JP2015122678A - 低雑音増幅器 - Google Patents

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Abstract

【課題】低消費電力化および広帯域整合が可能で、かつ、高利得で良好な雑音特性を有する低雑音増幅器を提供する。【解決手段】低雑音増幅器は、ソースに入力信号(Vin)を受け、ドレイン同士が接続される第1および第2のトランジスタ(M1,M2)と、これらのソースにそれぞれ接続される第1および第2のインピーダンス素子(IMP1,IMP2)と、ゲートが第1および第2のトランジスタのソースにそれぞれ接続され、ドレイン同士が接続される第3および第4のトランジスタ(M3,M4)とを備え、第1および第2のトランジスタのドレインは出力端子(Nout)に接続されており、第3および第4のトランジスタのドレインが接続されるノード(N2)は、第1および第2のトランジスタのゲートに接続されている。【選択図】図1

Description

本開示は、低雑音増幅器に関し、特に、広帯域整合が可能でかつ雑音特性に優れた低雑音増幅器に関する。
無線通信等に用いられる受信回路のフロントエンドに配置される低雑音増幅器には、低雑音特性に加えて、線形性、入力整合特性など、様々な特性が要求される。近年の無線通信における情報量の増大や受信機のマルチバンド化に伴い、雑音特性に優れた広帯域受信機への要望が高まっており、それに応用可能な低雑音で広帯域整合が可能な低雑音増幅器の開発が盛んに行われている。
従来、低雑音増幅器としては、ソースが接地されたトランジスタにおいて、ゲートに入力信号が与えられ、ドレインから出力が取り出されるソース接地型増幅器が一般的に使われている。ソース接地型増幅器は、利得が高く雑音特性に優れているという特長がある反面、線形性に劣り、また、入力インピーダンスが高く、広帯域に整合を取ることができないため、受信機の広帯域化における課題となっている。
一方、ゲートが接地されたトランジスタにおいて、ソースに入力信号が与えられ、ドレインから出力が取り出されるゲート接地型増幅器が知られている。ゲート接地型増幅器は、線形性が良く、また、入力インピーダンスが低いため広帯域に整合を取ることができる反面、利得が低く雑音特性が悪いという欠点がある。
このような課題に対して、利得の向上が可能であり、雑音特性の改善を図っている低雑音増幅器が提案されている(例えば特許文献1参照)。この増幅器では、NMOS(Negative channel Metal Oxide Semiconductor)トランジスタを有するゲート接地型増幅器と、PMOS(Positive channel Metal Oxide Semiconductor)トランジスタを有するゲート接地型増幅器とをコンプリメンタリ構成とすることにより、利得の向上および雑音特性の改善が図られている。
また、入力信号をゲート接地型増幅器およびソース接地型増幅器のそれぞれで増幅して差動信号を生成し、得られた差動信号を差動−シングル変換回路に入力して、シングルの信号に変換してから、出力電圧として出力する低雑音増幅器が開示されている(例えば特許文献2参照)。
米国特許出願公開第2012/0293267号明細書 米国特許許第7,902,923号明細書
ところが、特許文献1の増幅器は、従来のゲート接地型増幅器に比べて、利得および雑音特性の向上が図られているものの、利得および雑音特性のさらなる向上が求められる近年において、その要望を満たすことが困難である。
また、特許文献2の増幅器では、シングルの入力信号を差動信号に変換した後、再度、シングルの信号に変換するため、回路構成が大きくなるばかりか、消費電力も大幅に増大してしまう。
かかる点に鑑みて、本開示は、低消費電力化および広帯域整合が可能で、かつ、高利得で良好な雑音特性を有する低雑音増幅器を提供することを課題とする。
上記課題を解決するため本開示によって次のような解決手段を講じた。すなわち、入力信号を増幅して出力する第1の低雑音増幅器は、ソースに前記入力信号を受ける第1のトランジスタと、ソースに前記入力信号を受け、ドレインが前記第1のトランジスタのドレインに電気的に接続される第2のトランジスタと、一端が前記第1のトランジスタのソースに電気的に接続される第1のインピーダンス素子と、一端が前記第2のトランジスタのソースに電気的に接続される第2のインピーダンス素子と、ゲートが前記第1のトランジスタのソースに電気的に接続される第3のトランジスタと、ゲートが前記第2のトランジスタのソースに電気的に接続され、ドレインが前記第3のトランジスタのドレインに電気的に接続される第4のトランジスタとを備え、前記第1および第2のトランジスタのそれぞれのドレインが電気的に接続される第1のノードは、当該低雑音増幅器の出力端子に電気的に接続されており、前記第3および第4のトランジスタのそれぞれのドレインが電気的に接続される第2のノードは、前記第1および第2のトランジスタのそれぞれのゲートに電気的に接続されている。
これによると、入力信号は、第1および第2のトランジスタのソース、ならびに第3および第4のトランジスタのゲートにそれぞれ供給される。また、第3および第4のトランジスタのそれぞれのドレインは第2のノードに電気的に接続されており、第2のノードは、第1および第2のトランジスタのゲートに電気的に接続されている。そして、第1および第2のトランジスタのそれぞれのドレインは第1のノードに電気的に接続され、第1のノードが低雑音増幅器の出力端子に電気的に接続されている。
ここで、例えば、第1のインピーダンス素子の他端および第3のトランジスタのソースが低電位側のノードに、第2のインピーダンス素子の他端および第4のトランジスタのソースが高電位側のノードに接続されているとする。
このような構成において、入力信号が供給されると、入力信号が反転増幅された信号が第2のノードから出力される。この信号が、第1および第2のトランジスタのゲートに供給されることにより、第1のノードに電気的に接続された出力端子から、入力信号が増幅された信号が出力される。
以上、第1の低雑音増幅器によると、入力信号を高い利得で増幅することができるため、良好な雑音特性を得ることができる。また、入力信号が第1および第2のトランジスタのソースに並列に入力される構成であるため、入力インピーダンスが低くなり、広帯域にわたって整合をとりやすくなる。また、本低雑音増幅器は、シングルの入力信号を差動信号に変換後、差動−シングル変換回路によりシングルの信号に戻す構成と比較して回路構成が簡易であり、消費電力の低減を図ることができる。
また、入力信号を増幅して出力する第2の低雑音増幅器は、ソースに前記入力信号を受ける第1のトランジスタと、ソースに前記入力信号を受け、ドレインが前記第1のトランジスタのドレインに電気的に接続される第2のトランジスタと、一端が前記第1のトランジスタのソースに電気的に接続される第1のインピーダンス素子と、一端が前記第2のトランジスタのソースに電気的に接続される第2のインピーダンス素子と、ゲートが前記第1のトランジスタのソースに電気的に接続される第3のトランジスタと、ゲートが前記第2のトランジスタのソースに電気的に接続される第4のトランジスタと、前記第2のトランジスタのゲートと前記第3のトランジスタのドレインとに電気的に接続される第3のインピーダンス素子と、前記第1のトランジスタのゲートと前記第4のトランジスタのドレインとに電気的に接続される第4のインピーダンス素子とを備え、前記第1および第2のトランジスタのそれぞれのドレインが電気的に接続されるノードは、当該低雑音増幅器の出力端子に電気的に接続されている。
これによると、入力信号は、第1および第2のトランジスタのソース、ならびに第3および第4のトランジスタのゲートにそれぞれ供給される。第2のトランジスタのゲートと第3のトランジスタのドレインが第3のインピーダンス素子に電気的に接続されている。第1のトランジスタのゲートと第4のトランジスタのドレインと第4のインピーダンス素子に電気的に接続されている。そして、第1および第2のトランジスタのドレインが電気的に接続されるノードは低雑音増幅器の出力端子に電気的に接続されている。
ここで、例えば、第1のインピーダンス素子の他端および第3のトランジスタのソースが低電位側のノードに、第2のインピーダンス素子の他端および第4のトランジスタのソースが高電位側のノードに接続されているとする。
このような構成において、入力信号が供給されると、第4のトランジスタと第4のインピーダンス素子とを介して第1のトランジスタのゲートに、また、第3のトランジスタと第3のインピーダンス素子とを介して第2のトランジスタのゲートに、それぞれ増幅された信号が供給される。これにより、出力端子から、入力信号が増幅された信号が出力される。
以上、第2の低雑音増幅器によると、上記第1の低雑音増幅器と同様の効果を得ることができる。
また、入力信号を増幅して出力する第3の低雑音増幅器は、ドレインが当該低雑音増幅器の出力端子に電気的に接続される第1のトランジスタと、ソースが前記第1のトランジスタのソースに、ドレインが前記出力端子に、それぞれ電気的に接続される第2のトランジスタと、ゲートが、前記第1および第2のトランジスタのそれぞれのソースが電気的に接続される第1のノードに電気的に接続される第3のトランジスタと、ゲートが前記第1のノードに電気的に接続され、ドレインが前記第3のトランジスタのドレインに電気的に接続される第4のトランジスタとを備え、前記第3および第4のトランジスタのそれぞれのドレインが電気的に接続される第2のノードは、前記第1および第2のトランジスタのそれぞれのゲートに電気的に接続されており、前記第1のノードには前記入力信号が供給される。
これによると、第1のノードに供給された入力信号は、第3および第4のトランジスタのゲートにそれぞれ出力される。また、第3および第4のトランジスタのドレインは第2のノードに電気的に接続されており、第2のノードは、第1および第2のトランジスタのゲートに電気的に接続されている。そして、第1および第2のトランジスタのそれぞれのドレインは低雑音増幅器の出力端子に電気的に接続されている。
ここで、例えば、第3のトランジスタのソースが低電位側のノードに、第4のトランジスタのソースが高電位側のノードに接続されているとする。
このような構成において、入力信号が供給されると、入力信号が反転増幅された信号が第2のノードから出力される。この信号が、第1および第2のトランジスタのゲートに供給されることにより、第1および第2のトランジスタのそれぞれのドレインに電気的に接続された出力端子から、入力信号が増幅された信号が出力される。
以上、第3の低雑音増幅器によると、上記第1の低雑音増幅器と同様の効果を得ることができる。
本開示によれば、低消費電力化および広帯域整合が可能であることに加え、利得および雑音特性の向上が可能な低雑音増幅器を提供することができる。
図1は、第1の実施形態に係る低雑音増幅器の回路図である。 図2は、第2の実施形態に係る低雑音増幅器の回路図である。 図3は、第3の実施形態に係る低雑音増幅器の回路図である。 図4は、第4の実施形態に係る低雑音増幅器の回路図である。 図5は、第5の実施形態に係る低雑音増幅器の回路図である。 図6は、第6の実施形態に係る低雑音増幅器の回路図である。 図7は、第7の実施形態に係る低雑音増幅器の回路図である。
以下、本開示の各実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、各実施形態において、回路要素同士が電気的に接続されていることを、単に「接続」という文言で表すようにしている。つまり、各実施形態における「接続」とは、回路要素同士が直接的に接続されていることだけではなく、素子(容量素子、トランジスタなど)を介して信号の伝播が可能なように間接的に接続されていてもよいことを含む。
<第1の実施形態>
図1は、第1の実施形態に係る低雑音増幅器の回路図である。本実施形態に係る低雑音増幅器は、例えば、電圧である入力信号Vinを増幅して、電流である出力信号Ioutを出力するトランスコンダクタンス増幅器である。
低雑音増幅器は、入力端子Ninと、第1のトランジスタとしてのNMOSトランジスタM1と、第2のトランジスタとしてのPMOSトランジスタM2と、第1のインピーダンス素子IMP1と、第2のインピーダンス素子IMP2と、第3のトランジスタとしてのNMOSトランジスタM3と、第4のトランジスタとしてのPMOSトランジスタM4と、第3のインピーダンス素子IMP3と、出力端子Noutとを有する。
トランジスタM1,M2およびインピーダンス素子IMP1,IMP2は、例えば、高電位側の電源VDDと低電位側の電源VSSとの間に配置されている。
具体的に、トランジスタM1は、ソースが容量素子C1を介して入力端子Nin、ドレインが第1のノードとしてのノードN1および出力端子Noutに接続されている。トランジスタM2は、ソースが容量素子C2を介して入力端子Nin、ドレインがノードN1および出力端子Noutに接続されている。
インピーダンス素子IMP1は、例えばインダクタL1であり、一端がトランジスタM1のソースに、他端が電源VSSに接続されている。インピーダンス素子IMP2は、例えばインダクタL2であり、一端がトランジスタM2のソースに、他端が電源VDDに接続されている。
トランジスタM3,M4は、例えば、電源VDDと電源VSSとの間に配置されている。具体的に、トランジスタM3は、ソースが電源VSSに、ゲートが容量素子C3を介してトランジスタM1のソースに、ドレインが第2のノードとしてのノードN2に接続されている。トランジスタM4は、ソースが電源VDDに、ゲートが容量素子C4を介してトランジスタM2のソースに、ドレインがノードN2に接続されている。
ノードN2は、容量素子C5を介してトランジスタM1のゲートに接続される一方、容量素子C6を介してトランジスタM2のゲートに接続されている。
インピーダンス素子IMP3は、例えば抵抗素子RLであり、ノードN2と電源VDDとの間に接続されている。なお、抵抗素子RLは、ノードN2と電源VSSとの間に接続されていてもよい。抵抗素子RLを電源VDDおよび電源VSSのいずれに接続するかは、トランジスタM3,M4に流れる電流量に基づいて決定すればよい。
次に、本実施形態に係る低雑音増幅器の動作について説明する。入力端子Ninに入力された入力信号Vinは、トランジスタM1,M2のそれぞれのソース、ならびにトランジスタM3,M4のそれぞれのゲートに供給される。そして、トランジスタM3,M4および抵抗素子RLにより構成される増幅器によって、入力信号Vinが反転増幅される。
例えば、増幅器の利得をA、入力信号VinのレベルをVとすると、反転増幅された信号のレベルは、−A×Vで表すことができる。
この反転増幅信号は、トランジスタM1,M2のそれぞれのゲートに供給され、入力信号Vinが増幅されて、出力信号Ioutが出力端子Noutから出力される。
ここで、トランジスタM1,M2のトランスコンダクタンスをそれぞれgm1,gm2とすると、出力信号Ioutの電流量Iは、
I=gm1×V(1−(−A))+gm2×V(1−(−A))
=(gm1+gm2)×V×(1+A)
で表すことができる。なお、トランジスタM3,M4のトランスコンダクタンスをそれぞれgm3,gm4、抵抗素子RLの抵抗値をRとすると、利得Aは、
A=(gm3+gm4)×R
で表すことができる。
これに対して、従来のコンプリメンタリ構成のゲート接地型低雑音増幅器のように、上述したトランジスタM1,M2を用いて増幅器を構成した場合の出力信号Ioutの電流量Iは、
I=(gm1+gm2)×V
で表される。
つまり、本実施形態に係る低雑音増幅器の電圧電流変換利得は、従来と比較して、1+A倍となるため、より高利得となることがわかる。
以上、本実施形態に係る低雑音増幅器によると、より高い利得を得ることができるため、雑音特性を向上することができる。
また、入力信号Vinが、トランジスタM1,M2のそれぞれのソースに並列に入力される構成であるため、入力インピーダンスが非常に低く、非常に広帯域のインピーダンス整合を容易にとることができる。
さらに、低雑音増幅器を比較的簡易な回路構成で実現することができるため、特許文献2の技術における差動シングル変換等を行う回路が不要である。つまり、低雑音増幅器の低消費電力化および低コスト化を図ることができる。
なお、本実施形態に係る低雑音増幅器において、トランジスタM1,M2のそれぞれのドレインに接続されるインピーダンス素子IMP1,IMP2として、インダクタL1,L2を用いた場合について説明したが、これらに代えて、例えば、トランジスタで構成される電流源を用いてもよい。
また、インピーダンス素子IMP3として抵抗素子RL以外の素子を用いてもよい。
また、本実施形態では、AC(Alternating Current)結合のために容量素子C3〜C6を用いているが、DC結合が可能な場合は省略してもよい。例えば、電源VDDおよび電源VSSの電位差が十分にあり、インピーダンス素子IMP1,IMP2として電流源を用いた場合は、容量素子C3,C4を省略することが可能となる。
また、インダクタL2、トランジスタM4、および抵抗素子RLはそれぞれ、同一の電源VDDに接続されているが、高電位側の別々のノードに接続されていてもよい。
また、インダクタL1およびトランジスタM3はそれぞれ同一の電源VSSに接続されているが、低電位側の別々のノードに接続されていてもよい。
<第2の実施形態>
図2は、第2の実施形態に係る低雑音増幅器の回路図である。図1および図2における共通の符号は、同一の構成要素を示す。本実施形態では、第1の実施形態との相違点について主に説明する。
本実施形態に係る低雑音増幅器において、インピーダンス素子IMP3としての抵抗素子RLは、トランジスタM4のゲートとドレインとの間に接続されている。
以上、本実施形態に係る低雑音増幅器によると、トランジスタM4が自己バイアスされるため、トランジスタM4のゲートにバイアス電圧を供給する必要がない。したがって、低雑音増幅器をより簡易な構成とすることができる。
なお、トランジスタM3のゲートとドレインの間に抵抗素子RLを配置してもよい。この場合、トランジスタM3が自己バイアスされるため、トランジスタM3のゲートにバイアス電圧を供給する必要がない。
<第3の実施形態>
図3は、第3の実施形態に係る低雑音増幅器の回路図である。図1および図3における共通の符号は、同一の構成要素を示す。本実施形態では、第1の実施形態との相違点について主に説明する。
本実施形態に係る低雑音増幅器は、第1のトランジスタとしてのNMOSトランジスタM1と、第2のトランジスタとしてのPMOSトランジスタM2と、第1のインピーダンス素子IMP1と、第2のインピーダンス素子IMP2と、第3のトランジスタとしてのNMOSトランジスタM3と、第4のトランジスタとしてのPMOSトランジスタM4と、第3のインピーダンス素子IMP3と、第4のインピーダンス素子IMP4と、出力端子Noutとを有する。
インピーダンス素子IMP1,IMP2はそれぞれ、例えば、インダクタL1,L2である。なお、インピーダンス素子IMP1,IMP2をそれぞれ、トランジスタで構成される電流源としてもよい。
トランジスタM3は、ソースが電源VSSに、ゲートが容量素子C3を介してトランジスタM1のソースに、ドレインがインピーダンス素子IMP3に接続されている。トランジスタM4は、ソースが電源VDDに、ゲートが容量素子C4を介してトランジスタM2のソースに、ドレインがインピーダンス素子IMP4に接続されている。
インピーダンス素子IMP3は、例えば、第5のトランジスタとしてのPMOSトランジスタM5を有し、トランジスタM2のゲートとトランジスタM3のドレインとの間に配置されている。具体的に、トランジスタM5は、ゲートとドレインとが接続されており、ソースが電源VDDに接続されている。そして、トランジスタM5のゲートおよびドレインはそれぞれ、トランジスタM2のゲートおよびトランジスタM3のドレインに接続されている。
インピーダンス素子IMP4は、例えば、第6のトランジスタとしてのNMOSトランジスタM6を有し、トランジスタM1のゲートとトランジスタM4のドレインとの間に配置されている。具体的に、トランジスタM6は、ゲートとドレインとが接続されており、ソースが電源VSSに接続されている。そして、トランジスタM6のゲートおよびドレインはそれぞれ、トランジスタM1のゲートおよびトランジスタM4のドレインに接続されている。
以上のように構成された低雑音増幅器では、入力された入力信号Vinが、トランジスタM3,M5で構成される増幅器およびトランジスタM4,M6で構成される増幅器のそれぞれによって反転増幅される。反転増幅された信号がトランジスタM1,M2のそれぞれのゲートに供給されることにより、入力信号Vinが増幅されて、出力信号Ioutが出力される。
本実施形態において、出力信号Ioutの電流量Iは、トランジスタM1〜M6のトランスコンダクタンスをそれぞれgm1〜gm6とし、入力信号VinのレベルをVとすると、
I=gm1×V(1+gm4/gm6)+gm2×V(1+gm3/gm5)
で表すことができる。
したがって、gm4>>gm6、およびgm3>>gm5と設定することによって、より高い利得を得ることができる。
また、本実施形態によると、図1および図2に示す容量素子C5,C6が不要となるため、低雑音増幅器の回路面積を縮小することができる。
<第4の実施形態>
図4は、第4の実施形態に係る低雑音増幅器の回路図である。図3および図4における共通の符号は、同一の構成要素を示す。本実施形態では、第3の実施形態との相違点について主に説明する。
本実施形態に係る低雑音増幅器において、インピーダンス素子IMP3は、トランジスタM5と、トランジスタM5のゲートとドレインとの間に接続される抵抗素子R1とを有する。
また、インピーダンス素子IMP4は、トランジスタM6と、トランジスタM6のゲートとドレインとの間に接続される抵抗素子R2とを有する。
以上、本実施形態のように低雑音増幅器を構成してもよい。これにより、利得のさらなる向上、および雑音特性のさらなる改善を図ることができる。
<第5の実施形態>
図5は、第5の実施形態に係る低雑音増幅器の回路図である。図5の低雑音増幅器は、入力端子Ninと、第1のトランジスタとしてのPMOSトランジスタM1と、第2のトランジスタとしてのNMOSトランジスタM2と、第1のインピーダンス素子IMP1と、第3のトランジスタとしてのNMOSトランジスタM3と、第4のトランジスタとしてのPMOSトランジスタM4と、出力端子Noutとを有する。
トランジスタM1,M2は、例えば、高電位側の電源VDDと低電位側の電源VSSとの間に配置されており、トランジスタM1,M2のそれぞれのソースは第1のノードとしてのノードN1に接続されている。
トランジスタM1のドレインは、第1のカレントミラー回路CM1を介して電源VSSおよび出力端子Noutに接続されている。具体的に、トランジスタM1のドレインはカレントミラー回路CM1の入力に接続されており、カレントミラー回路CM1の出力は出力端子Noutに接続されている。
カレントミラー回路CM1は、NMOSトランジスタM5,M6を有する。トランジスタM5は、ドレインがトランジスタM1のドレインに、ソースが電源VSSに接続されている。また、トランジスタM5のドレインとゲートとは接続されている。
トランジスタM6は、ドレインが出力端子Noutに、ソースが電源VSSに、ゲートがトランジスタM5のゲートに接続されている。
トランジスタM2のドレインは第2のカレントミラー回路CM2を介して電源VDDおよび出力端子Noutに接続されている。具体的に、トランジスタM2のドレインはカレントミラー回路CM2の入力に接続されており、カレントミラー回路CM2の出力は出力端子Noutに接続されている。
カレントミラー回路CM2は、PMOSトランジスタM7,M8を有する。トランジスタM7は、ドレインがトランジスタM2のドレインに、ソースが電源VDDに接続されている。また、トランジスタM7のドレインとゲートとは接続されている。
トランジスタM8は、ドレインが出力端子Noutに、ソースが電源VDDに、ゲートがトランジスタM7のゲートに接続されている。
トランジスタM3,M4は、例えば、電源VDDと電源VSSとの間に配置されている。具体的に、トランジスタM3は、ソースが電源VSSに、ゲートが容量素子C1を介してノードN1に、ドレインが第2のノードとしてのノードN2に接続されている。トランジスタM4は、ソースが電源VDDに、ゲートが容量素子C2を介してノードN1に、ドレインがノードN2に接続されている。
ノードN2は、容量素子C3を介してトランジスタM1のゲートに接続される一方、容量素子C4を介してトランジスタM2のゲートに接続されている。
インピーダンス素子IMP1は、例えば抵抗素子RLであり、ノードN2と電源VDDとの間に接続されている。なお、抵抗素子RLは、ノードN2と電源VSSとの間に接続されていてもよい。抵抗素子RLを電源VDDおよび電源VSSのいずれに接続するかは、トランジスタM3,M4に流れる電流量に応じて決定すればよい。
次に、本実施形態に係る低雑音増幅器の動作について説明する。電圧である入力信号Vinは、入力端子Ninから、ノードN1を介して、トランジスタM1,M2のソース、およびトランジスタM3,M4のゲートにそれぞれ供給される。そして、トランジスタM3,M4および抵抗素子RLにより構成される増幅器によって、入力信号Vinが反転増幅される。例えば、増幅器の利得をA、入力信号VinのレベルをVとすると、反転増幅された信号のレベルは、−A×Vで表すことができる。
この反転増幅信号は、トランジスタM1,M2のそれぞれのゲートに供給される。ここで、トランジスタM1,M2のトランスコンダクタンスをそれぞれgm1,gm2とすると、トランジスタM1,M2のそれぞれのドレインに流れる電流の電流量Im1,Im2は、
Im1=gm1×V(1−(−A))=gm1×V(1+A)
Im2=gm2×V(1−(−A))=gm2×V(1+A)
で表すことができる。
トランジスタM1,M2のドレインに流れる電流はカレントミラー回路CM1,CM2によって折り返されて、加算されて出力信号Ioutとなって出力端子Noutから出力される。
したがって、カレントミラー回路CM1の電流比およびカレントミラー回路CM2の電流比をそれぞれ1:Mとすると、出力信号Ioutの電流量Iは、
I=(Im1+Im2)×M=(gm1+gm2)×V(1+A)×M
で表すことができる。なお、トランジスタM3,M4のトランスコンダクタンスをそれぞれgm3,gm4、抵抗素子RLの抵抗値をRとすると、利得Aは、
A=(gm3+gm4)×R
で表される。
以上、本実施形態に係る低雑音増幅器によると、その利得は、従来のコンプリメンタリ構成のゲート接地型低雑音増幅器の利得と比べて、(1+(gm3+gm4)×R)×M倍となることがわかる。
すなわち、本実施形態によれば、利得をさらに向上することができるとともに、雑音特性をさらに改善することができる。また、上述した各実施形態と同様の効果も得ることができる。
<第6の実施形態>
図6は、第6の実施形態に係る低雑音増幅器の構成図である。図5および図6における共通の符号は、同一の構成要素を示す。本実施形態では、第5の実施形態との相違点について主に説明する。
本実施形態に係る低雑音増幅器は、図5のカレントミラー回路CM1,CM2に代えて、第2乃至第5のインピーダンス素子IMP2〜IMP5を有する。
トランジスタM1のドレインは、インピーダンス素子IMP3を介して出力端子Noutに接続され、トランジスタM2のドレインは、インピーダンス素子IMP5を介して出力端子Noutに接続されている。
インピーダンス素子IMP2は、例えば、NMOSトランジスタM5で構成される電流源である。トランジスタM5は、ドレインがトランジスタM1のドレインに、ソースが電源VSSに接続され、ゲートにバイアス電圧Vb1が供給される。
インピーダンス素子IMP3は、例えばNMOSトランジスタM6を有する。トランジスタM6は、ソースがトランジスタM1のドレインに、ドレインが出力端子Noutに接続され、ゲートにバイアス電圧Vb2が供給される。
インピーダンス素子IMP4は、例えば、PMOSトランジスタM7で構成される電流源である。トランジスタM7は、ドレインがトランジスタM2のドレインに、ソースが電源VDDに接続され、ゲートにバイアス電圧Vb3が供給される。
インピーダンス素子IMP5は、例えばNPOSトランジスタM8を有する。トランジスタM8は、ソースがトランジスタM2のドレインに、ドレインがトランジスタM6のドレインおよび出力端子Noutに接続され、ゲートにバイアス電圧Vb4が供給される。
なお、バイアス電圧Vb1〜Vb4は任意に設定すればよい。
次に本実施形態に係る低雑音増幅器の動作について説明する。入力端子Ninに入力された入力信号Vinは、ノードN1を介して、トランジスタM3,M4および抵抗素子RLにより構成される増幅器によって、反転増幅される。例えば、増幅器の利得をA、入力信号VinのレベルをVとすると、反転増幅された信号のレベルは、−A×Vで表すことができる。
この反転増幅信号は、トランジスタM1,M2のそれぞれのゲートに供給される。ここで、トランジスタM1,M2のトランスコンダクタンスをそれぞれgm1,gm2とすると、トランジスタM1,M2のそれぞれのドレインに流れる電流の電流量Im1,Im2は、
Im1=gm1×V(1−(−A))=gm1×V(1+A)
Im2=gm2×V(1−(−A))=gm2×V(1+A)
で表すことができる。
トランジスタM1,M2のそれぞれのドレインに流れる電流は、トランジスタM5,M6およびトランジスタM7,M8のそれぞれにより構成されるフォールディッドカスコード構造によって折り返されて、加算されて出力信号Ioutとなって出力端子Noutから出力される。このとき、出力信号Ioutの電流量Iは、
I=Im1+Im2=(gm1+gm2)×V(1+A)
で表すことができる。
なお、利得Aは、
A=(gm3+gm4)×R
で表される。
以上、本実施形態に係る低雑音増幅器によると、その利得は、従来のコンプリメンタリ構成のゲート接地型低雑音増幅器の利得と比べて、1+(gm3+gm4)×R倍となっていることがわかる。
すなわち、本実施形態によれば、利得の向上および雑音特性の改善を図ることができる。また、トランジスタM5,M6、およびトランジスタM7,M8のそれぞれによって構成されるフォールディッドカスコード構造を用いることで、より優れた高周波特性を有する低雑音増幅器を構成することができる。
<第7の実施形態>
図7は、第7の実施形態に係る低雑音増幅器の構成図である。図6および図7における共通の符号は、同一の構成要素を示す。本実施形態では、第6の実施形態との相違点について主に説明する。
本実施形態に係る低雑音増幅器は、インピーダンス素子IMP2としてのインダクタL1と、インピーダンス素子IMP3としての容量素子C5と、インピーダンス素子IMP4としてのインダクタL2と、インピーダンス素子IMP5としての容量素子C6とを有する。
インダクタL1は、トランジスタM1のドレインと電源VSSとの間に接続されている。容量素子C5は、トランジスタM1のドレインと出力端子Noutとの間に接続されている。
インダクタL2は、トランジスタM2のドレインと電源VDDとの間に接続されている。容量素子C6はトランジスタM2のドレインと出力端子Noutとの間に接続されている。
以上、本実施形態に係る低雑音増幅器によると、比較的簡易な構成で、第6の実施形態と同様の効果を得ることができる。
なお、上記各実施形態に係る低雑音増幅器において、上述したような効果を得ることができるのであれば、各素子に図示しない他の素子が接続されていてもよい。
本開示に係る低雑音増幅器は、低消費電力化および広帯域整合が可能であるため、移動体通信機器等のバッテリーの長寿命化およびブロードバンド化に有用であるとともに、高い利得および良好な雑音特性を有するため、通信機能を備えた各種電子機器の通信の品質向上に有用である。
C1〜C6 容量素子
CM1,CM2 カレントミラー回路
IMP1〜IMP5 インピーダンス素子
L1,L2 インダクタ
M1〜M8 トランジスタ
N1,N2 ノード
Nin 入力端子
Nout 出力端子
R1,R2,RL 抵抗素子
Vin 入力信号

Claims (16)

  1. 入力信号を増幅して出力する低雑音増幅器であって、
    ソースに前記入力信号を受ける第1のトランジスタと、
    ソースに前記入力信号を受け、ドレインが前記第1のトランジスタのドレインに電気的に接続される第2のトランジスタと、
    一端が前記第1のトランジスタのソースに電気的に接続される第1のインピーダンス素子と、
    一端が前記第2のトランジスタのソースに電気的に接続される第2のインピーダンス素子と、
    ゲートが前記第1のトランジスタのソースに電気的に接続される第3のトランジスタと、
    ゲートが前記第2のトランジスタのソースに電気的に接続され、ドレインが前記第3のトランジスタのドレインに電気的に接続される第4のトランジスタとを備え、
    前記第1および第2のトランジスタのそれぞれのドレインが電気的に接続される第1のノードは、当該低雑音増幅器の出力端子に電気的に接続されており、
    前記第3および第4のトランジスタのそれぞれのドレインが電気的に接続される第2のノードは、前記第1および第2のトランジスタのそれぞれのゲートに電気的に接続されている
    ことを特徴とする低雑音増幅器。
  2. 請求項1の低雑音増幅器において、
    一端が前記第2のノードに電気的に接続される第3のインピーダンス素子を備えている
    ことを特徴とする低雑音増幅器。
  3. 請求項1および2のいずれか1つの低雑音増幅器において、
    前記第1および第2のインピーダンス素子はそれぞれインダクタである
    ことを特徴とする低雑音増幅器。
  4. 請求項1および2のいずれか1つの低雑音増幅器において、
    前記第1および第2のインピーダンス素子はそれぞれ電流源である
    ことを特徴とする低雑音増幅器。
  5. 請求項2の低雑音増幅器において、
    前記第3のインピーダンス素子は抵抗素子である
    ことを特徴とする低雑音増幅器。
  6. 入力信号を増幅して出力する低雑音増幅器であって、
    ソースに前記入力信号を受ける第1のトランジスタと、
    ソースに前記入力信号を受け、ドレインが前記第1のトランジスタのドレインに電気的に接続される第2のトランジスタと、
    一端が前記第1のトランジスタのソースに電気的に接続される第1のインピーダンス素子と、
    一端が前記第2のトランジスタのソースに電気的に接続される第2のインピーダンス素子と、
    ゲートが前記第1のトランジスタのソースに電気的に接続される第3のトランジスタと、
    ゲートが前記第2のトランジスタのソースに電気的に接続される第4のトランジスタと、
    前記第2のトランジスタのゲートと前記第3のトランジスタのドレインとに電気的に接続される第3のインピーダンス素子と、
    前記第1のトランジスタのゲートと前記第4のトランジスタのドレインとに電気的に接続される第4のインピーダンス素子とを備え、
    前記第1および第2のトランジスタのそれぞれのドレインが電気的に接続されるノードは、当該低雑音増幅器の出力端子に電気的に接続されている
    ことを特徴とする低雑音増幅器。
  7. 請求項6の低雑音増幅器において、
    前記第3のインピーダンス素子は、ゲートとドレインとが電気的に接続されるとともに、当該ゲートおよびドレインがそれぞれ前記第2のトランジスタのゲートおよび前記第3のトランジスタのドレインに電気的に接続される第5のトランジスタを有し、
    前記第4のインピーダンス素子は、ゲートとドレインとが電気的に接続されるとともに、当該ゲートおよびドレインがそれぞれ前記第1のトランジスタのゲートおよび前記第4のトランジスタのドレインに電気的に接続される第6のトランジスタを有する
    ことを特徴とする低雑音増幅器。
  8. 請求項7の低雑音増幅器において、
    前記第5および第6のトランジスタのそれぞれのゲートとドレインとの間には、抵抗素子が接続されている
    ことを特徴とする低雑音増幅器。
  9. 請求項6乃至8のいずれか1つの低雑音増幅器において、
    前記第1および第2のインピーダンス素子はそれぞれインダクタである
    ことを特徴とする低雑音増幅器。
  10. 請求項6乃至8のいずれか1つの低雑音増幅器において、
    前記第1および第2のインピーダンス素子はそれぞれ電流源である
    ことを特徴とする低雑音増幅器。
  11. 入力信号を増幅して出力する低雑音増幅器であって、
    ドレインが当該低雑音増幅器の出力端子に電気的に接続される第1のトランジスタと、
    ソースが前記第1のトランジスタのソースに、ドレインが前記出力端子に、それぞれ電気的に接続される第2のトランジスタと、
    ゲートが、前記第1および第2のトランジスタのそれぞれのソースが電気的に接続される第1のノードに電気的に接続される第3のトランジスタと、
    ゲートが前記第1のノードに電気的に接続され、ドレインが前記第3のトランジスタのドレインに電気的に接続される第4のトランジスタとを備え、
    前記第3および第4のトランジスタのそれぞれのドレインが電気的に接続される第2のノードは、前記第1および第2のトランジスタのそれぞれのゲートに電気的に接続されており、
    前記第1のノードに前記入力信号が供給される
    ことを特徴とする低雑音増幅器。
  12. 請求項11の低雑音増幅器において、
    前記第2のノードに電気的に接続される第1のインピーダンス素子を備えている
    ことを特徴とする低雑音増幅器。
  13. 請求項11および12のいずれか1つの低雑音増幅器において、
    入力が前記第1のトランジスタのドレインに電気的に接続される第1のカレントミラー回路と、
    入力が前記第2のトランジスタのドレインに電気的に接続される第2のカレントミラー回路とを備え、
    前記第1および第2のカレントミラー回路のそれぞれの出力は互いに電気的に接続されるとともに、前記出力端子に電気的に接続されている
    ことを特徴とする低雑音増幅器。
  14. 請求項11および12のいずれか1つの低雑音増幅器において、
    それぞれの一端が前記第1のトランジスタのドレインに電気的に接続される第2および第3のインピーダンス素子と、
    それぞれの一端が前記第2のトランジスタのドレインに電気的に接続される第4および第5のインピーダンス素子とを備え、
    前記第3および第5のインピーダンス素子のそれぞれの他端は互いに電気的に接続されるとともに、前記出力端子に電気的に接続されている
    ことを特徴とする低雑音増幅器。
  15. 請求項14の低雑音増幅器において、
    前記第2および第4のインピーダンス素子はそれぞれ電流源であり、
    前記第3および第5のインピーダンス素子はそれぞれトランジスタである
    ことを特徴とする低雑音増幅器。
  16. 請求項14の低雑音増幅器において、
    前記第2および第4のインピーダンス素子はそれぞれインダクタであり、
    前記第3および第5のインピーダンス素子はそれぞれ容量素子である
    ことを特徴とする低雑音増幅器。
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