JP2015119913A - 生体情報測定装置及び生体情報測定装置の制御方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】生体情報測定装置は、装着された人体の生体情報を検出する生体情報検出手段と、加速度を検出する加速度検出手段と、検出された加速度の変化に基づいて設定される複数の動作モードのうち、当該加速度の変化パターンに応じた動作モードを設定するモード設定手段(モード設定部90)と、設定された動作モードに応じた処理を実行する実行手段(実行部92)と、を備える。
【選択図】図5
Description
この特許文献1に記載の測定装置(センサノード)は、バンドが取り付けられる方形のケースと、表示装置と、脈拍センサー、温度センサー及び加速度センサーと、を備える。これらのうち、ケースの表面には、生体情報を測定する処理を実行させる測定スイッチが設けられている。このような測定装置は、各センサーによりセンシングした温度や脈拍等のデータを、無線通信により基地局に送信し、当該基地局は、インターネット等の広域ネットワークを介して遠隔地にある管理サーバーと通信し、当該管理サーバーは、基地局から収集したデータを、データベースを用いて管理する。
ここで、上記特許文献1に記載の測定装置のように、測定装置を操作するボタン(スイッチ)がケースに突設されていると、測定装置が大型化しやすい他、デザインの自由度が低下するという問題がある。一方、測定装置を操作するタッチパネルをケースに設けることが考えられるが、使用者に容易に操作させるためには、タッチパネルの操作領域を比較的大きくする必要があることから、測定装置が大型化しやすいという問題がある。
なお、生体情報としては、脈波、体温、血圧、心電図及び脳波等を例示できる。
上記第1態様によれば、測定装置を動かしたり、当該測定装置に対して所定の衝撃を加えたりすることにより、測定装置の動作モードを他の動作モードに変更でき、設定された動作モードに応じた処理を容易に実行させることができる。従って、ボタン等の入力操作に依らずに、加速度の変化パターンに応じて、実行される処理を変更できるので、測定装置の小型化を図ることができ、使用者の負担を軽減できる。一方、同じ操作(例えば連続したタップ操作)が、それぞれ異なる動作モードの設定時に実施された場合でも、設定されている動作モードに応じた処理を実行できる。更に、外部に露出するボタン等の機械機構を設けることなく上記処理を実行できるので、特別な構成を設けずとも防水性を確保でき、これにより、コスタダウンも可能である。
ここで、従来の測定装置では、上記測定スイッチの入力のように、ボタン入力等の測定開始操作が実施された場合に生体情報の検出及び測定を開始する構成であることが多い。このような構成では、測定開始操作が忘れられた場合に、測定装置が装着されているものの、生体情報の検出及び測定が実施されないという問題がある。
これに対し、上記第1態様によれば、テーブルに放置された状態から人体に装着するために測定装置が持ち上げられた場合のように、待機モードであるときに加速度が変化した場合に、モード設定手段により待機モードから検出モードに切り替えられる。これによれば、測定装置の装着時に生体情報の検出を実施でき、ひいては、当該生体報の測定を確実に実施できる。従って、生体情報の測定漏れの発生を抑制できる。
ここで、人体に装着されるウェアラブル機器では、一次電池又は二次電池から供給される電力により動作する構成が一般的であるが、機器の消費電力が大きいと、電池交換又は充電を頻繁に行う必要があり、当該機器の利便性が悪くなる。
これに対し、上記第1態様では、連続した衝撃に応じた加速度の変化が検出された場合、モード設定手段により、待機モードから省電力モードに切り替えられる。これによれば、測定装置の消費電力を低減できる。例えば、生体情報を測定しない場合には、測定装置に対して上記タップ操作を連続して行うことで、省電力モードに切り替えることができ、測定装置の消費電力を低減できる。従って、電池交換又は充電を頻繁に行う必要がなく、測定装置の利便性を向上できる。
また、省電力モードへの切り替えに際しては、連続した衝撃に応じた加速度の変化が生じる必要がある。このため、何らかの衝撃が測定装置に1回作用しただけでは、動作モードは切り替わらないので、動作モードが省電力モードに頻繁に切り替わることを抑制できる。
ここで、動作モードが測定モードである場合に、上記加速度の変化が検出されて省電力モードに切り替えられてしまうと、生体情報の測定が完了する前に省電力モードに切り替えられる可能性が生じる。そして、このような場合には、生体情報を適切に測定できなくなるおそれがある。
これに対し、上記第1態様によれば、規制手段が、測定モードから省電力モードへの切り替えを規制するので、生体情報を適切に測定できる。
上記第1態様によれば、省電力モードから、測定装置を利用可能な動作モード(例えば、上記待機モード)に簡易に切り替えることができ、生体情報の検出及び測定を容易に実施できる。従って、測定装置の操作性を向上できる他、生体情報の測定漏れの発生を抑制できる。
上記第1態様によれば、外部からの電力供給に応じて、省電力モードから通信モードに切り替えられる。ここで、外部機器との通信は消費電力が比較的大きいが、電力供給に応じて通信モードに切り替わることで、供給電力を利用して通信できる。従って、電池切れにより通信接続が遮断されることなく外部機器と通信できる。
上記第1態様によれば、モード設定手段により、通信解除モードに切り替えられると、実行手段により接続情報が削除されるので、測定装置に関連付けられた外部機器との通信を解除できる。従って、異なる外部機器との接続が可能となり、測定装置の接続先を変更できるので、当該測定装置の利便性を向上できる。
ここで、電子機器では、動作が不安定にならないように、所定期間毎にリセットすることが望ましい。しかしながら、人体に装着されて長時間利用されるウェアラブル機器においては、当該リセットのタイミングを得ることが難しい。
これに対し、外部からの電力供給が停止されたタイミング、すなわち、人体に装着されていないタイミングで、上記リセットモードを経て起動モードに切り替えられることにより、使用者に意識させずにリセット処理を実行でき、測定装置を安定して動作させることができる。また、リセット後の起動処理は、比較的大きな電力を要するが、供給された電力により充電される二次電池を有する場合には、起動処理を実行する電力が当該二次電池に蓄電されていることが想定されるので、電池切れにより起動処理が停止されてしまうことを抑制できる。
上記第2態様によれば、当該制御方法を生体情報測定装置に適用することにより、上記第1態様に係る生体情報測定装置と同様の効果を奏することができる。
上記第3態様に係る生体情報測定装置によれば、上記第1態様に係る生体情報測定装置と同様の効果を奏することができる。
以下、本発明の一実施形態について、図面に基づいて説明する。
図1は、本実施形態に係る生体情報測定装置1がクレードルCRに接続された状態を示す図である。また、図2は、生体情報測定装置1を示す斜視図である。
本実施形態に係る生体情報測定装置(以下、測定装置と略す場合がある)1は、図1に示すように、電力供給用のクレードルCRに接続されて充電された後、使用者の手首に装着され、生体情報として脈波の検出及び脈拍数の測定を行う機器である。すなわち、測定装置1は、人体に装着可能なウェアラブル機器である。
この測定装置1は、図1及び図2に示すように、外装を構成するケース2を備え、当該ケース2は、それぞれ一体的に構成された本体部21及び一対のバンド22,23と、当該バンド22,23に取り付けられるバックル24(図2)と、を有する。
一対のバンド22,23は、本体部21の長手方向における一端及び他端から互いに反対方向に延出している。
バックル24は、測定装置1が手首に装着された際にバンド22,23を固定する、いわゆるDバックルと呼ばれる中留めである。
測定装置1は、上記ケース2の他、図3に示すように、当該ケース2にそれぞれ設けられる報知手段3、検出手段4、充電手段5、通信手段6、記憶手段7及び制御手段8と、当該測定装置1の構成部品に電力を供給する二次電池(図示省略)とを有し、これら各手段3〜8は、バスBによって電気的に接続されている。
報知手段3は、測定装置1の操作状態及び動作状態を報知するものであり、表示部31及び振動部32を有する。
これらのうち、振動部32は、後述する報知制御部82により制御されるモーターを有し、当該モーターの駆動によって生じる振動により、当該測定装置1の状態を通知する。
図4は、表示部31を示す平面図である。
表示部31は、図4に示すように、本体部21の長手方向に沿って配列された5つのLED(Light Emitting Diode)311〜315を有し、報知制御部82による制御の下、当該LED311〜315の点灯(点滅を含む)及び消灯によって測定装置1の状態を表示する。例えば、表示部31は、上記タップ操作が行われる毎に、LEDを1つずつ消灯状態から点灯状態に切り替えることで、タップ操作の回数(以下、タップ回数という場合がある)を表示する。また、表示部31は、動作モードが後述する起動モードM6(図6参照)に切り替えられた際には、上記LED311〜315のうち点灯するLEDを、LED311から順に切り替えることで、測定装置1が起動処理中であることを示す。
検出手段4は、それぞれ本発明の生体情報検出手段及び加速度検出手段としての生体情報検出部41及び加速度検出部42を有する。
生体情報検出部41は、測定装置1を装着した使用者の生体情報を検出する。本実施形態では、生体情報検出部41は、生体情報としての脈波を検出する脈波検出手段であり、ケース2の裏面部21B(人体に対向する部位)に露出している。
このような生体情報検出部41は、例えばLED等の発光素子と、フォトダイオード等の受光素子とを備えた光電センサーを有する。この光電センサーは、測定装置1が手首に装着された状態で、発光素子から生体に向かって光を照射させ、生体の血管を経由して到来する光を受光素子により受光する際の光量変化を検出することで、脈波を検出する。つまり、生体に照射された光は、血管で部分的に吸収されるが、この血管での吸収率は拍動の影響で変化し、受光素子に到達する光量が変化する。そして、後述する実行部92が、受光素子で検出した光量の時間変化、つまり脈波を分析することで、脈拍数(単位時間当たりの脈拍数)を測定できる。
なお、本実施形態では、脈波検出手段である生体情報検出部41は、上記光電センサーを有する構成とされているが、例えば、超音波により血管の収縮を検出して脈拍数を計測する超音波センサーを有する構成としてもよく、電極から微弱電流を体内に流して脈拍を検出するセンサーや圧電素子等を有する構成としてもよい。
ここで、測定装置1が手首に装着された状態で手首を振る動作又は回転させる動作が使用者により行われた場合に検出される加速度値の変化パターンと、測定装置1に対してタップ操作が行われた場合に検出される加速度値の変化パターンとは異なる。このため、当該パターンを判定することにより、測定装置1に対してタップ操作が行われたか否かを判定できる。
なお、加速度検出部42は、当該加速度検出部42自身によりタップ操作が実施されたか否かを判定し、当該タップ操作が行われたと判定すると、割込信号を制御手段8に出力するタップ操作検出機能を有する構成としてもよい。また、加速度検出部42で検出された加速度値は、脈波検出手段である生体情報検出部41で検出された脈波信号に重畳された体動に起因するノイズを低減する処理に用いることもできる。
充電手段5は、充電回路により構成され、ケース2外に露出した端子(図示省略)を介して上記クレードルCRからの供給電力により、上記二次電池を充電する。この充電手段5は、当該端子に供給される電圧を検出する供給検出部51を有し、当該充電手段5は、外部からの電力供給の有無を通知する通知信号を、後述する制御手段8に出力する。このため、制御手段8は、当該通知信号に基づいて、測定装置1に対する電力供給が行われているか否か、すなわち、測定装置1とクレードルCRとが接続されているか否かを判定できる。
通信手段6は、後述する通信制御部83による制御の下、外部機器と通信するモジュールである。本実施形態では、通信手段6は、外部機器と無線で通信するモジュール(例えば、IEEE802.15規格等の近距離無線通信規格に準拠したモジュール)により構成されているが、外部機器と有線で通信するモジュールであってもよい。更には、通信手段6は、外部機器と無線及び有線のそれぞれで通信可能なモジュールであってもよい。
記憶手段7は、測定装置1の動作に必要なプログラム及びデータを記憶している。このようなプログラムとして、記憶手段7は、後述するモード設定処理を制御手段8に実行させるプログラムを記憶している。また、当該データとして、記憶手段7は、通信手段6を介して上記外部機器と通信接続するための接続情報を記憶する。更に、記憶手段7は、制御手段8による制御の下、上記検出手段4による検出結果を記憶する。このような記憶手段7は、フラッシュメモリー等の不揮発性の半導体メモリーにより構成できる。
図5は、制御手段8の構成を示すブロック図である。
制御手段8は、制御回路により構成され、測定装置1の動作を制御する。すなわち、制御手段8は、測定装置1の動作を自律的に制御する。この他、制御手段8は、測定装置1に対する操作及び測定装置1の状態に応じて動作モードを変更し、当該動作モードに応じた処理を実行する。
このような制御手段8は、記憶手段7に記憶されたプログラムを上記制御回路が実行することにより、図5に示すように、計時部81、報知制御部82、通信制御部83、測定可否判定部84、給電状態判定部85、操作判定部86、計数部87、回数初期化部88、回数判定部89、モード設定部90、規制部91及び実行部92として機能する各機能部を有する。
報知制御部82は、表示部31を制御して、測定装置1の動作状態、及び、後述する計数部87により計数されるタップ回数等を表示する。また、報知制御部82は、振動部32を制御して上記振動を発生させる。
通信制御部83は、測定装置1の動作モードが外部機器と通信可能なモードである場合に、通信手段6を介して外部機器と通信する。この際、通信制御部83は、記憶手段7に記憶された上記接続情報に基づいて、測定装置1に関連付けられた外部機器と通信する。
給電状態判定部85は、充電手段5から入力される通知信号に基づいて、クレードルCRから電力が供給されているか否か、換言すると、測定装置1とクレードルCRとが接続されているか否かを判定する。
また、操作判定部86は、測定装置1に対するタップ操作による連続した衝撃に応じた加速度値の変化が生じたか否か、或いは、タップ操作に伴う上記割込信号が入力されたか否かを判定することで、当該タップ操作が行われたか否かを判定する第2判定処理を実行する。
回数初期化部88は、操作判定部86により最後にタップ操作が行われたと判定されてから所定時間が経過した場合に、計数部87により計数されているタップ回数を初期化する。この他、回数初期化部88は、タップ回数が所定回数(本実施形態では5回)に達した場合にも、当該タップ回数を初期化する。
回数判定部89は、計数部87により計数されているタップ回数が上記所定回数に達したか否かを判定する。
モード設定部90は、測定可否判定部84、給電状態判定部85、操作判定部86及び回数判定部89による判定結果に基づいて、測定装置1の現在の動作モードを設定する。このモード設定部90により設定される動作モードについては、後に詳述する。
規制部91は、ある条件下で、モード設定部90による動作モードの切替を規制する。
実行部92は、モード設定部90により設定された現在の動作モードに応じた処理を実行する。
図6は、測定装置1の動作モードの遷移を示す図である。
以下、図6を参照して、測定装置1の動作モード及び遷移について説明する。
待機モードM1は、生体情報検出部41による生体情報の検出及び測定を待機する動作モードであり、例えば、人体に装着されておらず、測定装置1に動きがないことが想定される場合(検出される加速度値が所定期間一定である場合)に設定される動作モードである。本実施形態における待機モードM1では、通信手段6の通信機能、及び、生体情報検出部41の検出機能は無効化されるが、加速度検出部42による測定装置1の動き及びタップ操作の検出機能は有効である。すなわち、待機モードM1では、操作判定部86による上記第1及び上記第2判定処理は実行される。
動作モードが待機モードM1である場合に、上記操作判定部86により加速度に変化があったと判定されると、当該加速度の変化パターンに基づいて、モード設定部90が、現在の動作モードを試行モードM2に切り替える。
この試行モードM2は、生体情報検出部41により生体情報の検出を試行するモードであり、本発明の検出モードに相当する。本実施形態における試行モードM2では、上記通信手段6の通信機能は無効化されているものの、各検出部41,42による検出機能は有効である。本実施形態における試行モードM2では、実行部92による制御の下、生体情報検出部41が脈波の検出を実行し、測定可否判定部84が、当該脈波に基づく脈拍の測定を実施できるか否かを判定する。
なお、現在の動作モードが試行モードM2である間、すなわち、測定可否判定部84による判定処理が実行されている間は、報知制御部82が、図7に示すように、表示部31における一方から他方に、また、他方から一方に点灯及び消灯が順次切り替わるように、青色光を発光するLED311〜314の点灯状態を制御する。この際、本実施形態では、橙色光を発光するLED315は消灯されたままとなっているが、これに限らず、全てのLED311〜315を順次点灯させてもよい。
上記試行モードM2に切り替わり、脈波の検出判定処理が実行されてから試行時間(本実施形態では5分間)が経過しても当該脈波を検出できない場合、すなわち、上記測定可否判定部84によって生体情報の検出が不可能であると判定された場合には、図6に示すように、モード設定部90が、現在の動作モードをエラー表示モードM3に切り替える。
このエラー表示モードM3は、脈波が検出できなかった旨を示す動作モードである。本実施形態におけるエラー表示モードM3では、上記待機モードM1と同様に、通信手段6の通信機能、及び、生体情報検出部41の検出機能は無効化される一方で、加速度検出部42の検出機能は有効である。
一方、上記試行時間内に脈波が検出され、測定可否判定部84によって生体情報の測定が可能であると判定されると、モード設定部90が、現在の動作モードを測定モードM4に切り替える。
この測定モードM4は、実行部92が、生体情報検出部41により検出される脈波を分析して脈拍(単位時間当たりの脈拍数)を測定し、当該脈拍を記憶手段7に記憶する動作モードである。本実施形態における測定モードM4では、通信手段6の通信機能、及び、各検出部41,42の検出機能は有効である。このため、実行部92は、測定結果をリアルタイムで外部機器に送信可能である。
また、図示を省略するが、測定モードM4に遷移される際には、実行部92による制御の下、報知制御部82によりLED311〜315の全てが所定回数(例えば2回)点滅される。これにより、脈拍数の測定が開始されたことが使用者に報知される。
動作モードが上記モードM1〜M3を包含する測定待機モードであるときに、操作判定部86によって衝撃に応じた加速度の変化(タップ操作に応じた加速度の変化)が生じたと判定され、回数判定部89によって当該衝撃に応じた加速度の変化回数、すなわち、上記タップ回数が上記所定回数(5回)に達したと判定されると、モード設定部90は、現在の動作モードを省電力モードM5に切り替える。
この省電力モードM5は、所定の機能を無効にして、測定装置1の電力消費を抑制し、消費電力を低減させる動作モードである。本実施形態における省電力モードM5では、通信手段6の通信機能、生体情報検出部41の検出機能、及び、加速度検出部42による測定装置1の動きの検出機能が無効化される。このため、省電力モードM5では、操作判定部86による上記第1判定処理は実行されないが、上記第2判定処理は実行される。
すなわち、本実施形態に係る測定装置1では、モード設定部90により待機モードM1が設定されている場合に、加速度検出部42によって或る加速度変化(所定期間一定であった加速度が変化する加速度変化)が検出されると、実行部92が、所定の処理として上記試行モードM2に応じた処理を実行し、また、当該加速度変化とは異なる他の加速度変化(連続した5回のタップ操作に応じた加速度変化)が検出されると、実行部92が、所定の処理として省電力モードM5に応じた処理を実行する。
なお、計数部87により計数されるタップ回数は、報知制御部82により制御されるLED311〜315の点灯/消灯状態によって使用者に報知される。具体的に、タップ回数が「0」から「1」になった場合には、図8に示すように、上記LED311〜315の全てが消灯している状態(タップ回数が「0」である状態)から、LED311のみが点灯される。また、タップ回数が「2」になった場合には、LED311,312が点灯され、LED313〜315が消灯された状態となる。以降、タップ回数が繰り上がるごとに、LED313〜315が順次点灯される。
また、タップ回数が上記所定回数(5回)に達して、動作モードが省電力モードM5に切り替えられた場合も、当該タップ回数は、回数初期化部88によって初期化される。
省電力モードM5への遷移時には、報知制御部82が、図9に示すように、LED311から順にLED311〜315を点灯させる。すなわち、上記のタップ回数の表示が行われた後、まず、LED311〜315の全てが消灯される。そして、点灯するLEDが、LED311〜315に順次切り替わり、最後に点灯したLED315が消灯した後、動作モードが省電力モードM5に切り替わる。このような表示により、省電力モードM5への遷移中であること、及び、当該省電力モードM5に切り替わったことが、使用者に報知される。
動作モードが省電力モードM5であるときに、当該省電力モードM5への変更時と同様のタップ操作が行われ、回数判定部89によってタップ回数が上記所定回数に達したと判定されると、モード設定部90は、図6に示すように、現在の動作モードを起動モードM6に切り替える。なお、省電力モードM5でタップ操作が行われた場合でも、報知制御部82により、タップ回数に応じた表示(LED311〜315の点灯)が実行される。
この起動モードM6は、実行部92が測定装置1を起動させる起動処理を実行する動作モードである。なお、起動処理の進捗状況は、図9と同様のLED311〜315の点灯によって報知される。しかしながら、動作モードが省電力モードM5に切り替えられる場合の処理量より、起動モードM6に切り替えられる場合の処理量の方が多いため、LED311〜315の点灯遷移は、動作モードが省電力モードM5に切り替えられる場合の点灯遷移より遅く進行する。
そして、起動処理が完了すると、モード設定部90は、動作モードを上記待機モードM1に切り替える。
一方、動作モードが上記モードM1〜M5であるときに、給電状態判定部85によって、クレードルCRからの電力供給が検出され、測定装置1と当該クレードルCRとが接続されていると判定されると、モード設定部90は、現在の動作モードを充電モードM7に切り替える。
この充電モードM7は、充電手段5がクレードルCRからの供給電力により二次電池を充電する動作モードである。本実施形態における充電モードM7では、生体情報検出部41の検出機能、及び、加速度検出部42による測定装置1の動きの検出機能は無効となる。すなわち、充電モードM7では、操作判定部86による上記第1判定処理は実行されないものの、上記第2判定処理は実行される。一方、当該充電モードM7では、通信手段6の通信機能は有効である。このため、充電モードM7は、外部機器との通信が可能な本発明の通信モードに相当する。
図示を省略するが、二次電池が充電中である場合には、LED311〜314が消灯され、LED315が点灯される。また、二次電池の充電が終了した場合には、LED311が点灯され、LED312〜315が消灯される。一方、何らかの不具合により二次電池が充電できない場合には、LED311〜314が消灯され、LED315のみ点滅される。
動作モードが充電モードM7であるときに、上記待機モードM1から省電力モードM5への切替時と同様のタップ操作が行われ、回数判定部89によってタップ回数が上記所定回数に達したと判定されると、モード設定部90は、現在の動作モードを通信解除モードM8に切り替える。なお、充電モードM7で上記タップ操作が行われた場合も、報知制御部82によってタップ回数に応じた表示(LED311〜315の点灯)が実行される。
この通信解除モードM8は、記憶手段7に記憶された接続情報を消去し、測定装置1に関連付けられた外部機器との接続を解除する動作モードである。本実施形態における通信解除モードM8では、通信手段6の通信機能、及び、各検出部41,42の検出機能は無効化される。
動作モードが通信解除モードM8である場合、実行部92による制御の下、報知制御部82が、当該通信解除モードM8での処理の進捗状況をLED311〜315の点灯状態によって報知する。
具体的に、報知制御部82が、図10に示すように、LED311〜315を消灯させた後、点灯するLEDを、LED315からLED311に向けて順に切り替える。このような表示により、上記接続情報の削除及び通信接続の解除が行われていることが、使用者に報知される。
そして、通信解除モードM8で実行される処理が終了すると、モード設定部90により、動作モードが充電モードに切り替えられる。
動作モードが充電モードM7であり、通信手段6を介して外部機器と接続されているときに、当該外部機器から更新プログラムが受信された場合には、モード設定部90は、図6に示すように、現在の動作モードを更新モードM9に切り替える。
この更新モードM9は、実行部92が、受信された更新プログラムにより、記憶手段7に記憶されているプログラムを更新する動作モードである。本実施形態における更新モードM9では、通信手段6の通信機能、及び、各検出部41,42の検出機能は無効化される。
動作モードが更新モードM9に切り替えられた場合、実行部92による制御の下、報知制御部82が、当該更新モードM9での処理の進捗状況をLED311〜315の点灯状態によって報知する。
具体的に、報知制御部82が、図11に示すように、LED311〜315を消灯させた後、上記進捗状況に応じて、LED311からLED315に向けて、LED311〜315を順に点灯させる。このような表示により、プログラム(ファームウェア)の更新処理が行われていることが、使用者に報知される。
そして、更新モードM9でのプログラムの更新処理が終了すると、モード設定部90により、動作モードが起動モードM6に切り替えられ、当該起動モードM6を経て、上記待機モードM1に切り替えられる。
一方、動作モードが充電モードM7であるときに、測定装置1がクレードルCRから取り外された場合(クレードルCRからの給電が停止された場合)には、モード設定部90は、図6に示すように、現在の動作モードをリセットモードM10に切り替える。
このリセットモードM10は、実行部92が、測定装置1全体のリセット処理(システムリセット)を実行する動作モードである。
このリセット処理が完了すると、モード設定部90は、動作モードを上記起動モードM6に切り替え、当該起動モードM6での起動処理が完了されると、当該動作モードは、上記待機モードM1に切り替えられる。
モード設定部90は、測定装置1に対する操作及び当該測定装置1の状態に応じて、上記モードM1〜M10だけでなく他のモードに動作モードを切り替える。
例えば、モード設定部90は、二次電池の電池電圧が第1閾値以下となると、動作モードをシャットダウンモードに切り替える。このシャットダウンモードは、実行部92が、通信手段6及び各検出部41,42の機能を停止させる動作モードである。本実施形態におけるシャットダウンモードでは、実行部92の制御の下、報知制御部82が、LED311〜314を消灯させ、LED315を所定時間(例えば30秒間)点滅させる。
なお、動作モードがシャットダウンモード及び電池保護モードのいずれかである場合に、測定装置1がクレードルCRに接続され、当該クレードルCRからの給電が検出されると、モード設定部90は、動作モードを充電モードに切り替える。
このようなイベントとして、例えば、外部機器にて電子メールが受信された場合、予め設定された報知時刻(アラーム時刻)に現在時刻が達した場合、及び、外部機器である多機能携帯電話に電話がかかってきた場合等が挙げられる。
そして、イベント通知モードでの表示処理が行われた後、モード設定部90は、動作モードを切替前のモードである通信モードに切り替える。
図12〜図14は、制御手段8により実行されるモード設定処理を示すフローチャートである。
制御手段8は、図12〜図14に示す第1〜第3モード設定処理を実行することで、上記モード設定部90が、動作モードを設定する。
以下、各モード設定処理について説明する。
制御手段8は、現在の動作モードが上記モードM1〜M4のいずれかである場合に、図12に示す第1モード設定処理を実行して、動作モードを設定する。
この第1モード設定処理では、まず、給電状態判定部85による判定結果に基づいて、測定装置1がクレードルCRに接続されたか否かが判定される(ステップSA1)。ここで、測定装置1はクレードルCRに接続されていないと判定されると、制御手段8は、処理をステップSA1に戻す。
この後、制御手段8により、外部機器から更新プログラムが受信されたか否かが判定される(ステップSA3)。
このステップSA3の判定処理にて、更新プログラムが受信されたと判定されると、モード設定部90が、現在の動作モードを更新モードM9に切り替える(ステップSA4)。この更新モードでの処理が実行部92により実行されると、制御手段8は、処理をステップSA7に移行する。
一方、ステップSA5の判定処理にて、測定装置1がクレードルCRから取り外されたと判定されると、モード設定部90は、現在の動作モードをリセットモードM10に切り替える(ステップSA6)。このステップSA6での実行部92によるリセット処理が完了されると、制御手段8は、処理をステップSA7に移行する。
そして、起動モードM6での起動処理が完了されると、モード設定部90は、現在の動作モードを更に待機モードM1に切り替える(ステップSA8)。
このように、現在の動作モードが待機モードM1に切り替えられると、上記第1モード設定処理が再度実行される。
制御手段8は、現在の動作モードが待機モードM1である場合には、上記第1モード設定処理とともに、図13に示す第2モード設定処理を実行して、動作モードを設定する。
この第2モード設定処理では、まず、操作判定部86による検出結果に基づいて、加速度値が変化したか否かが判定される(ステップSB1)。ここで、加速度値に変化はないと判定されると、制御手段8は、処理をステップSB1に戻す。
一方、加速度値に変化が生じたと判定されると、モード設定部90は、現在の動作モードを試行モードM2に切り替える(ステップSB2)。
このステップSB2の後、測定可否判定部84が、生体情報を検出したか否か、すなわち、生体情報の測定が可能か否かを判定する(ステップSB3)。この判定処理は、上記試行期間の間、繰り返し実行される。
一方、生体情報の測定が可能であると判定されると、モード設定部90が、現在の動作モードを測定モードM4に切り替え、実行部92による生体情報の分析及び記録が実行される(ステップSB5)。
一方、測定装置1が当該所定時間未装着であると判定された場合には、制御手段8は、処理をステップSB7に移行する。
ステップSB7では、モード設定部90が、現在の動作モードを待機モードM1に切り替える(ステップSB7)。
このようにして現在の動作モードが待機モードM1に切り替えられると、上記第1モード設定処理と同様に、第2モード設定処理が再度実行される。
制御手段8は、操作判定部86により上記タップ操作が行われたと判定された場合に、図14に示す第3モード設定処理を実行する。この第3モード設定処理は、現在の動作モードがシャットダウンモード及び電池保護モードとは異なる動作モードである場合に実行される。
この第3モード設定処理では、まず、回数判定部89により、タップ回数が上記所定回数に達したか否かが判定される(ステップSC1)。ここで、タップ回数が当該所定回数に達していないと判定されると、制御手段8は、処理をステップSC1に戻す。
このステップSC2の判定処理にて、現在の動作モードが充電モードM7であると判定されると、モード設定部90が、現在の動作モードを通信解除モードM8に切り替える(ステップSC3)。
そして、通信解除モードM8での処理が完了されると、モード設定部90が、動作モードを充電モードM7に切り替える(ステップSC4)。
このステップSC4の後、制御手段8は、第3モード設定処理を終了する。
このステップSC5の判定処理にて、現在の動作モードが省電力モードM5であると判定されると、モード設定部90が、動作モードを起動モードM6に切り替える(ステップSC6)。
そして、起動モードM6での起動処理が完了されると、モード設定部90が、動作モードを待機モードM1に切り替える(ステップSC7)。
このステップSC7の後、制御手段8は、第3モード設定処理を終了する。
ここで、現在の動作モードが測定モードM4であると判定されると、規制部91により、測定モードM4から省電力モードM5への変更は規制されることから、制御手段8は、第3モード設定処理を終了する。
ここで、現在の動作モードが上記測定待機モードであると判定されると、モード設定部90は、現在の動作モードを省電力モードに切り替える(ステップSC10)。この後、制御手段8は、第3モード設定処理を終了する。
一方、現在の動作モードが上記測定待機モードでないと判定されると、動作モードは変更されずに、制御手段8が、第3モード設定処理を終了する。
このようにして、測定装置1の動作モードが設定される。
以上説明した本実施形態に係る測定装置1によれば、以下の効果がある。
モード設定部90は、加速度検出部42により検出される加速度値の変化パターンに基づいて、現在の動作モードを待機モードM1から試行モードM2及び省電力モードM5のいずれかに切り替え、実行部92は、設定された動作モードに応じた処理を実行する。すなわち、モード設定部90は、加速度値が所定時間一定であった後に変化したことが検出されると、現在の動作モードを試行モードM2に切り替え、上記所定回数のタップ操作による連続した衝撃に応じた加速度値の変化が検出されると、現在の動作モードを省電力モードM5に切り替える。これによれば、動作モードが待機モードM1である測定装置1を動かすことで、試行モードM2に簡易に切り替えることができ、当該測定装置1に対して上記所定回数のタップ操作を行うことにより、省電力モードM5に簡易に切り替えることができ、各モードM2,M5に応じた処理を実行部92に実行させることができる。このため、ボタン等に対する入力操作に依らずに、加速度の変化パターンに応じて、実行される処理を変更できる。従って、測定装置1の小型化を図ることができ、当該測定装置1を装着する使用者の負担を軽減できる。
また、同じ操作(例えば、連続したタップ操作)が、それぞれ異なる動作モードの設定時に実施された場合でも、現在の動作モード、及び、検出された加速度の変化パターンに応じた処理を実行できる。更に、外部に露出するボタン等の機械機構を設けることなく上記処理を実行できるので、特別な構成を設けずとも防水性を確保でき、これにより、コスタダウンも可能である。
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
上記実施形態では、モード設定部90は、現在の動作モードが待機モードM1であるときに、加速度値が変化した場合(すなわち、所定期間一定であった加速度値が変化する変化パターンである場合)に、当該動作モードを試行モードM2に切り替えるとした。また、当該モード設定部90は、現在の動作モードが待機モードM1、試行モードM2及びエラー表示モードM3のいずれかであるときに、検出された加速度値の変化パターンが、タップ操作による連続した衝撃に応じた加速度値の変化パターンである場合に、当該動作モードを省電力モードM5に切り替えるとした。しかしながら、本発明はこれに限らない。すなわち、モード設定部90による切替前の動作モードは、待機モードM1に限らず、他の動作モードでもよい。
加えて、省電力モードM5に切り替えられる際の加速度の変化パターンは、5回のタップ操作に応じた衝撃に基づく加速度の変化パターンに限らず、他の変化パターンでもよく、動作モードを切り替えるタップ操作の回数は5回未満でも6回以上でもよい。例えば、単位時間当たりのタップ回数やタップ操作の周期に応じて、切り替えられる動作モード及び実行される処理を分けてもよい。
具体的に、上記測定装置1では、表示部31を構成し、かつ、点灯/消灯によりタップ回数を示すLEDの数は5とされており、正面部21Aの長手方向に沿って配列される5つのLED311〜315を往復点灯させることで、最大10回のタップ回数を表示可能である。しかしながら、11回以上のタップ回数を表示しようとすると、2回以上の往復点灯を行う必要があり、使用者がタップ回数を把握しづらくなる。一方、上記配置部位を大きくして、表示部を大きくする(LEDの数を増やす)ことが考えられるが、この場合には、ウェアラブル機器が大きくなる。従って、ウェアラブル機器の小型化と、表示されるタップ回数の分かりやすさとのバランスを考慮すると、動作モードの切り替えを実行させるタップ回数の上限は10回であることが好ましい。
なお、タップ回数によって、実行される処理を異ならせてもよい。例えば、連続したタップ回数が5回に達した場合には、測定装置1の状態に応じて上記省電力モードM5又は通信解除モードM8に切り替え、連続したタップ回数が10回に達した場合には、リセットモードM10に切り替えるように構成してもよい。
上記試行時間及び上記各所定時間も、適宜変更可能である。
上記実施形態では、測定装置1は、生体情報として使用者の脈波を検出し、当該脈波を分析することで、脈拍を測定するとした。しかしながら、本発明はこれに限らない。すなわち、本発明の測定装置は、体温、血圧、心電図及び脳波等の他の生体情報を検出及び測定する測定装置であってもよい。
また、測定装置1は、使用者の手首に装着される腕時計型のウェアラブル機器として構成されていたが、本発明はこれに限らない。すなわち、測定装置1が装着される人体の部位は、手首に限らず、例えば足首等、他の部位でもよい。
Claims (10)
- 装着された人体の生体情報を検出する生体情報検出手段と、
加速度を検出する加速度検出手段と、
検出された前記加速度の変化に基づいて設定される複数の動作モードのうち、当該加速度の変化パターンに応じた動作モードを設定するモード設定手段と、
設定された前記動作モードに応じた処理を実行する実行手段と、を備えることを特徴とする生体情報測定装置。 - 請求項1に記載の生体情報測定装置において、
前記モード設定手段は、動作モードが前記生体情報検出手段による前記生体情報の検出を待機する待機モードであるときに、前記加速度が変化すると、前記生体情報を検出する検出モードに切り替えることを特徴とする生体情報測定装置。 - 請求項1又は請求項2に記載の生体情報測定装置において、
前記モード設定手段は、動作モードが前記生体情報検出手段による前記生体情報の検出を待機する待機モードであるときに、連続した衝撃に応じた前記加速度の変化が検出されると、前記待機モードの消費電力よりも消費電力を低減させる省電力モードに切り替えることを特徴とする生体情報測定装置。 - 請求項3に記載の生体情報測定装置において、
動作モードが、前記生体情報を測定する測定モードであるときに、前記モード設定手段によって前記省電力モードが設定されることを規制する規制手段を備えることを特徴とする生体情報測定装置。 - 請求項3又は請求項4に記載の生体情報測定装置において、
前記モード設定手段は、動作モードが前記省電力モードであるときに、前記連続した衝撃に応じた前記加速度の変化が検出されると、前記省電力モードを解除することを特徴とする生体情報測定装置。 - 請求項3から請求項5のいずれかに記載の生体情報測定装置において、
外部機器と通信する通信手段を備え、
前記モード設定手段は、動作モードが前記省電力モードであるときに、外部から電力が供給されると、前記通信手段を介して前記外部機器と通信可能な通信モードに切り替えることを特徴とする生体情報測定装置。 - 請求項6に記載の生体情報測定装置において、
前記モード設定手段は、外部から電力が供給されているときに、前記連続した衝撃に応じた前記加速度の変化が検出されると、前記外部機器との通信を解除する通信解除モードに切り替え、前記実行手段は、予め記憶された前記外部機器との接続情報を削除することを特徴とする生体情報測定装置。 - 請求項6又は請求項7に記載の生体情報測定装置において、
前記モード設定手段は、外部からの電力供給が停止されると、リセットモードに切り替えて前記実行手段に当該生体情報測定装置をリセットさせた後、当該生体情報測定装置を起動させる起動モードに切り替えることを特徴とする生体情報測定装置。 - 人体に装着されて、生体情報を測定する生体情報測定装置の制御方法であって、
加速度を検出し、
検出された前記加速度の変化に基づいて設定される複数の動作モードのうち、当該加速度の変化パターンに応じた動作モードを設定し、
設定された動作モードに応じた処理を実行することを特徴とする生体情報測定装置の制御方法。 - 装着された人体の生体情報を検出する生体情報検出手段と、
加速度を検出する加速度検出手段と、
検出された前記加速度の変化に基づいて動作モードを設定するモード設定手段と、
設定された前記動作モードにおいて、前記加速度検出手段により所定の加速度変化が検出されると、所定の処理を実行する実行手段と、を備えることを特徴とする生体情報測定装置。
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