JP2015120590A - 巻芯および巻取方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ウエブの無駄を省くとともに、傷や皺などが加工処理後のウエブに発生することを抑制できる巻芯および巻取方法を提供すること。
【解決手段】巻芯10は、長尺状のウエブを巻き取る巻芯であって、外周面の一部に凹部110を有する筒状体11と、一端部が筒状体11に取り付けられ、一部に貫通孔121を有するリード材12と、リード材12の他端部に設けられ、リード材12とウエブとを継ぐ連結部材13と、を備え、連結部材13によって継がれたリード材12とウエブとを筒状体11で巻き取る際に、貫通孔121は、凹部110に重なり、連結部材13は、凹部110に重なった貫通孔121を通じて凹部110に収容される。
【選択図】図2

Description

本発明は、巻芯および巻取方法に関する。
従来、印刷装置の下流側には、巻取装置が設けられており、巻取装置の巻取り軸に取り付けた巻芯の外周に印刷済みのウエブを巻き付けて、巻き取っている。印刷装置の印刷部出口から巻取り軸までの間には、例えば、印刷後のインク乾燥のために所定の間隔が設けられている。印刷開始前には、印刷用ウエブの先端を巻取り軸に固定し、印刷用ウエブにテンションを掛けることで、印刷用ウエブの位置ズレ等を防止している。そのため、印刷部出口から巻取り軸までの間に配置された印刷用ウエブは印刷されることなく巻芯に巻き取られてしまい、印刷用ウエブの無駄が生じていた。
一方で、印刷用ウエブの無駄が生じないように、予め巻芯に取り付けておくのではなく、印刷用ウエブの先端側から印刷加工を施し、巻芯まで到達可能な長さに印刷済みのウエブが送り出されてから、作業者が印刷用ウエブの先端部と巻芯とを継ぐ作業をしてもよい。しかしながら、巻芯に取り付け可能になるまで、作業者は印刷装置の傍で監視していなければならず、効率的ではない。また、一時的に印刷装置の傍から離れて所定時間後、作業者が戻ってきて印刷用ウエブの先端部と巻芯とを継ぐ作業を行うこととしてもよいが、作業者が失念して、送り出され過ぎた印刷用ウエブが床などに接地してしまい、ゴミなどの異物が付着するおそれがあった。
また、繰り出し軸から巻取り軸までの誘導路を補完すべく、予め、印刷用ウエブの先端に誘導用ウエブを粘着テープ等で取り付けておき、印刷作業を行えば、印刷用ウエブの先端から印刷を開始することができるので、印刷用ウエブを無駄なく利用することができる。しかしながら、印刷開始前に誘導用ウエブを取り付けておく必要があり、わざわざ繰り出し軸から巻取り軸までの距離以上の長さの誘導用ウエブを準備する必要がある。これにより誘導用ウエブを取り付ける手間と作業時間を必要とし、誘導用ウエブを準備する余分な費用も必要となっていた。
このような問題に対し、印刷用ウエブの無駄をなくすべく、例えば、特許文献1において、細帯状のガイドと、その先端に取り付けた2枚のマグネットとを備えた巻き取りガイドが提案されている。
特開2008−63139号公報
しかしながら、特許文献1に記載の巻き取りガイドでは、巻取り心棒の外周面に細帯状のガイドやマグネット等が巻き付けられ、その上からさらに印刷済みのウエブが巻き付けられることになる。その結果、印刷済みのウエブに傷や皺などが生じてしまう問題がある。このような問題は、特許文献1に記載の巻き取りガイドを用いれば、印刷装置に限らず、ウエブに対して印刷加工や粘着剤の塗工等の加工処理を施す場合に発生し得る。
本発明の目的は、ウエブの無駄を省くとともに、傷や皺などが加工処理後のウエブに発生することを抑制できる巻芯および巻取方法を提供することである。
本発明の一態様に係る巻芯は、
長尺状のウエブを巻き取る巻芯であって、
外周面の一部に凹部を有する筒状体と、
一端部が前記筒状体に取り付けられ、一部に貫通孔を有するリード材と、
前記リード材の他端部に設けられ、前記リード材と前記ウエブとを継ぐ連結部材と、を備え、
前記リード材と、前記連結部材によって継がれた前記ウエブと、を前記筒状体で巻き取る際に、前記貫通孔は、前記凹部に重なり、前記連結部材は、前記凹部に重なった前記貫通孔を通じて前記凹部に収容されることを特徴とする。
本発明の一態様に係る巻取方法は、
長尺状のウエブを巻き取る巻取方法であって、
外周面の一部に凹部を有する筒状体と、一端部が前記筒状体に取り付けられ、一部に貫通孔を有するリード材と、前記リード材の他端部に設けられ、前記リード材と前記ウエブとを継ぐ連結部材と、を備えた巻芯を、巻取装置の巻取り軸に装着し、
前記ウエブの先端部に前記連結部材を継ぎ、
前記巻取り軸を回転させて、前記リード材を前記筒状体に巻き付ける際に、前記貫通孔が前記凹部に重なるように巻き付け、続いて、前記凹部に重なった前記貫通孔を通じて前記連結部材が前記凹部に収容されるように巻き付け、
さらに、前記リード材が巻き付けられた前記筒状体に、前記ウエブを巻き付けることを特徴とする。
上述の本発明の一態様に係る巻芯によれば、ウエブの先端と筒状体とを、リード材およびリード材の他端部に設けられた連結部材により継ぐことができる。そのため、長尺状のウエブに印刷等の加工処理を施す際に、加工部と巻取部との間に配置されるウエブの無駄を省くことができる。
さらに、本発明の一態様に係る巻芯によれば、ウエブを巻き取る際に、筒状体に巻き付けられたリード材の貫通孔が筒状体の凹部に重なる。さらに、ウエブを巻き取っていくと、凹部に重なった貫通孔を通じて連結部材が凹部に収容され、筒状体の外周面には、連結部材が突き出ていない。そのため、リード材の巻き取り後、リード材の上にさらに加工処理済みのウエブが巻き付けられても、傷や皺などがウエブに発生し難くなる。
上述の本発明の一態様に係る巻取方法によれば、上述の本発明の一態様に係る巻芯を用いてウエブの巻き取りを実施するため、未加工のウエブが生じてしまうという無駄を省くことができるとともに、加工後のウエブを巻き取る際に傷や皺などの発生を防止することができる。
本発明の実施形態に係る巻芯が取り付けられた印刷装置の斜視図である。 本発明の実施形態に係る巻芯の平面図である。 本発明の実施形態に係る巻芯の断面図である。 本発明の実施形態に係る巻芯を用いて巻き取った際の断面図である。 上記実施形態とは別の実施形態に係る巻芯を用いて巻き取った際の断面図である。
〔第一実施形態〕
以下、本発明について実施形態を例に挙げて説明する。本発明は実施形態の内容に限定されるものではない。
第一実施形態は、ウエブ加工装置の一例である印刷装置に巻芯を取り付けて、ウエブを巻き取る態様を例に挙げて説明する。
(印刷装置)
図1には、第一実施形態に係る巻芯10が取り付けられた印刷装置1の斜視図が示されている。
印刷装置1は、長尺状のウエブWに対して連続的な印刷加工が可能である。印刷装置1は、巻取装置2を備え、この巻取装置2は、巻取り軸3を回転駆動させることができる。巻取装置2の巻取り軸3には、巻芯10が着脱可能に取り付けられる。本実施形態では、巻取り軸3は、巻芯10に抜き差し可能に挿通される。取り付けられた巻芯10は、巻取り軸3の回転に連動して回転する。
ウエブWの材質としては、例えば、樹脂フィルム、上質紙、含浸紙、グラシン紙、コート紙、剥離紙、不織布、金属箔などを挙げることができ、さらには粘着紙や粘着フィルムなども挙げることができる。樹脂フィルムは、例えば、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリイミド樹脂、エポキシ樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン樹脂、ポリエステル樹脂で形成されたものが挙げられる。
ウエブWの幅寸法は、特に限定されないが、例えば、本実施形態では、印刷装置1は、150mmから2000mm程度の幅寸法を有するウエブWに対して印刷可能である。
(巻芯)
図2には、巻芯10の平面図が示されている。図3には、巻芯10の断面図が示されており、具体的には、図2のIII−III矢視断面が示されている。
巻芯10は、筒状体11と、リード材12と、連結部材13とを備えている。
筒状体11は、両側が巻取り軸3に装着されて、支持されるように形成されている。また、筒状体11の外周面の一部には、凹部110が形成されている。凹部110は、本実施形態では、筒状体11の外周側から内部まで貫通した貫通孔である(図3参照)。
凹部110は、連結部材13を収容できる深さを有する窪みと大きさがあれば、特に形状等は限定されるものではない。
筒状体11の材質としては、合成樹脂、板紙、金属などを挙げることができる。合成樹脂としては、例えば、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン樹脂、ポリエステル樹脂、フェノール樹脂、繊維強化プラスチック(FRP)などを挙げることができる。金属としては、鉄、ステンレス、銅などを挙げることができる。
筒状体11が板紙を積層したものを用いる際には、紙粉飛散防止や強度向上を目的に、板紙に樹脂含浸したり、積層した表面に樹脂コーティングを施してもよい。
また、筒状体11の表面に、帯電防止や易滑性を付与すべく樹脂コーティングを施してもよい。
筒状体11の内径寸法としては、例えば、3インチ、6インチ、8インチ、10インチなど、印刷装置等の加工機に適合できれば特に限定されるものではない。
筒状体11の外形寸法は、筒状体11の肉厚に依存し、特に限定されるものではない。筒状体11の肉厚は、1mm以上20mm以下が好ましく、3mm以上15mm以下がさらに好ましい。筒状体11の肉厚が1mm未満であると、扁平やたわみに対する強度が不足することがあり、巻芯10外周に印刷済みウエブ(以下、製品ウエブという場合がある。)を長尺巻き取った際に、巻芯10がつぶれるおそれがある。筒状体11の肉厚が20mmを超えると、材料代が増して非経済的であるばかりでなく、外径が大きくなるので、加工機の構造によっては巻き取る製品ウエブの巻数量に制限が出たり、巻芯10を含んだ巻取り製品の重量が増すなどの問題が出るおそれがある。
本実施形態では、筒状体11の外周面の一部であって凹部110とは異なる位置に、開口部111が形成されており、リード材12の一端部が筒状体11の内部に引き込まれている。
さらに、本実施形態では、リード材12の一端部を保持するための保持部材112が、筒状体11の軸方向に沿って、筒状体11の内部に設けられている。保持部材112は、図3に示すように、その断面が略半円の筒状に形成され、外周面の一部には開口部113が形成されている。保持部材112は、その開口部113と筒状体11の開口部111とが重なるように、筒状体11の内部に設けられている。そのため、開口部111および開口部113を介して、筒状体11の外部から保持部材112の内部まで、リード材12を引き込めるようになっている。
保持部材112の内部には、リード材12の一端部が取り付けられた板状の芯材114が配置されている。本実施形態では、リード材12の一端部がその幅全体に亘って芯材114に巻き付けられている。芯材114は、保持部材112の内部で、その長手方向に沿ってスライド可能である。それゆえ、リード材12は、開口部111に沿ってスライド可能に筒状体11に取り付けられている。
芯材114は、板状に限定されず、円柱状や四角柱状など、開口部113から飛び出さない大きさであればよい。芯材114の材質は、筒状体11の材質として例示したものと同様なものを挙げることができ、さらに木材などで形成されていてもよい。
保持部材112の材質としては、筒状体11の材質として例示したものを同様に挙げることができる。
リード材12は、本実施形態ではシート状の部材である。リード材12の一端部は筒状体11に取り付けられ、他端部には連結部材13が設けられている。リード材12の形状は特に限定されないが、本実施形態では、リード材12は、筒状体11に取り付けられた一端部側から他端部側に向かって、幅寸法が減少した形状に形成されている。このような形状であれば、リード材12を筒状体11に巻き付け易い。本実施形態では、図2に示すように、リード材12は略台形状のシートである。
リード材12は、貫通孔121を有する。貫通孔121は、リード材12の一端部から他端部までを結ぶ方向において、所定間隔を隔てて複数箇所に形成されている。前述のとおり、リード材12は、巻取り軸3が回転することにより、筒状体11の外周面に巻き付けられる。この際、筒状体11の凹部110がリード材12によって塞がれないように、貫通孔121が形成されている。貫通孔121は、リード材12を巻き取ったときに、凹部110の位置とちょうど重なるように形成されている。ウエブWが巻き取られるまでの間に、筒状体11の外周面にリード材12が複数周、巻き付けられる場合には、当該複数周分の数の貫通孔121が形成されている。例えば、凹部110の位置でリード材12が2周巻き取られる場合には、貫通孔121が2つ形成され、これら貫通孔121のいずれもが凹部110と重なるように形成されている。
リード材12の材質としては、例えば、樹脂フィルム、上質紙、含浸紙、グラシン紙、コート紙、不織布、金属箔、布(例えば、織物やターポリン)などを挙げることができる。樹脂フィルムは、例えば、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリイミド樹脂、エポキシ樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン樹脂、ポリエステル樹脂、フェノール樹脂、繊維強化プラスチック(FRP)で形成されたものが挙げられる。
リード材12の厚さ寸法としては、3μm以上20mm以下であることが好ましく、10μm以上10mm以下であることがより好ましい。リード材12の厚さ寸法が3μm未満だと引張強度が不足し、製品ウエブを巻き取る際のテンションに負けて破断してしまうおそれがある。リード材12の厚さ寸法が20mmを超えると、コシが出て硬くなるために柔軟性が劣り、巻芯10にきれいに巻き取りにくくなるおそれが出たり、材料代が増して非経済的であるばかりでなく、外径が大きくなるので、加工機の構造によっては巻き取る製品ウエブの巻数量に制限が出たり、巻芯10を含んだ巻取り製品の重量が増すなどの問題が出るおそれがある。
連結部材13は、リード材12の他端部に設けられ、リード材12の他端部とウエブWの先端部とを継ぐための部材である。本実施形態では、連結部材13は、略等間隔で4つ設けられている。連結部材13の数は、4つに限られることはなく、1以上7以下であることが好ましく、2以上5以下であることがさらに好ましい。リード材12は、ウエブWに継ぐ際には、弛みが無いように、テンションが掛かった状態で継ぐ必要がある。弛みがあると、リード材12を筒状体11に巻き取った際に、折れ込み皺が生じ、その外周に製品ウエブを巻き取ると、製品ウエブに皺が生じたり、跡が残って品質や外観に支障をきたすことがある。ウエブWと継ぐ際には、各々の連結部材13によって継がれる箇所においてリード材12の張り具合がほぼ同じになるようにする必要があるが、連結部材13が7つを超えると張り具合を同じようにすることが困難になる。
連結部材13は、ウエブWに脱着可能な部材であることが好ましい。連結部材13の種類としては、特に限定されないが、本実施形態では、サスペンダークリップを連結部材13として用いており、ウエブWの先端部を挟み込んでリード材12と連結している。
図4には、リード材12が筒状体11に巻き取られた状態を表す断面図が示されている。なお、図4は、図2のIII−III矢視断面の位置と同様の位置で巻芯10を断面視したものである。
巻取装置2の駆動部4にて巻取り軸3を回転させることで、リード材12を筒状体11の外周面に巻き付けると、前述のとおり、貫通孔121が凹部110の位置とちょうど重なる。さらに巻き取りを続けていくと、連結部材13が、凹部110に重なった貫通孔121を通じて、凹部110に収容される。
したがって、本実施形態では、筒状体11にリード材12を巻き付ける際に、連結部材13が凹部110に収容されるように、凹部110、貫通孔121、連結部材13の位置や大きさが適宜設計されている。
(ウエブの巻取方法)
次に本実施形態に係る巻芯10を用いてウエブWを巻き取る方法を説明する。
前述した巻芯10を巻取装置2の巻取り軸3に装着する。リード材12の連結部材13が設けられた他端部を、印刷装置1の印刷部出口付近に位置させる。
印刷装置1の印刷部出口からウエブWの先端部を送り出し、その先端部に連結部材13を継ぐ。
印刷装置1にて印刷を開始し、ウエブWを順次送り出しながら、巻取装置2の巻取り軸3を回転駆動させて、リード材12を巻き取る。この際、貫通孔121は、前述のように筒状体11の凹部110に重なるように巻き付けられる。また、ウエブWは、リード材12と継がれているため、リード材12によって筒状体11まで誘導される。
さらに巻き取りを続けると、図4に示されているように、凹部110に重なった貫通孔121を通じて、連結部材13が凹部110に収容される。
その後、リード材12が巻き付けられた筒状体11に、印刷済みのウエブWを巻き付ける。
本実施形態に係る巻芯10によれば、ウエブWの先端と筒状体11とを、連結部材13により継ぐことができる。そのため、長尺状のウエブWに印刷を施す際に、印刷装置の印刷部と、巻取り軸3に装着された巻芯10との間に配置されるウエブWの無駄を省くことができる。
さらに、巻芯10によれば、ウエブWを巻き取る際に、筒状体11に巻き付けられたウエブWは、貫通孔121が筒状体11の凹部110に重なる。さらに、ウエブWを巻き取っていくと、凹部110に重なった貫通孔121を通じて連結部材13が凹部110に収容され、筒状体11の外周面には、連結部材13が突き出ていない。そのため、リード材12の巻き取り後、リード材12の上にさらに印刷済みのウエブWが巻き付けられても、当該ウエブWには傷や皺などが発生し難くなる。
また、リード材12は、一端部側から他端部側に向かって、幅寸法が減少した形状とすることが好ましい。そうすることで、巻取時にリード材12がめくれ上がり難くなり、リード材12を筒状体11に均一に巻き付け易くなる。
また、リード材12の他端部側の幅が狭くなっていると、設ける連結部材13の数を少なくすることができ、ウエブWとの連結作業も簡易になる。さらに、連結部材13による連結強度や、巻取時のウエブWを引っ張る力がウエブWの幅方向においてばらつきが少なくなるので、巻き付けられたウエブWに皺が生じ難くなる。
また、リード材12は、保持部材112によってスライド可能に筒状体11に取り付けられている。そのため、巻芯10によれば、ウエブWの幅寸法に応じて、リード材12を適宜スライドさせて、印刷部出口から排出されるウエブWの位置に合わせて連結部材13を継ぐことができる。
上述の本実施形態に係る巻取方法によれば、巻芯10を用いてウエブWの巻き取りを実施するため、印刷装置の印刷部と、巻取り軸3に装着された巻芯10との間に配置されるウエブWの無駄を省くことができる。さらに、リード材12の巻き取り後、リード材12の上にさらに印刷済みのウエブWを巻き付けても、当該ウエブWには傷や皺などが発生し難くなる。
また、一端部側から他端部側に向かって幅寸法が減少した形状のリード材12を用いれば、リード材12を筒状体11に均一に巻き付け易くなる。
また、他端部側の幅が狭くなっているリード材12を用いれば、設ける連結部材13の数を少なくすることができ、ウエブWとの連結作業も簡易になる。さらに、連結部材13による連結強度や、巻取時のウエブWを引っ張る力がウエブWの幅方向においてばらつきが少なくなるので、巻き付けられたウエブWに皺が生じ難くなる。
リード材12が筒状体11にスライド可能に取り付けられた巻芯10を用いるので、印刷部からのウエブWが排出される位置に合わせて、連結部材13を継ぐことができる。
〔第二実施形態〕
次に、本発明の第二実施形態について説明する。尚、以下の説明では、既に説明したものと、同一の部材、構成、手段等については、同一符号を付して説明を簡略または省略する。
図5には、本実施形態に係る巻芯20を用いて、ウエブWを巻き取った状態を表す断面図が示されている。
巻芯20は、筒状体21と、一端部が筒状体21に取り付けられたリード材22と、リード材22の他端部に設けられた連結部材13とを備える。
筒状体21は、筒状体本体23と、外周部材24とを備える。
筒状体本体23は、第一実施形態の筒状体11のような凹部110や開口部111を有さない。筒状体本体23には、外周部材24が巻き付けられており、外周部材24は一部を除いて軸方向に亘って筒状体21を覆っている。外周部材24が設けられていない部位では、筒状体本体23の外表面が露出しており、この部位が筒状体21の外周面における凹部210となる。本実施形態では、この凹部210に保持部材112が収容され、固定されている。
外周部材24の材質としては、筒状体本体23の材質として例示したものを同様に挙げることができ、さらに発泡スチレン、発泡ウレタン等の発泡材や天然ゴム、合成ゴムなどを挙げることができる。
外周部材24の肉厚は、5mm以上20mm以下が好ましく、8mm以上17mm以下がさらに好ましく、10mm以上15mm以下がより好ましい。外周部材24の肉厚が5mm未満であると、連結部材13を収納するのに十分な厚みが足りずに、連結部材13が凹部210からはみ出してしまうおそれがある。外周部材24の肉厚が20mmを超えると、材料代が増して非経済的であるばかりでなく、外径が大きくなるので、加工機の構造によっては巻き取る製品ウエブの巻数量に制限が出たり、巻芯を含んだ巻取り製品の重量が増すなどの問題が出るおそれがある。
リード材22は、第一実施形態のリード材12と同様の材質のものを用いることができ、シート状の部材である。リード材22は、第一実施形態で説明したように、巻取時に凹部210と重なるように貫通孔221を有する。リード材22の一端部は、第一実施形態と同様にして保持部材112によって保持されている。第二実施形態のリード材22も、第一実施形態と同様、スライド可能に筒状体21に取り付けられている。
連結部材13は、第一実施形態と同様のものを用いており、リード材22の巻き取り時には、貫通孔221を介して凹部210に収容される。
第二実施形態に係る巻芯20によれば、第一実施形態に係る巻芯10と同様の効果を奏する。また、巻芯20によれば、筒状体本体23に凹部110や開口部111を形成しなくてもよいし、保持部材112を筒状体本体23の内部に収容させなくてもよいので、構造の簡略化を図ることができ、既存の巻芯に後付け加工することができる。
〔変形例〕
なお、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
前記実施形態では、巻芯を印刷装置に取り付けて、ウエブを巻き取る態様を例に挙げて説明したが、本発明の巻芯を取付可能な装置は印刷装置に限定されない。例えば、複写機、塗工機、裁断機、製膜機、抄紙機、貼合機(ラミネーター)、UV照射機、半導体製造装置(ウエハ加工装置)、ラベリング装置などにも本発明の巻芯を取り付けることができる。印刷装置についても、インクジェット方式、レーザー方式、熱転写方式、UV方式等を挙げることができる。
また、加工処理が施されるウエブについても、その幅寸法や長さ寸法は特に限定されない。長尺状のウエブとは、枚葉のシートとは異なり、加工装置へ連続的に供給されて処理が施されるようなウエブであれば特に限定されず、例えばロール状に巻き取られたウエブなどが挙げられる。
前記実施形態では、リード材12を筒状体11や筒状体本体23にスライド可能に取り付ける態様を説明したが、リード材12を筒状体11や筒状体本体23にスライド可能に取り付けなくてもよいし、スライドさせる場合であっても、スライド機構は、前記実施形態で説明した態様に限定されない。
また、リード材12は、保持部材112を用いて筒状体11や筒状体本体23に取り付ける態様に限定されず、筒状体11や筒状体本体23に直接、もしくは他の部材を用いて取り付けてもよい。
前記実施形態では、リード材12として略台形状のシートを用いた例を挙げて説明したが、本発明では、このようなリード材に限定されない。例えば、三角形、長方形、五角形等の多角形の形状や、円や楕円等の形状や、不定形等であってもよい。
前記実施形態では、連結部材13としてサスペンダークリップを用いた例を挙げて説明したが、本発明では、このような連結部材に限定されない。例えば、その他のクリップや、磁石、粘着テープ、面ファスナ等を連結部材として用いることもできる。
本発明は、ウエブを巻き取るための巻芯および巻取方法として利用できる。
2…巻取装置、3…巻取り軸、10,20…巻芯、11,21…筒状体、110,210…凹部、12…リード材、121…貫通孔、13…連結部材、W…ウエブ。

Claims (2)

  1. 長尺状のウエブを巻き取る巻芯であって、
    外周面の一部に凹部を有する筒状体と、
    一端部が前記筒状体に取り付けられ、一部に貫通孔を有するリード材と、
    前記リード材の他端部に設けられ、前記リード材と前記ウエブとを継ぐ連結部材と、を備え、
    前記リード材と、前記連結部材によって継がれた前記ウエブと、を前記筒状体で巻き取る際に、前記貫通孔は、前記凹部に重なり、前記連結部材は、前記凹部に重なった前記貫通孔を通じて前記凹部に収容される
    ことを特徴とする巻芯。
  2. 長尺状のウエブを巻き取る巻取方法であって、
    外周面の一部に凹部を有する筒状体と、一端部が前記筒状体に取り付けられ、一部に貫通孔を有するリード材と、前記リード材の他端部に設けられ、前記リード材と前記ウエブとを継ぐ連結部材と、を備えた巻芯を、巻取装置の巻取り軸に装着し、
    前記ウエブの先端部に前記連結部材を継ぎ、
    前記巻取り軸を回転させて、前記リード材を前記筒状体に巻き付ける際に、前記貫通孔が前記凹部に重なるように巻き付け、続いて、前記凹部に重なった前記貫通孔を通じて前記連結部材が前記凹部に収容されるように巻き付け、
    さらに、前記リード材が巻き付けられた前記筒状体に、前記ウエブを巻き付ける
    ことを特徴とする巻取方法。
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