JP2015125867A - 電気機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】ACプラグや変換プラグ等のコネクタ要素を電気機器本体に対して交換可能に構成された電気機器において、コネクタ要素を確実に固定する。【解決手段】電気機器本体2の取付面21xにプラグ3が着脱可能に設けられた電気機器100であって、プラグ3が取付面21xに取り付けられた状態で、取付面21xに垂直な方向において互いに係合するプラグ側第1係合部51及び本体側第1係合部52からなる第1係合構造5と、プラグ3が取付面21xに取り付けられた状態で、取付面21xの面方向において互いに係合するプラグ側第2係合部61及び本体側第2係合部62からなる第2係合構造6とを備える。【選択図】図7

Description

本発明は、電気機器本体にACプラグや変換プラグ等のコネクタ要素が着脱可能に設けられた電気機器に関するものである。
従来の電気機器として、例えば特許文献1や特許文献2に示すように、電気機器本体に設けられたACプラグに、外国のコンセントに適合する変換プラグを装着して、各国のコンセントに適合可能とするものがある。
ところが、この構成の電気機器では、変換プラグを装着して使用する場合、電気機器本体に設けられたACプラグは、不要な部品となってしまう。このため、ACプラグや変換プラグ等のコネクタ要素を電気機器本体に対して交換可能に構成するものが考えられている。つまり、電気機器本体からACプラグを取り外して、変換プラグを取り付ける構成が考えられている。
具体的には、図8に示すように、電気機器本体の取付面に対してコネクタ要素をスライドさせて装着する構成が考えられている。より詳細には、電気機器本体に形成されたスライド溝に沿って、コネクタ要素に形成された突条部をスライドさせていき、所定の固定位置において、ロック機構により固定する構成である。ロック機構としては、電気機器本体に設けられた可動する係止爪等の係止部と、コネクタ要素に設けられ、当該係止爪が係止する凹部等の被係止部とから構成されている。なお、係止部は、ばね等により電気機器本体に対して移動可能に設けられている。
しかしながら、上記の構成では、コネクタ要素の取り外し方向においては、電気機器本体とコネクタ要素とが、ロック機構の係止爪及び被係止部のみにより固定されているにすぎないので、ロック機構(例えば係止部等の可動部や被係止部等)の摩耗や劣化等によりコネクタ要素の固定が不十分になり、コネクタ要素がガタついたり、電気機器本体側との接触不良を起こす恐れがある。また、外部からの衝撃によって、コネクタ要素が不意に外れてしまう恐れがある。なお、これらを解消するために、ロック機構を複雑な構成にしたり、複数設けたり、大型化させたりすることも考えられるが、電気機器本体が大型化してしまうし、また、部品点数が増えるため高価なものとなってしまい得策とは言えない。
特開2012−16228号公報 特開2007−52998号公報
そこで本発明は、上記問題点を解決すべくなされたものであり、ACプラグや変換プラグ等のコネクタ要素を電気機器本体に対して交換可能に構成された電気機器において、コネクタ要素を確実に固定することができることをその主たる課題とするものである。
すなわち本発明に係る電気機器は、電気機器本体に設定された取付面にコネクタ要素が着脱可能に設けられた電気機器であって、前記コネクタ要素が前記取付面に取り付けられた状態で、前記取付面に垂直な方向において互いに係合するコネクタ側第1係合部及び本体側第1係合部からなる第1係合構造と、前記コネクタ要素が前記取付面に取り付けられた状態で、前記取付面の面方向において互いに係合するコネクタ側第2係合部及び本体側第2係合部からなる第2係合構造とを備える。
このような電気機器であれば、取付面に垂直な方向において係合する第1係合構造と、取付面の面方向において係合する第2係合構造とを有するので、コネクタ要素を電気機器本体に確実に固定することができる。
つまり、本発明では、取付面に垂直な方向において、コネクタ要素に設けられたコネクタ側第1係合部と、電気機器本体に設けられた本体側第1係合部とが互いに係合するため、当該垂直方向に力が加わっても、コネクタ要素が電気機器本体から外れ難い。また、取付面の面方向において、コネクタ要素に設けられたコネクタ側第2係合部と、電気機器本体に設けられた本体側第2係合部とが互いに係合するため、当該取付面の面方向に力が加わっても、コネクタ要素が電気機器本体から外れ難い。
前記コネクタ側第2係合部は、前記コネクタ要素が前記取付面に取り付けられた状態で、前記本体側第2係合部より前記取付面の面方向に沿った取り付け方向側にあることが望ましい。
これならば、取付面の面方向において、コネクタ要素に設けられたコネクタ側第2係合部と、電気機器本体に設けられた本体側第2係合部とが互いに係合するため、当該取付面の面方向に力が加わっても、コネクタ要素が電気機器本体から外れ難い。
前記コネクタ要素を前記取付面に着脱可能に固定するロック機構を備えることが望ましい。
これならば、前記第1係合構造と第2係合構造に加え、さらにロック機構を備えるものであるので、コネクタ要素を電気機器本体にさらに強固に固定することができる。このため、コネクタ要素が電気機器本体から外れ難いだけでなく、コネクタ要素がガタつくことも防止できる。
前記コネクタ要素を前記電気機器本体に接触させて回転させることにより、前記コネクタ要素が前記取付面に取り付けられることが望ましい。このようにコネクタ要素を電気機器本体に対して回転させて取り付ける構成とすることで、第1係合構造及び第2係合構造を無理なく、容易に設計することができる。
前記コネクタ要素は、前記取付面に繋がる前記電気機器本体の側面に接触させて回転させることにより取り付けられることが望ましい。このようにコネクタ要素を電気機器本体の側面に接触させて回転させることにより取り付けられる構成とすることで、さらに、第1係合構造及び第2係合構造を無理なく、容易に設計することができる。
前記コネクタ要素を取り付ける際の回転前半段階で、前記電気機器本体に対して前記コネクタ要素が位置決めされて、回転後半段階で、前記ロック機構により前記コネクタ要素が前記取付面に固定されることが望ましい。これならば、コネクタ要素を電気機器本体に対して回転させるだけで、位置決め及び固定の両者が実現されるため、コネクタ要素を電気機器本体に取り付ける作業を簡単にすることができる。
前記電気機器本体が、前記コネクタ要素の接触端子に接触可能に設けられた受け端子を有する回路基板を備え、前記コネクタ要素が前記取付面に固定された状態において、前記受け端子が、前記接触端子に接触して弾性変形しており、前記ロック機構が解除されると、前記コネクタ要素が、前記受け端子の弾性復帰力によって、取り外し方向に向かって移動するように構成されていることが望ましい。これならば、コネクタ要素を取り外す際に、ロック機構を解除するだけで、コネクタ要素が電気機器本体から持ち上がるので、コネクタ要素を取り外す作業を容易にすることができる。
受け端子の弾性復帰力により取り外し方向に単に移動させる構成では、ロック機構を解除させた際にコネクタ要素の挙動が定まらず、電気機器本体から飛び跳ねて落下してしまう恐れがある。このため、前記ロック機構を解除されると、前記コネクタ要素が、前記受け端子の弾性復帰力によって、所定の接触部を回転中心として取り外し方向に向かって回転移動することが望ましい。これならば、ロックを解除させた際のコネクタ要素の挙動が定まっているので、コネクタ要素が落下しないように取り外すことが容易となる。
前記コネクタ要素を取り付ける際に前記接触端子が前記受け端子を押圧する方向が、前記回路基板の基板平面に略垂直な方向であることが望ましい。これならば、受け端子を回路基板に直接取り付ける構成が容易になる。なお、従来のようにコネクタ要素をスライドさせて取り付ける構成において、受け端子を押圧する方向が回路基板の基板平面に沿った方向(基板平面に平行な方向)の場合には、受け端子を回路基板に直接取り付ける構成ではそれらの接続部に過大な応力が加わるため故障し易く、通常は、電気機器本体のケースに固定している。
前記コネクタ側第2係合部は、前記電気機器本体の取付面に形成された開口部に挿入される中空部を有する挿入部であり、前記接触端子が、前記中空部内に設けられていることが望ましい。これならば、コネクタ要素の着脱時に接触端子を傷めることがない。
また、コネクタ側第2係合部が、コネクタ要素の接触端子を傷めないように保護する機能も有しているので、別途そのような部材を設ける必要もない。
前記コネクタ側第二係合部は、前記電気機器本体に設けたガイド部に接触して移動することが望ましい。これならば、コネクタ側第2係合部をガイド部に接触して移動できるので、本体側第二係合部に簡単に、確実に係合させることができる。
前記ガイド部は円弧状に形成されていることが望ましい。これならば、本体側第2係合部を円弧状のガイド部に接触して移動できるので、より簡単に、確実に本体第二係合部に係合させることができる。
このように構成した本発明によれば、ACプラグや変換プラグ等のコネクタ要素を電気機器本体に対して交換可能に構成された電気機器において、第1係合構造及び第2係合構造を有するので、コネクタ要素を確実に電気機器本体に固定することができる。
本実施形態におけるACアダプタの電気器本体を模式的に示す側面図。 同実施形態における取付面を主として示す部分拡大斜視図。 同実施形態におけるプラグの斜視図。 同実施形態におけるプラグの側面図及び背面図。 同実施形態におけるプラグの回転前半段階を示す模式図。 同実施形態におけるプラグの回転前半及び回転後半の中間段階を示す模式図。 同実施形態におけるプラグの回転後半段階を示す模式図。 従来の電気機器本体に対するコネクタ要素の固定方式を示す図。
以下に本発明に係る電気機器の一実施形態について図面を参照して説明する。
なお、以下においては、電気機器としてACアダプタについて説明するが、その他、携帯電話機やデジタルカメラ等に用いられる例えばリチウムイオン電池等の電池パックを充電する充電器であっても良いし、プラグを有する電気機器であれば、どのような機器に対しても適用可能である。
本実施形態のACアダプタ100は、種類の異なる複数のコネクタ要素3を電気機器本体2に対して交換可能に構成されたものである。なお、本実施形態のコネクタ要素3としては、例えば日本や米国で用いられる2本のピンを有するタイプのプラグや、例えば日本や米国以外の外国で用いられる2本のピン及び1本のアースピンを有するタイプのプラグが考えられる。
電気機器本体2は、図1に示すように、例えば概略方形箱型のケース21と、当該ケース21の内部に設けられ、図示しない変圧回路及び整流回路等を構成する電気回路の各素子が実装された回路基板22とを備えている。ケース21は、樹脂製の第1ケース要素211及び第2ケース要素212を重ね合わせることにより構成される。第2ケース要素212内には、前記回路基板22が取り付けられている。なお、図1等においてケース21の側面から延出して例えば給電対象機器に接続されるケーブルは省略しており、一部の内部構造も省略している。
このように構成された電気機器本体2には、コネクタ要素であるプラグ3が交換可能に外付けされるように構成されている。具体的には、電気機器本体2のケース21の一面、具体的には第2ケース要素212の底壁外面(図1では上面)に、プラグ3が取り付けられる取付面21xが形成されている(図2参照)。
プラグ3は、図3及び図4に示すように、電気機器本体2の取付面21xに外付けされるプラグ本体部31と、当該プラグ本体部31から突出した一対のプラグピン32a、32bと、一対のプラグピン32a、32bに接続されて、回路基板22の受け端子22a、22bに接触する接触端子である一対の接点部33a、33bとを有している。このプラグ3は、前記一対のプラグピン32a、32bに加えてアースピンを有する3本のピンを有するものであっても良い。
具体的にプラグ3は、第2ケース要素212の取付面21xに取り付けられて、プラグ3の一対の接点部33a、33bが回路基板22の受け端子22a、22bに直接接触して電気的に接続される。ここで、受け端子は、回路基板でなく電気機器本体部にあってもよい。
プラグ3のプラグ本体31は、絶縁性を有する樹脂により形成されており、第2ケース要素212の取付面21xに外付けされるものである。具体的にプラグ本体31は、取付面21xに形成された2つの開口部21H(図2参照)に挿入される挿入部311を有している。
ここで、図2に示すように、取付面21xの2つの開口部21Hの内部には、回路基板22の受け端子22a、22bが位置している。つまり、回路基板22の受け端子22a、22bは、開口部21Hの内部に位置することによって、第2ケース要素212の取付面21xの外側に延び出ない構成としている。これにより、受け端子22a、22bを外部接触から保護している。
プラグ本体31の挿入部311は、プラグ本体31の基端面に形成されており、前記開口部21Hに対応した形状を有している。本実施形態では、取付面21xに2つの開口部21Hが形成されているため、前記挿入部311も2つの開口部21Hに対応して2つ形成されている。なお、プラグ本体31の基端面とは、一対のプラグピン32a、32bが設けられる先端面とは反対の面であり、一対の接点部33a、33bが設けられる面である。
また、本実施形態では、一対の接点部33a、33bは、前記挿入部311に形成された中空部311s内に設けられている。つまり、一方の接点部33aは、一方の挿入部311の中空部311s内に設けられており、他方の接点部33bは、他方の挿入部311の中空部311s内に設けられている。このように、接点部33a、33bを挿入部311の中空部311s内に設けることによって、接点部33a、33bを外部接触から保護している。
また、挿入部311の中空部311sには、プラグ3を取付面21xに取り付ける際に、回路基板22の受け端子22a、22bが挿入されるため、挿入部311の互いに対向する側壁311m、311nが、受け端子22a、22bのガイドをして保護する保護構造として機能する。
ここで、一対の受け端子22a、22bは、それぞれ導電性金属板から構成されており、回路基板22に直接固定されて電気回路に接続されている。また、この一対の受け端子22a、22bは、プラグ3が取付面21xに固定された状態において、一方の受け端子22aがプラグ3の一方の接点部33aに押圧接触し、他方の受け端子22bがプラグ3の他方の接点部33bに押圧接触する。このとき、各受け端子22a、22bは、各接点部33a、33bの先端面に押圧接触する。
そして、本実施形態では、プラグ3を電気機器本体2に接触させて回転させることにより、プラグ3が電気機器本体2に取り付けられるように構成されている。
具体的には、図5〜図7に示すように、プラグ3の所定部位を電気機器本体2の所定部位に接触させて、当該接触部位を回転中心として、電気機器本体2に対してプラグ3を回転させていくと、プラグ3の挿入部311が電気機器本体2の開口部21Hに挿入されて取り付けられる。この取り付け状態において、プラグ3の接点部33a、33bは、回路基板22の受け端子22a、22bに押圧接触する。
ここで、プラグ3の回転中心となる所定部位は、開口部21Hに挿入される2つの挿入部311の後方に形成された後側壁312の先端面である(図5参照)。また、電気機器本体2の回転中心となる所定部位は、第2ケース要素212において2つの開口部21Hの間に形成される側壁212n(図2参照)の角部212rである(図5参照)。なお、本実施形態の角部212rは、側壁212nに形成された凹部21M内に形成されている(図5参照)。また、プラグ3が電気機器本体2に取り付けられた状態において、前記後側壁312は前記凹部21M内に収容される。
そして、本実施形態では、図1〜図3に示すように、プラグ3を電気機器本体2の取付面21xに着脱可能に固定するロック機構4を備えている。
このロック機構4は、プラグ3の接点部33a、33bが回路基板22の受け端子22a、22bに接触して受け端子22a、22bが弾性変形した状態で、プラグ3を取付面21xに固定するものである。
具合的にロック機構4は、プラグ本体31の後端面に設けられた係止部41(図3参照)と、第2ケース要素212においてロック位置とアンロック位置との間でスライド移動可能に設けられ、ロック位置において前記係止部41が係止する被係止部42(図1及び図2参照)とからなる。この被係止部42は、電気機器本体2にプラグ3を取り付ける際の回転軸に直交する方向にスライド移動するものであり、ばね等の弾性体43の付勢力によってロック位置に付勢されている。なお、本実施形態では、ロック位置がアンロック位置よりも前記回転軸(回転中心)側に位置している。
また、被係止部42は、図2に示すように、平板状をなす被係止プレート421を有しており、当該被係止プレート421には、係止部41が係止する被係止孔421Hと、当該被係止孔421Hに係止部41をガイドする傾斜面421aを有している。
そして、プラグ3の所定部位を電気機器本体2の所定部位に接触させて(図5参照)、当該接触部位を回転中心として、電気機器本体2に対してプラグ3を回転させていくと、係止部41が被係止部42の傾斜面421aに当接する(図6参照)。さらに、プラグ3を取り付け方向に押圧すると、係止部41が傾斜面421aを摺動しつつ、被係止プレート421がアンロック位置にスライドし、係止部41が所定位置まで押し込まれると、被係止プレート421が弾性体43の付勢力によってロック位置にスライドして、係止部41が被係止孔421Hに係止して、プラグ3が取付面21xにロックされる(図7参照)。
本実施形態では、プラグ3を電気機器本体2に対して回転させて取り付ける際の回転前半段階で、電気機器本体2の取付面21xに対してプラグ3が位置決めされて、回転後半段階で、ロック機構4によりプラグ3が取付面21に固定されるように構成されている。
具体的に回転前半段階では、電気機器本体2に対してプラグ3を回転させていくと、プラグ3の挿入部311の一部が、取付面21xの開口部21Hに挿入される。このように挿入部311の一部が開口部21Hに挿入されることによって、プラグ3が取付面21xに対して位置決めされる。つまり、プラグ3の接点部33a、33bが回路基板22の受け端子22a、22bに対して位置決めされる。なお、回転前半段階は、ロック機構4の係止部41が被係止部42の傾斜面421aに接触するまでの段階である(図5→図6)。また、プラグ3の接点部33a、33bが、回路基板22の受け端子22a、22bに接触するまでの段階としても良い。
一方で、回転後半段階では、回転前半段階で位置決めされたプラグ3をさらに回転させる段階であり(図6→図7)、プラグ3の挿入部311の全部が取付面21xの開口部21Hに挿入される。このとき、上述したようにロック機構4の係止部41が被係止部42に係止してロックされる。また、回転後半段階において、回路基板22の受け端子22a、22bが、プラグ3の接点部33a、33bに接触して弾性変形する。この回転後半段階において接点部33a、33bが受け端子22a、22bを押圧する方向は、回路基板22の基板平面に略垂直な方向である(図7参照)。
そして、本実施形態では、ロック機構4が解除、つまり、被係止部42の被係止プレートがアンロック位置に操作されると、プラグ3が、受け端子22a、22bの弾性復帰力によって、取り外し方向に向かって移動する。具体的には、ロック機構4が解除されると、プラグ3が、受け端子22a、22bの弾性復帰力によって、所定の接触部(後側壁312の先端面)を回転中心として取り外し方向に向かって回転移動する(図6参照)。その結果、プラグ3は、ロック機構4の係止部41が被係止部42の傾斜面421aに接触する位置、又は、接点部33a、33bが受け端子22a、22bに接触した状態であって、受け端子22a、22bがプラグ3の自重によってのみ変形した位置となる。これにより、電気機器本体2からプラグ3を取り外し易くしている。
そして、本実施形態の電気機器100は、図5〜図7に示すように、ロック機構4とは別に設けられて、プラグ3が取付面21xに取り付けられた状態で、取付面21xに垂直な方向(図5等において上下方向)において互いに係合するコネクタ側第1係合部51及び本体側第1係合部52からなる第1係合構造5と、ロック機構4及び第1係合構造5とは別に設けられ、プラグ3が取付面21xに取り付けられた状態で、取付面21xの面方向(図5等において左右方向)において互いに係合するコネクタ側第2係合部61及び本体側第2係合部62からなる第2係合構造6とを備える。なお、図5及び図7においては、ロック機構4の被係止部42は図示していない。
プラグ側第1係合部51は、プラグ3の後側壁312の左右外面にそれぞれ形成された凹部により構成されおり、プラグ3が取付面21xに取り付けられた状態で、プラグ取り外し側を向く係合面51aを有する。
また、本体側第1係合部52は、第2ケース要素212における凹部21Mの互いに対向する左右内面にそれぞれ形成された凸部により構成されており、プラグ3が取付面21xに取り付けられた状態で、前記プラグ側第1係合部51の係合面51aに対向する係合面52aを有する。
この第1係合構造5は、プラグ3を取り付け方向に回転させるのに伴って係合する。なお、プラグ側第1係合部51及び本体側第1係合部52は、前記接触部位を回転中心としてプラグ3が回転できるように形成されている。つまり、第1係合構造5は、電気機器本体2に対してプラグ3を回転させる際に、電気機器本体2に対するプラグ3の回転姿勢を保持するためのガイド機構としても機能する。また、第1係合構造5は、上述した回転前半段階におけるプラグ3の取付面21xに対する位置決めにも寄与する。
プラグ側第2係合部61は、プラグ3の挿入部311により構成されており、プラグ3が取付面21xに取り付けられた状態で、取付面21xの面方向に沿った取り外し方向を向く係合面61aを有する。
また、本体側第2係合部62は、第2ケース要素212における各開口部21Hの回転中心側に形成されたガイド部7により構成されており、プラグ3が取付面21xに取り付けられた状態で、前記プラグ側第2係合部61の係合面61aに対向する係合面62aを有する。このガイド部7は、前記接触部位を回転中心としてプラグ3が回転できるように形成されており、詳細には、プラグ側第2係合部61である挿入部311が、前記接触部位を回転中心として回転可能なように、前記接触部位に対して円弧状に形成されている。
この第2係合構造6は、プラグ3を取り付け方向に回転させるのに伴って係合する。なお、プラグ側第2係合部61及び本体側第2係合部62は、前記接触部位を回転中心としてプラグ3が回転できるように形成されている。つまり、第2係合構造6は、電気機器本体2に対してプラグ3を回転させる際に、電気機器本体2に対するプラグ3の回転姿勢を保持するためのガイド機構としても機能する。また、第2係合構造6は、上述した回転前半段階におけるプラグ3の取付面21xに対する位置決めにも寄与する。さらに、プラグ側第2係合部61は、プラグ3が取付面21xに取り付けられた状態で、本体側第2係合部62より取付面21xの面方向に沿った取り付け方向側に位置している。
そして、第1係合構造5及び第2係合構造6は、プラグ3の所定部位(後側壁312)を電気機器本体2の所定部位(角部212r)に接触させて回転させると、プラグ3のプラグ側第1係合部51が、第2ケース要素212の本体側第1係合部52に噛み合いながら、プラグ3の挿入部311(プラグ側第2係合部)が第2ケース要素212のガイド部7に接触して移動する。これにより、電気機器本体2に対するプラグ3の回転移動がガイドされる。さらに、ロック機構4によりプラグ3を電気機器本体2に固定することによって、第1係合構造5及び第2係合構造6が係合する。
<本実施形態の効果>
このように構成した本実施形態に係るACアダプタ100によれば、ロック機構4とは別に、取付面21xに垂直な方向において係合する第1係合構造5と、取付面21xの面方向において係合する第2係合構造6とを有するので、ロック機構4に頼ることなく、プラグ3を電気機器本体2に確実に固定することができる。
また、プラグ3を電気機器本体2に接触させて回転させることにより、プラグ3が取付面21xに取り付けられるように構成されているので、第1係合構造5及び第2係合構造6を無理なく、容易に設計することができる。つまり、従来方式のように取付面の面方向に沿ってスライド移動させる構成で、当該スライド方向において係合する係合構造を構成した場合には、スライド移動時に、当該係合構造を係合させるための余計な力を必要とするが、本実施形態では、互いに直交する2方向の係合構造を設けたとしてもプラグ3を回転させて取り付けることによって、係合構造がプラグの取り付けの邪魔になることは無い。
さらに、ロック機構4を解除した際に、受け端子22a、22bの弾性復帰力によって、プラグ3が取り外し方向に向かって移動するように構成されているので、ロック機構4を解除するだけで、プラグ3が電気機器本体2から持ち上がるので、プラグ3を取り外す作業を容易にすることができる。ここで、プラグ3が所定の接触部を回転中心として取り外し方向に向かって回転移動するように構成されているので、ロック機構4を解除させた際のプラグ3の挙動が定まり、プラグ3が落下しないように取り外すことが容易となる。
なお、本発明は前記実施形態に限られるものではない。
例えば、前記実施形態では、ロック機構4の係止部41がプラグ3に設けられ、被係止部42が電気機器本体2に設けられているが、それらを逆に設けても良い。
また、前記実施形態では、第1係合構造及び第2係合構造がガイド機構として機能するものであったが、各係合構造がガイド機構として機能しないように構成しても良い。このとき、係合構造とは別にガイド機構を設けるようにしても良い。
その他、本発明は前記実施形態に限られず、その趣旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能である。
100・・・電気機器(ACアダプタ)
2・・・電気機器本体
21・・・ケース
21H・・・開口部
21x・・・取付面
22・・・回路基板
22a、22b・・・受け端子
3・・・プラグ(コネクタ要素)
33a、33b・・・接点部(接触端子)
311・・・挿入部
4・・・固定機構
5・・・第1係合構造
51・・・プラグ側第1係合部
52・・・本体側第1係合部
6・・・第2係合構造
61・・・プラグ側第2係合部
62・・・本体側第2係合部

Claims (12)

  1. 電気機器本体に設定された取付面にコネクタ要素が着脱可能に設けられた電気機器であって、

    前記コネクタ要素が前記取付面に取り付けられた状態で、前記取付面に垂直な方向において互いに係合するコネクタ側第1係合部及び本体側第1係合部からなる第1係合構造と、
    前記コネクタ要素が前記取付面に取り付けられた状態で、前記取付面の面方向において互いに係合するコネクタ側第2係合部及び本体側第2係合部からなる第2係合構造とを備える電気機器。
  2. 前記コネクタ側第2係合部は、前記コネクタ要素が前記取付面に取り付けられた状態で、前記本体側第2係合部より前記取付面の面方向に沿った取り付け方向側にある請求項1記載の電気機器。
  3. 前記コネクタ要素を前記取付面に着脱可能に固定するロック機構を備える請求項1又は2記載の電気機器。
  4. 前記コネクタ要素を前記電気機器本体に接触させて回転させることにより、前記コネクタ要素が前記取付面に取り付けられる請求項1乃至3の何れか一項に記載の電気機器。
  5. 前記コネクタ要素は、前記取付面に繋がる前記電気機器本体の側面に接触させて回転させることにより取り付けられる請求項4記載の電気機器。
  6. 前記コネクタ要素を取り付ける際の回転前半段階で、前記電気機器本体に対して前記コネクタ要素が位置決めされて、回転後半段階で、前記ロック機構により前記コネクタ要素が前記取付面に固定される請求項4又は5記載の電気機器。
  7. 前記電気機器本体が、前記コネクタ要素の接触端子に接触可能に設けられた受け端子を有する回路基板を備え、
    前記コネクタ要素が前記取付面に固定された状態において、前記受け端子が、前記接触端子に接触して弾性変形しており、
    前記ロック機構が解除されると、前記コネクタ要素が、前記受け端子の弾性復帰力によって、取り外し方向に向かって移動するように構成されている請求項3乃至6の何れか一項に記載の電気機器。
  8. 前記ロック機構を解除されると、前記コネクタ要素が、前記受け端子の弾性復帰力によって、所定の接触部を回転中心として取り外し方向に向かって回転移動する請求項7記載の電気機器。
  9. 前記コネクタ要素を取り付ける際に前記接触端子が前記受け端子を押圧する方向が、前記回路基板の基板平面に略垂直な方向である請求項7又は8記載の電気機器。
  10. 前記コネクタ側第2係合部は、前記電気機器本体の取付面に形成された開口部に挿入される中空部を有する挿入部であり、前記接触端子が、前記中空部内に設けられている請求項7乃至9の何れか一項に記載の電気機器。
  11. 前記コネクタ側第二係合部は、前記電気機器本体に設けたガイド部に接触して移動する請求項1乃至10の何れか一項に記載の電気機器。
  12. 前記ガイド部は円弧状に形成されている請求項11記載の電気機器。
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