JP2015120189A - プレス機械のダイナミックバランス装置及びプレス機械 - Google Patents
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Abstract
Description
プレス機械のスライドと連動(或いは同期)してスライド側の運動体の慣性力と反対方向に作用する第1の慣性力を発生する第1の慣性力発生機構と、
スライドと連動(或いは同期)して第2の慣性力を発生する第2の慣性力発生機構と、
第2の慣性力の発生特性を変更する調節機構と、
を有し、
第1の慣性力と第2の慣性力とを合成した慣性力を発生することを特徴とする。
前記第1の慣性力発生機構は、クランクシャフトの回転により往復直線運動するスライド側の運動体と反対方向に運動する対向ウェイトを含んで構成され、
前記第2の慣性力発生機構は、前記対向ウェイトの往復直線運動に連動して揺動運動するサブウェイトを含んで構成され、
前記調節機構は、前記サブウェイトの揺動運動の揺動中心位置を変更可能に構成したことを特徴とすることができる。
前記第2の慣性力発生機構におけるサブウェイトの揺動運動は、
該サブウェイトを前記対向ウェイトに揺動自在に支持させると共に、
前記サブウェイトの揺動軸廻りに形成されたウォームギヤ或いはピニオンギヤと、プレス機械のフレーム側に配設されるウォームシャフト或いはラックと、を噛合させ、
前記対向ウェイトの往復直線運動を駆動源として、前記ウォームギヤ或いはピニオンギヤを、前記ウォームシャフト或いはラックに沿って回動させることによりなされる一方、
前記調節機構は、前記ウォームシャフト或いはラックと、前記ウォームギヤ或いはピニオンギヤと、の噛合する相対位置を変更することで、前記サブウェイトの揺動運動の揺動中心位置を変更することを特徴とすることができる。
前記第2の慣性力発生機構におけるサブウェイトの揺動運動は、
前記サブウェイトをプレス機械のフレーム側に揺動自在に支持させると共に、
前記対向ウェイトと、前記サブウェイトと、を連結手段により連結することで、前記対向ウェイトの往復直線運動を駆動源として、前記サブウェイトを揺動させることによりなされる一方、
前記調節機構は、前記連結手段による前記対向ウェイトと前記サブウェイトとの間の連結位置を変更することで、前記サブウェイトの揺動運動の揺動中心位置を変更することを特徴とすることができる。
前記連結手段が、
一端が前記対向ウェイトに回動自在に連結され、他端が前記サブウェイトに回動自在に連結されたサブウェイト揺動レバーを含んで構成され、
前記調節機構が、前記サブウェイト揺動レバーの一端の回動中心を前記対向ウェイトの往復運動方向に沿って移動可能な構成とすることで、前記連結手段による前記対向ウェイトと前記サブウェイトとの間の連結位置の変更を許容し、前記サブウェイトの揺動運動の揺動中心位置を変更することを特徴とすることができる。
前記連結手段が、
プレス機械のフレーム側に回動自在に配設された一対の環状要素と、
該一対の環状要素に巻き掛けられる無端環状連続体と、
を含んで構成され、
前記一対の環状要素の一方が前記サブウェイトに略一体的に取り付けられると共に、
該無端環状連続体と、前記対向ウェイトと、を連結することで、前記対向ウェイトの往復直線運動を駆動源として前記サブウェイトを揺動させる一方、
前記調節機構が、前記無端環状連続体と前記対向ウェイトとの間の連結位置を変更することで、前記サブウェイトの揺動運動の揺動中心位置を変更することを特徴とすることができる。
サブウェイト140は、揺動軸142廻りに揺動するウェイトであって、図2(A)平面において扇形状に形成されている。
図7は、このときの計算条件を示している。
実施例1では、慣性力変更機能付ダイナミックバランス装置100のサブウェイト140の初期回転角度位置(位相)を変更するための位相変更機構として、ウォームシャフト150(或いはラック)と、これと噛合するウォームギヤ141(或いはピニオンギヤ)と、ウォームシャフト150(或いはラック)を長軸廻りに回転させるための位置変更用モータ160と、を備え、位置変更用モータ160を回転駆動して、ウォームシャフト150を回転(或いはラックを上下動)させ、これと噛合するウォームギヤ141(或いはピニオンギヤ)延いてはウォームギヤ141と略一体のサブウェイト140を所定の初期回転角度位置まで揺動軸142廻りに揺動(回動)させるようにした機構を採用したが、以下のような構成を採用することによっても、実施例1と同様の作用効果を奏することができる。
ここで、サブウェイト揺動レバー210が、本発明に係る連結手段の一例に相当する。
プーリ243の反対側には、フレーム2(クラウン2A)に固定される位置変更用モータ270の出力プーリ271が配設され、プーリ243の周囲と出力プーリ271の周囲には、ベルト260が巻き掛けられている。
実施例2では、サブウェイト揺動レバー210によりサブウェイト240を揺動させる構成としたが、実施例3では、図9(A)、(B)に示すように、サブウェイト揺動レバー210に代えて、タイミングベルト(或いはチェーン)等の無端環状連続体310を採用した場合の構成例である。
ここで、プーリ360、361、スプロケットなどが本発明に係る環状要素の一例に相当し、無端環状連続体310、把持機構350が本発明に係る連結手段の一例に相当する。
前記自動入力とは、上型質量においては変位センサにて防振装置のたわみを測定し求めた値を、SPMにおいては設定SPMを自動で入力することである。また、前記自動入力には、あらかじめデータバンクに金型情報として入力してある情報(重量など)を金型番号選択にて、自動的に引き出すことを含む概念とすることができる。
2A クラウン
4 スライド
5 コンロッド(コネクティングロッド)
6 クランク軸
100、200、300 ダイナミックバランス装置
110 ガイドロッド
120、220、320 バランサ側コンロッド
130、230、330 対向ウェイト
140、240、340 サブウェイト
141 ウォームギヤ(ウォームホイール)
142、242、361 揺動軸
150 ウォームシャフト
160 位置変更用モータ(位相変更用モータ)
210 サブウェイト揺動レバー
260 ベルト
270 位置変更用モータ
310 タイミングベルト(或いはチェーン)等の無端環状連続体
350 把持機構
360、361 プーリ(或いはスプロケット)
Claims (7)
- プレス機械のスライドと連動してスライド側の運動体の慣性力と反対方向に作用する第1の慣性力を発生する第1の慣性力発生機構と、
スライドと連動して第2の慣性力を発生する第2の慣性力発生機構と、
第2の慣性力の発生特性を変更する調節機構と、
を有し、
第1の慣性力と第2の慣性力とを合成した慣性力を発生することを特徴とするプレス機械のダイナミックバランス装置。 - 前記第1の慣性力発生機構は、クランクシャフトの回転により往復直線運動するスライド側の運動体と反対方向に運動する対向ウェイトを含んで構成され、
前記第2の慣性力発生機構は、前記対向ウェイトの往復直線運動に連動して揺動運動するサブウェイトを含んで構成され、
前記調節機構は、前記サブウェイトの揺動運動の揺動中心位置を変更可能に構成したことを特徴とする請求項1に記載のプレス機械のダイナミックバランス装置。 - 前記第2の慣性力発生機構におけるサブウェイトの揺動運動は、
該サブウェイトを前記対向ウェイトに揺動自在に支持させると共に、
前記サブウェイトの揺動軸廻りに形成されたウォームギヤ或いはピニオンギヤと、プレス機械のフレーム側に配設されるウォームシャフト或いはラックと、を噛合させ、
前記対向ウェイトの往復直線運動を駆動源として、前記ウォームギヤ或いはピニオンギヤを、前記ウォームシャフト或いはラックに沿って回動させることによりなされる一方、
前記調節機構は、前記ウォームシャフト或いはラックと、前記ウォームギヤ或いはピニオンギヤと、の噛合する相対位置を変更することで、前記サブウェイトの揺動運動の揺動中心位置を変更することを特徴とする請求項2に記載のプレス機械のダイナミックバランス装置。 - 前記第2の慣性力発生機構におけるサブウェイトの揺動運動は、
前記サブウェイトをプレス機械のフレーム側に揺動自在に支持させると共に、
前記対向ウェイトと、前記サブウェイトと、を連結手段により連結することで、前記対向ウェイトの往復直線運動を駆動源として、前記サブウェイトを揺動させることによりなされる一方、
前記調節機構は、前記連結手段による前記対向ウェイトと前記サブウェイトとの間の連結位置を変更することで、前記サブウェイトの揺動運動の揺動中心位置を変更することを特徴とする請求項2に記載のプレス機械のダイナミックバランス装置。 - 前記連結手段が、
一端が前記対向ウェイトに回動自在に連結され、他端が前記サブウェイトに回動自在に連結されたサブウェイト揺動レバーを含んで構成され、
前記調節機構が、前記サブウェイト揺動レバーの一端の回動中心を前記対向ウェイトの往復運動方向に沿って移動可能な構成とすることで、前記連結手段による前記対向ウェイトと前記サブウェイトとの間の連結位置の変更を許容し、前記サブウェイトの揺動運動の揺動中心位置を変更することを特徴とする請求項4に記載のプレス機械のダイナミックバランス装置。 - 前記連結手段が、
プレス機械のフレーム側に回動自在に配設された一対の環状要素と、
該一対の環状要素に巻き掛けられる無端環状連続体と、
を含んで構成され、
前記一対の環状要素の一方が前記サブウェイトに略一体的に取り付けられると共に、
該無端環状連続体と、前記対向ウェイトと、を連結することで、前記対向ウェイトの往復直線運動を駆動源として前記サブウェイトを揺動させる一方、
前記調節機構が、前記無端環状連続体と前記対向ウェイトとの間の連結位置を変更することで、前記サブウェイトの揺動運動の揺動中心位置を変更することを特徴とする請求項4に記載のプレス機械のダイナミックバランス装置。 - 請求項1〜請求項6の何れか一つに記載のプレス機械のダイナミックバランス装置を備えたプレス機械。
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