JP2015125462A - 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】タッチによる画像拡大縮小操作において、ユーザの要望を満たしながらオブジェクト全体の最大画像を表示させることを可能とし、操作性を向上することができるようにする。【解決手段】デーブルディスプレイ(10)は、表示部に表示されたファイルを示すオブジェクトに対し、タッチ操作をすることによりその操作が示す処理を行う。オブジェクトに対するタッチ操作を判定する操作判定部(52)と、操作判定部(52)の判定結果に基づいて処理を実行する操作処理実行部(53)と、操作判定部(52)により拡大操作と判定した場合に、拡大処理されたオブジェクトのサイズを算出するサイズ算出部(54)とを備える。操作処理実行部(53)は、拡大処理中の前記オブジェクトのサイズが予め設定された上限サイズに達した場合、前記上限サイズで拡大処理を停止する。【選択図】図2

Description

本発明は、タッチパネルへのタッチ操作によって処理を行う情報処理装置、情報処理方法及びプログラムに関する。
近年、表示部とタッチ入力部を備えたタッチパネルを有する表示装置が登場し、タッチ操作によるUI(User Interface)により、ユーザが直感的操作により処理を行えるようになった。例えば、表示装置の画面に表示されたファイルなどを示すオブジェクトにタッチ操作を行って、拡大縮小などの操作処理を行うことができる。
例えば、特許文献1には、ピンチアウト操作により地図画像を拡大し、ピンチイン操作により地図画像を縮小することが記載されている。
特開2013−41607号公報
特許文献1に記載されているように、例えば、タッチによる画像拡大操作において、オブジェクトが小さい画像から大きい画像に拡大表示させたいときにピンチアウト操作を行う。しかし、画像全体を表示させたいにもかかわらず、ピンチアウト操作では拡大しすぎて全体が表示できないということがよくあり、操作性は決してよいとは言えなかった。そこで、上限を設けて、その上限で拡大を完全に止めてしまうという設定を行うことも考えられるが、複数のユーザが同時に表示装置を利用する場合、上限を超えて拡大させたくないユーザと上限を超えて拡大させたいユーザが同時に存在することも考えられる。その場合、どちらかが妥協する、あるいは当該設定を都度変更する必要が生じることになり、操作が煩雑となり、全員に快適な操作性を提供することが困難になる。
本発明は、斯かる実情に鑑み、タッチによる画像拡大縮小操作において、ユーザの要望を満たしながらオブジェクト全体の最大画像を表示させることを可能とし、操作性を向上することができる情報処理装置、情報処理方法及びプログラムを提供しようとするものである。
本発明は、表示装置に表示されたファイルを示すオブジェクトに対し、タッチ操作をすることによりその操作が示す処理を行う情報処理装置であって、
オブジェクトに対するタッチ操作を判定する操作判定部と、前記操作判定部の判定結果に基づいて処理を実行する操作処理実行部と、前記操作判定部により拡大あるいは縮小の操作と判定された場合に、処理されたオブジェクトの画像サイズを算出するサイズ算出部と、を備え、
前記操作処理実行部は、処理中の前記オブジェクトの画像サイズが、予め設定された上限サイズに達した場合、前記上限サイズで拡大あるいは縮小の処理を停止することを特徴とするものである。
ここで、前記操作処理実行部は、前記上限サイズで拡大あるいは縮小の処理を停止中に、前記操作判定部がタッチアップ後に再び拡大あるいは縮小の操作が行われたと判定した場合、前記上限サイズから拡大あるいは縮小の処理を行うことを特徴とする。
また、前記操作処理実行部は、前記上限サイズに達したときに、前記オブジェクトの回転角度をリセットすることを特徴とする。
また、前記上限サイズは、前記表示装置の画面サイズであってもよいし、前記表示装置に表示されるアプリケーション・ウィンドウのサイズであってもよい。
また、本発明は、表示装置に表示されたファイルを示すオブジェクトに対し、タッチ操作をすることによりその操作が示す処理を行う情報処理方法であって、
オブジェクトに対するタッチ操作を判定する操作判定ステップと、前記操作判定ステップの判定結果に基づいて処理を実行する操作処理実行ステップと、前記操作判定ステップにより拡大あるいは縮小の操作と判定された場合に、処理されたオブジェクトの画像サイズを算出するサイズ算出ステップと、を備え、
前記操作処理実行ステップにおいて、処理中の前記オブジェクトの画像サイズが、予め設定された上限サイズに達した場合、前記上限サイズで拡大あるいは縮小の処理を停止することを特徴とするものである。
また、本発明は、コンピュータに、前記情報処理方法の各ステップを実行させるためのプログラムである。
本発明によれば、オブジェクトの画像サイズが、拡大縮小処理の結果、上限サイズに達した場合、一旦処理を停止するので、オブジェクト全体を上限値で表示することが拡大縮小操作によって簡単に達成できる。さらに、それ以上に拡大縮小処理を進めたい場合、一旦拡大操作の連続操作を断ち切り、改めて拡大操作をすれば、更なる拡大操作が可能で有り、様々のユーザの拡大処理要望も拡大タッチ操作だけで済み、他の操作を行う必要が無く、操作が煩雑にならない。
本発明に係る情報処理装置であるテーブルディスプレイを示す外観図である。 テーブルディスプレイの一例を示す機能ブロック図である。 第1実施形態における拡大処理を示すフローチャートである。 第1実施形態におけるオブジェクトとピンチアウト操作の説明図である。 第1実施形態における拡大処理して上限サイズに達した場合の説明図である。 第1実施形態における上限サイズのオブジェクトにさらに拡大操作を行うことを示す説明図である。 第1実施形態における上限サイズからさらに拡大したことを示す説明図である。 第2実施形態における拡大処理を示すフローチャートである。 第2実施形態におけるオブジェクトとピンチアウト操作の説明図である。 第2実施形態における拡大処理して上限サイズに達したことを示す説明図である。 第2実施形態におけるオブジェクトの回転角度をリセットしたことを示す説明図である。 第2実施形態における上限サイズのオブジェクトにさらに拡大操作を行うことを示す説明図である。 第2実施形態における上限サイズからさらに拡大したことを示す説明図である。 第3実施形態におけるオブジェクトとピンチアウト操作の説明図である。 第3実施形態における拡大処理して上限サイズに達したことを示す説明図である。 第3実施形態におけるオブジェクトの回転角度をリセットしたことを示す説明図である。 第3実施形態における上限サイズのオブジェクトにさらに拡大操作を行うことを示す説明図である。 第3実施形態における上限サイズからさらに拡大したことを示す図である。 第4実施形態における縮小処理を示すフローチャートである。 第4実施形態におけるオブジェクトとピンチイン操作の説明図である。 第4実施形態における縮小処理して上限サイズとなったことを示す説明図である。 第4実施形態における上限サイズのオブジェクトにさらに縮小操作を行うことを示す説明図である。 第4実施形態における上限サイズからさらに縮小したことを示す説明図である。
以下、本発明の実施の形態を添付図面を参照して説明する。
図1は、本発明に係る情報処理装置であるテーブルディスプレイを示す外観図である。図2は、このテーブルディスプレイの一例を示す機能ブロック図である。
このテーブルディスプレイ10は、タッチパネルである表示装置20をテーブル全面に備え、複数のユーザが表示を見ながらタッチ操作を行い、処理を行う装置である。この表示装置20は、液晶パネルなどの表示部21の上側にタッチ入力部22を備える構造である。
テーブルディスプレイ10の内部には、表示部21への表示制御を行う表示制御部30、データを記憶する記憶部40、タッチ入力部22からの操作に従って処理を制御する制御部50を備える。
制御部50は、タッチ入力部22の入力信号からそのタッチ位置とタッチ移動を検出する操作検出部51、検出したタッチ位置と動きから操作対象及び操作内容を判定する操作判定部52、判定したタッチ操作に基づいて操作処理を実行する操作処理実行部53、拡大処理されたオブジェクトのサイズを算出するサイズ算出部54を備える。
操作検出部51は、ユーザのタッチ操作によるタッチ入力部22からの信号に基づいて、表示画面のどの位置にタッチし、どの方向に移動したかなどを検出する。
操作判定部52は、操作検出部51の検出結果により、操作対象がどの表示オブジェクトで、どのようなタッチ操作が行われたかという操作内容を判定する。タッチ操作とそれに対応する操作内容のリストは記憶部40に記憶されており、それに従って判定する。例えば、ピンチアウト操作は拡大操作、ピンチイン操作は縮小操作などである。
操作処理実行部53は、操作判定に従ってオブジェクトに対して処理を実行し、その画像データを生成する。各操作の実行処理プログラムも記憶部40に記憶されており、操作処理実行部53は、それに従って処理を実行する。
サイズ算出部54は、操作によって変更されたオブジェクトのサイズを算出する。操作処理実行部53は、この算出されたオブジェクトの画像サイズと、あらかじめ設定した上限サイズとを比較し、その結果に応じて、表示するオブジェクトの拡大処理を実行する(詳しくは後述する)。
表示制御部30は、操作処理実行部53で生成された画像データに従って、表示部21に画像表示を行う。
ここでオブジェクトの画像データは、表示座標に対して、オブジェクトのx方向のサイズとy方向のサイズによるサイズデータと、表示座標に対して何度回転しているかを示す回転角度のデータも有している。これはタッチ操作に応じて、表示部21の画面に表示する段階で、制御部50が、この画像データを記憶部40に記憶していく。
<第1実施形態>
まず、第1実施形態は、拡大操作によるオブジェクトの拡大処理を上限値である画面サイズで一旦停止するものであり、以下に詳しく説明する。
図3は、第1実施形態における拡大処理を示すフローチャートである。図4から図7は、第1実施形態においてオブジェクトの拡大表示を示す説明図である。以下に、図4から図7を示しながら、第1実施形態の処理を説明する。
図4は、第1実施形態におけるオブジェクト100とピンチアウト操作の説明図である。
表示部21の画面は矩形状であり、その画面サイズをL1×L2(横×縦)とする。オブジェクト100は、表示部21の画面に対して傾いて表示されている。表示部21の画面の横方向をx方向とし、画面の縦方向をy方向とする座標を考える。オブジェクト100のサイズは、x方向の最大サイズと、y方向の最大サイズとする。オブジェクト100の画像サイズは、A1×A2(x方向×y方向)とする。このときのオブジェクト100の画面座標に対する回転角度は0度とする。上限サイズは表示部の画面サイズとし、L1×L2(x方向×y方向)とする。
まず、図4に示すように、ユーザは両手101,102の人差し指をオブジェクト100にタッチダウンし、右手102を右方向にスライドして、ピンチアウト操作(拡大タッチ操作)を行う(ステップS1)。操作判定部52により拡大操作であると判定された場合、操作処理実行部53は、拡大表示されるオブジェクト100の画像サイズと、上限サイズとを比較して大小を判断する(ステップS2)。オブジェクト100の画像サイズは、サイズ算出部54により算出される。
なお、拡大処理は縦横比を固定して拡大処理してもよいし、一方向のみ拡大してもよい。以下の実施形態においては、全て縦横比固定で拡大処理するものとする。
操作処理実行部53は、オブジェクト100の画像サイズと上限サイズが画面座標のx方向とy方向のサイズであるので、これらを比較して大小を判定する。オブジェクト100の画像サイズが、x方向の上限サイズL1及びy方向の上限サイズL2のいずれにも達していない場合は、
オブジェクト100の画像サイズ<上限サイズ
とする。
また、オブジェクト100の画像サイズが、x方向の上限サイズL1及びy方向の上限サイズL2のいずれかに達し、且つもう一方のサイズが上限サイズ以下の場合は、
オブジェクト100の画像サイズ=上限サイズ
とする。
また、オブジェクト100の画像サイズが、x方向の上限サイズL1及びy方向の上限サイズL2のいずれかを越えている場合は、
オブジェクト100の画像サイズ>上限サイズ
とする。
操作処理実行部53は、オブジェクト100の画像サイズが上限サイズより小さい場合、拡大処理を継続する(ステップS3)。このとき、操作処理実行部53は、処理フラグが立っていなければ立てるし、立っていればそのまま継続する。この処理フラグは、一連の継続したタッチ操作による処理を実行中であることを示すものであり、タッチアップが行われると操作処理実行部53は処理フラグを降ろす。
操作処理実行部53は、拡大操作が終了したか(ピンチアウト操作を止めたか、あるいはタッチアップしたか)を確認する(ステップS4)。ここでタッチアップが行われると、処理フラグを降ろす。
操作が終了していなければ、操作処理実行部53は、オブジェクト100の画像サイズ(x方向サイズ、y方向サイズ)のいずれかが上限サイズに達したかを確認する(ステップS5)。これは[オブジェクトの画像サイズ=上限サイズ]になったかを確認しているのであり、画像のx方向サイズ及びy方向サイズのいずれかが上限サイズに達し、もう一方が上限サイズ以下になっていることを確認している。上限サイズより小さい状態から拡大処理を行っているので、オブジェクトの画像のx方向サイズ及びy方向サイズのいずれかが上限サイズに達したとき、他方は上限サイズ以下である。[オブジェクトの画像サイズ=上限サイズ]であれば、拡大処理を終了する。そうでなければ、ステップS3に戻って拡大処理を続ける。
ステップS4にて、拡大操作が終了していれば、処理を終了する。これは拡大操作に関してのみの処理を示しているのであり、これ以降、他の操作と処理が行われても構わない。また、タッチアップが行われれば、操作処理実行部53は一連のタッチ操作が終了したとして処理フラグを降ろす。
こうして、[オブジェクトの画像サイズ=上限サイズ]となった時は、拡大処理は停止されて、これ以上拡大されない。
図5は、第1実施形態における拡大処理して上限サイズに達した場合の説明図である。
上記のように、拡大表示されたオブジェクト100は、上限サイズ(表示部21の画面サイズ:L1×L2)に達した段階で、拡大処理が停止される。この場合、拡大処理を停止したオブジェクト100の拡大画像サイズは、A3×L2となる。拡大処理過程で、y方向のサイズが先に上限サイズL2に達するとき、オブジェクト100のx方向のサイズA3は、上限サイズのx方向のサイズL1より小さい。こうして、オブジェクト100の画像の全体が上限サイズで最大表示される。
次に、ステップS2において、[オブジェクトの画像サイズ=上限サイズ]であれば、操作判定部52は、処理フラグが立っているかを確認する。すなわち、拡大処理が一連の継続されたタッチ操作であるかを確認する(ステップS6)。処理フラグが立っていれば、一連のタッチ操作が継続しているので、拡大処理を行わずに処理を終了する。
処理フラグが立っていなければ、一連のタッチ操作を継続した操作ではなく、タッチアップしたことにより、タッチ操作を一旦断ち切った後の操作であることになる。その場合、操作処理実行部53は、拡大処理を実行して、上限サイズを越える拡大処理を行う(ステップS7)。このとき、操作処理実行部53は、処理フラグを立てる。操作処理実行部53は、操作判定部52が拡大操作が終了したかを判定する(ステップS8)。拡大操作が終了した場合は、操作処理実行部53は拡大処理を終了する。これは拡大操作に関してのみの処理を示しているのであり、これ以降、他の操作と処理が行われても構わない。また、タッチアップが行われれば、操作処理実行部53は一連のタッチ操作が終了したとして処理フラグを降ろす。
図6は、第1実施形態における上限サイズのオブジェクトにさらに拡大操作を行うことを示す説明図である。図7は、第1実施形態における上限サイズからさらに拡大したことを示す説明図である。
図5に示したように、上限サイズに達した画像サイズはA3×L2である。図6のオブジェクト100は上限サイズのL2に達したので拡大処理が止まっている状態である。タッチアップ状態のところで、両手101,102の人差し指をタッチダウンし、右手102の人差し指を右方向にスライドさせ、ピンチアウト操作(拡大操作)を行う。図7に示すように、オブジェクト100は、上限サイズを越えてA4×A5(A4>L1,A5>L2)の画像サイズに拡大される。もはや、この段階ではサイズ制限はなく、拡大操作に応じてオブジェクト100は拡大表示される。
次に、ステップS2において、操作処理実行部53は、オブジェクト100の画像サイズが上限サイズを越えていれば、拡大処理を実行する(ステップS9)。このとき、操作処理実行部53は、処理フラグが立っていなければ立てるし、立っている状態であれば、そのまま継続する。操作処理実行部53は、操作判定部52が拡大操作が終了したかを判定する(ステップS10)。拡大操作が終了した場合は、操作処理実行部53は拡大処理を終了する。拡大処理が終了していない場合、ステップS9に戻って、拡大処理を続ける。これは拡大操作に関してのみの処理を示しているのであり、これ以降、他の操作と処理が行われても構わない。また、タッチアップが行われれば、操作処理実行部53は一連のタッチ操作が終了したとして処理フラグを降ろす。
これについては、図7に示すように、最初の段階で上限サイズを越えているので、拡大操作を行えば、それに対応した拡大処理が行われる。
こうして、拡大タッチ操作(ピンチアウト操作)によりオブジェクトが拡大表示されて、上限サイズ(画面サイズ)に達すれば、そこで一旦拡大処理を停止するので、オブジェクト全体を上限値で表示することが拡大操作で簡単に達成できる。さらに、それ以上に拡大したければ、一旦拡大操作の連続操作を断ち切り、改めて拡大操作をすれば、更なる拡大操作が可能で有り、様々のユーザの拡大処理要望も拡大タッチ操作だけで済み、他の操作を行う必要が無く、操作が煩雑になることもない。
オブジェクト100の画像が上限サイズより少ない状態から拡大していくと上限サイズで停止するが、図5のように画面に全体が収まるように表示されるとは限らない。しかし、オブジェクト100の画像は、上限値サイズで停止しているので、ユーザはオブジェクト100の画像を移動して図5のように表示すればよい。
また、例えば、上限値サイズのオブジェクト100を2度タッチするなどの全体表示操作を行うと、操作処理実行部53がオブジェクト100の画像を図5のように全面表示する位置に移動するようにしてもよい。
<第2実施形態>
本実施形態は、上限サイズに達した場合に、拡大対象となったオブジェクトの回転角度をリセットするものである。
図8は、第2実施形態における拡大処理を示すフローチャートである。図9から図13は、第2実施形態においてオブジェクトが上限サイズに達した段階で、オブジェクトの回転角度をゼロにする説明図である。以下に、図9から図13を示しながら、第2実施形態の処理を説明する。
図9は、第2実施形態におけるオブジェクトとピンチアウト操作の説明図である。
表示部21の画面は、図4と同じである。また、図9に示されているオブジェクト200は、図4に示されているオブジェクト100と全く同じに表示されている。しかし、画像データとしては異なる。すなわち、図9のオブジェクト200は、反時計回りにα度回転したオブジェクトである。従って、オブジェクト200の画像サイズは、回転角度0度の時のx方向サイズとy方向サイズとなる。すなわち、オブジェクト200を時計回りにαだけ回転したときのx方向サイズとy方向サイズとなる。従って図9のオブジェクト200の画像サイズは、B1×B2(x方向サイズ×y方向サイズ)とする。オブジェクト200の画面座標に対する回転角度は、α度となる(反時計回りをプラスとする)。
まず、図4に示すように、ユーザは両手101,102の人差し指をオブジェクト200にタッチダウンし、右手102を右方向にスライドして、ピンチアウト操作(拡大タッチ操作)を行う(ステップS11)。操作判定部52により拡大操作であると判定された場合、操作処理実行部53は、拡大表示されるオブジェクト200の画像サイズと、上限サイズとを比較して大小を判断する(ステップS12)。オブジェクト200の画像サイズは、サイズ算出部54により算出される。
なお、拡大処理は縦横比を固定して拡大処理してもよいし、一方向のみ拡大してもよい。本実施形態においては、縦横比固定で拡大処理するものとする。
操作処理実行部53は、オブジェクト200の画像サイズが上限サイズより小さい場合、拡大処理を継続する(ステップS13)。このとき、操作処理実行部53は、処理フラグが立っていなければ立てるし、立っていればそのまま継続する。
操作処理実行部53は、拡大操作が終了したか(ピンチアウト操作を止めたか、あるいはタッチアップしたか)を確認する(ステップS14)。ここでタッチアップが行われると、処理フラグを降ろす。
操作が終了していなければ、操作処理実行部53は、オブジェクト200の画像のx方向サイズ及びy方向サイズのいずれかが上限サイズに達したかを確認する(ステップS15)。つまり、[オブジェクトの画像サイズ=上限サイズ]になったかを確認する。[オブジェクトの画像サイズ=上限サイズ]であれば、オブジェクト200の回転角度をリセットして、0度とする(ステップS16)。[オブジェクトの画像サイズ=上限サイズ]でなければ、ステップS13に戻って拡大処理を続ける。
ステップS14にて、拡大操作が終了していれば、処理を終了する。これは拡大操作に関してのみの処理を示しているのであり、これ以降、他の操作と処理が行われても構わない。また、タッチアップが行われれば、操作処理実行部53は一連のタッチ操作が終了したとして処理フラグを降ろす。
こうして、[オブジェクトの画像サイズ=上限サイズ]となった時は、拡大処理は停止されて、これ以上拡大されない。
図10は、第2実施形態における拡大処理して上限サイズに達したことを示す説明図である。図11は、第2実施形態におけるオブジェクトの回転角度をリセットしたことを示す説明図である。
上記のように、拡大表示されたオブジェクト200は、上限サイズ(表示部21の画面サイズ:L1×L2)に達した段階で、拡大処理が停止される。この場合、図10に示すように、拡大処理を停止したオブジェクト200の拡大画像サイズは、B3×L2となる。オブジェクト200のx方向のサイズB3(角度0度のx方向サイズ:オブジェクト200を時計方向にα度だけ回転したときのx方向サイズ)は、上限サイズのx方向のサイズL1より小さい。y方向のサイズが先に上限サイズL2に達する。従って、図10に示すように、オブジェクト200はy方向のサイズL2で拡大処理を停止する。そして、図11に示すように、オブジェクト200の回転角度をリセットして0度とする。こうして、オブジェクト200の画像の全体が上限サイズで最大表示される。
次に、ステップS12において、[オブジェクトの画像サイズ=上限サイズ]であれば、操作処理実行部53は、オブジェクト200の画像データの回転角度がリセットされて0度となっていることを確認する(ステップS17)。回転角度がリセットされていなければ、回転角度をリセットする(ステップS18)。回転角度がリセットされていれば、そのままステップS19に進む。
これはオブジェクト200の画像サイズが上限サイズより小さい場合の処理を行って来た場合は、回転角度は0度になっているが、操作対象とするオブジェクトの画像サイズが、当初から上限サイズであった場合に適用する処理である。
次に、操作判定部52は、処理フラグが立っているかを確認する。すなわち、拡大処理が一連の継続されたタッチ操作であるかを確認する(ステップS19)。処理フラグが立っていれば、一連のタッチ操作が継続しているので、拡大処理を行わずに処理を終了する。
処理フラグが立っていなければ、一連のタッチ操作を継続した操作ではなく、タッチアップしたことにより、タッチ操作を一旦断ち切った後の操作であることになる。その場合、操作処理実行部53は、拡大処理を実行して、上限サイズを越える拡大処理を行う(ステップS20)。このとき、操作処理実行部53は、処理フラグを立てる。操作処理実行部53は、操作判定部52が拡大操作が終了したかを判定する(ステップS21)。拡大操作が終了した場合は、操作処理実行部53は拡大処理を終了する。これは拡大操作に関してのみの処理を示しているのであり、これ以降、他の操作と処理が行われても構わない。また、タッチアップが行われれば、操作処理実行部53は一連のタッチ操作が終了したとして処理フラグを降ろす。
図12は、第2実施形態における上限サイズのオブジェクトにさらに拡大操作を行うことを示す説明図である。図13は、第2実施形態における上限サイズからさらに拡大したことを示す説明図である。
図11に示したように、上限サイズに達した画像サイズはB3×L2である。図12のオブジェクト200は上限サイズのL2に達したので拡大処理が止まっている状態である。タッチアップ状態のところで、両手101,102の人差し指をタッチダウンし、右手102の人差し指を右方向にスライドさせ、ピンチアウト操作(拡大操作)を行う。図13に示すように、オブジェクト200は、上限サイズを越えてB4×B5(B4>L1、B5>L2)の画像サイズに拡大される。もはや、この段階ではサイズ制限はなく、拡大操作に応じてオブジェクト200は拡大表示される。
次に、ステップS12において、操作処理実行部53は、オブジェクト200の画像サイズが上限サイズを越えていれば、拡大処理を実行する(ステップS22)。このとき、操作処理実行部53は、処理フラグが立っていなければ立てるし、立っている状態であれば、そのまま継続する。操作処理実行部53は、操作判定部52が拡大操作が終了したかを判定する(ステップS23)。拡大操作が終了した場合は、操作処理実行部53は拡大処理を終了する。拡大処理が終了していない場合、ステップS22に戻って、拡大処理を続ける。これは拡大操作に関してのみの処理を示しているのであり、これ以降、他の操作と処理が行われても構わない。また、タッチアップが行われれば、操作処理実行部53は一連のタッチ操作が終了したとして処理フラグを降ろす。
図13に示すように、最初の段階で上限サイズを越えているので、拡大操作を行えば、それに対応した拡大処理が行われる。
こうして、拡大タッチ処理を続けて上限サイズに達した場合、そこで拡大処理を停止して、さらに回転角度をリセットするので、回転させていない状態での上限値サイズの画像が自動的に表示され、操作が煩雑とならない。さらに、それ以上に拡大したければ、一旦拡大操作の連続操作を断ち切り、改めて拡大操作をすれば、更なる拡大操作が可能で有り、様々のユーザの拡大処理要望も拡大タッチ操作だけで済み、他の操作を行う必要が無く、操作が煩雑になることもない。
本実施形態では、オブジェクトの画像サイズが上限サイズに達した時点で、回転角度をリセットし、さらに拡大処理を続ける場合は、オブジェクトの画像の回転角度をリセットしたまま拡大処理を行っているが、上限サイズを越えて拡大する場合は、再び元の回転角度に戻してもよい。この場合は、回転角度をリセットしたときに、元の回転角度を記憶部40に格納しておき、それを読み出してオブジェクトの画像を元の回転角度に戻す。
<第3実施形態>
本実施形態は、上限サイズをアプリケーション・ウィンドウとするものであり、第2実施形態と同じく回転角度をリセットする処理を行うものである。
この操作処理のフローチャートは、図8と同様であるので、これに関する詳しい説明は省略する。
図14から図18は,上限値サイズであるウィンドウサイズに達したオブジェクトを示す説明図である。
図14は、第3実施形態におけるオブジェクト400とピンチアウト操作の説明図である。
表示部21の画面は、図4と同じである。図14に示されているオブジェクト400は、アプリケーション・ウィンドウ300内に表示されており、オブジェクト400は、反時計回りにα度回転したオブジェクトとする。ここで、表示部21の画面のx方向とy方向と、ウィンドウ300のx方向とy方向は一致するとものとする。ウィンドウ300のサイズはW1×W2(x方向サイズ×y方向サイズ)とし、オブジェクト400の画像サイズはC1×C2(回転角度0のときのx方向サイズ×y方向サイズ)とする。
なお、ウィンドウ300は、表示画面と座標が一致する必要はなく、また、傾いていても良い。この場合は、オブジェクトの画像サイズは、ウィンドウ座標に基づいても、また、表示部21の画面座標に基づいても構わない。
図14に示すように、ユーザは、両手101,102の人差し指でタッチダウンし、右手102の人差し指を右方向にスライドさせてオブジェクト100の拡大操作を行う。そして、図8のステップS11〜S16が実行される。
図15は、第3実施形態における拡大処理して上限サイズに達したことを示す説明図である。図16は、第3実施形態におけるオブジェクトの回転角度をリセットしたことを示す説明図である。
上記のように、拡大表示されたオブジェクト400は、上限サイズ(ウィンドウの画面サイズ:W1×W2)で、拡大処理は停止する。この場合、図15に示すように、拡大処理を停止したオブジェクト400の拡大画像サイズは、C3×W2(回転角度0度のサイズ)となる。
オブジェクト400のx方向のサイズC3は、上限サイズのx方向のサイズW1より小さい。図15に示すように、オブジェクト400はy方向の上限サイズW2で拡大処理を停止する。ここで、手101,102をタッチアップしない限り、一連の拡大タッチ操作と見なして、拡大操作処理は行わない。そして、図16に示すように、オブジェクト400の回転角度をリセットして0度とする。こうして、オブジェクト400の画像の全体がウィンドウ300に最大表示される。
図17は、第3実施形態における上限サイズのオブジェクトにさらに拡大操作を行うことを示す説明図である。図18は、第3実施形態における上限サイズからさらに拡大したことを示す図である。
上限サイズに達した画像サイズはC3×W2である。図16に示すように、一度タッチアップして一連のタッチ操作は断ち切られている。図17のオブジェクト400は上限サイズのW2に達したので拡大処理が止まっている状態である。タッチアップ状態のところで、両手101,102の人差し指をタッチダウンし、右手102の人差し指を右方向にスライドさせ、ピンチアウト操作(拡大操作)を行う。このように、図8のステップS12、S17〜S21が実行されて、オブジェクト400が拡大表示される。図18に示すように、オブジェクト400は、上限サイズを越えてC4×C5(C4>W1、C5>W2)の画像サイズに拡大される。もはや、この段階ではサイズ制限はなく、拡大操作に応じてオブジェクト400は拡大表示される。
また、図示はしていないが、オブジェクト400の画像サイズが上限サイズを越えている場合は、図8のステップS12、S22,S23が実行されて、オブジェクト400が拡大表示される。
このように、ウィンドウの画面サイズを上限サイズとしても、第2実施形態同様にそこで一旦拡大処理を停止するので、オブジェクトの最大サイズの全体画像が得られる。そして、さらに拡大する時は他の操作を行う事無く、拡大操作だけで、拡大を行う事ができ、ユーザにとって操作性がよい。
なお、ウィンドウ表示の場合でも、第1実施形態と同様に、回転角度をリセットせずに、表示しても構わない。
また、オブジェクトの画像サイズが上限サイズに達した時点で、回転角度をリセットし、さらに拡大処理を続ける場合は、オブジェクトの画像の回転角度をリセットしたまま拡大処理を行っているが、上限サイズを越えて拡大する場合は、再び元の回転角度に戻してもよい。この場合は、回転角度をリセットしたときに、元の回転角度を記憶部40に格納しておき、それを読み出してオブジェクトの画像を元の回転角度に戻す。
<第4実施形態>
本実施形態は、上限サイズに達した場合に、縮小対象となったオブジェクトの処理を一旦停止するものである。
図19は、第4実施形態における縮小処理を示すフローチャートである。図20から図23は、第4実施形態においてオブジェクトの縮小表示を示す説明図である。以下に、図20から図21を示しながら、第4実施形態の処理を説明する。
図20は、第4実施形態におけるオブジェクト100とピンチイン操作の説明図である。これは図7と同じ画像サイズのオブジェクト100が表示部21の画面に表示されている図である。
従って、表示部21の画面サイズはL1×L2(x方向×y方向)である。オブジェクト100のサイズは、A4×A5(x方向×y方向)である。このときのオブジェクト100の画面座標に対する回転角度は0度とする。上限サイズは表示部の画面サイズとし、L1×L2(x方向×y方向)とする。A4>L1、A5>L2であり、オブジェクト100は、表示部21の画面から完全にはみ出して表示されている状態である。
まず、図20に示すように、ユーザは両手101,102の人差し指をオブジェクト100にタッチダウンし、右手102を左方向にスライドして、ピンチイン操作(縮小タッチ操作)を行う(ステップS31)。操作判定部52により縮小操作であると判定された場合、操作処理実行部53は、縮小表示されるオブジェクト100の画像サイズと、上限サイズとを比較して大小を判断する(ステップS32)。オブジェクト100の画像サイズは、サイズ算出部54により算出される。
操作処理実行部53は、オブジェクト100の画像サイズが上限サイズより大きい場合、縮小処理を継続する(ステップS33)。このとき、操作処理実行部53は、処理フラグが立っていなければ立てるし、立っていればそのまま継続する。この処理フラグは、一連の継続したタッチ操作による処理を実行中であることを示すものであり、タッチアップが行われると操作処理実行部53は処理フラグを降ろす。
操作処理実行部53は、縮小操作が終了したか(ピンチイン操作を止めたか、あるいはタッチアップしたか)を確認する(ステップS34)。ここでタッチアップが行われると、処理フラグを降ろす。
操作が終了していなければ、操作処理実行部53は、[オブジェクトの画像サイズ=上限サイズ]になったかを確認する(ステップS35)。すなわち、画像のx方向サイズ及びy方向サイズのいずれかが上限サイズに達し、もう一方が上限サイズ以下になっていれば、縮小処理を終了する。そうでなければ、ステップS33に戻って縮小処理を続ける。
ステップS34にて、縮小操作が終了していれば、処理を終了する。これは縮小操作に関してのみの処理を示しているのであり、これ以降、他の操作と処理が行われても構わない。また、タッチアップが行われれば、操作処理実行部53は一連のタッチ操作が終了したとして処理フラグを降ろす。
こうして、[オブジェクトの画像サイズ=上限サイズ]となった時は、縮小処理は停止されて、これ以上縮小されない。
図21は、第4実施形態における縮小処理して上限サイズとなったことを示す説明図である。
上記のように、縮小表示されたオブジェクト100は、[オブジェクトの画像サイズ=上限サイズ]となった段階で、縮小処理が停止される。この場合、縮小処理を停止したオブジェクト100の縮小画像サイズは、A3×L2となったとする。オブジェクト100のx方向のサイズA3は、上限サイズのx方向のサイズL1より小さい。このように、オブジェクト100はA3×L2のサイズで縮小処理を停止する。こうして、オブジェクト100の画像の全体が上限サイズで最大表示される。
次に、ステップS32において、[オブジェクトの画像サイズ=上限サイズ]であれば、操作判定部52は、処理フラグが立っているかを確認する。すなわち、縮小処理が一連の継続されたタッチ操作であるかを確認する(ステップS36)。処理フラグが立っていれば、一連のタッチ操作が継続しているので、縮小処理を行わずに処理を終了する。
処理フラグが立っていなければ、一連のタッチ操作を継続した操作ではなく、タッチアップしたことにより、タッチ操作を一旦断ち切った後の操作であることになる。その場合、操作処理実行部53は、縮小処理を実行して、上限サイズより小さくする縮小処理を行う(ステップS37)。このとき、操作処理実行部53は、処理フラグを立てる。操作処理実行部53は、操作判定部52が縮小操作が終了したかを判定する(ステップS38)。縮小操作が終了した場合は、操作処理実行部53は縮小処理を終了する。これは縮小操作に関してのみの処理を示しているのであり、これ以降、他の操作と処理が行われても構わない。また、タッチアップが行われれば、操作処理実行部53は一連のタッチ操作が終了したとして処理フラグを降ろす。
図22は、第4実施形態における上限サイズのオブジェクトにさらに縮小操作を行うことを示す説明図である。図23は、第4実施形態における上限サイズからさらに縮小したことを示す説明図である。
図21に示したように、上限サイズに達した画像サイズはA3×L2である。図23のオブジェクト100は上限サイズのL2に達したので縮小処理が止まっている状態である。タッチアップ状態のところで、両手101,102の人差し指をタッチダウンし、右手102の人差し指を左方向にスライドさせ、ピンチイン操作(縮小操作)を行う。図23に示すように、オブジェクト100は、上限サイズより小さいA1×A2(A1<L1、A2<L2)の画像サイズに縮小される。もはや、この段階ではサイズ制限はなく、縮小操作に応じてオブジェクト100は縮小表示される。
次に、ステップS32において、操作処理実行部53は、オブジェクト100の画像サイズが上限サイズより小さければ、縮小処理を実行する(ステップS39)。このとき、操作処理実行部53は、処理フラグが立っていなければ立てるし、立っている状態であれば、そのまま継続する。操作処理実行部53は、操作判定部52が縮小操作が終了したかを判定する(ステップS40)。縮小操作が終了した場合は、操作処理実行部53は縮小処理を終了する。縮小処理が終了していない場合、ステップS39に戻って、縮小処理を続ける。これは縮小操作に関してのみの処理を示しているのであり、これ以降、他の操作と処理が行われても構わない。また、タッチアップが行われれば、操作処理実行部53は一連のタッチ操作が終了したとして処理フラグを降ろす。
これについては、図23に示すように、最初の段階で上限サイズより小さいので、縮小操作を行えば、それに対応した縮小処理が行われる。
こうして、縮小タッチ操作(ピンチイン操作)によりオブジェクトが縮小表示されて、上限サイズ(画面サイズ)になれば、そこで一旦縮小処理を停止するので、オブジェクト全体を上限値サイズで表示することが縮小操作で簡単に達成できる。さらに、それ以上に縮小したければ、一旦縮小操作の連続操作を断ち切り、改めて縮小操作をすれば、更なる縮小操作が可能で有り、様々のユーザの縮小処理要望も縮小タッチ操作だけで済み、他の操作を行う必要が無く、操作が煩雑になることもない。
オブジェクト100の画像が上限サイズより大きい状態から縮小していくと上限サイズで停止するが、図21のように画面に全体が収まるように表示されるとは限らない。しかし、オブジェクト100の画像は、上限値サイズで停止しているので、ユーザはオブジェクト100の画像を移動して図21のように表示すればよい。
また、例えば、上限値サイズのオブジェクト100を2度タッチするなどの全体表示操作を行うと、操作処理実行部53がオブジェクト100の画像を図5のように全面表示する位置に移動するようにしてもよい。
なお、第2実施形態のように、[オブジェクト100の画像サイズ=上限サイズ]となった時点で、回転角度をリセットしてもよい。また、さらに縮小処理をする場合は、リセットしたまま縮小してもよいし、元の回転角度に戻して縮小してもよい。また、表示部21の画面を上限サイズとしたが、第3実施形態と同じく、アプリケーション・ウィンドウのサイズを上限サイズとしてもよい。
また、図20から図21に縮小する過程で、オブジェクト100の画像サイズのx方向のサイズが先に上限サイズに達する。ここで、縮小過程を一旦停止してもよい。この場合は、オブジェクトの画像は、上限からはみ出してしまうが、一旦ここで処理を停止してもだいたいの全体画像は表示されるし、さらに縮小操作して全体表示してもよい。
本発明による情報処理装置で動作するプログラムは、本発明に関わる上記実施形態の機能を実現するように、CPU(Central Processing Unit)等を制御するプログラム(コンピュータを機能させるプログラム)であっても良い。そして、これら装置で取り扱われる情報は、その処理時に一時的にRAM(Random Access Memory)に蓄積され、その後、Flash ROM(Read Only Memory)などの各種ROMやHDD(Hard Disk Drive)に格納され、必要に応じてCPUによって読み出し、修正・書き込みが行われる。また、各構成の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより各部の処理を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
以上、この発明の実施形態を図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこれらの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等された発明も含まれる。
例えば、上限サイズとする表示画面やウィンドウが矩形ではない場合は、表示画面やウィンドウに内接する矩形のx方向サイズとy方向サイズとする。オブジェクトも矩形以外の様々の形状のものがあるが、この場合のオブジェクトの画像サイズは、x方向の最大サイズ、y方向の最大サイズとする。
また、上記実施形態においては、平置きのテーブルディスプレイに適用した場合を述べたが、縦置きの大画面ディスプレイでも適用できる。
10 :テーブルディスプレイ
20 :表示装置
21 :表示部
22 :タッチ入力部
30 :表示制御部
40 :記憶部
50 :制御部
51 :操作検出部
52 :操作判定部
53 :操作処理実行部
54 :サイズ算出部
100,200,400 :オブジェクト
300 :アプリケーション・ウィンドウ

Claims (7)

  1. 表示装置に表示されたファイルを示すオブジェクトに対し、タッチ操作をすることによりその操作が示す処理を行う情報処理装置であって、
    オブジェクトに対するタッチ操作を判定する操作判定部と、
    前記操作判定部の判定結果に基づいて処理を実行する操作処理実行部と、
    前記操作判定部により拡大あるいは縮小の操作と判定された場合に、処理されたオブジェクトの画像サイズを算出するサイズ算出部と、
    を備え、
    前記操作処理実行部は、処理中の前記オブジェクトの画像サイズが、予め設定された上限サイズに達した場合、前記上限サイズで拡大あるいは縮小の処理を停止することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記操作処理実行部は、前記上限サイズで拡大あるいは縮小の処理を停止中に、前記操作判定部がタッチアップ後に再び拡大あるいは縮小の操作が行われたと判定した場合、前記上限サイズから拡大あるいは縮小の処理を行うことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記操作処理実行部は、前記上限サイズに達したときに、前記オブジェクトの回転角度をリセットすることを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  4. 前記上限サイズは、前記表示装置の画面サイズであることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  5. 前記上限サイズは、前記表示装置に表示されるアプリケーション・ウィンドウのサイズであることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  6. 表示装置に表示されたファイルを示すオブジェクトに対し、タッチ操作をすることによりその操作が示す処理を行う情報処理方法であって、
    オブジェクトに対するタッチ操作を判定する操作判定ステップと、
    前記操作判定ステップの判定結果に基づいて処理を実行する操作処理実行ステップと、
    前記操作判定ステップにより拡大あるいは縮小の操作と判定された場合に、処理されたオブジェクトの画像サイズを算出するサイズ算出ステップと、
    を備え、
    前記操作処理実行ステップにおいて、処理中の前記オブジェクトの画像サイズが、予め設定された上限サイズに達した場合、前記上限サイズで拡大あるいは縮小の処理を停止することを特徴とする情報処理方法。
  7. コンピュータに、請求項6の情報処理方法の各ステップを実行させるためのプログラム。
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