すように、レーザ光走査部124と、制御部126とを含んでいる。なお、図2に示した上記第1実施形態と同一の構成については、同じ符号を付してその説明を省略する。
レーザ光走査部124は、電磁力により駆動される電磁駆動方式のMEMSミラー124aにより構成されている。
第2実施形態では、制御部126は、X側光検出部11またはY側光検出部12により異常検出用画像40(図8参照)の光量に基づいて異常が検出された場合には、レーザ光走査部124によるレーザ光が非透過領域10bに照射されるようにMEMSミラー124aの可動域を制限させる制御を行うように構成されている。具体的には、制御部126は、故障や誤動作などの異常により、MEMSミラー124aがX方向またはY方向のいずれか一方の方向に駆動不能になった場合に、レーザ光走査部124によりレーザ光がX側光検出部11またはY側光検出部12の配置された側の非透過領域10bに照射されるように、駆動可能ないずれか他方の方向のMEMSミラー124aの可動域を制限させる制御を行うように構成されている。
次に、上記第1実施形態と同様に、故障や誤動作などの異常により、MEMSミラー124aにX方向ミラードライバ28から駆動のための電力が供給されなくなり、MEMSミラー124aがX方向に駆動不能になった場合を例にとって、上述した制御部126の制御について具体例を説明する。
上記第1実施形態と同様に、X方向に駆動不能であること(プロジェクタ200の異常動作状態)がY側光検出部12により検出された場合には、図8および図9に示すように、プロジェクタ200(図2参照)は保護状態に遷移する。保護状態では、レーザ光走査部124によりレーザ光がY側光検出部12の配置された側(Y1方向側)の非透過領域10bに照射されるように、MEMSミラー124a(図2参照)の駆動可能なY方向に対応するY方向可動域が制限されている。したがって、保護状態では、透過領域10aに投影されている視聴用画像と、非透過領域10bに投影されている異常検出用画像40とが、表示部10のX方向の略中央に向かって圧縮されるとともに、Y方向可動域が制限された分、Y方向にも圧縮された状態で照射されることになる。また、この保護状態では、透過領域10aにレーザ光が照射されなくなるので、透過領域10aを透過して、レーザ光が外部に照射されることがない。なお、図8および図10では、理解の容易のため、X方向およびY方向に圧縮された異常検出用画像40を誇張して図示している。
また、第2実施形態では、第1実施形態と異なり、プロジェクタ200の保護状態において、異常検出用画像40を形成するレーザ光と、視聴用画像を形成するレーザ光との両方のレーザ光の照射が継続されている。なお、この第2実施形態においても、後述するように、Y側光検出部12により異常検出用画像40の検出状態が所定の時間継続した場合には、レーザ光の照射を停止させる制御を制御部126により行う。
次に、図10を参照して、第2実施形態における、保護状態への遷移後に、誤動作によるX方向の駆動不能状態が解除された状態について説明する。
第2実施形態では、保護状態への遷移後に、誤動作によるX方向の駆動不能状態が解除された場合には、図10に示すように、MEMSミラー124aのY方向可動域がY側光検出部12の配置された側(Y1方向側)の非透過領域10bに照射されるように制限された状態で、X方向には、何ら制限なく駆動可能な状態になる。この場合には、異常検出用画像40が正常動作状態と略同じ位置にY方向に圧縮された状態で投影されるので、Y側光検出部12上に異常検出用画像40が位置する状態が解除される。したがって、Y側光検出部12により異常検出用画像40が検出された状態(異常検出状態)が所定の時間継続しないので、MEMSミラー124aが駆動可能であると判別されて、レーザ光走査部124(図2参照)による透過領域10aへのレーザ光の照射を再開させる制御を制御部126により行う。すなわち、プロジェクタ200は、正常動作に復帰する。
なお、この第2実施形態においても、故障や誤動作などの異常により、MEMSミラー124aがX方向に駆動不能になった場合を例にとって、プロジェクタ200の各々の状態について説明したが、MEMSミラー124aがY方向に駆動不能になった場合についても、X方向とY方向とを逆にして読み替えれば同様である。つまり、保護状態では、レーザ光走査部124によりレーザ光がX側光検出部11の配置された側(X1方向側)の非透過領域10bに照射されるように、MEMSミラー121aの駆動可能なX方向に対応するX方向可動域が制限される。
次に、図2、図8および図11を参照して、上述したプロジェクタ200の異常動作に対する保護処理についてフローチャートに基づいて説明する。なお、図7に示した上記第1実施形態と同一の処理については、同じ符号を付してその説明を省略する。
図11に示すように、ステップS1において、異常検出用画像40(図8参照)がX側光検出部11(図8参照)またはY側光検出部12(図8参照)により検出された場合には、異常が検出されたと判別されて、ステップS2aにおいて、レーザ光走査部124(図2参照)によるレーザ光が非透過領域10b(図8参照)に照射されるようにMEMSミラー124a(図2参照)のX方向可動域またはY方向可動域を制限させる制御が制御部126(図2参照)により行われる。以降の処理動作は、図7におけるステップS3〜ステップS5と同様に実施される。
なお、第2実施形態のその他の構成は、上記第1実施形態と同様である。
第2実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
第2実施形態では、第1実施形態と同様に、故障や誤動作によりMEMSミラー124aがX方向またはY方向に駆動不能になった場合には、レーザ光走査部124により走査されるレーザ光がMEMSミラー124aの非通電状態における表示部10上のレーザ光の照射位置50を通り、X方向またはY方向に延びるライン状の光線になるという現象を利用して、異常を検出することができる。これにより、MEMSミラー124aがX方向またはY方向のいずれの方向に駆動不能になった場合にも、異常を確実に検出することができる。
また、第2実施形態では、上記のように、X側光検出部11またはY側光検出部12により検出されたレーザ光の光量に基づいて異常が検出された場合には、レーザ光走査部124によるレーザ光が非透過領域10bに照射されるようにMEMSミラー124aの可動域を制限させる制御を行うように制御部126を構成する。これにより、故障や誤動作によりMEMSミラー124aがX方向またはY方向のいずれか一方の方向に駆動不能になった際にも、X方向またはY方向のいずれか他方の方向にMEMSミラー124aが駆動可能な場合が多いことを利用して、レーザ光を非透過領域10bに照射することができる。したがって、ユーザの安全を確実に確保することができるとともに、プロジェクタ200の電源を切る必要がないので、MEMSミラー124aが駆動可能になった際に、正常動作に復帰させることができる。
なお、第2実施形態のその他の効果は、上記第1実施形態と同様である。
(第3実施形態)
次に、図2および図12〜図16を参照して、第3実施形態について説明する。この第3実施形態では、正常動作状態において異常検出用画像40がX側光検出部11およびY側光検出部12の配置された位置以外の位置に投影された上記第1および第2実施形態とは異なり、正常動作状態においてプロジェクタ300の異常検出用画像240および241が、各々、X側光検出部11およびY側光検出部12の配置された位置に投影される例について説明する。なお、プロジェクタ300は、本発明の「リアプロジェクション方式のプロジェクタ」の一例である。
プロジェクタ300の投影部220は、図2に示すように、レーザ光走査部224と、制御部226とを含んでいる。なお、図2に示した上記第1および第2実施形態と同一の構成については、同じ符号を付してその説明を省略する。
レーザ光走査部224は、電磁力により駆動される電磁駆動方式のMEMSミラー224aにより構成されている。また、レーザ光走査部224は、図12に示すように、X側光検出部11およびY側光検出部12の配置された位置に、各々、Y方向に長い矩形状の異常検出用画像240およびX方向に長い矩形状の異常検出用画像241を投影するように構成されている。この異常検出用画像240および241は、X側光検出部11およびY側光検出部12として用いられているフォトトランジスタの検出に適した赤色の波長のレーザ光により形成されている。なお、MEMSミラー224aは、本発明の「ミラー」の一例である。
制御部226(図2参照)は、所定の光量以上の光量がX側光検出部11またはY側光検出部12により検出された場合には、上記第2実施形態と同様に、レーザ光走査部224によるレーザ光が非透過領域10bに照射されるようにMEMSミラー224aの可動域を制限させる制御を行うように構成されている。ここで、所定の光量としては、後述する保護状態でMEMSミラー224aの駆動不能状態が解除された状態における異常検出用画像240および241の光量よりも大きい光量であれば、どのような光量が設定されても構わない。
プロジェクタ300は、図12に示すように、正常動作状態では、ユーザの視聴用画像がレーザ光走査部224(図2参照)により透過領域10aに投影されるとともに、2つの異常検出用画像240および241が非透過領域10bに投影されている。この正常動作状態では、MEMSミラー224aは、X方向ミラードライバ28(図2参照)により、表示部10のX2方向の端部からX1方向の端部まで駆動可能であるとともに、Y方向ミラードライバ29(図2参照)により、表示部10のY1方向の端部からY2方向の端部まで駆動可能である。すなわち、MEMSミラー224aのX方向可動域およびY方向可動域は、何ら制限されていない状態である。
次に、上記第1および第2実施形態と同様に、故障や誤動作などの異常により、MEMSミラー224aにX方向ミラードライバ28から駆動のための電力が供給されなくなり、MEMSミラー224aがX方向に駆動不能になった場合を例にとって、プロジェクタ300の異常動作状態について説明する。
異常動作状態(ミラーX方向駆動不能状態)では、図13に示すように、MEMSミラー224aにX方向ミラードライバ28から駆動のための電力が供給されないため、MEMSミラー224aがX方向に駆動不能(走査不能)となり、MEMSミラー224aのX方向可動域が非通電状態の位置に固定される。一方、Y方向については、MEMSミラー224aにY方向ミラードライバ29から駆動のための電力が正常に供給されているため、MEMSミラー224aのY方向可動域は何ら制限されない。この結果、図13に示すように、透過領域10aに投影されている視聴用画像と、非透過領域10bに投影されている2つの異常検出用画像240および241とが、MEMSミラー224aの非通電状態における表示部10上のレーザ光の照射位置50を通り、Y方向に沿って延びるライン状(直線状)の光線として表示部10に照射された状態となる。なお、図13でも、理解の容易のために、Y方向に沿って延びるライン状(直線状)の光線を誇張して図示しているが、本来X方向に駆動不能な状態では、ライン状の光線のX方向の幅は極短い状態になる。
そして、異常動作状態では、X方向の幅が圧縮された異常検出用画像241がY側光検出部12上に重なった状態になる。これにより、プロジェクタ300の後述する保護状態でMEMSミラー224aの駆動不能状態が解除された状態における異常検出用画像241の光量よりも大きい光量が、Y側光検出部12により検出される。すなわち、所定の光量以上の光量がY側光検出部12により検出されるので、異常検出用画像241の光量に基づいて、プロジェクタ300の異常が検出される。
そして、プロジェクタ300の異常がY側光検出部12により検出された場合には、図14に示すように、プロジェクタ300は保護状態に遷移する。保護状態では、上記第2実施形態と同様に、レーザ光走査部224によりレーザ光がY側光検出部12の配置された側(Y1方向側)の非透過領域10bに照射されるように、MEMSミラー224aの駆動可能なY方向に対応するY方向可動域が、制限されている。したがって、保護状態では、透過領域10aに投影されている視聴用画像と、非透過領域10bに投影されている異常検出用画像240および241とが、表示部10のX方向の略中央に向かって圧縮されるとともに、Y方向可動域が制限された分、Y方向にも圧縮された状態で照射されることになる。また、この保護状態では、透過領域10aにレーザ光が照射されなくなるので、透過領域10aを透過して、レーザ光が外部に照射されることがない。なお、図13〜図15では、理解の容易のため、X方向およびY方向に圧縮された異常検出用画像240および241を誇張して図示している。
一方、誤動作により一時的にMEMSミラー224aがX方向に駆動不能になった場合には、保護状態への遷移後に、MEMSミラー224aのX方向の駆動不能状態が解除される。この場合、図15に示すように、MEMSミラー224aは、Y方向可動域が制限された状態で、X方向には、何ら制限なく駆動可能な状態になる。したがって、異常検出用画像241がX方向に長い矩形状を有した状態で投影されるので、所定の光量以上の光量がY側光検出部12により検出された状態が解除される。
この場合には、Y側光検出部12により所定の光量以上の光量が検出された状態(異常検出状態)が所定の時間継続しないので、MEMSミラー224aが駆動可能であると判別されて、Y方向可動域が制限された状態が解除され、レーザ光走査部224による透過領域10aへのレーザ光の照射を再開させる制御を制御部226により行う。すなわち、プロジェクタ300は、図12に示す、正常動作に復帰する。
なお、この第3実施形態においても、故障や誤動作などの異常により、MEMSミラー224aがX方向に駆動不能になった場合を例にとって、プロジェクタ300の各々の状態について説明したが、MEMSミラー224aがY方向に駆動不能になった場合についても、異常検出用画像240を異常検出用画像241として、X方向とY方向とを逆にして読み替えれば同様である。つまり、保護状態では、レーザ光走査部224によりレーザ光がX側光検出部11の配置された側(X1方向側)の非透過領域10bに照射されるように、MEMSミラー221aの駆動可能なX方向に対応するX方向可動域が制限される。
次に、図2、図12および図16を参照して、上述したプロジェクタ300の異常動作に対する保護処理についてフローチャートに基づいて説明する。なお、図11に示した上記第2実施形態と同一の処理については、同じ符号を付してその説明を省略する。
まず、図16に示すように、ステップS1bにおいて、保護状態でMEMSミラー224aの駆動不能状態が解除された状態における異常検出用画像240または241(図12参照)の光量よりも大きい所定の光量以上の光量がX側光検出部11(図12参照)またはY側光検出部12(図12参照)により検出されたか否かが制御部226(図2参照)により判別される。所定の光量以上の光量がX側光検出部11またはY側光検出部12により検出されていないと判別された場合には、ステップS1bの処理を繰り返す。
所定の光量以上の光量がX側光検出部11またはY側光検出部12により検出されたと判別された場合には、ステップS2aにおいて、レーザ光走査部224(図2参照)によるレーザ光が非透過領域10bに照射されるようにMEMSミラー224a(図2参照)のX方向可動域またはY方向可動域を制限させる制御が制御部226により行われる。そして、ステップS3bにおいて、X側光検出部11またはY側光検出部12により所定の光量以上の光量が検出された状態(異常検出状態)が所定の時間継続したか否かが制御部226により判別される。以降の処理動作は、図11におけるステップS4およびステップS5と同様に実施される。
なお、第3実施形態のその他の構成は、上記第2実施形態と同様である。
第3実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
第3実施形態では、第1および第2実施形態と同様に、故障や誤動作によりMEMSミラー224aがX方向またはY方向に駆動不能になった場合には、レーザ光走査部224により走査されるレーザ光がMEMSミラー224aの非通電状態における表示部10上のレーザ光の照射位置50を通り、X方向またはY方向に延びるライン状の光線になるという現象を利用して、異常を検出することができる。これにより、MEMSミラー224aがX方向またはY方向のいずれの方向に駆動不能になった場合にも、異常を確実に検出することができる。
また、第3実施形態では、上記のように、異常検出用画像240および241がX側光検出部11およびY側光検出部12の配置された各々の位置に投影されるとともに、保護状態でMEMSミラー224aの駆動不能状態が解除された状態における異常検出用画像240または241の光量よりも大きい所定の光量以上の光量がX側光検出部11またはY側光検出部12により検出された場合には、レーザ光走査部224によるレーザ光が非透過領域10bに照射されるようにMEMSミラー224aの可動域を制限させる制御を行うように制御部226を構成する。これにより、故障や誤動作などの異常時にのみ異常検出用画像がX側光検出部11またはY側光検出部12により検出される場合と異なり、異常検出用画像240および241が、各々、X側光検出部11およびY側光検出部12の配置された各々の位置に投影されることにより、外来光などの不意の光に反応して異常動作状態を誤検出することを抑制することができる。また、この第3実施形態においても、上記第2実施形態と同様に、故障や誤動作によりMEMSミラー224aがX方向またはY方向のいずれか一方の方向に駆動不能になった際にも、X方向またはY方向のいずれか他方の方向にMEMSミラー224aが駆動可能なことを利用して、レーザ光を非透過領域10bに照射することができる。したがって、ユーザの安全を確実に確保することができるとともに、プロジェクタ300の電源を切ることないので、MEMSミラー224aが駆動可能になった際に、正常動作に復帰させることができる。
なお、第3実施形態のその他の効果は、上記第2実施形態と同様である。
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
たとえば、上記第1〜第3実施形態では、X側光検出部11またはY側光検出部12により検出された光量に基づいてプロジェクタ100(200、300)の異常が検出された例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、X側光検出部11またはY側光検出部12により検出された光量のみならず、さらにレーザ光走査部による異常検出用画像の走査のタイミングと、X側光検出部11またはY側光検出部12による検出のタイミングとが同じであるか否かを判別することにより異常を検出してもよい。このように構成すれば、異常検出用画像を形成するレーザ光の検出結果と、異常検出用画像以外の光の検出結果とを判別することができるので、異常検出用画像によりプロジェクタの異常を確実に検出することができる。
また、上記第2および第3実施形態では、X側光検出部11またはY側光検出部12により異常検出用画像40(240、241)の光量に基づいて異常が検出された場合には、レーザ光走査部124(224)によるレーザ光が非透過領域10bに照射されるようにMEMSミラー124a(224a)の可動域を制限させる制御を制御部126(226)により行った例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、図17に示す第2実施形態の変形例のように、MEMSミラーの可動域を制限させるのみならず、さらに透過領域10aに投影されていた視聴用画像を形成するレーザ光の照射を停止させる制御を制御部により行ってもよい。この場合、保護状態への遷移後に、誤動作によるMEMSミラーの駆動不能状態が解除された状態において、異常検出用画像40を形成するレーザ光のみが照射され、MEMSミラーのY方向可動域が制限された状態で、X方向には、何ら制限なく駆動可能な状態になる。このように構成すれば、MEMSミラーの可動域が制限された後の保護状態において、視聴用画像を形成するレーザ光がX側光検出部11またはY側光検出部12に照射されることがないので、異常検出用画像40を形成するレーザ光以外の光によって異常が誤検出されることを抑制することができる。したがって、異常検出用画像40によりプロジェクタの異常をより確実に検出することができる。
また、上記第1〜第3実施形態では、異常検出用画像40が円形状を有するとともに、2つの異常検出用画像240および241が矩形形状を有し、各々の異常検出用画像40(240、241)が赤色の波長のレーザ光により形成された例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、異常検出用画像は、円形状または矩形形状以外の形状を有していてもよい。また、異常検出用画像は、赤色以外の波長のレーザ光により形成されてもよい。この場合、異常検出用画像は、検出感度を確保する観点から、単一の波長のレーザ光により形成されていることが好ましい。
また、上記第1〜第3実施形態では、X側光検出部11またはY側光検出部12により異常検出状態が所定の時間継続したか否かが制御部26(126、226)により判別された例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、制御部により異常検出状態が所定の時間継続したか否かを判別することなく、表示部の全ての領域へのレーザ光の照射を停止してもよい。
また、上記第1〜第3実施形態では、X側光検出部11が非透過領域10bのX1方向側においてX方向のライン51上に配置されるとともに、Y側光検出部12が非透過領域10bのY1方向側においてY方向のライン52上に配置された例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、X側光検出部を非透過領域10bのX2方向側においてX方向のライン51上に配置してもよいし、Y側光検出部を非透過領域10bのY2方向側においてY方向のライン52上に配置してもよい。また、さらに、X側光検出部を非透過領域10bのX1方向側とX2方向側との両方においてX方向のライン51上に配置してもよいし、Y側光検出部を非透過領域10bのY1方向側とY2方向側との両方においてY方向のライン52上に配置しても構わない。
また、上記第2および第3実施形態では、レーザ光走査部124(224)によるレーザ光が非透過領域10bに照射されるようにMEMSミラー124a(224a)の可動域を制限させる制御を制御部126(226)により行った例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、MEMSミラーの可動域を固定させる制御を制御部により行ってもよい。この場合には、少なくともX側光検出部またはY側光検出部に対してレーザ光が照射されるようにMEMSミラーの可動域を固定させる必要がある。
10 表示部
10a 透過領域
10b 非透過領域
11 X側光検出部(水平側光検出部)
12 Y側光検出部(垂直側光検出部)
24、124、224 レーザ光走査部
24a、124a、224a MEMSミラー(ミラー)
26、126、226 制御部
40、240、241 異常検出用画像
100、200、300 プロジェクタ(リアプロジェクション方式のプロジェクタ)

Claims (7)

  1. 水平方向および垂直方向にミラーが駆動されることによりレーザ光を走査可能なレーザ光走査部と、
    前記レーザ光走査部により走査されるレーザ光が透過する透過領域と、前記透過領域の周囲に配置されるとともにレーザ光が透過しない非透過領域とを有する表示部と、
    前記非透過領域において、前記ミラーの非通電状態における前記表示部上のレーザ光の照射位置を通る前記水平方向のライン上および前記垂直方向のライン上にそれぞれ配置される水平側光検出部および垂直側光検出部とを備え、
    前記水平側光検出部または前記垂直側光検出部による検出結果に基づいて、異常を検出するように構成されている、リアプロジェクション方式のプロジェクタ。
  2. 前記レーザ光走査部は、前記表示部の前記非透過領域に異常検出用画像を投影するように構成されている、請求項1に記載のリアプロジェクション方式のプロジェクタ。
  3. 前記異常検出用画像は、前記水平側光検出部を通る前記垂直方向のラインと、前記垂直側光検出部を通る前記水平方向のラインとの交点上に投影されている、請求項2に記載のリアプロジェクション方式のプロジェクタ。
  4. 前記レーザ光走査部によるレーザ光の照射を制御する制御部をさらに備え、
    前記制御部は、前記水平側光検出部または前記垂直側光検出部により検出されたレーザ光の光量に基づいて異常が検出された場合には、前記レーザ光走査部による前記透過領域へのレーザ光の照射を行わない制御を行うように構成されている、請求項1〜3のいずれか1項に記載のリアプロジェクション方式のプロジェクタ。
  5. 前記制御部は、前記水平側光検出部または前記垂直側光検出部により検出されたレーザ光の光量に基づいて異常が検出された場合には、前記レーザ光走査部による前記透過領域へのレーザ光の照射を停止させる制御を行うように構成されている、請求項4に記載のリアプロジェクション方式のプロジェクタ。
  6. 前記制御部は、前記水平側光検出部または前記垂直側光検出部により検出されたレーザ光の光量に基づいて異常が検出された場合には、前記レーザ光走査部によるレーザ光が前記非透過領域に照射されるように前記ミラーの可動域を制限させる制御を行うように構成されている、請求項4に記載のリアプロジェクション方式のプロジェクタ。
  7. 前記制御部は、前記水平側光検出部または前記垂直側光検出部により検出されたレーザ光の光量に基づいて異常が検出された場合には、異常検出状態が所定の時間継続したか否かを判別するとともに、異常検出状態が前記所定の時間継続した場合には、前記レーザ光走査部によるレーザ光の照射を停止させる制御を行い、異常検出状態が前記所定の時間継続しない場合には、前記レーザ光走査部による前記透過領域へのレーザ光の照射を再開させる制御を行うように構成されている、請求項4〜6のいずれか1項に記載のリアプロジェクション方式のプロジェクタ。
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