JP2015127601A - 給湯装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】給湯温度に影響を与えることなく、風呂に高温の足し湯ができる給湯装置を提供する。
【解決手段】貯湯タンク3の上部から給湯用混合弁22を介して所望の温度の湯を給湯するための給湯回路L12,L31,L32,21〜24と、上記給湯回路L12,L31,L32,21〜24から分岐して浴槽4に接続される風呂給湯回路L33,25,26,27,28と、上記貯湯タンク3の上部から浴槽4に高温の足し湯をするための高温足し湯回路を備える。上記高温足し湯回路の下流側を風呂給湯回路L33,25,26,27,28の途中に接続している。
【選択図】図1
【解決手段】貯湯タンク3の上部から給湯用混合弁22を介して所望の温度の湯を給湯するための給湯回路L12,L31,L32,21〜24と、上記給湯回路L12,L31,L32,21〜24から分岐して浴槽4に接続される風呂給湯回路L33,25,26,27,28と、上記貯湯タンク3の上部から浴槽4に高温の足し湯をするための高温足し湯回路を備える。上記高温足し湯回路の下流側を風呂給湯回路L33,25,26,27,28の途中に接続している。
【選択図】図1
Description
この発明は、給湯装置に関する。
従来、給湯装置としては、浴槽への高温足し湯中に他の給湯栓の使用の要求があるときは、高温足し湯の温度を一定温度以下に変更するものがある(例えば、特開平11−132561号公報(特許文献1)参照)。上記給湯装置では、高温足し湯中に給湯栓が開かれたときに、浴槽への高温足し湯運転を停止することなく、一定温度以下の湯が給湯栓から出るようにすることにより、使い勝手のよい給湯装置を提供している。
しかしながら、上記従来の給湯装置では、給湯栓が開かれて高温足し湯の温度を80℃から50℃に下げているため、浴槽内の湯の温まりが遅くなると共に、給湯栓から熱いお湯(50℃)が出湯されるという問題がある。
そこで、この発明の課題は、給湯温度に影響を与えることなく、風呂に高温の足し湯ができる給湯装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、この発明の給湯装置は、
貯湯タンクの上部から混合弁を介して所望の温度の湯を給湯するための給湯回路と、
上記給湯回路から分岐して浴槽に接続される風呂給湯回路と、
上記貯湯タンクの上部から上記浴槽に高温の足し湯をするための高温足し湯回路を備え、
上記高温足し湯回路の下流側が上記風呂給湯回路の途中に接続されていることを特徴とする。
貯湯タンクの上部から混合弁を介して所望の温度の湯を給湯するための給湯回路と、
上記給湯回路から分岐して浴槽に接続される風呂給湯回路と、
上記貯湯タンクの上部から上記浴槽に高温の足し湯をするための高温足し湯回路を備え、
上記高温足し湯回路の下流側が上記風呂給湯回路の途中に接続されていることを特徴とする。
上記構成によれば、貯湯タンクの上部から混合弁を介して所望の温度の湯を給湯するための給湯回路やその給湯回路から分岐して浴槽に接続される風呂給湯回路とは別に、貯湯タンクの上部から浴槽に高温の足し湯をするための高温足し湯回路を備え、その高温足し湯回路の下流側を風呂給湯回路の途中に接続したことによって、貯湯タンクの上部から混合弁を介して所望の温度の湯を給湯回路により給湯していても、高温足し湯回路で貯湯タンクの上部から浴槽に高温の湯を足すので、給湯回路の給湯温度に影響を与えることなく、風呂の浴槽内に高温の足し湯を行うことができる。
また、一実施形態の給湯装置では、
上記高温足し湯回路は高温足し湯用電磁弁を有する。
上記高温足し湯回路は高温足し湯用電磁弁を有する。
上記実施形態によれば、高温足し湯回路を開閉する高温足し湯用電磁弁を備えることによって、給湯回路による給湯動作に関わらず、高温足し湯用電磁弁で高温足し湯回路を開閉することにより浴槽への高温足し湯を制御できる。
また、一実施形態の給湯装置では、
上記風呂給湯回路は湯張り用電磁弁を有し、
上記高温足し湯回路の下流側は、上記風呂給湯回路の上記湯張り用電磁弁の下流側に接続されている。
上記風呂給湯回路は湯張り用電磁弁を有し、
上記高温足し湯回路の下流側は、上記風呂給湯回路の上記湯張り用電磁弁の下流側に接続されている。
上記実施形態によれば、風呂給湯回路の湯張り用電磁弁の下流側に高温足し湯回路の下流側を接続することによって、湯張り用電磁弁を閉じて高温足し湯ができる。そのため、高温足し湯の際に給湯用混合弁からの湯(40℃程度)が混合されることがなく、高温足し湯の温度が下がらない。また、風呂給湯回路の湯張り用電磁弁の下流側の部分を高温足し湯に兼用することができ、回路構成を簡略化できる。
また、一実施形態の給湯装置では、
上記風呂給湯回路は、上記浴槽側への流れのみを許容する逆流防止機構を有し、
上記高温足し湯回路の下流側は、上記風呂給湯回路の上記逆流防止機構の上流側に接続されている。
上記風呂給湯回路は、上記浴槽側への流れのみを許容する逆流防止機構を有し、
上記高温足し湯回路の下流側は、上記風呂給湯回路の上記逆流防止機構の上流側に接続されている。
上記実施形態によれば、風呂給湯回路の逆流防止機構の上流側に高温足し湯回路の下流側を接続することによって、風呂給湯回路の逆流防止機構を高温足し湯回路の逆流防止に兼用することができる。
また、一実施形態の給湯装置では、
上記高温足し湯回路は、上記貯湯タンクの上部から上記風呂給湯回路を介して上記浴槽に給湯するか、または、上記貯湯タンクの上部から上記高温足し湯回路を介して上記浴槽に足し湯するかを切り換える三方弁を有する。
上記高温足し湯回路は、上記貯湯タンクの上部から上記風呂給湯回路を介して上記浴槽に給湯するか、または、上記貯湯タンクの上部から上記高温足し湯回路を介して上記浴槽に足し湯するかを切り換える三方弁を有する。
上記実施形態によれば、貯湯タンクの上部から風呂給湯回路を介して浴槽に給湯するか、または、貯湯タンクの上部から高温足し湯回路を介して浴槽に足し湯するかを三方弁によって切り換えるので、簡単な構成で風呂の浴槽内に高温の足し湯を行うことができる。
また、一実施形態の給湯装置では、
上記風呂給湯回路は湯張り用電磁弁を有し、
上記三方弁は、上記風呂給湯回路の上記湯張り用電磁弁の上流側に配設されている。
上記風呂給湯回路は湯張り用電磁弁を有し、
上記三方弁は、上記風呂給湯回路の上記湯張り用電磁弁の上流側に配設されている。
上記実施形態によれば、風呂給湯回路の湯張り用電磁弁の上流側に三方弁を配設することによって、湯張り用電磁弁を高温足し湯回路を開閉する電磁弁に兼用することができる。
また、一実施形態の給湯装置では、
上記貯湯タンク内の湯水の沸き上げ温度が50℃〜70℃である。
上記貯湯タンク内の湯水の沸き上げ温度が50℃〜70℃である。
上記実施形態によれば、貯湯タンク内の湯温が50℃〜70℃となるので、一般的な高温足し湯時に使用する60℃前後で貯湯タンクの上部からそのまま浴槽に足し湯を行うことができ、湯温調整のための混合弁なしに高温足し湯回路を構成できる。
また、一実施形態の給湯装置では、
上記貯湯タンク内の湯水を沸き上げるヒートポンプユニットを備え、
上記ヒートポンプユニットにHFC冷媒を用いた。
上記貯湯タンク内の湯水を沸き上げるヒートポンプユニットを備え、
上記ヒートポンプユニットにHFC冷媒を用いた。
上記実施形態によれば、ヒートポンプユニットにHFC冷媒を用いることによって、沸き上げ温度を効率よく50℃〜70℃にすることができ、貯湯タンクの上部からそのまま浴槽に高温の足し湯を行うのに好適である。
また、一実施形態の給湯装置では、
上記貯湯タンクと上記給湯回路と上記風呂給湯回路と上記高温足し湯回路を収容する貯湯ユニットを備え、
上記貯湯タンク内の湯水を沸き上げるための沸き上げ熱交換器を、上記貯湯ユニット内に配置した。
上記貯湯タンクと上記給湯回路と上記風呂給湯回路と上記高温足し湯回路を収容する貯湯ユニットを備え、
上記貯湯タンク内の湯水を沸き上げるための沸き上げ熱交換器を、上記貯湯ユニット内に配置した。
上記実施形態によれば、貯湯タンク内の湯水を沸き上げるための沸き上げ熱交換器を貯湯ユニットに内蔵しているので、熱源(ヒートポンプユニットなど)側に沸き上げ熱交換器が内蔵されている場合に比べて、熱源と貯湯ユニットとの間の配管での湯の放熱がなく、貯湯タンク内の湯水を効率よく沸き上げることができる。
以上より明らかなように、この発明によれば、貯湯タンクの上部から浴槽に高温の足し湯をするための高温足し湯回路を備えることによって、給湯温度に影響を与えることなく、風呂に高温の足し湯ができる給湯装置を実現することができる。
以下、この発明の給湯装置を図示の実施の形態により詳細に説明する。
〔第1実施形態〕
図1はこの発明の第1実施形態のヒートポンプ式の給湯装置の配管系統図を示している。
図1はこの発明の第1実施形態のヒートポンプ式の給湯装置の配管系統図を示している。
この給湯装置は、図1に示すように、貯湯ユニット1と、上記貯湯ユニット1に接続されたヒートポンプユニット2を備えている。上記貯湯ユニット1は、貯湯タンク3と、沸き上げ熱交換器10と、追い焚き熱交換器20と、制御装置100等を有する。
上記貯湯タンク3の下部に配管L1の一端を接続し、配管L1の他端を沸き上げ熱交換器10の一端に接続している。また、上記沸き上げ熱交換器10の他端を配管L2の一端に接続し、配管L2の他端を貯湯タンク3の上部に接続している。上記配管L1に沸き上げ用循環ポンプP1を配設している。上記配管L1,L2と沸き上げ熱交換器10で沸き上げ用循環回路を構成している。
上記沸き上げ用循環ポンプP1を駆動することにより、貯湯タンク3内の湯水を、配管L1,沸き上げ熱交換器10,配管L2を介して循環させる。
また、上記沸き上げ熱交換器10を冷媒配管L3,L4を介してヒートポンプユニット2に接続している。上記ヒートポンプユニット2は、HFC冷媒を用いており、沸き上げ熱交換器10からの出湯温度を例えば50℃〜70℃の範囲で制御することが可能である。このヒートポンプユニット2に用いられるHFC冷媒としては、R32、R125、R134a、R404A、R410A、R407Cなどがある。
次に、上記貯湯タンク3の下部に配管L11を介して外部の給水管を接続している。この配管L11に、減圧弁11と逆止弁12を上流側から順に配設している。この逆止弁12は、給水管側から貯湯タンク3側への流れのみを許容する。
また、上記貯湯タンク3の上部に配管L21の一端を接続し、配管L21の他端を追い焚き熱交換器20の1次側の入力に接続している。上記追い焚き熱交換器20の1次側の出力に配管L22の一端を接続し、配管L22の他端を貯湯タンク3の下部に接続している。上記配管L22に追い焚き用循環ポンプP2を配設している。
上記追い焚き用循環ポンプP2を駆動することにより、貯湯タンク3内の湯を、配管L21,追い焚き熱交換器20(1次側),配管L22を介して循環させる。
また、上記貯湯タンク3の上部に配管L31の一端を接続し、配管L31の他端を給湯用混合弁22の一方の入力側に接続している。上記配管L31に、貯湯タンク3側から給湯用混合弁22への流れのみを許容する逆止弁21を配設している。また、給湯用混合弁22の他方の入力側に、分岐配管L12の一端を接続し、分岐配管L12の他端を、配管L11の減圧弁11と逆止弁12の間に接続している。上記分岐配管L12に、配管L11側から給湯用混合弁22への流れのみを許容する逆止弁23を配設している。
そして、上記給湯用混合弁22の出力側に配管L32の一端を接続し、配管L32の他端を給湯栓60(この実施形態では蛇口)に接続している。上記配管L32に水量センサ24を配設している。
上記分岐配管L12と配管L31と配管L32と逆止弁21と給湯用混合弁22と逆止弁23および水量センサ24で給湯回路を構成している。
また、上記配管L32の水量センサ24の上流側に配管L33の一端を接続し、配管L33の他端を、浴槽4に設けられた接続アダプタ9の給湯口9aに接続している。この配管L33の上流側から順に、湯張り用電磁弁25と、逆流防止機構の一例としての逆止弁26と、逆止弁27と、水量センサ28とを配設している。この逆止弁26,27は、給湯用混合弁22側から浴槽4への流れのみを許容する。
上記配管L33と湯張り用電磁弁25と逆止弁26,27および水量センサ28で、給湯回路の配管L32から分岐して浴槽4に接続される風呂給湯回路を構成している。
上記接続アダプタ9の追焚用吸水口9bに配管L35の一端を接続し、配管L35の他端を追い焚き熱交換器20の2次側の入力に接続している。上記配管L35に風呂用循環ポンプP3を配設している。また、配管L33の水量センサ28よりも下流側に配管L34の一端を接続し、配管L34の他端を追い焚き熱交換器20の2次側の出力に接続している。
上記風呂用循環ポンプP3により、浴槽4内の湯水を、配管L35,追い焚き熱交換器20(2次側),配管L34,配管L33(一部)を介して循環させる。
上記配管L35,追い焚き熱交換器20(2次側),配管L34,配管L33(一部)で風呂循環回路を構成している。
また、上記配管L31の貯湯タンク3の上部と逆止弁21との間に高温足し湯用配管L50の一端を接続し、その高温足し湯用配管L50の他端を、配管L33の湯張り用電磁弁25と逆止弁26との間に接続している。上記高温足し湯用配管L50に高温足し湯用電磁弁50を配設している。
上記高温足し湯用配管L50と高温足し湯用電磁弁50で高温足し湯回路を構成している。
さらに、上記配管L21に配管L41の一端を接続し、配管L41の他端を排水口に接続している。また、上記配管L41に逃し弁31を配設している。この配管L41の逃し弁31の下流側に配管L42の一端を接続し、配管L42の他端を配管L33の逆止弁26と逆止弁27との間に接続している。上記配管L42に排水弁29を配設している。
上記貯湯タンク3には、下側から上側に向かって略等間隔に4つの温度センサT1〜T4を設けている。また、配管L1に入水温度を検出する温度センサT11を設けると共に、配管L2に出湯温度を検出する温度センサT12を設けている。また、沸き上げ熱交換器10に温度センサT13を設けている。また、給湯栓60に接続された配管L32には、水量センサ24よりも下流側に給湯温度を検出する温度センサT21を設けている。また、浴槽4に接続された配管L35には、浴槽4側の接続アダプタ9と風呂用循環ポンプP3との間に、水位センサLSと、水流スイッチSWと、温度センサT23を接続アダプタ9側から順に設けている。さらに、浴槽4に接続された配管L33の水量センサ28の下流側に、浴槽4に供給される湯温を検出する温度センサT22を設けている。
また、上記給湯装置は、マイクロコンピュータと入出力回路などからなる制御装置100と、上記制御装置100との間で信号を送受信するリモートコントローラ200とを備えている。上記制御装置100は、温度センサT1〜T4,T11〜T13,T21〜T23と水位センサLSと水流スイッチSWと水量センサ24,28と外気温度センサ(図示せず)およびリモートコントローラ200などからの信号を受けて、ヒートポンプユニット2と沸き上げ用循環ポンプP1と追い焚き用循環ポンプP2と風呂用循環ポンプP3と給湯用混合弁22と湯張り用電磁弁25と高温足し湯用電磁弁50を制御する。
また、上記制御装置100は、貯湯タンク3内の湯水を沸き上げる運転を制御する沸き上げ制御部100aと、給湯栓60への給湯温度を制御する給湯制御装置100bと、「風呂湯張り運転」などを含む浴槽4への注湯運転を制御する注湯制御部100cとを有する。
上記構成の給湯装置において、給湯制御装置100bは、温度センサT21により検出された給湯温度が給湯設定温度になるように、給湯用混合弁22の混合比率を制御する。
<沸き上げ運転>
上記ヒートポンプユニット2により貯湯タンク3内の湯水を沸き上げる「沸き上げ運転」では、制御装置100の沸き上げ制御部100aにより沸き上げ用循環ポンプP1を運転して、貯湯タンク3内の湯水を、配管L1,沸き上げ熱交換器10,配管L2を介して循環させる。
上記ヒートポンプユニット2により貯湯タンク3内の湯水を沸き上げる「沸き上げ運転」では、制御装置100の沸き上げ制御部100aにより沸き上げ用循環ポンプP1を運転して、貯湯タンク3内の湯水を、配管L1,沸き上げ熱交換器10,配管L2を介して循環させる。
上記沸き上げ制御部100aは、沸き上げ運転時、温度センサT12により検出された出湯温度が目標出湯温度TSになるように、ヒートポンプユニット2と沸き上げ用循環ポンプP1を制御する。ここで、目標出湯温度TSは、貯湯タンク3から給湯される湯量などに基づいて制御装置100で算出される。例えば、使用される湯量が多い場合、目標出湯温度TSは例えば70℃と高くなり、使用される湯量が少ない場合、目標出湯温度TSは例えば50℃と低くなる。
<風呂湯張り運転>
次に、上記貯湯タンク3から風呂の浴槽4内に給湯する「風呂湯張り運転」を行う場合、制御装置100の注湯制御部100cにより湯張り用電磁弁25を開いて、貯湯タンク3内の湯が給湯用混合弁22と風呂給湯回路(L33,25,26,27,28)を介して浴槽4内に供給される。このとき、注湯制御部100cは、給湯用混合弁22を制御して、目標設定温度に基づいて、貯湯タンク3からの高温の湯と外部からの給水とを混合すると共に、水位センサLSにより検出された浴槽4内の水位が設定水位になると、湯張り用電磁弁25を閉じる。
次に、上記貯湯タンク3から風呂の浴槽4内に給湯する「風呂湯張り運転」を行う場合、制御装置100の注湯制御部100cにより湯張り用電磁弁25を開いて、貯湯タンク3内の湯が給湯用混合弁22と風呂給湯回路(L33,25,26,27,28)を介して浴槽4内に供給される。このとき、注湯制御部100cは、給湯用混合弁22を制御して、目標設定温度に基づいて、貯湯タンク3からの高温の湯と外部からの給水とを混合すると共に、水位センサLSにより検出された浴槽4内の水位が設定水位になると、湯張り用電磁弁25を閉じる。
<高温足し湯運転>
上記貯湯タンク3から風呂の浴槽4内に高温の足し湯をする「高温足し湯運転」を行う場合、湯張り用電磁弁25を閉じた状態で制御装置100の注湯制御部100cにより高温足し湯用電磁弁50を開いて、貯湯タンク3の上部の高温の湯が高温足し湯回路(L50,50)を介して浴槽4内に供給される。このとき、制御装置100は、水量センサ28により検出された高温足し湯時の水量が所定の設定水量になると、高温足し湯用電磁弁50を閉じる。
上記貯湯タンク3から風呂の浴槽4内に高温の足し湯をする「高温足し湯運転」を行う場合、湯張り用電磁弁25を閉じた状態で制御装置100の注湯制御部100cにより高温足し湯用電磁弁50を開いて、貯湯タンク3の上部の高温の湯が高温足し湯回路(L50,50)を介して浴槽4内に供給される。このとき、制御装置100は、水量センサ28により検出された高温足し湯時の水量が所定の設定水量になると、高温足し湯用電磁弁50を閉じる。
この高温足し湯運転により、浴槽4への高温の湯を追加することにより浴槽4内の湯温を上昇させる。
上記構成の給湯装置によれば、給湯回路(L12,L31,L32,21〜24)や風呂給湯回路(L33,25,26,27,28)とは別に、貯湯タンク3の上部から浴槽4に高温の足し湯をするための高温足し湯回路(L50,50)を備え、その高温足し湯回路(L50,50)の下流側を風呂給湯回路(L33,25,26,27,28)の途中に接続したことによって、貯湯タンク3の上部から給湯用混合弁22を介して所望の温度の湯を上記給湯回路により給湯していても、上記高温足し湯回路で貯湯タンク3の上部から浴槽4に高温の湯を足すので、給湯回路の給湯温度に影響を与えることなく、風呂の浴槽4内に高温の足し湯を行うことができる。
したがって、高温足し湯中に給湯栓(シャワーなど)を開いても、給湯温度に影響を与えない。
また、上記高温足し湯回路が高温足し湯用電磁弁50を有することによって、給湯回路による給湯動作に関わらず、高温足し湯用電磁弁50で高温足し湯回路を開閉することにより浴槽4への高温足し湯を制御できる。
また、上記風呂給湯回路の湯張り用電磁弁25の下流側に高温足し湯用配管L50の下流側を接続することによって、湯張り用電磁弁25を閉じて高温足し湯ができる。そのため、高温足し湯の際に給湯用混合弁22からの湯(40℃程度)が混合されることがなく、高温足し湯の温度が下がらない。また、風呂給湯回路の湯張り用電磁弁25の下流側の部分を高温足し湯に兼用することができ、回路構成を簡略化できる。
また、上記風呂給湯回路の逆流防止機構(逆止弁26)の上流側に高温足し湯用配管L50の下流側を接続することによって、風呂給湯回路の逆流防止機構(逆止弁26)を高温足し湯回路の逆流防止に兼用することができる。
また、上記貯湯タンク3内の湯水の沸き上げ温度を50℃〜70℃とすることによって、一般的な高温足し湯時に使用する60℃前後で貯湯タンク3の上部からそのまま浴槽に足し湯を行うことができ、湯温調整のための混合弁なしに高温足し湯回路を構成できる。
また、上記ヒートポンプユニット2にHFC冷媒を用いることによって、沸き上げ温度を効率よく50℃〜70℃にすることができ、貯湯タンク3の上部からそのまま浴槽に高温の足し湯を行うのに好適である。
また、上記沸き上げ熱交換器10を貯湯ユニット1に内蔵しているので、ヒートポンプユニット側に沸き上げ熱交換器が内蔵されている場合に比べて、ヒートポンプユニット2と貯湯ユニット1との間の配管での湯の放熱がなく、貯湯タンク3内の湯水を効率よく沸き上げることができる。
上記第1実施形態では、高温足し湯用配管L50と高温足し湯用電磁弁50で構成された高温足し湯回路を用いたが、高温足し湯回路はこれに限らず、給湯回路の一部を介さずに貯湯タンク3の上部に高温足し湯用配管の一端を接続し、その高温足し湯用配管の他端を、配管L33の湯張り用電磁弁25と逆止弁26との間に接続してもよいし、貯湯タンク3の上部と浴槽4とを高温足し湯用配管で直接接続してもよい。
〔第2実施形態〕
図2はこの発明の第2実施形態のヒートポンプ式の給湯装置の配管系統図を示している。この第2実施形態の給湯装置は、高温足し湯回路と制御装置の動作を除いて第1実施形態の給湯装置と同一の構成をしており、同一構成部には同一参照番号を付している。以下、第1実施形態の給湯装置と異なる点について説明する。
図2はこの発明の第2実施形態のヒートポンプ式の給湯装置の配管系統図を示している。この第2実施形態の給湯装置は、高温足し湯回路と制御装置の動作を除いて第1実施形態の給湯装置と同一の構成をしており、同一構成部には同一参照番号を付している。以下、第1実施形態の給湯装置と異なる点について説明する。
上記第1実施形態の給湯装置では、配管L33の湯張り用電磁弁25と逆止弁26との間に高温足し湯用配管L50の他端を接続して、高温足し湯用配管L50に高温足し湯用電磁弁50を配設していたのに対して、この第2実施形態の給湯装置では、図2に示すように、配管L31の貯湯タンク3の上部と逆止弁21との間に高温足し湯用配管L150の一端を接続し、その高温足し湯用配管L150の他端を、配管L33に配設された三方弁150に接続している。また、第2実施形態の給湯装置の高温足し湯用配管L150には、流量調整用電磁弁を配設しない。
上記給湯装置では、高温足し湯用配管L150と三方弁150で高温足し湯回路を構成している。
上記構成の給湯装置は、貯湯タンク3の上部から給湯用混合弁22を介して所望の温度の湯を給湯回路(L12,L31,L32,21〜24)により給湯していても、高温足し湯回路(L50,150)で貯湯タンク3の上部から浴槽4に高温の足し湯が行えるので、給湯回路の給湯温度に影響を与えることなく、風呂の浴槽4内に高温の足し湯を行うことができる。
また、上記貯湯タンク3の上部から風呂給湯回路を介して浴槽4に給湯するか、または、貯湯タンク3の上部から高温足し湯回路を介して浴槽4に足し湯するかを三方弁150によって切り換えるので、簡単な構成で風呂の浴槽4内に高温の足し湯を行うことができる。
また、上記風呂給湯回路の湯張り用電磁弁25の上流側に三方弁150を配設することによって、湯張り用電磁弁25を高温足し湯回路を開閉する電磁弁に兼用することができる。
上記第2実施形態では、高温足し湯用配管L150と三方弁150で構成された高温足し湯回路を用いたが、高温足し湯回路はこれに限らず、貯湯タンク3の上部に高温足し湯用配管の一端を接続し、その高温足し湯用配管の他端を三方弁150に接続してもよい。
上記第1,第2実施形態では、熱源としてヒートポンプユニット2を用いた給湯装置について説明したが、熱源はこれに限らず、ボイラーなどの他の熱源により貯湯タンク内の湯水を沸き上げる給湯装置でもよい。
また、上記第1,第2実施形態では、ヒートポンプユニット2にHFC冷媒を用いたが、ヒートポンプユニットに用いる冷媒はこれに限らず、CO2冷媒や他の冷媒を用いてもよい。
この発明の具体的な実施の形態について説明したが、この発明は上記第1,第2実施形態に限定されるものではなく、この発明の範囲内で種々変更して実施することができる。
1…貯湯ユニット
2…ヒートポンプユニット
3…貯湯タンク
4…浴槽
9…接続アダプタ
9a…給湯口
9b…追焚用吸水口
10…沸き上げ熱交換器
11,12,21,23,26,27…逆止弁
20…追い焚き熱交換器
22…給湯用混合弁
24,28…水量センサ
25…湯張り用電磁弁
29…排水弁
31…逃し弁
50…高温足し湯用電磁弁
60…給湯栓
100…制御装置
100a…沸き上げ制御部
100b…給湯制御部
100c…注湯制御部
150…三方弁
200…リモートコントローラ
L1,L2,L11,L21,L22,L31〜L35,L41,L42…配管
L3,L4…冷媒配管
L12…分岐配管
L50,L150…高温足し湯用配管
LS…水位センサ
P1…沸き上げ用循環ポンプ
P2…追い焚き用循環ポンプ
P3…風呂用循環ポンプ
SW…水流スイッチ
T1〜T4,T11〜T13,T21〜T23…温度センサ
2…ヒートポンプユニット
3…貯湯タンク
4…浴槽
9…接続アダプタ
9a…給湯口
9b…追焚用吸水口
10…沸き上げ熱交換器
11,12,21,23,26,27…逆止弁
20…追い焚き熱交換器
22…給湯用混合弁
24,28…水量センサ
25…湯張り用電磁弁
29…排水弁
31…逃し弁
50…高温足し湯用電磁弁
60…給湯栓
100…制御装置
100a…沸き上げ制御部
100b…給湯制御部
100c…注湯制御部
150…三方弁
200…リモートコントローラ
L1,L2,L11,L21,L22,L31〜L35,L41,L42…配管
L3,L4…冷媒配管
L12…分岐配管
L50,L150…高温足し湯用配管
LS…水位センサ
P1…沸き上げ用循環ポンプ
P2…追い焚き用循環ポンプ
P3…風呂用循環ポンプ
SW…水流スイッチ
T1〜T4,T11〜T13,T21〜T23…温度センサ
Claims (9)
- 貯湯タンク(3)の上部から混合弁(22)を介して所望の温度の湯を給湯するための給湯回路(L12,L31,L32,21〜24)と、
上記給湯回路(L12,L31,L32,21〜24)から分岐して浴槽に接続される風呂給湯回路(L33,25,26,27,28)と、
上記貯湯タンク(3)の上部から上記浴槽に高温の足し湯をするための高温足し湯回路(L50,50,L150,150)を備え、
上記高温足し湯回路(L50,50,L150,150)の下流側が上記風呂給湯回路(L33,25,26,27,28)の途中に接続されていることを特徴とする給湯装置。 - 請求項1に記載の給湯装置において、
上記高温足し湯回路(L50,50)は高温足し湯用電磁弁(50)を有することを特徴とする給湯装置。 - 請求項2に記載の給湯装置において、
上記風呂給湯回路(L33,25,26,27,28)は湯張り用電磁弁(25)を有し、
上記高温足し湯回路(L50,50)の下流側は、上記風呂給湯回路(L33,25,26,27,28)の上記湯張り用電磁弁(25)の下流側に接続されていることを特徴とする給湯装置。 - 請求項2または3に記載の給湯装置において、
上記風呂給湯回路(L33,25,26,27,28)は、上記浴槽側への流れのみを許容する逆流防止機構(26)を有し、
上記高温足し湯回路(L50,50)の下流側は、上記風呂給湯回路(L33,25,26,27,28)の上記逆流防止機構(26)の上流側に接続されていることを特徴とする給湯装置。 - 請求項1に記載の給湯装置において、
上記高温足し湯回路(L150,150)は、上記貯湯タンク(3)の上部から上記風呂給湯回路(L33,25,26,27,28)を介して上記浴槽に給湯するか、または、上記貯湯タンク(3)の上部から上記高温足し湯回路(L150,150)を介して上記浴槽に足し湯するかを切り換える三方弁(150)を有することを特徴とする給湯装置。 - 請求項5に記載の給湯装置において、
上記風呂給湯回路(L33,25,26,27,28)は湯張り用電磁弁(25)を有し、
上記三方弁(150)は、上記風呂給湯回路(L33,25,26,27,28)の上記湯張り用電磁弁(25)の上流側に配設されていることを特徴とする給湯装置。 - 請求項1から6までのいずれか1つに記載の給湯装置において、
上記貯湯タンク(3)内の湯水の沸き上げ温度が50℃〜70℃であることを特徴とする給湯装置。 - 請求項1から7までのいずれか1つに記載の給湯装置において、
上記貯湯タンク(3)内の湯水を沸き上げるヒートポンプユニット(2)を備え、
上記ヒートポンプユニット(2)にHFC冷媒を用いたことを特徴とする給湯装置。 - 請求項1から8までのいずれか1つに記載の給湯装置において、
上記貯湯タンク(3)と上記給湯回路(L12,L31,L32,21〜24)と上記風呂給湯回路(L33,25,26,27,28)と上記高温足し湯回路(L50,50,L150,150)を収容する貯湯ユニット(1)を備え、
上記貯湯タンク(3)内の湯水を沸き上げるための沸き上げ熱交換器(10)を、上記貯湯ユニット(1)内に配置したことを特徴とする給湯装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013272635A JP2015127601A (ja) | 2013-12-27 | 2013-12-27 | 給湯装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013272635A JP2015127601A (ja) | 2013-12-27 | 2013-12-27 | 給湯装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015127601A true JP2015127601A (ja) | 2015-07-09 |
Family
ID=53837674
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013272635A Pending JP2015127601A (ja) | 2013-12-27 | 2013-12-27 | 給湯装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2015127601A (ja) |
-
2013
- 2013-12-27 JP JP2013272635A patent/JP2015127601A/ja active Pending
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