JP2015124593A - ロック装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】容易に組み付けることができるロック装置を提供する。
【解決手段】ロック装置において、ベース部12は、取付孔の開口縁に固定される。ノブ部14は、ベース部12に回転可能に支持される。ロック部16は、ベース部12から張り出して車体の被ロック部にロック可能である。ベース部12は、第1筒部と20、第1筒部20と連通する第2筒部22と、第2筒部22の側面に形成される開口部32とを有する。ノブ部14は、第1筒部20に収容されて露出する取っ手部と、第2筒部22に収容されて回転可能に支持される回転軸部54と、回転軸部54に形成され、ロック部16の一部を収容する収容孔部とを有する。ロック部16は、収容孔部および開口部32に挿入され、収容孔部に抜け止めされ、開口部32から径方向外向きに張り出し、ノブ部14の回転に応じて開口部32内で移動する。
【選択図】図6

Description

本発明は、取付部材の取付開口の縁に取り付けられるロック装置に関する。
車両の後部に設けられた荷室には、荷室の下に設けたスペアタイヤや小物入れの収容庫のふたとして、および荷室の床として平板状のボードが設置される。このボードにはロック装置が取り付けられる。ロック装置は、ボードを車体にロックした状態において車両の振動によるボードのずれを抑える。ユーザはロック装置のロック状態を解除すると、ボードを持ち上げて収容庫を開くことができる。
特許文献1には車両の荷室のボードに取り付けられるハンドル装置が開示される。このハンドル装置は、ボードの取付孔に取り付けられる本体部と、本体部の出入口から所定間隔以上に突出することで、ボードを荷室の被ロック体にロックするロック部と、本体部の表面側から操作可能に本体部に回動自在に軸支される操作部と、本体部の裏面を覆うように構成されたカバー部と、ロック部を元の位置に復帰させるコイルバネとを備える。ロック部は、ロック状態から操作部の回動により後退してロック解除した状態となる。
特開2012−62031号公報
特許文献1に記載のハンドル装置の技術では構造が複雑で、各部品を組み立てる工程が多く、組み立て工程が煩瑣である。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、容易に組み立てることができるロック装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様のロック装置は、取付部材の取付開口の縁に取り付けられるためのロック装置であって、取付開口の縁に固定されるベース部と、ベース部に回転可能に支持されるノブ部と、ベース部から張り出して外部の他部材の被ロック部にロック可能なロック部と、を備える。ベース部は、第1筒部と、第1筒部と連通する第2筒部と、第2筒部の側面に形成される開口部と、を有する。ノブ部は、第1筒部に収容されて露出する取っ手部と、第2筒部に収容されて回転可能に支持される回転軸部と、回転軸部に形成され、ロック部の一部を収容する収容孔部と、を有する。ロック部は、ベース部の開口部およびノブ部の収容孔部に挿入され、収容孔部に抜け止めされ、開口部から径方向外向きに張り出し、ノブ部の回転に応じて開口部内で移動する。
この態様によると、ロック部がノブ部の収容孔部およびベース部の開口部に挿入して、収容孔部に抜け止めされることにより、ロック部、ノブ部およびベース部を容易に一体に組み立てることができる。
本発明によれば、ロック装置を、容易に組み立てることができる。
実施形態のロック装置の斜視図である。 ノブ部およびロック部の動作について説明するための図である。 ベース部について説明するための図である。 ノブ部を説明するための図である。 ロック部を説明するための図である。 ロック装置の組み立てについて説明するための図である。 ボードに取り付けた状態のロック装置について説明するための図である。
図1は、実施形態のロック装置10の斜視図である。図1(a)は上側から見たロック装置10の斜視図であり、図1(b)は下側から見たロック装置10の斜視図である。車両の後部にはトランクリッドにより開閉されるトランクルームが設けられる。トランクルームは荷物を置く荷室として用いられる。平板状のボードはトランクルームに配設され、トランクルームを上下に仕切る。トランクルームの下室には例えばスペアタイヤが載置される。
ロック装置10はトランクルームのボードの取付孔の開口の縁に固定され、ボードを車体にロックするために用いられる。トランクルームのボードは、通常では車体の被ロック孔部にロックされた状態にあり、下室の荷物を出し入れする場合に、ユーザによってロックが解除されて持ち上げられる。ロック装置10は、ロック状態において車両の振動でボードが開いたり、ずれたりすることを抑える。トランクルームのボードは、ロック装置10が取り付けられる取付部材として機能する。
ロック装置10は、ベース部12、ノブ部14およびロック部16の3部材を備える。ベース部12は、ボードの取付孔の開口の縁に固定される。ノブ部14は、ベース部12に回転可能に支持される。ノブ部14はベース部12から露出し、ユーザが操作可能に設けられる。
ロック部16は、ボードの取付孔およびベース部12から張り出し、車体側の被ロック孔部にロック可能である。ロック部16は、ノブ部14に係止して、ノブ部14の回転に応じて一体に移動する。ベース部12、ノブ部14、ロック部16はいずれも樹脂材料で形成することができるためコストを抑えることができる。具体的に図2を参照して説明する。
図2は、ノブ部14およびロック部16の動作について説明するための図である。図2はロック装置10の上面図である。ここで各図面に示される同一または同等の構成要素、部材には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。
図2に示すように、ロック部16は、ベース部12およびノブ部14より径方向外向きに張り出す。ユーザが把持部50を掴んでノブ部14を90度回転させるとロック部16が連動して、90度回転する。例えば、図2で実線で示すノブ部14およびロック部16はロック状態の回転位置にあり、2点鎖線で示すノブ部14およびロック部16はロック解除状態の回転位置にある。
ロック状態においてロック部16は、車体の被ロック孔部に入り込んだ状態にあり、ユーザがボードを持ち上げようとすると、ロック部16が被ロック孔部の上面に当接してボードの上方への移動を止める。ロック解除状態においてロック部16は、車体の被ロック孔部から係脱した状態にあり、ユーザがボードを持ち上げ可能となっている。さらに図を参照して、ベース部12、ノブ部14およびロック部16の各部材について詳細に説明する。
図3は、ベース部12について説明するための図である。図3(a)は上側から見たベース部12の斜視図であり、図3(b)は下側から見たベース部12の斜視図である。ベース部12は、第1筒部20、第2筒部22、第3筒部24、フランジ部26、取付爪28、取付フランジ部30、開口部32、窪み部34、凹部36、側壁部38、ガイド板40および天井部42を有する。
図3(a)のベース部12の内部側に示すように、ベース部12の第1筒部20、第2筒部22および第3筒部24は円筒状に形成される。第3筒部24は、第1筒部20および第2筒部22の間に設けられる。第1筒部20、第2筒部22および第3筒部24は、同軸に設けられ、互いに連通する。第1筒部20、第3筒部24、第2筒部22の順に、内径が小さくなる。つまり、3つの筒部のうち、第1筒部20が最も大径であり、第2筒部22が最も小径である。図3(a)および(b)に示すように、第1筒部20および第2筒部22は軸方向に貫通する。第1筒部20は環状の座面20aを有し、座面20aは第3筒部24に連設する。
第1筒部20の外周面には、径方向外向きに突出するフランジ部26と、3つの取付フランジ部30が設けられる。フランジ部26および取付フランジ部30は、軸方向に離間し、ボードの取付孔の開口の縁を表裏から挟み込む。フランジ部26および取付フランジ部30は、ボードの取付孔の開口の縁が入り込む軸方向の間隙を有する。また取付爪28は取付フランジ部30とともに取付孔の開口の縁に係止可能な弾性爪体である。フランジ部26、取付爪28および取付フランジ部30は、ボードの取付孔の開口の縁に係止するための取付部として機能する。
第2筒部22は、円筒状に形成され、その側面に開口部32が形成される。開口部32は、ノブ部14に固定されたロック部16を外部空間に出すために設けられる。ロック部16を取り付けた場合、開口部32の回転軸部54から遠い側の開口縁からロック部16が径方向外向きに張り出す。第2筒部22の側面に形成される開口部32には、第2筒部22が厚さを有するため、回転軸部54に近接した位置の開口縁と、回転軸部54から遠ざかった位置の開口縁がある。開口部32は、軸方向より周方向に長く延在する。つまり、開口部32の周方向幅は開口部32の軸方向幅より大きい。このように開口部32は、ロック部16が周方向に沿って移動する移動空間を画成する。
さらに開口部32の回転軸部54から遠い側の開口縁から径方向外向きに延出し、ロック部16の移動空間を画成するカバー部として、ガイド板40、天井部42、側壁部38が設けられる。
ガイド板40および天井部42が上下に対向して設けられる。ガイド板40および天井部42は扇状に形成され、外周は円弧状に形成される。ガイド板40および天井部42を連結する両側の側壁部38は、ロック部16が90度移動可能なように、その延長面が直交するように設けられる。つまり、一方の側壁部38を含む仮想面と他方の側壁部38を含む仮想面は直交する。
ガイド板40の内面には、両方の側壁部38近傍に設けられた第1凹部36aおよび第2凹部36b(これらを区別しない場合、凹部36という)と、2つの凹部36の間にガイド板40の内面が窪むように形成された窪み部34と、を有する。凹部36はガイド板40を貫通する。
図4は、ノブ部14を説明するための図である。図4(a)は上側から見たノブ部14の斜視図であり、図4(b)は下側から見たノブ部14の斜視図である。ノブ部14は、把持部50、取っ手本体部52、回転軸部54、円環部56、フランジ部58、収容孔部60、底部62、天井部64、側壁部66、抜け止め部68および連結部70を有する。
図4(a)に示すように取っ手本体部52は筒状に形成され、取っ手本体部52の内部を2つに分断するように把持部50が形成される。ユーザは把持部50を掴んでノブ部14を回転させる。取っ手本体部52の外周には径方向外向きに張り出した円環状のフランジ部58が形成される。把持部50および取っ手本体部52はユーザが操作する取っ手部として機能する。
回転軸部54は、円筒状に形成され、ベース部12に回転可能に支持される。取っ手本体部52と回転軸部54の間には円環部56が形成される。円環部56は、回転軸部54より大径であり、取っ手本体部52より小径である。円環部56は、周方向に途切れることなく、周方向に連続して円環状に形成される。
回転軸部54の側面に開口するように収容孔部60が回転軸部54に設けられる。収容孔部60は、ロック部16の一部を収容可能な収容室を、回転軸部54の内部に有する。収容孔部60は、底部62、天井部64、側壁部66を有する。抜け止め部68は底部62に孔状に形成され、ロック部16に係止してロック部16の抜け止めをする。収容孔部60は、ロック部16の外形に合わせた形状に設けられる。収容孔部60の外周面は、連結部70によって回転軸部54の内周面に連結することで、収容孔部60の剛性を高められる。
図5は、ロック部16を説明するための図である。図5(a)は上側から見たロック部16の斜視図であり、図5(b)は下側から見たロック部16の斜視図である。ロック部16は、厚板部80、薄板部82、当接部84、係止部86および凸部88を有する。
ロック部16は、角柱状または棒状に形成される。ロック部16は、厚板部80と、厚板部80より薄板の薄板部82に分けられる。厚板部80側からノブ部14に挿入され、薄板部82は車体の被ロック孔部に係合および係脱する。ロック部16の上面は厚みの変化による段差が設けられるものの、ロック部16の底面は平面状に設けられる。
厚板部80の上面には、当接部84が円弧状に突出するよう形成される。ロック部16の底面には、底面から突設し、厚板部80の先端に向かって突出高さが低くなるようにテーパ状に形成された係止部86が設けられる。また、ロック部16の底面には、係止部86より小さい突起状の凸部88が設けられる。
図6は、ロック装置10の組み立てについて説明するための図である。ベース部12に対しノブ部14が同軸に挿入される。ノブ部14の回転軸部54が、第2筒部22に収容される。ロック部16は、ベース部12の開口部32に挿入し、その奥にあるノブ部14の収容孔部60に挿入して押し込まれる。ロック部16は、ノブ部14の中心軸に直交するように挿入される。ロック部16の収容孔部60への挿入方向は、ノブ部14の中心軸に直交する。
ロック部16を押し込む際に、ロック部16の係止部86は、ノブ部14の底部62に当接して底部62を撓ませつつ乗り越えて孔状の抜け止め部68に収まる。係止部86が抜け止め部68に収まると撓んだ底部62は元に戻る。係止部86は、抜け止め部68の縁に干渉して圧入するように押し込まれてもよい。ロック部16を開口部32および収容孔部60に押し込むことで3部材を組み立てることができるため、組み立て作業が容易である。係止部86は、ロック部16の挿入側先端から末端側に向かって突出高さが高くなるようにテーパ状に形成されるため、テーパ面が挿入ガイドとなってロック部16の押し込みが容易である。
また、ロック部16は、組み付け後、収容孔部60の底部62および天井部64により上下から挟まれることで、ネジでノブ部14に固定するより、大きな接触面でノブ部14に保持されるため、負荷に対する強度が増すことができる。また、ノブ部14およびロック部16がともに樹脂材料で形成されるため、例えばロック部が金属部材である場合と比べて、金属部材により樹脂部材が傷つけられることを抑えることができる。
図7は、ボード90に取り付けた状態のロック装置10について説明するための図である。図7(a)は図2に示すロック装置10の線分A−Aの断面を示し、図7(b)は図2に示すロック装置10の線分B−Bの断面を示す。図7に示すロック装置10はロック状態にある。
図7(a)に示すようにフランジ部26および取付フランジ部30でボード90の取付孔90aの開口の縁を挟んで固定される。取付孔90aには、円形に取付フランジ部30に応じた3つの切欠部が形成される。取付フランジ部30は取付孔90aを所定の回転位置において通過可能であるが、フランジ部26はいずれの回転位置でも取付孔90aを通過できないように取付孔90aが形成される。ベース部12は取付フランジ部30を取付孔90aに通過させて回転させることで取付孔90aの開口の縁に取付フランジ部30とフランジ部26で挟み込むことができる。また、取付爪28は、取付孔90aの凹んだ縁に係止しており、ベース部12が回転しようとすると取付爪28の側面が取付孔90aの縁に当接して回転が規制される。つまり、取付爪28は、ベース部12の取付孔90aに対する回転規制部として機能する。
取っ手本体部52は、ほぼ第1筒部20に収容されて露出し、ボード90から突き出ないように設けられる。図7(b)に示すように収容孔部60の天井部64と取っ手本体部52の底部を塞いでおり、取っ手本体部52の凹みに落ちたゴミなどが、ボード90の裏側に落ちることを防いでいる。
図7(a)に示すようにロック部16の係止部86は、ノブ部14の抜け止め部68に係止している。ロック部16の凸部88は、ノブ部14の第2凹部36bに嵌っている。この凸部88は、係止部86より小さい突起状であり、ノブ部14の回転により第2凹部36bから外れる。ノブ部14を回転させて凸部88が第2凹部36bに嵌る際にクリック感がユーザに伝達されて、ユーザはロック状態になったことを認識できる。
図3(a)に示すように、第2凹部36bと凸部88が嵌ると完全にロック状態となり、ノブ部14が回転して第1凹部36aと凸部88が嵌ると完全にロック解除状態となる。このように、凹部36と凸部88の嵌合時の操作感によりロック状態およびロック解除状態となったことをユーザに認識させることができる。第1凹部36aと凸部88が嵌った位置をノブ部14およびロック部16の第1回転位置、第2凹部36bと凸部88が嵌った状態を第2回転位置という。第1回転位置からノブ部14を90度回転させると第2回転位置となる。係止部86を凸部88より回転軸の中心に近い位置に設けることで、回転時に係止部86および抜け止め部68に加わるトルクを小さくでき、係止を外れにくくできる。一方、凸部88を回転軸の中心から遠ざけることで、凹部36との嵌合を小さな力で操作することができる。
ロック部16の底面は、ガイド板40と接触または近接して配置され、少なくともロック状態の第1回転位置においてガイド板40に接触して支持される。これにより、ロック状態においてロック装置10の強度を増すことができる。
窪み部34は、ロック状態の第1回転位置でのガイド板40の上面より、ロック部16の底面から離れるように凹んで形成される。第1凹部36aおよび第2凹部36bの間に扇形の窪み部34を形成することで、ノブ部14の回転時において凸部88およびロック部16の底面が窪み部34に接触することなく通過することができる。このように、第1回転位置および第2回転位置の間のロック部16の移動時に、ロック部16の底面とベース部12が非接触となるように設けることで、ノブ部14の回転時の抵抗を減らすことができる。
カバー部は、ノブ部14の両方向への回転によるロック部16の移動を規制する側壁部38のそれぞれを有する。ユーザがノブ部14を回転させ過ぎた場合は、ロック部16はベース部12のいずれかの側壁部38に当接して、回転を止めることができる。側壁部38は、ガイド板40および天井部42を連結する壁であるため強度が高く、例えば凹部36および凸部88の嵌合で回転を止めるより、確実にノブ部14の回転を止めることができる。このようにロック部16は、ノブ部14の回転に応じて開口部32内で移動、具体的には開口部32に制限された範囲で移動する。開口部32はロック部16の可動範囲を規定する。
図7(a)に示すようにロック部16の当接部84は、ノブ部14の回転軸部54の外側で、ベース部12に天井部42に向かって突出し、天井部42に当接可能である。ロック部16は、ノブ部14の収容孔部60にほぼ隙間なく収容されてガタツキを抑えられており、さらに当接部84でベース部12との隙間も小さくしてガタツキをいっそう抑えることができる。
図7(a)に示すようにロック状態においてロック部16は、車体92のトランクルームの縁に形成された被ロック孔部92aに入っている。ロック状態においてボード90を押し上げようとすると、ロック部16は、被ロック孔部92aに引っかかり被ロック孔部92aからトルクを受ける。このとき、トルクは収容孔部60の天井部64の面で受け止めることができるため、ロック部16の耐久性を増すことができる。
図7(a)に示すように回転軸部54は、第2筒部22の下端まで延在している。これにより、これにより、回転軸部54を第2筒部22内において可能な限り長くして回転時のノブ部14の軸振れを抑えることができる。また、図7(b)に示すように回転軸部54内にロック部16の一部を収容する収容孔部60を形成することで、回転軸部54の直径を大きくでき、回転軸部54より小径の回転軸と比べて回転時のノブ部14の軸振れを抑えることができる。
図7(a)および(b)に示すように、ベース部12の第1筒部20および第2筒部22の間に設けられた第3筒部24を有し、第3筒部24の底面は、ベース部側円環状面である。ノブ部14の取っ手本体部52および回転軸部54の間に設けられた回転軸部54より大径の円環部56を有し、円環部56の底面はノブ側円環状面を有する。ベース側円環状面とノブ側円環状面は互いに当接するように設けられる。第3筒部24の底面に対し円環部56の底面が当接することで、ベース部12に対するノブ部14の軸方向の位置が決まるように構成される。ここで、図3(a)に示すように第3筒部24の底面は周方向に連続しており、図4(a)および(b)に示すように円環部56の底面は、周方向に連続する。このように途切れない円環状部分が互いに当接することでベース部12およびノブ部14の相対回転をスムーズにすることができる。
本発明は上述の各実施例に限定されるものではなく、当業者の知識に基づいて各種の設計変更等の変形を各実施例に対して加えることも可能であり、そのような変形が加えられた実施例も本発明の範囲に含まれうる。
実施形態では、ベース部12をボード90の取付孔90aの開口の縁に固定する態様を示したが、取付孔90aの態様には限られない。例えば、ボード90に凹むように形成した取付凹部を形成して、取付凹部の開口の縁にベース部12を固定してよい。取付孔90aがボード90を貫通する一方で、取付凹部はボード90を貫通せずに底面を有する。取付凹部および取付孔90aの開口を含めて取付開口という。
実施形態では、ベース部12に凹部36を設け、ロック部16に凸部88を設ける態様を示したが、この態様に限られない。この凹凸の関係は逆であってよく、ロック部16に凹部を設け、ベース部12に凸部を設ける態様であってよい。
実施形態では、ロック部16に突出する係止部86を設け、ノブ部14に孔状の抜け止め部68を設ける態様を示したが、この態様に限られない。例えば、ロック部16に窪み状の係止部を設け、ノブ部14に突出する抜け止め部を設け、係止して抜け止めとして機能する態様であってよい。
実施形態では、取付孔90aに対するベース部12の回転規制を取付爪28でする態様を示したが、この態様に限られない。例えば、ベース部12の外周面に径方向外向きに突出する突部を設け、取付孔90aの縁に凹み部を設け、突部が凹み部に引っ掛かることでベース部12の回転規制がなされてよい。
実施形態では、取っ手本体部52および把持部50が、第1筒部20に収容される態様を示したが、この態様に限られない。例えば、ボード90が車両の内壁の側面に配置する態様であれば、把持部50を把持しやすいように第1筒部20から外側に突き出てよい。
実施形態では、回転軸部54を円筒状に形成する態様を示したが、この態様に限られない。回転軸部は円筒を軸方向に分断した半円筒状であってもよい。
実施形態に示すガイド板40および天井部42は、天井部42がガイド板40の鉛直上方にある態様に限定されない。例えば、ボード90が車両の側壁に設けられ、天井部42およびガイド板40に鉛直方向において同じ位置で使用されてもよい。
実施形態では、互いに当接するベース側円環状面とノブ側円環状面は軸方向に直交する面として示したが、この態様に限られない。例えば、互いに当接するベース側円環状面とノブ側円環状面は、軸方向に傾斜するように形成されてよい。
10 ロック装置、 12 ベース部、 14 ノブ部、 16 ロック部、 20 第1筒部、 22 第2筒部、 24 第3筒部、 26 フランジ部、 28 取付爪、 30 取付フランジ部、 32 開口部、 34 窪み部、 36 凹部、 38 側壁部、 40 ガイド板、 42 天井部、 50 把持部、 52 取っ手本体部、 54 回転軸部、 56 円環部、 58 フランジ部、 60 収容孔部、 62 底部、 64 天井部、 66 側壁部、 68 抜け止め部、 70 連結部、 80 厚板部、 82 薄板部、 84 当接部、 86 係止部、 88 凸部、 90 ボード、 90a 取付孔、 92 車体、 92a 被ロック孔部。

Claims (7)

  1. 取付部材の取付開口の縁に取り付けられるためのロック装置であって、
    取付開口の縁に固定されるベース部と、
    前記ベース部に回転可能に支持されるノブ部と、
    前記ベース部から張り出して外部の他部材の被ロック部にロック可能なロック部と、を備え、
    前記ベース部は、
    第1筒部と、
    前記第1筒部と連通する第2筒部と、
    前記第2筒部の側面に形成される開口部と、を有し、
    前記ノブ部は、
    前記第1筒部に収容されて露出する取っ手部と、
    前記第2筒部に収容されて回転可能に支持される回転軸部と、
    前記回転軸部に形成され、前記ロック部の一部を収容する収容孔部と、を有し、
    前記ロック部は、前記ベース部の前記開口部および前記ノブ部の前記収容孔部に挿入され、前記収容孔部に抜け止めされ、前記開口部から径方向外向きに張り出し、前記ノブ部の回転に応じて前記開口部内で移動することを特徴とするロック装置。
  2. 前記収容孔部は、前記ロック部を挟む天井部および底部を有し、
    前記収容孔部の前記底部および前記ロック部の底面のいずれか一方に、抜け止め部が形成され、他方に前記抜け止め部に係止する係止部が形成されることを特徴とする請求項1に記載のロック装置。
  3. 前記ベース部は、前記第1筒部および前記第2筒部の間に形成されるベース側円環状面を有し、
    前記ノブ部は、前記取っ手部および前記回転軸部の間に、前記回転軸部より大径に形成され、前記ベース側円環状面に当接するノブ側円環状面を有することを特徴とする請求項1または2に記載のロック装置。
  4. 前記ベース部の前記開口部は、前記回転軸部から遠い側の開口縁から前記径方向外向きに延出するガイド板を有し、軸方向より周方向に長く延在し、
    前記ロック部は、前記ノブ部の回転に応じて前記開口部の周方向に沿って移動し、
    前記ノブ部は、第1回転位置および第2回転位置のいずれか一方で前記ロック部が被ロック部にロックしたロック状態、他方でロック解除状態をとるように設けられ、
    前記ロック部の底面は、前記ガイド板と接触または近接して配置され、少なくともロック状態に対応する前記第1回転位置または前記第2回転位置において前記ガイド板に支持されることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のロック装置。
  5. 前記ガイド板は、前記第1回転位置および前記第2回転位置の間において、ロック状態に対応する前記第1回転位置または前記第2回転位置より、前記ロック部の底面から離れるように凹んで形成される窪み部を有することを特徴とする請求項4に記載のロック装置。
  6. 前記ロック部は、底面に凹部または凸部を有し、
    前記ガイド板は、前記ノブ部の前記第1回転位置および前記第2回転位置において前記ロック部の前記凹部または前記凸部に嵌合する凸部または凹部のいずれか一方を有することを特徴とする請求項4または5に記載のロック装置。
  7. 前記ベース部の前記開口部は、前記回転軸部から遠い側の開口縁から径方向外向きに延出し、前記ノブ部の両方向への回転による前記ロック部の移動を規制する側壁部のそれぞれを有することを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載のロック装置。
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