JP2015129202A - 水分散型高分子微粒子とその水分散体製造方法 - Google Patents

水分散型高分子微粒子とその水分散体製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】水性媒体中において、反応性を有するアミノ基を粒子表面に有し水分散性の良好な高分子微粒子提供し、さらには当該高分子微粒子を有機溶剤及び分散剤又は乳化剤を使うことなく水分散体を製造する製造方法を提供する。
【解決手段】ビニル基を導入した多価アミンの親水性マクロモノマーと疎水性のラジカル重合性単量体とを水性媒体中でラジカル重合することにより水分散型高分子微粒子を合成する。
【選択図】なし

Description

本発明は、表面に親水性高分子鎖を有する新規な高分子微粒子及びその水分散体の製造方法に関するものであり、詳細には粒子表面に1級及び/又は2級及び/又は3級のアミノ基を有する親水性ポリマー鎖を有し、内部が疎水性の高分子化合物で構成される水分散型高分子微粒子及び当該高分子微粒子水分散体の製造方法に関する。
近年、機能性高分子材料として表面に親水性高分子鎖を有し内部が疎水性の高分子化合物で構成される各種の高分子微粒子及び高分子微粒子を得る方法が提案されており、中でも機能性物質の固定化の観点から親水性高分子鎖がアミノ基を含有する高分子微粒子が提案されている(特許文献1、2)。アミノ基(1級アミノ基、2級アミノ基、3級アミノ基)は種々の化学反応性を有しており、機能性物質の固定化には有効なものの、特許文献1及び特許文献2に記載の方法では製造過程で有機溶剤を使用しており、工業化の面で環境負荷への観点から課題が残る。
また、特許文献3では末端にラジカル重合性基を有する親水性高分子を疎水性のラジカル重合性モノマーと共重合して高分子微粒子を得る方法が提案されている。特許文献3の方法では末端に官能基を導入する工程が必須であり、当該工程では所望の官能基とメルカプト基を含む化合物を連鎖移動剤として使用し、連鎖移動反応を利用して末端に官能基を導入している。メルカプト基含有化合物は特異な臭気を有しており、重合物に臭気が残る、あるいは工業化の観点からも作業環境面で課題が残る。また、末端に導入した官能基とラジカル重合性基含有化合物を反応させて末端にラジカル重合性基を導入する工程では有機溶剤を使用することからも工業化の面で環境負荷への観点から課題が残る。
特開2005−298542号公報 特開2007−099929号公報 特開2010−214356号公報
本発明の目的は、水性媒体中において反応性を有するアミノ基を粒子表面に有し、水分散性の良好な高分子微粒子を提供し、さらには末端に官能基を導入する工程が不要であり且つ、有機溶剤及び分散剤又は乳化剤を使うことなく当該高分子微粒子の水分散体を製造する方法を提供することにある。すなわち、粒子表面に1級及び/又は2級及び/又は3級のアミノ基を有する親水性ポリマー鎖を有し、内部が疎水性の高分子化合物で構成される水分散型高分子微粒子及び当該高分子微粒子水分散体の製造方法を提供することにある。
本発明者は、鋭意研究を積み重ねた結果、ビニル基を導入した多価アミンの親水性マクロモノマーと疎水性のラジカル重合性単量体とを水性媒体中でラジカル重合することで微粒子表面に1級及び/又は2級及び/又は3級のアミノ基を有する水分散型高分子微粒子が得られることを見出し、本発明を完成するに至った。
即ち本発明の水分散型高分子微粒子は、アミノ基含有構造単位を有する高分子化合物の中から選ばれる少なくとも1種と、下記一般式(1)で表される化合物の中から選ばれる少なくとも1種及び下記一般式(2)で表される化合物の中から選ばれる少なくとも1種とを反応させて成るアミノ基含有親水性マクロモノマーと、
[式(1)中、Rは水素原子又はメチル基を示し、Rは水素原子又は炭素数1〜4の低級アルキル基又はハロゲン原子を示し、Xはハロゲン原子を示す。]
[式(2)中、R、Rは同一又は異なって水素原子又は炭素数1〜4の低級アルキル基又はハロゲン原子を示し、Xはハロゲン原子を示す。]
下記の一般式(3)で表される単量体の中から選ばれる少なくとも1種とを、水性媒体中でラジカル重合することにより得られることを特徴とする。
[式(3)中、Qは水素原子、メチル基又はシアノ基を示し、Qは水素原子、


又は
(R及びRは同一又は異なって水素原子又は炭素数1〜4の低級アルキル基又はハロゲン原子又はハロゲノメチル基を示し、Rは炭素数1〜18の直鎖又は分岐又は環状のアルキル基又はベンジル基又はヒドロキシプロピル基を示し、Rは炭素数1〜18の直鎖又は分岐又は環状のアルキル基又はフェニル基を示し、Rは水素原子又は炭素数1〜10のアルキル基を示し、R10は炭素数1〜10のアルキル基を示す(ただしR及びR10の総炭素数は3〜20である))を示す。]
また本発明の高分子微粒子水分散体の製造方法は、前記方法のごとく水性媒体中でアミノ基含有親水性マクロモノマーと疎水性単量体とをラジカル重合することによって合成することを特徴とする。
本発明によれば、粒子表面に1級及び/又は2級及び/又は3級のアミノ基を有する親水性ポリマー鎖を有し、内部が疎水性の高分子化合物から構成される水分散型高分子微粒子を、有機溶剤及び分散剤又は乳化剤を使用することなく簡易に水分散体として製造することができる。また、当該高分子微粒子の表面には1級及び/又は2級及び/又は3級のアミノ基を含む親水性ポリマー鎖が配置されており極めて分散安定性良好なことから高分子分散剤としての効果が期待できる。さらには水中で種々の官能基との反応が可能なため、当該高分子微粒子の表面に機能性物質を固定化させる、あるいは基材に当該高分子微粒子を固定化させることができ、医療材料、キレート剤、吸着剤、繊維加工、製紙加工、建材、産業資材分野等への応用が期待される。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明の水分散型高分子微粒子は、微粒子表面に局在する1級及び/又は2級及び/又は3級のアミノ基を有する親水性ポリマー鎖と、微粒子のコアを形成する疎水性の高分子化合物から構成される。
本発明の水分散型高分子微粒子及び当該高分子微粒子水分散体の製造方法について説明する。
アミノ基含有構造単位を有する高分子化合物について、1級アミン含有構造単位を成す単量体としてはアリルアミン等が挙げられ、2級アミン含有構造単位を成す単量体としてはメチルアリルアミン、ジアリルアミン等が挙げられ、3級アミン含有構造単位を成す単量体としてはジメチルアリルアミン、メチルジアリルアミン、アクリロイルオキシエチルジメチルアミン、メタクリロイルオキシエチルジメチルアミン、アクリロイルアミノエチルジメチルアミン、メタクリロイルアミノエチルジメチルアミン等が挙げられ、これらは適宜組み合わせることができる。また、これらの1級アミン及び2級アミン及び3級アミンを含有する構造単位を成す単量体と共重合可能な4級アンモニウム基を含有する単量体と適宜組み合わせてもよく、4級アンモニウム基を含有する単量体としてはジアリルジメチルアンモニウムクロリド、ジアリルメチルエチルアンモニウムクロリド、ジアリルジエチルアンモニウムクロリド、ジアリルジメチルアンモニウムブロミド、アクリロイルオキシエチルトリメチルアンモニウムクロリド、メタクリロイルオキシエチルトリメチルアンモニウムクロリド、アクリロイルアミノエチルトリメチルアンモニウムクロリド、メタクリロイルアミノエチルトリメチルアンモニウムクロリド等が挙げられる。さらには上記1級アミン又は2級アミン又は3級アミン含有構造単位を成す単量体と共重合可能なノニオン性の水溶性単量体を適宜組み合わせてもよく、ノニオン性の水溶性単量体としてはアクリルアミド、メタクリルアミド、n−イソプロピルアクリルアミド等が挙げられる。上記1級アミン又は2級アミン又は3級アミン含有構造単位を成す単量体の単独重合体あるいは共重合体、又は4級アンモニウム基を含有する単量体あるいはノニオン性の水溶性単量体を適宜組み合わせた重合体は、従来公知の重合方法によって作製することができる。また、1級アミンを含有する高分子化合物としてはポリビニルアミンが挙げられ、1級アミン及び2級アミン及び3級アミンを含有する高分子化合物としてはポリエチレンイミン、ポリプロリレンイミン等が挙げられる。これらのアミノ基含有構造単位を有する高分子化合物は単独で、あるいは適宜組み合わせて用いることができるが、ポリエチレンイミンが特に好ましい。
アミノ基含有構造単位を有する高分子化合物中のアミノ基含有構造単位の割合としては、高分子全構造単位の60%以上であることが好ましく、80%以上であることがより好ましく、全構造単位がアミノ基含有構造単位であることが特に好ましい。
アミノ基含有構造単位を有する高分子化合物の分子量は公知の重合方法によって得られる分子量であれば特に限定はされないが、500〜500,000が好ましい。
前記一般式(1)で表される化合物中のRで示される炭素数1〜4の低級アルキル基としてはメチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基等を挙げることができ、ハロゲン原子としてはフッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子を挙げることができる。
前記一般式(1)で表される化合物中のXで示されるハロゲン原子としてはフッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子を挙げることができる。
前記一般式(1)で表される化合物としてはクロロメチルスチレン、ブロモメチルスチレン、ヨードメチルスチレン等が挙げられ、クロロメチルスチレンが特に好ましい。
これらの化合物は単独で、あるいは適宜組み合わせて用いることができる。
前記一般式(2)で表される化合物中のR及びRで示される炭素数1〜4の低級アルキル基としてはメチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基等を挙げることができ、ハロゲン原子としてはフッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子を挙げることができる。
前記一般式(2)で表される化合物中のXで示されるハロゲン原子としてはフッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子を挙げることができる。
前記一般式(2)で表される化合物としては塩化ベンジル、臭化ベンジル、ヨウ化ベンジル等が挙げられ、塩化ベンジルが特に好ましい。
これらの化合物は単独で、あるいは適宜組み合わせて用いることができる。
アミノ基含有構造単位を有する高分子化合物と前記一般式(1)で表されるビニルベンジルハライド及び前記一般式(2)で表されるベンジルハライドとを反応させて成るアミノ基及び/又は4級アンモニウム基含有親水性マクロモノマーの合成は、水性媒体中でアミノ基含有構造単位を有する高分子化合物と一般式(1)で表されるビニルベンジルハライド及び一般式(2)で表されるベンジルハライドとを10℃〜80℃より好ましくは20℃〜60℃で反応させることによって行うことができる。
アミノ基含有構造単位を有する高分子化合物と前記一般式(1)で表されるビニルベンジルハライド及び前記一般式(2)で表されるベンジルハライドの比率は特に限定されないが、アミノ基含有構造単位100モルに対してビニルベンジルハライドが40モル〜1モルの範囲でありベンジルハライドが60モル〜5モルの範囲が好ましく、より好ましくはビニルベンジルハライドが35モル〜1モルの範囲でありベンジルハライドが40モル〜5モルの範囲であり、ビニルベンジルハライドが10モル〜1モルの範囲でありベンジルハライドが30モル〜5モルの範囲が特に好ましい。
アミノ基含有構造単位を有する高分子化合物と前記一般式(1)で表されるビニルベンジルハライド及び前記一般式(2)で表されるベンジルハライドの反応は1級アミンの2級化反応又は3級化反応又は4級化反応、あるいは2級アミンの3級化反応又は4級化反応、あるいは3級アミンの4級化反応である。
アミノ基含有構造単位を有する高分子化合物と前記一般式(1)で表されるビニルベンジルハライド及び前記一般式(2)で表されるベンジルハライドとを反応させて成るアミノ基含有親水性マクロモノマーとしては、アミノ基含有構造単位を有する高分子化合物にポリエチレンイミンを使用した場合が好ましく、その構造の一例として次の式(4a)
(式中、R、R、R、R及びX、Xは前記と同じであり、a、b、c、d、e、f、g、hは繰り返し単位数を表す整数である)である構造が挙げられ、さらには次の式(4b)
(式中、X及びXは前記と同じであり、a、b、c、d、e、f、g、hは繰り返し単位数を表す整数である)である構造が挙げられ、さらには次の式(4c)
(式中、a、b、c、d、e、f、g、hは繰り返し単位数を表す整数である)で表される構造が挙げられる。
一般式(3)で表される単量体のQの式(Q−1)で表わされるR及びRで示される炭素数1〜4の低級アルキル基としてはメチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基等を挙げることができ、ハロゲン原子としてはフッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子を挙げることができ、ハロゲノメチル基としては、クロロメチル基、ブロモメチル基、ヨードメチル基等を挙げることができる。式(3)中、Qの式(Q−2)及び(Q−3)で表わされるR及びRで示される炭素数1〜18のアルキル基としては、直鎖又は分岐又は環状のアルキル基が挙げられ、具体例としてはメチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、t−ブチル基、n−ペンチル基、n−ヘキシル基、ラウリル基、ステアリル基等が挙げられる。また、式(3)中、Qの式(Q−4)で表わされるR及びR10はいずれか一方が水素原子で他方がアルキル基の場合、及び両者がアルキル基の場合があるが、両者の総炭素数が3〜20である。例えばRが水素原子の場合、R10は炭素数3〜20のアルキル基であり、R及びR10がアルキル基の場合にはR9及びR10のアルキル基の炭素数の合計が3〜20となる組み合わせである。
一般式(3)で表される単量体としては、スチレン、モノメチルスチレン、ジメチルスチレン、クロロスチレン、ジクロロスチレン、クロロメチルスチレン、エチルアクリレート、プロピルアクリレート、ブチルアクリレート、ラウリルアクリレート、ステアリルアクリレート、メチルメタクリレート、エチルメタクリレート、ブチルメタクリレート、ラウリルメタクリレート、ステアリルメタクリレート、ベンジルメタクリレート、ヒドロキシプロピルメタクリレート、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、カプロン酸ビニル、ラウリン酸ビニル、シクロヘキサンカルボン酸ビニル、安息香酸ビニル、N−ブチルアクリルアミド、アクリロニトリル等が挙げられ、これらの単量体は単独で、あるいは適宜組み合わせて用いることができるが、スチレンが特に好ましい。
前記の如くして得られたアミノ基含有親水性マクロモノマーの少なくとも1種を一般式(3)で表される単量体の少なくとも1種と、重合開始剤、必要に応じて分子量調整剤の存在下、水性媒体中で共重合することにより、本発明の水分散型高分子微粒子を得ることができ、さらには当該高分子微粒子の水分散体を製造することができる。
上記の重合温度としては50℃〜100℃が好ましく、溶媒としては水単独が好ましく使用できるが、メタノール、エタノール、プロパノール等のアルコール類、アセトン、メチルエチルケトン等のケトン類、ジメチルホルムアミド等が使用でき、アルコール類/水又はケトン類/水等の混合溶媒も使用できる。重合開始剤としては、例えば過硫酸アンモニウム、過硫酸カリウム、過酸化水素、過酸化ベンゾイル、t−ブチルヒドロパーオキサイド、アゾビスイソブチロ二トリル、アゾビス(2−アミノジプロパン)塩酸塩等が挙げられる。重合開始剤の好ましい使用量は一般式(3)で表わされる単量体100モルに対して0.1〜10モル程度である。重合時間は重合開始剤の種類及び使用量、重合温度等によって変化するが通常30分〜10時間であり、微粒子のコア部形成に寄与する一般式(3)で表わされる疎水性単量体及び前記のアミノ基含有親水性マクロモノマーが重合によって消費されるまで、重合を行うのが好ましい。
本発明の親水性高分子微粒子の合成において、前記のアミノ基含有親水性マクロモノマーと一般式(3)で表わされる疎水性単量体の比率は特に限定されないが、アミノ基含有親水性マクロモノマーの繰り返し単位と一般式(3)で表わされる疎水性単量体との比率が1:100〜0.01の範囲が好ましく、1:10〜0.1の範囲がより好ましく、1:5〜0.5が特に好ましい。
本発明の親水性高分子微粒子の合成において、アミノ基含有構造単位を有する高分子化合物としてポリエチレンイミン、前記一般式(1)で表される化合物としてクロロメチルスチレン、前記一般式(2)で表される化合物として塩化ベンジルを含む組み合わせが特に好ましい。
本発明の水分散型高分子微粒子は、前記の如くアミノ基含有構造単位を有する高分子化合物と前記一般式(1)で表されるビニルベンジルハライド及び前記一般式(2)で表されるベンジルハライドとを反応させて成るアミノ基含有親水性マクロモノマーの少なくとも1種と一般式(3)で表される疎水性単量体の少なくとも1種とを水性媒体中で共重合することにより得られ、本発明の製造方法により微粒子表面に局在する1級及び/又は2級及び/又は3級のアミノ基を有する親水性ポリマー鎖と、微粒子のコアを形成する疎水性の高分子化合物から構成される微粒子の水分散体を製造することができる。
以下、実施例及び比較例を挙げる事により、本発明の特徴をより一層明確なものとするが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。尚、比較製造例および製造例におけるポリマーの重量平均分子量は、以下の方法に従って測定した。
〈ポリマーの重量平均分子量および重合収率の測定〉
カラム恒温槽には東ソー製CO−8020、検出器には東ソー製RI−8020、溶離液流路ポンプには東ソー製PX−8020、デガッサには東ソー製SD−8022を用いてGPC法によって測定した。カラムは東ソー製の水系SECカラムTSKgelG3000PWXL(排除限界分子量2×10)とTSKgelG2500PWXL(排除限界分子量5×10)を接続したものを用いた。サンプルは溶離液で2g/100mlの濃度に調製し、測定に用いた。溶離液には酢酸、酢酸ナトリウム各々0.5モル/リットルに調整した水溶液を使用した。カラム温度は40℃で、流速は1.0ml/分で実施した。標準サンプルとして分子量700、1065、2560、5000、10750、14600の6種のポリエチレングリコールを用いて較正曲線を求め、その較正曲線を基に、ポリマーの重量平均分子量を求めた。また、本発明による親水性高分子微粒子の粒子径は動的光散乱法(Malvern製:ゼータサイザーナノZS)又はレーザー回折/散乱法(日機装製:マイクロトラックMT3300EX)により測定した。
[合成例1]
高分子微粒子水分散体の合成<1>
攪拌装置、空冷管、滴下ロート及び温度計を備えた反応容器中に、水58.02g、ポリエチレンイミン31.73g(エチレンイミンユニット721mmol、重量平均分子量は950)を仕込み、加熱して温度を40℃まで昇温した。ベンジルクロライド9.15g(72mmol)、p−クロロメチルスチレン1.10g(7.2mmol)の混合液を1時間かけて滴下した。滴下終了後、40℃にて2時間保ち、ビニルベンジル基を有するポリエチレンイミンマクロモノマー溶液(固形分濃度42%)を得た。反応終了後、アセトンで再沈殿を数回行ってポリエチレンイミンマクロモノマーを精製した。得られたポリエチレンイミンマクロモノマーのGPC(液体クロマトグラフィー)より求めた重量平均分子量は1,300であった。
次いで攪拌装置、還流冷却機、窒素ガス導入管及び温度計を備えた反応容器中に、上記ポリエチレンイミンマクロモノマー溶液22.06g[エチレンイミンユニット繰返し単位として160mmol(前仕込みより求めた)]、スチレン16.66g(160mmol)、水59.78gを仕込み70℃に昇温した。窒素気流下、過硫酸アンモニウムの20重量%水溶液1.50g(1.31mmol)を加え、6時間共重合させ、淡横乳白色の分散液(固形分濃度26%)を得た。このようにして得られた水分散型高分子微粒子の平均粒子径は150nmであった。
[合成例2]
高分子微粒子水分散体の合成<2>
攪拌装置、空冷管、滴下ロート及び温度計を備えた反応容器中に、水40.00g、ポリエチレンイミン31.73g(エチレンイミンユニット721mmol、重量平均分子量は950)を仕込み、加熱して温度を40℃まで昇温した。ベンジルクロライド24.86g(196mmol)、p−クロロメチルスチレン3.41g(22mmol)の混合液を1時間かけて滴下した。滴下終了後、40℃にて2時間保ち、ビニルベンジル基を有するポリエチレンイミンマクロモノマー溶液(固形分濃度60%)を得た。反応終了後、アセトンで再沈殿を数回行ってポリエチレンイミンマクロモノマーを精製した。得られたポリエチレンイミンマクロモノマーのGPC(液体クロマトグラフィー)より求めた重量平均分子量は1,900であった。
次いで攪拌装置、還流冷却機、窒素ガス導入管及び温度計を備えた反応容器中に、上記ポリエチレンイミンマクロモノマー溶液22.06g[エチレンイミンユニット繰返し単位として160mmol(前仕込みより求めた)]、スチレン16.66g(160mmol)、水59.78gを仕込み70℃に昇温した。窒素気流下、過硫酸アンモニウムの20重量%水溶液1.50g(1.31mmol)を加え、6時間共重合させ、淡横乳白色の分散液(固形分濃度30%)を得た。このようにして得られた水分散型高分子微粒子の平均粒子径は80nmであった。
この水分散型高分子微粒子を生成する反応式(5)は
(式中、a、b、c、d、e、f、g、h、i、jは繰り返し単位数を表す整数である。)により表されると考えられる。
[合成例3]
高分子微粒子水分散体の合成<3>
スチレン16.66gをステアリルメタクリレート16.66g(49mmol)に変えた以外は合成例2の高分子微粒子水分散体の合成<2>と同様に反応を行い、淡横乳白色の分散液(固形分濃度30%)を得た。このようにして得られた水分散型高分子微粒子の平均粒子径は320nmであった。
[合成例4]
高分子微粒子水分散体の合成<4>
スチレン16.66gをスチレン8.33g(80mmol)、ステアリルメタクリレート8.33g(24.6mmol)に変えた以外は合成例2の高分子微粒子水分散体の合成<2>と同様に反応を行い、淡横乳白色の分散液(固形分濃度30%)を得た。このようにして得られた水分散型高分子微粒子の平均粒子径は110nmであった。
[合成例5]
高分子微粒子水分散体の合成<5>
攪拌装置、還流冷却機、窒素ガス導入管、温度計及び滴下ロートを備えた反応容器中にメチルジアリルアミン44.47g(400mmol)、水30.0gを仕込み70℃に昇温した。窒素気流下、過硫酸アンモニウムの20重量%水溶液10g(8.8mmol)を加え、6時間共重合させ。次いで40℃に冷却し、ベンジルクロライド13.70g(108mmol)、p−クロロメチルスチレン1.83g(12mmol)の混合液を1時間かけて滴下した。滴下終了後、40℃にて2時間保ち、ビニルベンジル基を有するメチルジアリルアミン重合体マクロモノマー溶液(固形分濃度60%)を得た。反応終了後、アセトンで再沈殿を数回行ってメチルジアリルアミン重合体マクロモノマーを精製した。得られたマクロモノマーのGPC(液体クロマトグラフィー)より求めた重量平均分子量は14,700であった。
次いで攪拌装置、還流冷却機、窒素ガス導入管及び温度計を備えた反応容器中に、上記メチルジアリルアミン重合体マクロモノマー溶液29.51g[アミノ基含有ユニット繰返し単位として118mmol(前仕込みより求めた)]、スチレン12.29g(118mmol)、水56.70gを仕込み70℃に昇温した。窒素気流下、過硫酸アンモニウムの20重量%水溶液1.50g(1.31mmol)を加え、6時間共重合させ、淡横乳白色の分散液(固形分濃度30%)を得た。このようにして得られた水分散型高分子微粒子の平均粒子径は550nmであった。
[合成例6]
高分子微粒子水分散体の合成<6>
攪拌装置、還流冷却機、窒素ガス導入管、温度計及び滴下ロートを備えた反応容器中にジアリルアミン27.63g(284mmol)、メチルジアリルアミン15.80g(142mmol)、水30.0gを仕込み70℃に昇温した。窒素気流下、過硫酸アンモニウムの20重量%水溶液10g(8.8mmol)を加え、6時間共重合させ。次いで40℃に冷却し、ベンジルクロライド14.62g(115mmol)、p−クロロメチルスチレン1.95g(13mmol)の混合液を1時間かけて滴下した。滴下終了後、40℃にて2時間保ち、ビニルベンジル基を有するジアリルアミン/メチルジアリルアミン共重合体マクロモノマー溶液(固形分濃度60%)を得た。反応終了後、アセトンで再沈殿を数回行ってジアリルアミン/メチルジアリルアミン共重合体マクロモノマーを精製した。得られたマクロモノマーのGPC(液体クロマトグラフィー)より求めた重量平均分子量は8,700であった。
次いで攪拌装置、還流冷却機、窒素ガス導入管及び温度計を備えた反応容器中に、上記ジアリルアミン/メチルジアリルアミン共重合体マクロモノマー溶液28.75g[アミノ基含有ユニット繰返し単位として122mmol(前仕込みより求めた)]、スチレン12.75g(122mmol)、水57.00gを仕込み70℃に昇温した。窒素気流下、過硫酸アンモニウムの20重量%水溶液1.50g(1.31mmol)を加え、6時間共重合させ、淡横乳白色の分散液(固形分濃度30%)を得た。このようにして得られた水分散型高分子微粒子の平均粒子径は410nmであった。
[合成例7]
高分子微粒子水分散体の合成<7>
攪拌装置、還流冷却機、窒素ガス導入管、温度計及び滴下ロートを備えた反応容器中にアリルアミン8.97g(157mmol)、ジアリルアミン15.26g(157mmol)、メチルジアリルアミン17.46g(157mmol)、水30.0gを仕込み70℃に昇温した。窒素気流下、過硫酸アンモニウムの20重量%水溶液10g(8.8mmol)を加え、6時間共重合させ。次いで40℃に冷却し、ベンジルクロライド16.15g(127mmol)、p−クロロメチルスチレン2.16g(14mmol)の混合液を1時間かけて滴下した。滴下終了後、40℃にて2時間保ち、ビニルベンジル基を有するアリルアミン/ジアリルアミン/メチルジアリルアミン共重合体マクロモノマー溶液(固形分濃度60%)を得た。反応終了後、アセトンで再沈殿を数回行ってアリルアミン/ジアリルアミン/メチルジアリルアミン共重合体マクロモノマーを精製した。得られたマクロモノマーのGPC(液体クロマトグラフィー)より求めた重量平均分子量は3,500であった。
次いで攪拌装置、還流冷却機、窒素ガス導入管及び温度計を備えた反応容器中に、上記アリルアミン/ジアリルアミン/メチルジアリルアミン共重合体マクロモノマー溶液27.51g[アミノ基含有ユニット繰返し単位として130mmol(前仕込みより求めた)]、スチレン13.49g(130mmol)、水57.50gを仕込み70℃に昇温した。窒素気流下、過硫酸アンモニウムの20重量%水溶液1.50g(1.31mmol)を加え、6時間共重合させ、淡横乳白色の分散液(固形分濃度30%)を得た。このようにして得られた水分散型高分子微粒子の平均粒子径は270nmであった。
[比較合成例1]
攪拌装置、空冷管、滴下ロート及び温度計を備えた反応容器中に、水64.86g、ポリエチレンイミン31.73g(エチレンイミンユニット721mmol、重量平均分子量は950)を仕込み、加熱して温度を40℃まで昇温した。p−クロロメチルスチレン3.41g(22mmol)の混合液を1時間かけて滴下後、40℃にて2時間保ち、ビニルベンジル基を有するポリエチレンイミンマクロモノマー溶液(固形分濃度35%)を得た。反応終了後、アセトンで再沈殿を数回行ってポリエチレンイミンマクロモノマーを精製した。得られたポリエチレンイミンマクロモノマーのGPC(液体クロマトグラフィー)より求めた重量平均分子量は1,100であった。
次いで攪拌装置、還流冷却機、窒素ガス導入管及び温度計を備えた反応容器中に、上記ポリエチレンイミンマクロモノマー溶液22.06g[エチレンイミンユニット繰返し単位として160mmol(前仕込みより求めた)]、スチレン16.66g(160mmol)、水59.78gを仕込み70℃に昇温した。窒素気流下、過硫酸アンモニウムの20重量%水溶液1.50g(1.31mmol)を加え6時間共重合させると、粒径約1mm程度の凝集物が生成した。
[比較合成例2]
攪拌装置、空冷管、滴下ロート及び温度計を備えた反応容器中に、水40.00g、ポリエチレンイミン31.73g(エチレンイミンユニット721mmol、重量平均分子量は950)を仕込み、加熱して温度を40℃まで昇温した。ベンジルクロライド24.86g(196mmol)を1時間かけて滴下後、40℃にて2時間保ち、ポリエチレンイミン/塩化ベンジル4級化物の水溶液(固形分濃度57%)を得た。反応終了後、アセトンで再沈殿を数回行ってポリエチレンイミン/塩化ベンジル4級化物を精製した。得られた精製物のGPC(液体クロマトグラフィー)より求めた重量平均分子量は1,700であった。
次いで攪拌装置、還流冷却機、窒素ガス導入管及び温度計を備えた反応容器中に、上記ポリエチレンイミン/塩化ベンジル4級化物の水溶液22.06g[エチレンイミンユニット繰返し単位として160mmol(前仕込みより求めた)]、スチレン16.66g(160mmol)、水59.78gを仕込み70℃に昇温した。窒素気流下、過硫酸アンモニウムの20重量%水溶液1.50g(1.31mmol)を加え6時間共重合させると、粒径約1mm程度の凝集物が生成した。
[比較合成例3]
攪拌装置、還流冷却機、窒素ガス導入管、温度計及び滴下ロートを備えた反応容器中にアリルアミン8.97g(157mmol)、ジアリルアミン15.26g(157mmol)、メチルジアリルアミン17.46g(157mmol)、水46.15gを仕込み70℃に昇温した。窒素気流下、過硫酸アンモニウムの20重量%水溶液10g(8.8mmol)を加え、6時間共重合させ。次いで40℃に冷却し、p−クロロメチルスチレン2.16g(14mmol)を1時間かけて滴下した。滴下終了後、40℃にて2時間保ち、ビニルベンジル基を有するアリルアミン/ジアリルアミン/メチルジアリルアミン共重合体マクロモノマー溶液(固形分濃度44%)を得た。反応終了後、アセトンで再沈殿を数回行ってアリルアミン/ジアリルアミン/メチルジアリルアミン共重合体マクロモノマーを精製した。得られたマクロモノマーのGPC(液体クロマトグラフィー)より求めた重量平均分子量は2,700であった。
次いで攪拌装置、還流冷却機、窒素ガス導入管及び温度計を備えた反応容器中に、上記アリルアミン/ジアリルアミン/メチルジアリルアミン共重合体マクロモノマー溶液27.51g[アミノ基含有ユニット繰返し単位として130mmol(前仕込みより求めた)]、スチレン13.49g(130mmol)、水57.50gを仕込み70℃に昇温した。窒素気流下、過硫酸アンモニウムの20重量%水溶液1.50g(1.31mmol)を加え、6時間共重合させると、粒径約1mm程度の凝集物が生成した。
[比較合成例4]
攪拌装置、還流冷却機、窒素ガス導入管、温度計及び滴下ロートを備えた反応容器中にアリルアミン8.97g(157mmol)、ジアリルアミン15.26g(157mmol)、メチルジアリルアミン17.46g(157mmol)、水32.16gを仕込み70℃に昇温した。窒素気流下、過硫酸アンモニウムの20重量%水溶液10g(8.8mmol)を加え、6時間共重合させ。次いで40℃に冷却し、ベンジルクロライド16.15g(127mmol)を1時間かけて滴下した。滴下終了後、40℃にて2時間保ち、アリルアミン/ジアリルアミン/メチルジアリルアミン共重合体の塩化ベンジル4級化物の水溶液(固形分濃度58%)を得た。反応終了後、アセトンで再沈殿を数回行ってアリルアミン/ジアリルアミン/メチルジアリルアミン共重合体の塩化ベンジル4級化物を精製した。得られたマクロモノマーのGPC(液体クロマトグラフィー)より求めた重量平均分子量は3,300であった。
次いで攪拌装置、還流冷却機、窒素ガス導入管及び温度計を備えた反応容器中に、上記アリルアミン/ジアリルアミン/メチルジアリルアミン共重合体の塩化ベンジル4級化物の水溶液27.51g[アミノ基含有ユニット繰返し単位として130mmol(前仕込みより求めた)]、スチレン13.49g(130mmol)、水57.50gを仕込み70℃に昇温した。窒素気流下、過硫酸アンモニウムの20重量%水溶液1.50g(1.31mmol)を加え、6時間共重合させると、粒径約1mm程度の凝集物が生成した。
水分散型高分子微粒子の各合成例の組成を表1に示す。
以下の略号は次の化合物を意味する。
pEI:ポリエチレンイミン
BC:ベンジルクロライド
CMSt:クロロメチルスチレン
St:スチレン
SM:ステアリルメタクリレート
MDAA:メチルジアリルアミン
DAA:ジアリルアミン
AA:アリルアミン
本発明の方法により、粒子表面に各種アミノ基を有する高分子微粒子水分散体が得られた。

Claims (3)

  1. アミノ基含有構造単位を有する高分子化合物の中から選ばれる少なくとも1種と、下記一般式(1)で表される化合物の中から選ばれる少なくとも1種及び下記一般式(2)で表される化合物の中から選ばれる少なくとも1種とを反応させて成るアミノ基含有親水性マクロモノマーと、
    [式(1)中、Rは水素原子又はメチル基を示し、Rは水素原子又は炭素数1〜4の低級アルキル基又はハロゲン原子を示し、Xはハロゲン原子を示す。]
    [式(2)中、R、Rは同一又は異なって水素原子又は炭素数1〜4の低級アルキル基又はハロゲン原子を示し、Xはハロゲン原子を示す。]
    下記の一般式(3)で表される単量体の中から選ばれる少なくとも1種とを、水性媒体中でラジカル重合することにより得られることを特徴とする水分散型高分子微粒子。
    [式(3)中、Qは水素原子、メチル基又はシアノ基を示し、Qは水素原子、


    又は
    (R及びRは同一又は異なって水素原子又は炭素数1〜4の低級アルキル基又はハロゲン原子又はハロゲノメチル基を示し、Rは炭素数1〜18の直鎖又は分岐又は環状のアルキル基又はベンジル基又はヒドロキシプロピル基を示し、Rは炭素数1〜18の直鎖又は分岐又は環状のアルキル基又はフェニル基を示し、Rは水素原子又は炭素数1〜10のアルキル基を示し、R10は炭素数1〜10のアルキル基を示す(ただしR及びR10の総炭素数は3〜20である))を示す。]
  2. 前記のアミノ基含有構造単位を有する高分子化合物において、アミノ基が1級アミン、2級アミン、3級アミンの全てを含む高分子化合物である請求項1記載の水分散型高分子微粒子。
  3. 請求項1又は2記載の方法によって合成することを特徴とする高分子微粒子分散体の製造方法。
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