JP2015130407A - リソグラフィ装置、リソグラフィ方法、および物品の製造方法 - Google Patents

リソグラフィ装置、リソグラフィ方法、および物品の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】フォーカス性能の点で有利なリソグラフィ装置を提供する。
【解決手段】
パターンをビームで基板に形成するリソグラフィ装置は、前記基板を保持して可動のステージと、前記基板上の計測箇所に関して前記ステージのフォーカス駆動のために得られた計測値と、当該計測値に対する補正値とに基づいて、前記ステージのフォーカス駆動を制御する制御部と、を含み、前記制御部は、前記計測値に基づいて前記ステージを駆動した場合におけるフォーカス誤差を低減するように前記補正値を生成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、リソグラフィ装置、リソグラフィ方法、および物品の製造方法に関する。
半導体デバイスなどの製造工程(リソグラフィ工程)で用いられる装置の1つとして、マスクのパターンを基板に転写する露光装置がある。このような露光装置では、基板上のショット領域にマスクのパターンを高精度に重ね合わせるため、投影光学系の結像面(フォーカス面)に基板の表面を精度よく配置することが求められている。特許文献1には、基板を走査しながら露光を行う走査露光装置において、投影光学系の光軸と垂直な方向(XY方向)への基板ステージの駆動によって生じる、光軸と平行な方向(Z方向)における基板の表面の位置ずれを補正する方法が提案されている。当該位置ずれは、例えば、基板ステージが移動するステージ定盤の面の形状に起因して生じうる。
特開2001−15422号公報
走査露光装置では、基板の走査に並行して基板の表面を像面に配置させるように制御が行われる。しかしながら、そのような制御系に機構(ステージ定盤等)の製造誤差、計測器(レーザ干渉計等)の計測誤差または制御器の制御誤差(定常偏差等)の誤差があると、基板の表面を像面に配置させるのに不利となりうる。
そこで、本発明は、フォーカス性能の点で有利なリソグラフィ装置を提供することを例示的目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一側面としてのリソグラフィ装置は、パターンをビームで基板に形成するリソグラフィ装置であって、前記基板を保持して可動のステージと、前記基板上の計測箇所に関して前記ステージのフォーカス駆動のために得られた計測値と、当該計測値に対する補正値とに基づいて、前記ステージのフォーカス駆動を制御する制御部と、を含み、前記制御部は、前記計測値に基づいて前記ステージを駆動した場合におけるフォーカス誤差を低減するように前記補正値を生成する、ことを特徴とする。
本発明の更なる目的又はその他の側面は、以下、添付図面を参照して説明される好ましい実施形態によって明らかにされるであろう。
本発明によれば、例えば、フォーカス性能の点で有利なリソグラフィ装置を提供することができる。
第1実施形態の露光装置の構成を示す概略図である。 計測部における複数の計測点の配置を示す図である。 計測部における複数の計測点とスリット光が照射される照射領域との位置関係を示す図である。 走査露光を行っている間に計測部によって基板面の高さを計測する方法を説明するための図である。 補正値列を生成する方法を説明するための図である。 複数の基板の各々について求められたレベリング誤差列を示す図である。 第2実施形態の露光装置の構成を示す概略図である。 計測部における複数の計測点の配置を示す図である。 計測部の計測点の移動経路を示す図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施の形態について説明する。なお、各図において、同一の部材ないし要素については同一の参照番号を付し、重複する説明は省略する。また、本発明に係るリソグラフィ装置は、パターンをビームで基板に形成するリソグラフィ装置を含みうる。当該リソグラフィ装置としては、露光装置(ステップ・アンド・リピート方式またはステップ・アンド・スキャン方式)や、荷電粒子線を用いた描画装置などが含まれうる。以下の実施形態では、リソグラフィ装置としてステップ・アンド・スキャン方式の露光装置(スキャナ)を用いた例について説明する。
<第1実施形態>
本発明の第1実施形態の露光装置100について、図1を参照しながら説明する。図1は、本発明の第1実施形態の露光装置100の構成を示す概略図である。第1実施形態の露光装置100は、スリット光により基板15を走査露光するステップ・アンド・スキャン方式の走査露光装置である。そして、露光装置100は、照明光学系11と、マスクステージ13と、投影光学系14と、基板ステージ16(ステージ)と、計測部17と、第1検出部18と、第2検出部19と、制御部20とを含む。制御部20は、CPUやメモリを含み、露光装置100の全体(露光装置100の各部)を制御する。即ち、制御部20は、マスク12に形成されたパターンを基板15に転写する処理(基板15を走査露光する処理)を制御する。
照明光学系11は、それに含まれるマスキングブレードなどの遮光部材により、エキシマレーザなどの光源(不図示)から射出された光を、例えばY方向に長い帯状または円弧状のスリット光に整形し、そのスリット光でマスク12の一部を照明する。マスク12および基板15は、マスクステージ13および基板ステージ16によってそれぞれ保持されており、投影光学系14を介して光学的にほぼ共役な位置(投影光学系14の物体面および像面)にそれぞれ配置される。投影光学系14は、所定の投影倍率(例えば1/2倍や1/4倍)を有し、マスク12に形成されたパターンをスリット光により基板上に投影する。マスク12のパターンが投影された基板15の領域(スリット光が照射される領域)を、以下では照射領域21と称する。そして、マスクステージ13および基板ステージ16は、投影光学系14の光軸(スリット光の光軸)と垂直な方向(例えばY方向)に可動に構成されており、互いに同期しながら投影光学系14の投影倍率に応じた速度比で相対的に走査される。これにより、照射領域21を基板上で走査させて、マスク12のパターンを基板上のショット領域15aに転写することができる。そして、このような走査露光を、基板ステージ16をステップ移動させながら、基板上における複数のショット領域15aの各々について順次繰り返すことにより、1枚の基板15における露光処理を完了させることができる。
第1検出部18は、例えばレーザ干渉計を含み、マスクステージ13の位置を検出する。第1検出部18に含まれるレーザ干渉計は、例えば、レーザ光をマスクステージ13に設けられた反射板13aに向けて照射し、反射板13aで反射されたレーザ光によってマスクステージ13における基準位置からの変位を検出する。これにより、第1検出部18は、当該変位に基づいてマスクステージ13の現在位置を取得することができる。また、第2検出部19は、例えばレーザ干渉計を含み、基板ステージ16の位置を検出する。第2検出部19に含まれるレーザ干渉計は、例えば、レーザ光を基板ステージ16に設けられた反射板16aに向けて照射し、反射板16aで反射されたレーザ光によって基板ステージ16における基準位置からの変位を検出する。これにより、第2検出部19は、当該変位に基づいて基板ステージ16の現在位置を取得することができる。そして、第1検出部18と第2検出部19によってそれぞれ取得されたマスクステージ13と基板ステージ16との現在位置に基づいて、マスクステージ13と基板ステージ16とのXY方向における駆動が制御部20によって制御される。ここで、第1検出部18および第2検出部19は、マスクステージ13の位置および基板ステージ16の位置をそれぞれ検出する際にレーザ干渉計を用いているが、それに限られるものではなく、例えばエンコーダを用いてもよい。
計測部17は、投影光学系14の結像面(フォーカス面)に基板15の表面(以下、基板面と称する)を一致させるため、基板ステージ16が移動している状態で基板面の高さを計測する。第1実施形態の計測部17は、基板15に光を斜めから照射する斜入射型であり、光を基板15に照射する照射系17aと、基板15で反射された光を受光する受光系17bとを含む。
照射系17aは、例えば、光源70と、コリメータレンズ71と、スリット部材72と、光学系73と、ミラー74とを含みうる。光源70は、例えばランプまたは発光ダイオードなどによって構成され、基板上のレジストが感光しない波長の光を射出する。コリメータレンズ71は、光源70から射出された光を、断面の光強度分布がほぼ均一となる平行光にする。スリット部材72は、互いの斜面が相対するように貼り合わせられた一対のプリズムによって構成されており、貼り合わせ面72aには、複数の開口(例えば9個のピンホール)が形成されたクロム等の遮光膜が設けられている。光学系73は、両側テレセントリック光学系であり、スリット部材72における複数の開口を通過した9本の光束を、ミラー74を介して基板上に入射させる。このとき、光学系73は、開口が形成されている面72aと基板面を含む面とがシャインプルーフの条件を満足するように構成されている。そして、本実施形態において、ミラー74は、照射系17aから射出された各光束を基板15に入射させる角度φ(光束と投影光学系14の光軸との間の角度)が例えば70度以上になるように構成されている。また、照射系17aは、図2に示すように、基板面と平行な方向(XY方向)において、スリット光の走査方向(Y方向)に対して角度θ(例えば22.5度)を成す方向から9本の光束を基板15に入射させるように構成されている。このように9本の光束を基板15に入射させることにより、9つの計測点30(複数の計測部)において基板面の高さの計測(フォーカス計測)個別に行うことができる。
受光系17bは、例えば、ミラー75と、受光光学系76と、補正光学系77と、光電変換部78と、処理部79とを含みうる。ミラー75は、基板15で反射された9本の光束を受光光学系76に導く。受光光学系76は、両側テレセントリック光学系であり、9本の光束に対して共通に設けられたストッパ絞りを含む。そして、受光光学系76に含まれるストッパ絞りによって、基板上に形成された回路パターンに起因して発生する高次の回折光(ノイズ光)が遮断される。補正光学系77は、9本の光束に対応するように複数(9つ)のレンズを有しており、9本の光束を光電変換部78の受光面に結像して当該受光面にピンホール像をそれぞれ形成する。光電変換部78は、9本の光束に対応するように複数(9つ)の光電変換素子を含む。光電変換素子としては、例えばCCDラインセンサなどが用いられうる。また、処理部79は、光電変換部78の受光面における各ピンホール像の位置に基づいて、各計測点30での基板面の高さを算出する。
このように照射系17aと受光系17bとを構成することにより、計測部17は、光電変換部78の受光面における各ピンホール像の位置に基づいて、各計測点30(各計測部)での基板面の高さの計測(フォーカス計測)を行うことができる。そして、基板面が目標高さ(フォーカス面)に配置されるように、計測部17による計測値に基づいて基板ステージ16のフォーカス駆動が制御部20によって制御される。ここで、受光系17bでは、基板上の各計測点30と光電変換部78の受光面とが、互いに共役になるように倒れ補正が行われる。そのため、光電変換部78の受光面における各ピンホール像の位置が、各計測点30の局所的な傾きによっては変化しない。
図3は、計測部17における複数の計測点30とスリット光が照射される照射領域21との位置関係を示す図である。図3(a)は、計測部17が基板上のショット領域15aに形成する9つの計測点30と照射領域21との位置関係を示す図である。図3(a)において、照射領域21は、破線で囲まれた矩形形状の領域である。計測点30a〜30aは、照射領域21の内側に形成された計測点30(第2計測点(第2計測部))であり、基板上の計測箇所の露光に並行して当該計測箇所のフォーカス計測を行う。また、計測点30b〜30bおよび計測点30c〜30cは、照射領域21の内側に形成された計測点30a〜30aからスリット光の走査方向(±Y方向)に距離Lpだけ離れた位置に形成された計測点30(第1計測点(第1計測部))である。計測点30b〜30bおよび計測点30c〜30cは、基板上の計測箇所の露光に先立って当該計測箇所のフォーカス計測を行うために用いられ、スリット光の走査方向、即ち基板ステージ16の移動方向に応じて切り換えられる。
例えば、矢印Fの方向に基板ステージ16を移動させて走査露光を行う場合では、照射領域21の内側に形成された計測点30a〜30aでの計測に先立って、計測点30b〜30bによって基板面における複数の計測箇所の高さがそれぞれ計測される。このとき、制御部20は、計測点30b〜30bにおける計測値に基づいて複数の計測箇所をそれぞれ目標高さに配置するための指令値列を決定する。そして、制御部20は、決定した指令値列に基づいて、複数の計測箇所がそれぞれ照射領域21に到達するまでに目標高さに配置されるように基板ステージ16のZ方向における駆動を制御する。一方で、矢印Rの方向に基板ステージ16を移動させて走査露光を行う場合では、計測点30a〜30aでの計測に先立って、計測点30c〜30cによって基板面における複数の計測箇所の高さがそれぞれ計測される。このとき、制御部20は、計測点30c〜30cにおける計測値に基づいて複数の計測箇所をそれぞれ目標高さに配置するための指令値列を決定する。そして、制御部20は、決定した指令値列に基づいて、複数の計測箇所がそれぞれ照射領域21に到達するまでに目標高さに配置されるように基板ステージ16のZ方向における駆動を制御する。
ここで、図3(a)では、照射領域21の内側に形成された計測点30a〜30aでの計測に先立って複数の計測箇所の高さを計測するように計測点30b〜30bおよび計測点30c〜30cが配置されているが、それに限られるものではない。例えば、図3(b)に示すように、計測点30b〜30bおよび計測点30c〜30cを、スリット光の非走査方向(X方向)に沿って並べて配置してもよい。このように複数の計測点30を配置することにより、ショット領域15aの露光中に、その次に露光が行われるショット領域(非走査方向に隣り合うショット領域)において基板面の高さを計測することができる。
次に、走査露光を行っている間に計測部17によって基板面の高さを計測する方法について、図4を参照しながら説明する。図4(a)は、基板15に形成された複数のショット領域15aを走査露光する場合における複数の計測点30の位置とスリット光(照射領域21)の走査経路21aとを示す図である。図4(a)には、露光が終了したショット領域15aと、ショット領域15aの次に露光が行われるショット領域15aと、ショット領域15aの次に露光が行われるショット領域15aとが図示されている。ここでは、ショット領域15aの露光を行う場合について説明する。また、図4(b)は、図4(a)に示す走査経路21aでスリット光を走査する際のY方向における基板ステージ16の移動速度と時刻との関係を示す図である。
まず、制御部20は、ショット領域15aの露光が終了した後、即ち、照射領域21がショット領域15aを抜け出した後、基板ステージ16を−Y方向に減速、停止および+Y方向(矢印Fの方向)に加速させる。図4(b)では、時刻t1から時刻t2までの期間が基板ステージ16を減速させている期間に相当し、時刻t2から時刻t3までの期間が基板ステージ16を加速させている基板に相当する。また、制御部20は、時刻t1から時刻t3までの期間において、ショット領域15aの計測点30a〜30aによる計測およびスリット光による走査露光が開始できるように、基板ステージ16を−X方向に駆動する。このとき、基板ステージ16のY方向における速度が、照射領域21がショット領域15aに差し掛かるまでに目標速度に到達していればよいが、計測点30b〜30bによる計測が開始されるまでに目標速度に到達していることが好ましい。即ち、計測点30b〜30bがショット領域15aに差し掛かるまでに目標速度に到達していることが好ましい。
次に、制御部20は、基板ステージ16を等速度で駆動しながら、ショット領域15aの露光を行う。図4(b)では、時刻t3から時刻t4までの期間に相当する。このとき、制御部20は、計測点30b〜30bにおいて計測されたショット領域15a上の各計測箇所40の高さに基づいて、照射領域21における基板面が目標高さに配置されるように基板ステージ16の駆動を制御する。例えば、ショット領域15a上の計測箇所40a〜40aに計測点30b〜30bが配置されたとき、制御部20は、計測箇所40a〜40aの高さを計測点30b〜30bにおいて計測部17に計測させる。このとき、制御部20は、計測箇所40a〜40aにおける計測値に基づいて、計測箇所40a〜40aがそれぞれ目標高さに配置されるように基板ステージ16を駆動するための指令値を決定する。そして、制御部20は、計測箇所40a〜40aが照射領域21に配置されるまでに、決定した指令値に従って基板ステージ16を駆動する。また、制御部20は、ショット領域15a上の計測箇所40b〜40bに計測点30b〜30bが配置されたとき、制御部20は、計測箇所40b〜40bの高さを計測点30b〜30bにおいて計測部17に計測させる。このとき、制御部20は、計測箇所40b〜40bにおける計測値に基づいて、計測箇所40b〜40bがそれぞれ目標高さに配置されるように基板ステージ16を駆動するための指令値を決定する。そして、制御部20は、計測箇所40b〜40bが照射領域21に配置されるまでに、決定した指令値に従って基板ステージ16を駆動する。
露光装置では、一般に、基板の走査に応じて基板ステージをZ方向に駆動する際に、基板面をフォーカス面に配置させるようにフィードバック制御が行われる。しかしながら、このようなフィードバック制御において、基板の走査に対する基板ステージの駆動の応答性が不十分であると、基板面をフォーカス面に配置させることが困難になりうる。また、基板ステージに駆動誤差が生じている場合にも、基板面をフォーカス面に配置することが困難になりうる。そこで、第1実施形態の露光装置100は、指令値列を補正値列によって補正し、補正された指令値列に従って基板ステージ16のZ方向への駆動を制御する。そして、補正値列は、補正値列によって指令値列を補正することなく指令値列に従って基板ステージ16をZ方向に駆動した際に生じる基板面の高さと目標高さとのフォーカス誤差が低減されるように、露光の前に制御部20によって予め生成される。以下に、第1実施形態の露光装置100において、補正値列を生成する方法について説明する。ここで、指令値列とは、基板15(ショット領域15a)内の複数の計測箇所40の各々における指令値を羅列したデータのことである。また、補正値列とは、基板15(ショット領域15a)内の複数の計測箇所40の各々における補正値を羅列したデータのことである。
図5は、補正値列を生成する方法を説明するための図である。ここで、所定の基板の走査露光を行う際に用いられる補正値列は、その走査露光の前に取得されうる。例えば、n枚目の基板を走査露光する際に用いられる補正値列は、その走査露光の前までに露光が行われた基板を用いて取得されうる。即ち、n枚目の基板に適用される補正値列は、1枚目〜(n−1)枚目の基板の走査露光時に取得された基板面の高さの誤差に基づいて決定されうる。また、1枚目の基板を露光する際に用いられる補正値列は、当該基板の走査露光の前において、当該基板の露光を行わずに基板ステージ16の駆動のみを行うことによって決定されうる。
図5(a)および図5(b)には、図4(a)と同様に、基板15に形成された複数のショット領域15aを走査露光する場合における複数の計測点30の位置とスリット光(照射領域21)の走査経路21aとが示されている。図5(a)は、計測部17における計測点30b〜30bが、ショット領域15a内の最初の計測箇所40a〜40aに到達した状態を示す図である。この状態において、制御部20は、照射領域21の内側に形成された計測点30a〜30aに先立って、ショット領域15a内の最初の計測箇所40a〜40aの高さを計測点30b〜30bにおいて計測部17に計測させる。そして、制御部20は、計測部17の計測点30b〜30bにおいて計測された計測箇所40a〜40aの高さに基づき、計測箇所40a〜40aが目標高さに配置されるように基板ステージ16を駆動するための指令値(第1指令値)を決定する。また、図5(b)は、計測部17における計測点30b〜30bが、ショット領域15a内の2番目の計測箇所40b〜40bに到達した状態を示す図である。この状態において、制御部20は、照射領域21の内側に配置された計測点30a〜30aに先立って、ショット領域15a内の2番目の計測箇所40b〜40bの高さを計測点30b〜30bにおいて計測部17に計測させる。そして、制御部20は、計測部17の計測点30b〜30bにおいて計測された計測箇所40a〜40aの高さに基づき、計測箇所40b〜40bが目標高さに配置されるように基板ステージ16を駆動するための指令値(第2指令値)を決定する。
制御部20は、照射領域21が計測箇所40a〜40aに到達するまでに、第1指令値に従って基板ステージ16をZ方向に駆動する。また、照射領域21が計測箇所40a〜40aに到達したとき、照射領域21の内側に形成された計測点30a〜30aによる計測箇所40a〜40aの高さの計測を計測部17に行わせる。そして、制御部20は、計測部17により計測点30a〜30aにおいて計測された計測箇所40a〜40aの高さと目標高さとのフォーカス誤差が基板ステージ16の駆動によって低減されるように補正値(第1補正値)を生成する。以下では、フォーカス誤差のことをレベリング誤差と称する。同様に、制御部20は、照射領域21が計測箇所40b〜40bに到達するまでに、第2指令値に従って基板ステージ16をZ方向に駆動する。また、照射領域21が計測箇所40b〜40bに到達したとき、照射領域21の内側に形成された計測点30a〜30aによる計測箇所40b〜40bの高さの計測を計測部17に行わせる。そして、制御部20は、計測部17により計測点30a〜30aにおいて計測された計測箇所40b〜40bの高さと目標高さとのレベリング誤差が低減されるように補正値(第2補正値)を求める。このように基板15(ショット領域15a)における複数の計測箇所40の各々において補正値を求めることにより、補正値列を生成することができる。
上述のように補正値列を生成する工程は基板15を走査露光している間に行われてもよい。そして、決定された補正値は、次に走査露光が行われる基板から適用されうる。例えば、n枚目の基板の走査露光を行う際には、制御部20は、上述のように、当該基板における複数の計測箇所40の高さを計測部17に計測点30b〜30bにおいて順に計測させ、計測の度に各計測箇所40における指令値を決定する。その後、制御部20は、(n−1)枚目までの基板を用いて決定された補正値列の対応部分を用いて当該決定した指令値を逐次補正し、補正された指令値によって基板ステージ16の駆動を制御する。このように、各計測箇所40における指令値を決定する工程と、決定された指令値を補正値によって補正する工程とが、スリット光を走査しながら繰り返される。これにより、照射領域21における基板面の高さを目標高さ(フォーカス面)に配置することができ、基板上のショット領域にマスクのパターンを高精度に重ね合わせることができる。また、制御部20は、n枚目の基板の走査露光を行っている間に、照射領域21の内側に形成された計測点30a〜30aにおいて、計測部17に各計測箇所40の高さを計測させてレベリング誤差列を求める。そして、制御部20は、n枚目の基板において求められたレベリング誤差列を用いて補正値列を更新する。更新された補正値列は、(n+1)枚目の基板の走査露光において適用されうる。ここで、レベリング誤差列とは、基板15(ショット領域15a)内の複数の計測箇所40の各々におけるレベリング誤差を羅列したデータのことである。
図6は、複数の基板15の各々について求められたショット領域15a上におけるレベリング誤差列を示す図である。図6では、横軸はスリット光の走査方向におけるショット領域15a上の位置を示し、および縦軸はレベリング誤差を示す。また、図6では、3枚の基板15の各々におけるレベリング誤差列が図示されている。以下に、図6を用いて3枚の基板15におけるレベリング誤差列からショット領域15aにおける補正値列を求める方法について説明する。まず、制御部20は、1枚目の基板におけるレベリング誤差列を基準とした、2枚目の基板におけるレベリング誤差列の相関係数と3枚目の基板におけるレベリング誤差列の相関係数とをそれぞれ求める。次に、制御部20は、求めた相関係数が、予め設定された許容範囲に収まっているか否かを判断し、当該相関係数が許容範囲に収まっている場合には、3枚の基板におけるレベリング誤差の平均値が補正されるように補正値列を生成する。このように決定された補正値列は、例えば基板15ごと、またはショット領域15aごとに、テーブルまたは高次の関数として制御部20に記憶される。
一方で、制御部20は、求めた相関係数が許容範囲に収まっていない場合には、相関性の低い基板におけるレベリング誤差列を除去し、残りの基板におけるレベリング誤差の平均値が補正されるように補正値列を生成する。例えば、1枚目の基板と2枚目の基板との間におけるレベリング誤差列の相関係数、および1枚目の基板と3枚目の基板との間におけるレベリング誤差列の相関係数がそれぞれ許容範囲に収まっていない場合を想定する。この場合、制御部20は、1枚目の基板におけるレベリング誤差列を除去し、2枚目の基板と3枚目の基板との間におけるレベリング誤差列の相関係数を求める。そして、制御部20は、求めた相関係数が許容範囲に収まっているか否かを判断し、当該相関係数が許容範囲に収まっている場合には、2枚目の基板と3枚目の基板とにおけるレベリング誤差の平均値が補正されるように補正値列を生成する。また、求めた相関係数が許容範囲に収まっていない場合には、制御部20は、各レベリング誤差列に相関がないとみなして補正値列の決定を行わない。このように制御部20は、複数の基板の間におけるレベリング誤差の相関に基づいて、当該複数の基板のうち、レベリング誤差の平均値を求める基板を決定する。そして、制御部20は、決定した基板を用いてレベリング誤差の平均値を求め、その平均値が補正されるように補正値列を生成する。
ここで、第1実施形態では、補正値列を生成するためのレベリング誤差として計測部17による計測値をそのまま用いているが、それに限られるものではない。例えば、計測部17による計測値に対して、スリット光の走査方向に沿った基板ステージ16の移動平均処理やローパスフィルタなどを用いたフィルタリング処理を行い、当該処理が行われたデータを用いて補正値列を決定してもよい。このような処理により、基板ステージ16の制御可能な周波数帯域に補正値列を限定することができ、補正値列に対する基板ステージ16の追従性を向上させることができる。また、補正値列は、ショット領域15aのレイアウトやスリット光の走査速度、その他の露光条件ごとに記憶されてもよい。このように記憶された補正値列は、以降の同一条件の露光処理において使用されうる。
上述したように、第1実施形態の露光装置100は、基板ステージ16の駆動のための指令値列を補正値列によって補正し、補正された指令値列に従って基板ステージ16のZ方向への駆動を制御する。また、補正値列は、指令値列に従って基板ステージ16をZ方向に駆動した際における基板面の高さと目標高さとの誤差が補正されるように制御部20によって決定される。これにより、露光装置100は、走査露光の際に、基板面を目標高さ(フォーカス面)に精度よく配置して、基板上のショット領域15aにマスク12のパターンを高精度に重ね合わせることができる。
ここで、第1実施形態では、複数の基板におけるレベリング誤差列に基づいて補正値列を生成する例について説明したが、1枚の基板におけるレベリング誤差列に基づいて補正値列を決定してもよい。この場合、1枚の基板に対してレベリング誤差列を取得する工程を複数回繰り返し、それらの平均値を補正値列として決定してもよい。また、第1実施形態では、ショット領域15aに対して補正値列を生成する例について説明したが、ショット領域15aに対してではなく、ショット領域15aの一部に対して補正値列を決定してもよい。例えば、ショット領域15a内の最初の計測箇所40a〜40aのみに対して補正値列を生成することで、ショット領域15aの端部におけるフォーカス精度を向上させることができる。さらに、露光装置100は、新たな基板の走査露光を行うごとにレベリング誤差列を求めていき、当該レベリング誤差列を用いて補正値列を更新していくとよい。このように補正値列を基板の走査露光ごとに更新していくことにより、ステージ定盤や、(レーザ)干渉計を構成するミラー(バーミラー)などの経時変化(平坦度の経時変化等)をも補正することができる。
<第2実施形態>
本発明の第2実施形態の露光装置200について、図7を参照しながら説明する。図7は、第2実施形態の露光装置200の構成を示す概略図である。第2実施形態の露光装置200は、所謂、ツインステージ型の露光装置であり、露光ステーション200a(形成ステーション)と、計測ステーション200bと、複数の基板ステージ16−1および16−2とを含みうる。露光ステーション200aは、照明光学系11とマスクステージ13と投影光学系14とを含み、基板15の走査露光を行って基板へのパターンの形成を行う。計測ステーション200bは、計測部17を含み、基板面の高さの計測を行う。そして、複数の基板ステージ16−1および16−2は、露光ステーション200aと計測ステーション200bとの間で入れ替え可能に構成されている。第2実施形態の露光装置200の各部における構成は、第1実施形態と同様であるため、ここでは各部における構成の説明については省略する。
ここで、計測ステーション200bの計測部17における複数の計測点30の配置について説明する。図8は、計測ステーション200bの計測部17における複数の計測点30の配置を示す図である。第2実施形態において、複数の計測点30は、スリット光の走査方向(Y方向)への基板ステージ16の駆動によって1つのショット領域15a上における複数の計測箇所40を計測できるように、非走査方向に沿って配置されている。しかしながら、それに限られるものではなく、例えば、非走査方向に隣り合って配置された2つ以上のショット領域における複数の計測箇所を、基板ステージ16の走査方向への駆動によって計測できるように複数の計測点30を配置してもよい。
このように構成された露光装置200では、例えば、基板ステージ16−1に搭載された基板に対して走査露光が行われている場合、次に走査露光を行う対象の基板は基板ステージ16−2に搭載される。そして、基板ステージ16−2に搭載された基板は、計測ステーション200bの計測部17によって基板面の高さの計測が行われる。計測ステーション200bの計測部17によって計測された基板面の高さデータは、制御部20に記憶される。基板ステージ16−1に搭載された基板の走査露光が終了した後、基板ステージ16−1と基板ステージ16−2との位置が入れ替えられ、基板ステージ16−2に搭載された基板の走査露光が開始される。このとき、制御部20は、記憶された基板面の高さデータに基づき、基板面の各計測箇所40を目標高さに配置するように基板ステージ16−2のZ方向への駆動を制御しながら基板の走査露光を行う。しかしながら、走査露光において、基板の走査に対する基板ステージの駆動の応答性が不十分であると、基板の表面をフォーカス面に配置させることが困難になりうる。そこで、第2実施形態の露光装置200においても、第1実施形態の露光装置100と同様に、指令値列に従って基板ステージ16をZ方向に駆動した際における基板面の高さと目標高さとのレベリング誤差が補正(低減)されるように補正値列が決定される。以下に、第2実施形態の露光装置200において、基板面の高さのレベリング誤差を補正するように基板ステージ16を駆動するための補正値列を生成する方法について説明する。
まず、制御部20は、計測ステーション200bにおいて、計測部17の計測点30を図9の破線矢印で示すように基板上で移動させ、当該基板上の各ショット領域15aに設けられた複数の計測箇所40における高さの計測を計測部17に行わせる。そして、制御部20は、計測部17により計測された各計測箇所40の高さ(計測値)に基づいて、各計測箇所40が目標高さに配置されるように基板ステージ16を駆動するための指令値列を決定する。次に、制御部20は、決定した指令値列に従って基板ステージ16を駆動して、複数の計測箇所40において高さの計測を再び計測部17に行わせる。そして、制御部20は、計測部17により計測された各計測箇所40の高さと目標高さとのレベリング誤差を補正するように補正値列を生成する。そして、制御部20は、露光ステーション200aにおいて当該基板を走査露光している間に、決定した補正値列によって補正された指令値列に従って基板ステージ16のZ方向への駆動を制御する。
上述したように、第2実施形態の露光装置200は、第1実施形態の露光装置100と同様に、走査露光の際に、基板面を目標高さ(フォーカス面)に精度よく配置することができる。即ち、基板上のショット領域15aにマスク12のパターンを高精度に重ね合わせることができる。また、第2実施形態の露光装置200では、複数の基板におけるレベリング誤差列から当該複数の基板で共通に用いられる補正値列を決定してもよいし、基板ごとに補正値列を決定してもよい。ここで、第2実施形態の露光装置200では、走査露光を行う露光ステーション200aと計測を行う計測ステーション200bとに分かれている。そのため、ある基板における走査露光を露光ステーション200aで行っている間に、他の基板における基板面の高さを計測ステーション200bで計測することができる。即ち、第2実施形態の露光装置200では、基板ごとに補正値列を生成する場合であっても、スループットの低下を抑制することができる。
<物品の製造方法の実施形態>
本発明の実施形態にかかる物品の製造方法は、例えば、半導体デバイス等のマイクロデバイスや微細構造を有する素子等の物品を製造するのに好適である。本実施形態の物品の製造方法は、基板に塗布された感光剤に上記のリソグラフィ装置(露光装置)を用いて潜像パターンを形成する工程(基板を露光する工程)と、かかる工程で潜像パターンが形成された基板を現像する工程とを含む。更に、かかる製造方法は、他の周知の工程(酸化、成膜、蒸着、ドーピング、平坦化、エッチング、レジスト剥離、ダイシング、ボンディング、パッケージング等)を含む。本実施形態の物品の製造方法は、従来の方法に比べて、物品の性能・品質・生産性・生産コストの少なくとも1つにおいて有利である。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されないことはいうまでもなく、その要旨の範囲内で種々の変形および変更が可能である。

Claims (10)

  1. パターンをビームで基板に形成するリソグラフィ装置であって、
    前記基板を保持して可動のステージと、
    前記基板上の計測箇所に関して前記ステージのフォーカス駆動のために得られた計測値と、当該計測値に対する補正値とに基づいて、前記ステージのフォーカス駆動を制御する制御部と、
    を含み、
    前記制御部は、前記計測値に基づいて前記ステージを駆動した場合におけるフォーカス誤差を低減するように前記補正値を生成する、ことを特徴とするリソグラフィ装置。
  2. 前記制御部は、複数の基板に関して得られた前記フォーカス誤差の平均値に基づいて前記補正値を生成する、ことを特徴とする請求項1に記載のリソグラフィ装置。
  3. 前記基板を走査露光するための走査方向に沿って並んだ計測箇所に関してそれぞれフォーカス計測を行う複数の計測部を含み、
    前記制御部は、前記基板上の計測箇所に関して、前記複数の計測部のうちの第1計測部の計測値に基づいて前記ステージを駆動した場合における前記複数の計測部のうちの第2計測部の計測値に基づいて前記補正値を生成する、ことを特徴とする請求項1又は2に記載のリソグラフィ装置。
  4. 前記制御部は、生成した前記補正値を、該補正値を得るのに用いたものとは異なる基板またはショット領域に適用する、ことを特徴とする請求項1乃至3のうちいずれか1項に記載のリソグラフィ装置。
  5. 前記第1計測部は、前記計測箇所の露光に先立って前記計測箇所のフォーカス計測を行い、
    前記第2計測部は、前記計測箇所の露光に並行して前記計測箇所のフォーカス計測を行う、ことを特徴とする請求項3又は4に記載のリソグラフィ装置。
  6. 前記パターンの形成が行われる形成ステーションと、前記計測値を得る計測部を備えた計測ステーションと、前記形成ステーションと前記計測ステーションとの間で入れ替えが可能な複数の前記ステージとを含む、ことを特徴とする請求項1乃至5のうちいずれか1項に記載のリソグラフィ装置。
  7. 前記制御部は、前記計測ステーションにおいて前記基板上の複数の計測箇所のそれぞれに関して得られた計測値に基づいて前記フォーカス誤差を得て前記フォーカス駆動のための指令値を生成する、ことを特徴とする請求項6に記載のリソグラフィ装置。
  8. 前記制御部は、前記基板上の複数の計測箇所に関してそれぞれ生成された複数の前記補正値をテーブル又は関数として記憶する、ことを特徴とする請求項1乃至7のうちいずれか1項に記載のリソグラフィ装置。
  9. 請求項1乃至8のうちいずれか1項に記載のリソグラフィ装置を用いてパターンを基板に形成する工程と、
    前記工程で前記パターンを形成された前記基板を現像する工程と、
    を含むことを特徴とする物品の製造方法。
  10. 基板を保持して可動のステージを用いて、パターンをビームで前記基板に形成するリソグラフィ方法であって、
    前記基板上の計測箇所に関して前記ステージのフォーカス駆動のために得られた計測値に基づいて前記ステージをフォーカス駆動した場合におけるフォーカス誤差を低減するように補正値を生成し、
    前記計測箇所に関して得られた計測値を前記補正値によって補正して得られた指令値に基づいて前記ステージのフォーカス駆動を制御する、
    ことを特徴とするリソグラフィ方法。
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