JP2015129646A - レーダ装置および距離速度測定方法 - Google Patents

レーダ装置および距離速度測定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】安価で高精度に対象物の距離、速度を測定するレーダ装置の提供。
【解決手段】レーザー10から出力されるレーザー光は、変調器12において発振器11からの周期信号で強度変調されて出力される。周期信号は余弦波であり、その周波数はドップラー周波数fdの測定可能な最小値f0である。対象物によって反射されたレーザー光は、合波器16、光検出器17によって光ヘテロダイン検波され、BPF18、19にそれぞれ入力される。BPF18に入力された電気信号は、周波数f0近傍の帯域のみが通過され位相差検出手段20に入力される。そして、発振器11からの周期信号との位相差比較により距離が算出される。他方、BPF19に入力された電気信号は、fd近傍の帯域のみが通過され、周波数解析手段21に入力される。そして周波数スペクトルを算出し、ドップラー周波数fdから速度が算出される。
【選択図】図1

Description

本発明は、レーザー光を対象物に照射し、対象物により反射されたレーザー光を検出して、対象物の距離と速度を測定するレーダ装置に関する。また、その距離速度測定方法に関する。
レーザー光を対象物に照射し、対象物によって反射されたレーザー光を受光して解析することにより、対象物の距離および速度を測定するレーダ装置(LIDAR)が従来知られている。距離と速度の測定方式としては、FMCW方式が知られている(たとえば特許文献1)。FMCW方式では、レーザー光を周波数変調して照射し、受光したレーザー光とローカル光とを光ヘテロダイン検波してビート信号を生成し、その周波数解析により距離と速度を求める。
特開2001−324563号公報
しかし、レーザー光を用いたFMCW方式による距離速度の測定では、分解能を高めるためには高速なAD変換器が必要であり、技術的、コスト的な問題があった。
そこで本発明は、安価かつ高精度に距離と速度を測定することができるレーダ装置を実現することが目的である。
本発明は、対象物にレーザー光を照射し、対象物によって反射されたレーザー光を検出して解析することにより、対象物までの距離および対象物の速度を測定するレーダ装置において、対象物の運動による測定可能なドップラー周波数fdの最小値よりも小さな周波数f0の周期信号で強度変調されたレーザー光を対象物に照射する送信手段と、対象物によって反射されたレーザー光を受信する受信手段と、受信手段により受信したレーザー光と送信前のレーザー光とを合波して光ヘテロダイン検波し、電気信号に変換する検波手段と、検波手段からの電気信号の周波数f0の成分と周期信号との位相差を検出し、対象物までの距離を測定する位相差検出手段と、検波手段からの電気信号を周波数解析してドップラー周波数fdを求め、速度を測定する周波数解析手段と、を有することを特徴とするレーダ装置である。
検波手段と位相差検出手段との間に、次のような通過特性を有した第1フィルタを設けルことが望ましい。第1フィルタは、周波数f0以上であってドップラー周波数fd以下である所定周波数をf1として、f1以下の周波数帯域を透過させ他の帯域を遮断して出力するフィルタである。このような第1フィルタを設けることで、位相差検出手段20における信号処理を容易とし、また距離測定精度を向上させることができる。
検波手段と周波数解析手段との間に、次のような通過特性を有した第2フィルタを設けることが望ましい。第2フィルタは、第2フィルタは、周波数f0以上であってドップラー周波数fd以下である所定周波数をf1、f1以上であってドップラー周波数fd以下の所定周波数をf2として、f2以上の周波数帯域を透過させ他の帯域を遮断して出力するフィルタである。このような第2フィルタを設けることで、周波数解析手段21における信号処理を容易とし、また速度測定精度を向上させることができる。
周期信号は余弦波、矩形波、三角波、ノコギリ波など任意の周期信号を用いることができる。特に、余弦波を用いることが望ましい。測定感度や測定精度を向上させることができる。
レーダ装置の構成のうち、レーザー光を処理する部分、すなわち、送信手段、受信手段および検波手段は、光集積回路により構成してもよい。本発明のレーダ装置をより安価に実現することができる。
速度の方向の測定には、たとえば以下の方法を用いることができる。
1つは、検波手段として、受信手段により受信したレーザー光と送信前のレーザー光とを合波して光ヘテロダイン検波する第1検波手段と、受信手段により受信したレーザー光と送信前のレーザー光のうち一方の位相を90°シフトして合波し、光ヘテロダイン検波する第2検波手段とを有するものを用いる。そして、周波数解析手段は、第1検波手段と第2検波手段からの出力をI信号、Q信号とする複素信号として、その複素信号を周波数解析してドップラー周波数fdを算出する。fdの正負によって速度の方向を求めることができる。
他の1つは、受信手段により受信したレーザー光を、そのレーザー光の波長よりも長波長側と短波長側に分離してそれぞれ電気信号に変換し、2つの電気信号の電圧を比較することで、対象物の速度の方向を検出する速度の方向検出手段を設けることである。
他にも、距離を複数回測定し、距離の時間変化から速度の方向を求めてもよい。
レーダ装置内部において反射されたレーザー光を受信手段が受信して、距離の測定精度を悪化させてしまう場合があるので、これを補正する手段を設けてもよい。
補正手段の1つは、レーダ装置内部でのレーザー光の反射による内部反射信号の値を記録する記録手段を設けることである。そして、位相差検出手段は、記録手段の内部反射信号の値に基づき位相差を補正して対象物までの距離を測定する。
補正手段の他の1つは、レーダ装置内部でのレーザー光の反射による反射光を受信し、その反射光の位相を180°シフトして、受信手段により受信したレーザー光と合波することである。これにより、受信したレーザー光のうち内部反射による成分が打ち消され、対象物からの反射によるレーザー光の成分のみに補正される。
レーザー光の強度変調には、外部変調方式を用いてもよいし、直接変調方式を用いてもよい。外部変調方式は、出力されたレーザー光を変調器によって強度変調する方式、直接変調方式は駆動電圧を変調することで強度変調されたレーザー光を直接出力する方式である。
レーダ装置を車載レーダとして用い、速度0.5〜50m/sの対象物を測定対象とする場合、f0は50〜300kHz、レーザーの波長は0.8〜1.7μmとするのがよい。このような範囲であれば、対象物の距離速度を感度よく高精度に測定することができる。
本発明の他の1つは、対象物にレーザー光を照射し、対象物によって反射されたレーザー光を検出して解析することにより、対象物までの距離および対象物の速度を測定する距離速度測定方法において、対象物の運動によるドップラー周波数fdよりも小さな周波数f0の周期信号で強度変調されたレーザー光を対象物に照射し、対象物によって反射されたレーザー光を受信し、受信したレーザー光と送信前のレーザー光とを合波し、光ヘテロダイン検波して電気信号に変換し、電気信号の周波数f0の成分と周期信号との位相差を検出して対象物までの距離を測定し、電気信号を周波数解析してドップラー周波数fdを求め、速度を測定する、ことを特徴とする距離速度測定方法である。
本発明のレーダ装置では、レーザー光を強度変調する周期信号の周波数として、ドップラー周波数fdよりも小さな周波数f0に設定している。そのため、距離と速度をそれぞれ分離して測定することができる。また、電気信号をデジタル処理する場合のAD変換器として比較的低速なものを用いることができる。よって本発明のレーダ装置によれば、安価かつ高精度に対象物の距離、速度を測定することができる。
実施例1のレーダ装置の構成を示した図。 レーザー光および電気信号の波形を示した図。 速度の方向検出手段22の構成を示した図。 実施例2のレーダ装置の構成を示した図。 変形例のレーダ装置の構成を示した図。 光集積回路によって構成した例を示した図。 内部反射光による測定誤差を説明する図。 変形例のレーダ装置の構成を示した図。 光集積回路の構成を示した図。
以下、本発明の具体的な実施例について図を参照に説明するが、本発明は実施例に限定されるものではない。
図1は、実施例1のレーダ装置の構成を示した図である。図1中、二重線の矢印はレーザー光の経路を示し、一重線の矢印は電気信号の経路を示している。実施例1のレーダ装置は、図1に示すように、レーザー10、発振器11、変調器12、送信手段13、受信手段14、光BPF(バンドパスフィルタ)15、合波器16、光検出器17、LPF(ローパスフィルタ)18、BPF(バンドパスフィルタ)19、位相差検出手段20、周波数解析手段21、速度の方向検出手段22、によって構成されている。BPF18、BPF19は本発明の第1、2フィルタにそれぞれ相当する。以下、各構成要素について詳しく説明する。
レーザー10は、波長1550nmの連続光であるレーザー光を放射する。レーザー10から出力されるレーザー光は、2つに分配され、一方は変調器12に入力され、他方は合波器16に入力される。
レーザー光の波長は1550nmに限らないが、測定精度、発生の容易さ、人体への影響などを考慮して800〜1700nmの範囲とすることが望ましい。
発振器11は、周波数100kHzの余弦波である周期信号を発生させる。この周期信号は、変調器12と位相差検出手段20に入力される。
発振器11の出力する周期信号は、実施例1のように余弦波である必要はなく、周期信号であれば任意の信号でよい。たとえば三角波、矩形波、ノコギリ波などの信号を用いることができる。ただし、測定の感度を高め、測定精度の向上を図るために余弦波を用いることが好ましい。
周期信号の周波数は、レーダ装置によって測定を予定している対象物の速度によって決める。詳細には、周期信号の周波数は、対象物の運動によって生じるドップラー周波数fdよりも十分に低い値に設定する。十分に低い値とは、周期信号の周波数とドップラー周波数fdとをフィルタによって分離可能な程度である。このように周期信号の周波数を設定することで、距離と速度の同時測定を容易に可能としている。
たとえば、レーダ装置を車両に搭載して車載レーダとして用いる場合、対象物は歩行者や前方車両などである。それらの車両に対する相対速度(すなわちレーダ装置に対する相対速度v)は、およそ0.5m/s〜50m/sであるから、ドップラー周波数fdはfd=2v/λ、ここでλはレーザー光の波長、より0.65〜65MHzである。したがって、周期信号の周波数は650kHzより十分に低い値、たとえば500kHz以下であればよい。つまりはドップラー周波数fdの測定可能な最小値であればよい。ただし、50kHzよりも小さいと、レーザーの線幅よりも小さいため測定精度が悪化してしまい望ましくない。そこで実施例1では100kHzに設定している。
変調器12には、レーザー10からのレーザー光と、発振器11からの周期信号が入力される。変調器12は、レーザー光を周期信号で強度変調して出力する。
送信手段13は、変調器11からのレーザー光を対象物に照射する光学系であり、レーザー光を所定の方向に導く光導波路やレンズなどによって構成されている。
受信手段14は、対象物によって反射されたレーザー光を集光して受光する光学系であり、光導波路、集光レンズ、受光したレーザー光の偏光状態を補正する回路などによって構成されている。受光したレーザー光は、光BPF15に入力される。
なお、送信手段13と受信手段14は、光サーキュレータなどを用いることで送信と受信を共用する送受信手段としてもよい。
光BPF15には、受信手段14からのレーザー光が入力される。光BPF15は、レーザー光の波長帯域は透過させ、他の帯域は透過させない光学フィルタである。光BPF15の出力は合波器16に入力される。この光BPF15により外乱光などをカットしてCN比を改善し、距離、速度の測定精度向上を図っている。
合波器16には、光BPF15からのレーザー光と、レーザー10からのレーザー光が入力される。合波器16はこの2つのレーザー光を合波して光検出器17に出力する。
光検出器17には、合波器16からのレーザー光が入力される。光検出器17は、入力されたレーザー光を光ヘテロダイン検波して電気信号に変換し出力する。光検出器17はフォトダイオードである。光検出器17からの出力は2つに分配され、BPF18とBPF19にそれぞれ入力される。
BPF18は、入力された電気信号について、周期信号の周波数近傍、すなわち100kHz近傍(たとえば90〜110kHz)の周波数帯域は通過させ、それ以外の帯域については遮断して出力するフィルタである。BPF18の出力する電気信号は位相差検出手段20に入力される。
なお、BPF18の通過帯域は、発振器11からの周期信号として矩形波、三角波などの高調波を含む波形を用いる場合には、基本周波数よりも高い周波数を含むような範囲とするのが望ましい。また、基本周波数を含む通過帯域であれば、BPF18に替えてローパスフィルタ(LPF)を用いてもよい。たとえば基本周波数100kHzの矩形波を用いる場合、500kHz以下の周波数を通過し、他の帯域は遮断するLPFを用いることができる。
BPF19は、入力された電気信号に対して、500kHz以上33Mz以下の周波数帯域は通過させ、それ以外の帯域は遮断して出力するフィルタである。BPF19の出力する電気信号は周波数解析手段21に入力される。
なお、ドップラー周波数を含む通過帯域であれば、BPF19に替えて(ハイパスフィルタ(HPF)を用いてもよい。ただし、BPF19を用いて通過帯域をより制限する方が、速度をより高精度に求めることができるので望ましい。
BPF18、19は、実施例1のレーダ装置により距離、速度を算出するために必ずしも必要なものではないが、位相差検出手段20、周波数解析手段21における信号処理を容易とし、距離、速度を高精度に測定するためには設けることが望ましい。
位相差検出手段20には、BPF18からの電気信号と、発振器11からの周期信号が入力される。位相差検出手段20は、ロックインアンプによる同期検波で入力された2つの信号の位相差を検出し、対象物の距離を測定する。
周波数解析手段21は、入力された電気信号をAD変換し、FFT(高速フーリエ変換)する。そして、得られた周波数スペクトルからドップラー周波数を検出し、対象物の速度を測定する。速度の向きについては、速度の方向検出手段22によって別途測定する。
なお、光検出器17とBPF18との間にAD変換器を設け、BPF18以降の信号処理をデジタル処理としてもよいし、BPF18はアナログ処理とし位相差検出手段20にAD変換器を設けて位相差検出手段20での信号処理をデジタル処理としてもよい。同様に、BPF19以降の信号処理をデジタル処理としてもよいし、BPF19はアナログ処理、周波数解析手段21をデジタル処理としてもよい。BPF18、19、位相差検出手段20、および周波数解析手段21は、DSP(デジタルシグナルプロセッサ)により構成してもよい。
速度の方向検出手段22には、光BPF15からのレーザー光が入力される。速度の方向検出手段22は、その入力されたレーザー光から、対象物の速度の方向、つまり対象物がレーダ装置に近づいているのか遠ざかっているのかを測定する。
なお、速度の方向を検出しなくてもよい場合などには速度の方向検出手段22は必要ない。また、速度の方向検出手段22を設けず、距離を複数回測定し、その距離の増減から速度の方向を判定してもよい。
次に、実施例1のレーダ装置によって対象物の距離、速度を測定する動作について詳細に説明する。
レーザー10から出力されるレーザー光は、分配されて一方は変調器12に、他方は合波器16に入力される。変調器12に入力されたレーザー光は、単一周波数の余弦波である発振器11からの周期信号で強度変調されて出力される。図2(a)は周期信号の波形、(b)は強度変調されたレーザー光の波形である。ここで、レーザー光の角周波数をω、周期信号の角周波数をω0とすると、強度変調されたレーザー光は角周波数ω、ω+ω0、ω−ω0の3つの角周波数成分を含む。
強度変調されたレーザー光は、送信手段13によってレーダ装置の外部の対象物に照射される。そして、対象物によって反射されたレーザー光は、受信手段14によって受光される。ここで、対象物がレーダ装置に対して相対速度vで運動している場合、受光したレーザー光は、ドップラー効果によって周波数がシフトしている。ドップラー周波数をfdとし、ωd=2π・fdとすれば、v=c・ωd/(2ω)、である。ここでcは光速である。よって、受光したレーザー光の各角周波数成分は、ω+ωd、ω+ωd+ω0、ω+ωd−ω0、の3成分である。なお、ωdの正負は、対象物がレーダ装置に近づく方向を正、遠ざかる方向を負にとる。
受信手段14によって受光したレーザー光は、光BPF15によって外乱光などがカットされた後、分配されて一方は合波器16においてレーザー10からのレーザー光と合波され、光検出器17に入力される。他方は速度の方向検出手段22に入力される。
光検出器17に入力されたレーザー光は光ヘテロダイン検波され、差周波数成分が電気信号として出力される。その角周波数は、ωd、ωd+ω0、ωd−ω0、ω0、2ω0の5つの成分を含む。このように光ヘテロダイン検波を用いることにより、高感度に距離、速度を測定することができる。参考として、以下の信号処理において必要とするωdとω0の2つの成分を有する電気信号の波形を図2(c)に示す。
光検出器17から出力された電気信号は、2分配されてBPF18、19にそれぞれ入力される。
BPF18に入力された電気信号は、角周波数ω0近傍の帯域のみが通過され、他の角周波数成分は遮断される。そして、BPF18を通過した電気信号は位相差検出手段20に入力される。
位相差検出手段20には、発振器11からの周期信号とBPF18からの電気信号が入力される。図2(d)にその電気信号の波形を示す。そして、ロックインアンプによる同期検波でcosΔφとsinΔφ(ここでΔφは周期信号とBPF18からの電気信号との位相差)の直流電圧値が得られ、その値から位相差Δφが算出される。そして、レーダ装置から対象物までの距離Rは、R=c・Δφ/(2ω0)によって算出することができる。ロックインアンプを用いるため、高精度かつ高解像度に位相差Δφを測定することができるので、距離Rも高精度かつ高解像度に測定することができる。またその結果として、電気信号をデジタル処理する場合のAD変換器として比較的低速な機器を用いたとしても、位相差Δφを高精度に求めることができる。
他方、BPF19に入力された電気信号は、角周波数ωd近傍の帯域のみが通過され、他の角周波数成分は遮断される。そして、BPF19を通過した電気信号は周波数解析手段21に入力される。図2(e)にBPF19を通過した電気信号の波形を示す。
周波数解析手段21では、以下のようにして入力された電気信号を周波数解析して対象物の速度vを算出する。まず、FFT(高速フーリエ変換)によって入力された電気信号の周波数スペクトルを算出する。そして、その周波数スペクトルのピーク位置からドップラー周波数fd(=ωd/2π)を求める。ドップラー周波数fdが求まると、v=λ・fd/2、ここでλはレーザー10の出力するレーザー光の波長、によって対象物の速度vを算出することができる。
このように、実施例1のレーダ装置では、周期信号の周波数をドップラー周波数よりも低い値とすることで、受信した電気信号を周期信号の周波数と、ドップラー周波数の信号とに分離することを可能とし、それにより位相差検出手段20と周波数解析手段21で距離と速度をそれぞれ測定することができるようにしている。
なお、周波数解析手段21では速さは測定できるが速度の向き(対象物がレーダ装置に近づいているのか、それとも遠ざかっているのか)は測定することができない。そこで、速度の方向検出手段22によって以下のようにして向きを測定する。
速度の方向検出手段22は、受信したレーザー光の波長がレーザー10の発振波長に対して長波長側と短波長側のどちら側にずれているかを測定することにより、速度の方向を測定する。
図3は、速度の方向検出手段22の具体的な構成を示した図である。図3のように、速度の方向検出手段22は、リング共振器型フィルタ100と、2つのフォトダイオード101、102と、比較器103と、によって構成されている。光BPF15を透過したレーザー光の一部は、速度の方向検出手段22のリング共振器型フィルタ23に入力される。リング共振器型フィルタ23は、入力されたレーザー光をレーザー10の出力波長λを中心として長波長側と短波長側に分離する。そして、長波長側のレーザー光と短波長側のレーザー光とを、それぞれフォトダイオード101、102によって電気信号に変換する。フォトダイオード101、102から出力される電気信号は比較器03に入力される。比較器103では、入力された2つの電気信号の電圧差に応じた出力が得られる。
ここで、対象物がレーダ装置に近づく方向に運動している場合、ドップラー効果によりレーザー光の波長は短波長側にシフトし、離れる方向に運動している場合は長波長側にシフトする。そのため、フォトダイオード101、102が出力する電気信号は波長シフトに応じて電圧に差が生じる。長波長側に波長シフトしている場合には、フォトダイオード101からの電気信号の方が電圧が大きくなり、短波長側に波長シフトしている場合には、フォトダイオード102からの電気信号の方が電圧が大きくなる。したがって、比較器103によってどちらの電圧の方が大きいかを検出することで、波長が長波長側と短波長側のどちらにシフトしているかがわかり、対象物の速度の方向がわかる。
以上、実施例1のレーダ装置によれば、高感度で高精度に対象物の距離、速度を測定することができる。また、デジタル処理する場合のAD変換器として比較的低速な機器を用いることができ、レーダ装置におけるレーザー光の処理部分は光集積回路によってモジュール化することができるため、実施例1のレーダ装置は低コスト化を図ることが容易である。
図4は、実施例2のレーダ装置の構成を示した図である。実施例2のレーダ装置は、実施例1のレーダ装置において、π/2移相器200、合波器201、光検出器202、BPF203を追加し、周波数解析手段21に替えて周波数解析手段210とし、速度の方向検出手段22を省いた構成である。その他の構成は実施例1と同様である。合波器201、光検出器202、BPF203は、実施例1の合波器16、光検出器17、BPF19と同一性能のものを用いる。以下、実施例1と異なる構成部分について説明するとともに、実施例2のレーダ装置の動作について説明する。
レーザー10の出力するレーザー光は分配されて変調器12、合波器16、π/2移相器200に入力される。π/2移相器200には、レーザー10からのレーザー光が入力され、π/2移相して合波器201に出力する。
光BPF15から出力されたレーザー光は、分配されて合波器16、201に入力される。合波器201には、π/2移相器200からのレーザー光と、光BPF15からのレーザー光が入力され、それらを合波して出力する。
光検出器202は、入力されたレーザー光を光ヘテロダイン検波して電気信号に変換し、BPF203を介して周波数解析手段210に出力する。また、実施例1と同様に光検出器17は、合波器16から入力されたレーザー光を光ヘテロダイン検波して電気信号に変換し、BPF19を介して周波数解析手段210に出力する。つまり、光検出器17が出力する電気信号はI信号、光検出器202が出力する電気信号はQ信号である。
周波数解析手段210には、BPF19とBPF203からの電気信号(I信号、Q信号)が入力される。周波数解析手段210は、実部をI信号、虚部をQ信号とする複素信号とし、その複素信号をFFTして周波数スペクトルを算出し、その周波数スペクトルのピークから正負を含めたドップラー周波数を算出する。そして、ドップラー周波数の絶対値から速さ、ドップラー周波数の正負から速度の方向を算出する。対象物がレーダ装置に近づいている場合には正のドップラー周波数、遠ざかっている場合には負のドップラー周波数となる。
なお、対象物までの距離については、実施例1のレーダ装置と同様にして測定する。つまり、BPF18からの電気信号と発振器11からの周期信号との位相差から距離を算出する。
このように、実施例2のレーダ装置では、合波器16と光検出器17によって光ヘテロダイン検波してI信号を生成し、π/2移相器200と合波器201と光検出器202によって、レーザー光のままで位相を90°ずらして光ヘテロダイン検波してQ信号を生成している。つまり、直交検波と光ヘテロダイン検波を同時に行う構成としている。そして、それによって得られるI信号とQ信号とで複素信号を構成してFFTすることにより、ドップラー周波数を正負も含めて算出し、速度とその方向を求めている。
この実施例2のレーダ装置によれば、実施例1のレーダ装置と同様に、高感度で高精度に対象物の距離、速度を測定することができる。
なお、実施例2において光検出器202において光ヘテロダイン検波する際に、レーザー10から出力されるレーザー光側ではなく、受信手段14により受信したレーザー光の方をπ/2移相器200によって位相を90°シフトすることで光検出器202においてQ信号を生成するようにしてもよい。
[各種変形例]
速度の方向を検出する手段は、実施例1、2に限るものではなく、従来知られている各種方法を用いることができる。たとえば、距離を複数回測定し、距離の時間変化から速度の方向を求めてもよい。
また、実施例1、2のレーダ装置は、レーザーからのレーザー光を変調器12によって外部から変調する外部変調方式であるが、レーザーの駆動電流の制御により直接強度変調する直接変調方式にも本発明は適用することができる。
一例として、図5に、実施例2において外部変調方式から直接変調方式に替えた場合の構成を示す。図5のように、変調器12は省き、レーザー10に替えてレーザー300が設けられている。また、発振器11からの周期信号がレーザー300に入力される。レーザー300は、発振器11からの周期信号に基づき駆動電流を変調し、周期信号で強度変調されたレーザー光を出力する。この変調されたレーザー光は分配されて送信手段13、合波器16、π/2移相器200に入力される。合波器16、201には変調されたレーザー光が入力されるため、光検出器17、202から出力される電気信号には、実施例2の場合以外の周波数成分、ωd+2ω0、ωd−2ω0も含まれる。これらの周波数成分も考慮して補正すれば、実施例2と同様にしてドップラー周波数ωdを算出して対象物の速度を測定することができる。また、光検出器17、202から出力される電気信号のうち、周波数がω0の成分には、発振器11からの周期信号との位相差が生じていない成分も含まれる。したがって、その分の補正を行えば、実施例2と同様に位相差検出手段20における位相差の検出により距離を測定することができる。
また、実施例1、2のレーダ装置において、レーザー光を処理する構成部分を光集積回路によって構成してもよい。一例として、図6に、実施例2のレーダ装置におけるレーザー光処理部分を光集積回路とした構成を示す。光集積回路の各素子と実施例2の構成要素との対応を説明する。
各構成要素を接続する光導波路300には、SiO2 基板上に線路状にSiを形成された構造を用いる。光導波路300を分配するにはカプラ301を用いる。また、変調器12としてリングモジュレータ302を用いる。また、送信手段13として、光導波路300の端面からそのまま外部に放射させる構成としている。受信手段14として、偏光補正回折格子303を用いている。偏光補正回折格子303により受信するレーザー光の偏光状態を補正することで光導波路300との結合を良好としている。また、光BPF15としてはリング共振器304を用いている。π/2移相器200としては光導波路上にヒータを配置し、ヒータの熱により熱光学効果で位置変調するものを用いる。光検出器17、202にはフォトダイオード305を用いている。また、VOA(可変光アッテネータ)306が光導波路300に挿入されており、これによりレーザー10からフォトダイオード305に入力されるレーザー光の強度を調整可能としている。
このように実施例1、2のレーダ装置のレーザー光処理部分を光集積回路としてモジュール化することで、レーダ装置のコストを低減することができる。
また、実施例1、2のレーダ装置では、レーダ装置内部でのレーザー光の反射光を受信してしまい、測定精度が悪化してしまう場合がある。図7に示すように、実信号に内部反射信号が加わると、実際に測定される測定信号のベクトルは、実信号のベクトルと内部反射信号のベクトルを足し合わせたベクトルである。そのため、測定信号は実信号とは位相が異なる。その結果、距離の測定に誤差を生じてしまう。そこで、内部反射信号とはベクトルが逆向きで大きさの等しい信号を足し合わせることで、実信号を取り出せるように補正することが考えられる。これは、たとえば以下の2通りの方法によって可能である。
1つは、内部反射信号の値を記録しておき、測定信号から差し引くことで実信号とする方法である。内部反射信号は、レーザ装置の構造やレーザ装置の設置環境などに起因するもので、常時一定の値をとる。そこで、内部反射信号の値を工場出荷時などに記録手段に記録しておき、その値を位相差検出手段20において差し引くことで実信号に補正することができる。図8は、そのような記録手段400を実施例2のレーダ装置に設けた例である。たとえば、位相差検出手段20におけるロックインアンプからの出力であるcosΔφ、sinΔφから、記録手段400が保持する補正データα、βを差し引いてcosΔφ−α、sinΔφ−βとすることで補正を行う。
他の1つは、内部反射による反射光を別途受信し、位相を180°シフトしてから、受信したレーザー光と合波する方法である。レーザー光の段階で補正を行うため、高感度である。図9は、そのような補正手段を図6の光集積回路に付加したものである。図9のように、レンズ500と、偏光補正回折格子501と、フィルタ502、VOA503と、カプラ504をさらに有している。レンズ500は、レーダ装置内部で反射するレーザー光(反射光)を集光して偏光補正回折格子501に入射させるものである。偏光補正回折格子501によって偏光状態が補正された反射光はフィルタ502を通過した後、VOA503によって光強度が調整され、かつ位相が180°シフトされる。そして、カプラ504によって、フィルタ304を通過したレーザー光と合波される。これにより、受信したレーザー光のうち反射光の成分が打ち消され、対象物からの反射光の成分のみに補正することができる。
また、本発明のレーダ装置を車載レーダとして使用する場合、対象物は歩行者や前方車両などであり、その速度はおよそ0.5〜50m/sである。このとき、発振器11からの周期信号の周波数f0は50〜300kHz、レーザーの波長は800〜1700nmとすることで、制度よく対象物の距離、速度を測定することができる。
本発明のレーダ装置は、車載レーダなどに用いることができ、歩行者などの検出を行うことができる。
10:レーザー
11:発振器
12:変調器
13:送信手段
14:受信手段
15:光BPF
16、201:合波器
17、202:光検出器
18、19、203:BPF
20:位相検出手段
21、210:周波数解析手段
22:速度の方向検出手段
200:π/2移相器
400:記録手段

Claims (13)

  1. 対象物にレーザー光を照射し、前記対象物によって反射されたレーザー光を検出して解析することにより、前記対象物までの距離および前記対象物の速度を測定するレーダ装置において、
    前記対象物の運動による測定可能なドップラー周波数fdの最小値よりも小さな周波数f0の周期信号で強度変調されたレーザー光を前記対象物に照射する送信手段と、
    対象物によって反射された前記レーザー光を受信する受信手段と、
    前記受信手段により受信した前記レーザー光と送信前のレーザー光とを合波して光ヘテロダイン検波し、電気信号に変換する検波手段と、
    前記検波手段からの前記電気信号の周波数f0の成分と前記周期信号との位相差を検出し、前記対象物までの距離を測定する位相差検出手段と、
    前記検波手段からの前記電気信号を周波数解析してドップラー周波数fdを求め、速度を測定する周波数解析手段と、
    を有することを特徴とするレーダ装置。
  2. 前記検波手段と前記位相差検出手段との間に第1フィルタを有し、
    前記第1フィルタは、周波数f0以上であってドップラー周波数fd以下である所定周波数をf1として、f1以下の周波数帯域を透過させ他の帯域を遮断して出力する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のレーダ装置。
  3. 前記検波手段と前記周波数解析手段との間に第2フィルタを有し、
    前記第2フィルタは、周波数f0以上であってドップラー周波数fd以下である所定周波数をf1、f1以上であってドップラー周波数fd以下の所定周波数をf2として、f2以上の周波数帯域を透過させ他の帯域を遮断して出力する、
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のレーダ装置。
  4. 前記周期信号は余弦波であることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載のレーダ装置。
  5. 前記送信手段、前記受信手段および前記検波手段は、光集積回路により構成されている、ことを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載のレーダ装置。
  6. 前記検波手段は、前記受信手段により受信した前記レーザー光と送信前のレーザー光とを合波して光ヘテロダイン検波する第1検波手段と、前記受信手段により受信した前記レーザー光と送信前のレーザー光のうち一方の位相を90°シフトして合波し、光ヘテロダイン検波する第2検波手段とを有し、
    前記周波数解析手段は、前記第1検波手段と前記第2検波手段からの出力をI信号、Q信号とする複素信号として、その複素信号を周波数解析し、ドップラー周波数fdから速さを求めるとともにドップラー周波数fdの正負によって速度の向きを検出する、
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載のレーダ装置。
  7. 前記受信手段により受信した前記レーザー光を、そのレーザー光の波長よりも長波長側と短波長側に分離してそれぞれ電気信号に変換し、2つの電気信号の電圧を比較することで、前記対象物の速度の方向を検出する速度の方向検出手段をさらに有する、
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載のレーダ装置。
  8. レーダ装置内部でのレーザー光の反射による内部反射信号の値を記録する記録手段をさらに有し、
    前記位相差検出手段は、前記記録手段の前記内部反射信号の値に基づき位相差を補正して前記対象物までの距離を測定する、
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれか1項に記載のレーダ装置。
  9. レーダ装置内部でのレーザー光の反射による反射光を受信し、その反射光の位相を180°シフトして合波することにより、前記受信手段により受信したレーザー光を補正する補正手段をさらに有する、
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれか1項に記載のレーダ装置。
  10. 変調器によってレーザー光を強度変調する外部変調方式であることを特徴とする請求項1ないし請求項9のいずれか1項に記載のレーダ装置。
  11. 駆動電圧の変調によって強度変調されたレーザー光を生成する直接変調方式であることを特徴とする請求項1ないし請求項9のいずれか1項に記載のレーダ装置。
  12. 前記レーダ装置は車載レーダであって速度0.5〜50m/sの対象物を測定対象とし、f0は50〜300kHz、レーザーの波長は0.8〜1.7μmである、ことを特徴とする請求項1ないし請求項11のいずれか1項に記載のレーダ装置。
  13. 対象物にレーザー光を照射し、前記対象物によって反射されたレーザー光を検出して解析することにより、前記対象物までの距離および前記対象物の速度を測定する距離速度測定方法において、
    前記対象物の運動による測定可能なドップラー周波数fdの最小値よりも小さな周波数f0の周期信号で強度変調されたレーザー光を前記対象物に照射し、
    対象物によって反射された前記レーザー光を受信し、
    受信した前記レーザー光と送信前のレーザー光とを合波し、光ヘテロダイン検波して電気信号に変換し、
    前記電気信号の周波数f0の成分と前記周期信号との位相差を検出して前記対象物までの距離を測定し、
    前記電気信号を周波数解析してドップラー周波数fdを求め、速度を測定する、
    ことを特徴とする距離速度測定方法。
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