JP2015121507A - 測定装置、キャリブレーション装置、及び表示装置 - Google Patents

測定装置、キャリブレーション装置、及び表示装置 Download PDF

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Abstract

【課題】暗色を測定精度を維持しながら短時間で測定し、校正処理全体のより一層の時間短縮を実現する。【解決手段】表示装置の画面からの光を検出するセンサから検出値を取得する取得手段と、前記取得手段から取得する検出値に基づき前記表示装置の表示特性の測定値を求める測定手段と、を有する測定装置であって、前記センサは、所定の精度で検出するために必要な測定時間が光の強度によって変化する特性を有しており、前記測定手段は、前記表示装置が第1の表示条件で画像表示する場合の表示特性の測定値を、前記第1の表示条件とは異なる表示条件であって前記測定時間が第1の表示条件で画像表示する場合より短くなる複数の第2の表示条件で前記表示装置に画像表示させたときに前記取得手段から取得する検出値に基づいて求めることを特徴とする測定装置。【選択図】図3

Description

本発明は、測定装置、キャリブレーション装置、及び表示装置に関するものである。
近年、印刷・製版用原稿作成、フォトレタッチ、医用画像閲覧など様々な用途において、液晶ディスプレイをはじめとする表示装置には、高精度な色再現が求められるようになっている。このような表示装置では、精度を保つため、校正(キャリブレーション)と呼ばれる処理が行われる。
校正を行う項目としては、輝度、白色点、ガンマ等がある。輝度は、表示装置の画面の明るさである。白輝度は白表示時の輝度、黒輝度は黒表示時の輝度である。白色点とは、白表示のときの色度点である。ガンマとは、表示装置に入力される画像信号と実際に画面上に表示される画像の輝度との関係を表す指数関数の特性値であり、一般的な表示装置では2.2又は1.8の値を取る。
校正は測色器とPC(パーソナルコンピュータ)にインストールされた校正プログラムを用いて行うことができる。測色器は、入射する光量を測定し、測定結果を表示特性値としてPCに送信するものであり、測定対象の表示装置の画面上に密着させて、又は一定の距離を置いて設置して使用する。測色器にはフィルタ型と分光型の2種類が存在し、高精度な測定には分光型が用いられる。測色器が出力する表示特性値の種類は、XYZ三刺激値や分光特性が知られている。XYZ三刺激値はCIE(国際照明委員会)で規定される、表示装置に依存しない色の尺度である。分光特性とは、波長毎の強度値の集合として表される、分光放射輝度又は分光強度である。XYZ三刺激値はCIE(国際照明委員会)で規定される等色関数を用いて分光特性から計算することができる。
校正プログラムは、前記測色器から取得した測定値に基づき、測定値と目標値との乖離を縮小するように、PCから表示装置へ出力する画像信号又は表示装置内の表示制御回路の動作を調整する。具体的な校正方法としては、測色器による測定値が、各校正項目に対して設定した目標値に一致するまで、測定と調整を繰り返す手順が知られている。例えばガンマの場合、(0,0,0),(8,8,8),(16,16,16),…(255,255,255)といった代表的な階調のRGB値を持つカラーパッチを表示し、XYZ三刺激値を測定する。そして、目標ガンマ値、カラーパッチのRGB値、白表示時のXYZ三刺激値、黒表示時のXYZ三刺激値から導き出される各階調の目標XYZ三刺激値が測定値に一致するように測定と調整を繰り返す。
校正処理は、表示装置を市場に出荷する前に表示装置のメーカーによって、又はユーザによる表示装置の使用が開始されてからはユーザによって、行われる。前者の場合は多数の表示装置を校正する必要があるため、後者の場合は校正によるユーザ作業の中断時間を削減するため、短時間で校正処理を行えることが求められている。
校正時間の大部分を占めるのは、測色器による測定時間である。特にガンマ、黒輝度の調整時に必要な、暗色(低輝度色)の測定には、SN比が低下しないよう測色器内のイメージセンサの露光時間を長く取らなければならず、数秒から数十秒の時間がかかる。このため、校正全体の長時間化を招いてしまう。図10に表示装置の表示面の輝度と、必要な測定時間との関係を示す。表示面輝度と測定時間は反比例の関係にあり、輝度が低くなると急激に測定時間が長くなってしまう。測定対象の輝度が予め判っていない状況では、測定対象が暗色であることを想定して測定時間を設定する必要がある。そのため、実際には
測定対象が明色(高輝度色)であった場合には不必要に長い測定時間をかけることになり非効率であった。
これに対し、特許文献1には、ICC(International Color Consortium)プロファイル等に予め格納した定義情報に基づいて表示輝度を推定し、最適な測定時間を測色器に設定し、測定を行う技術が開示されている。これにより、複数色のカラーパッチの測定において、どの色の測定にも一律に暗色の測定に要する測定時間を設定することによる校正処理の時間短縮を図っている。
特開2010−237350号公報
しかしながら、上述した従来の技術では、明色については余分にかかっていた測定時間を短縮できるものの、暗色になるほど短縮効果が少ない。そこで、本発明は、暗色を測定精度を維持しながら短時間で測定し、校正処理全体のより一層の時間短縮を実現することを目的とする。
本発明は、表示装置の画面からの光を検出するセンサから検出値を取得する取得手段と、
前記取得手段から取得する検出値に基づき前記表示装置の表示特性の測定値を求める測定手段と、
を有する測定装置であって、
前記センサは、所定の精度で検出するために必要な測定時間が光の強度によって変化する特性を有しており、
前記測定手段は、前記表示装置が第1の表示条件で画像表示する場合の表示特性の測定値を、前記第1の表示条件とは異なる表示条件であって前記測定時間が第1の表示条件で画像表示する場合より短くなる複数の第2の表示条件で前記表示装置に画像表示させたときに前記取得手段から取得する検出値に基づいて求めることを特徴とする測定装置である。
本発明は、表示装置の画面からの光を検出するセンサから検出値を取得する取得工程と、
前記取得工程で取得する検出値に基づき前記表示装置の表示特性の測定値を求める測定工程と、
を有する測定装置の制御方法であって、
前記センサは、所定の精度で検出するために必要な測定時間が光の強度によって変化する特性を有しており、
前記測定工程では、前記表示装置が第1の表示条件で画像表示する場合の表示特性の測定値を、前記第1の表示条件とは異なる表示条件であって前記測定時間が第1の表示条件で画像表示する場合より短くなる複数の第2の表示条件で前記表示装置に画像表示させたときに前記取得工程で取得する検出値に基づいて求めることを特徴とする測定装置の制御方法である。
本発明によれば、暗色を測定精度を維持しながら短時間で測定し、校正処理全体のより一層の時間短縮を実現することができる。
表示装置と実施例1に係る校正装置との概略構成を示す図。 実施例1に係る校正装置の構成要素を示すブロック図。 実施例1に係る校正プログラムの構成要素を示すブロック図。 実施例1に係る校正プログラムの処理フローを示す図。 表示装置の発光原理を示す概念図。 短縮可能な測定時間を表す図。 実施例2に係る温度補償テーブルを表す図。 実施例2に係る校正プログラムの構成要素を示すブロック図。 実施例2に係る校正プログラムの処理フローを示す図。 表示装置の輝度と測定時間を示す図。
(実施例1)
以下、本発明の実施例1に係る表示システムについて説明する。
実施例1では、表示装置と、表示装置の分光特性を測定する測定装置による測定結果に基づき表示装置を校正する校正装置(キャリブレーション装置)と、から構成される表示システムへの本発明の適用例を説明する。測定装置は、異なるバックライト輝度で異なるカラーパッチを表示した場合の分光特性を計3種類測定し、その3種の分光特性に基づいて、任意のバックライト輝度における、任意のカラーパッチの分光特性の測定値を導出する。
図1は、実施例1に係る表示システムの構成を示す概略図である。このシステムは校正装置100と校正対象である表示装置110により構成される。校正装置100は、PC101とPC101に接続された測色器102により構成される。測色器102は表示装置110の画面からの光を検出するセンサであり、所定の精度で検出するために必要な測定時間(受光時間)が検出する光の強度によって変化する特性を有するものとする。すなわち、図10のように、測定対象の輝度が低いほど、所定の精度で検出するために必要な測定時間が増大する特性を有する。PC101と表示装置110との間では画像信号と制御信号が伝送される。画像信号は表示装置110に表示する画像の画像信号であり、例えばDisplay Port、DVI(Digital Visual Interface)等の画像伝送インタフェースを用いて伝送される。また、制御信号はPC101から表示装置110のバックライト輝度を変更したり、表示制御回路を調整したりするための信号である。制御信号は例えば、USB(Universal Serial Interface)、Ethernet(登録商標)等の通信インタフェースを用
いて送受信が行われる。なお、制御信号は例えばDDC/CI(Display Data Channel/Command Interface)等のインタフェース技術を用いて、画像信号と重畳させ、一本の物理ケーブルで伝送してもよい。校正装置100と表示装置110との間の信号の送受信方法は上記の例に限られない。
図2は、PC101内の構成要素を表すブロック図である。
記憶装置201は、校正プログラム202が格納される不揮発性の記憶装置であり、例えばHDD(Hard Disk Drive),SSD(Solid State Drive)等が用いられる。
校正プログラム202は、実施例1に係る校正処理を行うソフトウェアである。
メインメモリ203は、校正プログラム202や処理に用いる変数の情報等を格納する一時的な記憶領域である。
CPU204は、PC101において、各種制御処理を担うCPU(Central Processor Unit)であり、記憶装置201に格納された校正プログラム202をメインメモリ203にロードし、実行する。
画像出力部205は、校正プログラム202が生成するパッチ画像の画像信号を画像伝送インタフェースを用いて表示装置110に出力する。
インタフェース部206は、PC101と、測色器102及び表示装置110と、を接続するインタフェースである。
記憶装置201〜インタフェース部206の各構成要素同士は内部バス207によって相互に接続され、データの送受信が内部バス207を介して実行される。
図3は、校正プログラム202内の構成要素を表すブロック図である。
校正制御部301は、ユーザからの目標値入力、校正開始及び終了の指示を受け付け、輝度調整部302及びガンマ調整部303における調整処理の開始及び終了を制御する。
輝度調整部302は、輝度調整に必要なカラーパッチRGB値を保持し、測定部304にカラーパッチの測定を指示し、結果として取得した測定値を基に、表示装置110内の表示制御回路の輝度調整値を生成し、調整値出力部306に調整値の書き込みを指示する。
ガンマ調整部303は、輝度調整部302と同様に、ガンマ調整に必要なカラーパッチRGB値を保持し、測定部304、演算部305、調整値出力部306に指示を行い、ガンマ調整値を表示装置110に書き込む。
測定部304は、輝度調整部302、ガンマ調整部303からの指示に基づき、カラーパッチ画像(色票)を生成し、図2の画像出力部205からカラーパッチ画像の画像信号を出力する。また測定部304は、図2の測色器102からカラーパッチを表示装置110に表示させたときの検出値を取得し、表示装置110の表示特性の測定値として分光特性値を求める。測定部304は、必要に応じて演算部305に演算指示を行い、結果として取得した分光特性値からXYZ三刺激値を計算し、輝度調整部302又はガンマ調整部303に通知する。
演算部305は、測定部304から取得した分光特性値から測定対象の分光特性値を演算する。
調整値出力部306は、輝度調整部302又はガンマ調整部303で生成された輝度調整値又はガンマ調整値を図2の表示装置110に書き込む。
次に、図4のフローチャートを用いて、校正プログラム202が、ガンマ調整を行う場合の処理詳細について説明する。実施例1では、表示装置110が第1の表示条件で画像表示する場合の表示特性(分光特性)の測定値を、第1の表示条件とは異なる複数の第2の表示条件で表示装置110に実際に画像表示させたときの測色器102による検出値に基づいて求める。
実施例1では、表示条件は、表示装置110のバックライト輝度及び表示装置110に表示させる色票(カラーパッチ)の階調値(画素値)の組み合わせにより指定されるものとする。
第1の表示条件は、第1のバックライト輝度及び第1の階調値により指定されるものとする。第1の表示条件が測定対象の表示条件である。
また、複数の第2の表示条件は、第1のバックライト輝度及び第2の階調値の組み合わせ、第2のバックライト輝度及び第1の階調値の組み合わせ、第2のバックライト輝度及び第2の階調値の組み合わせによりそれぞれ指定される3つの表示条件を含むものとする。ここで、第2の階調値は第1の階調値より高く、第2のバックライト輝度は第1のバックライト輝度より高い。実施例1の測色器102は、上述のように測定対象の表示輝度が低いほど測定時間が長くかかるため、上記第2の表示条件で画像表示した場合の各々では
、第1の表示条件で画像表示する場合より、測定時間が短くなる。
また、実施例1では、色票の階調値(カラーパッチの画素値)が異なる複数の第1の表示条件について、分光特性の測定値を複数の第2の表示条件での実測値に基づく計算により求める例を示す。これは、複数の第1の表示条件での分光特性の測定値に基づくキャリブレーションを行うためであり、必ずしも複数の第1の表示条件について、分光特性の測定値を複数の第2の表示条件での実測値に基づく計算により求めることに限らない。
以下では、例として次の条件において測定を行う場合を説明する。
表示装置110はバックライトの輝度レベル値を変更することによりバックライト輝度を変更可能であり、輝度レベル値を設定可能な範囲は0〜500とする。表示装置110に入力される画像信号は各画素についてそれぞれRGB値で(0,0,0)〜(255,255,255)の値を取るものとする。
測定対象となるカラーパッチ、すなわち第1のカラーパッチの画素値(第1の階調値)は、(0,0,0),(16,16,16),…,(255,255,255)の順に全16種類とする。測定対象のバックライト発光強度(第1のバックライト輝度)は、バックライト輝度レベル値100とする。
また、第2のカラーパッチの画素値(第2の階調値)は表示装置110に入力可能な画像の最も輝度レベルが高い白(最大階調値)、つまりRGB(255,255,255)を用いる。第2のバックライト輝度は、最大輝度であるバックライト輝度レベル値500とする。すなわち、第2の階調値は第1の階調値より高く、第2のバックライト輝度は第1のバックライト輝度より高い。
図4のフローチャートは、校正制御部301がガンマ調整部303に対しガンマ調整開始を指示した時点で開始する。
ステップS401において、ガンマ調整部303は、測定対象である第1のカラーパッチの画素値を決定する。前述の16種類のRGB値から未測定の値を用いる。
ステップS402において、測定部304は、測定対象の第1の表示条件が所定の暗色条件であるか判定する。ここでは、測定部304は、ステップS401で決定した測定対象カラーパッチが暗色かどうかを判定する。所定の閾値、例えば(10,10,10)より低いRGB値を持つカラーパッチを暗色と判定する。暗色の場合はステップS403の処理を行う。暗色でない場合はステップS412の処理を行う。なお、判定方法は上記に限定するものではなく、例えば測定対象バックライト輝度と測定対象カラーパッチのRGB値から表示装置110の画面上の表示輝度(表示面輝度)を推定し、表示面輝度が所定の閾値を下回る場合に暗色と判定してもよい。また、測定対象バックライト輝度が閾値より低い場合に暗色と判定してもよい。また、複数の第2の表示条件で画像表示する場合に要する測色器102による測定時間の合計が、測定対象の第1の表示条件で画像表示する場合に要する測定時間よりも短い場合に、暗色と判定してもよい。
ステップS403において、測定部304は、第2のカラーパッチ画像、すなわちRGB(255,255,255)の一様白色画像を生成し、画像出力部205を通して表示装置110へ出力する。このとき、バックライト輝度は第1のバックライド輝度、すなわちバックライト輝度レベル値100であるとする。
ステップS404において、測定部304は、インタフェース部206を通して測色器102へ測色指示を送信し、表示装置110の表示面について第1の分光特性を測定する。
ステップS405において、測定部304は、インタフェース部206を通して表示装置110へバックライト輝度変更指示を送信し、表示装置110のバックライト輝度レベル値を第2のバックライト輝度、すなわちバックライト輝度レベル値500に変更する。
ステップS406において、測定部304は、第2のカラーパッチ画像、すなわちRGB(255,255,255)の一様白色画像を生成し、画像出力部205を通して表示装置110へ出力する。
ステップS407において、測定部304は、インタフェース部206を通して測色器102へ測色指示を送信し、表示装置110の表示面について第2の分光特性を測定する。
ステップS408において、測定部304は、第1のカラーパッチ画像を生成し、画像出力部205を通して表示装置110へ出力する。
ステップS409において、測定部304は、インタフェース部206を通して測色器102へ測色指示を送信し、表示装置110の表示面について第3の分光特性を測定する。
ステップS410において、測定部304は、インタフェース部206を通して表示装置110へバックライト輝度変更指示を送信し、表示装置110のバックライト輝度レベル値を第1のバックライト輝度、すなわちバックライト輝度レベル値100に戻す。
ステップS411において、演算部305は、ステップS402で測定した第1の分光特性、S405で測定した第2の分光特性、S407で測定した第3の分光特性から、測定対象の分光特性を算出する。上記のように、
第1の分光特性S(λ)は、第1のバックライト輝度(測定対象:100)で第2のカラーパッチ(白パッチ)を表示したときの分光特性である。
第2の分光特性S(λ)は、第2のバックライト輝度(最大輝度:500)で第2のカラーパッチ(白パッチ)を表示したときの分光特性である。
第3の分光特性S(λ)は、第2のバックライト輝度(最大輝度:500)で第1のカラーパッチ(測定対象パッチ)を表示したときの分光特性である。
測定対象の分光特性S(λ)は、第1のバックライト輝度(測定対象:100)で第1のカラーパッチ(測定対象パッチ)を表示する場合の分光特性である。
測定対象の分光特性S(λ)は実測せず、以下の式(1)により算出する。

(λ)=S(λ)/S(λ)×S(λ) ・・・(1)
ステップS412において、測定部304は、第1のカラーパッチ画像を生成し、画像出力部205を通して表示装置110へ出力する。
ステップS413において、測定部304は、インタフェース部206を通して測色器102へ測色指示を送信する。そして、表示装置110の表示面について第1のバックライト輝度で第1のカラーパッチを表示したときの分光特性、すなわち測定対象の分光特性S(λ)を測定する。
ステップS414において、測定部304は、ステップS411又はS413で算出した分光特性S(λ)から、XYZ刺激値を求める。この計算は等色関数を用いて以下のように求めることができる。ここで、nは測定した分光特性の波長数、Δλは測定した分光特性の波長幅、
Figure 2015121507
は等色関数である。

Figure 2015121507
なお、第2の分光特性値は、表示装置110の経時劣化、設置環境の温度変化が起こらない限り一定と考えられる。従って、一旦図4の処理フローにより暗色カラーパッチを測定した後、続けて同一又は異なる暗色カラーパッチを測定する場合には、第2の分光特性値を測定するステップである、ステップS406、S407はスキップしてもよい。すなわち、複数の第2の表示条件において、第2の階調値(RGB(255,255,255))を共通とする。そして、いずれかの(例えば初回の)第1の表示条件での測定値を求める際に取得した第2の表示条件での検出値のうち、第2のバックライト輝度及び第2の階調値により指定される表示条件での検出値を、他の第1の表示条件での測定値を求める際にも用いる。
同様に、第1の分光特性値は、表示装置110の経時劣化、設置環境の温度変化、及び測定対象のバックライト輝度の変更が発生しない限り一定と考えられる。従って、一旦図4の処理フローにより暗色カラーパッチを測定した後、続けて同一のバックライト輝度で同一又は異なる暗色カラーパッチを測定する場合には、第1の分光特性値を測定するステップである、ステップS403、S404はスキップしてもよい。すなわち、複数の第2の表示条件において、第2の階調値(RGB(255,255,255))を共通とする。そして、いずれかの(例えば初回の)第1の表示条件での測定値を求める際に取得した第2の表示条件での検出値のうち、第1のバックライト輝度及び第2の階調値により指定される表示条件での検出値を、他の第1の表示条件での測定値を求める際にも用いる。
ステップS415において、ガンマ調整部303は、測定すべきカラーパッチ(実施例1の場合は16種類のカラーパッチ)を、全て測定済みかどうか判定する。測定済みの場合はステップS416の処理を行い、未測定のカラーパッチがある場合はステップS401の処理に戻る。
ステップS416において、ガンマ調整部303は、カラーパッチ16種類の測定値より、調整値を算出する。この調整値は例えば入力RGB値に対する出力RGB値を格納したLUT(ルックアップテーブル)の形式で生成される。
ステップS417において、調整値出力部306は、ステップS415で生成した調整値を、インタフェース部206を通して表示装置110へ書き込む。
なお、以上ではガンマ調整を行う場合について説明したが、輝度調整を行う場合も同様の処理フローとなる。ガンマ調整との違いはガンマ調整部303が担う処理が輝度調整部
302で行われる点、及び測定対象となるカラーパッチの種類及び数、調整値の内容及び算出方法である。ガンマや輝度以外の校正項目に関しても、その校正項目が暗色の測定を必要とする場合、実施例1の処理方法は応用可能である。
次に、図5を用いて、実施例1による測定方法が、測定精度を保つ原理について説明する。図5は、バックライトを有する表示装置110における発光成分を表した概念図である。表示装置110はバックライト501と表示パネル502により構成される。バックライト501は背面から表示パネル502を照明する光源である。バックライト501は、例えばCCFL(Cold Cathode Fluorescent Lamp:冷陰極管),LED(Light Emitting Diode:発光ダイオード)などの発光体により構成される。表示パネル502はバッ
クライト501の光源から発せられた光の透過率を調節することで画像を表示する。表示パネル502は、例えば液晶とカラーフィルタにより構成され、液晶は電圧印加により配向を変化させることで階調を表現し、カラーフィルタは色素の吸収を利用して各画素の透過光をR、G、Bの3原色にして、加法混色により色彩を表現する。バックライト501から発せられた光は表示パネル502を画素毎の透過率で透過して観察者503に観察される。
表示装置110より発光される光の分光特性S(λ)は、バックライト501の分光特性をB(λ)、表示パネル502の分光透過特性をT(λ)とすると、以下の式で表すことができる。なおλは波長を表す。

S(λ)=B(λ)×T(λ) ・・・(3)
ここで、第1のバックライト輝度におけるバックライト501の分光特性をB(λ)、第2のバックライト輝度におけるバックライト501の分光特性をB(λ)とする。第1のカラーパッチ表示時の表示パネル502の分光透過率をT(λ)、第2のカラーパッチ表示時の表示パネル502の分光透過率をT(λ)とするる。この場合、第1の分光特性S(λ)、第2の分光特性S(λ)、第3の分光特性S(λ)はそれぞれ以下の式で表すことができる。

(λ)=B(λ)×T(λ) ・・・(4)
(λ)=B(λ)×T(λ) ・・・(5)
(λ)=B(λ)×T(λ) ・・・(6)

式(4)、(5)、(6)より、式(1)を導くことができる。

(λ)=B(λ)×T(λ)
=B(λ)/B(λ)×B(λ)×T(λ)
=S(λ)/S(λ)×S(λ) ・・・(1)
つまり、第1の分光特性と第2の分光特性の比S(λ)/S(λ)は、第1のバッ
クライト輝度と第2のバックライト輝度におけるバックライト分光特性の比B(λ)/B(λ)に等しい。そのため、これに第2のバックライト輝度における第1のカラーパッチ表示時の分光特性S(λ)を乗じることで、第1の分光特性S(λ)から第3の分光特性S(λ)と同様の測定精度で測定対象の分光特性S(λ)を求めることができる。
次に、図6を用いて、実施例1の測定方法により得られる、測定時間の短縮効果につい
て説明する。
実施例1では、測定に長時間かかる暗色パッチ表示時の分光特性S(λ)の実測を行わず、より短時間で測定可能な明色パッチ表示時の分光特性S(λ)、S(λ)、S(λ)の実測値から演算によりS(λ)を求める。これにより測定対象の暗色パッチ表示時の分光特性S(λ)の測定時間を短縮する。
(λ)、S(λ)、S(λ)、S(λ)についてそれぞれ実測する場合、十分な測定精度を保つために必要な測定時間をそれぞれt、t、t、tとする。t、tは白パッチ表示時であるため、表示装置110の表示面の輝度は高く、測定時間の大小関係にはt>>t、t>>tが成り立つ。また、表示面輝度と測定時間は反比例の関係にあり、暗色においては少ない輝度差で測定時間に大きな差が出る。そのため、図6に示すように同じ暗色パッチでもバックライトを最大輝度とした場合の分光特性S(λ)の測定に必要な時間tは、バックライトを測定対象の輝度(<最大輝度)とした場合の分光特性S(λ)の測定に必要な時間tより十分に小さい。すなわち、t>>tの大小関係が成り立つ傾向がある。この場合、t+t+t<tとなるため、測定時間の短縮が可能となる。
本発明により短縮できる測定時間Δtは以下の式で表すことができる。

Δt=t−(t+t+t) ・・・(7)
なお、第2のバックライト輝度が第1のバックライト輝度に比べ十分高く設定できない場合、あるいは第1のカラーパッチの輝度レベルが高い場合、tとtの差が小さくなり、t+t+t>tとなる可能性がある。しかし、実施例1では、測定対象のバックライト輝度及び測定対象カラーパッチのRGB値に基づいて、t+t+tとtの大小関係に応じてS(λ)、S(λ)、S(λ)を実測するか、S(λ)を実測するかの判定を行う(ステップS402)。これにより、測定時間がかえって延びることを抑制できる。
また、前述のように、複数種類の暗色を測定する場合、第1の分光特性及び第2の分光特性は繰り返し測定する必要がないため、測定対象の暗色が多いほど、時間短縮の効果は大きくなる。
以上述べたように、実施例1では、短時間で測定可能な比較的明るい色の分光特性に基づいて暗色の分光特性を算出することで、測定精度を維持しつつ短時間で暗色を測定できる。これによりディスプレイの校正全体にかかる時間の短縮を実現することが可能となる。
(実施例2)
以下、本発明の実施例2に係る表示装置及びその制御方法について説明する。実施例1と同様の機能・要素・処理には同じ符号を付し、説明は省略する。
温度特性(透過率特性の温度依存性)が大きな表示パネルを表示装置に用いている場合、バックライト輝度を変更すると、バックライト周辺の温度変化の影響を受け、表示パネルの透過率が変化してしまう事象が起こり得る。この事象は、表示装置内部で熱対流しやすい構造の表示装置で起こり易い。例えばバックライト輝度をそれまでに比べ大きく変更し、バックライトから表示パネルへの熱移動が十分に進展する程度の時間が経過してから当該変更後のバックライト輝度での測定を行うような場合に顕著となる。
実施例2では、表示パネルの温度変化に伴う表示パネルの透過率変化を、温度補償テーブルを用いた補正により補償し、測定精度の低下を抑制する。
図7は、実施例2に係る温度補償テーブルの例である。温度補償テーブルはバックライ
ト輝度レベルに対する波長毎の分光特性値の補正係数を格納したテーブルである。実施例2ではバックライト輝度レベルとしているが、バックライトの発光強度を示す特性値であれば、他の特性値、例えば表示面の白輝度実測値などを用いてもよい。また、表示装置に表示パネル表面の温度を測定する温度センサを設け、温度補償テーブルは温度センサ値に対する波長毎の分光特性値の補正係数を格納する形式としてもよい。図7の例では、バックライト輝度レベル値100の場合を基準とした補正係数を温度補償テーブルに格納している。
図8は実施例2に係る校正プログラム202内の構成要素を表すブロック図である。実施例1で説明した図3の校正プログラム202との相違点は、測定部304が温度補償テーブル801から補正係数を取得して測定値を補正する点である。
温度補償テーブル801は、表示装置110の出荷前に測定したデータを基に、校正プログラム202に予め格納される。
次に、図9のフローチャートを用いて、実施例2に係る校正プログラム202が、ガンマ調整を行う場合の処理詳細について説明する。実施例1で説明した図4のフローチャートとの相違点は、ステップS411の後にステップS901を実行する点である。
ステップS901において、校正プログラム202は、第2のバックライト輝度における輝度レベル値と温度補償テーブルとから波長毎の補正係数を決定し、ステップS411で算出した分光特性に乗じる。第2のバックライト輝度における輝度レベルをL、補正係数をC(L,λ)とすると、補正後の分光特性値S(λ)’は以下の式により求められる。

(λ)’=S(λ)×C(L,λ) ・・・(8)
実施例2では、表示パネルの透過率の温度特性や表示装置の内部構造などの要因により、バックライト輝度の変更にともなって表示パネルの分光透過率が変わってしまうような場合でも、分光特性の補正を行うことで、測定精度を維持することが可能となる。
なお上記実施例ではPC101が校正プログラム202を有する構成を例示したが、表示装置110が校正プログラム202を有する構成でもよい。その場合、表示装置110に、校正プログラム202を記憶する記憶装置201、校正プログラム202の各処理を実行するCPU204、測色器102との間で測定指示及び測定結果の通信を行うインタフェース部206等が備わる。また、校正プログラム202は、可搬メモリやハードディスク、光ディスク等の外部記憶媒体から、或いは有線又は無線の通信手段を介して、PC101や表示装置110に読み込まれる構成でも良い。
実施例では測色器102により表示装置の表示面の分光特性を測定する場合を説明したが、本発明は、測定対象の表示特性と、その表示特性を十分な精度で測定するために必要な時間と、の関係が図10に示すような輝度に応じた関係になっている場合に適用できる。すなわち、測定対象の表示特性が、長い測定時間を要する場合、実測せず、短い測定時間で済む他の所定の表示特性を複数種類実測し、当該複数種類の実測結果に基づき、測定対象の表示特性を計算により求める。高精度の測定に要する測定時間の輝度に応じた変化が図10に示すように低輝度で著しく長くなる場合には、本発明の方法により測定対象の表示特性の実測に代えて複数回の実測を行っても、複数回の実測に要する時間の合計の方が短くなる。
<その他の実施形態>
記憶装置に記録されたプログラムを読み込み実行することで前述した実施形態の機能を実現するシステムや装置のコンピュータ(又はCPU、MPU等のデバイス)によっても、本発明を実施することができる。また、例えば、記憶装置に記録されたプログラムを読み込み実行することで前述した実施形態の機能を実現するシステムや装置のコンピュータによって実行されるステップからなる方法によっても、本発明を実施することができる。この目的のために、上記プログラムは、例えば、ネットワークを通じて、又は、上記記憶装置となり得る様々なタイプの記録媒体(つまり、非一時的にデータを保持するコンピュータ読取可能な記録媒体)から、上記コンピュータに提供される。したがって、上記コンピュータ(CPU、MPU等のデバイスを含む)、上記方法、上記プログラム(プログラムコード、プログラムプロダクトを含む)、上記プログラムを非一時的に保持するコンピュータ読取可能な記録媒体は、いずれも本発明の範疇に含まれる。
101:PC、102:測色器、110:表示装置、202:校正プログラム、304:測定部、305:演算部

Claims (22)

  1. 表示装置の画面からの光を検出するセンサから検出値を取得する取得手段と、
    前記取得手段から取得する検出値に基づき前記表示装置の表示特性の測定値を求める測定手段と、
    を有する測定装置であって、
    前記センサは、所定の精度で検出するために必要な測定時間が光の強度によって変化する特性を有しており、
    前記測定手段は、前記表示装置が第1の表示条件で画像表示する場合の表示特性の測定値を、前記第1の表示条件とは異なる表示条件であって前記測定時間が第1の表示条件で画像表示する場合より短くなる複数の第2の表示条件で前記表示装置に画像表示させたときに前記取得手段から取得する検出値に基づいて求めることを特徴とする測定装置。
  2. 前記複数の第2の表示条件で画像表示する場合の前記測定時間の合計は、前記第1の表示条件で画像表示する場合の前記測定時間より短い請求項1に記載の測定装置。
  3. 前記測定手段は、前記第1の表示条件が、前記表示装置の表示輝度が閾値より小さくなる所定の暗色条件である場合に、前記表示装置が前記第1の表示条件で画像表示する場合の表示特性の測定値を、前記複数の第2の表示条件で前記表示装置に画像表示させたときに取得した検出値に基づいて求める請求項1又は2に記載の測定装置。
  4. 前記測定手段は、前記求めた測定値を、前記表示装置の表示特性の温度特性に基づき補正する請求項1〜3のいずれか1項に記載の測定装置。
  5. 前記測定手段は、前記表示装置の温度を検出するセンサから前記第2の表示条件で前記表示装置に画像表示させたときの温度を取得し、前記求めた測定値を、前記取得した温度と前記温度特性とに基づき補正する請求項4に記載の測定装置。
  6. 前記表示条件は、前記表示装置のバックライト輝度及び前記表示装置に表示させる色票の階調値の組み合わせで指定されるものであり、
    前記第1の表示条件は、第1のバックライト輝度及び第1の階調値により指定され、
    前記複数の第2の表示条件は、第1のバックライト輝度及び第1の階調値より高い第2の階調値により指定される表示条件と、第1のバックライト輝度より高い第2のバックライト輝度及び第1の階調値により指定される表示条件と、第2のバックライト輝度及び第2の階調値により指定される表示条件と、の3つの表示条件を含む請求項1〜5のいずれか1項に記載の測定装置。
  7. 前記第2のバックライト輝度は、前記表示装置のバックライトの最大輝度である請求項6に記載の測定装置。
  8. 前記第2の階調値は、前記表示装置に入力可能な画像の最大階調値である請求項6又は7に記載の測定装置。
  9. 前記測定手段は、前記第1のバックライト輝度が閾値より低い場合、前記第1の階調値が閾値より低い場合、又は前記第1のバックライト輝度と前記第1の階調値から求められる前記表示装置の表示輝度が閾値より低い場合に、前記表示装置が前記第1の表示条件で画像表示する場合の表示特性の測定値を、前記複数の第2の表示条件で前記表示装置に画像表示させたときに取得した検出値に基づいて求める請求項6〜8のいずれか1項に記載の測定装置。
  10. 色票の階調値を異ならせた複数の第1の表示条件について前記表示装置の表示特性の測定値を求める場合、前記測定手段は、前記複数の第1の表示条件の各々についての表示特性の測定値を求める際に検出値を取得する前記第2の表示条件における第2の階調値を共通とし、いずれかの第1の表示条件についての表示特性の測定値を求める際に取得した、第1のバックライト輝度及び第2の階調値により指定される表示条件での検出値と、第2のバックライト輝度及び第2の階調値により指定される表示条件での検出値とを、他の第1の表示条件についての表示特性の測定値を求める際に用いる請求項6〜9のいずれか1項に記載の測定装置。
  11. 表示装置の画面からの光を検出するセンサから検出値を取得する取得工程と、
    前記取得工程で取得する検出値に基づき前記表示装置の表示特性の測定値を求める測定工程と、
    を有する測定装置の制御方法であって、
    前記センサは、所定の精度で検出するために必要な測定時間が光の強度によって変化する特性を有しており、
    前記測定工程では、前記表示装置が第1の表示条件で画像表示する場合の表示特性の測定値を、前記第1の表示条件とは異なる表示条件であって前記測定時間が第1の表示条件で画像表示する場合より短くなる複数の第2の表示条件で前記表示装置に画像表示させたときに前記取得工程で取得する検出値に基づいて求めることを特徴とする測定装置の制御方法。
  12. 前記複数の第2の表示条件で画像表示する場合の前記測定時間の合計は、前記第1の表示条件で画像表示する場合の前記測定時間より短い請求項11に記載の測定装置の制御方法。
  13. 前記測定工程では、前記第1の表示条件が、前記表示装置の表示輝度が閾値より小さくなる所定の暗色条件である場合に、前記表示装置が前記第1の表示条件で画像表示する場合の表示特性の測定値を、前記複数の第2の表示条件で前記表示装置に画像表示させたときに取得した検出値に基づいて求める請求項11又は12に記載の測定装置の制御方法。
  14. 前記測定工程では、前記求めた測定値を、前記表示装置の表示特性の温度特性に基づき補正する請求項11〜13のいずれか1項に記載の測定装置の制御方法。
  15. 前記測定工程では、前記表示装置の温度を検出するセンサから前記第2の表示条件で前記表示装置に画像表示させたときの温度を取得し、前記求めた測定値を、前記取得した温度と前記温度特性とに基づき補正する請求項14に記載の測定装置の制御方法。
  16. 前記表示条件は、前記表示装置のバックライト輝度及び前記表示装置に表示させる色票の階調値の組み合わせで指定されるものであり、
    前記第1の表示条件は、第1のバックライト輝度及び第1の階調値により指定され、
    前記複数の第2の表示条件は、第1のバックライト輝度及び第1の階調値より高い第2の階調値により指定される表示条件と、第1のバックライト輝度より高い第2のバックライト輝度及び第1の階調値により指定される表示条件と、第2のバックライト輝度及び第2の階調値により指定される表示条件と、の3つの表示条件を含む請求項11〜15のいずれか1項に記載の測定装置の制御方法。
  17. 前記第2のバックライト輝度は、前記表示装置のバックライトの最大輝度である請求項16に記載の測定装置の制御方法。
  18. 前記第2の階調値は、前記表示装置に入力可能な画像の最大階調値である請求項16又
    は17に記載の測定装置の制御方法。
  19. 前記測定工程では、前記第1のバックライト輝度が閾値より低い場合、前記第1の階調値が閾値より低い場合、又は前記第1のバックライト輝度と前記第1の階調値から求められる前記表示装置の表示輝度が閾値より低い場合に、前記表示装置が前記第1の表示条件で画像表示する場合の表示特性の測定値を、前記複数の第2の表示条件で前記表示装置に画像表示させたときに取得した検出値に基づいて求める請求項16〜18のいずれか1項に記載の測定装置の制御方法。
  20. 色票の階調値を異ならせた複数の第1の表示条件について前記表示装置の表示特性の測定値を求める場合、前記測定工程では、前記複数の第1の表示条件の各々についての表示特性の測定値を求める際に検出値を取得する前記第2の表示条件における第2の階調値を共通とし、いずれかの第1の表示条件についての表示特性の測定値を求める際に取得した、第1のバックライト輝度及び第2の階調値により指定される表示条件での検出値と、第2のバックライト輝度及び第2の階調値により指定される表示条件での検出値とを、他の第1の表示条件についての表示特性の測定値を求める際に用いる請求項16〜19のいずれか1項に記載の測定装置の制御方法。
  21. 請求項1〜10のいずれか1項に記載の測定装置により求められる前記第1の表示条件で画像表示する場合の表示特性の測定値に基づき前記表示装置のキャリブレーションを行うキャリブレーション装置。
  22. 請求項21に記載のキャリブレーション装置を備える表示装置。
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